JP6306286B2 - 流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力式流量制御装置 - Google Patents

流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力式流量制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6306286B2
JP6306286B2 JP2013091867A JP2013091867A JP6306286B2 JP 6306286 B2 JP6306286 B2 JP 6306286B2 JP 2013091867 A JP2013091867 A JP 2013091867A JP 2013091867 A JP2013091867 A JP 2013091867A JP 6306286 B2 JP6306286 B2 JP 6306286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orifice
flow rate
pressure
control
orifice plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013091867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014215782A5 (ja
JP2014215782A (ja
Inventor
薫 平田
薫 平田
敦志 日高
敦志 日高
正明 永瀬
正明 永瀬
土肥 亮介
亮介 土肥
池田 信一
信一 池田
西野 功二
功二 西野
勝幸 杉田
勝幸 杉田
廣瀬 隆
隆 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikin Inc
Original Assignee
Fujikin Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2013091867A priority Critical patent/JP6306286B2/ja
Application filed by Fujikin Inc filed Critical Fujikin Inc
Priority to US14/785,789 priority patent/US9746856B2/en
Priority to KR1020157018586A priority patent/KR20150095824A/ko
Priority to PCT/JP2014/002041 priority patent/WO2014174782A1/ja
Priority to CN201480004462.9A priority patent/CN105102872B/zh
Priority to TW103114392A priority patent/TWI534575B/zh
Publication of JP2014215782A publication Critical patent/JP2014215782A/ja
Publication of JP2014215782A5 publication Critical patent/JP2014215782A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6306286B2 publication Critical patent/JP6306286B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D7/00Control of flow
    • G05D7/06Control of flow characterised by the use of electric means
    • G05D7/0617Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials
    • G05D7/0629Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means
    • G05D7/0635Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means by action on throttling means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/02Energy absorbers; Noise absorbers
    • F16L55/027Throttle passages
    • F16L55/02709Throttle passages in the form of perforated plates
    • F16L55/02718Throttle passages in the form of perforated plates placed transversely

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Flow Control (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)

Description

本発明は、流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力制御式の流量制御装置の改良に関するものであり、特に、半導体製造装置用ガス供給装置等で用いる圧力制御式流量制御装置において、オリフィスを流通する流体の臨界膨張条件が成立するオリフィス上流側圧力P、オリフィス下流側圧力Pの圧力比P/Pの範囲を広く且つ安定に保持できるようにすることにより、広い流量範囲に亘って高精度な流量制御を行えるようにした流量制御用の多孔型のオリフィスプレートとこれを用いた圧力制御式流量制御装置に関するものである。
オリフィス上流側圧力P、オリフィス下流側圧力Pの圧力比P/Pが気体の臨界膨張条件が成立する圧力比以下になると、オリフィスを流通する気体の流速が音速となり、オリフィス下流側の圧力P2の変動が上流側に伝播せず、その結果、オリフィスプレートを流通する気体流量は、オリフィスの孔径が一定であれば気体の種類に拘わらず、オリフィス上流側の気体圧力Pに正比例して変化することになる。
一方、オリフィスの有する上述のような特性を利用して、オリフィスを用いた流体の流量制御装置が多数開発されている。
図13は、本願発明者等が先に公開したオリフィスを用いた圧力制御式流量制御装置の構成一例を示すものであり、当該流量制御装置21はコントロール弁22、圧力検出器23、温度検出器24、オリフィス25、演算制御装置26、増幅器27a、27b、A/D変換28a28b等から形成されている(特開平8−338546号公報)。
そして、圧力検出器2によりオリフィス25の上流側の流体圧力Pが検出され、演算制御装置26へ入力され、演算制御装置26ではQc=KPの演算式(Kは定数)を用いて流量Qcが演算されると共に、流量指令値QsとQcの比較が行われ、両者の差Qc−Qsに相当する制御信号Qyがコントロール弁22の駆動部30へ入力される。
また、コントロール弁22は、制御信号Qyによって両者の差Qc−Qsが零になる方向に開閉制御され、これによりオリフィス25の下流側の流量が設定流量(流量指令値)Qsに常時保持される。
更に、前記オリフィス25は、厚さ0.02〜0.20mmの金属板にプレス加工、放電加工やエッチング加工によって内径0.01〜0.20mmの小孔を一つ穿設することにより形成されており、気体の所要制御流量によってオリフィスの孔径は適宜に選定される。
尚、オリフィス25の形成は、一般には放電加工やエッチング加工により行われているが、加工コストの引下げを図るために、ドリル錘を用いた所謂切削加工によりオリフィスが形成される場合もある(特開平11−117915号公報)。
図14は、図13の圧力制御式流量制御装置において、気体を窒素ガスとした場合の流量制御特性を示すものであり、オリフィス25の下流側を大気圧とした場合を示すものである。
この図14からも明らかなように、上流側圧力Pが下流側圧力Pの約2倍を越える範囲に於いては、流量QcとPとはリニアな関係に保持され、Qcはオリフィス上流側の圧力Pに正比例することになり、オリフィス上流側圧力Pを自動制御することにより、オリフィスを流通する流量のフィードバック制御を行うことができる。尚、図14に於いて、Aはオリフィスの孔径が0.37mmφ、Bは0.20mmφの場合の流量制御特性を示すものである。
図14からも明らかなように、両線A、Bとも、P<0.5Pの範囲(即ち、P/P1<0.5)に於いて、直線性が良く保持されており、Pの調整により高精度な流量制御が行える。
しかし、気体の臨界膨張条件(P/P1<0.5又は、P/P>2)が成立するPの下限値(即ち、直線性が保持されるPの下限値)は、現実にはオリフィスの内径によって若干変化することが判っており、オリフィスの孔径(すなわち口径)が大になるほど臨界膨張条件が成立するP/Pの範囲が小さくなる傾向にある。即ち、P=一定のときには、Pの制御範囲の下限値が大きくなる。
具体的には、オリフィスの孔径が大きくなると臨界圧比P/P1<0.5がP/P1<0.45程度に低下することとなり、P=一定の時は、P1の制御範囲の下限値が大きくなり、P1の制御範囲が減少する。
換言すれば、流量制御装置の制御流量が増加してオリフィスの孔径が大径になると、臨界圧比P/P1の制御範囲が減少し、半導体製造装置の真空チャンバーへガス供給を行うような場合には、様々な不都合が起生する。
上述のように、従前の一つのオリフィスを設けたオリフィスプレートを用いた圧力式流量制御装置には、オリフィスの孔径が大径になるほど臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1が変動し、流量(圧力)制御範囲が変動すると云う難点があるため、半導体製造用装置に適用する圧力制御式流量制御装置の技術分野に於いては、オリフィスの孔径が変化しても、現実の臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1に変動が生じないようにした流量制御用オリフィスプレート、及び、これを用いた圧力制御式流量制御装置の出現が強く要請されている。
