JP6308060B2 - トランスミッションのブリーザ構造 - Google Patents

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本発明は、トランスミッションのブリーザ構造に関し、特に、トランスミッションケースの内部の圧力の変化を抑制するトランスミッションのブリーザ構造に関する。
自動車等の車両に搭載されるトランスミッションにあっては、トランスミッションケースの内部の圧力が上昇したときに、圧力を逃がすため、外気とトランスミッションケースとを連通するブリーザ室を有する(例えば、特許文献1参照。)
ところが、従来のブリーザ構造は、トランスミッションケースの上部に専用のブリーザ室を形成する必要があり、ブリーザ構造が複雑化してしまう。
これに対して、シフトアンドセレクト軸を収容するシフトケースを利用してブリーザ構造を採用することで、ブリーザ構造を簡素化したものがある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載されるブリーザ構造は、トランスミッションケースの上部に設けられたレバーケースにブリーザ室が設けられている。このブリーザ室は、レバーケース内のシフトアンドセレクト軸の中心線により区画されるレバー室の幅広側の室内に隔壁により囲まれている。
これにより、トランスミッションケースの圧力が高くなったときに、圧力をブリーザ室から外気に逃がすことができる。また、変速ギヤの回転により掻き上げられてレバー室に達したオイルは、隔壁により囲まれるブリーザ室において気液分離されて下方に落下させることができる。
特開平11−165547号公報 実開昭60−65484号公報
このような従来のトランスミッションのブリーザ構造にあっては、ブリーザ室は、レバーケース内のシフトアンドセレクト軸の中心線により区画されるレバー室の幅広側の室内に隔壁により囲まれているので、ブリーザ室は、トランスミッションケースの内部に連通している。
このため、変速ギヤの回転により掻き上げられてレバー室に達したオイルは、隔壁により囲まれるブリーザ室において気液分離されて下方に落下させることができるが、オイルがブリーザ室から漏れ出すことを十分に防止する構造がなく、改善の余地がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ブリーザ室の構成を簡素化して、ブリーザ室からオイルが漏出することを防止できるトランスミッションのブリーザ構造を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、車両の前後方向に延びて内燃機関から動力が伝達される入力軸を収容し、入力軸の車両の前後方向後端が車両の前後方向前端に対して下方に傾くようにして車両に搭載されるトランスミッションケースと、トランスミッションケースの上側に形成された上側開口部と、上側開口部を覆い、内部にトランスミッションケースの内部に連通する空間を有するシフトケースと、車幅方向に延びる中心軸を有し、軸線方向に移動自在かつ軸周りに回転自在にシフトケースに支持されるシフトアンドセレクト軸と、シフトケース内に設けられ、外部と連通するブリーザ室とを備えたトランスミッションのブリーザ構造であって、シフトアンドセレクト軸をシフトケースの車両の前後方向中央部よりも後方に設置し、上側開口部の内周部に、少なくともシフトアンドセレクト軸の下方を除いたシフトケース内の空間とトランスミッションケースの内部とを仕切るブリーザプレートを設置し、ブリーザ室を、ブリーザプレートよりも上方で、かつシフトアンドセレクト軸よりも車両の前後方向前方の空間から構成されている。
このように上記の第1の態様によれば、シフトアンドセレクト軸をシフトケースの車両の前後方向中央部よりも後方に設置し、上側開口部の内周部に、少なくともシフトアンドセレクト軸の下方を除いたシフトケース内の空間とトランスミッションケースの内部とを仕切るブリーザプレートを設置し、ブリーザ室を、ブリーザプレートよりも上方で、かつシフトアンドセレクト軸よりも車両の前後方向前方の空間から構成する。
これにより、上側開口部にブリーザプレートを設置するだけで、既存のシフトケースの内部にブリーザ室を形成することができ、ブリーザ室の構成を簡素化できる。
また、シフトアンドセレクト軸に対して車両の前後方向前方をブリーザプレートによって覆い、ブリーザプレートの上方のシフトケースにブリーザ室を形成したので、ブリーザプレートを除いた上側開口部からブリーザ室を通して圧力を逃がすことができる。
また、トランスミッションケースの内部に設けられた変速ギヤによって掻き上げられたオイルをブリーザプレートによって遮ることができる。これに加えて、ブリーザプレートを除いた上側開口部にシフトアンドセレクト軸を設置したので、変速ギヤによって掻き上げられたオイルをシフトアンドセレクト軸で遮ることができる。この結果、オイルがブリーザ室から外部に漏出することを防止できる。
