JP6304018B2 - エンジンの停止制御装置 - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、車両の走行駆動用のエンジンの停止を制御するエンジンの停止制御装置に関するものである。
近年、従来から広く使われてきた鉛蓄電池(第1蓄電部)に加えて、鉛蓄電池よりも急速な充放電が可能なニッケル水素蓄電池、リチウムイオン二次電池又は電気二重層キャパシタ(第2蓄電部)が搭載された車両が普及しつつある(特許文献1参照)。
特開2003−254208号公報
第1蓄電部に加えて第2蓄電部を備える場合、エンジンの始動時に第2蓄電部の電力を利用すると、第1蓄電部の電力消費及び劣化を抑制できる。しかし、エンジンの始動時には大電力を要するため、第2蓄電部の電力不足が懸念される。上記特許文献1に記載の車両では、第2蓄電部から十分な電力供給を行えない場合には、第1蓄電部からの電力供給によりエンジンを始動している。
しかしながら、第1蓄電部に加えて第2蓄電部を備える場合には、低コスト化及び小型化のために、第1蓄電部のみを備える場合に比べて、第1蓄電部の容量を低下させることがあり得る。この場合に、第1蓄電部からの電力供給によりエンジンを始動すると、第1蓄電部から他の電気機器への電力供給が十分に行えなくなることが懸念される。
ここに開示された技術は、第1蓄電部及び第2蓄電部を備える車両において、エンジンを確実に始動することができ、かつ、他の電気機器への電力供給が十分に行えなくなるのを防止することを目的とする。
上述の課題を解決するために、ここに開示された技術の一態様は、車両に搭載されたエンジンを始動する始動装置と、前記エンジンにより駆動されて発電する発電機と、所定電圧値以下の電圧で動作する低電圧電気機器と、前記低電圧電気機器に電気的に接続され、上限電圧が前記所定電圧値に設定された第1蓄電部と、前記始動装置及び前記発電機に電気的に接続され、上限電圧が前記所定電圧値より高い電圧に設定され、前記第1蓄電部より急速な充放電が可能な第2蓄電部と、前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記所定電圧値を超える電圧で動作し、前記エンジンの始動前にユーザによって動作可能に構成され、座席又は車室内空気を加熱する車室ヒータと、前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記所定電圧値を超える電圧で動作し、前記エンジンの始動前に動作可能に構成され、触媒を加熱する触媒ヒータと、前記始動装置を制御する始動制御部と、前記触媒ヒータの動作を制御するヒータ制御部と、イグニッションスイッチがオンにされることにより前記エンジンが始動される前における前記車室ヒータの動作状態を記憶する記憶部と、前記エンジンの動作中に予め定められた停止条件が成立したか否かを判定し、前記イグニッションスイッチがオフにされると前記停止条件が成立したと判定する条件判定部と、前記イグニッションスイッチがオフにされて前記停止条件が成立したと前記条件判定部により判定されると、前記車室ヒータが動作していたことが前記記憶部に記憶されている場合には、前記エンジンを前記始動装置により始動させるのに必要な始動電力量と前記触媒ヒータを動作させるのに必要なヒータ電力量と前記車室ヒータを動作させるために必要な動作電力量との和である和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定する状態判定部と、前記イグニッションスイッチがオフにされると、前記和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていると前記状態判定部により判定されると前記エンジンを停止し、前記和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないと前記状態判定部により判定されると、前記発電機に前記第2蓄電部を充電させ、前記和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵された後に前記エンジンを停止する停止制御部と、を備え、前記始動装置は、前記第1蓄電部に電気的に接続され、前記エンジンにギヤを介して連結され、前記第1蓄電部からの供給電力により動作するギヤ式始動装置と、前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記エンジンにベルトを介して連結され、前記第2蓄電部からの供給電力により動作するベルト式始動装置と、を含み、前記始動制御部は、前記エンジンを冷却する冷却水の水温が基準温度以下のときは前記ギヤ式始動装置を用いて前記エンジンを始動し、前記水温が前記基準温度を超えているときは前記ベルト式始動装置を用いて前記エンジンを始動し、前記状態判定部は、前記エンジンを前記ベルト式始動装置によりキー始動させるのに必要なキー始動電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、前記ヒータ制御部は、前記エンジンの始動前において、前記水温が前記基準温度を超えており、かつ、前記キー始動電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているときは、前記触媒ヒータを作動させ、前記キー始動電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないときは、前記触媒ヒータを作動させず、前記状態判定部は、予め定められた下限電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、前記ヒータ制御部は、前記エンジンの始動前において、前記水温が前記基準温度以下であり、かつ、前記下限電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているときは、前記触媒ヒータを作動させ、前記下限電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないときは、前記触媒ヒータを作動させないものである。
イグニッションスイッチがオンにされることによりエンジンが始動される前に車室ヒータが動作していた場合には、次にイグニッションスイッチがオンにされる際も、車室ヒータが動作する可能性が高い。そこで、この態様では、イグニッションスイッチがオンにされることによりエンジンが始動される前における車室ヒータの動作状態が記憶部に記憶される。そして、エンジンの動作中にイグニッションスイッチがオフにされて停止条件が成立したと判定されると、車室ヒータが動作していたことが記憶部に記憶されている場合には、エンジンが停止される前に、始動装置によりエンジンを始動させるのに必要な始動電力量と触媒ヒータを動作させるのに必要なヒータ電力量と車室ヒータを動作させるために必要な動作電力量との和である和ヒータ電力量が第2蓄電部に貯蔵されているか否かが判定される。そして、和ヒータ電力量が第2蓄電部に貯蔵されていないと判定されると、発電機により第2蓄電部が充電され、和ヒータ電力量が第2蓄電部に貯蔵された後にエンジンが停止される。したがって、この態様によれば、次回にイグニッションスイッチがオンにされることによるエンジンの始動時には、第2蓄電部に貯蔵されている電力によって、エンジンを始動装置により確実に始動させることができ、車室ヒータも、確実に動作させることができる。
上記態様において、前記第2蓄電部に電気的に接続され、発電機能及び電動機能を兼有し、前記エンジンにベルトを介して連結されたモータジェネレータを更に備えてもよい。前記発電機は、前記発電機能により動作する前記モータジェネレータを含んでもよい。前記始動装置は、前記電動機能により動作する前記モータジェネレータを含んでもよい。
上記態様において、前記低電圧電気機器及び前記第1蓄電部を含む低電圧回路と、前記モータジェネレータ及び前記第2蓄電部を含む高電圧回路との間に設けられ、前記モータジェネレータ又は前記第2蓄電部から出力される電圧を低下させて前記低電圧回路に出力する電圧変換器と、前記始動装置を制御する始動制御部と、を更に備え、前記第2蓄電部は、前記発電機能により動作する前記モータジェネレータによって充電され、前記電動機能により動作する前記モータジェネレータに電力を供給し、前記条件判定部は、前記停止条件として、予め定められた自動停止条件が成立したか否かを判定し、前記状態判定部は、前記エンジンを前記始動装置により始動させるのに必要な始動電力量を、自動停止中の前記エンジンを前記モータジェネレータにより再始動させるのに必要な再始動電力量に設定し、前記自動停止条件が成立したと前記条件判定部により判定されると、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、前記停止制御部は、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていると前記状態判定部により判定されると前記エンジンを自動停止し、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないと前記状態判定部により判定されると、前記モータジェネレータに前記第2蓄電部を充電させ、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵された後に前記エンジンを自動停止し、前記始動制御部は、前記エンジンの自動停止中に予め定められた再始動条件が成立したと判定すると、前記モータジェネレータに前記エンジンを再始動させてもよい。
この態様では、自動停止条件が成立したと判定されると、再始動電力量以上の電力量が第2蓄電部に貯蔵された状態で、エンジンが自動停止される。エンジンの自動停止中に再始動条件が成立したと判定されると、第2蓄電部に貯蔵されている電力がモータジェネレータに供給される。したがって、この態様によれば、第2蓄電部に貯蔵されている電力量を用いて、確実にエンジンをモータジェネレータにより再始動させることができる。また、モータジェネレータは、エンジンにベルトを介して連結されているため、ギヤを介して連結されている場合に比べて、静粛にエンジンを再始動させることができる。
上記態様において、前記エンジンの自動停止中において、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されている間は、前記電圧変換器を動作させて前記第2蓄電部から前記低電圧回路に電力を供給し、前記第2蓄電部に貯蔵されている電力量が前記再始動電力量に低下すると、前記電圧変換器を停止させて前記第2蓄電部から前記低電圧回路への電力供給を停止する変換器制御部を更に備えてもよい。
この態様では、エンジンの自動停止中において、再始動電力量以上の電力量が第2蓄電部に貯蔵されている間は、電圧変換器が動作されて、第2蓄電部から低電圧回路に電力が供給される。したがって、この態様によれば、可能な限り第2蓄電部の貯蔵電力を使用することにより、第1蓄電部の劣化を防止することができる。また、第2蓄電部に貯蔵されている電力量が再始動電力量に低下すると、電圧変換器が停止されて、第2蓄電部から低電圧回路への電力供給が停止される。したがって、この態様によれば、再始動条件が成立したと判定されると、第2蓄電部に貯蔵されている再始動電力量を用いて、エンジンをモータジェネレータにより確実に、かつ静粛に再始動させることができる。
上記態様において、前記高電圧回路は、前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記所定電圧値を超える電圧で動作する高電圧電気機器を更に含み、前記状態判定部は、前記自動停止条件が成立したと前記条件判定部により判定されると、前記高電圧電気機器が前記エンジンの自動停止中に動作するか否かを予測し、前記高電圧電気機器が前記エンジンの自動停止中に動作すると予測したときは、前記再始動電力量と前記高電圧電気機器を動作させるために必要な動作電力量とを加算した合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、前記停止制御部は、前記合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていると前記状態判定部により判定されると前記エンジンを自動停止し、前記合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないと前記状態判定部により判定されると、前記モータジェネレータに前記第2蓄電部を充電させ、前記合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵された後に前記エンジンを自動停止してもよい。
この態様では、自動停止条件が成立したと判定されると、高電圧電気機器がエンジンの自動停止中に動作するか否かが予測される。高電圧電気機器がエンジンの自動停止中に動作すると予測されたときは、再始動電力量と高電圧電気機器を動作させるために必要な動作電力量とを加算した合計電力量が第2蓄電部に貯蔵されているか否かが判定される。そして、合計電力量が第2蓄電部に貯蔵された状態で、エンジンが自動停止される。したがって、この態様によれば、エンジンの自動停止中に高電圧電気機器を確実に動作させることができる。また、再始動条件が成立したと判定されると、エンジンをモータジェネレータにより確実に、かつ静粛に再始動させることができる。
上記態様において、前記高電圧電気機器を制御する機器制御部を更に備え、前記高電圧電気機器は、座席又は車室内空気を加熱する車室ヒータを含み、前記機器制御部は、前記エンジンの自動停止中に前記車室ヒータを動作させる場合には、前記第2蓄電部から前記車室ヒータに供給する電力を通常時より低い所定低電力に低下させ、前記状態判定部は、前記動作電力量を前記所定低電力に対応する電力量に設定して前記合計電力量を算出してもよい。
この態様では、動作電力量が通常時より低い所定低電力に対応する電力量に設定されて合計電力量が算出される。ここで、合計電力量が第2蓄電部に貯蔵されていないと判定されると、合計電力量が第2蓄電部に貯蔵されるまで、モータジェネレータにより第2蓄電部が充電される。したがって、動作電力量が所定低電力に対応する電力量に設定されると、合計電力量が第2蓄電部に貯蔵されるまでの充電に要する時間は通常時より短くなる。このため、この態様によれば、より早くエンジンを自動停止することができる。なお、車室ヒータは、座席又は車室内空気を加熱するものであるため、車室ヒータに供給する電力を通常時より低い所定低電力に低下させても、過大な支障を来すことはない。