特開平8−338546号公報 特開平11−117915号公報
本願発明は、従前の流量制御用オリフィスプレート及びこれを用いた圧力制御式流量制御装置に於ける上述のような問題、即ち、オリフィスの内径が大きくなるに従って、現実の臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1が変動(減少)することになり、圧力比P/P1の制御制御範囲が狭くなると共に、圧力制御式流量制御装置の流量制御精度が低下する等の問題を解決し、流体流量が増加してオリフィス孔の内径を増大させても、現実の流量制御に於ける圧力比P/P1を常に一定に保持できると共に、オリフィスプレートの製造コストの引き下げを可能にした流量制御用オリフィスプレート及びこれを用いた圧力制御式流量制御装置を提供することを発明の主目的とするものである。
先ず、本願発明者等は、オリフィスが一つのオリフィスプレート(以下、単孔オリフィスプレートと呼ぶ)について、オリフィスの孔径φが変わることにより、流体の臨界膨張条件が成立するオリフィス上流側圧力Pとオリフィス下流側圧力Pの比P/P1(以下、圧力比P/P1と呼ぶ)が、現実にどの程度変動するかを検証した。
図1は、従前の流量制御用単孔オリフィスプレート及び本発明に係る流量制御用多孔型オリフィスプレートの圧力比P/P1等の流量特性試験に供した試験装置(流量測定装置)の系統図であり、1はガス入口、2は圧力調整器、3は圧力計、4はモルブロック流量測定器、5は圧力制御式流量制御装置、6はコントロール弁、7はオリフィスプレート、8はオリフィス上流側圧力検出器、9はオリフィス下流側圧力検出器、10はオリフィス下流側圧力Pの調整弁、11は真空排気ポンプ、Pはオリフィス上流側圧力、Pはオリフィス下流側圧力である。なお、最大流量レンジF.S.はNガスを基準とする。
試験に供したオリフィスプレートは、厚さ50μmの鋼板にφ=67μm、φ=179μm、φ=250μmのオリフィスを設けた三種類であり、φ=67μmのオリフィスは最大流量レンジ(フルスケール:定格流量)F.S.=130sccmの圧力制御式流量制御装置5に、また、φ=250μmは最大流量レンジF.S.850sccmの圧力制御式流量制御装置5に、更に、φ=250μmは最大流量レンジF.S.=1600sccmの圧力式流量制御装置5に夫々使用されているものである。
試験に際しては、先ず圧力調整器2により圧力計3の圧力Poを300kPa absに調整する。次に、圧力制御式流量制御装置5の設定流量を100%F.S.(定格流量)に設定し、真空排気ポンプ11を運転する。その後、真空排気ポンプ11の上流側の調整弁10を調整してオリフィス下流側圧力Pを調整しつつ、モルブロック流量測定器4及び圧力式流量制御装置5にて夫々のガス流量を測定する。尚、試験用のガスはNガスとした。
次に、モルブロック流量測定器4の測定流量Qsを基準値として圧力制御式流量制御装置5の各測定流量Qcの誤差(セットポイント誤差(S.P.%))を、(Qc−Qs)×100/Qs(S.P.%)として演算した。
尚、流量測定は、圧力制御式流量制御装置5の設定流量の100%、50%、20%及び10%の夫々について行った。
図2、図3及び図4は、オリフィス孔径の異なった三種の圧力制御式流量制御装置(F.S.130sccm、F.S.850sccm、F.S.1600sccm)の圧力比(P/P1)とセットポイント誤差(S.P.%)との関係を、圧力制御式流量制御装置5への設定入力(設定流量)をパラメータとして表したものであり、図2〜図4の対比から流量レンジ(定格流量 S.P.)が大でオリフィスの孔径が大きくなるほど、セットポイント誤差(S.P.%)が零、即ち臨界膨張条件が成立するP/P1の範囲が小さくなることが、確認できた。
また、図5、図6及び図7は、上記図1の試験装置により得られた流量調整結果から、セットポイント誤差(S.P.%)が±1%以内の圧力比P/P1に於ける設定流量(%)と、100%設定時における制御流量を基準とした流量直線性誤差(F.S.%)の関係、即ち、設定流量(%)と直線性誤差(F.S.%)の関係を示すものであり、臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1の範囲内に於いては、単孔オリフィスプレートの流量直線性誤差F.S.%は±1%F.S.以内に収まっていることが判った。
本願発明は上記図2乃至図7の如き流量特性試験の結果を基にして創作されたものであり、本願発明者等は、単孔オリフィスプレートのオリフィスの孔径が小さいほど臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1の範囲が大きくなることに着目して、制御流量が増大した時には、従前のように流量幅に応じて単孔オリフィスプレートのオリフィスの孔径を大きくするのではなしに、小さな孔径の多孔型オリフィスのオリフィスの孔数を変化させ、これによって制御流量の増大に対応することにより、オリフィス流通流体の臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1の範囲を最大且つ一定に保持した状態で流量増加に対応し得ることに想到した。
本発明の実施形態によれば、流量制御に用いられるオリフィスプレートに於いて、複数個のオリフィスからなり、前記オリフィスの総開口面積が定格流量の流体の流通に必要な一つのオリフィス孔の開口面積と同じであり、前記オリフィスプレートの厚さを20〜200μm、前記オリフィスの口径を0.010〜0.200mm(特に0.079〜0.200mm)、前記オリフィスの数を2〜100個(特に2〜37個)とし、プレス加工によってオリフィスが形成されたオリフィスプレートが提供される
ある実施形態において、流量制御装置を、コントロール弁と、圧力検出器と、温度検出器と、オリフィスと、演算制御装置とからなる圧力式流量制御装置としたものである。
ある実施形態において、前記オリフィスの縦断平面形状を長方形部分と台形部分とからなる形状としたものである。
本発明の実施形態によれば、コントロール弁と、圧力検出器と、温度検出器と、オリフィスと、演算制御装置とからなる圧力式流量制御装置において、前記オリフィスプレートが複数個のオリフィスから成る圧力式流量制御装置が提供される
より具体的には、前記オリフィスプレートの厚さが20〜200μm、前記オリフィスの口径が0.010〜0.200mm(特に0.079〜0.200mm)、前記オリフィスの数が2〜100(特に2〜37個)であり、プレス加工によってオリフィスが形成されたものが提供される
本発明の実施形態によれば、流体を臨界膨張条件下で流通させ、オリフィスを流通する流体流量Qがオリフィス上流側圧力Pに正比例するようにした流量制御用オリフィスプレートに於いて、所望流量の流体の流通に必要な一つのオリフィスの開口面積を分割し、前記開口面積に等しい総開口面積を有する複数個のオリフィスを設けた構成としている。
その結果、臨界膨張条件が成立するオリフィス上流側圧力Pと下流側圧力Pとの圧力比P/P1が、制御流量が増大してオリフィスの開口面積が大きくなっても、現実に変動することなく一定の値に保持されることになり、これによりP/P1の制御範囲(流量制御範囲)の減少を有効に防止することができる。また、当該オリフィスプレートを用いた圧力制御式流量制御装置にあっては、流量制御範囲の拡大と制御精度の向上が可能となる。
また、前記複数のオリフィスは、プレス加工により容易に形成することが出来るため、従前のレーザ加工等による製造に比較して、低コストでのオリフィスプレートの製造が可能となる。
オリフィスの流量特性試験に供した試験装置の系統図である。 F.S.130sccmの圧力制御式流量制御装置の圧力比P/P1とセットポイント誤差(S.P.%)との関係を示す線図である。 F.S.850sccmの図2と同じ線図である。 F.S.1600sccmの図2と同じ線図である。 F.S.130sccmの圧力制御式流量制御装置のセットポイント誤差S.P.%が±1%以内の圧力比P/P1に於ける設定流量(%)とフルスケールに対する誤差(直線性誤差)(F.S.%)の関係を示す線図である。 F.S.850sccmの図5と同じ線図である。 F.S.1600sccmの図5と同じ線図である。 本発明に係る多孔型オリフィスプレートの一例を示すものである。 本発明に係る多孔型オリフィスプレートの更に他の例を示す平面図である。 本発明に係る多孔型オリフィスプレートの更に他の例を示す平面図である。 図10の多孔型オリフィスをプレート用いた場合の図2乃至図4と同様の圧力比P/P1とセットポイント誤差(S.P.%)の関係線図である。 図10の多孔型オリフィスプレートを用いた場合の図5乃至図7と同様の設定流量(%)と直線性誤差(F.S.%)との関係線図である。 公知の圧力制御式流量制御装置の構成図である。 図13の圧力制御式流量制御装置の流量制御特性を示す線図である。
以下、本発明の実施形態と図面に基づいて説明する。
図8は本発明に係る流量制御用オリフィスプレートの一例を示すものであり、(a)は平面図、(b)は裏面図、(c)は(b)のイ−イ視図である。
当該図8に於いては、外径3.5mm、厚さ0.05mmのオリフィスプレート7aに孔径(口径)0.085mmのオリフィス12が合計15個設けられている。
また、前記オリフィス12の縦断平面形状は、(c)に示すように長方形部12aと台形部12bとから成る形状にプレス加工により形成されており、オリフィス12の深さはオリフィスプレート7aの厚さ0.05mmと同一寸法である。
更に、オリフィスプレート7aの裏面側のオリフィス12を設けた部分は、細幅状に研磨され、研磨面12cが形成されており、当該研磨面12cによりオリフィス7aの表裏が判別される。
図9は、本発明に係る流量制御用多孔型オリフィスプレート7aの他の例を示すものであり、オリフィス12の数が5個であり、且つオリフィス12の孔径(口径)が0.135mmである点を除いて、その他の点は前記図8の流量制御用多孔型オリフィスプレートと同一である。
図10は、本発明に係る流量制御用多孔型オリフィスプレート7aの更に他の例を示す拡大平面図であり、孔径(口径)φが79μm(0.079mm)のオリフィス12が37個設けられている。
尚図10のオリフィスプレート7aの外径、厚さ等は前記図8及び図9のオリフィスプレート7aと同一である。
当該オリフィス12の孔径(口径)φ=79μmは、株式会社フジキン製のF180型圧力制御式流量制御装置の単孔型オリフィスプレート7のオリフィスの孔径に相当するものであり、定格流量180sccm(F.S.)の制御用オリフィスプレートである。
従って、図10の流量制御用多孔型オリフィスプレート7aは、180sccm×37=6660sccmのF.S.流量に相当する。
図11は、当該図10の多孔型オリフィスプレート7aを、図1の試験装置に於ける単孔型オリフィスプレート7に替えて使用した場合の前記図2と同一の関係曲線即ち、圧力比P/P1との関係を示すものである。
当該図11と前記図2との対比からも明らかなように、本発明の多孔型オリフィスプレート7aの場合には、セットポイント誤差(S.P.%)が±1%の範囲内となる圧力比P/P1の値が、10%入力(設定流量10%)の時でも0.45を下ることが無く、100%の入力(設定流量100%)に於いては、約0.52のP/P1値を得ることが出来る。
これに対して、最大流量が850sccmである前記図3に於いては、100%入力時の圧力比P/P1が約0.42であり、最大流量(定格流量)が1600sccmの前記図4に於いても、100%入力時の圧力比P/P1が約0.40程度となっており、本願発明の多孔型オリフィスプレート7aを利用した場合には、臨界膨張条件が成立するP/P1の範囲を広くできることが判る。尚、理論上の臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1と現実の実測による場合の臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1との間に、上述のような若干の相違が生ずる原因は、理論的に未解析であって現在考察中であるが、オリフィス出口側の流体の流れ状態の相違が影響しているものと想定されている。
図12には、本願発明の多孔型オリフィスプレート7aを用いた場合の前記図5と同じ線図であり、セットポイント誤差(S.P.%)が±1%以内の圧力比P/P1に於ける設定流量(%)と100%設定時における制御流量に対する誤差(流量直線性誤差)(F.S.%)の関係を示す線図である。
図12からも明らかなように、本願発明の多孔型オリフィスプレート7aについても流量直線性誤差(F.S.%)は±1%F.S.以内になることが確認されている。
尚、本願発明に係る圧力制御式流量制御装置は、前記株式会社フジキン製のF180型圧力制御式流量制御装置や図13に示した圧力制御式流量制御装置等のオリフィスプレートを、本願発明のオリフィスプレートに変換したものである。よってその詳細な説明は省略する。
上述の通り、本願発明に係る流量制御用多孔型オリフィスプレート及びこれを用いた圧力制御式流量制御装置は、制御流量に応じてオリフィス12の数を調整することにより、制御流量が大きくなっても、臨界膨張条件が成立する圧力比P/P1の範囲を広く一定に保持することができ、これにより、高精度な流量制御を広範囲に亘って安定して行うことができる。
本発明に係る多孔型オリフィスプレートは、圧力制御式流量制御装置に適用することができるものである。
1 ガス入口
2 圧力調整器
3 圧力計
4 モルブロック流量測定器
5 圧力式流量制御装置
6 コントロール弁
7 オリフィスプレート(単孔型)
7a 多孔型オリフィスプレート
8 オリフィス上流側圧力検出器
9 オリフィス下流側圧力検出器
10 オリフィス下流側圧力Pの調整弁
11 真空排気ポンプ
オリフィス上流側圧力
オリフィス下流側圧力
Po ガス供給源側圧力
12 オリフィス

