JP6301755B2 - 検出センサ、検出センサの制御方法 - Google Patents

検出センサ、検出センサの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、検出センサ、検出センサの制御方法に関する。
従来、たとえば遮光式や反射式のように光を用いた検出センサは、検出対象の有無に応じた信号を出力するための出力回路を有している。出力回路は、出力端子に接続されたトランジスタを有し、この出力トランジスタをオンオフする。検出センサに接続されたコントローラは、出力トランジスタに接続された負荷におけるレベルに応じて、検出センサの出力信号のレベルを判定する。このような出力回路では、出力端子と電源との間が短絡したときの過電流から出力トランジスタを保護する保護回路を備えたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6−311005号公報
ところで、近年、検出センサは、設置箇所の制約などにより、外形形状の小型化が求められている。このため、検出センサに含まれる回路(出力回路等)においても小型化が求められる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、回路を小型化することにある。
上記課題を解決する検出センサは、第1の出力端子と第1配線との間に接続された第1の出力トランジスタと、第2の出力端子と前記第1配線との間に接続された第2の出力トランジスタと、検出対象に応じた判定信号に基づいて前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタとをオンオフ制御し、前記判定信号に応じた選択信号を出力する制御回路と、前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタのうち前記選択信号に基づいて選択した出力トランジスタの端子電圧を出力する選択回路と、前記選択回路の出力電圧に基づいて、前記選択した出力トランジスタが接続された出力端子の短絡を検知して短絡検知信号を出力する短絡検知回路と、前記短絡検知信号に基づいて短絡検知期間と出力禁止期間を交互に計測し、前記短絡検知期間に応じた第1期間信号と前記出力禁止期間に応じた第2期間信号を出力する計測回路と、を備え、前記制御回路は、前記第1期間信号に応じて前記選択した出力トランジスタをオンし、前記第2期間信号に応じて前記選択した出力トランジスタをオフする。
この構成によれば、選択した出力トランジスタの端子電圧に基づいて、その出力トランジスタが接続された出力端子が短絡しているか否かが判定される。そして、短絡を検知した場合には、選択した出力トランジスタを第1期間信号に応じてオンすることで、出力トランジスタの状態を確認することができる。そして、選択した出力トランジスタをオフすることで、過電流が流れるのを防止し、出力回路を保護する。このような出力回路は、論理回路等にて構成され、半導体装置(IC)化される。したがって、ディスクリート部品により保護回路等を構成する場合と比べ、検出センサに含まれる回路を小型化することができる。
上記の検出センサにおいて、前記制御回路は、前記判定信号に応じて前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタを相補的にオンオフし、前記判定信号に応じて前記選択信号を生成することが好ましい。
この構成によれば、第1の出力トランジスタと第2の出力トランジスタを相補的にオンオフすることで、判定信号に応じてオンした出力トランジスタによる信号と、判定信号に応じてオフした出力トランジスタによる信号とを選択的に得ることができる。
上記の検出センサにおいて、前記制御回路は、前記第1期間信号に基づいて、前記短絡検知期間において、前記選択した出力トランジスタを介して前記出力端子から前記第1配線に流れる電流量を変更するように前記出力トランジスタを制御することが好ましい。
この構成によれば、出力トランジスタをオンする第1期間において、その出力トランジスタに流れる電流量を少なくすることで、消費電力が低減される。
上記の検出センサにおいて、前記制御回路は、前記第1の出力トランジスタに対応する第1の出力制御信号及び第2の出力制御信号と、前記第2の出力トランジスタに対応する第3の出力制御信号及び第4の出力制御信号を生成する信号処理回路と、駆動電圧と前記駆動電圧より低い制限電圧が供給され、前記第1の出力制御信号に応じて前記駆動電圧を前記第1の出力トランジスタに供給し、前記第2の出力制御信号に応じて前記制限電圧を前記第1の出力トランジスタに供給する第1のスイッチ回路と、駆動電圧と前記制限電圧が供給され、前記第3の出力制御信号に応じて前記駆動電圧を前記第2の出力トランジスタに供給し、前記第4の出力制御信号に応じて前記制限電圧を前記第2の出力トランジスタに供給する第2のスイッチ回路と、を有することが好ましい。
この構成によれば、信号処理回路から出力される第1の出力制御信号と第2の出力制御信号に基づいて、第1の出力トランジスタのゲート電圧を容易に制御してオンオフとオン時における電流制限を行うことができる。また、信号処理回路から出力される第3の出力制御信号と第4の出力制御信号に基づいて、第2の出力トランジスタのゲート電圧を容易に制御してオンオフとオン時における電流制限を行うことができる。
上記の検出センサにおいて、前記出力トランジスタは、MOS型のトランジスタであることが好ましい。
この構成によれば、出力トランジスタの端子電圧を検出するために、バイポーラトランジスタのように抵抗を必要としないため、回路の小型化を図ることが可能となる。
上記の検出センサにおいて、表示手段を有し、前記制御回路は、前記判定信号に応じて前記表示手段をオンオフし、前記短絡検知回路により検出された前記出力端子の短絡期間において、前記第1期間信号に応じて前記表示手段をオンし、前記第2期間信号に応じて前記表示手段をオフすることが好ましい。
この構成によれば、制御回路が表示手段を判定信号に応じてオンオフすることで、判定信号に基づく動作状態を表示手段により報知することができる。そして、出力端子の短絡が検知された場合に表示手段をオンオフすることで、短絡を報知することができる。
上記課題を解決する検出センサの制御方法は、検出対象の物理量に応じた検出信号を出力する検出回路と、前記検出信号に応じた判定信号を出力する判定回路と、第1の出力端子と第1配線との間に接続された第1の出力トランジスタと、第2の出力端子と前記第1配線との間に接続された第2の出力トランジスタと、を含み、前記判定信号に基づいて前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタをオンオフ制御する出力回路と、を有する検出センサの制御方法であって、前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタのうちのいずれか一方を選択し、その選択した出力トランジスタの端子電圧に基づいて、前記選択した出力トランジスタが接続された出力端子の短絡を検知して短絡検知期間と出力禁止期間を交互に計測し、前記短絡検知期間に前記選択した出力トランジスタをオンし、前記出力禁止期間に前記選択した出力トランジスタをオフする。
この構成によれば、選択した出力トランジスタの端子電圧に基づいて、その出力トランジスタが接続された出力端子が短絡しているか否かが判定される。そして、短絡を検知した場合には、選択した出力トランジスタを第1期間信号に応じてオンすることで、出力トランジスタの状態を確認することができる。そして、選択した出力トランジスタをオフすることで、過電流が流れるのを防止し、出力回路を保護する。このような出力回路は、論理回路等にて構成され、半導体装置(IC)化される。したがって、ディスクリート部品により保護回路等を構成する場合と比べ、検出センサに含まれる回路を小型化することができる。
本発明によれば、検出センサに含まれる回路を小型化することができる。
検出センサのブロック回路図である。 (a)(b)は出力回路の動作説明図である。 出力回路の動作を示す波形図である。 出力回路の動作を示す波形図である。 信号処理回路の動作状態を示す遷移図である。
以下、一実施形態を説明する。
図1に示す検出センサ10は、図示しないコントローラに接続される。たとえば、検出センサ10の外部端子TOV,TOG,TO1,TO2は、図示しないコントローラに接続される。外部端子TOV,TOGは電源端子であり、コントローラから駆動電圧(高電位電圧VCC、低電位電圧GND)が供給される。外部端子TO1,TO2は出力端子である。なお、外部端子TOV,TOG,TO1,TO2は、たとえば、検出センサ10をコントローラに接続するケーブルが接続される端子である。なお、ピグテール状のケーブルを含む検出センサの場合、外部端子TOV,TOG,TO1,TO2は、ケーブルの先端、コントローラのコネクタに接続されるコネクタの端子、または検出センサとコントローラの間の中継コネクタである。
検出センサ10は、電源回路11、投光回路12、受光回路13、受光判定回路14、出力回路15を有している。出力回路15は、信号処理回路21、マルチプレクサ22、短絡検知回路23、カウンタ24、スイッチ回路SW11,SW12、出力トランジスタM1,M2を有している。
検出センサ10は外部端子TOVを介して供給される駆動電圧VCCに基づいて動作し、出力回路15の出力トランジスタM1,M2をオンオフする。コントローラは出力トランジスタM1,M2のオンオフに応じた信号を受け取る。
電源回路11は検出センサ10の外部端子TOVに接続されている。外部端子TOVは、この検出センサ10が接続されるコントローラ(図示略)から検出センサ10の駆動電圧が供給される。電源回路11は、駆動電圧に基づいて各回路が動作するための高電位電圧VDDを生成する。なお、高電位電圧VDDの供給については、図1において省略している。
投光回路12は、投光素子(たとえば発光ダイオード)を含む。投光回路12は、電源回路11から供給される動作電圧(たとえば高電位電圧VDD)に基づいて動作し、光を投光する。受光回路13は、受光素子(たとえばフォトトランジスタ)を含み、入射光量に応じたレベルの検出信号KSを出力する。この検出センサ10は、たとえば1つのハウジングに投光素子と受光素子とが互いに対向して配置された、フォトセンサ(光電センサ)である。検出対象は、投光回路12から受光回路13への光を遮断(遮光)する。
受光判定回路14は、受光回路13から出力される検出信号KSに基づいて、受光回路13に対する光の入射/遮光に応じたレベル(Hレベル/Lレベル)の受光信号DSを出力する。したがって、受光信号DSのレベルは、検出対象の有無に対応する。たとえば、受光判定回路14は、入射時にHレベルの受光信号DSを出力し、遮光時にLレベルの受光信号DSを出力する。
信号処理回路21には、モード設定スイッチSW1と表示用発光ダイオードPD1が接続されている。信号処理回路21は、モード設定スイッチSW1のオンオフに応じたモード設定信号MSを入力する。モード設定スイッチSW1は、信号処理回路21の動作モード(表示モード)を設定する。表示用発光ダイオードPD1の点灯/消灯は、受光回路13の入遮光状態を示す。
たとえば、信号処理回路21は、Lレベルのモード設定信号MS(モード設定スイッチSW1がオン)に基づいて第1のモード(MODE:1)と判定し、Hレベルのモード設定信号MS(モード設定スイッチSW1がオフ)に基づいて第2のモード(MODE:0)と判定する。第1のモード(MODE:1)は、入光時に表示用発光ダイオードPD1を点灯(遮光時は消灯)するモード(入光時ONモード)であり、第2のモード(MODE:0)は、遮光時に表示用発光ダイオードPD1を点灯(入光時は消灯)するモード(遮光時ONモード)である。
第1のモード(MODE:1)のとき、信号処理回路21は、Hレベルの受光信号DSに基づいて、Hレベルの制御信号PCを出力する。表示用発光ダイオードPD1は、Hレベルの制御信号PCに基づいて点灯する。したがって、受光回路13の入光時、表示用発光ダイオードPD1が点灯する。そして、信号処理回路21は、Lレベルの受光信号DSに基づいてLレベルの制御信号PCを出力する。したがって、受光回路13の遮光時、表示用発光ダイオードPD1が消灯する。
第2のモード(MODE:0)のとき、信号処理回路21は、Hレベルの受光信号DSに基づいて、Lレベルの制御信号PCを出力する。したがって、受光回路13の入光時、表示用発光ダイオードPD1が消灯する。そして、信号処理回路21は、Lレベルの受光信号DSに基づいてHレベルの制御信号PCを出力する。したがって、受光回路13の遮光時、表示用発光ダイオードPD1が点灯する。
信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて、出力トランジスタM1を制御するための出力制御信号OC11,OC12を生成する。出力制御信号OC11,OC12は、スイッチ回路SW11に供給される。スイッチ回路SW11には、駆動電圧VRGと制限電圧VLMが供給される。また、スイッチ回路SW11は、低電位電圧GNDが供給される配線(以下、配線GND)に接続されている。
駆動電圧VRGと制限電圧VLMは、電源回路11により生成される。駆動電圧VRGの電圧値は、出力トランジスタM1をオンするように設定され、たとえば、信号処理回路21の動作電圧VDDと等しく設定される。制限電圧VLMは、駆動電圧VRGより低く設定される。なお、制限電圧VLMは、出力トランジスタM1をオンさせ、その出力トランジスタM1のオン抵抗値を、駆動電圧VRGによる出力トランジスタM1のオン抵抗値より大きくするように設定される。
スイッチ回路SW11は、出力トランジスタM1のゲート端子に接続されている。スイッチ回路SW11は、出力制御信号OC11,OC12に基づいて、出力トランジスタM1のゲート端子に供給する電圧(ゲート電圧)VG1を生成する。
たとえば、スイッチ回路SW11は、Hレベルの出力制御信号OC11とLレベルの出力制御信号OC12に基づいて、駆動電圧VRGと等しいゲート電圧VG1を出力する。また、スイッチ回路SW11は、Lレベルの出力制御信号OC11とHレベルの出力制御信号OC12に基づいて、制限電圧VLMと等しいゲート電圧VG1を出力する。そして、スイッチ回路SW11は、Lレベルの出力制御信号OC11とLレベルの出力制御信号OC12に基づいて、低電位電圧GND(=0V)と等しいゲート電圧VG1を出力する。
出力トランジスタM1は、たとえばNチャネルMOSトランジスタである。出力トランジスタM1のソース端子は配線GNDに接続され、ドレイン端子は外部端子TO1に接続されている。出力トランジスタM1は、ゲート電圧VG1に基づいてオンオフする。ここで、ゲート電圧VG1として、上記の駆動電圧VRG,制限電圧VLM,低電位電圧GNDを用いて説明する。たとえば、出力トランジスタM1は、駆動電圧VRGに基づいてオンし、低電位電圧GNDに基づいてオフする。
この検出センサ10が接続されたコントローラは、コントローラの高電位電圧が供給される配線(電源配線)と外部端子TO1との間に接続された負荷抵抗を有している。したがって、検出センサ10の出力トランジスタM1がオンしたとき、コントローラは、Lレベルの信号を入力する。一方、検出センサ10の出力トランジスタM1がオフしたとき、コントローラはHレベルの信号を入力する。
上記の出力トランジスタM1は、制限電圧VLMに基づいてオンする。このとき、出力トランジスタM1のオン抵抗値は、駆動電圧VRGに基づくオン抵抗値よりも大きい。したがって、信号処理回路21は、Lレベルの出力制御信号OC11とHレベルの出力制御信号OC12により制限電圧VLMを出力トランジスタM1のゲート端子に供給することで、駆動電圧VRGと比べ、出力トランジスタM1に流れる電流を制限する。
