JP7403701B2 - 椅子式マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、椅子式マッサージ機に関する。
従来、被施療者の下腿部及び足をマッサージするオットマンを備えた椅子式マッサージ機が知られている。オットマンは、椅子式マッサージ機の座部に座る被施療者の下腿部及び足を収容するため、前後方向にある程度の幅を要する。そのため、椅子式マッサージ機の前後方向のサイズがオットマンの前後幅分大きくなり、椅子式マッサージ機の梱包又は運搬がし難くなる。
なお、本発明に関連する従来技術の一例として、たとえば特許文献1は、オットマンでのマッサージを使用しない場合に該オットマンが被施療者の邪魔にならないようにするため、座部の下部空間にオットマンを収納可能なマッサージ椅子を開示している。
特開2007-75590号公報
しかしながら、座部の下部空間には、制御基板及びエアポンプなどの様々な部材が配置される。そのため、オットマンを収納する空間を座部の下部に確保することは難しい。また、梱包又は運搬時などの不使用時にオットマンを取り外すことも考えられるが、椅子式マッサージ機の使用時にオットマンを組み立て直す必要がある。この場合、組み立てに時間が掛かるし、組み立て作業時のミスにより動作不良が生じる虞がある。
本発明は、上記の状況を鑑みて、不使用時においてオットマンによる椅子式マッサージ機の前後方向サイズの増大を防止できるとともに、オットマンを容易に組み立てできる椅子式マッサージ機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様による椅子式マッサージ機は、被施療者の臀部を支持する座部と、被施療者の下腿部を収容するオットマンと、座部に一方端部が接続され、前記オットマンに他方端部が接続されたシャフトと、を備え、シャフトの他方端部は、座部よりも上側に移動可能であり、オットマンは、シャフトに対して、左右方向と平行な第1回転軸を中心として回転可能である構成(第1の構成)とされる。
上記第1の構成の椅子式マッサージ機は、前記オットマンは、前記座部の上部空間に配置可能である構成(第2の構成)であってもよい。
上記第1又は第2の構成の椅子式マッサージ機は、座部は、シャフトを引き出し可能に収容する収容部材を有する構成(第3の構成)であってもよい。
上記第3の構成の椅子式マッサージ機は、座部は、収容部材に収容されるとともに該収容部材が延びる方向に移動可能であるスライダーをさらに有し、スライダーは、シャフトの一方端部を軸支する軸支部を有し、シャフトは、軸支部を通り且つ左右方向と平行な第2回転軸を中心として回転可能である構成(第4の構成)であってもよい。
上記第3又は第4の構成の椅子式マッサージ機は、収容部材は、左右方向と直交する方向に延びる構成(第5の構成)であってもよい。
或いは、上記第1又は第2の構成の椅子式マッサージ機は、座部は、シャフトの一方端部を軸支するリンク部を有し、シャフトは、前記リンク部を通り且つ左右方向と平行な第3回転軸を中心として回転可能である構成(第6の構成)であってもよい。
上記第6の構成の椅子式マッサージ機は、シャフトは、該シャフトが延びる方向に伸縮可能である構成(第7の構成)であってもよい。
本明細書の開示によれば、不使用時においてオットマンによる椅子式マッサージ機の前後方向サイズの増大を防止できるとともに、オットマンを容易に組み立てできる椅子式マッサージ機を提供することができる。
椅子式マッサージ機の構成例を示す斜視図 第1実施形態におけるマッサージ機の側面図 マッサージ機の動作を制御する制御系を示すブロック図 短縮時におけるスライド機構の構成例を示す斜視図 伸長時におけるスライド機構の構成例を示す斜視図 第1実施形態において本体部の前側にオットマンを引き出した状態の一例を示す概念図 第1実施形態において座部の上部空間にオットマンを移動させた状態の一例を示す概念図 第1実施形態の第1変形例においてマッサージ機の使用時におけるオットマンの配置の一例を示す概念図 第1実施形態の第1変形例においてオットマンを上側に引き出した状態の一例を示す概念図 第1実施形態の第1変形例において座部の上部空間にオットマンを移動させた状態の一例を示す概念図 第1実施形態の第2変形例においてマッサージ機の使用時におけるオットマンの配置の一例を示す概念図 第1実施形態の第2変形例においてオットマンを上側に引き出した状態の一例を示す概念図 第1実施形態の第2変形例において座部の上部空間にオットマンを移動させた状態の一例を示す概念図 第2実施形態においてマッサージ機の使用時におけるオットマンの配置の一例を示す概念図 第2実施形態において本体部の前側にオットマンを引き上げた状態の一例を示す概念図 第2実施形態において座部の上部空間にオットマンを移動させた状態の一例を示す概念図 第2実施形態におけるオットマンの移動の他の一例を示す概念図 第2実施形態の変形例においてマッサージ機の使用時におけるオットマンの配置の一例を示す概念図 第2実施形態の変形例において座部の上部空間にオットマンを移動させた状態の一例を示す概念図
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、椅子式マッサージ機100の構成例を示す斜視図である。なお、図1では、後述する本体フレーム1001を図示するために、後述する座部101及びオットマン103のクッション部分などの外装、座部101の左右両側に立設されるベース部、被施療者の前腕部及び手を支持する肘掛け部などの図示を省略している。この図示の省略は、後述する図2及び図5A~図10Bでも同様である。
