JP2004221150A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004221150A JP2004221150A JP2003003879A JP2003003879A JP2004221150A JP 2004221150 A JP2004221150 A JP 2004221150A JP 2003003879 A JP2003003879 A JP 2003003879A JP 2003003879 A JP2003003879 A JP 2003003879A JP 2004221150 A JP2004221150 A JP 2004221150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating plate
- heat insulating
- boat
- gas
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】複数の処理用ガスの混合を促進してシリコンウェハ等を処理し、もって高品質な半導体装置(デバイス)を製造する。
【解決手段】ボート20の下方には、断熱板フォルダ22が接続された状態で配置されている。ボート20と断熱板フォルダ22との境界には、リング状の接続部又はリング型断熱板が形成されている。複数の処理用ガスは、それぞれ異なるガス導入口44から導入され、それぞれの処理用ガスの流れがリング状の接続部又はリング型断熱板により、インナーチューブ28の中央に集中させられることによって混合を促進される。すなわち、それぞれの処理用ガスが反応室の下方から導入され、高速で垂直方向に上昇してしまい、混合される以前にボートの下部に支持されている基板の位置を通過することを防止する。
【選択図】 図5
【解決手段】ボート20の下方には、断熱板フォルダ22が接続された状態で配置されている。ボート20と断熱板フォルダ22との境界には、リング状の接続部又はリング型断熱板が形成されている。複数の処理用ガスは、それぞれ異なるガス導入口44から導入され、それぞれの処理用ガスの流れがリング状の接続部又はリング型断熱板により、インナーチューブ28の中央に集中させられることによって混合を促進される。すなわち、それぞれの処理用ガスが反応室の下方から導入され、高速で垂直方向に上昇してしまい、混合される以前にボートの下部に支持されている基板の位置を通過することを防止する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスを導入してシリコンウェハ等の処理をする半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば縦型熱処理炉を用いて、シリコンウェハ等の基板を熱処理する場合、雰囲気ガス及び処理ガスなどの複数の処理用ガスを混合した混合ガスが基板に向けて噴出される。雰囲気ガスを給送する給送管と、処理ガスを給送する給送管とが混合管に接続され、混合管おいてガスの混合が行われた後に、この混合ガスが反応室へ送給されると、例えば処理ガス内に含まれる拡散不純物と酸素との反応は、雰囲気温度が低いために不十分になることがある。この場合、拡散用物質の生成が不十分となり、基板の表面に均一な拡散層が形成されないことがある。
【0003】このような問題を解決する手段として、雰囲気ガス及び処理ガスを送給する送給管をそれぞれ反応室内で混合管に接続する技術が知られている(特許文献1参照)。これは、雰囲気ガス及び処理ガスがそれぞれ加熱された後に混合され、拡散用物質の生成を十分に行った混合ガスが混合管に設けられたガス噴出口から基板に対して噴出されるようにするものである。
【0004】
【特許文献1】特開平10−144617号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、雰囲気ガス及び処理ガスを送給する送給管をそれぞれ反応室内で混合管に接続させる場合、送給管の構造が複雑になることがある。
【0006】本発明は、上述した背景からなされたものであり、複数の処理用ガスの混合を促進し、シリコンウェハ等の処理をすることができる半導体製造装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の特徴とするところは、反応室と、この反応室に第1のガスを導入する第1のガス導入手段と、前記反応室に第2のガスを導入する第2のガス導入手段と、前記反応室にあって複数の基板を支持する基板支持手段と、前記第1のガス導入手段及び第2のガス導入手段側にあって前記基板支持手段と外部とを断熱する断熱手段とを具備し、前記基板支持手段と前記断熱手段との間に、前記第1のガス導入手段から前記反応室に導入された第1のガスと、前記第2のガス導入手段から前記反応室に導入された第2のガスとを混合する混合手段を設けた半導体製造装置にある。
【0008】複数の処理用ガスを用いてシリコンウェハ等の基板を処理する場合、例えば複数の処理用ガスは、それぞれ異なるガス導入口から導入され、反応室において加熱された状態で混合される。例えばそれぞれのガス導入口は反応室の下方に設けられ、基板支持体(ボート)は、ガス導入口よりも上方で処理が行われるように、反応室の上方に配置される。この場合、複数の処理用ガスは、反応室の下方から上昇する間に十分に混合されて、基板と反応させる必要がある。複数のガスを混合する混合手段は、例えばボートからの熱放出を防止する断熱板フォルダの上部に接続されており、ボートと断熱板フォルダとの接続部よりも下方から複数のガスが導入される構成の場合には、ボートと断熱板フォルダとの接続部をリング状に形成することによって、複数の処理用ガスを混合する混合手段が構成される。混合手段は、処理用ガスと基板とを反応させる前に、下方から上昇する複数の処理用ガスの流れを中央に集めることにより、混合を十分に促進させることが好ましい。また、混合手段は、ボート及び断熱板フォルダが一体化されている構造の場合には、例えば断熱板フォルダの最上部に配置されている断熱板をリング状にすることによって構成されて、処理用ガスの混合を促進させることが好ましい。
