JP6320500B1 - 橋梁の主桁、該主桁を備えた橋梁及び該橋梁の施工方法 - Google Patents

橋梁の主桁、該主桁を備えた橋梁及び該橋梁の施工方法 Download PDF

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【課題】簡単に組み立てることができる橋梁の主桁を提供することを課題とする。【解決手段】複数のBH鋼2が長手方向に接続された主桁1であって、夫々のBH鋼2は、相手側のBH鋼2に突出し相手側のウェブ21と重なる突出部21aをウェブ21の先端領域に有し、夫々の該突出部21aには互いに重なる1個の丸孔21bが設けられており、重なった夫々の該丸孔21bに円柱状の固定ピン21cが挿入されて両BH鋼2が接続されことを特徴とする橋梁の主桁1である。【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁の主桁、該主桁を備えた橋梁及び該橋梁の施工方法に関し、特に組立が容易な主桁、該主桁を備えた橋梁及び該橋梁の施工方法に関する。
近年,地震などの大型天災や台風,大雨,地すべりなどが全世界で多発しており,その際に応急的な代替橋として,あるいはその災害からの復旧事業に際して,仮橋梁が多く必要とされている。この仮橋梁の構造や施工方法については多くの提案がされている(例えば特許文献1参照)。
これらの仮橋梁においては、橋脚の上に乗せられる主桁が複数の鋼材を長手方向に接続して組み立てられ、主桁の上に覆工板が設置されて橋脚の上部工が組み立てられる。
この鋼材の接続においては、図15に示すように、接続される鋼材102の先端同士が、上フランジ122、ウェブ121、下フランジ123において接続される。取り分けウェブ121での接続においては、ウェブ121の側面に接続板121aが当てられ、複数のボルトとナットとによって接続される。このようにウェブ121の接続にあたっては多数(図15(b)では、64本)のボルトを締め付けなければならず、主桁101の組み立てに多くの労力が必要となる。図16に仮橋梁の概略全体図を示す。打設された鋼管杭131の上に主桁101が載置されており、鋼管杭131同士が水平梁135、斜梁136で補強されている。
特開2012−207516号公報
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、簡単に組み立てることができる主桁を提供するものである。また、この主桁を備えた橋梁及び該橋梁の施工方法を提供するものである。
請求項1に係る発明は、橋梁の上部工に用いられる、上フランジと下フランジとウェブとを有する複数の鋼材が長手方向に接続された主桁であって、接続される一方の鋼材と、他方の鋼材とがウェブを鉛直方向に立てた状態で夫々の先端同士が合わされており、夫々の鋼材は、上フランジ先端に夫々の鋼材の先端同士が互いに当接する当接面と、当該当接面に設けられたボルト孔とを有し、夫々の当接面同士がボルトとナットとで接続され、夫々の鋼材は、相手側の鋼材に突出し相手側のウェブと重なる突出部をウェブの先端領域に有し、夫々の該突出部には互いに重なる1個の丸孔が設けられており、重なった夫々の該丸孔に円柱状の固定ピンが挿入されて両鋼材が接続され、夫々の鋼材は、下フランジの先端領域に複数のボルト孔を有し、下フランジの上面側及び下面側の少なくとも一面側に両鋼材に渡って当てられた接続板を有し、該接続板は、前記下フランジのボルト孔に重なるボルト孔を有し、両鋼材の下フランジと該接続板とがボルトとナットとで接続されていることを特徴とする橋梁の主桁に関する。
鋼材には、BH鋼やH形鋼等を用いることができる。
請求項2に係る発明は、一方の鋼材の前記突出部は、他方の鋼材の突出部を前記ウェブの厚み方向に挟む2枚の突出部を有しており、該2枚の突出部の間に他方の鋼材の突出部が挿入され、前記一方の鋼材の2枚の突出部の丸孔と前記他方の鋼材の突出部の丸孔とに、前記固定ピンが挿入されていることを特徴とする請求項1記載の橋梁の主桁に関する。