また、シフトアンドセレクト軸をシフトケースの車両の前後方向中央部よりも後方に設置することで、ブリーザ室の容積を拡大して、ブリーザ室で気体からオイルを分離しつつ、オイルがブリーザ室から外部に漏出することをより効果的に防止できる。
また、入力軸の車両の前後方向後端が車両の前後方向前端に対して下方に傾くようにして車両に搭載されるトランスミッションケースにおいて、シフトアンドセレクト軸よりも車両の前後方向前方にブリーザ室を設けた。これにより、ブリーザ室の位置を高くでき、オイルがブリーザ室から外部に漏出することをより効果的に防止できる。
図1は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、トランスミッションケースの側面図である。 図2は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、トランスミッションケースの斜視図である。 図3は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、トランスミッションケースの上面図である。 図4は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、トランスミッションケースの縦断面図である。 図5は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、トランスミッションケース、シフトケースおよびブリーザプレートの分解斜視図である。 図6は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、シフトケース周辺の拡大断面図である。 図7は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、シフトケースを斜め下方から見た図である。 図8は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、シフトケースの下面図である。 図9は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、シフトケースの斜視図である。 図10は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、リヤケースの上面図である。 図11は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、リヤケースの縦断面図である。 図12は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、リヤケースの開口部の周辺を示す拡大図である。 図13は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、ブリーザプレートの斜視図である。 図14は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、ブリーザプレートの下面図である。 図15は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、ブリーザプレートの上面図である。 図16は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、ブリーザプレートの左側面図である。 図17は、本発明のトランスミッションのブリーザ構造の一実施形態を示す図であり、ブリーザプレートの背面図である。
以下、本発明に係るトランスミッションのブリーザ構造の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図17は、本発明に係る一実施形態のトランスミッションのブリーザ構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1には本発明のトランスミッションを構成する自動変速機2が搭載されており、自動変速機2は、車両1の後方のフロアパネル1Aの下方に設置されている。すなわち、本実施形態の車両1は、後輪駆動車両である。
図1〜図3において、自動変速機2は、フロントケース4と、フロントケース4に取付けられたリヤケース5と、リヤケース5に取付けられたエクステンションケース6とを備えており、フロントケース4には内燃機関としてのエンジン3が接続されている。ここで、フロントケース4と、リヤケース5およびエクステンションケース6は、本発明のトランスミッションケース7を構成している。
図4において、トランスミッションケース7には入力軸10が収容されている。入力軸10は、車両1の前後方向に延びており、入力軸10にはエンジン3から動力が伝達される。以後、前後方向は、車両1に対する前後方向を意味する。
