JP6310138B1 - 昇華型インクジェット捺染転写紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】カール(反り)やシワの発生を抑え、様々な捺染物への転写捺染時における転写が良好な昇華型インクジェット捺染転写紙を提供することである。【解決手段】基紙上の一方面に昇華型捺染インク受容層が形成された昇華型インクジェット捺染転写紙であって、前記基紙には、内添サイズ剤が含有されており、表面・サイズ度テスターで測定した、前記基紙の初期吸水特性の超音波透過強度が100%に達成するまでの時間が0.10〜3.00秒であり、昇華型捺染インク受容層は、0.05〜0.30μmの範囲に1次粒子のメジアン径d50を有し、アスペクト比が10未満である軽質炭酸カルシウムと、バインダーとしてエチレン酢酸ビニル共重合体とを含むことを特徴とする、昇華型インクジェット捺染転写紙。【選択図】なし

Description

本開示は、昇華型インクジェット捺染転写紙に関するものである。
転写捺染法には、ワックス、樹脂等の熱軟化性固着剤と顔料とからなるインクを用いた溶融型転写捺染法、ポリ塩化ビニル等の粉末、可塑剤及び顔料からなるプラスチゾルインキを用いたラバープリント型転写捺染法、熱昇華性染料を用いた昇華型捺染転写法等が存在する。
近年では、小ロットに対応できることや鮮明な印刷が高速で可能であるため、インクジェット記録方式での昇華型転写捺染法の需要が拡大している。前記昇華型捺染転写法には、他の転写法では困難な解像度が高く鮮明な図柄のプリントが可能であるという利点があるため、捺染物が化学繊維を主体とする布類や合成樹脂フィルム等、多岐にわたっている。
インクジェット記録方式で印刷された昇華型インクジェット捺染転写紙は、巻き出した紙匹を熱ドラムで加熱し、被転写物に密着させてプレスすることにより転写を行う熱ドラム式転写プレス方式若しくは、シート状にカットした転写捺染シートを平版印刷機(平台)で印刷し、被転写物に密着させて、加熱して転写を行う平台式転写プレス方式による転写工程を経て、捺染物に絵柄がプリントされる。しかし、被転写物に昇華型インクを熱により昇華転写させる昇華型転写捺染法では、用紙に加熱による影響でカール(反り)やシワが発生し、転写工程で転写不良となることがあった。
前記のような状況から、カール(反り)やシワの発生を抑え、様々な捺染物への転写捺染時における転写が良好な用紙が望まれていた。
特許文献1〜3には、インクジェット記録方式用の昇華型インクジェット捺染転写紙と
して、基紙上に、平板結晶構造を有する無機微粒子やシリカ等の顔料やカルボキシメチル
セルロースナトリウムやポリビニルアルコール等の結着剤等を含有するインク受容層を設
けた昇華型インクジェット捺染転写紙が記載されている。
また、特許文献4〜7には、インク受容層に顔料として軽質炭酸カルシウム、複数の接着剤の一つとして、エチレン酢酸ビニルを含む溶融型熱転写記録用受容紙、インクジェット転写膜及びインクジェット記録用紙(シート)が記載されている。
特許第5778366号公報 特開2002−292995号公報 特開2003−313786号公報 特開平10−044633号公報 特表2003−516887号公報 特開2001−30619号公報 特許第3213630号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載される従来の昇華型インクジェット捺染転写紙では、インクジェット印刷の際における昇華型捺染インクの吸収・乾燥性については検討がなされているが、捺染転写時の用紙にカール(反り)やシワが入りを抑制することで、様々な捺染物に対して、捺染転写が良好になることについて検討がなされていなかった。特許文献4〜7に記載されている発明には、インク受理層の構成が近いものもあるが、用紙として求められる物性が大きく異なり、本願発明の昇華型インクジェット捺染転写紙に転用できないことが判明した。
それ故に、本発明は、カール(反り)やシワの発生を抑え、様々な捺染物に対して、捺染転写が良好な昇華型インクジェット捺染転写紙を提供することを目的とする。
本願発明に係る昇華型インクジェット捺染転写紙は、基紙の一方面に昇華型捺染インク受容層が形成されており、前記基紙には、内添サイズ剤が含有されており、表面・サイズ度テスターで測定した、前記基紙の初期吸水特性の超音波透過強度が100%に達成するまでの時間が0.10〜3.00秒であり、昇華型捺染インク受容層は、少なくとも1種類以上のバインダーと無機粒子と含有したインク受容層塗料からなり、無機粒子が軽質炭酸カルシウムであり、バインダーは少なくともエチレン酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、カール(反り)やシワの発生を抑えることで、様々な捺染物に対して、捺染転写が良好な昇華型インクジェット捺染転写
紙を提供できる。
本発明に係る昇華型インクジェット捺染転写紙は、基紙の一方面に昇華型捺染インク受容層が形成されたものであり、基紙及び昇華型捺染インク受容層を以下に説明するものを使用することにより、カールやシワの発生を抑制することができるため、様々な捺染物に対して、捺染転写が良好な昇華型インクジェット捺染転写紙を実現できる。以下、基紙及び昇華型捺染インク受容層の詳細を説明する。
(基紙:原料パルプ)
基紙を構成する原料パルプとしては、例えば、バージンパルプ、古紙パルプ、これらのパルプを組み合わせたもの等を使用することができる。
バージンパルプとしては、例えば、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹半晒クラフトパルプ(LSBKP)、針葉樹半晒クラフトパルプ(NSBKP)、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等の化学パルプ;ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(TGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の機械パルプ(MP)を、単独で又は複数を組み合わせて使用することができる。
古紙パルプとしては、例えば、茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙等から製造される離解古紙パルプ、離解・脱墨古紙パルプ(DIP)、離解・脱墨・漂白古紙パルプ等を、単独で又は複数を組み合わせて使用することができる。
(基紙:添加剤)
基紙には、内添サイズ剤が添加される。基紙には、必要によりその他の添加剤を内添することができる。
その他の添加剤としては、例えば、填料、紙質向上剤、凝結剤、消泡剤、蛍光増白剤、硫酸バンド、歩留り向上剤、濾水性向上剤、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、着色染料、着色顔料、耐水化剤等を、単独で又は複数を組み合わせて使用することができる。
(基紙:下塗り層)
基紙には、必要により水溶性高分子を主成分とする下塗り層を設けてもよい。
水溶性高分子としては、例えば、天然高分子系を使用することができる。天然高分子系としては、例えば、コーン、小麦、タピオカ、ポテト等の生澱粉を各種製法で変性させた、酵素分解澱粉、酸化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、カチオン化澱粉、尿素リン酸化澱粉、変性酸化澱粉や、カルボキシメチル化セルロース(以下、CMCともいう)、カルボキシエチル化セルロース(CEC)等を、単独で又は複数を組み合わせて使用することができる。また、下塗り層には、例えば、サイズ剤、耐水化剤、着色染料、着色顔料、消泡剤、蛍光増白剤等の添加剤を含有させることができる。
(基紙:ESTサイズ度)