以下では、椅子式マッサージ機100を「マッサージ機100」と称する。また、以下の説明において、後述する背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者から見て前側(正面側)を「前側」といい、背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者から見て後側(背面側)を「後側」という。また、背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者から見て上側(頭側)を「上側」といい、背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者から見て下側(脚側)を「下側」という。また、背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者から見て右側を「右側」といい、背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者から見て左側を「左側」という。
<1.第1実施形態>
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態を説明する。図2は、第1実施形態におけるマッサージ機100の側面図である。
<1-1.マッサージ機>
マッサージ機100は、座部101と、背凭れ部102と、オットマン103と、オットマン駆動機構104と、を備える。背凭れ部102、オットマン103、並びにオットマン駆動機構104は、座部101を有するマッサージ機100の本体部に取り付けられる。
座部101は、マッサージ機100に着座した被施療者の臀部及び太腿部を支持する。座部101は、左右方向に延びる前フレーム1011と、前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム1012と、を有する。前フレーム1011及び左右一対のサイドフレーム1012は、本体フレーム1001の一部であり、座部101の骨格である。なお、本体フレーム1001は、マッサージ機100の本体部の骨格である。前フレーム1011の左右方向における両端部はそれぞれ、サイドフレーム1012の前端部に接続される。
また、座部101には、スライド機構1013L及び1013Rが設けられる。スライド機構1013L及び1013Rは、マッサージ機100の本体部に対してオットマン103を前後方向に移動可能に支持する。第1実施形態では、スライド機構1013L及び1013Rは、左右一対のサイドフレーム1012にそれぞれ取り付けられる。スライド機構1013L及びスライド機構1013Rの構成は、第1実施形態では左右対称であること以外では、互いに同様である。以下では、スライド機構1013L及び1013Rをスライド機構1013と総称することがある。
第1実施形態では、スライド機構1013によりマッサージ機100の本体部からオットマン103を引き出して、オットマン103を座部101よりも上側且つ座部101の前端部よりも後側に移動可能である。つまり、オットマン103を座部101の上部空間に配置することができる。そのため、マッサージ機100の不使用時において、マッサージ機100の前後方向サイズがオットマン103の設置により増大することを防止できる。従って、たとえば、マッサージ機100の梱包又は運搬などが容易となる。さらに、マッサージ機100の使用時には、オットマン103を容易に組み立てることもできる。なお、第1実施形態では、オットマン103の全部が、座部101の上部空間に配置可能である。但し、この例示に限定されず、オットマン103の一部が座部101の上部空間に配置可能であってもよい。また、スライド機構1013の構成、及び、オットマン103を上述のように移動させる機構は、後に説明する。
背凭れ部102は、座部101に対して立設され、マッサージ機100に着座した被施療者の頭、胴部(たとえば肩、腰、及び背中)などを支持する。背凭れ部102は、左右方向と平行なリクライニング回転軸(図示省略)を中心として回転可能に、座部101の後端に取り付けられている。背凭れ部102は、リクライニング回転軸を中心とする回動により、後側に倒すことが可能である。たとえばマッサージ機100を梱包・運搬する際、背凭れ部102を後ろ方向に倒しておくことで、マッサージ機100の上下方向のサイズをより小さくすることができる。
背凭れ部102には、施療ユニット1021が設けられる。施療ユニット1021は、被施療者の背中を施療する。施療ユニット1021は、背凭れ部102に設けられた施療ユニット用係合部1022と係合し、背凭れ部102の長手方向に昇降可能である。施療ユニット1021は、たとえば、施療子(図示省略)と、施療子に揉み動作を行わせる揉み駆動機構(図示省略)と、施療子にたたき動作を行わせるたたき駆動機構(図示省略)と、を有する。
オットマン103は、被施療者の下腿部及び足を収容する。オットマン103には、エアバッグ(図示省略)が設けられる。該エアバッグの膨縮によって、被施療者の下腿部及び足がマッサージされる。
オットマン103は、左右一対の第1リンク部1031L,1031Rを有する。第1実施形態では、第1リンク部1031Lは、オットマン103の後端部且つ上端部の左側に設けられ、スライド機構1013Lに連結される。第1リンク部1031Rは、オットマン103の後端部且つ上端部の右側に設けられ、スライド機構1013Rに連結される。なお、以下では、第1リンク部1031L,1031Rを第1リンク部1031と総称することがある。なお、第1リンク部1031の詳細は、後に説明する。
オットマン駆動機構104は、オットマン103の後端部に当接して押圧可能である。オットマン駆動機構104は、オットマン103の後端部を支持し、マッサージ機100を使用する際にはオットマン103を持ち上げて回動させることができる。オットマン駆動機構104は、アーム1041と、ローラ1042と、アクチュエータ1043と、を有する。アーム1041の一方端部は、前フレーム1011に回転可能に取り付けられる。アーム1041の他方端部には、ローラ1042が回転可能に配置されている。ローラ1042は、オットマン103の後端部に転動可能に当接する。アクチュエータ1043は、アーム1041を回動させることができる。アクチュエータ1043により、アーム1041は、駆動回転軸(図示省略)を中心に回転可能である。駆動回転軸は、アーム1041の一方端部を通り、左右方向と平行である。