本実施形態のトランスミッションケース7は、入力軸10の一端部10aが他端部10bに対して下方に傾くようにして車両1に搭載される。ここで、入力軸10の一端部10aは、本発明の車両の前後方向後端を構成し、入力軸10の他端部10bは、本発明の車両の前後方向前端を構成する。すなわち、本実施形態の入力軸10は、水平な地面Eに対して傾斜する軸線Oを有する。
入力軸10の他端部10bは、フロントケース4に形成された筒状部4aに回転自在に支持されており、一端部10aは、出力軸11に回転自在に支持されている。出力軸11は、リヤケース5およびエクステンションケース6に回転自在に支持されており、入力軸10に対して相対回転する。
入力軸10には、エンジン3側から順に、1速入力ギヤ22A、リバース入力ギヤ22B、2速入力ギヤ22C、4速入力ギヤ22Dおよび3速入力ギヤ22Eが設けられている。
1速入力ギヤ22A、リバース入力ギヤ22Bおよび2速入力ギヤ22Cは、入力軸10に固定されている。また、4速入力ギヤ22Dおよび3速入力ギヤ22Eは、入力軸10に回転自在に設けられている。
出力軸11の一端部には5速入力ギヤ22Fが設けられており、5速入力ギヤ22Fは、出力軸11の外周部に形成されたドグから構成される。
フロントケース4およびリヤケース5にはカウンタ軸23が回転自在に設けられており、カウンタ軸23は、入力軸10と平行に延びている。カウンタ軸23には、エンジン3側から順に、1速カウンタギヤ24A、リバース出力ギヤ24B、2速カウンタギヤ24C、4速カウンタギヤ24D、3速カウンタギヤ24Eおよびカウンタドライブギヤ24Fが設けられている。
1速カウンタギヤ24Aおよび2速カウンタギヤ24Cは、カウンタ軸23に回転自在に設けられている。そして、リバース出力ギヤ24Bは、カウンタ軸23の軸線方向に移動自在に設けられている。また、4速カウンタギヤ24D、3速カウンタギヤ24Eおよびカウンタドライブギヤ24Fは、カウンタ軸23に固定されている。
カウンタドライブギヤ24Fは、カウンタドリブンギヤ25に噛み合っており、カウンタドリブンギヤ25は、出力軸11と一体的に回転するように出力軸11に取付けられている。
トランスミッションケース7には図示しないリバースアイドラギヤを有する図示しないリバースアイドラ軸が取付けられている。リバースアイドラギヤは、リバースアイドラ軸に回転自在で、かつリバースアイドラ軸の軸線方向に移動自在となっており、車両1の後進時にリバース入力ギヤ22Bおよびリバース出力ギヤ24Bに噛み合う。
フロントケース4およびリヤケース5には3速−4速シフト軸14が設けられており、3速−4速シフト軸14は、入力軸10の軸線方向に移動自在となっている。また、3速−4速シフト軸14にはシフトヨーク14Aおよびシフトフォーク14Bが取付けられている。
図5において、フロントケース4およびリヤケース5には3速−4速シフト軸14と平行に図示しない1速−2速シフト軸および5速−リバースシフト軸13が設けられており、1速−2速シフト軸および5速−リバースシフト軸13は、入力軸10の軸線方向に移動自在となっている。
図4、図5において、1速−2速シフト軸および5速−リバースシフト軸13にはシフトヨーク12A、13Aおよびシフトフォーク12B、13Bが取付けられている。
シフトフォーク14Bは、シンクロ部材15に接続されており、シンクロ部材15は、入力軸10と一体的に回転自在で、かつ入力軸10の軸線方向に移動自在に設けられている。
シンクロ部材15は、3速−4速シフト軸14の軸線方向への移動に伴って入力軸10の軸線方向一方側に移動することにより、3速入力ギヤ22Eと3速カウンタギヤ24Eとを噛み合わせて前進3速段を成立させ、入力軸10の回転を、カウンタ軸23を介して出力軸11に伝達する。
また、シンクロ部材15は、3速−4速シフト軸14の軸線方向への移動に伴って入力軸10の軸線方向他方側に移動することにより、4速入力ギヤ22Dと4速カウンタギヤ24Dとを噛み合わせて前進4速段を成立させ、入力軸10の回転を、カウンタ軸23を介して出力軸11に伝達する。
1速−2速シフト軸のシフトフォーク12Bは、シンクロ部材16に接続されており、シンクロ部材16は、カウンタ軸23と一体的に回転自在で、かつカウンタ軸23の軸線方向に移動自在に設けられている。
シンクロ部材16は、1速−2速シフト軸の軸線方向への移動に伴ってカウンタ軸23の軸線方向一方側に移動することにより、1速入力ギヤ22Aと1速カウンタギヤ24Aとを噛み合わせて前進1速段を成立させ、入力軸10の回転を、カウンタ軸23を介して出力軸11に伝達する。
また、シンクロ部材16は、1速−2速シフト軸の軸線方向への移動に伴ってカウンタ軸23の軸線方向他方側に移動することにより、2速入力ギヤ22Cと2速カウンタギヤ24Cとを噛み合わせて前進2速段を成立させ、入力軸10の回転を、カウンタ軸23を介して出力軸11に伝達する。
5速−リバースシフト軸13のシフトフォーク13Bは、シンクロ部材17に接続されており、シンクロ部材17は、入力軸10と一体的に回転自在で、かつ入力軸10の軸線方向に移動自在に設けられている。