基紙としては、表面・サイズ度テスター(EST12、emtec製)で測定した、基紙の初期吸水特性の超音波透過強度が100%に達するまでの時間(以下、ESTサイズ度ともいう)は、0.10〜3.00秒であるものを使用する。基紙としては、ESTサイズ度が0.50〜2.00秒であるものがより好ましい。表面・サイズ度テスターで測定したESTサイズ度は、インク受容層塗料の塗工直後における基紙へのインク受容層塗料の浸透性を表すパラメータである。ESTサイズ度が0.10秒未満の場合、インク受容層塗料が基紙へと過度に浸透し、インク受容層に微細な欠陥が生じ、画像再現性を若干低下させる可能性がある。一方、ESTサイズ度が3.00秒を越える場合、インク受容層塗料が基紙へと浸透しにくく、インク受容層と基紙との密着性の悪化を招く結果、画像再現性を若干低下させる可能性がある。画像再現性を高めるために、ESTサイズ度が0.10〜3.00秒の範囲内である基紙を用いる。ESTサイズ度は、例えば、基紙のサイズ剤等の添加剤の種類、添加量や下塗り層の塗工量や添加剤の種類、添加量を組み合わせて調整することができる。
(アンダー層)
昇華型インクジェット捺染転写紙において、昇華型捺染インク受容層と基紙との間に、カルボキシメチルセルロースナトリウム(以下CMCともいう)等を含有するアンダー層が形成されていても良い。アンダー層が形成されていることにより、混合塗料の塗工直後における湿潤塗料の馴染みがよくなるため、より少ない塗工量でピンホールのない連続被膜が得られ易くなるという効果が奏される。
なお、アンダー層を形成するためのアンダー層塗料には、CMCのほかに、例えば、澱粉、酸化澱粉、カチオン化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロースサルフェート等のセルロース誘導体、各種ケン化度のポリビニルアルコール(以下、PVAともいう)やそのシラノール変性物、カルボキシル化物、カチオン化物等の各種PVA誘導体、カゼイン、ゼラチン、変性ゼラチン、大豆蛋白等の水溶性天然高分子化合物、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、スチレン−無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩、ポリスチレンスルフォン酸ナトリウム等の水溶性合成高分子化合物といった成分が含有されていてもよく、アンダー層を設けることによる効果が阻害されない限り、特に限定はない。
また、アンダー層塗料としてインク受容層塗料と同じ塗料を用いてもよい。この場合、インク受容層塗料を1回塗工するよりも少ない塗工量で、塗工欠陥を充分に阻止することができ、塗工適性に優れる。
アンダー層を形成する場合、アンダー層塗料の塗工量(乾燥後)は、3.0g/m以下とする。アンダー層塗料の塗工量(乾燥後)が3.0g/mを越えると、透気度が高くなり過ぎ、捺染転写時にブリスターが発生し、ブリスター発生箇所では転写した画像の再現性が低下する。
(昇華型捺染インク受容層)
昇華型捺染インク受容層(以下、インク受容層ともいう)は、少なくとも1種類以上のバインダーと無機粒子と含有したインク受容層塗料からなる。
(無機粒子)
本発明の昇華型インクジェット捺染転写紙は、高速印刷に適用するため、より速乾性が求められている。そこで、無機粒子は少なくとも軽質炭酸カルシウムを含む。
シリカ粒子が主成分であるとインク吸着量が多く、昇華転写時にインクを離さず印刷濃度が悪化する可能性がある。また、カオリンが主成分であると、扁平なカオリン粒子同士を接着させるため、バインダーが増加し、結果として乾燥時のカールを悪化させる可能性がある。また、重質炭酸カルシムが主成分であるとインク吸着量(受容量)が少ないため、受容されないインクが増加し、乾燥性が悪化する可能性がある。
軽質炭酸カルシウムの1次粒子のメジアン径d50の範囲は、0.05〜0.30μmとする。軽質炭酸カルシウムの1次粒子のメジアン径d50は、0.06〜0.28μmがより好ましく、0.07〜0.20μmがさらに好ましい。前記範囲内の軽質炭酸カルシウムを化学的に凝集させた軽質炭酸カルシウムを用いることがさらに好ましい。凝集粒子とすることで、空隙容積が大きくなり、BET比表面積を13〜18m/gと高くすることができるため、インクの吸着性と放出性を高めることができる。したがって、凝集型の軽質炭酸カルシウムを用いることにより、良好なインキセット(乾燥性)と所望の透気度を得ることができる。
