JP2002159549A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
大幅に変更することができなかった。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明で
は、椅子の背もたれに沿ってマッサージユニットを昇降
可能に配設してなるマッサージ機において、マッサージ
ユニットに、もみ玉を前後方向に揺動させることによっ
てたたき作動を行わせるためのタタキ機構と、もみ玉を
偏心回動させることによってもみ作動を行わせるための
モミ機構とからなるもみ玉駆動ユニットを椅子の背もた
れに向けて進退移動可能に配設することとした。
Description
するものである。
もたれに沿ってマッサージユニットを昇降可能に配設し
ており、マッサージユニットには、もみ玉を前後方向に
揺動させることによってたたき作動を行わせるためのタ
タキ機構と、もみ玉を偏心回動させることによってもみ
作動を行わせるためのモミ機構と、マッサージユニット
自体を椅子の背もたれに沿って昇降させるための昇降機
構とがそれぞれ配設されていた。
ットを昇降させることによりもみ玉を肩や背中や腰等の
所定の部位に当接させ、タタキ機構を駆動させることに
よって所定部位をたたいたり、モミ機構を駆動させるこ
とによって所定部位をもんだり、或いは、タタキ機構と
モミ機構とを同時に駆動させることによって所定部位を
たたきながらもんだり、更には、昇降機構の駆動も組み
合わせて肩から腰にかけて連続的にたたいたりもんだり
するといった複数種類のマッサージ作動が行えるように
構成されていた。
は、椅子の背もたれからもみ玉が突出する突出量が常に
一定量となるように構成されているが、もみ玉の突出量
を変更する先行技術としては、特公平1−49496号
公報に開示されたものがあり、かかる公報には、マッサ
ージユニットを昇降させるための主軸に一対のアームを
前後揺動自在に取付け、同アームの先端にもみ玉を取付
けており、アームを主軸周りに回動させることによって
もみ玉の突出量を変更できるように構成したマッサージ
機が開示されている。
1−49496号公報に開示されたマッサージ機にあっ
ては、マッサージユニット自体を椅子の背もたれに向け
て進退移動させることによってもみ玉の突出量を変更す
るものではなく、アームの回動角度を変更することによ
ってのみもみ玉の突出量を変更するものである。
ことによってもみ玉の突出量を変更するように構成した
場合には、アームを回動させることができる角度には限
界があり、そのため、従来よりもわずかにもみ玉の突出
量を変更することができるだけであって、もみ玉を従来
よりも大幅に突出させることができるものではなかっ
た。
用者の身体を支持するための身体支持部に沿ってマッサ
ージユニットを昇降可能に配設してなるマッサージ機に
おいて、マッサージユニットに、もみ玉を駆動するため
のもみ玉駆動ユニットを身体支持部に向けて進退移動可
能に配設することとした。
ニットを前後方向に揺動可能に配設することとした。
み玉を突出させた側でマッサージユニットに前後方向に
揺動可能に枢着することとした。
るとともに、同ラック上を滑動するピニオンギヤを設け
た昇降軸をマッサージユニットに横架し、同昇降軸にも
み玉駆動ユニットを前後方向に揺動可能に枢着すること
とした。
用者の身体を支持するための身体支持部沿ってマッサー
ジユニットを昇降可能に配設したものである。
前後方向に揺動させることによってたたき作動を行わせ
るためのタタキ機構と、もみ玉を偏心回動させることに
よってもみ作動を行わせるためのモミ機構とからなるも
み玉を駆動するためのもみ玉駆動ユニットを身体支持部
に向けて進退移動可能に配設したものである。
後退させることでもみ玉の突出量を大幅に変更すること
ができ、これにより、マッサージ機が行うマッサージ作動
に従来以上に強弱をつけることができ、マッサージを行
う部位の状態に応じた適切なマッサージを行うことがで
きて、マッサージ効果を向上させることができるもので
ある。
させた状態でもみ玉駆動ユニットのみを前進させること
で、使用者の背中をもみ玉で指圧することができ、これに
より、マッサージ機のマッサージの種類を増加させるこ
とができて、マッサージ効果を向上させることができる
ものである。
ニットを前後方向に揺動可能に配設することによって、
