JP6315851B2 - 自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置、およびその組み立て方法 - Google Patents

自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置、およびその組み立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6315851B2
JP6315851B2 JP2016520423A JP2016520423A JP6315851B2 JP 6315851 B2 JP6315851 B2 JP 6315851B2 JP 2016520423 A JP2016520423 A JP 2016520423A JP 2016520423 A JP2016520423 A JP 2016520423A JP 6315851 B2 JP6315851 B2 JP 6315851B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue
guide
reinforcing cover
complementary
theft device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016520423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016527121A (ja
Inventor
ルノー ジャン‐ピエール
ルノー ジャン‐ピエール
ペラン クリストフ
ペラン クリストフ
Original Assignee
ユーシン フランス ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ
ユーシン フランス ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユーシン フランス ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ, ユーシン フランス ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ filed Critical ユーシン フランス ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ
Publication of JP2016527121A publication Critical patent/JP2016527121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6315851B2 publication Critical patent/JP6315851B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/02Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism
    • B60R25/021Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch
    • B60R25/0211Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch comprising a locking member radially and linearly moved towards the steering column
    • B60R25/02115Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch comprising a locking member radially and linearly moved towards the steering column key actuated
    • B60R25/02126Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch comprising a locking member radially and linearly moved towards the steering column key actuated with linear bolt motion perpendicular to the lock axis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

本発明は、ステアリングコラム用の盗難防止装置の分野に関し、特に、自動車の領域に好適に適用しうるものである。
図1および図2は、盗難防止装置本体3をそれぞれ備えている、従来技術による盗難防止装置1の2つの例を示している。盗難防止装置本体3は、盗難防止装置1をステアリングコラム(図示せず)に固定するための締め環5を有している。さらに盗難防止装置1は、ステアリングコラムから空間的に隔たって位置するようにされているロック解除位置と、ステアリングコラムの運動を阻止するようにされているロック位置との間で変位可能に、盗難防止装置本体3内に組み込まれている舌片7を備えている。舌片7は、スライダ9を有する鎖錠モジュールの一部である。舌片7は、スライダ9によって駆動されるが、スライダ9は、盗難防止装置に組み入れられているシリンダ錠(図示せず)によって、その変位を制御される。
