JP2008104765A - 椅子型マッサージ機及びマッサージユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】上下の施療子の内の上の施療子を前方へ出した状態としたり、下の施療子を前方へ出した状態としたりできる椅子型マッサージ機を提供する。
【解決手段】背もたれ部2に設けられたマッサージユニット7は、フレーム10と、上下の施療子8,9を有する施療機構11と、フレーム10に設けられ施療機構11を誘導するガイド部材15と、このガイド部材15に沿って施療機構11を移動させる駆動手段18とを備えている。ガイド部材15は、施療機構11の本体部12の上部12aを下部12bよりも前方とした傾斜姿勢又は本体部12の下部12bを上部12aよりも前方とした傾斜姿勢に変更するように移動させることができる。
【選択図】 図5
【解決手段】背もたれ部2に設けられたマッサージユニット7は、フレーム10と、上下の施療子8,9を有する施療機構11と、フレーム10に設けられ施療機構11を誘導するガイド部材15と、このガイド部材15に沿って施療機構11を移動させる駆動手段18とを備えている。ガイド部材15は、施療機構11の本体部12の上部12aを下部12bよりも前方とした傾斜姿勢又は本体部12の下部12bを上部12aよりも前方とした傾斜姿勢に変更するように移動させることができる。
【選択図】 図5
Description
この発明は、椅子型マッサージ機及びマッサージユニットに関する。
従来の椅子型マッサージ機において、揉みや叩きなどの動作を行う上下の施療子を有した施療機構を、背もたれ部内に収納しているものがある。このような椅子型マッサージ機では、使用者に対するマッサージ位置を変更するために、前記施療機構を有しているマッサージユニットを背もたれ部内において昇降可能としている。これにより、使用者の肩部から腰部に対して施療子によりマッサージが可能となる。
しかし、使用者の肩部から背中及び腰部は真っ直ぐに連なっているものではないため、単純にマッサージユニットを直線的に昇降させるのみでは、施療子の患部に対するマッサージ圧が弱まる場合があり、満足のいくマッサージ圧が得られないおそれがある。例えば、腰部は背中に比べて前方へ湾曲しているため、腰部をマッサージする場合、背中をマッサージする場合よりも施療子を前方へ出す必要がある。
しかし、使用者の肩部から背中及び腰部は真っ直ぐに連なっているものではないため、単純にマッサージユニットを直線的に昇降させるのみでは、施療子の患部に対するマッサージ圧が弱まる場合があり、満足のいくマッサージ圧が得られないおそれがある。例えば、腰部は背中に比べて前方へ湾曲しているため、腰部をマッサージする場合、背中をマッサージする場合よりも施療子を前方へ出す必要がある。
そこで、特許文献1に示しているように、施療子の前方への突出度合いを変更できるマッサージユニットが提案されている。このマッサージユニットは、背もたれ部内を昇降可能なフレームと、このフレームに下部を揺動中心として取り付けられた揺動部材と、この揺動部材を前後揺動させる出退機構と、前記揺動部材に取り付けられ施療子を有した施療機構とを備えている。そして、出退機構の動作により、下部を揺動中心として揺動部材と共に施療機構を前方へ揺動させ、施療子をさらに前方へ出すことができる。
従来の前記マッサージユニットでは、下部を揺動中心として揺動部材と共に施療機構を前方へ揺動させることで、当該施療機構にある上下の施療子の内の上の施療子を前方へさらに大きく出すことができるが、下の施療子を大きく前へ出すことができない。したがって、例えば施療機構を降下させて下の施療子によって腰部をマッサージする際に、腰部に対して満足のいく強いマッサージを行うことができない場合がある。
そこでこの発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、上下の施療子の内の上の施療子をさらに前方へ出した状態としたり、下の施療子をさらに前方へ出した状態としたりできる椅子型マッサージ機、及びマッサージユニットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するためのこの発明は、背もたれ部にマッサージユニットが設けられた椅子型マッサージ機において、前記マッサージユニットは、フレームと、本体部とこの本体部の前方に設けられた上下の施療子とを有する施療機構と、前記フレームに設けられ前記施療機構を誘導して前記本体部の上部を下部よりも前方とした傾斜姿勢又は前記本体部の下部を上部よりも前方とした傾斜姿勢に変更するように移動させるガイド部材と、このガイド部材に沿って前記施療機構を移動させる駆動手段とを備えているものである。
これによれば、駆動手段が施療機構をガイド部材に沿って移動させ、施療機構を、本体部の上部が下部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。この場合、本体部の前方にある上下の施療子の内の上の施療子はさらに前方へ出た状態となる。一方、施療機構を、本体部の下部が上部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。この場合、本体部の前方にある上下の施療子の内の下の施療子はさらに前方へ出た状態となる。
また、この椅子型マッサージ機において、前記ガイド部材は、端部を前方上部と前方下部とにそれぞれ有する曲がり形状のガイド部を有し、前記施療機構は、このガイド部に沿って移動する上下に複数の支持部材を有しているのが好ましい。
これによれば、施療機構が有する上下に複数の支持部材が、曲がり形状のガイド部に沿って移動すると、当該施療機構は、ガイド部の形状に応じて姿勢を変えることができる。そして、支持部材がガイド部の前方上部の端部側へ移動すると、施療機構を、本体部の上部が下部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。反対に、支持部材がガイド部の前方下部の端部側へ移動すると、施療機構を、本体部の下部が上部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。
これによれば、施療機構が有する上下に複数の支持部材が、曲がり形状のガイド部に沿って移動すると、当該施療機構は、ガイド部の形状に応じて姿勢を変えることができる。そして、支持部材がガイド部の前方上部の端部側へ移動すると、施療機構を、本体部の上部が下部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。反対に、支持部材がガイド部の前方下部の端部側へ移動すると、施療機構を、本体部の下部が上部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。
また、この椅子型マッサージ機において、前記駆動手段は、前記ガイド部に沿って設けられたラック部と、前記施療機構に設けられ前記ラック部と噛み合うピニオンと、このピニオンを回転駆動するモータとを有しているのが好ましい。
これによれば、モータによって回転駆動するピニオンがラック部に沿って移動し、このピニオンが設けられた施療機構は曲がり形状のガイド部に沿って移動できる。
これによれば、モータによって回転駆動するピニオンがラック部に沿って移動し、このピニオンが設けられた施療機構は曲がり形状のガイド部に沿って移動できる。
またこの発明による背もたれ部に設けられるマッサージユニットは、フレームと、本体部とこの本体部の前方に設けられた上下の施療子とを有する施療機構と、前記フレームに設けられ前記施療機構を誘導して前記本体部の上部を下部よりも前方とした傾斜姿勢又は前記本体部の下部を上部よりも前方とした傾斜姿勢に変更するように移動させるガイド部材と、このガイド部材に沿って前記施療機構を移動させる駆動手段とを備えているものである。
これによれば、駆動手段が施療機構をガイド部材に沿って移動させ、施療機構を、本体部の上部が下部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。この場合、本体部の前方にある上下の施療子の内の上の施療子はさらに前方へ出た状態となる。一方、施療機構を、本体部の下部が上部よりも前方となる傾斜姿勢にできる。この場合、本体部の前方にある上下の施療子の内の下の施療子はさらに前方へ出た状態となる。
この本発明によれば、施療機構をガイド部材に沿って移動させ、施療機構の姿勢を変更することで、上の施療子が前方へ出た状態となったり、下の施療子が前方へ出た状態となったりできる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明の椅子型マッサージ機の実施の一形態を示す側面図である。この椅子型マッサージ機は、使用者の臀部を着座可能に支持する座部3と、使用者の腰部から背中を支持する背もたれ部2と、使用者の脚を支持することができるフットレスト5と、座部3を支持している脚部4とを備えている。
図1はこの発明の椅子型マッサージ機の実施の一形態を示す側面図である。この椅子型マッサージ機は、使用者の臀部を着座可能に支持する座部3と、使用者の腰部から背中を支持する背もたれ部2と、使用者の脚を支持することができるフットレスト5と、座部3を支持している脚部4とを備えている。
背もたれ部2はリクライニング可能であり、また、フットレスト5は上下揺動可能であり、図示しない駆動機構により、背もたれ部2及びフットレスト5はそれぞれ座部3に対する角度を変更することができる。座部3には、使用者の臀部や大腿部をマッサージするためのマッサージ手段22が設けられている。また、フットレスト5には、使用者の脚をマッサージするためにマッサージ手段23が設けられている。
そして、背もたれ部2に、使用者の肩部、背中、及び腰部に対してマッサージを行うためのマッサージユニット7が設けられている。マッサージユニット7は、背もたれ部2の上下方向に沿って移動可能である。すなわち、背もたれ部2の内部に、図示しないが上下方向に延びる左右一対のガイドレールと、昇降駆動手段とが設けられており、マッサージユニット7は昇降駆動手段によってガイドレールに沿って移動することができる。この昇降駆動手段は、例えば、ガイドレールに設けたラック(図示せず)と、マッサージユニット7に設けられ回転駆動するピニオン24(図2参照)とを備えたものとできる。なお、背もたれ部2及びこの内部に設けられているマッサージユニット7において、上下方向は、背もたれ部2の高さ方向(背もたれ部2にもたれた使用者の上半身の身長方向)である。そして、前後方向は上下方向に直交する方向であり、使用者側が前であり、背もたれ部2の裏面2b側が後である。
図2はマッサージユニット7の簡略化した正面図である。マッサージユニット7は、正面視で矩形のフレーム10と、上下の施療子8,9(図1参照)を有している施療機構11と、フレーム10に設けられ施療機構11を誘導して姿勢を変更するように移動させるガイド部材15と、このガイド部材15に沿って施療機構11を移動させる駆動手段18とを備えている。図3は施療機構11の側面図である。図4は施療機構11を搭載しているフレーム10の側面図であり、施療機構11を二点鎖線で示している。また、図5及び図6はマッサージユニット7が設けられた背もたれ部2の側面図であり、ガイド部材15を二点鎖線で示している。
図2と図4とにおいて、フレーム10は、上下方向に長い左右両側の側部部材10a,10bと、左右方向に長い上部部材10c及び下部部材10dとを備えている。両側部部材10a,10bの上部を上部部材10cが繋ぎ、下部を下部部材10dが繋いでおり、フレーム10の中央に空間部が形成されている。そして、この空間部に施療機構11が設けられている。また、側部部材10a,10bのそれぞれにおいて、その左右方向外側に回転自在な複数のローラ35が設けられている。このローラ35は、背もたれ部2の内部に設けた左右の前記ガイドレール(図示せず)に沿って転動することができ、マッサージユニット7の昇降移動をスムーズにすると共に、背もたれ部2内におけるマッサージユニット7の姿勢を安定させている。
図2と図3とにおいて、施療機構11は、施療子8,9を動作させるための駆動手段を備えた本体部12を有している。施療機構11は、さらに、本体部12から前方へ突出して設けた駆動アーム14と、この駆動アーム14の先端部に取り付けたブーメラン状に湾曲している支持アーム17とを備えている。この支持アーム17の上端部にローラからなる施療子8が取り付けられ、下端部にローラからなる施療子9が取り付けられている。支持アーム17はその中間部において、駆動アーム14に回動可能に取り付けられている。また、支持アーム17と駆動アーム14との間に引張りコイルばね等の弾性部材(図示せず)が設けられており、また、支持アーム17の回動を規制するストッパ29が当該支持アーム17に設けられている。弾性部材とストッパ29とは、図3に示しているように、ローラからなる施療子8,9の共通接線の方向が、施療機構11の上下方向と略平行となるように、支持アーム17の駆動アーム14に対する姿勢を維持することができる。なお、この弾性部材の弾性力に抗して、支持アーム17は駆動アーム14に対して回動できる。これにより、本体部12の前方に上下一対の施療子8,9が設けられた構成となる。また、上下一対の施療子8,9は、施療機構11において左右両側にそれぞれ設けられており、この施療機構11には合計四個の施療子が配設されている。
施療機構11をさらに説明する。施療機構11の本体部12は、枠体25と、この枠体25に搭載した駆動手段を有している。枠体25は、フレーム10の両側部部材10a,10b間に収まった状態にある。枠体25は上下方向に延びている部材からなり、正面視において略矩形である。また、枠体25の左右両外側のそれぞれには、上下に一対のローラ13a,13bが取り付けられている。ローラ13a,13bは、その軸心回りに回転自在であり、後述するガイド部材15が有する曲がり形状のガイド部16に沿って転動することができる。ローラ13a,13bは、本体部12の上下方向の略中間位置に、相互が接近した状態で設けられている。ローラ13a,13bは、施療機構11のガイド部材15における移動をスムーズにすると共に、フレーム10に対して施療機構11を安定させる支持部材として機能する。この枠体25に搭載している駆動手段は、施療子8,9に揉み動作をさせる揉み駆動手段と、叩き動作をさせる叩き駆動手段とを有している。
揉み駆動手段は、揉み用モータ(図示せず)と、揉み軸30と、揉み用モータの回転を減速して揉み軸30を回転させる減速部(図示せず)とを有している。揉み軸30の両端部には、当該揉み軸30の軸心に対して偏心かつ偏角するように傾斜している傾斜軸部30a,30bが設けられている。この傾斜軸部30a,30bにベアリング31(図3参照)を介して駆動アーム14の基端部の一部が取り付けられている。
叩き駆動手段は、叩き用モータ(図示せず)と、叩き軸と32、叩き用モータの回転を減速して叩き軸を回転させる減速部(図示せず)とを有している。叩き軸32の両端部には、当該叩き軸32の軸心に対して偏心した偏心軸部32a,32bが設けられている。この偏心軸部32a,32bにベアリング33(図3参照)を介してユニバーサルジョイント等からなる連結ロッド34の一端部が連結されており、この連結ロッド34の他端部が駆動アーム14の基端部の他部に連結されている。
これにより、揉み用モータが回転して揉み軸30が回転すると、駆動アーム14及び支持アーム17が動作し、左右それぞれに設けた上下の施療子8,9が相互接近又は離反しつつ前後移動する。これにより、施療子8,9が三次元的な回転を繰り返す揉みマッサージを行うことができる。また、叩き用モータが回転して叩き軸32が回転すると、連結ロッド34を介して駆動アーム14を往復揺動させ、この駆動アーム14に連結した支持アーム17を介して、施療子8,9が前後移動を繰り返す叩きマッサージを行うことができる。
そして、この施療機構11は、図2と図4とに示しているように、フレーム10の側部部材10a,10bのそれぞれに固定したガイド部材15を介してフレーム10に取り付けられている。ガイド部材15は弧形の板状部材であり、フレーム10の側部部材10a,10bの左右方向内側に沿って上下方向に延びるようにして取り付けられている。ガイド部材15は、端部を前方上部と前方下部とにそれぞれ有する円弧状のガイド部16を有している。ガイド部16は円弧状に曲がっている長孔であり、この長孔に施療機構11のローラ13a,13bが嵌った状態で転走する。
これにより、施療機構11はガイド部材16に誘導され、ガイド部材16に沿って上下方向に姿勢を変えながら移動できる。すなわち、図5に示しているように、施療機構11がガイド部材15の上部側へ移動すると、施療機構11は本体部12の上部12aを下部12bよりも前方とした傾斜姿勢となり、図6に示しているように、施療機構11がガイド部材15の下部側へ移動すると、本体部12の下部12bを上部12aよりも前方とした傾斜姿勢となる。そして、この施療機構11のガイド部材16に対する移動は駆動手段18によって行われる。
駆動手段18は、円弧状の長孔からなるガイド部16に沿って設けられた曲がり形状の(円弧状の)ラック部(セグメントギア)19と、このラック部19と噛み合うピニオン20と、このピニオン20を回転駆動するモータ21とを有している。ピニオン20及びモータ21は、図2と図3に示しているように施療機構11の本体部12に搭載されている。駆動手段18をさらに具体的に説明すると、ラック部19とガイド部16とは前方の同じ点を中心とした円弧形状である。また、本体部12の枠体25に、回転軸26がその軸心回りに正逆回転可能に取り付けられており、この回転軸26の左右両端部にピニオン20が固定されている。そして、モータ21の出力軸がギア等の減速部を含む動力伝達部を介して回転軸26に繋がっており、モータ21の回転により回転軸26が回転し、ピニオン20は回転駆動する。これにより、ピニオン20はガイド部材15に設けたラック部19に噛合いながら移動し、このピニオン20及び回転軸26を搭載している施療機構11はガイド部16に沿って上下に移動する。なお、このモータ21の正逆回転及び停止は、図示しないが、椅子型マッサージ機に搭載している制御手段によって制御されている。
また、図4のガイド部材15において、中央に円弧形の長孔からなるガイド部16が設けられており、その後方側に円弧形のラック部19が設けられていることから、ガイド部16とラック部19との間には、円弧形の壁部27が形成されている。そして、施療機構11に設けられているローラ13a,13bとピニオン20とは、ガイド部材15の一部である前記壁部27を前後方向に挟む配置となる。さらに、ローラ13a,13b(の一部)は長孔からなるガイド部16に挿入状となって嵌っているため、ピニオン20はラック部19から離れることがない。このような簡単な構成により両者が噛み合った状態を維持することができ、また、施療機構11のガイド部材15に対する姿勢が安定する。
また、施療機構11の左右それぞれに設けた上下一対のローラ13a,13bは、相互接近した配置にある。このため、ローラ13a,13bのガイド部16における往復ストロークを大きくでき、施療機構11のガイド部材15における移動ストロークを大きくすることができる。さらに、施療機構11は弧状のガイド部16の形状の変化に追従しやすく、施療機構11の姿勢を大きく変化させることができる。
マッサージユニット7には、施療機構11の移動位置を検出するセンサが設けられている。具体的には、図2において、施療機構11がガイド部材15の上限位置にあることを検出する上限センサ28aと、下限位置にあることを検出する下限センサ28bとを有している。これにより、上限センサ28a及び下限センサ28bは、施療機構11が上限位置及び下限位置にあることを検出し、制御手段はセンサ28a,28bから検出信号を受け、モータ21を停止させる。さらに、施療機構11がガイド部材15の中間位置にあることを検出する中間センサ28cを備えている。なお、これらセンサの形式は、リミットスイッチ、磁気センサ、光センサ等を採用できる。
以上の構成の椅子型マッサージ機によれば、施療機構11のピニオン24の回転駆動により、施療機構11の上下のローラ13a,13bが弧状のガイド部16を転動しながら、施療機構11がガイド部材15に沿って上に向かって移動する。そして、図5に示しているように、施療機構11がガイド部16の上部へ移動すると、本体部12の上部12aが下部12bよりも前方となる傾斜姿勢になる。この場合、本体部12の前方にある上下一対の施療子8,9の内の上の施療子8は、下の施療子9よりもさらに大きく前方へ出た状態となる。この状態において、上下の施療子8,9に揉みや叩きの動作を行わせることにより、下の施療子9よりも上の施療子8において使用者に対するマッサージ力(押付け力)を強くできる。
また、図5に示しているように、マッサージユニット7を背もたれ部2の上寄りの位置に移動させた状態で、施療機構11を上部へ移動させた状態とするのが好ましい。この場合、前方へ大きく出た上の施療子8を使用者の肩に上側から当てることができる。そして、下の施療子9を肩の背面側から当てることができる。これにより、肩部を上側と背面側から包むようにしてモミや叩きなどのマッサージが可能となり、肩部への施療効果が高まる。
一方、ローラ13a,13bが弧状のガイド部16に沿って下に向かって転動し、図6に示しているように、施療機構11がガイド部16の下部へ移動すると、本体部12の下部12bが上部12aよりも前方となる傾斜姿勢になる。この場合、本体部12の前方にある上下一対の施療子8,9の内の下の施療子9は、上の施療子8よりもさらに大きく前方へ出た状態となる。この状態において、上下の施療子8,9に揉みや叩きの動作を行わせることにより、上の施療子9よりも下の施療子8において使用者に対するマッサージ力(押付け力)を強くできる。
このように、施療機構11を上下移動させることにより施療機構11の姿勢を変更することができ、上の施療子8が前方へ出た状態となったり、これとは反対に、下の施療子9が前方へ出た状態となったりできる。
このように、施療機構11を上下移動させることにより施療機構11の姿勢を変更することができ、上の施療子8が前方へ出た状態となったり、これとは反対に、下の施療子9が前方へ出た状態となったりできる。
また、図6に示しているように、マッサージユニット7を背もたれ部2の下寄りの位置に移動させた状態で、施療機構11を下部へ移動させた状態とするのが好ましい。これによれば、使用者の腰部は背中に比べて前方へ湾曲しているため、腰部をマッサージする場合、背中をマッサージする場合よりも施療子を前方へ出す必要があるが、下の施療子9を前方へ大きく出すことができ、下の施療子9を使用者の腰部、特に腰部の下部に強く当てることができる。
なお、このマッサージユニット7において、図4に示しているように、施療機構11がガイド部材15の上下方向中間位置に位置した状態では、本体部12の上下方向がフレーム10の上下方向(長手方向)と略平行な姿勢になる。この場合、上の施療子8のフレーム10からの突出量と、下の施療子9のフレーム10からの突出量とは略同じとなる。この場合、両施療子8,9は使用者の背中に略均等な力で接触することができる。そして、フレーム10を任意の高さ位置として、施療子8,9にモミや叩きのマッサージを行わせることで、使用者にモミや叩きのマッサージが可能となる。さらには、施療機構11をこの姿勢とした状態で、フレーム10を上下昇降させることで、両施療子8,9よって使用者に対してローリングマッサージが可能となる。
また、本発明の椅子型マッサージ機は、図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良く、椅子型マッサージ機はフットレスト5を省略したものであってもよい。また、ガイド部16に沿って移動する支持部材を回転するローラ13a,13bとした場合を説明したが、支持部材はこれ以外に、弧形の長孔としたガイド部16に摺動するピンであってもよい。また、マッサージユニット7を背もたれ部2内において昇降させる昇降駆動手段は、ラックピニオン式以外に他の形態のものであってもよく、例えば伸縮シリンダであってもよい。
2 背もたれ部
3 座部
5 フットレスト
7 マッサージユニット
8 上の施療子
9 下の施療子
10 フレーム
11 施療機構
12 本体部
12a 上部
12b 下部
13a ローラ(支持部材)
13b ローラ(支持部材)
15 ガイド部材
16 ガイド部
18 駆動手段
19 ラック部
20 ピニオン
21 モータ
3 座部
5 フットレスト
7 マッサージユニット
8 上の施療子
9 下の施療子
10 フレーム
11 施療機構
12 本体部
12a 上部
12b 下部
13a ローラ(支持部材)
13b ローラ(支持部材)
15 ガイド部材
16 ガイド部
18 駆動手段
19 ラック部
20 ピニオン
21 モータ
Claims (4)
- 背もたれ部にマッサージユニットが設けられた椅子型マッサージ機において、
前記マッサージユニットは、フレームと、本体部とこの本体部の前方に設けられた上下の施療子とを有する施療機構と、前記フレームに設けられ前記施療機構を誘導して前記本体部の上部を下部よりも前方とした傾斜姿勢又は前記本体部の下部を上部よりも前方とした傾斜姿勢に変更するように移動させるガイド部材と、このガイド部材に沿って前記施療機構を移動させる駆動手段と、を備えていることを特徴とする椅子型マッサージ機。 - 前記ガイド部材は、端部を前方上部と前方下部とにそれぞれ有する曲がり形状のガイド部を有し、前記施療機構は、このガイド部に沿って移動する上下に複数の支持部材を有している請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
- 前記駆動手段は、前記ガイド部に沿って設けられたラック部と、前記施療機構に設けられ前記ラック部と噛み合うピニオンと、このピニオンを回転駆動するモータと、を有している請求項2に記載の椅子型マッサージ機。
- 背もたれ部に設けられるマッサージユニットにおいて、
フレームと、本体部とこの本体部の前方に設けられた上下の施療子とを有する施療機構と、前記フレームに設けられ前記施療機構を誘導して前記本体部の上部を下部よりも前方とした傾斜姿勢又は前記本体部の下部を上部よりも前方とした傾斜姿勢に変更するように移動させるガイド部材と、このガイド部材に沿って前記施療機構を移動させる駆動手段と、を備えていることを特徴とするマッサージユニット。
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