JP2001017494A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2001017494A
JP2001017494A JP11196229A JP19622999A JP2001017494A JP 2001017494 A JP2001017494 A JP 2001017494A JP 11196229 A JP11196229 A JP 11196229A JP 19622999 A JP19622999 A JP 19622999A JP 2001017494 A JP2001017494 A JP 2001017494A
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JP
Japan
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massage
rail
guide wheel
massage unit
unit
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JP11196229A
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English (en)
Inventor
Shinzo Shimizu
信三 清水
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Daito Electric Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Daito Electric Machine Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daito Electric Machine Industry Co Ltd filed Critical Daito Electric Machine Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円板型のロータを回転させてその外周部で人
体へのマッサージ動作をさせるマッサージユニットを具
備したマッサージ機がある。このマッサージ機では、マ
ッサージユニットをガイドレールに沿って移動可能にす
ることが考えられている。しかし、マッサージユニット
に作用する荷重で、ガイドレールに沿って回転すべきガ
イドホイルがうまく回転せず、偏磨耗を起こすおそれが
あった。 【解決手段】 ガイドレール51に沿わせてラック68
を設け、ガイドホイル53に対してこれと同軸で且つ一
体回転可能になるピニオンギヤ74を設け、このピニオ
ンギヤ74をラック68に噛合させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、マッサージ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−262264号公報には椅子
型のマッサージ機が記載され、特開昭59−28963
号公報にはベッド型のマッサージ機が記載され、特開平
10−216187号公報にはポータブル型であって立
てかけ状態や平置き状態にして使用できるマッサージ機
が記載されている。これらのマッサージ機は、椅子型、
ベッド型、或いはポータブル型といった外形状的(ケー
シング)な違いがあるものの、いずれも、人体にマッサ
ージを施すためのマッサージ動作部を組み込んだマッサ
ージユニットが、適宜移動手段によって所定範囲で移動
可能とされている点で共通している。
【0003】上記移動手段には、ボールネジ機構、巻き
掛け駆動機構、ラックレールに噛合させたピニオンギヤ
を回転駆動させる機構等が採用されている。また、この
移動手段において、移動中のマッサージユニットをガタ
ツキのないように案内するための付属的構造として、ケ
ーシング側へ固定したガイドレールに対して、マッサー
ジユニットに設けた回転自在なガイドホイルを当接させ
つつ転動させるものを採用するのが一般的となってい
る。なお、マッサージユニットのマッサージ動作部とし
ては、モミ方式、タタキ方式、振動方式、及びこれらの
併用式のものが知られており、またその実現のために採
用している具体的な機構も、リンク及びカムを組み合わ
せてモミ玉を揺動又は前後動させる機構や、偏心円盤を
回転させてその外周部を利用する機構、或いは傾斜突出
させたモミ玉を旋回させる機構等、種々様々である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マッサージ機では、マ
ッサージ動作部を介してマッサージユニットに使用者の
体重が押し付けられることになり、そのためガイドレー
ルに当接するガイドホイルの面圧は高くなっている。し
かも、マッサージユニットの移動中は殆どの場合、マッ
サージ動作部も作動中の状態とされるから、上記面圧は
高圧状態の中でも強弱の波を有したものとなっている。
このようなことから、マッサージユニットの移動時に、
ときとしてガイドホイルが円滑に回転しなくなることが
あった。すなわち、ガイドレールに対してガイドホイル
が不回転のまま、無理やり摺動されるといったことが起
こるため、これに起因して、ガイドホイルではその外周
面において偏磨耗等が生じたり、ガイドレールではその
長手方向でバラツキのある磨耗や反り等が生じたりする
ということに繋がっていた。
【0005】このようになると、それ以後、マッサージ
ユニットが移動するたびにガタツキが生じたり、移動騒
音が発生したりしていた。本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、マッサージユニットの移動が円
滑に行われるものとして、その移動中のガタツキや移動
騒音を防止できるようにしたマッサージ機を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るマッサージ機は、人体にマッサージを施すマッ
サージ動作部が組み込まれたマッサージユニットと、こ
のマッサージユニットを所定範囲で移動可能にする移動
手段と、上記マッサージ動作部による人体への当接を邪
魔しないかたちでマッサージユニット及び移動手段を収
納するケーシングとを有したものである。
【0007】そして、上記移動手段は、マッサージユニ
ットに移動推進力を与える推進駆動部と、ケーシング内
に対して長手方向をマッサージユニットの移動方向へ向
けて設けられたガイドレール及びタイミングレールと、
マッサージユニットに対して、上記ガイドレールに沿っ
て転動可能な状態で設けられたガイドホイル及び該ガイ
ドホイルと一体回転しつつ上記タイミングレールに対し
て周期的に凹凸係合可能な状態で設けられた強制回転輪
部とを有しているこのような構成であれば、マッサージ
ユニットの移動時において、仮にガイドホイルがガイド
レールに対する高面圧接触等を理由に、円滑に回転しな
い状態に陥ろうとすることがあったとしても、強制回転
輪部がタイミングレールと周期的に凹凸係合すること
で、この強制回転輪部と一緒にガイドホイルが強制的、
且つ周期的に回転することになる。
【0008】そのため、ガイドレールに対してガイドホ
イルが不回転のまま、無理やり摺動させられるといった
ことが防止され、その結果、ガイドホイルの外周面に偏
磨耗等が生じたり、ガイドレールに部分的な磨耗や反り
等が生じたりすることはない。タイミングレールと強制
回転輪部との具体的な組み合わせ例としては、ラックと
これに噛合するピニオンギヤとを採用することができ
る。ただ、噛合ピッチがもっと粗いものでもよい(1回
転あたり最低1回の凹凸係合があればよい)ので、この
具体例に限定されるものではない。
【0009】強制回転輪部は、上記ガイドホイルの回転
支持軸によってガイドホイルと同軸に設けるようにし、
且つ、この回転支持軸を支持する軸受部とガイドホイル
との間へ位置付けるようにするのが好適とされる。この
ことは、マッサージユニットに設けられた軸受部から側
方へ向けて回転支持軸が突出され、この突出先部でガイ
ドホイルが片持ち状に保持される場合に有効とされる手
段である。すなわち、マッサージ動作部を介してマッサ
ージユニットに使用者の体重が押し付けられたとき、ガ
イドホイルの回転支持軸は、ガイドホイルの支持位置を
起点として(ガイドホイルの半径で位置不変に保持され
て)軸受部側だけが一方的に押し下げられる状態にな
る。そのため、この回転支持軸は、ガイドホイル側で高
く、軸受部側で低くなる向きへ傾こうとする。
【0010】このような状況下にあって、上記のように
軸受部とガイドホイルとの間に強制回転輪部が設けられ
ていれば、強制回転輪部は回転支持軸が傾こうとする作
用でタイミングレールへ向けて一層近づけられることに
なる。従って、これにより、強制回転輪部がタイミング
レールから浮き上がってしまうといったことが防止さ
れ、両者の凹凸係合は確実なものとなる(ガイドホイル
に対する強制回転の作用が確実になる)という利点があ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図12は、本発明に係る
マッサージ機1の第1実施形態を示している。図11及
び図12に示すように、この第1実施形態のマッサージ
機1は、椅子Cの背凭れ部Bや壁面W等への立てかけを
可能にしたポータブル型のものであって、人体の背中領
域に実質的に対応する長手方向寸法を備え、且つ、その
下端部や裏面部に対して立てかけに好適な形状を採り入
れた比較的小型で扁平なケーシング2を有している。
【0012】そして、図2及び図3に示すように、この
ケーシング2内には、人体にマッサージを施すマッサー
ジ動作部3が組み込まれたマッサージユニット4と、こ
のマッサージユニット4を所定範囲で移動可能にする移
動手段5とが収納されている。また、このケーシング2
のケーシング正面には、上記移動手段5によりマッサー
ジユニット4が移動される全範囲において、マッサージ
動作部3による人体への当接を邪魔しないようにする縦
長の開口部2aが設けられている。
【0013】なお、ここにおいてマッサージ動作部3よ
る人体への当接とは、マッサージ動作部3の動作(マッ
サージ)を人体に伝えることができればよいことを指し
ており、直接的な接触だけを言うものではない。この第
1実施形態で示したケーシング2でも、上記した開口部
2aには軟質性のカバー部材6が張り渡されており、こ
のカバー部材6によってマッサージユニット4及び移動
手段5が覆われたものとしてある。この第1実施形態の
マッサージ機1は、ケーシング2が扁平形状に形成され
ていることから、仰向けに寝ころぶ等の姿勢になって背
中や腰、或いは太ももやふくらはぎの下へ平置き状態で
入れ込んだり、椅子等に座った状態で足の裏へ敷いたり
する使い方もでき、また不使用時には持ち運びが簡単に
でき、部屋の隅や家具と家具との隙間等の狭い空間へも
片づけることができるものである。
【0014】まず、マッサージユニット4について説明
する。図3及び図4に示すように、上記マッサージユニ
ット4は、左右一対の支持ブラケット7を互いに所定間
隔で立設支持した支持フレーム8と、この支持フレーム
8の両支持ブラケット7相互間で軸受9を介して回転自
在に保持された回転軸10と、この回転軸10に対して
その軸心方向に傾斜して設けられた左右一対のロータ1
2,13と、回転軸10を回転駆動させる駆動手段14
とを有している。
【0015】この第1実施形態のマッサージ機1におい
て、上記ロータ12,13の外周部が、マッサージ動作
部3を構成するものである。すなわち、これら両ロータ
12,13は、ケーシング2の開口部2aに対応する位
置に配置されており、回転軸10に対して偏心して挿通
されるボス部15と、このボス部15により回転軸10
の軸心方向に対して傾斜した状態に保持される実質的に
円板状を呈するマッサージローラ16(16L,16
R)とを有している。
【0016】ボス部15は、円柱体をその軸心に対して
斜めに切断した形状の一対の挟持プレート15a,15
bを向き合わせて結合することによって形成されたもの
で、これら両挟持プレート15a,15bの間で上記マ
ッサージローラ16をサンドイッチ状に保持した状態
で、両挟持プレート15a,15bをボルト及びナット
(図示略)で串刺し状に締結することで一体化されてい
る。このボス部15は、適宜の回り止め構造を介して回
転軸10に対して相対回転不能に設けられ、回転軸10
と一体回転するようになっている。
【0017】上記両挟持プレート15a,15bにおい
て、マッサージローラ16を支持する部分15cは、上
記した傾斜切断端面に対して直角に突出する短円柱形体
に形成されているため、結果として、この部分15cは
回転軸10の軸心に対して傾斜していることになる。従
って、この部分15cに支持されているマッサージロー
ラ16は、回転軸10の軸心に対して傾斜したままで、
回転自在となっている。上記回転軸10は、左側のロー
タ12を装着した第1軸部10Lと、右側のロータ13
を装着した第2軸部10Rとが、半回転クラッチ部21
を介して互いに同軸で連結される構造になっている。こ
のうち第1軸部10Lに対して、駆動手段14による貫
通部が設けられている。
【0018】図5及び図6に示すように、上記半回転ク
ラッチ部21は、第2軸部10Rにおける第1軸部10
Lへ向けた突端側に、この第2軸部10Rの軸心まわり
で同心に径大化された円筒状軸端部20を有し、この軸
端部20に設けられた挿通孔22内へ、第1軸部10L
の軸端部が軸受具23を介して回転自在に差し込まれま
れることによって形成されている。軸端部20には、そ
の軸方向中途部に対して約半回転分の周方向長さを有す
る半月状の横溝24が形成されている。この横溝24
は、軸端部20の外周面から挿通孔22まで至る深さを
有している。
【0019】これに対し、第1軸部10Lの軸端部に
は、セットネジの螺合等により径方向に突出するように
固定されたストッパーピン25が設けられており、この
ストッパーピン25が上記軸端部20の横溝24内に移
動可能に収納されている。このようなことから明らかな
ように、この回転軸10のうち、左側のロータ12を装
備する第1軸部10Lは、半回転クラッチ部21が有す
る軸端部20、即ち、右側のロータ13を装備する第2
軸部10Rに対して半回転の範囲で相対回動自在とされ
ている。
【0020】従って、駆動手段14によって回転軸10
の第1軸部10Lを図6の反時計回り方向へ回転させた
とすると、ストッパーピン25が第2軸部10Rにおけ
る軸端部20の横溝24内で、左方の径方向溝面24a
に当接し、この当接以後、第2軸部10Rが第1軸部1
0Lと共に反時計回りに一体回転する。他方、この状態
から第1軸部10Lを上記とは逆の時計回り方向へ回転
させると、ストッパーピン25が横溝24内を移動し
て、この横溝24内で右方の径方向溝面24bに当接
し、この当接以後、第2軸部10Rが第1軸部10Lと
共に時計回りに一体回転することになる。
【0021】そして、ストッパーピン25が一方の径方
向溝面24aから他方の径方向溝面24b側へ移動する
間に、駆動側となる第1軸部10Lに装備された左側の
ロータ12が右側のロータ13に対して相対的に(単独
で)半回転することになる。その結果、左右のロータ1
2,13における各マッサージローラ16L,16R
は、図9に示すように、同一の傾斜方向で互いに平行に
なる非モミ姿勢になったり、図10に示すように、それ
らの傾斜方向が互いに逆向きになるモミ姿勢になったり
することができる。
【0022】なお、前記した各ロータ12,13のボス
部15を回転軸10から偏心させることにより、左右の
両マッサージローラ16L,16Rにおいて、互いの相
手側となるマッサージローラ16L,16Rに近い方の
周方向位置が、同ローラ16L,16Rに遠い方の周方
向位置よりも回転軸10から遠ざかる(径方向に突出す
る)ようにしてある。このため、両マッサージローラ1
6L,16Rを非モミ姿勢にして回転軸10を回転させ
ると、図9に示すように、各ロータ12,13が人体に
対して交互に進出と退入とを繰り返すマッサージ動作が
得られることになる。このとき、進出状態にあるロータ
外周部と退入状態にあるロータ外周部との出入差は、1
5mm程度とするのが好ましい。
【0023】図3に示すように、駆動手段14は、モー
タ31と、このモータ31の駆動力を減速して回転軸1
0(第1軸部10L)に伝達する減速機32とを一体又
は別体に備えている。モータ31は、図示しない電気制
御回路によって正転・逆転の切り換えが可能になってい
る。図4に示すように、この減速機32は、軸受具30
により回転軸10を回転自在に保持するギヤケース29
と、このギヤケース29内で回転軸10に固定されたウ
ォームホイール34と、モータ31からの回転駆動力を
ウォーム(図示略)等を介してこのウォームホイール3
4へ伝える出力軸部35とを有している。
【0024】上記モータ31用の電気制御回路は、両ロ
ータ12,13(マッサージローラ16L,16R)を
非モミ姿勢にしたときにおいて、回転軸10の回転速度
を少なくとも二段階に可変速できる機能を有する。この
変速機能は、段階的に行うようにしても、無段階的に行
うようにしたものでもよい。なお、この変速機能は、電
気制御的に行うものに限らず、機械的に行うもの(ギヤ
組み替え等を伴ったもの)であってもよい。両ロータ1
2,13(マッサージローラ16L,16R)が非モミ
姿勢にある場合、回転軸10の回転速度を比較的低速と
したときには、両ロータ12,13の外周部が交互にゆ
っくりと進退を繰り返すことになる。従って、この場合
のマッサージ動作部3は、グイッグイッといった感じで
人体を左右から指圧する指圧マッサージを行うことにな
る。
【0025】また、回転軸10の回転速度を比較的高速
としたときには、両ロータ12,13の外周部が交互に
拘束で進退を繰り返すことになる。従って、この場合の
マッサージ動作部3は、人体に心地よい衝撃を与える叩
きマッサージを行うことになる。ところで、回転軸10
は、上記したように互いに別体である第1軸部10Lと
第2軸部10Rとを半回転クラッチ部21で連結したも
のであるが、これら第1軸部10Lと第2軸部10Rと
の間の相対回転が余りに自由に行われると、各ロータ1
2,13の外周部を身体に当接させた状態で回転軸10
を回転させた場合に、右側のロータ13が人体から受け
る圧力により、従動側である第2軸部10Rが駆動側で
ある第1軸部10Lに対して勝手に相対回転し、その結
果、両ロータ12,13におけるモミ姿勢又は非モミ姿
勢が瞬間的に崩れた状態となって、適正なマッサージ動
作が得られないおそれがある。
【0026】このことは、カバー部材6(図2参照)に
対して必要以上の摩擦が生じたときに、この摩擦力を要
因として起こることもある。そこで、従動側である第2
軸部10Rに対して適度の回転抵抗を加える第1ブレー
キ手段39と、左右のロータ12,13における相対回
転に対して適度の回転抵抗を加える第2ブレーキ手段4
0とを設けている。第1ブレーキ手段39は、第2軸部
10Rに取り付けた摩擦車37と、この摩擦車37の外
周面に端部が押し付けられるように支持ブラケット7に
固定された押圧ばね38とを有している。
【0027】また第2ブレーキ手段40は、左右のロー
タ12,13において、挟持プレート15a,15bの
傾斜面をマッサージローラ16L,16Rに適当な押圧
力で押し付けることによって構成されている。次に、移
動手段5について説明する。移動手段5は、ケーシング
2内で、その長手方向に沿って上記マッサージユニット
4を移動させ、これによってマッサージ動作部3による
人体へのマッサージ位置を変更できるようにしたもので
ある。
【0028】図1、図3、図7、及び図8に示すよう
に、この移動手段5は、マッサージユニット4に移動推
進力を与える推進駆動部50と、ケーシング2内に設け
られたガイドレール51及びタイミングレール52と、
マッサージユニット4に対して設けられた対ガイドレー
ル51用のガイドホイル53及び対タイミングレール5
2用の強制回転輪部54とを有している。推進駆動部5
0は、マッサージユニット4(支持フレーム8の適所)
に取り付けられたナット部材57と、このナット部材5
7に螺合した状態とされ、ケーシング2における幅方向
の略中央部でその長手方向に沿って回転自在で且つ軸移
動不能に支持された送りねじ軸58と、この送りねじ軸
58を回転駆動する移動用モータ59とを有している。
【0029】従って、移動用モータ59で送りねじ軸5
8を回転駆動させると、ナット部材57を介してマッサ
ージユニット4がケーシング2の長手方向へ移動し、こ
れによってマッサージ動作部3(左右のロータ12,1
3)の位置変更ができるものである。ガイドレール51
は、ケーシング2内の幅方向両側寄りで、ケーシング2
の長手方向に当該ガイドレール51の長手方向を沿わせ
る状態で設けられたもので、左右で対を成してマッサー
ジユニット4の移動を案内可能になっている。
【0030】左右の各ガイドレール51は、それぞれ上
部レール部材51aと下部レール部材51bとを有して
おり、これら上下の両レール部材51a,51bには、
互いに対向して、ガイドホイル53を上下両側から挟み
込み可能にした溝部62a,62bが設けられている。
図3左側に示したガイドレール51の一端部(図3上
側)と、同右側に示したガイドレール51の他端部(図
3下側)とに、マッサージユニット4の移動限界を検出
するための位置検出器63が設けられている。また、左
側のガイドレール51の更に左側には、マッサージユニ
ット4における駆動手段14用のモータ31から出る電
線64が螺旋状に巻きつけられた配線さばきシャフト6
5が架設されている。このため、マッサージユニット4
が移動を繰り返す際に電線64がケーシング2内で緩ん
でも、その緩んだ電線64が予想しない方向に入り込む
ことに伴う断線故障を未然に防止できる。
【0031】なお、上記位置検出器63は、接触型又は
非接触型のスイッチやセンサ類を用いることが可能であ
る。また、この位置検出器63の取付位置を変更可能に
しておけば、マッサージユニット4の移動ストロークを
調節できることになる。タイミングレール52は、上記
した左右の各ガイドレール51に対して、それぞれ取付
ベース部67を下敷きさせるかたちでケーシング2内に
固定されたもので、ガイドレール51に対する幅方向内
側へ並行隣接するようになる配置で、上記取付ベース部
67の側部に対してラック68が突出状に設けられてい
る。
【0032】ガイドホイル53は、マッサージユニット
4(支持フレーム8の適所)に設けられた軸受部71か
ら左右両側方へ突出する回転支持軸72により、回転自
在に保持されており、上記したようにガイドレール51
における上下両レール部材51a,51bの溝部62
a,62b間に挟み込まれて、この溝部62a,62b
間を転動可能になっている。強制回転輪部54は、ガイ
ドホイル53と共に回転支持軸72により同軸で保持さ
れており、このガイドホイル53と一体回転可能になっ
ている。
【0033】この強制回転輪部54は、タイミングレー
ル52がラック68を具備したものとされていることに
伴い、このラック68に噛合するピニオンギヤ74を有
したものである。またこの強制回転輪部54は、タイミ
ングレール52のラック68がガイドレール51(溝部
62a,62b)に対して幅方向内側へ並行隣接する配
置とされているのに合わせて、同様に、ガイドホイル5
3よりも幅方向内側、即ち、軸受部71とガイドホイル
52との間へ配されたものとなっている。従って、この
強制回転輪部54は、ガイドホイル53が回転するとき
に一緒に回転し、且つタイミングレール52のラック6
8との間で周期的に凹凸係合(噛合)をするものとなっ
ている。
【0034】このようなことから、マッサージユニット
4の移動時において、仮にガイドホイル53がガイドレ
ール51に対する高面圧接触等を理由に、円滑に回転し
ない状態に陥ろうとすることがあったとしても、強制回
転輪部54がタイミングレール52との周期的凹凸係合
で強制的に回転する状態は継続され、その結果、この強
制回転輪部54と一緒にガイドホイル52が強制的、且
つ周期的に回転することになる。そのため、ガイドレー
ル51に対してガイドホイル52が不回転のまま無理や
り摺動されるといったことが防止され、ガイドホイル5
2の外周面に偏磨耗等が生じたり、ガイドレール51に
部分的な磨耗や反り等が生じたりすることはない。
【0035】しかも、強制回転輪部54は、軸受部71
とガイドホイル52との間へ配されているため、マッサ
ージ動作部3を介してマッサージユニット4に使用者の
体重が押し付けられたときに、回転支持軸72がガイド
ホイル52側で高く軸受部71側で低くなる向きへ傾こ
うとしても、この作用によって強制回転輪部54は益々
タイミングレール52へ向けて一層近づけられることに
なる。従って、強制回転輪部54とタイミングレール5
2との凹凸係合が確実なものになる(ガイドホイル53
に対する強制回転の作用が確実になる)という利点があ
る。
【0036】もし、強制回転輪部54が、軸受部71か
らガイドホイル53を超えて幅方向外側に配されていた
としたら、マッサージ動作部3を介してマッサージユニ
ット4に使用者の体重が押し付けられたときに、強制回
転輪部54はタイミングレール52から浮き上がってし
まうといったことが起こるおそれがあるのである。この
ような構成のマッサージ機1を使用するには、図11に
示したように椅子Cの背凭れ部Bへの立てかけ状態とし
たり、図12に示したように壁Wへの立てかけ状態とし
たりして、これに使用者がもたれ掛かるようにする。
【0037】そして、移動手段5によって、その首すじ
から腰あたりへかけた背中領域のうち、所望位置へマッ
サージユニット4を移動させ、停止させたうえで、マッ
サージユニット4を動作させたり、或いは移動手段5が
連続した往復動を実行するモードに設定したうえで、マ
ッサージユニット4を動作させたりして、マッサージ動
作部3による所定のマッサージを開始させる。このと
き、図9に示すようにマッサージ動作部3において左右
の両ロータ12,13を非モミ姿勢にして回転軸10を
回転させると、各ロータ12,13の外周部が身体に対
して交互に進出と退入とを繰り返すようになる。
【0038】そして、回転軸10の回転速度を比較的低
速(50rpm前後が適当)に調節すると、上記のよう
に指圧マッサージが行われることになり、回転軸10の
回転速度を比較的高速(150rpm以上で200rp
m程度とするのが適当)に調節すると、上記のように叩
きマッサージが行われることになる。一方、図10に示
すようにマッサージ動作部3において左右の両ロータ1
2,13をモミ姿勢にして回転軸10を回転させると、
両ロータ12,13の外周部が同時に相互近接しつつ進
出したり、相互離反しつつ退入したりするといった動き
を繰り返すため、これによってモミマッサージが行われ
ることになる。
【0039】このときの回転軸10の回転数は、50r
pm〜60rpmとするのが適当である。このように、
本第1実施形態では、少なくとも3種類のマッサージ動
作が得られるものである。なお、マッサージ機1を平置
きにして、その上に使用者が寝ころんだり、椅子に座っ
た使用者の足の裏へマッサージ機1を入れたりする使用
方法も、勿論可能である。
【0040】図13は、本発明に係るマッサージ機1の
第2実施形態において採用されるマッサージユニット4
を示している。この第2実施形態で採用されたマッサー
ジユニット4では、そのマッサージ動作部3として、左
右のロータ12,13だけでなく、これらの左右両外側
に、人体に対してローラマッサージを行うためのミニロ
ーラ80が設けられていると共に、左右のロータ12,
13の相互間に、人体に対して軽い刺激を与えるための
複数のマッサージ突起81が設けられているものであ
る。
【0041】上記のミニローラ80は、回転軸10の周
囲を取り囲むように固定された複数本の回転シャフト8
2によって、周方向及び軸方向で互いに所定間隔をおい
て保持されている。また、上記のマッサージ突起81
は、半回転クラッチ部21の外周部を覆うように設けら
れた樹脂製のスリーブ83に対して、その外周面に設け
られている。このようなことから、この第2実施形態の
マッサージユニット4では、左右のロータ12,13に
よる指圧マッサージ、叩きマッサージ、又はモミマッサ
ージが得られるだけでなく、両ロータ12,13に対す
る左右両側では、例えば足のふくらはぎ等に対して、ミ
ニローラ80による連続転がり状のローラマッサージ掛
けが得られ、また両ロータ12,13の相互間でも、マ
ッサージ突起81による連続転がり状のローラマッサー
ジ掛けが得られることになる。
【0042】特に、両ロータ12,13の相互間では、
スリーブ83により、カバー部材6(図2参照)が半回
転クラッチ部21に巻き込まれない効果を得ることがで
きる。この第2実施形態のマッサージユニット4では、
駆動手段14のモータ31及び減速機32が、回転軸1
0の一端側に連結されていることも、第1実施形態と相
違する。その他の構成及び作用効果については、ほぼ、
第1実施形態と同じものとして、ここでの詳説は省略す
る。
【0043】図14は、本発明に係るマッサージ機1の
第3実施形態を示している。この第3実施形態のマッサ
ージ機1でも、椅子Cの背凭れ部Bや壁面W等への立て
かけを可能(第1実施形態の場合の図11及び図12を
参照)にしたポータブル型とされており、ケーシング2
は、人体の背中領域に実質的に対応する長手方向寸法を
備え、且つ、その下端部や裏面部に対して立てかけに好
適な形状を採り入れた比較的小型で扁平な形体となって
いる。従って、第1実施形態の場合と同様に、仰向けに
寝ころぶ等の姿勢になって背中や腰、或いは太ももやふ
くらはぎの下へ平置き状態で入れ込んだり、椅子等に座
った状態で足の裏へ敷いたりする使い方もでき、また不
使用時には持ち運びが簡単にでき、部屋の隅や家具と家
具との隙間等の狭い空間へも片づけることができるもの
である。
【0044】ただ、第1実施形態で説明したケーシング
2と異なるところは、左右両側部分を両外方へ膨出させ
ると共に、これら膨出部分の裏側を凹ますことによって
形成させた把手部86を有している点にあり、これによ
って取り扱い性の向上を図ってある。なお、ケーシング
2の長手方向寸法は500mm、幅寸法は30mmとし
てある。このケーシング2の内部には、マッサージ動作
部3を作動させるためのマッサージユニット4と、この
マッサージユニット4をケーシング2の長手方向に沿っ
て移動可能にする移動手段5とが設けられているが、本
第3実施形態のマッサージ機1において採用しているマ
ッサージユニット4は、第1実施形態で説明したそれと
は全く別タイプのものである。
【0045】すなわち、このマッサージユニット4は、
円盤型収納部87を左右に振り分けたかたちで正面形状
を横倒した8字状とするギヤケース88と、このギヤケ
ース88における左右の円盤型収納部87に設けられた
左右一対の旋回ロータ89,90と、これら旋回ロータ
89,90を回転駆動させる駆動手段14とを有してい
る。左右の旋回ロータ89,90には、それらの旋回軸
95から偏心した部位で突出して、且つその突出方向を
偏心とは逆向きへ戻す状態に傾けた(即ち、旋回軸95
から偏心した部位に位置する突出基部から、突出先部に
なるほど旋回軸95に近づくような向きに傾いた)支持
杆96を介して、モミ玉97L,97Rが突設されてい
る。
【0046】従って、この第3実施形態のマッサージ機
1において、上記モミ玉97L,97Rの突端部が、マ
ッサージ動作部3を構成するものである。左右の旋回ロ
ータ89,90間において、モミ玉97L,97Rの突
出位置関係(支持杆96の偏心及び傾斜の向き関係)
は、両旋回ロータ89,90を相対逆方向へ同速で回転
させたときに、モミ玉97L,97Rが互いに最接近と
最離反とを繰り返す状態が得られるような設定とされて
いる。これらモミ玉97L,97Rには、適度なバネ力
を有したバネ98が内装されており、このバネ98によ
り、左右のモミ玉97L,97R相互間に手や足を挟み
いれた場合も、さほど痛みを感じないようにしている。
【0047】ギヤケース88の円盤型収納部87には、
それぞれ上記旋回軸95を軸心とする平歯車92が、互
いに所定間隔をおいて回転自在に収納されていると共
に、これら両平歯車92相互間でその双方に噛合しつつ
回転可能とされたウォーム93が収納されている。駆動
手段14は、モータ31と、このモータ31の駆動力を
減速して上記左右の旋回ロータ89,90に伝達する減
速機32とを一体又は別体に備えている。モータ31
は、図示しない電気制御回路によって正転・逆転の切り
換えが可能になっている。また、減速機32は、上記し
たウォーム93と左右の平歯車92との組み合わせによ
って構成されている。
【0048】従って、この駆動手段14においてモータ
31を駆動させると、減速機32では左右の各平歯車9
2が相対逆方向に回転するようになるので、これを受け
て左右の旋回ロータ89,90も相対逆方向に旋回し、
もって、左右のモミ玉97L,97Rが互いに最接近と
最離反とを繰り返しつつ旋回することになる。従って、
マッサージ動作部3として、モミ上げ又はモミ下げのマ
ッサージを行うことになる。このマッサージ動作部3
は、ケーシング2の正面部に設けられた開口部2aから
突出して設けられており、ケーシング2の開口部2aに
は、このマッサージ動作部3の動きに柔軟に追従可能な
ように、軟質で、好ましくは伸縮性を有したカバー部材
6が取り付けられている。
【0049】一方、この第3実施形態で採用している移
動手段5では、以下で説明する点を除けば、その殆どは
第1実施形態と同じである。すなわち、この第3実施形
態の移動手段5も、マッサージユニット4に移動推進力
を与える推進駆動部50と、ケーシング2内に設けられ
たガイドレール51及びタイミングレール52と、マッ
サージユニット4に対して設けられた対ガイドレール5
1用のガイドホイル53及び対タイミングレール52用
の強制回転輪部54とを有している。
【0050】そして、第1実施形態との相違点は、ガイ
ドレール51に対してタイミングレール52のラック6
8が幅方向外側へ並行隣接する配置で設けられ、これに
合わせて、ガイドホイル53よりも幅方向外側に強制回
転輪部54が設けられている。すなわち、幅方向で言う
限りにおいて、ガイドレール51とタイミングレール5
2との左右位置付け、及びガイドホイル53と強制回転
輪部54との左右位置付けが、第1実施形態の場合とは
反対となっている。
【0051】しかし、この第3実施形態において、ガイ
ドホイル53の回転支持軸72はマッサージユニット4
の支持ブラケット7から幅方向内方へ突出しており、こ
の回転支持軸72にガイドホイル53と同軸で支持され
た強制回転輪部54は、軸受部71とガイドホイル52
との間へ配されたものとなっている。このように、軸受
部71に対する回転支持軸72の突出向きが第1実施形
態の場合と第3実施形態の場合とで逆であるために、ガ
イドレール51とタイミングレール52、ガイドホイル
53と強制回転輪部54について、位置的な違いが生じ
ているだけで、強制回転輪部54が軸受部71とガイド
ホイル52との間に配されていることや、ガイドレール
51とガイドホイル53、タイミングレール52と強制
回転輪部54とがそれぞれ対応している点については、
第1実施形態もこの第3実施形態も同じである。
【0052】従って、この第3実施形態でも当然に、強
制回転輪部54によってガイドホイル52の回転が強制
的且つ周期的に保障される点、及び強制回転輪部54が
タイミングレール52から浮き上がるのを防止してガイ
ドホイル53に対する強制回転の作用を確実にする点の
効果が得られるものである。なお、この第3実施形態に
おいて、マッサージユニット4の最大上下動ストローク
は230mm程度とした。図17は、本発明に係るマッ
サージ機1の第4実施形態を示している。
【0053】この第4実施形態のマッサージ機1におい
て、ケーシング2は、座部100と背凭れ部101とを
有した椅子型とされている。そして、マッサージユニッ
ト4は、背凭れ部101に対して組み込まれており、座
部100に座った使用者の後頭部から背中及び腰にわた
る広い範囲で上下動が可能にされている。ところで、本
発明は、上記各実施形態で説明したものに限定されるも
のではない。
【0054】例えば、移動手段5において、ガイドレー
ル51とガイドホイル53との組み合わせ形体や、タイ
ミングレール52と強制回転輪部54との組み合わせ形
体、またガイドレール51とタイミングレール52との
組み合わせ形体や、ガイドホイル53と強制回転輪部5
4との組み合わせ形体等について、各種の変更が可能で
ある。また、ガイドレール51とタイミングレール52
とを互いに離反した位置付けにしたり、ガイドホイル5
3と強制回転輪部54とをそれぞれ独自の軸で支持させ
る構造にしたりすることもできる。
【0055】ケーシング2は、第1乃至第3実施形態で
説明したポータブル型や第4実施形態で説明した椅子型
の他にも、ベッド型やマット型等(いずれも図示略)と
して形成することができる。第1実施形態では左右のロ
ータ12,13間に機械式の半回転クラッチ部21を用
いたが、電磁的なクラッチ機構や手動切換機構等を採用
してもよい。また、この第1実施形態や第2実施形態に
おいて、ロータ12,13のマッサージローラ16は、
円板形に限定されず、多角形板状や星型板状、楕円板状
等としてもよい。
【0056】図示は省略するが、マッサージユニット4
は、上記各実施形態で説明した以外にも、リンク及びカ
ムを組み合わせてモミ玉を揺動又は前後動させる機構
や、バイブレータによってモミ玉を振動させる機構等と
することができる。従って、マッサージ動作部3の形体
としても、上記各実施形態で説明した以外の各種形体に
変更できる。移動手段5は、ねじ送り機構に限らず、ラ
ックとピニオンによる送り手段、巻き掛け駆動手段、流
体圧シリンダ等によって構成することができる。
【0057】なお、移動手段5は、それ単独で作動させ
た場合には単にマッサージユニット4の位置合わせを行
うことになるが、この移動手段5の作動と一緒にマッサ
ージユニット4を作動させれば、人体に対する所定範囲
を、マッサージ動作部3が各種のマッサージを行いなが
ら移動するという、複合的な動きを得ることができるこ
とになる。第1実施形態では、マッサージユニット4を
背凭れ部101へ組み込んだものとして説明したが、座
部100へ組み込んだり、座部100の前部にフットレ
スト(図示略)を設けてこのフットレストへ組み込んだ
りすることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るマッサージ機では、マッサージユニットの移動時
に強制回転輪部がタイミングレールと周期的に凹凸係合
して、この強制回転輪部と一緒にガイドホイルを強制
的、且つ周期的に回転させるものであるから、ガイドレ
ールに対してガイドホイルが不回転のまま、無理やり摺
動させられるといったことが防止され、その結果、ガイ
ドホイルの外周面に偏磨耗等が生じたり、ガイドレール
に部分的な磨耗や反り等が生じたりすることはない。
【0059】そのため、マッサージユニットの移動が円
滑に行われるものとして、その移動中のガタツキや移動
騒音を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7を分解して示す斜視図である。
【図2】本発明に係るマッサージ機の第1実施形態を示
す斜視図である。
【図3】第1実施形態のマッサージ機をケーシングを省
略した状態で示す正面図である。
【図4】図3のA−A線拡大断面図である。
【図5】図4中に示した半回転クラッチ部を拡大して示
す正面断面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】第1実施形態のマッサージ機で採用された移動
手段の一部を示す斜視図である。
【図8】図7のC−C線拡大断面図である。
【図9】第1実施形態のマッサージ機において指圧マッ
サージ又は叩きマッサージを得る場合の動作状況を模式
的に示した説明図である。
【図10】第1実施形態のマッサージ機においてモミマ
ッサージを得る場合の動作状況を模式的に示した説明図
である。
【図11】第1実施形態のマッサージ機を椅子の背凭れ
部に立てかけて使用する状況を示した概略側面図であ
る。
【図12】第1実施形態のマッサージ機を壁に立てかけ
て使用する状況を示した概略側面図である。
【図13】本発明に係るマッサージ機の第2実施形態で
採用されたマッサージユニットを示す正面図である。
【図14】本発明に係るマッサージ機の第3実施形態の
マッサージ機をケーシングの正面側を除去させた状態に
して示す正面図である。
【図15】図14のD−D線に対応する位置を拡大して
示す断面図である。
【図16】第3実施形態のマッサージ機で採用された移
動手段の一部を分解して示す斜視図である。
【図17】本発明に係るマッサージ機の第4実施形態の
マッサージ機を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 マッサージ機 2 ケーシング 3 マッサージ動作部 4 マッサージユニット 5 移動手段 7 支持ブラケット 50 推進駆動部 51 ガイドレール 52 タイミングレール 53 ガイドホイル 54 強制回転輪部 68 ラック 71 軸受部 72 回転支持軸 74 ピニオンギヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体にマッサージを施すマッサージ動作
    部(3)が組み込まれたマッサージユニット(4)と、
    該マッサージユニット(4)を所定範囲で移動可能にす
    る移動手段(5)と、上記マッサージ動作部(3)によ
    る人体への当接を邪魔しないかたちでマッサージユニッ
    ト(4)及び移動手段(5)を収納するケーシング
    (2)とを有したマッサージ機において、 上記移動手段(5)は、マッサージユニット(4)に移
    動推進力を与える推進駆動部(50)と、 上記ケーシング(2)内に対して長手方向をマッサージ
    ユニット(4)の移動方向へ向けて設けられたガイドレ
    ール(51)及びタイミングレール(52)と、 上記マッサージユニット(4)に対して、上記ガイドレ
    ール(51)に沿って転動可能な状態で設けられたガイ
    ドホイル(53)及び該ガイドホイル(53)と一体回
    転しつつ上記タイミングレール(52)に対して周期的
    に凹凸係合可能な状態で設けられた強制回転輪部(5
    4)とを有していることを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記タイミングレール(52)と強制回
    転輪部(54)とが、ラック(68)とこれに噛合する
    ピニオンギヤ(74)との組み合わせにより形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記強制回転輪部(54)は、上記ガイ
    ドホイル(53)の回転支持軸(72)によってガイド
    ホイル(53)と同軸に設けられたものであって、且つ
    該回転支持軸(72)を支持する軸受部(71)とガイ
    ドホイル(53)との間に位置付けられていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のマッサージ機。
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