シンクロ部材17は、5速−リバースシフト軸13の軸線方向への移動に伴って入力軸10の軸線方向において5速入力ギヤ22F側に移動することにより、出力軸11を入力軸10に直結させて前進5速段を成立させ、入力軸10の回転を、カウンタ軸23を介さずに出力軸11に伝達する。
5速−リバースシフト軸13には図示しないシフトフォークが設けられており、シフトフォークは、リバースアイドラギヤに接続されている。このシフトフォークは、5速−リバースシフト軸13の軸線方向への移動に伴って移動することにより、リバースアイドラギヤをリバース入力ギヤ22Bとリバース出力ギヤ24Bとに噛み合わせることで、後進段を成立させ、入力軸10の回転を、前進時と反対方向に回転するカウンタ軸23を介して出力軸11に伝達する。
また、1速−2速シフト軸、5速−リバースシフト軸13および3速−4速シフト軸14の軸線方向への移動に伴い1速入力ギヤ22Aや1速カウンタギヤ24A等の変速ギヤが噛み合わない状態のときに、自動変速機2は、ニュートラル状態となる。
このように1速−2速シフト軸、5速−リバースシフト軸13および3速−4速シフト軸14は、複数の変速ギヤをニュートラル位置と変速位置とに切換えるように軸線方向に移動する。
ここで、本実施形態の1速−2速シフト軸、5速−リバースシフト軸13および3速−4速シフト軸14は、本発明のシフタシャフトを構成する。また、1速入力ギヤ22A、リバース入力ギヤ22B、2速入力ギヤ22C、4速入力ギヤ22Dおよび3速入力ギヤ22Eおよび1速カウンタギヤ24A、リバース出力ギヤ24B、2速カウンタギヤ24C、4速カウンタギヤ24D、3速カウンタギヤ24Eおよびカウンタドライブギヤ24Fは、本発明の変速ギヤを構成する。
図1〜図6において、リヤケース5の上部にはシフトケース26が設けられており、シフトケース26は、リヤケース5の上部から上方に膨れ出ている。
図4、図6〜図8において、シフトケース26にはシフトアンドセレクト軸27が設けられており、シフトアンドセレクト軸27は、入力軸10の軸線Oと直交する軸線、すなわち、車幅方向に延びる軸線O1(図6参照)を有する。
図7、図8において、シフトアンドセレクト軸27は、シフトケース26に回転自在かつ、軸線方向に移動自在に設けられており、シフトアンドセレクト軸27は、コイルスプリング28によってシフトケース26の外方側に付勢されている。ここで、付勢とは、勢いを増すことを意味する。
図7〜図9において、シフトアンドセレクト軸27にはシフトアーム35が一体的に設けられており、シフトアーム35には爪部35Aが形成されている。シフトアンドセレクト軸27にはインターロックプレート36が設けられている。インターロックプレート36は、シフトアンドセレクト軸27に相対回転自在に設けられており、インターロックプレート36には切欠き部36Aが形成されている。
爪部35Aは、切欠き部36Aを通してインターロックプレート36の外方に突出しており、爪部35Aは、シフトフォーク12B、13B、14Bのいずれか1つに嵌合する。
具体的には、シフトアンドセレクト軸27が軸周りに回転すると、シフトフォーク12B、13B、14Bのいずれか1つに嵌合する。インターロックプレート36は、爪部35Aが2つのシフトフォーク12B、13B、14Bに嵌合することを防止する。
爪部35Aが、例えば、シフトフォーク12Bに嵌合したときに、シフトアンドセレクト軸27を軸線方向一方側または軸線方向他方側に移動させると、1速−2速シフト軸が軸線方向一方側または軸線方向他方側に移動する。
これにより、シンクロ部材16が入力軸10の軸線方向一方側または軸線方向他方側に移動し、前進1速段または前進2速段を成立させることができる。
シフトアンドセレクト軸27の軸線方向一端部には操作レバー29が設けられており、操作レバー29は、シフトアンドセレクト軸27の軸線から半径方向外方に延びている。
トランスミッションケース7の側面には図示しないシフトユニットが設けられており、シフトユニットには図示しないシフトアクチュエータおよびセレクトアクチュエータが設けられている。
操作レバー29は、これらシフトアクチュエータおよびセレクトアクチュエータによって軸線方向および回転方向に操作される。操作レバー29が軸線方向に操作されると、シフトアンドセレクト軸27が軸線方向(シフト方向)に移動し、操作レバー29が回転方向に操作されると、シフトアンドセレクト軸27が回転方向(セレクト方向)に移動する。
図5、図6において、リヤケース5の上部には上側開口部30が形成されており、シフトケース26は、上側開口部30を覆い、内部にトランスミッションケース7の内部に連通する空間31を有する。
図7、図8において、シフトアンドセレクト軸27は、シフトケース26の前後方向中央部よりも後方に設置されている。シフトケース26は、隔壁26Aを備えており、隔壁26Aは、シフトアンドセレクト軸27の前後方向前方において、シフトケース26の内周部26Bからシフトアンドセレクト軸27に向かって突出している。
シフトケース26は、隔壁26Cを備えており、隔壁26Cは、シフトケース26の天井26Dから下方に延びかつ、シフトアンドセレクト軸27の軸線方向に延びている。
シフトケース26にはブリーザ室32(図6も参照)が形成されており、ブリーザ室32は、シフトケース26の隔壁26A、26C、シフトケース26の内周部26B、26Eおよび天井26Dによって囲まれる空間32Aを有する。このように本実施形態の隔壁26Aは、ブリーザ室32を仕切る機能を有する。
シフトケース26の天井26Dにはブリーザ室32に連通する開口部26Fが形成されており、開口部26Fにはブリーザホース33を介してブリーザプラグ34が接続されている(図1〜図3参照)。ここで、隔壁26A、26Cのうち、隔壁26Aは、本発明の隔壁を構成しており、隔壁26Aは、ブリーザ室32を仕切っている。
開口部26Fは、トランスミッションケース7に内蔵される1速入力ギヤ22A等の複数の変速ギヤの回転によって、トランスミッションケース7の内部温度や内部圧力が上昇した際に、トランスミッションケース7の内部の気体を外部に放出する。
トランスミッションケース7の外部に放出された気体は、ブリーザホース33からブリーザプラグ34に導かれる。ブリーザプラグ34は、トランスミッションケース7の内部圧力が一定圧以上となった場合に開放して、トランスミッションケース7の内部の気体を外気に放出する。これにより、トランスミッションケース7の内外の圧力差を無くすことができる。
また、トランスミッションケース7には1速入力ギヤ22A等の複数の変速ギヤを潤滑する図示しないオイルが貯留されている。このオイルは、1速入力ギヤ22A等の複数の変速ギヤによって上方に掻き上げられる。
ブリーザ室32は、上側開口部30を通してオイルが開口部26Fに到達することを妨げる機能を有する。
図5、図6、図10〜図12において、上側開口部30の内周部には樹脂製のブリーザプレート41が設けられている。図13〜図15において、ブリーザプレート41の一部には切欠き部41aが形成されている。
図9において、インターロックプレート36は切欠き部41aを通してトランスミッションケース7の内方に突出している。また、ブリーザプレート41は、シフトアンドセレクト軸の27の下方を除いたシフトケース26内の空間31とトランスミッションケース7の内部とを仕切っている。
図6において、ブリーザ室32は、ブリーザプレート41よりも上方で、かつ、シフトアンドセレクト軸27よりも前方の空間32Aから構成されており、下方がブリーザプレート41によって覆われている。
図13〜図17において、ブリーザプレート41にはフランジ41A、41Bが形成されており、フランジ41A、41Bは、ブリーザプレート41の側面から外方に突出している。
図10において、上側開口部30の内周面には上側開口部30の前後方向に延びる段部30Aが形成されており、フランジ41Aは、段部30Aの上面に接触する。これにより、フランジ41Aがリヤケース5とシフトケース26とによって挟持されることで、ブリーザプレート41がリヤケース5とシフトケース26とに固定される。
フランジ41Bは、上下方向において、フランジ41Aよりも下方に形成されており、フランジ41Bは、上側開口部30の内周面に形成された図示しない段部の下方に引っ掛かる。
図13〜図17において、ブリーザプレート41には複数の突起41C、41D、41E、41Fおよびリブ41Gが形成されている。
突起41Cは、ブリーザプレート41の後端部に形成されており、突起41Cは、ブリーザプレート41の上面から上方に突出している。図6、図9において、シフトケース26の底部には段部26Gが形成されており、突起41Cは、段部26Gに突き当てられている。
図13において、突起41Dは、ブリーザプレート41の後端部に形成されており、突起41Dは、ブリーザプレート41の下面から下方に突出している。図6、図11において、上側開口部30の内周面には段部30Cが形成されており、突起41Dは、段部30Cに突き当てられている。
図13において、突起41Eは、車幅方向一端部に形成されており、突起41Eは、ブリーザプレート41の下面から下方に突出している。突起41Eの先端には爪部41eが形成されている。図17に示すように、上側開口部30の内周面には引っ掛かり部30Dが形成されており、爪部41eは、引っ掛かり部30Dに引っ掛けられる。
図13において、突起41Fは、車幅方向他端部に形成されており、突起41Fは、ブリーザプレート41の下面から下方に突出している。図6、図11、図12に示すように、リヤケース5において、上側開口部30には傾斜壁30Bが形成されている。
傾斜壁30Bは、ブリーザプレート41の下方で、上側開口部30の内周部から上側開口部30の内方に向かって突出しており、傾斜壁30Bは、前方から後方に傾斜している。
突起41Fは、上下方向長さが突起41Eよりも長く形成されており、突起41Fは、傾斜壁30Bに突き当てられている。
このように本実施形態のブリーザプレート41は、突起41C、41D、41Fがそれぞれ傾斜壁30B、段部30C、26Gに突き当てられることに加えて、突起41Eの爪部41eが引っ掛かり部30Dに引っ掛けられることで高さ方向が位置決めされて上側開口部30に取付けられる。これにより、ブリーザプレート41がリヤケース5およびシフトケース26に固定される。
リブ41Gは、ブリーザプレート41の上面に形成されており、前後方向に延びている。図9に示すように、リブ41Gは、隔壁26Aの下端に向かって突出しており、リブ41Gの上端は、隔壁26Aの下端に接触している。
図7、図8において、隔壁26Aは、シフトアームボス37を含んで構成されている。図8に破線で示すように、シフトアームボス37の内部にはコイルスプリング37Aと、コイルスプリング37Aによってシフトアーム35側に付勢されるボール部37Bとが内蔵されている。ここで、コイルスプリング37Aおよびボール部37Bは、本発明の付勢部材を構成する。
ボール部37Bに対向するシフトアーム35の面は、テーパ面となっている。本実施形態の自動変速機2は、コイルスプリング37Aによって付勢されるボール部37Bがシフトアーム35のテーパ面に沿って転動することにより、シフトアンドセレクト軸27がニュートラル位置に復帰する方向にアシスト力を発生させる。
次に、作用を説明する。
本実施形態のブリーザ構造において、シフトアンドセレクト軸27をシフトケース26の前後方向中央部よりも後方に設置し、上側開口部30の内周部に、シフトアンドセレクト軸27の下方を除いたシフトケース26内の空間31とトランスミッションケース7の内部とを仕切るブリーザプレート41を設置し、ブリーザ室32を、ブリーザプレート41よりも上方で、かつシフトアンドセレクト軸27よりも前方の空間32Aから構成した。
これにより、上側開口部30にブリーザプレート41を設置するだけで、既存のシフトケース26の内部にブリーザ室32を形成することができ、ブリーザ室32の構成を簡素化できる。
また、シフトアンドセレクト軸27に対して前方をブリーザプレート41によって覆い、ブリーザプレート41の上方のシフトケース26にブリーザ室32を形成したので、ブリーザプレート41を除いた上側開口部30からブリーザ室32を通してトランスミッションケース7の内部の圧力を逃がすことができる。
また、トランスミッションケース7の内部に設けられた1速入力ギヤ22A等の変速ギヤによって掻き上げられたオイルをブリーザプレート41によって遮ることができる。
これに加えて、ブリーザプレート41を除いた上側開口部30にシフトアンドセレクト軸27を設置したので、1速入力ギヤ22A等の変速ギヤによって掻き上げられたオイルをシフトアンドセレクト軸27で遮ることができる。この結果、オイルがブリーザ室32から外部に漏出することを防止できる。
また、シフトアンドセレクト軸27をシフトケース26の前後方向中央部よりも後方に設置することで、ブリーザ室32の容積を拡大して、ブリーザ室32で気体からオイルを分離しつつ、オイルがブリーザ室32から外部に漏出することをより効果的に防止できる。
また、入力軸10の後端が前端に対して下方に傾くようにして車両1に搭載されるトランスミッションケース7において、シフトアンドセレクト軸27よりも前方にブリーザ室32を設けた。これにより、ブリーザ室32の位置を高くでき、オイルがブリーザ室32から外部に漏出することをより効果的に防止できる。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、ブリーザプレート41が、トランスミッションケース7とシフトケース26とによって挟持されるフランジ41A、41Bを有する。これにより、フランジ41A、41Bをトランスミッションケース7とシフトケース26とによって挟持することで、ブリーザプレート41の固定用のボルトやボスを新たに設けることなく、ブリーザプレート41をトランスミッションケース7およびシフトケース26に位置決めして、ブリーザプレート41をトランスミッションケース7およびシフトケース26に固定できる。
また、車両1が振動したとき等において、フランジ41A、41Bによってブリーザプレート41がトランスミッションケース7およびシフトケース26に対して位置ずれすることや、変形することを防止でき、ブリーザ室32からオイルが漏出することを防止できる。
なお、本実施形態のブリーザプレート41は、2つのフランジ41A、41Bが設けられているが、フランジは、3つ以上設けられてもよい。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、ブリーザプレート41が、ブリーザプレート41の上面および下面に形成され、ブリーザプレート41の上面および下面から上方および下方に突出する複数の突起41C、41D、41E、41Fを有し、突起41C、41D、41E、41Fをトランスミッションケース7やシフトケース26に接触させた。
