JP4223838B2 - 椅子式マッサージ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の背もたれ部内に配置された4つのマッサージ体によって人体の背中をマッサージする椅子式マッサージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、椅子の背もたれ部内に配置された4つのマッサージ体によって人体の背中をマッサージする椅子式マッサージ装置が公知である(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−237257号公報(第3頁右欄0012段落の記載及び図1参照)
【特許文献2】
特開2003−38591号公報(第9頁左欄0043段落の記載及び図12参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のマッサージ装置は、4つのマッサージ体にマッサージ動作を付与する機構を椅子の背もたれ部の上下方向に直線状に伸びるガイドレールに沿って移動させているため、4つのマッサージ体の全てを、身長や体型が異なる不特定多数の人体の背中に、均等に追従密接させることができないという欠点があった。
また、特許文献1は、4つのマッサージ体を上下両端部に装着している左右一対の揺動アームをレバーの先端に回動可能に支持し、該レバーを左右に揺動させたり、前後に往復回動させ、このレバーを介して揺動アームに間接的にマッサージ動作を伝達させているため、マッサージ動作を付与する機構がレバーの設置スペースやレバーの挙動空間分だけ大型複雑化し、大きく広い設置スペースを椅子の背もたれ部内に確保しなければならないため、背もたれ部が大型化及び大重量化する欠点があり、また、機構が複雑化するため、部品点数の増加及び組み込み手数の増加に伴って製造コストも増大する等の欠点があった。
【0005】
更に、特許文献1は、揉み・叩き・これらの複合の3通りのマッサージ動作を付与できるが、左右のマッサージ体の位相を同位相と逆位相に切り替えて付与する機能は備えていないため、多様なマッサージ動作を付与させることができない欠点があった。
また、特許文献2は、特許文献1におけるレバーを省略している点でマッサージ動作付与機構が大型複雑化する等の欠点を解消しているが、ガイドレールとして直線状のものを使用しているため、4つのマッサージ体の全てを、身長や体型が異なる不特定多数の人体の背中に、均等に追従密接させることができない点で問題が残されていた。
【0006】
また、特許文献2は、1つのモータのみで揺動アームに貫通配置された回転軸を正逆回転させ、該回転軸上に半回転クラッチ機構を設け、モータを正転させて揉みマッサージ動作を付与し、モータを低速で逆転させてスイングマッサージ動作を付与し、モータを高速で逆転させて叩きマッサージ動作を付与しているが、緩い速度で叩きマッサージ動作を付与することができない等、多様なマッサージ動作を付与することができない点で問題が残されていた。
本発明は、従来技術の前記問題点等に鑑みて開発されたもので、その目的とするところは、4つのマッサージ体を、身長や体型等の異なる不特定多数の対象者の背中に、均等に追従密接させることができ、かつ、多様なマッサージ動作を付与できる椅子式マッサージ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明にかかる椅子式マッサージ装置は、座席部及び背もたれ部を備えた椅子の背もたれ部内に、4つのマッサージ体をマッサージ動作付与機構と共に背もたれ部の厚さ方向に略S字形に湾曲する曲線状ガイドレールに沿って昇降動作付与機構を介して昇降動作可能に設置し、かつ、前記マッサージ体を人体の背中に追従接触させるため、前記マッサージ動作付与機構に対して、背もたれ部の厚さ方向に出退可能に支持するための追従接触用支持機構を具備させたものである。
【0008】
本発明の上記構成によれば、4つのマッサージ体を、身長や体型等の異なる不特定多数の対象者の背中に、均等に追従密接させて効率良く効果的にマッサージ動作を付与することができる。
また、本発明の前記マッサージ体は、左右方向に水平に配置された第1回転軸上の傾斜カム機構の回りで揺動可能に支持された左右の揺動アームの上下両端部に取付けられており、前記マッサージ動作付与機構は、第1駆動体により前記第1回転軸及び傾斜カム機構を経由して前記揺動アームの上下両端部の前記マッサージ体に揉みマッサージ動作を付与する第1動作機構と、第2駆動体により第2回転軸、クランク機構及び連結杆を経由して前記揺動アームの上下両端部のマッサージ体に叩きマッサージ動作を付与する第2動作機構とで構成されていることを特徴としている。
【0009】
本発明の上記構成によれば、第1動作機構と第2動作機構とを単独で操作する場合だけではなく、同時に操作することもでき、マッサージ対象者の背中を4つのマッサージ体で揉み、叩き、それらの同時操作で多様なマッサージ動作を付与することができる。
