JP6320325B2 - 半導体製造装置および半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

半導体製造装置および半導体デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は半導体製造装置および半導体デバイスの製造方法に関し、特に、ウエハの表面に酸化膜を形成するための半導体製造装置およびこれを用いた半導体デバイスの製造方法に関する。
半導体デバイスの製造工程では、複数のウエハをプロセスチューブ(反応炉)内に配置し、ウエハ表面に酸化膜が形成される。例えば、従来の方法では、プロセスチューブの、ガス導入口とウエハとの間やウエハと排気口との間に、プロセスチューブの長手方向に垂直な気流緩和部材を配置することにより、ガス流の速度を緩和して、各ウエハに形成される酸化膜の膜厚の均一化を図っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−049360号公報
しかしながら、ガス導入口からプロセスチューブに酸素ガスと水素ガスを供給し、水素ガスを燃焼させて形成した高温の水蒸気ガスを用いてウエハ表面に酸化膜を形成する場合、酸素ガスに比べて軽い水素ガスや、温度の高い水蒸気ガスは、プロセスチューブの上側に向かう。このため、例えばガス導入口近傍において、水蒸気ガスがプロセスチューブの上側に向かって流れ、ウエハの酸化膜の膜厚は上側が厚くなって不均一になるという問題があった。
そこで、本発明は、プロセスチューブ中で複数のウエハに酸化膜を均一(異なるウエハ間および1つのウエハ上の双方で均一)に形成するための半導体製造装置の提供を目的とする。
発明者らは、鋭意検討の結果、例えば特許文献1に記載の熱処理装置のような従来の半導体製造装置では、水蒸気等のガスが、ウエハの上部の、プロセスチューブとウエハとの間の隙間を流れて、プロセスチューブ内で十分に広がらないために酸化膜の膜厚が不均一になることを見出して、本発明を完成した。
即ち、本発明は、ウエハの表面を熱酸化するための半導体製造装置であって、一端にガス導入口を有し、他端が蓋部で閉じられた円筒形の反応管と、反応管内に、反応管の中心軸に対して垂直に複数のウエハを配置する保持手段と、ガス導入口と保持手段との間に、反応管の内壁に周囲が接するように設けられ、下方に開口部を有する遮蔽板と、遮蔽板と保持手段との間に、反応管の内壁に周囲が接するように設けられ、複数の貫通孔を有する整流板と、反応管の周囲に設けられたヒーターと、を含み、ガス導入部から導入されたガスは、遮蔽板の開口部を通った後、整流板の貫通孔を通ってウエハに供給されることを特徴とする半導体製造装置である。
また、本発明は、かかる半導体製造装置を用いてウエハの表面に酸化膜を形成する工程を含む半導体デバイスの製造方法でもある。
本発明にかかる半導体製造装置では、ガス導入口とウエハとの間に、プロセスチューブの内壁に周囲が接する遮蔽板と整流板を備えることにより、遮蔽板によりガスの温度を均一にした後に、整流板を用いてガスを均一に分布させて、均一な膜厚の酸化膜をウエハ上に作製することが可能となる。
本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置の断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置に用いる(a)遮蔽板と(b)整流板の平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置の使用方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置の使用方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態2にかかる(a)横型熱酸化装置の断面図と、(b)遮蔽板の平面図である。 本発明の実施の形態3にかかる(a)横型熱酸化装置の断面図と、(b)遮蔽板の平面図である。 本発明の実施の形態4にかかる(a)横型熱酸化装置の断面図と、(b)遮蔽板の平面図である。
実施の形態1.
図1は、全体が100で表される、本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置(横型熱酸化炉)の、長手方向(プロセスチューブの中心軸方向)に沿った断面図である。横型熱酸化装置100は、例えば石英で形成された円筒状のプロセスチューブ(反応管、熱酸化炉)1を含む。プロセスチューブ1の直径は、5インチウエハを処理する場合は、例えば200mmである。
プロセスチューブ1の一端(図1では右側:炉奥)は直径が小さくなり、その端部には、酸素ガスを供給する第1プロセスガス導入管2と、水素ガスを供給するノズル状の第2プロセスガス導入管3が設けられている。酸化膜の形成時には、ノズル状の第2プロセスガス導入管3に水素ガスが供給され、その周囲に第1プロセスガス導入管2から酸素ガスが供給される。
一方、プロセスチューブ1の他端(左側)は開放されて炉口となり、例えば石英から形成されたエンドリッド7が着脱可能なように取り付けられて封止される。エンドリッド7には、例えば石英からなる板状のフォーク6が取り付けられている。フォーク6は、移動機構(図示せず)により、自動的に、プロセスチューブ1の処理位置に移動する。
フォーク6の上には、例えば石英からなるウエハボート5が着脱可能に搭載される。ウエハボート5には、例えば複数のスリット(図示せず)が設けられ、そのスリット内にウエハが保持される。スリットは、プロセスチューブ1の長手方向に垂直な方向に設けられており、スリットに一部が挟まるように立てられたウエハの表面も、プロセスチューブ1の長手方向に垂直な方向に配置される。
ウエハは、例えば単結晶シリコンであるが、多結晶シリコンや、SiC等の他の材料を用いることもできる。また、SoI(Semiconductor on Insulator)のような絶縁基板からなるウエハを用いることもできる。
ウエハは、例えば25枚が1ロットを構成し、ウエハボート5には、5つのロットS1〜S5分のウエハ、合計125枚が保持される。各ロットS1〜S5では、25枚のウエハが、ウエハ面が平行になるように、等間隔で配置される。ロットとロットの間には、各ロットS1〜S5からウエハを取り出しやすいように、所定の間隔が設けられている。
5つのロットS1〜S5のうち、両端のロットS1、S5の外側には、それぞれ所定の間隔でダミーロットD1、D2が配置される。ダミーロットD1、D2は、例えば平行に配置された5枚のウエハからなる。
フォーク6とエンドリッド7との間には、排気用の隙間部4が設けられ、隙間部4を通ってプロセスチューブ1の外に出たガスは、例えば排気ダクトのような排気ポート11を通って排気される。
横型熱酸化装置100では、更にフォーク6と、ノズル状の第2プロセスガス導入管3との間に、第2プロセスガス導入管3側から順に、遮蔽板8と整流板9が設けられている。遮蔽板8と整流板9は、例えば円盤状の石英や炭化ケイ素からなり、プロセスチューブ1の長手方向に垂直な方向に、即ち、ウエハ面に平行に配置される。
図2(a)は、プロセスチューブ1の長手方向に垂直な方向の、遮蔽板8の平面図であり、図2(b)は、プロセスチューブ1の長手方向に垂直な方向の、整流板9の平面図である。
遮蔽板8は、プロセスチューブ1の内径に略等しい直径を有する円盤状であり、下方の一部が切り取られて開口部13となっている。遮蔽板8の厚さは、第2プロセスガス導入管3のノズルの先端から、水素ガスの流れに沿って燃焼炎が生じるため、この燃焼炎の熱がウエハボート5のウエハに影響を与えないように選択される。同様に、開口部13の位置も、この燃焼炎がウエハボート5のウエハに影響を与えないように、遮蔽板8の中心より下方(図1、2の下方向)に設けられ、好ましくは、遮蔽板8の直径の下から3分の1より下方の、プロセスチューブ1の底部近傍に設けられる。開口部13の面積は、この面積が大きいと水蒸気ガスが十分に混合しなくなり、一方で、面積が小さいと水蒸気ガスの流速が大きくなりすぎるため、例えば実験的に最適値を見出せば良い。
なお、図2(a)では、開口部13は遮蔽板8を略矩形に切り取って形成したが、例えば、遮蔽板8の下方を水平に切り取って半円形の開口部としても良い。
遮蔽板8は、プロセスチューブ1の内壁に溶接されても良いし、脱着可能に固定されて良いが、遮蔽板8とプロセスチューブ1との間にはガスが流れる隙間が出来ないように固定される。遮蔽板8をプロセスチューブ1内に取り付ける位置は、上述の燃焼炎の先端が、遮蔽板8に到達しないように選択するのが好ましい。遮蔽板8が燃焼炎に曝されると、石英が失透する可能性があるためである。