同様に、信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて、出力トランジスタM2を制御するための出力制御信号OC21,OC22を生成する。出力制御信号OC21,OC22は、スイッチ回路SW12に供給される。スイッチ回路SW12には、駆動電圧VRGと制限電圧VLMが供給される。また、スイッチ回路SW12は、低電位電圧GNDが供給される配線(以下、配線GND)に接続されている。
スイッチ回路SW12は、出力トランジスタM2のゲート端子に接続されている。スイッチ回路SW12は、出力制御信号OC21,OC22に基づいて、出力トランジスタM2のゲート端子に供給する電圧(ゲート電圧)VG2を生成する。
たとえば、スイッチ回路SW12は、Hレベルの出力制御信号OC21とLレベルの出力制御信号OC22に基づいて、駆動電圧VRGと等しいゲート電圧VG2を出力する。また、スイッチ回路SW12は、Lレベルの出力制御信号OC21とHレベルの出力制御信号OC22に基づいて、制限電圧VLMと等しいゲート電圧VG2を出力する。そして、スイッチ回路SW12は、Lレベルの出力制御信号OC21とLレベルの出力制御信号OC22に基づいて、低電位電圧GND(=0V)と等しいゲート電圧VG2を出力する。
出力トランジスタM2は、たとえばNチャネルMOSトランジスタである。出力トランジスタM2のソース端子は配線GNDに接続され、ドレイン端子は外部端子TO2に接続されている。出力トランジスタM2は、ゲート電圧VG2に基づいてオンオフする。ここで、ゲート電圧VG2として、上記の駆動電圧VRG,制限電圧VLM,低電位電圧GNDを用いて説明する。たとえば、出力トランジスタM2は、駆動電圧VRGに基づいてオンし、低電位電圧GNDに基づいてオフする。
この検出センサ10が接続されたコントローラは、コントローラの高電位電圧が供給される配線(電源配線)と外部端子TO2との間に接続された負荷抵抗を有している。したがって、検出センサ10の出力トランジスタM2がオンしたとき、コントローラは、Lレベルの信号を入力する。一方、検出センサ10の出力トランジスタM2がオフしたとき、コントローラはHレベルの信号を入力する。
上記の出力トランジスタM2は、制限電圧VLMに基づいてオンする。このとき、出力トランジスタM2のオン抵抗値は、駆動電圧VRGに基づくオン抵抗値よりも大きい。したがって、信号処理回路21は、Lレベルの出力制御信号OC21とHレベルの出力制御信号OC22により制限電圧VLMを出力トランジスタM2のゲート端子に供給することで、駆動電圧VRGと比べ、出力トランジスタM2に流れる電流を制限する。
なお、本実施形態において、信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて、2つの出力トランジスタM1,M2を相補的にオンオフするように、出力制御信号OC11,OC12,OC21,OC22を生成する。たとえば、信号処理回路21は、Hレベルの受光信号DSに基づいて、Hレベルの出力制御信号OC11とLレベルの出力制御信号OC21(出力制御信号OC12,OC22はLレベル)を生成する。Hレベルの出力制御信号OC11に基づいて出力トランジスタM1に駆動電圧VRGが供給される。Lレベルの出力制御信号OC21に基づいて出力トランジスタM2に低電位電圧GNDが供給される。したがって、出力トランジスタM1はオンし、出力トランジスタM2はオフする。即ち、受光回路13の入光時、出力トランジスタM1がオンし、出力トランジスタM2がオフする。一方、信号処理回路21は、Lレベルの受光信号DSに基づいて、Lレベルの出力制御信号OC11とHレベルの出力制御信号OC21(出力制御信号OC12,OC22はLレベル)を生成する。したがって、受光回路13の遮光時、出力トランジスタM1がオフし、出力トランジスタM2がオンする。
そして、信号処理回路21は、Hレベルの出力制御信号OC12(出力制御信号OC11はLレベル)により出力トランジスタM1をオンするとともに、その出力トランジスタM1に流れる電流を制限する。同様に、信号処理回路21は、Hレベルの出力制御信号OC22(出力制御信号OC21はLレベル)により出力トランジスタM2をオンするとともに、その出力トランジスタM2に流れる電流を制限する。
出力トランジスタM1のドレイン端子と、出力トランジスタM2のドレイン端子は、マルチプレクサ22の入力端子に接続されている。したがって、マルチプレクサ22には、出力トランジスタM1のドレイン端子における電圧(端子電圧VT1)と、出力トランジスタM2のドレイン端子における電圧(端子電圧VT2)が供給される。マルチプレクサ22には、信号処理回路21から選択信号MDSが供給される。
マルチプレクサ22は、選択信号MDSに基づいて、端子電圧VT1と端子電圧VT2のいずれか一方を選択し、選択した端子電圧と等しい選択電圧VMを出力する。