また、本発明の前記追従接触用支持機構は、前記第2動作機構を前記第1回転軸に直交する方向に移動自在に支持する構成とされていることを特徴としている。
【0010】
本発明の上記構成によれば、人体でマッサージ体を押圧すると、揺動アームが第1回転軸の回りで回動し、この揺動アームに連結されている第2動作機構が第1回転軸と直交する方向に移動するので、マッサージ体が人体に追従接触することになる。
また、本発明の前記第1,第2動作機構は、椅子の背もたれ部の厚さ方向に関してオーバーラップして配置されていることを特徴としている。
本発明の上記構成によれば、マッサージ動作付与機構の上下方向寸法を小さくすることができ、コンパクト化が図れる。
【0011】
また、本発明は、前記第2駆動体が、前記第1回転軸の背もたれ背面側に配設され、前記第2回転軸と前記第1駆動体とが第1回転軸を挟んで上下両側に配設されていることを特徴としている。
本発明の上記構成によれば、マッサージ動作付与機構の厚さ寸法を小さくすることができ、コンパクト化が図れる。
また、本発明は、前記第1駆動体及び前記第2駆動体が前記左右揺動アームの左右間に配設されていることを特徴としている。
【0012】
本発明の上記構成によれば、マッサージ動作付与機構の左右方向の寸法を小さくすることができ、コンパクト化が図れる。
また、本発明の椅子式マッサージ装置は、座席部及び背もたれ部を備えた椅子と、該背もたれ部内の両側に上下方向に向けて延設され、途中が背もたれ部の厚さ方向に略S字形に湾曲する曲線状ガイドレールと、該曲線状ガイドレール間に昇降可能に架設された昇降フレームと、該昇降フレームを前記背もたれ部の上下方向に昇降動作させるために前記背もたれ部内に設置された昇降動作付与機構と、前記昇降フレームに搭載されたマッサージ動作付与機構とを具備し、前記マッサージ動作付与機構は、前記昇降フレームの左右方向に架設された第1回転軸と、該第1回転軸を回転駆動させるために昇降フレームに設置された第1駆動体と、前記第1回転軸に上下方向中央部を相対回転自在に支持された左右一対の揺動アームと、該揺動アームの上端部及び下端部にそれぞれ取り付けられたマッサージ体と、前記第1回転軸と揺動アームとの間に設置され、該第1回転軸の回転に伴って左右各揺動アームの上端部及び下端部を左右方向に互いに逆向きに揺動させる傾斜カム機構と、前記揺動アームが前記第1回転軸の回転に伴って連れ回りするのを規制し、かつ、前記揺動アームの左右方向への揺動運動を許容するように前記揺動アームに係合された振れ止め部材と、前記昇降フレームに後述の支持機構を介して支持された正逆回転駆動可能な第2駆動体と、該第2駆動体により正逆回転駆動され、前記第1回転軸と平行状態で該第2駆動体に連結支持された第2回転軸と、該第2回転軸によって回転駆動される左右のクランク機構と、該左右のクランク機構と前記揺動アームの振れ止め部材とを連結し、前記第2回転軸の回転運動を直線往復運動に変換して前記揺動アームに第1回転軸の軸線回りの往復揺動運動を付与する連結杆と、前記左右のクランク機構の一方と第2回転軸との間に配置され、第2回転軸のほぼ半回転の範囲で互いに相対回転可能に連動連結する半回転クラッチ機構と、前記マッサージ体を人体の背中に追従接触させるため、前記揺動アームの第1回転軸回りの回動に追従して前記第2駆動体を昇降フレームに移動自在に支持する追従接触用支持機構とを備えていることを特徴としている。
【0013】
本発明の上記構成によれば、第1駆動体によって傾斜カム機構を介して揺動アームの上端部及び下端部を左右方向に互いに逆向きに揺動させることで、マッサージ体により揉みマッサージ運動を付与することができ、第2駆動体によってクランク機構及び連結杆を介して揺動アームを第1回転軸の軸心回りに往復運動させることで、マッサージ体により叩きマッサージ運動を付与することができる。この場合、半回転クラッチ機構によって、第2回転軸の回転運動を左右のクランク機構の間で半回転分(180°)だけ位相をずらして伝達させることが可能となり、例えば、第2回転軸の正転時、左右の揺動アームの叩きマッサージ動作を同位相で付与させるように設定した場合では、第2回転軸の逆転時、左右の揺動アームの叩きマッサージ動作を逆位相で付与させることができる。しかも、第1駆動体及び第2駆動体は、単独で駆動させることができると共に、同時に駆動させることもでき、速度も変速可能とし得る他、左右の揺動アームの叩きマッサージ動作を同位相と逆位相とに切り替えて多様なマッサージ動作を付与することができる。
【0014】
