JP2015506864A - 自動車のステアリングコラムにおける盗難防止装置、およびその組み立て方法 - Google Patents

自動車のステアリングコラムにおける盗難防止装置、およびその組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 低コストであり、かつ不法侵入の試みに対して、ほとんどまたは全く効力を発揮させない、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置を提供する。【解決手段】 この盗難防止装置(13)は、盗難防止装置本体(15)と、盗難防止装置本体(15)の止まり溝内に受容されており、ステアリングコラム(19)の運動を阻止する状態と、ステアリングコラム(19)を解放する状態との間で移行するように構成されている鎖錠モジュール(23)とを備えている。補強装置(43)が、止まり溝の底部を形成している壁部と、鎖錠モジュールとの間に挿入されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリングコラム用の盗難防止装置の分野に関し、特に自動車の分野に好適に適用しうるものである。
従来のステアリングコラムにおける盗難防止装置の1つの問題は、盗難防止装置における鎖錠を解除しようとする悪意ある試みに対して脆弱であることである。
図1および図2は、盗難防止装置1をステアリングコラム(図示せず)に固定するための締め環5を有する盗難防止装置本体3を備えている、従来技術による盗難防止装置1の2つの例を示している。盗難防止装置1は、ステアリングコラムから空間的に隔たって位置するようにされているロック解除位置と、ステアリングコラムの運動を阻止するようにされているロック位置との間で変位することができるように、盗難防止装置本体3内に取り付けられている舌片7とを備えている。舌片7は、スライダ9とともに、鎖錠モジュールの構成要素である。舌片7は、スライダ9によって駆動される。スライダ9は、盗難防止装置内に組み込まれている回転ラッチ(図示せず)によって変位させられる。
図1は、ステアリングコラムの反対側から組み立てが行われ、鋼鉄製の塞ぎ板11によって、舌片7までの侵入が防止されるようになっている実施形態を示す。しかしながら、この実施形態においては、塞ぎ板11を肉眼で見て、塞ぎ板11まで侵入することができるから、盗難防止装置への攻撃者が、例えばねじ回しを使って、塞ぎ板11を取り除くことは比較的容易である。
図2は、盗難防止装置本体3の外壁を単一体で形成して、舌片7の位置の検出ができなくなるようにするために、ステアリングコラムの側から組み立てが行われるようにした実施形態を示す。しかし、盗難防止装置本体3は、一般に、機械抵抗が一定値以下の材料で作られているため、盗難防止装置への攻撃者は、例えばねじ回しを用いて盗難防止装置本体3を破壊し、舌片まで侵入することができる。
したがって、低コストであり、かつ盗難防止装置への攻撃者がいた場合にも、その不法侵入の試みを、ほとんどまたは全く許すことのない、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置が希求されている。
このような希求を満たすために、本発明は、自動車のステアリングコラム用の、次の諸要素を備えている盗難防止装置を提供するものである。
− 盗難防止装置本体と、
− 盗難防止装置本体の止まり溝内に受容されており、ステアリングコラムの運動を阻止する状態と、ステアリングコラムを解放する状態との間で移行するように構成されている鎖錠モジュール。
さらにこの盗難防止装置においては、止まり溝の底部を形成している壁部と、鎖錠モジュールとの間に、補強装置が設けられている。
本発明による盗難防止装置は、外部からの、ステアリングコラムの鎖錠モジュール、特に舌片への侵入を困難にし、さらには不可能にさえする。
その理由は、補強装置が、鎖錠モジュールと止まり溝との間に挿入されており、この補強装置を取り除いた後でしか、鎖錠モジュールまで侵入することができないからである。
盗難防止装置がこのような構造を有しているために、迅速な組み立てが可能であり、したがって、コストは、従来技術のものに比して低い。
さらに、盗難防止装置本体の、止まり溝部における厚さを薄くすることができ、したがって、盗難防止装置本体の製造コストを低く抑えることができる。
本発明による盗難防止装置は、このように簡単で、効果的で、低コストであり、またこの盗難防止装置に対する攻撃者がいた場合に、その不法侵入の試みを、ほとんどまたは全く効力を許さない。
本発明による盗難防止装置は、次の1つ以上の特徴を、単独でまたは組み合わせて備えていることがある。
− 補強装置は補強板である。
− 補強板は、止まり溝の底部を形成している壁部の表面積と実質的に等しい表面積を有している。
− 補強板は、金属材料、特に鋼鉄からなっている。
− 補強板は、1.5〜2mmの範囲の厚さを有している。
− 鎖錠モジュールは、次のものを備えている。
・ ステアリングコラムから空間的に隔たって位置するようにされているロック解除位置と、ステアリングコラムの運動を阻止するようにされているロック位置との間で変位することができるように取り付けられている舌片と、
・ 舌片が、ロック位置またはロック解除位置に変位するように、舌片を駆動するスライダと、
・ 第1開放端および第2開放端を有し、舌片が、ロック位置において、第1開放端から突き出ることができるように、舌片およびスライダが並進変位するように取り付けられている舌片ガイドと、
・ 舌片をロック位置に弾性的に復帰させるための、第1の端が、スライダに接している弾性的復帰手段。
補強装置は、舌片ガイドの第2開放端を実質的に塞いでおり、かつ弾性的復帰手段の第2の端に接している。
− 舌片ガイドは、補強装置を位置決めするために、第2開放端に周縁嵌め込み部分を有している。
− 補強装置は、圧力嵌めまたは嵌め込みによって、舌片ガイドに固定されている。
− 鎖錠モジュールは、圧力嵌めによって、盗難防止装置本体に固定されており、補強装置は、盗難防止装置本体の止まり溝の底部に押し当てられている。
− 盗難防止装置本体は、Zamak(商標)またはプラスチック材料からなっている。
さらなる一態様によれば、本発明は、次のステップを含んでいる、盗難防止装置の組み立て方法を提供するものである。
− 鎖錠モジュールの構成要素を組み合わせるステップと、
− 鎖錠モジュールの一端に補強装置を固定して、鎖錠ユニットを形成するステップと、
− 鎖錠ユニットを、盗難防止装置本体の止まり溝内に挿入するステップ。
鎖錠モジュールの形成のために、舌片、スライダ、および弾性的復帰手段が、舌片ガイドの第2開放端から、舌片ガイド内に挿入されることが好ましい。
補強装置は、舌片ガイドの第2開放端に固定されていることが好ましい。
鎖錠モジュールおよび補強装置を有する鎖錠ユニットを形成するステップは、次のステップを含んでいることが好ましい。
− スライダ内の、弾性的復帰手段に割り当てられている受け溝内に弾性的復帰手段を位置決めするステップと、
− 舌片と、弾性的復帰手段を取り付けられたスライダとを組み合わせるステップと、
− 舌片と、弾性的復帰手段を取り付けられたスライダとの組み合わせ体を、舌片ガイド内に挿入するステップと、
− 圧力嵌めによって、補強装置を、舌片ガイドの第2開放端に固定するステップ。
本発明による組み立て方法は、鎖錠モジュールと補強装置とから成る単一の鎖錠ユニットを形成するステップを含んでいる。
次いで、形成された鎖錠ユニットが盗難防止装置本体に組み合わされるから、盗難防止装置のこの組み立ては、容易に、かつ低コストで実行される。
従来技術による盗難防止装置の第1の実施形態の分解斜視図である。 従来技術による盗難防止装置の第2の実施形態の分解斜視図である。 本発明の一実施形態による盗難防止装置の分解斜視図である。 図3の盗難防止装置を、組み立てた後の、盗難防止装置本体の一部分を省略してある斜視図である。 図3の盗難防止装置の、鎖錠ユニットの構成要素を組み合わせている状態の斜視図である。 ステアリングコラムに取り付けられている、図4の盗難防止装置の平面図である。 図3の盗難防止装置を、組み立てた後の、盗難防止装置本体の一部分を省略した斜視図である。
図面を参照して、本発明の非限定的な一実施形態に関する以下の説明を読むことによって、本発明のさらなる利点および特徴が明らかになると思う。
添付図面において、同様の要素には、同じ符号を付してある。
図3〜図7は、自動車のステアリングコラム用の盗難防止装置の一実施形態を示している。