Claims (5)

  1. コントロール弁と、圧力検出器と、温度検出器と、オリフィスと、演算制御装置とを備え、Q=KP1(Q:流量、P1:オリフィス上流側圧力、K:定数)の式を用いてガス流量を制御する圧力式流量制御装置に用いられる流量制御用のオリフィスプレートであって、複数個のオリフィスが設けられ、前記複数個のオリフィスの総開口面積が、前記圧力式流量制御装置に設定された定格流量での流体の流通に必要な一つのオリフィスの開口面積と同じであり、前記オリフィスプレートの厚さを20〜200μm、前記オリフィスの口径を0.079〜0.200mm、前記オリフィスの数を2〜37個とし、前記複数個のオリフィスはプレス加工によって形成されている、流量制御用のオリフィスプレート。
  2. 前記オリフィスの縦断面形状を長方形部分と台形部分とからなる形状とした請求項1に記載の流量制御用のオリフィスプレート。
  3. 前記オリフィスの口径が0.079〜0.135mmであり、前記オリフィスの数が5〜37個である、請求項1または2に記載の流量制御用のオリフィスプレート。
  4. 前記複数個のオリフィスの形状および口径は全て同じである、請求項1から3のいずれかに記載の流量制御用のオリフィスプレート。
  5. コントロール弁と、圧力検出器と、温度検出器と、流量制御用のオリフィスプレートと、演算制御装置とを備え、Q=KP1(Q:流量、P1:オリフィス上流側圧力、K:定数)の式を用いてガス流量を制御する圧力式流量制御装置であって、前記流量制御用のオリフィスプレートには複数個のオリフィスが設けられ、前記複数個のオリフィスの総開口面積が、前記圧力式流量制御装置に設定された定格流量での流体の流通に必要な一つのオリフィスの開口面積と同じであり、前記流量制御用のオリフィスプレートの厚さが20〜200μm、前記オリフィスの口径が0.079〜0.200mm、前記オリフィスの数が2〜37個であり、前記複数個のオリフィスはプレス加工によって形成されている、圧力式流量制御装置。
JP2013091867A 2013-04-25 2013-04-25 流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力式流量制御装置 Active JP6306286B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013091867A JP6306286B2 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力式流量制御装置
KR1020157018586A KR20150095824A (ko) 2013-04-25 2014-04-09 유량 제어용 다공형 오리피스 플레이트 및 이것을 사용한 유량 제어 장치
PCT/JP2014/002041 WO2014174782A1 (ja) 2013-04-25 2014-04-09 流量制御用の多孔型オリフィスプレート及びこれを用いた流量制御装置
CN201480004462.9A CN105102872B (zh) 2013-04-25 2014-04-09 流量控制用的多孔型孔板及使用该孔板的流量控制装置
US14/785,789 US9746856B2 (en) 2013-04-25 2014-04-09 Multi-hole orifice plate for flow control, and flow controller using the same
TW103114392A TWI534575B (zh) 2013-04-25 2014-04-21 Aperture plate and pressure flow control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013091867A JP6306286B2 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力式流量制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014215782A JP2014215782A (ja) 2014-11-17
JP2014215782A5 JP2014215782A5 (ja) 2015-09-17
JP6306286B2 true JP6306286B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=51791371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013091867A Active JP6306286B2 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力式流量制御装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9746856B2 (ja)
JP (1) JP6306286B2 (ja)
KR (1) KR20150095824A (ja)
CN (1) CN105102872B (ja)
TW (1) TWI534575B (ja)
WO (1) WO2014174782A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101673139B1 (ko) * 2014-04-15 2016-11-22 이여형 벤츄리 구조의 단면을 가지는 메쉬 타공망을 이용한 용존관
US10386864B2 (en) * 2016-04-12 2019-08-20 Hitachi Metals, Ltd. Mass flow controller and a method for controlling a mass flow rate
JP6295385B1 (ja) * 2017-04-07 2018-03-14 清 高浦 エアーシリンダ排気室内の圧縮空気圧安定装置
US11199861B2 (en) * 2021-03-26 2021-12-14 CleanNesta LLC Integrated variable pressure and flow regulator

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1330174A (en) * 1918-05-17 1920-02-10 Cew Judson A De Method and apparatus for emulsifying oil solutions and the like
US1398063A (en) * 1919-05-16 1921-11-22 Clifford C Brown Mixer for gas-engines
US1503371A (en) * 1923-07-23 1924-07-29 Joseph P Meyer Attachment for gas engines
US1515408A (en) * 1924-05-12 1924-11-11 Edmund W Puffer Fuel and air mixer
US1797954A (en) * 1929-04-22 1931-03-24 Thomas C Whitehead Refrigerant control
FR690214A (fr) * 1929-06-04 1930-09-17 Glanzstoff Ag Tuyère pour la production de la soie artificielle et en particulier pour la soie deviscose
JPH02178927A (ja) * 1988-12-29 1990-07-11 Hitachi Ltd 板面体の研磨方法
EP0483206B1 (en) * 1989-07-20 1995-02-01 Salford University Business Services Limited Flow conditioner
JP2545411Y2 (ja) * 1991-06-24 1997-08-25 株式会社クボタ 多孔可変オリフィス弁の制御装置
US5295397A (en) * 1991-07-15 1994-03-22 The Texas A & M University System Slotted orifice flowmeter
US5461932A (en) * 1991-07-15 1995-10-31 Texas A & M University System Slotted orifice flowmeter
US5327941A (en) * 1992-06-16 1994-07-12 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Cascade orificial resistive device
US5918637A (en) * 1993-08-16 1999-07-06 Fleischman; William H. Plates perforated with venturi-like orifices
JP3291161B2 (ja) 1995-06-12 2002-06-10 株式会社フジキン 圧力式流量制御装置
JP3686748B2 (ja) 1997-08-15 2005-08-24 忠弘 大見 圧力式流量制御装置用オリフィス及びその製造方法
JP2000020136A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Yamatake Corp 流量計測装置及び流量制御装置
US6186179B1 (en) * 1998-09-18 2001-02-13 Panametrics, Inc. Disturbance simulating flow plate
JP4036592B2 (ja) * 1999-12-27 2008-01-23 株式会社オプトニクス精密 オリフィスプレートの製造方法
JP4612957B2 (ja) * 2001-01-16 2011-01-12 株式会社ネリキ 流量調整装置
US7300038B2 (en) * 2002-07-23 2007-11-27 Advanced Technology Materials, Inc. Method and apparatus to help promote contact of gas with vaporized material
JP3910139B2 (ja) * 2002-12-16 2007-04-25 株式会社フジキン 圧力式流量制御装置を用いた流体の流量制御方法
JP2005021420A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Dentsply Sankin Kk 骨接合用プレート
JP4298476B2 (ja) * 2003-11-14 2009-07-22 株式会社フジキン 流体制御装置
US7051765B1 (en) * 2003-12-19 2006-05-30 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Balanced orifice plate
US20050150155A1 (en) * 2004-01-09 2005-07-14 Clean Fuels Technology, Inc., A Nevada Corporation. Mixing apparatus and method for manufacturing an emulsified fuel
JP5298048B2 (ja) * 2010-03-09 2013-09-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 オリフィス加工方法
US8724974B2 (en) 2011-09-30 2014-05-13 Fujikin Incorporated Vaporizer
JP5913888B2 (ja) * 2011-09-30 2016-04-27 国立大学法人東北大学 気化器
US9200650B2 (en) * 2013-09-26 2015-12-01 Paul D. Van Buskirk Orifice plates