【0009】混合手段は、リング状の接続部又は断熱板によって構成されており、複数の処理用ガスを中央に集中させるため、インナーチューブと接続部又は断熱板との間に設けられた流路の開口面積より、接続部又は断熱板の中央に設けられた穴部の開口面積を大きくされることが好ましい。また、インナーチューブとリング状の接続部又は断熱板との間に設けられた流路の開口面積より、リング状の接続部又は断熱板から断熱板フォルダの最上部に配置された円板状の断熱板までの間隔を大きくして断熱板直径と該間隔により決まる円筒状開口面積を大きくすることが好ましい。
【0010】インナーチューブとリング状の接続部又は断熱板との間に設けられた流路の開口面積は、インナーチューブからリング状の接続部又は断熱板に向けて突出する突起などをインナーチューブに設けることによって相対的に小さくすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体製造装置10が示されている。この半導体製造装置10は、例えば縦型装置であり、複数枚の基板を収納したカセットの搬入及び搬出などの移載を行うカセット移載機12を有する。カセット移載機12の背面側上方には、未処理の基板を収納した複数個のカセットを保管するカセットストッカ14が設けられている。カセットストッカ14の下方には、移載棚16が配置されており、カセットストッカ14に保管されているカセットがカセット移載機12によって移載棚16に移載される。移載棚16の背面側には、基板移載機18が配置されている。基板移載機18は、移載棚16に載置されているカセットから基板を取り出し、基板移載機18の背面側に配置されたボート20に移載する。ボート20の下部には、断熱板を配置する断熱板フォルダ22が接続されている。ボート20の上方には、反応炉24が設けられている。ボート20には、断熱板フォルダ22を介して昇降機26が接続されており、基板が移載されたボート20は、反応炉24内に導かれるように構成されている。
【0012】図2において、反応炉24が示されている。この反応炉24は、円筒状のインナーチューブ28を有し、このインナーチューブ28の内部に反応室30が形成されてボート20が挿入される。また、このインナーチューブ28の周囲は、外気を遮断するアウターチューブ32で覆われている。アウターチューブ32の周囲は、基板を熱処理する際に加熱するするためのヒータとして円筒状に形成された発熱線34が設けられ、さらに発熱線34の周囲は、断熱材36によって覆われている。断熱材36は、反応炉24の炉壁となっており、断熱材36の周囲は、例えばステンレス(SUS)から成る反応炉ケース38で覆われている。
【0013】アウターチューブ32の下方には、ボート20を挿入及び排出するための炉口部40が設けられている。この炉口部40は、断熱板フォルダ22の下部に接続れたシールキャップ42によって塞ぐことができ、反応炉24を密閉することができるようにしてある。また、アウターチューブ32の炉口部40近傍には、例えば2つのガス導入口44が設けられている。そして、アウターチューブ32の下方近傍には、ガス導入口44から導入された処理用ガスがボート20の最上部に支持された基板の周囲を通過し、インナーチューブ28とアウターチューブ32の間を下降して排出されるようにガス排気口46が設けられている。
【0014】次に上述したように構成された半導体製造装置10の作用について説明する。
まず、カセット移載機12は、複数枚の基板を収納したカセットをカセットストッカ14に移載して保管し、さらにカセットから基板を取り出すための移載棚16に移載する。次に、基板移載機18は、移載棚16に載置されたカセットから基板を取り出し、基板をボート20に載置する。ボート20は、所定の枚数の基板を載置されると、昇降機26によって反応室30に挿入される。そして、反応炉24は、シールキャップ42によって密閉される。
【0015】反応室30において、基板は発熱線34によって処理温度まで加熱されると、例えば窒化膜などを成膜する場合には、モノシラン及びアンモニアなどの混合される複数の処理用ガスがそれぞれ異なるガス導入口44から導入される。そして、複数の処理用ガスは、反応室30内で混合され、反応室30の内部上方に位置するボート20に載置された基板に向けて上昇し、基板の熱処理が行われる。熱処理後の処理用ガスは、ガス排気口46から排出される。
【0016】基板の熱処理が終了すると、例えば炉内温度を降温させた後、ボート20を反応炉24からアンロードし、ボート20に支持された全ての基板が冷えるまで、ボート20を所定位置で待機させる。次に、待機させたボート20の基板が所定温度まで冷却されると、基板移載機18により、ボート20から基板を取り出し、移載棚16のカセットに収納する。熱処理後の基板を収納されたカセットは、カセット移載機12によって搬出されて完了する。
【0017】次に上記基板支持体について詳述する。
図3において、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例が示されている。断熱板フォルダ22は、ボート20の下方に接続された状態で配置されている。ボート20は、上部板48及びリング状のボート接続部50を有し、この上部板48とボート接続部50との間を複数のボート支柱52により接続されて構成されており、このボート支柱52によって複数の基板54をそれぞれ所定の間隔で支持することができるようになっている。断熱板フォルダ22は、リング状の断熱板接続部56及び下部板58を有し、このリング状の断熱板接続部56と下部板58との間を複数のフォルダ支柱60により接続されて構成されており、このフォルダ支柱60に複数の断熱板62を配置することができるようになっている。ボート接続部50及び断熱板接続部56は、例えばそれぞれの内径及び外径が同一であるリング状の円板に形成され、断熱板フォルダ22の上にボート20が載置されている。断熱板62は、基板54を熱処理する際に、炉口部40及びシールキャップ42から、熱が奪われることを低減する。
【0018】次に、ボート20及びインナーチューブ28によって形成される処理用ガスの流路について説明する。
図4は、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した部分を模式的に示す図である。上述したように、ボート接続部50及び断熱板接続部56は、例えばそれぞれの内径及び外径が同一であるリング状の円板に形成されており、ボート接続部50及び断熱板接続部56に設けられた穴部の直径をaとし、外周の直径をbとする。インナーチューブ28は、前述したように円筒状に形成されており、ボート20が挿入される内側の直径をcとする。また、断熱板62の直径をdとし、断熱板フォルダ22の最も上側に配置されている断熱板62と、断熱板接続部56との距離をeとする。
【0019】処理用ガスは、インナーチューブ28の下方から導入されると、断熱板接続部56に設けられた直径aの円形開口部64、又は断熱板接続部56の外周とインナーチューブ28の内側との間に設けられたリング状開口部66のいずれかを通過し、ボート20に向けて上昇する。処理用ガスの流れの主流は、リング状開口部66の開口面積よりも、円形開口部64の開口面積が大きくされることにより、円形開口部64を通過する処理用ガスの流れとなる。すなわち、次の式▲1▼に示す条件を満たすことにより、処理用ガスの流れの主流は、円形開口部64を通過する処理用ガスの流れとなる。
【0020】
【0021】また、断熱板62の外周と断熱板接続部56との間隔により、円筒状開口部68が設けられている。この円筒状開口部68の開口面積がリング状開口部66の開口面積よりも大きくされることにより、円筒状開口部68を通過する処理用ガスの流れを処理用ガスの流れの主流にすることができる。よって、次の式▲2▼に示す条件を満たすことにより、処理用ガスの流れの主流を円筒状開口部68を通過する処理用ガスの流れとすることができ、式▲1▼に示した条件と合わせて満たすことにより、複数の処理用ガスの流れをインナーチューブ28の中央に集中させる流路を設けることができる。
【0022】
【0023】複数の処理用ガスは、ボート20の最も下側に支持されている基板54の位置まで上昇する以前に混合されることを促進するため、複数の処理用ガスが上昇する速度、水平方向に移動する速度及び十分に混合されるために要する時間などを考慮して、円形開口部64、リング状開口部66及び円筒状開口部68の開口面積を設定することが好ましい。
【0024】次に、上記実施形態におけるボート接続部50及び断熱板接続部56の作用原理について説明する。
図5において、複数の処理用ガスを混合させて熱処理を行う際の、処理用ガスの流れが示されている。ガス導入口44から導入された複数の処理用ガスの流れは、それぞれ破線矢印および一点鎖線矢印で示されている。複数の処理用ガスは、異なるガス導入口44からインナーチューブ28の下方に導入されると、アウターチューブ32の内部全体が低圧にされているため、垂直方向に高速で上昇し、水平方向にはほとんど流れない。断熱板62の近傍では、処理用ガスの垂直方向の流路が水平方向の流路に比べて大きいためである。複数の処理用ガスは、さらに上昇し、断熱板接続部56に近づくと、インナーチューブ28及び断熱板接続部56の構成が式▲1▼、式▲2▼に示された条件を満たしているため、それぞれの処理用ガスの流れは、インナーチューブ28の中央に集中させられる。複数の処理用ガスは、インナーチューブ28の中央で互いに距離を近づけられて、混合することを促進される。すなわち、それぞれの処理用ガスが互いに近づけられる以前に、ボート20の最も下側に支持されている基板54の位置を通過することを防止する。
【0025】断熱板接続部56の近傍で混合された処理ガスの流れは、実線矢印で示されている。円形開口部64を通過した処理用ガスは、混合された状態で基板54と反応し、ボート20の最上部に支持された基板54の上方まで上昇する。所定時間の処理を終えた処理用ガスは、インナーチューブ28とアウターチューブ32との間を下降し、ガス排気口46から排出される。
【0026】図6において、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例が示されている。断熱板フォルダ22は、ボート20の下方に配置されるようにして一体化されている。なお、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と実質的に同じ部分には、図面に同一番号を付してある。このボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例において、断熱板フォルダ22の最上部には、リング状に形成されたリング型断熱板70が配置されている。
【0027】図7は、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例のリング型断熱板70近傍を模式的に示す図である。ここで、リング型断熱板70に設けられた穴部の直径をaとし、外周の直径をbとする。なお、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と実質的に同じ部分には、図面に同一番号を付してある。
ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例においても、上述した式▲1▼、式▲2▼に示された条件を満たすように構成されることにより、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と同様に複数の処理用ガスの流れをインナーチューブ28の中央に集中させる流路を設けることができる。
