JP6308075B2 - 印字ラベル作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被印字テープを用いて印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に関する。
被印字テープに所望の印字を形成して印字ラベルを作成する、印字ラベル作成装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術においては、搬送手段(プラテンローラ)により搬送される被印字テープ(表層テープ)に対し、印字手段(サーマルヘッド)によって印字が形成され、さらに両面接着テープと貼り合わされて、印字済みテープ(積層テープ)が生成される。この印字済みテープに対し、半切断手段(ハーフカッタ部)による半切断及び全切断手段(フルカッター部)による全切断が行われることで、印字ラベルが作成される。
特開2000−6472号公報(図2等)
通常、上記のような印字ラベル作成時の半切断手段又は全切断手段の切断態様の指定は、ユーザが手動操作で行うことができる。このユーザによる指定に対応した切断態様の半切断及び全切断が実行されることで、上記印字ラベルが作成される。
ここで、印字ラベル作成装置の機種によっては、例えば、印字内容の量(例えばテキスト文字の文字数)が少ないときに印字ラベルの長さが過小となって取り扱い性が低下する等を回避するために、印字済みテープの終端側に、半切断部位を境に余白部分を設ける機能が備えられる場合がある。特に、上記従来技術の印字ラベル作成装置のように、(安全上等の観点から)全切断手段から筐体の排出口まである程度大きな距離が設けられる場合に、上記機能が備えられことが多い。このような機能が実行される場合には、ユーザによる上記切断態様の設定が(半切断部位の形成を含まず)全切断部位の形成のみであったとしても、実際に生成される印字ラベルは、上記余白部分の始端部に半切断部位を含む、ユーザの意図するものよりも長い印字ラベルとなる。このように、ユーザとしては、自らの意図する印字ラベルが、どのような態様でカットされどのような長さで生成されるのかが、わかりにくい場合があり、利便性の面で改善の余地があった。
本発明の目的は、印字ラベルがどのような態様でカットされどのような長さで生成されるのかを、ユーザが直感的にわかりやすく視認でき、利便性を向上できる、印字ラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印字テープを搬送させるための搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに印字を形成し、印字済みテープとする印字手段と、前記印字済みテープを厚さ方向に部分的に切断して半切断部位を形成する半切断手段と、前記印字済みテープを厚さ方向に全切断して全切断部位を形成する全切断手段と、所望の表示を行う表示手段と、を有し、前記全切断手段により全切断された前記印字済みテープにより、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、前記印字ラベルに形成すべき印字内容を取得する印字内容取得手段と、前記印字ラベルの作成時における、前記全切断部位及び前記半切断部位の形成に係わる切断態様の指定を取得する切断態様取得手段と、ラベル作成時に、前記搬送手段、前記印字手段、前記半切断手段、及び前記全切断手段を制御して、前記印字内容取得手段で取得された印字内容を前記被印字テープに形成するとともに、前記切断態様取得手段で取得された切断態様により前記半切断部位又は前記全切断部位を形成し、前記印字ラベルを作成する、連携制御手段と、前記連携制御手段の制御により前記印字ラベルが作成されるより前の適宜の操作を契機に、前記表示手段を制御し、作成される前記印字ラベルの外観イメージを、前記全切断部位及び前記半切断部位のうち当該印字ラベルの作成時に実行されるすべての切断部位の識別表示とともに表示する、表示制御手段と、前記印字内容取得手段により取得された前記印字内容が形成される印字ラベルの、搬送方向に沿った第1長さを算出する長さ算出手段と、前記長さ算出手段により算出された前記第1長さが、予め定められた所定長さよりも短いか否かを判定する判定手段と、を有し、前記判定手段により前記第1長さが前記所定長さよりも短いと判定された場合には、前記連携制御手段は、ラベル作成時に、前記搬送手段、前記印字手段、前記半切断手段、及び前記全切断手段を制御して、ラベル始端から前記第1長さの部位に前記半切断部位を形成するとともにラベル始端から前記所定長さ以上の第2長さとなる部位で前記全切断を行い、当該第2長さの印字ラベルを作成し、前記表示制御手段は、前記連携制御手段による印字ラベルの作成開始前における所定の操作を契機に、前記表示手段を制御し、ラベル始端から前記第1長さの部位に前記半切断部位の識別表示を含むと共にラベル始端から前記第2長さの部位に前記全切断部位の識別表示を含む、前記第2長さの前記印字ラベルの外観イメージを表示する
本願発明においては、搬送手段により搬送される被印字テープに対し、印字手段によって印字が形成され、印字済みテープが生成される。この印字済みテープに対し、半切断手段による半切断及び全切断手段による全切断が行われることで、印字ラベルが作成される。
このときの印字ラベルの印字内容は、印字内容取得手段によって取得され、また半切断手段又は全切断手段の切断態様の指定は、切断態様取得手段によって取得される。そして、連携制御手段が上記搬送手段、上記印字手段、上記半切断手段、及び上記全切断手段を制御することにより、取得された印字内容が形成されかつ指定に対応した切断態様が実行されて、印字ラベルが作成される。
そして、本願発明では、上記のようにして印字ラベルが作成される前の適宜の操作を契機に、表示制御手段の制御に基づき、表示手段が印字ラベルの外観イメージを表示する。その際、この外観イメージには、上記印字形成される印字内容(テキストや図像等)のみならず、全切断手段による全切断部位や半切断手段による半切断部位の識別表示が含まれる。これにより、ユーザは、自らの意図した印字内容がどのような態様で実際に印字ラベルにおいて形成されるかのみならず、どのような態様でカットされどのような長さとなって印字ラベルが生成されるのか、を直感的にわかりやすく視認することができる。この結果、ユーザの意図しない態様の印字ラベルが生成されることとなる場合には、各種設定のやり直し(印字内容の再調整や切断態様の再設定)を行うことができ、利便性を向上することができる。
特に、以下の場合に利便性が高い。すなわち、例えば、印字内容の量(例えばテキスト文字の文字数)が少ないとき、印字ラベルの長さが過小となって取り扱い性が低下する等を回避するために、印字済みテープの終端側に半切断部位を境に余白部分を設ける機能が備えられている場合である。このような場合には、ユーザによる上記切断態様の設定が(半切断部位の形成を含まず)全切断部位の形成のみであったとしても、連携制御手段の制御により実際に生成される印字ラベルは、上記余白部分の始端部に半切断部位を含む、ユーザの意図するものよりも長い印字ラベルとなる。したがって、ユーザが、このような長い印字ラベルを作成したくない場合には、上述の印字内容の再調整や切断態様の再設定を行うことで、上記半切断部位の形成による余白部分の生成を行わないようにすることができ、特に利便性を向上することができる。
本発明によれば、印字ラベルがどのような態様でカットされどのような長さで生成されるのかを、ユーザが直感的にわかりやすく視認でき、利便性を向上することができる。
本発明の一実施形態のラベル作成装置の前方側の外観を主として表す斜視図である。 本発明の一実施形態のラベル作成装置の前方側の外観を表す平面図である。 本発明の一実施形態のラベル作成装置の後方側の外観を主として表す斜視図である。 電池及びカートリッジが収納されていない状態の装置本体の要部内部構造を表す斜視図である。 電池及びカートリッジが収納されていない状態の装置本体の要部内部構造を表す側面図である。 ラベル作成装置の制御系を表す機能ブロック図である。 液晶表示部における画面遷移の一例を説明する説明図である。 カットオプション画面で選択可能な各モードそれぞれにより作成される印字ラベルを表す説明図である。 液晶表示部の画面遷移の一例を説明する説明図である。 CPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 ステップS110Aの詳細手順を表すフローチャートである。 ステップS110Bの詳細手順を表すフローチャートである。 ステップS110Cの詳細手順を表すフローチャートである。 ステップS110Dの詳細手順を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、印字ラベル作成装置1について「上」、「下」、「前」、「後」、「幅」等というときは、図1等の各図中に適宜示す矢印方向に各々対応し、印字ラベル作成装置1について「厚さ」というときは、前後方向の厚さを指すものとする。
<ラベル作成装置の全体構造>
図1乃至図3に示すように、印字ラベル作成装置1は、ユーザの手によって把持されるハンドヘルド型の電子機器である。印字ラベル作成装置1は、装置外郭を構成する装置本体2と、この装置本体2の後部面に着脱自在に取り付けられ、後述のカートリッジホルダ12を開閉可能なカバー3とを備えている。なお、装置本体2及びカバー3が、各請求項記載の筐体に相当している。
装置本体2は、薄厚で上下方向に長い扁平な略直方体形状を有している。この装置本体2の前面には、上部に印刷データや設定画面等を表示するための液晶表示部4(表示手段に相当)が設けられ、液晶表示部4の下側に、印字ラベル作成装置1を操作するためのキーボード部5が設けられている。このキーボード部5には、文字や記号、数字等の文字キー、及び種々の機能キーを含むキー群が配置されている。また装置本体2の上端にはラベル排出口29が設けられ、この内側には、印字済みラベル用テープ(後述)を切断するためのフルカッタ機構部66及びハーフカッタ機構部65が設けられている。これら両機構部65,66については後述する。
<カバーの構造>
カバー3は、詳細な図示説明を省略するが、主として、底部と、底部の幅方向一方側及び他方側にそれぞれ立設された側面部とを備え、上下方向からの側面視が略コの字状となるように形成されている。上記底部の上端部には、略中央部から装置本体2の厚さ方向に立設(垂設)された突出片47(図3参照)が形成されている。またカバー3の底部下端には、カバー3を装置本体2の後面部に取り付ける際に、装置本体2の下部2cの幅方向の2か所に設けられた係合孔2c1(後述の図4参照)に挿入する差し込み片(図示省略)が幅方向2か所に設けられている。
<印字ラベル作成装置のラベル作成機構>
図4及び図5に示すように、装置本体2は、ラベル作成部10と、電池収納部30を備えている。ラベル作成部10と電池収納部30とは、図示しない制御基板やモータ63a(後述の図6参照)等が収容された収容部8により区画されている。また、図4及び図5に示すように、装置本体2の上端には係止用開口部9が設けられている。また、装置本体2の幅方向一方側の側壁部2a及び幅方向他方側の側壁部2bには、カバー3の開放側の端部に対応した形状を有する段部(図示省略)が設けられている。
ラベル作成部10は、装置本体2の略上半分の大半を占めるように設けられた、カートリッジ(図示省略)を着脱自在に装着するための凹状のカートリッジホルダ12と、カートリッジホルダ12の上記幅方向他方側(図4中左斜下側及び図5中左側)を含む領域に設けられた印刷・搬送機構13と、フルカッタ機構部66と、ハーフカッタ機構部65と、を備えている。
このとき、図示及び詳細な説明を省略するが、上記カートリッジは、この種の印字ラベル作成装置に用いられる公知の構成のものである。すなわち、カートリッジ筐体の内部に、基材テープを繰り出し可能に巻回した基材テープロールと、基材テープに貼り合わせられるカバーフィルム(被印字テープに相当)を繰り出し可能に巻回したカバーフィルムロールと、インクリボンを繰り出し可能に巻回したインクリボンロールと、使用済みのインクリボンを巻取り可能なインクリボン巻き取りローラと、搬送ローラと、を備えている。
また、カートリッジには、カートリッジホルダ12への装着時に、装置本体2に設置されたカートリッジセンサ64(図6以外では図示省略)によって検出される被検出部(図示省略)が設けられている。カートリッジセンサ64は、カートリッジホルダ12へ装着したカートリッジ等に適宜に形成された上記被検出部を、公知の手法(例えば機械的な接触式の手法、あるいは磁気・光学的手法を用いた非接触式の手法等)によって検出する。このカートリッジセンサ64の検出結果に基づき、CPU74(後述の図6参照)が、当該カートリッジの種類情報(カバーフィルムや基材テープの幅、カバーフィルムのテープ色情報、インクリボンのインク色情報を含む)を取得する。
印刷・搬送機構13は、上記基材テープロールの支持軸19と、上記カバーフィルムロールの支持軸20と、上記インクリボンロールの支持軸(図示省略)と、上記インクリボン巻取りローラの駆動軸25b(後述の図6参照)と、サーマルヘッド23(印字手段に相当)と、上記プラテンローラ24(後述の図6参照)と、カートリッジ装着時に上記搬送ローラを駆動するための駆動軸25a(搬送手段に相当)と、押圧ローラ26(後述の図6参照)等を備えている。プラテンローラ24及び押圧ローラ26は、図示しないロールホルダに取り付けられ、当該ロールホルダの揺動によって、それぞれサーマルヘッド23及び上記搬送ローラに接触する印刷・搬送位置(図示せず)と、サーマルヘッド23及び上記搬送ローラから離間する待機位置(図示せず)とに切り替え可能である。
印字ラベル作成時、プラテンローラ24及び押圧ローラ26が上記印刷・搬送位置に切り替えられる。印刷・搬送位置に切り替えられたプラテンローラ24は、装置本体2側のモータ63a(後述の図6参照)による駆動で回転するとともに、カバーフィルムロールから繰り出された上記カバーフィルムとインクリボンロールから繰り出された上記インクリボンとをサーマルヘッド23に押圧する。これにより、サーマルヘッド23がカバーフィルムに対し印字データに従った所望の印字を行うとともに、プラテンローラ24が印字の終了したカバーフィルムとインクリボンとを、上記搬送ローラに向けて搬送する。印字が終了したインクリボンは、その後、カバーフィルムから分離されてインクリボン巻き取りローラ17(後述の図6参照)によって巻き取られる。
一方、印刷・搬送位置に切り替えられた押圧ローラ26は、プラテンローラ24によって搬送された、印字が終了した上記カバーフィルムと、基材テープロールから繰り出された上記基材テープとを、モータ63a(後述の図6参照)に連繋された駆動軸25aの駆動力により回転する、上記搬送ローラへと押圧する。これにより、印字が終了したカバーフィルムと基材テープとが貼り合されて上記印字済みラベル用テープが形成され、搬送ローラが当該印字済みラベル用テープを、装置本体2の上部2dに設けられた上記ラベル排出口29に向けて搬送する。そして、印字済みラベル用テープがラベル排出口29から排出された所定の時点で、搬送経路に沿ってラベル排出口29の手前近傍に配設されたフルカッタ機構部66のフルカッタ可動刃66a(全切断手段に相当)及びハーフカッタ機構部65のハーフカッタ可動刃65a(半切断手段に相当)が、後述するCPU74の指令で自動的に作動し、これによって印字済みラベル用テープが切断されて所望の長さの印字ラベル(後述する図8参照)が形成される。
このとき、テープ搬送経路に沿って上記フルカッタ機構部66のフルカッタ可動刃66aから上記ラベル排出口29までの間は、本実施形態では、例えば子供の指がフルカッタ可動刃66aまで届かないように、安全上の観点から、ラベル排出口29は、フルカッタ可動刃66aまでの距離D(各請求項記載の所定長さに相当)がある程度大きくなるように、配置されている(図4参照)。そして、このフルカッタ可動刃66aからラベル排出口29までの部位には、搬送用ローラ91(機械的作動機構の一例に相当)が設けられている。
フルカッタ機構部66は、図4及び図5に示すように、一端が軸支されて揺動可能とされたフルカッタ可動刃66aと、該フルカッタ可動刃66aの刃先に対向して固定されているフルカッタ固定刃66bと、ソレノイド66d(後述の図6参照)と、を備えている。そして、CPU74の制御信号に対応して励磁される上記ソレノイド66dの駆動力によってフルカッタ可動刃66aが揺動してフルカッタ固定刃66bに当接し、さらに摺り合わされることで、上記印字済みラベル用テープ(すなわち基材テープ及びカバーフィルム)を厚さ方向に全切断する。
ハーフカッタ機構部65は、図4及び図5に示すように、一端が軸支されて揺動可能とされたハーフカッタ可動刃65aと、該ハーフカッタ可動刃65aの刃先に対向して固定されているハーフカッタ受け部65bと、ソレノイド65d(後述の図6参照)と、を備えている。そして、CPU74の制御信号に対応して励磁される上記ソレノイド65dの駆動力によってハーフカッタ可動刃65aが揺動してハーフカッタ受け部65b側に当接係止される。これにより、印字済みラベル用テープを半切断する。詳細には、ハーフカッタ可動刃65aは、上記基材テープのうち被着体への貼り付け用の粘着剤層を覆う剥離材層のみを切断し、基材テープのうちそれ以外の層と上記カバーフィルムは切断せずに残す。
電池収納部30は、装置本体2の幅方向に長い平面視略長方形状の凹部として形成されており、適宜の乾電池又は充電池を収納可能となっている。
<ラベル作成装置の制御系>
次に、図6を参照しつつ、印字ラベル作成装置1の制御系を説明する。
図6に示すように、印字ラベル作成装置1の上記制御基板上には、制御回路70が配置されている。制御回路70には、CPU74が設けられ、CPU74には、ROM76、RAM78、EEPROM77、及び入出力インターフェース71がデータバスを介して接続されている。なお、EEPROM77に代えて、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。
ROM76には、印字ラベル作成装置1の制御上必要な各種プログラム(例えば、後述の図10乃至図14のフローの各手順を実行する制御プログラム等)が格納されている。CPU74は、このROM76に記憶されている各種プログラムに基づき、各種演算を行う。
RAM78は、CPU74による各種演算結果を一時的に記憶する。このRAM78には、ラベルイメージメモリ78A等が設けられている。
入出力インターフェース71には、サーマルヘッド駆動回路61、モータ駆動回路63、上記キーボード部5、上記液晶表示部4、カートリッジセンサ64、フルカッタ駆動回路66c、ハーフカッタ駆動回路65c等が接続されている。
サーマルヘッド駆動回路61は、上記サーマルヘッド23に備えられた発熱素子(図示せず)の通電を制御する。
モータ駆動回路63は、上記モータ63aの駆動を制御することで、ギア(図示省略)を介して上記駆動軸25a,25bを駆動する。これにより、上記搬送ローラ及びインクリボン巻き取りローラが回転する。また、このときの上記ギアの回転は、プラテンローラ用ギア及び押圧ローラ用ギア(図示省略)へ伝達され、当該プラテンローラ用ギア及び押圧ローラ用ギアが回転することで、上記プラテンローラ24及び上記押圧ローラ26が回転する。
フルカッタ駆動回路66cは、上記ソレノイド66dの通電を制御することで、上記フルカッタ機構部66のフルカッタ可動刃66aを揺動駆動する。
ハーフカッタ駆動回路65cは、上記ソレノイド65dを通電することで、上記ハーフカッタ機構部65のハーフカッタ可動刃65aを揺動駆動する。
このような制御回路70を核とする制御系において、ユーザがキーボード部5を介し所定のラベル作成指示を入力すると、モータ駆動回路63及びモータ63aを介しプラテンローラ24及び押圧ローラ26等が駆動され、カバーフィルム等の搬送が行われる。また、これと同期して、サーマルヘッド駆動回路61を介しサーマルヘッド23の複数の発熱素子が選択的に発熱駆動され、上記搬送されるカバーフィルムに対し、印字オブジェクトの形成が行われる。この印字オブジェクトが形成されたカバーフィルムが、押圧ローラ26によって基材テープと貼り合わされて上記印字済みラベル用テープとされる。そして、さらにこの印字済みラベル用テープに対し、フルカッタ機構部66による全切断やハーフカッタ機構部65による半切断が行われることで、上記印字ラベルが生成される。
<実施形態の特徴>
上記構成において、本実施形態の特徴は、印字ラベル作成のために、液晶表示部4で印字ラベルの外観イメージを表示する際、フルカッタ可動刃66aによる全切断部位やハーフカッタ可動刃65aによる半切断部位を併せて表示することにある。以下、その詳細を、順を追って説明する。
<液晶表示部の表示内容の遷移>
印字ラベルの作成のためにユーザが各種操作を行うときの、液晶表示部4における表示の遷移の例を図7(a)〜(c)に示す。
<編集画面>
まず、図7(a)に示すように、ユーザは、液晶表示部4に編集用初期設定画面(図示せず)が表示された状態で、キーボード部5を介し、予め定められた数のブロック(この例では3つのBLx,BLy,BLz)それぞれに配置される印字オブジェクトの入力操作を行う。この例では、最初のブロックBLxに対し文字列「Ueno」が、その次のブロックBLyに対しては文字列「Tech」が、さらにその次のブロックBLzに対しては文字列「D−1」が、それぞれ入力されている。この段階では、液晶表示部4には、ブロックBLxに文字列「Ueno」が含まれた印字ラベル、ブロックBLyに文字列「Tech」が含まれた印字ラベル、及び、ブロックBLzに文字列「D−1」が含まれた印字ラベル、に係わる設定イメージM1が生成され、上記入力操作後の編集画面4Aとして、表示されている。
また、カートリッジホルダ12へカートリッジが装着されたときの上記カートリッジセンサ64の検出結果に基づき、この例では、作成される印字ラベルの幅(言い換えればカバーフィルムや基材テープの幅)が18mmであり、また印字ラベルの長さが35mmである旨の寸法情報Soも、併せて編集画面4A中に表示されている。さらに、編集画面4Aにおいては、上記検出結果に基づき、上記テープ色情報TC(この例では白色)及びインク色情報IC(この例では黒色)も、プレビュー画面4Cの下方にテキスト表示されている。
<カットオプション画面>
その後、上記編集画面4Aにおいて、ユーザが、キーボード部5を介しての適宜の入力操作を行うことで、液晶表示部4には、図7(b)に示すカットオプション画面4Bが切り替わって表示される。このカットオプション画面4Bでは、印字ラベルの作成にあたって、上記全切断機構66及び半切断機構65による切断態様をどのような態様とするか、をユーザの所望に指定することができる。すなわち、ハーフカット(半切断)によって複数の印字ラベル全てを接続して生成するためのモード1と、(ハーフカットを介した余白部分付きで)複数の印字ラベルそれぞれをフルカット(全切断)によって分断して生成するためのモード2と、複数の印字ラベルすべてを一体とし、最後の印字ラベルの生成後の搬送方向上流側終端のみフルカット(全切断)によって切り落とすためのモード3と、複数の印字ラベルそれぞれをフルカット(全切断)によって分断して生成するためのモード4と、の4つのモードが選択可能に表示される。
<モード1を選択した場合>
例えば、上記図7(a)の上記編集画面4Aでの設定内容において上記図7(b)のカットオプション画面4Bで上記モード1を選択した場合に、生成される印字ラベルの外観例を図8(a)に示す。この場合には、図示のように、文字列「Ueno」の印字ラベルTx、文字列「Tech」の印字ラベルTy、文字列「D−1」の印字ラベルTz、の3つが、半切断部位HC(破線で示す)を介して互いに接続された状態となって作成される(搬送方向に沿った最上流側の印字ラベルTzの終端は、全切断部位FCとなる)。このとき、3つの印字ラベルTx,Ty,Tzそれぞれの搬送方向に沿った長さは、全て同じ長さx1となっている。
<モード2を選択した場合>
また、上記編集画面4Aでの設定内容において上記カットオプション画面4Bで上記モード2を選択した場合に、生成される印字ラベルの外観例を図8(b)に示す。この場合には、図示のように、文字列「Ueno」の印字ラベルTx、文字列「Tech」の印字ラベルTy、文字列「D−1」の印字ラベルTzは、それぞれ全切断部位FCによって互いに分離された状態で作成される。但し、このとき、印字ラベルTxには、印字が形成されるラベル本体Txoと、ラベル本体Txoの搬送方向上流側に半切断部位HCを介して設けられ、印字が形成されない余白部分TRと、を備えている。同様に、印字ラベルTyには、印字が形成されるラベル本体Tyoと、ラベル本体Tyoの搬送方向上流側に半切断部位HCを介して設けられ、印字が形成されない余白部分TRと、を備えている。さらに同様に、印字ラベルTzには、印字が形成されるラベル本体Tzoと、ラベル本体Tzoの搬送方向上流側に半切断部位HCを介して設けられ、印字が形成されない余白部分TRと、を備えている。
なお、ラベル本体Txo,Tyo,Tzoそれぞれの搬送方向に沿った長さは全て同じ長さx1(第1長さに相当)となっており、この長さx1に上記余白部分TRを加えた印字ラベルTx,Ty,Tzの全長(ラベル長さ)は、全て同じ長さx2(第2長さに相当)となっている。
<モード3を選択した場合>
また、上記編集画面4Aでの設定内容において上記カットオプション画面4Bで上記モード3を選択した場合に、生成される印字ラベルの外観例を図8(c)に示す。この場合には、図示のように、文字列「Ueno」の印字ラベルTx、文字列「Tech」の印字ラベルTy、文字列「D−1」の印字ラベルTzは、それぞれは一体となって作成される。そして、搬送方向上流側の印字ラベルTzの終端部が全切断部位FCとなる。なお、印字ラベルTx、印字ラベルTy、印字ラベルTzそれぞれの搬送方向に沿った長さは、全て同じ長さx1となっている。
<モード4を選択した場合>
また、上記編集画面4Aでの設定内容において上記カットオプション画面4Bで上記モード4を選択した場合に、生成される印字ラベルの外観例を図8(d)に示す。この場合には、図示のように、文字列「Ueno」の印字ラベルTx、文字列「Tech」の印字ラベルTy、文字列「D−1」の印字ラベルTzは、それぞれ全切断部位FCによって互いに分離された状態で作成される。なお、このときも印字ラベルTx、印字ラベルTy、印字ラベルTzそれぞれの搬送方向に沿った長さは全て同じ長さx1となっている。
<プレビュー画面>
図7(b)に戻り、上記カットオプション面4Bにおいて、ユーザは、キーボード部5を介しての適宜の入力操作を行うことで、上記モード1〜4のうちのいずれか1つを選択する。これにより、液晶表示部4には、プレビュー画面4Cが切り替わって表示される。図7(b)には、上記カットオプション画面4Bにおいてモード4が選択された例を示す(黒色反転表示部分)。
<モードの自動変更>
ここで、本実施形態の印字ラベル作成装置1では、印字内容の量(例えばテキスト文字の文字数)が少ないとき、印字ラベルの長さが過小となって取り扱い性が低下する等を回避する機能が備えられている。すなわち、前述のように、本実施形態では、ラベル排出口29とフルカッタ可動刃66aとの距離Dがある程度大きくなるように配置されている。したがって、例えば上記「Ueno」「Tech」「D−1」等の少ない文字数を備えた印字ラベルを上記モード4でそのまま作成した場合、上記図8(d)に示したように、各印字ラベルTx,Ty,Tzの長さ(上記の例では長さx1)が上記距離Dよりも短くなってしまう。この結果、そのままでは、前述のようにしてフルカッタ可動刃66aでの切断後、印字ラベルTx,Ty,Tzをラベル排出口29から取り出すときの取扱性が低下する。
そこで、本実施形態では、作成される印字ラベルが上記距離Dよりも小さくなる場合には、上記のように上記カットオプション画面4Bで上記モード4が選択されていたとしても、自動的にモード4(複数の印字ラベルそれぞれを全切断して分離生成するモード)からモード2(半切断部位を介した余白部分付きで複数の印字ラベルそれぞれを全切断して分離生成するモード)に修正される。言い換えれば、各印字ラベルの搬送方向上流側(終端側)に、半切断部位を介した余白部分を強制的に付加することで、排出される印字ラベルの長さを強制的に増大させ上記距離Dよりも長くする(図8(b)に示す長さx2参照)。
上記の機能の結果、ユーザが選択したモードがモード4であったとしても、実際に生成される印字ラベルは、上記余白部分を備えた、ユーザの意図するものよりも長い印字ラベルとなる。すなわち、このままユーザによるキーボード部5を介しての適宜の操作で印字ラベル作成指示が行われた場合には、図8(b)に示したように、ラベル本体Txoに対し半切断部位HCを介し余白部分TRが接続された「Ueno」の印字ラベルTx、ラベル本体Tyoに対し半切断部位HCを介し余白部分TRが接続された「Tech」の印字ラベルTy、ラベル本体Tzoに対し半切断部位HCを介し余白部分TRが接続された「D−1」の印字ラベルTzが、それぞれ互いに分離された状態で作成される。
そこで、本実施形態では、このように、ユーザのもともとの意図とは異なる切断態様の印字ラベルが生成されることを明確に示すために、(上記切断態様をも含んだ形で)作成される印字ラベルの外観態様のプレビューが行われる。上述したモード4→モード2への自動変更が行われた場合に表示されるプレビュー画面4Cの例を図7(c)に示す。
図7(c)において、このプレビュー画面4Cでは、上記編集画面4Aの設定イメージM1に含まれる文字列「Ueno」「Tech」「D−1」にそれぞれ対応した、印字ラベル「Ueno]の外観イメージ画像SLxと、印字ラベル「Tech」の外観イメージ画像SLyと、印字ラベル「Tech」の外観イメージ画像SLzとが、それぞれ表示される。このとき、これらの外観イメージ画像SLx,SLy,SLzにおいては、上記印字形成される印字内容(文字列「Ueno」「Tech」「D−1」)のみならず、各印字ラベルにおける全切断部位FC及び半切断部位HCそれぞれに対応した識別表示(全切断部位表示SF及び半切断部位表示SH)が表示される。この例では、全切断部位表示SFは、各外観イメージ画像中において実線で表現しかつ隣接する他の印字ラベルとは離して表示することにより、全切断機構66による上記全切断部位FCであることを明確に識別して表示している。また、半切断部位表示SHでは、各外観イメージ画像中において破線DTを用いしかつV字状の溝Vを併せて用いることにより、半切断機構65による上記半切断部位HCであることを明確に識別して表示している。
このとき、前述したモード変更により、印字ラベル「Ueno]の外観イメージ画像SLxには、印字形成部分であるラベル本体の外観イメージ画像SLxoと、その搬送方向上流側(図中の右側)に上記半切断部位表示SHを介して接続された、上記余白部分TRに対応する余白部分の外観イメージ画像SRと、が含まれている。同様に、印字ラベル「Tech」の外観イメージ画像SLyには、ラベル本体の外観イメージ画像SLyoと、その搬送方向上流側に上記半切断部位表示SHを介して接続された、上記余白部分TRに対応する余白部分の外観イメージ画像SRと、が含まれている。さらに同様に、印字ラベル「D−1」の外観イメージ画像SLzには、ラベル本体の外観イメージ画像SLzoと、その搬送方向上流側に上記半切断部位表示SHを介して接続された、上記余白部分TRに対応する余白部分の外観イメージ画像SRと、が含まれている。
なお、このプレビュー画面4Cにおいても、上記編集画面4Bと同様、上記寸法情報So、上記テープ色情報TC、上記インク色情報ICが併せて表示されている。
なお、図7(c)には、上記モード2に対応したプレビューの例を示したが、モード1、モード3、モード4が選択された場合でも、上記同様、当該モードにおける切断態様に応じて、(印字内容のみならず)全切断部位表示SF及び半切断部位表示SHを含んだ上記外観イメージ画像が表示される(後述の図9(a)も参照)。
<ユーザによるモード再選択>
上記のようにしてプレビュー画面4Cが表示されることで、ユーザは、上述のようにモード4からモード2への自動変更が行われたことを明確に認識することができる。この結果、当該モード2のままで印字ラベル作成を続行するのか、あるいは、(上記モード2による余白部分を備えた長い印字ラベルの作成が自らの意図に適合しない場合等において)さらに別のモードを手動操作で選択し直すか、を決定することができる。
別のモードを選択し直す場合、ユーザは、例えば、キーボード部5を介しての適宜の入力操作を行うことで、液晶表示部4に、上記カットオプション面4Bを再び表示させる。これにより、ユーザは、上記モード1〜4のうちのいずれか1つを再選択することができる。図9(b)に、上記のようにして再び表示されたカットオプション画面4Bにおいて、ユーザによりモード1が選択された例を示す(黒色反転表示部分)。
上記のようにモード1が選択された場合に表示されるプレビュー画面4Cの例を図9(b)に示す。図9(b)において、このプレビュー画面4Cでは、図7(c)と同様、印字ラベル「Ueno]の外観イメージ画像SLxと、印字ラベル「Tech」の外観イメージ画像SLyと、印字ラベル「D−1」の外観イメージ画像SLzとが、それぞれ表示される。このとき、上記図7(c)とは異なり、これらの外観イメージ画像SLx,SLy,SLzには、前述のような余白部分の外観イメージSRは含まれない。そして、「Ueno]の外観イメージ画像SLxと、「Tech」の外観イメージ画像SLyとの間に、半切断部位HCに対応した半切断部位表示SH(破線DT及び溝Vを含む)が表示される。同様に、「Tech]の外観イメージ画像SLyと、「D−1」の外観イメージ画像SLzとの間にも、半切断部位HCに対応した半切断部位表示SH(破線DT及び溝Vを含む)が表示される。そして、「D−1」の外観イメージ画像SLzの搬送方向下流側(図示右側)端部には、全切断部位FCに対応した全切断部位表示SFが表示されている。
例えば、上記のようなプレビュー画面4Cを見たユーザが、(上記モード2による余白部分を備えた長い印字ラベルの作成を回避できたことから)当該プレビュー内容に満足した場合には、そのまま、キーボード部5を介しての適宜の操作で印字ラベル作成指示を行う。これにより、図8(a)に示す態様で、文字列「Ueno」の印字ラベルTx、文字列「Tech」の印字ラベルTy、文字列「D−1」の印字ラベルTz、の3つを、半切断部位HCを介して互いに接続された状態となって作成することができる。
なお、上記に限られず、ユーザは、例えばキーボード部5を介しての適宜の入力操作を行うことで、液晶表示部4に、上記カットオプション面4Bを再び表示させ、上記モード1〜4のうちのさらに別の1つ(例えばモード3)を選択することもできる。
<制御手順>
以上説明した手法を実現するために、印字ラベル作成装置1のCPU74が実行する制御手順を、図10のフローチャートにより説明する。
図10において、このフローに示す処理は、例えば印字ラベル作成装置1の電源がオンされることにより開始される。
まず、ステップS10で、CPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、前述の編集用初期設定画面を表示する。その後、ステップS20に移る。
ステップS20では、CPU74は、キーボード部5を介し、予め定められた数量のブロック(前述の例では3つのブロックBLx,BLy,BLz)それぞれに配置される、文字列(前述の例では文字列「Ueno」「Tech」「D−1」)等の印字オブジェクトのテキスト入力操作を受け付ける。そしてCPU74は、上記印字オブジェクトをそれぞれ備えた各ブロックBLx,BLy,BLzがテープ長さ方向に配列された、1つの設定イメージM1を生成(表示)する(上記図7(a)参照)。さらにCPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、上記生成された設定イメージM1を、上記編集画面4Aに表示させる(上記図7(a)参照)。なお、上記したステップS20を実行するCPU74が、各請求項記載の印字内容取得手段として機能する。
その後、例えばユーザによるキーボード部5を介しての適宜の操作等に基づき、ステップS30に移り、CPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、上記カットオプション画面4Bを表示する。このカットオプション画面4Bには、上記した4つの切断態様選択用のモード(モード1、モード2、モード3、モード4)が表示される(上記図7(b)参照)。
そして、ステップS40では、CPU74は、例えばユーザによるキーボード部5を介しての適宜の操作等に基づき、カットオプション画面4Bに表示されている4つのモードのうちのいずれか1つの選択を受け付ける。なお、ステップS40を実行するCPU74が、各請求項記載の切断態様取得手段として機能する。
その後、ステップS50に移り、CPU74は、キーボード部5を介し、ユーザによる上記プレビュー操作が行われたか否かを判定する。プレビュー操作が行われるまでは、ステップS50の判定が満たされず(S50:NO)、ステップS40に戻って同様の手順が繰り返される。プレビュー操作が行われたら、ステップS50の判定が満たされて(S50:YES)、ステップS52に移る。
ステップS52では、CPU74は、上記ステップS40で受け付けたモード選択結果が、「モード4」の選択であったか否かを判定する。「モード4」が選択されていなければ、ステップS52の判定が満たされず(S52:NO)、後述のステップS60に移る。「モード4」が選択されていた場合はステップS52の判定が満たされて(S52:YES)、ステップS54に移る。
ステップS54では、CPU74は、上記ステップS20で取得された印字内容によって形成されることとなる各印字ラベルの、搬送方向に沿った長さx1(図8(d)参照)を算出する。なお、上記ステップS54を実行するCPU74が、各請求項記載の長さ算出手段として機能する。
その後、ステップS56で、CPU74は、上記ステップS54で算出された長さx1が、前述した距離D(テープ搬送経路に沿った全切断機構66のフルカッタ可動刃66aからラベル排出口29までの距離)よりも短いか否かを判定する。距離Dよりも長さx1以上であればステップS56の判定が満たされず(S56:NO)、後述のステップS60に移る。距離Dよりも長さx1が短ければ、ステップS56の判定が満たされて(S56:YES)、ステップS58に移る。なお、上記ステップS56を実行するCPU74が、各請求項記載の判定手段として機能する。
ステップS58では、CPU74は、上記選択されたモードを、モード4から、モード2へと再設定する。このときのモード2では、ラベル始端から(上記ステップS54で算出された)上記長さx1の位置に半切断部位HCが生成されるように設定されるとともに、印字ラベルの全長(ラベル長)を、上記長さx1に上記余白部分TRの長さ(例えば、予め適宜に固定的に設定された値)を加えた長さx2(>x1)とするように、設定される。
その後、ステップS60で、CPU74は、この時点で決定されているモード(ステップS40で選択されたモード、若しくは、ステップS58で設定されたモード2)に応じて、上記全切断部位FCの識別表示(全切断部位表示SF)や上記半切断部位HCの識別表示(半切断部位表示SH)を適宜に含む、上記設定イメージM1に対応した上記外観イメージ画像SLx,SLy,SLzを生成する。なお、半切断部位HCの識別表示は上記の態様には限られず、「ハーフカット」「HC」等のテキスト表示や、上記溝V以外の適宜の図像を用いて表現してもよい。その後、ステップS90に移る。
ステップS90では、CPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、上記ステップS60で生成した外観イメージ画像SLx,SLy,SLzを上記プレビュー画面4C上に表示する(図7(c)や図9(b)参照)。なお、このステップS90を実行するCPU74が、各請求項記載の表示制御手段として機能する。
その後、ステップS100で、CPU74は、キーボード部5を介しユーザによる所定のラベル作成指示が入力されたか否かを判定する。ラベル作成指示が入力されるまでは、ステップS100の判定は満たされず(S100:NO)、ループ待機する。ラベル作成指示が入力されたら、ステップS100の判定が満たされて(S100:YES)、ステップS110A,110B,110C,110Dのうちいずれかに移る。
ステップS110A〜Dでは、CPU74は、上記ステップS90でプレビュー表示されている外観イメージ画像SLx,SLy,SLzに対応した印字ラベルを生成する。なお、この時点で決定されている上記モード(言い換えれば実行するモード)がモード1である場合にはステップS110A(後述の図11参照)が実行され、モード2である場合にはステップS110B(後述の図12参照)が実行され、モード3である場合にはステップS110C(後述の図13参照)が実行され、モード4である場合にはステップS110D(後述の図14参照)が実行される。その後、このフローを終了する。なお、これらステップS110A〜Dを実行するCPU74が、各請求項記載の連携制御手段として機能する。
なお、詳細な説明を省略するが、上記したどの表示段階であっても、例えばキーボード部5のエスケープキー「Esc」を押すことで、図10に示すフローにおける当該段階以降の処理を中止し、フローが終了されるようになっている。
また、以上においては、編集画面4Aにおいて編集内容を受け付けた後、プレビュー画面4Cにおいて半切断部位HC又は全切断部位FCの識別表示を行ったが、これに限られない。すなわち、前述の編集画面4Aでの編集内容の受け付けの後、カットオプション編集画面4Cにおいてモードを選択したら、編集画面4Aに戻って適宜の上記半切断部位HC又は全切断部位FCの識別表示を行うようにしてもよい。少なくとも、ステップS100A〜Dにおいて実際に印字ラベルが作成開始される前に、上記半切断部位HC又は全切断部位FCの識別表示を行えば足りる。
<ラベル作成処理の詳細>
上記ステップS110A〜Dのラベル作成処理の詳細手順を図11〜図14により説明する。
<モード1でのラベル作成処理>
まず、上記「モード1」に対応した、ステップS110Aのラベル作成処理について図11に基づき説明する。
図11において、まずステップS115で、CPU74は、印字ラベルの作成枚数に係わる変数Nの値を1に設定する。また、キーボード部5を介したユーザの適宜の操作(作成枚数の入力操作)に基づき、上記変数Nの最大値Nmax(前述の図8に示した例ではNmax=3)を設定する。
その後、ステップS120で、CPU74は、モータ駆動回路63に制御信号を出力し、モータ63aの駆動を開始する。これにより、ギアが回転駆動し、プラテンローラ24及び押圧ローラ26等の回転が開始され、カバーフィルム、基材テープ、及び印字済みラベル用テープ(以下適宜、単に「カバーフィルム等」という)の搬送が開始される。
その後、ステップS125に移り、CPU74は、カバーフィルム等の搬送方向位置がテープ上の所定の印字開始位置に達したか否か(言い換えれば、サーマルヘッド23が上記印字開始位置に対向する状態となるまでテープが搬送されたか否か)を公知の手法で判定する。印字開始位置に達するまでは、ステップS125の判定が満たされず(S125:NO)、上記ステップS120に戻り同様の手順を繰り返す。印字開始位置に達したら、ステップS125の判定が満たされて(S125:YES)、ステップS130に移る。
ステップS130では、CPU74は、サーマルヘッド駆動回路61に対し、この時点での変数Nの値に対応する順番のラベルに対応した制御信号(前述の例では上記外観イメージ画像SLx、又は外観イメージ画像SLy、若しくは外観イメージ画像SLz、に対応した印字データ)を出力する。これにより、当該印字データに対応してサーマルヘッド23が駆動され、カバーフィルムに対し、当該印字データに対応した印字オブジェクト(前述の例では文字列「Ueno」、文字列「Tech」、文字列「D−1」)の形成が開始される。
そして、ステップS135で、CPU74は、カバーフィルム等の搬送方向位置が所定の印字終了位置に達したか否か(言い換えれば、サーマルヘッド23が上記印字終了位置に対向する状態となるまでテープが搬送されたか否か)を公知の手法で判定する。印字終了位置に達するまでは、ステップS135の判定は満たされず(S135:NO)、ループ待機する。印字終了位置に達したら、ステップS135の判定が満たされて(S135:YES)、ステップS140に移る。
ステップS140では、CPU74は、サーマルヘッド駆動回路61に対し制御信号を出力し、サーマルヘッド23の駆動を停止して、上記印字オブジェクトの形成を終了させる。
その後、ステップS142で、CPU74は、上記変数Nが、上記最大値Nmaxに達したか否かを判定する。変数Nが、最大値Nmaxに達していなければこの判定は満たされず(S142:NO)、ステップS155に移る。変数Nが、最大値Nmaxに達していればこの判定は満たされて(S142:YES)、後述のステップS145に移る。
ステップS155では、CPU74は、上記カバーフィルム等の搬送方向位置が半切断位置に達したか否か(言い換えれば、半切断機構65のハーフカッタ可動刃65aが上記半切断部位HCに対向する状態となるまでテープが搬送されたか否か)を公知の手法で判定する。半切断位置に達するまでは、ステップS155の判定は満たされず(S155:NO)、ループ待機する。半切断位置に到達したら、ステップS155の判定が満たされて(S155:YES)、ステップS157に移る。
ステップS157では、CPU74は、モータ駆動回路63に制御信号を出力し、モータ63aの駆動を停止する。これにより、プラテンローラ24及び押圧ローラ26等の回転が停止し、カバーフィルム、基材テープ、及び印字済みラベル用テープの搬送が停止する。
その後、ステップS160で、CPU74は、ハーフカッタ駆動回路65cに制御信号を出力し、ソレノイド65dを通電することで、上記ハーフカッタ可動刃65aを駆動する。これにより、印字済みラベル用テープに上記半切断部位HCが形成される(ハーフカットの実行)。
その後、ステップS165で、CPU74は、変数Nの値に1を加えた後、上記ステップS120に戻り、上記同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップS142の判定が満たされて移行したステップS145では、CPU74は、上記カバーフィルム等の搬送方向位置が全切断位置に達したか否か(言い換えれば、全切断機構66のフルカッタ可動刃66aが上記全切断部位FCに対向する状態となるまでテープが搬送されたか否か)を公知の手法で判定する。全切断位置に達するまでは、ステップS145の判定は満たされず(S145:NO)、ループ待機する。全切断位置に到達したら、ステップS145の判定が満たされて(S145:YES)、ステップS150に移る。
ステップS150では、CPU74は、モータ駆動回路63に制御信号を出力し、モータ63aの駆動を停止する。これにより、プラテンローラ24及び押圧ローラ26等の回転が停止し、カバーフィルム、基材テープ、及び印字済みラベル用テープの搬送が停止する。
そして、ステップS152で、CPU74は、フルカッタ駆動回路66cに制御信号を出力し、ソレノイド66dを通電することで上記フルカッタ可動刃66aを駆動する。これにより、印字済みラベル用テープに上記全切断部位FCが形成される(フルカットの実行)。その後、このルーチンを終了する。
以上により、ユーザの所望する全枚数の印字ラベルが、ハーフカット(半切断)によって全印字ラベルが互いに接続された態様で、生成される。
<モード2でのラベル作成処理>
次に、上記「モード2」に対応した、ステップS110Bのラベル作成処理について図12に基づき説明する。
図12において、このフローでは、上記図11のステップS142が省略されている。まず、ステップS115〜ステップS140までの処理は、上記した図11のステップS115〜ステップS140までの処理と同じなのでその詳細な説明を省略する。
上記ステップS140の後は、上記図11と同様の、ステップS155、ステップS157、ステップS160が行われ、前述と同様、カバーフィルム等の搬送方向位置が半切断位置に達したときに半切断部位HCの形成が行われる。
上記ステップS160の後は、上記図12と同様の、ステップS145、ステップS150、ステップS152が行われ、前述と同様、カバーフィルム等の搬送方向位置が全切断位置に達したときに全切断部位FCの形成が行われる。
その後、上記図11と同様のステップS142に移り、CPU74は、上記変数Nが、上記最大値Nmaxに達したか否かを判定する。変数Nが最大値Nmaxに達していなければ判定が満たされず(S142:NO)、上記図11と同様のステップS165で変数Nの値に1を加えた後、上記ステップS120に戻り同様の手順を繰り返す。ステップS142で変数Nが最大値Nmaxに達していればこの判定は満たされて(S142:YES)、このルーチンを終了する。
以上により、ユーザの所望する全枚数の印字ラベルが、(ハーフカットを介した余白部分付きで)それぞれをフルカット(全切断)によって分断された態様で、生成される。
次に、上記「モード3」に対応した、ステップS110Cのラベル作成処理について図13に基づき説明する。
図13において、このフローでは、まず、ステップS115〜ステップS142までの処理は、上記した図11のステップS115〜ステップS142までの処理と同じなのでその詳細な説明を省略する。
上記ステップS142において、CPU74は、上記図11と同様、上記変数Nが、上記最大値Nmaxに達したか否かを判定する。変数Nが、最大値Nmaxに達していなければこの判定は満たされず(S142:NO)、上記図11と同様のステップS165に移り変数Nの値に1を加えた後、上記ステップS120に戻り同様の手順を繰り返す。
上記ステップS142において上記変数Nが上記最大値Nmaxに達していれば判定は満たされて(S142:YES)、上記図11と同様のステップS145に移る。このステップS145以降のステップS150、ステップS152については上記図11と同様であり、説明を省略する。
以上により、ユーザの所望する全枚数の印字ラベルが、最後の印字ラベルの生成後の上流側終端のみフルカット(全切断)によって切り落とされた態様で、生成される。
<モード4でのラベル作成処理>
次に、上記「モード4」に対応した、ステップS110Dのラベル作成処理について図14に基づき説明する。
図14において、このフローでは、上記図12のフローのステップS155、ステップS157、ステップS160(すなわち半切断に関する各処理)が削除されている。それ以外は、図12のフローと同様である。
すなわち、図14において、上記図12と同様のステップS115〜ステップS140において、印字開始位置から印字終了位置までのサーマルヘッド23による印字形成が行われた後、ステップS145に移る。
ステップS145、及び、その後のステップS150、ステップS152では、前述と同様、カバーフィルム等の搬送方向位置が全切断位置に達したときに全切断部位FCの形成が行われる。
その後、上記同様のステップS142において、CPU74は、前述と同様、上記変数Nが、上記最大値Nmaxに達したか否かを判定する。変数Nが、最大値Nmaxに達していなければこの判定は満たされず(S142:NO)、前述同様のステップS165に移り変数Nの値に1を加えた後、上記ステップS120に戻り同様の手順を繰り返す。
上記ステップS142において上記変数Nが上記最大値Nmaxに達していれば判定は満たされて(S142:YES)、このルーチンを終了する。
以上により、ユーザの所望する全枚数の印字ラベルが、複数の印字ラベルそれぞれをフルカット(全切断)によって分断した態様で、生成される。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、印字ラベルが作成される前の適宜の操作(上記の例ではプレビュー操作。図10のステップS50参照)を契機に、液晶表示部4がプレビュー画面4Cにおいて印字ラベルの外観イメージ画像SLx,SLy,SLzを表示する。その際、この外観イメージ画像SLx、SLy、SLzには、上記印字形成される印字内容(テキストや図像等)のみならず、各印字ラベルにおける全切断部位FC及び半切断部位HCそれぞれに対応した識別表示(全切断部位表示SF及び半切断部位表示SH)が表示される。これにより、ユーザは、自らの意図した印字内容がどのような態様で実際に印字ラベルにおいて形成されるかのみならず、どのような態様でカットされどのような長さとなって印字ラベルが生成されるのか、を直感的にわかりやすく視認することができる(図7(c)及び図9(b)参照)。この結果、図7(c)、図9(a)、及び図9(b)を用いて上述したように、ユーザの意図しない態様の印字ラベルが生成されることとなる場合には、各種設定のやり直し(印字内容の再調整や切断態様の再設定)を行うことができ、利便性を向上することができる。
特に、本実施形態のように、印字内容の量が少ないときに余白部分TRを設ける機能が備えられており、ユーザの意図するものよりも長い印字ラベルとなる場合に、上述の印字内容の再調整や切断態様の再設定を行うことで、上記半切断部位HCの形成による余白部分SRの生成を行わないようにすることができ、特に利便性を向上することができる(図9(b)参照)。
また、本実施形態では特に、形成される印字ラベルの搬送方向に沿った長さ(長さx1)が算出されが、所定長さ(上記距離D)よりも短い場合には、ラベル始端から上記長さx1の部位に半切断部位HCが形成されつつ、ラベル始端から上記所定長さD以上の長さ(上記x2)となる部位で全切断が行われ、当該長さx2の印字ラベルが作成される(図7(c)参照)。これにより、印字ラベルの長さが過小となって取り扱い性が低下したり搬送不良が発生する等を回避することができる。このとき、液晶表示部4には、上記全切断部位表示SF及び半切断部位表示SHを含む、上記長さx2の印字ラベルの外観イメージ画像SLx,SLy,SLzが表示される(図7(c)及び図8(b)参照)。これにより、上記のように自動的に余白が生成されることをユーザに確実に認識させることができる。したがって、そのような生成を回避したいユーザが、上述の印字内容の再調整や切断態様の再設定を確実に行うことができる。