盗難防止装置13は、ステアリングコラム19(図6)を囲んで組み合わされるようになっている第1半環17および第2半環18を有する締め環16を備える盗難防止装置本体15を具備している。第1半環17は、鎖錠モジュール23を受容するようになっている止まり溝を備えている、盗難防止装置本体15の第1部分21に組み合わされている。盗難防止装置本体15の第1部分21は、ステアリングコラム19上に配置されているときに、高い機械抵抗を有するように、例えば「Zamak」(商標)(ザマック:亜鉛にアルミニウム、マグネシウム、銅が添加されている亜鉛合金)で作られている。あるいは、盗難防止装置本体15の第1部分21は、プラスチック材料で作られている。
鎖錠モジュール23は、舌片ガイド27内に後退して、ステアリングコラム19から空間的に隔たって位置しているロック解除位置と、図6に示すように、鎖錠モジュール23の舌片ガイド27(図3)の第1開放端29および第1半環17から突き出て、従来通りに、ステアリングコラムの1つの要素と組み合い、ステアリングコラム19の運動を阻止するようにされているロック位置との間をスライドすることができるように、舌片ガイド27を通って、盗難防止装置本体15の第1部分21内に取り付けられている舌片25を備えている。さらに鎖錠モジュール23は、舌片25がロック位置またはロック解除位置を占めるように駆動するための、舌片25の駆動スライダ31を備えている。駆動スライダ31は、カム35を介する、回転ラッチ33(図4)のロータの回転によって制御される。
回転ラッチ33は、例えば「Zamak」(商標)またはプラスチック材料から成り、盗難防止装置本体15の第1部分21を部分的に覆っている、盗難防止装置本体15の第2部分37の内部に挿入して固定されるようになっている。なお、盗難防止装置本体15は、第1部分21および第2部分37を含む単一体から成る場合もある。
さらに、鎖錠モジュール23は、舌片25をロック位置に弾性的に復帰させるための弾性的復帰手段39も備えている。この弾性的復帰手段39は、駆動スライダ31に設けられている受け溝41内に取り付けられている、例えば螺旋ばね、直線ばね、または円錐ばねなどのばねである。受け溝41には、そのばねを、受け溝41内の適切な位置に保持するようになっている、例えば突起が設けられている。
さらに、補強装置が、止まり溝の底部を形成している壁部と、鎖錠モジュール23との間に挿入されている。この補強装置は、図面に例示されているように、補強板43の形態を呈している場合がある。補強板43は、止まり溝の底部を形成している壁部の表面積と実質的に等しい表面積を有している場合がある。補強装置の堅牢性を高くするために、補強板43は、金属材料、特に鋼鉄で作られる場合がある。
補強装置、具体的には補強板43は、例えば圧力嵌めされているか、または舌片ガイド27の第2開放端45に形成されている周縁嵌め込み部分44に嵌め込まれている。圧力嵌めには、圧力を加えることによって、補強板43よりわずかに小さなサイズを有する、舌片ガイド27の受け溝内に補強板43を挿入する組み立て工程が含まれている。このわずかに小さなサイズは、周縁の突起によって実現することが可能である。この周縁の突起は、また、圧力嵌めの遂行後には、補強板43を適切な位置に保持するように働く。嵌め込みにおいては、補強板43が適切な位置、例えば舌片ガイド27の周縁嵌め込み部分44内に配置された後、補強板43が周縁嵌め込み部分44内に固定されるように、舌片ガイド27の変形が行われる。あるいは、補強板43は、ねじ留めまたはピン留めされる場合がある。盗難防止装置13に十分な機械抵抗を与えるとともに、その厚さを制限するために、補強板43の厚さは、1.5〜2mmの範囲にある。さらに、図4において、透かして示しているように、補強板43には、ばねである弾性的復帰手段39が設けられている。このばねは、補強板43と駆動スライダ31との間で圧縮応力を受けている。
図示の実施形態によれば、盗難防止装置13の組み立ての際の、鎖錠モジュール23の形成には、弾性的復帰手段39を、駆動スライダ31に設けられている、弾性的復帰手段39に割り当てられた受け溝41内に位置決めする工程が含まれる。次に、弾性的復帰手段39を備える駆動スライダ31が、舌片25と組み合わされる。この組み合わせは、例えば舌片25に形成されている留め爪32、および駆動スライダ31に形成されている相補的な引っ掛け手段(図示せず)を用いて遂行される。得られた組み合わせ体が、図3に示すように、第2開放端45から舌片ガイド27内に挿入される。駆動スライダ31は、駆動スライダ31が舌片ガイド27内を並進変位するように、駆動スライダ31を案内するための、例えば舌片ガイド27の溝36と組み合う出っ張り34を有している。したがって、舌片ガイド27の第2開放端45は、弾性的復帰手段39を駆動スライダ31に押し付ける補強装置、具体的には補強板43で閉じられる。補強装置、具体的には補強板43は、圧力嵌めまたは嵌め込みによって固定される。補強板43は、盗難防止装置本体15に取り付けられると、盗難防止装置本体15の止まり溝の底部に押し当てられ、したがって、補強板43のいかなる動きも不可能になるから、このような簡単な固定で十分である。鎖錠モジュール23と補強板43とを組み合わせると、取り扱いが容易な鎖錠ユニットが形成される。それは、この鎖錠ユニットの組み立てステップが、盗難防止装置13の組み立てのための他のステップから独立して、いつでも、またどこでも遂行することができるからである。
第2のステップは、図5に示すように、盗難防止装置本体15への鎖錠ユニットの組み込みに相当する。補強板43は、図7において、透かして示しているように、盗難防止装置本体15の止まり溝の底部に押し当てられ、止まり溝内にしっかりと取り付けられる。したがって、盗難防止装置13を組み立てる次のステップにおける、盗難防止装置本体15の取り扱いが容易になる。
第3のステップは、カム35および回転ラッチ33を鎖錠ユニットと組み合わせて、舌片25の変位を制御するために、カム35および回転ラッチ33を盗難防止装置本体15に取り付ける工程に相当する(図4)。盗難防止装置本体15が、第1部分21と第2部分37との2つの部分を有する場合には、カム35の、駆動スライダ31上への取り付けを可能にするために、第1部分21と第2部分37とは、あらかじめ組み合わされる。
図6に示すように、ステアリングコラム19への盗難防止装置13の取り付けのために、第1半環17と第2半環18とは、ステアリングコラム19上に、対向し合うように配置され、2つのねじ46によってステアリングコラム19上に固定される。
盗難防止装置13を組み立てると、盗難防止装置本体15の外壁は、舌片25の正確な位置の検出を不可能にする頑丈なブロックとなる。さらに、盗難防止装置13への攻撃者が、盗難防止装置本体15の第1部分21に対する、例えばねじ回しによる攻撃の際に、「Zamak」(商標)から成る盗難防止装置本体15に孔を開けることに成功したとしても、その攻撃者は、はるかに機械抵抗の高い鋼鉄製の補強板43に突き当たることになる。したがって、盗難防止装置のこの構造においては、攻撃者は、補強板43を取り外して、舌片25まで侵入することができるようにするために、盗難防止装置本体15の外壁を、広い面積にわたって切断しなければならない。したがって、攻撃者が舌片25まで侵入するために要する時間は、攻撃者が断念するまでの時間をはるかに超える。
特に、舌片ガイド27に取り付けられた、鋼鉄製の補強板43の形態の補強装置を用いることによって、攻撃者に対して、舌片25への侵入を非常に困難にすることができるとともに、盗難防止装置13の組み立てを容易にし、製造ラインにおいて組み立てに要する時間を短縮することができる。さらに、補強板43が存在するために、盗難防止装置本体15が、舌片25の防御物として働かなくてもよくなるから、盗難防止装置本体15の厚さを薄くすることができ、したがって、盗難防止装置本体15に要する材料の量を少なくし、またハンドルの下に必要な空間を小とすることができる。
1 盗難防止装置
3 盗難防止装置本体
5 締め環
7、25 舌片
9 スライダ
11 塞ぎ板
13 盗難防止装置
15 盗難防止装置本体
16 締め環
17 第1半環
18 第2半環
19 ステアリングコラム
21 第1部分
23 鎖錠モジュール
27 舌片ガイド
29 第1開放端
31 駆動スライダ
32 留め爪
33 回転ラッチ
34 出っ張り
35 カム
36 溝
37 第2部分
39 弾性的復帰手段
41 受け溝
43 補強板
44 周縁嵌め込み部分
45 第2開放端
46 ねじ

Claims (14)

  1. 自動車のステアリングコラム(19)における盗難防止装置(13)であって、
    − 盗難防止装置本体(15)と、
    − 前記盗難防止装置本体(15)の止まり溝内に受容されており、前記ステアリングコラム(19)の運動を阻止する状態と、前記ステアリングコラム(19)を解放する状態との間で移行するように構成されている鎖錠モジュール(23)とを備えている盗難防止装置において、
    補強装置(43)が、前記止まり溝の底部を形成している壁部と、前記鎖錠モジュール(23)との間に設けられていることを特徴とする盗難防止装置。
  2. 前記補強装置は、補強板(43)である、請求項1に記載の盗難防止装置。
  3. 前記補強板(43)は、前記止まり溝の底部を形成している壁部の表面積と実質的に等しい表面積を有している、請求項2に記載の盗難防止装置。
  4. 前記補強板(43)は、金属材料、例えば鋼鉄からなっている、請求項2または3に記載の盗難防止装置。
  5. 前記補強板(43)は、1.5〜2mmの範囲の厚さを有している、請求項2〜4のいずれか1つに記載の盗難防止装置。
  6. 前記鎖錠モジュールは、
    − 前記ステアリングコラム(19)から空間的に隔たって位置するようにされているロック解除位置と、前記ステアリングコラム(19)の運動を阻止するようにされているロック位置との間で変位することができるように取り付けられている舌片(25)と、
    − 前記舌片(25)が、前記ロック位置または前記ロック解除位置に変位するように、前記舌片(25)を駆動するスライダ(31)と、
    − 第1開放端(29)および第2開放端(45)を有し、前記舌片(25)が、前記ロック位置において、前記第1開放端(29)から突き出ることができるように、前記舌片(25)および前記スライダ(31)が並進変位するように取り付けられている舌片ガイド(27)と、
    − 前記舌片(25)を前記ロック位置に弾性的に復帰させるための、第1の端が、前記スライダ(31)に接している弾性的復帰手段(39)とを備えており、
    前記補強装置(43)は、前記舌片ガイド(27)の第2開放端(45)を実質的に塞いでおり、かつ前記弾性的復帰手段(39)の第2の端に接している、請求項1〜5のいずれか1つに記載の盗難防止装置。
  7. 前記舌片ガイド(27)は、前記補強装置(43)を位置決めするために、前記第2開放端(45)に周縁嵌め込み部分(44)を有している、請求項6に記載の盗難防止装置。
  8. 前記補強装置(43)は、圧力嵌めまたは嵌め込みによって、前記舌片ガイド(27)に固定されている、請求項6または7に記載の盗難防止装置。
  9. 前記鎖錠モジュール(23)は、圧力嵌めによって、前記盗難防止装置本体(15)に固定されており、前記補強装置(43)は、前記盗難防止装置本体(15)の止まり溝の底部に押し当てられている、請求項1〜8のいずれか1つに記載の盗難防止装置。
  10. 前記盗難防止装置本体(15)は、Zamak(商標)またはプラスチック材料からなっている、請求項1〜9のいずれか1つに記載の盗難防止装置。
  11. − 鎖錠モジュール(23)の構成要素(25、27、31、39)を組み合わせるステップと、
    − 前記鎖錠モジュール(23)の一端(45)に補強装置(43)を固定して、鎖錠ユニットを形成するステップと、
    − 前記鎖錠ユニットを、盗難防止装置本体(15)の止まり溝内に挿入するステップとを
    含んでいる、盗難防止装置(13)の組み立て方法。
  12. 前記鎖錠モジュールの形成のために、舌片(25)、スライダ(31)、および弾性的復帰手段(39)が、舌片ガイド(27)の第2開放端(45)から、該舌片ガイド(27)内に挿入される、請求項11に記載の組み立て方法。
  13. 前記補強装置(43)は、前記舌片ガイド(27)の第2開放端(45)に固定されている、請求項12に記載の組み立て方法。
  14. 鎖錠モジュール(23)および補強装置を有する鎖錠ユニットを形成する前記ステップは、
    − 前記スライダ(31)内の、前記弾性的復帰手段(39)に割り当てられている受け溝(41)内に前記弾性的復帰手段(39)を位置決めするステップと、
    − 前記舌片(25)と、前記弾性的復帰手段(39)を取り付けられた前記スライダ(31)とを組み合わせるステップと、
    − 前記舌片(25)と、前記弾性的復帰手段(39)を取り付けられた前記スライダ(31)との組み合わせ体を、前記舌片ガイド(27)内に挿入するステップと、
    − 圧力嵌めによって、前記補強装置(43)を、前記舌片ガイド(27)の第2開放端(45)に固定するステップとを含んでいる、請求項12または13に記載の組み立て方法。
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