このほか、マッサージ機100は、図示を省略したベース部及び肘掛け部を備える。ベース部及び肘掛け部は、本体フレーム1001の左右方向の両端部に着脱可能に取り付けられている。たとえばマッサージ機100を梱包・運搬する際には、ベース部及び肘掛け部は、本体フレーム1001から取り外される。こうすれば、梱包・運搬時などにおけるマッサージ機100の左右方向のサイズをより小さくすることができる。
<1-1-1.マッサージ機の制御系>
次に、マッサージ機100の制御系の構成例を説明する。図3は、マッサージ機100の動作を制御する制御系を示すブロック図である。
マッサージ機100は、操作部201と、記憶部202と、制御部203と、駆動回路204a~204dと、アクチュエータ群205と、エアポンプ206と、電磁弁群207と、をさらに備える。
操作部201は、被施療者などの操作入力を受け付け、該操作入力に基づく信号を制御部203に出力する。
記憶部202は、電力供給が停止しても記憶した情報を保持する非一過性の記憶媒体である。記憶部202は、たとえば、制御部203がマッサージ機100の動作を制御するために必要なプログラム及びデータを記憶している。
制御部203は、マッサージ機100の動作を制御する。たとえば、制御部203は、駆動回路204aを介してアクチュエータ群205を制御する。制御部203は、駆動回路204bを介してエアポンプ206を制御する。制御部203は、駆動回路204cを介して、電磁弁群207を制御する。制御部203は、駆動回路204dを介して、施療ユニット1021を制御する。
アクチュエータ群205は、複数のアクチュエータを含む。たとえば、アクチュエータ群205は、背凭れ部102を回動させる背凭れ部用アクチュエータ、オットマン駆動機構104のアクチュエータ1043などを含む。
電磁弁群207は、複数の電磁弁を含む。複数の電磁弁のうちの一部は、エアポンプ206と、マッサージ機100に設けられるエアバッグ群との間に設けられ、両者間の連通/遮断を切り替える。なお、エアバッグ群は、たとえば、肘掛け部に設けられるエアバッグ、オットマン103に設けられるエアバッグなど含む。また、複数の電磁弁のうちの他の一部は、エアバッグ群と、外部との間に設けられ、両者間の連通/遮断を切り替える。たとえば、一部の電磁弁によりエアポンプ206とエアバッグとが連通すると、エアポンプ206から電磁弁を介してエアバッグ空気が供給されることによりエアバッグが膨張する。一方、他の一部の電磁弁の動作により外部とエアバッグとが連通すると、エアバッグ内の空気が電磁弁を介して外部に開放される。これにより、エアバッグ内の空気が開放され、エアバッグが収縮する。また、各々の電磁弁の動作により、エアバッグがエアポンプ206とも外部とも連通しなくなると、エアバッグ内の空気量が保持される。
<1-1-2.スライド機構>
次に、図4A及び図4Bを参照して、スライド機構1013を説明する。図4Aは、短縮時におけるスライド機構1013の構成例を示す斜視図である。図4Bは、伸長時におけるスライド機構1013の構成例を示す斜視図である。なお、図4A及び図4Bでは、内部の構造を見易くするため、後述するレール1の外側壁部1dを透明表示している。
スライド機構1013は、図4A及び図4Bに示すように、レール1と、スライダー2と、シャフト3と、で構成される。たとえば、座部101は、レール1と、スライダー2と、を有する。また、マッサージ機100は、シャフト3をさらに備える。
レール1は、シャフト3を引き出し可能に収容する収容部材であり、左右方向と直交する第1方向に延びる。たとえば、第1実施形態(図2など参照)では、第1方向は、前後方向を方向成分として含む方向である。レール1は、サイドフレーム1012に取り付けられ、サイドフレーム1012に沿って延びる。
レール1は、上壁部1aと、下壁部1bと、内側壁部1cと、外側壁部1dと、を有する。上壁部1a及び下壁部1bは、第1方向に長手方向を有し且つ第2方向に短手方向を有する板状である。なお、第2方向は、第1方向と垂直な方向であり、第1実施形態(図2など参照)では左右方向と平行である。内側壁部1c及び外側壁部1dはそれぞれ、第1方向に長手方向を有し且つ第3方向に短手方向を有する板状である。なお、第3方向は、第1方向及び第2方向の両方と垂直な方向であり、第1実施形態(図2など参照)上下方向を方向成分として含む方向である。内側壁部1cは、上壁部1a及び下壁部1bの第2方向一方側の端部同士を接続する。外側壁部1dは、上壁部1a及び下壁部1bの第2方向他方側の端部同士を接続する。
また、レール1は、ストッパ11と、貫通孔12と、をさらに有する。ストッパ11は、レール1内側の第1方向一方側の部分に配置され、スライダー2の第1方向一方側への移動を制限する。第1実施形態では、ストッパ11は、下壁部1bの内面の第1方向一方側端部に設けられている。貫通孔12は、上壁部1aの第1方向一方側の部分に形成され、上壁部1aを第3方向に貫通する。
スライダー2は、レール1の内部に収容され、レール1が延びる第1方向に移動可能である。スライダー2は、ローラ21と、当接部22と、軸支部23と、を有する。ローラ21は、上壁部1a及び下壁部1b間において上壁部1a又は下壁部1bの内面を第1方向に転動可能である。ローラ21の転動により、スライダー2は第1方向に移動可能である。当接部22は、ストッパ11と当接することにより、第1方向一方側に移動するスライダー2がレール1から外れることを防止する。軸支部23は、スライダー2の第1方向一方側端部に設けられ、シャフト3の一方端部を軸支する。
シャフト3は、直線的に延びる棒状である。シャフト3の一方端部は、上述の如く、座部101の軸支部23に回転可能に接続されている。シャフト3の他方端部は、レール1の第1方向一方側端部よりも第1方向一方側にあり、オットマン103に設けられた第1リンク部1031により軸支される。第1リンク部1031の軸支によって、オットマン103は、シャフト3に対して、第1回転軸Ax1を中心として回転可能である。なお、第1回転軸Ax1は、第1リンク部1031を通り、第2方向(図2では左右方向)と平行である。
また、シャフト3は、図4Bのようにレール1から引き出された際、軸支部23の軸支によって、スライダー2に対して第2回転軸Ax2を中心として回転可能である。つまり、シャフト3は、座部101に対して、第2回転軸Ax2を中心として回転可能である。なお、第2回転軸Ax2は、軸支部23を通り、第2方向と平行である。
スライダー2の第1方向他方側端部がレール1の第1方向他方側の部分にある時、シャフト3の他方端部以外は、レール1内に収容される。スライダー2が第1方向一方側に移動すると、シャフト3は、レール1から第1方向一方側に引き出される。スライダー2の軸支部23がレール1の第1方向一方側端部よりも第1方向一方側に移動すると、シャフト3全体が、レール1よりも第1方向一方側に引き出される。
シャフト3は、レール1に固定可能な被固定部31を有する。第1実施形態では、被固定部31は、第3方向一方側を向く面から第3方向他方側に凹むネジ穴(符号省略)を有し、シャフト3の第1方向一方側の部分に配置される。図4Aに示すように、ネジ310をレール1の貫通孔12を通じて被固定部31のネジ穴に螺合することにより、シャフト3をレール1に固定できる。なお、レール1に対するシャフト3の固定は、この例示に限定されない。たとえば、シャフト3はレール1に対して、レール1の貫通孔12を通じて被固定部31の開口にピンが挿通されることにより固定されてもよい。或いは、レール1及びシャフト3のうちの一方に設けられた凸部が他方に設けられた凹部に嵌まることにより、レール1に対してシャフト3が固定されてもよい。
<1-1-3.不使用時におけるオットマンの移動>
次に、図2及び図5A~図5Bを参照して、第1実施形態での、梱包・運搬時などのマッサージ機100の不使用時におけるオットマン103の移動例を説明する。図5Aは、第1実施形態において本体部の前側にオットマン103を引き出した状態の一例を示す斜視図である。図5Bは、第1実施形態において座部101の上部空間にオットマン103を移動させた状態の一例を示す斜視図である。
まず、図2において、ネジ310の螺合を解除して、スライド機構1013のスライダー2及びシャフト3を移動可能にする。
次に、図5Aに示すように、マッサージ機100の本体部に対してオットマン103を前側に移動させることにより、レール1からシャフト3を前側に引き出す。これにより、スライダー2の軸支部23をレール1の前端部よりも前側まで移動させる。
次に、第2回転軸Ax2を中心としてスライダー2に対してシャフト3を右側から左側を見て反時計回りに回転させる。これにより、オットマン103を座部101よりも上側に移動させることができる。そして、さらに、第1回転軸Ax1を中心としてシャフト3に対してオットマン103を右側から左側を見て反時計回りに回転させる。これにより、オットマン103を座部101よりもさらに上側に移動させることができるとともに、図5Bに示すように、オットマン103を座部101の前端部よりも後側に移動させることができる。この際、背凭れ部102の前面がオットマン103の移動を妨げなければ、オットマン103を座部101の上面に載せることも可能である。
<1-1-4.使用時におけるオットマンの設置>
図2及び図5A~図5Bを参照して、第1実施形態での、使用時におけるオットマン103の設置例を説明する。この際のオットマン103の移動は、上述とは逆の手順で実施できる。
たとえば、図5Bに示す状態のオットマン103を、第1回転軸Ax1を中心としてシャフト3に対して右側から左側を見て時計回りに回転させる。さらに、第2回転軸Ax2を中心としてスライダー2に対してシャフト3を右側から左側を見て時計回りに回転させる。これらにより、図5Aに示すように、シャフト3の長手方向をレール1の長手方向と平行にできる。
次に、図5Aに示す状態のオットマン103をマッサージ機100の本体部に向かって後側に移動させることにより、レール1に対してスライダー2を後側に移動させる。これにより、図2に示すように、シャフト3をレール1内に収容する。そして、たとえば、ネジ310をレール1の貫通孔12を通じて被固定部31のネジ穴に螺合することにより、レール1にシャフト3を固定する。これにより、スライド機構1013を伸縮不能にすることができる。
<1-2.第1実施形態の第1変形例>
上述の第1実施形態では、スライド機構1013は、横置きされていた。但し、この例示に限定されず、スライド機構1013は、縦置きされてもよい。以下では、図6A~図6Cを参照して、第1実施形態の第1変形例を説明する。なお、第1変形例では、第1実施形態と異なる構成を説明する。また、第1実施形態と同様の要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図6Aは、第1実施形態の第1変形例においてマッサージ機100の使用時におけるオットマン103の配置の一例を示す概念図である。図6Bは、第1実施形態の第1変形例においてオットマン103を上側に引き出した状態の一例を示す概念図である。図6Cは、第1実施形態の第1変形例において座部101の上部空間にオットマン103を移動させた状態の一例を示す概念図である。なお、図6A~図6Cは、左側から右側を見たマッサージ機100の側面図である。
<1-2-1.スライド機構>
第1実施形態の第1変形例において、スライド機構1013の構成は、その長手方向が上下方向に延びること以外は、第1実施形態と同様である。たとえば、第1実施形態の第1変形例において、スライド機構1013の第1方向は、マッサージ機100の上下方向と平行である。スライド機構1013の第2方向は、マッサージ機100の左右方向と平行である。スライド機構1013の第3方向は、マッサージ機100の前後方向と平行である。
<1-2-2.不使用時におけるオットマンの移動>
次に、第1実施形態の第1変形例での、梱包・運搬時などのマッサージ機100の不使用時におけるオットマン103の移動例を説明する。
まず、図6Aにおいて、ネジ310の螺合を解除して、スライド機構1013のスライダー2及びシャフト3を移動可能にする。
次に、図6Bに示すように、オットマン103を上側に持ち上げて、レール1からシャフト3を上側に引き出し、スライダー2の軸支部23をレール1の上端部よりも上側まで移動させる。これにより、シャフト3の他方端部及び第1リンク部1031を座部101よりも上側に移動させることができる。
次に、第1回転軸Ax1を中心としてシャフト3に対してオットマン103を右側から左側を見て反時計回りに回転させる。これにより、図6Cに示すように、オットマン103の一部を座部101の前端部よりも後側に移動させることができる。そして、さらに、第2回転軸Ax2を中心としてスライダー2に対してシャフト3を右側から左側を見て反時計回りに回転させる。これにより、オットマン103をさらに後方向に移動させ、オットマン103の全部を座部101の前端部よりも後側に移動させることができる。これらの際、背凭れ部102の前面がオットマン103の移動を妨げなければ、オットマン103を座部101の上面に載せることも可能である。
<1-2-3.使用時におけるオットマンの設置>
第1実施形態の第1変形例での、使用時におけるオットマン103の設置例を説明する。この際のオットマン103の移動は、上述とは逆の手順で実施できる。
たとえば、図6Cに示す状態において、第2回転軸Ax2を中心としてスライダー2に対してシャフト3を右側から左側を見て時計回りに回転させる。さらに、第1回転軸Ax1を中心としてシャフト3に対して右側から左側を見て時計回りにオットマン103を回転させる。これにより、図6Bに示すように、オットマン103を座部101の前端部よりも前側に移動できるとともに、シャフト3の長手方向をレール1の長手方向と平行にできる。
さらに、図6Bに示す状態のオットマン103を下側に移動させることにより、レール1に対してスライダー2を下側に移動させる。これにより、図6Aに示すように、シャフト3をレール1内に収容する。そして、たとえば、ネジ310をレール1の貫通孔12を通じて被固定部31のネジ穴に螺合することにより、レール1にシャフト3を固定する。これにより、スライド機構1013を伸縮不能にすることができる。
<1-3.第1実施形態の第2変形例>
上述の第1実施形態の第1変形例では、スライド機構1013は、スライダー2を有していた。但し、この例示に限定されず、スライド機構1013は、スライダー2を有していなくてもよい。以下では、図7A~図7Cを参照して、第1実施形態の第2変形例を説明する。なお。第2変形例では、第1実施形態の第1変形例とは異なる構成を説明する。また、第1実施形態及びその第1変形例と同様の要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図7Aは、第1実施形態の第2変形例においてマッサージ機100の使用時におけるオットマン103の配置の一例を示す概念図である。図7Bは、第1実施形態の第2変形例においてオットマン103を上側に引き出した状態の一例を示す概念図である。図7Cは、第1実施形態の第2変形例において座部101の上部空間にオットマン103を移動させた状態の一例を示す概念図である。なお、図7A~図7Cは、左側から右側を見たマッサージ機100の側面図である。
<1-3-1.スライド機構>
第1実施形態の第2変形例において、スライド機構1013は、スライダー2を有していない。そのため、ローラ21がシャフト3に設けられ、レール1内において、ローラ21の転動により、シャフト3は第1方向に移動可能であってもよい。或いは、シャフト3にはローラ21が設けられず、レール1内において、シャフト3は第1方向に摺動可能であってもよい。また、シャフト3には、当接部22が設けられる。当接部22は、第1方向一方側に移動するシャフト3がレール1から外れることを防止する。なお、第1実施形態の第2変形例において、スライド機構1013の第1方向は、マッサージ機100の上下方向と平行である。スライド機構1013の第2方向は、マッサージ機100の左右方向と平行である。スライド機構1013の第3方向は、マッサージ機100の前後方向と平行である。
<1-3-2.不使用時におけるオットマンの移動>
次に、第1実施形態の第2変形例での、梱包・運搬時などのマッサージ機100の不使用時におけるオットマン103の移動例を説明する。まず、図7Aにおいて、ネジ310の螺合を解除して、レール1に対してシャフト3を移動可能にする。そして、オットマン103を上側に持ち上げて、レール1からシャフト3を上側に引き出し、図7Bに示すように、スライダー2の軸支部23をレール1の上端部よりも上側まで移動させる。さらに、第1回転軸Ax1を中心としてシャフト3に対してオットマン103を右側から左側を見て反時計回りに回転させる。これにより、図7Cに示すように、オットマン103を座部101の上部空間に移動させることができる。
<1-3-3.使用時におけるオットマンの設置>
次に、第1実施形態の第2変形例での、使用時におけるオットマン103の設置例を説明する。この際のオットマン103の移動は、上述とは逆の手順で実施できる。たとえば、図7Cに示す状態のオットマン103を、第1回転軸Ax1を中心としてシャフト3に対して右側から左側を見て時計回りに回転させる。さらに、図7Bに示す状態のオットマン103を下側に移動させることにより、レール1に対してシャフト3を下側に移動させ、図7Aに示すように、シャフト3をレール1内に収容する。そして、ネジ310をレール1の貫通孔12を通じて被固定部31のネジ穴に螺合する。これにより、レール1にシャフト3を固定して、スライド機構1013を伸縮不能にすることができる。
<1-4.第1実施形態のまとめ>
以上に説明した、第1実施形態とその第1及び第2変形例とでは、(椅子式)マッサージ機100は、被施療者の臀部を支持する座部101と、被施療者の下腿部を収容するオットマン103と、座部101に一方端部が接続されたシャフト3と、を備える。オットマン103には、シャフト3の他方端部を軸支する第1リンク部1031が設けられる。シャフト3の他方端部は、座部101よりも上側に移動可能である。オットマン103は、シャフト3に対して、第1回転軸Ax1を中心として回転可能である。なお、第1回転軸Ax1は、第1リンク部1031を通り、左右方向と平行である。
こうすれば、シャフト3の他方端部を座部101よりも上側まで移動させた状態で、第1回転軸Ax1を中心としてオットマン103をシャフト3に対して回転させることにより、オットマン103を座部101よりも上側且つ座部101の前端部よりも後方に移動させることができる。つまり、オットマン103を座部101の上部空間に配置できる。従って、梱包又は運搬などのマッサージ機100の不使用時において、マッサージ機100の前後方向サイズがオットマン103の設置により増大することを防止できる。よって、たとえば、マッサージ機100の梱包又は運搬などが容易となる。さらに、マッサージ機100の使用時には、オットマン103を容易に組み立てることもできる。
座部101は、シャフト3を引き出し可能に収容するレール1(収容部材)を有する。
こうすれば、マッサージ機100の本体部からオットマン103を引き出してから、オットマン103を座部101の上部に移動できる。従って、オットマン103を座部101の上部空間に配置し易くなる。
座部101は、スライダー2をさらに有する。スライダー2は、レール1(収容部材)に収容されるとともに、該レール1(収容部材)が延びる第1方向に移動可能である。スライダー2は、シャフト3の一方端部を軸支する軸支部23を有する。シャフト3は、座部101に対して、第2回転軸Ax2を中心として回転可能である。第2回転軸Ax2は、軸支部23を通り、左右方向と平行である。
こうすれば、第1回転軸Ax1及び第2回転軸Ax2を中心とする2箇所での回転により、マッサージ機100の本体部から引き出したオットマン103を座部101の前端部からより後方に移動させることができる。従って、オットマン103全体を座部101の上部空間に配置し易くなるので、梱包又は運搬などのマッサージ機100の不使用時において、マッサージ機100の前後方向サイズがオットマン103の設置により増大することをより確実に防止できる。従って、たとえば、マッサージ機100の梱包又は運搬が、よりし易くなる。
レール1(収容部材)は、左右方向と直交する方向に延びる。
こうすれば、スライド機構1013をコンパクトに配置できる。たとえば、レール1を含むスライド機構1013を図2及び図5A~図5Bのように横置きすることにより、座部101と平行にスライド機構1013を配置できる。或いは、レール1を含むスライド機構1013を図6A~図7Cのように縦置きすることにより、座部101と平行にスライド機構1013を配置できる。
<2.第2実施形態>
次に、図8A~図8Cを参照して、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、スライド機構1013に代えて、第2リンク部1014La,1014Raと、左右一対のシャフト3La,3Raとが設けられる。そして、第1リンク部1031La,1031Raと第2リンク部1014La,1014Raとが、左右一対のシャフト3La,3Raによりそれぞれ接続される。以下では、第1実施形態とその第1及び第2変形例と異なる構成を説明する。また、第1実施形態とその第1及び第2変形例と同様の要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図8Aは、第2実施形態においてマッサージ機100の使用時におけるオットマン103の配置の一例を示す概念図である。図8Bは、第2実施形態において本体部の前側にオットマン103を引き上げた状態の一例を示す概念図である。図8Cは、第2実施形態において座部101の上部空間にオットマン103を移動させた状態の一例を示す概念図である。なお、図8A~図8Cは、左側から右側を見たマッサージ機100の側面図である。
オットマン103の後端部且つ下端部の左側には、第1リンク部1031Laが設けられる。オットマン103の後端部且つ下端部の右側には、第1リンク部1031Raが設けられる。なお、以下では、第1リンク部1031La,1031Raを第1リンク部1031aと総称することがある。
座部101には、第2リンク部1014La,1014Raが設けられる。第2実施形態では、第2リンク部1014Laは、前フレーム1011の左端部に設けられる。第2リンク部1014Raは、前フレーム1011の右端部に設けられる。なお、以下では、第2リンク部1014La,1014Raを第2リンク部1014aと総称することがある。
また、マッサージ機100は、左右一対のシャフト3La,3Raを備える。シャフト3La,3Raの一方端部はそれぞれ、第3回転軸Ax3を中心として、第2リンク部1014La,1014Raにより回転可能に軸支される。なお、第2実施形態において、第3回転軸Ax3は、左右一対の第2リンク部1014La,1014Raを通り、左右方向と平行である。シャフト3La,3Raの他方端部はそれぞれ、第1リンク部1031La,1031Raにより、第1回転軸Ax1を中心として回転可能に軸支される。シャフト3La,3Raには、左右方向に貫通する貫通孔32La,32Raがそれぞれ形成される。なお、以下では、シャフト3La,3Raをシャフト3aと総称することがある。また、貫通孔32La,32Raを貫通孔32aと総称することがある。
また、オットマン103は、シャフト3La,3Raが固定可能な左右一対の被固定部1032La,1032Raを有する。被固定部1032La,1032Raによるシャフト3La,3Raの固定構造は、左右対称であること以外は同じである。なお、以下では、被固定部1032La,1032Raを被固定部1032aと総称することがある。たとえば、第2実施形態では、貫通孔32aを通じて被固定部1032aが有するネジ穴(符号省略)にネジ320aが螺合されることで、左右一対のシャフト3aは、オットマン103の左右両側の後端部に配置される。
貫通孔32aを通じてネジ320aを被固定部1032aのネジ穴に螺合することにより、図8Aに示すように、シャフト3aをオットマン103に固定できる。なお、オットマン103に対するシャフト3aの固定は、この例示に限定されない。たとえば、シャフト3aはオットマン103に対して、貫通孔32aを通じて被固定部31aの開口にピンが挿通されることにより固定されてもよい。或いは、シャフト3a及びオットマン103のうちの一方に設けられた凸部が他方に設けられた凹部に嵌まることにより、オットマン103に対してシャフト3aが固定されてもよい。
<2-1.不使用時におけるオットマンの移動>
次に、第2実施形態での、梱包・運搬時などのマッサージ機100の不使用時におけるオットマン103の移動例を説明する。まず、図8Aにおいて、ネジ320aの螺合を解除して、オットマン103に対してシャフト3aを移動可能にする。次に、図8B及び図8Cに示すようにオットマン103を持ち上げて、座部101よりも上側且つ座部101の前端部よりも後側にオットマン103を移動させる。これにより、オットマン103を座部101の上部空間に配置することができる。この際、背凭れ部102の前面がオットマン103の移動を妨げなければ、オットマン103を座部101の上面に載せることも可能である。
<2-2.使用時におけるオットマンの設置>
第2実施形態での、使用時におけるオットマン103の設置例を説明する。この際のオットマン103の移動は、上述とは逆の手順で実施できる。たとえば、図8Cに示す状態のオットマン103を、図8Bに示すように座部101よりも前側に移動させ、さらに図8Aのようにオットマン103を下げる。そして、たとえばネジ320aをシャフト3aの貫通孔32aを通じてオットマン103の被固定部1032aのネジ穴に螺合する。これにより、図8Aに示すように、オットマン103にシャフト3aを固定できる。
なお、シャフト3aは、図8A~図8Cでは伸縮しないが、図9に示すように伸縮可能であってもよい。図9は、第2実施形態におけるオットマン103の配置状態の他の一例を示す概念図である。図9では、たとえば、シャフト3aは、引出部33aと、該引出部33aを収容可能な筒状の鞘部34aと、を有する。たとえば、オットマン103を使用可能な位置に移動させる際、引出部33aは鞘部34aから引き出され、シャフト3aは延びた状態でオットマン103に固定される。一方、オットマン103を座部101の上部空間に移動させる際、引出部33aは鞘部34aに収容され、シャフト3aは縮んだ状態とされる。これにより、第2リンク部1014aが座部101の上面に近い位置にあっても、オットマン103を座部101の上面に載置できる。なお、上述の例示に限定されず、たとえば第2リンク部1014aが座部101の上面から遠い位置にある場合、オットマン103を使用可能な位置に移動させる際には引出部33aは鞘部34aに収容され、オットマン103を座部101の上部空間に移動させる際には引出部33aは鞘部34aから引き出されてもよい。また、図9では、引出部33aは第2リンク部1014aに軸支され、鞘部34aは第1リンク部1031aに軸支されている。但し、これらの例示に限定されず、引出部33aは第1リンク部1031aに軸支され、鞘部34aは第2リンク部1014aに軸支されてもよい。
<2-3.第2実施形態の変形例>
次に、図10A及び図10Bを参照して、第2実施形態の変形例を説明する。ここでは、第2実施形態と異なる構成を説明する。また、第2実施形態と同様の要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図10Aは、第2実施形態の変形例においてマッサージ機100の使用時におけるオットマン103の配置の一例を示す概念図である。図10Bは、第2実施形態の変形例において座部101の上部空間にオットマン103を移動させた状態の一例を示す概念図である。なお、図10A及び図10Bは、左側から右側を見たマッサージ機100の側面図である。
第1リンク部1031aは、第2実施形態ではオットマン103の後端部に配置されているが、この例示に限定されず、オットマン103の下端部において後端部よりも前側に配置されてもよい。たとえば、第1リンク部1031aは、図10A及び図10Bに示すように、オットマン103の下端部且つ前端部に配置されてもよい。このようにしても、第2実施形態と同様の手法で、座部101の上部空間へのオットマン103の移動を実施できる。
さらに、シャフト3aは、図10A及び図10Bに示すように伸縮可能であってもよい。図10A及び図10Bに示すように、たとえば、シャフト3aは、引出部33aと、該引出部33aを収容可能な筒状の鞘部34aと、を有する。たとえば、オットマン103を使用可能な位置に移動させる際、引出部33aは鞘部34aから引き出され、シャフト3aは図10Aのように延びた状態でオットマン103に固定される。オットマン103を座部101の上部空間に移動させる際、引出部33aは鞘部34aに収容され、シャフト3aは縮んだ状態とされる。これにより、第2リンク部1014aが座部101の上面に近い位置にあっても、オットマン103を座部101の上面に載置できる。なお、上述の例示に限定されず、オットマン103を使用可能な位置に移動させる際には引出部33aは鞘部34aに収容され、オットマン103を座部101の上部空間に移動させる際には引出部33aは鞘部34aから引き出されてもよい。このような構成は、たとえば、第2リンク部1014aが座部101の上面から遠い位置にある場合に有効である。また、図10A及び図10Bでは、引出部33aは第2リンク部1014aに軸支され、鞘部34aは第1リンク部1031aに軸支されている。さらに、貫通孔32aは、引出部33aに形成されている。但し、これらの例示に限定されず、引出部33aは第1リンク部1031aに軸支され、鞘部34aは第2リンク部1014aに軸支されてもよい。また、貫通孔32aは、鞘部34aに形成されてもよい。
<2-4.第2実施形態のまとめ>
以上に説明した、第2実施形態とその変形例とでは、(椅子式)マッサージ機100は、被施療者の臀部を支持する座部101と、被施療者の下腿部を収容するオットマン103と、座部101に一方端部が接続されたシャフト3aと、を備える。オットマン103には、シャフト3aの他方端部を軸支する第1リンク部1031aが設けられる。シャフト3aの他方端部は、座部101よりも上側に移動可能である。オットマン103は、シャフト3aに対して、第1回転軸Ax1を中心として回転可能である。なお、第1回転軸Ax1は、第1リンク部1031aを通り、左右方向と平行である。
こうすれば、シャフト3aの他方端部を座部101よりも上側まで移動させた状態で、第1回転軸Ax1を中心としてオットマン103をシャフト3aに対して回転させることにより、オットマン103を座部101よりも上側且つ座部101の前端部よりも後方に移動させることができる。つまり、オットマン103を座部101の上部空間に配置できる。従って、梱包又は運搬などのマッサージ機100の不使用時において、マッサージ機100の前後方向サイズがオットマン103の設置により増大することを防止できる。よって、たとえば、マッサージ機100の梱包又は運搬などが容易となる。さらに、マッサージ機100の使用時には、オットマン103を容易に組み立てることもできる。
また、座部101は、シャフト3aの一方端部を軸支する第2リンク部1014aを有する。第1リンク部1031aは、オットマン103の下端部に設けられる。シャフト3aは、座部101に対して、第2リンク部1014aを通り且つ左右方向と平行な第3回転軸Ax3を中心として回転可能である。
こうすれば、より簡易な構成で、オットマン103を座部101の上部空間に移動させることができる。また、第1回転軸Ax1及び第3回転軸Ax3を中心とする2箇所での回転により、マッサージ機100の本体部から引き出したオットマン103を座部101の前端部からより後方に移動させることができる。従って、オットマン103全体を座部101の上部空間に配置し易くなるので、梱包又は運搬などのマッサージ機100の不使用時において、マッサージ機100の前後方向サイズがオットマン103の設置により増大することをより確実に防止できる。従って、たとえば、マッサージ機100の梱包又は運搬が、よりし易くなる。
また、シャフト3aは、該シャフト3aが延びる方向に伸縮可能であってもよい。
こうすれば、第3回転軸Ax3が座部101の上面に比較的近くても、シャフト3aを縮めることにより、より容易にオットマン103を座部101の上部空間に配置することができる。また、第3回転軸Ax3が座部101の上面から遠めに離れていても、シャフト3aを伸ばすことにより、より容易にオットマン103を座部101の上部空間に配置することができる。さらに、第3回転軸Ax3から座部101の上面までの距離に応じて、シャフト3aを伸縮することにより、座部101の上部空間に移動させたオットマン103を座部101の上面に容易且つ安定して載置できる。
<3.備考>
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素及び各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
100 (椅子式)マッサージ機
1001 本体フレーム
101 座部
1011 前フレーム
1012 サイドフレーム
1013 スライド機構
1014a 第2リンク部
102 背凭れ部
1021 施療ユニット
1022 施療ユニット用係合部
103 オットマン
1031,1031a 第1リンク部
1032a 被固定部
104 オットマン駆動機構
1041 アーム
1042 ローラ
1043 アクチュエータ
201 操作部
202 記憶部
203 制御部
204a~204d 駆動回路
205 アクチュエータ群
206 エアポンプ
207 電磁弁群
1 レール
1a 上壁部
1b 下壁部
1c 内側壁部
1d 外側壁部
11 ストッパ
12 貫通孔
2 スライダー
21 摺動部材
22 当接部
23 軸支部
3,3a シャフト
31 被固定部
310 ネジ
32a 貫通孔
320a ネジ
33a 引出部
34a 鞘部
Ax1 第1回転軸
Ax2 第2回転軸
Ax3 第3回転軸

Claims (7)

  1. 被施療者の臀部を支持する座部と、
    前記被施療者の下腿部を収容するオットマンと、
    前記座部に一方端部が接続され、前記オットマンに他方端部が接続されたシャフトと、
    を備え、
    前記シャフトの他方端部は、前記座部よりも上側に移動可能であり、
    前記オットマンは、
    前記シャフトに対して、該シャフトの他方端部を通り且つ左右方向と平行な第1回転軸を中心として回転可能であり、
    前記シャフトの他方端部を前記座部よりも上側に移動させた状態で前記第1回転軸を中心として回転させることにより、前記座部の前端部よりも後方に移動可能である、椅子式マッサージ機。
  2. 前記オットマンは、前記座部の上部空間に配置可能である、請求項1に記載の椅子式マ
    ッサージ機。
  3. 前記座部は、前記シャフトを引き出し可能に収容する収容部材を有する、請求項1又は
    請求項2に記載の椅子式マッサージ機。
  4. 前記座部は、前記収容部材に収容されるとともに該収容部材が延びる方向に移動可能で
    あるスライダーをさらに有し、
    前記スライダーは、前記シャフトの一方端部を軸支する軸支部を有し、
    前記シャフトは、前記軸支部を通り且つ左右方向と平行な第2回転軸を中心として回転
    可能である、請求項3に記載の椅子式マッサージ機。
  5. 前記収容部材は、左右方向と直交する方向に延びる、請求項3又は請求項4に記載の椅
    子式マッサージ機。
  6. 前記座部は、前記シャフトの一方端部を軸支するリンク部を有し、
    前記シャフトは、前記リンク部を通り且つ左右方向と平行な第3回転軸を中心として回
    転可能である、請求項1又は請求項2に記載の椅子式マッサージ機。
  7. 前記シャフトは、該シャフトが延びる方向に伸縮可能である、請求項6に記載の椅子式
    マッサージ機。
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