また、本発明では、揺動アームに連結杆を介してクランク機構と第2回転軸及び第2駆動体が連結してあるにも拘らず、第2駆動体を昇降フレームに追従接触用支持機構を介して移動自在に支持させてあることによって、マッサージ体に人体を押しつけたときに揺動アームの回動が許容されるのであり、これによって、各マッサージ体をほぼ均等に人体に当接させることができ、更に、マッサージ動作付与機構を搭載した昇降フレームを椅子の背もたれ部の上下方向に昇降案内するガイドレールを、途中で背もたれ部の厚さ方向に略S字形に湾曲する曲線状としてあるため、4つのマッサージ体の全てを、身長や体型等の異なる不特定多数の対象者の背中の各部位のどの位置においても、均等に追従密接させて効率良く効果的なマッサージを行わせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明にかかる椅子式マッサージ装置の概略側面図であって、座席部A及び背もたれ部Bを備えた椅子Cの背もたれ部B内に、4つのマッサージ体Dをマッサージ動作付与機構Eと共に背もたれ部Bの厚さ方向に略S字形に湾曲する曲線状ガイドレールFに沿って昇降動作付与機構Gを介して昇降動作可能に設置し、かつ、前記マッサージ体Dを人体Hの背中に追従接触させるため、前記マッサージ動作付与機構Eに対して、背もたれ部Bの厚さ方向に出退可能に支持するための追従接触用支持機構Iを具備させたものである。
【0016】
椅子Cの構成は、座席部Aに対して背もたれ部Bの角度が自由に調節できるリクライニング機構(図示省略)を具備するものが好ましいが、他の各種形式の構成を採用してもよい。
マッサージ体Dは円形状に形成されていて、その中央部が左右の揺動アーム1の上下両端部に対して左右方向の取付ピン2を介して回転自在に取り付けられており、それぞれが人体Hに対して個別に当接するように上下左右に離れて独立した状態で配置されている。揺動アーム1は、上下両端を前方(背もたれ部Bの厚さ方向前方)に湾曲延長した二股状をなし、樹脂製又は金属製板材で構成されている。
【0017】
マッサージ動作付与機構Eは、図2〜図8に示すように、揺動アーム1を介してマッサージ体Dに、揉みマッサージ動作を付与する第1動作機構E1と、叩きマッサージ動作を付与する第2動作機構E2とをで構成されている。
第1,第2動作機構E1,E2は、椅子Cの背もたれ部Bの厚さ方向に関してオーバーラップして配置されている。
また、第1動作機構E1は、左右方向に水平に配置された第1回転軸3を回転駆動する第1駆動体4を備えている。第2動作機構E2は、第1回転軸3に平行に配置された第2回転軸5を回転駆動する第2駆動体6を備えている。第2駆動体6は、第1回転軸3の背もたれ背面側に配設されている。第2回転軸5と第1駆動体4とは、第1回転軸3を挟んで上下両側に配設されている。また、第1駆動体4及び第2駆動体6は、左右揺動アーム1の左右間に配設されている。
【0018】
マッサージ動作付与機構Eは、第1動作機構E1及び第2動作機構E2を搭載する昇降フレーム7を有する。この昇降フレーム7に軸受8を介して第1回転軸3が回転自在に架設されており、この第1回転軸3に傾斜カム機構9を介して揺動アーム1の上下方向中央部が相対回転自在に貫通支持されている。
傾斜カム機構9は、図9に示すように、第1回転軸3にキー等の回り止め手段(図示省略)を介して固定された第1ボス部9aと、この第1ボス部9aにネジ等の締結具9cを介して軸方向に連結された第2ボス部9bとを有し、第1ボス部9aと第2ボス部9bとの軸方向接合面の外周面には、円筒カム面9dが第1回転軸3の軸方向に対して傾斜して形成されており、この円筒カム面9dに揺動アーム1の上下方向中央部が軸受1aを介して相対回転自在に嵌合されている。
【0019】
左右の傾斜カム機構9の各円筒カム面9dの第1回転軸3に対する傾斜方向は、互いに逆向きとされている。
なお、上記円筒カム面9dは、第2ボス部9bと一体に形成してもよいし、第1,第2ボス部9a,9bと別体に形成して締結具により連結したものとしてもよい。
昇降フレーム7の正面ほぼ中央部には第1動作機構E1の第1駆動体4と一体化された減速機10が、図9に示すように、ゴム材等の振動吸収材10aを介して取付けられており、この減速機10を第1回転軸3の軸方向中央部が貫通している。減速機10は、図9に示すように、ギヤケース11と、ギヤケース11内で第1回転軸3を回転自在に支持するベアリング12と、第1回転軸3に固定されたウォームホイール13と、このウォームホイル13に噛合するウォーム14とからなるギヤ機構を有し、ギヤケース11の一側面(上面)に取り付けられた正逆転電動モータよりなる第1駆動体4の出力軸がウォーム14に接続されている。
【0020】
従って、第1駆動体4を駆動すると、ウォーム14及びウォームホイール13を介して第1回転軸3が回転する。
また、第1回転軸3が回転すると、この第1回転軸3と一体回転する傾斜カム機構9の円筒カム面9dの傾斜回転によって左右一対の揺動アーム1が左右方向に揺動し、これによって、左右の揺動アーム1に取り付けられている上下2つのマッサージ体Dが上下で互いに逆方向に揺動する(図10の(A)(B)参照)。
【0021】
左右の傾斜カム機構9のカム面9dは互いに逆向きに傾斜しているため、図10の(A)(B)に示すように、左右揺動アーム1の一端部に取り付けたマッサージ体D同士が互いに接近したときに同他端部に取り付けたマッサージ体D同士が離反し、逆に、一端部に取り付けたマッサージ体D同士が離反したときに他端部に取り付けたマッサージ体D同士が接近する、といった動作が繰り返し行われる。
