JP6302759B2 - 空間光変調器 - Google Patents

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Description

本発明は、空間光変調器に関する。
空間光変調器は、画素として光学素子(光変調素子)を用い、これをマトリクス状に2次元配列して光の位相や振幅等を空間的に変調する装置であって、ディスプレイ技術や記録技術等の分野で広く利用されている。空間光変調器として、従来から液晶が用いられているが、近年では、高速処理かつ画素の1μm以下の微細化の可能性が期待される磁気光学材料を用いた磁気光学式の空間光変調器の開発が進められている。
磁気光学式の空間光変調器(以下、単に「空間光変調器」という)においては、磁性体に入射した光が透過する際にその偏光の向きを変化(旋光)させて出射するファラデー効果を利用している。また、磁性体に入射した光が反射する際にその偏光の向きを変化(旋光)させて出射するカー効果も利用している。磁性体材料としては、磁性体の中でも特に効果の大きい磁気光学材料を使用している。そして、明るく表示しようとする画素(選択画素)における光変調素子の磁化方向と、それ以外の画素(非選択画素)における光変調素子の磁化方向を異なるものにする。これにより、選択画素から出射した光と非選択画素から出射した光で、その偏光の回転角(旋光角)に差を生じさせ、特定の向きの偏光を透過する偏光子を介することで、選択画素のみを明るく表示する。このような光変調素子の磁化方向を変化させる手段として、光変調素子に磁界を印加する磁界印加方式の他に、近年では光変調素子に電流を供給することでスピンを注入するスピン注入方式が知られている。
このような空間光変調器に関しては、特許文献1〜3の技術が知られている。特許文献1には、縦横方向にマトリックス状に画素を配置し、各画素について個別に光変調素子の磁化方向を変えるように制御することで、空間光変調器を画像表示装置に用いる点が記載されている。
特許文献2には、空間光変調器の1行における光変調素子を連続した1本の磁性細線で構成し、当該1行におけるすべての画素のデータを当該磁性細線において1画素ずつ順番に書き換えるようにした点が記載されている。
特許文献3には、磁性細線に括れを形成し、磁性細線への電流の供給を停止したときに、磁壁が括れの位置で停止するようにした点が記載されている。
特開2012−88667号公報 特開2012−128396号公報 特開2012−141402号公報
しかしながら、ある方向に磁化された磁性細線の一部に、それとは異なる方向に磁化された磁区を形成するためには、個々の磁性細線に対応してそれぞれ磁気ヘッド等の磁界を発生する手段を設けなければならない。
そのため、多数の磁性細線にそれぞれ対応させて磁気ヘッド等を設けようとすると、空間光変調器の装置構成が大型化し、構成が複雑化して、製造コストが増大してしまうという問題がある。
本発明は、装置構成が小型で、構成が比較的単純であり、低製造コストで製造できる空間光変調器を提供することを課題とする。
本発明の一形態は、磁性細線と、電流源と、保持部と、金属細線とを備えることを特徴とする空間光変調器である。
本発明によれば、磁性膜が細線状に形成され、長手方向の一部に他の部分とは磁化方向の異なる磁区が形成され得る複数本の磁性細線を備えている。また、磁性細線の両端側のいずれからも電子の供給を可能とする電流源を備えている。また、磁性細線の長手方向の一部に形成され、当該磁性細線の一部に磁区の一方の磁壁の位置を前記の電子の供給によっても保持せしめ、他方の磁壁の位置を当該電子の供給により磁性細線の長手方向に移動可能とする保持部を備えている。さらに、複数本の磁性細線の各保持部に対向して設けられ、通電により当該複数本の磁性細線に磁区形成のための磁界をかける金属細線を備えている。
よって、本発明によれば、複数本の磁性細線の各保持部の近傍をそれぞれ通過する金属細線により当該複数本の磁性細線に同時に磁界をかけてそれぞれの磁性細線に磁区を形成することができる。
装置構成が小型で、構成が比較的単純であり、低製造コストで製造できる空間光変調器を提供することができる。
本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器を構成する単位画素型空間光変調器の回路図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器を構成する単位画素型空間光変調器で磁性細線に磁区を形成する処理について説明する説明図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器を構成する単位画素型空間光変調器で磁性細線の磁区を延ばす処理について説明する説明図である。(a)〜(c)は、この順に段階的に磁区が延びている様子を示している。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器を構成する単位画素型空間光変調器で磁性細線の磁区を縮める処理について説明する説明図である。(a)〜(c)は、この順に段階的に磁区が縮んでいる様子を示している。 比較例となる単位画素型空間光変調器で磁性細線の磁区を移動する処理について説明する説明図である。(a)〜(c)は、この順に段階的に磁区が移動している様子を示している。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器を構成する単位画素型空間光変調器で磁性細線の磁区の伸縮の範囲内で光が入射し旋光して出射する状況を説明する説明図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器の概略構成を説明する説明図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器の金属細線等を説明する説明図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器を磁性細線の長手方向で切断した縦断面図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器の動作を説明する縦断面図(a)と、高透磁率部を設けた変形例の縦断面図(b)である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器の動作を説明する縦断面図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器の動作を説明する縦断面図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器の動作を説明する縦断面図である。 本発明の実施形態1にかかるライン型空間光変調器を用いた画像表示装置の構成を説明する説明図である。 本発明の実施形態2にかかる平面型空間光変調器の概略構成を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態について複数例説明する。
[実施形態1]
(単位画素型空間光変調器)
まず、本発明の実施形態1の空間光変調器について説明する。図1は、後述の実施形態1にかかるライン型空間光変調器100の構成要素である単位画素型空間光変調器10の回路図である。なお、以下に説明する各図面で、x方向、y方向は水平方向に互いに直交する方向である。また、z方向は、x方向およびy方向と直交する方向である。
この単位画素型空間光変調器10は、磁性細線11、電流源13、制御回路14、スイッチング素子15〜18等から構成されている。
磁性細線11は、磁性膜を細線状に形成した部材である。一例を挙げれば、磁性細線11は、シリコン基板上にCo,Pd,Taを積層して形成されている。すなわち、磁性細線11は、例えば、シリコン基板上にTaを積層し、そのTaの上にCoとPdとを交互に21回積層し、さらにその上にTaを積層してなる。もちろん、これは例示であり、Tb−Fe−Co膜や、Co/Ni積層膜などの他の垂直磁気異方性を有する材料を用いてもよい。また、積層周期は、5〜30周期程度が好適である。磁性細線11のサイズは、厚さ(合計膜厚)が10〜40nmオーダーのものが特に好適である。磁性細線11は、初期状態で、一方向、この例で図1の下側から上側に向かう方向に磁化されている。図1以下では、磁性細線11の磁化の方向を矢印で示す(適宜、N極、S極を示すN,Sの符号も図示する)。
磁性細線11の長手方向の中央よりも一方の端部11a寄り(図1で左寄り)の位置には、磁性細線11の上側の面に磁性細線11の幅方向を長手方向とする溝である保持部21が形成されている。この保持部21の溝は、一例を挙げれば、1〜5nm程度の深さである。保持部21は、後述のとおり、磁区31(図2)が形成された磁性細線11に電子を供給し、当該磁区31を磁性細線11の長手方向に移動させる際に、当該磁区の一方の磁壁32(図2)を当該保持部21の位置で保持(トラップ)するために形成されている。
このように、磁区31の一方の磁壁32を保持させるためには、この例のように保持部21を溝状にする等、磁性細線11の長手方向と直交する方向の断面を、保持部21の部分だけ他の部分より小さくすることが考えられる。あるいは、磁性細線11の長手方向と直交する方向の断面を保持部21の部分だけ大きくしてもよい。要は、保持部21の磁気的性質を、磁性細線11の保持部21以外の部分と異ならせることにより、磁性細線11に電子を供給しても、磁性細線11に形成された磁区31の一方の磁壁32が保持部21の位置でとどまるようにできれば、保持部21として様々な手段を用いることができる。