もみ玉駆動ユニットの重量を揺動支点位置で支持した状
態でもみ玉駆動ユニットを進退移動させることができ、
従って、もみ玉駆動ユニットを進退移動させるための機
構を簡略化することができて小型軽量化を図ることがで
きるものである。
玉を突出させた側でマッサージユニットに前後方向に揺
動可能に枢着することによって、もみ玉の突出量をより
一層大きくすることができ、マッサージ作動に大きく強
弱をつけることができ、従って、マッサージを行う部位
の状態に応じた適切なマッサージを行うことができて、
マッサージ効果を向上させることができるものである。
るとともに、同ラック上を滑動するピニオンギヤを設け
た昇降軸をマッサージユニットに横架し、同昇降軸にも
み玉駆動ユニットを前後方向に揺動可能に枢着すること
によって、もみ玉駆動ユニットの揺動支点として昇降軸
を利用でき、もみ玉駆動ユニットを揺動させるための機
構を簡素化でき、マッサージユニットの小型軽量化を図
ることができるものである。
に示すように、使用者の身体を支持するための身体支持
部としての椅子2の背もたれ3に沿ってマッサージユニ
ット4を昇降可能に配設しており、同マッサージユニッ
ト4の内部には、左右一対のもみ玉5,6を前後方向に揺
動させることによってたたき作動を行わせるためのタタ
キ機構7と、もみ玉5,6を偏心回動させることによって
もみ作動を行わせるためのモミ機構8とからなるもみ玉
を駆動させるためのもみ玉駆動ユニット9を椅子2の背
もたれ3に向けて進退移動可能に配設している。尚、本
実施例では、椅子2の背もたれ3で使用者の身体を支持
する、いわゆる椅子式のマッサージ機を例に採り説明し
ているが、これに限らず、ベットで使用者の身体を支持
する、いわゆるベット式のマッサージ機でもよい。ま
た、もみ玉駆動ユニット9は、必ずしもタタキ機構7と
モミ機構8とを備えているものではなく、いずれか一方
を備えているもの、或いは、単にもみ玉を突出させた構
造のものでもよい。
いて具体的に説明する。
背もたれ3の背部に左右一対のラック10,11を背もたれ
3に沿って取付けるとともに、同ラック10,11に沿わせ
て断面コ字状の左右一対のガイドレール12,13を取付け
ている。
が着座していることを圧力によって検出するための着座
センサー15を取付けており、同着座センサー15は、背も
たれ3の下部に配設したコントローラー16に接続してい
る。図中、167は脚体である。
ット4は、図2及び図3に示すように、略矩形箱型状の
マッサージユニットケーシング17の右側下部に昇降用モ
ーター18を取付け、同昇降用モーター18の駆動軸1 9に
駆動ギヤ20を取付ける一方、マッサージユニットケーシ
ング17の下部に左右幅方向に伸延させた昇降軸21を回動
自在に取付け、同昇降軸21の右側外側面に形成したギヤ
部22と前記駆動ギヤ20とを噛合させ、更には、昇降軸21
の左右端部をマッサージユニットケーシング17の外側方
に突出させ、かかる突出させた左右端部にピニオンギヤ
23,24を取付け、同ピニオンギヤ23,24を椅子2の背もた
れ3に取付けたラック10,11に噛合させている。図中、2
5はマッサージユニットケーシング17に昇降用モーター1
8を取付けるためのブラケットである。尚、昇降用モー
ター18は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー
16に接続している。
ジユニットケーシング17の左右側上部に左右一対のガイ
ド軸26,27を回動自在に取付け、各ガイド軸26,27の端部
をマッサージユニットケーシング17の外側方に突出さ
せ、かかる突出させたガイド軸26,27の端部にガイドロ
ーラー28,29をそれぞれ回動自在に取付けており、かか
るガイドローラー28,29を椅子2の背もたれ3に取付け
た断面コ字状のガイドレール12,13の内部に滑動自在に
挿入している。
駆動ユニット9を椅子2の背もたれ3に向けて進退移動
可能に配設している。
サージユニットケーシング17の上部及び下部に前後方向
に伸延させた左右一対のガイドバー30,31,32,33をそれ
ぞれ取付け、同ガイドバー30,31,32,33にもみ玉駆動ユ
ニット9を構成するもみ玉駆動ユニットケーシング34を
ガイドバー30,31,32,33に沿って前後方向に進退移動自
在に取付けている。
せるための進退移動機構35は、マッサージユニットケー
シング17の左下部に進退用モーター36を取付け、同進退
用モーター36の駆動軸37に駆動用ベベルギヤ38を取付け
る一方、マッサージユニットケーシング17の左側部に従
動用ベベルギヤ39を回動自在に取付け、同従動用ベベル
ギヤ39を駆動用ベベルギヤ38に噛合させ、更には、従動
用ベベルギヤ39に駆動用プーリー40を同軸上に取付ける
一方、マッサージケーシング17の中央部に前後方向に向
けて伸延させた進退軸41を回動自在に取付け、同進退軸
41の基端部に従動用プーリー42を取付け、同従動用プー
リー42と前記駆動用プーリー40との間に伝動ベルト43を
懸架しており、進退軸41の外周面に雄ネジ部を形成し、
同進退軸41の雄ネジ部をもみ玉駆動ユニットケーシング
34の中央部に取付けた従動ネジ体45の内周面に形成した
雌ネジ部に噛合させている。図中、47はマッサージユニ
ットケーシング17に進退用モーター36を取付けるための
ブラケット、48,49は進退軸41を回動自在に支持するた
めの軸受である。尚、進退用モーター36は、背もたれ3
の下部に配設したコントローラー16に接続している。
ット9は、図2及び図3に示すように、箱型状のもみ玉
駆動ユニットケーシング34の上部及び下部に左右一対の
ガイド穴50,51,52,53をそれぞれ形成し、同ガイド穴50,
51,52,53に前記ガイドバー30,31,32,33をスライド自在
に挿通し、更には、もみ玉駆動ユニットケーシング34の
中央部に円筒状の従動ネジ体45を取付け、同従動ネジ体
45を進退軸41に螺設している。
動ユニットケーシング34の内部にタタキ機構7とモミ機
構8とを配設している。
に、もみ玉駆動ユニットケーシング34の左側上部にタタ
キ用モーター54を駆動軸55が下方に向けて突出した状態
で取付け、同駆動軸55にタタキ用駆動ウォーム56を連動
連結する一方、もみ玉駆動ユニットケーシング34の中途
部に左右幅方向に向けて伸延させたタタキ用回動軸57を
回動自在に取付け、同タタキ用回動軸57の左側部にタタ
キ用従動ウォームホイール58を固着し、同タタキ用従動
ウォームホイール58を前記タタキ用駆動ウォーム56に噛
合させ、更には、タタキ用回動軸57の左右端部にタタキ
用偏心軸59,60を同タタキ用偏心軸59,60の軸線をタタキ
用回動軸57の軸線から上下にそれぞれ偏心させた状態で
連設し、同タタキ用偏心軸59,60にもみ玉機構61,62をそ
れぞれ連動連結している。図中、63はタタキ用モーター
54の駆動軸55を回動自在に支持するための軸受である。
尚、タタキ用モーター54は、背もたれ3の下部に配設し
たコントローラー16に接続している。
に示すように、もみ玉駆動ユニットケーシング34の右側
上部にモミ用モーター64を駆動軸65が下方に向けて突出
した状態で取付け、同駆動軸65にモミ用駆動ウォーム66
を連動連結する一方、タタキ用回動軸57の右側部にモミ
用従動ウォームホイール67を回動自在に遊嵌し、同モミ
用従動ウォームホイール67を前記モミ用駆動ウォーム66
に噛合させるとともに、モミ用従動ウォームホイール67
にモミ用駆動プーリー68を連設し、更には、もみ玉駆動
ユニットケーシング34の下部に左右幅方向に向けて伸延
させたモミ用回動軸69を回動自在に取付け、同モミ用回
動軸69の右側部にモミ用従動プーリー70を取付け、同モ
ミ用従動プーリー70と前記モミ用駆動プーリー68との間
に伝動ベルト71を懸架しており、モミ用回動軸69の左右
端部には、もみ玉機構61,62をそれぞれ連動連結してい
る。図中、72はモミ用モーター64の駆動軸65を回動自在
に支持するための軸受である。尚、モミ用モーター64
は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接
続している。
うに、モミ用回動軸69の左右端部に左右一対のもみ玉ア
ーム支持体73,74を同もみ玉アーム支持体73,74の上部が
外側方に向いた状態で傾斜状に取付け、同もみ玉アーム
支持体73,74の後部に連動アーム75,76の先端部をそれぞ
れ連動連設し、同連動アーム75,76の基端部をタタキ用
偏心軸59,60に取付け、更には、もみ玉アーム支持体73,
74の前側上部にもみ玉支持アーム77,78の基端部を取付
け、同もみ玉支持アーム77,78の先端部にもみ玉5,6を回