【0028】図8は、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した変形例についてリング型断熱板近傍を模式的に示す図である。この変形例には、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例と同様にリング型断熱板70が設けられており、インナーチューブ28のリング型断熱板70に対向する位置には、例えばリング型断熱板70と同じ厚さのリング状突起72がインナーチューブ28の内面に対して垂直方向に設けられている。なお、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と実質的に同じ部分には、図面に同一番号を付してある。リング型断熱板70に設けられた穴部の直径をaとし、外周の直径をbとする。また、リング状突起72の内側の直径をcとする。この変形例においても、上述した式▲1▼、式▲2▼に示された条件を満たすように構成されることにより、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と同様に複数の処理用ガスの流れをインナーチューブ28の中央に集中させる流路を設けることができる。
【0029】以上のように、異なるガス導入口44から導入される複数の処理用ガスは、ボート20と断熱板フォルダ22との境界に、リング状の接続部又はリング型断熱板70などを設けることにより、それぞれの処理用ガスの流れがインナーチューブ28の中央に集中させられて混合することを促進される。すなわち、それぞれの処理用ガスが混合される以前に、ボート20の最も下側に支持されている基板54の位置を通過してしまうことを防止することができる。
【0030】ガス導入口の数は、混合する処理用ガスの数に応じて増やしてもよい。なお、上記実施形態の説明にあっては、熱処理装置として、複数の基板を基板支持体に支持した状態で熱処理する縦型のものを用いたが、これに限定するものではなく、例えば複数のガスを混合して熱処理を行うシリンダ型またはバレル型レイアウトの熱処理装置などにも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、複数の処理用ガスを混合する混合手段を設けたので、処理用ガスが混合することを促進し、高品質な半導体装置(デバイス)を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体製造装置の概略を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いた反応炉を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダを接続した例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダを接続した例を模式的に示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダを接続した例における処理用ガスの流れを示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダとを一体化した例を示す断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダとを一体化した例のリング型断熱板近傍を模式的に示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダとを一体化した例の変形例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 半導体製造装置
20 基板支持体(ボート)
22 断熱板フォルダ
28 インナーチューブ
30 反応室
32 アウターチューブ
40 炉口部
44 ガス導入口
46 ガス排気口
50 ボート接続部
52 ボート支柱
56 断熱板接続部
62 断熱板
64 円形開口部
66 リング状開口部
68 円筒状開口部
70 リング型断熱板
72 リング状突起
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスを導入してシリコンウェハ等の処理をする半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば縦型熱処理炉を用いて、シリコンウェハ等の基板を熱処理する場合、雰囲気ガス及び処理ガスなどの複数の処理用ガスを混合した混合ガスが基板に向けて噴出される。雰囲気ガスを給送する給送管と、処理ガスを給送する給送管とが混合管に接続され、混合管おいてガスの混合が行われた後に、この混合ガスが反応室へ送給されると、例えば処理ガス内に含まれる拡散不純物と酸素との反応は、雰囲気温度が低いために不十分になることがある。この場合、拡散用物質の生成が不十分となり、基板の表面に均一な拡散層が形成されないことがある。
【0003】このような問題を解決する手段として、雰囲気ガス及び処理ガスを送給する送給管をそれぞれ反応室内で混合管に接続する技術が知られている(特許文献1参照)。これは、雰囲気ガス及び処理ガスがそれぞれ加熱された後に混合され、拡散用物質の生成を十分に行った混合ガスが混合管に設けられたガス噴出口から基板に対して噴出されるようにするものである。
【0004】
【特許文献1】特開平10−144617号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、雰囲気ガス及び処理ガスを送給する送給管をそれぞれ反応室内で混合管に接続させる場合、送給管の構造が複雑になることがある。
【0006】本発明は、上述した背景からなされたものであり、複数の処理用ガスの混合を促進し、シリコンウェハ等の処理をすることができる半導体製造装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の特徴とするところは、反応室と、この反応室に第1のガスを導入する第1のガス導入手段と、前記反応室に第2のガスを導入する第2のガス導入手段と、前記反応室にあって複数の基板を支持する基板支持手段と、前記第1のガス導入手段及び第2のガス導入手段側にあって前記基板支持手段と外部とを断熱する断熱手段とを具備し、前記基板支持手段と前記断熱手段との間に、前記第1のガス導入手段から前記反応室に導入された第1のガスと、前記第2のガス導入手段から前記反応室に導入された第2のガスとを混合する混合手段を設けた半導体製造装置にある。
