JP6305619B2 - 室外機 - Google Patents
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Description
図1Aは、本実施の形態1に係る室外機100を備えた空気調和装置200の模式図である。図1A(a)は、空気調和装置200の冷媒回路構成の一例を示し、図1A(b)では、室外機100と室内機150とが冷媒配管Pで接続されている様子を示している。なお、本実施の形態1では、冷凍サイクル装置が空気調和装置200である場合の例を説明する。
空気調和装置200は、室内機150と室外機100とを有し、これらが冷媒配管Pで接続されて構成されている。室内機150は、冷房運転時に蒸発器として機能し、暖房運転時に凝縮器として機能する室内熱交換器151などを有している。そして、室外機100で生成された冷熱あるいは温熱は、冷媒配管Pを介して室内機150に配送されるようになっている。
室内機150は、たとえば室内などのように空調対象空間に冷房用空気、又は暖房用空気を供給できる位置に配置され、空調対象空間に冷房用空気、又は暖房用空気を供給するものである。室内機150は、空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器151、及び室内熱交換器151に空気を供給する送風機152が搭載されている。
図1Bは、本実施の形態1に係る室外機100の正面斜視図である。図1Cは、本実施の形態1に係る室外機100の背面斜視図である。図1Dは、本実施の形態1に係る室外機100の内部構造などを室外機の側面側から見た図である。図1Eは、本実施の形態1に係る室外機100の背面図である。図1Fは、本実施の形態1に係る室外機100を分解した状態の斜視図である。
室外機100は、冷房運転時に凝縮器として機能し、暖房運転時に蒸発器として機能する室外熱交換器2などを有しているものである。以下の説明では、前面パネル1Bを室外機の前面(正面)と規定し、正面に向かって第1の側面パネル1CCが配置されている側を左側と規定し、正面に向かって第2の側面パネル1Cが配置されている側を右側と規定している。
天面パネル1Aは、室外機100の上面を構成するものである。天面パネル1Aは、室外熱交換器2の上部を覆うように、周面パネルの上端部に設けられたものである。天面パネル1Aは、前側端部及び左側端部が、前面パネル1B及び第1の側面パネル1CCに接触して支持されて設けられ、右側端部が第2の側面パネル1Cに接触して支持されて設けられている。天面パネル1Aは、たとえば金属板などから構成される。
前面パネル1Bは、室外機100の前面の一部を構成するものである。前面パネル1Bは、左側の側端部に第1の側面パネル1CCが設けられ、右側の側端部に第2の側面パネル1Cが設けられている。なお、本実施の形態1において、第1の側面パネル1CCと前面パネル1Bとは連結して一体的に構成されている。
前面パネル1Bは、下端部が底面パネル1Eの周縁部1E1上に設けられており、また、上端部に天面パネル1Aが設けられている。また、前面パネル1Bのうち前面構成部分の右側端部は、第2の側面パネル1Cの前側の側端部に沿うように設けられている。さらに、前面パネル1Bには、たとえば外気吸込口となる円形の開口部1B1が形成されている。なお、ファングリル1B2は、開口部1B1の形成位置に対向するように設けられている。前面パネル1Bは、たとえば樹脂などで構成される。
第2の側面パネル1Cは、室外機100の後面の一部及び右側面を構成するものである。この第2の側面パネル1Cは、水平断面形状が略L字であって底面パネル1Eに鉛直に立設され、圧縮機4の側方及び後側に配置されているものである。すなわち、第2の側面パネル1Cは、圧縮機4の側方側に位置し、第1の側面パネル1CC及び仕切板5に平行な側面部1C1と、圧縮機4の背面側に位置し、前面パネル1Bに平行な背面部1C2とを含む(図1L参照)。第2の側面パネル1Cは、前側端部がカバー1Dの側端部に沿うように設けられ、上端部が天面パネル1Aと接触して設けられ、下端部が底面パネル1Eと接触して設けられている。第2の側面パネル1Cは、たとえばABS樹脂などで構成される。
ファングリル1B2は、室外機100の前面の一部を構成し、ユーザーなどが、送風機3でケガをすることなどを防止するのに利用されるものである。このファングリル1B2は、たとえば縦桟と横桟からなる格子状部材である。
底面パネル1Eは、室外機100の底面の一部を構成するものである。底面パネル1Eは、圧縮機4及び室外熱交換器2などの下側に配置され、圧縮機4及び室外熱交換器2を支持する矩形状部材である。底面パネル1Eの周縁には、鉛直に立設する周縁部1E1が形成されている。すなわち、周縁部1E1は、底面パネル1Eの周縁部に形成されたフランジ状の部分である。底面パネル1Eの上側には、室外熱交換器2、圧縮機4及び仕切板5などが配置されている。底面パネル1Eは、たとえば金属板などから構成される。また、底面パネル1Eの下面側には、室外機100を載置するのに利用される脚部1E2が設けられている。
図1Gは、本実施の形態1に係る室外機100のバルブ取付板1F及びその周辺の斜視図である。図1Hは、本実施の形態1に係る室外機100の天面パネル1Aを外した状態で、室外機100を上側から見た図である。図1Iは、本実施の形態1に係る室外機100の前面パネル1B、第1の側面パネル1CC、第2の側面パネル1C及び天面パネル1Aを外した状態の正面図である。図1G〜図1Iを参照して、圧縮機4の筐体内に設けられている仕切板5、圧縮機4及び室外熱交換器2などの構成について説明する。
また、室外機100には、圧縮機4の回転数を制御する制御装置6A(図1A(a)参照)などが設けられた電気品箱6と、室内機150側に第1の配線L1を介して接続されるとともに、制御装置6Aに第2の配線L2を介して接続される端子台90とが搭載されている。
さらに、室外機100は、冷媒配管Pが接続されるバルブ7と、バルブ7が取り付けられるバルブ取付板1Fとを備えている。バルブ取付板1Fには、端子台90が設置されている。
仕切板5は、圧縮機4、バルブ7及び電気品箱6などが配置される側と、室外熱交換器2、送風機3及びモーターサポート3Aなどが配置される側とを仕切るように配置されている。すなわち、仕切板5は、圧縮機4、バルブ7及び電気品箱6などが設けられる機械室R1と、室外熱交換器2、送風機3、及びモーターサポート3Aなどが設けられる送風機室R2とを区画するものである。仕切板5は、たとえば、底面パネル1E上に配置される。そして、仕切板5は、たとえば、前端部が前面パネル1Bに配置され、後端部が室外熱交換器2の端部に固定される。また、仕切板5には、機械室R1側の面に、バルブ取付板1Fの一端側が固定されている。つまり、バルブ取付板1Fは、仕切板5に固定されて、圧縮機4の上部で支持されている。
圧縮機4は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にして吐出するものである。圧縮機4は、冷媒の流れを切り替えて冷房運転及び暖房運転を切り替える四方弁8に配管を介して接続されている。圧縮機4は、室外機100の筐体内に収容されている。圧縮機4の周囲には、仕切板5、前面パネル1B及び第2の側面パネル1Cなどが配置されている。たとえば、圧縮機4の左側方側には仕切板5が配置され、圧縮機4の右側方側には第2の側面パネル1Cの側面部1C1が配置され、圧縮機4の背面側には、第2の側面パネル1Cの背面部1C2が配置されている。
室外熱交換器2は、送風機3によって室外機100に取り込まれる空気と冷媒との間で熱交換を行わせ、冷房運転時に冷媒を凝縮液化させ、暖房運転時に冷媒を蒸発ガス化させるものである。室外熱交換器2は、たとえば、底面パネル1E上に設けられている。なお、室外熱交換器2は、底面パネル1E上に直接載置されている必要はなく、底面パネル1Eに設けた設置台の上に載置されていてもよい。室外熱交換器2の上部には、モーターサポート3Aが掛けられるようにして設けられている。室外熱交換器2は、たとえば伝熱管を流れる冷媒とフィンを通過する空気との間で熱交換ができるようなフィンアンドチューブ熱交換器で構成される。
室外熱交換器2は、第1の側面パネル1CCから第2の側面パネル1Cに向かう方向に平行に延びる第1の熱交換部2Aと、曲げられた第2の熱交換部2Bと、第1の側面パネル1CCに対向するように設けられた第3の熱交換部2Cとを含むものである。第1の熱交換部2Aと第2の熱交換部2Bとが接続されており、第2の熱交換部2Bと第3の熱交換部2Cとが接続されている(図1H参照)。室外熱交換器2の第2の側面パネル1C側の端部には、たとえば、各種配管及び伝熱管に冷媒を分配するヘッダーなどの冷媒流通部材(図示省略)が配置される。なお、第3の熱交換部2Cには、伝熱管が半円状に曲げられたヘアピン2C1が設けられている。
室外熱交換器2、送風機3及びモーターサポート3Aは、室外機100の筐体内に収容されている。
四方弁8は、暖房運転時には凝縮器として機能する室内熱交換器151と圧縮機4の吐出側とを接続するとともに、蒸発器として機能する室外熱交換器2と圧縮機4の吸入側とを接続するように切り替えられる。また、四方弁8は、冷房運転時には凝縮器として機能する室外熱交換器2と圧縮機4の吐出側とを接続するとともに、蒸発器として機能する室内熱交換器151と圧縮機4の吸入側とを接続するように切り替えられる。四方弁8は、制御装置6Aによって制御される。
四方弁8は、水平方向に平行な奥行き方向において、圧縮機4と第2の側面パネル1Cの背面部1C2との間に配置されている。また、四方弁8は、上下方向において、圧縮機4よりも上側であって、バルブ取付板1Fよりも下側に配置されている。
電気品箱6は、制御装置6A(図1A(a)参照)などが搭載されている箱体である。すなわち、電気品箱6は、水、埃などで制御装置6Aが故障してしまうことがないように、制御装置6Aを保護している。電気品箱6は、仕切板5のうちの機械室R1側の面に取り付けられている。電気品箱6は、バルブ取付板1Fの下側に配置されている。電気品箱6を仕切板5に取り付ける手段としては、ネジなどを利用してもよいし、ツメなどの嵌合構造を利用してもよいし、接着剤などを利用することもできる。
電気品箱6内の制御装置6Aは、第2の配線L2を介して端子台90に接続されている。
端子台90は、バルブ取付板1F上に設置されているものである。端子台90をバルブ取付板1Fに固定する手段としては、特に限定されるものではないが、たとえばネジなどを利用してもよいし、ツメなどの嵌合構造を利用してもよいし、接着剤などを利用することもできる。ここで、第1の配線L1の先端には、たとえば、端子台90に取り付ける端子(図示省略)が設けられている。端子台90には、第1の配線L1の端子が取り付けられ、第1の配線L1と第2の配線L2との電気的導通が図られる。
バルブ7は、バルブ取付板1Fに取り付けられているものである。バルブ7は、バルブ7A及びバルブ7Bから構成されている。バルブ7には、冷媒配管Pが接続されている。バルブ7は、バルブ取付板1Fの上面と天面パネル1Aの下面との間に形成される閉空間に配置されている。このため、仮に、室外機100の筐体の内外を接続する冷媒配管Pの外側に巻かれる断熱カバーに引火しても、炎が機械室R1内へ延焼してしまうことを防ぐことができる。つまり、炎の延焼がバルブ取付板1Fによって妨げられ、炎が圧縮機4及び室外熱交換器2などに及ぶことを回避することができるようになっている。
図1Jは、本実施の形態1に係る室外機100のバルブ取付板1Fの斜視図である。図1Kは、本実施の形態1に係る室外機100のバルブ取付板1Fの説明図である。なお、図1K(a)はバルブ取付板1Fの上面視図である。また、図1K(b)は図1K(a)の矢印AR1側からバルブ取付板1Fを見た図であり、図1K(c)は図1K(a)の矢印AR2側からバルブ取付板1Fを見た図である。
図1Lは、本実施の形態1に係る室外機100の第2の側面パネル1Cの斜視図である。図1Lを参照して第2の側面パネル1Cの構成について説明する。周面パネルに対応する第2の側面パネル1Cは、仕切板5を境にして圧縮機4が設けられている側に配置され、上端部に天面パネル1Aが取り付けられたものである。
第2の側面パネル1Cは、底面パネル1Eの周縁部1E1のうち、圧縮機4の右側方側に位置する周縁部1E1上に配置された側面部1C1と、底面パネル1Eの周縁部1E1のうち圧縮機4の背面側に位置する周縁部1E1上に配置された背面部1C2とを含む。背面部1C2は、バルブ取付板1Fの上側の高さ位置に形成され、冷媒配管Pが通る切欠部1C3を含む。室外機100は、第2の側面パネル1Cに切欠部1C3が形成されていることにより、冷媒配管Pでバルブ7と室内機150とを接続することができるようになっている。
本実施の形態1に係る室外機100は、圧縮機4の上部に設けられたバルブ取付板1Fに端子台90が設けられているので、室外機100の筐体内の限られた空間を有効活用することができる。具体的には、機械室R1の上部の空間は、デッドスペースになっているが、バルブ取付板1Fは、機械室R1の上部の空間に位置する端子台支持部1F3を備えている。このため、本実施の形態1に係る室外機100は、このデッドスペースに端子台90を配置することができ、室外機100の筐体内の限られた空間を有効活用することができる。
図2Aは、本実施の形態2に係る室外機100の天面パネル1Aを外した状態で、室外機100を上側から見た図である。図2Bは、本実施の形態2に係る室外機100の内部構造などを室外機100の側面側から見た図である。図2Cは、本実施の形態2に係る室外機100を分解した状態の斜視図である。本実施の形態2では、実施の形態1との相違する部分を中心に説明するものとし,実施の形態1と共通する構成については同一符号を付している。
本実施の形態2では、実施の形態1で説明したバルブ取付板1Fについてだけ変更がある。図2A〜図2Cに示す圧縮機4及び仕切板5などの各種構成については、実施の形態1とは変更はない。
図2Dは、本実施の形態2に係る室外機100のバルブ取付板1FF及びその周辺の正面斜視図である。図2Eは、本実施の形態2に係る室外機100のバルブ取付板1FF及びその周辺の背面斜視図である。図2Fは、本実施の形態2に係る室外機100のバルブ取付板1FFの斜視図である。図2Gは、本実施の形態2に係る室外機のバルブ取付板1FFの説明図である。なお、図2G(a)はバルブ取付板1FFの上面視図である。また、図2G(b)は図2G(a)の矢印AR1側からバルブ取付板1FFを見た図であり、図2G(c)は図2G(a)の矢印AR2側からバルブ取付板1FFを見た図である。
バルブ取付板1FFは、取付部に対応する開口部1F4の形成面F1よりも、バルブ7の取付面F2の方が低くなるように形成された段差部1F6を含むものである。ここで、板本体1F1は、形成面F1及び取付面F2を含む。
本実施の形態2に係る室外機100は、実施の形態1に係る室外機100の有する効果に加えて次の効果を有する。
すなわち、本実施の形態2に係る室外機100は、バルブ取付板1FFに段差部1F6が形成されているので、バルブ7などで発生した結露水が開口部1F4に流れ込んでしまうことを回避することができ、電気品箱6に水が浸入してしまうことをより確実に抑制することができる。
Claims (7)
- 冷媒配管を介して室内機に接続される室外機であって、
筐体と、
前記筐体内に収容された圧縮機と、
前記筐体内の上部に位置し、前記圧縮機の上方に設けられたバルブ取付板と、
前記バルブ取付板の下方に配置され、前記圧縮機の回転数を制御する制御装置が設けられた電気品箱と、
前記バルブ取付板に設けられ、前記冷媒配管が接続されるバルブと、
前記室内機側に接続される第1の配線と、前記制御装置側に接続される第2の配線とが接続される端子台と、
を備え、
前記バルブ取付板には、
前記バルブが配置されている上側と前記制御装置が配置されている下側とを連通し、前記端子台が設けられた取付部が形成されている
室外機。 - 前記筐体の底面上に配置された室外熱交換器と、
前記筐体内に収容され、前記圧縮機及び前記電気品箱が設けられる側と前記室外熱交換器が設けられる側とを区画する仕切板とをさらに備え、
前記仕切板には、
前記電気品箱が固定されている
請求項1に記載の室外機。 - 前記バルブ取付板は、
その一端側が前記仕切板に固定されている
請求項2に記載の室外機。 - 前記筐体は、
前記バルブ及び前記端子台の上側に配置された天面パネルと、
前記仕切板を境にして前記圧縮機が設けられている側に配置され、上端部に前記天面パネルが取り付けられた周面パネルとを含み、
前記周面パネルは、
前記圧縮機の背面側に位置し、
前記バルブ取付板の上側に形成され、前記冷媒配管が通る切欠部を含む
請求項2又は3に記載の室外機。 - 前記バルブ取付板は、
前記取付部の形成面よりも、前記バルブの取付面の方が低くなるように形成された段差部を含む
請求項1〜4のいずれか一項に記載の室外機。 - 前記取付部は、
前記バルブが配置されている上側と前記制御装置が配置されている下側とを連通する開口部と、
一端側が前記開口部の周縁に接続され、一端側から他端側にかけて下側に傾斜し、前記端子台が設けられている端子台支持部とを含む
請求項1〜5のいずれか一項に記載の室外機。 - 前記バルブ取付板上に設けられ、前記第1の配線を前記バルブ取付板上に固定する固定部材をさらに備え、
前記端子台支持部は、
前記開口部の周縁のうち前記バルブ側の周縁に接続され、
前記固定部材は、
前記開口部の周縁と前記端子台支持部との接続部分と、前記バルブとの間に配置されている
請求項6に記載の室外機。
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