図1は、鎖錠モジュールが、ステアリングコラムと反対の側に取り付けられ、鋼鉄製の塞ぎ板11によって、舌片7への侵入に対する保護がなされている一実施形態に関するものである。しかしながら、この実施形態においては、塞ぎ板11を肉眼で見ることができ、不法者が、塞ぎ板11まで到達し、例えばねじ回しの付いた棒状の道具を用いて、塞ぎ板11を比較的容易に取り外すことができる。
図2は、盗難防止装置本体3の外壁を単一のブロックで形成して、舌片7の位置を検出不可能にするために、鎖錠モジュールが、ステアリングコラムの側に取り付けられる一実施形態を示している。しかしながら、盗難防止装置本体3は、一般に、機械的強度が限定された材料で作られる。したがって、不法者は、やはり、例えばねじ回しを用いて、盗難防止装置本体3を破壊し、舌片まで到達することができる。
したがって、安価であり、かつ不法者による不法侵入の試みに対して、ほとんど、または全く反応することのない、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置を提供するという課題が存在する。
この課題を解決するために、本発明は、盗難防止装置本体と、盗難防止装置本体の、盲端を有するハウジング内に受容されている鎖錠モジュールとを備えている、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置を提供するもので、この鎖錠モジュールは、次の要素を有している。
− ステアリングコラムから空間的に隔たって位置しているロック解除位置と、ステアリングコラムの運動を阻止するようになっているロック位置との間で、変位することができるように組み込まれている舌片と、
− 舌片が、ロック位置まで突き出ることができるように変位可能に組み込まれている舌片ガイドと、
− 舌片を、ロック位置に向かう方向に付勢するようにされている、舌片のための弾性復帰素子。
盗難防止装置は、舌片ガイド上に載置されており、盲端を有するハウジングの盲端を成す底を形成している壁部と、舌片ガイドとの間に配置されている補強カバーとを備えており、この補強カバーは、舌片のための弾性復帰素子を圧縮しながら、舌片ガイドの1つの開口を塞いでおり、補強カバーと舌片ガイドとは、舌片ガイドによる補強カバーの保持のために、舌片のための弾性復帰素子と協働するようになっている、互いに相補的な先行保持部材を有している。
先行保持部材と弾性復帰素子との互いに逆の作用によって、盗難防止装置本体内への鎖錠モジュールの組み込み時に、舌片ガイドによる、強化カバーの前もっての保持が可能になる。
したがって、鎖錠モジュールは、その盗難防止装置への組み込み工程を、盗難防止装置の他の部分の組み込み工程から独立した時と場所において、実行することができる、取り扱い易いブロックを形成する。
舌片ガイドへの補強カバーの取り付けは、自動で力ずくに、舌片ガイド内に補強装置を嵌め込むか、または組み込む場合のように、取り付け操作によって、舌片ガイドまたは補強カバーの変形が誘発されることを避けるために、手動で行われる場合がある。実際、力ずくでの嵌め込みまたは組み込みは、舌片の通路の境界域において、舌片ガイドを変形させる場合がある。さらに、力ずくでの嵌め込みまたは組み込みには、特別な準備を、したがって、多額の費用を要するプロセスが必要である。
第1の実施形態によれば、補強カバーと舌片ガイドとは、舌片のための弾性復帰素子による圧力の軸方向に沿う、補強カバーと舌片ガイドとの緩い軸方向嵌合と、その後に続く、軸方向と直交する横方向の相対的な並進変位とを組み合わせた、互いに相補的な先行保持部材を有している。
一実施例によれば、補強カバーまたは舌片ガイドの先行保持部材は、それぞれ舌片ガイド、または補強カバーに設けられている相補的な先行保持部材に向かって軸方向に突き出ている少なくとも1つのフィンを備えている。
一実施例においては、先行保持部材は、2つのフィンを有しており、これらの2つのフィンのうちの一方は、相補的な先行保持部材の1つの外面と組み合っており、他方は、相補的な先行保持部材の1つの内面と組み合っている。
別の一実施例によれば、補強カバーまたは舌片ガイドの先行保持部材は、横方向に突き出ている、少なくとも1つの突起を有しており、これらの突起は、舌片ガイドまたは補強カバーに設けられている相補的な先行保持部材の側面に形成されている相補的なオリフィス内に挿入されている。
一実施例においては、先行保持部材は、2つの相補的なオリフィスと組み合っている2つの突起を有しており、2つの突起のうちの一方は、舌片ガイドの内側に向かって突き出ており、他方は、舌片ガイドの外側に向かって突き出ている。
一実施例においては、突起と組み合っている相補的なオリフィスの各々の少なくとも一端部は、横方向に対して傾いて形成されており、相補的なオリフィスの最も狭い部分は、突起と組み合っている部分である。したがって、突起は、舌片のための弾性復帰素子からの圧力の作用によって、取り付け位置に案内される。それによって、相補的なオリフィスによる突起の保持が強化される。
第2の実施形態によれば、補強カバーは、円形状を呈しており、補強カバーと舌片ガイドとは、舌片のための弾性復帰素子による圧力の軸方向に沿う、補強カバーと舌片ガイドとの緩い軸方向嵌合と、その後に続く相対的な回転変位とによって組み合わされた、互いに相補的な先行保持部材を有している。バヨネット式のこの取り付けによる適切な位置における保持は、舌片のための弾性復帰素子の復帰力によってもたらされ、舌片ガイドや補強カバーの変形を伴うことのない、舌片ガイドによる補強カバーの先行保持が可能になる。
第3の実施形態によれば、補強カバーと舌片ガイドとは、舌片ガイドへの補強カバーのスナップフィットによって組み合わされている、互いに相補的な先行保持部材を有している。舌片のための弾性復帰素子の復帰力によって、適切な位置における保持がもたらされる、舌片ガイドへの補強カバーのこのスナップフィット式の取り付けによって、舌片ガイドの変形を伴うことのない、舌片ガイドによる補強カバーの先行保持が可能になる。
本発明は、さらに、補強カバーが、機械的取り付けによって、舌片ガイドに先行保持され、そのようにして形成された鎖錠モジュールを、盗難防止装置本体の、盲端を有するハウジング内に挿入することからなる、上述の盗難防止装置の組み立て方法を提供するものである。
したがって、単純な前もっての取り付けによって、舌片ガイドによる補強カバーの先行保持が可能である。したがって、鎖錠モジュールが、盗難防止装置本体内に受容されると、そのようにして組み立てられた盗難防止装置においては、ステアリングコラムの外面を介して鎖錠モジュール、特に舌片まで到達することは困難であり、不可能でさえある。実際、補強カバーは、鎖錠モジュールと、盲端を有するハウジングとの間に挟まれており、したがって、補強カバーが取り除かれない限り、鎖錠モジュールの内部まで到達されることはない。さらに、盲端を有するハウジングに関して、盗難防止装置本体の厚さを制限することが可能であり、したがって、盗難防止装置本体の製造コストを抑えることができる。
一実施例によれば、補強カバーは、舌片のための弾性復帰素子による圧力の軸方向に沿う、舌片ガイドへの補強カバーの緩い軸方向嵌合と、その後に続く、軸方向に直交する横方向の、舌片ガイドに相対的な補強カバーの並進変位とによって、舌片ガイドに機械的に取り付けられる。
したがって、盗難防止装置のこのような構成によって、補強カバーの迅速、簡単かつ安価な取り付けが可能である。
従来技術による盗難防止装置の第1の実施例の組立分解斜視図である。 従来技術による盗難防止装置の第2の実施例の組立分解斜視図である。 本発明による、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置の組立分解斜視図である。 図3の鎖錠モジュールの、舌片がロック位置にあるときの斜視図である。 図4の鎖錠モジュールの部分断面図である。 図4の鎖錠モジュールの、補強カバーの取り付け前の斜視図である。 図6の鎖錠モジュールの、補強カバーの取り付け後の斜視図である。 図7の鎖錠モジュールを、ほぼ90°回転させた斜視図である。
本発明の非限定的ないくつかの実施形態を示している添付図面を参照して、以下の説明を読むことによって、本発明の他の利点および特徴が明らかになると思う。
添付図面において、同等の要素には、同一の符号を付してある。
図3〜図8は、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置13の第1の実施形態を示している。
盗難防止装置13は、ステアリングコラムの外周に取り付けられるようになっている盗難防止装置本体15を備えている。盗難防止装置本体15は、鎖錠モジュール23を受容するための、盲端を有するハウジングを備えている。図3には、この盲端を有するハウジングの盲端を成す底を形成している壁部12が示されている。
鎖錠モジュール23は、舌片ガイド27と、舌片ガイド27を介して、盗難防止装置本体15内でスライドできるように組み込まれている舌片25とを有している(図3)。舌片25は、ステアリングコラムから空間的に隔たって、舌片ガイド27の内部に後退している状態にあるロック解除位置と、舌片ガイド27の第1の開口29から突き出て、従来どおりに、ステアリングコラムの1つの要素と嵌合式に組み合うことによって、ステアリングコラムの運動を阻止するようにされているロック位置との間で変位することができるように組み込まれている。鎖錠モジュール23は、さらに、舌片25を、ロック位置/ロック解除位置に駆動するための駆動スライダ31を有している(図5)。駆動スライダ31は、一般に、盗難防止装置のカム(図示せず)を介して、シリンダ錠のロータの回転によって制御される。
鎖錠モジュール23は、さらに、舌片25をロック位置に弾性的に復帰させるための弾性復帰素子39を有している。この弾性復帰素子39は、駆動スライダ31のために設けられている受け穴41内に配置されている、例えば螺旋ばね、直線ばね、または円錐ばねなどのばねである。受け穴41には、ばねである弾性復帰素子39を適切な位置に保持するために、弾性復帰素子39の第1の端と組み合っている、例えば突出部が設けられている(図5)。
鎖錠モジュール23は、盗難防止装置本体15の、盲端を有するハウジングの盲端を成す底を形成している壁部12と、舌片ガイド27との間に位置するように、舌片ガイド27上に載置されている補強カバー43を有している。補強カバー43は、舌片25のための弾性復帰素子39を圧縮して、舌片ガイド27の第2の開口30を塞いでいる。
舌片25のための弾性復帰素子39を、受け穴41の中央に配置するための案内突起24が、補強カバー43に設けられることがある。この場合には、弾性復帰素子39の第2の端を、補強カバー43に固定する必要はない。
さらに、舌片ガイド27による補強カバー43の保持のために、補強カバー43と舌片ガイド27とには、舌片25のための弾性復帰素子39と協働している、互いに相補的な先行保持部材が設けられている。
補強カバー43は、その堅牢性を増大させるために、金属材料、特に鋼鉄から成る場合がある。盗難防止装置13の厚さを制限し、かつそれでも十分な機械的抵抗を得るために、補強カバー43の厚さは、例えば1.5〜2mmの範囲とされる。
第1の実施形態によれば、補強カバー43と舌片ガイド27との、互いに相補的な先行保持部材は、舌片25のための弾性復帰素子39による圧力の軸方向Aに沿う、補強カバー43と舌片ガイド27との緩い軸方向嵌合と、その後に続く、圧力の軸方向Aに直交する横方向Tの並進変位とによって組み合わされている。
補強カバー43の先行保持部材は、舌片ガイド27が有している相補的な先行保持部材に向かって軸方向に突き出ている、少なくとも1つのフィンを備えている場合がある。逆に、舌片ガイド27が、補強カバー43に向かって、軸方向に突き出ている少なくとも1つのフィンを備えている場合がある。
図示の例においては、補強カバー43は、舌片ガイド27の第2の開口30に向かって、軸方向に突き出ている2つのフィン32、33を備えている(図6)。フィン32、33は、例えば実質的に互いに対向し合って配置されている。
補強カバー43または舌片ガイド27の先行保持部材は、横方向に突き出ている少なくとも1つの突起を備えており、これらの突起は、舌片ガイド27または補強カバー43が有している相補的な先行保持部材の側面に形成されている、対応する相補的なオリフィス内に挿入されている場合がある。
補強カバー43または舌片ガイド27に設けられている突起は、舌片ガイド27の内側に向かって突き出ている場合もあるし、外側に向かって突き出ている場合もある。これと相補的なオリフィスは、貫通していない場合もあるし、貫通している場合もある。図示のように、突起34、36が、例えばフィン32、33の例えば中央に配置されている。
一実施形態においては、補強カバー43の保持のために、突起34、36と組み合う相補的なオリフィス35、37の端部38は、斜めに形成されている(図5)。相補的なオリフィス35、37の最も狭い部分は、突起34、36と組み合う部分であり、突起34、36は、弾性復帰素子39による圧力の作用によって、取り付け位置に案内される。このようにすることにより、相補的なオリフィス35、37による突起34、36の保持性が向上する。
先行保持部材が、2つの相補的なオリフィス35、37と組み合う2つの突起34、36を有している特定の場合には、いくつかの実施例を考え得る。
例えば第1の突起34は、舌片ガイド27の内側に向かって突き出ており、第2の突起36は、舌片ガイド27の外側に向かって突き出ている。突起34、36は、補強カバー43が有している場合もあるし、舌片ガイド27が有している場合もある。
図示の例においては、第1の突起34は、補強カバー43の第1のフィン32上に配置されており、舌片ガイド27の内側に向かって横方向に突き出ている。第1の突起34は、舌片ガイド27の一方の側面の外側に形成されている第1の相補的なオリフィス35と組み合っている。
第2の突起36は、補強カバー43の第2のフィン33上に配置されており、舌片ガイド27の外側に向かって横方向に突き出ている。第2の突起36は、舌片ガイド27の他方の側面の内側に形成されている第2の相補的なオリフィス37と組み合っている。
図6〜図8を参照して、上述の盗難防止装置の組み立て方法について、次に、より詳細に説明する。
図6に示す第1のステップにおいて、補強カバー43は、舌片ガイド27に向かって押し下げられ(矢印F1)、それによって、補強カバー43と舌片ガイド27とは、舌片のための弾性復帰素子によって及ぼされる圧力により、軸方向Aに沿って緩く嵌合する。
次に、図7および図8に示されている第2のステップにおいて、補強カバー43は、圧力の軸方向Aと直交する横方向Tに押される(矢印F2)。この取り付け位置において、補強カバー43は、図5に示されているように、弾性復帰素子39を圧縮しており、したがって、弾性復帰素子39は、補強カバー43と駆動スライダ31との間で圧縮応力を受けている。したがって、補強カバー43と舌片ガイド27との、互いに相補的な先行保持部材は、補強カバー43が、舌片ガイド27によって保持されるように、舌片25のための弾性復帰素子39と共働している。舌片ガイド27と補強カバー43とを一直線上に揃え、続いて、それらを相対的に変位させ、また、舌片のための弾性復帰素子39の反作用を利用して、互いに相補的な先行保持部材同士をこのように機械的に組み合わせることによって、盗難防止装置本体15内への鎖錠モジュール23の組み込み時に、舌片ガイド27による補強カバー43の先行保持が可能になる。
したがって、鎖錠モジュール23の、盗難防止装置1への組み込み工程を、盗難防止装置の他の部分の組み込み工程から独立した時と場所において実行することができる、取り扱い易いブロックが形成される。
舌片ガイド27への補強カバー43の取り付けは、自動で力ずくに、舌片ガイド27内に補強装置を嵌め込むか、または組み込む場合のように、取り付け操作によって、舌片ガイド27および補強カバー43の変形が誘発されることを避けるために、手動で行われる場合がある。実際、力ずくでの嵌め込みまたは組み込みは、舌片の通路の境界域において、舌片ガイドを変形させる場合がある。
次いで、図3に示す第3のステップにおいて、上述のように形成された鎖錠モジュール23を、盗難防止装置本体15の、盲端を有するハウジング内に挿入する(矢印F3)。鎖錠モジュール23を、盗難防止装置本体15内に組み込むと、補強カバー43は、盗難防止装置本体15の、盲端を有するハウジングの底に押し当てられる。それによって、補強カバー43のいかなる変位も不可能になる。
盗難防止装置13を組み立てると、盗難防止装置本体15の外見は、一体ブロックのようになり、舌片25の正確な位置は検出不可能になる。さらに、盗難防止装置本体15への不法侵入(例えばねじ回しを用いた)が生じた際に、不法者が、「Zamak」(商標)(ザマック:亜鉛にアルミニウム、銅、マグネシウムが添加されている亜鉛合金)から成る盗難防止装置本体に孔をあけることができたとしても、その不法者は、はるかに機械抵抗の大きな鋼鉄なら成る補強カバー43に突き当たることとなる。舌片25に到達するまでに要する時間は、はるかに長くなり、それによって、不法者は、不法侵入を断念する。
機械的取り付けの、図示しない第2の実施形態によれば、補強カバーと舌片ガイドとは、舌片のための弾性復帰素子による圧力の軸方向に沿う、補強カバーと舌片ガイドとの緩い軸方向嵌合と、その後に続く回転変位とを介して組み合う、互いに相補的な先行保持部材を有している。
これは、補強カバーが円形である場合に可能である。バヨネット式のこの機械的取り付けによる適切な位置における保持は、舌片のための弾性復帰素子の復帰力によってもたらされ、舌片ガイドおよび補強カバーの変形を伴うことのない、舌片ガイドによる補強カバーの先行保持が可能になる。
機械的取り付けの、図示しない第3の実施形態によれば、補強カバーと舌片ガイドとは、舌片ガイドへの補強カバーの、スナップフィット式の取り付けによって組み合わされる、互いに相補的な先行保持部材を有している。舌片のための弾性復帰素子の復帰力によって適切な位置における保持がもたらされる、舌片ガイドへの補強カバーのこのスナップフィット式の機械的取り付けによって、舌片ガイドの変形を伴うことのない、舌片ガイドによる補強カバーの先行保持が可能になる。
1、13 盗難防止装置
3、15 盗難防止装置本体
5 締め環
7 舌片
9 スライダ
11 塞ぎ板
12 壁部
23 鎖錠モジュール
24 案内突起
25 舌片
27 舌片ガイド
29 第1の開口
30 第2の開口
31 駆動スライダ
32、33 フィン
34、36 突起
35、37 相補的なオリフィス
38 端部
39 弾性復帰素子
41 受け穴
43 補強カバー
A 圧力の軸方向
F1、F2、F3 矢印
T 横方向

Claims (11)

  1. 盗難防止装置本体(15)と、この盗難防止装置本体(15)の、盲端を有するハウジング内に受容されている鎖錠モジュール(23)とを備えている、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置(13)であって、前記鎖錠モジュール(23)は、
    − 前記ステアリングコラムから空間的に隔たって位置するようになっているロック解除位置と、前記ステアリングコラムの運動を阻止するようになっているロック位置との間で変位することができるように組み込まれている舌片(25)と、
    − 前記舌片(25)が、前記ロック位置まで突き出ることができるように変位可能に組み込まれている舌片ガイド(27)と、
    − 前記舌片(25)を、前記ロック位置に向かう方向に付勢するようにされている、前記舌片(25)のための弾性復帰素子(39)
    とを有している盗難防止装置(13)において、
    前記盗難防止装置(13)は、前記舌片ガイド(27)上に載置されており、前記盲端を有するハウジングの盲端を成す底を形成している壁部(12)と、前記舌片ガイド(27)との間に配置されている補強カバー(43)を備えており、前記補強カバー(43)は、前記舌片のための弾性復帰素子(39)を圧縮しながら、前記舌片ガイド(27)の1つの開口(30)を塞いでおり、前記補強カバー(43)と前記舌片ガイド(27)とは、前記舌片ガイド(27)による前記補強カバー(43)の保持のために、前記舌片のための弾性復帰素子(39)と協働している、互いに相補的な先行保持部材を有していることを特徴とする盗難防止装置。
  2. 前記補強カバー(43)と前記舌片ガイド(27)とは、前記舌片のための弾性復帰素子(39)による圧力の軸方向(A)に沿う、前記補強カバー(43)と前記舌片ガイド(27)との緩い軸方向嵌合と、その後に続く、前記軸方向に直交する横方向の相対的な並進変位とによって組み合わされた、互いに相補的な先行保持部材を有していることを特徴とする、請求項1に記載の盗難防止装置。
  3. 前記補強カバー(43)または前記舌片ガイド(27)の先行保持部材は、それぞれ前記舌片ガイド(27)または前記補強カバー(43)に設けられている相補的な先行保持部材に向かって前記軸方向に突き出ている少なくとも1つのフィン(32、33)を有していることを特徴とする、請求項2に記載の盗難防止装置。
  4. 前記先行保持部材は、2つのフィン(32、33)を有しており、これら2つのフィンのうちの一方(32)は、前記相補的な先行保持部材の1つの外面と組み合っており、同じく他方(33)は、前記相補的な先行保持部材の1つの内面と組み合っていることを特徴とする、請求項3に記載の盗難防止装置。
  5. 前記補強カバー(43)または前記舌片ガイド(27)の先行保持部材は、前記横方向に突き出ている、少なくとも1つの突起(34、36)を有しており、この突起(34、36)は、前記舌片ガイド(27)または前記補強カバー(43)に設けられている相補的な先行保持部材の側面に形成されている相補的なオリフィス(35、37)内に挿入されていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1つに記載の盗難防止装置。
  6. 前記先行保持部材は、2つの相補的なオリフィス(35、37)と組み合っている2つの突起(34、36)を有しており、該2つの突起のうちの一方(34)は、前記舌片ガイド(27)の内側に向かって突き出ており、他方(36)は、前記舌片ガイド(27)の外側に向かって突き出ていることを特徴とする、請求項5に記載の盗難防止装置。
  7. 前記突起(34、36)と組み合っている前記相補的なオリフィス(35、37)の各々の少なくとも一端部(38)は、前記横方向に対して傾いて形成されており、前記相補的なオリフィス(35、37)の最も狭い部分は、前記突起(34、36)と組み合っている部分であることを特徴とする、請求項5または6に記載の盗難防止装置。
  8. 前記補強カバー(43)は、円形状であること、および前記補強カバー(43)と前記舌片ガイド(27)とは、前記舌片のための弾性復帰素子(39)による圧力の軸方向(A)に沿う、前記補強カバー(43)と前記舌片ガイド(27)との緩い軸方向嵌合と、その後に続く相対的な回転変位とによって組み合わされた、互いに相補的な先行保持部材を有していることを特徴とする、請求項1に記載の盗難防止装置。
  9. 前記補強カバー(43)と前記舌片ガイド(27)とは、前記舌片ガイド(27)への前記補強カバー(43)のスナップフィットによって組み合わされている、互いに相補的な先行保持部材を有していることを特徴とする、請求項1に記載の盗難防止装置。
  10. 補強カバー(43)が、機械的取り付けによって、舌片ガイド(27)に先行保持し、このようにして形成された鎖錠モジュールを、盗難防止装置本体(15)の、盲端を有するハウジング内に挿入することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の盗難防止装置(13)の組み立て方法。
  11. 前記補強カバー(43)は、舌片のための弾性復帰素子(39)による圧力の軸方向(A)に沿う、前記舌片ガイド(27)への前記補強カバー(43)の緩い軸方向嵌合と、その後に続く、前記軸方向に直交する横方向(T)の、前記舌片ガイド(27)に相対的な前記補強カバー(43)の並進変位とによって、前記舌片ガイド(27)に機械的に取り付けることを特徴とする、請求項10に記載の、盗難防止装置(13)の組み立て方法。
JP2016520423A 2013-06-19 2014-06-16 自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置、およびその組み立て方法 Expired - Fee Related JP6315851B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1355758 2013-06-19
FR1355758A FR3007353B1 (fr) 2013-06-19 2013-06-19 Antivol pour colonne de direction de vehicule automobile et procede d'assemblage associe
PCT/EP2014/062599 WO2014202546A1 (fr) 2013-06-19 2014-06-16 Antivol pour colonne de direction de véhicule automobile et procédé d'assemblage associé

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016527121A JP2016527121A (ja) 2016-09-08
JP6315851B2 true JP6315851B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=49003906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016520423A Expired - Fee Related JP6315851B2 (ja) 2013-06-19 2014-06-16 自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置、およびその組み立て方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3010767B1 (ja)
JP (1) JP6315851B2 (ja)
CN (1) CN105307909B (ja)
FR (1) FR3007353B1 (ja)
WO (1) WO2014202546A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2476003A2 (fr) * 1980-01-14 1981-08-21 Sodex Magister Expl Brevets Ne Perfectionnements aux antivols pour vehicules automobiles
JP3174008B2 (ja) * 1996-11-13 2001-06-11 株式会社東海理化電機製作所 ステアリングロック装置
JP4530563B2 (ja) * 2001-03-28 2010-08-25 株式会社ホンダロック 車両のステアリングロック装置
FR2848168B1 (fr) * 2002-12-06 2005-10-21 Valeo Securite Habitacle Antivol pour vehicule automobile notamment de type electronique
ATE400480T1 (de) * 2004-10-26 2008-07-15 Huf North America Automotive P Nichtlineare lenkradsperranordnung
JP5114322B2 (ja) * 2008-07-04 2013-01-09 株式会社ユーシン ステアリングロック装置
JP5222236B2 (ja) * 2009-06-29 2013-06-26 株式会社ユーシン ステアリングロック装置
FR2964350A1 (fr) * 2010-09-02 2012-03-09 Valeo Securite Habitacle Antivol de direction pour vehicule automobile
CN202186352U (zh) * 2011-08-24 2012-04-11 马夸特开关(上海)有限公司 电子转向柱锁定系统的锁止装置
FR2984822B1 (fr) * 2011-12-21 2014-04-11 Valeo Securite Habitacle Antivol de direction pour vehicule automobile a supercondamnation et procede de montage associe

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014202546A1 (fr) 2014-12-24
EP3010767A1 (fr) 2016-04-27
CN105307909B (zh) 2017-06-23
FR3007353A1 (fr) 2014-12-26
JP2016527121A (ja) 2016-09-08
EP3010767B1 (fr) 2017-03-22
CN105307909A (zh) 2016-02-03
FR3007353B1 (fr) 2016-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7216891B2 (en) Fastening device for curtain airbag tether
KR101133305B1 (ko) 스티어링 록 조립체
CN105723039B (zh) 用于门或盖的锁闭装置
US20140093311A1 (en) Mounting structure for parts
JP6315851B2 (ja) 自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置、およびその組み立て方法
EP2842817B1 (en) Steering lock device
JP2013540919A (ja) 自動車ロックシステムのためのボルトロック
JP6536879B6 (ja) 電動ステアリングロック装置
EP2842818B1 (en) Steering lock device
JP2015506864A (ja) 自動車のステアリングコラムにおける盗難防止装置、およびその組み立て方法
JP6042460B2 (ja) キーシリンダ装置
JP6169731B2 (ja) 自動車用のステアリングロックデバイス
JP4945720B2 (ja) シリンダ錠
KR101023443B1 (ko) 자동차용 잠금장치
JP6434503B2 (ja) 自動車のステアリング機構における、デッドロック機能を有する盗難防止装置、およびその取付け方法
CN209742522U (zh) 锁和具有该锁的车辆
JP3138499U (ja) 固定ボルト・ナット用の着脱式防犯具
JP5266120B2 (ja) ステアリングロック装置
JP7175176B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
GB2556426A (en) Steering lock device
WO2016050580A1 (en) An antitheft device for die steering column of a vehicle
JP6487857B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
JP2017214809A (ja) シリンダ錠装置
KR100722499B1 (ko) 글로브박스의 락 로터
KR200407617Y1 (ko) 자동차용 도어 모듈의 어셈블리 하우징 설치구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6315851

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees