JP6312353B2 - 液体紙容器 - Google Patents
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これらの液体紙容器の頂部は、例えば、図8に示すように液体紙容器のくせ折りした頂部を、頂部の端縁を内外から囲む外面加熱部31と内面加熱部32が設けられたチャンバー部30を備えた装置本体(図示しない)により、チャンバー部30が液体紙容器の頂端部に被さるように下降し、装置本体内の熱風供給部より供給される所定温度に加熱された空気を外面加熱部31及び内面加熱部32の多数の熱風噴射小孔(図示しない)より図8に太い実線の矢印で示す如く頂端部の接着すべき所定部位(熱接着部)に向けて熱風を噴射し、熱接着部の熱接着性樹脂層が加熱溶融される。加熱後、チャンバー部を備えた装置本体は頂端部より離脱すべく上昇する。次に頂部加圧装置で熱接着部が圧着接合されるものである。底部も同様に構成されている(例えば、特許文献3参照)。
図1は本発明に係る液体紙容器の一実施形態のブランク板を示す平面図、図2は図1の円内部分の拡大図、図3は本発明に係る液体紙容器の一実施形態のブランク板に形成される切目のパターン例を示す平面図、図4は図1のY−Y線断面図、図5は本発明に係る液体紙容器の一実施形態を示す斜視図、図6は本発明に係る液体紙容器の組立完成前の胴貼りされ折り畳まれた状態から起函され筒状にされた状態を示す斜視図、図7は液体紙容器の組立完成前における頂部の加熱前にくせ折りした状態を示す斜視図、図8はチャンバー部を備えた装置本体の頂部用加熱部を説明する説明図、図9は本発明に係る液体紙容器の一実施形態の頂部を開封する手順を示す斜視図であり、図中のAt、Abは熱接着部の内縁から外縁側に寄った位置から熱接着部の外縁に至る領域、Ab1はブランク板Bの下方の外縁と、該外縁より上側の下部横罫線に略平行な線とで囲まれた領域、Bはブランク板、1、2、3、4は側面板(筒状胴部形成板)、1T、2T、3T、4Tは頂部形成板、1B、2B、3B、4Bは底部形成板、5は接着板、6は切目、7は頂部熱接着部、8は底部熱接着部、10は液体紙容器、10’は筒状にされた組立完成前の紙容器、11は頂部、12は底部、13は頂部熱接着部、13a、13b、13c、13dは頂部熱接着部剥離片、14は開口頂端部、14’はくせ折りされた開口頂端部、15は開口底端部、20は積層体、21は熱可塑性樹脂層、22は紙層、23は接着樹脂層、24はアルミニウム箔、25は熱接着性樹脂層、26は接着層、27は外面層、28は内面層、30はチャンバー部、31は外面加熱部、32は内面加熱部、nは斜折罫、pは切目線間の間隔、ytは上部横折罫、ybは下部横折罫、α、γは頂、βは交点、δは屈曲点をそれぞれ示す。
図2は図1の円内部分の拡大図であり、図2(イ)は頂部形成板2Tおよびその上方の頂部熱接着部7の部分の拡大図であり、図2(ロ)は底部形成板2Bおよび底部熱接着部8の部分の拡大図である。図2(イ)に示すように前記領域Atは、頂部形成板2Tの上方の頂部熱接着部7の頂αより下方に垂らした垂線と横罫線ytとの交点をβとすると、頂αから頂αと交点β間の長さの2/3以内とするのが好ましい。該領域At内に切目が熱接着性樹脂層側から形成される。
また、底部熱接着部8の内縁から下方の外縁側に寄った位置から底部熱接着部8の外縁に至る領域Abが、切目が形成される領域であり、図1において中濃度の網点で示した。該領域Abに熱接着性樹脂層側から切目が形成される。該領域Abは底部熱接着部8の領域に含まれ、底部熱接着部8より小さい領域である。したがって、該領域Abと重なる底部熱接着部8の低濃度の網点は図面には表示されていない。
図2(ロ)に示すように該領域Abは、底部形成板2Bの下方外縁の頂γより、底部形成板2Bに形成された斜折罫nの屈曲点δと前記頂γとを結ぶ長さの2/3以内とするのが好ましい。
さらには、切目が形成される領域Ab内において、ブランク板Bの下方の外縁と、該外縁より上側の下部横罫線ybに略平行な線とで囲まれた領域Ab1がより好ましい切目を形成する領域であり、図1において高濃度の網点で示した。該領域Ab1を区画する前記下部横罫線ybに略平行な線の位置は、前記頂γより、前記屈曲点δと前記頂γとを結ぶ長さの2/3以内とするのが好ましい。
なお、
図3(イ)は、線状の切目6が点線状に間欠して形成された切目線を3条設けた例を示す。通常、切目6の長さは1〜10mm、隣接する切目6との間隔(非切目)は1〜5mmで形成する。切目線は1条以上であればよく、2条以上複数設ける場合、切目線間の間隔pは2mm以上にするのがよい。
図3(ロ)は、くの字状に形成された切目6が間隔をあけて並べられた切目線パターンを示し、切目線を3条設けた例を示す。くの字状の切目6の上下の長さは2mm程度、繰り返しピッチ(図の左右方向)は4〜5mm程度である。切目線は1〜3条程度設ければよく、2条以上設ける場合、切目線間の間隔pは2mm以上にするのがよい。
図3(ハ)は、斜線状の切目6が間隔をあけて並べられた切目線パターンを示し、切目線を3条設けた例を示す。斜線状の切目6の上下の長さは2mm程度、繰り返しピッチ(図の左右方向)は4〜10mm程度である。切目線は1〜3条程度設ければよく、2条以上設ける場合、切目線間の間隔pは2mm以上にするのがよい。
切目の形状、大きさ、ピッチ等のパターンは本願の目的を逸脱しない範囲内で任意に形成できるものであり、図3に限定されるものではない。すなわち、切目のパターンの必要条件としては、組立完成前の紙容器の開口端部の接合すべき熱接着部の内側を加熱した際、熱可塑性樹脂層、紙層を外面層とし、接着樹脂層、アルミニウム箔、及び熱接着性樹脂層を内面層とする積層体間の外面層の紙層と内面層の接着樹脂層との間にバブリングにより発生する膨張した空気あるいは水蒸気等を積層体外部に排出できること、切目を形成後、熱接着が完了するまでの間(工程中、輸送中、充填時のハンドリング、充填工程中)に切目より積層体のメクレ(剥離)が発生しないことである。
上記条件を考慮して、切目はバブリングの発生しやすい領域のみ選択して設けることもできる。例えば、領域Atにおいて、頂部形成板1T、3Tの該領域At内にのみ設ける構成も好ましい態様である。
また、熱接着性樹脂層25がアルミニウム箔24と接着可能な場合には接着層26を省略してもよい。接着層26を設ける方が熱接着性樹脂層に用いる樹脂の選択範囲が広くなり、熱接着性樹脂層とアルミニウム箔との接着強度が安定するので好ましい。
外面の熱可塑性樹脂層21に使用される樹脂としては、ポリオレフィン系の樹脂が使用され、主に低密度ポリエチレンが使用される。
紙層22には、賦型性、耐屈曲性、剛性、腰、強度等を有するミルクカートン原紙、カップ原紙、板紙等が使用され、坪量100〜450g/m2 のものが使用される。
接着樹脂層23に使用される樹脂としては、低密度ポリエチレン、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)等の樹脂が使用される。
アルミニウム箔24は液体紙容器にガスバリアー性、遮光性、保型性、開封性等の機能を付与させるものであり、厚さ5〜20μmの軟質、半硬質、硬質又は合金タイプ等のアルミニウム箔が使用される。
接着層26に使用される樹脂としては、接着樹脂層23に使用される樹脂と同じものが使用できる。
内面の熱接着性樹脂層25としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−αオレフイン共重合体等が使用される。積層体20は、上記各層を汎用のラミネーション法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション法、押出しラミネ−ション法、共押出しラミネ−ション法、Tダイ押出し成形法、インフレ−ション法、共押出しインフレ−ション法等で積層することにより作製される。
図8に示すように加熱装置本体(図示しない)は、外面加熱部31と内面加熱部32が設けられたチャンバー部30を備えており、チャンバー部30がくせ折りされた開口頂端部14’に覆い被さるように下降して加熱し、加熱後、上昇してくせ折りされた開口頂端部14’より離脱するという動作をするものである。
加熱に際し、下降したチャンバー部30は液体紙容器のくせ折りされた開口頂端部14’に覆い被さり、くせ折りされた開口頂端部14’の内面及び外面は、内面加熱部32及び外面加熱部31により内外から囲まれた状態となり、装置本体内の熱風供給部より供給される所定温度に加熱された空気を外面加熱部31及び内面加熱部32の多数の熱風噴射小孔(図示しない)より図8に太線の矢印で示す如く、くせ折りされた開口頂端部14’の接着すべき頂部熱接着部7に向けて熱風を噴射するように構成されており、頂部熱接着部7の内面の熱接着性樹脂層25及び外面の熱可塑性樹脂層21が加熱溶融される。加熱後、チャンバー部30を備えた装置本体は上昇し、くせ折りされた開口頂端部14’より離脱する。次に頂部加圧装置(図示しない)で圧着接合され頂部熱接着部13を形成すると同時に頂部11を形成することにより、図5に示すゲーベルトップ型液体紙容器が完成する。
また、本発明の液体紙容器10は、外面から順に熱可塑性樹脂層21、紙層22、接着樹脂層23、アルミニウム箔24、接着層26、及び熱接着性樹脂層25が積層された積層体20であって、ポリエチレンテレフタレートフィルムやナイロンフィルムが積層されていない構成にも拘らず、熱接着部の内縁から外縁側に寄った位置から熱接着部の外縁に至る領域At、Abに熱接着性樹脂層25側から切目6を形成した構成としているので、頂部熱接着部7を圧着接合する前に加熱しても外面層27の紙層22と内面層28の接着樹脂層23との間にバブリングにより発生する膨張した空気あるいは水蒸気を積層体20外部に排出することができるので、内面層28が膨らむことを防止でき、次に、頂部熱接着部7を重合して圧着接合しても頂部熱接着部7を除く領域に孔があくことがないので優れた密封性を有する液体紙容器10が得られる。
紙層22に坪量320g/m2 の板紙を用い、板紙の片面に熱可塑性樹脂層21の樹脂として低密度ポリエチレン(LDPE)を使用して厚さ15μmで押出しラミネ−ション法(EC法)により積層した。次に接着樹脂層23の樹脂としてエチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)を用い、板紙のLDPEが積層された反対側の面と軟質の厚さ7μmのアルミニウム箔(AL)とをEMAAを押出し厚さ20μmでサンドイッチラミネーションした。次に接着層26の樹脂にLDPE、熱接着性樹脂層25にエチレン−αオレフィン共重合体(LLDPE)からなる厚さ40μmのLLDPEフィルムを用い、アルミニウム箔(AL)とLLDPEフィルムとをLDPEを押出し厚さ20μmでサンドイッチラミネーションし、<LDPE15μm/板紙320g/m2 /EMAA20μm/AL7μm/LDPE20μm/LLDPE40μm>なる構成の巻取状態の積層体20を作製した。なお、紙層の両面および熱可塑性樹脂層のLDPEの外面にはコロナ放電処理を施し、ALの接着層のLDPE側の面にはウレタン系のアンカーコート剤(AC剤)を塗布した。
実施例1の熱接着性樹脂層25を低密度ポリエチレン(LDPE)からなる厚さ40μmのLDPEフィルムに替えた以外は実施例1と同じとした。
実施例1の接着層26の樹脂をエチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)に替え、さらにALの接着層26側にAC剤を塗布せず、直接に押出した以外は実施例1と同じとした。
実施例2の接着層26の樹脂をエチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)に替え、さらにALの接着層26側にAC剤を塗布せず、直接に押出した以外は実施例2と同じとした。
熱接着部に切目線がないブランク板を用いた以外は、実施例1と同じとした。
実施例1の積層体の構成において、アルミニウム箔(AL)と接着層26との間に厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)をドライラミネーション法(DL)で積層し、<LDPE15μm/板紙320g/m2 /EMAA20μm/AL7μm/DL/PET/LDPE20μm/LLDPE40μm>なる構成の積層体を作製した。なお、PETの接着層のLDPE側の面にはウレタン系のアンカーコート剤を塗布した。その他は実施例1と同じとし、ブランク板の熱接着部には切目線を形成した。
比較例2の積層体を用いて熱接着部に切目線のないブランク板を用いた以外は、比較例2と同じとした。
なお、評価方法は以下の通りとした。
〔バブリングによる不良現象〕
図5に示す液体紙容器10を頂部11と底部12との間で水平方向に切断して上下に二分した。二分した頂部側を供試サンプルとし、切断口を上にして切断口から試験液を入れ、切断口をアルミ箔等で被覆して試験液の揮発を抑え、切断口を上にして白紙の上に1時間静置した。その後、試験液が頂部11の熱接着部を浸透して白紙に着色していないか、及び熱接着部の紙層に試験液が浸透して着色していないかを目視検査した。サンプル数は各100ケ中、一つでも白紙に着色が認められたものを×、白紙には着色がないが紙層に着色の傾向が認められるものを△、全て着色がないものを○とした。なお、試験液は、水/メタノールを1/1で混合し、メチレンブルーで着色した混合液を用いた。
〔開封性〕
図9(ロ)に示すように頂部を頂部熱接着部剥離片13a、13b、13c、13dに剥離した状態のものを供試サンプルとして10検体を用意し、各検体について、引張り試験機の上下のチャックに対向する頂部熱接着部剥離片13a、13cをそれぞれ固定し、上下に引張り速度:300mm/分で引張り、頂部熱接着部剥離片13b、13dがそれぞれ剥離する強度(開封強度)を測定した。つぎに引張りにより剥離した頂部熱接着部剥離片13b、13dを剥離前の状態に折り畳み上下のチャックに固定し、上下に引張り速度:300mm/分で引張り、頂部熱接着部剥離片13a、13cがそれぞれ剥離する強度(開封強度)を測定した。なお、頂部熱接着部13の幅(図9(イ)の頂部の上下方向の長さ)は17mmとした。
上記測定で得られた開封強度の測定値が20N以上、50N以下のものを〇、50Nを超え100N以下のものを×として開封性を表した。また、各サンプルについて図9に示す手順で頂部を手で引張り開封したところ、開封強度が20N〜50Nに相当するものは開口でき、開封強度が50Nを超え100N以下のものは開口が困難であった。
Ab1 ブランク板Bの下方の外縁と、該外縁より上側の下部横罫線に略平行な線とで囲まれた領域
B ブランク板
1、2、3、4 側面板(筒状胴部形成板)
1T、2T、3T、4T 頂部形成板
1B、2B、3B、4B 底部形成板
5 接着板
6 切目
7 頂部熱接着部
8 底部熱接着部
10 液体紙容器
10’ 筒状にされた組立完成前の紙容器
11 頂部
12 底部
13 頂部熱接着部
13a、13b、13c、13d 頂部熱接着部剥離片
14 開口頂端部
14’ くせ折りされた開口頂端部
15 開口底端部
20 積層体
21 熱可塑性樹脂層
22 紙層
23 接着樹脂層
24 アルミニウム箔
25 熱接着性樹脂層
26 接着層
27 外面層
28 内面層
30 チャンバー部
31 外面加熱部
32 内面加熱部
n 斜折罫
p 切目線間の間隔
yt 上部横折罫
yb 下部横折罫
α、γ 頂
β 交点
δ 屈曲点
Claims (2)
- 外面から順に熱可塑性樹脂層、紙層、接着樹脂層、アルミニウム箔、及び熱接着性樹脂層が積層された積層体からなり、前記積層体の周縁が接合された状態で、前面板と後面板と両側面板とで形成された筒状胴部と、前記筒状胴部の上端縁に頂部形成板で形成された屋根部と、前記筒状胴部の下端縁に底部形成板で形成された底部と、を備えたゲーベルトップ型容器であって、
前記頂部形成板の上端には頂部熱接着部を備え、前記底部形成板の下端には底部熱接着部を備え、前記頂部熱接着部及び前記底部熱接着部でそれぞれ接合された状態で前記屋根部及び前記底部が形成されており、
前記頂部熱接着部の内縁から外縁側に寄った位置から前記頂部熱接着部の外縁に至る領域に、前記積層体における前記紙層寄りの最外層とは反対側にある前記アルミニウム箔寄りの最内層である前記熱接着性樹脂層の側から前記アルミニウム箔を貫通し、前記紙層の厚さの1/3以内の深さにまで達する切目が形成され、
前記底部熱接着部の内縁から外縁側に寄った位置で且つ前記筒状胴部と前記底部の境界に設けられた下部横罫線に略平行な位置から前記底部熱接着部の外縁に至る領域に、前記積層体における前記紙層寄りの最外層とは反対側にある前記アルミニウム箔寄りの最内層である前記熱接着性樹脂層の側から前記アルミニウム箔を貫通し、前記紙層に達する切目が形成されたことを特徴とするゲーベルトップ型容器。 - 前記ゲーベルトップ型容器は、折り曲げられたブランク板からなり、
前記ブランク板は、前記筒状胴部を構成する側面板1,2,3,4及び接着板5が縦折罫を介してそれぞれ連設され、側面板1,2,3,4の上端縁には前記屋根部を構成する頂部形成板1T,2T,3T,4Tがそれぞれ横折罫を介して連設され、側面板1,2,3,4の下端縁には前記底部を構成する底部形成板1B,2B,3B,4Bがそれぞれ下部横折罫ybを介して連設されており、
頂部形成板1T,2T,3T,4Tの上端は上部横折罫ytを介して外方に延びる頂部熱接着部7が延設されており、頂部形成板2Tおよび4Tの外方に延びる頂部熱接着部7の外縁は頂部形成板2Tおよび4Tの左右方向の長さの中間点より上方に引いた垂線との交点を頂αとする山型形状であり、
前記頂部熱接着部の内縁から外縁側に寄った位置が、頂αより下方に垂らした垂線と横罫線ytとの交点をβとしたとき、頂αから頂αと交点β間の長さの2/3以内であり、
底部形成板2B,4Bには折り込むための斜折罫nが設けられており、底部形成板2Bおよび4Bの下方外縁は底部形成板2Bおよび4Bの左右方向の長さの中間点を頂γとする山型形状であり、
前記下部横罫線に略平行な位置が、底部形成板2Bに形成された斜折罫nの屈曲点をδとしたとき、底部形成板2Bの頂γから頂γと屈曲点δとを結ぶ長さの2/3以内であることを特徴とする請求項1に記載のゲーベルトップ型容器。
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