JP6191985B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マッサージ装置に関する。
特許文献1のマッサージ装置は、施療子、駆動源、負荷検知部、および制御部を有する。駆動源は、施療子を動作させる。負荷検知部は、駆動源としてのモーターの電流を検知している。モーターの電流は、施療子にかかる負荷に応じて変化する。駆制御部は、負荷検知部の出力に基づいて駆動源の出力を変更する。
例えば、施療子の負荷が大きくなるとき、施療子の動作は遅くなる。このため、施療子の動作が目標とする動作と乖離し、適切に動作しないおそれが生じる。上記マッサージ装置は、電流、すなわち負荷に応じて駆動源の出力を変更する。このため、マッサージ装置は、負荷に起因して施療子が適切に動作しないおそれを低減できる。
特開平10−257795号公報
上記マッサージ装置は、モーターの電流を用いて負荷に起因して施療子が適切に動作しないおそれを低減している。このため、モーターの電流を検知するための検知部品を備えている。このため、マッサージ装置の検知部品の数が多くなる。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、検知部品の数を削減できるマッサージ装置を提供することを目的とする。
本手段は、「人体の背面に対して移動する施療子と、前記施療子を移動させる駆動源と、前記駆動源と前記施療子とを接続する動力伝達機構と、前記動力伝達機構の変位量を検知する変位量検知部と、前記変位量に基づいて前記施療子が第1位置から第2位置に移動するまでの移動時間を演算し、前記駆動源への印加電圧に対する前記移動時間が小さいほど前記駆動源の出力を大きく変更する制御部とを備えるマッサージ装置」を含む。
施療子の移動時間または移動速度は、施療子にかかる負荷に影響を受ける。上記マッサージ装置は、施療子の移動時間または移動速度に応じて駆動源の出力を変更している。すなわち、変位量を検知するための変位量検知部の出力を用いて施療子を負荷に応じて動作させることができる。このため、施療子にかかる負荷を検知するための専用の検知部品を削減できる。
上記手段の一形態は、「前記施療子は、前記背面に向かう方向および前記背面から離れる方向を含む突出方向に移動し、前記変位量検知部は、前記施療子の前記突出方向の前記変位量を検知するマッサージ装置」を含む。
記手段の一形態は、「前記施療子は、往復運動を行い、前記制御部は、前記施療子が前記往復運動における一方向に移動するときの前記駆動源の出力の変更量と、前記施療子が前記往復運動における他方向に移動するときの前記駆動源の出力の変更量とを異ならせるマッサージ装置」を含む。
本マッサージ装置は、検知部品の数を削減できる。
実施形態のマッサージ装置の全体構造を示す斜視図。 実施形態のマッサージ機構の正面構造を示す模式図。 実施形態のマッサージ機構の側面構造を示す模式図。 実施形態のマッサージ装置の電気的な構成を示すブロック図。 実施形態の施療子および動力伝達機構の動作を示す模式図。
図1を参照して、マッサージ装置1の構成を説明する。
マッサージ装置1は、本体10、マッサージ機構20、変位量検知部30(図4参照)、操作部40、および制御部50(図4参照)を有する。
本体10は、座部11、背もたれ12、2つの肘掛13、およびオットマン14を有する。
座部11は、図示しない床面に配置される。座部11は、使用者の臀部を支持する。
背もたれ12は、使用者の背中を支持する。背もたれ12は、座部11の奥行方向Zの後方Z2の端部に取り付けられている。背もたれ12は、座部11に対して傾き可能に取り付けられている。
各肘掛13は、使用者の腕を支持する。肘掛13は、マッサージ装置1の幅方向Xにおける外側の端部に取り付けられている。
オットマン14は、使用者の脚を支持する。オットマン14は、座部11の奥行方向Zの前方Z1の端部に取り付けられている。オットマン14は、座部11に対して傾き可能に取り付けられている。
図2および図3を参照して、マッサージ装置1の構成を説明する。
図2に示されるように、マッサージ機構20は、レール21、支持部22、2つのアーム回転軸23(図3参照)、2つのアーム24、2つの施療子25、および駆動源26(図3参照)を有する。マッサージ機構20は、背もたれ12(図1参照)の内部に配置されている。マッサージ機構20は、人体の背面をマッサージする。なお、アーム回転軸23およびアーム24は、「動力伝達機構」に相当する。
レール21は、背もたれ12の長手方向Yに沿って背もたれ12に固定されている。支持部22は、レール21上を移動可能にレール21に取り付けられている。支持部22は、図示しないモーターの駆動によりレール21上を移動する。このため、支持部22は、人体の背面に対して長手方向Yに移動する。
図3に示されるように、各アーム回転軸23は、支持部22に取り付けられている。アーム回転軸23は、軸心が背もたれ12の幅方向Xに沿って配置されている。各アーム回転軸23は、幅方向Xに並んで支持部22に取り付けられている。
各アーム24は、一端がアーム回転軸23に取り付けられている。アーム24は、アーム回転軸23の回転にともなって変位する。アーム24は、図示しないモーターの駆動により支持部22に対して背もたれ12の幅方向Xに沿って移動する。このため、アーム24は、人体の背面に対して幅方向Xに移動する。一方のアーム24が幅方向Xの端部側から中央に向かう方向(以下、「内方X1」)に移動するとき、他方のアーム24は内方X1に移動する。すなわち、2つのアーム24は、互いに近づく方向に移動する。一方のアーム24が幅方向Xの中央側から端部側に向かう方向(以下、「外方X2」)に移動するとき、他方のアーム24は外方X2に移動する。すなわち、2つのアーム24は、互いに離れる方向に移動する。
各施療子25は、可撓性を有する揉み球として構成されている。施療子25は、アーム回転軸23の他端に取り付けられている。施療子25は、人体の背面に圧力を付与することにより、人体を施療する。
駆動源26は、アーム回転軸23を回転させる。施療子25は、アーム回転軸23の回転により、アーム回転軸23を回転中心として、回転方向Rにおいて回転する。すなわち、駆動源26は、アーム回転軸23およびアーム24を介して施療子25を移動させる。なお、回転方向Rは、「突出方向」に相当する。
施療子25は、駆動源26が駆動するとき、回転方向Rにおいて人体の背面に向かう第1回転方向R1および人体の背面から離れる第2回転方向R2に移動する。施療子25は、第1回転方向R1に回転するほど、人体の背面に付与する圧力が大きくなる。
図4を参照して、マッサージ装置1の電気的な構成について説明する。
変位量検知部30は、アーム回転軸23(図3)の付近に取り付けられている。変位量検知部30は、アーム回転軸23の回転角度に応じた信号を制御部50に出力する。変位量検知部30は、例えばロータリーエンコーダーとして構成される。
操作部40は、図示しないボタンを有する。使用者は、操作部40を介して、マッサージの開始および終了、およびマッサージコースの選択を行う。操作部40は、ボタンが押されたとき、押されたボタンに応じた信号を制御部50に出力する。
制御部50は、本体10(図1参照)の内部に配置されている。制御部50は、施療子25の複数の動作を含むマッサージコースを記憶している。制御部50は、操作部40からの信号に基づいて、マッサージコースを実行する。制御部50は、マッサージコースおよび変位量検知部30の出力に基づいて駆動源26およびマッサージ機構20(図1参照)の各種モーターの出力を制御する。すなわち、制御部50は、マッサージ機構20を駆動する。マッサージ機構20は、マッサージコースにおいて、施療子25を長手方向Y、幅方向X、および回転方向Rに移動させる。
制御部50は、施療子25の回転方向Rの移動を含むマッサージコースが選択されたとき、変位量検知部30の出力を用いて移動時間演算処理を実行する。制御部50は、移動時間演算処理により演算された移動時間Tに基づいて、マッサージコースにおける駆動源26の出力を変更する。駆動源26の出力の変更は、駆動源26に印加する電圧(以下、「駆動電圧V」)の大きさを変更することにより実行される。制御部50は、移動時間Tに基づいて変更された駆動電圧Vを用いてマッサージコースを実行する。制御部50は、変位量検知部30の出力を用いて、移動時間演算処理以外の制御も実行する。
移動時間演算処理について説明する。
図5に示されるように、施療子25は、アーム回転軸23の回転により回転方向Rに移動する。変位量検知部30は、アーム回転軸23の変位量に応じた信号を出力する。このため、変位量検知部30の出力は、支持部22に対する施療子25の位置と相関している。施療子25の位置は、最も背面から離れる方向側の位置(以下、「最小突出位置P1」)から、最も背面に向かう方向側の位置(以下、「最大突出位置P3」)までの間で変化する。また、最小突出位置P1と最大突出位置P3との中間位置を「中間突出位置P2」とする。なお、最小突出位置P1は、「第1位置」に相当する。また、中間突出位置P2は、「第2位置」に相当する。
制御部50は、変位量検知部30の出力を用いて施療子25が最小突出位置P1から中間突出位置P2までに変化する移動時間Tを演算する。具体的には、制御部50は、変位量検知部30の出力が最小突出位置P1と対応する状態において、予めマッサージコースに設定されている基準の駆動電圧V(以下、「基準電圧VA」)を駆動源26に印加する。制御部50は、変位量検知部30の出力が最小突出位置P1から中間突出位置P2と対応する状態に変化するまでの時間をカウントし、この時間を移動時間Tとして記憶する。移動時間Tは、施療子25の移動速度に相当する。移動時間Tが大きいほど、施療子25の移動速度は小さい。
制御部50は、移動時間Tに基づいてマッサージコースにおける駆動電圧Vを変更する。具体的には、制御部50は、移動時間Tから基準時間Sを減じた時間(以下、「時間差ET」)を演算する。基準時間Sは、施療子25に負荷がかからない状態における移動時間Tとして予め制御部50に記憶されている。制御部50は、時間差ETと駆動電圧Vの変更量との関係テーブルに基づいて、駆動電圧Vを変更する。関係テーブルは、予め制御部50に記憶されている。関係テーブルにおいては、施療子25の時間差ETが小さいほど、駆動源26に供給する駆動電圧Vを大きくしている。なお、駆動電圧Vの変更は、例えば、DUTY比を変更することにより実行される。
関係テーブルについて説明する。基準電圧VAは、マッサージコースに含まれる手技等に基づいて異なっている。このため、関係テーブルは、基準電圧VA毎に異なるものが用意されている。各関係テーブルは、基準電圧VAが大きいほど、駆動電圧Vが大きくなるように設定されている。
基準電圧VAが「10V」のときの関係テーブルの一例を説明する。
・時間差ETが「500ミリ秒」以上のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの150%に変更する。
・時間差ETが「400ミリ秒」以上かつ「500ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの140%に変更する。
・時間差ETが「300ミリ秒」以上かつ「400ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの130%に変更する。
・時間差ETが「200ミリ秒」以上かつ「300ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの120%に変更する。
・時間差ETが「100ミリ秒」以上かつ「200ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの110%に変更する。
・時間差ETが「0ミリ秒」以上かつ「100ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの100%に維持する。
・時間差ETが「−100ミリ秒」以上かつ「0ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの90%に変更する。
・時間差ETが「−200ミリ秒」以上かつ「−100ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの80%に変更する。
基準電圧VAが「50V」のときの関係テーブルの一例を説明する。
・時間差ETが「500ミリ秒」以上のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの140%に変更する。
・時間差ETが「400ミリ秒」以上かつ「500ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの135%に変更する。
・時間差ETが「300ミリ秒」以上かつ「400ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの125%に変更する。
・時間差ETが「200ミリ秒」以上かつ「300ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの115%に変更する。
・時間差ETが「100ミリ秒」以上かつ「200ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの105%に変更する。
・時間差ETが「0ミリ秒」以上かつ「100ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの100%に維持する。
・時間差ETが「−100ミリ秒」以上かつ「0ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの95%に変更する。
・時間差ETが「−200ミリ秒」以上かつ「−100ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの85%に変更する。
マッサージ装置1の作用について説明する。
施療子25の回転方向Rにおける移動時間Tは、施療子25にかかる負荷に影響される。人体の背面から施療子25にかかる荷重が大きいとき、施療子25にかかる負荷は大きくなる。施療子25にかかる荷重は、使用者の体重、姿勢、および背もたれ12の傾き角度等により変化する。駆動源26が同一の電圧により動作するとき、施療子25にかかる荷重および負荷が大きいほど移動時間Tは小さくなる。制御部50は、移動時間Tに応じて、駆動源26の出力を変更する。具体的には、施療子25の移動時間Tが小さいほど、駆動源26に供給する電圧を大きくすることにより駆動源26の出力を大きくしている。このため、マッサージ装置1は、負荷に応じたマッサージを行うことができる。
制御部50は、時間差ETを用いて駆動電圧Vを変更している。時間差ETは、変位量検知部30の出力により演算することができる。
制御部50は、変位量検知部30の出力を用いて各種制御を実行する。例えば、制御部50は、マッサージコースを終了するとき、施療子25を最大突出位置P3から最小突出位置P1に変更する。このとき、制御部50は、変位量検知部30の出力に基づいて、施療子25が最小突出位置P1にある旨を判定し、駆動源26への電圧の印加を停止する。
すなわち、変位量検知部30は、時間差ETの演算以外にも用いられる。このため、マッサージ装置1は、他の制御にも用いられる変位量検知部30を用いて、負荷に応じた制御を行うことができる。換言すれば、負荷を演算するための専用の検知部品、例えば駆動源26の電流、および駆動源26の回転角度センサー等を用いずに、負荷に応じた制御を行うことができる。このため、マッサージ装置1は、検知部品の数を削減することができる。
マッサージ装置1は、以下の効果を奏する。
(1)施療子25の移動時間Tは、施療子25にかかる負荷に影響を受ける。マッサージ装置1は、施療子25の移動時間Tに応じて駆動源26の出力を変更している。すなわち、変位量を検知するための変位量検知部30の出力を用いて施療子25に負荷に応じた動作をさせることができる。このため、施療子25にかかる負荷を検知するための専用の検知部品を削減できる。
(2)マッサージ装置1は、背面に向かう第1回転方向R1における施療子25の移動時間Tに応じて駆動源26の出力を変更する。施療子25は、背面に向かうときに背面から大きな負荷を受ける。このため、負荷を受けやすい方向において施療子25が適切に動作しないおそれを低減できる。
(3)制御部50は、駆動源26への印加電圧としての基準電圧VAに対する時間差ETに応じて駆動源26の駆動電圧Vを変更する。具体的には、基準電圧VAが大きいほど、駆動電圧Vの変更量を小さくしている。このため、基準電圧VAが高い状態において、駆動電圧Vの変更量が大きくなることに起因して、駆動電圧Vが過度に大きくなることを抑制することができる。
(その他の実施形態)
本マッサージ装置は、上記実施形態以外の実施形態を含む。以下、本マッサージ装置のその他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。
・実施形態の制御部50は、時間差ETと駆動電圧Vとの関係テーブルを用いて駆動電圧Vを変更している。ただし、制御部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の制御部50は、移動時間Tと駆動電圧Vとの関係テーブルを用いて駆動電圧Vを変更する。この場合、関係テーブルは、移動時間Tが大きくなるほど駆動電圧Vが大きくなるように設定されている。
・実施形態の制御部50は、時間差ETに応じて駆動電圧Vを段階的に変更している。ただし、制御部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の制御部50は、時間差ETに応じて駆動電圧Vをリニアに変更する。この場合、関係テーブルに代えて、演算式を用いて変更後の駆動電圧Vを演算することもできる。
・実施形態の制御部50は、基準電圧VA毎の関係テーブルを有している。ただし、制御部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の制御部50は、時間差ETと駆動電圧Vとの関係テーブルを1つのみ記憶している。この場合、関係テーブルは例えば以下のように設定されている。
時間差ETが「300ミリ秒」以上のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの130%に変更する。時間差ETが「200ミリ秒」以上かつ「300ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの130%に変更する。時間差ETが「100ミリ秒」以上かつ「200ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの120%に変更する。時間差ETが「0ミリ秒」以上かつ「100ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの100%に維持する。時間差ETが「−100ミリ秒」以上かつ「0ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの80%に変更する。時間差ETが「−200ミリ秒」未満のとき、駆動電圧Vを基準電圧VAの70%に変更する。
・実施形態の制御部50は、時間差ETを用いて駆動電圧Vを変更している。ただし、制御部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の制御部50は、施療子25の移動速度を用いて駆動電圧Vを変更する。この場合、移動時間演算処理に代えて移動速度演算処理が実行される。移動速度演算処理においては、所定時間における施療子25の変位量が移動速度として演算される。制御部50は、移動速度が小さいほど、駆動電圧Vを大きくするように変更する。
・実施形態の制御部50は、マッサージコースの開始前に移動速度演算処理を実行する。ただし、制御部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の制御部50は、マッサージコースの実行中に移動速度演算処理を実行する。この変形例においては、マッサージコースの実行中において、駆動電圧Vが負荷に応じて変更される。
・実施形態のマッサージ装置1に、以下の構成を追加することもできる。すなわち、変形例の制御部50は、施療子25が往復運動の一方向としての第1回転方向R1に移動するときの駆動電圧Vの変更量と、施療子25が往復運動の他方向としての第2回転方向R2に移動するときの駆動電圧Vの変更量とを異ならせる。
施療子25が背面に向かう方向に移動するときに施療子25が受ける負荷は、施療子25が背面から離れる方向に移動するときに施療子25が受ける負荷と異なる。このため、例えば、施療子25が第1回転方向R1に移動するときの駆動電圧Vの変更量を、施療子25が第2回転方向R2に移動するときの変更量よりも大きくする。これにより、施療子25が負荷に起因して適切に動作しないおそれを低減できる。
・実施形態のマッサージ装置1は、施療子25の回転方向Rの移動時間Tに基づいて駆動源26の出力を変更している。ただし、マッサージ装置1の構成はこれに限られない。例えば、変形例のマッサージ装置1は、施療子25の幅方向Xの移動時間に基づいてアーム24を幅方向Xに移動させるためのモーターの出力を変更する。この変形例の場合、アーム24を幅方向Xに移動させるためのモーターは、「駆動源」に相当する。また、この変形例の場合、アーム24は、「動力伝達機構」に相当する。なお、この変形例の場合、変位量検知部30は、モーターの回転をアーム24に伝達する歯車の変位量を検知する。
さらに別の変形例のマッサージ装置1は、施療子25の長手方向Yの移動時間に基づいて、支持部22を長手方向Yに移動させるためのモーターの出力を変更する。この変形例の場合、支持部22を長手方向Yに移動させるためのモーターは、「駆動源」に相当する。また、この変形例の場合、レール21および支持部22は、「動力伝達機構」に相当する。なお、この変形例の場合、変位量検知部30は、支持部22とレール21とを接続する歯車の変位量を検知する。また、支持部22のレール21上における変位量を検知するリニアエンコーダーを変位量検知部30として採用することもできる。
・実施形態のマッサージ装置1は、施療子25が回転方向R、長手方向Y、および幅方向Xに移動する。ただし、マッサージ装置1の構成はこれに限られない。施療子25が人体の背面に対して移動するマッサージ装置1であれば、いずれの構成を有するマッサージ装置1に適用することもできる。
(実施形態の記載に基づく付記事項)
上記実施形態に記載の事項を上位概念化した事項を以下に記載する。
(付記1)前記マッサージ装置は、マッサージコースを有し、前記制御部は、前記マッサージコースの実行前に前記変位量に基づいて前記施療子が第1位置から第2位置に移動するまでの移動時間を演算し、前記移動時間に応じて前記マッサージコースにおける前記駆動源の出力を変更する。
1…マッサージ装置、23…アーム回転軸(動力伝達機構)、24…アーム(動力伝達機構)、25…施療子、26…駆動源、30…変位量検知部、50…制御部。

Claims (3)

  1. 人体の背面に対して移動する施療子と、
    前記施療子を移動させる駆動源と、
    前記駆動源と前記施療子とを接続する動力伝達機構と、
    前記動力伝達機構の変位量を検知する変位量検知部と、
    前記変位量に基づいて前記施療子が第1位置から第2位置に移動するまでの移動時間を演算し、前記駆動源への印加電圧に対する前記移動時間が小さいほど前記駆動源の出力を大きく変更する制御部と
    を備えるマッサージ装置。
  2. 前記施療子は、前記背面に向かう方向および前記背面から離れる方向を含む突出方向に移動し、
    前記変位量検知部は、前記施療子の前記突出方向の前記変位量を検知する
    請求項1に記載のマッサージ装置。
  3. 前記施療子は、往復運動を行い、
    前記制御部は、前記施療子が前記往復運動における一方向に移動するときの前記駆動源の出力の変更量と、前記施療子が前記往復運動における他方向に移動するときの前記駆動源の出力の変更量とを異ならせる
    請求項1または2に記載のマッサージ装置。
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