磁性細線11に対しては、所定の手段(後述の金属細線71)により磁界を発生することで、磁性細線11の長手方向の一部に磁性細線11の他の部分とは磁化方向の異なる領域である磁区31(図2)を形成することができる。
電流源13は、後述のとおり、磁性細線11と接続され、磁性細線11にパルス電流を流すことで電子を供給して、磁区31を伸縮させる機能を有する(詳細は後述)。
スイッチング素子15〜18は、半導体スイッチ等で構成される。スイッチング素子15は、電流源13のマイナス側と、磁性細線11の一方の端部11aとを接続しているライン22に介装され、そのON,OFFにより、選択的に磁性細線11にパルス電流を供給する。スイッチング素子16は、電流源13のマイナス側と、磁性細線11の他方の端部11bとを接続しているライン23に介装され、そのON,OFFにより、選択的に磁性細線11にパルス電流を供給する。スイッチング素子17は、磁性細線11の一方の端部11aとGNDとを接続するライン24に介装され、そのON,OFFにより、磁性細線11の一方の端部11aをGNDに選択的に接続する。スイッチング素子18は、磁性細線11の一方の端部11bとGNDとを接続するライン25に介装され、そのON,OFFにより、磁性細線11の一方の端部11bをGNDに選択的に接続する。
制御回路14は、磁気ヘッド12、スイッチング素子15〜18、電流源13等の動作を制御する回路である。なお、図1以下では、丸付き数字で制御回路14と各部との接続を示している。
次に、単位画素型空間光変調器10の動作について説明する。まず、図2を参照して、磁性細線11に磁区31が形成されていないときは、制御回路14の制御により、所定の手段(後述の金属細線71)で磁界35を発生する。この磁界35により、磁性細線11の長手方向の一部には局所的に磁区31が形成される。磁区31は、磁性細線11に一度形成されれば、容易には消失しないので、すでに磁区31が形成されているのであれば、この磁区31を形成する処理は不要である。
図2に示すように、この例では、初期状態では磁性細線11には上向きの磁化がなされている。これに対して、磁区31は下向きの磁化がなされている。そして、磁区31における磁性細線11の長手方向の一端11a側の端部には磁壁32が形成され、磁区31における磁性細線11の長手方向の他端11b側の端部には磁壁33が形成される。そして、磁壁32は保持部21の位置に形成されるように、図2に示すように磁界をかける。
このように、磁性細線11に磁区31を形成すると、制御回路14により、スイッチング素子15〜18、電流源13を制御して、磁性細線11にパルス電流により電子を供給する。具体的には、スイッチング素子15,18を閉じ、スイッチング素子16,17は開いた状態にして、電流源13でパルス電流を発生させる。これにより、磁性細線11の端部11aから磁性細線11に電子が供給される。
図3は、この場合の磁性細線11の変化を、段階を追って示している。図3(a)は、電流源13で電子を磁性細線11に供給する前の状態を示している。
図3(b)は、図3(a)の状態から、電流源13でパルス電流を磁性細線11に1パルス分供給したときの磁性細線11の状態を示している。この場合には、磁性細線11に、その一端部11aから電子が供給され、他端部11b側の磁壁33が当該他端部11b側に所定距離aだけ移動する。この際に、磁性細線11の一端部11a側の磁壁32は、保持部21に捉えられていて、保持部21の位置から移動しない。そのため、磁区31は、磁性細線11の端部11b側に向かって長さaだけ延びることになる。
次に、図3(c)に示すように、電流源13でパルス電流をさらに1パルス分供給すると、磁壁33が磁性細線11の端部11b側に、さらに所定距離aだけ移動する。この場合も、磁性細線11の一端部11a側の磁壁32は、保持部21に捉えられていて、保持部21の位置から移動しない。そのため、磁区31は、磁性細線11の端部11b側に向かって更に長さaだけ延びることになる。
すなわち、磁区31の長さを、図3(a)、図3(b)、図3(c)の3段階に可変することができる。この場合に、電流源13で供給するパルス電流のパルス数をさらに増やして、4段階以上に磁区31の長さを可変することも可能である。
次に、図3(c)の状態から、スイッチング素子16,17は閉じ、スイッチング素子15,18は開いた状態に変更して、電流源13でパルス電流を発生させる。これにより、磁性細線11の一端部11bから磁性細線11に電子が供給される。この場合の磁性細線11の変化を図4に示している。図4(a)は、図3(c)と同様の状態にある磁性細線11である。そして、この状態から、1パルス分のパルス電流を供給することで、磁性細線11の一端部11bから磁性細線11に電子が供給される。すると、図4(b)のように、磁壁33は図4(a)の状態から所定距離aだけ端部11a側に移動する。この状態から、さらに1パルス分のパルス電流を供給すると、図4(c)のように、さらに所定距離aだけ端部11a側に移動する。これらの場合にも、磁壁32は、保持部21の位置に捉られている。よって、磁区31は磁性細線11の長手方向に縮むことになる。
