JP6300002B2 - ストレッチ器具 - Google Patents

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Description

本発明は、ストレッチ器具に関する。
従来のストレッチ器具の一例として、特許文献1に記載のストレッチ器具が挙げられる。使用者は、仰臥した状態においてこのストレッチ器具の骨盤支持部を骨盤の下方に敷いく。そして、骨盤支持部が上方に移動することにより、使用者の骨盤および骨盤まわりをストレッチさせることができる。
特開2002−248144号公報
上記ストレッチ器具は、使用者が仰臥状態において使用するとき、骨盤が上方に押し上げられる。このため、背中が反り、腰椎の湾曲が大きくなる。
腰椎の湾曲が大きくなるほど、使用者の腰の負担が大きくなる。このため、使用者が上記ストレッチ器具を用いて骨盤および骨盤回りをストレッチするとき、使用者の腰の負担が過度に大きくなるおそれが生じる。
本発明の目的は、ストレッチするときの腰椎の湾曲が大きくなることを抑制できるストレッチ器具を提供することである。
本発明に関する第1のストレッチ器具は、仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、右側の骨盤に力を付与する右側骨盤エアーバッグ、および、左側の骨盤に力を付与する左側骨盤エアーバッグを有する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部と、前記右側骨盤エアーバッグおよび前記左側骨盤エアーバッグの一方により右側の骨盤および左側の骨盤の一方を拳上し、前記右側骨盤エアーバッグおよび前記左側骨盤エアーバッグの他方により右側の骨盤および左側の骨盤の他方を下制することにより歩行に関与する筋肉がストレッチされるように構成された一体駆動部とを備える。
本発明に関する第2のストレッチ器具は、仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部とを備え、前記本体は使用者の下肢を支持する下肢支持部を有し、前記腰椎前湾調整部は前記下肢支持部を上方に移動させることにより使用者の身体の一部としての下肢を持ち上げ、前記下肢支持部は大腿を支持する大腿支持部、および、下腿を支持する下腿支持部を有し、前記下腿支持部は前記大腿支持部に対して傾動可能に取り付けられている。
本発明に関する第3のストレッチ器具は、仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部とを備え、前記骨盤エアーバッグは足方側の部分と頭方側の部分とを含み、前記腰椎前湾調整部は前記足方側の部分を前記頭方側の部分よりも上方に傾斜させることにより使用者の身体の一部としての骨盤のうちの下肢側の部分を持ち上げる。
本発明に関する第4のストレッチ器具は、仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部と、前記骨盤エアーバッグよりも足方側に取り付けられ、下肢を前記本体に対して水平方向に移動させることができる下肢可動部とを備える
本ストレッチ器具はストレッチするときの腰椎の湾曲が大きくなることを抑制できる。
第1実施形態のストレッチ器具の全体構造を示す斜視図。 第1実施形態のストレッチ器具の側面図。 第1実施形態の操作部の正面図。 第1実施形態の電気的な構成を示すブロック図。 第1実施形態の本体において使用者が仰臥姿勢を取ったときのストレッチ器具の模式図。 図5の状態から下肢支持部を上方に移動させたときのストレッチ器具の模式図。 図6の状態から下肢支持部を上方に移動させたときのストレッチ器具の模式図。 第1実施形態の運動機の全体構造を示す斜視図。 第1実施形態の駆動部の構成を示すブロック図。 第1実施形態の一体駆動部の(a)標準位相のときの正面図、(b)第1回転方向に回転したときの正面図、(c)第2回転方向に回転したときの正面図。 第1実施形態の駆動部の動作態様の一例を示すタイミングチャート。 第1実施形態の運動機が動作したときの骨盤の動作を示す動作図。 第2実施形態のストレッチ器具の全体構造を示す斜視図。 第2実施形態の本体において使用者が仰臥姿勢を取ったときのストレッチ器具の模式図。 図14の状態から傾斜エアーバッグが膨張したときのストレッチ器具の模式図。 第3実施形態の本体において使用者が仰臥姿勢を取ったときのストレッチ器具の模式図。 図5の状態から上半身支持部を上方に移動させたときのストレッチ器具の模式図。 第1実施形態の変形例のストレッチ器具の模式図。 第1実施形態の変形例の下肢可動部の分解斜視図。 下肢可動部の変形例の分解斜視図。 第1実施形態の変形例のストレッチ器具の模式図。 第3実施形態の変形例のストレッチ器具の模式図。 第1実施形態の変形例のストレッチ器具を折り畳む動作を示す動作図。 第1実施形態の変形例のストレッチ器具の斜視図。 第1実施形態の変形例のストレッチ器具の斜視図。
(ストレッチ器具が取り得る形態の一例)
(1)仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、右側の骨盤に力を付与する右側骨盤エアーバッグ、および、左側の骨盤に力を付与する左側骨盤エアーバッグを有する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部と、前記右側骨盤エアーバッグおよび前記左側骨盤エアーバッグを前記本体に対して移動させることができるように前記右側骨盤エアーバッグおよび前記左側骨盤エアーバッグを支持する一体駆動部とを備える、ストレッチ器具。
(2)前記制御部は、前記右側骨盤エアーバッグの動作と、前記左側骨盤エアーバッグの動作と、前記一体駆動部の動作とを組み合わせた制御を実行する、(1)に記載のストレッチ器具。
(3)仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部とを備え、前記本体は使用者の下肢を支持する下肢支持部を有し、前記腰椎前湾調整部は前記下肢支持部を上方に移動させることにより使用者の身体の一部としての下肢を持ち上げ、前記下肢支持部は大腿を支持する大腿支持部、および、下腿を支持する下腿支持部を有し、前記大腿支持部に対して傾動可能に取り付けられている、ストレッチ器具。
(4)仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部とを備え、前記腰椎前湾調整部は前記骨盤エアーバッグの足方側の部分の上方または下方に取り付けられ、使用者の骨盤のうちの下肢側の部分を骨盤の上半身側の部分よりも上方に傾斜させることにより使用者の身体の一部としての骨盤のうちの下肢側の部分を持ち上げる、ストレッチ器具。
(5)仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部と、前記骨盤エアーバッグよりも足方側に取り付けられ、下肢を前記本体に対して移動させることができる下肢可動部とを備える、ストレッチ器具。
(6)仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、前記骨盤エアーバッグを制御する制御部と、前記骨盤エアーバッグの横方向の両端部に取り付けられる骨盤保持部とを備える、ストレッチ器具。
(7)前記本体は使用者の下肢を支持する下肢支持部を有し、前記腰椎前湾調整部は前記下肢支持部を上方に移動させることにより使用者の身体の一部としての下肢を持ち上げる、(1)〜(6)のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