なお、軽質炭酸カルシウムの1次粒子径(メジアン径)は、電子顕微鏡観察(SEM写真:10000倍)により求めた測定値である。また、前記BET比表面積は、JPCS(日本軽微性炭酸カルシウム工業組合)試験方法に準拠して測定した数値である。
軽質炭酸カルシウムの1次粒子のアスペクト比は、10未満であり、8未満がより好ましく、7未満がさらに好ましい。下限としては特に限定されないが、例えば1以上とすることができる。
他の無機粒子としては、昇華型インクジェット捺染転写紙の効果が奏される限り、カオリン、シリカ粒子、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、アルミナ、コロイダルアルミナ、アルミナ水和物(擬ベーマイト等)、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト等の無機顔料を含有することができる。これらは単独で又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
(バインダー:エチレン酢酸ビニル共重合体)
バインダーは少なくともエチレン酢酸ビニル共重合体(以下、EVAともいう)を含む。
エチレン酢酸ビニル共重合体は、無機粒子の合計100質量部に対して、好ましくは5.0〜15.0質量部の割合でインク受容層塗料に含有させる。上述した軽質炭酸カルシウムとEVAとを組み合わせて用いることにより、昇華型インクジェット捺染転写紙を加熱したときのカールを効果的に抑制することができ、インク乾燥性も良好である。エチレン酢酸ビニル共重合体の含有量は、無機粒子の合計100質量部に対して、6.0〜14.0質量部がより好ましく、7.0〜13.0質量部がさらに好ましい。インク受容層塗料中のエチレン酢酸ビニル共重合体の含有量が、無機粒子の合計100質量部に対して5.0質量部未満の場合、後述する透気度が低くなり過ぎ、昇華したインキが基紙の裏面側に抜け、転写用の熱ロールまたは熱板を汚損してしまう可能性がある。一方、インク受容層塗料中のエチレン酢酸ビニル共重合体の含有量が、無機粒子の合計100質量部に対して15.0質量部を越える場合、後述する透気度が高くなり過ぎ、インク受容層内の水分が熱転写時に抜けずにブリスター等を引き起こし転写ムラの原因となる可能性がある。
(バインダー:水溶性高分子)
水溶性高分子は、通常の塗料では主としてバインダーとして用いられるが、本発明においては、昇華型捺染インクを捕捉、吸収する特性を併せ持っており、顔料同士の接着力が高い、各種ケン化度のポリビニルアルコール(以下、PVAともいう)をEVAと併用することが好ましい。バインダーとしてPVAを更に含む場合、PVAは、無機粒子の合計100質量部に対して、1.0〜10.0質量部の割合でインク受容層塗料に含有させることが好ましい。PVAの含有量が無機粒子の合計100質量部に対して、10.0質量部を越えると、昇華型インクジェット捺染転写紙への印刷時に滲みによる印字ムラが生じやすいので好ましくない。
なお、PVA以外の水溶性高分子もEVAと併用することもできる。PVA以外の水溶性高分子としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、酸化澱粉、カチオン化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロースサルフェート等のセルロース誘導体、やそのシラノール変性物、カルボキシル化物、カゼイン、ゼラチン、変性ゼラチン、大豆蛋白等の水溶性天然高分子化合物、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、スチレン−無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩、ポリスチレンスルフォン酸ナトリウム等の水溶性合成高分子化合物が挙げられ、これらの中から1種又は2種以上を選択してEVAと併用することができる。
(インク定着剤)
軽質炭酸カルシウムは、シリカ粒子やカオリンに比べ、インク放出性が優れる反面、インク定着性が劣る可能性があるため、インク定着剤を含有させていることが好ましい。インク定着剤としては、高粘度の塗料中でも安定性が高い観点から、ポリアミンエピクロロヒドリン系化合物であることが好ましい。
インク定着剤の含有量としては、無機粒子100質量部に対して、5.0〜15.0質量部が好ましく、7.0〜12.0質量部がより好ましく、8.0〜11.0質量部がさらに好ましい。
(その他の添加剤)
インク受容層には、例えば、サイズ剤、着色染料、着色顔料、消泡剤、蛍光増白剤、粘度調整剤、潤滑剤等の添加剤を含有させることができる。
(塗工方式)
インク受容層は、40.0%以上(固形分濃度)の高濃度で塗工するため、ロッドコータ又はブレードコータの塗工液を直接掻き落とす塗工機で形成される。そうすることで、高濃度・高粘度の塗工液を均一な膜厚で形成することが可能である。
インク受容層の塗工量としては、インクの裏抜けの抑制及びインク乾燥性を両立させる観点から、片面あたり2.0〜12.0g/mが好ましく、3.0〜10.0g/mがより好ましく、4.0〜8.0g/mがさらに好ましい。
(昇華型インクジェット捺染転写紙)
(バックコート層)
本発明に係る昇華型インクジェット捺染転写紙は、基紙の他方面、すなわち、インク受容層が形成された面とは反対側の面にバックコート層を設けても良い。バックコート層を有することで、捺染転写時の昇華ガスが紙面側へ裏抜け防止する効果を奏する。また表裏の水分差を調整することができ、カール高さをより低減できる効果も奏する。
バックコート層には、無機粒子として1.50〜3.00μmの範囲にメジアン径d50を有し、アスペクト比が20を超えるデラミネートカオリンが含まれることが好ましい。ここで示す無機粒子の粒子径(メジアン径d50)は、レーザー回折・散乱式の粒子径分布測定装置(マイクロトラック・ベル社製、製品名:MT3300)を用いて測定されるものである。
他の無機粒子としては、昇華型インクジェット捺染転写紙の効果が奏される限り、カオリン、シリカ粒子、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、アルミナ、コロイダルアルミナ、アルミナ水和物(擬ベーマイト等)、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト等の無機顔料を含有することができる。これらは単独で又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
バックコート層には、バインダーとしてタピオカ澱粉とSBラテックスが含まれることが好ましい。
さらにバックコート層には、ポリエチレングリコール(以下、PEGともいう)が含まれていることが好ましい。
(透気度)
透気度は、100〜10000秒であることが好ましく、500〜1500秒がより好ましい。透気度は、JIS P 8117(2009)に準拠して測定した測定値である。透気度の値がこの範囲内であることによって、昇華したインキをインク受容層から被転写体へと良好に転写することができると共に、昇華したインキが基紙の裏面側へと抜けることを抑制することができる。透気度が100秒未満の場合、昇華したインキが紙の裏面側に抜け、転写用の熱ロールまたは熱板を汚損してしまうため好ましくない。一方、透気度が10000秒を越える場合、インク受容層内の水分が基紙に浸透せず乾燥性が悪化し、インク受容層内の水分が熱転写時に抜けず、ブリスター等を引き起こす可能性があるため好ましくない。
(カール高さ)
昇華型インクジェット捺染転写紙に印刷したインクを布帛等に捺染転写する場合、布帛の種類や昇華インクの種類等に応じて、温度及び加熱時間が調整される。例えば、のぼりに用いられるポンジと呼ばれる素材に昇華転写を行う場合は、生地の裏側までインキを浸透させる必要があるため、200〜215℃の高温で転写が行われる。また、法被等に用いられる厚手の生地(スウェード等)に昇華転写を行う場合、印刷部のエッジの再現性(輪郭のシャープさ)が得られるように、190℃程度のインクの昇華温度に近い温度で転写が行われる。
そこで、昇華型インクジェット捺染転写紙をA4サイズに裁断したサンプルを190〜215℃で1分間保存した後に生じるサンプルの4隅のカール高さの平均値が30mm以下であることが好ましく、20mm以下であることがより好ましい。上述の通り、190〜215℃の加熱温度域は、昇華型インクジェット捺染転写紙に印刷した画像を転写する際の温度域に相当する。A4サイズのサンプルの4隅のカール高さの平均値が30mm以下の場合、平台式転写プレス方式において平板で加圧する際においても、シワを発生させることなく、昇華型インクジェット捺染転写紙と生地とを密着させることができる。この結果、転写工程において昇華型インクジェット捺染転写紙と生地とがずれて印刷部の画像がぼやけてしまう、ゴーストと呼ばれる現象を抑制できる。
以下、本開示に係る昇華型インクジェット捺染転写紙及びその製造方法を具体的に実施した実施例を説明する。ただし、本開示はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
<基紙の製造例>
(基紙1)
LBKP 80質量%とNBKP 20質量%とを配合したものに、填料として、重質炭酸カルシウム及びタルクを灰分が8.0%となるように添加し、添加剤として、クラフトパルプ全量100質量%に対して、カチオン化デンプンを0.8質量%、アルキルケテンダイマー(内添サイズ剤)を0.3質量%、アニオン変性ポリアクリルアマイドを0.3質量%添加して紙料を調製した。この紙料を抄紙機で抄紙し、表面・サイズ度テスター(EST12、emtec製)で測定した初期吸水特性の超音波透過強度が100%に達するまでの時間(ESTサイズ度)が2.00秒である基紙を得た(以下、基紙1という)。
(基紙2)
LBKP 80質量%とNBKP 20質量%とを配合したものに、填料として、重質炭酸カルシウム及びタルクを灰分が0.5%となるように添加し、助剤として、クラフトパルプ全量100質量%に対して、カチオン化デンプンを0.8質量%、酸性ロジンエマルジョンサイズ剤(内添サイズ剤)を1.1質量%、アニオン変性ポリアクリルアマイドを0.3質量%添加して紙料を調製した。この紙料を抄紙機で抄紙し、ESTサイズ度が0.10秒であるクラフト紙を得た(以下、基紙2という)。
(基紙3)
LBKP 100質量%に、填料として、重質炭酸カルシウム及びタルクを灰分が0.5%となるように添加し、助剤として、クラフトパルプ全量100質量%に対して、カチオン化デンプンを0.8質量%、酸性ロジンエマルジョンサイズ剤(内添サイズ剤)を1.1質量%、アニオン変性ポリアクリルアマイドを0.3質量%添加して紙料を調製した。この紙料を抄紙機で抄紙し、ESTサイズ度が0.50秒となるクラフト紙を得た(以下、基紙3という)。
(基紙4)
内添サイズ剤の量を0.1質量%としたことを除いて基紙2と同じ材料及び方法により、ESTサイズ度が0.05秒であるクラフト紙を得た(以下、基紙4という)。
以下の表1に、基紙1〜基紙4のESTサイズ度を示す。
Figure 0006310138
<インク受容層塗料>
インク受容層塗料の成分として、以下の材料を使用した。
(無機粒子)
・粒子A1:軽質炭酸カルシウム
1次粒子メジアン径d50:0.08μmの凝集体、アスペクト比:8、BET比表面積:15m/g
・粒子A2:軽質炭酸カルシウム
1次粒子メジアン径d50:0.15μm、アスペクト比:9
・粒子A3:軽質炭酸カルシウム
1次粒子メジアン径d50:0.30μm、アスペクト比:8
・粒子B:重質炭酸カルシウム
1次粒子メジアン径d50:0.50μm、アスペクト比:8
・粒子C:クレー
1次粒子メジアン径d0.40μm、アスペクト比:15
・粒子D:シリカ粒子
平均粒子径:20.0μm
(バインダー)
・EVA:リカボンドBE814(ジャパンコーティングレジン(株)製)
・PVA:クラレポバール105((株)クラレ製)
(インク定着剤)
ポリアミンエピクロロヒドリン系インク定着剤:ジェットフィックスN700(里田化工(株)製)
<インク受容層塗料の調製例>