このエンジンの停止制御装置によれば、車室ヒータが動作していたことが記憶部に記憶されている場合には、エンジンが停止される前に、始動電力量と触媒ヒータを動作させるのに必要なヒータ電力量と車室ヒータを動作させるために必要な動作電力量との和である和ヒータ電力量を第2蓄電部に貯蔵させることにより、次回にイグニッションスイッチがオンにされることによるエンジンの始動時には、第2蓄電部に貯蔵されている電力量を用いて、確実にエンジンを始動装置により始動させることができ、車室ヒータも、確実に動作させることができる。
エンジンの停止制御装置が搭載された車両の構成を概略的に示す図である。 車両の制御系統の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 制御部により行われる処理の一例を示すフローチャートである。 制御部により行われる処理の一例を示すフローチャートである。 制御部により行われる処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態が説明される。なお、各図では、同様の要素には同様の符号が付され、適宜、説明が省略される。
(車両の全体構成)
図1は、エンジンの停止制御装置が搭載された車両の構成を概略的に示す図である。車両1は、図1に示されるように、エンジン2、ギヤ駆動式スタータ3、ベルト駆動式Integrated Starter Generator(以下、単に「ISG」と称される)4、シートヒータ5、正温度係数(PTC)ヒータ6、触媒ヒータ7、遮断スイッチ素子8、キャパシタ9、DC−DCコンバータ10、バイパススイッチ素子11、鉛蓄電池(以下、単に「バッテリ」と称される)12、低電圧電気機器13等を備える。
キャパシタ9の正極は、遮断スイッチ素子8及び高電圧ラインL1を介して、ISG4、シートヒータ5、PTCヒータ6、及び触媒ヒータ7に電気的に接続されており、これらは高電圧回路14を構成する。バッテリ12の正極は、低電圧ラインL2を介して、ギヤ駆動式スタータ3及び低電圧電気機器13に電気的に接続されており、これらは低電圧回路15を構成する。キャパシタ9の負極及びバッテリ12の負極は接地されている。
車両1は、例えば4輪自動車である。エンジン2は、車両1のエンジンルームに設けられる。エンジン2の駆動力は、クランクシャフト2aからトランスミッション、終減速機、駆動軸等を介して車輪1aに伝達されて、車両1を走行させる。
ギヤ駆動式スタータ3(始動装置の一例)は、エンジン2を始動する。ギヤ駆動式スタータ3のピニオンギヤ3aは、エンジン2のリングギヤ2bに連結されており、ギヤ駆動式スタータ3の駆動力は、ピニオンギヤ3a及びリングギヤ2bを介して、エンジン2のクランクシャフト2aに伝達される。
ISG4(モータジェネレータの一例)は、発電機能と電動機能とを兼有する。ISG4は、ベルト4aを介してエンジン2のクランクシャフト2aに連結されている。ISG4は、発電機能により動作する際は、エンジン2のクランクシャフト2aと連動して回転するロータを磁界中で回転させることにより発電を行う。ISG4は、磁界を発生するフィールドコイルへの供給電流の増減に応じて、最大数十Vまでの範囲で発電電圧を調節することが可能になっている。また、ISG4には、発電された交流電力を直流電力に変換する整流器(図示省略)が内蔵されている。ISG4で発電された電力は、この整流器で直流に変換された後に、高電圧ラインL1に出力される。
ISG4は、電動機能により動作する際は、キャパシタ9からの電力供給を受けて駆動され、ベルト4aを介してエンジン2のクランクシャフト2aに駆動力を伝達して、エンジン2を始動する。発電機能により動作するISG4は発電機の一例であり、電動機能により動作するISG4は始動装置の一例である。
バッテリ12(第1蓄電部の一例)は、本実施形態では、直列接続された6セルの鉛蓄電池を含む。この構成により、バッテリ12の公称電圧は、DC12Vになっている。鉛蓄電池は、化学反応によって電気エネルギーを蓄えるものであるため、急速な充放電には不向きである。しかし、鉛蓄電池は、充電容量を確保し易いため、比較的多量の電力を蓄えることができるという特性を有する。
キャパシタ9(第2蓄電部の一例)は、複数個の電気二重層キャパシタ(EDLC)が連結されて構成され、大容量化されている。キャパシタ9は、最大でDC数十Vまで充電されることが可能に構成されている。電気二重層キャパシタは、鉛蓄電池とは異なり、電解質イオンの物理的な吸着によって電気を蓄えるものである。このため、電気二重層キャパシタは、比較的急速な充放電が可能で、内部抵抗も小さいという特性を有する。
遮断スイッチ素子8は、オンにされるとキャパシタ9を高電圧ラインL1に接続し、オフにされるとキャパシタ9を高電圧ラインL1から遮断する。遮断スイッチ素子8は、本実施形態では、機械式リレーで構成されている。代替的に、遮断スイッチ素子8は、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOS−FET)又は絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)等の半導体スイッチで構成されてもよい。
DC−DCコンバータ10とバイパススイッチ素子11とは、互いに並列に接続されている。DC−DCコンバータ10とバイパススイッチ素子11との並列回路は、高電圧回路14と低電圧回路15との間に設けられている。
DC−DCコンバータ10(電圧変換器の一例)は、例えば、内蔵するスイッチング素子のオンオフスイッチングによって入力電圧を変化させて出力する。本実施形態では、DC−DCコンバータ10は、高電圧ラインL1から低電圧ラインL2に(つまり図1中、左側から右側に)供給される電力の電圧を降圧する機能を有している。なお、本実施形態では、DC−DCコンバータ10は、これ以外の機能、例えば上記とは反対方向(つまり図1中、右側から左側へ)の電力の供給を許容したり、電圧を昇圧したりする機能は有していない。
バイパススイッチ素子11は、オンにされると、DC−DCコンバータ10の入力端(つまり高電圧ラインL1)及び出力端(つまり低電圧ラインL2)の間を短絡し、オフにされると、DC−DCコンバータ10の入力端及び出力端の間を開放する。バイパススイッチ素子11は、本実施形態では、機械式リレーで構成されている。代替的に、バイパススイッチ素子11は、MOS−FET又はIGBT等の半導体スイッチで構成されてもよい。
シートヒータ5(高電圧電気機器の一例、車室ヒータの一例)は、車両1の座席を加熱するためのヒータである。PTCヒータ6(高電圧電気機器の一例、車室ヒータの一例)は、車両1の室内を暖房するためのヒータである。触媒ヒータ7は、排ガスを浄化する触媒を加熱するためのヒータである。シートヒータ5、PTCヒータ6、及び触媒ヒータ7は、DC数十Vでも安定して動作するため、高電圧ラインL1の側に配置されている。
低電圧電気機器13は、本実施形態では、DC12V(所定電圧値の一例)以下の電圧で動作する電気機器である。低電圧電気機器13は、例えば、電動式パワーステアリング機構(EAPS)、エアコン、オーディオ機器などを含む。
図1に示される車両1の動作が簡単に説明される。まず、イグニッションSW20(図2)がオンにされると、遮断スイッチ素子8がオンにされ、バイパススイッチ素子11がオフにされる。そして、ギヤ駆動式スタータ3又はISG4がエンジン2をクランキングし、エンジン2が始動される。
車両1の減速時において、ISG4はエンジン2からの動力により発電する。ISG4によって発電された電力はキャパシタ9に蓄積される。また、ISG4によって発電された電力は、DC−DCコンバータ10によって電圧が降圧されて低電圧電気機器13に供給されると共に、余剰電力はバッテリ12に供給されて、バッテリ12が充電される。
また、低電圧電気機器13の電力需要が高く、DC−DCコンバータ10から低電圧ラインL2に出力される電流が、仕様によって定められた所定値を超えると、キャパシタ9の電圧Vcapがバッテリ12の電圧近傍に低下するまで待って、バイパススイッチ素子11がオンにされ、DC−DCコンバータ10の動作は停止される。これにより、キャパシタ9及びISG4の電力はDC−DCコンバータ10を通らずに、バイパススイッチ素子11を介して低電圧電気機器13に供給される。これにより、DC−DCコンバータ10が故障することなく、低電圧電気機器13の動作を継続させることができる。
(制御系統)
図2は、図1に示される車両1の制御系統の電気的構成を概略的に示すブロック図である。図2に示されるように、上述のギヤ駆動式スタータ3、ISG4、シートヒータ5、PTCヒータ6、触媒ヒータ7、遮断スイッチ素子8、DC−DCコンバータ10、バイパススイッチ素子11、低電圧電気機器13等の部品は、配線を介して制御部40と接続されており、制御部40からの指令に基づき制御される。図2に示されるように、さらに、インジェクタ30が、配線を介して制御部40と接続されており、制御部40からの指令に基づき制御される。制御部40は、例えば、従来周知のCPU、ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータで構成される。
制御部40は、車両1に設けられた各種センサ及び各種スイッチ(以下、「SW」と記述される)等と配線を介して接続され、検出信号及び操作信号は、制御部40に逐次入力されるように構成されている。具体的には、車両1は、イグニッションSW20、水温センサ21、アクセルSW22、フットブレーキSW23、車速センサ24、キャパシタ電圧センサ25、触媒温度センサ26、PTCヒータSW27、シートヒータSW28、及びキーレスエントリシステム29を備える。
水温センサ21は、例えば、ラジエーターに設けられ、エンジン2の冷却水の温度(以下、単に「水温」とも称される)Twを検出する。アクセルSW22は、アクセルペダル1cの操作の有無、及びアクセルペダル1cの操作量を検出する。制御部40は、アクセルSW22により検出されたアクセルペダル1cの操作量に応じて、インジェクタ30を制御する。フットブレーキSW23は、フットブレーキペダル1bの操作の有無、及びフットブレーキペダル1bの操作量を検出する。
車速センサ24は、車両1の走行速度を検出する。キャパシタ電圧センサ25は、キャパシタ電圧Vcapを検出する。触媒温度センサ26は、排ガスを浄化する触媒の温度(以下、単に「触媒温度」と称される)Tcを検出する。
キーレスエントリシステム29は、車両1のドアロックの開錠及び施錠を制御する。キーレスエントリシステム29は、例えば、車両1のキーを携帯するユーザが所定距離内に近づいて、キーから送信された電波を検知した場合に、車両1のドアロックを自動的に開錠してもよい。キーレスエントリシステム29は、施錠されている車両1のドアロックを開錠すると開錠信号を制御部40に出力し、開錠されている車両1のドアロックを施錠すると施錠信号を制御部40に出力する。
図2に示されるように、制御部40は、条件判定部41、状態判定部42、停止制御部43、始動制御部44、機器制御部45、及び変換器制御部46を含む。
条件判定部41は、予め定められた停止条件が成立したか否かを判定する。条件判定部41は、ユーザによりイグニッションSW20がオフにされると、停止条件が成立したと判定する。条件判定部41は、上記停止条件として、アイドルストップ条件(自動停止条件の一例、以下、「IS条件」と記述する)が成立したか否かを判定する。
条件判定部41は、アクセルSW22、フットブレーキSW23、車速センサ24の検出信号を取得する。条件判定部41は、取得した検出信号が、アクセルペダル1cが操作されておらず、フットブレーキペダル1bが操作され、かつ、車両1の速度が0(つまり車両1が停止)であることを示す場合に、IS条件が成立したと判定する。
状態判定部42は、停止条件が成立したと条件判定部41により判定されると、キャパシタ電圧センサ25により検出されるキャパシタ電圧Vcapに基づき、所定電力量がキャパシタ9に貯蔵されているか否かを判定する。状態判定部42は、キャパシタ電圧Vcapとキャパシタ9の既知の容量とから、キャパシタ9に貯蔵されている電力量を算出することができる。なお、上記所定電力量は、後述されるように、種々のケースによって異なる値が採用される。
停止制御部43は、所定電力量がキャパシタ9に貯蔵されていると状態判定部42により判定されると、エンジン2を停止する。停止制御部43は、所定電力量がキャパシタ9に貯蔵されていないと状態判定部42により判定されると、エンジン2を停止せずに、ISG4を動作させて、所定電力量がキャパシタ9に貯蔵されるまでキャパシタ9を強制充電する。停止制御部43は、強制充電により所定電力量がキャパシタ9に貯蔵された後、エンジン2を停止する。IS条件の成立によりエンジン2が停止された場合には、車両1は、通常走行からアイドルストップに移行する。
状態判定部42は、更に、IS条件が成立したと条件判定部41により判定されると、車両1がアイドルストップに移行した場合に、高電圧電気機器(つまりシートヒータ5、PTCヒータ6、及び触媒ヒータ7)が、アイドルストップ中に動作するか否かを予測する。
アイドルストップ中には、触媒温度Tcは低下する。そこで、状態判定部42は、IS条件成立時の触媒温度Tcから、アイドルストップ中に触媒ヒータ7が動作するか否かを予測してもよい。
IS条件成立時にPTCヒータSW27がオンにされている場合には、状態判定部42は、アイドルストップ中にPTCヒータ6が動作すると予測してもよい。IS条件成立時にシートヒータSW28がオンにされている場合には、状態判定部42は、アイドルストップ中にシートヒータ5が動作すると予測してもよい。
IS条件成立時に、PTCヒータSW27及びシートヒータSW28がオフにされている場合には、状態判定部42は、車室温と外気温との差から、アイドルストップ中にPTCヒータ6及びシートヒータ5が動作することになるか否かを予測してもよい。
始動制御部44は、イグニッションSW20がオンにされたときのエンジン2の始動を制御する。始動制御部44は、まず、キーレスエントリシステム29から開錠信号が入力されると、水温センサ21により検出される水温Twが基準温度Tw0を超えているか否かを判定する。
エンジン2の冷却水の温度が低温状態(例えば、摂氏マイナス10度〜摂氏0度の範囲)にある場合、車両1が低温環境下にさらされているので、ISG4のベルト4aに滑りが発生し、ISG4は、ギヤ駆動式スタータ3に比べ、エンジン2の始動に失敗する可能性が高い。
