JP6320064B2 - 加速度センサ - Google Patents

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本発明は、振動を検知するために用いられる加速度センサに関する。
従来、物品の表面に接触させて、振動の状態を計測する用途に、加速度センサが用いられている。
このような加速度センサとして、例えば、特許文献1に開示されているような、圧電素子を用いた加速度センサが使用されている。
図3は、従来の加速度センサを示す断面図である。図3に示す特許文献1に記載の加速度センサ200は、板状の可撓部材26と検出用電極が形成され可撓部材の片面に固定される圧電素子25と重錘体27を有するセンサ部と、可撓部材26の外周部を支持する支持部材29と、電子部品を搭載し接続端子を有する回路基板24と、支持部材29を固定し回路基板24を支持するベース23と、センサ部及び回路基板24を保護する保護部材21を備えている。
特許文献1の加速度センサにおいて、回路基板24は、圧電素子25に形成された検出用電極と対向する位置に、ベース23に固定されているピン28で支持され、圧電素子25に形成された検出用電極と回路基板24はリード線22により電気的接続をとる構成となっている。
特開平10−170540号公報
上記のような構成では、回路基板の固定が十分でなく、耐衝撃性が低下するという課題がある。また、加速度センサの測定周波数は、共振周波数より低い帯域が用いられるため、共振周波数を高周波側に設計するのが好ましいが、高周波数帯域ではノイズの影響が大きくなり、回路基板の固定が不十分であると、高周波数の機械的ノイズの影響を受けやすいという課題がある。さらに、回路基板をピンに支持する工程や、機械的ノイズの影響を小さくするために細いリード線を使用するリード線の取り付け工程は、製造が煩雑であるという課題もある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、耐衝撃性を向上し、機械的ノイズの影響を低減し、製造が容易な加速度センサを提供することを目的とする。
本発明は、加速度を検出するセンサ素子および前記センサ素子を固定する可撓部材を有するセンサ部と、前記センサ素子の出力信号を処理する回路基板と、前記センサ部を支持するケースと、前記ケースと接合し、前記センサ部と前記回路基板を覆うカバーとを備えた加速度センサであって、前記センサ部と前記回路基板は離間して積層配置され、前記ケースは、前記センサ部を固定する第一の支持部と、前記回路基板を固定する第二の支持部とを有する段差が形成されていることを特徴とする。
また、前記回路基板は、前記センサ部の前記ケースに固定されている面と反対方向の上面側に配置されていることが好ましい。
また、前記段差は、前記ケースの外周部に形成されており、前記回路基板の外周部が前記第二の支持部に固定されていることが好ましい。
また、前記センサ素子と前記回路基板は、接続ピンで電気的に接続されていることが好ましい。
本発明によれば、回路基板の外周をケースで支持する構成とすることで、回路基板の固定が堅牢となり剛性が向上するため、耐衝撃性を向上し、機械的ノイズの影響を低減するとともに、リード線の取り付け工程を必要とせず、各構成部材を順に組み上げることで製造が可能であるため、製造が容易な加速度センサを提供することが可能となる。
本発明の加速度センサを示す斜視図。 本発明の加速度センサを示す断面図。 従来の加速度センサを示す断面図。
以下、本発明による加速度センサの実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の加速度センサを示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態の加速度センサ100は、内部にセンサ部と回路基板を収納する筐体として、有底で枠状のケース2と、ケース2の外周部分に接合する、枠状で蓋を有するカバー1で構成されている。ケース2の側面からは外側に向けて配線ケーブル11が取り出されている。また、耐水性が要求される環境で使用する場合も考慮し、配線ケーブル11のケース2からの取り出し部には、配線ケーブル11の保護と防水のため保護部材12が設けられている。
さらに、ケース2の底面側には、重心の安定性や耐水性をさらに向上させるために、ベース3が接合されていてもよい。本実施の形態では、ベース3の底面側に測定対象物を接触させることで測定を行うことが可能となる。
本実施の形態において、筐体であるカバー1、ケース2、ベース3は、それぞれSUSで形成されている。筐体の材質は、使用環境による耐水性や加工性等を考慮し、適宜選択できる。また、配線ケーブル11の保護部材12は、配線ケーブル11を外部の衝撃等から保護しかつ防水できる構成であればよく、熱収縮チューブ等が使用できる。また、筐体と同じ材料を用い接合することも可能である。
図2は、本発明の加速度センサを示す断面図である。図2に示すように、本実施の形態の加速度センサ100は、加速度を検出するセンサ素子5およびセンサ素子5を固定する可撓部材6を有するセンサ部と、センサ素子5の出力信号を処理する回路基板4が、センサ部を支持するケース2とカバー1により密閉されている構造となっている。本実施の形態において、センサ素子5は可撓部材6の片面に固定されているが、可撓部材6の両面にセンサ素子5を固定する構成としてもよい。
センサ部には、可撓部材6の両端をケース2に支持する支持部材7が設けられ、ケース2と可撓部材6は距離を有して支持固定されている。支持部材7とケース2の固定、支持部材7と可撓部材6の固定は接着剤等が用いられる。ここで、本実施の形態では、可撓部材6の両端を支持部材7で支持して両持ち梁構造としているが、可撓部材6の片側を支持して片持ち梁構造としてもよいし、センサ部の中央を支持して中央支持構造としてもよい。支持部材7には例えばガラスエポキシ基板を用いることができる。また、本実施の形態では、センサ部におけるセンサ素子5は、圧電素子と電極から構成されている。可撓部材6には、インバー材等の熱膨張係数が圧電素子の材料と近い特性を持つ材料が好ましく使用できる。
センサ部と回路基板4は離間して積層配置されている。このとき、回路基板4は、センサ部のケース2に固定されている面を下面側とした場合、センサ部の上面側に配置されているのが好ましい。
ケース2には、センサ部を固定する第一の支持部2aと、回路基板4を固定する第二の支持部2bとを有する段差が形成されている。本実施の形態において、回路基板4は、ケース2に形成された段差の第二の支持部2bに固定されている。この構成により、回路基板4の支持が堅牢となり、耐衝撃性が向上し、さらに、意図しない部分が振動することで発生する機械的ノイズを抑制できる。
また、本実施の形態では、ケース2に設けられている段差は、ケース2の外周部に形成され、回路基板4の外周部と第二の支持部2bが固定されている。この構成により、回路基板4の支持がさらに安定し、加速度センサ100の剛性が向上し、共振周波数が高くなる効果も得られる。加速度センサ100の測定周波数は、共振周波数より低い帯域が用いられるため、加速度センサ100の共振周波数が高いほど、広い周波数帯域での測定が可能となる。
また、センサ素子5と回路基板4の電気的な接続は、第一の接続ピン8で電気的に接続されているのが好ましい。この構成により、従来のリード線での接続と比較し、作業性が格段に向上し、かつ剛性が向上し共振周波数が高くなる効果も得られる。第一の接続ピン8の接合および固定は、ろう付け等の溶接、接着剤等で行うことが可能である。
ケースに形成された段差の高さは、センサ部の厚みと振幅を考慮し設計する必要がある。段差の高さが小さすぎると、センサ部の振幅が大きくなった際に、センサ素子5と回路基板4が接触し破壊の原因となる。段差の高さが大きすぎると、センサ素子5と回路基板4を接続する第一の接続ピン8の長さが長くなり、共振周波数が下がり、測定周波数帯域が狭くなることが懸念される。
ケース2には、金属製の第二の接続ピン9がハーメチック固定されており、第二の接続ピン9は、センサ部の支持部材7および回路基板4に設けられた貫通穴に嵌合して、それぞれろう付け等で接合することにより電気的に接続される。第二の接続ピン9は、複数用いてもよく、その場合、センサ部および回路基板4との電気的接続をする第二の接続ピン9の他に、グランド接続用の第二の接続ピンを設けることも可能である。グランド接続用の第二の接続ピンは、ケース2等の筐体と電気的に接続することにより、シールド効果による電磁ノイズの影響の低減を図ることが可能となる。
第一の接続ピン8および第二の接続ピン9の材質は、特に限定されないが、ろう付けで接合する場合においては、ろう付けに用いる金属と、第一の接続ピン8および第二の接続ピン9に用いる金属との熱膨張率の違いによるクラックの発生を防止するため、熱膨張係数の近い材料を用いることが望ましい。
ケース2のセンサ部および回路基板4を搭載した面に対する反対側の面には、接続基板10が固定されており、第二の接続ピン9と電気的に接続されている。さらに接続基板10には、配線ケーブル11が固定されており、電気的に接続されている。
ケース2の外周部にはカバー1が接合され、センサ部と回路基板4を密閉する構成としている。さらに、ケース2のカバー1の接合面と反対側の外周部には、ベース3が接合されている。ケース2とカバー1およびベース3の接合にはレーザー溶接等を用いるのが好ましい。
本実施の形態では、ケース2とカバー1との接合により形成された、センサ部および回路基板4を搭載する空間と、ケース2とベース3との接合により形成された、配線ケーブル11および配線ケーブル11の取り出し部分を有する空間を区切った構成としている。この構成により、高い耐水性を要求される環境での使用において、水分が侵入し易い配線ケーブル11の取り出し部を有する空間から、センサ部および回路基板4の搭載する空間への水分侵入をさらに防止することができ、耐湿に対する冗長性が向上し、信頼性が高い加速度センサを提供することが可能となる。また、配線ケーブル11の取り出し部を有する空間を、撥水性の樹脂によりモールドすることにより、耐水性が更に向上し、また測定時の加速度センサの姿勢が安定するという効果も得られる。
さらに、本実施の形態では、各構成部材を順に組み上げることで製造が可能であるため、製造が容易で、量産性に優れた加速度センサを提供することが可能となる。
以上説明した通り、本実施の形態の加速度センサによれば、回路基板の固定が堅牢となり剛性が向上するため、耐衝撃性を向上し、機械的ノイズの影響を低減し、製造が容易な加速度センサを提供することが可能となる。
1 カバー
2 ケース
2a 第一の支持部
2b 第二の支持部
3 ベース
4 回路基板
5 センサ素子
6 可撓部材
7 支持部材
8 第一の接続ピン
9 第二の接続ピン
10 接続基板
11 配線ケーブル
12 保護部材
100、200 加速度センサ
21 保護部材
22 リード線
23 ベース
24 回路基板
25 圧電素子
26 可撓部材
27 重錘体
28 ピン
29 支持部材

Claims (2)

  1. 加速度を検出するセンサ素子および前記センサ素子を固定する可撓部材を有するセンサ部と、前記センサ素子の出力信号を処理する回路基板と、前記センサ部を支持するケースと、前記ケースと接合し、前記センサ部と前記回路基板を覆うカバーとを備えた加速度センサであって、
    前記センサ部と前記回路基板は離間して積層配置され、前記ケースは、前記センサ部を固定する第一の支持部と、前記回路基板を固定する第二の支持部とを有する段差が形成され、前記段差は、前記ケースの外周部に形成されており、前記回路基板は外周部が前記第二の支持部に固定されるとともに、前記第二の支持部に固定される部分よりも内周側で前記回路基板と前記ケースが接続ピンで接続されていることを特徴とする加速度センサ。
  2. 前記回路基板は、前記センサ部の前記ケースに固定されている面と反対方向の上面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の加速度センサ。
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