信号処理回路21は、出力トランジスタM1,M2の動作に応じて、選択信号MDSを生成する。たとえば、信号処理回路21は、出力トランジスタM1,M2のうち、オンした出力トランジスタに応じた端子電圧を選択するように、選択信号MDSを生成する。上記したように、信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて、出力トランジスタM1,M2を相補的にオンオフする。このため、本実施形態の信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて、選択信号MDSを生成する。
マルチプレクサ22から出力される選択電圧VMは、短絡検知回路23に供給される。短絡検知回路23は、選択電圧VMに基づいて、出力トランジスタM1,M2が接続された外部端子TO1,TO2の短絡を検知し、検知結果に応じたレベルの短絡検知信号SD0を出力する。たとえば、短絡検知回路23は、コンパレータ(比較器)を含む。短絡検知回路23は、所定のしきい値電圧と選択電圧VMを比較する。しきい値電圧は、短絡時における出力トランジスタM1,M2の状態に応じて設定される。たとえば、コントローラにおいて外部端子TO1が高電位側の電源配線と短絡(たとえば、負荷抵抗の両端子間が短絡)した場合、出力トランジスタM1に流れる電流が短絡していない状態(非短絡状態)よりも多くなり、端子電圧VT1は高くなる。非短絡時における端子電圧VT1と、短絡時における端子電圧VT1に応じて、しきい値電圧が設定される。
短絡検知回路23は、たとえば選択電圧VMがしきい値電圧より低い場合にLレベル(論理値:0)の短絡検知信号SD0を出力し、選択電圧VMがしきい値電圧より高い場合にHレベル(論理値:1)の短絡検知信号SD0を出力する。なお、短絡検知回路23の設定(たとえば、しきい値電圧)は、出力トランジスタM1,M2のゲート端子に駆動電圧VRGが供給されたときの端子電圧VT1,VT2に基づくものである。
短絡検知回路23から出力される短絡検知信号SD0は、カウンタ24に供給される。カウンタ24は、短絡検知信号SD0に基づいて、出力トランジスタM1,M2が接続された外部端子TO1,TO2の短絡が検知されると、短絡検知期間K1と出力禁止期間K2を交互に計測する。短絡検知期間K1において、外部端子TO1,TO2が短絡されていない非短絡状態となると、カウンタ24は出力禁止期間K2と短絡検知期間K1の計測を終了する。
詳述すると、カウンタ24には、クロック信号CLKがたとえば信号処理回路21から供給される。本実施形態のカウンタ24はアップカウンタであり、たとえばHレベルのクロック信号CLKに応答してカウント値をアップ(たとえば「+1」)する。カウンタ24は、外部端子TO1,TO2の短絡が検知される、つまりHレベルの短絡検知信号SD0に基づいてHレベルの短絡検知期間信号SD1を出力する。そして、カウンタ24はカウント値をリセット(=0)した後、クロック信号CLKのパルスをカウントする。
カウンタ24は、Hレベルの短絡検知信号SD0に基づいてカウントを継続する。そして、カウンタ24は、カウント値が短絡検知期間K1に応じた設定値KR1(たとえば「32」)に達すると、Lレベルの短絡検知期間信号SD1を出力し、Hレベルの出力禁止期間信号SD2を出力する。そして、カウンタ24は、カウント値をリセット(=0)した後、クロック信号CLKのパルスをカウントする。さらに、カウンタ24は、カウント値が出力禁止期間K2に応じた設定値KR2(たとえば「2500」)に達すると、Lレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、Hレベルの短絡検知期間信号SD1を出力する。したがって、カウンタ24は、出力禁止期間K2の計測を終了した後、Hレベルの短絡検知信号SD0に基づいて短絡検知期間K1を計測する。一方、出力禁止期間K2の計測を終了したとき、短絡検知信号SD0がLレベルの場合、カウンタ24は、次の出力禁止期間K2を計測しない。
また、カウンタ24は、外部端子TO1,TO2の短絡を検知した最初の短絡検知期間K1が終了すると、Hレベルの短絡状態信号SD3を出力する。そして、カウンタ24は、Lレベルの短絡検知信号SD0に基づいてLレベルの短絡状態信号SD3を出力する。
即ち、カウンタ24は、短絡検知期間K1を計測している間、Hレベルの短絡検知期間信号SD1を出力する。そして、カウンタ24は、出力禁止期間K2を計測している間、Hレベルの出力禁止期間信号SD2を出力する。そして、カウンタ24は、外部端子TO1,TO2の短絡を検知してから短絡が解消するまでの間、Hレベルの短絡状態信号SD3を出力する。
信号処理回路21は、カウンタ24から出力される各信号SD1,SD2,SD3と、受光信号DSに基づいて、出力トランジスタM1,M2を制御する。そして、信号処理回路21は、受光信号DSに応じてオンした出力トランジスタM1,M2を、カウンタ24から出力される各信号SD1,SD2,SD3に基づいて保護する。
たとえば、信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて、入光時に出力トランジスタM1をオンする。この出力トランジスタM1が接続された外部端子TO1について、その外部端子TO1が高電位側の電源端子と短絡した場合、外部端子TO1から出力トランジスタM1を介して配線GNDに向かって過電流が流れる。この過電流による端子電圧VT1の変化(上昇)に基づき、短絡検知回路23からHレベルの短絡検知信号SD0が出力され、そのHレベルの短絡検知信号SD0に基づいてカウンタ24から各信号SD1〜SD3が出力される。信号処理回路21は、各信号SD1〜SD3に基づいて出力トランジスタM1をオフし、出力回路15に過電流が流れるのを防ぐ。
図2〜図5にしたがって、信号処理回路21の動作の詳細と出力回路15における作用を説明する。
図2(a)は、第1のモード(MODE:1)における出力回路15の動作状態を示し、図2(b)は、第2のモード(MODE:0)における出力回路15の動作状態を示す。第1のモードと第2のモードは、表示用発光ダイオードPD1の点灯/消灯が異なるのみであるため、ここでは第1のモードにおける動作を説明する。
図3に示すように、正常時において、Hレベルの受光信号DS(入光)に基づいて、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM1をオン(ON)する。また、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM2をオフ(OFF)する。そして、表示用発光ダイオードPD1を点灯する。そして、Hレベルの受光信号DSに基づいてHレベルの選択信号MDSを出力する。このHレベルの選択信号MDSにより出力トランジスタM1を選択する。
そして、Lレベルの受光信号DS(遮光)に基づいて、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM1をオフ(OFF)する。また、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM2をオン(ON)する。そして、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。そして、Lレベルの受光信号DSに基づいてLレベルの選択信号MDSを出力する。このLレベルの選択信号MDSにより出力トランジスタM2を選択する。
入光時において、外部端子TO1が短絡する(時刻T1)と、Hレベルの短絡検知信号SD0が短絡検知回路23から出力され、その短絡検知信号SD0に基づいてHレベルの短絡検知期間信号SD1がカウンタ24から出力される。カウンタ24は、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。この制限電圧VLMにより出力トランジスタM1に流れる電流が駆動電圧VRGの場合と比べて少なくなる。このため、検出センサ10が接続されたコントローラにおける消費電力が低減される。
そして、短絡検知期間K1が終わる(時刻T2)と、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。また、カウンタ24は、Hレベルの短絡状態信号SD3を出力する。そして、信号処理回路21は、出力を禁止する。つまり、信号処理回路21は、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM1をオフ(OFF)する。したがって、出力禁止期間K2では、出力回路15に過電流が流れない。また、信号処理回路21は、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。
そして、出力禁止期間K2が終わる(時刻T3)と、カウンタ24はHレベルの短絡検知期間信号SD1とLレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、信号SD1,SD2に基づいて、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM1をオン(ON)する。また、信号処理回路21は、Hレベルの短絡状態信号SD3に基づいて、表示用発光ダイオードPD1を点灯する。
この出力トランジスタM1のオンにより、外部端子TO1における状態を確認する。そして、外部端子TO1が短絡している場合、上記と同様に、信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。
そして、短絡検知期間K1が終わると、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。そして、信号処理回路21は、出力を禁止する。つまり、信号処理回路21は、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM1をオフする。また、信号処理回路21は、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。
そして、出力禁止期間K2が終わる(時刻T4)と、上記と同様に、出力トランジスタM1がオンし、表示用発光ダイオードPD1が点灯する。
つまり、出力回路15において、短絡検知期間K1と出力禁止期間K2が交互に繰り返される。そして、短絡検知期間K1において、出力トランジスタM1がオンされ、出力禁止期間K2において出力トランジスタM1がオフされる。したがって、出力トランジスタM1をオフすることで、出力回路15に過電流が流れることを防ぐ。また、出力トランジスタM1を間欠的にオンすることで、この出力トランジスタM1が接続された外部端子TO1の状態(短絡/非短絡)を確認する。
また、短絡検知期間K1に表示用発光ダイオードPD1を点灯し、出力禁止期間K2に表示用発光ダイオードPD1を消灯する。つまり、表示用発光ダイオードPD1を点滅させる。正常時において、入光時に表示用発光ダイオードPD1が連続的に点灯する。したがって、表示用発光ダイオードPD1の点滅により、検出センサ10を利用するユーザが外部端子TO1における短絡を把握することができる。
短絡検知期間K1は、出力トランジスタM1の意図しないオフ作動を防止する。
出力トランジスタM1の端子電圧VT1は、外部端子TO1に加わるノイズ等により変動することがある。この端子電圧VT1が短絡検知回路23のしきい値電圧を超えると、短絡検知回路23はHレベルの短絡検知信号SD0を出力する。このときの端子電圧VT1の変化は、ノイズ等による一時的なものであるため、短絡検知回路23は、Lレベルの短絡検知信号SD0を出力する。したがって、短絡検知信号SD0に基づいて出力トランジスタM1を制御すると、短い期間においてオフ、オンされてしまう。このような出力トランジスタM1のオン、オフは、コントローラにおける誤動作を招くおそれがある。このため、短絡検知期間K1を設定し、短絡検知期間K1の終了後に出力トランジスタM1をオフすることで、出力トランジスタM1の意図しないオフ作動、ひいては検出センサ10が接続されたコントローラにおける誤動作を防止する。
また、短絡検知期間K1は、誤った短絡報知を防止する。上記したように、外部端子TO1に加わるノイズ等により出力トランジスタM1の端子電圧VT1が変動すると、それに応じてHレベルの短絡検知信号SD0が出力される。したがって、短絡検知信号SD0に基づいて表示用発光ダイオードPD1を制御すると、短い期間において消灯、点灯されるため、ユーザは、外部端子TO1の短絡と誤って認識してしまうおそれがある。短絡検知期間K1を設定し、短絡検知期間K1では表示用発光ダイオードPD1を点灯させることで、ユーザにおける誤認識の発生を防止する。
そして、外部端子TO1における短絡が解消すると(時刻T5)、Lレベルの短絡検知信号SD0が短絡検知回路23から出力され、その短絡検知信号SD0に基づいてLレベルの短絡状態信号SD3がカウンタ24から出力される。
次いで、出力禁止期間K2が終わる(時刻T6)と、カウンタ24はHレベルの短絡検知期間信号SD1とLレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、信号SD1,SD2に基づいて、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM1をオン(ON)する。この出力トランジスタM1のオンにより、外部端子TO1における状態を確認する。
このとき、外部端子TO1は短絡していない。そして、信号処理回路21は、外部端子TO1の短絡が解消されたこと(たとえば、短絡状態信号SD3のHレベルからLレベルのへの変化)をたとえば内部レジスタに記憶している。これらにより、信号処理回路21は、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を駆動電圧VRGに維持する。
そして、短絡検知期間K1が終わると、外部端子TO1が短絡していないため、カウンタ24は、Lレベルの短絡検知信号SD0に基づいて次の出力禁止期間K2を計測しない。そして、信号処理回路21は、短絡状態信号SD3に基づいて、出力トランジスタM1に対する保護動作を終了する。
なお、信号処理回路21は、Hレベルの受光信号DSに基づいて、Lレベルの出力制御信号OC21,OC22を出力する。スイッチ回路SW12は、これらの出力制御信号OC21,OC22に基づいて、低電位電圧GNDを出力トランジスタM2のゲート端子に供給し、出力トランジスタM2はオフする。出力トランジスタM2がオフしているため、この出力トランジスタM2が接続された外部端子TO2に短絡が生じても(時刻T7)、出力トランジスタM2に過電流は流れない。したがって、入光時において出力トランジスタM2に対する制御を省略することができる。
次に、遮光時における動作を説明する。
遮光時において、信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて出力トランジスタM2をオンする。したがって、遮光時において、短絡検知及び保護動作は、出力トランジスタM2が接続された外部端子TO2に対応するものである。
外部端子TO2が短絡する(時刻T11)と、Hレベルの短絡検知信号SD0が短絡検知回路23から出力され、その短絡検知信号SD0に基づいてHレベルの短絡検知期間信号SD1がカウンタ24から出力される。カウンタ24は、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。この制限電圧VLMにより出力トランジスタM2に流れる電流が駆動電圧VRGの場合と比べて少なくなる。このため、検出センサ10が接続されたコントローラにおける消費電力が低減される。