一方、エンジン2の冷却水の温度が低温状態よりも高い常温状態では、ギヤ駆動式スタータ3及びISG4共に、エンジン2の始動に失敗する可能性は低い。但し、ISG4は、エンジン2のクランクシャフト2aとベルト4aで連結されているため、ISG4の方がギヤ駆動式スタータ3に比べて静粛性が高い。
そこで、本実施の形態では、水温Twが基準温度Tw0を超えていれば、始動制御部44は、イグニッションSW20がオンにされたときに、ISG4を用いてエンジン2を始動する。水温Twが基準温度Tw0以下であれば、始動制御部44は、イグニッションSW20がオンにされたときに、ギヤ駆動式スタータ3を用いてエンジン2を始動する。これによって、エンジン2の始動の確実性と静粛性との両立を図っている。基準温度Tw0としては、車両1が使用される地域にもよるが、例えば、摂氏マイナス10度以上かつ摂氏0度以下の所定温度を採用することができる。
始動制御部44は、アイドルストップ中におけるエンジン2の再始動を制御する。始動制御部44は、まず、アイドルストップ中において、所定のアイドルストップリスタート条件(以下、「IR条件」と記述する)が成立したか否かを判定する。始動制御部44は、車両1がアイドルストップに移行すると、経過時間をカウントし、かつ、アクセルSW22、及びフットブレーキSW23の検出信号を一定間隔(例えば100msec)ごとに取得する。
始動制御部44は、取得した検出信号から、アクセルペダル1cが操作されたと判定した時点、又はフットブレーキペダル1bの操作が無くなったと判定した時点、又はカウントしているアイドルストップの経過時間が予め定められた閾値を超えた時点で、IR条件が成立したと判定する。始動制御部44は、IR条件が成立したと判定すると、キャパシタ9から供給される電力によってISG4を駆動し、ISG4の電動機能によりエンジン2を再始動させる。エンジン2が再始動されると、車両1は、アイドルストップから通常走行に移行する。
機器制御部45は、高電圧電気機器、つまりシートヒータ5、PTCヒータ6、及び触媒ヒータ7の動作を制御する。PTCヒータSW27がユーザによりオンにされると、機器制御部45は、PTCヒータ6を動作させる。シートヒータSW28がユーザによりオンにされると、機器制御部45は、シートヒータ5を動作させる。
アイドルストップ中において、シートヒータ5及びPTCヒータ6を動作させる場合には、機器制御部45は、所定のデューティ比でPWM制御を行って、シートヒータ5及びPTCヒータ6に供給される電力を通常時より低減する。例えば50%のデューティ比でPWM制御が行われると、シートヒータ5及びPTCヒータ6に供給される電力は、通常時の電力の1/2の低電力(所定低電力の一例)に低減される。
変換器制御部46は、アイドルストップ中に、所定電力量(後述)がキャパシタ9に貯蔵されている間は、DC−DCコンバータ10を継続して動作させる。これによって、低電圧電気機器13への電力供給はキャパシタ9から行われる。変換器制御部46は、アイドルストップ中に、キャパシタ9に貯蔵されている電力量が所定電力量に低下したと状態判定部42により判定されると、DC−DCコンバータ10の動作を停止させて、キャパシタ9から低電圧電気機器13への電力供給を停止する。DC−DCコンバータ10の動作が停止されると、低電圧電気機器13への電力供給は、バッテリ12から行われる。
(制御動作)
図3〜図5は、制御部40により行われる処理の一例を示すフローチャートである。制御部40は、キーレスエントリシステム29から開錠信号が入力されると、図3〜図5に示される処理を開始する。
図3において、S301では、制御部40は、水温センサ21からエンジン2の冷却水の水温Twを取得する。機器制御部45は、触媒温度センサ26から触媒温度Tcを取得する。制御部40は、取得した情報を例えばRAM等の記憶部に保存する。また、状態判定部42は、PTCヒータSW27及びシートヒータSW28のオンオフの状態をそれぞれ取得する。状態判定部42は、取得した情報を例えばRAM等の記憶部に保存する。
S302では、始動制御部44は、S301で取得された水温Twが基準温度Tw0を超えているか否かを判定する。水温Twが基準温度Tw0を超えていれば(S302でYES)、始動制御部44は、始動設定フラグをISG4による始動を表す「設定SS1」に設定する(S303)。一方、水温Twが基準温度Tw0以下であれば(S302でNO)、始動制御部44は、始動設定フラグをギヤ駆動式スタータ3による始動を表す「設定SS2」に設定する(S304)。
S305では、機器制御部45は、S301で取得された触媒温度Tcが基準温度Tc0を超えているか否かを判定する。触媒温度Tcが基準温度Tc0を超えていれば(S305でYES)、処理はS310に進められる。一方、触媒温度Tcが基準温度Tc0以下であれば(S305でNO)、機器制御部45は、始動設定フラグがISG4による始動を表す「設定SS1」に設定されているか否かを判定する(S306)。
始動設定フラグがISG4による始動を表す「設定SS1」に設定されていれば(S306でYES)、処理はS307に進められ、始動設定フラグがISG4による始動を表す「設定SS1」に設定されていなければ(S306でNO)、処理はS309に進められる。
S307では、状態判定部42は、キャパシタ電圧センサ25からキャパシタ電圧Vcapを取得し、イグニッションSW20がオンにされたときにエンジン2をISG4によりキー始動させるのに必要なキー始動電力量を超える電力量がキャパシタ9に貯蔵されているか否かを判定する。上記キー始動電力量を超える電力量がキャパシタ9に貯蔵されていなければ(S307でNO)、処理はS310に進められる。一方、上記キー始動電力量を超える電力量がキャパシタ9に貯蔵されていれば(S307でYES)、機器制御部45は、触媒ヒータ7を作動させて(S308)、処理はS310に進められる。
S309では、状態判定部42は、キャパシタ電圧センサ25からキャパシタ電圧Vcapを取得し、予め定められた下限電力量がキャパシタ9に貯蔵されているか否かを判定する。上記下限電力量がキャパシタ9に貯蔵されていれば(S309でYES)、処理はS308に進められ、一方、上記下限電力量がキャパシタ9に貯蔵されていなければ(S309でNO)、処理はS310に進められる。下限電力量は、例えば、バッテリ12の出力電圧(本実施形態ではDC12V)より多少高い電圧に相当する電力量である。
S310では、始動制御部44は、イグニッションSW20を用いてエンジンの始動操作がユーザにより行われたか否かを判定する。エンジンの始動操作が行われなければ(S310でNO)、処理はS301に戻って、以上のステップが繰り返される。一方、エンジンの始動操作が行われると(S310でYES)、始動制御部44は、始動設定フラグに応じて、ギヤ駆動式スタータ3又はISG4によって、エンジン2を始動させる(S311)。
S312では、必要に応じて(例えばS307でNOの場合又はS309でNOの場合)、機器制御部45が触媒ヒータ7を作動させる。
図4のS401では、条件判定部41は、イグニッションSW20がオフにされたか否かを判定する。イグニッションSW20がオフにされなければ(S401でNO)、処理は図5のS501に進められる。一方、イグニッションSW20がオフにされると(S401でYES)、条件判定部41は、停止条件が成立したと判定し、処理はS402に進められる。
