JP6306920B2 - ポリスチレン系樹脂発泡シート、ポリスチレン系樹脂積層発泡シート及び成形容器 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂発泡シート、ポリスチレン系樹脂積層発泡シート及び成形容器 Download PDF

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本発明は、ポリスチレン系樹脂発泡シート、ポリスチレン系樹脂積層発泡シート及び成形容器に関する。
ポリスチレン系樹脂発泡シートは、表面が美しく、軽量でありながら強度があり、成形加工性に優れ、安価であるほか、疎水性に富み、衛生的で、保温・断熱性に優れているため、皿状、カップ状、丼状に成形され、各種の食品包装材や簡易容器として広く使用されている。具体的には、インスタントラーメンに代表されるカップ入り即席麺の容器等として使用されている。また、このような成形容器の成形では、通常、ポリスチレン系樹脂発泡シートの少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂からなる樹脂非発泡フィルムが積層一体化されたポリスチレン系樹脂積層発泡シートが用いられる。
近年、前記した成形容器には、電子レンジで加熱しても変形しない耐熱性が求められている。そこで、成形容器に用いるポリスチレン系樹脂発泡シートとして、以下のものが提案されている。
スチレン単位94〜96質量%とメタクリル酸単位4〜6質量%を含有するスチレン−メタクリル酸系共重合体で、重量平均分子量が21万〜26万、ビカット軟化点が108〜114℃の共重合体を原料樹脂とし、ダイの口金部分におけるせん断速度を1.0×10〜1.0×10−1として押出製造され、厚さが1.0〜3.5mm、見かけ比重が0.050〜0.105g/cmであるスチレン系樹脂耐熱発泡シート(特許文献1)。
特開2013−221128号公報
しかし、特許文献1のスチレン系樹脂耐熱発泡シートでは、成形した成形容器が電子レンジでの加熱で変形しない程度の耐熱性を有するものの、割れやひびが生じる(脆性に劣る)ことがあるため取り扱いが煩雑になる。
本発明は、電子レンジで加熱しても容器の変形を抑制できる充分な耐熱性を有し、かつ脆性に優れ取り扱いが容易なポリスチレン系樹脂発泡シート、ポリスチレン系樹脂積層発泡シート、及び成形容器を提供することを目的とする。
本発明のポリスチレン系樹脂発泡シートは、スチレン単位94〜98質量%及びメタクリル酸単位2〜6質量%を有し、重量平均分子量が19万〜26万のスチレン−メタクリル酸共重合体を含有するポリスチレン系樹脂発泡シートにおいて、厚みが0.5〜3.0mm、見掛け密度が0.05〜0.15g/cm、平均気泡径が150〜500μm、総揮発成分量が200〜800μg/gである。
本発明のポリスチレン系樹脂発泡シートでは、両方のシート表面から深さ0.2mmの表層の平均密度が0.10g/cm以上であることが好ましい。
本発明のポリスチレン系樹脂積層発泡シートは、本発明のポリスチレン系樹脂発泡シートの少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂からなる樹脂非発泡フィルムが積層されている。
本発明の成形容器は、スチレン単位94〜98質量%及びメタクリル酸単位2〜6質量%を有し、重量平均分子量が19万〜26万のスチレン−メタクリル酸共重合体を含有する発泡層を有する成形容器において、前記発泡層は、厚みが0.5〜3.0mmであり、見掛け密度が0.05〜0.15g/cm、平均気泡径が150〜500μm、総揮発成分量が200〜800μg/gである。
本発明の成形容器では、前記発泡層の内表面と外表面から深さ0.2mmの表層の平均密度が0.10g/cm以上であることが好ましい。
また、前記発泡層の内表面及び外表面のいずれか一方又は両方に、熱可塑性樹脂からなる樹脂非発泡フィルムが積層されていることが好ましい。
本発明のポリスチレン系樹脂発泡シートは、電子レンジで加熱しても容器の変形を抑制できる充分な耐熱性を有し、かつ脆性に優れ取り扱いが容易である。
