JP4563571B2 - マッサージ機の体形検出方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マッサージ機の体形検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマッサージ機としては、椅子の背もたれに沿ってマッサージユニットを昇降可能に配設しており、マッサージユニットには、もみ玉を前後方向に揺動させることによってたたき作動を行わせるためのタタキ機構と、もみ玉を偏心回動させることによってもみ作動を行わせるためのモミ機構と、マッサージユニット自体を椅子の背もたれに沿って昇降させるための昇降機構とがそれぞれ配設されていた。
【0003】
そして、昇降機構によってマッサージユニットを昇降させることによりもみ玉を肩や背中や腰等の所定の部位に当接させ、タタキ機構を駆動させることによって所定部位をたたいたり、モミ機構を駆動させることによって所定部位をもんだり、或いは、タタキ機構とモミ機構とを同時に駆動させることによって所定部位をたたきながらもんだり、更には、昇降機構の駆動も組み合わせて肩から腰にかけて連続的にたたいたりもんだりするといった複数種類のマッサージ作動が行えるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のマッサージ機にあっては、着座した使用者の体形を自動的に検出するための手段が設けられていなかった。
【0005】
そのため、マッサージ機を使用するたびごとに使用者がマニュアル操作によってマッサージユニットを昇降させて、肩の位置や腰の位置を記憶させる必要があり、操作が煩雑で使い勝手が悪いものであった。
【0006】
しかも、一旦自分の体形を記憶させても、その後に他人がそのマッサージ機に体形を記憶させて使用した場合には、再び自分の体形をはじめから記憶させなおさなければならなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、使用者の身体を支持するための身体支持部に沿ってマッサージユニットを昇降可能に配設し、同マッサージユニットに、もみ玉を駆動するためのもみ玉駆動ユニットを前記身体支持部に向けて進退移動可能に配設したマッサージ機における使用者の体形を検出するための体形検出方法であって、前記マッサージユニットに左右幅方向に伸延する昇降軸を回動自在に取付け、この昇降軸に前記マッサージユニットを昇降させるための昇降用モータを連動連結するとともに、前記昇降軸に前記もみ玉駆動ユニットの最下端部近傍枢着して当該もみ玉駆動ユニットを前記マッサージユニットに前後方向において揺動可能に配設する一方、前記マッサージユニットの上部で前記もみ玉駆動ユニットよりも高い位置に左右幅方向に伸延する進退軸を回転自在に取付け、この進退軸に前記もみ玉揺動ユニットを揺動させるための進退用モータを連動連結し、かつ、前記進退軸にピニオンギヤを取付けるとともに、前記もみ玉駆動ユニットの上部に円弧状のラックを取付け、前記ラックに前記ピニオンギヤを噛合させ、さらに、前記もみ玉駆動ユニットを進退移動させるための進退用モータの負荷によってもみ玉が使用者の背中に当接したか否かを検出するもみ玉当接検出手段を具備し、前記マッサージユニットを所定量だけ上昇又は下降させた後に、前記もみ玉当接検出手段によってもみ玉が使用者の背中に当接したことを検出するまで前記もみ玉駆動ユニットを使用者の背中に向けて進出させ、当該もみ玉駆動ユニットを進出させてもみ玉が使用者の背中に当接するまでに要した時間をもみ玉駆動ユニットの進出動作量として記憶し、その後、前記もみ玉駆動ユニットを後退させることを繰り返し行うことによって使用者の体形を検出することとした。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施形態に係るマッサージ機は、椅子の背もたれに沿ってマッサージユニットを昇降可能に配設し、同マッサージユニットに、もみ玉を前後方向に揺動させることによってたたき作動を行わせるためのタタキ機構と、もみ玉を偏心回動させることによってもみ作動を行わせるためのモミ機構とからなるもみ玉駆動ユニットを椅子の背もたれに向けて進退移動可能に配設したものである。
【0012】
そして、本実施形態では、前記マッサージユニットに左右幅方向に伸延する昇降軸を回動自在に取付け、この昇降軸に前記マッサージユニットを昇降させるための昇降用モータを連動連結するとともに、前記昇降軸に前記もみ玉駆動ユニットの最下端部近傍枢着して当該もみ玉駆動ユニットを前記マッサージユニットに前後方向において揺動可能に配設する一方、前記マッサージユニットの上部で前記もみ玉駆動ユニットよりも高い位置に左右幅方向に伸延する進退軸を回転自在に取付け、この進退軸に前記もみ玉揺動ユニットを揺動させるための進退用モータを連動連結し、かつ、前記進退軸にピニオンギヤを取付けるとともに、前記もみ玉駆動ユニットの上部に円弧状のラックを取付け、前記ラックに前記ピニオンギヤを噛合させ、さらに、前記もみ玉駆動ユニットを進退移動させるための進退用モータの負荷によってもみ玉が使用者の背中に当接したか否かを検出するもみ玉当接検出手段を具備し、前記マッサージユニットを所定量だけ上昇又は下降させた後に、前記もみ玉当接検出手段によってもみ玉が使用者の背中に当接したことを検出するまで前記もみ玉駆動ユニットを使用者の背中に向けて進出させ、当該もみ玉駆動ユニットを進出させてもみ玉が使用者の背中に当接するまでに要した時間をもみ玉駆動ユニットの進出動作量として記憶し、その後、前記もみ玉駆動ユニットを後退させることを繰り返し行うことによって使用者の体形を検出する体形検出方法としたものである。