【0008】複数の処理用ガスを用いてシリコンウェハ等の基板を処理する場合、例えば複数の処理用ガスは、それぞれ異なるガス導入口から導入され、反応室において加熱された状態で混合される。例えばそれぞれのガス導入口は反応室の下方に設けられ、基板支持体(ボート)は、ガス導入口よりも上方で処理が行われるように、反応室の上方に配置される。この場合、複数の処理用ガスは、反応室の下方から上昇する間に十分に混合されて、基板と反応させる必要がある。複数のガスを混合する混合手段は、例えばボートからの熱放出を防止する断熱板フォルダの上部に接続されており、ボートと断熱板フォルダとの接続部よりも下方から複数のガスが導入される構成の場合には、ボートと断熱板フォルダとの接続部をリング状に形成することによって、複数の処理用ガスを混合する混合手段が構成される。混合手段は、処理用ガスと基板とを反応させる前に、下方から上昇する複数の処理用ガスの流れを中央に集めることにより、混合を十分に促進させることが好ましい。また、混合手段は、ボート及び断熱板フォルダが一体化されている構造の場合には、例えば断熱板フォルダの最上部に配置されている断熱板をリング状にすることによって構成されて、処理用ガスの混合を促進させることが好ましい。
【0009】混合手段は、リング状の接続部又は断熱板によって構成されており、複数の処理用ガスを中央に集中させるため、インナーチューブと接続部又は断熱板との間に設けられた流路の開口面積より、接続部又は断熱板の中央に設けられた穴部の開口面積を大きくされることが好ましい。また、インナーチューブとリング状の接続部又は断熱板との間に設けられた流路の開口面積より、リング状の接続部又は断熱板から断熱板フォルダの最上部に配置された円板状の断熱板までの間隔を大きくして断熱板直径と該間隔により決まる円筒状開口面積を大きくすることが好ましい。
【0010】インナーチューブとリング状の接続部又は断熱板との間に設けられた流路の開口面積は、インナーチューブからリング状の接続部又は断熱板に向けて突出する突起などをインナーチューブに設けることによって相対的に小さくすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体製造装置10が示されている。この半導体製造装置10は、例えば縦型装置であり、複数枚の基板を収納したカセットの搬入及び搬出などの移載を行うカセット移載機12を有する。カセット移載機12の背面側上方には、未処理の基板を収納した複数個のカセットを保管するカセットストッカ14が設けられている。カセットストッカ14の下方には、移載棚16が配置されており、カセットストッカ14に保管されているカセットがカセット移載機12によって移載棚16に移載される。移載棚16の背面側には、基板移載機18が配置されている。基板移載機18は、移載棚16に載置されているカセットから基板を取り出し、基板移載機18の背面側に配置されたボート20に移載する。ボート20の下部には、断熱板を配置する断熱板フォルダ22が接続されている。ボート20の上方には、反応炉24が設けられている。ボート20には、断熱板フォルダ22を介して昇降機26が接続されており、基板が移載されたボート20は、反応炉24内に導かれるように構成されている。
【0012】図2において、反応炉24が示されている。この反応炉24は、円筒状のインナーチューブ28を有し、このインナーチューブ28の内部に反応室30が形成されてボート20が挿入される。また、このインナーチューブ28の周囲は、外気を遮断するアウターチューブ32で覆われている。アウターチューブ32の周囲は、基板を熱処理する際に加熱するするためのヒータとして円筒状に形成された発熱線34が設けられ、さらに発熱線34の周囲は、断熱材36によって覆われている。断熱材36は、反応炉24の炉壁となっており、断熱材36の周囲は、例えばステンレス(SUS)から成る反応炉ケース38で覆われている。
【0013】アウターチューブ32の下方には、ボート20を挿入及び排出するための炉口部40が設けられている。この炉口部40は、断熱板フォルダ22の下部に接続れたシールキャップ42によって塞ぐことができ、反応炉24を密閉することができるようにしてある。また、アウターチューブ32の炉口部40近傍には、例えば2つのガス導入口44が設けられている。そして、アウターチューブ32の下方近傍には、ガス導入口44から導入された処理用ガスがボート20の最上部に支持された基板の周囲を通過し、インナーチューブ28とアウターチューブ32の間を下降して排出されるようにガス排気口46が設けられている。
【0014】次に上述したように構成された半導体製造装置10の作用について説明する。
まず、カセット移載機12は、複数枚の基板を収納したカセットをカセットストッカ14に移載して保管し、さらにカセットから基板を取り出すための移載棚16に移載する。次に、基板移載機18は、移載棚16に載置されたカセットから基板を取り出し、基板をボート20に載置する。ボート20は、所定の枚数の基板を載置されると、昇降機26によって反応室30に挿入される。そして、反応炉24は、シールキャップ42によって密閉される。
【0015】反応室30において、基板は発熱線34によって処理温度まで加熱されると、例えば窒化膜などを成膜する場合には、モノシラン及びアンモニアなどの混合される複数の処理用ガスがそれぞれ異なるガス導入口44から導入される。そして、複数の処理用ガスは、反応室30内で混合され、反応室30の内部上方に位置するボート20に載置された基板に向けて上昇し、基板の熱処理が行われる。熱処理後の処理用ガスは、ガス排気口46から排出される。
【0016】基板の熱処理が終了すると、例えば炉内温度を降温させた後、ボート20を反応炉24からアンロードし、ボート20に支持された全ての基板が冷えるまで、ボート20を所定位置で待機させる。次に、待機させたボート20の基板が所定温度まで冷却されると、基板移載機18により、ボート20から基板を取り出し、移載棚16のカセットに収納する。熱処理後の基板を収納されたカセットは、カセット移載機12によって搬出されて完了する。