本発明のポリスチレン系樹脂積層発泡シートは、電子レンジで加熱しても容器の変形を抑制できる充分な耐熱性を有し、かつ脆性に優れ取り扱いが容易である。
本発明の成形容器は、電子レンジで加熱しても変形が抑制される充分な耐熱性を有し、かつ脆性に優れ取り扱いが容易である。
本発明のポリスチレン系樹脂積層発泡シートの一例を示した断面図である。
<ポリスチレン系樹脂発泡シート>
本発明のポリスチレン系樹脂発泡シート(以下、発泡シートという。)は、スチレン単位94〜98質量%及びメタクリル酸単位2〜6質量%を有し、重量平均分子量が19万〜26万のスチレン−メタクリル酸共重合体(以下、共重合体(A)という。)を含有する。
[共重合体(A)]
共重合体(A)は、スチレンとメタクリル酸の共重合体である。
共重合体(A)の全単位(100質量%)に対するスチレン単位の割合は、94〜98質量%であり、94〜97質量%が好ましく、94〜96質量%がより好ましい。スチレン単位の割合が前記下限値以上であれば、脆性がより改善され取り扱いがより容易になる。スチレン単位の割合が前記上限値以下であれば、電子レンジで加熱しても変形が抑制される充分な耐熱性が得られやすい。
共重合体(A)の全単位(100質量%)に対するメタクリル酸単位の割合は、2〜6質量%であり、3〜6質量%が好ましく、4〜6質量%がより好ましい。メタクリル酸単位の割合が前記下限値以上であれば、電子レンジで加熱しても変形が抑制される充分な耐熱性が得られやすい。メタクリル酸単位の割合が前記上限値以下であれば、脆性がより改善され取り扱いがより容易になる。
共重合体(A)の重量平均分子量は、19万〜26万であり、20万〜26万が好ましく、20万〜25万がより好ましい。共重合体(A)の重量平均分子量が前記下限値以上であれば、脆性がより改善され取り扱いがより容易になる。共重合体(A)の重量平均分子量が前記上限値以下であれば、発泡シートの製造が容易になる。
共重合体(A)としては、市販品、懸濁重合法等の方法で製造した共重合体(A)等のリサイクル原料でない共重合体(A)(バージンポリスチレン)を使用できる他、使用済みの発泡シート、成形容器等を再生処理して得られたリサイクル原料を使用することができる。
共重合体(A)は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を使用してもよい。
[他の成分]
本発明の発泡シートは、必要に応じて、共重合体(A)以外のポリスチレン系樹脂を含有してもよい。
共重合体(A)以外のポリスチレン系樹脂としては、成形性、コストの点から、ポリスチレンが好ましい。本発明の発泡シートがポリスチレンを含有する場合、共重合体(A)とポリスチレンの全単位の合計100質量%に対して、共重合体(A)とポリスチレンのスチレン単位の合計割合が94〜98質量%であり、かつ共重合体(A)のメタクリル酸単位の割合が2〜6質量%であることがより好ましい。
また、共重合体(A)以外のポリスチレン系樹脂としては、スチレン系単量体(ただし、スチレンは除く。)の単独重合体または共重合体等が挙げられる。また、該ポリスチレン系樹脂としては、スチレン系単量体(ただし、スチレンは除く。)と、該スチレン系単量体と共重合可能なビニル系単量体とを共重合させた、スチレン系単量体(ただし、スチレンは除く。)を主成分とする共重合体を用いてもよい。
スチレン以外のスチレン系単量体としては、例えば、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、エチルスチレン、i−プロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモスチレン等が挙げられる。該スチレン系単量体は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