このように、電子を磁性細線11に供給することにより、磁壁32は保持部21の位置に保持したまま、磁区31を磁性細線11の長手方向に伸縮することができる。
図5は、図1〜図4に示す単位画素型空間光変調器10の比較例となる単位画素型空間光変調器400の動作を示す説明図である。単位画素型空間光変調器400が単位画素型空間光変調器10と異なるのは、磁性細線11に保持部21が形成されていない点である。その他の構成は、単位画素型空間光変調器10と同じであるため、図1〜図4と同一の部材等には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
この比較例の単位画素型空間光変調器400では、電流源13からの電子の供給により、磁壁33のみならず磁壁32も移動する。すなわち、パルス電流を1パルス分印加することにより、図5(a)の状態から図5(b)の状態になり、磁壁33および磁壁32が所定距離aだけ磁性細線11の長手方向に端部11b側に向けて移動する。この場合に、磁壁33と磁壁32との距離は不変であり、磁区31は、その長さを変えないまま磁性細線11の長手方向にシフト移動することになる。さらに、パルス電流を1パルス分印加することにより、図5(b)の状態から図5(c)の状態になり、同様に磁区31はシフト移動する。また、図5(c)の状態にあるときに、図4の例のように、端部11b側から磁性細線11に電子を供給すると、磁区31は、その長さを変えないまま、磁性細線11の長手方向に端部11b側から端部11a側に向けてシフト移動することになる。
このように、単位画素型空間光変調器10では、磁性細線11に保持部21を1か所設けたことにより、パルス電流のパルス数、および電子の供給方向に応じて、磁区31を段階的に伸縮することができる。そして、この伸縮の範囲は、図3、図4に示す、移動範囲bとなる。
図6に示すように、この例では、光43が、磁性細線11で反射したときに、その偏光の向きが、磁気光学効果により、当該磁性細線11の光が入射した領域における磁化方向に対応して一方向又はその反対方向に同じ角度で回転する(旋光する)。図6においては、光は磁性細線11で反射したときのカー効果により、角度θkで旋光し、上向きの磁化方向を示す領域で反射した光は−θkだけ、下向きの磁化方向を示す領域で反射した光は+θkだけ旋光する。
よって、偏光板を用い、入射偏光に対して−θk旋光した光を遮光するようにすれば、磁性細線11の上向きの磁化方向の領域で反射した出射偏光は、偏光板で遮光される。一方、磁性細線11の下向きの磁化方向の領域(磁区31)で反射した出射偏光は、偏光板を透過する。したがって、1本の磁性細線11から出射した光は、当該磁性細線11に形成された磁化方向の異なる領域ごとに明暗を表示することができる。
そして、この明暗は、図3、図4に示す移動範囲b内で段階的に変動することになる。そのため、磁性細線11を画像表示に用いれば、多値の階調表示を行うことができる。
この場合に、前記のとおり、保持部21は、当該保持部21の磁気的性質を、磁性細線11の保持部21以外の部分と異ならせ、電子の供給にかかわらず磁壁32を当該保持部21の位置に保持できる手段であれば、様々な手段を用いることができる。
しかし、前記のように、磁性細線11に溝を形成すること等により、磁性細線11の他の部分より磁性細線11の長手方向と直交する方向の断面積を小さくすることで、保持部21を形成するのが望ましい。すなわち、磁性細線11に溝を形成する方が、磁性細線11に、その長手方向と直交する方向の断面積を大きくする等の加工を行うのに比べて、保持部21の製造工程が容易となる。すなわち、磁性細線11に微細な溝を形成するだけで、保持部21を形成することができるからである。
(ライン型空間光変調器)
以上のような構成、動作の単位画素型空間光変調器10を複数組み合わせることにより、実施形態1にかかるライン型空間光変調器100を構成することができる。以下では、ライン型空間光変調器100について説明する。
図7〜図13は、本実施形態1のライン型空間光変調器100の概略構成を示す説明図である。このライン型空間光変調器100は、主に、複数個の単位画素型空間光変調器10と、遮光部材51と、金属細線71と、直流電源72,75と、スイッチング素子73,76と、絶縁層81と、磁界印加部82とから構成される。
図7の例では、便宜上、4個の単位画素型空間光変調器10のみを図示しているが、実際は更に多くの単位画素型空間光変調器10を用いることができる。また、図7の例では、制御回路14、スイッチング素子16,17等は図示を省略している。
このライン型空間光変調器100は、複数の単位画素型空間光変調器10の各磁性細線11を、その幅方向に向かって一方向に配列している。
そして、各磁性細線11の光43が入射し旋光して出射する側(図7で上側)で、磁区31の移動範囲b(図3、図4)を除く、その外側の部分cには、例えば表面が黒色の遮光部材51が形成されている。これにより、各磁性細線11の両端11a、11b側の部分cは、光43から遮られている。そして、磁区31の移動範囲bに対応する部分は、光43から遮られない開口52をなしている。なお、電流源13は、全磁性細線11で共通化することができる。
図8は、本実施形態1のライン型空間光変調器100の金属細線71等を説明する説明図である。
ライン型空間光変調器100においては、金属細線71が、複数本の磁性細線11の各保持部21に対向して設けられている。より具体的には、金属細線71は、各磁性細線11の幅方向(並列方向)を長手方向として、各磁性細線11の保持部21上を次々と通過するように設けられている。金属細線71は、例えば、遮光部材51と各磁性細線11との間の空間に設けられる。このような金属細線71は、導電性の金属を細線状に形成した部材である。
直流電源72は、直流電流を金属細線71に供給する電源である。ライン74により、直流電源72のマイナス側は金属細線71のy方向の一端部71aと接続され、直流電源72のプラス側は金属細線71のy方向とは逆方向の他端部71bと接続されている。スイッチング素子73は、半導体スイッチ等で構成され、ライン74に介装されている。
また、ライン77により、直流電源75のプラス側は金属細線71のy方向の一端部71aと接続され、直流電源75のマイナス側は金属細線71のy方向とは逆方向の他端部71bと接続されている。スイッチング素子76は、半導体スイッチ等で構成され、ライン77に介装されている。すなわち、直流電源72と直流電源75とは、マイナス側とマイナス側とを互いに反対にして並列接続されている。
直流電源72,75、スイッチング素子73,76は、制御回路14(図1)により制御され、スイッチング素子73を閉じれば、直流電源72により、金属細線71の一端部71bから他端部71aに向かって電流が流れ、スイッチング素子73を開けば、当該電流の流れは停止する。一方、スイッチング素子76を閉じれば、直流電源75により、金属細線71の一端部71aから他端部71bに向かって電流が流れ、スイッチング素子76を開けば、当該電流の流れは停止する。
このように、図8の例では、2つの直流電源72,75を使用し、金属細線71の長手方向のどちらの向きにも選択的に電流を流すことができる。なお、図1を参照して前記した単位画素型空間光変調器10の例のように、1つの直流電源と4つのスイッチング素子とを用いて、スイッチング素子の切り替えにより金属細線71の長手方向のどちらの向きにも選択的に電流を流すことができるように構成してもよい。
金属細線71は、このように直流電源72,75によって直流電流を通電することにより周囲に磁界を発生させ、複数本の各磁性細線11に磁界をかけることができる。また、直流電源72と直流電源75とを使い分けることにより、金属細線71の長手方向のどちらの向きにも電流を流すことができるので、磁性細線11にかける磁界の向きを変えることができる。
図9は、磁性細線11の長手方向で切断したライン型空間光変調器100の縦断面図である。各磁性細線11と金属細線71との間には、磁性細線11と金属細線71とを絶縁する絶縁層81が設けられている。
また、各磁性細線11に対して設けられ、当該複数本の磁性細線11の全体に磁界をかける磁界印加部82が、例えば各磁性細線11の下部に設けられている。磁界印加部82は、全磁性細線11の全域にわたって設けられている。磁界印加部82も制御回路14(図1)により制御される。
次に、金属細線71、磁界印加部82を設けたことによる、ライン型空間光変調器100の動作について説明する。
まず、図10(a)に示すように、ライン型空間光変調器100の金属細線71に前記の直流電源72で電流を流すと、金属細線71の周囲に磁界35が発生し、この磁界35の方向により、保持部21よりx方向側には磁化の方向がz方向と逆向き(下向き)となる磁区31が形成される。
ここで、磁区31を形成するために磁性細線11に磁界35をかけるための手段としては様々な手段が考えられる。一般的には、各磁性細線11の近傍の所定位置に、それぞれ磁気ヘッドを設け、この磁気ヘッドで磁界35を発生させることが考えられる。
しかし、多数の磁性細線11によりライン型空間光変調器100を構成する場合には、磁気ヘッドも多数設ける必要があり、装置構成が大型化し、構成が複雑化して、製造コストが増大してしまうという問題がある。
これに対して、ライン型空間光変調器100に前記の金属細線71を設けて磁界35を発生させる場合は、多数の磁性細線11に対し、1本(又は少ない本数)の金属細線71を設けるだけで、全ての磁性細線11に磁界35を発生させ、磁区31を形成することができる。
そのため、前記の磁気ヘッドを多数設けるような場合と比べて、実施形態1によれば、装置構成が小型で、構成が比較的単純であり、低製造コストで製造できるライン型空間光変調器100を提供することができる。
また、図9の変形例として、図10(b)に示すように、磁性細線11の金属細線71とは反対側に磁性細線11に対向して設けられ、磁性細線11より透磁率の高い高透磁率部85を、ライン型空間光変調器100に設置するようにしてもよい。
このように、透磁率の高い高透磁率部85を形成すれば、磁区31を形成する磁界35の向きは、図10(a)のような斜めに傾斜した成分ではなく、図10(b)に示すような立った状態の成分とすることができるので、磁区31の形成に好適である。
次に、金属細線71と磁界印加部82とを組み合わせた動作について説明する。まず、ライン型空間光変調器100の磁性細線11の初期状態が図9のような状態であったとする。
次に、磁界印加部82を駆動して、各磁性細線11に磁界36をかける。これにより、磁性細線11の全体が下向きに磁化され、図9の初期状態で形成されていた磁区31も消去される。
次に、図12に示すように、スイッチング素子76を閉じ、直流電源75により、金属細線71にその一端部71aから他端部71bに向かう電流を流すと、前記の図10(a)の磁界35とは逆向きの磁界37が金属細線71の周囲に発生する。これにより、保持部21よりx方向側には磁化の方向がz方向(上向き)となる磁区31が形成される。すなわち、図9の初期状態とは磁化の方向が逆向きとなる磁区31である。
その後は、図13に示すように、前記のスイッチング素子15,18を閉じることにより、電流源13から電子を磁性細線11に供給し、初期状態の図9における磁区31と同じ長さの磁区31となるように(矢印38方向に磁区31が伸長するように)、電流源13からパルス電流を磁性細線11に印加し、磁区31を形成する。
このように、図13で形成された磁区31は、図9の初期状態の磁区31と比べると、長さは同じであるが、磁化の方向が反対になっている。そのため、図13の磁区31による階調表現は、図9の初期状態の磁区31による階調表現を反転したものとなる。すなわち、図11〜図13を参照して説明した処理を経ることにより、図9の初期状態に対する反転画像をライン型空間光変調器100により容易に表現することができる。
ここで、図7における磁区31の移動範囲bでの下向きの磁区31の長さが、最短の状態を0%として、0%,25%,50%,75%,100%にそれぞれ変動しうるように、階調を5段階に変える場合について考える。この場合に、図9の初期状態に対する反転画像を形成するとは、移動範囲bでの上向きの磁区31の長さが、同じパーセンテージとなることである。つまり、初期状態の下向きの磁区31の長さが0%なら、上向きの磁区31の長さも0%とし、初期状態の下向きの磁区31の長さが25%なら、上向きの磁区31の長さも25%とすることである(より詳細は後述する)。
(画像表示装置)
図14は、ライン型空間光変調器100を用いた画像表示装置200の構成を示す説明図である。図14において、ライン型空間光変調器100は、磁性細線11の長手方向の切断線で切断した拡大縦断面で示している。
この画像表示装置200は、ライン型空間光変調器100、光学系211、偏光子212,213、検出器214等からなる。
ライン型空間光変調器100の遮光部材51の上方には、光学系211と、偏光子212,213と、検出器214とが設けられている。
光学系211は、例えばレーザー光源、及びこれに光学的に接続されてレーザー光を磁性細線11の並びの全面に照射する大きさに拡大するビーム拡大器、さらに拡大されたレーザー光を平行光にするレンズで構成される(図示省略)。光学系211から照射された光(レーザー光)43(43a)は、様々な偏光成分を含んでいるため、この光43aはライン型空間光変調器100の手前の偏光子212を透過させて、1つの偏光成分の光(偏光)43(43b)にする。偏光子212,213はそれぞれ偏光板等であり、検出器214はスクリーン等の画像表示手段である。
光学系211は、平行光としたレーザー光43aを、ライン型空間光変調器100へ所定の入射角で入射するように光を照射する。レーザー光43aは偏光子212を透過して偏光(入射偏光)43bとなり、開口52から各磁性細線11に向けて入射する。入射偏光43bは、磁性細線11で反射して、ライン型空間光変調器100から出射偏光43(43c)として出射する。偏光子213はすべての出射偏光43cのうちの特定の偏光を遮光し、偏光子213を透過した光43(43d)が検出器214に入射する。
入射偏光43bは、磁性細線11で反射したときに、その偏光の向きが、磁気光学効果により、当該磁性細線11の入射偏光43bが入射した領域における磁化方向に対応して一方向又はその反対方向に同じ角度で回転する(旋光する)。図14においては、入射偏光43bは、磁性細線11で反射したときのカー効果により角度θkで旋光する。すなわち、上向きの磁化方向を示す領域で反射した光は−θkだけ旋光し、下向きの磁化方向を示す領域で反射した光は+θkだけ旋光する。偏光子213は、入射偏光43bに対して−θkだけ旋光した光を遮光するものとする。そのため、上向きの磁化方向の領域で反射した出射偏光43cは、偏光子213で遮光され、一方、下向きの磁化方向の磁区31で反射した出射偏光43cは、偏光子213を透過して検出器214に照射される(光43d)。したがって、1本の磁性細線11(の移動範囲b)から出射した光43cは、当該磁性細線11に形成された磁区31と、それ以外の領域とで明暗(白黒)に切り分けられたパターンとなって検出器214へ表示される。
したがって、画像表示装置200により、磁性細線11の配列方向にライン状の画像を表示することができる。そして、このライン状の画像表示において、多値の階調表示を行うことができる。
また、磁性細線11において、画像表示に関わる移動範囲b以外の部分cを遮光部材51で遮光するので、的確な画像表示を行うことができる。
この場合に、前記した図11〜図13を参照して説明した処理を経ることによる前記の反転画像の形成の場合について説明する。ここで、図7における磁区31の移動範囲bでの図9に示す初期状態の下向きの磁区31は、図11〜図13を参照して前記した処理により、図13のように上向きの磁区31に変更される。これにより、図9に示す初期状態が、それぞれ0%,25%,50%,75%,100%の場合に、変更後の磁区31の長さが、それぞれ0%,25%,50%,75%,100%となる(磁区31の長さは初期状態と同じになる)。そして、図9に示す初期状態で磁区31の長さが0%,25%,50%,75%,100%であるのにそれぞれ対応して、検出器214に照射される光43dの光量が、おおむね、0%,25%,50%,75%,100%であるとする。この場合に、図13のように上向きの磁区31に変更後は、検出器214に照射される光43dの光量は、おおむね、100%,75%,50%,25%,0%となり、図9に示す初期状態に対して反転画像を形成することができる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2となる平面型空間光変調器、および画像表示装置について説明する。
(空間光変調器)
図15は、本実施形態2の平面型空間光変調器300の概略構成を示す説明図である。なお、実施形態2の説明において、実施形態1と共通の部材等については、前記の実施形態1と共通の符号を用い、詳細な説明は省略する。この平面型空間光変調器300は、主として、複数個の単位画素型空間光変調器10(実施形態1)と、X電極61と、Y電極62と、X電極選択部63と、Y電極選択部64と、電源部65と、画素選択部66と、遮光部材51と、金属細線71と、磁界印加部82とからなる。
この平面型空間光変調器300は、複数本のX電極61と、複数本のY電極62とが互いに格子状となるように配列されている。そして、各X電極61と各Y電極62とが交差する位置には、それぞれ磁性細線11が、一端11a側をX電極61に接続し、他端11b側をY電極62に接続して設けられている。この例では、便宜上、X電極61、Y電極62を各4本、磁性細線11を16本、図示している。これにより、磁性細線11は、縦4列、横4列でマトリックス状に配列される。各磁性細線11は、それぞれ画素67を構成している(図15では、便宜上、単一の画素67のみを図示)。よって、図15の例では、16画素となる。なお、例えば、スーパーハイビジョン(登録商標)の画像を表示する場合は、水平方向に約8000個、垂直方向に約4000個の画素67が必要である。
このようにマトリックス状に配置された各磁性細線11の上には、遮光部材51が設けられている。遮光部材51の各画素67において、磁区31の移動範囲b(図7)の部分には、開口52がそれぞれ形成されている。なお、図15の例では、各磁性細線11の長手方向が図15の水平方向、垂直方向に対して斜めに傾斜しているが、各磁性細線11の長手方向を水平方向または垂直方向とし、開口52の向きも、その磁性細線11の方向に対応させるようにしてもよい。すなわち、矩形状の開口52の各辺の方向が、水平方向または垂直方向となるようにしてもよい。
X電極選択部63は、各磁性細線11に対応した(端部11aに接続される)スイッチング素子15,17(図1)をそれぞれ備えている。また、Y電極選択部64は、各磁性細線11に対応した(端部11bに接続される)スイッチング素子16,18(図1)をそれぞれ備えている。
電源部65には、電流源13(図1)が設けられている。この電流源13も各磁性細線11に1対1で対応させて設けられている必要はなく、複数の磁性細線11で共通化してよい。
画素選択部66は、制御回路14(図1)を備えている。そして、画素選択部66は、所望の画素67を選択する。すなわち、所望の画素67が接続されているX電極61、Y電極62のスイッチング素子15,18を閉じる(磁区31を前記のとおり延ばすとき)。または、スイッチング素子16,17を閉じる(磁区31を前記のとおり縮めるとき)。これにより、所望の画素67の磁区31を伸縮させることができる。
例えば、図15の最も右上の画素67で磁区31の長さを制御する場合は、図15で最も右のX電極61と、最も上のY電極62とを選択する。すなわち、当該画素67の磁区31を延ばすときは、最も右のX電極61、最も上のY電極62にそれぞれ接続されたスイッチング素子15,18を閉じる。また、磁区31を縮めるときは、最も右のX電極61、最も上のY電極62にそれぞれ接続されたスイッチング素子16,17を閉じる。
また、図15のように並んで配置されている1又は複数個の磁性細線11の保持部21を横断するように、保持部21と遮光部材51との間には前記の直線状の金属細線71が複数本形成されている。図15では図示を省略しているが、この各金属細線71にそれぞれ対応して、直流電源72,75、スイッチング素子73,76等、前記の図8を参照して説明した回路要素が設けられている。さらに、各磁性細線11の下部には前記の磁界印加部82(図9)が設けられている。なお、実施形態1と同様に、絶縁層81(図10(b))を磁性細線11と金属細線71との間に設けるようにしてもよい。
このように、本実施形態においても、実施形態1の場合と同様の金属細線71、磁界印加部82を設けているので、実施形態1と同様の動作により、装置構成が小型で、構成が比較的単純であり、低製造コストで製造できる平面型空間光変調器300を提供することができる。
また、実施形態1と同様の動作により、元画像の反転画像を容易に形成することができる。
さらに、実施形態1と同様に、高透磁率部85(図10(b))を実施形態1の場合と同様に設けて、磁区31を形成しやすくしてもよい。
(画像表示装置)
平面型空間光変調器300を用いた画像表示装置の構成は、前記した実施形態1の画像表示装置200と同様である。すなわち、平面型空間光変調器300、光学系211、偏光子212,213、検出器214(図14)等からなる。そして、実施形態1と同様、光学系211により各画素67の各開口52に入射偏光43bが入射するようにすることで、平面画像を検出器214に表示することができる。
10 ライン型空間光変調器(空間光変調器)
11 磁性細線
11a,11b 端部
13 電流源
21 保持部
31 磁区
32,33 磁壁
67 画素
71 金属細線
82 磁界印加部
85 高透磁率部
300 平面型空間光変調器(空間光変調器)

Claims (4)

  1. 磁性膜が細線状に形成され、長手方向の一部に他の部分とは磁化方向の異なる磁区が形成され得る複数本の磁性細線と、
    前記磁性細線の両端側のいずれからも電子の供給を可能とする電流源と、
    前記磁性細線の長手方向の一部に形成され、当該磁性細線の一部に前記磁区の一方の磁壁の位置を前記の電子の供給によっても保持せしめ、他方の磁壁の位置を当該電子の供給により前記磁性細線の長手方向に移動可能とする保持部と、
    前記複数本の磁性細線の各保持部に対向して設けられ、通電により当該複数本の磁性細線に前記磁区形成のための磁界をかける金属細線とを備えることを特徴とする空間光変調器。
  2. 前記複数本の磁性細線に対して設けられ、当該複数本の磁性細線の全体に前記磁区を消去するような磁界をかける磁界印加部を備えることを特徴とする請求項1に記載の空間光変調器。
  3. 前記磁性細線の前記金属細線とは反対側に設けられ、前記磁性細線より透磁率の高い高透磁率部を前記磁性細線に対向して備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の空間光変調器。
  4. 前記各磁性細線によりそれぞれ表示される複数の画素が一方向又は縦横方向に複数個並列して配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかの一項に記載の空間光変調器。
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