【0017】次に上記基板支持体について詳述する。
図3において、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例が示されている。断熱板フォルダ22は、ボート20の下方に接続された状態で配置されている。ボート20は、上部板48及びリング状のボート接続部50を有し、この上部板48とボート接続部50との間を複数のボート支柱52により接続されて構成されており、このボート支柱52によって複数の基板54をそれぞれ所定の間隔で支持することができるようになっている。断熱板フォルダ22は、リング状の断熱板接続部56及び下部板58を有し、このリング状の断熱板接続部56と下部板58との間を複数のフォルダ支柱60により接続されて構成されており、このフォルダ支柱60に複数の断熱板62を配置することができるようになっている。ボート接続部50及び断熱板接続部56は、例えばそれぞれの内径及び外径が同一であるリング状の円板に形成され、断熱板フォルダ22の上にボート20が載置されている。断熱板62は、基板54を熱処理する際に、炉口部40及びシールキャップ42から、熱が奪われることを低減する。
【0018】次に、ボート20及びインナーチューブ28によって形成される処理用ガスの流路について説明する。
図4は、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した部分を模式的に示す図である。上述したように、ボート接続部50及び断熱板接続部56は、例えばそれぞれの内径及び外径が同一であるリング状の円板に形成されており、ボート接続部50及び断熱板接続部56に設けられた穴部の直径をaとし、外周の直径をbとする。インナーチューブ28は、前述したように円筒状に形成されており、ボート20が挿入される内側の直径をcとする。また、断熱板62の直径をdとし、断熱板フォルダ22の最も上側に配置されている断熱板62と、断熱板接続部56との距離をeとする。
【0019】処理用ガスは、インナーチューブ28の下方から導入されると、断熱板接続部56に設けられた直径aの円形開口部64、又は断熱板接続部56の外周とインナーチューブ28の内側との間に設けられたリング状開口部66のいずれかを通過し、ボート20に向けて上昇する。処理用ガスの流れの主流は、リング状開口部66の開口面積よりも、円形開口部64の開口面積が大きくされることにより、円形開口部64を通過する処理用ガスの流れとなる。すなわち、次の式▲1▼に示す条件を満たすことにより、処理用ガスの流れの主流は、円形開口部64を通過する処理用ガスの流れとなる。
【0020】
【0021】また、断熱板62の外周と断熱板接続部56との間隔により、円筒状開口部68が設けられている。この円筒状開口部68の開口面積がリング状開口部66の開口面積よりも大きくされることにより、円筒状開口部68を通過する処理用ガスの流れを処理用ガスの流れの主流にすることができる。よって、次の式▲2▼に示す条件を満たすことにより、処理用ガスの流れの主流を円筒状開口部68を通過する処理用ガスの流れとすることができ、式▲1▼に示した条件と合わせて満たすことにより、複数の処理用ガスの流れをインナーチューブ28の中央に集中させる流路を設けることができる。
【0022】
【0023】複数の処理用ガスは、ボート20の最も下側に支持されている基板54の位置まで上昇する以前に混合されることを促進するため、複数の処理用ガスが上昇する速度、水平方向に移動する速度及び十分に混合されるために要する時間などを考慮して、円形開口部64、リング状開口部66及び円筒状開口部68の開口面積を設定することが好ましい。
【0024】次に、上記実施形態におけるボート接続部50及び断熱板接続部56の作用原理について説明する。
図5において、複数の処理用ガスを混合させて熱処理を行う際の、処理用ガスの流れが示されている。ガス導入口44から導入された複数の処理用ガスの流れは、それぞれ破線矢印および一点鎖線矢印で示されている。複数の処理用ガスは、異なるガス導入口44からインナーチューブ28の下方に導入されると、アウターチューブ32の内部全体が低圧にされているため、垂直方向に高速で上昇し、水平方向にはほとんど流れない。断熱板62の近傍では、処理用ガスの垂直方向の流路が水平方向の流路に比べて大きいためである。複数の処理用ガスは、さらに上昇し、断熱板接続部56に近づくと、インナーチューブ28及び断熱板接続部56の構成が式▲1▼、式▲2▼に示された条件を満たしているため、それぞれの処理用ガスの流れは、インナーチューブ28の中央に集中させられる。複数の処理用ガスは、インナーチューブ28の中央で互いに距離を近づけられて、混合することを促進される。すなわち、それぞれの処理用ガスが互いに近づけられる以前に、ボート20の最も下側に支持されている基板54の位置を通過することを防止する。
【0025】断熱板接続部56の近傍で混合された処理ガスの流れは、実線矢印で示されている。円形開口部64を通過した処理用ガスは、混合された状態で基板54と反応し、ボート20の最上部に支持された基板54の上方まで上昇する。所定時間の処理を終えた処理用ガスは、インナーチューブ28とアウターチューブ32との間を下降し、ガス排気口46から排出される。
【0026】図6において、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例が示されている。断熱板フォルダ22は、ボート20の下方に配置されるようにして一体化されている。なお、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と実質的に同じ部分には、図面に同一番号を付してある。このボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例において、断熱板フォルダ22の最上部には、リング状に形成されたリング型断熱板70が配置されている。