スチレン系単量体と共重合可能なビニル系単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリロニトリル、ジメチルマレエート、ジメチルフマレート、ジエチルフマレート、エチルフマレート、ジビニルベンゼン、アルキレングリコールジメタクリレート等の二官能性単量体;等が挙げられる。該ビニル系単量体は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の発泡シートが共重合体(A)以外のポリスチレン系樹脂を含有する場合、共重合体(A)の割合は、共重合体(A)と、共重合体(A)以外のポリスチレン系樹脂の合計100質量%に対して、5〜50質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましい。前記共重合体(A)の割合が下限値以上であれば、電子レンジで加熱しても容器の変形を抑制できる充分な耐熱性の付与と、脆性改善の効果が得られやすい。前記共重合体(A)の割合が前記上限値以下であれば、熱成形性が良好となる。
本発明の発泡シートには、物性を損なわない範囲内で、造核剤、架橋剤、充填剤、難燃剤、難燃助剤、滑剤(炭化水素、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、アルコール系、金属石鹸、シリコーン油、低分子ポリエチレン等のワックス等)、展着剤(流動パラフィン、ポリエチレングリコール、ポリブテン等)、着色剤等の添加剤を添加してもよい。なかでも、本発明の発泡シートは、造核剤を含有することが好ましい。
造核剤としては、例えば、タルク、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸カルシウム、クレー、クエン酸等が挙げられる。なかでも、造核剤としては、タルクが好ましい。造核剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
造核剤の添加量は、共重合体(A)100質量部に対して0.01〜5質量部が好ましい。
[厚み]
本発明の発泡シートの厚みは、0.5〜3.0mmであり、1.0〜2.5mmが好ましく、1.0〜2.3mmがより好ましい。発泡シートの厚みが前記範囲内であれば、脆性に優れ取り扱いが容易な発泡シートとなる。また、発泡シートの厚みが前記下限値以上であれば、強度、断熱性に優れる。発泡シートの厚みが前記上限値以下であれば、熱成形性が良好となる。
[見掛け密度]
本発明の発泡シートの見掛け密度は、見掛け密度が0.05〜0.15g/cmであり、0.06〜0.14g/cmが好ましく、0.07〜0.13g/cmがより好ましい。発泡シートの見掛け密度が前記範囲内であれば、脆性に優れ取り扱いが容易な発泡シートとなる。また、発泡シートの見掛け密度が前記下限値以上であれば、発泡シートが硬くなり、強度に優れる。発泡シートの見掛け密度が前記上限値以下であれば、断熱性に優れる。
[平均気泡径]
本発明の発泡シートの平均気泡径は、150〜500μmであり、150〜400μmが好ましく、200〜400μmがより好ましい。発泡シートの平均気泡率が前記範囲内であれば、脆性に優れ取り扱いが容易な発泡シートとなる。また、発泡シートの平均気泡径が前記下限値以上であれば、成形性が良好で、良好な成形品が得られる。発泡シートの平均気泡径が前記上限値以下であれば、発泡シートが柔らかくなり、割れが生じにくくなる。
[総揮発成分量]
本発明の発泡シートの総揮発成分量は、200〜800μg/gであり、220〜800μg/gが好ましく、250〜800μg/gがより好ましい。発泡シートの総揮発成分量が前記範囲内であれば、脆性に優れ取り扱いが容易な発泡シートとなる。また、発泡シートの総揮発成分量が前記下限値以上であれば、発泡シートが柔らかくなり、割れが生じにくくなる。発泡シートの総揮発成分量が前記上限値以下であれば、成形品が変形しにくく、耐油性に優れる。
[表層の平均密度]
本発明の発泡シートにおける、両方のシート表面から深さ0.2mmの表層の平均密度は、0.10g/cm以上が好ましい。これにより、シート表面の剛性及び靭性が向上し、脆性がさらに改善された取り扱いが容易な発泡シートとなる。
前記表層の平均密度は、0.10〜0.60g/cmがより好ましく、0.10〜0.50g/cmがさらに好ましい。
なお、前記した「両方のシート表面から深さ0.2mmの表層の平均密度」とは、発泡シートの一方のシート表面から深さ0.2mmの表層の密度と、他方のシート表面から深さ0.2mmの表層の密度との平均を意味する。
[製造方法]
本発明の発泡シートの製造方法としては、特に限定されず、例えば、共重合体(A)、及び必要に応じて用いる、共重合体(A)以外のポリスチレン系樹脂、造核剤等を押出機に供給して加熱溶融し、発泡剤を加えて混練し、押出機の先端に取り付けられた金型から押出発泡させ、得られた発泡シートを巻き取って回収する方法が挙げられる。
発泡剤としては、物理発泡剤が好ましい。
物理発泡剤としては、炭素数6以下の炭化水素(例えばプロパン、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン等の脂肪族炭化水素)が好ましく、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタンがより好ましい。発泡剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
発泡剤の使用量は、使用する全樹脂成分100質量部に対して、1.0〜8.0質量部が好ましく、1.0〜7.0質量部がより好ましい。
押出機の先端に取り付ける金型としては、例えば、環状開口を有する環状金型(サーキュラーダイ)、Tダイ等が挙げられる。
環状金型を用いる場合の具体的な態様としては、例えば、環状金型から押出した円筒状発泡体を冷却マンドレルに沿わせつつ、該冷却マンドレルの先端部の両側に設けたカッターにより、該円筒状発泡体に軸方向に切れ目を入れて切開し、2枚の発泡シートとする態様が挙げられる。
発泡倍率は、7〜18倍が好ましく、8〜17倍がより好ましい。発泡倍率が前記下限値以上であれば、成形容器の軽量化が容易になる。発泡倍率が前記上限値以下であれば、強度の高い成形容器が得られやすい。
発泡シートの厚み、見掛け密度、平均気泡径及び総揮発成分量を制御する方法は、特に限定されない。
例えば、造核剤の使用量を増やすことで、発泡シートの見掛け密度が小さくなる。また、発泡剤の使用量を減らすことで、発泡シートの見掛け密度が大きくなる。押出機における共重合体(A)を含む樹脂成分の溶融混練温度を高くすることで、発泡シートの揮発成分量が高くなる。発泡剤の使用量や種類を変更することで、発泡シートの厚みを制御できる。また、造核剤の使用量を減らすことにより、平均気泡径が大きくなる。また、例えば環状金型から押出した円筒状発泡体に冷却エアーを当てることで、表層の平均密度が大きくなる。
[作用効果]
以上説明した本発明の発泡シートは、共重合体(A)のメタクリル酸単位の割合及び重量平均分子量、並びにシートの厚み、見掛け密度、平均気泡径及び総揮発成分量を特定の範囲に制御していることで、電子レンジで加熱しても容器の変形を抑制できる充分な耐熱性を有するうえ、脆性に優れ取り扱いも容易である。
<ポリスチレン系樹脂積層発泡シート>
以下、本発明のポリスチレン系樹脂積層発泡シートの一例を示して説明する。
本実施形態のポリスチレン系樹脂積層発泡シート1(以下、積層発泡シート1という。)は、図1に示すように、ポリスチレン系樹脂発泡シート10(以下、発泡シート10という。)と、発泡シート10の両方の面に積層された樹脂非発泡フィルム12,12と、を有する。
発泡シート10は、前記した本発明の発泡シートである。
樹脂非発泡フィルム12は、熱可塑性樹脂からなる発泡させていないフィルムである。樹脂非発泡フィルム12を積層することで、積層発泡シート1の表面がより美麗になり、また剛性がより高くなり、また耐熱、耐油性がより向上する。
樹脂非発泡フィルム12を形成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリスチレン系樹脂、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂等が挙げられる。また、これらは1種を単独で使用してもよく、2種以上をドライラミネート等で積層してもよい。
樹脂非発泡フィルム12は、着色料(顔料、染料等)を添加することで様々な色調に着色してもよく、表面に印刷を施すことで様々な模様やデザインを表示してもよい。
樹脂非発泡フィルム12の厚みは、10〜150μmが好ましく、10〜100μmがより好ましい。樹脂非発泡フィルム12の厚みが前記下限値以上であれば、加熱成形時にフィルムが伸びやすく欠損が生じにくくなる。樹脂非発泡フィルム12の厚みが前記上限値以下であれば、コストアップにならず、フィルム積層時に低温で積層でき光沢性が失われることもない。
発泡シート10の一方の面又は両面に樹脂非発泡フィルム12を積層する方法としては、発泡シート10と樹脂非発泡フィルム12を共押し出しして積層する方法や、加熱ロール、バインダー、接着剤等を用いて発泡シート10に樹脂非発泡フィルム12を積層する方法等が挙げられる。
[作用効果]
以上説明した本発明の積層発泡シートは、共重合体(A)のメタクリル酸単位の割合及び重量平均分子量、並びにシートの厚み、見掛け密度、平均気泡径及び総揮発成分量を特定の範囲に制御した発泡シートを用いていることで、電子レンジで加熱しても容器の変形を抑制できる充分な耐熱性を有するうえ、脆性に優れ取り扱いも容易である。
なお、本発明の積層発泡シートは、前記した積層発泡シート1には限定されない。例えば、本発明の積層発泡シートは、発泡シートの一方の面のみに樹脂非発泡フィルムが積層されたシートであってもよい。
<成形容器>
本発明の成形容器は、共重合体(A)を含有する発泡層を有し、必要に応じて該発泡層の内表面及び外表面のいずれか一方又は両方に、熱可塑性樹脂からなる樹脂非発泡フィルムが積層されている成形容器である。前記発泡層は、厚みが0.5〜3.0mmであり、好ましくは1.0〜2.5mmであり、見掛け密度が0.05〜0.15g/cmであり、平均気泡径が150〜500μmであり、総揮発成分量が200〜800μg/gである。すなわち、本発明の成形容器は、前記した本発明の発泡シート又は積層発泡シートを成形して得た成形容器である。本発明の成形容器の発泡層は、本発明の発泡シートにより形成される。
前記発泡層の内表面と外表面から深さ0.2mmの表層の平均密度は、0.10g/cm以上が好ましい。
本発明の成形容器の形状や寸法は、特に限定されず、例えば、カップ入り即席麺用のカップや丼が挙げられる。
本発明の成形容器は、本発明の発泡シート又は積層発泡シートを熱成形することで得られる。その際に、積層発泡シートを用いる場合、容器の機械的強度、耐熱、耐油性がより向上する点から、少なくとも容器の内側が樹脂非発泡フィルムとなるように熱成形することが好ましい。
熱成形方法としては、例えば、真空成形や圧空成形、あるいはこれらの応用としてのフリードローイング成形、プラグ・アンド・リッジ成形、リッジ成形、マッチド・モールド成形、ストレート成形、ドレープ成形、リバースドロー成形、エアスリップ成形、プラグアシスト成形、プラグアシストリバースロード成形等の、従来公知の一般的な成形法等が挙げられる。
[作用効果]
以上説明した本発明の成形容器は、共重合体(A)のメタクリル酸単位の割合及び重量平均分子量、並びに発泡層の厚み、見掛け密度、平均気泡径及び総揮発成分量を特定の範囲に制御しているため、電子レンジで加熱しても変形が抑制される充分な耐熱性を有し、かつ脆性に優れ取り扱いも容易である。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[原料]
原料樹脂A−1:スチレン−メタクリル酸共重合体であるT040(東洋スチレン社製、スチレン単位96.0質量%、メタクリル酸単位:4.0質量%、重量平均分子量:25万)。
原料樹脂A−2:スチレン−メタクリル酸共重合体であるT040を原料樹脂とした非発泡シートを食品包装用蓋等に加熱成形した際における、食品包装用蓋等を打ち抜きした後の端材を粉砕し、溶融混練してリペレット化したリサイクル原料(スチレン単位95.5質量%、メタクリル酸単位:4.5質量%、重量平均分子量:21万)。
原料樹脂A−3:スチレン−メタクリル酸共重合体であるT060(東洋スチレン社製、スチレン単位94.0質量%、メタクリル酸単位:6.0質量%、重量平均分子量:20万)。
原料樹脂B−1:スチレン−メタクリル酸共重合体であるT080(東洋スチレン社製、スチレン単位92.0質量%、メタクリル酸量:8.0質量%、重量平均分子量:18万)。
[実施例1]
原料樹脂A−1を50質量部と原料樹脂A−2を50質量部とからなる樹脂組成物100質量部に対し、造核剤(東洋スチレン社製、製品名:「DSM1401A」)を1.0質量部添加し、第1押出機(直径φ115mm)に投入して250℃で加熱し溶融混練した。
次いで、該第1押出機の途中に設けた注入口から、樹脂組成物100質量部に対して、発泡剤としてブタンガス(イソブタン/ノルマルブタン(質量比)=70/30)を3.5質量部圧入し、樹脂組成物と混合させた。
そして、造核剤及び発泡剤と混練された樹脂組成物を第1押出機から第2押出機(直径180mm)に供給し、165℃に冷却してサーキュラーダイを用いて押出発泡させ、吐出量350kg/h(せん断速度:6.63×10−1)にて筒状体を得た。得られた筒状体を押出方向に沿って2箇所切断して2枚のポリスチレン系樹脂発泡シートとした。得られたポリスチレン系樹脂発泡シートは、総揮発成分量が405μg/g、厚み1.80mm、見かけ密度が0.08g/cm、両面側の表層の平均密度が0.14g/cm、平均気泡径が352μmであった。
[実施例2]
原料樹脂A−1のみからなる樹脂組成物100質量部とした以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[実施例3]
原料樹脂A−2のみからなる樹脂組成物100質量部とした以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[実施例4]
原料樹脂A−3のみからなる樹脂組成物100質量部とした以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[実施例5]
原料樹脂A−1を50質量部と、ポリスチレン系樹脂としてHRM26(東洋スチレン社製)50質量部とからなる樹脂組成物100質量部を使用し、原料樹脂全体におけるスチレン単位とメタクリル酸単位の合計に対するメタクリル酸単位の割合を2質量%としたこと以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[実施例6]
造核剤を2.0質量部にし、シートの見掛け密度が0.06g/cmとなるように引取速度を調整した以外は、実施例1と同様にして耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[実施例7]
サーキュラーダイを別のものに変更した後、発泡剤を2.3質量部にし、シートの見掛け密度が0.13g/cmとなるように引取速度を調整した以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[実施例8]
第1押出機の温度を280℃にし、スチレン−メタクリル酸共重合体の分解を促進させて揮発成分が増加するように調整した以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[実施例9]
サーキュラーダイを別のものに変更し、口金部のクリアランスを変更した後、押出条件を調整して吐出量410kg/h(せん断速度:1.51×10−1)となるように調整した以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[比較例1]
第1押出機の温度を310℃にし、スチレン−メタクリル酸共重合体の分解を促進させて揮発成分が増加するように調整した以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[比較例2]
原料樹脂A−1を50質量部と、ポリスチレン系樹脂としてHRM52(東洋スチレン社製)50質量部とからなる樹脂組成物100質量部とし、スチレン−メタクリル酸共重合体のスチレン単位を98質量%、メタクリル酸単位を2質量%とした以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[比較例3]
原料樹脂B−1のみからなる樹脂組成物100質量部とした以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得ようとした。しかし、押出発泡時に得られた筒状体を押出方向に沿って切断した際に発泡シートが裂けてしまい、良好な発泡シートが得難かった。
[比較例4]
造核剤を0.3質量部にし、発泡剤を5.0質量部にして平均気泡径が大きくなるように調整した以外は、実施例1と同様にしてポリスチレン系樹脂発泡シートを得た。
[メタクリル酸単位含有量の測定方法]
試料樹脂の共重合体を秤量し、トルエンとエタノールを2:1(体積比)の割合で混合した混合試薬100mLに溶解させた後、0.1mol/Lエタノールの水酸化カリウム溶液によって中和滴定を行い、メタクリル酸単位含有量を算出した。
[重量平均分子量の測定方法]
試料樹脂4mgをテトラヒドロフラン4mLに溶解させた後、非水系0.45μmクロマトディスク(13N)で濾過し、得られた濾液を試料液として、以下の測定条件で重量平均分子量を測定した。
機器:東ソー HLC−8320GPC(ゲルパーミエイション・クロマトグラフィー)、
カラム:SuperMultiporeHZ−H、
カラム温度:40℃、
キャリア:テトラヒドロフラン(THF) 0.2mL/分、
検出器:RI、
検量線:東ソー社製の標準ポリスチレン(PS)使用。
[厚みの測定方法]
ポリスチレン系樹脂発泡シートの幅方向の両端20mmを除き、幅方向50mm間隔で21点を測定点とした。この測定点の厚みを、ダイヤルシックネスゲージSM−112(テクロック社製)を使用し、最小単位0.01mmまで測定した。これらの測定値の平均値をポリスチレン系樹脂発泡シートの厚みT(mm)とした。
[シート坪量の測定方法]
ポリスチレン系樹脂発泡シートの幅方向の両端20mmを除き、幅方向に等間隔に、10cm×10cmの切片10個を切り出し、各切片の質量(g)を0.001g単位まで測定した。各切片の質量(g)の平均値を1m当たりの質量に換算した値を、坪量M(g/m)とした。
[見掛け密度]
厚みTと坪量Mとから、下式により見掛け密度ρ(g/cm)を求めた。
ρ=M/(T×10
[平均気泡径の測定方法]
ポリスチレン系樹脂発泡シートの平均気泡径は、ASTM D2842−69の試験方法に準拠して測定した平均弦長に基づいて算出した。具体的には、ポリスチレン系樹脂発泡シートをその表面に対して垂直な方向(厚み方向)に切断した。この切断面における厚み方向にほぼ4等分し、その厚み方向の中央のほぼ1/2の厚みに相当する部分を、走査型電子顕微鏡(日立製作所社製、S−3000N)を用いて17〜20倍(場合によっては200倍)に拡大して撮影した。
次に、撮影した写真における、写真上の長さが60mmで且つポリスチレン系樹脂発泡シートの厚み方向に指向する一直線上にある気泡数から、各気泡の平均弦長(t)を下式(1)に基づいて算出した。そして、下式(2)により平均気泡径Dを算出した。なお、ポリスチレン系樹脂発泡シートの層が薄く、長さが60mmの直線を写真上に描くことができない場合は、できるだけ長い直線を写真上に描き、この直線の長さを60mmに換算して平均気泡径Dを算出した。
平均弦長(t)=60/(気泡数×写真の倍率) ・・・(1)
平均気泡径D=t/0.616 ・・・(2)
[揮発成分量の測定方法]
得られたポリスチレン系樹脂発泡シートから0.1gを秤量して試験片とし、該試料片を20mLの有底筒状の容器内に収納した。そして、容器内にジエチルベンゼンを50ppm含有するジメチルホルムアミド1mLを供給して試験片を溶解させ、容器の開口部を蓋部材によって密閉した。
次に、容器を90±1℃で1時間加熱し、容器内のガスが外部に漏出しないようにして、容器内のガスを2mL採取した。そして、採取したガス中の揮発成分(スチレンモノマー、トルエン、エチルベンゼン、シクロヘキサン、キシレン)の含有量を、ガスクロマトグラフを用いて測定した。なお、測定は内部標準法によって行い、他の条件については、下記に示す通りとした。
(測定条件)
装置:GC(島津製作所社製 GC−2025 + HTA社製 HSオートサンプラーHT200H )。
カラム:ZB−WAX(0.25μm×0.25mmφ×30m)。
カラム温度:60℃で3分間維持した後、昇温速度20℃/分で100℃まで昇温し、さらに昇温速度40℃/分で220℃まで昇温して0.5分間維持した。
注入口温度:150℃。
検出器(FID)温度:250℃。
キャリアガス:ヘリウム(移動流量:1.6mL/分 圧力:122kPa)。
スプリット比:70:1。
[表層の平均密度の測定方法]