S402では、状態判定部42は、S301で取得され保存されている情報を用いて、PTCヒータSW27及びシートヒータSW28がそれぞれオンにされていたか否かを判定する。PTCヒータSW27及びシートヒータSW28の両方がオフにされていれば(S402でNO)、処理はS403に進められ、PTCヒータSW27及びシートヒータSW28のいずれかがオンにされていれば(S402でYES)、処理はS404に進められる。
S403では、状態判定部42は、キャパシタ電圧センサ25からキャパシタ電圧Vcapを取得し、イグニッションSW20がオンにされたときにエンジン2をISG4によりキー始動させるのに必要なキー始動電力量と触媒ヒータ7を動作させるのに必要なヒータ電力量とを加算した合計電力量がキャパシタ9に貯蔵されているか否かを判定する。触媒ヒータ7を動作させるのに必要なヒータ電力量は、エンジン2が始動されるとISG4による発電が可能になることを考慮して、触媒ヒータ7を例えば30秒間動作させるための電力量に設定してもよい。
合計電力量がキャパシタ9に貯蔵されていなければ(S403でNO)、処理はS405に進められる。一方、合計電力量がキャパシタ9に貯蔵されていれば(S403でYES)、処理はS406に進められる。
S404では、状態判定部42は、キャパシタ電圧センサ25からキャパシタ電圧Vcapを取得し、上記キー始動電力量と、触媒ヒータ7を動作させるのに必要なヒータ電力量と、PTCヒータ6及びシートヒータ5のうち作動しているヒータを動作させるために必要な動作電力量とを加算した加算電力量がキャパシタ9に貯蔵されているか否かを判定する。PTCヒータ6及びシートヒータ5を動作させるために必要な動作電力量は、エンジン2が始動されるとISG4による発電が可能になることを考慮して、PTCヒータ6及びシートヒータ5を、それぞれ例えば30秒間動作させるための電力量に設定してもよい。
加算電力量がキャパシタ9に貯蔵されていなければ(S404でNO)、処理はS405に進められる。一方、加算電力量がキャパシタ9に貯蔵されていれば(S404でYES)、処理はS406に進められる。
S405では、停止制御部43は、ISG4を発電機能により動作させてキャパシタ9を強制充電させる。S405の後、処理はS402に戻される。S406では、停止制御部43は、エンジン2を停止させて、図3〜図5の処理は終了する。
図5のS501では、条件判定部41は、IS条件が成立したか否かを判定する。IS条件が成立しなければ(S501でNO)、処理はS401に戻される。すなわち、イグニッションSW20がオフにされず(S401でNO)、IS条件が成立しなければ(S501でNO)、S401及びS501の判定ステップが繰り返し実行される。
IS条件が成立すると(S501でYES)、状態判定部42は、高電圧電気機器(つまりシートヒータ5、PTCヒータ6、及び触媒ヒータ7)が、アイドルストップ中に動作するか否かを予測する。
アイドルストップ中に高電圧電気機器が動作しないと予測されると(S502でNO)、処理はS503に進められ、アイドルストップ中に高電圧電気機器が動作すると予測されると(S502でYES)、処理はS504に進められる。
S503では、状態判定部42は、キャパシタ電圧センサ25からキャパシタ電圧Vcapを取得し、ISG4を動作させて自動停止中のエンジン2を再始動させるのに必要な再始動電力量がキャパシタ9に貯蔵されているか否かを判定する。
上記再始動電力量がキャパシタ9に貯蔵されていなければ(S503でNO)、処理はS506に進められ、上記再始動電力量がキャパシタ9に貯蔵されていれば(S503でYES)、処理はS507に進められる。
S504では、機器制御部45は、S502でシートヒータ5又はPTCヒータ6がアイドルストップ中に動作すると予測された場合には、シートヒータ5及びPTCヒータ6を動作させる際に、それぞれPWM制御により動作させる。これによって、シートヒータ5及びPTCヒータ6を動作させるために必要な動作電力量は、通常時より低い所定低電力に対応する電力量に低減される。
S505では、状態判定部42は、キャパシタ電圧センサ25からキャパシタ電圧Vcapを取得し、上記再始動電力量と、S502で動作すると予測された高電圧電気機器を動作させるために必要な動作電力量とを加算した合計電力量がキャパシタ9に貯蔵されているか否かを判定する。PTCヒータ6及びシートヒータ5を動作させるために必要な動作電力量は、S504で低減された電力量が用いられる。
上記合計電力量がキャパシタ9に貯蔵されていなければ(S505でNO)、処理はS506に進められ、上記合計電力量がキャパシタ9に貯蔵されていれば(S505でYES)、処理はS507に進められる。
S506では、停止制御部43は、ISG4を動作させてキャパシタ9を強制充電させる。S506の後、処理はS502に戻される。
S507では、停止制御部43は、エンジン2を自動停止させる。エンジン2の自動停止により、車両1は、通常走行からアイドルストップに移行する。
S508では、状態判定部42は、キャパシタ電圧センサ25からキャパシタ電圧Vcapを取得し、キャパシタ9に貯蔵されている電力量が、判定電力量に低下したか否かを判定する。判定電力量は、S503の判定ステップが実行された場合には再始動電力量であり、S505の判定ステップが実行された場合には合計電力量である。
キャパシタ9に貯蔵されている電力量が、判定電力量に低下していなければ(S508でNO)、変換器制御部46は、DC−DCコンバータ10を継続して動作させて、低電圧電気機器13への電力供給はキャパシタ9から行われる(S509)。一方、キャパシタ9に貯蔵されている電力量が、判定電力量に低下していれば(S508でYES)、変換器制御部46は、DC−DCコンバータ10の動作を停止させる(S510)。DC−DCコンバータ10の動作が停止されると、低電圧電気機器13への電力供給は、バッテリ12から行われる。
S511では、始動制御部44は、IR条件が成立したか否かを判定する。IR条件が成立していなければ(S511でNO)、処理はS508に戻される。一方、IR条件が成立していれば(S511でYES)、始動制御部44は、ISG4を駆動して、ISG4の電動機能によりエンジン2を再始動させる(S512)。エンジン2が再始動されると、車両1は、アイドルストップから通常走行に移行する。
なお、S508では、状態判定部42は、一律に、キャパシタ9に貯蔵されている電力量が、再始動電力量に低下したか否かを判定してもよい。この場合には、S510において、DC−DCコンバータ10の動作を停止させ、かつ、高電圧電気機器の動作を停止させてもよい。
(作用)
以上説明されたとおり、本実施形態では、IS条件が成立したときに、再始動電力量がキャパシタ9に貯蔵されていなければ、直ぐにエンジン2が自動停止されずに、ISG4によりキャパシタ9を強制充電し、再始動電力量がキャパシタ9に貯蔵された後に、エンジン2が自動停止されている。したがって、IR条件が成立したときに、キャパシタ9に貯蔵されている電力量によって、ISG4は、確実にエンジン2を再始動させることができる。
また、本実施形態では、IR条件が成立したときに、エンジン2の再始動にバッテリ12の貯蔵電力が使用されない。このため、エンジン2の再始動の際に、バッテリ12から低電圧電気機器13への電力供給に支障を来すことが無いという利点がある。
また、本実施形態では、車両1がアイドルストップに移行した後、キャパシタ9の貯蔵電力量が判定電力量に低下するまでは、DC−DCコンバータ10が継続して動作されて、低電圧電気機器13への電力供給はキャパシタ9から行われる。このため、可能な限りキャパシタ9の貯蔵電力を使用することにより、バッテリ12の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、車両1がアイドルストップに移行した後、キャパシタ9の貯蔵電力量が、判定電力量に低下すると、DC−DCコンバータ10の動作が停止される。したがって、それ以上キャパシタ9の貯蔵電力量は低下しなくなる。
この判定電力量は、高電圧電気機器が動作しない場合には、再始動電力量である。これによって、IR条件が成立したときに、キャパシタ9に貯蔵されている電力量を用いて、ISG4は、エンジン2を確実に再始動させることができる。
一方、上記判定電力量は、高電圧電気機器が動作する場合には、再始動電力量と高電圧電気機器を動作させるために必要な動作電力量とを加算した合計電力量である。これによって、IR条件が成立したときに、キャパシタ9に貯蔵されている電力量を用いて、高電圧電気機器の動作を継続し、かつ、ISG4は、エンジン2を確実に再始動させることができる。
また、本実施形態では、IR条件が成立したときに、ISG4を用いてエンジン2が再始動されている。ISG4は、ベルト4aによりエンジン2に連結されている。このため、ISG4を用いることにより、ピニオンギヤ3aを介してエンジン2に連結されているギヤ駆動式スタータ2に比べて、より静粛にエンジン2を再始動することができる。
また、本実施形態では、イグニッションSW20がオフにされたときに、キー始動電力量と触媒ヒータ7を動作させるのに必要なヒータ電力量とを加算した合計電力量がキャパシタ9に貯蔵された後に、エンジン2が停止されている。したがって、次にイグニッションSW20がオンにされたときに、キャパシタ9からの電力供給により、触媒ヒータ7を動作させつつ、ISG4によりエンジン2を確実にキー始動させることができる。
また、本実施形態では、イグニッションSW20のオン時に、PTCヒータSW27又はシートヒータSW28がオンにされていた場合には、オンにされていたPTCヒータ6又はシートヒータ5を動作させるために必要な動作電力量と、キー始動電力量と、触媒ヒータ7を動作させるのに必要なヒータ電力量とを加算した加算電力量がキャパシタ9に貯蔵された後に、エンジン2が停止されている。したがって、次にイグニッションSW20がオンにされたときに、キャパシタ9に貯蔵されている電力量を用いて、触媒ヒータ7及びオンにされていたPTCヒータ6又はシートヒータ5を動作させつつ、ISG4は、エンジン2を確実にキー始動させることができる。
また、本実施形態では、水温Twが基準温度Tw0を超えている場合には、イグニッションSW20のオン時に、ISG4を用いてエンジン2がキー始動されている。このため、ISG4を用いることにより、ギヤ駆動式スタータ2に比べて、より静粛にエンジン2をキー始動させることができる。
(変形例1)
上記実施形態では、バッテリ12よりも急速な充放電が可能な、複数の電気二重層キャパシタ(EDLC)を含むキャパシタ9が用いられている。例えば第2蓄電部として、キャパシタ9に代えて、リチウムイオンキャパシタを用いてもよい。リチウムイオンキャパシタは、電気二重層キャパシタとは異なり、リチウムイオンを電気化学的に吸蔵可能な炭素系材料を負極として用いることによってエネルギー密度をさらに向上させたものである。リチウムイオンキャパシタは、正極と負極とで充放電の原理が異なる(化学反応を併用する)ことから、ハイブリッドキャパシタとも呼ばれる。
あるいは、キャパシタ9に代えて、リチウムイオン二次電池、又はニッケル水素蓄電池を第2蓄電部として用いてもよい。
(変形例2)
上記実施形態では、制御部40は、ISG4を発電機能により動作させるときは、フィールドコイルに電流を供給し、ISG4を電動機能により動作させるときは、フィールドコイル及び三相コイルに電流を供給しているが、これに限られない。例えば、ISGの筐体内に、ISGの動作を制御するマイクロコンピュータが設けられていてもよい。この場合には、制御部40は、ISGのマイクロコンピュータに対して、例えば、発電機能または電動機能の動作モードと、発電機能であれば発電する電力の電圧、電動機能であれば駆動力などを指示してもよい。ISGのマイクロコンピュータは、制御部40の指示にしたがって、ISGの動作を制御してもよい。
2 エンジン
3 ギヤ駆動式スタータ
4 ISG
5 シートヒータ
6 PTCヒータ
7 触媒ヒータ
9 キャパシタ
10 DC−DCコンバータ
12 バッテリ
13 低電圧電気機器
14 高電圧回路
15 低電圧回路
40 制御部
41 条件判定部
42 状態判定部
43 停止制御部
44 始動制御部
45 機器制御部
46 変換器制御部

Claims (6)

  1. 車両に搭載されたエンジンを始動する始動装置と、
    前記エンジンにより駆動されて発電する発電機と、
    所定電圧値以下の電圧で動作する低電圧電気機器と、
    前記低電圧電気機器に電気的に接続され、上限電圧が前記所定電圧値に設定された第1蓄電部と、
    前記始動装置及び前記発電機に電気的に接続され、上限電圧が前記所定電圧値より高い電圧に設定され、前記第1蓄電部より急速な充放電が可能な第2蓄電部と、
    前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記所定電圧値を超える電圧で動作し、前記エンジンの始動前にユーザによって動作可能に構成され、座席又は車室内空気を加熱する車室ヒータと、
    前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記所定電圧値を超える電圧で動作し、前記エンジンの始動前に動作可能に構成され、触媒を加熱する触媒ヒータと、
    前記始動装置を制御する始動制御部と、
    前記触媒ヒータの動作を制御するヒータ制御部と、
    イグニッションスイッチがオンにされることにより前記エンジンが始動される前に前記車室ヒータが動作していたか否かを示す情報を記憶する記憶部と、
    前記エンジンの動作中に予め定められた停止条件が成立したか否かを判定し、前記イグニッションスイッチがオフにされると前記停止条件が成立したと判定する条件判定部と、
    前記イグニッションスイッチがオフにされて前記停止条件が成立したと前記条件判定部により判定されると、前記車室ヒータが動作していたことを示す情報が前記記憶部に記憶されている場合には、前記エンジンを前記始動装置により始動させるのに必要な始動電力量と前記触媒ヒータを動作させるのに必要なヒータ電力量と前記車室ヒータを動作させるために必要な動作電力量との和である和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定する状態判定部と、