これにより、ブリーザプレート41をトランスミッションケース7およびシフトケース26に正確に位置決めできる。
また、車両1が振動したとき等において、突起41C、41D、41E、41Fによってブリーザプレート41がトランスミッションケース7およびシフトケース26に対して位置ずれすることや、変形することをより効果的に防止でき、ブリーザ室32からオイルが漏出することをより効果的に防止できる。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、ブリーザプレート41の突起41Eの先端に爪部41eを形成し、シフトケース26またはトランスミッションケース7に、爪部41eに引っ掛かる引っ掛かり部30Dを形成した。
これにより、ブリーザプレート41をトランスミッションケース7およびシフトケース26に正確に位置決めできる。
また、車両1が振動したとき等において、爪部41eおよび引っ掛かり部30Dによってブリーザプレート41がトランスミッションケース7およびシフトケース26に対して位置ずれすることや、変形することをより効果的に防止でき、ブリーザ室32からオイルが漏出することをより効果的に防止できる。
なお、本実施形態のブリーザ構造は、トランスミッションケース7に引っ掛かり部30Dを形成したが、突起41Cの先端に爪部を形成し、シフトケース26に、突起41Cの爪部に引っ掛かる引っ掛かり部を形成してもよい。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、トランスミッションケース7が、ブリーザプレート41の下方で、上側開口部30の内周部から上側開口部30の内方に向かって突出し、前方から後方に傾斜する傾斜壁30Bを有し、突起41Fの先端を傾斜壁30Bに突き当てた。
これにより、1速入力ギヤ22A等の変速ギヤによって掻き上げられてブリーザプレート41に衝突して落下したオイルを、傾斜壁30Bによってトランスミッションケース7の後方に誘導できる。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、シフトケース26が、シフトアンドセレクト軸27の前方において、シフトケース26の内周部からシフトアンドセレクト軸27に向かって突出する隔壁26Aを有し、ブリーザ室32が隔壁26Aによって仕切られる。
これにより、隔壁26Aとシフトケース26の内周部によってブリーザ室32を形成することができ、ブリーザ室32以外のシフトケース26の内部の空間31にオイルが漏出することを防止できる。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、ブリーザプレート41の上面に、隔壁26Aの下端に向かって突出するリブ41Gを設け、リブ41Gの上端を隔壁26Aの下端に接触させた。これにより、隔壁26Aとリブ41Gとによってブリーザ室32以外のシフトケース26の内部の空間31にオイルが漏出することをより効果的に防止できる。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、隔壁26Aが、シフトアーム35をニュートラル位置となるようにシフトアーム35を付勢するコイルスプリング37Aおよびボール部37Bを有するシフトアームボス37を含んで構成される。
これにより、隔壁26Aの一部をシフトアームボス37から構成できるので、隔壁26Aを小さくでき、隔壁26Aを小さくできる分だけ、シフトケース26を軽量化できる。
また、本実施形態のブリーザ構造によれば、ブリーザプレート41を樹脂から構成したので、ブリーザプレート41を軽量化できる。これに加えて、シフトケース26よりも軽い素材から構成されるブリーザプレート41に、シフトケース26の隔壁26Aに向かって突出するリブ41Gを設けたので、リブ41Gの分だけ隔壁26Aを小さくでき、シフトケース26を軽量化できる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1…車両、2…自動変速機、3…エンジン(内燃機関)、7…トランスミッションケース、10…入力軸、10a…一端部(車両の前後方向後端)、10b…他端部(車両の前後方向前端)、13…5速−リバースシフト軸(シフタシャフト)、14…3速−4速シフト軸(シフタシャフト)、22A…1速入力ギヤ(変速ギヤ)、22B…リバース入力ギヤ(変速ギヤ)、22C…2速入力ギヤ(変速ギヤ)、22D…4速入力ギヤ(変速ギヤ)、22E…3速入力ギヤ、24A…1速カウンタギヤ(変速ギヤ)、24B…リバース出力ギヤ(変速ギヤ)、24C…2速カウンタギヤ(変速ギヤ)、24D…4速カウンタギヤ(変速ギヤ)、24E…3速カウンタギヤ(変速ギヤ)、24F…カウンタドライブギヤ24F、26…シフトケース、26A…隔壁、26B… 内周部、27…シフトアンドセレクト軸、30…上側開口部、30B…傾斜壁、30D…引っ掛かり部、31…空間、32…ブリーザ室、35…シフトアーム、37…シフトアームボス、37A…コイルスプリング(付勢部材)、37B…ボール部(付勢部材)、41…ブリーザプレート、41A…フランジ、41C,41D,41E,41F…突起、41G…リブ、41e…爪部