(8)前記腰椎前湾調整部は前記骨盤エアーバッグの足方側の部分の上方または下方に取り付けられ、使用者の骨盤のうちの下肢側の部分を骨盤の上半身側の部分よりも上方に傾斜させることにより使用者の身体の一部としての骨盤のうちの下肢側の部分を持ち上げる、(1)〜(7)のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
(9)前記本体は使用者の上半身を支持する上半身支持部を有し、前記腰椎前湾調整部は前記上半身支持部を上方に移動させることにより使用者の身体の一部としての上半身を持ち上げる、(1)〜(8)のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
(10)前記腰椎前湾調整部を動作させるアクチュエーターをさらに備える、(1)〜(9)のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
(11)前記骨盤エアーバッグよりも足方側に取り付けられ、下肢を前記本体に対して移動させることができる下肢可動部をさらに備える、(1)〜(10)のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
(12)前記骨盤エアーバッグの横方向の両端部に取り付けられる骨盤保持部をさらに備える、(1)〜(11)のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
(13)前記本体は偏平形状に形成され、折り畳み構造を有する、(1)〜(12)のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
(第1実施形態)
図1〜5を参照して、ストレッチ器具1の構成について説明する。
以下では、ストレッチ器具1の横方向Xにおいて、ストレッチ器具1に仰臥したときの使用者の左半身から右半身に向かう方向を右方XAとする。横方向Xにおいて、ストレッチ器具1に仰臥したときの使用者の右半身から左半身に向かう方向を左方XBとする。
ストレッチ器具1の縦方向Yにおいて、ストレッチ器具1に仰臥したときの使用者の足側から頭側に向かう方向を頭方YAとする。縦方向Yにおいて、ストレッチ器具1に仰臥したときの使用者の頭側から足側に向かう方向を足方YBとする。
床面と垂直な方向を高さ方向Zとし、ストレッチ器具1において床面からストレッチ器具1側に向かう方向を上方ZAとし、ストレッチ器具1から床面に向かう方向を下方ZBとする。
図1に示されるように、ストレッチ器具1は、本体10、駆動部80、操作部90、および、制御部100を有する。
本体10は、偏平形状なマットとして構成され、上半身支持部20、下肢支持部30、および、運動機40を有する。本体10の上方ZA側の上面10Aは、上半身支持部20の上面、下肢支持部30の上面、および、運動機40の上面により構成される。本体10の全体は、図示しないカバーにより覆われている。なお、下肢支持部30は、「腰椎前湾調整部」に相当する。
上半身支持部20と下肢支持部30とは、本体10の縦方向Yにおいて連続している。上半身支持部20との下肢支持部30とをまたぐ部分には、運動機配置穴11が形成されている。運動機配置穴11には、運動機40が配置されている。
下肢支持部30は、大腿支持部31、および、下腿支持部32を有する。
図2に示されるように、大腿支持部31は、上半身支持部20と接続するための大腿回転軸33を有している。大腿回転軸33は、本体10の縦方向Yと直交する横方向Xに延びている。大腿回転軸33は、大腿支持部31に固定され、上半身支持部20に対して回転可能に上半身支持部20に取り付けられている。
大腿回転軸33には、大腿回転軸33を回転させるための大腿部モーター34が接続されている。大腿部モーター34が駆動するとき、大腿回転軸33の回転により、大腿支持部31の上半身支持部20に対する角度が変化する。なお、大腿部モーター34は、「アクチュエーター」に相当する。
下腿支持部32は、大腿支持部31と接続するための下腿回転軸35を有している。下腿回転軸35は、横方向Xに延びている。下腿回転軸35は、下腿支持部32に固定され、大腿支持部31に対して回転可能に大腿支持部31に取り付けられている。
下腿回転軸35には、下腿回転軸35を回転させるための下腿部モーター36が接続されている。下腿部モーター36が駆動するとき、下腿回転軸35の回転により、下腿支持部32の大腿支持部31に対する角度が変化する。
図3に示されるように、操作部90は、第1傾動ボタン91、第2傾動ボタン92、および、骨盤運動ボタン93を有する。第1傾動ボタン91は、上方移動ボタン91Aおよび下方移動ボタン91Bを有する。第2傾動ボタン92は、上方移動ボタン92Aおよび下方移動ボタン92Bを有する。
図4に示されるように、制御部100は、操作部90の第1傾動ボタン91(図3参照)からの信号に基づいて、大腿部モーター34を制御する。制御部100は、操作部90の第2傾動ボタン92(図3参照)からの信号に基づいて、下腿部モーター36を制御する。制御部100は、操作部90の骨盤運動ボタン93(図3参照)からの信号に基づいて、運動機40を駆動するための駆動部80を制御する。
図5〜図7を参照して、ストレッチ器具1を用いたストレッチをするときの本体10の操作手順について説明する。
(手順1)図5に示されるように、使用者は、本体10の上面10Aにおいて仰臥姿勢をとる。骨盤を、運動機40の骨盤支持部50に乗せ、上半身を上半身支持部20に乗せ、かつ、下肢を下肢支持部30に乗せる。
(手順2)使用者は、上方移動ボタン91Aを操作し、大腿支持部31を上方ZAに移動させる。これにともなって、使用者の大腿の下腿側の部分が骨盤よりも上方ZAに移動する。また、使用者は、下方移動ボタン92Bを操作し、下腿支持部32を下方ZBに移動させる。これにともなって、図6に示されるように、使用者の下腿が下方ZBに移動する。
(手順3)使用者は、さらに下方移動ボタン92Bを操作し、下腿支持部32をさらに下方ZBに移動させる。これにともなって、図7に示されるように、使用者の下腿のつま先側は膝関節よりも下方ZBに移動する。
使用者は、準備手順を完了した後、骨盤運動ボタン93を操作する。制御部100は、骨盤運動ボタン93からの信号に基づいて駆動部80を制御し、使用者の骨盤および骨盤まわりのストレッチを実行する。
図8および図9を参照して、運動機40の構成について説明する。
図8に示されるように、運動機40は、骨盤支持部50、骨盤保持部60、一体駆動部70、および、駆動部80(図9参照)を有する。
骨盤支持部50は、右側骨盤支持部51および左側骨盤支持部53を有する。
右側骨盤支持部51、および、左側骨盤支持部53は、横方向Xに並んで互いに接続されている。右側骨盤支持部51は、内部に右側骨盤エアーバッグ52が配置されている。左側骨盤支持部53は、内部に左側骨盤エアーバッグ54が配置されている。
骨盤保持部60は、右側骨盤保持部61および左側骨盤保持部63を有する。
右側骨盤保持部61は、右側骨盤支持部51の右方XAの端部に接続されている。右側骨盤保持部61の内部には、右側保持エアーバッグ62が配置されている。左側骨盤保持部63は、左側骨盤支持部53の左方XBの端部に接続されている。左側骨盤保持部63の内部には、左側保持エアーバッグ64が配置されている。
右側骨盤エアーバッグ52、および、右側保持エアーバッグ62は、互いに連通している。このため、右側骨盤エアーバッグ52、および、右側保持エアーバッグ62は、一体的に動作する。
左側骨盤エアーバッグ54、および、左側保持エアーバッグ64は、互いに連通している。このため、左側骨盤エアーバッグ54、および、左側保持エアーバッグ64は、一体的に動作する。
使用者がストレッチ器具1の上面10Aにて仰臥姿勢をとるとき、右側骨盤支持部51は、右側の骨盤を支持する。右側骨盤エアーバッグ52は、右側の骨盤に力を付与する。左側骨盤支持部53は、左側の骨盤を支持する。左側骨盤エアーバッグ54は、左側の骨盤に力を付与する。
右側骨盤保持部61および左側骨盤保持部63は、横方向Xにおいて骨盤支持部50を挟んで対向している。使用者がストレッチ器具1の上面10A上にて仰臥姿勢をとるとき、右側骨盤保持部61は、右半身の腸骨稜に接触する。左側骨盤保持部63は、左半身の腸骨稜に接触する。すなわち、骨盤は、右側骨盤保持部61および左側骨盤保持部63により横方向Xから挟まれる。このため、骨盤は、右側骨盤保持部61よりも右方XA、および左側骨盤保持部63よりも左方XBへの移動が規制される。
図8に示されるように、一体駆動部70は、ターンテーブル71、右回転エアーバッグ72、左回転エアーバッグ73、連結棒74、および、2つのストッパー75を有している。ターンテーブル71は、右側骨盤支持部51および左側骨盤支持部53の下方に配置され、右側骨盤支持部51および左側骨盤支持部53と固定されている。
ターンテーブル71は、円形状の上板71A、および、円形状の下板71Bを有する。上板71Aは、下板71Bの上面に、下板71Bに対して回転可能に取り付けられている。なお、上板71Aおよび下板71Bの間には、針ころ、または、球ころ等を有するベアリングを介在させることが好ましい。
右回転エアーバッグ72、および、左回転エアーバッグ73は、ターンテーブル71の外周側に、並んで配置されている。
図10(a)に示されるように、連結棒74の一端は、右回転エアーバッグ72と左回転エアーバッグ73との間に位置している。連結棒74の他端は、ターンテーブル71に取り付けられている。
2つのストッパー75の一方は、右回転エアーバッグ72の右端部よりも右方XAに配置されている。2つのストッパー75の他方は、左回転エアーバッグ73の左端部よりも左方XBに配置されている。ストッパー75は、右回転エアーバッグ72の右方XAへの移動、および左回転エアーバッグ73の左方XBへの移動を規制する。
図9を参照して、駆動部80について説明する。
駆動部80は、第1電磁弁81、第2電磁弁82、第3電磁弁83、第4電磁弁84、エアーポンプ85、および、排気通路86を有する。
第1電磁弁81は、右側骨盤エアーバッグ52および右側保持エアーバッグ62のエアーの給排態様を変更する。具体的には、第1電磁弁81は、各エアーバッグ52,62を、エアーポンプ85および排気通路86の一方に接続する。
第1電磁弁81が各エアーバッグ52,62とエアーポンプ85とを接続するとき、各エアーバッグ52,62にエアーが供給される。このため、各エアーバッグ52,62は、膨張する。第1電磁弁81が各エアーバッグ52,62と排気通路86とを接続するとき、各エアーバッグ52,62からエアーが排出される。このため、各エアーバッグ52,62は、収縮する。
第2電磁弁82は、左側骨盤エアーバッグ54および左側保持エアーバッグ64のエアーの給排態様を変更する。具体的には、第2電磁弁82は、各エアーバッグ54,64を、エアーポンプ85および排気通路86の一方に接続する。
第2電磁弁82が各エアーバッグ54,64とエアーポンプ85とを接続するとき、各エアーバッグ54,64にエアーが供給される。このため、各エアーバッグ54,64は、膨張する。第2電磁弁82が各エアーバッグ54,64と排気通路86とを接続するとき、各エアーバッグ54,64からエアーが排出される。このため、各エアーバッグ54,64は、収縮する。
第3電磁弁83は、右回転エアーバッグ72のエアーの給排態様を変更する。具体的には、第3電磁弁83は、右回転エアーバッグ72を、エアーポンプ85および排気通路86の一方に接続する。
第3電磁弁83が右回転エアーバッグ72とエアーポンプ85とを接続するとき、右回転エアーバッグ72にエアーが供給される。このため、右回転エアーバッグ72は、膨張する。第3電磁弁83が右回転エアーバッグ72と排気通路86とを接続するとき、右回転エアーバッグ72からエアーが排出される。このため、右回転エアーバッグ72は、収縮する。
第4電磁弁84は、左回転エアーバッグ73のエアーの給排態様を変更する。具体的には、第4電磁弁84は、左回転エアーバッグ73を、エアーポンプ85および排気通路86の一方に接続する。
第4電磁弁84が左回転エアーバッグ73とエアーポンプ85とを接続するとき、左回転エアーバッグ73にエアーが供給される。このため、左回転エアーバッグ73は、膨張する。第4電磁弁84が左回転エアーバッグ73と排気通路86とを接続するとき、左回転エアーバッグ73からエアーが排出される。このため、左回転エアーバッグ73は、収縮する。
図10を参照して、一体駆動部70の動作について説明する。
以下では、ターンテーブル71の回転方向(以下、「回転方向R」)において、上方視における時計回りの方向を第1回転方向RAとし、上方視における反時計回りの方向を第2回転方向RBとする。
図10(b)に示されるように、右回転エアーバッグ72が膨張し、かつ左回転エアーバッグ73が収縮するとき、連結棒74の一端は、左回転エアーバッグ73側に移動する。このため、ターンテーブル71は、連結棒74を介して第1回転方向RAに回転する。
図10(c)に示されるように、右回転エアーバッグ72が収縮し、かつ左回転エアーバッグ73が膨張するとき、連結棒74の一端は、右回転エアーバッグ72側に移動する。このため、ターンテーブル71は、連結棒74を介して第2回転方向RBに回転する。
図11および図12を参照して、運動機40の動作態様の一例について説明する。
図11に示されるように、時刻t11、すなわち、操作部90(図4参照)からの出力に基づいてストレッチ器具1の動作が開始されるとき、制御部100は、エアーポンプ85を駆動させる。制御部100は、電磁弁81〜84の切り替えを介して右側骨盤エアーバッグ52、右側保持エアーバッグ62、左側骨盤エアーバッグ54、左側保持エアーバッグ64、右回転エアーバッグ72、および、左回転エアーバッグ73と排気通路86とを接続する。これにより、右側骨盤エアーバッグ52、右側保持エアーバッグ62、左側骨盤エアーバッグ54、左側保持エアーバッグ64、右回転エアーバッグ72、および、左回転エアーバッグ73からエアーが自然排気により排出される。このため、座面が床面に水平な基準状態かつターンテーブル71の回転方向Rにおける位相(以下、「回転位相」)が基準位相の基準回転状態(図12(a)参照)が形成される。なお、基準位相は、右回転エアーバッグ72、および、左回転エアーバッグ73が収縮し、連結棒74が右側のストッパー75と左側のストッパー75の中央の位置にあるときのターンテーブル71の位相に対応する。
時刻t12、すなわち時刻t11から所定期間が経過したとき、制御部100は、第1電磁弁81、および第4電磁弁84を切り替える。これにより、右側骨盤エアーバッグ52、右側保持エアーバッグ62、および、左回転エアーバッグ73とエアーポンプ85とが互いに接続される。このため、右側骨盤エアーバッグ52、右側保持エアーバッグ62、および、左回転エアーバッグ73が吸気により膨張する。このため、座面が右高状態かつターンテーブル71の回転位相が基準位相よりも第2回転方向RBに変更された右回転状態(図12(b)参照)が形成される。
時刻t13、すなわち時刻t12から所定期間が経過したとき、制御部100は、第1電磁弁81、および第4電磁弁84を切り替える。これにより、右側骨盤エアーバッグ52、右側保持エアーバッグ62、および、左回転エアーバッグ73が排気通路86と接続される。このため、右側骨盤エアーバッグ52、右側保持エアーバッグ62、および、左回転エアーバッグ73が自然排気により収縮する。このため、基準状態かつ基準回転状態(図12(c)参照)が形成される。
時刻t14、すなわち時刻t13から所定期間が経過したとき、制御部100は、第2電磁弁82、および第3電磁弁83を切り替える。これにより、左側骨盤エアーバッグ54、左側保持エアーバッグ64、および、右回転エアーバッグ72とエアーポンプ85とが互いに接続される。このため、左側骨盤エアーバッグ54、左側保持エアーバッグ64、および、右回転エアーバッグ72が吸気により膨張する。このため、左高状態かつターンテーブル71の回転位相が基準位相よりも第1回転方向RAに変更された左回転状態(図12(d)参照)が形成される。
時刻t15、すなわち時刻t14から所定期間が経過したとき、制御部100は、第2電磁弁82、および第3電磁弁83を切り替える。これにより、左側骨盤エアーバッグ54、左側保持エアーバッグ64、および、右回転エアーバッグ72と排気通路86とが互いに接続される。このため、左側骨盤エアーバッグ54、左側保持エアーバッグ64、および、右回転エアーバッグ72が自然排気により収縮する。このため、基準状態(図12(a)参照)が形成される。時刻t15以降は、操作部90からの操作信号を介して制御部100から運動終了の信号が出力されるまで、時刻t11以降の動作が繰り返し実行される。
図12を参照して、運動機40の動作と骨盤の関係について説明する。
図12(a)に示されるように、運動機40が基準状態かつ基準回転状態にあるとき、右側の骨盤および左側の骨盤は左右対称かつ、骨盤が上方ZAを向いた状態が保持されている。
図12(b)に示されるように、運動機40が右高状態かつ右回転状態にあるとき、右側の骨盤に上方ZA(使用者の前方)に向かう力、および骨盤全体に第2回転方向RBに回転する力が作用している。このとき、右側の骨盤が左側の骨盤よりも高い位置(使用者の前方側)かつ左半身側に移動する。すなわち、骨盤エアーバッグ52,54により骨盤が右側に回旋する。また、一体駆動部70により右側の骨盤が挙上し、左側の骨盤が下制する。このため、右側の骨盤と左側の骨盤とを接続する関節、および骨盤と腰椎Lとを接続する関節に応力が生じる。
図12(d)に示されるように、運動機40が左高状態かつ左回転状態にあるとき、左側の骨盤に上方ZA(使用者の前方)に向かう力、および骨盤全体に第1回転方向RAに回転する力が作用している。このとき、左側の骨盤が右側の骨盤よりも高い位置(使用者の前方側)かつ右半身側に移動する。すなわち、骨盤エアーバッグ52,54により骨盤が左側に回旋する。また、一体駆動部70により左側の骨盤が挙上し、右側の骨盤が下制する。このため、右側の骨盤と左側の骨盤とを接続する関節、および骨盤と腰椎Lとを接続する関節に応力が生じる。
ストレッチ器具1の作用について説明する。
骨盤まわりをストレッチするとき、腰椎Lの前湾が大きいと腰椎Lの脊柱管の長さが伸びる。このため、脊柱管内の神経が圧迫されやすくなる。また、腰椎Lを前湾させる姿勢をとるため、または、腰椎Lが前湾した姿勢を保つために腰背部の筋肉が緊張し、筋肉に負担が生じやすくなる。
ストレッチ器具1は、使用者の下肢を持ち上げることのできる下肢支持部30を有する。このため、図5および図6に示されるように、大腿回転軸33の回転を介して下肢支持部30を上方ZAに移動させることができる。このため、骨盤の下肢側が上半身側よりも上方ZAに傾斜する。このため、腰椎Lの湾曲を図5に示される状態から図6に示される状態に小さくすることができる。この状態でストレッチを開始することにより、腰椎Lの湾曲が大きな状態でストレッチを行うことが抑制される。このため、ストレッチするときの神経の圧迫が緩和される。また、腰背部の筋肉の負担を低下することができる。また、膝関節、および、股関節を屈曲させることにより、腰のストレッチするときの下肢の痛み、および、痺れの発生が予防されることが、臨床的に知られている。
ストレッチ器具1は、大腿回転軸33の回転を介して大腿支持部31の足方YB側を上方ZAに移動させることができる。このため、股関節が屈曲する。この状態でストレッチを開始することにより、股関節の湾曲が大きな状態でストレッチを行うことが抑制される。このため、ストレッチするときの神経の圧迫が緩和される。
ストレッチ器具1は、使用者の膝関節を屈曲することのできる下腿回転軸35を有する。このため、図6および図7に示されるように、下腿回転軸35の回転を介して下腿支持部32の足方YB側を下方ZBに移動させることができる。このため、膝関節が屈曲する。この状態でストレッチを開始することにより、膝関節の湾曲が大きな状態でストレッチを行うことが抑制される。このため、ストレッチするときの神経の圧迫が緩和される。
また、腰椎Lの前湾の適切な大きさ、股関節の屈曲の適切な角度、および膝関節の屈曲の適切な角度は、使用者ごとに異なる。例えば、下腹部が大きい使用者は、股関節を過度に屈曲すると、下腹部が圧迫されるおそれがある。
ストレッチ器具1は、使用者が仰臥した状態において操作可能な操作部90を有する。このため、使用者は仰臥した状態において腰椎Lの前湾の大きさ、股関節の屈曲の角度、および、膝関節の屈曲の角度を変更することができる。
ストレッチ器具1は、骨盤エアーバッグ52,54により骨盤を上方ZAに移動させることができる。また、一体駆動部70により、骨盤を挙上および下制させることができる。このため、ストレッチ器具1は、骨盤の回旋運動、および、挙上下制運動を含めた、三次元的なひねりの動きを実現することができる。このため、骨盤周りに存在する多くの筋肉を効果的にストレッチすることができる。また、ひねりの動きを含むストレッチは、回旋運動、および、挙上下制運動の一方のみを行うストレッチと比較して、骨盤と腰椎Lおよび腰椎Lどうしをつないでいる深部筋を効果的にストレッチできる。このため、ストレッチ効果を高めることができる。
また、骨盤の挙上下制運動は、正常歩行に対応した動きである。このため、骨盤の挙上下制運動を行わせることにより、歩行に関与する筋肉(例えば、腰方形筋)をストレッチすることができる。また、骨盤エアーバッグ52,54および一体駆動部70により、歩行時の骨盤の動きを再現した動作を行わせることもできる。このため、歩行の改善(例えば、歩幅の増加)および、スムーズな歩行を維持することに貢献できる。
腰部、特に下部腰椎Lの分節的ストレッチは、骨盤の複雑な動きが求められるため、動作および手順が複雑であり、使用者が自身でストレッチを行い難い。ストレッチ器具1は、外部から積極的に力を加えて使用者の身体をストレッチする。このため、ストレッチに適した骨盤の複雑な動きをいずれの使用者に対しても再現しやすい。このため、使用者が自身でストレッチを行う場合として、ストレッチが適切なものにならないおそれを低減できる。
また、使用者が自身でストレッチを行う場合、左半身と右半身とにストレッチの差が出やすい。このため、左半身と右半身との間でストレッチの効果が異なるおそれがある。ストレッチ器具1によれば、機械的に左半身と右半身とをストレッチするため、左半身と右半身との間でストレッチの効果が異なるおそれを低減できる。また、左半身と右半身との身体機能の差を低減することができる。
ストレッチ器具1は、右側骨盤エアーバッグ52、および、左側骨盤エアーバッグ54が各別に動作することができる。このため、右側の骨盤と左側の骨盤とに異なる方向の力、または同一の方向であっても異なる大きさの力を作用させることができる。このため、ストレッチ器具1は、このため、骨盤全体を一体的に動作させる仮想のストレッチ器具と比較して、骨盤内部の関節、および骨盤周囲の筋肉に効果的に刺激を付与することができる。なお、骨盤内部の関節は、例えば右側および左側の仙腸関節、および恥骨結合があげられる。
ストレッチ器具1は、仰臥姿勢において使用することができる。仰臥姿勢においては、座位姿勢と比較して、使用者の腹筋および背筋が脱力しやすい。このため、腰まわりのストレッチを好適に行うことができる。
ストレッチ器具1は、骨盤を移動させる。このため、臀部が骨盤支持部50上を滑りやすい。ストレッチ器具1は、骨盤保持部60を有する。このため、臀部および骨盤の骨盤支持部50に対する横方向Xの移動が抑制される。
本実施形態のストレッチ器具1は以下の効果を奏する。
(1)下肢支持部30が、下肢を骨盤よりも上方ZAに持ち上げることができる。このとき、骨盤の下肢側の部分が上半身側の部分よりも上方に傾斜するため、腰椎Lの湾曲が小さくなる。このため、ストレッチするときの腰椎Lの湾曲が大きくなることを抑制できる。
(2)骨盤エアーバッグ52,54が、上方ZAに向かう力を骨盤に作用させる。このため、骨盤に作用する力の最大の大きさが骨盤エアーバッグ52,54の最大の膨張量によって制限される。このため、骨盤に過度に大きな力が作用することを抑制することができる。
(3)右側骨盤エアーバッグ52、および、左側骨盤エアーバッグ54が各別に動作することができる。このため、右側の骨盤と左側の骨盤とをずらした運動を行わせることができる。このため、骨盤内部の関節および骨盤周囲の筋肉を効果的に運動させることができる。このため、ストレッチ器具1は、身体機能の向上に貢献できる。例えば、姿勢の維持、歩行動作の改善、筋肉および動作の左右差の低減、運動能力の向上、下腹のシェイプアップ、体幹部の血行促進による冷え性の改善、骨盤底筋の活性化による排尿障害の改善に貢献できる。また、右側の骨盤と左側の骨盤とをずらすような複雑な運動においては、骨盤まわりの筋肉および関節への刺激が大きい。このため、腰椎Lの前湾に起因する使用者の負担が大きくなる傾向にある。ストレッチ器具1は、腰椎Lの前湾を調整することができるため、骨盤まわりの複雑な運動を行うときの使用者の負担を好適に低減することができる。
(4)ストレッチ器具1が、一体駆動部70を有する。このため、骨盤まわりの運動をより大きくすることができる。
(5)制御部100が、右側骨盤エアーバッグ52、および、左側骨盤エアーバッグ54、および、一体駆動部70の動作を組み合わせた制御を実行する。このため、骨盤に多様なストレッチを行わせることができる。
(6)膝関節を伸ばした状態において下肢が骨盤よりも上方に位置するとき、膝関節への負担が大きくなる。下腿支持部32が、大腿支持部31に対して傾動可能に取り付けられている。このため、使用者は、膝関節を曲げた状態において下肢を骨盤よりも上方ZAに位置させることができる。このため、ストレッチするときの膝関節の負担が大きくなることを抑制できる。
(7)ストレッチ器具1が大腿回転軸33を駆動する大腿部モーター34を有する。このため、使用者は簡便に腰椎Lの湾曲を適切な大きさに変更することができる。また、仰臥姿勢においては、下肢支持部30に使用者の体重がかかっている。このため、大腿部モーター34を用いることにより、簡単に大腿回転軸33を回転させることができる。
(8)骨盤保持部60が、骨盤支持部50の横方向Xの両端部に取り付けられている。このため、骨盤が骨盤支持部50の横方向Xの外側にずれることを抑制できる。
(9)ストレッチ器具1は、使用者が仰臥した状態で使用可能な操作部90を有する。このため、使用者は、腰椎Lの前湾、股関節の屈曲、および、膝関節の屈曲を仰臥した状態において調整できる。このため、簡便に操作することができる。
(第2実施形態)
本実施形態のストレッチ器具1は、第1実施形態のストレッチ器具1と比較して次の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。すなわち、ストレッチ器具1は、下肢支持部30に代えて腰椎Lの前湾を調整する傾斜エアーバッグ200を有する。なお、第2実施形態のストレッチ器具1の説明は、第1実施形態のストレッチ器具1と共通する構成に対して、第1実施形態のストレッチ器具1と同一の符号を付している。
図13〜図15を参照して、ストレッチ器具1の構成について説明する。
図13に示されるように、本体10は、偏平形状なマットとして構成され、上半身支持部20、運動機40、および、傾斜エアーバッグ200(図14参照)を有する。なお、傾斜エアーバッグ200は、「腰椎前湾調整部」に相当する。運動機40は、上半身支持部20の足方YB側の端部に配置されている。
傾斜エアーバッグ200は、骨盤支持部50の下面のうちの足方YB側の端部に取り付けられている。傾斜エアーバッグ200は、傾斜エアーポンプ210によるエアーの供給および排出により、膨張および収縮する。傾斜エアーバッグ200が膨張するほど、骨盤支持部50の足方YB側が頭方YA側よりも上方ZAに移動する。すなわち、骨盤支持部50の足方YB側が頭方YA側よりも上方ZAに傾斜する。制御部100は、第1傾動ボタン91(図4参照)からの信号に基づいて、傾斜エアーポンプ210を制御する。なお、エアーポンプ210は、「アクチュエーター」に相当する。
図14および図15を参照して、ストレッチ器具1を使用する準備手順について説明する。
(手順1)使用者は、本体10の上面10Aにおいて仰臥姿勢をとる。骨盤を、骨盤支持部50に乗せ、かつ上半身を上半身支持部20に乗せる。
(手順2)使用者は、第1傾動ボタン91(図3参照)を操作し、傾斜エアーバッグ200を膨張させる。これにともなって、骨盤支持部50の足方YB側が上方ZAに移動し、使用者の骨盤の足方YB側が上方ZAに移動する。
使用者は、準備手順を完了した後、骨盤運動ボタン93(図3参照)を操作する。制御部100は、骨盤運動ボタン93(図3参照)からの信号に基づいて駆動部80を制御し、使用者の骨盤および骨盤まわりのストレッチを実行する。
ストレッチ器具1の作用について説明する。
ストレッチ器具1は、使用者の骨盤の足方YB側を上方ZAに傾斜させることのできる傾斜エアーバッグ200を有する。図14および図15に示されるように、傾斜エアーバッグ200の膨張を介して骨盤支持部50の足方YB側を上方ZAに傾斜させることができる。このため、骨盤の下肢側が上半身側よりも上方ZAに傾斜する。このため、腰椎Lの湾曲を図14に示される状態から図15に示される状態に小さくすることができる。この状態でストレッチを開始することにより、腰椎Lの湾曲が大きな状態でストレッチを行うことが抑制される。このため、ストレッチするときの神経の圧迫が緩和される。また、腰背部の筋肉の負担を低下することができる。
本実施形態のストレッチ器具1は、第1実施形態の(2)〜(5)、(8)、および、(9)の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(10)傾斜エアーバッグ200が、骨盤の下肢側の部分を上方ZAに持ち上げることができる。このため、骨盤の下肢側の部分が上半身側の部分よりも上方ZAに傾斜するため、腰椎Lの湾曲が小さくなる。このため、ストレッチするときの腰椎Lの湾曲が大きくなることを抑制できる。
(11)ストレッチ器具1が傾斜エアーバッグ200を膨張させる傾斜エアーポンプ210を有する。このため、使用者は簡便に腰椎Lの湾曲を適切な大きさに変更することができる。また、仰臥姿勢においては、傾斜エアーバッグ200に使用者の体重がかかっている。このため、傾斜エアーポンプ210を用いることにより、簡単に傾斜エアーバッグ200を膨張させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態のストレッチ器具1は、第1実施形態のストレッチ器具1と比較して次の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。すなわち、ストレッチ器具1は、下肢支持部30に代えて腰椎Lの前湾を調整する上半身支持部320を有する。なお、第3実施形態のストレッチ器具1の説明は、第1実施形態のストレッチ器具1と共通する構成に対して、第1実施形態のストレッチ器具1と同一の符号を付している。
図16および図17を参照して、ストレッチ器具1の構成について説明する。
図16に示されるように、本体310は、偏平形状なマットとして構成され、上半身支持部320、下肢支持部330、および、運動機40を有する。なお、上半身支持部320は、「腰椎前湾調整部」に相当する。
上半身支持部320は、腰部支持部321、および、背中支持部322を有する。
腰部支持部321は、下肢支持部330と接続するための腰部回転軸323を有している。腰部回転軸323は、横方向Xに延びている。腰部回転軸323は、腰部支持部321に固定され、下肢支持部330に対して回転可能に下肢支持部330に取り付けられている。
腰部回転軸323には、腰部回転軸323を回転させるための腰部モーター324が接続されている。腰部モーター324が駆動するとき、腰部回転軸323の回転により、腰部支持部321の下肢支持部330に対する角度が変化する。
背中支持部322は、腰部支持部321と接続するための背中回転軸325を有している。背中回転軸325は、横方向Xに延びている。背中回転軸325は、背中支持部322に固定され、腰部支持部321に対して回転可能に腰部支持部321に取り付けられている。
背中回転軸325には、背中回転軸325を回転させるための背中モーター326が接続されている。背中モーター326が駆動するとき、背中回転軸325の回転により、背中支持部322の腰部支持部321に対する角度が変化する。
制御部100は、第1傾動ボタン91(図4参照)からの信号に基づいて、腰部モーター324を制御する。制御部100は、第2傾動ボタン92(図4参照)からの信号に基づいて、背中モーター326を制御する。
ストレッチ器具1を使用する準備手順について説明する。
(手順1)図16に示されるように、使用者は、本体310の上面310Aにおいて仰臥姿勢をとる。骨盤を骨盤支持部50に乗せ、上半身を上半身支持部320に乗せ、かつ、下肢を下肢支持部330に乗せる。
(手順2)使用者は、上方移動ボタン91A(図3参照)を操作し、腰部支持部321を上方ZAに移動させる。これにともなって、使用者の腰部が骨盤よりも上方ZAに移動する。また、使用者は、上方移動ボタン92A(図3参照)を操作し、背中支持部322を上方ZAに移動させる。これにともなって、図17に示されるように、使用者の上半身が下方ZBに移動する。
使用者は、準備手順を完了した後、骨盤運動ボタン93を操作する。制御部100は、骨盤運動ボタン93からの信号に基づいて駆動部80を制御し、使用者の骨盤および骨盤まわりのストレッチを実行する。
ストレッチ器具1の作用について説明する。
ストレッチ器具1は、使用者の腰椎Lよりも頭方YAの部分を上方ZAに持ち上げることのできる上半身支持部320を有する。このため、図16および図17に示されるように、腰部回転軸323および背中回転軸325の回転を介して上半身支持部320を上方ZAに移動させることができる。このため、腰椎よりも頭方YAの頸椎および胸椎が前屈する。すなわち、腰椎よりも頭方YAの頸椎および胸椎が腰椎よりも上方ZAに移動する。頸椎および胸椎の移動にともなって腰椎Lの湾曲を図16に示される状態から図17に示される状態に小さくすることができる。この状態でストレッチを開始することにより、腰椎Lの湾曲が大きな状態でストレッチを行うことが抑制される。このため、ストレッチするときの神経の圧迫が緩和される。また、腰背部の筋肉の負担を低下することができる。
なお、腰椎Lを上方ZAに持ち上げる仮想の構成においては、腰椎Lの前湾がさらに大きくなる。ストレッチ器具1は、上半身支持部320が腰椎Lよりも頭方YAの部分を腰椎Lよりも上方ZAに持ち上げるため、仮想の構成と比較して、腰椎Lの前湾が大きくなるおそれを低減できる。
本実施形態のストレッチ器具1は、第1実施形態の(2)〜(5)、(8)、および、(9)の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(12)上半身支持部320が、腰椎Lよりも頭方YAの部分を上方ZAに持ち上げることができる。このため、腰椎Lの湾曲が小さくなる。このため、ストレッチするときの腰椎Lの湾曲が大きくなることを抑制できる。
(13)ストレッチ器具1が腰部回転軸323および背中回転軸325を駆動する腰部モーター324および背中モーター326を有する。このため、使用者は簡便に腰椎Lの湾曲を適切な大きさに変更することができる。また、仰臥姿勢においては、上半身支持部320に使用者の体重がかかっている。このため、腰部モーター324および背中モーター326を用いることにより、簡単に上半身支持部320を回転させることができる。
(その他の実施形態)
本ストレッチ器具は、上記実施形態以外の実施形態を含む。以下、本ストレッチ器具のその他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。
・第1実施形態の変形例のストレッチ器具1は、図18および図19に示される下肢可動部37を有する。図18に示されるように、下肢可動部37は、上板部37A、中板部37B、および、ころ37Cを有する。中板部37Bは、下腿支持部32の上面に固定される。ころ37Cは、中板部37Bに形成される貫通孔に配置されている。上板部37Aは、ころ37C、および、中板部37Bの上方ZAに載置されている。このため、上板部37Aは、下肢可動部37に対して水平移動する。使用者は、上板部37Aの上面に乗せてストレッチ器具1を使用する。
運動機40の動作により骨盤まわりが動くとき、股関節が屈曲し脚の姿勢が変化する。このとき、下肢と下肢支持部30との摩擦により、骨盤まわりの動きが阻害される。ストレッチ器具1は、下肢可動部37を備えることにより、骨盤まわりの動きが下肢と本体10との接触により阻害されることを抑制することができる。このため、骨盤まわりの動きを大きくすることができる。また、腰まわりの運動を滑らかにすることができる。このため、効果的なストレッチを行える。
・上記変形例のストレッチ器具1において、下肢可動部37を図20の下肢可動部38に変更することもできる。下肢可動部38は、上板部38A、スライダー38B、ころ38C、および、下板部38Dを有する。下板部38Dは、下腿支持部32の上面に固定される。スライダー38Bは、下板部38Dの凸部にはめ込む溝を有する。凸部および溝は、横方向Xに延びている。ころ38Cは、スライダー38Bの溝と下板部38Dの凸部の間に配置されている。上板部38Aは、スライダー38Bに固定されている。このため、上板部38Aは、下肢可動部37に対して横方向Xに移動する。使用者は、上板部38Aの上面に乗せてストレッチ器具1を使用する。
・上記変形例の下肢可動部37,38を大腿支持部31に取り付けることもできる。
・上記変形例の下肢可動部37,38を第3実施形態の下肢支持部330に取り付けることもできる。
・第1実施形態の変形例のストレッチ器具1は、図21に示されるように下肢支持部30の内部にエアーバッグ400が備えられている。エアーバッグ400には、エアーポンプ410が取り付けられている。制御部100は、上方移動ボタン91Aからの信号に基づいてエアーポンプ410を駆動させる。エアーバッグ400が膨張することにより、下肢が持ち上げられる。これにより、腰椎の前湾が小さくなる。なお、エアーポンプ410は、エアーポンプ85を用いることもできる。
・第1実施形態の大腿部モーター34、および、下腿部モーター36を、共通の下肢モーターにすることもできる。この場合、下肢モーターは、リンク機構を介して上半身支持部20に対する大腿支持部31、および、大腿支持部31に対する下腿支持部32の角度を変化させる。なお、この変形例においては、下肢モーターの駆動により大腿支持部31の足方YBが上方ZAに回転するとき、下腿支持部32の足方YBが下方ZBに回転する。また、下肢モーターの駆動により大腿支持部31の足方YBが下方ZBに回転するとき、下腿支持部32の足方YBが上方ZAに回転する。この構成においても、大腿支持部31の角度変化により腰椎Lの湾曲が大きくなることを抑制できる。
・第1実施形態の大腿部モーター34を省略することができる。この場合、例えば、大腿回転軸33には、図示しないラチェットギアが固定されており、上半身支持部20に対する角度を変更および固定できるように構成されている。
・第1実施形態の下腿部モーター36を省略することができる。この場合、例えば、下腿回転軸35には、図示しないラチェットギアが固定されており、上半身支持部20に対する角度を変更および固定できるように構成されている。
・第2実施形態の傾斜エアーバッグ200を骨盤支持部51の上面に取り付けることもできる。
・第2実施形態の傾斜エアーバッグ200および傾斜エアーポンプ210を省略することもできる。この場合、骨盤支持部50の足方YB側の端部の下面にヒンジ機構を取り付けることにより、骨盤支持部50の足方YB側の端部を上方ZAに持ち上げるようにすることもできる。なお、ヒンジ機構は、「腰椎前湾調整部」に相当する。また、ヒンジ機構に代えて、骨盤支持部50の足方YB側の端部の下面に取り付ける楔または脚を採用することもできる。
・第3実施形態の変形例のストレッチ器具1は、図22に示されるように上半身支持部320の内部にエアーバッグ500が備えられている。エアーバッグ500には、エアーポンプ510が取り付けられている。制御部100は、上方移動ボタン91Aからの信号に基づいてエアーポンプ510を駆動させる。エアーバッグ500が膨張することにより、上半身が持ち上げられる。これにより、腰椎の前湾が小さくなる。
・各実施形態の変形例の本体10は、折り畳み構造を有する。例えば、第1実施形態の変形例の本体10は、図23(a)に示されるように、上半身支持部20を頭方YA側と足方YB側に分割し、分割部を折り畳み構造としての折り部10Bとして形成する。ストレッチ器具1を収納するとき、折り部10Bを折り、回転軸33,35を回転させることにより、本体10を折り畳む。このため、ストレッチ器具1をコンパクトに収納することができる。
・第1実施形態の腰部モーター324、および、背中モーター326を、共通の上半身モーターにすることもできる。この場合、上半身モーターは、リンク機構を介して下肢支持部330に対する腰部支持部321、および、腰部支持部321に対する背中支持部322の角度を変化させる。なお、この変形例においては、上半身モーターの駆動により腰部支持部321の頭方YAが上方ZAに回転するとき、背中支持部322の頭方YAが上方ZAに回転する。また、上半身モーターの駆動により腰部支持部321の頭方YAが下方ZBに回転するとき、背中支持部322の頭方YAが下方ZBに回転する。この構成においても、上半身支持部320の角度変化により腰椎Lの湾曲が大きくなることを抑制できる。
・第3実施形態の腰部モーター324を省略することができる。この場合、例えば、腰部回転軸323には、図示しないラチェットギアが固定されており、上半身支持部20に対する角度を変更および固定できるように構成されている。
・第3実施形態の背中モーター326を省略することができる。この場合、例えば、背中回転軸325には、図示しないラチェットギアが固定されており、上半身支持部20に対する角度を変更および固定できるように構成されている。
・各実施形態の本体10を、図24(a)に示されるようにリクライニングチェアー610として構成することもできる。リクライニングチェアー610は、背もたれとして構成される上半身支持部620、座部として構成される大腿支持部631、および、オットマンとして構成される下腿支持部632を有する。運動機40は、上半身支持部620の下端部に配置されている。図24(b)に示されるように、上半身支持部620を倒し、大腿支持部631および下腿支持部632を上半身支持部620よりも上方ZAに移動させて使用する。
・各実施形態の本体10の腰椎前湾調整部に相当する部分を、台として形成することもできる。例えば、図25(a)に示される第1実施形態の変形例の下肢支持部30は、下腿を載せる台730として構成され、運動機40の足方YB側に取り付けられている。台730の脚部731には、台730の上面を上方ZAおよび下方ZBに移動させるための駆動機構が取り付けられている。駆動機構としては、例えばアクチュエーターとしてのモーターおよびボールねじが挙げられる。モーターの回転およびボールねじにより台730の脚部731が伸びる、または縮む。このため、台730の上面が上方ZAおよび下方ZBに移動する。このため、図25(b)に示されるように、使用者は、台730に下腿を載せることにより、下腿を持ち上げ、腰椎の前湾を小さくすることができる。
・各実施形態の変形例の骨盤エアーバッグ52,54は、頭方YA側と足方YB側とで分割された2つのエアーバッグ52,54により構成されている。4つのエアーバッグに各別の電磁弁を採用し、各別に動作させることもできる。この場合、頭方YA側のエアーバッグを膨張させ、足方YB側のエアーバッグを収縮させることにより、骨盤の頭方YAが上方ZAに移動する前傾姿勢になる。また、頭方YA側のエアーバッグを収縮させ、足方YB側のエアーバッグを膨張させることにより、骨盤の足方YBが上方ZAに移動する後傾姿勢になる。このため、骨盤に拳上下制運動、および、回旋運度に加えて、前傾および後傾運動を行わせることができるため、骨盤および骨盤まわりをより効果的にストレッチすることができる。また、右側および左側の一方の骨盤を前傾姿勢にし、右側および左側の他方の骨盤を後傾姿勢にすることもできる。このため、骨盤の内部のひねりをより大きくすることができる。
・各実施形態の変形例の運動機40は、骨盤エアーバッグ52,54が一体的に形成されている。この場合も、骨盤エアーバッグ52、54が膨張することにより、骨盤に上方ZAに向かう力を付与することができる。
・各実施形態の運動機40の骨盤エアーバッグ52,54、および、保持エアーバッグ62,64を独立したエアーバッグにすることもできる。この場合、骨盤エアーバッグ52,54、および、保持エアーバッグ62,64は、各別の電磁弁により制御される。この変形例の運動機40は、骨盤エアーバッグ52,54、および、保持エアーバッグ62,64を各別に膨張させることができる。このため、保持エアーバッグ62,64がより好適に使用者の骨盤を保持できるようになる。例えば、小柄な使用者に対しては、保持エアーバッグ62,64の膨張量を、大柄な使用者に対する膨張量よりも大きくすることにより、骨盤をより好適に保持することができる。
・各実施形態の変形例の一体駆動部70は、骨盤支持部51を縦方向Y、または、横方向Xに移動させる機構を有する。要するに、右側骨盤エアーバッグ52と左側骨盤エアーバッグ54とを一体的に動作させることのできる一体駆動部70であれば、いずれの構成を採用することもできる。
・各実施形態の骨盤保持部60からエアーバッグ62,64を省略することもできる。この場合も、骨盤保持部60を骨盤支持部51の上面よりも上方ZAに位置させることにより、骨盤の横方向Xの移動を規制することができる。
1 :ストレッチ器具
10 :本体
10A :上面
10B :折り部
11 :運動機配置穴
20 :上半身支持部
30 :下肢支持部(腰椎前湾調整部)
31 :大腿支持部
32 :下腿支持部
33 :大腿回転軸
34 :大腿部モーター(アクチュエーター)
35 :下腿回転軸
36 :下腿部モーター
37 :下肢可動部
37A :上板部
37B :中板部
38 :下肢可動部
38A :上板部
38B :スライダー
38C :ころ
38D :下板部
40 :運動機
50 :骨盤支持部
51 :右側骨盤支持部
52 :右側骨盤エアーバッグ
53 :左側骨盤支持部
54 :左側骨盤エアーバッグ
60 :骨盤保持部
61 :右側骨盤保持部
62 :右側保持エアーバッグ
63 :左側骨盤保持部
64 :左側保持エアーバッグ
70 :一体駆動部
71 :ターンテーブル
71A :上板
71B :下板
72 :右回転エアーバッグ
73 :左回転エアーバッグ
74 :連結棒
75 :ストッパー
80 :駆動部
81 :第1電磁弁
82 :第2電磁弁
83 :第3電磁弁
84 :第4電磁弁
85 :エアーポンプ
86 :排気通路
90 :操作部
91 :第1傾動ボタン
91A :上方移動ボタン
91B :下方移動ボタン
92 :第2傾動ボタン
92A :上方移動ボタン
92B :下方移動ボタン
93 :骨盤運動ボタン
100 :制御部
200 :傾斜エアーバッグ(腰椎前湾調整部)
210 :傾斜エアーポンプ(アクチュエーター)
310 :本体
310A:上面
320 :上半身支持部(腰椎前湾調整部)
321 :腰部支持部
322 :背中支持部
323 :腰部回転軸
324 :腰部モーター
325 :背中回転軸
326 :背中モーター
330 :下肢支持部
400 :エアーバッグ
410 :エアーポンプ
500 :エアーバッグ
510 :エアーポンプ
610 :リクライニングチェアー
620 :上半身支持部
631 :大腿支持部
632 :下腿支持部
730 :台
731 :脚部
L :下部腰椎
X :横方向
XA :右方
XB :左方
Y :縦方向
YA :頭方
YB :足方
Z :高さ方向
ZA :上方
ZB :下方
R :回転方向
RA :第1回転方向
RB :第2回転方向

Claims (13)

  1. 仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、
    右側の骨盤に力を付与する右側骨盤エアーバッグ、および、左側の骨盤に力を付与する左側骨盤エアーバッグを有する骨盤エアーバッグと、
    前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、
    前記骨盤エアーバッグを制御する制御部と、
    前記右側骨盤エアーバッグおよび前記左側骨盤エアーバッグの一方により右側の骨盤および左側の骨盤の一方を拳上し、前記右側骨盤エアーバッグおよび前記左側骨盤エアーバッグの他方により右側の骨盤および左側の骨盤の他方を下制することにより歩行に関与する筋肉がストレッチされるように構成された一体駆動部とを備える
    ストレッチ器具。
  2. 前記制御部は、前記右側骨盤エアーバッグの動作と、前記左側骨盤エアーバッグの動作と、前記一体駆動部の動作とを組み合わせた制御を実行する
    請求項1に記載のストレッチ器具。
  3. 仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、
    使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、
    前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、
    前記骨盤エアーバッグを制御する制御部とを備え、
    前記本体は使用者の下肢を支持する下肢支持部を有し、
    前記腰椎前湾調整部は前記下肢支持部を上方に移動させることにより使用者の身体の一部としての下肢を持ち上げ、
    前記下肢支持部は大腿を支持する大腿支持部、および、下腿を支持する下腿支持部を有し、
    前記下腿支持部は前記大腿支持部に対して傾動可能に取り付けられている
    ストレッチ器具。
  4. 仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、
    使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、
    前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、
    前記骨盤エアーバッグを制御する制御部とを備え、
    前記骨盤エアーバッグは足方側の部分および頭方側の部分を含み、
    前記腰椎前湾調整部は前記足方側の部分を前記頭方側の部分よりも上方に傾斜させることにより使用者の身体の一部としての骨盤のうちの下肢側の部分を持ち上げる
    ストレッチ器具。
  5. 仰臥姿勢の使用者を下方から支持可能な本体と、
    使用者の骨盤に力を付与する骨盤エアーバッグと、
    前記本体に仰臥した使用者の身体の一部を持ち上げることにより腰椎の前湾を調整する腰椎前湾調整部と、
    前記骨盤エアーバッグを制御する制御部と、
    前記骨盤エアーバッグよりも足方側に取り付けられ、下肢を前記本体に対して水平方向に移動させることができる下肢可動部とを備える
    ストレッチ器具。
  6. 記骨盤エアーバッグの横方向の両端部に取り付けられる骨盤保持部とを備える
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
  7. 前記本体は使用者の下肢を支持する下肢支持部を有し、
    前記腰椎前湾調整部は前記下肢支持部を上方に移動させることにより使用者の身体の一部としての下肢を持ち上げる
    請求項1、2、4〜6のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
  8. 前記骨盤エアーバッグは足方側の部分および頭方側の部分を含み、
    前記腰椎前湾調整部は前記足方側の部分を前記頭方側の部分よりも上方に傾斜させることにより使用者の身体の一部としての骨盤のうちの下肢側の部分を持ち上げる
    請求項1〜3、5〜7のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
  9. 前記本体は使用者の上半身を支持する上半身支持部を有し、
    前記腰椎前湾調整部は前記上半身支持部を上方に移動させることにより使用者の身体の一部としての上半身を持ち上げる
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
  10. 前記腰椎前湾調整部を動作させるアクチュエーターをさらに備える
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
  11. 前記骨盤エアーバッグよりも足方側に取り付けられ、下肢を前記本体に対して水平方向に移動させることができる下肢可動部をさらに備える
    請求項1〜4、6〜10のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
  12. 前記骨盤エアーバッグの横方向の両端部に取り付けられる骨盤保持部をさらに備える
    請求項1〜5、7〜11のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
  13. 前記本体は偏平形状に形成され、折り畳み構造を有する
    請求項1〜12のいずれか一項に記載のストレッチ器具。
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