【0013】
すなわち、本発明では、マッサージユニットを昇降させるとともに、もみ玉駆動ユニットを進退させることによって、着座した使用者の体形を検出することとしたものである。
【0014】
そのため、使用者が自己の体形をマニュアル操作で記憶させるといった煩雑な操作がなくなり、マッサージ機の使い勝手を向上させることができるものである。
【0015】
しかも、マッサージ機の使用者に応じて肩位置や腰位置を正確に把握でき、正確な位置でのマッサージを行うことができ、また、使用者の背中の形状に沿わせてマッサージユニットを移動させながらマッサージを行うことで、使用者の背中を全範囲にわたって適切な強度でマッサージを行うことができて、マッサージ効果を向上させることができるものである。
【0016】
また、もみ玉が使用者の背中に当接したか否かを検出するためのもみ玉当接検出手段を具備し、マッサージユニットを所定時間上昇又は下降させた後に、もみ玉当接検出手段によってもみ玉が使用者の背中に当接したことを検出するまでもみ玉駆動ユニットを使用者の背中に向けて進出させ、その後、もみ玉駆動ユニットを後退させることを繰り返し行うことによって着座した使用者の体形を検出することによって、各高さでのもみ玉駆動ユニットを最後方位置からもみ玉が使用者の背中に当接した位置までの距離を確実に検出でき、より正確に使用者の体形を検出することができるものである。
【0017】
しかも、もみ玉駆動ユニットを進出させてもみ玉が使用者の背中に当接するまでに要した時間をもみ玉駆動ユニットの進出動作量として記憶することによって、もみ玉駆動ユニットの位置を検出するためのセンサーなどが必要なくなり、もみ玉当接検出手段の構造を簡略化することができるものである。
【0018】
また、もみ玉当接検出手段が、もみ玉駆動ユニットを進退移動させるためのモーターの負荷によってもみ玉が使用者の背中に当接したか否かを検出するようにしているために、もみ玉当接検出手段の構造を簡略化することができるものである。
【0019】
本発明に係る体形検出方法を実施可能なマッサージ機1の一例(以下「参考例」とする)を図1〜図3に示す。図1〜図3に示すように、マッサージ機1は、使用者の身体を支持するための身体支持部としての椅子2の背もたれ3に沿ってマッサージユニット4を昇降可能に配設しており、同マッサージユニット4の内部には、左右一対のもみ玉5,6を前後方向に揺動させることによってたたき作動を行わせるためのタタキ機構7と、もみ玉5,6を偏心回動させることによってもみ作動を行わせるためのモミ機構8とからなるもみ玉を駆動させるためのもみ玉駆動ユニット9を椅子2の背もたれ3に向けて進退移動可能に配設している。尚、本実施例では、椅子2の背もたれ3で使用者の身体を支持する、いわゆる椅子式のマッサージ機を例に採り説明しているが、これに限らず、ベットで使用者の身体を支持する、いわゆるベット式のマッサージ機でもよい。また、もみ玉駆動ユニット9は、必ずしもタタキ機構7とモミ機構8とを備えているものではなく、いずれか一方を備えているもの、或いは、単にもみ玉を突出させた構造のものでもよい。
【0020】
以下に、マッサージ機1の各部の構造について具体的に説明する。
【0021】
[椅子2]
椅子2は、図1に示すように、背もたれ3の背部に左右一対のラック10,11を背もたれ3に沿って取付けるとともに、同ラック10,11に沿わせて断面コ字状の左右一対のガイドレール12,13を取付けている。
【0022】
また、椅子2は、着座部14の内部に使用者が着座していることを圧力によって検出するための着座センサー15を取付けており、同着座センサー15は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。図中、167は脚体である。
【0023】
[マッサージユニット4]
マッサージユニット4は、図2及び図3に示すように、略矩形箱型状のマッサージユニットケーシング17の右側下部に昇降用モーター18を取付け、同昇降用モーター18の駆動軸19に駆動ギヤ20を取付ける一方、マッサージユニットケーシング17の下部に左右幅方向に伸延させた昇降軸21を回動自在に取付け、同昇降軸21の右側外側面に形成したギヤ部22と前記駆動ギヤ20とを噛合させ、更には、昇降軸21の左右端部をマッサージユニットケーシング17の外側方に突出させ、かかる突出させた左右端部にピニオンギヤ23,24を取付け、同ピニオンギヤ23,24を椅子2の背もたれ3に取付けたラック10,11に噛合させている。図中、25はマッサージユニットケーシング17に昇降用モーター18を取付けるためのブラケットである。尚、昇降用モーター18は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。
【0024】
また、マッサージユニット4は、マッサージユニットケーシング17の左右側上部に左右一対のガイド軸26,27を回動自在に取付け、各ガイド軸26,27の端部をマッサージユニットケーシング17の外側方に突出させ、かかる突出させたガイド軸26,27の端部にガイドローラー2 8,29をそれぞれ回動自在に取付けており、かかるガイドローラー28,29を椅子2の背もたれ3に取付けた断面コ字状のガイドレール12,13の内部に滑動自在に挿入している。
【0025】