また、本実施形態では特に、既に述べたように、ユーザによって全切断のみの切断態様の設定がなされていた場合(すなわちモード4が選択されていた場合)であっても、作成されることとなる印字ラベルの長さが短いときには、自動的に半切断部位HCの形成による余白部分SRの生成が実行される。これにより、印字ラベルの長さが過小となって取り扱い性が低下したり搬送不良が発生する等を確実に回避することができる。
また、本実施形態では特に、上記した作成される印字ラベルの長さx1が、上記フルカッタ可動刃66aからラベル排出口29までの距離Dよりも短いか否かが判定される(図10のステップS56参照)。これにより、印字ラベルの長さが上記距離Dよりも小さい場合に生じうる、ラベル排出口29近傍のテープ搬送経路における搬送不良の発生を、確実に回避することができる。
また、本実施形態では特に、前述のように安全上の観点から、フルカッタ可動刃66aから上記ラベル排出口29までの間に比較的大きな距離Dが設けられている。これにより、上記のように比較的大きな上記距離Dが設けられるときに、その距離Dよりも印字ラベルの長さが小さい場合における搬送不良の発生を、確実に回避することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、以上においては、上記印字ラベル作成装置1をいわゆるスタンドアローンタイプの装置とし、図10及び上記図11〜図14に示した処理を当該印字ラベル作成装置1が実行する。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置1に有線あるいは無線による通信回線を介して操作端末が接続される構成でもよい。この場合、編集画面4A、カットオプション画面4B、プレビュー画面4C等の表示(ステップS90でのラベルイメージの表示を含む)は操作端末の表示画面において行われる。また、図10のステップS10〜ステップS50及びステップS100では、操作端末での各種操作に対応した操作信号が印字ラベル作成装置1に入力され対応する処理が行われる。そして、ステップS100で判定が満たされた場合、モードに応じたラベル作成処理を行うための印字データが、操作端末から印字ラベル作成装置1に送信され、その後のステップS110A〜Dが印字ラベル作成装置1によって実行される。この場合も、上記実施形態と同様の作用効果を有する。
なお、上記図6中に示す矢印は、信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図10乃至図14に示すフローチャートは、本発明を図示する手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態等による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成装置
2 装置本体(筐体)
3 カバー(筐体)
4 液晶表示部(表示手段)
18 搬送ローラ(搬送手段)
23 サーマルヘッド(印字手段)
29 ラベル排出口
66a フルカッタ可動刃(全切断手段)
65a ハーフカッタ可動刃(半切断手段)
74 CPU
91 搬送用ローラ(機械的作動機構)
D 所定長さ
FC 全切断部位
HC 半切断部位
SF 全切断部位表示(識別表示)
SH 半切断部位表示(識別表示)
SR 余白部分

Claims (4)

  1. 被印字テープを搬送させるための搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに印字を形成し、印字済みテープとする印字手段と、
    前記印字済みテープを厚さ方向に部分的に切断して半切断部位を形成する半切断手段と、
    前記印字済みテープを厚さ方向に全切断して全切断部位を形成する全切断手段と、
    所望の表示を行う表示手段と、
    を有し、
    前記全切断手段により全切断された前記印字済みテープにより、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、
    前記印字ラベルに形成すべき印字内容を取得する印字内容取得手段と、
    前記印字ラベルの作成時における、前記全切断部位及び前記半切断部位の形成に係わる切断態様の指定を取得する切断態様取得手段と、
    ラベル作成時に、前記搬送手段、前記印字手段、前記半切断手段、及び前記全切断手段を制御して、前記印字内容取得手段で取得された印字内容を前記被印字テープに形成するとともに、前記切断態様取得手段で取得された切断態様により前記半切断部位又は前記全切断部位を形成し、前記印字ラベルを作成する、連携制御手段と、
    前記連携制御手段の制御により前記印字ラベルが作成されるより前の適宜の操作を契機に、前記表示手段を制御し、作成される前記印字ラベルの外観イメージを、前記全切断部位及び前記半切断部位のうち当該印字ラベルの作成時に実行されるすべての切断部位の識別表示とともに表示する、表示制御手段と
    前記印字内容取得手段により取得された前記印字内容が形成される印字ラベルの、搬送方向に沿った第1長さを算出する長さ算出手段と、
    前記長さ算出手段により算出された前記第1長さが、予め定められた所定長さよりも短いか否かを判定する判定手段と、
    を有し、
    前記判定手段により前記第1長さが前記所定長さよりも短いと判定された場合には、
    前記連携制御手段は、ラベル作成時に、前記搬送手段、前記印字手段、前記半切断手段、及び前記全切断手段を制御して、ラベル始端から前記第1長さの部位に前記半切断部位を形成するとともにラベル始端から前記所定長さ以上の第2長さとなる部位で前記全切断を行い、当該第2長さの印字ラベルを作成し、
    前記表示制御手段は、前記連携制御手段による印字ラベルの作成開始前における所定の操作を契機に、前記表示手段を制御し、ラベル始端から前記第1長さの部位に前記半切断部位の識別表示を含むと共にラベル始端から前記第2長さの部位に前記全切断部位の識別表示を含む、前記第2長さの前記印字ラベルの外観イメージを表示する
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  2. 請求項1記載の印字ラベル作成装置において、
    前記切断態様取得手段で取得された前記切断態様の指定が、前記半切断部位の形成を含まず前記全切断部位の形成を含んでいた場合であっても、前記判定手段により前記第1長さが前記所定長さよりも短いと判定された場合には、前記連携制御手段は、ラベル作成時に、前記搬送手段、前記印字手段、前記半切断手段、及び前記全切断手段を制御して、ラベル始端から前記第1長さの部位に前記半切断部位を形成するとともにラベル始端から前記所定長さ以上の第2長さとなる部位で前記全切断を行う
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
    前記搬送手段、前記印字手段、前記切断手段、及び前記全切断手段を内包する筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記印字済みテープをテープ搬送経路に沿って当該筐体外へ排出するための排出口と、
    を有し、
    前記判定手段は、
    前記第1長さが、前記所定長さとしての、前記テープ搬送経路に沿った前記全切断手段から前記排出口までの距離、よりも短いか否かを判定する
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  4. 請求項3記載の印字ラベル作成装置において、
    前記筐体における、前記テープ搬送経路に沿って前記全切断手段から前記排出口までの間の部位に、機械的作動機構を有する
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
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