Also Published As

Publication number Publication date
KR20150095824A (ko) 2015-08-21
US20160070271A1 (en) 2016-03-10
US9746856B2 (en) 2017-08-29
TWI534575B (zh) 2016-05-21
CN105102872A (zh) 2015-11-25
CN105102872B (zh) 2017-04-05
TW201512799A (zh) 2015-04-01
JP2014215782A (ja) 2014-11-17
WO2014174782A1 (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6306286B2 (ja) 流量制御用のオリフィスプレート及びこれを用いた圧力式流量制御装置
KR100427563B1 (ko) 병렬분류형 유체공급장치와, 이것에 사용하는 유체가변형압력식 유량제어방법 및 유체가변형 압력식 유량제어장치
KR100525353B1 (ko) 진공반응로내의 가스흐름 모니터 방법 및 진공처리배치
US8079383B2 (en) Controller gain scheduling for mass flow controllers
US8195336B2 (en) Pressure regulator
JP5091821B2 (ja) マスフローコントローラ
JP5809012B2 (ja) 流量制御装置、流量測定機構、又は、当該流量測定機構を備えた流量制御装置に用いられる診断装置及び診断用プログラム
JP4204400B2 (ja) 差圧式流量計及び差圧式流量制御装置
JP2020024728A (ja) 質量流量コントローラを通る流量を実時間で監視するシステムおよび方法
CN103900646A (zh) 流量运算装置以及流量控制装置
CN101536159A (zh) 进行实际流量检验的方法
KR20130040740A (ko) 유량 제어 장치, 유량 측정 기구, 또는 당해 유량 측정 기구를 구비한 유량 제어 장치에 이용되는 진단 장치 및 진단용 프로그램이 기록된 기록 매체
JP2014215782A5 (ja)
KR20220035833A (ko) 매스 플로우 컨트롤러
JP2020021176A (ja) 流量制御装置
JP4977669B2 (ja) 差圧式流量計
US20140230568A1 (en) Ultrasonic flow-meter
JP2001141532A (ja) 絞り構造体及び絞り構造体を組み込む流量計
US10895482B2 (en) Dual sensor type mass flow controller
KR20220066934A (ko) 압력 제어 장치
US10884435B2 (en) Pressure type flow rate control device, and flow rate calculating method and flow rate control method for same
KR20190068817A (ko) 외부 제어기기와 통신할 수 있는 질량 유량 최적화 제어 시스템
TWI416619B (zh) 執行實際流動驗證的方法
JP6146210B2 (ja) 絞り機構及び同絞り機構を使用する圧力制御式質量流量制御装置
Feseker et al. Experimental Study on Pressure Losses in Circular Orifices With Inlet Cross Flow

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150731

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150731

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150803

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160531

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160607

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20160722

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6306286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250