同様に、整流板9も、プロセスチューブ1の内径に略等しい直径を有する円盤状であり、複数の貫通孔12が設けられて、貫通孔12を通過することにより、ガスが略均等に分布するようになっている。整流板9は、プロセスチューブ1の内壁に溶接されても良いし、脱着可能に固定されて良いが、整流板9とプロセスチューブ1との間にはガスが流れる隙間が出来ないように固定される。
整流板9の貫通孔12は、貫通孔12を通過した水蒸気ガスが、プロセスチューブ1内に均等に広がるように配置され、例えば、貫通孔12は、正三角形の頂点の位置に配置され、または同心円上に均等に配置される。貫通孔12は、例えば直径が数mmの円形である。貫通孔12の面積を小さくした場合や、数を少なくした場合は、プロセスチューブ1内に水蒸気ガスが均等に広がりにくくなり、また水蒸気ガスの流れが乱れるため、貫通孔12の面積や数は、例えば実験的に最適値を見出せば良い。
プロセスチューブ1の外側には、プロセスチューブ1を囲むようにヒーター10が設けられ、プロセスチューブ1内を、例えば800℃〜1000℃程度に加熱する。
次に、本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置100を用いてウエハの表面に酸化膜を形成する工程について説明する。
まず、図3aに示すように、プロセスチューブ1からフォーク6を引き出して、ウエハボート5の上に、ロットS1〜S5およびダミーロットD1、D2のウエハを配置する。
次に、図3bに示すように、第1プロセスガス導入管2から酸素ガスを供給しながら、ウエハボート5を積載したフォーク6を炉口(開放端部)からプロセスチューブ1内に、矢印の方向に移動させる。フォーク6の移動は、移動機構を用いて自動的に行われるが、手動で行っても構わない。エンドリッド7はプロセスチューブ1の炉口に接触して、これを封止する。
続いて、プロセスチューブ1内に、第1プロセスガス導入管2から酸素ガスを供給した状態で、ヒーター10の温度を上げ、プロセスチューブ1内の温度を例えば950℃に維持する。
プロセスチューブ1内の温度が安定した後、ノズル状の第2プロセスガス導入管3から水素ガスを供給することで、第2プロセスガス導入管3の先端で、酸素ガスと酸素ガスが反応して燃焼し、燃焼炎となり、高温の水蒸気ガスが発生する。酸素ガスは、水蒸気ガスのキャリアガスとしても機能する。水素ガス、酸素ガスの供給量は、例えば、水素ガスが3600sccm、酸素ガスが7200sccmである。
高温の水蒸気ガスは、燃焼炎に沿って上昇しながら遮蔽板8に向かう(図1では、左上に向かう)が、本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置100では、遮蔽板8とプロセスチューブ1との間に隙間が無いため、従来のように、遮蔽板8の上側とプロセスチューブ1との間を水蒸気ガスが流れることはできない。このため、水蒸気ガスは遮蔽板8の表面に沿って遮蔽板8の下側に向かって流れ、遮蔽板8の下側の開口部13を通ってガス排出口側へ流れる。狭い開口部13を通る間に、第1プロセスガス導入管2から導入された酸素ガスと水蒸気ガスが混合されて、水蒸気ガスの温度は均一となる。
ここで、開口部13を通った水蒸気ガスをそのままロットに供給すると、水蒸気ガスは主にプロセスチューブ1の下側を移動し、ウエハに形成される酸化膜(二酸化ケイ素膜)の膜厚が、特に、開口部13に近いロットS1やS2のウエハにおいて、上側に比べて下側で厚くなるという問題が発生する。
そこで、本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置100では、遮蔽板8とウエハとの間に、複数の貫通孔12を有する整流板9を設け、整流板9の貫通孔12を水蒸気ガスが通ることにより、水蒸気ガスの流速が緩和されるとともに、プロセスチューブ1内に均一に水蒸気ガスを供給できる。この結果、ロットS1〜S5で、酸化膜の膜厚は、面内およびウエハ間で均一となり、各ロットS1〜S5の合計125枚で、良好な品質のウエハが得られる。
ウエハ上の酸化膜の膜厚が、所定の設計値に到達すれば、水素ガスと酸素ガスの供給を停止し、代わりに第2プロセスガス導入管3から窒素ガスを流しながらプロセスチューブ1の温度を下げる。室温近傍まで冷却した後、プロセスチューブ1からウエハボート5を載せ置いたフォーク6をプロセスチューブ1から搬出する。以上で、酸化膜の形成工程が終了する。