    前記イグニッションスイッチがオフにされると、前記和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていると前記状態判定部により判定されると前記エンジンを停止し、前記和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないと前記状態判定部により判定されると、前記発電機に前記第2蓄電部を充電させ、前記和ヒータ電力量が前記第2蓄電部に貯蔵された後に前記エンジンを停止する停止制御部と、
    を備え
    前記始動装置は、前記第1蓄電部に電気的に接続され、前記エンジンにギヤを介して連結され、前記第1蓄電部からの供給電力により動作するギヤ式始動装置と、前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記エンジンにベルトを介して連結され、前記第2蓄電部からの供給電力により動作するベルト式始動装置と、を含み、
    前記始動制御部は、前記エンジンを冷却する冷却水の水温が基準温度以下のときは前記ギヤ式始動装置を用いて前記エンジンを始動し、前記水温が前記基準温度を超えているときは前記ベルト式始動装置を用いて前記エンジンを始動し、
    前記状態判定部は、前記エンジンを前記ベルト式始動装置によりキー始動させるのに必要なキー始動電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、
    前記ヒータ制御部は、前記エンジンの始動前において、前記水温が前記基準温度を超えており、かつ、前記キー始動電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているときは、前記触媒ヒータを作動させ、前記キー始動電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないときは、前記触媒ヒータを作動させず、
    前記状態判定部は、予め定められた下限電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、
    前記ヒータ制御部は、前記エンジンの始動前において、前記水温が前記基準温度以下であり、かつ、前記下限電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているときは、前記触媒ヒータを作動させ、前記下限電力量を超える電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないときは、前記触媒ヒータを作動させない、
    エンジンの停止制御装置。
  2. 前記第2蓄電部に電気的に接続され、発電機能及び電動機能を兼有し、前記エンジンにベルトを介して連結されたモータジェネレータを更に備え、
    前記発電機は、前記発電機能により動作する前記モータジェネレータを含み、
    前記始動装置は、前記電動機能により動作する前記モータジェネレータを含む、
    請求項1に記載のエンジンの停止制御装置。
  3. 前記低電圧電気機器及び前記第1蓄電部を含む低電圧回路と、前記モータジェネレータ及び前記第2蓄電部を含む高電圧回路との間に設けられ、前記モータジェネレータ又は前記第2蓄電部から出力される電圧を低下させて前記低電圧回路に出力する電圧変換器と、
    前記始動装置を制御する始動制御部と、
    を更に備え、
    前記第2蓄電部は、前記発電機能により動作する前記モータジェネレータによって充電され、前記電動機能により動作する前記モータジェネレータに電力を供給し、
    前記条件判定部は、前記停止条件として、予め定められた自動停止条件が成立したか否かを判定し、
    前記状態判定部は、前記エンジンを前記始動装置により始動させるのに必要な始動電力量を、自動停止中の前記エンジンを前記モータジェネレータにより再始動させるのに必要な再始動電力量に設定し、前記自動停止条件が成立したと前記条件判定部により判定されると、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、
    前記停止制御部は、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていると前記状態判定部により判定されると前記エンジンを自動停止し、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないと前記状態判定部により判定されると、前記モータジェネレータに前記第2蓄電部を充電させ、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵された後に前記エンジンを自動停止し、
    前記始動制御部は、前記エンジンの自動停止中に予め定められた再始動条件が成立したと判定すると、前記モータジェネレータに前記エンジンを再始動させる請求項に記載のエンジンの停止制御装置。
  4. 前記エンジンの自動停止中において、前記再始動電力量以上の電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されている間は、前記電圧変換器を動作させて前記第2蓄電部から前記低電圧回路に電力を供給し、前記第2蓄電部に貯蔵されている電力量が前記再始動電力量に低下すると、前記電圧変換器を停止させて前記第2蓄電部から前記低電圧回路への電力供給を停止する変換器制御部を更に備える請求項に記載のエンジンの停止制御装置。
  5. 前記高電圧回路は、前記第2蓄電部に電気的に接続され、前記所定電圧値を超える電圧で動作する高電圧電気機器を更に含み、
    前記状態判定部は、前記自動停止条件が成立したと前記条件判定部により判定されると、前記高電圧電気機器が前記エンジンの自動停止中に動作するか否かを予測し、前記高電圧電気機器が前記エンジンの自動停止中に動作すると予測したときは、前記再始動電力量と前記高電圧電気機器を動作させるために必要な動作電力量とを加算した合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されているか否かを判定し、
    前記停止制御部は、前記合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていると前記状態判定部により判定されると前記エンジンを自動停止し、前記合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵されていないと前記状態判定部により判定されると、前記モータジェネレータに前記第2蓄電部を充電させ、前記合計電力量が前記第2蓄電部に貯蔵された後に前記エンジンを自動停止する請求項3又は4に記載のエンジンの停止制御装置。
  6. 前記高電圧電気機器を制御する機器制御部を更に備え、
    前記高電圧電気機器は、座席又は車室内空気を加熱する車室ヒータを含み、
    前記機器制御部は、前記エンジンの自動停止中に前記車室ヒータを動作させる場合には、前記第2蓄電部から前記車室ヒータに供給する電力を通常時より低い所定低電力に低下させ、
    前記状態判定部は、前記動作電力量を前記所定低電力に対応する電力量に設定して前記合計電力量を算出する請求項に記載のエンジンの停止制御装置。
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