JP6308060B2 - トランスミッションのブリーザ構造 - Google Patents
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Description
ところが、従来のブリーザ構造は、トランスミッションケースの上部に専用のブリーザ室を形成する必要があり、ブリーザ構造が複雑化してしまう。
これにより、上側開口部にブリーザプレートを設置するだけで、既存のシフトケースの内部にブリーザ室を形成することができ、ブリーザ室の構成を簡素化できる。
図1〜図17は、本発明に係る一実施形態のトランスミッションのブリーザ構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1には本発明のトランスミッションを構成する自動変速機2が搭載されており、自動変速機2は、車両1の後方のフロアパネル1Aの下方に設置されている。すなわち、本実施形態の車両1は、後輪駆動車両である。
出力軸11の一端部には5速入力ギヤ22Fが設けられており、5速入力ギヤ22Fは、出力軸11の外周部に形成されたドグから構成される。
シフトフォーク14Bは、シンクロ部材15に接続されており、シンクロ部材15は、入力軸10と一体的に回転自在で、かつ入力軸10の軸線方向に移動自在に設けられている。
このように1速−2速シフト軸、5速−リバースシフト軸13および3速−4速シフト軸14は、複数の変速ギヤをニュートラル位置と変速位置とに切換えるように軸線方向に移動する。
図1〜図6において、リヤケース5の上部にはシフトケース26が設けられており、シフトケース26は、リヤケース5の上部から上方に膨れ出ている。
具体的には、シフトアンドセレクト軸27が軸周りに回転すると、シフトフォーク12B、13B、14Bのいずれか1つに嵌合する。インターロックプレート36は、爪部35Aが2つのシフトフォーク12B、13B、14Bに嵌合することを防止する。
これにより、シンクロ部材16が入力軸10の軸線方向一方側または軸線方向他方側に移動し、前進1速段または前進2速段を成立させることができる。
トランスミッションケース7の側面には図示しないシフトユニットが設けられており、シフトユニットには図示しないシフトアクチュエータおよびセレクトアクチュエータが設けられている。
シフトケース26にはブリーザ室32(図6も参照)が形成されており、ブリーザ室32は、シフトケース26の隔壁26A、26C、シフトケース26の内周部26B、26Eおよび天井26Dによって囲まれる空間32Aを有する。このように本実施形態の隔壁26Aは、ブリーザ室32を仕切る機能を有する。
ブリーザ室32は、上側開口部30を通してオイルが開口部26Fに到達することを妨げる機能を有する。
突起41Cは、ブリーザプレート41の後端部に形成されており、突起41Cは、ブリーザプレート41の上面から上方に突出している。図6、図9において、シフトケース26の底部には段部26Gが形成されており、突起41Cは、段部26Gに突き当てられている。
傾斜壁30Bは、ブリーザプレート41の下方で、上側開口部30の内周部から上側開口部30の内方に向かって突出しており、傾斜壁30Bは、前方から後方に傾斜している。
突起41Fは、上下方向長さが突起41Eよりも長く形成されており、突起41Fは、傾斜壁30Bに突き当てられている。
本実施形態のブリーザ構造において、シフトアンドセレクト軸27をシフトケース26の前後方向中央部よりも後方に設置し、上側開口部30の内周部に、シフトアンドセレクト軸27の下方を除いたシフトケース26内の空間31とトランスミッションケース7の内部とを仕切るブリーザプレート41を設置し、ブリーザ室32を、ブリーザプレート41よりも上方で、かつシフトアンドセレクト軸27よりも前方の空間32Aから構成した。
これに加えて、ブリーザプレート41を除いた上側開口部30にシフトアンドセレクト軸27を設置したので、1速入力ギヤ22A等の変速ギヤによって掻き上げられたオイルをシフトアンドセレクト軸27で遮ることができる。この結果、オイルがブリーザ室32から外部に漏出することを防止できる。
なお、本実施形態のブリーザプレート41は、2つのフランジ41A、41Bが設けられているが、フランジは、3つ以上設けられてもよい。
これにより、ブリーザプレート41をトランスミッションケース7およびシフトケース26に正確に位置決めできる。
これにより、ブリーザプレート41をトランスミッションケース7およびシフトケース26に正確に位置決めできる。