ポリスチレン系樹脂発泡シートの両方のシート表面から深さ0.2mmの位置でスライスして、その2枚のスライス片の平均密度をJIS K 7222:2005「発泡プラスチック及びゴム−見掛け密度の求め方」に基づいて測定した。
[耐熱性の評価方法]
無延伸ポリプロピレンフィルム(CPPフィルム)(大阪樹脂化工社製、商品名「ALT」、厚み20μm)と無延伸ポリスチレンフィルム(CPSフィルム)(大石産業社製 商品名「TO」 厚み20μm)とをドライラミネートして積層フィルムとした。ポリスチレン系樹脂発泡シートの片面に、積層フィルムにおけるポリスチレンフィルムをポリスチレン系樹脂発泡シート側にして積層フィルムを重ね合わせ、加熱しながら圧着して積層一体化させ、ポリスチレン系樹脂積層発泡シートを得た。
ポリスチレン系樹脂積層発泡シートを使用し、積層フィルムが容器内面になるように口径179mm、深さ55mmの丼形状容器に加熱成形して得られた耐熱容器に、約50℃の温水を100mL入れ、ガラス板を載せて蓋をした状態で、電子レンジ(500W)を用いて3分間加熱した。その後、丼容器において、互いに直交する方向のそれぞれの直径を測定することで寸法変化量を求め、丼縁部の変形状態を確認し、以下の基準で判定した。
○:寸法変化量が10mm未満である。
×:寸法変化量が10mm以上であり、変形が大きく使用不可である。
[落下試験の評価方法]
耐熱性の評価方法と同様にして得たポリスチレン系樹脂積層発泡シートを使用し、口径179mm、深さ55mmの丼形状容器に加熱成形して得られた耐熱容器を20個用意した。それら耐熱容器の中に300gの水を入れて70cmの高さから落下させ、容器底部の形状変化(割れ、裂け、へこみ等)を確認し、以下の基準で脆性を判定した。
○:すべての耐熱容器で形状に異常が無い。
×:1個以上の容器に、割れ、裂け、へこみ等の形状変化がある。
実施例及び比較例における各評価結果、及びシート製造における押出発泡時のせん断速度を表1に示す。
なお、表1における「St単位」とはスチレン単位を意味し、「MA単位」とはメタクリル酸単位を意味する。
Figure 0006306920
表1に示すように、本発明の発泡シートを用いた実施例1〜9では、得られた成形容器は電子レンジによる加熱でも変形が抑制され、かつ落下試験でも割れ、裂け、へこみ等の形状変化がなく、脆性に優れていた。一方、本発明の条件を満たさない比較例1〜4では、電子レンジでの加熱による変形や脆性の低下が見られた。
1 ポリスチレン系樹脂積層発泡シート
10 ポリスチレン系樹脂発泡シート
12 樹脂非発泡フィルム

Claims (4)

  1. スチレン単位94〜98質量%及びメタクリル酸単位2〜6質量%を有し、重量平均分子量が19万〜26万のスチレン−メタクリル酸共重合体を含有するポリスチレン系樹脂発泡シートにおいて、
    厚みが0.5〜3.0mm、見掛け密度が0.05〜0.15g/cm、平均気泡径が150〜500μm、総揮発成分量が200〜800μg/gであり、
    両方のシート表面から深さ0.2mmの表層の平均密度が0.10g/cm 以上である、ポリスチレン系樹脂発泡シート。
  2. 請求項1に記載のポリスチレン系樹脂発泡シートの少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂からなる樹脂非発泡フィルムが積層された、ポリスチレン系樹脂積層発泡シート。
  3. スチレン単位94〜98質量%及びメタクリル酸単位2〜6質量%を有し、重量平均分子量が19万〜26万のスチレン−メタクリル酸共重合体を含有する発泡層を有する成形容器において、
    前記発泡層は、厚みが0.5〜3.0mm、見掛け密度が0.05〜0.15g/cm、平均気泡径が150〜500μm、総揮発成分量が200〜800μg/gであり、
    前記発泡層の内表面と外表面から深さ0.2mmの表層の平均密度が0.10g/cm 以上である、成形容器。
  4. 前記発泡層の内表面及び外表面のいずれか一方又は両方に、熱可塑性樹脂からなる樹脂非発泡フィルムが積層されている、請求項3に記載の成形容器。
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