JP2015013071A - マッサージ機 - Google Patents

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直人 白澤
Naoto Shirasawa
直人 白澤
筒井 慎治
Shinji Tsutsui
慎治 筒井
大輔 森川
Daisuke Morikawa
大輔 森川
将利 渥美
Masatoshi Atsumi
将利 渥美
亮太 佐藤
Ryota Sato
亮太 佐藤
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Abstract

【課題】脚部の揺動による下半身のマッサージを良好な状態で行うことができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】マッサージ機10は、座面14aを有した座部14と、背もたれ部16と、下腿Kを支持する下腿支持面22aを有した下腿支持部22と、座面14aの傾斜角を変更する座面調整機構と、座面14aに対する下腿支持面22aの高さを変更する下腿調整機構と、使用者Hの脚部を揺動させる揺動モードが設定されると下腿支持部22を往復運動させる揺動機構とを備える。揺動モードが設定されると、座面調整機構は座面14aを前傾状態に変更し、下腿調整機構は下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。
【選択図】図4

Description

本発明は、脚部を揺動する揺動部を備えるマッサージ機に関する。
従来、着座状態の使用者に対してマッサージ動作を行う椅子型のマッサージ機が知られている。こうしたマッサージ機の中には、使用者の下腿が載置されるとともに左右方向に往復移動可能な下腿支持部を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このマッサージ機は、下腿支持部を左右方向に往復移動させることにより、腰部を中心として使用者の脚部が揺動運動する。この揺動運動によって下半身のマッサージが行われる。
特開平10−328262号公報
ところで、上記マッサージ機などでは、着座状態の使用者の体幹が大腿部に対して進展した状態となっており、骨格的に大腿部が揺動しにくい状態となっている。そのため、揺動運動によるマッサージを効果的に行うことができないおそれがある。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、その目的は、脚部の揺動による下半身のマッサージを良好な状態で行うことのできるマッサージ機を提供することにある。
本マッサージ機は、使用者の臀部及び大腿部を支持する座面を有した座部と、前記使用者の背中を支持する背もたれ部と、前記使用者の下腿を支持する支持面を有した下腿支持部と、前記座面の傾斜角を変更する座面調整部と、前記座面に対する前記支持面の高さを変更する下腿調整部と、前記下腿支持部を往復運動させる揺動部と、を備える。そして、前記座面調整部及び前記下腿調整部は、前記使用者の脚部を揺動させる揺動モードが設定されると、前記使用者の姿勢が同使用者の脚部の揺動に適した姿勢になるように連動動作する。
本マッサージ機は、座面の傾斜角を変更する座面調整部と、座面に対する下腿の支持面の高さを変更する下腿調整部とを備えている。座面の傾斜角及び下腿の支持面高さを適切に調整して、大腿部に対する体幹の屈曲量を大きくすると、骨格的に、股関節では大腿骨が動きやすくなるため、大腿部は揺動しやすくなる。また、座面の傾斜角及び下腿の支持面高さを適切に調整して、大腿部が座面を押し付ける力を弱くすると、座面と大腿部との間の摩擦力が小さくなるため、大腿部は揺動しやすくなる。このように座面の傾斜角及び下腿の支持面高さを適切に調整すると、使用者の姿勢は脚部の揺動に適した姿勢になり、大腿部は揺動しやすくなる。
そこで、本マッサージ機は、上述したように、脚部を揺動させる揺動モードが設定されると、使用者の姿勢が脚部の揺動に適した姿勢となるように座面調整部及び下腿調整部を連動動作させる。この連動動作によって座面の傾斜角の調整及び下腿の支持面高さの調整が行われて、大腿部は揺動しやすい状態になる。そのため、使用者の脚部は揺動しやすくなり、下半身のマッサージを良好な状態で行うことができる。
本マッサージ機は、脚部の揺動による下半身のマッサージを良好な状態で行うことができる。
第1実施形態におけるマッサージ機の斜視図。 第1実施形態におけるマッサージ機の構造を模式的に示す側面図。 マッサージ機の制御構成を示すブロック図。 第1実施形態において揺動モードが設定されたときのマッサージ機の状態を示す側面図。 第2実施形態において揺動モードが設定されたときのマッサージ機の状態を示す側面図。 第3実施形態において揺動モードが設定されたときのマッサージ機の状態を示す側面図。 第4実施形態において揺動モードが設定されたときのマッサージ機の状態を示す側面図。 第5実施形態において揺動モードが設定されたときのマッサージ機の状態を示す側面図。 第6実施形態において揺動モードが設定されたときのマッサージ機の状態を示す側面図。 第7実施形態において揺動モードが設定されたときのマッサージ機の状態を示す側面図。
(第1実施形態)
図1〜図4を参照して、第1実施形態のマッサージ機を説明する。なお、以下では、マッサージ機の幅方向を左右方向Xという。また、マッサージ機の奥行き方向を前後方向Yという。そして、マッサージ機の高さ方向を高さ方向Zという。
図1及び図2に示すように、マッサージ機10は、図示しない床面に載置される支持部11を備えている。
図2に示すように、支持部11は、長手方向(図2では上下方向)に伸縮可能な前側伸縮部材11a及び後側伸縮部材11bを有している。また、前側伸縮部材11a及び後側伸縮部材11bは、長手方向における上端部において、左右方向Xに延びる第1回動軸12及び第2回動軸13を支持している。そして、前側伸縮部材11a及び後側伸縮部材11bは、第1回動軸12及び第2回動軸13を介して、使用者の臀部及び大腿部を支持する座部14を回動可能に支持している。なお、前側伸縮部材11aは、その基端部が支持部11に対して前後方向Yに沿って摺動する。これら前側伸縮部材11aや後側伸縮部材11bはモータ等により伸張したり収縮したりする。そして前側伸縮部材11aや後側伸縮部材11bが伸縮することにより、座部14にあって臀部及び大腿部Dを支持する座面14aの傾斜角である座面傾斜角θSが変化する。前側伸縮部材11a及び後側伸縮部材11bは、座面調整部としての座面調整機構23を構成する。
図1に示すように、座部14には、空気供給源15a(図3参照)から供給される空気によって、膨張したり収縮したりするエアバッグ15が設けられている。エアバッグ15は、膨張したり収縮したりすることで、使用者の臀部に対して施療を行う。
座部14の後側には、使用者の背中を支持する背もたれ部16が、座部14に対して傾動可能に第2回動軸13に軸支されている。背もたれ部16は、座部14に対して傾動するための背もたれ調整機構26を備えている。背もたれ調整部としての背もたれ調整機構26はモータ等で構成されており、このモータを駆動することにより、鉛直方向に対する背もたれ部16の傾斜角である背もたれ傾斜角θBが変更される。
また、背もたれ部16には、施療子17及びその施療子17に施療動作を行わせる施療モータ17a(図3参照)を有するマッサージ機構18が設けられている。そして、マッサージ機構18は、施療モータ17aの駆動に基づく施療子17の施療動作により、使用者の背中に対して施療を行う。また、マッサージ機構18は、移動モータ18a(図3参照)の駆動によって、背もたれ部16の長手方向に沿って移動する。また、座部14の左右方向Xにおける両側には、使用者の腕を置くための肘掛け部19が、背もたれ部16から座部14の前方にかけて設けられている。
図2に示すように、座部14の前側には、使用者Hの下腿Kを支持するオットマン20が、連結部材21を介して座部14に連結されている。連結部材21は、その基端側を座部14に対し、第3回動軸21aを中心として回動可能に連結している。また、連結部材21は、その先端側をオットマン20に対し、第4回動軸21bを中心として回動可能に連結している。
オットマン20は、使用者の下腿Kを支持する断面略U字状の一対の下腿支持部22を備えている。下腿支持部22には、使用者の下腿Kを支持する下腿支持面22aが設けられている。そして、各下腿支持部22は、揺動部としての揺動機構22b(図3参照)から伝達される駆動力に基づいて左右方向Xに揺動される。
連結部材21には、座面14aに対する下腿支持面22aの高さを変更する下腿調整部としての下腿調整機構24が設けられている。例えば、下腿調整機構24は、第3回動軸21aに設けられて連結部材21を座部14に対して回動させるモータ等で構成されている。
また、連結部材21には、下腿支持面22aの傾斜角である下腿傾斜角θKを変更する下腿角度調整部としての下腿角度調整機構25が設けられている。例えば、下腿角度調整機構25は、第4回動軸21bに設けられてオットマン20を連結部材21に対して回動させるモータ等で構成されている。
先の図1に示すように、背もたれ部16の側方には、使用者によりマッサージ機10の各部を操作したり、予め用意された複数の施療モードの中から任意の施療モードを選択するコントローラ28が設けられている。複数の施療モードのうちの一つとして、使用者の脚部を揺動させる揺動モードが用意されている。
図3に示すように、マッサージ機10は、該マッサージ機10の動作を制御する制御部30を備えている。制御部30の入力側インターフェースは、コントローラ28に接続されている。制御部30の出力側インターフェースは、座面調整機構23、空気供給源15a、背もたれ調整機構26のモータ、施療モータ17a、移動モータ18a、揺動機構22b、下腿調整機構24、及び下腿角度調整機構25に接続されている。
制御部30は、コントローラ28の操作状態に応じて、出力側インターフェースに接続された各種の機器を制御することにより施療を行う。
例えば、上記揺動モードが設定されると、揺動機構22bの駆動を通じて下腿支持部22が往復運動する。この下腿支持部22の往復運動によって、使用者の脚部が揺動されて、下半身の施療(マッサージ)が行われる。ここで、制御部30は、揺動モードが設定されると、使用者の姿勢が脚部の揺動に適した姿勢となるように、座面調整機構23及び下腿調整機構24を連動動作させる。
図4に、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24が連動動作した後のマッサージ機10の状態を示す。
この図4に示すように、座面調整機構23は、座面14aを前傾状態に変更する。すなわち前側伸縮部材11a及び後側伸縮部材11bを駆動して座面傾斜角θSを調整することにより、座部14は、背もたれ部16が設けられた後側よりもオットマン20が設けられた前側のほうが低くなるように傾けられる。
また、下腿調整機構24は、下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。すなわち第3回動軸21aに設けられたモータを駆動して連結部材21を上方に回動させることにより、下腿支持面22aは、座面14aよりも高い位置となるように変更される。
なお、本実施形態では、座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24の動作開始タイミングを同じにしている。その他の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24の動作開始タイミングをずらしたりしてもよい。例えば最初に座面調整機構23の動作を開始し、座面調整機構23の動作が完了した後に、下腿調整機構24の動作を開始してもよい。
こうして座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作が完了すると、揺動機構22bの駆動が開始される。
次に、本実施形態におけるマッサージ機10の作用を説明する。
先の図4に示したように、揺動モードが設定されると、座面14aは前傾状態にされるとともに、下腿支持面22aは座面14aよりも高い位置に変更される。このようにして下腿支持面22aが座面14aよりも高い位置に変更されると、下腿Kは上方に持ち上げられる。下腿Kが上方に持ち上げられた状態で座面14aが前傾状態になると、座面14aは大腿部Dから遠ざかる方向に変位する。座面14aが大腿部Dから遠ざかる方向に変位すると、大腿部Dが座面14aを押し付ける力は弱くなり、座面14aと大腿部Dとの間に生じる摩擦力は小さくなるため、大腿部Dは揺動しやすくなる。
このようにして座面14aの傾斜角及び下腿支持面22aの高さが適切に調整されることにより、使用者Hの姿勢は脚部の揺動に適した姿勢になり、大腿部Dは揺動しやすくなる。
本実施形態のマッサージ機10によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)揺動モードが設定されると、使用者Hの姿勢は同使用者Hの脚部の揺動に適した姿勢となるように、座面調整機構23及び下腿調整機構24が連動動作する。この連動動作によって座面14aの傾斜角の調整及び下腿支持面22aの高さの調整が行われて、大腿部Dは揺動しやすい状態になる。そのため、使用者Hの脚部は、揺動機構22bの駆動時に揺動しやすくなり、下半身のマッサージを良好な状態で行うことができる。
(2)座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作時には、座面調整機構23は座面14aを前傾状態に変更し、下腿調整機構24は下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。そのため、座面14aと大腿部Dとの間に生じる摩擦力が小さくなり、大腿部Dを揺動しやすい状態にすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のマッサージ機を説明する。本実施形態のマッサージ機10は、揺動モードが設定されると、第1実施形態で説明した座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作を行うとともに、下腿角度調整機構25も動作させる。こうした座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作により、使用者Hの姿勢がより一層脚部の揺動に適した姿勢となるようにしている。より具体的には、下腿角度調整機構25を使って下腿支持面22aの傾斜角を揺動モードに適した角度に調整するようにしており、この点が第1実施形態のマッサージ機10と異なる。そこで、以下では、第1実施形態との相異点を中心にして本実施形態のマッサージ機10を説明する。
図5に、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25が連動動作した後の本実施形態のマッサージ機10の状態を示す。
この図5に示すように、本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10と同様に、座面調整機構23を使って座面14aを前傾状態に変更する。また、本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10と同様に、下腿調整機構24を使って下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。
そして、下腿角度調整機構25は、下腿支持面22aが、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように下腿傾斜角θKを変更する。すなわち第4回動軸21bに設けられたモータを駆動して下腿支持部22を下方に回動させることにより、下腿支持面22aは、下り勾配の傾斜面にされる。
なお、本実施形態では、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の動作開始タイミングを同じにしている。その他の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の動作開始タイミングをずらしたりしてもよい。例えば、最初に座面調整機構23の動作を開始し、座面調整機構23の動作が完了した後に、下腿調整機構24の動作を開始する。そして、下腿調整機構24の動作が完了した後に、下腿角度調整機構25の動作を開始してもよい。
こうして座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作が完了すると、揺動機構22bの駆動が開始される。
次に、本実施形態のマッサージ機10によって得られる特有の作用を説明する。
先の図5に示したように、揺動モードが設定されると、下腿支持面22aは、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるようにその傾斜角が変更される。このようにして下腿支持面22aが使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面にされると、使用者Hの膝が大きく曲がるため、大腿裏の筋肉が緩むようになり、大腿部Dは揺動しやすくなる。
本実施形態のマッサージ機10によれば、第1実施形態の効果(1)及び(2)に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(3)座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作時には、下腿角度調整機構25は、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように下腿支持面22aの傾斜角を変更する。従って、大腿部Dをさらに揺動しやすい状態にすることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のマッサージ機を説明する。本実施形態のマッサージ機10は、揺動モードが設定されると、第1実施形態で説明した座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作を行う。そして、本実施形態のマッサージ機10は、下腿調整機構24の動作が完了した後の下腿支持面22aの位置を、第1実施形態よりも高い位置にするようにしており、この点が第1実施形態のマッサージ機10と異なる。そこで、以下では、第1実施形態との相異点を中心にして本実施形態のマッサージ機10を説明する。
図6に、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24が連動動作した後の本実施形態のマッサージ機10の状態を示す。
この図6に示すように、本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10と同様に、座面調整機構23を使って座面14aを前傾状態に変更する。
また、本実施形態のマッサージ機10は、下腿調整機構24を使って下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。すなわち第3回動軸21aに設けられたモータを駆動して連結部材21を上方に回動させることにより、下腿支持面22aは、座面14aよりも高い位置となるように変更される。ここで、本実施形態のマッサージ機10は、下腿支持面22aを、下腿調整機構24の動作によって実現可能な最大高さにまで持ち上げる。
なお、本実施形態では、座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24の動作開始タイミングを同じにしている。その他の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24の動作開始タイミングをずらしたりしてもよい。例えば、最初に座面調整機構23の動作を開始し、座面調整機構23の動作が完了した後に、下腿調整機構24の動作を開始してもよい。
こうして座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作が完了すると、揺動機構22bの駆動が開始される。
次に、本実施形態のマッサージ機10によって得られる特有の作用を説明する。
先の図6に示したように、揺動モードが設定されると、下腿支持面22aは、下腿調整機構24の動作によって実現可能な最大高さにまで持ち上げられる。ここで、座面14aに対する下腿支持面22aの位置が高くなるにつれて、下腿Kは上方に持ち上げられるため、大腿部Dに対する体幹Tの屈曲量は増大する。従って、下腿支持面22aが、座面14aに対してできる限り高い位置にまで変更されると、下腿支持面22aの高さ変更に伴う体幹Tの屈曲量変化は最大になる。そのため、下腿支持面22aの位置が低い場合と比較して、股関節では大腿骨がさらに動きやすくなるため、大腿部Dはより一層揺動しやすくなる。
本実施形態のマッサージ機10によれば、第1実施形態の効果(1)及び(2)に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(4)下腿調整機構24によって下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更するときには、変更後の下腿支持面22aの高さが、下腿調整機構24の動作によって実現可能な最大高さに設定される。従って、股関節では大腿骨がさらに動きやすくなり、大腿部Dをさらに揺動しやすい状態にすることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のマッサージ機を説明する。本実施形態のマッサージ機10は、揺動モードが設定されると、第1実施形態で説明した座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作を行う。そして、その連動動作時に、背もたれ部16の傾斜角を変更する背もたれ調整機構26も動作させる。このように背もたれ調整機構26も連動動作させる点が、第1実施形態のマッサージ機10と異なる。そこで、以下では、第1実施形態との相異点を中心にして本実施形態のマッサージ機10を説明する。
図7に、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24及び背もたれ調整機構26が連動動作した後の本実施形態のマッサージ機10の状態を示す。
この図7に示すように、本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10と同様に、座面調整機構23を使って座面14aを前傾状態に変更する。また、本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10と同様に、下腿調整機構24を使って下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。
そして、背もたれ調整機構26は、本実施形態での背もたれ傾斜角θBが、予め定められた最大傾斜角θBmax1と最小傾斜角θBmin1との間の角度になるように、背もたれ部16の傾斜角を調整する。これら最大傾斜角θBmax1及び最小傾斜角θBmin1は、次のような値に設定されている。すなわち、背もたれ傾斜角θBについて、背もたれ部16と体幹Tとの間に生じる摩擦力を十分に確保しつつ、背もたれ傾斜角θBの変化に伴う使用者Hへの負荷増大を抑えることができる範囲内の最大角度及び最小角度が設定されている。背もたれ調整機構26は、背もたれ傾斜角θBが、最大傾斜角θBmax1及び最小傾斜角θBmin1の範囲から外れている場合には、背もたれ傾斜角θBが同範囲内の角度となるように背もたれ傾斜角θBを変更する。また、背もたれ傾斜角θBが、最大傾斜角θBmax1及び最小傾斜角θBmin1の範囲内の角度である場合には、その背もたれ傾斜角θBが維持される。
なお、本実施形態では、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び背もたれ調整機構26の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び背もたれ調整機構26の動作開始タイミングを同じにしている。その他の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び背もたれ調整機構26の動作開始タイミングをずらしたりしてもよい。例えば、最初に座面調整機構23の動作を開始し、座面調整機構23の動作が完了した後に、下腿調整機構24の動作を開始する。そして、下腿調整機構24の動作が完了した後に、背もたれ調整機構26の動作を開始してもよい。
こうして座面調整機構23及び下腿調整機構24及び背もたれ調整機構26の連動動作が完了すると、揺動機構22bの駆動が開始される。
次に、本実施形態のマッサージ機10によって得られる特有の作用を説明する。
先の図7に示したように、揺動モードが設定されると、座面14aは前傾状態に変更される。ここで、座面14aが前傾状態に変更されると、大腿部Dと座面14aとの摩擦力が小さくなるため、使用者Hの臀部は座面14aの前側に向かって滑りやすくなる。そのため、場合によっては、使用者Hの体がマッサージ機10からずれてしまうおそれがある。
この点、本実施形態のマッサージ機10では、背もたれ部16の傾斜角は、最大傾斜角θBmax1及び最小傾斜角θBmin1の範囲内の傾斜角に調整される。例えば、同図7に二点鎖線にて示すように、背もたれ傾斜角θB1が最小傾斜角θBmin1よりも小さい場合には、背もたれ傾斜角θBが最小傾斜角θBmin1以下となるように、背もたれ部16の傾斜角は大きくされる。このようにして背もたれ部16の傾斜角が大きくされると、使用者Hの背中が背もたれ部16を押し付ける力は大きくなるため、背もたれ部16と体幹Tとの間に生じる摩擦力は大きくなる。従って、座面14aが前傾状態に変更されることにより、使用者Hの臀部が座面14aの前側に向かって滑りやすくなったとしても、背もたれ部16と体幹Tとの間に生じる摩擦力が大きくなることにより、そうした滑りやすさは改善される。そのため、使用者Hの体がマッサージ機10からずれにくくなる。
本実施形態のマッサージ機10によれば、第1実施形態の効果(1)及び(2)に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(5)座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作時には、背もたれ調整機構26は、背もたれ部16の傾斜角を変更する。より具体的には、座面14aが前傾状態にされるときには、背もたれ傾斜角θBが予め定められた範囲内の角度となるように調整されることにより、背もたれ部16の傾斜角は比較的大きくなるようにしている。従って、使用者Hがマッサージ機10からずれにくくなり、使用者Hの姿勢を脚部の揺動に適した姿勢に維持することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態のマッサージ機を説明する。本実施形態のマッサージ機10は、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24が連動動作した後のマッサージ機10の状態が、第1実施形態とは異なっている。そこで以下では、第1実施形態との相異点を中心にして本実施形態のマッサージ機10を説明する。
図8に、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24が連動動作した後の本実施形態のマッサージ機10の状態を示す。
この図8に示すように、座面調整機構23は、座面14aを後傾状態に変更する。すなわち前側伸縮部材11a及び後側伸縮部材11bを駆動して座面傾斜角θSを調整することにより、座部14は、背もたれ部16が設けられた後側よりもオットマン20が設けられた前側のほうが高くなるように傾けられる。
また、下腿調整機構24は、下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。すなわち第3回動軸21aに設けられたモータを駆動して連結部材21を上方に回動させることにより、下腿支持面22aの少なくとも一部は、座面14aよりも高い位置となるように変更される。
さらに、下腿角度調整機構25は、座面調整機構23及び下腿調整機構24の動作に合わせて連動動作し、下腿支持面22aが、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように下腿傾斜角θKを変更する。すなわち第4回動軸21bに設けられたモータを駆動して下腿支持部22を下方に回動させることにより、下腿支持面22aは、下り勾配の傾斜面にされる。
なお、本実施形態では、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の動作開始タイミングを同じにしている。その他の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の動作開始タイミングをずらしたりしてもよい。例えば、最初に座面調整機構23の動作を開始し、座面調整機構23の動作が完了した後に、下腿調整機構24の動作を開始する。そして、下腿調整機構24の動作が完了した後に、下腿角度調整機構25の動作を開始してもよい。
こうして座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作が完了すると、揺動機構22bの駆動が開始される。
次に、本実施形態におけるマッサージ機10の作用を説明する。
先の図8に示したように、揺動モードが設定されると、座面14aは後傾状態にされる。このようにして座面14aが後傾状態にされると、大腿部Dに対する体幹Tの屈曲量が大きくなる。体幹Tの屈曲量が大きくなると、骨格的に、股関節では大腿骨が動きやすくなるため、大腿部Dは揺動しやすくなる。
また、揺動モードが設定されると、下腿支持面22aは座面14aよりも高い位置に変更される。このようにして下腿支持面22aが座面14aよりも高い位置に変更されると、下腿Kは上方に持ち上げられる。下腿Kが上方に持ち上げられると、大腿部Dは座面14aは遠ざかる方向に変位する。大腿部Dが座面14aから遠ざかる方向に変位すると、大腿部Dが座面14aを押し付ける力は弱くなり、座面14aと大腿部Dとの間に生じる摩擦力は小さくなるため、大腿部Dは揺動しやすくなる。
このようにして座面14aの傾斜角及び下腿支持面22aの高さが適切に調整されることにより、使用者Hの姿勢は脚部の揺動に適した姿勢になり、大腿部Dは揺動しやすくなる。
そして、揺動モードが設定されると、下腿支持面22aは、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるようにその傾斜角が変更される。このようにして下腿支持面22aが使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面にされると、使用者Hの膝が大きく曲がるため、大腿裏の筋肉が緩むようになり、大腿部Dはさらに揺動しやすくなる。
本実施形態のマッサージ機10によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)揺動モードが設定されると、使用者Hの姿勢は同使用者Hの脚部の揺動に適した姿勢となるように、座面調整機構23及び下腿調整機構24が連動動作する。この連動動作によって座面14aの傾斜角の調整及び下腿支持面22aの高さの調整が行われて、大腿部Dは揺動しやすい状態になる。そのため、使用者Hの脚部は、揺動機構22bの駆動時に揺動しやすくなり、下半身のマッサージを良好な状態で行うことができる。
(2)座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作時には、座面調整機構23は座面14aを後傾状態に変更し、下腿調整機構24は下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。そのため、大腿部Dを揺動しやすい状態にすることができる。
(3)座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作時には、下腿角度調整機構25は、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように下腿支持面22aの傾斜角を変更する。従って、大腿部Dをさらに揺動しやすい状態にすることができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態のマッサージ機を説明する。本実施形態のマッサージ機10は、揺動モードが設定されると、第5実施形態で説明した座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作を行う。そして、本実施形態のマッサージ機10は、下腿調整機構24の動作が完了した後の下腿支持面22aの位置を、第5実施形態よりも高い位置にするようにしており、この点が第5実施形態のマッサージ機10と異なる。そこで、以下では、第5実施形態との相異点を中心にして本実施形態のマッサージ機10を説明する。
図9に、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25が連動動作した後の本実施形態のマッサージ機10の状態を示す。
この図9に示すように、本実施形態のマッサージ機10は、第5実施形態のマッサージ機10と同様に、座面調整機構23を使って座面14aを後傾状態に変更する。
また、本実施形態のマッサージ機10は、第5実施形態のマッサージ機10と同様に、下腿角度調整機構25を使って、下腿支持面22aが、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように下腿傾斜角θKを変更する。
そして、本実施形態のマッサージ機10は、下腿調整機構24を使って下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。すなわち第3回動軸21aに設けられたモータを駆動して連結部材21を上方に回動させることにより、下腿支持面22aは、座面14aよりも高い位置となるように変更される。ここで、本実施形態のマッサージ機10は、下腿支持面22aを、下腿調整機構24の動作によって実現可能な最大高さにまで持ち上げる。
なお、本実施形態では、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の動作開始タイミングを同じにしている。その他の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の動作開始タイミングをずらしたりしてもよい。例えば、最初に座面調整機構23の動作を開始し、座面調整機構23の動作が完了した後に、下腿調整機構24の動作を開始する。そして、下腿調整機構24の動作が完了した後に、下腿角度調整機構25の動作を開始してもよい。
こうして座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作が完了すると、揺動機構22bの駆動が開始される。
次に、本実施形態のマッサージ機10によって得られる特有の作用を説明する。
先の図9に示したように、揺動モードが設定されると、下腿支持面22aは、下腿調整機構24の動作によって実現可能な最大高さにまで持ち上げられる。ここで、座面14aに対する下腿支持面22aの位置が高くなるにつれて、下腿Kは上方に持ち上げられるため、大腿部Dは座面14aは遠ざかる方向に変位する。従って、下腿支持面22aが、座面14aに対してできる限り高い位置にまで変更されると、下腿支持面22aの高さ変更に伴う座面14aからの大腿部Dの変位量は最大になる。そのため、下腿支持面22aの位置が低い場合と比較して、大腿部Dが座面14aを押し付ける力はさらに弱くなり、座面14aと大腿部Dとの間に生じる摩擦力は小さくなるため、大腿部Dはより一層揺動しやすくなる。
本実施形態のマッサージ機10によれば、第5実施形態の効果(1)及び(2)及び(3)に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(4)下腿調整機構24によって下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更するときには、変更後の下腿支持面22aの高さが、下腿調整機構24の動作によって実現可能な最大高さに設定される。従って、座面14aと大腿部Dとの間に生じる摩擦力は小さくなり、大腿部Dをさらに揺動しやすい状態にすることができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態のマッサージ機を説明する。本実施形態のマッサージ機10は、揺動モードが設定されると、第5実施形態で説明した座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25の連動動作を行う。そして、その連動動作時に、背もたれ部16の傾斜角を変更する背もたれ調整機構26も動作させる。このように背もたれ調整機構26も連動動作させる点が、第5実施形態のマッサージ機10と異なる。そこで、以下では、第5実施形態との相異点を中心にして本実施形態のマッサージ機10を説明する。
図10に、揺動モードの設定によって座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25及び背もたれ調整機構26が連動動作した後の本実施形態のマッサージ機10の状態を示す。
この図10に示すように、本実施形態のマッサージ機10は、第5実施形態のマッサージ機10と同様に、座面調整機構23を使って座面14aを後傾状態に変更する。また、本実施形態のマッサージ機10は、第5実施形態のマッサージ機10と同様に、下腿調整機構24を使って下腿支持面22aを座面14aよりも高い位置に変更する。また、本実施形態のマッサージ機10は、第5実施形態のマッサージ機10と同様に、下腿角度調整機構25を使って、下腿支持面22aが、使用者Hの足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように下腿傾斜角θKを変更する。
そして、背もたれ調整機構26は、本実施形態での背もたれ傾斜角θBが、予め定められた最大傾斜角θBmax2と最小傾斜角θBmin2との間の角度になるように、背もたれ部16の傾斜角を調整する。これら最大傾斜角θBmax2及び最小傾斜角θBmin2は、次のような値に設定されている。すなわち、背もたれ傾斜角θBについて、大腿部Dに対する体幹Tの屈曲量を十分に確保しつつ、背もたれ傾斜角θBの変化に伴う使用者Hへの負荷増大を抑えることができる範囲内の最大角度及び最小角度が設定されている。背もたれ調整機構26は、背もたれ傾斜角θBが、最大傾斜角θBmax2及び最小傾斜角θBmin2の範囲から外れている場合には、背もたれ傾斜角θBが同範囲内の角度となるように背もたれ傾斜角θBを変更する。また、背もたれ傾斜角θBが、最大傾斜角θBmax2及び最小傾斜角θBmin2の範囲内の角度である場合には、その背もたれ傾斜角θBが維持される。
なお、本実施形態では、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25及び背もたれ調整機構26の連動動作の態様として、それら各機構の動作開始タイミングを同じにしている。その他の連動動作の態様として、座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25及び背もたれ調整機構26の動作開始タイミングをずらしたりしてもよい。例えば、最初に座面調整機構23の動作を開始し、座面調整機構23の動作が完了した後に、下腿調整機構24の動作を開始する。そして、下腿調整機構24の動作が完了した後に、下腿角度調整機構25の動作を開始し、下腿角度調整機構25の動作が完了した後に、背もたれ調整機構26の動作を開始してもよい。
こうして座面調整機構23及び下腿調整機構24及び下腿角度調整機構25及び背もたれ調整機構26の連動動作が完了すると、揺動機構22bの駆動が開始される。
次に、本実施形態のマッサージ機10によって得られる特有の作用を説明する。
先の図10に示したように、揺動モードが設定されると、座面14aは後傾状態に変更される。
また、背もたれ部16の傾斜角は、最大傾斜角θBmax2及び最小傾斜角θBmin2の範囲内の傾斜角に調整される。例えば、同図10に二点鎖線にて示すように、背もたれ傾斜角θB2が最大傾斜角θBmax2よりも大きい場合には、背もたれ傾斜角θBが最大傾斜角θBmax2以下となるように、背もたれ部16の傾斜角は小さくされる。このようにして背もたれ部16の傾斜角が小さくされると、大腿部Dに対する体幹Tの屈曲量がさらに大きくなる。体幹Tの屈曲量がさらに大きくなると、股関節では大腿骨が動きやすくなるため、大腿部Dはより一層揺動しやすくなる。
本実施形態のマッサージ機10によれば、第5実施形態の効果(1)及び(2)及び(3)に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(5)座面調整機構23及び下腿調整機構24の連動動作時には、背もたれ調整機構26は、背もたれ部16の傾斜角を変更する。より具体的には、座面14aが後傾状態にされるときには、背もたれ傾斜角θBが予め定められた範囲内の角度となるように調整されることにより、背もたれ部16の傾斜角は比較的小さくなるようにしている。従って、大腿部Dに対する体幹Tの屈曲量がさらに大きくなり、大腿部Dをさらに揺動しやすい状態にすることができる。
(その他の実施形態)
本マッサージ機は、上記各実施形態以外の実施形態を含む。以下、本マッサージ機のその他の実施形態としての上記各実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・第4実施形態で説明した最大傾斜角θBmax1及び最小傾斜角θBmin1をさらに小さい傾斜角に変更して、背もたれ傾斜角θBが比較的小さい角度となるようにしてもよい。この場合には、大腿部Dに対する体幹Tの屈曲量が大きくなるため、大腿部Dをさらに揺動しやすい状態にすることができる。
・第4実施形態では、背もたれ調整機構26は、背もたれ傾斜角θBが予め定められた範囲内の角度となるように背もたれ傾斜角θBを調整した。この他、背もたれ調整機構26は、背もたれ傾斜角θBが予め定められた角度となるように背もたれ傾斜角θBを調整してもよい。
・第4実施形態で説明した背もたれ調整機構26による背もたれ傾斜角θBの調整は、第2実施形態や第3実施形態のマッサージ機10でも同様に行うことができる。
・第7実施形態で説明した最大傾斜角θBmax2及び最小傾斜角θBmin2をさらに大きい傾斜角に変更して、背もたれ傾斜角θBが比較的大きい角度となるようにしてもよい。この場合には、大腿部Dに対する体幹Tの屈曲量が小さくなるため、使用者Hの姿勢をよりリラックスした状態にすることができる。
・第7実施形態では、背もたれ調整機構26は、背もたれ傾斜角θBが予め定められた範囲内の角度となるように背もたれ傾斜角θBを調整した。この他、背もたれ調整機構26は、背もたれ傾斜角θBが予め定められた角度となるように背もたれ傾斜角θBを調整してもよい。
・第7実施形態で説明した背もたれ調整機構26による背もたれ傾斜角θBの調整は、第6実施形態のマッサージ機10でも同様に行うことができる。
・各機構の連動動作後に、座面14aの傾斜角及び下腿支持面22aの位置及び下腿支持面22aの傾斜角及び背もたれ部16の傾斜角の少なくとも1つを使用者Hによって調整可能にしてもよい。この場合には、揺動モードが選択されたときの使用者Hの姿勢を、使用者Hの好みの姿勢に調整することができる。
・上記各実施形態では、揺動機構22bの駆動は、各機構の連動動作が完了してから開始するようにした。この他、揺動機構22bの駆動は、各機構の連動動作中に開始してもよい。また、揺動機構22bの駆動は、各機構の連動動作を開始する前に開始してもよい。
・座面調整機構23は、前側伸縮部材11a及び後側伸縮部材11bを備えていた。この他、座面調整機構23は前側伸縮部材11aのみを備えており、座面14aの傾斜角は前側伸縮部材11aの伸縮を通じて変更されるようにしてもよい。また、座面調整機構23は後側伸縮部材11bのみを備えており、座面14aの傾斜角は後側伸縮部材11bの伸縮を通じて変更されるにしてもよい。また、座面調整機構23は、前側伸縮部材11aや後側伸縮部材11bとは異なる機構を使って座面14aの傾斜角を変更するようにしてもよい。
・エアバッグ15及び施療子17の少なくとも一方は省略してもよい。
・背もたれ部16は、第2回動軸13とは別の軸を介して座部14に傾動可能に設けてもよい。
・各機構の連動動作は、制御部30による各機構のモータ制御を通じて行われるようにした。この他、各機構の連動動作は、リンク機構等を使って行われるようにしてもよい。
・揺動モードは、予め用意されており任意に選択可能な複数の施療モードのうちの1つのモードであった。この他、複数の施療モードを順番に行うモードが用意されており、順番に行われるモードの1つとして揺動モードが含まれていてもよい。例えば全身を施療するモードの1つとして揺動モードが含まれていてもよい。また、揺動モードは、他の施療モードと同時に行われてもよい。
・上記各実施形態のマッサージ機10では、揺動モードが設定されると、使用者Hの姿勢が脚部の揺動に適した姿勢となるように各機構を連動させる動作と、揺動機構22bの動作とが行われるようにした。この他、揺動モードが設定されると、マッサージ機10は、使用者Hの姿勢が脚部の揺動に適した姿勢となるように各機構を連動させる動作を行う。そして揺動機構22bを動作させるスイッチ等が操作されると、マッサージ機10は揺動機構22bを動作させるようにしてもよい。
・揺動モードの設定は、スイッチ等のオンオフ操作によって行うことができる。また、揺動モードの設定は、制御部30による揺動モードの実行要求の有無によって行うこともできる。
・マッサージ機10は、複数の施療モードを備えていた。この他、マッサージ機10は揺動モードのみを備えていてもよい。
10…マッサージ機
14…座部
14a…座面
16…背もたれ部
22…下腿支持部
22a…下腿支持面
22b…揺動機構
23…座面調整機構
24…下腿調整機構
25…下腿角度調整機構
26…背もたれ調整機構

Claims (7)

  1. 使用者の臀部及び大腿部を支持する座面を有した座部と、
    前記使用者の背中を支持する背もたれ部と、
    前記使用者の下腿を支持する支持面を有した下腿支持部と、
    前記座面の傾斜角を変更する座面調整部と、
    前記座面に対する前記支持面の高さを変更する下腿調整部と、
    前記下腿支持部を往復運動させる揺動部と、を備えるマッサージ機であって、
    前記使用者の脚部を揺動させる揺動モードが設定されると、前記座面調整部及び前記下腿調整部は、前記使用者の姿勢が同使用者の脚部の揺動に適した姿勢となるように連動動作する
    マッサージ機。
  2. 前記連動動作は、前記座面調整部が前記座面を前傾状態に変更する動作と、前記下腿調整部が前記支持面を前記座面よりも高い位置に変更する動作とを含む
    請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記支持面の傾斜角を変更する下腿角度調整部をさらに備え、
    前記連動動作時に、前記下腿角度調整部は、前記支持面が前記使用者の足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように前記支持面の傾斜角を変更する
    請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 前記支持面の傾斜角を変更する下腿角度調整部をさらに備え、
    前記連動動作は、前記座面調整部が前記座面を後傾状態に変更する動作と、前記下腿調整部が前記支持面を前記座面よりも高い位置に変更する動作と、前記支持面が前記使用者の足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように前記下腿角度調整部が前記支持面の傾斜角を変更する動作とを含む
    請求項1に記載のマッサージ機。
  5. 前記下腿調整部によって前記支持面を前記座面よりも高い位置に変更するときには、変更後の前記支持面の高さが、前記下腿調整部の動作によって実現可能な最大高さに設定される
    請求項2〜4のいずれか1項に記載のマッサージ機。
  6. 鉛直方向に対する前記背もたれ部の傾斜角を変更する背もたれ調整部を更に備え、
    前記連動動作時に、前記背もたれ調整部は、前記背もたれ部の傾斜角を変更する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のマッサージ機。
  7. 前記背もたれ調整部は、前記背もたれ部の傾斜角が予め定められた範囲内の角度となるように前記背もたれ部の傾斜角を変更する
    請求項6に記載のマッサージ機。
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