無機粒子、バインダー及びインク定着材を表2に示す割合で水(溶媒)に混合し、インク受理層塗料1〜26を調製した。より詳細には、適量の水に無機粒子を分散させた後、水溶性樹脂を添加し、水を適宜加えて最終的な固形分濃度が45.0%となるように調節した。
Figure 0006310138
<バックコート層塗料の調製例>
クレー100質量部に対して、SBラテックス15.0質量部、タピオカ澱粉7.0質量部を水(溶媒)に混合し、バックコート層塗料を調製した。より詳細には、適量の水に無機粒子を分散させた後、水溶性樹脂を添加し、水を適宜加えて最終的な固形分濃度が50.0%となるように調節し、表3に示す塗工量で塗工した。
<昇華型インクジェット捺染転写紙の製造例>
基材の一方面にロッドコータを用いてインク受容層塗料を塗工し、他方面にロッドコータを用いてバックコート層塗料を塗工し、約130℃で乾燥させ昇華型捺染インク受容層を形成し、昇華型インクジェット捺染転写紙を得た。各実施例及び各比較例で用いた基紙とインク受容層塗料との組み合わせ、インク受容層塗料及びバックコート層塗料の塗工量(乾燥後)を表3に示す。
Figure 0006310138
<評価>
得られた昇華型インクジェット捺染転写紙を以下の方法により評価した。
なお、昇華型インクジェット捺染転写紙への印刷は、インクジェットプリンタ(セイコーエプソン(株)製、EP704A型)及び昇華型捺染インク((株)パワーシステム製、EPSON用昇華インクSU−110シリーズ)を用い、「標準」の設定モードにて各評価用の画像を印刷した。また、被転写物には、ポリエステル布素材を使用した。画像の転写は、昇華型インクジェット捺染転写紙にインクジェットプリンタで印字した画像と、ポリエステル布素材とを密着させ、190℃で90秒間保持して熱転写することにより行った。
(1)透気度
透気度は、JIS P 8117:2009に準拠して、ガーレー標準型デンソメーター(ガーレー高圧型透気度試験機、熊谷理機工業(株)製)を用いて測定した。
(2)転写濃度
各昇華型インクジェット捺染転写紙にインクジェットプリンタで赤100%+黄100%のベタ印字を行い、190℃で90秒間保持してポリエステル布素材への熱転写を行った。その後、布素材への転写濃度を目視で観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。なお、評価2以上が実用レベルである。
[評価基準]
5:布素材への転写濃度が高い。
4:布素材への転写濃度が「評価5」と比較すると低下しているが、十分に高い。
3:布素材への転写濃度は「評価4」と比較すると低下しているが、実用上問題ない程度の濃度である。
2:布素材への転写濃度が低いが使用できる。
1:布素材への転写濃度は明らかに低く使用できない。
(3)残留印字濃度
各昇華型インクジェット捺染転写紙にインクジェットプリンタで赤100%+黄100%のベタ印字を行い、190℃で90秒間保持してポリエステル布素材への熱転写を行った。その後、転写後の各昇華型インクジェット捺染転写紙の印字面を目視で観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。なお、評価2以上が実用レベルである。
[評価基準]
5:紙面にインクが僅かに残っている程度である。
4:紙面にインクが残っているが、濃度は低い。
3:紙面にやや濃くインクが残っているが、実用上問題ない程度の濃度である。
2:紙面に濃くインクが残っているが使用できる。
1:紙面にかなり濃くインクが残っており使用できない。
(4)カール適性