かかるマッサージユニット4には、もみ玉駆動ユニット9を椅子2の背もたれ3に向けて進退移動可能に配設している。
【0026】
すなわち、マッサージユニット4は、マッサージユニットケーシング17の上部及び下部に前後方向に伸延させた左右一対のガイドバー30,31,32,33をそれぞれ取付け、同ガイドバー30,31,32,33にもみ玉駆動ユニット9を構成するもみ玉駆動ユニットケーシング34をガイドバー30,31,32,33に沿って前後方向に進退移動自在に取付けている。
【0027】
かかるもみ玉駆動ユニット9を進退移動させるための進退移動機構35は、マッサージユニットケーシング17の左下部に進退用モーター36を取付け、同進退用モーター36の駆動軸37に駆動用ベベルギヤ38を取付ける一方、マッサージユニットケーシング17の左側部に従動用ベベルギヤ39を回動自在に取付け、同従動用ベベルギヤ39を駆動用ベベルギヤ38に噛合させ、更には、従動用ベベルギヤ39に駆動用プーリー40を同軸上に取付ける一方、マッサージケーシング17の中央部に前後方向に向けて伸延させた進退軸41を回動自在に取付け、同進退軸41の基端部に従動用プーリー42を取付け、同従動用プーリー42と前記駆動用プーリー40との間に伝動ベルト43を懸架しており、進退軸41の外周面に雄ネジ部を形成し、同進退軸41の雄ネジ部をもみ玉駆動ユニットケーシング34の中央部に取付けた従動ネジ体45の内周面に形成した雌ネジ部に噛合させている。図中、47はマッサージユニットケーシング17に進退用モーター36を取付けるためのブラケット、48, 49は進退軸41を回動自在に支持するための軸受である。尚、進退用モーター36は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。
【0028】
[もみ玉駆動ユニット9]
もみ玉駆動ユニット9は、図2及び図3に示すように、箱型状のもみ玉駆動ユニットケーシング34の上部及び下部に左右一対のガイド穴50,51,52,53をそれぞれ形成し、同ガイド穴50,51,52,53に前記ガイドバー30,31,32,33をスライド自在に挿通し、更には、もみ玉駆動ユニットケーシング34の中央部に円筒状の従動ネジ体45を取付け、同従動ネジ体45を進退軸41に螺設している。
【0029】
また、もみ玉駆動ユニット9は、もみ玉駆動ユニットケーシング34の内部にタタキ機構7とモミ機構8とを配設している。
【0030】
タタキ機構7は、図2〜図4に示すように、もみ玉駆動ユニットケーシング34の左側上部にタタキ用モーター54を駆動軸55が下方に向けて突出した状態で取付け、同駆動軸55にタタキ用駆動ウォーム56を連動連結する一方、もみ玉駆動ユニットケーシング34の中途部に左右幅方向に向けて伸延させたタタキ用回動軸57を回動自在に取付け、同タタキ用回動軸57の左側部にタタキ用従動ウォームホイール58を固着し、同タタキ用従動ウォームホイール58を前記タタキ用駆動ウォーム56に噛合させ、更には、タタキ用回動軸57の左右端部にタタキ用偏心軸59,60を同タタキ用偏心軸59,60の軸線をタタキ用回動軸57の軸線から上下にそれぞれ偏心させた状態で連設し、同タタキ用偏心軸59,60にもみ玉機構61,62をそれぞれ連動連結している。図中、63はタタキ用モーター54の駆動軸55を回動自在に支持するための軸受である。尚、タタキ用モーター54は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。
【0031】
一方、モミ機構8は、図2、図3及び図5に示すように、もみ玉駆動ユニットケーシング34の右側上部にモミ用モーター64を駆動軸65が下方に向けて突出した状態で取付け、同駆動軸65にモミ用駆動ウォーム66を連動連結する一方、タタキ用回動軸57の右側部にモミ用従動ウォームホイール67を回動自在に遊嵌し、同モミ用従動ウォームホイール67を前記モミ用駆動ウォーム66に噛合させるとともに、モミ用従動ウォームホイール67にモミ用駆動プーリー68を連設し、更には、もみ玉駆動ユニットケーシング34の下部に左右幅方向に向けて伸延させたモミ用回動軸69を回動自在に取付け、同モミ用回動軸69の右側部にモミ用従動プーリー70を取付け、同モミ用従動プーリー70と前記モミ用駆動プーリー68との間に伝動ベルト71を懸架しており、モミ用回動軸69の左右端部には、もみ玉機構61,62をそれぞれ連動連結している。図中、72はモミ用モーター64の駆動軸65を回動自在に支持するための軸受である。尚、モミ用モーター64は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。
【0032】
もみ玉機構61,62は、図2〜図5に示すように、モミ用回動軸69の左右端部に左右一対のもみ玉アーム支持体73,74を同もみ玉アーム支持体73,74の上部が外側方に向いた状態で傾斜状に取付け、同もみ玉アーム支持体73,74の後部に連動アーム75,76の先端部をそれぞれ連動連設し、同連動アーム75,76の基端部をタタキ用偏心軸59,60に取付け、更には、もみ玉アーム支持体73,74の前側上部にもみ玉支持アーム77,78の基端部を取付け、同もみ玉支持アーム77,78の先端部にもみ玉5,6を回動自在に取付けている。図中、79,80はモミ用回動軸69の左右端部にもみ玉アーム支持体73,74を傾斜状態で回動自在に取付けるための接続具である。尚、連動アーム75,76の先端部ともみ玉アーム支持体73,74とは自由継手構造によって接続している。
