JP6316645B2 - 自動車用防音構造 - Google Patents
自動車用防音構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6316645B2 JP6316645B2 JP2014089999A JP2014089999A JP6316645B2 JP 6316645 B2 JP6316645 B2 JP 6316645B2 JP 2014089999 A JP2014089999 A JP 2014089999A JP 2014089999 A JP2014089999 A JP 2014089999A JP 6316645 B2 JP6316645 B2 JP 6316645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbing material
- sound absorbing
- panel
- sound
- soundproof structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 162
- 239000006260 foam Substances 0.000 claims description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 12
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000003584 silencer Effects 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004721 Polyphenylene oxide Substances 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000009530 blood pressure measurement Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007688 edging Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920000570 polyether Polymers 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
吸音材1の鉛直方向下方、つまり、第1の辺21と対向する第2の辺22に沿った縁部には、少なくとも3つ以上のクリップ固定用の孔である固定用孔4を設ける。クリップ固定とはすなわち点固定であり、吸音材1に最小限の孔をあけ、パネル5に向けて公知のクリップ式固定具9を刺して、該クリップ式固定具とパネル5に設けられた第3の係合突起8とを係合させることで、係合吸音材1を留めて、吸音材1の位置を動かないように固定する。本実施形態では、固定用孔4が3つ設けられている。つまり、固定部10が3つ形成されている。この3つの固定用孔4の配置としては、水平方向の両端と中央に配置するとともに、両端の固定用孔4よりも中央の固定用孔4のほうが、鉛直方向で上方に位置することが好ましい。
・吸音材1のサイズ、形状
外形:横長の略長方形、鉛直方向の長さ800mm、水平方向の長さ1500mm、厚さ25mm
・吸音材1の材質、密度、伸び率
材質:ポリエーテル系スラブウレタンフォーム、密度0.03g/cm3、伸び率150%(試験方法 JIS K 6400−5、通気度50cc/cm2・sec (JIS K 6400−13 A法)
・吸音材1の第1、第2の取付孔、第1、第2の係合突起、固定用孔、及び第3の係合突起の配置と形状等
第1の取付孔:開口=正方形、サイズ10mm×10mm、第1の辺(鉛直方向上縁)と第1の辺に接する辺(水平方向側縁)とから150mmの位置に配置
第1の係合突起:円柱形、直径8mm、高さ25mm
第2の取付孔:開口=横長スリット形、サイズ10mm×80mm、上縁から80mm、かつ両側縁同士の間の中央に配置
第2の係合突起:長板形、鉛直方向長さ(板厚)2mm、水平方向長さ60mm
固定用孔:個数=3、開口=円形、サイズ:直径8mm、第2の辺(鉛直方向下縁)から120mmかつ両側縁から90mmの位置及び下縁から270mmかつ両側縁同士の間の中央にそれぞれ配置(d:d’=1:1.33)
第3の係合突起:円柱形、直径8mm、高さ25mm
吸音材1の引き伸ばし度合:最大12%(第1の係合突起の位置)
[実施例2]
実施例1との変更点:第2の取付孔及び第2の係合突起がない
吸音材の引き伸ばし度合:最大11%(第1の係合突起の位置)
[実施例3]
実施例1との変更点:3つの固定用孔の下縁からの位置が同じ(両側縁同士の間の中央に位置する固定孔が下縁から150mmの位置に配置→d:d’=1:1.51)
吸音材の引き伸ばし度合:最大14%(第1の係合突起の位置)
[比較例]
・吸音材のサイズ、形状
外形:横長の略長方形、鉛直方向の長さ800mm、水平方向の長さ1500mm、厚さ25mm
・吸音材の材質、密度、伸び率
材質:反毛繊維フェルト、密度0.03g/cm3、伸び率5%以下、通気度30cc/cm2・sec)
実施例1と同じ第1〜第3の係合突起に同じ開口形状かつ引き伸ばし率ゼロ(密度勾配無し)で吸音材をパネルに取付けた。
(1)隙間の無さ
評価方法:セダン型自動車のダッシュパネルに対して、作業者1名が手作業で組み付け作業をおこない、その仕上がりを第3者が観測して、従来技術である比較例を基準に相対比較する。(◎:顕著に優る、○:優る、△:同等、×:同等以下)
評価結果:実施例1が◎、吸音材とダッシュパネルとの間に隙間を生じている箇所がなく、吸音材がダッシュパネルに密着している。
実施例2が○、吸音材とダッシュパネルとの間に隙間を生じている箇所がほとんどなく、吸音材がダッシュパネルに密着ないし密接している(上縁中央側のみ、少し浮き気味になる)。
実施例3が○、吸音材とダッシュパネルとの間に隙間を生じている箇所がほとんどなく、吸音材がダッシュパネルに密着ないし密接している(吸音材の両側縁同士の間の中央に位置する固定用孔の上側近傍のみ、少し浮き気味になる)。
比較例が△、吸音材とダッシュパネルの間に隙間を生じている箇所が多くある。
評価方法: 取付け前の吸音材(実施例1〜3)の原反表面に10cm各のマス目線を入れ、これをセダン型自動車のダッシュパネルに対してそれぞれ取付けた後で、各マス目の引き伸ばされた度合いを面沿い距離で実測した。(引き伸ばされた度合いが高い箇所ほど密度が相対的に低いことに相当する)
評価結果:実施例1が◎、図3に示すように、下方で密度が相対的に高く、上方で密度が相対的に低い密度勾配を生じ、ダッシュパネルの音圧分布に対応する構成となる。
実施例2が◎〜○、ほぼ実施例1の結果と同じである(上縁の中央部のみ、少し密度勾配が弱くなる)。
実施例3が◎〜○、ほぼ実施例1の結果と同じである(両側縁同士の間の中央に位置する固定用孔の上側近傍のみ、少し密度勾配が弱くなる)。
比較例が△、吸音材の引き伸ばしが無いため、密度勾配は全く生じない。
評価方法:セダン型自動車のダッシュパネルに対して、実施例1〜3および比較例の吸音材を敷設した上で、エンジンルーム側から実車走行再現の音の入射(エンジン回転数平均1500〜5000rpm)を行い、乗員室内側の運転席においた乗員ダミーの耳位置での音圧測定を行った。
本発明の自動車用防音構造に即した実施例1〜3の吸音材1を自動車のダッシュパネルに取り付けて、同じ重量レベルの従来例である比較例と比較した結果、実施例1〜3はダッシュパネルに対して隙間なく取付けることが可能であり、下方で密度が相対的に高く上方で密度が相対的に低い密度勾配を設けることができた。この結果、騒音振動(NV)性能において、最大で1.5dBの騒音防止効果が認められた。
2 第1の取付孔
3 第2の取付孔
4 固定用孔
5 パネル(ダッシュパネル)
6 第1の係合突起
7 第2の係合突起
8 第3の係合突起
10 固定部
11 圧接部材
21 第1の辺
22 第2の辺
Claims (8)
- 車室内外を隔てるパネルと前記パネルに引き伸ばされた状態で取付けられている吸音材と、を有する自動車用防音構造であって、
前記吸音材は、略長方形であり、伸び率が10%以上200%以下の軟質樹脂発泡体からなり、
前記吸音材の鉛直上方の辺の両端に位置する角部にはそれぞれ第1の取付孔が設けられ、
前記吸音材の鉛直方向下部は、固定部によって前記パネルに固定されており、
前記パネルには、前記第1の取付孔と係合する第1の係合突起が設けられ、
前記吸音材が鉛直下方の辺から前記鉛直上方の辺に向かって引き伸ばし率が大きくなるように引き伸ばされた状態で、前記第1の取付孔と前記第1の係合突起とが係合している、自動車用防音構造。 - 前記パネルへの取付け前における前記第1の取付孔の開口面積は、前記第1の係合突起の断面積よりも小さい、請求項1に記載の自動車用防音構造。
- 前記吸音材の前記第1の取付孔の形状は角形または楕円形であり、
前記吸音材は、前記角形の頂角を結ぶ対角線軸または前記楕円形の長軸に平行な方向に沿って伸ばされて前記第1の取付孔の開口面積が小さくされた状態で前記パネルに取付けられている、請求項1または2に記載の自動車用防音構造。 - 前記吸音材の前記鉛直上方の辺に沿った縁部の、水平方向の中央部に、水平方向に延びる第2の取付孔が設けられ、
前記パネルには、前記吸音材が引き伸ばされた状態で前記第2の取付孔と係合可能な第2の係合突起が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の自動車用防音構造。 - 前記固定部は、前記吸音材の前記鉛直下部に設けられた少なくとも3つの固定用孔と、前記パネルの、前記固定用孔に対応する位置に設けられた、前記固定用孔と係合する第3の係合突起である、請求項1から4のいずれか1項に記載の自動車用防音構造。
- 前記固定用孔は、前記吸音材の、前記鉛直下方の辺の両端に位置する角部と、水平方向で前記鉛直方向の辺の中央部にそれぞれ位置し、
前記中央部に位置する前記固定用孔は、前記角部に位置する前記固定用孔に比べて前記鉛直上方の辺側に位置している、請求項5に記載の自動車用防音構造。 - 前記吸音材は、該吸音材の表面積の20%以上と連続的に接している圧接部材によって前記パネルに向かって圧縮されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の自動車用防音構造。
- 前記吸音材の、前記圧接部材によって圧縮された部分は、他の部分に比べて密度が30%以上高くなっている、請求項7に記載の自動車用防音構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014089999A JP6316645B2 (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 自動車用防音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014089999A JP6316645B2 (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 自動車用防音構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015209018A JP2015209018A (ja) | 2015-11-24 |
JP6316645B2 true JP6316645B2 (ja) | 2018-04-25 |
Family
ID=54611614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014089999A Active JP6316645B2 (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 自動車用防音構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6316645B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022072836A (ja) * | 2020-10-30 | 2022-05-17 | 株式会社イノアックコーポレーション | 吸音カバーと音源部品 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19750102A1 (de) * | 1997-11-12 | 1999-06-02 | Stankiewicz Gmbh | Gasdurchströmte Leitung mit Schallabsorptionswirkung |
JP3687771B2 (ja) * | 1998-06-19 | 2005-08-24 | 日産自動車株式会社 | 自動車用インシュレータダッシュ |
JP2005219769A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 貯蔵タンクの浮屋根構造 |
JP2009018745A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kasai Kogyo Co Ltd | 車両用防音材 |
JP2010095179A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Toyota Motor Corp | 車両前部の遮音構造 |
JP5308169B2 (ja) * | 2009-01-15 | 2013-10-09 | 豊和繊維工業株式会社 | 自動車及び自動車用音漏れ防止構造 |
JP5701665B2 (ja) * | 2011-04-12 | 2015-04-15 | 豊和繊維工業株式会社 | ダッシュサイレンサの取付部構造 |
JP2013154782A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Toyota Motor Corp | 車両前部の遮音構造 |
JP2013173421A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Howa Textile Industry Co Ltd | 自動車及び自動車用ダッシュインシュレータの組み付け構造 |
-
2014
- 2014-04-24 JP JP2014089999A patent/JP6316645B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015209018A (ja) | 2015-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6133796B2 (ja) | 防音体及び自動車用インシュレータ | |
JP4413731B2 (ja) | サイドシルガーニッシュ | |
JP4635847B2 (ja) | 防音材 | |
US9457738B2 (en) | Energy absorbers for roof system and other vehicle structures | |
JP6245292B2 (ja) | 自動車の遮音構造 | |
JP2015151105A (ja) | 車体パネル構造体 | |
JP6165466B2 (ja) | 防音構造 | |
JP5618788B2 (ja) | 吸音材取付構造 | |
JP6316645B2 (ja) | 自動車用防音構造 | |
JP4257651B2 (ja) | 車両内装部材 | |
JP2019142373A (ja) | 車両 | |
US7931951B2 (en) | Carpet for vehicle and method for manufacturing same | |
JP2009269578A (ja) | 車両用装飾部品の離脱防止構造 | |
WO2016208498A1 (ja) | 自動車用防音構造、自動車用吸音材の固定部材及び吸音材 | |
JP6616970B2 (ja) | 吸音材 | |
JP2017154597A (ja) | 自動車、リンフォースメントメンバー、及び、リンフォースメントメンバーの制振部材 | |
JP6693711B2 (ja) | 自動車用防音構造 | |
JP2008154921A (ja) | 車両用ヘッドレスト | |
KR100765842B1 (ko) | 흡차음 기능을 갖는 대쉬패널 | |
JP2006151104A (ja) | 車体の制振構造 | |
US20230382318A1 (en) | Vehicle interior panel with one or more damping pads | |
JP7542176B2 (ja) | 車両用空調ダクト装置 | |
JP2011084166A (ja) | 自動車のデフロスタ装置 | |
JP6543106B2 (ja) | 吸音材 | |
WO2020049798A1 (ja) | 車両用吸音材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171031 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6316645 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |