JP6536879B6 - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents
電動ステアリングロック装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6536879B6 JP6536879B6 JP2015045762A JP2015045762A JP6536879B6 JP 6536879 B6 JP6536879 B6 JP 6536879B6 JP 2015045762 A JP2015045762 A JP 2015045762A JP 2015045762 A JP2015045762 A JP 2015045762A JP 6536879 B6 JP6536879 B6 JP 6536879B6
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower case
- electric steering
- lock device
- steering lock
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
また、この電動ステアリングロック装置には、ロック装置を破壊して不用意にロック解除されることを防止するため、補助ロック機構を備えたものが多い。
これらの図面から分かるように、ロアケース11には左側面と底面を解放させた開口部11aがあり、この開口部11aからステアリングロック機構などを組み込んだ後に、この開口部11aを蓋ケース12によって被蓋することにより筐体が構成されている。
なお、ステアリングロック機構は、広く知られている通り、ロック部材14を進退移動させるカム部材15と、内周ギアを当該カム部材15とギア連結された連動ギア部材16と、この連動ギア部材16をモータ駆動するモータと、カム部材15に設けたマグネット18の磁力を感応してロック部材14の進出位置と退出位置とを検出するプリント基板19に配設したホール素子20、21などによって形成されている。
この結果、ステアリングホィールの回転がロックされる。
また、エンジンを始動させれば、連動ギア部材16がモータ駆動で他方向回転するため、ロック部材14が退出(後退)し、ステアリングシャフトのロックが解除される。
なお、図19は図16上のB−B線に沿って切断した補助ロック機構の簡略的な一部拡大断面図、図20は同ロック機構のロック保持状態を示す図19同様の断面図、図21は図20上のC−C線に沿って切断した部分的な断面図である。
なお、ロックアップカバー27は、不正行為による開蓋を防ぐために、鋼板のプレス形成部品としてあり、上記した組付孔24aにねじ込んだ止めネジ28によってロアケース11に固着されている。
また、止めネジ28は、不正行為による取り外しを防ぐため、頭部を埋め込んでネジ込むように形成している。
このピン29は、小球30とコイルバネ31によって下方向(図19において)の突出勢力を受け、常時にはピン先端部がロックアッププレート25に当接している。
すなわち、補助ロック機構が図19に示すように非動作のときには、ロック部材14の進退移動が制約されないようになっている。
なお、ロックアッププレート25が突出した場合、図21に示した通り、このプレート25の後端部にピン29が突入し、ロックアッププレート25の後退動を阻止し、補助ロック機構の動作を保持する。
なお、図19、図20に示す参照符号33は電動ステアリング装置などを取り付けるステアリングコラムを示す。
この電動ステアリングロック装置の補助ロック機構は、ハウジングに取り付けられた保護部材が不法行為により取り外されることで動作し、ステアリングのロック状態が保持される構成となっている。
この結果、補助ロック機構ばかりではなく、強いてはステアリングロック機構の動作精度が低下し、また、動作不良となることがある。
したがって、ステアリングロック機構や補助ロック機構が筐体内の浸水によって動作精度が低下したり、動作不良となることが未然に防止される。
図1は第1実施形態の電動ステアリングロック装置を示し、この図面は電動ステアリングロック装置の正面側から見て要点を表した部分的な分解斜視図である。
この第1実施形態は、ロックアップカバー(カバー部材)50に特徴があり、その他は図16〜図21に示した従来例の電動ステアリングロック装置と同じ構成となっている。
したがって、従来例と同じ部品や同じ部所については同符号を付して説明を省略する。
すなわち、このロックアップカバー50は、対接面部50a、この対接面部50aから上方に延設させた取付板部50b、対接面部50aの右側と下側より張出させた支持板部50c、50dより形成してあり、さらに、取付板部50bの上方部分は横方向に折曲し、この上方部には取付孔50eが設けてある。
なお、図3から分かる如く、取付孔50eは止めネジ28の頭部を埋め込むようにテーパー孔壁のものとなっている。
すなわち、ステアリングロック機構や補助ロック機構を電動ステアリングロック装置の筐体内に組み入れた後、ロアケース11に形成した補助ロック機構の組込孔23の近くに設けたガイド孔11d、11eにロックアップカバー50の支持板部50c、50dを差し入れると共に、その取付孔50eをロアケース11に設けた組付孔24aに合わせるように組付け、その後、取付孔50eを通した止めネジ28を組付孔24aにネジ込んでロックアップカバー50を固着する。
この結果、ロックアップカバー50の周囲から流れ入る水によって、補助ロック機構やステアリングロック機構の動作精度が低下したり、動作不良となるようなことがない。
さらに、ロックアップカバー50の接合面部50aの内面に設けたループ状の凹部51については、図7及び図8に示した如く、接合面部50aに皿状に形成した凹部52として実施することもできる。
この第2実施形態は、ロアケース11に4辺形(ループ状)の凹部61を設けたことに特徴があり、その他は図16〜図21に示した従来例の電動ステアリングロック装置と同じ構成なっている。
したがって、従来例と同じ部品や同じ部所については同符号を付して説明を省略する。
また、この第2実施形態の電動ステアリングロック装置では、図10に示したように、第1実施形態の電動ステアリングロック装置が備えるロックアップカバー50から凹部51を取り除いた形態のロックアップカバー60を備える構成としてある。
なお、図9及び図10において、60aは対接面部、60bは取付板部、60c、60dは支持板部、60eは取付孔を示している。
すなわち、ステアリングロック機構や補助ロック機構を電動ステアリングロック装置の筐体内に組み入れた後、ロアケース11に形成した補助ロック機構の組込孔23の近くに設けたガイド孔11d、11eにロックアップカバー60の支持板部60c、60dを差し入れると共に、その取付孔60eをロアケース11に設けた組付孔24aに合わせように組付け、その後、取付孔60eを通した止めネジ28を組付孔24aにネジ込んでロックアップカバー60を固着する。
この結果、毛細管現象によって流れ入る水によって、補助ロック機構やステアリングロック機構の動作精度が低下したり、動作不良となるようなことがない。
なお、上記した凹部又は凸部については、円状の溝形状又は突部形状だけでなく、角溝状の凹部や角突部状の凸部としてもよい。
11a 開口部
12 蓋ケース
14 ロック部材
22 ステアリングシャフト
23 組込孔
24a 組付孔
34b 貫通孔
25 ロックアッププレート
28 止めネジ
29 ピン
32 ロックアップバー
50 ロックアップカバー(カバー部材)
51 ロックアップカバーに設けた凹部
60 ロックアップカバー
61 ロアケースに設けた凹部
Claims (5)
- 開口部を設けたロアケースの前記開口部を蓋ケースで閉塞して形成した筐体と、
この筐体の内部に収容し、ステアリングシャフトに係合させるロック位置とその係合を解除させるアンロック位置との間を移動可能なロック部材を有するステアリングロック機構と、
前記ロック部材をロック位置で保持する保持位置とその保持を解除させる補助ロック部材を有し、
さらに、前記筐体の外部から内部に貫通させて形成した前記ロアケースの組込孔より少なくとも前記補助ロック部材を組み入れ、かつ、その組込孔を被蓋するカバー部材を設けて構成された補助ロック機構と、
を備える車両用の電動ステアリングロック装置において、
前記カバー部材は、固着具によって前記ロアケースに固着されており、対接面部と、前記対接面部から張り出され前記ロアケースに形成されるガイド孔に差し入れされる支持板部とを有し、
前記ロアケースと前記カバー部材の前記対接面部及び前記支持板部との接合面には、その接合面に部分的な隙間を形成する隙間形成部を設けたことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。 - 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けた凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。 - 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の双方に設けた凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。 - 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けた複数の凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。 - 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けたループ状の凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015045762A JP6536879B6 (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | 電動ステアリングロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015045762A JP6536879B6 (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | 電動ステアリングロック装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016165921A JP2016165921A (ja) | 2016-09-15 |
JP6536879B2 JP6536879B2 (ja) | 2019-07-03 |
JP6536879B6 true JP6536879B6 (ja) | 2019-07-31 |
Family
ID=56897224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015045762A Active JP6536879B6 (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | 電動ステアリングロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6536879B6 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN118596926A (zh) * | 2018-12-29 | 2024-09-06 | 奥动新能源汽车科技有限公司 | 锁止机构、锁止组件、快换支架组件及电动汽车 |
CN110154979A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-23 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 用于车辆方向盘的锁具 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09204972A (ja) * | 1996-01-25 | 1997-08-05 | Alps Electric Co Ltd | 回転コネクタ |
JP4140814B2 (ja) * | 2002-05-13 | 2008-08-27 | 日本電産サンキョー株式会社 | ケースの防水構造 |
JP4980853B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2012-07-18 | 株式会社アルファ | 電動ステアリングロック装置 |
JP5235153B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2013-07-10 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
-
2015
- 2015-03-09 JP JP2015045762A patent/JP6536879B6/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016165921A (ja) | 2016-09-15 |
JP6536879B2 (ja) | 2019-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5385571B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP5385724B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP2008120204A (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP5285541B2 (ja) | 車両用ロック装置 | |
JP2004231122A (ja) | 電動ステアリングロック装置 | |
JP5669225B2 (ja) | 中間体の揺動バーによってデッドロックが確実に行われるようにした、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置 | |
JP6536879B6 (ja) | 電動ステアリングロック装置 | |
JP4863839B2 (ja) | 電動ステアリングロック装置 | |
JP5231375B2 (ja) | 電動ステアリングロック装置 | |
JP4838183B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP6542683B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
RU2583423C2 (ru) | Противоугонное устройство для рулевой колонки и соответствующая рулевая колонка | |
JP5114369B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP4881843B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP2012040951A (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP4881842B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP5283603B2 (ja) | 電動ステアリングロック装置 | |
JP5205296B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP5965202B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP4694384B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP5022880B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP6831736B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP7175175B2 (ja) | 電動ステアリングロック装置 | |
JP5252899B2 (ja) | 電動ステアリングロック装置 | |
JP2013230728A (ja) | ステアリングロック装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180221 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20180221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6536879 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |