JP6049336B2 - マッサージ機 - Google Patents
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Description
このような構成とすることにより、対の第1マッサージ部材を離間して配置させることができ、第1マッサージ部材の左右方向内側部分を外側に向けて動作させることができる。従って、胴体背面における外側部分(例えば、胴体と腕部の付け根付近)をマッサージ可能であり、使用者の胸を十分に開くことができ、ストレッチ効果を高めることができる。また、背凭れ部自体の大型化を防止することができる。
このような構成とすることにより、簡単な構成で、使用者の胴体背面における外側部分を左右方向外方に向けて押圧することができる。従って、使用者の胸を十分に開くことができ、ストレッチ効果が高まる。
このような構成とすることにより、第1マッサージ部材を支持部材(例えば肘掛け部)に固定するために、保持部に固定端部を設ければ、エアセルには固定端部を設ける必要がない。従って、エアセルを支持部材に固定するビス等を必要とせず、支持部材に身体部位(例えば腕部)を載置した場合であっても、当該部位に不快感を与えることがない。
このような構成とすることにより、支持部材は、第1マッサージ部材を支持することができるとともに、使用者の腕部も支持することができる。
このような構成とすることにより、第1マッサージ部材による胴体背面における外側部分の押圧と、第2マッサージ部材による上腕部及び/又は肩部の側方又は略前方からの押圧と、が協働することにより、第1マッサージ部材の押圧により胴体全体が前方へ移動してしまうことを阻止し、使用者の胸をより効果的に開くことができるため、ストレッチ効果が更に高まる。
このような構成とすることにより、使用者の腰部付近を第3マッサージ部材で挟持することができる。従って、第1マッサージ部材の押圧により使用者の胴体全体が前方へ移動してしまうことを阻止し、使用者の胸をより効果的に開くことができるため、ストレッチ効果が更に高まる。
以下、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1を示す図である。図2は、背凭れ部4及び肘掛け部6を示す図である。図3は、座部3、背凭れ部4、及び肘掛け部6を示す図である。図4は、背パッド41を示す図である。図5は、座部3を示す図である。図6は、マッサージ機1の構成を示すブロック図である。また、図1は斜視図であり、図2は略前方から見た図であり、図3は図1に示す矢視aの方向(略上方)から見た図である。また、図1〜図3では、視認性を考慮して背パッド41の図示を省略している。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す起立状態のマッサージ機1の座部3に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
背凭れ部4は、座部3の下方に設けられ前後方向に伸縮する直動式の第1アクチュエータ9(図6参照)により、座部3に対して前後方向にリクライニング可能に構成されており、床面に対して略水平の状態と、座部3の座面3aに対して略垂直に起立した状態と、の間における任意の位置で停止できるようになっていることが好ましい。また、背凭れ部4は、前後方向に開口する開口部40aを有する背凭れ部本体40と、背凭れ部本体40の前方に配設され伸縮性を有するレザー等よりなる背パッド41(図4参照)と、により構成されている。背凭れ部本体40には、図6に示す昇降駆動部(昇降モータM1)を駆動させることにより、上下方向に延びる左右で対をなすガイドレール(図示せず)に沿って昇降し、図6に示す進退駆動部(進退モータM2)を駆動させることにより、前後方向に進退するマッサージ機構8が設けられていることが好ましい。
図1及び図5に示すとおり、座部3は、金属等よりなる硬質の座受け部30と、座受け部30の上部に設けられて使用者の臀部及び大腿部を支持するウレタン等よりなる軟質のクッション部31と、を有している。また、座部3の座面3aは前上がり傾斜状に形成されており、着座した使用者の重心は後方成分を有することとなる。そして、クッション部31の後部には、臀部に対応する左右で対をなすエアセルa5,a6が設けられており、クッション部31の前部には、大腿部に対応する左右で対をなすエアセルa7が設けられている。左右のエアセルa5,a6は、所定間隔を存して、それぞれ内側を固定端部a51,a61として外側が立上るよう構成されている。図1に示すとおり、クッション部31と各エアセルa5〜a7は、レザー等よりなるカバー部32により一体的に被覆されている。
フットレスト5は、座部3の下方に設けられ前後方向に伸縮する直動式の第2アクチュエータ10(図6参照)により、座部3に対して上下方向に回動可能に構成されており、膝を曲げて脚部を載置する垂下状態と、膝を伸ばして脚部を載置する上昇状態と、の間における任意の位置で停止できるようになっていることが好ましい。更に、フットレスト5は、図示しない伸縮機構により座部3に対して使用者の脚部の長手方向に沿って伸縮可能に構成されていることが好ましい。
肘掛け部6は、座部3の両側方に設けられており、座部3の下方を外方からカバーする側面パネル60と、側面パネル60の上部に一体的に設けられ使用者の前腕部を保持する前腕保持部61及び上腕部を保持する上腕保持部62と、を有している。上腕保持部62は、その上端部において回動軸(図示せず)を介して背凭れ部4の側面に連結されている。また、側面パネル60は、座部3の側方おいて脚フレーム7にガイド機構(図示せず)を介して移動可能に取り付けられている。従って、肘掛け部6は、背凭れ部4のリクライニングに追従して、上下方向に角度を変更しながら前後方向に移動することができる。また、前腕保持部61及び上腕保持部62には、複数のエアセルa1,a2,a4が設けられている。
図6に示すように、上述した各エアセルa1〜a9は、可撓性中空のエアチューブを介してポンプ13及びバルブ14等からなる給排気装置12に接続されている。この給排気装置12は座部3の下方に収容されており、同じく座部3の下方に収容された制御部15からの指示に従って駆動し、各エアセルa1〜a9への給排気を互いに独立して行うことができるようになっている。そして、制御部15からの指示により給排気装置12が駆動し、エアセルa1〜a9が膨張収縮することにより、使用者の各部位を押圧可能である。本実施形態では、各エアセルa1〜a9は、それぞれ独立系統として給排気装置12に接続されており、制御部15により独立して動作制御される。
動作パターン1は、第1マッサージ部材A1のみを動作させるパターンである。
図7(a)に示す背部用エアセルa1が収縮した状態から背部用エアセルa1を膨張させると、図7(b)に示すように胴体背面における外側部分が押圧される。このようにマッサージ部材A1を動作させることにより、使用者の胸を開いてストレッチ効果を得ることができる。そして、背部用エアセルa1の膨張収縮を繰り返すことにより、胴体の筋肉を緊張・弛緩させることができ、ストレッチ効果を更に高めることができる。
動作パターン2は、第1マッサージ部材A1と第2マッサージ部材A2を協働させるパターンである。
図8(a)に示す背部用エアセルa1及び保持用エアセルa2が収縮した状態から保持用エアセルa2を膨張させると、図8(b)に示すように使用者の上腕部及び/又は肩部が側方又は略前方から押圧され、保持用エアセルa2と背凭れ部4の間で胴体が保持される。続いて、図8(c)に示すように、保持用エアセルa2の膨張状態を維持させた状態で背部用エアセルa1を膨張させる。
動作パターン3は、第1マッサージ部材A1と第3マッサージ部材A3を協働させるパターンである。
図9(a)に示す背部用エアセルa1及び腰部用エアセルa3が収縮した状態から腰部用エアセルa3を膨張させると、図9(b)に示すように使用者の胴体(腰部)が両側方から挟持され、背凭れ部4に胴体が保持される。続いて、図9(c)に示すように、腰部用エアセルa3の膨張状態を維持させた状態で背部用エアセルa1を膨張させる。
動作パターン4は、第1マッサージ部材A1とマッサージ機構8を協働させるパターンである。
図10(a)に示す背部用エアセルa1が収縮した状態から背部用エアセルa1を膨張させると、図10(b)に示すように胴体背面における外側部分が押圧される。そうすると、使用者の胸が開いた状態となる。続いて、図10(c)に示すように、背部用エアセルa1の膨張状態を維持させた状態で、マッサージ機構8を動作させる。マッサージ機構8の動作としては、例えば、進退モータM2の駆動による前進動作であることが好ましい。
以下、本発明の他の実施形態に係るマッサージ機70の構成について説明する。図11は、本発明の他の実施形態に係るマッサージ機70の背凭れ部4を示す図である。図11は略前方から見た図であり、視認性を考慮して背パッド41の図示を省略している。なお、先に説明した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、第1マッサージ部材A1を支持する支持部材として、背凭れ部4の左右両側から外側方に向かって突出した突出部71により構成してもよい。この突出部71の前面71aは、背凭れ部4の前面(すなわち背パッド41の前面)と略面一を形成している。また、突出部71は、外側端部に側壁71bを有しており、側壁71bには第2マッサージ部材A2としての保持用エアセルa2が設けられている。また、第3マッサージ部材A3である腰部用エアセルa3は、背パッド41ではなく、背凭れ部本体40に設けられている。
例えば、マッサージ機は、フットレスト5は備えていなくてもよいし、背凭れ部4とフットレスト5は座部3に対して固定的なものであってもよい。また、座部3とフットレスト5は、マッサージ部材(エアセルa5〜a9)を備えていなくてもよい。また、保持部63の固定端部63aは、底壁62aではなく、上腕保持部62の側壁62bに設けてもよい。また、第1マッサージ部材A1は、保持部63を省略して背部用エアセルa1のみで構成してもよい。この場合は、背部用エアセルa1の外側端部を、肘掛け部6(より具体的には上腕保持部62)又は突出部71の前面71aに固定すればよい。
4 背凭れ部
6 肘掛け部(支持部材)
63 保持部
63a 固定端部
63b 自由端部
a1 背部用エアセル
a2 保持用エアセル
a3 腰部用エアセル
A1 第1マッサージ部材
A2 第2マッサージ部材
A3 第3マッサージ部材
Claims (6)
- 使用者が凭れる背凭れ部と、
使用者の胴体背面における外側部分を押圧する左右対の第1マッサージ部材と、
前記背凭れ部の外側方に位置し、前記第1マッサージ部材を支持する支持部材と、
を有し、
前記第1マッサージ部材は、左右方向外側が前記支持部材に固定された固定端部とし、左右方向内側が前方へ動作する自由端部として構成されていることを特徴とするマッサージ機。 - 前記第1マッサージ部材は、エアの給排気により膨張収縮するエア式マッサージ器であり、左右方向外側を支点として内側が前方へ動作するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
- 前記第1マッサージ部材は、エアセルと、当該エアセルを保持する保持部と、を有し、
前記エアセルは、前記保持部を介して前記支持部材に支持されていることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。 - 前記支持部材は、使用者の腕部を載置することができる肘掛け部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
- 使用者の上腕部及び/又は肩部を側方又は略前方から押圧する左右対の第2マッサージ部材を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
- 前記第1マッサージ部材の下方に設けられ、使用者の胴体外側面を押圧する左右対の第3マッサージ部材を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。
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