【0033】
[マッサージ機1の動作]
マッサージ機1は、以上に説明したように構成しており、コントローラー16によって各モーター18,36,54,64を駆動させることによって、以下に説明するように動作する。
【0034】
すなわち、コントローラー16によって昇降用モーター18を駆動すると、昇降軸21が回動し、それに伴ってピニオンギヤ23,24がラック10,11に沿って走行し、マッサージユニット4が椅子2の背もたれ3に沿って昇降移動する。
【0035】
また、コントローラー16によって進退用モーター36を駆動すると、駆動用ベベルギヤ38、従動用ベベルギヤ39、駆動用プーリー40、伝動ベルト43、従動用プーリー42を介して進退軸41が回動し、それに伴ってもみ玉駆動ユニットケーシング34に取付けた従動ネジ体45が進退軸41に沿って移動し、もみ玉駆動ユニットケーシング34が前後方向に進退移動し、もみ玉5,6が前後方向に進退移動する(図6参照)。
【0036】
また、コントローラー16によってタタキ用モーター54を駆動すると、タタキ用駆動ウォーム56とタタキ用従動ウォームホイール58を介してタタキ用回動軸57が回動し、それに伴ってタタキ用偏心軸59,60が交互に上下に回動し、それにより、連動アーム75,76がクランクとして機能してもみ玉アーム支持体73,74が前後に揺動し、もみ玉5,6が交互に前後方向に揺動してたたき作動を行う。
【0037】
また、コントローラー16によってモミ用モーター64を駆動すると、モミ用駆動ウォーム66、モミ用従動ウォームホイール67、モミ用駆動プーリー68、伝動ベルト71、モミ用従動プーリー70を介してモミ用回動軸69が回動し、それに伴ってもみ玉アーム支持体73,74が回動し、もみ玉5,6が前後方向に偏心回動してもみ作動を行う。
【0038】
そして、マッサージ機1は、以下に説明するように、上記各作動を組み合わせることによって使用者の体の肩、背中、腰等をマッサージするようにしている(図13及び図14参照)。
【0039】
まず、使用者は、椅子2に着座し、電源スイッチをONすると(S1)、着座センサー15が使用者が着座していることを検出し(S2)、それにより、マッサージユニット4の初期設定を行う(S3)。
【0040】
すなわち、昇降用モーター18を駆動してマッサージユニット4を最下端位置に降下させるとともに、進退用モーター36を駆動してもみ玉駆動ユニット9を最後方位置に後退させ、更には、タタキ用モーター54とモミ用モーター64とを駆動してもみ玉5,6を中立位置に移動させる。
【0041】
次に、必要に応じて、使用者の肩の高さや幅、背中の形状等といった使用者の体形を検出するための使用者体形検出を行う(S5)。かかる使用者体形検出は、マッサージ機1を直前に使用した者の体形が既にマッサージ機1に記憶されていることから、同一の使用者が続けてマッサージ機1を使用する場合には、時間短縮のため使用者体形検出を行うか否かを選択できるようにしている(S4)。
【0042】
すなわち、使用者がマッサージ機1に設けた使用者体形検出スイッチを操作すると、コントローラ16は、昇降用モーター18を駆動して所定時間(例えば1秒間)だけマッサージユニット4を上昇させ(S11)、その位置で進退用モーター36を駆動してもみ玉駆動ユニット9を前方に向けて(使用者の背中に向けて)徐々に移動し(S12)、コントローラ16によって進退用モーター36に所定の負荷(例えば負荷電流)が印加されていることを検出した場合には(S13)、進退用モーター36を停止してその位置をコントローラー16に内蔵した記憶手段によって記憶し(S14)(具体的には、もみ玉駆動ユニット9を最後方位置から停止位置まで移動させる際に進退用モーター36が作動した時間をもみ玉駆動ユニット9の進出動作量として記憶している。)、その後、進退用モーター36を駆動してもみ玉駆動ユニット9を最後方位置まで後方に向けて移動する(S15)。これらの動作を使用者の肩位置まで繰り返し行う(S16)ことによって、使用者の肩の高さや幅、背中の形状等といった使用者の体形を検出する。
【0043】
このように、本参考例では、もみ玉駆動ユニット9を進退移動させるための進退用モータ36の負荷によって、もみ玉5,6が使用者の背中に当接したか否かを検出するもみ玉当接検出手段としている。
【0044】
また、使用者の体形を使用者体形検出によって検出せずに、使用者の肩位置だけを検出することもできるようにしている。
【0045】
すなわち、使用者がマッサージ機1に使用者体形検出スイッチとは別個に設けた肩位置検出スイッチを操作すると、コントローラ16は、昇降用モーター18を駆動してもみ玉駆動ユニット9を一旦最上方位置まで上昇させた後に、進退用モーター36を駆動してもみ玉5,6を最前方位置まで突出させ、その後、昇降用モーター18の負荷電流が上昇するまでもみ玉駆動ユニット9を徐々に下降させることによって、使用者の肩位置を検出する(S6)。
【0046】
次に、使用者は、マッサージをする部位、例えば、首、肩、背中、腰、或いは全体等を選択するとともに(S7)、マッサージの方法、例えば、たたき、もみ等を選択し(S8)、更には、マッサージの度合い、例えば、速さ、強さ、幅等を選択する(S9)。
【0047】
そして、マッサージ機1は、使用者が選択した内容に基いてマッサージを行う(S10)。その際に、着座センサー15によって使用者が椅子2に連続して着座している時間をコントローラー16で検出し、所定時間(例えば、15分)以上連続してマッサージが行われている場合には、使用者に対して警告を発するようにしている。これにより、マッサージのし過ぎによる体調不良の発生を未然に防止するようにしている。