これにより、隔壁26Aの一部をシフトアームボス37から構成できるので、隔壁26Aを小さくでき、隔壁26Aを小さくできる分だけ、シフトケース26を軽量化できる。
Claims (9)
- 車両の前後方向に延びて内燃機関から動力が伝達される入力軸を収容し、前記入力軸の車両の前後方向後端が前記車両の前後方向前端に対して下方に傾くようにして前記車両に搭載されるトランスミッションケースと、
前記トランスミッションケースの上側に形成された上側開口部と、
前記上側開口部を覆い、内部に前記トランスミッションケースの内部に連通する空間を有するシフトケースと、
車幅方向に延びる中心軸を有し、軸線方向に移動自在かつ軸周りに回転自在に前記シフトケースに支持されるシフトアンドセレクト軸と、
前記シフトケース内に設けられ、外部と連通するブリーザ室とを備えたトランスミッションのブリーザ構造であって、
前記シフトアンドセレクト軸を前記シフトケースの前記車両の前後方向中央部よりも後方に設置し、
前記上側開口部の内周部に、少なくとも前記シフトアンドセレクト軸の下方を除いた前記シフトケース内の空間と前記トランスミッションケースの内部とを仕切るブリーザプレートを設置し、
前記ブリーザ室を、前記ブリーザプレートよりも上方で、かつ前記シフトアンドセレクト軸よりも前記車両の前後方向前方の空間から構成したことを特徴とするトランスミッションのブリーザ構造。 - 前記ブリーザプレートが、前記トランスミッションケースと前記シフトケースとによって挟持される少なくとも1つのフランジを有することを特徴とする請求項1に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
- 前記ブリーザプレートの上面または下面の少なくとも一方に、前記上面または前記下面から上方または下方に突出する少なくとも1つの突起を形成し、
前記突起が、前記トランスミッションケースまたは前記シフトケースの少なくとも一方と接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトランスミッションのブリーザ構造。 - 少なくとも1つの前記突起の先端に爪部を形成し、
前記シフトケースまたは前記トランスミッションケースのいずれか一方に、前記爪部に引っ掛かる引っ掛かり部が形成されることを特徴とする請求項3に記載のトランスミッションのブリーザ構造。 - 前記トランスミッションケースが、前記ブリーザプレートの下方で、前記上側開口部の内周部から前記上側開口部の内方に向かって突出し、前記車両の前後方向前方から前後方向後方に傾斜する傾斜壁を有し、
前記少なくとも1つの前記突起の先端が前記傾斜壁に突き当てられることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のトランスミッションのブリーザ構造。 - 前記シフトケースが、前記シフトアンドセレクト軸の前記車両の前後方向前方において、前記シフトケースの内周部から前記シフトアンドセレクト軸に向かって突出する隔壁を有し、
前記ブリーザ室が前記隔壁によって仕切られることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のトランスミッションのブリーザ構造。 - 前記ブリーザプレートの上面に、前記隔壁の下端に向かって突出するリブを設け、前記リブの上端を前記隔壁の下端に接触させたことを特徴とする請求項6に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
- 前記トランスミッションケース内に、複数の変速ギヤをニュートラル位置と変速位置とに切換えるように軸線方向に移動自在な複数のシフタシャフトが設けられ、
前記シフトアンドセレクト軸に、前記シフタシャフトを選択的に切換えて選択された前記シフタシャフトを軸線方向に移動させるシフトアームが設けられ、
前記隔壁は、前記シフトアームが前記ニュートラル位置となるように前記シフトアームを付勢する付勢部材を有するシフトアームボスを含んで構成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のトランスミッションのブリーザ構造。 - 前記ブリーザプレートを樹脂から構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
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