このように、本発明の実施の形態1にかかる横型熱酸化装置100では、遮蔽板8の開口部13を通して水蒸気ガスの温度を均一にした後、整流板9を通してプロセスチューブ1内に均一に水蒸気ガスを供給することにより、複数のウエハに均一な膜厚(1つのウエハ内で均一かつウエハ間においても均一な膜厚)の酸化膜の作製が可能となる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2にかかる、(a)全体が200で表される横型熱酸化装置の断面図と、(b)遮蔽板の平面図を示す。図4中、図1と同一符合は、同一または相当箇所を示す。
本発明の実施の形態2にかかる横型熱酸化装置200では、遮蔽板18は、プロセスチューブ1の内径に略等しい直径を有する円盤状であり、下方が水平方向に切り取られて半月状の開口部13となっている。開口部13は、遮蔽板18の中心より下方、好ましくは、遮蔽板18の直径の下から3分の1より下方に設けられる。更に、遮蔽板18は、遮蔽板18の下端から炉奥に向かって水平に張り出した板状の庇部18aを有する。遮蔽板18および庇部18aは、例えば石英から形成される。例えばプロセスチューブ1の直径が200mmの場合、庇部18aの長さ(図4の左右方向の距離)は、例えば20〜50mmである。
横型熱酸化装置200でも、上述の横型熱酸化装置100と同様に、第2プロセスガス導入管3の先端で、酸素ガスと酸素ガスが反応し、燃焼して形成された高温の水蒸気ガスが、燃焼炎に沿って上昇しながら遮蔽板18に向かう。横型熱酸化装置200においても、遮蔽板18とプロセスチューブ1との間に隙間が無いため、水蒸気ガスは遮蔽板18の表面に沿って遮蔽板18の下側方向に流れ、開口部13を通ってガス排出口側へ流れる。
遮蔽板18には庇部18aが設けられているため、水蒸気ガスが開口部13近傍に滞在する時間が長くなり、より水蒸気ガスの温度の均一化を図ることができる。
このように、本発明の実施の形態2にかかる横型熱酸化装置200では、庇部18aを有する遮蔽板18の開口部13を通して水蒸気ガスの温度を均一にした後、整流板9を通してプロセスチューブ1内に均一に水蒸気ガスを供給することにより、複数のウエハに均一な膜厚の酸化膜の作製が可能となる。
なお、庇部18aは、本発明の実施の形態1の開口部13のような他の形状の開口部に適用することも可能である。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3にかかる、(a)全体が300で表される横型熱酸化装置の断面図と、(b)遮蔽板の平面図を示す。図5中、図1と同一符合は、同一または相当箇所を示す。
本発明の実施の形態3にかかる横型熱酸化装置300では、遮蔽板28は、プロセスチューブ1の内径に略等しい直径を有する円盤状であり、下方が水平方向に切り取られて半月状の開口部13となっている。開口部13は、遮蔽板28の中心より下方、好ましくは、遮蔽板28の直径の下から3分の1より下方に設けられる。更に、遮蔽板28は、下方が炉口方向に向かうように、鉛直方向に対して傾斜して配置されている。遮蔽板28の傾斜角θは、例えば鉛直方向(図5の上下方向)に対して10〜15°である。
横型熱酸化装置300でも、上述の横型熱酸化装置100と同様に、第2プロセスガス導入管3の先端で、酸素ガスと酸素ガスが反応し、燃焼して形成された高温の水蒸気ガスが、燃焼炎に沿って上昇しながら遮蔽板28に向かう。横型熱酸化装置300においても、遮蔽板28とプロセスチューブ1との間に隙間が無いため、水蒸気ガスは遮蔽板28の表面に沿って遮蔽板28の下側方向に流れ、開口部13を通ってガス排出口側へ流れる。
遮蔽板28が傾斜し、遮蔽板28と整流板9との間隔は、上方より下方の方が大きくなり、下方において、水蒸気ガスの滞留時間が長くなる。この結果、より水蒸気ガスの温度の均一化を図ることができる。
このように、本発明の実施の形態3にかかる横型熱酸化装置300では、傾斜配置した遮蔽板28の開口部13を通して水蒸気ガスの温度を均一にした後、整流板9を通してプロセスチューブ1内に均一に水蒸気ガスを供給することにより、複数のウエハに均一な膜厚の酸化膜の作製が可能となる。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4にかかる、(a)全体が400で表される横型熱酸化装置の断面図と、(b)遮蔽板の平面図を示す。図6中、図1と同一符合は、同一または相当箇所を示す。
本発明の実施の形態4にかかる横型熱酸化装置400では、遮蔽板38は、プロセスチューブ1の内径に略等しい直径を有する円盤状であり、下方に複数の円形の貫通孔33が設けられている。複数の貫通孔33は、遮蔽板38の中心より下方、好ましくは、遮蔽板38の直径の下から3分の1より下方に設けられる。
横型熱酸化装置400でも、上述の横型熱酸化装置100と同様に、第2プロセスガス導入管3の先端で、酸素ガスと酸素ガスが反応し、燃焼して形成された高温の水蒸気ガスが、燃焼炎に沿って上昇しながら遮蔽板38に向かう。横型熱酸化装置400においても、遮蔽板38とプロセスチューブ1との間に隙間が無いため、水蒸気ガスは遮蔽板38の表面に沿って遮蔽板38の下側方向に流れ、貫通孔33を通ってガス排出口側へ流れる。そして、狭い貫通孔33を通る間に、水蒸気ガスの温度の均一化を図ることができる。
このように、本発明の実施の形態4にかかる横型熱酸化装置400では、遮蔽板38の貫通孔33を通して水蒸気ガスの温度を均一にした後、整流板9を通してプロセスチューブ1内に均一に水蒸気ガスを供給することにより、複数のウエハに均一な膜厚の酸化膜の作製が可能となる。
なお、実施の形態1〜4の説明は、酸素ガスと水素ガスの混合雰囲気中でウエハを加熱して酸化させるパイロジェニック酸化法に関するものであるが、酸化雰囲気中でウエハを加熱して熱酸化させるドライ酸化法に適用してもよい。
1 プロセスチューブ、2 第1プロセスガス導入管、3 第2プロセスガス導入管、4 隙間部、5 ウエハボート、6 フォーク、7 エンドリッド、8 遮蔽板、9 整流板、10 ヒーター、11 排気ポート、S1、S2、S3、S4、S5 ロット、D1、D2 ダミーロット、12 貫通孔、13 開口部、100 横型熱酸化装置。

Claims (6)

  1. ウエハの表面を熱酸化するための半導体製造装置であって、
    一端にガス導入口を有し、他端が蓋部で閉じられた円筒形の反応管と、
    該反応管内に、該反応管の中心軸に対して垂直に複数のウエハを配置する保持手段と、
    該ガス導入口と該保持手段との間に、該反応管の内壁に周囲が接するように設けられ、下方に開口部を有する遮蔽板と、
    該遮蔽板と保持手段との間に、反応管の内壁に周囲が接するように設けられ、複数の貫通孔を有する整流板と、
    該反応管の周囲に設けられたヒーターと、を含み、
    該ガス導入部から導入されたガスは、該遮蔽板の該開口部を通った後、該整流板の該貫通孔を通って該ウエハに供給され、
    該遮蔽板の開口部は、該遮蔽板の中心より下方に設けられた、矩形または半円形の切り取り孔、あるいは複数の円形の孔であり、
    半円形の切り取り孔からなる該開口部が、更に、該開口部の周囲から該ガス導入口方向に水平に張り出した庇部を有することを特徴とする半導体製造装置。
  2. ウエハの表面を熱酸化するための半導体製造装置であって、
    一端にガス導入口を有し、他端が蓋部で閉じられた円筒形の反応管と、
    該反応管内に、該反応管の中心軸に対して垂直に複数のウエハを配置する保持手段と、
    該ガス導入口と該保持手段との間に、該反応管の内壁に周囲が接するように設けられ、下方に開口部を有する遮蔽板と、
    該遮蔽板と保持手段との間に、反応管の内壁に周囲が接するように設けられ、複数の貫通孔を有する整流板と、
    該反応管の周囲に設けられたヒーターと、を含み、
    該ガス導入部から導入されたガスは、該遮蔽板の該開口部を通った後、該整流板の該貫通孔を通って該ウエハに供給され、
    該遮蔽板は、下方が上記ガス導入口に近づくように傾斜して配置されたことを特徴とする半導体製造装置。
  3. 上記整流板の貫通孔は、上記整流板の中心に対して、該中心を重心とする正三角形の頂点の位置に配置され、または該整流板の中心に対して、同心円上に均等に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体製造装置。
  4. 上記ガス導入口は、第2プロセスガスを供給するための、ノズル状の第2プロセスガス導入と、第1プロセスガスを供給するための、該第2プロセスガス導入を囲む第1プロセスガス導入とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体製造装置。
  5. 上記第1プロセスガスは酸素ガスであり、上記第2プロセスガスが水素ガスであり、上記ウエハがシリコンであり、該第1プロセスガスと該第2プロセスガスを反応させて形成した水蒸気ガスにより該ウエハの表面を酸化してシリコン酸化膜を形成することを特徴とする請求項に記載の半導体製造装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の半導体製造装置を用いてウエハの表面に酸化膜を形成する工程を含む半導体デバイスの製造方法。
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