【0048】
例えば、肩位置でのたたきを行う場合には、コントローラー16によって昇降用モーター18及び進退用モーター36を駆動して、マッサージユニット4ともみ玉駆動ユニット9とを使用者体形検出で検出した使用者の肩位置まで昇降させ、その後、タタキ用モーター54を駆動してもみ玉5,6を交互にに前後方向に揺動させる。
【0049】
その際に、進退用モーター36を駆動して使用者の肩位置よりも後方にもみ玉駆動ユニット9を移動させて、もみ玉5,6を使用者の肩位置よりも後方に位置させると、使用者の肩をもみ玉5,6で弱くたたくこととなり、逆に、進退用モーター36を駆動して使用者の肩位置よりも前方にもみ玉駆動ユニット9を移動させて、もみ玉5,6を使用者の肩位置よりも前方に位置させると、使用者の肩をもみ玉5,6で強くたたくこととなり、従って、進退用モーター36によってもみ玉駆動ユニット9を前後方向に進退移動させることで、マッサージ作動に強弱をつけることができ、これにより、マッサージを行う部位の状態に応じた適切なマッサージを行うことができ、マッサージ効果を向上させることができる。
【0050】
また、背中全体の指圧を行う場合には、コントローラー16によって昇降用モーター18及び進退用モーター36を駆動して、マッサージユニット4ともみ玉駆動ユニット9とを使用者体形検出で検出した使用者の腰位置まで昇降させ、その後、その位置で進退用モーター36のみを駆動して、もみ玉駆動ユニット9を前進させ、もみ玉5,6を使用者の背中に押し付けた後、もみ玉駆動ユニット9を後退させ、更には、昇降用モーター18及び進退用モーター36を駆動して、マッサージユニット4ともみ玉駆動ユニット9と僅かに上昇させるといった動作を、使用者の肩位置まで繰り返し行う。
【0051】
このように、マッサージユニット4の停止位置で、進退用モーター36を駆動することによってもみ玉駆動ユニット9のみを前進させることで、使用者の背中を指圧することができ、これにより、マッサージ機1のマッサージの種類を増加させることができ、マッサージ効果を向上させることができる。
【0052】
また、本参考例では、マッサージユニット4を昇降させるとともに、もみ玉駆動ユニット9を進退させることによって、着座した使用者の体形を検出するようにしているため、使用者が自己の体形をマニュアル操作で記憶させるといった煩雑な操作がなくなり、マッサージ機1の使い勝手を向上させることができる。
【0053】
しかも、マッサージ機1の使用者に応じて肩位置や腰位置を正確に把握でき、正確な位置でのマッサージを行うことができ、また、使用者の背中の形状に沿わせてマッサージユニット4を移動させながらマッサージを行うことで、使用者の背中を全範囲にわたって適切な強度でマッサージを行うことができて、マッサージ効果を向上させることができる。
【0054】
特に、本参考例では、もみ玉5,6が使用者の背中に当接したか否かを検出するためのもみ玉当接検出手段を具備しており、マッサージユニット4を所定時間上昇又は下降させた後に、もみ玉当接検出手段によってもみ玉5,6が使用者の背中に当接したことを検出するまでもみ玉駆動ユニット9を使用者の背中に向けて進出させ、その後、もみ玉駆動ユニット9を後退させることを繰り返し行うことによって着座した使用者の体形を検出するようにしているため、各高さでのもみ玉駆動ユニット9を最後方位置からもみ玉5,6が使用者の背中に当接した位置までの距離を確実に検出でき、より正確に使用者の体形を検出することができる。
【0055】
しかも、もみ玉駆動ユニット9を進出させてもみ玉5,6が使用者の背中に当接するまでに要した時間をもみ玉駆動ユニット9の進出動作量として記憶しているため、もみ玉駆動ユニット9の位置を検出するためのセンサーなどが必要なくなり、もみ玉当接検出手段の構造を簡略化することができる。
【0056】
また、もみ玉駆動ユニット9を進退移動させるための進退用モーター36の負荷によってもみ玉5,6が使用者の背中に当接したか否かを検出するようにしているため、構造を簡略化することができる。
【0057】
また、本参考例に示したマッサージ機1では、進退軸41に沿ってもみ玉駆動ユニット9を前後方向に平行に進退移動するように構成しているため、もみ玉駆動ユニット9を進退移動させてももみ玉5,6の高さが変化することがなく、身体の同一部位を押圧することができ、しかも、もみ玉5,6を取付けたもみ玉支持アーム77,78が回動移動することなく前後に平行移動するため、もみ玉駆動ユニット9を進退させてもタタキ作動やモミ作動を行う際のもみ玉5,6の軌道が変化することがなく、身体を同一感覚でマッサージすることができ、従って、もみ玉駆動ユニット9を進退移動させても使用者に何ら違和感を与えることがない。
【0058】
[実施例]
図7〜図12は、本発明の一実施例としてのマッサージユニット100を示した図であり、本実施例では、マッサージユニット100にもみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に配設して、もみ玉駆動ユニット101を椅子2の背もたれ3に向けて進退移動できるように構成している。
【0059】
すなわち、マッサージユニット100は、図7〜図9に示すように、略矩形箱型状のマッサージユニットケーシング102の右側下部に昇降用モーター103を取付け、同昇降用モーター103の駆動軸104に駆動ギヤ105を取付け、同駆動ギヤ105に変速ギヤ106を噛合させ、同変速ギヤ106に駆動ウォーム107を連動連結する一方、マッサージユニットケーシング102の下部に左右幅方向に伸延させた昇降軸108を回動自在に取付け、同昇降軸108の右側外側面に形成したギヤ部と前記駆動ウォーム107とを噛合させ、更には、昇降軸108の左右端部をマッサージユニットケーシング102の外側方に突出させ、かかる突出させた左右端部にピニオンギヤ110,111を取付け、同ピニオンギヤ110,111を椅子2の背もたれ3に取付けたラック10,11に噛合させている。図中、112はマッサージユニットケーシング102の右側下部に取付けた昇降用モーター103を収納したモーターケーシングである。尚、昇降用モーター103は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。
【0060】
また、マッサージユニット100は、マッサージユニットケーシング102の左右側上部に左右一対のガイド軸113,114を回動自在に取付け、各ガイド軸113,114の端部をマッサージユニットケーシング102の外側方に突出させ、かかる突出させたガイド軸113,114の端部にガイドローラー115,116をそれぞれ回動自在に取付けており、かかるガイドローラー115,116を椅子2の背もたれ3に取付けた断面コ字状のガイドレール12,13の内部に滑動自在に挿入している。
【0061】
かかるマッサージユニット100には、もみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に配設している。
【0062】
すなわち、マッサージユニット100は、マッサージユニットケーシング102の下部に左右幅方向に向けて伸延させた状態で配設した昇降軸108の中央部にもみ玉駆動ユニット101を構成するもみ玉駆動ユニットケーシング117を前後方向に向けて揺動自在に取付けており、昇降軸108を揺動支点としてもみ玉駆動ユニット101が前後方向に向けて揺動できるようにしている。
【0063】
かかるもみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動させて進退移動させるための進退移動機構は、マッサージユニットケーシング102の左側上部に進退用モーター118を取付け、同進退用モーター118の駆動軸119に駆動ギヤ120を取付け、同駆動ギヤ120に変速ギヤ121を噛合させ、同変速ギヤ121に駆動ウォーム122を連動連結する一方、マッサージユニットケーシング102の上部に左右幅方向に向けて伸延させた進退軸123を回動自在に取付け、同進退軸123の左側外側面に形成したギヤ部(図示省略)と前記駆動ウォーム122とを噛合させ、更には、進退軸123に左右一対のピニオンギヤ124,125を取付ける一方、もみ玉駆動ユニットケーシング117の上部に左右一対の円弧状のラック126,127を取付け、同ラック126,127に前記ピニオンギヤ124,125を噛合させている。図中、128はマッサージユニットケーシング102の左側上部に取付けた進退用モーター118を収納するためのモーターケーシング、129は進退軸123を回動自在に支持するための軸受である。
【0064】
もみ玉駆動ユニット101は、図7〜図9に示すように、箱型状のもみ玉駆動ユニットケーシング117の上部に左右一対のラック支持片130,131を外側方へ向けて形成し、各ラック支持片130,131の端縁に円弧状のラック126,127をそれぞれ取付け、一方、もみ玉駆動ユニットケーシング117の前側下部に正面視略U字状の昇降軸支持片132を形成し、同昇降軸支持片132の左右側部に軸受133,134をそれぞれ取付け、同軸受133,134に昇降軸108を回動自在に挿通している。
【0065】
また、もみ玉駆動ユニット101は、もみ玉駆動ユニットケーシング117の内部にタタキ機構135とモミ機構136とを配設している。
【0066】
タタキ機構135は、図7〜図10に示すように、もみ玉駆動ユニットケーシング117の左側下部にタタキ用モーター137を駆動軸138が上方に向けて突出した状態で取付け、同駆動軸138にタタキ用駆動ウォーム139を連動連結する一方、もみ玉駆動ユニットケーシング117の上部に左右幅方向に向けて伸延させたタタキ用回動軸140を回動自在に取付け、同タタキ用回動軸140の左側部にタタキ用従動ウォームホイール141を固着し、同タタキ用従動ウォームホイール141を前記タタキ用駆動ウォーム139に噛合させ、更には、タタキ用回動軸140の左右端部にタタキ用偏心軸142,143を同タタキ用偏心軸142,143の軸線をタタキ用回動軸140の軸線から上下にそれぞれ偏心させた状態で連設し、同タタキ用偏心軸142,143にもみ玉機構144,145をそれぞれ連動連結している。図中、146はタタキ用モーター137の駆動軸138を回動自在に支持するための軸受である。尚、タタキ用モーター137は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。
【0067】
一方、モミ機構136は、図7〜図9及び図11に示すように、もみ玉駆動ユニットケーシング117の右側下部にモミ用モーター147を駆動軸148が上方に向けて突出した状態で取付け、同駆動軸148にモミ用駆動ウォーム149を連動連結する一方、タタキ用回動軸140の右側部にモミ用従動ウォームホイール150を回動自在に遊嵌し、同モミ用従動ウォームホイール150を前記モミ用駆動ウォーム149に噛合させるとともに、モミ用従動ウォームホイール150にモミ用駆動プーリー151を連設し、更には、もみ玉駆動ユニットケーシング117の下部に左右幅方向に向けて伸延させたモミ用回動軸152を回動自在に取付け、同モミ用回動軸152の右側部にモミ用従動プーリー153を取付け、同モミ用従動プーリー153と前記モミ用駆動プーリー151との間に伝動ベルト154を懸架しており、モミ用回動軸152の左右端部には、もみ玉機構144,145をそれぞれ連動連結している。図中、155はモミ用モーター147の駆動軸148を回動自在に支持するための軸受である。尚、モミ用モーター147は、背もたれ3の下部に配設したコントローラー16に接続している。
【0068】
もみ玉機構144,145は、図7〜図11に示すように、モミ用回動軸152の左右端部に左右一対のもみ玉アーム支持体156,157を同もみ玉アーム支持体156,157の上部が外側方に向いた状態で傾斜状に取付け、同もみ玉アーム支持体156,157の後部に連動アーム1 58,159の先端部をそれぞれ連動連設し、同連動アーム158,159の基端部をタタキ用偏心軸142,143に取付け、更には、もみ玉アーム支持体156,157の前側上部にもみ玉支持アーム160,161の基端部を取付け、同もみ玉支持アーム156,157の先端部にもみ玉162,163を回動自在に取付けている。図中、164,165はモミ用回動軸152の左右端部にもみ玉アーム支持体156,157を傾斜状態で回動自在に取付けるための接続具である。尚、連動アーム158,159の先端部ともみ玉アーム支持体156,157とは自由継手構造によって接続している。
【0069】
そして、本実施例では、コントローラ16によって進退用モーター118を駆動すると、駆動ギヤ120、変速ギヤ121、駆動ウォーム122を介して進退軸123が回動し、それに伴ってピニオンギヤ124,125が回動しながらラック126,127に沿って滑動し、それによりもみ玉駆動ユニットケーシング117が昇降軸108を中心に前後方向に向けて揺動し、もみ玉162,163が前後方向に進退移動するようにしている(図12参照)。尚、ラック126,127の前端部及び後端部には、もみ玉駆動ユニット101の揺動範囲の前側限界位置及び後側限界位置にてピニオンギヤ124,125に当接するリミットスイッチ168,169をそれぞれ取付けている。
【0070】
このように、本実施例では、マッサージユニット100にもみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に配設しているため、もみ玉駆動ユニット101の重量を揺動支点である昇降軸108で支持した状態でもみ玉駆動ユニット101を進退移動させることができるので、もみ玉駆動ユニット101を進退させるために必要となる動力が小さくてすみ、もみ玉駆動ユニット101を進退移動させるための機構を簡略化することができ小型軽量化を図ることができる。
【0071】
しかも、側面視でもみ玉駆動ユニット101のもみ玉駆動ユニットケーシング117からもみ玉162,163を突出させた前側においてマッサージユニット100にもみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に枢着しているため、もみ玉駆動ユニット101の後側でマッサージユニット100にもみ玉駆動ユニット101を枢着した場合に比べて、もみ玉162,163の突出量をより一層大きくすることができ、マッサージ作動に大きく強弱をつけることができ、従って、マッサージを行う部位の状態に応じた適切なマッサージを行うことができて、マッサージ効果を向上させることができる。
【0072】
特に、側面視でもみ玉駆動ユニット101のもみ玉駆動ユニットケーシング117の前側で、かつ、もみ玉駆動ユニットケーシング117の最下端部近傍においてマッサージユニット100にもみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に枢着しているため、揺動支点となる昇降軸108ともみ玉162,163との距離を可及的に長くとることができ、従って、もみ玉162,163の揺動半径が可及的に長くなり、これにより一層もみ玉162,163の突出量を大きくすることができる。
【0073】
また、昇降軸108にもみ玉駆動ユニット101を前後方向に揺動可能に枢着しているため、もみ玉駆動ユニット101の揺動支点として別部材を設けることなく昇降軸108を揺動軸として兼用して利用することができ、もみ玉駆動ユニット101を揺動させるための機構を簡素化でき、マッサージユニット100の小型軽量化を図ることができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0075】
本発明では、使用者の身体を支持するための身体支持部に沿ってマッサージユニットを昇降可能に配設し、同マッサージユニットに、もみ玉を駆動するためのもみ玉駆動ユニットを前記身体支持部に向けて進退移動可能に配設したマッサージ機における使用者の体形を検出するための体形検出方法であって、前記マッサージユニットに左右幅方向に伸延する昇降軸を回動自在に取付け、この昇降軸に前記マッサージユニットを昇降させるための昇降用モータを連動連結するとともに、前記昇降軸に前記もみ玉駆動ユニットの最下端部近傍枢着して当該もみ玉駆動ユニットを前記マッサージユニットに前後方向において揺動可能に配設する一方、前記マッサージユニットの上部で前記もみ玉駆動ユニットよりも高い位置に左右幅方向に伸延する進退軸を回転自在に取付け、この進退軸に前記もみ玉揺動ユニットを揺動させるための進退用モータを連動連結し、かつ、前記進退軸にピニオンギヤを取付けるとともに、前記もみ玉駆動ユニットの上部に円弧状のラックを取付け、前記ラックに前記ピニオンギヤを噛合させ、さらに、前記もみ玉駆動ユニットを進退移動させるための進退用モータの負荷によってもみ玉が使用者の背中に当接したか否かを検出するもみ玉当接検出手段を具備し、前記マッサージユニットを所定量だけ上昇又は下降させた後に、前記もみ玉当接検出手段によってもみ玉が使用者の背中に当接したことを検出するまで前記もみ玉駆動ユニットを使用者の背中に向けて進出させ、当該もみ玉駆動ユニットを進出させてもみ玉が使用者の背中に当接するまでに要した時間をもみ玉駆動ユニットの進出動作量として記憶し、その後、前記もみ玉駆動ユニットを後退させることを繰り返し行うことによって使用者の体形を検出することとしたため、使用者が自己の体形をマニュアル操作で記憶させるといった煩雑な操作がなくなり、マッサージ機の使い勝手を向上させることができる。
【0076】
しかも、マッサージ機の使用者に応じて肩位置や腰位置を正確に把握でき、正確な位置でのマッサージを行うことができ、また、使用者の背中の形状に沿わせてマッサージユニットを移動させながらマッサージを行うことで、使用者の背中を全範囲にわたって適切な強度でマッサージを行うことができて、マッサージ効果を向上させることができる。
【0077】
また、各高さでのもみ玉駆動ユニットを最後方位置からもみ玉が使用者の背中に当接した位置までの距離を確実に検出でき、より正確に使用者の体形を検出することができる。
【0078】
また、もみ玉駆動ユニットの位置を検出するためのセンサーなどが必要なくなり、もみ玉当接検出手段の構造を簡略化することができ、マッサージ機の組立作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
【0079】
また、もみ玉当接検出手段の構造を簡略化することができ、マッサージ機の組立作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマッサージ機の側面図。
【図2】マッサージユニットを示す正面図。
【図3】同底面図。
【図4】タタキ機構を示す側面図。
【図5】モミ機構を示す側面図。
【図6】もみ玉駆動ユニットの進退移動を示す側面図。
【図7】第2実施例としてのマッサージユニットを示す斜視図。
【図8】同正面図。
【図9】同平面図。
【図10】タタキ機構を示す側面図。
【図11】モミ機構を示す側面図。
【図12】もみ玉駆動ユニットの進退移動を示す側面図。
【図13】マッサージ機の動作を説明するフローチャート。
【図14】使用者体形検出の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 マッサージ機
2 椅子
3 背もたれ
4 マッサージユニット
5,6 もみ玉
7 タタキ機構
8 モミ機構
9 もみ玉駆動ユニット
16 コントローラー
18 昇降用モーター
36 進退用モーター
54 タタキ用モーター
64 モミ用モーター
100 マッサージユニット
101 もみ玉駆動ユニット
103 昇降用モーター
118 進退用モーター
135 タタキ機構
136 モミ機構
137 タタキ用モーター
147 モミ用モーター
162,163 もみ玉

Claims (1)

  1. 使用者の身体を支持するための身体支持部に沿ってマッサージユニットを昇降可能に配設し、同マッサージユニットに、もみ玉を駆動するためのもみ玉駆動ユニットを前記身体支持部に向けて進退移動可能に配設したマッサージ機における使用者の体形を検出するための体形検出方法であって、
    前記マッサージユニットに左右幅方向に伸延する昇降軸を回動自在に取付け、この昇降軸に前記マッサージユニットを昇降させるための昇降用モータを連動連結するとともに、前記昇降軸に前記もみ玉駆動ユニットの最下端部近傍枢着して当該もみ玉駆動ユニットを前記マッサージユニットに前後方向において揺動可能に配設する一方、前記マッサージユニットの上部で前記もみ玉駆動ユニットよりも高い位置に左右幅方向に伸延する進退軸を回転自在に取付け、この進退軸に前記もみ玉揺動ユニットを揺動させるための進退用モータを連動連結し、かつ、前記進退軸にピニオンギヤを取付けるとともに、前記もみ玉駆動ユニットの上部に円弧状のラックを取付け、前記ラックに前記ピニオンギヤを噛合させ、
    さらに、前記もみ玉駆動ユニットを進退移動させるための進退用モータの負荷によってもみ玉が使用者の背中に当接したか否かを検出するもみ玉当接検出手段を具備し、
    前記マッサージユニットを所定量だけ上昇又は下降させた後に、前記もみ玉当接検出手段によってもみ玉が使用者の背中に当接したことを検出するまで前記もみ玉駆動ユニットを使用者の背中に向けて進出させ、当該もみ玉駆動ユニットを進出させてもみ玉が使用者の背中に当接するまでに要した時間をもみ玉駆動ユニットの進出動作量として記憶し、その後、前記もみ玉駆動ユニットを後退させることを繰り返し行うことによって使用者の体形を検出することを特徴とするマッサージ機の体形検出方法。
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