【0027】図7は、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例のリング型断熱板70近傍を模式的に示す図である。ここで、リング型断熱板70に設けられた穴部の直径をaとし、外周の直径をbとする。なお、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と実質的に同じ部分には、図面に同一番号を付してある。
ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例においても、上述した式▲1▼、式▲2▼に示された条件を満たすように構成されることにより、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と同様に複数の処理用ガスの流れをインナーチューブ28の中央に集中させる流路を設けることができる。
【0028】図8は、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した変形例についてリング型断熱板近傍を模式的に示す図である。この変形例には、ボート20と断熱板フォルダ22とを一体化した例と同様にリング型断熱板70が設けられており、インナーチューブ28のリング型断熱板70に対向する位置には、例えばリング型断熱板70と同じ厚さのリング状突起72がインナーチューブ28の内面に対して垂直方向に設けられている。なお、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と実質的に同じ部分には、図面に同一番号を付してある。リング型断熱板70に設けられた穴部の直径をaとし、外周の直径をbとする。また、リング状突起72の内側の直径をcとする。この変形例においても、上述した式▲1▼、式▲2▼に示された条件を満たすように構成されることにより、ボート20と断熱板フォルダ22とを接続した例と同様に複数の処理用ガスの流れをインナーチューブ28の中央に集中させる流路を設けることができる。
【0029】以上のように、異なるガス導入口44から導入される複数の処理用ガスは、ボート20と断熱板フォルダ22との境界に、リング状の接続部又はリング型断熱板70などを設けることにより、それぞれの処理用ガスの流れがインナーチューブ28の中央に集中させられて混合することを促進される。すなわち、それぞれの処理用ガスが混合される以前に、ボート20の最も下側に支持されている基板54の位置を通過してしまうことを防止することができる。
【0030】ガス導入口の数は、混合する処理用ガスの数に応じて増やしてもよい。なお、上記実施形態の説明にあっては、熱処理装置として、複数の基板を基板支持体に支持した状態で熱処理する縦型のものを用いたが、これに限定するものではなく、例えば複数のガスを混合して熱処理を行うシリンダ型またはバレル型レイアウトの熱処理装置などにも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、複数の処理用ガスを混合する混合手段を設けたので、処理用ガスが混合することを促進し、高品質な半導体装置(デバイス)を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体製造装置の概略を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いた反応炉を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダを接続した例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダを接続した例を模式的に示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダを接続した例における処理用ガスの流れを示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダとを一体化した例を示す断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダとを一体化した例のリング型断熱板近傍を模式的に示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係る半導体製造装置に用いたボートと断熱板フォルダとを一体化した例の変形例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 半導体製造装置
20 基板支持体(ボート)
22 断熱板フォルダ
28 インナーチューブ
30 反応室
32 アウターチューブ
40 炉口部
44 ガス導入口
46 ガス排気口
50 ボート接続部
52 ボート支柱
56 断熱板接続部
62 断熱板
64 円形開口部
66 リング状開口部
68 円筒状開口部
70 リング型断熱板
72 リング状突起
Claims (1)
- 反応室と、この反応室に第1のガスを導入する第1のガス導入手段と、前記反応室に第2のガスを導入する第2のガス導入手段と、前記反応室にあって複数の基板を支持する基板支持手段と、前記第1のガス導入手段及び第2のガス導入手段側にあって前記基板支持手段と外部とを断熱する断熱手段とを具備し、前記基板支持手段と前記断熱手段との間に、前記第1のガス導入手段から前記反応室に導入された第1のガスと、前記第2のガス導入手段から前記反応室に導入された第2のガスとを混合する混合手段を設けたことを特徴とする半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003879A JP2004221150A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003879A JP2004221150A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004221150A true JP2004221150A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32895016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003879A Pending JP2004221150A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004221150A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013355A1 (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-01 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 基板処理装置及び半導体装置の製造方法 |
