JP2013144096A - 揺動装置 - Google Patents

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直人 白澤
Daisuke Morikawa
大輔 森川
Shinji Tsutsui
慎治 筒井
Ryota Sato
亮太 佐藤
Norio Nakano
紀夫 中野
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Abstract

【課題】使用者の脚部に対して揺動動作による身体をほぐす効果を良好に付与することができる揺動装置を提供する。
【解決手段】使用者が着座可能な座部12と使用者の脚部Aを支持する脚部支持部19とを備え、脚部支持部19を左右方向に揺動可能なマッサージ機10であって、脚部支持部19は、使用者の脚部Aを支持する支持面19aの位置を調整可能に構成され、且つ、揺動動作時に支持面19aが座部12よりも上方となる位置において使用者の足先側に向けて非上り勾配の面となるように配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、身体をほぐす揺動装置に関する。
従来、着座状態の使用者に対して身体をほぐす揺動装置としてのマッサージ動作を実行可能な椅子型マッサージ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の椅子型マッサージ機は、使用者の脚部を載置可能なオットマンを備え、このオットマンには使用者の両足首を受けるための足受け部材が左右方向への揺動可能に設けられている。そして、使用者の足首部分を受けている足受け部材が左右方向に往復移動することに伴って、使用者の両脚部が使用者の腰部を中心として揺動運動することにより、使用者の脚部の緊張状態が緩和されるようになっている。
特開平10−328262号公報
ところで、上記の揺動装置としての椅子型マッサージ機では、揺動動作時に足先側が水平よりも上向きとなるように足受け部材が配置されており、使用者の膝が伸びて脹脛の筋肉が緊張した状態となりやすい。また、使用者の股関節の屈曲が不充分であり、大腿裏が使用者の着座する座部の座面に接触した状態となりやすい。このため、使用者の脚部に対して揺動動作による身体をほぐす効果を良好に付与することができない虞があった。
また、上記の椅子型マッサージ機では、水平姿勢となるように足受け部材が配置された場合であっても、足受け部材が使用者の脚部の長さに適した適正位置よりも高い位置に配置された場合には、使用者の膝が伸びて脹脛の筋肉が緊張した状態となりやすい。また、使用者の股関節の屈曲が不充分であり、大腿裏が使用者の着座する座部の座面に接触した状態となりやすい。このため、使用者の脚部に対して揺動動作による身体をほぐす効果を良好に付与することができない虞があった。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、その目的は、使用者の脚部に対して揺動動作による身体をほぐす効果を良好に付与することができる揺動装置を提供することにある。
(1)第1の手段は、「座部、脚部支持部、および揺動部を有する揺動装置であって、前記座部は、使用者の臀部を支持し、前記脚部支持部は、前記脚部を支持する支持面を有し、前記座部に対する前記支持面の位置を変更する位置調整機構を有し、前記揺動部は、前記脚部支持部を前記座部の左右方向に揺動運動させ、前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記揺動運動するとき、前記支持面の位置を変更することにより前記支持面が前記座部よりも上方に位置する挙上状態を形成し、前記支持面は、前記挙上状態において非上り勾配を形成する揺動装置」を含む。
(2)第2の手段は、「前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記揺動運動するとき、前記支持面を前記座部よりも上方の位置に保持し、前記脚部支持部を前記座部側に変位させる揺動装置」を含む。
(3)第3の手段は、「座部、脚部支持部、および揺動部を有する揺動装置であって、前記座部は、使用者の臀部を支持し、前記脚部支持部は、前記使用者の脚部を支持する支持面を有し、前記座部に対する前記支持面の位置を変更する位置調整機構を有し、前記揺動部は、前記脚部支持部を前記座部の左右方向に揺動運動させ、前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記揺動運動するとき、前記支持面の位置を変更することにより前記支持面が前記座部よりも上方に位置する挙上状態を形成し、前記脚部支持部を前記座部側に変位させる揺動装置」を含む。
(4)第4の手段は、「前記揺動装置は、前記挙上状態において、前記支持面の少なくとも一部分を前記座部の上方の位置まで変位させる揺動装置」を含む。
(5)第5の手段は、「前記揺動装置は、前記脚部支持部を前記使用者側に回転中心を有する円弧状に変位可能に構成される揺動装置」を含む。
(6)第6の手段は、「前記脚部支持部は、少なくとも収納状態から前記挙上状態までの範囲で変位し、前記収納状態は、前記支持面が鉛直方向に沿って延びた姿勢で少なくとも前記支持面の一部分が前記座部よりも下方に位置する状態とされる揺動装置」を含む。
(7)第7の手段は、「前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記挙上状態を形成しているとき、前記脚部支持部の角度を変更する揺動装置」を含む。
(8)第8の手段は、「前記揺動装置は、検知部および角度調整機構を有し、前記検知部は、高さ方向における前記脚部支持部の位置を検知し、前記角度調整機構は、前記検知部の検知結果に基づいて前記支持面の水平面における傾き度合いを変更する揺動装置」を含む。
(9)第9の手段は、「前記揺動装置は、情報取得部を有し、前記情報取得部は、前記使用者の体格情報を取得し、前記支持面は、前記情報取得部が取得した前記使用者の体格情報に基づいて高さ方向における位置および傾斜角度の少なくとも一方が調整される揺動装置」を含む。
(10)第10の手段は、「前記揺動装置は、押上機構を有し、前記押上機構は、前記脚部支持部が前記挙上状態を形成するとき、前記使用者の脹脛を押し上げる揺動装置」を含む。
(11)第11の手段は、「前記揺動装置は、把持機構を有し、前記把持機構は、前記脚部支持部が前記挙上状態を形成するとき、前記使用者の脹脛を把持する揺動装置」を含む。
(12)第12の手段は、「前記揺動装置は、背もたれ部および施療子を有し、前記背もたれ部は、前記使用者の背中を支持し、前記施療子は、前記使用者の背中を施療する揺動装置」を含む。
本揺動装置は、使用者の脚部に対して揺動動作による身体をほぐす効果を良好に付与することに貢献する。
第1実施形態におけるマッサージ機の斜視図。 第1実施形態におけるマッサージ機に関する図面であり、(a)はマッサージ機に使用者が着座した状態を模式的に示す側面図、(b)はマッサージ機に図2(a)に示す使用者とは異なる身長の使用者が着座した状態を模式的に示す側面図、(c)は図2(b)に示す状態から電動伸縮機構が収縮した状態を模式的に示す側面図。 第2実施形態のマッサージ機に関する図面であり、(a)はオットマンが収納状態に設定された状態を模式的に示す側面図、(b)はオットマンが座部よりも上方に位置する挙上状態を模式的に示す側面図。 第3実施形態のマッサージ機に関する図面であり、(a)は脚部支持部の支持面が水平に配置された状態を模式的に示す側面図、(b)は脚部支持部の支持面が傾斜して配置された状態を模式的に示す側面図。 第4実施形態のマッサージ機に関する図面であり、(a)は脚部支持部の支持面が水平に配置された状態を模式的に示す側面図、(b)は図5(a)に示す状態から電動伸縮機構が伸長した状態を模式的に示す側面図。 第5実施形態におけるマッサージ機の制御構成を示すブロック図。 第5実施形態のマッサージ機に関する図面であり、(a)は脚部支持部の支持面が低い位置で水平に配置された状態を模式的に示す側面図、(b)は図7(a)に示す状態から脚部支持部の支持面が傾斜して配置された状態を模式的に示す側面図、(c)は脚部支持部の支持面が高い位置で傾斜して配置された状態を模式的に示す側面図、(d)は図7(c)に示す状態から脚部支持部の支持面が水平に配置された状態を模式的に示す側面図。 第6実施形態におけるマッサージ機の制御構成を示すブロック図。 第6実施形態のマッサージ機に関する図面であり、(a)は使用者が着座した状態を模式的に示す側面図、(b)は図9(a)に示す使用者とは異なる身長の使用者が着座し、図9(a)に示す状態から脚部支持部の支持面が傾斜して配置された状態を模式的に示す側面図、(c)は図9(b)に示す使用者とは異なる身長の使用者が着座し、図9(a)に示す状態から電動伸縮機構が伸長した状態を模式的に示す側面図。 第6実施形態のマッサージ機に関する図面であり、(a)は使用者が着座した状態を模式的に示す側面図、(b)は図10(a)に示す状態から脚部支持部の支持面の傾斜角度が調整された状態を模式的に示す側面図、(c)は図10(a)に示す使用者とは異なる身長の使用者が着座した状態を模式的に示す側面図、(d)は図10(c)に示す状態から脚部支持部の支持面の傾斜角度が調整された状態を模式的に示す側面図。 第7実施形態のマッサージ機に関する図面であって、(a)は脚部支持部の支持面が水平に配置された状態を模式的に示す側面図、(b)は図11(a)に示す状態から脚部支持部が使用者側に変位した状態を模式的に示す側面図。 第8実施形態のマッサージ機に関する図面であって、(a)は脚部支持部の支持面が水平に配置された状態を模式的に示す側面図、(b)は図12(a)に示す状態から脚部支持部が使用者側に変位した状態を模式的に示す側面図。 第9実施形態における脚部支持部を使用者側から見た模式図。 第10実施形態における脚部支持部を使用者側から見た模式図。 その他の実施形態に関する図面であって、(a)および(b)は脚部支持部を使用者側から見た模式図。
(第1実施形態)
図1を参照して、揺動装置としてのマッサージ機10の構成について説明する。
マッサージ機10は、床面1に載置される支持部11、座部12、背もたれ部13、制御部24、および揺動部40を有する。背もたれ部13は、傾動可能に構成されている。座部12は、使用者の臀部を支持する。背もたれ部13は、施療子14およびマッサージ機構15を有する。マッサージ機構15は、制御部24からの制御信号を受けて、施療子14を駆動して使用者の背中に対する施療を行う。マッサージ機10は、座部12の左右両側に、肘掛け部16を有する。マッサージ機10は、座部12の前側に、オットマン17を有する。使用者は、マッサージ機10に着座するとき、使用者の脚部のうち下腿部をオットマン17に載せる。
以下、鉛直方向を高さ方向とする。また、背もたれ部13の下端部から座部12が延びる方向を前後方向における前方とする。また、前後方向に対して直角に交わる方向を左右方向とする。
図2を参照して、マッサージ機10の可動部の構成について説明する。
オットマン17は、断面略U字状をなす脚部支持部19を左右に2つ有する。使用者は、左右の脚部Aを脚部支持部19に挿入する。使用者の脚部Aに対して揺動刺激を与えるとき、脚部支持部19は、駆動機構を有する揺動部40から伝達される駆動力に基づいて左右方向に揺動される。マッサージ機10は、左右一対の第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31を有している。オットマン17は、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31を介して支持部11に連結される。第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31は、脚部支持部19の脚部を支持する支持面19aの高さ方向の位置を調整する位置調整機構を構成している。支持部11は、左右方向に延びる支持部回動軸18aを有する。オットマン17は、左右方向に延びる第1オットマン回動軸18bおよび第2オットマン回動軸31aを有する。第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31は、例えばモータ、ボールねじ機構、およびロッド体を用いて構成される。第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31は、モータの回転軸から出力される回転駆動力をボールねじ機構を介してロッド体に伝達する。第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31は、ロッド体を直線移動させて伸縮駆動を行う。左右1対で構成される第1電動伸縮機構18の一端(基端)は、支持部回動軸18aの左右の両端に回動自在に連結される。第1電動伸縮機構18の他端(先端)は、第1オットマン回動軸18bの左右の両端に回動自在に連結される。左右1対で構成される第2電動伸縮機構31の一端(基端)は、支持部11に連結される。第2電動伸縮機構31の他端(先端)は、第2オットマン回動軸31aの左右の両端に回動自在に連結される。
上記のように構成されたマッサージ機10の作用について説明する。
マッサージ機10は、図2(a)に示されるように、座部12に着座した使用者に対して揺動動作による刺激を与えるとき、脚部支持部19を左右に揺動させる。使用者の脚部Aは、脚部支持部19の揺動と連動して左右に揺動する。このとき、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31は、脚部支持部19における使用者の脚部Aを支持する支持面19aを座部12よりも上方に位置する挙上状態を設定する。このとき、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31は、脚部支持部19における使用者の脚部Aを支持する支持面19aを水平に設定する。すなわち、脚部支持部19の支持面19aは、座部12よりも上方となる位置において使用者の足先側に向けて非上り勾配の面となるように設定される。このことにより、脚部支持部19は、使用者の脚部Aを持ち上げる。このため、脚部支持部19は、使用者の脚部Aの一部を座部12から浮き上がった状態に設定する。このため、使用者の脚部Aは、脚部支持部19の揺動動作時に揺れ易くなる。このため、使用者の脚部Aに対する揺動動作が効果的に行われる。また、脚部支持部19の揺動動作時に、支持面19aは、足先側に向けて上り勾配の面ではなく水平面とされる。このため、使用者の脹脛は、膝が軽く曲がって筋肉が緩んだ状態で揺動動作が施される。このため、マッサージ機10は、使用者の脚部Aに対して揺動刺激による身体をほぐす効果を良好に付与する。
座部12に着座する使用者の身長が、図2(b)に示されるように、図2(a)で示される使用者に比べ低い場合、脚部支持部19の支持面19aは、座部12に対しての高さ方向の位置が使用者の身長における適正位置よりも高くなる。このため、使用者の膝は、真っ直ぐに伸びて脹脛の筋肉が緊張した状態となる。使用者の脚部Aは、図2(a)で示されるような、揺動動作による揺動刺激効果を良好に付与される形状とは異なる。
マッサージ機10は、使用者の身長に合わせて脚部支持部19の支持面19aを揺動動作に適切な位置へ変更可能な構成を有している。マッサージ機10は、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31を収縮駆動させ、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31に連結されたオットマン17を支持部11に近づけるように後方斜め下方に移動させる。脚部支持部19の支持面19aは、オットマン17の下降に伴って、水平姿勢を維持しつつ座部12に対しての高さ方向の位置が低くなる。脚部支持部19の支持面19aは、図2(c)に示されるように、座部12に対しての高さ方向の位置が使用者の身長に適した高さに設定される。このため、使用者は、膝を軽く曲げて足先を水平に伸ばすようにして脚部Aを脚部支持部19の支持面19aに載置することができる。マッサージ機10は、使用者の膝が軽く曲がって緩んだ状態の脹脛の筋肉に対して揺動動作を実施する。
座部12に着座する使用者の身長が、図2(a)で示される使用者に比べ高い場合、マッサージ機10は、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31を伸長駆動させ、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31に連結されたオットマン17を支持部11から遠ざけるように前方斜め上方に移動させる。脚部支持部19の支持面19aは、オットマン17の上昇に伴って、水平姿勢を維持しつつ座部12に対しての高さ方向の位置が高くなる。脚部支持部19の支持面19aは、座部12に対しての高さ方向の位置が使用者の身長に適した高さに設定される。
上述したように、マッサージ機10は、使用者の身長に合わせて脚部支持部19の支持面19aを揺動動作に適切な位置に設定する。このため、マッサージ機10は、伸長が異なるそれぞれの使用者の脚部Aに対して、揺動動作による身体を刺激する効果を良好に付与する。
マッサージ機10は、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31の伸縮量をそれぞれ異なる値で調整可能な構成を有する。マッサージ機10は、オットマン17の高さ方向の位置を変更するとき、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31の伸縮量をそれぞれで調整する。脚部支持部19の支持面19aは、第1電動伸縮機構18および第2電動伸縮機構31の伸縮量に応じて水平面における傾き度合いである傾斜角度が変更される。使用者は、脚部支持部19の支持面19aの傾斜角度を自身の伸長に最適となるよう調整することができる。このため、使用者の脚部Aに対しての揺動動作による身体を刺激する効果がより良好に付与される。
本実施形態のマッサージ機10は、以下に示す効果を奏する。
(1)使用者の脚部Aの一部は、座部12から浮き上がることにより、脚部支持部19の揺動動作時に揺れ易くなる。このため、使用者の脚部Aに対する揺動動作を良好に行うことができる。
(2)マッサージ機10が揺動動作を行うとき、使用者の脹脛の筋肉は、膝が軽く曲がって緩んだ状態となる。このため、使用者の脚部Aに対して身体をほぐす効果を良好に付与することができる。
(3)マッサージ機10は、使用者の脚部Aの長さにおける適正位置に脚部支持部19の支持面19aを設定することができる。このため、マッサージ機10は、使用者の脚部Aの長さに依存せずに、使用者の脚部Aが座部12から浮き上がった状態で揺動動作を行うことがでる。このため、あらゆる体格の使用者の脚部Aに対して身体をほぐす効果を良好に付与することができる。
(4)マッサージ機10は、使用者の脚部Aに対する揺動動作による身体をほぐす効果の付与のみならず、使用者の背中Bに対する施療子14によるマッサージ効果の付与を実現する。
(第2実施形態)
図3を参照して、第2実施形態の揺動装置であるマッサージ機10について説明する。
第2実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第1実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第1実施形態のマッサージ機10は、支持部回動軸18aおよび第1オットマン回動軸18bに対して可動自在に取り付けられた第1電動伸縮機構18および第1オットマン回動軸31aに対して可動自在に取り付けられた第2電動伸縮機構31を有する。一方、第2実施形態のマッサージ機10は、支持部回動軸18aおよび第1オットマン回動軸18bに対して可動自在に取り付けられた第1電動伸縮機構18および座部回動軸20対して可動自在に取り付けられた連結部材21を有する。
図3に示されるように、マッサージ機10は、座部回動軸20および左右一対の連結部材21を有する。座部回動軸20は、座部12の前端部に左右方向に延びるよう設置されている。連結部材21は、一端(基端)が座部回動軸20の両端部に対して回動可能に取り付けられる。オットマン17は、一対の連結部材21の他端(先端)および第1電動伸縮機構18の他端(先端)に取り付けられる。オットマン17は、第1電動伸縮機構18の伸長駆動にともなう連結部材21の座部回動軸20を中心とした回動により、座部回動軸20を中心とした周方向の回動を行う。
マッサージ機10は、使用者の脚部に対する揺動動作を行わない非使用時に、オットマン17を揺動動作時とは異なる状態に設定する。マッサージ機10は、第1電動伸縮機構18を収縮状態に設定する。マッサージ機10は、図3(a)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aが鉛直方向に沿って延びた姿勢となるように座部12に対する連結部材21の回動角度を調整する。図3(a)に示されるマッサージ機10の状態は、脚部支持部19の支持面19aが鉛直方向に沿って延びた姿勢で、オットマン17の一部が座部12よりも下方に位置する収納状態である。マッサージ機10は、装置が占める空間が狭い、省占有スペース状態を形成する。
図3(b)に示されるように、マッサージ機10は、使用者の脚部に対する揺動動作を行うとき、第1電動伸縮機構18を伸長させる。オットマン17は、座部12に対する連結部材21の回動角度が変化して、座部回動軸20を中心として周方向に回動する。マッサージ機10は、オットマン17を座部12から上方に突出した位置に配置した挙上状態を設定する。挙上状態において、脚部支持部19の支持面19aは、水平に設定される。このため、マッサージ機10は、使用者の脚部Aに対して揺動刺激による身体をほぐす効果を良好に付与する。
マッサージ機10によれば、第1の実施形態のマッサージ機10が奏する(1)〜(4)と同様の効果を奏する。すなわち、使用者の脚部Aに対する揺動動作を良好に行うことができる旨の効果、あらゆる体格の使用者の脚部Aに対して身体をほぐす効果を良好に付与することができる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。また、マッサージ機10、以下の効果を奏する。
(5)非使用時にはオットマン17を収納状態に設定することができるため、装置全体の省スペース化を図ることができる。
(第3実施形態)
図4を参照して、第3実施形態の揺動装置であるマッサージ機10について説明する。
第3実施形態のマッサージ機10は、第2実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第2実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第2実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端がオットマン17に連結された連結部材21を有する。一方、第3実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた連結部材21を有する。
マッサージ機10は、図4(a)に示されるように、オットマン17の後端部に対して左右方向に延びるように挿通された第3オットマン回動軸22を有する。左右一対の連結部材21は、一端(基端)が座部回動軸20の両端部に対して回動可能に取り付けられる。左右一対の連結部材21は、他端(先端)が第3オットマン回動軸22の両端部に対して回動可能に取り付けられる。オットマン17は、連結部材21に対して第3オットマン回動軸22を中心として回動可能に連結される。脚部支持部19の支持面19aは、オットマン17が連結部材21に対して第3オットマン回動軸22を中心として回動すると、傾斜角度が変更される。
マッサージ機10は、オットマン17を挙上状態に設定するとき、脚部支持部19の支持面19aを図4(a)に示すように、水平とすることができる。マッサージ機10は、オットマン17を挙上状態に設定するとき、脚部支持部19の支持面19aを図4(b)に示すように、傾斜角度を持った状態に設定することができる。
挙上状態での脚部支持部19の支持面19aを、足先側に向けて下り勾配の傾斜面とするとき、使用者の脹脛の筋肉は、膝が大きく曲がってより緩んだ状態となる。マッサージ機10は、使用者の脹脛の筋肉が緩んだ状態で揺動動作を行う。このため、使用者の脚部Aに対して、揺動刺激による身体をほぐす効果がより良好に付与される。
本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態および第2実施形態が奏する効果(1)〜(5)に準じた効果に加えて以下に示す効果を奏する。
(6)脚部支持部19の支持面19aの傾斜角度が使用者の好みに合わせた角度に調整されることにより、使用者の脚部Aの揺動動作をより良好に行うことができる。
(第4実施形態)
図5を参照して、第4実施形態の揺動装置であるマッサージ機10について説明する。
第4実施形態のマッサージ機10は、第3実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第3実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第3実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた一対の連結部材21を有する。一方、第4実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた一対の第3電動伸縮機構23を有する。
図5に示されるように、左右一対の第3電動伸縮機構23は、一端(基端)が座部回動軸20の両端部に対して回動可能に取り付けられる。左右一対の第3電動伸縮機構23は、他端(先端)が第3オットマン回動軸22の両端部に対して回動可能に取り付けられる。第3電動伸縮機構23は、例えばモータ及びボールねじ機構を用いて構成される。マッサージ機10が揺動動作を行うとき、図5(a)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aは挙上状態に設定される。マッサージ機10は、図5(a)に示される挙上状態で揺動動作をおこなうことにより、使用者の脚部Aに対して揺動刺激が身体をほぐす効果を良好に付与する。
マッサージ機10は、第3電動伸縮機構23を伸長駆動させ、オットマン17の高さ方向の位置を変更することができる。オットマン17の高さ方向の位置を高くするとき、マッサージ機10は、第3電動伸縮機構23に連結されたオットマン17を座部12から遠ざかるように前方斜め上方に移動する。脚部支持部19の支持面19aは、水平姿勢を維持しつつ座部12に対する高さ方向の位置が高くなる。このため、使用者の脚部Aの座部12からの浮きがより大きくなる。マッサージ機10の揺動動作時に、使用者の脚部Aは、更に揺れ易くなる。このため、使用者の脚部Aに対する揺動動作がより効果的に行われる。
本実施形態のマッサージ機10は、第1〜第3実施形態が奏する効果(1)〜(6)に準じた効果に加えて以下に示す効果を奏する。
(7)脚部支持部19の支持面19aの高さが使用者の好みに合わせて調整されることにより、使用者の脚部Aの揺動動作をより良好に行うことができる。
(第5実施形態)
第5実施形態の揺動装置であるマッサージ機10は、第4実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第4実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第4実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた一対の第3電動伸縮機構23を有する。一方、第5の実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた一対の第3電動伸縮機構23に加えて、伸縮量センサ26および角度調整機構25を有する。
図6は、マッサージ機10が有する制御部24に関連するブロックの構成を示している。マッサージ機10は、第3電動伸縮機構23の伸縮量を検知する検知部としての伸縮量センサ26を有する。伸縮量センサ26は、第3電動伸縮機構23の伸縮量を検知する。伸縮量センサ26は、検知結果を制御部24に出力する。制御部24は、伸縮量センサ26の検知結果に基づいて角度調整機構25を駆動制御する。角度調整機構25は、制御部24からの駆動制御に基づいて、オットマン17における第3オットマン回動軸22を中心とした第3電動伸縮機構23に対する回動角度を調整する。
伸縮量センサ26は、第3電動伸縮機構23の伸縮量に基づいて脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置を検知する。制御部24は、伸縮量センサ26の検知結果に基づいて第3電動伸縮機構23を駆動制御する。第3電動伸縮機構23は、制御部24の駆動制御に基づいて伸縮量が調整される。
図7を参照して、脚部支持部19の支持面19aの傾斜角度および高さ方向の位置の調整について説明する。
脚部支持部19の支持面19aおよび使用者の脚部Aが図7(a)に示される位置に設定されるとき、使用者は、脚部Aを十分に伸ばすことができず、着座姿勢が窮屈となる。
伸縮量センサ26は、第3電動伸縮機構23の伸縮量を検知して検知結果を制御部24に出力する。制御部24は、伸縮量センサ26の検知結果に基づき、支持面19aの傾斜角度を調整する。
マッサージ機10は、脚部支持部19の支持面19aの高さに適した支持面19aの傾斜角度をデータベースとして記憶している。データベースは、脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置に対する最適な支持面19aの傾斜角度が事前に揺動テストを行った結果に基づいて作成されている。制御部24は、第3電動伸縮機構23の伸縮駆動時に、脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置に関する情報が伸縮量センサ26から入力される。制御部24は、データベースに基づいて、支持面19aの傾斜角度が最適となるように角度調整機構25を駆動制御する。図7(b)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aが低い位置にあるとき、制御部24は、脚部支持部19の支持面19aが足先側に向けて下り勾配となるよう角度調整機構25を駆動制御する。このため、使用者は、図7(a)に示される状態に比べ、脚部Aを大きく伸ばすことができるようになるため、着座姿勢が楽になる。
脚部支持部19の支持面19aおよび使用者の脚部Aが図7(c)に示される位置に設定されるとき、脚部支持部19の支持面19aが足先側に向けて下り勾配の傾斜面となるように設定されると、使用者の脚部Aは、座部12から大きく浮き上がる。このため、着座している使用者は、身体に対して大きな負担を感じる。
マッサージ機10の制御部24は、伸縮量センサ26の検知結果に基づいて角度調整機構25を駆動制御する。図7(d)に示される脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置が高い場合には、制御部24は、脚部支持部19の支持面19aが水平となるよう角度調整機構25を駆動制御する。このため、図7(c)に示される状態に比べ、使用者の脚部Aは、座部12からの浮き上がりが抑制される。このため、使用者の着座姿勢が楽になる。
本実施形態のマッサージ機10は、第1〜第4実施形態が奏する効果(1)〜(7)に準じた効果に加えて以下に示す効果を奏する。
(8)脚部支持部19の支持面19aの高さに応じて支持面19aの傾斜角度が調整されるため、使用者がより楽な姿勢で着座することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態の揺動装置であるマッサージ機10は、第5実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第5実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第5実施形態のマッサージ機10は、伸縮量センサ26を有する。一方、第6の実施形態のマッサージ機10は、体格情報入力部27を有する。
図8は、マッサージ機10が有する制御部24に関連するブロックの構成を示している。マッサージ機10は、使用者が自身の体格情報を入力する情報取得部としての体格情報入力部27を有する。体格情報入力部27は、使用者の体格情報を取得する。体格情報入力部27は、取得結果を制御部24に出力する。制御部24は、体格情報入力部27の取得情報に基づいて第3電動伸縮機構23の伸縮量を駆動制御する。第3電動伸縮機構23は、制御部24からの駆動制御に基づいて、オットマン17における脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置を調整する。制御部24は、体格情報入力部27の取得情報に基づいて角度調整機構25を駆動制御する。角度調整機構25は、制御部24からの駆動制御に基づいて、オットマン17における第3オットマン回動軸22を中心とした第3電動伸縮機構23に対する回動角度を調整する。
マッサージ機10は、使用者の体格に適した脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置および支持面19aの傾斜角度をデータベースとして記憶している。データベースは、使用者の身長に対する最適な脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置および支持面19aの傾斜角度が事前に揺動テストを行った結果に基づいて作成されている。データベースは、使用者の身長、年齢、および性別のいずれか、またはこれらの組み合わせと、脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置および支持面19aの傾斜角度との対応として記憶してもよい。
図9を参照して、脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置および支持面19aの傾斜角度の調整について説明する。
マッサージ機10が揺動動作を行うとき、制御部24は、体格情報入力部27からの情報および記憶されたデータベースに基づいて、第3電動伸縮機構23及び角度調整機構25を駆動制御する。マッサージ機10は、脚部支持部19の支持面19aを使用者の身長に適した高さおよび傾斜角度に設定する。
マッサージ機10は、使用者の身長が低いとき、図9(a)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aが使用者の身長に適した低い位置で水平に設定される。マッサージ機10は、使用者の身長が高いとき、図9(b)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aが足先側に向けて下り勾配となるように設定される。このため、使用者の身長が高い場合であっても、使用者は、図9(a)に示される形状に比べ、脚部Aを大きく伸ばすことができるようになるため、楽に着座することが可能となる。マッサージ機10は、使用者の身長が高いとき、図9(c)に示すように、脚部支持部19の支持面19aを使用者の身長に適した高い位置で水平に設定することができる。脚部支持部19の支持面19aは、座部12に対しての高さ方向の位置が使用者の身長に適した高さに設定される。このため、使用者が楽に着座することが可能となる。
マッサージ機10は、使用者の身長に対して脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置のみを対応付けてデータベースとして記憶する構成としてもよい。
マッサージ機10が揺動動作を行うとき、制御部24は、体格情報入力部27からの情報および記憶されたデータベースに基づいて、第3電動伸縮機構23を駆動制御する。マッサージ機10は、脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置を使用者の身長に適した高さに設定する。 マッサージ機10は、使用者の身長が低いとき、図10(a)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aを使用者の身長に適した低い位置に水平に設定する。使用者は、オットマン17を第3電動伸縮機構23に対して第3オットマン回動軸22を中心として回動させ、脚部支持部19の支持面19aの傾斜角度を使用者の好みに合わせて調整する。脚部支持部19の支持面19aは、図10(b)に示されるように設定される。使用者は、マッサージ機10に設けられたコントローラ(図示略)の操作、あるいはオットマン17の手動による第3オットマン回動軸22に対する回動で、脚部支持部19の支持面19aの傾斜角度を調整する。
マッサージ機10は、使用者の身長が高いとき、図10(c)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aを使用者の身長に適した高い位置に水平に設定する。使用者は、オットマン17を第3電動伸縮機構23に対して第3オットマン回動軸22を中心として回動させ、脚部支持部19の支持面19aの傾斜角度を好みに合わせて調整する。脚部支持部19の支持面19aは、図10(d)に示されるように、好みの傾斜角度に設定される。
本実施形態のマッサージ機10は、第1〜第5実施形態が奏する効果(1)〜(8)に準じた効果に加えて以下に示す効果を奏する。
(9)使用者は、自身の身長に合った適切な姿勢で着座することができる。このため、使用者の脚部Aに対して、揺動動作が身体をほぐす効果をより良好に付与することができる。
(第7実施形態)
図11を参照して、第7実施形態の揺動装置であるマッサージ機10について説明する。
第7実施形態のマッサージ機10は、第3実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第3実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第3実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた連結部材21を有する。第7実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が支持部回動軸18aに取り付けられ、他端(先端)が第1オットマン回動軸18bに取り付けられた一対の第1電動伸縮機構18を有する。第7実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた一対の連結部材21を有する。
図11に示されるように、一対の第1電動伸縮機構18は、一端(基端)が支持部回動軸18aの両端部に対して回動可能に取り付けられる。一対の第1電動伸縮機構18は、他端(先端)が第1オットマン回動軸18bの両端部に対して回動可能に取り付けられる。一対の連結部材21は、一端(基端)が座部回動軸20の両端部に対して回動可能に取り付けられる。左右一対の連結部材21は、他端(先端)が第3オットマン回動軸22の両端部に対して回動可能に取り付けられる。オットマン17は、第1電動伸縮機構18に対して第1オットマン回動軸18bを中心として回動可能に連結される。オットマン17は、連結部材21に対して第3オットマン回動軸22を中心として回動可能に連結される。
マッサージ機10が揺動動作を行うとき、図11(a)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aは挙上状態に設定される。マッサージ機10は、図11(a)に示される挙上状態で揺動動作をおこなうことにより、使用者の脚部Aに対して揺動刺激による身体をほぐす効果を良好に付与する。
使用者の大腿裏部Dに対する揺動動作を行うとき、マッサージ機10は、第1電動伸縮機構18を支持部回動軸18aを中心として回動させる。このとき、マッサージ機10は、連結部材21を座部回動軸20を中心として回動させる。マッサージ機10は、図11(b)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aの前後方向の位置を使用者側に変位させる。使用者の脚部Aは、膝がより屈曲されるとともに、股関節が屈曲されて、大腿裏部Dの座部12からの浮き上がり量が大きくなる。このため、大腿裏部Dは筋肉が揺れやすい状態となる。このため、使用者の脚部Aを揺動させるとき、大腿裏部Dの揺れを大きくすることができる。
脚部支持部19の支持面19aの位置は、第1電動伸縮機構18の支持部回動軸18aおよび連結部材21の座部回動軸20を中心とする回動角度に応じて変位する。脚部支持部19の支持面19aの位置は、連結部材21の座部回動軸20を中心とする円弧50に沿って変位する。脚部支持部19の支持面19aの変位量が大きいとき、支持面19aの一部分が座部12の上方の位置まで変位する。
本実施形態のマッサージ機10は、第1〜第6実施形態が奏する効果(1)〜(9)に加えて以下に示す効果を奏する。
(10)マッサージ機10は、揺動動作をおこなうとき、脚部支持部19の支持面19aを座部12の上方に位置させる。マッサージ機10は、揺動動作をおこなうとき、脚部支持部19の支持面19aの位置を使用者側へ変位させる。この構成によれば、使用者の大腿裏部Dの座部12からの浮き上がり量が大きくなる。このため、脚部支持部19の揺動動作時に大腿裏部Dが揺れ易くなる。このため、使用者の大腿裏部Dに対して、揺動動作による身体を刺激する効果を良好に付与することができる。
(11)マッサージ機10は、揺動動作をおこなうとき、脚部支持部19の支持面19aの位置を使用者側へ変位させる。この構成によれば、使用者の股関節が曲がって大腿裏部Dの筋肉が揺れやすい状態で揺動動作が行われる。このため、揺動動作における大腿裏部Dの揺れが大きくなる。このため、使用者の大腿裏部Dに対して身体をほぐす効果を良好に付与することができる。
(第8実施形態)
図12を参照して、第8実施形態の揺動装置であるマッサージ機10について説明する。
第8実施形態のマッサージ機10は、第7実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第7実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第7実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた一対の連結部材21を有する。一方、第8実施形態のマッサージ機10は、一端(基端)が座部回動軸20に取り付けられ、他端(先端)が第3オットマン回動軸22に取り付けられた一対の第3電動伸縮機構23を有する。
図12に示されるように、一対の第1電動伸縮機構18は、一端(基端)が支持部回動軸18aの両端部に対して回動可能に取り付けられる。一対の第1電動伸縮機構18は、他端(先端)が第1オットマン回動軸18bの両端部に対して回動可能に取り付けられる。左右一対の第3電動伸縮機構23は、一端(基端)が座部回動軸20の両端部に対して回動可能に取り付けられる。左右一対の第3電動伸縮機構23は、他端(先端)が第3オットマン回動軸22の両端部に対して回動可能に取り付けられる。オットマン17は、第1電動伸縮機構18に対して第1オットマン回動軸18bを中心として回動可能に連結される。オットマン17は、第3電動伸縮機構23に対して第3オットマン回動軸22を中心として回動可能に連結される。
マッサージ機10が揺動動作を行うとき、図12(a)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aは挙上状態に設定される。マッサージ機10は、図12(a)に示される挙上状態で揺動動作をおこなうことにより、使用者の脚部Aに対して揺動刺激による身体をほぐす効果を良好に付与する。
使用者の大腿裏部Dに対する揺動動作を行うとき、マッサージ機10は、第1電動伸縮機構18を支持部回動軸18aを中心として回動させる。このとき、マッサージ機10は、第3電動伸縮機構23を伸長駆動させるとともに、座部回動軸20を中心として回動させる。マッサージ機10は、図12(b)に示されるように、脚部支持部19の支持面19aの座部12に対する高さ方向の位置を高く設定するとともに、前後方向の位置を使用者側に変位させる。使用者の脚部Aは、膝がより大きく屈曲されるとともに、股関節が充分に屈曲されて、大腿裏部Dの座部12からの浮き上がり量がより大きくなる。このため、大腿裏部Dはさらに筋肉が揺れやすい状態となる。このため、使用者の脚部Aを揺動させるとき、大腿裏部Dの揺れを大きくすることができる。
マッサージ機10は、脚部支持部19の支持面19aの高さ方向の位置に応じて、脚部支持部19の支持面19aの変位量を変更する。脚部支持部19の支持面19aの位置は、第1電動伸縮機構18の支持部回動軸18aを中心とする回動角度、第3電動伸縮機構23の座部回動軸20を中心とする回動角度、および第3電動伸縮機構23の伸長量に応じて変位する。脚部支持部19の支持面19aの位置は、第1電動伸縮機構18の支持部回動軸18aを中心とする円弧60に沿って変位する。脚部支持部19の支持面19aの変位量が大きいとき、支持面19aの一部分が座部12の上方の位置まで変位する。
本実施形態のマッサージ機10は、第1〜第7実施形態が奏する効果(1)〜(11)に加えて以下に示す効果を奏する。
(12)マッサージ機10は、揺動動作をおこなうとき、脚部支持部19の支持面19aを座部12の上方に位置させる。マッサージ機10は、揺動動作をおこなうとき、脚部支持部19の支持面19aの座部12に対する高さ方向の位置を高く設定するとともに、脚部支持部19の支持面19aの位置を使用者側へ変位させる。この構成によれば、使用者の大腿裏部Dの座部12から大きく浮き上がる。このため、脚部支持部19の揺動動作時に大腿裏部Dがより揺れ易くなる。このため、使用者の大腿裏部Dに対して、揺動動作による身体を刺激する効果をより良好に付与することができる。
(13)マッサージ機10は、揺動動作をおこなうとき、脚部支持部19の支持面19aの座部12に対する高さ方向の位置を高く設定するとともに、脚部支持部19の支持面19aの位置を使用者側へ変位させる。この構成によれば、使用者の股関節が充分に曲がって大腿裏部Dの筋肉が揺れやすい状態で揺動動作が行われる。このため、揺動動作における大腿裏部Dの揺れがより大きくなる。このため、使用者の大腿裏部Dに対して身体をほぐす効果を良好に付与することができる。
(第9実施形態)
第9実施形態のマッサージ機10は、第1〜第8実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第1〜第8実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第1〜第8実施形態のマッサージ機10は、脚部支持部19の支持面19aが使用者の脚部Aを支持する。一方、第9の実施形態のマッサージ機10は、使用者の脚部Aを押し上げるエアバッグ28を有する。
図13に示されるように、マッサージ機10は、使用者の脹脛Cが挿通される脚部支持部19の内底面となる支持面19aに押上機構としてのエアバッグ28を有する。エアバッグ28は、制御部24からの制御指令に基づいて、図示しないエアポンプが駆動制御されることにより膨縮動作を行う。
使用者の脹脛Cは、エアバッグ28が膨張動作を行うとき、エアバッグ28によって押し上げられる。使用者の脹脛Cは、脚部支持部19の支持面19aから離れる。このため、脚部支持部19の揺動動作時に使用者の脹脛Cが揺れ易くなる。このため、使用者の脚部Aに対する揺動動作が効果的に行われる。
本実施形態のマッサージ機10は、第1〜第8実施形態が奏する効果(1)〜(13)に加えて以下に示す効果を奏する。
(14)使用者の脹脛Cがエアバッグ28によって押し上げられて脚部支持部19から離れることにより、脚部支持部19の揺動動作時に使用者の脚部Aをより良好に揺らすことができる。
(第10実施形態)
第10実施形態のマッサージ機10は、第9実施形態のマッサージ機10と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第9実施形態のマッサージ機10と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第9実施形態のマッサージ機10は、使用者の脚部Aを押し上げるエアバッグ28を有する。一方、第10実施形態のマッサージ機10は、使用者の脹脛Cを把持するエアバッグ29を有する。
図14に示されるように、マッサージ機10は、使用者の脹脛Cが挿通される脚部支持部19の左右両側の内側面19bに、把持機構としてのエアバッグ29を有する。エアバッグ29は、制御部24からの制御指令に基づいて図示しないエアポンプが駆動制御されることにより膨縮動作を行う。
使用者の脹脛Cは、エアバッグ29が膨張動作を行うとき、左右両側のエアバッグ29によって挟まれて把持される。使用者の脹脛Cは、脚部支持部19の揺動動作時に、使用者の脹脛Cに対して体軸方向で隣り合う大腿部及び足首等の他の部位に対して揺動動作による身体をほぐす効果が良好に付与される。
本実施形態のマッサージ機10は、第1〜第9実施形態が奏する効果(1)〜(14)に加えて以下に示す効果を奏する。
(15)使用者の脹脛Cは、エアバッグ29によって把持される。このため、使用者の脹脛Cに対して体軸方向で隣り合う大腿部及び足首等の他の部位に対して、揺動動作による身体をほぐす効果を良好に付与することができる。
(その他の実施形態)
本揺動装置は、第1〜第10実施形態以外の実施形態を含む。以下、本揺動装置のその他の実施形態としての第1〜第10実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・第1実施形態のマッサージ機10は、施療子14を有するマッサージ機構15を有する。ただし、マッサージ機10の構成は、第1実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機10は、エアバッグを有するマッサージ機構15を有する。また、マッサージ機構15を省略した構成としてもよい。
・第10実施形態の脚部支持部19は、左右両側の内側面19bにエアバッグ29を有する。ただし、脚部支持部19の構成は、第10実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の脚部支持部19は、図15(a)に示すように、脚部支持部19における左右片側の内側面19bにエアバッグ29を有する。この場合、エアバッグ29が膨張動作を行うことにより、使用者の脹脛Cをエアバッグ29と脚部支持部19の内側面19bとの間で挟んで把持することができる。
・第10実施形態の脚部支持部19は、左右両側の内側面19bにエアバッグ29を有する。ただし、脚部支持部19の構成は、第10実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の脚部支持部19は、左右両側の内側面19bにコイルばねを介して変位部材をそれぞれ設け、コイルばねによって付勢された左右一対の変位部材の間に使用者の脹脛Cを挟んで把持する構成を有する。
・第9実施形態の脚部支持部19は、内底面となる支持面19aにエアバッグ28を有する。ただし、脚部支持部19の構成は、第9実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の脚部支持部19は、図15(b)に示すように、脚部支持部19の支持面19aに設けられたエアバッグ28の先端面に半球状の剛体30を有する。この場合、エアバッグ28は、使用者の脹脛Cに対する接触面積が小さくなるため、脚部支持部19の揺動動作時に使用者の脚部Aをより良好に揺らすことができる。また、脚部支持部19の揺動動作時に、剛体30を通じて使用者の脹脛Cにマッサージ効果を付与することができる。
・第9実施形態の脚部支持部19は、内底面となる支持面19aにエアバッグ28を有する。ただし、脚部支持部19の構成は、第9実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の脚部支持部19は、脚部支持部19の支持面19aに電動伸縮機構を介して変位部材をそれぞれ設け、この電動伸縮機構の伸長駆動に伴って変位部材を脚部支持部19から遠ざけて使用者の脹脛Cを押し上げる構成を有する。
・第6実施形態のマッサージ機10は、体格情報入力部27を有する。ただし、マッサージ機10の構成は、第6実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機10は、使用者の体格を測定する測定機構を有する。制御部24は、この測定機構の測定結果に基づいて第3電動伸縮機構23及び角度調整機構25を駆動制御することにより、脚部支持部19の支持面19aの高さ及び傾斜角度を調整する。
・第5実施形態のマッサージ機10は、伸縮量センサ26を有する。ただし、マッサージ機10の構成は、第5実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機10は、座部12とオットマン17との間の距離を計測する距離センサを有する。制御部24は、この距離センサの検出結果に基づいて脚部支持部19の支持面19aの高さを検出する。
・第2実施形態のマッサージ機10は、第1電動伸縮機構18を有する。ただし、マッサージ機10の構成は、第2実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機10は、使用者がオットマン17を座部回動軸20を中心とした周方向に手動で回動させる。
・第1〜10実施形態のマッサージ機10は、使用者の脚部Aを揺動させる構成を有する。ただし、マッサージ機10の構成は、第1〜10実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機10は、使用者の脚部Aを左右方向に捻りつつ揺動させる構成を有する。
・第1〜10実施形態のマッサージ機10は、脚部支持部19の挙上時に脚部支持面の位置および角度が調整される構成を有する。ただし、マッサージ機10の構成は、第1〜10実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機10は、使用者自身が好みに応じて微調整できるような構成(例えばコントローラなどを備えている)を有する。
・第1〜10実施形態の揺動装置としてのマッサージ機10は、オットマン17を備えた椅子型形状を有する。ただし。揺動装置の構成は、第1〜10実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揺動装置は、ベッド型形状を有する。
・第1〜10実施形態の揺動装置としてのマッサージ機10は、オットマン17を備えた椅子型形状を有する。ただし。揺動装置の構成は、第1〜10実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揺動装置は、脚部支持部を備えたフットマッサージ形状を有する。
10…マッサージ機、12…座部、13…背もたれ部、14…施療子、19…脚部支持部、19a…支持面、26…伸縮量センサ、27…情報取得部、28…エアバッグ、29…エアバッグ、40…揺動部、A…脚部、B…背部、C…脹脛。

Claims (12)

  1. 座部、脚部支持部、および揺動部を有する揺動装置であって、
    前記座部は、使用者の臀部を支持し、
    前記脚部支持部は、前記脚部を支持する支持面を有し、前記座部に対する前記支持面の位置を変更する位置調整機構を有し、
    前記揺動部は、前記脚部支持部を前記座部の左右方向に揺動運動させ、
    前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記揺動運動するとき、前記支持面の位置を変更することにより前記支持面が前記座部よりも上方に位置する挙上状態を形成し、
    前記支持面は、前記挙上状態において非上り勾配を形成する
    揺動装置。
  2. 前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記揺動運動するとき、前記支持面を前記座部よりも上方の位置に保持し、前記脚部支持部を前記座部側に変位させる
    請求項1に記載の揺動装置。
  3. 座部、脚部支持部、および揺動部を有する揺動装置であって、
    前記座部は、使用者の臀部を支持し、
    前記脚部支持部は、前記使用者の脚部を支持する支持面を有し、前記座部に対する前記支持面の位置を変更する位置調整機構を有し、
    前記揺動部は、前記脚部支持部を前記座部の左右方向に揺動運動させ、
    前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記揺動運動するとき、前記支持面の位置を変更することにより前記支持面が前記座部よりも上方に位置する挙上状態を形成し、前記脚部支持部を前記座部側に変位させる
    揺動装置。
  4. 前記揺動装置は、前記挙上状態において、前記支持面の少なくとも一部分を前記座部の上方の位置まで変位させる
    請求項2または3に記載の揺動装置。
  5. 前記揺動装置は、前記脚部支持部を前記使用者側に回転中心を有する円弧状に変位可能に構成される
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の揺動装置。
  6. 前記脚部支持部は、少なくとも収納状態から前記挙上状態までの範囲で変位し、
    前記収納状態は、前記支持面が鉛直方向に沿って延びた姿勢で少なくとも前記支持面の一部分が前記座部よりも下方に位置する状態とされる
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の揺動装置。
  7. 前記位置調整機構は、前記脚部支持部が前記挙上状態を形成しているとき、前記脚部支持部の角度を変更する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の揺動装置。
  8. 前記揺動装置は、検知部および角度調整機構を有し、
    前記検知部は、高さ方向における前記脚部支持部の位置を検知し、
    前記角度調整機構は、前記検知部の検知結果に基づいて前記支持面の水平面における傾き度合いを変更する
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の揺動装置。
  9. 前記揺動装置は、情報取得部を有し、
    前記情報取得部は、前記使用者の体格情報を取得し、
    前記支持面は、前記情報取得部が取得した前記使用者の体格情報に基づいて高さ方向における位置および傾斜角度の少なくとも一方が調整される
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の揺動装置。
  10. 前記揺動装置は、押上機構を有し、
    前記押上機構は、前記脚部支持部が前記挙上状態を形成するとき、前記使用者の脹脛を押し上げる
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の揺動装置。
  11. 前記揺動装置は、把持機構を有し、
    前記把持機構は、前記脚部支持部が前記挙上状態を形成するとき、前記使用者の脹脛を把持する
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の揺動装置。
  12. 前記揺動装置は、背もたれ部および施療子を有し、
    前記背もたれ部は、前記使用者の背中を支持し、
    前記施療子は、前記使用者の背中を施療する
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の揺動装置。
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