JP6146210B2 - 絞り機構及び同絞り機構を使用する圧力制御式質量流量制御装置 - Google Patents
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Description
平板状部材と、
前記平板状部材の2つの主面のうちの一方の主面から他方の主面へと貫通する流路と、
を備える、圧力制御式質量流量制御装置において使用される絞り機構であって、
前記流路が、
前記平板状部材の2つの主面のうちの一方の主面である第1主面に開口部を有し、相対的に小さい断面積を有する第1部と、
前記平板状部材の2つの主面のうちの他方の主面である第2主面に開口部を有し、相対的に大きい断面積を有する第2部と、
を含み、
前記第1部が、前記開口部を底面とする円柱状の形状を有する空間からなり、当該円柱状の形状の底面の直径が50μm以上且つ500μm以下であり、当該円柱状の形状の高さが当該直径の1.5倍以上且つ6倍以下であり、
前記第2部が、前記開口部を底面とする円柱状の形状を有する空間からなり、当該円柱状の形状の底面の直径が前記第1部における前記直径よりも大きく、そして
前記第1部の円柱状の形状の軸と前記第2部の円柱状の形状の軸とが同一直線上に存在する、
絞り機構によって達成される。
平板状部材と、
前記平板状部材の2つの主面のうちの一方の主面から他方の主面へと貫通する流路と、
を備える、圧力制御式質量流量制御装置において使用される絞り機構であって、
前記流路が、
前記平板状部材の2つの主面のうちの一方の主面である第1主面に開口部を有し、相対的に小さい断面積を有する第1部と、
前記平板状部材の2つの主面のうちの他方の主面である第2主面に開口部を有し、相対的に大きい断面積を有する第2部と、
を含み、
前記第1部が、前記開口部を底面とする円柱状の形状を有する空間からなり、当該円柱状の形状の底面の直径が50μm以上且つ500μm以下であり、当該円柱状の形状の高さが当該直径の1.5倍以上且つ6倍以下であり、
前記第2部が、前記開口部を底面とする円柱状の形状を有する空間からなり、当該円柱状の形状の底面の直径が前記第1部における前記直径よりも大きく、そして
前記第1部の円柱状の形状の軸と前記第2部の円柱状の形状の軸とが同一直線上に存在する、
絞り機構である。
本発明の前記第1の実施態様に係る絞り機構であって、
前記第1部と前記第2部とが直接的に連通している、
絞り機構である。
本発明の前記第1の実施態様に係る絞り機構であって、
前記第1部と前記第2部とを連通する空間からなる第3部が前記第1部と前記第2部との間に介在し、
前記平板状部材の主面に平行な平面による前記第3部の断面の直径が、
前記第1部との連通部分においては前記平板状部材の主面に平行な平面による前記第1部の断面の直径に等しく、
前記第2部に近付くほど漸増し、
前記第2部との連通部分においては前記平板状部材の主面に平行な平面による前記第2部の断面の直径に等しい、
絞り機構である。
本発明の前記第3の実施態様に係る絞り機構であって、
前記第1部の円柱状の形状の軸及び前記第2部の円柱状の形状の軸を通る平面による前記第3部の内壁面の断面形状が直線である、
絞り機構である。
本発明の前記第3の実施態様に係る絞り機構であって、
前記第1部の円柱状の形状の軸及び前記第2部の円柱状の形状の軸を通る平面による前記第3部の内壁面の断面形状が、前記第3部の外部に向かって凸状の円弧である、
絞り機構である。
本発明の前記第1乃至前記第5の実施態様の何れか1つに係る絞り機構であって、
前記圧力制御式質量流量制御装置によって流量が制御される流体の流れにおいて、前記第1部が上流側、前記第2部が下流側となるように配設される、
絞り機構である。
本発明の前記第1乃至前記第6の実施態様の何れか1つに係る絞り機構が流体の供給経路に介装されてなる圧力制御式質量流量制御装置であって、
前記供給経路の前記絞り機構よりも上流側における圧力である入り側圧力P1を検出する圧力検出手段、前記入り側圧力P1を調節する圧力調節手段、及び前記圧力調節手段を操作して前記入り側圧力P1を制御する圧力制御手段を備え、
前記圧力制御手段が、
前記絞り機構について予め求められた入り側圧力P1と前記流体の流量Qとの関係に基づき、前記圧力検出手段によって検出された入り側圧力P1から流量Qを求め、
前記圧力調節手段を操作することにより、前記圧力制御手段によって求められた流量Qが予め設定された目標値に近付くように入り側圧力P1を制御する、
圧力制御式質量流量制御装置である。
本実施例においては、本発明の1つの実施態様に係る絞り機構を使用する圧力制御式質量流量制御について説明する。
本実施例においては、平板状部材として、4mmの厚みTを有するステンレス鋼製の板材を採用した。ドリルを用いて、当該平板状部材の一方の面(第1主面)に対して垂直に、250μmの直径D1及び750μmの深さ(長さ)L1を有する円柱状の孔を、流体(ガス)の流路に含まれる第1部として穿設した。一方、当該平板状部材の他方の面(第2主面)においては、上記第1部と同軸状に、2mmの直径D2を有する円柱状の孔を、流体(ガス)の流路に含まれる第2部として穿設した。尚、第2部の穿設においてはボールミルを使用し、第2部の先端に形成される半球状の空間の最先端部近傍において、第2部の内壁と第1部の側面の内壁とが交わるようにした。即ち、第2部の先端に形成される半球状の空間の半径R2は1mmである。
上述した流体供給路において圧力制御式質量流量制御試験を行った。具体的には、上述した流体供給路において、絞り機構よりも下流側圧力(二次圧P2)を高真空に維持し、上流側圧力(入り側圧力)P1と流量(Q)との対応関係を調べた。尚、流体(ガス)としては、窒素(N2)、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)、及びパーフルオロシクロブタン(C4F8)を使用した。尚、流量(Q)としては、絞り機構の上流側に設けた熱式質量流量計を用いて、質量流量(単位:sccm)を求めた。
上述した圧力制御式質量流量制御試験によって得られた上流側圧力(入り側圧力)P1と流量(Q)との対応関係を図2に示す。図2は、前述したように、本発明の幾つかの実施態様に係る絞り機構を使用する圧力制御式質量流量制御試験によって得られた種々の流体(ガス)の入り側圧力(上流側圧力)P1と流量Qとの対応関係を表すグラフである。より詳細には、図2の(a)、(b)、及び(c)は、第1部の直径D1が、それぞれ250μm、350μm、及び500μmである場合のグラフである。
本実施例においては、本発明の1つの実施態様に係る絞り機構を圧力制御式質量流量制御装置に装着する際の当該絞り機構の向きによる性能の違いについて説明する。
先ず、絞り機構の装着時の向きの呼称を定義する。図3は、前述したように、本発明の1つの実施態様に係る絞り機構を流体(ガス)の供給路に介装する際の当該絞り機構の向きの違いを説明する模式図である。図3において、破線の矢印は、流体(ガス)が流れる方向を表している。図3に示されるように、入り側ガス配管310と出側ガス配管320との間にパッキン(黒丸によって示されている)を介して絞り機構300を挟むことにより、流体供給路に絞り機構300を介装した。尚、図3において、入り側ガス温度センサ311及び出側ガス温度センサ321は、それぞれ、絞り機構よりも上流側及び下流側の流体(ガス)の温度(それぞれ、T1及びT2)を検出する温度センサである。
本実施例においては、D1=250μm、L1/D1=3.0の絞り機構を採用し、正方向及び逆方向での装着時における流体(本実施例においては窒素ガスを使用した)の流れ易さ及び絞り機構の前後での流体の温度の低下幅を評価した。尚、流体(ガス)の流れ易さを示す指標としては、流体(ガス)の上流側圧力(入り側圧力)P1)と流量Qとの対応関係を表すグラフにおける直線部分の傾きを使用した。また、絞り機構の前後での流体の温度の低下幅は、上述した入り側ガス温度センサ311によって検出される上流側の流体(ガス)の温度T1から出側ガス温度センサ321によって検出される下流側の流体(ガス)の温度T2を減算することによって算出した。これらの評価結果を以下の表1に示す。
Claims (7)
- 平板状部材と、
前記平板状部材の2つの主面のうちの一方の主面から他方の主面へと貫通する流路と、
を備える、圧力制御式質量流量制御装置において使用される絞り機構であって、
前記流路が、
前記平板状部材の2つの主面のうちの一方の主面である第1主面に開口部を有する第1部と、
前記平板状部材の2つの主面のうちの他方の主面である第2主面に開口部を有する第2部と、
を含み、
前記第1部が、前記開口部を底面とする円柱状の形状を有する空間からなり、当該円柱状の形状の底面の直径が50μm以上且つ500μm以下であり、当該円柱状の形状の高さが当該直径の1.5倍以上且つ6倍以下であり、
前記第2部が、前記開口部を底面とする円柱状の形状を有する空間からなり、当該円柱状の形状の底面の直径が前記第1部における前記直径よりも大きく、そして
前記第1部の円柱状の形状の軸と前記第2部の円柱状の形状の軸とが同一直線上に存在する、
絞り機構。 - 請求項1に記載の絞り機構であって、
前記第1部と前記第2部とが直接的に連通している、
絞り機構。 - 請求項1に記載の絞り機構であって、
前記第1部と前記第2部とを連通する空間からなる第3部が前記第1部と前記第2部との間に介在し、
前記平板状部材の主面に平行な平面による前記第3部の断面の直径が、
前記第1部との連通部分においては前記平板状部材の主面に平行な平面による前記第1部の断面の直径に等しく、
前記第2部に近付くほど漸増し、
前記第2部との連通部分においては前記平板状部材の主面に平行な平面による前記第2部の断面の直径に等しい、
絞り機構。 - 請求項3に記載の絞り機構であって、
前記第1部の円柱状の形状の軸及び前記第2部の円柱状の形状の軸を通る平面による前記第3部の内壁面の断面形状が直線である、
絞り機構。 - 請求項3に記載の絞り機構であって、
前記第1部の円柱状の形状の軸及び前記第2部の円柱状の形状の軸を通る平面による前記第3部の内壁面の断面形状が、前記第3部の外部に向かって凸状の円弧である、
絞り機構である。 - 請求項1乃至5の何れか1項に記載の絞り機構であって、
前記圧力制御式質量流量制御装置によって流量が制御される流体の流れにおいて、前記第1部が上流側、前記第2部が下流側となるように配設される、
絞り機構。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載の絞り機構が流体の供給経路に介装されてなる圧力制御式質量流量制御装置であって、
前記供給経路の前記絞り機構よりも上流側における圧力である入り側圧力P1を検出する圧力検出手段、前記入り側圧力P1を調節する圧力調節手段、及び前記圧力調節手段を操作して前記入り側圧力P1を制御する圧力制御手段を備え、
前記圧力制御手段が、
前記絞り機構について予め求められた入り側圧力P1と前記流体の流量Qとの関係に基づき、前記圧力検出手段によって検出された入り側圧力P1から流量Qを求め、
前記圧力調節手段を操作することにより、前記圧力制御手段によって求められた流量Qが予め設定された目標値に近付くように入り側圧力P1を制御する、
圧力制御式質量流量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013178236A JP6146210B2 (ja) | 2013-08-29 | 2013-08-29 | 絞り機構及び同絞り機構を使用する圧力制御式質量流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013178236A JP6146210B2 (ja) | 2013-08-29 | 2013-08-29 | 絞り機構及び同絞り機構を使用する圧力制御式質量流量制御装置 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2013178236A Active JP6146210B2 (ja) | 2013-08-29 | 2013-08-29 | 絞り機構及び同絞り機構を使用する圧力制御式質量流量制御装置 |
Country Status (1)
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JP3686748B2 (ja) * | 1997-08-15 | 2005-08-24 | 忠弘 大見 | 圧力式流量制御装置用オリフィス及びその製造方法 |
JP4137612B2 (ja) * | 2002-12-02 | 2008-08-20 | 株式会社フジキン | レイノルズ数と流出係数の対応関係の測定方法 |
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2013
- 2013-08-29 JP JP2013178236A patent/JP6146210B2/ja active Active
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