各昇華型インクジェット捺染転写紙をA4サイズに裁断したサンプルを作成し、このサンプルを熱板(上部)と設置板(下部)の間隔が50mmである乾燥機(アサヒ繊維機械株式会社製 製品名:AF−43TE)に、インク受容層が形成された面を熱板側になるように投入した。乾燥機の熱板の温度を条件I:190℃、または、条件II:215℃に設定し、サンプルを投入後1分間加熱した。乾燥機でのサンプルの加熱中、送風は行わない。加熱後のサンプルを凸面(基紙に昇華型捺染インク受容層が形成されている面の反対側の面)が下面となるように定盤上に載置し、サンプルが静止した状態で定盤からの4隅の浮き上がり高さをそれぞれ測定し、測定値の平均値を算出した。条件Iで加熱したサンプルの測定値の平均値と、条件IIで加熱したサンプルの測定値の平均値との小さくない方の値を評価値とした。カール適性の評価値30mm以下が好ましいレベルである。尚、乾燥機の熱板と設置板との間隔は、用紙を投入した際に、用紙と熱板を接触させないために必要なものである。用紙と熱板とがこのように離れていても、用紙と熱板が接触しない限り、カール高さへの影響はない。
(5)裏抜け防止性
裏抜け防止性は、各昇華型インクジェット捺染転写紙にインクジェットプリンタでCMYBの4色を100%のベタ印刷した後、熱板でプレスすることにより印刷した画像をポリエステル布素材に転写した。なお、昇華型インクジェット捺染転写紙と熱板との間には、普通紙を介在させた。転写後に、介在させた普通紙へのインキの付着の有無を目視で確認し、以下の評価基準に基づいて評価した。なお、評価2以上が実用レベルである。
(評価基準)
5:介在させた普通紙へのインクの付着が認められない。
4:介在させた普通紙へのインクの付着が殆ど認められない。
3:介在させた普通紙へのインクの付着が認められるが、実用上問題ない付着量である。
2:介在させた普通紙へのインクの付着が顕著に認められるが、使用可能である。
1:介在させた普通紙へのインクの付着が目立って認められる。
実施例1〜26及び比較例1〜3に係る昇華型インクジェット捺染転写紙の評価結果を、上記の表3に併せて示す。
実施例1〜26に係る昇華型インクジェット捺染転写紙では、インク受容層中の無機粒子の主成分を軽質炭酸カルシウムとし、バインダーとしてEVAを組み合わせたことにより、カールやシワの発生を抑え、転写捺染時におけるインクの裏抜けを抑制できた。また、昇華型インクジェット捺染転写紙へ転写濃度も十分高いことから、画像再現性にも優れていた。
これに対して、比較例1では、ESTサイズ度が0.10秒未満の基紙を用いたため、昇華捺染インクが基紙に浸透し過ぎ、乾燥負荷が増加したため、カール高さが多きなったものと推定される。
比較例2では、インク受理層に所定の軽質炭酸カルシウムを含有しないため、速乾性がなく、昇華捺染インクの乾燥負荷が増加したため、カール高さが多きなったものと推定される。
比較例3では、インク受理層に、上述した軽質炭酸カルシウムとEVAとを組み合わせて用いていないので、昇華型インクジェット捺染転写紙を加熱したときのカールを効果的に抑制することができなかった。
本開示は、布素材に絵柄を転写するための昇華型インクジェット捺染転写紙として利用
することができ、カール(反り)やシワの発生を抑制できるため、様々な捺染物に対して、捺染転写が良好な、昇華型インクジェッ
ト捺染転写紙に好適使用することができる。

Claims (2)

  1. 基紙の一方面に昇華型捺染インク受容層が形成されており、
    前記基紙には、内添サイズ剤が含有されており、
    表面・サイズ度テスターで測定した、前記基紙の初期吸水特性の超音波透過強度が100%に達成するまでの時間が0.10〜3.00秒であり、
    前記昇華型捺染インク受容層は、少なくとも1種類以上のバインダーと無機粒子と含有したインク受容層塗料からなり、
    前記無機粒子が軽質炭酸カルシウムであり、
    前記軽質炭酸カルシウムは、0.05〜0.30μmの範囲に1次粒子のメジアン径d50を有し、アスペクト比が10未満であり、
    前記バインダーは少なくともエチレン酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする、昇華型インクジェット捺染転写紙。
  2. 前記バインダーとして、さらにポリビニルアルコールを含み、
    前記ポリビニルアルコールの含有量が、前記無機粒子100質量部に対して1.0〜10.0質量部である、請求項1記載の昇華型インクジェット捺染転写紙。
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