JP5480955B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、人体の骨盤部分をストレッチするのに好適な椅子型のマッサージ機に関するものである。
椅子型のマッサージ機において、例えば特許文献1〜特許文献4にて示される装置のように、背もたれ部内に左右で対をなすエアバッグ(押上機構)を備え、左右個別にエアバッグの膨縮動作を制御して、腰部や背中等を主にひねり動作を行わせるものが提案されている。
特開2000−51300号公報 特開2003−250851号公報 特開2005−152384号公報 特開2005−328942号公報
ところで、人体の骨盤周りを主としてストレッチしたいという要求に対しては、上記特許文献1〜特許文献4のように、背もたれ部のみの左右のエアバッグを個別に膨縮させるものでは、その要求に十分に応えられない。これは、椅子に着座した使用者の骨盤は背もたれ部と座部とに跨って支持されるためであり、背もたれ部のみのエアバッグでは骨盤部分をひねるといったストレッチ感が十分得られず、また骨盤部分のひねり以外のストレッチ感も同様に十分得られないということが考えられる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、骨盤周りのストレッチ感を向上させることができるマッサージ機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1、2に記載の発明は、背もたれ部及び座部を備えた椅子型をなしその少なくとも座部に押上機構を備えるとともに、該押上機構を制御して着座した使用者に対してストレッチを行う制御手段を備えたマッサージ機であって、前記押上機構として、前記座部に位置する左右対の臀部押上機構、及び前記臀部押上機構と重なるように配置されて前記座部前側に左右に亘って位置する臀部前方押上機構が備えられ、前記制御手段は、前記臀部押上機構及び前記臀部前方押上機構を互いに時間差を有して協調動作させて前記使用者のストレッチを行うべく制御することをその要旨とする。
この発明では、マッサージ機には、座部に位置する左右対の臀部押上機構、及び座部前側に左右に亘って位置する臀部前方押上機構が備えられ、臀部押上機構及び臀部前方押上機構が互いに時間差を有して協調動作するように制御されて使用者のストレッチが行われる。つまり、臀部押上機構が骨盤下部に作用し、また臀部前方押上機構が使用者の臀部(骨盤)の前ズレを防止できることから、これらの2つの機構が時間差を以て協調動作することで、骨盤周りのストレッチ感の向上が可能となる。
とくに、請求項に記載の発明は、前記押上機構として、さらに、前記背もたれ部に位置する左右対の腰部押上機構を備え、前記臀部前方押上機構の押上動作を含むストレッチは、前記臀部前方押上機構の押上動作を行いつつ、その所定時間後に前記腰部及び前記臀部押上機構の少なくとも一方の右側の押上動作を行う右側ひねり動作と、前記臀部前方押上機構の押上動作を行いつつ、その所定時間後に前記腰部及び前記臀部押上機構の少なくとも一方の左側の押上動作を行う左側ひねり動作とを組み合わせた動作により、前記使用者の骨盤部分に対するひねりとして実施されることをその要旨とする。
この発明では、臀部前方押上機構の押上動作が行われつつ、その所定時間後に腰部及び臀部押上機構の少なくとも一方の右側の押上動作が行われる右側ひねり動作と、臀部前方押上機構の押上動作が行われつつ、その所定時間後に腰部及び臀部押上機構の少なくとも一方の左側の押上動作が行われる左側ひねり動作とが組み合わされた動作により、使用者の骨盤部分に対するひねりが実施される。つまり、使用者の臀部前方を持ち上げられて使用者の前ズレを防止しながらの骨盤部分に対するひねり動作の実施となるため、そのひねりがより効果的となる。
とくに、請求項に記載の発明は、前記押上機構として、さらに、前記背もたれ部に位置する左右対の腰部押上機構を備え、前記臀部前方押上機構の押上動作を含むストレッチは、前記臀部前方押上機構の押上動作と、前記腰部及び前記臀部押上機構の少なくとも一方の両側の押上動作とを時間差を以て交互に行うことで、前記使用者の骨盤部分に対する前傾・後傾として実施されることをその要旨とする。
この発明では、臀部前方押上機構の押上動作と、腰部及び臀部押上機構の少なくとも一方の両側の押上動作とが時間差を以て交互に行われて、使用者の骨盤部分に対する前傾・後傾が実施される。つまり、臀部前方の持ち上げ動作にて使用者の骨盤部分の後傾を効果的に行うことが可能となるため、腰部又は臀部押上動作と組み合わせることで、骨盤部分の前傾・後傾によるストレッチ感がより向上する。また、骨盤部分の前傾・後傾動作における多彩なストレッチが可能となる。
本発明によれば、骨盤周りのストレッチ感を向上させることができるマッサージ機を提供することができる。
本実施形態の椅子型マッサージ機の概略構成を説明するための側面図。 椅子型マッサージ機の概略構成を説明するための正面図。 ストレッチの反らし動作を説明するための説明図。 ストレッチのひねり(回旋)動作を説明するための説明図。 ストレッチのひねり(側屈)動作を説明するための説明図。 ストレッチの前傾・後傾動作を説明するための説明図。 別の態様のストレッチを説明するための説明図。 別の態様のストレッチを説明するための説明図。 別の態様のストレッチを説明するための説明図。 別の態様のストレッチを説明するための説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の椅子型マッサージ機10を示す。椅子型マッサージ機10の椅子本体10aは、左右一対の支持脚部11にて支持された座部12の後端に背もたれ部13が幅方向の回動軸にて傾動可能に組み付けられ、該座部12の前端に足載台14が同方向の回動軸にて傾動可能に組み付けられてなる。また、座部12の両側には、前後方向に延びる肘掛け部15が組み付けられている。
座部12の下側には、背もたれ部13のリクライニング機構16が備えられており、該機構16のモータ16aの駆動により背もたれ部13のリクライニングがなされるようになっている。また、足載台14についても、座部12の下側に該足載台14の上下回動機構17が備えられており、該機構17のモータ17aの駆動により足載台14の上下回動されるようになっている。
背もたれ部13の幅方向中央部には、施療子18aを有するマッサージ機構18が内装されている。マッサージ機構18は、モータ(図示略)により背もたれ部13の上下方向に移動可能に備えられ、また施療子18aに施療動作を行わせるモータ(図示略)も内蔵されている。マッサージ機構18は、各種モータの駆動に基づく施療子18aの施療動作により、使用者Aの背中に対して施療が行われる。
図2に示すように、背もたれ部13には、上部両側に左右一対のエアバッグ19a,19bが使用者Aの左右肩部に対応して内装され、下部両側において左右一対のエアバッグ20a,20bが使用者Aの左右腰部に対応して内装されている。座部12の両側には、左右一対のエアバッグ21a,21bが使用者Aの左右臀部に対応して内装されている。足載台14には、使用者Aの左右の脚をそれぞれ収容するコ字状の収容溝14aを有し、左右の収容溝14aの内壁には、それぞれエアバッグ22a,22bが内装されている。各施療部位に対応して設けられたエアバッグ19a,19b〜22a,22bは、接続ホース(図示略)を介して座部12の下側の支持脚部11間に設置される駆動装置30に向けて取り回されている。駆動装置30は、電動駆動されるエアポンプ31と、該エアポンプ31の下流に各エアバッグ19a,19b〜22a,22bに対応して設けられる電磁弁(図示略)と、エアポンプ31及び電磁弁を制御するコントローラ32とを備えてなる。駆動装置30は、コントローラ32の制御によるエアポンプ31及び電磁弁の動作により、個々のエアバッグ19a,19b〜22a,22bが独立して膨張・収縮動作が可能となっている。
コントローラ32には、マッサージ機構18及びエアバッグ19a,19b〜22a,22bを単独又は協調させて各種のマッサージやストレッチを実施するモードが設定されている。その中でも、腰部用のエアバッグ20a,20bと臀部用のエアバッグ21a,21bとの協調動作により骨盤B周りを主とした効果的なストレッチを行うモードがあり、更にその中でも[反らし][ひねり(回旋)][ひねり(側屈)][前傾・後傾]を実施するモードが設定されている。
[反らし]
図3に示すように、先ずステップ1として、腰部用の左右エアバッグ20a,20b及び臀部用の左右エアバッグ21a,21bの全てを同時に膨張しその膨張状態を約10〜30秒継続する。次いでステップ2として、腰部用の左右エアバッグ20a,20bの膨張状態を維持したまま、臀部用の左右エアバッグ21a,21bを同時に収縮し、腰部用の左右エアバッグ20a,20bのみの膨張状態を約10〜30秒継続する。次いでステップ3として、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを同時に収縮し、エアバッグ20a,20b,21a,21bの収縮状態を約10〜20秒継続する。そして、ステップ1に戻り、これらステップ1からステップ3の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。
これにより、先ずステップ1の動作にて、着座した使用者Aの臀部及び腰部、即ち骨盤B自体が押し上げられ、次いでステップ2の動作にて、臀部、即ち骨盤B下部が下動するという時間差を有した段階的な動作にて骨盤B下部が大きく下動することより、腰部の反らし感が向上することとなる。因みに、これらの動作による持上げ量は、約5〜20cmとなっている。
[ひねり(回旋)]
図4に示すように、先ずステップ1として、臀部用の右側エアバッグ21bのみを膨張しその膨張状態を約5秒継続する。次いでステップ2として、臀部用の右側エアバッグ21bの膨張状態を維持したまま、同側である腰部用の右側エアバッグ20bを膨張しその膨張状態を約5〜30秒継続する。次いでステップ3として、その臀部用の右側エアバッグ21b及び腰部用の右側エアバッグ20bの収縮を同時に行った後、臀部用の左側エアバッグ21aのみを膨張しその膨張状態を約5秒継続する。次いでステップ4として、臀部用の左側エアバッグ21aの膨張状態を維持したまま、同側である腰部用の左側エアバッグ20aを膨張しその膨張状態を約5〜30秒継続する。そして、その臀部用の左側エアバッグ21a及び腰部用の左側エアバッグ20aの収縮を同時に行った後にステップ1に戻り、これらステップ1からステップ4の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。
これにより、先ずステップ1の動作にて、着座した使用者Aの臀部右側、即ち骨盤B下部右側が押し上げられ、次いでステップ2の動作にて、同側である腰部右側、即ち骨盤B上部右側が押し上げられるという時間差を有した段階的な動作により、骨盤B右側部分のひねり感が向上する。またステップ3の動作にて、着座した使用者Aの臀部左側、即ち骨盤B下部左側が押し上げられ、次いでステップ4の動作にて、同側である腰部左側、即ち骨盤B上部左側が押し上げられるという時間差を有した段階的な動作により、骨盤B左側部分のひねり感が向上する。つまり、これらの繰り返しにより、骨盤B部分のひねり(旋回)感が向上することとなる。因みに、これらの動作によるひねり角度は、10°〜30°となっている。
尚、ステップ2とステップ3との間、及びステップ4とステップ1との間の右側から左側及び左側から右側への切り替え時に、全エアバッグ20a,20b,21a,21bの収縮状態を約5〜20秒間継続する時間を設定してもよい。また、臀部用のエアバッグ21a,21bを先に膨張させておいて腰部用のエアバッグ20a,20bを後に膨張させたが、腰部用のエアバッグ20a,20bを先に膨張させておいて臀部用のエアバッグ21a,21bを後に膨張させるというように逆にしても、同様に骨盤B部分のひねり(旋回)感が向上する。
上記ひねり動作の別の態様としては、図7に示すように、先ずステップ1として、臀部用の右側エアバッグ21bのみを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ2として、臀部用の右側エアバッグ21bの膨張状態を維持したまま、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ3として、その臀部用の右側エアバッグ21b及び腰部用の左右エアバッグ20a,20bの収縮を同時に行った後、臀部用の左側エアバッグ21aのみを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ4として、臀部用の左側エアバッグ21aの膨張状態を維持したまま、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。そして、その臀部用の左側エアバッグ21a及び腰部用の左右エアバッグ20a,20bの収縮を同時に行った後にステップ1に戻り、これらステップ1からステップ4の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。尚、各所定時間は、5〜30秒程度の範囲でそれぞれ適宜設定される。
これにより、ステップ1及びステップ3の動作にて、着座した使用者Aの骨盤B部分にひねり動作が付与されるが、そのステップ1及びステップ3からそれぞれ時間差を有したステップ2及びステップ4の動作により、そのひねり動作の途中から腰部が保持(前ズレや腰部の左右の移動等が制限)された状態で骨盤B部分に対するひねりが行われるため、そのひねり(旋回)がより効果的となる。
上記ひねり動作の別の態様としては、図8に示すように、先ずステップ1として、臀部用の右側エアバッグ21bのみを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ2として、臀部用の右側エアバッグ21bの膨張状態を維持したまま、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ3として、臀部用の右側エアバッグ21bの膨張状態を維持したまま、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを収縮しその収縮状態を所定時間継続する。次いでステップ4として、その臀部用の右側エアバッグ21bの収縮を行った後、臀部用の左側エアバッグ21aのみを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ5として、臀部用の左側エアバッグ21aの膨張状態を維持したまま、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ6として、臀部用の左側エアバッグ21aの膨張状態を維持したまま、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを収縮しその収縮状態を所定時間継続する。そして、その臀部用の左側エアバッグ21aの収縮を行った後にステップ1に戻り、これらステップ1からステップ6の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。尚、各所定時間は、5〜30秒程度の範囲でそれぞれ適宜設定される。
これにより、ステップ1及びステップ4の動作にて、着座した使用者Aの骨盤B部分にひねり動作が付与されるが、そのステップ1及びステップ4からそれぞれ時間差を有したステップ2及びステップ5の動作により、そのひねり動作の途中から腰部が保持(前ズレや腰部の左右の移動等が制限)された状態で骨盤B部分に対するひねりが行われるため、そのひねり(旋回)がより効果的となる。更に、そのステップ2及びステップ5からそれぞれ時間差を有したステップ3及びステップ6の動作にて、その腰部の保持が途中で外されることで、今度は骨盤B部分だけでなく腰部もひねる形となって部分的なひねりから全体的なひねりになるため、ひねり感に変化をもたらすことができ、また部分集中を避けるひねり動作とすることもできる。
[ひねり(側屈)]
図5に示すように、先ずステップ1として、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを同時に膨張しその膨張状態を約5〜10秒継続する。次いでステップ2として、腰部用の左右エアバッグ20a,20bの膨張状態を維持したまま、臀部用の右側エアバッグ21bを膨張しその膨張状態を約5〜30秒継続する。次いでステップ3として、その臀部用の右側エアバッグ21bの収縮を行った後、臀部用の左側エアバッグ21aを膨張しその膨張状態を約5〜30秒継続する。次いでステップ4として、その臀部用の左側エアバッグ21a及び腰部用の左右エアバッグ20a,20bの収縮を同時に行う。そして、ステップ1に戻り、これらステップ1からステップ4の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。
これにより、先ずステップ1の動作にて、着座した使用者Aの腰部両側、即ち骨盤B上部両側が押し上げられ、次いでステップ2の動作にて、臀部右側、即ち骨盤B下部右側が押し上げられるという時間差を有した段階的な動作により、腰部が保持(移動が制限)された状態で骨盤B下部右側が押し上げられ、骨盤B右側部分のひねりがより効果的となる。またステップ3の動作においても、腰部両側、即ち骨盤B上部両側が押し上げられた状態で臀部左側、即ち骨盤B下部左側が押し上げられることで、腰部が保持(移動が制限)された状態で骨盤B下部左側が押し上げられ、骨盤B左側部分のひねりがより効果的となる。つまり、これらの繰り返しにより、骨盤B部分のひねり(側屈)感が向上することとなる。因みに、これらの動作によるひねり角度は、10°〜30°となっている。
[前傾・後傾]
図6に示すように、先ずステップ1として、腰部用の左右エアバッグ20a,20bを同時に膨張しその膨張状態を約10〜30秒継続する。次いでステップ2として、その腰部用の左右エアバッグ20a,20bの収縮を同時に行った後、臀部用の左右エアバッグ21a,21bを同時に膨張しその膨張状態を約10〜30秒継続する。そして、ステップ1に戻り、これらステップ1及びステップ2の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。
これにより、先ずステップ1の動作にて、着座した使用者Aの腰部両側、即ち骨盤B上部両側が押し上げられ、次いでステップ2の動作にて、着座した使用者Aの臀部両側、即ち骨盤B下部両側が押し上げられ、これらが時間差を有して交互に繰り返されることで骨盤B部分の前傾・後傾の傾動範囲を大きくでき、骨盤B部分の前傾・後傾によるストレッチ感が向上することとなる。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、背もたれ部13に腰部押上機構としてエアバッグ20a,20bが左右対で備えられるとともに座部12に臀部押上機構としてエアバッグ21a,21bが左右対で備えられ、腰部用のエアバッグ20a,20b及び臀部用のエアバッグ21a,21bが互いに時間差を有して協調動作するように制御され、反らし、ひねり(回旋・側屈)、前傾・後傾といった使用者Aの骨盤B周りのストレッチが行われる。つまり、腰部用のエアバッグ20a,20bが骨盤B上部に、臀部用のエアバッグ21a,21bが骨盤B下部にそれぞれ作用し、これらが時間差を以て協調動作することで、上記した各種のストレッチ感を向上することができる。
(2)本実施形態では、腰部及び臀部押上機構を膨縮動作するエアバッグ20a,20b,21a,21bで構成し、またこれ以外の部位にもエアバッグ19a,19b,22a,22bを用いて構成されることから、これらマッサージ機10を比較的簡単な構成とでき、押上(押圧)動作を円滑に行うことができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・骨盤B周りの各種ストレッチを行う際、使用者Aが着座以外の状態を特に言及しなかったが、例えば足載台14の脚部固定手段としてのエアバッグ22a,22bにて使用者Aの脚部を固定した状態で上記ストレッチを実施してもよい。この場合、使用者Aの体勢が制限されるので、上記ストレッチがより効果的となる。
また、脚部の固定以外でも、例えば図1にて示すように、腕を挟持するようにエアバッグ等にて押圧する腕部押圧装置23a,23bを左右の肘掛け部15に備えられるものにおいて、その腕部押圧装置23a,23bを腕部固定手段として使用者Aの腕部を固定し、その状態で上記ストレッチを実施してもよい。この場合も同様に、使用者Aの体勢が制限されるので、上記ストレッチがより効果的となる。
また、例えば図1にて示すように、使用者Aの大腿部を外側から内側に向けてエアバッグ等にて押圧する大腿部押圧手段として大腿部押圧装置24a,24bを左右に備え、その押圧装置24a,24bによる大腿部の外側からの押圧とともに上記ストレッチ、この場合、骨盤B部分のひねりを実施してもよい。この場合も同様に、使用者Aの体勢が制限されるので、骨盤B部分のひねりがより効果的となる。
・背中に対してマッサージ機構18による施療子18aの施療動作とともに上記ストレッチを実施してもよい。このようにすれば、使用者Aに対して短時間でマッサージやストレッチを実施することができる。
・背もたれ部13のリクライニング角度θを45°以下として上記ストレッチを実施してもよい。このようにすれば、使用者Aが仰向けに寝た状態に近くなるため、上記ストレッチがより効果的となる。
・足載台14の回動位置についても特に言及しなかったが、図1のように足載台14を水平面よりも下側に回動した状態で上記ストレッチを実施するのが好ましい。このようにすれば、使用者Aの脚部が下方に曲げられるため、上記ストレッチがより効果的となる。
・図9及び図10に示すマッサージ機10の座部12には、その前側において左右に亘る臀部前方用のエアバッグ25が備えられ、上記した臀部用の左右エアバッグ21a,21bの前方下面側で重なるように配置されている。そして、臀部前方用のエアバッグ25を加え、腰部用のエアバッグ20a,20b及び臀部用のエアバッグ21a,21bを適宜組み合わせてそれぞれ協調動作させることで、骨盤B周りのストレッチ感の一層の向上を図ることが可能となる。
例えば図9に示すように、先ずステップ1として、臀部前方用のエアバッグ25を膨張し、その膨張中又は膨張後のステップ2として、臀部用の右側エアバッグ21bを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ3として、臀部前方用のエアバッグ25の膨張状態を維持したまま、その臀部用の右側エアバッグ21bの収縮を行った後のステップ4として、臀部用の左側エアバッグ21aを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。そして、その臀部用の左側エアバッグ21a及び臀部前方用のエアバッグ25の収縮を同時に行った後にステップ1に戻り、これらステップ1からステップ4の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。各所定時間は、5〜30秒程度の範囲でそれぞれ適宜設定される。
これにより、先ずステップ1の動作として、着座した使用者Aの臀部前方(大腿部も含む)が持ち上げられて使用者の前ズレが防止され、このような前ズレが防止された状態でのその後のステップ2及びステップ4にて骨盤B部分にひねり動作が付与されるため、そのひねり(側屈)がより効果的となる。
また例えば図10に示すように、先ずステップ1として、臀部前方用のエアバッグ25を膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ2として、その臀部前方用のエアバッグ25の膨張状態を維持したまま、臀部用の左右エアバッグ21a,21bを膨張しその膨張状態を所定時間継続する。次いでステップ3として、臀部用の左右エアバッグ21a,21bの膨張状態を維持したまま、臀部前方用のエアバッグ25を収縮させこの状態を所定時間継続する。次いでステップ4として、臀部用の左右エアバッグ21a,21bの膨張状態を維持したまま、臀部前方用のエアバッグ25を膨張しその膨張状態を所定時間継続する。そして、臀部用の左右エアバッグ21a,21bの収縮を行ってステップ1とし、これらステップ1からステップ4の動作が所定回数繰り返される制御態様となっている。つまり、臀部前方用のエアバッグ25の押上動作と、臀部用の左右エアバッグ21a,21bの押上動作とが時間差を以て交互に行われるようになっている。各所定時間は、5〜30秒程度の範囲でそれぞれ適宜設定される。
これにより、臀部前方の持ち上げ動作にて、着座した使用者Aの骨盤B部分の後傾を効果的に行うことが可能となるため、臀部押上動作と組み合わせることで、骨盤B部分の前傾・後傾によるストレッチ感がより向上する。また、骨盤B部分の前傾・後傾動作における多彩なストレッチが可能となる。
また図9及び図10にて示す態様に対し、臀部用の左右エアバッグ21a,21bに代えて腰部用の左右エアバッグ20a,20bの膨縮動作を用いてもよく、また腰部用及び臀部用のエアバッグ20a,20b,21a,21bの両者の膨縮動作を適宜組み合わせるようにしてもよい。
・使用者Aの各所を押上(押圧)する機構をエアバッグ19a,19b〜21a,22b,25を用いて構成し、また装置23a,23b,24a,24bもエアバッグ等を用いて構成するとしたが、これに限らず、例えば電動伸縮機構や電動揺動機構を用いて構成してもよい。
10…マッサージ機、12…座部、13…背もたれ部、14…足載台、18…マッサージ機構、18a…施療子、20a,20b…腰部用の左右エアバッグ(腰部押上機構)、21a,21b…臀部用の左右エアバッグ(臀部押上機構)、22a,22b…エアバッグ(脚部固定手段)、23a,23b…腕部押圧装置(腕部固定手段)、24a,24b…大腿部押圧装置(大腿部押圧手段)、25…臀部前方用のエアバッグ(臀部前方押上機構)、32…コントローラ(制御手段)、A…使用者、B…骨盤。

Claims (2)

  1. 背もたれ部及び座部を備えた椅子型をなしその少なくとも座部に押上機構を備えるとともに、該押上機構を制御して着座した使用者に対してストレッチを行う制御手段を備えたマッサージ機であって、
    前記押上機構として、前記座部に位置する左右対の臀部押上機構、及び前記臀部押上機構と重なるように配置されて前記座部前側に左右に亘って位置する臀部前方押上機構が備えられ、
    前記制御手段は、前記臀部押上機構及び前記臀部前方押上機構を互いに時間差を有して協調動作させて前記使用者のストレッチを行うべく制御し、
    前記押上機構として、さらに、前記背もたれ部に位置する左右対の腰部押上機構を備え、
    前記臀部前方押上機構の押上動作を含むストレッチは、前記臀部前方押上機構の押上動作を行いつつ、その所定時間後に前記腰部及び前記臀部押上機構の少なくとも一方の右側の押上動作を行う右側ひねり動作と、前記臀部前方押上機構の押上動作を行いつつ、その所定時間後に前記腰部及び前記臀部押上機構の少なくとも一方の左側の押上動作を行う左側ひねり動作とを組み合わせた動作により、前記使用者の骨盤部分に対するひねりとして実施されることを特徴とするマッサージ機。
  2. 背もたれ部及び座部を備えた椅子型をなしその少なくとも座部に押上機構を備えるとともに、該押上機構を制御して着座した使用者に対してストレッチを行う制御手段を備えたマッサージ機であって、
    前記押上機構として、前記座部に位置する左右対の臀部押上機構、及び前記臀部押上機構と重なるように配置されて前記座部前側に左右に亘って位置する臀部前方押上機構が備えられ、
    前記制御手段は、前記臀部押上機構及び前記臀部前方押上機構を互いに時間差を有して協調動作させて前記使用者のストレッチを行うべく制御し、
    前記押上機構として、さらに、前記背もたれ部に位置する左右対の腰部押上機構を備え、
    前記臀部前方押上機構の押上動作を含むストレッチは、前記臀部前方押上機構の押上動作と、前記腰部及び前記臀部押上機構の少なくとも一方の両側の押上動作とを時間差を以て交互に行うことで、前記使用者の骨盤部分に対する前傾・後傾として実施されることを特徴とするマッサージ機。
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