Claims (9)

  1. 車両の前後方向に延びて内燃機関から動力が伝達される入力軸を収容し、前記入力軸の車両の前後方向後端が前記車両の前後方向前端に対して下方に傾くようにして前記車両に搭載されるトランスミッションケースと、
    前記トランスミッションケースの上側に形成された上側開口部と、
    前記上側開口部を覆い、内部に前記トランスミッションケースの内部に連通する空間を有するシフトケースと、
    車幅方向に延びる中心軸を有し、軸線方向に移動自在かつ軸周りに回転自在に前記シフトケースに支持されるシフトアンドセレクト軸と、
    前記シフトケース内に設けられ、外部と連通するブリーザ室とを備えたトランスミッションのブリーザ構造であって、
    前記シフトアンドセレクト軸を前記シフトケースの前記車両の前後方向中央部よりも後方に設置し、
    前記上側開口部の内周部に、少なくとも前記シフトアンドセレクト軸の下方を除いた前記シフトケース内の空間と前記トランスミッションケースの内部とを仕切るブリーザプレートを設置し、
    前記ブリーザ室を、前記ブリーザプレートよりも上方で、かつ前記シフトアンドセレクト軸よりも前記車両の前後方向前方の空間から構成したことを特徴とするトランスミッションのブリーザ構造。
  2. 前記ブリーザプレートが、前記トランスミッションケースと前記シフトケースとによって挟持される少なくとも1つのフランジを有することを特徴とする請求項1に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
  3. 前記ブリーザプレートの上面または下面の少なくとも一方に、前記上面または前記下面から上方または下方に突出する少なくとも1つの突起を形成し、
    前記突起が、前記トランスミッションケースまたは前記シフトケースの少なくとも一方と接触することを特徴とする請求項1また請求項2に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
  4. 少なくとも1つの前記突起の先端に爪部を形成し、
    前記シフトケースまたは前記トランスミッションケースのいずれか一方に、前記爪部に引っ掛かる引っ掛かり部が形成されることを特徴とする請求項3に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
  5. 前記トランスミッションケースが、前記ブリーザプレートの下方で、前記上側開口部の内周部から前記上側開口部の内方に向かって突出し、前記車両の前後方向前方から前後方向後方に傾斜する傾斜壁を有し、
    前記少なくとも1つの前記突起の先端が前記傾斜壁に突き当てられることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
  6. 前記シフトケースが、前記シフトアンドセレクト軸の前記車両の前後方向前方において、前記シフトケースの内周部から前記シフトアンドセレクト軸に向かって突出する隔壁を有し、
    前記ブリーザ室が前記隔壁によって仕切られることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
  7. 前記ブリーザプレートの上面に、前記隔壁の下端に向かって突出するリブを設け、前記リブの上端を前記隔壁の下端に接触させたことを特徴とする請求項6に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
  8. 前記トランスミッションケース内に、複数の変速ギヤをニュートラル位置と変速位置とに切換えるように軸線方向に移動自在な複数のシフタシャフトが設けられ、
    前記シフトアンドセレクト軸に、前記シフタシャフトを選択的に切換えて選択された前記シフタシャフトを軸線方向に移動させるシフトアームが設けられ、
    前記隔壁は、前記シフトアームが前記ニュートラル位置となるように前記シフトアームを付勢する付勢部材を有するシフトアームボスを含んで構成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
  9. 前記ブリーザプレートを樹脂から構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のトランスミッションのブリーザ構造。
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