JP2010205820A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Koyo Thermo System Kk | 基板の熱処理装置 |
CN101866853A (zh) * | 2009-04-16 | 2010-10-20 | 三星移动显示器株式会社 | 基板处理设备 |
-
2003
- 2003-01-10 JP JP2003003879A patent/JP2004221150A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013355A1 (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-01 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 基板処理装置及び半導体装置の製造方法 |
JPWO2007013355A1 (ja) * | 2005-07-26 | 2009-02-05 | 株式会社日立国際電気 | 基板処理装置及び半導体装置の製造方法 |
JP4652408B2 (ja) * | 2005-07-26 | 2011-03-16 | 株式会社日立国際電気 | 基板処理装置、反応管、基板処理方法及び半導体装置の製造方法 |
US8246749B2 (en) | 2005-07-26 | 2012-08-21 | Hitachi Kokusai Electric, Inc. | Substrate processing apparatus and semiconductor device producing method |
JP2010205820A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Koyo Thermo System Kk | 基板の熱処理装置 |
CN101866853A (zh) * | 2009-04-16 | 2010-10-20 | 三星移动显示器株式会社 | 基板处理设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI328831B (en) | Heat insulation structure, heating device, heating system, substrate processing apparatus, and manufacturing method for a semiconductor device | |
JP2003282578A (ja) | 熱処理装置および半導体製造方法 | |
JP5721219B2 (ja) | 基板処理装置、半導体装置の製造方法及び加熱装置 | |
JP2005011911A (ja) | 加熱装置及び加熱方法 | |
WO2006030857A1 (ja) | 熱処理装置及び基板の製造方法 | |
JP2004221150A (ja) | 半導体製造装置 | |
JP3863786B2 (ja) | 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 | |
JP4031601B2 (ja) | 縦型熱処理装置 | |
JP2004055880A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2001210603A (ja) | 縦型熱処理装置用の反応管および該反応管を用いた縦型熱処理装置 | |
JPS61290713A (ja) | 処理装置 | |
JP2012248675A (ja) | ガス予備加熱筒、基板処理装置および基板処理方法 | |
JP2668019B2 (ja) | 縦型熱処理装置 | |
JP4511251B2 (ja) | 熱処理装置および熱処理方法 | |
JP3450033B2 (ja) | 熱処理装置 | |
JP4021140B2 (ja) | 加熱処理装置 | |
JP2007073865A (ja) | 熱処理装置 | |
JPS63181315A (ja) | 熱処理装置 | |
JPH0468522A (ja) | 縦型熱処理装置 | |
JP2012089603A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2008311587A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2992576B2 (ja) | 縦型熱処理装置 | |
JP2010010280A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2003203868A (ja) | 半導体製造装置 | |
JPH09260363A (ja) | 半導体製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070829 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070905 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |