JP6316514B2 - 速度制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、列車車両の位置及び速度を検知して、検知した位置及び速度に基づいて列車車両の速度を制御する速度制御装置に関するものである。
従来技術の一例である特許文献1には、「車輪の滑走検知方法において、車輪が再粘着した直後に再び滑走が生じたとしてもこれを早期に検知する」ことを目的とし、「現在計測時の速度データV1に対し、前回までの速度データ(V2……Vn,但しn≧3)を記憶し、この計測毎にこれら速度データに基づいて平均加減速度を演算し、この平均加減速度に基づいて車輪の滑走を検知する方法である。車輪が滑走から回復して再粘着したことを検知したときに、そのときの速度データの全てをその速度データ中の最高速度に置き換える」ことにより滑走による速度検知誤差を補正する技術が開示されている。
特開平6−86404号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、滑走検知時には速度データの全てを速度データのうちの最高速度に置き換えるので、滑走又は空転が発生すると、実際には最高速度ではないにも関わらず速度データは最高速度に置き換えられる。そのため、滑走又は空転が発生する度に速度の検知精度が低下していく、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、従来よりも高精度な速度及び位置の検知が可能な速度制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の速度制御装置は、車輪の回転数に応じたパルスを発生させて出力する速度発電機及び車輪の回転を用いることなく電磁波の反射によって速度を検出して検出量を出力する速度センサを備える車両に搭載される速度制御装置であって、速度発電機の出力から第1の位置情報及び第1の速度情報を演算する第1の演算部と、速度センサの出力から第2の位置情報及び第2の速度情報を演算する第2の演算部と、車両の位置に応じて、第1の演算部の演算結果と第2の演算部の演算結果のどちらを選択すべきかの情報が記憶された路線データベース記憶部と、路線データベース記憶部の情報に基づいてどちらかの演算結果を選択して位置情報及び速度情報として出力する選択部とを備え、車両の速度は、選択された位置情報及び速度情報に基づいて決される。選択部は、第1の位置情報及び第1の速度情報を選択する場合、第1の速度情報に基づいて速度変化量を算出し、速度変化量が車両の性能範囲外である場合に、車両に許容される加速度の最大値または最小値に基づいて第1の位置情報及び第1の速度情報を補正し、補正した値を選択された位置情報及び速度情報として出力する。
本発明によれば、従来よりも高精度な速度及び位置の検知を行うことができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる速度制御装置の一構成例を示すブロック図 実施の形態1にかかる速度制御装置の一動作例を示すフローチャート 実施の形態1において路線データベース記憶部のデータ構造の一例を示す図 実施の形態2にかかる速度制御装置の一構成例を示すブロック図 実施の形態2にかかる速度制御装置の一動作例を示すフローチャート 実施の形態1,2における装置を実現するハードウエアの一般的な構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる速度制御装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる速度制御装置の一構成例を示すブロック図である。図1に示す速度制御装置10は、車輪の回転数に応じたパルスを発生させて出力する速度発電機1及び車輪の回転を用いることなく電磁波の反射によって速度を検出して検出量を出力する速度センサ2を備える車両20に搭載され、前記パルスをパルス信号S1nに変換して出力する第1の信号検知部3と、前記検出量を検出信号S2nに変換して出力する第2の信号検知部4と、パルス信号S1nが入力されて、車両20の第1の位置情報P1n及び第1の速度情報V1nを演算して出力する第1の演算部5と、検出信号S2nが入力されて、車両20の第2の位置情報P2n及び第2の速度情報V2nを演算して出力する第2の演算部6と、車両20の位置に応じて、第1の位置情報P1n、第2の位置情報P2n、第1の速度情報V1n及び第2の速度情報V2nのうちいずれを選択すべきかの情報が記憶された路線データベース記憶部8と、第1の位置情報P1n、第2の位置情報P2n、第1の速度情報V1n及び第2の速度情報V2nが入力されて、路線データベース記憶部8の情報に基づいていずれかの位置情報及び速度情報を選択し、位置情報P3n及び速度情報V3nを出力する選択部7とを備える。
また、車両20は、速度照査パターンを作成し、選択した位置情報P3n及び速度情報V3nが入力されて、位置情報P3n及び速度情報V3nがこの速度照査パターンを超過している場合にはブレーキ指令を出力する速度照査部9と、このブレーキ指令が入力されて車両20を制動するブレーキ装置11と、車上子12とを備える。路線データベース記憶部8の情報は、一例として位置及び速度信号選択フラグとして記憶されている。
なお、車両20は、車上子12を用いて現在の位置を把握することが可能である。車上子12が路線上の地上子13上を通過する際には、電磁結合又は短距離無線伝送によって、地上子13から車上子12に対して、地上子IDが送信される。車上子12は、受信した地上子IDを電文情報として選択部7に送信する。路線データベース記憶部8は地上子IDと絶対位置の関係を記憶しており、選択部7は路線データベースと受信した地上子IDを用いて車両20の絶対位置を決定する。又は、車上子12と地上子13との間のデータ伝送容量が大きい場合には、地上子13から車上子12に対して、地上子IDではなくキロ程を送信する構成であってもよい。このように地上子13から車上子12に対してキロ程を送信可能な構成である場合には、路線データベース記憶部8には地上子IDとキロ程との関係を記憶していなくてもよい。
なお、速度センサ2は車輪の回転を用いず、電磁波の反射を用いて速度を検出可能なセンサであれば特定のものに限定されない。速度センサ2は、電磁波を路面に照射する出力部と、路面から反射した電磁波を検出する検出部とを備える。また、電磁波には、電波及び光を含む。速度センサ2にはドップラーセンサーを例示することができる。
なお、第1の演算部5及び第2の演算部6が、速度発電機1の出力を入力可能な構成である場合には、第1の信号検知部3及び第2の信号検知部4は不要である。すなわち、第1の信号検知部3及び第2の信号検知部4は必須の構成要素ではない。
なお、車両の位置情報は車両の位置に関する情報であり、位置情報には、車両の絶対的な位置及び車両の位置に関する情報である車両の位置変化量を例示することができる。車両の速度情報は車両の速度に関する情報であり、速度情報には、車両の速度及び車両の加速度を例示することができる。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる速度制御装置の一動作例を示すフローチャートである。なお、この処理は、設定した一定の周期で繰り返し行われるものとする。
まず、処理を開始し、第1の信号検知部3は、速度発電機1が出力する車輪の回転数に応じたパルスをパルス信号S1nに変換して出力し(S1)、第1の演算部5は、パルス信号S1nに基づいて車両20の位置情報P1n及び速度情報V1nを演算して出力し(S2)、第2の信号検知部4は、速度センサ2が出力する検出量を検出信号S2nに変換して出力し(S3)、第2の演算部6は、検出信号S2nに基づいて車両20の位置情報P2n及び速度情報V2nを演算して出力する(S4)。ここで、ステップS1及びS2と、ステップS3及びS4とは、いずれかを先に行ってもよいし、並行して処理を行ってもよい。
選択部7は、路線データベース記憶部8に記憶された路線データベースに基づいて、位置情報P1n及び速度情報V1nと、位置情報P2n及び速度情報V2nとのいずれかを選択して、選択した位置情報及び速度情報を位置情報P3n及び速度情報V3nとして出力する。ここで、選択部7がどちらの位置情報及び速度情報を選択するかは、車両20の現在の位置が第2の信号検知部4のデータ使用禁止区間内であるか否かにより判定する(S5)。このような判定には、例えば位置及び速度信号選択フラグを用いる。位置及び速度信号選択フラグには、位置情報P1n及び速度情報V1nと、位置情報P2n及び速度情報V2nとのどちらを選択すべきかの情報が示されている。一例として、現在の車両20の位置が、第2の信号検知部4のデータ使用禁止区間内であれば位置及び速度信号選択フラグを「1」とし、第2の信号検知部4のデータ使用禁止区間外であれば位置及び速度信号選択フラグを「0」とする。このとき、位置及び速度信号選択フラグが「1」であれば、車両20の現在の位置が第2の信号検知部4の使用禁止区間内であるため(S5:Yes)、選択部7は、第1の信号検知部3のデータから演算された位置情報P1n及び速度情報V1nを選択する(S6)。一方で、位置及び速度信号選択フラグが「0」であれば、車両20の現在の位置が第2の信号検知部4の使用禁止区間外であるため(S5:No)、選択部7は、第2の信号検知部4のデータから演算された位置情報P2n及び速度情報V2nを選択する(S7)。選択部7は、このように選択された位置情報及び速度情報を位置情報P3n及び速度情報V3nとして出力し、処理を終了する。
位置情報P3n及び速度情報V3nが入力された速度照査部9は、作成した速度照査パターンと、位置情報P3n及び速度情報V3nとを比較する。速度照査部9は、位置情報P3n及び速度情報V3nがこの速度照査パターンを超過している場合にはブレーキ指令を出力し、この速度照査パターンを超過していない場合にはブレーキ指令を出力することなく処理を終了する。なお、速度照査パターンは、車両20の制限速度に応じて作成される。
図3は、路線データベース記憶部8のデータ構造の一例を示す図である。図3には、第1の演算部5と、第2の演算部6と、選択部7と、路線データベース記憶部8とが示されている。図3に示す路線データベース記憶部8には、第2の信号検知部のデータ使用禁止区間を特定する情報が順に記憶されており、禁止区間番号1の禁止区間は、キロ程12,135.5m地点からキロ程12,145.5m地点までであり、禁止区間番号2の禁止区間は、キロ程13,224.7m地点からキロ程13,234.7m地点までであり、禁止区間番号3から7の禁止区間は省略されているが、禁止区間番号8の禁止区間は、キロ程24,324.8m地点からキロ程24,326.8m地点までであり、禁止区間番号9の禁止区間は、キロ程27,624.7m地点からキロ程27,629.7m地点までである。選択部7は、これら以外の区間においては、位置情報P3n及び速度情報V3nとして滑走又は空転の影響を受けない位置情報P2n及び速度情報V2nを選択し、これらの区間においては、位置情報P3n及び速度情報V3nとして位置情報P1n及び速度情報V1nを選択する。
なお、図3に点線で示すように、試験走行時において、電磁波の反射を利用するセンサの反射信号強度が設定したしきい値以下であり、反射強度が不足することが新たに判明した禁止区間については、選択部7が路線データベース記憶部8に登録し、路線データベースを更新可能な構成とすることも可能である。
第1の信号検知部3により検知された速度情報は、空転又は滑走が生じることなく走行している通常の走行時には校正を行うことにより速度制御装置10に必要とされる精度が確保され、第1の信号検知部3はレール周辺の構造の影響を受けることなく速度を検知することができる。なお、速度制御装置10に必要とされる精度は一般には±時速5km程度である。しかしながら、ブレーキ装置11が動作して且つモータにより駆動される車軸に取付けられた車輪では、制動時には滑走が生じ、力行時には空転が生じることがある。このように空転又は滑走が生じると、速度情報の検知精度が低下し、目標値に対して大きな誤差を生じるおそれがある。
一方、車輪の回転を用いないセンサ、一例としてドップラーセンサーにより検知された速度情報V2nは、空転及び滑走の影響を受けないため、制動時及び力行時のいずれにおいても一定以上の精度が保証される。ただし、このようなセンサは、電磁波の反射を利用するため、レール間やレール周囲の構造によっては、反射波の強度が不足し、速度情報の精度が保証できなくなる場合がある。路線データベース記憶部8には、車輪の回転を用いることなく電磁波の反射を利用するセンサの精度が得られにくい場所に関する情報が予め記憶されている。このような、電磁波の反射を利用するセンサの精度が得られにくい場所としては、レールの下に構造物が存在しないため反射波が得られない鉄橋及び照射位置がレールから大きく外れてしまう急カーブを挙げることができる。
そこで、本実施の形態によれば、速度発電機と電磁波の反射を利用するセンサとを併用し、電磁波の反射を利用するセンサの精度が得られる場所では空転及び滑走の影響を受けない電磁波の反射を利用するセンサの検出結果を用い、電磁波の反射を利用するセンサの精度が得られにくい場所では速度発電機の検出結果を用いることで、2つのセンサを相補的に使用することができ、位置情報及び速度情報に対する、空転及び滑走の影響と電磁波の反射に対するレールの設置環境による影響とを極力排除することができる。そのため、従来よりも高精度な速度及び位置の検知を行うことができる、という効果を奏する。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2にかかる速度制御装置の一構成例を示すブロック図である。図4に示す速度制御装置10aは、選択部7に代えて選択部7aを備える点が図1に示す速度制御装置10と異なる。選択部7aは、空転及び滑走検知部14を含む。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる速度制御装置の一動作例を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートとステップS5までは同じである。そして、位置及び速度信号選択フラグが「1」であれば、車両20aの現在の位置が第2の信号検知部4の使用禁止区間内であるため(S5:Yes)、単位時間あたりの速度変化量ΔV1n/tが車両性能の範囲内か否かを判定する(S5a)。すなわち、負の値である車両の最大減速度βmaxと、正の値である車両の最大加速度αmaxとを用いて、βmax<ΔV1n/t<αmaxであるか否かを判定する。ここで、車両性能は、車両20aに許容される加減速度の絶対値の最大値により決定される。βmax<ΔV1n/t<αmaxであり、単位時間あたりの速度変化量が車両性能の範囲内である場合には(S5a:Yes)、加減速度は正常であるため、選択部7aは、第1の信号検知部3からのデータに基づく位置情報P1n及び速度情報V1nを選択する(S6)。ΔV1n/t<βmax又はαmax<ΔV1n/tであり、単位時間あたりの速度変化量が車両性能の範囲外である場合には(S5a:No)、この加減速度は異常であるため、選択部7aは、第1の信号検知部3からのデータに基づく位置情報P1n及び速度情報V1nを補正し、補正後のデータを選択する(S6a)。ここで、加減速度の異常は、空転及び滑走に起因するため、空転及び滑走検知部14はこれを検知する。また、補正には正常値の最小値又は最大値を用いる。すなわち、ΔV1n/t<βmaxであればβmaxを用いて補正し、αmax<ΔV1n/tであればαmaxを用いて補正する。選択部7aは、このように選択した位置情報及び速度情報を位置情報P3n及び速度情報V3nとして出力して処理を終了する。
このように本実施の形態においては加減速度の最大値及び最小値を用いて補正を行うものの、速度発電機と電磁波の反射を利用するセンサとを併用し、電磁波の反射を利用するセンサのデータ使用禁止区間以外では電磁波の反射を利用するセンサのデータを使用するので、空転及び滑走によって補正を要する頻度が従来技術と比較して少なく、速度の検知精度の低下を最小限に抑えることができる。
本実施の形態によれば、実施の形態1の効果を享受するのみならず、空転及び滑走を検知し、空転又は滑走が発生した場合には最小限の補正を行うことで、高精度に速度及び位置の検知を行うことができる。
なお、実施の形態1,2において、第1の演算部5、第2の演算部6、選択部7又は選択部7a、路線データベース記憶部8を実現する構成は、少なくともプロセッサと、メモリと、入出力インターフェースとを備え、動作はソフトウエアにより実現することができる。図6は、このような装置を実現するハードウエアの一般的な構成を示す図である。図6に示す装置は、バス33によって接続されたプロセッサ30、メモリ31及び入出力インターフェース32を備える。プロセッサ30は、入力されたデータを用いてソフトウエアによる演算及び制御を行う。メモリ31は、入力されたデータ又はプロセッサ30が演算及び制御を行うに際して必要なデータの記憶を行う。入出力インターフェース32は、少なくとも第1の信号検知部3からのパルス信号S1n及び第2の信号検知部4からの検出信号S2nを受信し、プロセッサ30により選択された位置情報P3n及び速度情報V3nを速度照査部9に送信する。なお、プロセッサ30及びメモリ31は各々複数設けられていてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 速度発電機、2 速度センサ、3 第1の信号検知部、4 第2の信号検知部、5 第1の演算部、6 第2の演算部、7,7a 選択部、8 路線データベース記憶部、9 速度照査部、10,10a 速度制御装置、11 ブレーキ装置、12 車上子、13 地上子、14 空転及び滑走検知部、20,20a 車両、30 プロセッサ、31 メモリ、32 入出力インターフェース、33 バス。

Claims (3)

  1. 車輪の回転数に応じたパルスを発生させて出力する速度発電機及び車輪の回転を用いることなく電磁波の反射によって速度を検出して検出量を出力する速度センサを備える車両に搭載される速度制御装置であって、
    前記速度発電機の出力に基づくパルス信号が入力されて、前記車両の第1の位置情報及び第1の速度情報を演算して出力する第1の演算部と、
    前記速度センサの出力に基づく検出信号が入力されて、前記車両の第2の位置情報及び第2の速度情報を演算して出力する第2の演算部と、
    前記車両の位置に応じて、前記第1の位置情報、前記第2の位置情報、前記第1の速度情報及び前記第2の速度情報のうちいずれを選択すべきかの情報が記憶された路線データベース記憶部と、
    前記第1の位置情報、前記第2の位置情報、前記第1の速度情報及び前記第2の速度情報が入力されて、前記路線データベース記憶部の情報に基づいていずれかの位置情報及び速度情報を選択し、選択された位置情報及び速度情報を出力する選択部と
    を備え
    記選択された位置情報及び速度情報に基づいて前記車両の速度を決定し、
    前記選択部は、前記第1の位置情報及び前記第1の速度情報を選択する場合、前記第1の速度情報に基づいて速度変化量を算出し、前記速度変化量が車両の性能範囲外である場合に、前記車両に許容される加速度の最大値または最小値に基づいて前記第1の位置情報及び前記第1の速度情報を補正し、補正した値を前記選択された位置情報及び速度情報として出力することを特徴とする速度制御装置。
  2. 前記路線データベース記憶部の情報は、前記第2の位置情報及び前記第2の速度情報の使用禁止区間を特定する情報を含み、
    前記選択部は、
    前記使用禁止区間では前記第1の位置情報及び前記第1の速度情報を選択し、
    前記使用禁止区間以外の区間では前記第2の位置情報及び前記第2の速度情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の速度制御装置。
  3. 前記速度センサは、路面に向けて照射した電磁波の反射によって速度を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の速度制御装置。
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