請求項3に係る発明は、前記一方の鋼材の当接面と、前記他方の鋼材の当接面との間にプレートが挟まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の橋梁の主桁に関する。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の主桁を備えることを特徴とする橋梁に関する。
請求項5に係る発明は、橋梁の施工方法であって、上フランジと下フランジとウェブとを有する複数の鋼材を長手方向に接続し、長尺の主桁を組み立てる主桁組立工程と、前記主桁を架け渡す架橋域における架橋方向の両端箇所の橋梁幅方向に複数の鋼管杭を打設する鋼管杭打設工程と、打設された前記鋼管杭の頭部に杭頭キャップを被せ固定する杭頭キャップ工程と、橋梁幅方向に打設された複数の前記鋼管杭の杭頭キャップの上に橋梁幅方向に延びた受桁を設置し固定する受桁工程と、前記架橋域の架橋方向の両端箇所に設置された受桁間に前記主桁をクレーンで架け渡し固定する主桁工程とを備え、前記主桁組立工程は、施工現場において、前記鋼材の上フランジ先端に形成された夫々の当接面同士をボルトとナットとで接続する工程と、接続される一方の鋼材のウェブ先端の突出部に形成された1個の丸孔と、他方の鋼材のウェブ先端の突出部に形成された1個の丸孔とに円柱状のピンを挿入して接続する工程と、前記鋼材の下フランジの先端領域同士を接続板で接続する工程とを有することを特徴とする橋梁の施工方法に関する。
請求項1に係る発明の主桁によれば、ボルト締めの箇所の数が少なくなるので、主桁の組み立てが簡単になる。
請求項2に係る発明の主桁によれば、一方の鋼材が2枚の突出部を有しているので、容易に接続できる。
請求項3に係る発明の主桁によれば、一方の鋼材の当接面と、他方の鋼材の当接面との間に適切な厚みのプレートを挟み込むことで、主桁にかかる応力分布を調整することができる。
請求項4に係る発明の橋梁によれば、橋梁の製造が容易になる。また、強度の強い橋梁が期待できる。
請求項5に係る発明の橋梁の施工方法によれば、長尺の主桁を有する橋梁を容易に施工できる。
本発明に係る主桁のBH鋼接続前の概略斜視図である。 同主桁を構成する一方のBH鋼と他方のBH鋼の概略正面図である。 同主桁のBH鋼接続後の概略斜視図である。 同主桁のBH鋼接続後の概略側面図である。 本発明に係る橋梁の施工方法を示す図である。 本発明に係る橋梁の施工方法を示す図である。 本発明に係る橋梁の施工方法を示す図である。 本発明に係る橋梁の施工方法を示す図である。 本発明に係る橋梁の施工方法を示す図である。 本発明に係る橋梁の施工方法を示す図である。 本発明に係る橋梁における受桁の設置方法を示す概略斜視図である。 本発明に係る橋梁における主桁の設置方法を示す概略斜視図である。 本発明に係る橋梁における主桁の設置方法を示す概略斜視図である。 本発明に係る橋梁の施工方法を示す図である。 従来の主桁の概略斜視図であり、(a)は鋼材接続前の概略斜視図であり、(b)は鋼材接続後の概略斜視図である。 従来の橋梁の概略側面図である。
(橋梁の主桁)
本発明に係る主桁の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する(図1〜4参照)。
主桁1は、橋梁の上部工に用いられ、上フランジと下フランジとウェブとを有するBH鋼2が長手方向に接続されている。主桁1は、接続される一方のBH鋼2と、他方のBH鋼2とがウェブ21を鉛直方向に立てた状態で夫々の先端同士が合わされており、ウェブ21と、上フランジ22と、下フランジ23とで接続される。なお、本実施形態では主桁1としてBH鋼を用いたが、BH鋼に限定されず、例えばH形鋼を用いてもよい。
<上フランジ>
夫々のBH鋼2の上フランジ22は、夫々のBH鋼2の先端同士が互いに当接する当接面22aを先端に有している。夫々の当接面22aは、ボルトを挿通させるボルト孔22bを有し、夫々の当接面22a同士がボルトとナットとで接続される。
上フランジ22の下方には、当接面22aを補強するための補強板22cが設けられている。この補強板22cは、当接面22aとウェブ21とに溶接によって接続されている。この補強板22cの形状や厚みや幅等は、使用条件に応じて調整すればよい。
上フランジ22のボルト孔22bは、図1では2個だが、その数に制限はなく、使用条件に応じて調整すればよい。
<ウェブ>
夫々のBH鋼2のウェブ21は、接続される相手側のBH鋼2方向に突出し相手側のBH鋼2のウェブ21と重なる突出部21aを先端領域に有している。夫々のBH鋼2の突出部21aには互いに重なる1個の丸孔21bが設けられており、重なった夫々の丸孔21bに円柱状の固定ピン21cが挿入されて両BH鋼2が接続される。
この固定ピン21cは、両BH鋼2の丸孔21bの中で回動自在であり、夫々のBH鋼2の回動がこの固定ピン21cによって、阻害されることはない。
丸孔21bの周囲部21dは、ウェブ21の強度を増やすために肉厚になっている(図2参照)。
図1の主桁1では、一方のBH鋼2のウェブ21は、他方のBH鋼の突出部21aをウェブ21の厚み方向に挟む2枚の突出部21aを有しており、該2枚の突出部21aの間に他方のBH鋼2の突出部21aが挿入される。一方のBH鋼2の2枚の突出部21aの丸孔21bと他方のBH鋼2の突出部21aの丸孔21bとに、固定ピン21cが挿入される。
丸孔21bの内径は、固定ピン21cの外径より若干大きく、固定ピン21cがガタツクことなく回動できることが望ましい。
なお、図1、2の例では、一方のBH鋼2の突出部21aが2枚であるが、1枚でも構わない。
<下フランジ>
夫々のBH鋼2の下フランジ23は、先端領域23dにボルト孔23aを有し、下フランジ23の上面側及び下面側の少なくとも一面側に両BH鋼2に渡って当てられた接続板23bを有している。図3では、上面側及び下面側の両面側に接続板23bを有している。上下の接続板23bは、下フランジ23のボルト孔23aに重なるボルト孔23c(図1参照)を有し、両BH鋼2の下フランジ23と接続板23bとがボルトとナットとで接続される。
図15の従来例では、ウェブでの接続に64本のボルトを締め付けなければならないが、本実施形態では、ウェブでの接続に固定ピン21cを挿入するだけであり、接続の手間を大幅に削減することができる。
また、BH鋼2をこのような構造にすることにより、主桁1の強度が増す。
夫々のウェブ21が1枚の突出部21aを有する構造でもよいが、図1の主桁1のように、一方のBH鋼2のウェブ21が、他方のBH鋼の突出部21aをウェブ21の厚み方向に挟む2枚の突出部21aを有することにより、容易に接続できる。
固定ピン21cの外径は、用いられるBH鋼2の寸法や橋脚の用途等に応じて決めればよい。例えば、固定ピン21cの外径は、BH鋼2の高さ(上フランジ22外面から下フランジ23外面までの長さ)が1600mmで長さが8mの場合、50〜300mmが望ましい。
接続される一方のBH鋼2の当接面22aと、他方のBH鋼2の当接面22aとの間に、種々の厚みのプレートを挟んでもよい。適切な厚みのプレートを挟み込むことで主桁1にかかる応力分布を調整することができる。
(橋梁の施工方法)
次に前述した主桁を用いた橋梁の施工方法の実施形態の例について、図を参照して説明する。図5〜7は、施行の最初の段階で、橋梁の一端側の最初の橋脚と次の橋脚の施工方法を示し、図8〜10は、施工途中段階で、出来上がった橋脚から次の橋脚を施工する施工方法を示す。
橋脚の施工は、次の各工程により行われる。
<主桁組立工程>
接続されるBH鋼2の先端同士を突き合わせ、上フランジ22先端に形成された夫々の当接面22a同士をボルトとナットとで接続する工程と、接続される一方のBH鋼2のウェブ21先端の突出部21aに形成された1個の丸孔21bと、他方のBH鋼2のウェブ21先端の突出部21aに形成された1個の丸孔21bとに円柱状のピン21cを挿入して接続する工程と、BH鋼2の下フランジ23の先端領域同士を接続板23bで接続する工程とを有する。
下フランジ23の先端領域同士を接続する工程では、下フランジ23の上面側及び下面側の少なくとも一面側に、両BH鋼2に渡る接続板23bを当て、下フランジ23に開けられたボルト孔23aと、接続板23bに開けられたボルト孔23cとにボルトを挿入し、ボルトとナットとで接続する。この主桁組立工程は、橋梁の施工現場で行なわれる。
このようにして組み立てられた主桁1におけるBH鋼2同士の接続強度が高いので、主桁1を長尺にすることができ、10m以上にすることができる。主桁1が長尺なので橋脚の数を減らすことができ、橋梁施工の工期、費用を削減できる。
<鋼管杭打設工程>
主桁1を架け渡す架橋域における架橋方向の両端箇所の橋梁幅方向に複数の鋼管杭を打設する。
図5に示す施行の最初の段階では、橋梁の一端側の最初の橋脚位置と、次の橋脚位置とにおいて橋梁幅方向に必要な数の鋼管杭31を予め設置した導材32に沿って打設する(図5(a)参照)。図8〜10に示す橋脚の施工途中段階の場合には、既設の橋脚の次の橋脚位置において橋梁幅方向に必要な数の鋼管杭31を打設する(図8(a)参照)。
杭打設の方法に制限はなく、既存の方法で行えばよい。例えば、ダウンザホールハンマ工法では、拡径ビットを有したダウンザホールハンマーを鋼管杭に挿入し、オーガによって削孔と杭打設とを同時に打設する。クレーンCから杭打設位置までの距離が長く、重量のためにクレーンによってダウンザホールハンマー、鋼管杭、オーガを吊り上げられない場合には、ダウンザホールハンマーとテーブルマシーンとで削孔を行ってから杭孔に鋼管杭を建て込んでもよい。また、ダウンザホールハンマ工法以外にも、バイブロを用いた、振動させる力を用いた打設方法など多様種の杭建て込み方法で行えばよい。
鋼管杭31を打設した後、余長な杭頭部を切断し、杭高さを予め定めた高さに揃える。
<杭頭キャップ工程>
打設された鋼管杭31の頭部にクレーンCで杭頭キャップ33を被せ、杭頭キャップ33の側面からボルトで杭に固定する(図5(b)、図8(b)参照)。鋼管杭31に杭頭キャップ33を被せることにより、上部工を安定して支持することができる。
<受桁工程>
橋梁幅方向に打設された複数の鋼管杭31の杭頭キャップ33の上に橋梁幅方向に延びた受桁34をクレーンCで設置し固定する(図6(a)、図9(a)参照)。
受桁34は、杭頭キャップ33の上で橋梁の幅方向に設置される桁であり、この受桁34の上に主桁1が設置され固定される。
図11に杭頭キャップ33の上に受桁34を固定する構造の概略斜視図を示す。杭頭キャップ33の上部の板と受桁34とにボルト孔が設けられており、ボルトとナットとで固定される。
<主桁工程>
受桁工程に続き、鋼管杭31間の水平桟35、斜桟36の取り付け、導材32の撤去を行った後、クレーンで主桁1を釣り上げ、受桁34の上に設置する。(図6(b)、図7、図9(b)、図10(a)参照)。水平桟35、斜桟36は、橋梁の施工場所の状況や橋梁の目的等によって取り付ければよく、それらの条件によっては取り付けなくともよい。
図12に受桁34の上に主桁1を固定する構造の概略斜視図を示す。主桁1の先端が、受桁34の上面の幅中央に載置される。受桁34の上面板と主桁1の下フランジ23にボルト孔が設けられており、ボルトとナットとで固定される。
このとき、図13に示すように、受桁34と主桁1との間に支承37を挟んでもよい。支承37には、固定支承や可動支承等の周知の支承を用いることができ、例えばゴム支承を用いればよい。主桁1の伸縮の吸収や耐震性の向上を図ることができる。
前述した主桁組立工程、鋼管杭打設工程、杭頭キャップ工程、受桁工程、主桁工程を繰り返して橋梁を延長し、施工を完了する。
なお、図14に示すように、橋梁の両端部分を施工してから、クレーンCによって長尺の主桁を間に架け渡してもよい。
本発明は、橋梁や道路等の建設に好適に使用される。
1 主桁
2 BH鋼
21 ウェブ
21a 突出部
21b 丸孔
21c 固定ピン
22 上フランジ
22a 当接面
22b ボルト孔
23 下フランジ
23a ボルト孔
23b 接続板
23c ボルト孔
C クレーン

Claims (5)

  1. 橋梁の上部工に用いられる、上フランジと下フランジとウェブとを有する複数の鋼材が長手方向に接続された主桁であって、
    接続される一方の鋼材と、他方の鋼材とがウェブを鉛直方向に立てた状態で夫々の先端同士が合わされており、
    夫々の鋼材は、上フランジ先端に夫々の鋼材の先端同士が互いに当接する当接面と、当該当接面に設けられたボルト孔とを有し、夫々の当接面同士がボルトとナットとで接続され、
    夫々の鋼材は、相手側の鋼材に突出し相手側のウェブと重なる突出部をウェブの先端領域に有し、夫々の該突出部には互いに重なる1個の丸孔が設けられており、重なった夫々の該丸孔に円柱状の固定ピンが挿入されて両鋼材が接続され、
    夫々の鋼材は、下フランジの先端領域に複数のボルト孔を有し、下フランジの上面側及び下面側の少なくとも一面側に両鋼材に渡って当てられた接続板を有し、該接続板は、前記下フランジのボルト孔に重なるボルト孔を有し、両鋼材の下フランジと該接続板とがボルトとナットとで接続されていることを特徴とする橋梁の主桁。
  2. 一方の鋼材の前記突出部は、他方の鋼材の突出部を前記ウェブの厚み方向に挟む2枚の突出部を有しており、該2枚の突出部の間に他方の鋼材の突出部が挿入され、
    前記一方の鋼材の2枚の突出部の丸孔と前記他方の鋼材の突出部の丸孔とに、前記固定ピンが挿入されていることを特徴とする請求項1記載の橋梁の主桁。
  3. 前記一方の鋼材の当接面と、前記他方の鋼材の当接面との間にプレートが挟まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の橋梁の主桁。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の主桁を備えることを特徴とする橋梁。
  5. 橋梁の施工方法であって、
    上フランジと下フランジとウェブとを有する複数の鋼材を長手方向に接続し、長尺の主桁を組み立てる主桁組立工程と、
    前記主桁を架け渡す架橋域における架橋方向の両端箇所の橋梁幅方向に複数の鋼管杭を打設する鋼管杭打設工程と、
    打設された前記鋼管杭の頭部に杭頭キャップを被せ固定する杭頭キャップ工程と、
    橋梁幅方向に打設された複数の前記鋼管杭の杭頭キャップの上に橋梁幅方向に延びた受桁を設置し固定する受桁工程と、
    前記架橋域の架橋方向の両端箇所に設置された受桁間に前記主桁をクレーンで架け渡し固定する主桁工程とを備え、
    前記主桁組立工程は、施工現場において、
    前記鋼材の上フランジ先端に形成された夫々の当接面同士をボルトとナットとで接続する工程と、
    接続される一方の鋼材のウェブ先端の突出部に形成された1個の丸孔と、他方の鋼材のウェブ先端の突出部に形成された1個の丸孔とに円柱状のピンを挿入して接続する工程と、
    前記鋼材の下フランジの先端領域同士を接続板で接続する工程とを有することを特徴とする橋梁の施工方法。
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