これによって、左右に対応する各2つのマッサージ体Dの間で人体Hを挟みつけるような揉みマッサージが行われる。
【0022】
上記第1駆動体4、減速機10、第1回転軸3、傾斜カム機構9等は、揺動アーム1を介してマッサージ体Dに揉みマッサージを行わせる第1動作機構E1を構成している。
第2動作機構E2は、図11に示すように、第2駆動体6と、第2駆動体6と一体化された減速機15と、減速機15を介して正逆回転駆動される第2回転軸5と、第2回転軸5の回転運動を直線往復運動に変換して揺動アーム1に叩きマッサージ動作を付与するクランク機構16及び連結杆17とからなる。
【0023】
第2駆動体6は、図13〜図15に示すように、減速機15と共に昇降フレーム7に追従接触用支持機構Iを介して上下方向に移動可能に支持されている。
減速機15は、図3、図5に示すように、昇降フレーム7の下部側、すなわち、第1回転軸3を挟んで第1駆動体4の反対側に配置されている。減速機15は、図11に示すように、ギヤケース18と、ギヤケース18内で第2回転軸5を回転自在に支持するベアリング19と、第2回転軸5に固定されたウォームホイール20と、このウォームホイル20に噛合するウォーム21とからなるギヤ機構を有し、ギヤケース18の一側面(上面)に取り付けられた正逆転電動モータよりなる第2駆動体6の出力軸がウォーム21に接続されている。
【0024】
従って、第2駆動体6を駆動すると、ウォーム21及びウォームホイール20を介して第2回転軸5が回転する。
第2回転軸5は、図3、図5、図6、図13〜図15等に示すように、第1回転軸3と平行に配置され、この第2回転軸5の一端部には、図11に最も良く示すように、クランク機構16が直接固着して連結され、他端部にはクランク機構16が後述する半回転クラッチ機構22を介して間接的に連結されている。
左右のクランク機構16は、第2回転軸5に対して偏心した偏心回転円盤16aを有し、この偏心回転円盤16aの外周部には、連結杆17の一端(下端)の環状端部17aが軸受16bを介して回転可能に嵌合連結されている。
【0025】
左端部のクランク機構16の偏心回転円盤16aは、第2回転軸5にキー等の固着手段を介して一体回転可能に直接固着されている。しかし、右端部のクランク機構16の偏心回転円盤16aは、図11に示すように、半回転クラッチ機構22とねじ23で一体回転可能に連結されているが、第2回転軸5に対しては相対回転自在に嵌合されている。
半回転クラッチ機構22は、第2回転軸5に対して相対回転自在に嵌合されたクラッチ円盤22aと、このクラッチ円盤22aのクラッチ溝22bに係合するクラッチピン22cとからなる。クラッチ溝22bは、図11、図12に示すように、クラッチ円盤22aの軸方向中央部を略半円状の範囲に亘ってスリット状に切欠いて半月溝状に形成されている。クラッチピン22cは、クラッチ溝22bの半径方向外方から第2回転軸5に向けて差込まれ、第2回転軸5にねじ込み又は圧入等によって固着されている。
【0026】
半回転クラッチ機構22は、左右のクランク機構16の偏心位相を、第2回転軸5の正転時と逆転時とで、同一位相と180°ずれた逆位相とに切替えて左右の揺動アーム1に叩きマッサージ動作を伝達可能とするためのものである。
クランク機構16に連結された連結杆17の他端部(上端部)は、図5、図13〜図15に示すように、リンク24の一端に連結ピン25を介して連結され、このリンク24の他端は振れ止め部材26に連結ピン27を介して連結されている。リンク24は、図2、図5、図13〜図15に示すように、昇降フレーム7のガイドブラケット28にガイドシュー29を介して上下方向に摺動可能に支持されている。
【0027】
振れ止め部材26は左右方向に長い筒形状を呈しており、図4及び図7にも示すように、振れ止め部材26の筒内には、揺動アーム1の上下方向中央部から後方に突設したピンよりなる係合部材30が挿入され、振れ止め部材26に係合されている。
このため、揺動アーム1は、第1回転軸3に連れ回りしないようにその回動が規制され、図4、図9に示すように、第1動作機構E1による揺動アーム1の左右揺動に伴った係合部材30の左右移動が振れ止め部材26の長い筒形状の左右幅の範囲内で許容されている。
【0028】
なお、上記振れ止め部材26は、左右方向のロッド状に形成してもよく、係合部材30は、ロッド状の振れ止め部材26に係合するように二股状に形成してもよい。
追従接触用支持機構Iは、第2動作機構E2を、第1回転軸5に直交する上下方向(連結杆17の長手方向)に移動自在に支持するためのものである。
追従接触用支持機構Iは、図2、図13〜図15に示すように、昇降フレーム7の背板部に形成されたガイド溝31に、第2駆動体6と一体の減速機15の左右両側部をガイドシュー32を介して上下方向に摺動自在に嵌合支持した構成からなっている。なお、第2駆動体6と一体の減速機15の上下方向の摺動範囲は、昇降フレーム7に設けられたストッパー33、34によって規制されている。
【0029】
第2動作機構E2を追従接触用支持機構Iによって上下方向に移動自在に支持する構成によって、第1,第2動作機構E1,E2によるマッサージ動作に関係なく、マッサージ体Dに対して外力が加わったとき、例えば、マッサージ体Dに対して人体Hを押し当てたときに、人体Hのカーブ(例えば、背中のS字カーブ)に応じて揺動アーム1を第1回転軸3回りに追従接触回動させ、各マッサージ体Dをほぼ均等に人体Hに追従して当接することが可能となっている(図14参照)。
【0030】
すなわち、図14に示すように、揺動アーム1は、振れ止め部材26によって第1回転軸3回りの回動が規制されているが、この振れ止め部材26に連結している第2動作機構E2が追従接触用支持機構Iによって移動自在に支持されているため、人体Hをマッサージ体Dに押し当てたときに、第2動作機構E2及び振れ止め部材26が上下方向に移動することによって揺動アーム1の回動が許容されるのである。
したがって、本発明においては、第1回転軸3に対して揺動アーム1を取付け且つ第2動作機構E2によって叩きマッサージを可能としているにも関わらず、人体Hのカーブに応じた揺動アーム1の追従接触回動が可能である。
【0031】
上記してきたマッサージ動作付与機構Eの昇降フレーム7は、左右両側の対称位置の2箇所にガイドローラ35を回転自在に取付けてあり、このガイドローラ35を曲線状ガイドレールFに摺動可能に嵌合させてある。ガイドレールFは、図2に示すように、固定フレーム36の左右両側に支持脚部材37を介して固着してある。
昇降動作付与機構Gは、図1、図2、図17に示すように、正逆回転駆動可能な電動モータからなる第3駆動体38により減速機39を介して正逆回転駆動される送りねじ軸40と、送りねじ軸40に螺合する送りナット部材41とからなる。
【0032】
第3駆動体38は、減速機39と一体化されており、この減速機39が固定フレーム36に振動吸収材39aを介して固着されている。減速機39内には送りねじ軸40の下端部がベアリング(図示省略)を介して回転自在に支持されており、この送りねじ軸40の下端部にはウォームホイール44が固着されており、このウォームホイル44に噛合するウォーム45が第3駆動体38の出力軸に接続されている。
従って、第3駆動体38を駆動すると、ウォーム45及びウォームホイール44を介して送りねじ軸40が回転する。
【0033】
送りねじ軸40は、固定フレーム36の左右方向中央部に軸線を上下方向に向けて配置され、上端を軸受ブラケット46を介して固定フレーム36の上端に回転可能に取付け支持され、下端は、前記減速機39のギヤケース42を介して固定フレーム36に回転可能に取付け支持されている。
送りナット部材41と昇降フレーム7との結合は、図15、図8に最もよく示すように、昇降フレーム7の背面中央部にブラケット47を介して左右方向に架設したピン状の係合部材48と、送りナット部材41に固着した二股フォーク状の係合部材49とを係合させることによって行われている。二股フォーク状の係合部材49は、背もたれ部Bの厚さ方向のS字形に湾曲する曲線状ガイドレールFのどの位置においても昇降フレーム7の係合部材48と係合させるため、背もたれ部Bの厚さ方向に長い溝状に形成されている。なお、係合部材49は、二股フォーク状の代わりに長孔状としてもよい。
【0034】
固定フレーム36は、左右両端部を椅子Cの背もたれ部Bに固着される。背もたれ部Bは、柔軟性と強靭性を有するカバー部材によって被覆される。
椅子Cの座席部Aは、床等に直接載置できるタイプのもの(座椅子式)としてもよいし、床等から所定の高さの脚付きタイプのものとしてもよい。
前記第1動作機構E1の第1駆動体4、第2動作機構E2の第2駆動体6及び昇降動作付与機構Gの第3駆動体38は、操作盤(図示省略)によって制御電気回路(図示省略)を介して、それぞれ単独操作、同時操作、コース別動作選択操作、動作速度選択操作等の各種の操作を可能に構成されている。
【0035】
本発明の実施形態は以上の構成からなり、次に動作を説明する。
先ず、第1動作機構E1の第1駆動体4を正転又は逆転駆動させると、第1回転軸3が正転又は逆転し、傾斜カム機構9の傾斜する円筒カム面9dに軸受1aを介して嵌合する揺動アーム1が左右に揺動する。左右の円筒カム面9dの傾斜を互いに逆としてあるため、左右の揺動アーム1は、図10に示すように相互に接近する動作と、離隔する動作とを含んだうねり動作を繰り返す。これにより、揉みマッサージ動作が行われる。
【0036】
次に、第2動作機構E2の第2駆動体6を正転駆動(例えば、図12において、時計方向回転)すると、第2回転軸5が同方向に正転し、このとき、半回転クラッチ機構22のクラッチピン22cがクラッチ溝22b内で半回転分回転した後にクラッチ円盤22aに回転力を伝達するので、左右のクランク機構16の偏心位相は180°ずれて偏心回転することになり、その結果、連結杆17を介して左右の揺動アーム1を第1回転軸3の回りで逆位相で揺動させることになる。即ち、叩きマッサージ動作は、図18の(A)に示すように、左右で逆となり、交互に叩き動作が行われる。
【0037】
第2駆動体6を逆転駆動させると、半回転クラッチ機構22のクラッチピン22cは、クラッチ溝22b内で前記とは逆方向に半回転した後にクラッチ円盤22aに回転力を伝達することになるので、左右のクランク機構16の偏心位相は同一位相に戻り、この状態で連結杆17を介して左右の揺動アーム1を第1回転軸3の回りで同一位相で揺動させることになる。即ち、叩きマッサージ動作は、図18の(B)に示すように、左右で同一となり、同時に叩き動作が行われる。
なお、上記第2駆動体6による第2回転軸5の回転を比較的高速とした場合には、マッサージ体Dの背もたれ厚さ方向の出退運動に人体Hが追従できずに共振しなくなるため、上記のような叩きマッサージ動作が行われることとなるが、マッサージ体Dの出退運動に人体Hが追従できる程度に第2回転軸5の回転を低速とした場合には、各マッサージ体Dにより人体Hを局所的に押圧する押圧マッサージ(指圧マッサージ)を行うことが可能となる。
【0038】
したがって、第2動作機構E2は、第2駆動体6の回転速度を調整することによって叩きマッサージと押圧マッサージとを切り換えて行うものとしたり、叩きマッサージ又は押圧マッサージのいずれかを行うものとして構成することも可能となっている。
第1動作機構E1と第2動作機構E2とを同時に動作させた場合は、前述した動作、即ち、図10の(A)(B)と図18の(A)(B)との動作が同時に行われる。また、その場合、動作速度を高速から低速まで自由に組み合わせて動作させることができる。
【0039】
上記第1動作機構E1及び第2動作機構E2の動作中、昇降動作付与機構Gの第3駆動体38を動作させて減速機39を介し、送りねじ軸40を正逆回転させることにより、送りナット部材41を介して昇降フレーム7が曲線状ガイドレールFに沿って背もたれ部B内を上下動させ、マッサージ対象者の背中のマッサージ位置を上下方向に自由に変化させることができる。
昇降動作付与機構Gによる上下方向動作は、リミットスイッチ(図示省略)によって上下両端位置が規制され、昇降フレーム7が上端又は下端に達すると、第3駆動体38が停止される。
【0040】
なお、連続マッサージ動作を行わせる場合には、例えば、昇降フレーム7が上下端に達すると、第3駆動体38の回転方向を逆転させるように制御回路が構成される。
昇降フレーム7の昇降は、背もたれ部Bの厚さ方向に略S字形に湾曲する曲線状ガイドレールFに沿って行われるため、各マッサージ体Dをマッサージ対象者Hの背中の略S字カーブにほぼ沿うように案内移動させて接触させることができる。
【0041】
しかも、人体Hをマッサージ体Dに押し付けると、第2回転軸5、第2駆動体6、減速機15、リンク24等を含む第2動作機構E2が、昇降フレーム7に対して、図14に示すように、追従接触用支持機構Iであるガイドブラケット28とガイドシュー29及びガイド溝31とガイドシュー32との部分で上下方向に摺動可能に支持されているため、揺動アーム1を介して第2動作機構E2を追従移動させてマッサージ体Dを人体Hに均等に接触させることができる。
従って、本発明の上記実施形態によれば、4つのマッサージ体Dを、身長や体型等の異なる不特定多数のマッサージ対象者の背中に、均等に追従密接させることができ、かつ、多様なマッサージ動作を付与することができる。
【0042】
図19は、別の半回転クラッチ機構22を示している。
この場合の半回転クラッチ機構22は、第2回転軸5を第1軸部5aと第2軸部5bとに分割して構成し、第1軸部5aの端部に固定された第1クラッチ体22dと、第2軸部5bの端部に半回転の範囲で回転自在で且つ軸方向移動自在に挿通されており第1クラッチ体22dに着脱自在に噛み合う第2クラッチ体22eと、第2回転軸5が正転又は逆転した当初に第2クラッチ体22eを第1クラッチ体22dからいったん離脱させてから再度そのクラッチ体22dに噛み合わせるカム手段22fとを備えている
第1及び第2クラッチ体22d,22eの各クラッチ歯22gは、その軸心回りの周方向において4等分された範囲で凹部22hと凸部22iが入れ代わる形状に形成されている。このため、第1クラッチ体22dと第2クラッチ体22eは、その軸心回りの周方向において180°離れた2つの位置で互いに噛み合うようになっている。
【0043】
一方、カム手段22fは、第2クラッチ体22eの外周壁部に形成したブーメラン状のカム孔22jと、第2軸部5bの端部に径方向に打ち込んだカムピン22kとからなり、このカムピン22kの突出端部はカム孔22j内に移動自在に収納されている。そして、ブーメラン状のカム孔22jは、その中央の屈曲部分が第1クラッチ体22d側に位置し、両端部分が第1クラッチ体22dとは反対側に位置するように、第2クラッチ体22eの外周壁部に配置されている。
また、第2クラッチ体22eは、第2軸部5bに外嵌された押圧バネ22nによって常に第1クラッチ体22d側に向けて付勢されている。かかる半回転クラッチ機構22の場合、図19の矢印C方向に正転している第2回転軸5が矢印D方向の逆転に転じると、カムピン22kから受ける反力によって第2クラッチ体22eがカム孔22jに沿って第1クラッチ体22dとは反対側に移動してこれに対する噛み合いがいったん解かれ、カムピン22kがカム孔22jの屈曲部分を超えた時点で第2クラッチ体22eが第1クラッチ体22d側に戻って再び同クラッチ体22dに噛み合うことになる。
【0044】
なお、矢印D方向に逆転している第2回転軸5が矢印C方向に正転に転じる場合も上記と同様となっている。
この実施形態における半回転クラッチ機構22による叩きマッサージ動作は、図11に示した半回転クラッチ機構22の動作と同一である。
本明細書に記載した実施形態は本発明の例示であってこれを限定解釈するためのものではない。すなわち、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、それらの各請求項の意味に入る全ての変形例や同請求項の均等物は本発明に含まれるものである。
【0045】
例えば、第2回転軸5の回転速度の調整は、制御回路によって電気的に第2駆動体6を変速するようにしてもよいし、ギヤの組み替え等によって機械的に行っても良い。
ただし、上記第1駆動体4,第2駆動体6、減速機10,15の配置は、上記実施形態に限定されるものではなく、第1,第2回転軸3、5の軸端部に接続されるようにマッサージ動作付与機構Eの左右外側に配設することもでき、第1駆動体4、第2駆動体6を、それぞれの減速機10,15の下側に配設することもできる。また、第1,第2動作機構E1,E2の上下配置を逆に(第2動作機構E2を第1動作機構E1の上側に配置)してもよい。
【0046】
また、半回転クラッチ機構22は、第1回転軸3に対して用いることもできる。
この場合、第1回転軸3を左右に分断するとともに、この左右の軸部に対してそれぞれ傾斜カム機構9が取り付けられるようにし、左右の軸部の間に前記半回転クラッチ機構22を設けたものとすればよく、この場合、各軸部に取り付けた左右の傾斜カム機構9の円筒カム面9aを互いに逆向きに傾斜させた態様と、同じ向きに傾斜させた態様とを、第1回転軸3の正逆転によって切り換えることができるようになる。
【0047】
そして、左右傾斜カム機構9の円筒カム面9aを互いに同じ方向に傾斜させた場合、左右に対応する2つのマッサージ体Dが左右同じ方向に揺動するようになり、これにより、人体Hを挟みつける揉みマッサージとは異なった、人体Hを局所的に左右にさするようなスイングマッサージが可能となる。
上記第1駆動体4と第2駆動体6とは、制御回路によって一方を作動したときには他方の作動を規制するように構成してもよいし、双方を同時に作動できるように構成してもよい。後者の場合、揺動アーム1を左右に揺動させながら第1回転軸3回りに往復運動させることによって、マッサージ体Dを左右に往復移動させながらの叩きマッサージが行えるようになる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、4つのマッサージ体を、身長や体型等の異なる不特定多数の対象者の背中に、均等に追従密接させることができ、かつ、多様なマッサージ動作を付与できる椅子式マッサージ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る椅子式マッサージ装置の概略側面図である。
【図2】図2は、同マッサージ動作付与機構の平面図である。
【図3】図3は、同マッサージ動作付与機構の斜視図である。
【図4】図4は、昇降フレームの右側の側壁部分を切除した状態のマッサージ動作付与機構の斜視図である。
【図5】図5は、図4とは異なる方向から見たマッサージ動作付与機構の斜視図である。
【図6】図6は、図3とは異なる方向から見たマッサージ動作付与機構の斜視図である。
【図7】図7は、マッサージ動作付与機構をさらに別の角度から見た斜視図である。
【図8】図8は、マッサージ動作付与機構の裏面側上方より見た斜視図である。
【図9】図9は、第1動作機構の概略構成を示す平面図で、右半分は断面で示している。
【図10】図10の(A)(B)は、揉みマッサージ動作の説明図である。
【図11】図11は、第2動作機構の概略構成を示す正面図で右半分は断面で示している。
【図12】図12は、図11に示した半回転クラッチ機構の中央縦断側面図である。
【図13】図13は、第2動作機構による叩きマッサージ動作伝達系の叩きマッサージ動作時の説明用側面図である。
【図14】図14は、第2動作機構の追従接触動作時の説明用側面図である。
【図15】図15は、マッサージ動作付与機構と昇降動作付与機構との連結部の拡大側面図である。
【図16】図16は、第2動作機構の追従接触動作範囲を規制するストッパーの設置状態の説明用概略側面図である。
【図17】図17は、昇降動作付与機構の概略平面図である。
【図18】図18の(A)(B)は、第2動作機構による叩きマッサージ動作の説明図である。
【図19】図19は、半回転クラッチ機構の別の実施形態の説明図である。
【符号の説明】
A 座席部
B 背もたれ部
C 椅子
D マッサージ体
E マッサージ動作付与機構
E1 第1動作機構
E2 第2動作機構
F 曲線状ガイドレール
G 昇降動作付与機構
H 人体
I 追従接触用支持機構
1 揺動アーム
3 第1回転軸
4 第1駆動体
5 第2回転軸
6 第2駆動体
7 昇降フレーム
9 傾斜カム機構
10 減速機
15 減速機
16 クランク機構
17 連結杆
22 半回転クラッチ機構
24 リンク
26 振れ止め部材
28 ガイドブラケット
29 ガイドシュー
30 係合部材
31 ガイド溝
32 ガイドシュー
35 ガイドローラ
36 固定フレーム
38 第3駆動体
39 減速機
40 送りねじ軸
41 送りナット部材
48 係合部材
49 係合部材

Claims (4)

  1. 座席部及び背もたれ部を備えた椅子の背もたれ部内に、4つのマッサージ体をマッサージ動作付与機構と共に昇降動作付与機構を介して設置し、かつ、前記マッサージ体を人体の背中に追従接触させるため、前記マッサージ動作付与機構に対して、背もたれ部の厚さ方向に出退可能に支持するための追従接触用支持機構を具備させており、
    前記昇降動作付与機構は、背もたれ部の厚さ方向に略S字形に湾曲する曲線状ガイドレールに沿って昇降する昇降フレームを有し、
    前記マッサージ体は、左右方向に水平に配置された第1回転軸上の傾斜カム機構の回りで揺動可能に支持された左右の揺動アームの上下両端部に取付けられており、
    前記マッサージ動作付与機構は、前記昇降フレーム上に設置されると共に、第1駆動体により前記第1回転軸及び傾斜カム機構を経由して前記揺動アームの上下両端部の前記マッサージ体に揉みマッサージ動作を付与する第1動作機構と、第2駆動体により第2回転軸、クランク機構及び連結杆を経由して前記揺動アームの上下両端部のマッサージ体に叩きマッサージ動作を付与する第2動作機構とで構成されて
    前記追従接触用支持機構は、前記第2動作機構を昇降フレームに対して前記第1回転軸に直交する方向に移動自在に支持する構成とされており、前記追従接触用支持機構によって、揺動アームが第1回転軸回りに回動することを許容する
    ことを特徴とする椅子式マッサージ装置。
  2. 前記第2駆動体が、前記第1回転軸の背もたれ背面側に配設され、前記第2回転軸と前記第1駆動体とが第1回転軸を挟んで上下両側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子式マッサージ装置。
  3. 前記第1駆動体及び前記第2駆動体が前記左右揺動アームの左右間に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子式マッサージ装置。
  4. 座席部及び背もたれ部を備えた椅子と、該背もたれ部内の両側に上下方向に向けて延設され、途中が背もたれ部の厚さ方向に略S字形に湾曲する曲線状ガイドレールと、該曲線状ガイドレール間に昇降可能に架設された昇降フレームと、該昇降フレームを前記背もたれ部の上下方向に昇降動作させるために前記背もたれ部内に設置された昇降動作付与機構と、前記昇降フレームに搭載されたマッサージ動作付与機構とを具備し、
    前記マッサージ動作付与機構は、前記昇降フレームの左右方向に架設された第1回転軸と、該第1回転軸を回転駆動させるために昇降フレームに設置された第1駆動体と、前記第1回転軸に上下方向中央部を相対回転自在に支持された左右一対の揺動アームと、該揺動アームの上端部及び下端部にそれぞれ取り付けられた4つのマッサージ体と、前記第1回転軸と揺動アームとの間に設置され、該第1回転軸の回転に伴って左右各揺動アームの上端部及び下端部を左右方向に互いに逆向きに揺動させる傾斜カム機構と、前記揺動アームが前記第1回転軸の回転に伴って連れ回りするのを規制し、かつ、前記揺動アームの左右方向への揺動運動を許容するように前記揺動アームに係合された振れ止め部材と、前記昇降フレームに支持された正逆回転駆動可能な第2駆動体と、該第2駆動体により正逆回転駆動され、前記第1回転軸と平行状態で該第2駆動体に連結支持された第2回転軸と、該第2回転軸によって回転駆動される左右のクランク機構と、該左右のクランク機構と前記揺動アームの振れ止め部材とを連結し、前記第2回転軸の回転運動を直線往復運動に変換して前記揺動アームに第1回転軸の軸線回りの往復揺動運動を付与する連結杆と、前記左右のクランク機構の一方と第2回転軸との間に配置され、第2回転軸のほぼ半回転の範囲で互いに相対回転可能に連動連結する半回転クラッチ機構と、前記マッサージ体を人体の背中に追従接触させるため、前記揺動アームの第1回転軸回りの回動に追従して前記第2駆動体を昇降フレームに移動自在に支持する追従接触用支持機構とを備えており、
    前記追従接触用支持機構によって、人体をマッサージ体に押し当てたときに揺動アームの第1回転軸回りの回動が許容されていることを特徴とする椅子式マッサージ装置。
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