動自在に取付けている。図中、79,80はモミ用回動軸69
の左右端部にもみ玉アーム支持体73,74を傾斜状態で回
動自在に取付けるための接続具である。尚、連動アーム
75,76の先端部ともみ玉アーム支持体73,74とは自由継手
構造によって接続している。
は、以上に説明したように構成しており、コントローラ
ー16によって各モーター18,36,54,64を駆動させること
によって、以下に説明するように動作する。
用モーター18を駆動すると、昇降軸21が回動し、それに
伴ってピニオンギヤ23,24がラック10,11に沿って走行
し、マッサージユニット4が椅子2の背もたれ3に沿っ
て昇降移動する。
ーター36を駆動すると、駆動用ベベルギヤ38、従動用ベ
ベルギヤ39、駆動用プーリー40、伝動ベルト43、従動用
プーリー42を介して進退軸41が回動し、それに伴っても
み玉駆動ユニットケーシング34に取付けた従動ネジ体45
が進退軸41に沿って移動し、もみ玉駆動ユニットケーシ
ング34が前後方向に進退移動し、もみ玉5,6が前後方向
に進退移動する(図6参照)。
モーター54を駆動すると、タタキ用駆動ウォーム56とタ
タキ用従動ウォームホイール58を介してタタキ用回動軸
57が回動し、それに伴ってタタキ用偏心軸59,60が交互
に上下に回動し、それにより、連動アーム75,76がクラ
ンクとして機能してもみ玉アーム支持体73,74が前後に
揺動し、もみ玉5,6が交互に前後方向に揺動してたたき
作動を行う。
ーター64を駆動すると、モミ用駆動ウォーム66、モミ用
従動ウォームホイール67、モミ用駆動プーリー68、伝動
ベルト71、モミ用従動プーリー70を介してモミ用回動軸
69が回動し、それに伴ってもみ玉アーム支持体73,74が
回動し、もみ玉5,6が前後方向に偏心回動してもみ作動
を行う。
るように、上記各作動を組み合わせることによって使用
者の体の肩、背中、腰等をマッサージするようにしてい
る(図13及び図14参照)。
イッチをONすると(S1)、着座センサー15が使用者
が着座していることを検出し(S2)、それにより、マ
ッサージユニット4の初期設定を行う(S3)。
ッサージユニット4を最下端位置に降下させるととも
に、進退用モーター36を駆動してもみ玉駆動ユニット9
を最後方位置に後退させ、更には、タタキ用モーター54
とモミ用モーター64とを駆動してもみ玉5,6を中立位置
に移動させる。
幅、背中の形状等といった使用者の体形を検出するため
の使用者体形検出を行う(S5)。かかる使用者体形検
出は、マッサージ機1を直前に使用した者の体形が既に
マッサージ機1に記憶されていることから、同一の使用
者が続けてマッサージ機1を使用する場合には、時間短
縮のため使用者体形検出を行うか否かを選択できるよう
にしている(S4)。
定時間(例えば1秒間)だけマッサージユニット4を上
昇させ(S11)、その位置で進退用モーター36を駆動
してもみ玉駆動ユニット9を前方に向けて(使用者の背
中に向けて)徐々に移動し(S12)、コントローラ16
によって進退用モーター36に所定の負荷(例えば負荷電
流)が印加されていることを検出した場合には(S1
3)、進退用モーター36を停止してその位置をコントロ
ーラー16に内蔵した記憶手段によって記憶し(S14)
(具体的には、もみ玉駆動ユニット9を最後方位置から
停止位置まで移動させる際に進退用モーター36が作動し
た時間によって、もみ玉駆動ユニット9の停止位置を記
憶している。)、その後、進退用モーター36を駆動して
もみ玉駆動ユニット9を最後方位置まで後方に向けて移
動する(S15)。これらの動作を使用者の肩位置まで
繰り返し行う(S16)ことによって、使用者の肩の高
さや幅、背中の形状等といった使用者の体形を検出す
る。
ニット9を進退移動させるための進退用モーター36の負
荷によって、もみ玉5,6が使用者の背中に当接したか否
かを検出するもみ玉当接検出手段としている。
ニット4が検出した使用者の肩位置は、使用者がマニュ
アル操作で微調整できるようにしている(S6)。
例えば、首、肩、背中、腰、或いは全体等を選択すると
ともに(S7)、マッサージの方法、例えば、たたき、
もみ等を選択し(S8)、更には、マッサージの度合
い、例えば、速さ、強さ、幅等を選択する(S9)。
した内容に基いてマッサージを行う(S10)。その際
に、着座センサー15によって使用者が椅子2に連続して
着座している時間をコントローラー16で検出し、所定時
間(例えば、15分)以上連続してマッサージが行われ
ている場合には、使用者に対して警告を発するようにし
ている。これにより、マッサージのし過ぎによる体調不
良の発生を未然に防止するようにしている。
は、コントローラー16によって昇降用モーター18及び進
退用モーター36を駆動して、マッサージユニット4とも
み玉駆動ユニット9とを使用者体形検出で検出した使用
者の肩位置まで昇降させ、その後、タタキ用モーター54
を駆動してもみ玉5,6を交互に前後方向に揺動させる。
用者の肩位置よりも後方にもみ玉駆動ユニット9を移動
させて、もみ玉5,6を使用者の肩位置よりも後方に位置さ
せると、使用者の肩をもみ玉5,6で弱くたたくこととな
り、逆に、進退用モーター36を駆動して使用者の肩位置よ
りも前方にもみ玉駆動ユニット9を移動させて、もみ玉
5,6を使用者の肩位置よりも前方に位置させると、使用者
の肩をもみ玉5,6で強くたたくこととなり、従って、進退
用モーター36によってもみ玉駆動ユニット9を前後方向
に進退移動させることで、マッサージ作動に強弱をつけ
ることができ、これにより、マッサージを行う部位の状態
に応じた適切なマッサージを行うことができ、マッサー
ジ効果を向上させることができる。
トローラー16によって昇降用モーター18及び進退用モー
ター36を駆動して、マッサージユニット4ともみ玉駆動
ユニット9とを使用者体形検出で検出した使用者の腰位
置まで昇降させ、その後、その位置で進退用モーター36の
みを駆動して、もみ玉駆動ユニット9を前進させ、もみ玉
5,6を使用者の背中に押し付けた後、もみ玉駆動ユニット
9を後退させ、更には、昇降用モーター18及び進退用モー
ター36を駆動して、マッサージユニット4ともみ玉駆動
ユニット9と僅かに上昇させるといった動作を、使用者
の肩位置まで繰り返し行う。
位置で、進退用モーター36を駆動することによってもみ
玉駆動ユニット9のみを前進させることで、使用者の背
中を指圧することができ、これにより、マッサージ機1の
マッサージの種類を増加させることができ、マッサージ
効果を向上させることができる。
4を昇降させるとともに、もみ玉駆動ユニット9を進退
させることによって、着座した使用者の体形を検出する
ようにしているため、使用者が自己の体形をマニュアル
操作で記憶させるといった煩雑な操作がなくなり、マッ
サージ機1の使い勝手を向上させることができる。
肩位置や腰位置を正確に把握でき、正確な位置でのマッ
サージを行うことができ、また、使用者の背中の形状に沿
わせてマッサージユニット4を移動させながらマッサー
ジを行うことで、使用者の背中を全範囲にわたって適切
な強度でマッサージを行うことができて、マッサージ効
果を向上させることができる。
背中に当接したか否かを検出するためのもみ玉当接検出
手段を具備しており、マッサージユニット4を所定時間
上昇又は下降させた後に、もみ玉当接検出手段によって
もみ玉5,6が使用者の背中に当接したことを検出するま
でもみ玉駆動ユニット9を使用者の背中に向けて進出さ
せ、その後、もみ玉駆動ユニット9を後退させることを
繰り返し行うことによって着座した使用者の体形を検出
するようにしているため、より正確に使用者の体形を検
出することができる。
させるための進退用モーター36の負荷によってもみ玉5,
6が使用者の背中に当接したか否かを検出するようにし
ているため、構造を簡略化することができる。
は、進退軸41に沿ってもみ玉駆動ユニット9を前後方向
に平行に進退移動するように構成しているため、もみ玉
駆動ユニット9を進退移動させてももみ玉5,6の高さが
変化することがなく、身体の同一部位を押圧することが
でき、しかも、もみ玉5,6を取付けたもみ玉支持アーム7
7,78が回動移動することなく前後に平行移動するため、
もみ玉駆動ユニット9を進退させてもタタキ作動やモミ
作動を行う際のもみ玉5,6の軌道が変化することがな
く、身体を同一感覚でマッサージすることができ、従っ
て、もみ玉駆動ユニット9を進退移動させても使用者に
何ら違和感を与えることがない。
としてのマッサージユニット100を示した図であり、本実
施例では、マッサージユニット100にもみ玉駆動ユニット
101を前後方向に揺動可能に配設して、もみ玉駆動ユニ
ット101を椅子2の背もたれ3に向けて進退移動できる
ように構成している。
〜図9に示すように、略矩形箱型状のマッサージユニッ
トケーシング102の右側下部に昇降用モーター103を取付
け、同昇降用モーター103の駆動軸104に駆動ギヤ105を
取付け、同駆動ギヤ105に変速ギヤ106を噛合させ、同変
速ギヤ106に駆動ウォーム107を連動連結する一方、マッ
サージユニットケーシング102の下部に左右幅方向に伸
延させた昇降軸108を回動自在に取付け、同昇降軸108の
右側外側面に形成したギヤ部と前記駆動ウォーム10 7と
を噛合させ、更には、昇降軸108の左右端部をマッサー
ジユニットケーシング102の外側方に突出させ、かかる
突出させた左右端部にピニオンギヤ110,111を取付け、
同ピニオンギヤ110,111を椅子2の背もたれ3に取付け
たラック10,11に噛合させている。図中、112はマッサー
ジユニットケーシング102の右側下部に取付けた昇降用
モーター103を収納したモーターケーシングである。
尚、昇降用モーター103は、背もたれ3の下部に配設し
たコントローラー16に接続している。
ージユニットケーシング102の左右側上部に左右一対の
ガイド軸113,114を回動自在に取付け、各ガイド軸113,1
14の端部をマッサージユニットケーシング102の外側方
に突出させ、かかる突出させたガイド軸113,114の端部
にガイドローラー115,116をそれぞれ回動自在に取付け
ており、かかるガイドローラー115,116を椅子2の背も
たれ3に取付けた断面コ字状のガイドレール12,13の内
部に滑動自在に挿入している。
玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に配設してい
る。
ッサージユニットケーシング102の下部に左右幅方向に
向けて伸延させた状態で配設した昇降軸108の中央部に
もみ玉駆動ユニット101を構成するもみ玉駆動ユニット
ケーシング117を前後方向に向けて揺動自在に取付けて
おり、昇降軸108を揺動支点としてもみ玉駆動ユニット1
01が前後方向に向けて揺動できるようにしている。
に揺動させて進退移動させるための進退移動機構は、マ
ッサージユニットケーシング102の左側上部に進退用モ
ーター118を取付け、同進退用モーター118の駆動軸119
に駆動ギヤ120を取付け、同駆動ギヤ120に変速ギヤ121
を噛合させ、同変速ギヤ121に駆動ウォーム122を連動連
結する一方、マッサージユニットケーシング102の上部
に左右幅方向に向けて伸延させた進退軸123を回動自在
に取付け、同進退軸123の左側外側面に形成したギヤ部
(図示省略)と前記駆動ウォーム122とを噛合させ、更
には、進退軸123に左右一対のピニオンギヤ124,125を取
付ける一方、もみ玉駆動ユニットケーシング117の上部
に左右一対の円弧状のラック126,127を取付け、同ラッ
ク126,127に前記ピニオンギヤ124,125を噛合させてい
る。図中、128はマッサージユニットケーシング102の左
側上部に取付けた進退用モーター118を収納するための
モーターケーシング、129は進退軸123を回動自在に支持
するための軸受である。
示すように、箱型状のもみ玉駆動ユニットケーシング11
7の上部に左右一対のラック支持片130,131を外側方へ向
けて形成し、各ラック支持片130,131の端縁に円弧状の
ラック126,127をそれぞれ取付け、一方、もみ玉駆動ユ
ニットケーシング117の前側下部に正面視略U字状の昇
降軸支持片132を形成し、同昇降軸支持片132の左右側部
に軸受133,134をそれぞれ取付け、同軸受133,134に昇降
軸108を回動自在に挿通している。
駆動ユニットケーシング117の内部にタタキ機構135とモ
ミ機構136とを配設している。
に、もみ玉駆動ユニットケーシング117の左側下部にタ
タキ用モーター137を駆動軸138が上方に向けて突出した
状態で取付け、同駆動軸138にタタキ用駆動ウォーム139
を連動連結する一方、もみ玉駆動ユニットケーシング11
7の上部に左右幅方向に向けて伸延させたタタキ用回動
軸140を回動自在に取付け、同タタキ用回動軸140の左側
部にタタキ用従動ウォームホイール141を固着し、同タ
タキ用従動ウォームホイール141を前記タタキ用駆動ウ
ォーム139に噛合させ、更には、タタキ用回動軸140の左
右端部にタタキ用偏心軸142,143を同タタキ用偏心軸14
2,143の軸線をタタキ用回動軸140の軸線から上下にそれ
ぞれ偏心させた状態で連設し、同タタキ用偏心軸142,14
3にもみ玉機構144,145をそれぞれ連動連結している。図
中、146はタタキ用モーター137の駆動軸138を回動自在
に支持するための軸受である。尚、タタキ用モーター13
7は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に
接続している。
1に示すように、もみ玉駆動ユニットケーシング117の右
側下部にモミ用モーター147を駆動軸148が上方に向けて
突出した状態で取付け、同駆動軸148にモミ用駆動ウォ
ーム149を連動連結する一方、タタキ用回動軸140の右側
部にモミ用従動ウォームホイール150を回動自在に遊嵌
し、同モミ用従動ウォームホイール150を前記モミ用駆
動ウォーム149に噛合させるとともに、モミ用従動ウォ
ームホイール150にモミ用駆動プーリー151を連設し、更
には、もみ玉駆動ユニットケーシング117の下部に左右
幅方向に向けて伸延させたモミ用回動軸152を回動自在
に取付け、同モミ用回動軸152の右側部にモミ用従動プ
ーリー153を取付け、同モミ用従動プーリー153と前記モ
ミ用駆動プーリー151との間に伝動ベルト154を懸架して
おり、モミ用回動軸152の左右端部には、もみ玉機構14
4,145をそれぞれ連動連結している。図中、155はモミ用
モーター147の駆動軸148を回動自在に支持するための軸
受である。尚、モミ用モーター147は、背もたれ3の下
部に配設したコントローラー16に接続している。
ように、モミ用回動軸152の左右端部に左右一対のもみ
玉アーム支持体156,157を同もみ玉アーム支持体156,157
の上部が外側方に向いた状態で傾斜状に取付け、同もみ
玉アーム支持体156,157の後部に連動アーム158,159の先
端部をそれぞれ連動連設し、同連動アーム158,159の基
端部をタタキ用偏心軸142,143に取付け、更には、もみ
玉アーム支持体156,157の前側上部にもみ玉支持アーム1
60,161の基端部を取付け、同もみ玉支持アーム156,157
の先端部にもみ玉162,163を回動自在に取付けている。
図中、164,165はモミ用回動軸152の左右端部にもみ玉ア
ーム支持体156,157を傾斜状態で回動自在に取付けるた
めの接続具である。尚、連動アーム158,159の先端部と
もみ玉アーム支持体1 56,157とは自由継手構造によって
接続している。
よって進退用モーター118を駆動すると、駆動ギヤ120、
変速ギヤ121、駆動ウォーム122を介して進退軸123が回
動し、それに伴ってピニオンギヤ124,125が回動しなが
らラック126,127に沿って滑動し、それによりもみ玉駆
動ユニットケーシング117が昇降軸108を中心に前後方向
に向けて揺動し、もみ玉162,163が前後方向に進退移動
するようにしている(図12参照)。尚、ラック126,127
の前端部及び後端部には、もみ玉駆動ユニット101の揺
動範囲の前側限界位置及び後側限界位置にてピニオンギ
ヤ124,125に当接するリミットスイッチ168,169をそれぞ
れ取付けている。
ニット100にもみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可
能に配設しているため、もみ玉駆動ユニット101の重量を
揺動支点である昇降軸108で支持した状態でもみ玉駆動
ユニット101を進退移動させることができるので、もみ玉
駆動ユニット101を進退させるために必要となる動力が
小さくてすみ、もみ玉駆動ユニット101を進退移動させ
るための機構を簡略化することができ小型軽量化を図る
ことができる。
のもみ玉駆動ユニットケーシング117からもみ玉162,163
を突出させた前側においてマッサージユニット100にも
み玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に枢着して
いるため、もみ玉駆動ユニット101の後側でマッサージ
ユニット100にもみ玉駆動ユニット101を枢着した場合に
比べて、もみ玉162,163の突出量をより一層大きくする
ことができ、マッサージ作動に大きく強弱をつけること
ができ、従って、マッサージを行う部位の状態に応じた
適切なマッサージを行うことができて、マッサージ効果
を向上させることができる。
もみ玉駆動ユニットケーシング117の前側で、かつ、も
み玉駆動ユニットケーシング117の最下端部近傍におい
てマッサージユニット100にもみ玉駆動ユニット101を前
後方向に揺動可能に枢着しているため、揺動支点となる
昇降軸108ともみ玉162,163との距離を可及的に長くとる
ことができ、従って、もみ玉162,163の揺動半径が可及
的に長くなり、これにより一層もみ玉162,163の突出量
を大きくすることができる。
を前後方向に揺動可能に枢着しているため、もみ玉駆動
ユニット101の揺動支点として別部材を設けることなく
昇降軸108を揺動軸として兼用して利用することがで
き、もみ玉駆動ユニット101を揺動させるための機構を
簡素化でき、マッサージユニット100の小型軽量化を図
ることができる。
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
ッサージユニットに、もみ玉を駆動するためのもみ玉駆
動ユニットを身体支持部に向けて進退移動可能に配設し
ているため、もみ玉駆動ユニットを前進又は後退させる
ことでもみ玉の突出量を大幅に変更することができ、こ
れにより、マッサージ機が行うマッサージ作動に従来以
上に強弱をつけることができ、マッサージを行う部位の
状態に応じた適切なマッサージを行うことができて、マ
ッサージ効果を向上させることができる。
させた状態でもみ玉駆動ユニットのみを前進させること
で、使用者の背中を指圧することができ、これにより、マ
ッサージ機のマッサージの種類を増加させることができ
て、マッサージ効果を向上させることができる。
行に進退移動するように構成することによって、もみ玉
駆動ユニットを進退移動させてももみ玉の高さや軌道が
変化することがなく、身体の同一部位を同一感覚でマッ
サージすることができ、従って、もみ玉駆動ユニットを
進退移動させても使用者に何ら違和感を与えることがな
く、マッサージ機の使い勝手を向上させることができ
る。
ジユニットにもみ玉駆動ユニットを前後方向に揺動可能
に配設しているため、もみ玉駆動ユニットの重量を揺動
支点位置で支持した状態でもみ玉駆動ユニットを進退移
動させることができるので、もみ玉駆動ユニットを進退
移動させるための機構を簡略化することができ小型軽量
化を図ることができる。
駆動ユニットを側面視でもみ玉を突出させた側でマッサ
ージユニットに前後方向に揺動可能に枢着しているた
め、もみ玉の突出量をより一層大きくすることができ、
マッサージ作動に大きく強弱をつけることができ、従っ
て、マッサージを行う部位の状態に応じた適切なマッサ
ージを行うことができて、マッサージ効果を向上させる
ことができる。
持部に沿ってラックを配設するとともに、同ラック上を
滑動するピニオンギヤを設けた昇降軸をマッサージユニ
ットに横架し、同昇降軸にもみ玉駆動ユニットを前後方
向に揺動可能に枢着しているため、もみ玉駆動ユニット
の揺動支点として昇降軸を利用でき、もみ玉駆動ユニッ
トを揺動させるための機構を簡素化でき、マッサージユ
ニットの小型軽量化を図ることができる。
斜視図。
図。
ト。
ート。
Claims (4)
- 【請求項1】 使用者の身体を支持するための身体支持
部に沿ってマッサージユニットを昇降可能に配設してな
るマッサージ機において、 マッサージユニットに、もみ玉を駆動するためのもみ玉
駆動ユニットを身体支持部に向けて進退移動可能に配設
したことを特徴とするマッサージ機。 - 【請求項2】 マッサージユニットにもみ玉駆動ユニッ
トを前後方向に揺動可能に配設したことを特徴とする請
求項1記載のマッサージ機。 - 【請求項3】 もみ玉駆動ユニットは、側面視でもみ玉
を突出させた側でマッサージユニットに前後方向に揺動
可能に枢着したことを特徴とする請求項2記載のマッサ
ージ機。 - 【請求項4】 身体支持部に沿ってラックを配設すると
ともに、同ラック上を滑動するピニオンギヤを設けた昇
降軸をマッサージユニットに横架し、同昇降軸にもみ玉
ユニットを前後方向に揺動可能に枢着したことを特徴と
する請求項3記載のマッサージ機。
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