そして、短絡検知期間K1が終わる(時刻T12)と、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。また、カウンタ24は、Hレベルの短絡状態信号SD3を出力する。そして、信号処理回路21は、出力を禁止する。つまり、信号処理回路21は、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM2をオフ(OFF)する。したがって、出力禁止期間K2では、出力回路15に過電流が流れない。
そして、出力禁止期間K2が終わる(時刻T13)と、カウンタ24はHレベルの短絡検知期間信号SD1とLレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、信号SD1,SD2に基づいて、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM2をオン(ON)する。また、信号処理回路21は、Hレベルの短絡状態信号SD3に基づいて、表示用発光ダイオードPD1を点灯する。
この出力トランジスタM2のオンにより、外部端子TO2における状態を確認する。そして、外部端子TO2が短絡している場合、上記と同様に、信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。
そして、短絡検知期間K1が終わると、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。そして、信号処理回路21は、出力を禁止する。つまり、信号処理回路21は、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM2をオフする。また、信号処理回路21は、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。
そして、出力禁止期間K2が終わる(時刻T14)と、上記と同様に、出力トランジスタM2がオンし、表示用発光ダイオードPD1を点灯する。
つまり、出力回路15において、短絡検知期間K1と出力禁止期間K2が交互に繰り返される。そして、短絡検知期間K1において、出力トランジスタM2がオンされ、出力禁止期間K2において出力トランジスタM2がオフされる。したがって、出力トランジスタM2をオフすることで、出力回路15に過電流が流れることを防ぐ。また、出力トランジスタM2を間欠的にオンすることで、この出力トランジスタM2が接続された外部端子TO2の状態(短絡/非短絡)を確認する。
また、2回目以降の短絡検知期間K1において表示用発光ダイオードPD1を点灯し、出力禁止期間K2に表示用発光ダイオードPD1を消灯する。つまり、表示用発光ダイオードPD1を点滅させる。正常時において、遮光時に表示用発光ダイオードPD1は消灯されている。したがって、表示用発光ダイオードPD1の点滅により、検出センサ10を利用するユーザが外部端子TO2における短絡を把握することができる。
次に、図4にしたがって、外部端子TO1と外部端子TO2とが短絡している場合を説明する。
上記したように、外部端子TO1,TO2の短絡確認は、外部端子TO1,TO2のそれぞれに接続された出力トランジスタM1,M2をオンすることにより行うことができる。そして、信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて、入光時に出力トランジスタM1をオンし、遮光時に出力トランジスタM2をオンする。したがって、両外部端子TO1,TO2が共に短絡している場合でも、同様に動作する。
つまり、外部端子TO1,TO2が短絡する(時刻T21)と、Hレベルの短絡検知信号SD0が短絡検知回路23から出力され、その短絡検知信号SD0に基づいてHレベルの短絡検知期間信号SD1がカウンタ24から出力される。カウンタ24は、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。
そして、短絡検知期間K1が終わる(時刻T22)と、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。また、カウンタ24は、Hレベルの短絡状態信号SD3を出力する。そして、信号処理回路21は、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM1をオフ(OFF)し、出力を禁止する。また、信号処理回路21は、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。
そして、出力禁止期間K2が終わる(時刻T23)と、カウンタ24はHレベルの短絡検知期間信号SD1とLレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、信号SD1,SD2に基づいて、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM1をオン(ON)する。また、信号処理回路21は、Hレベルの短絡状態信号SD3に基づいて、表示用発光ダイオードPD1を点灯する。
この出力トランジスタM1のオンにより、外部端子TO1における状態を確認する。そして、外部端子TO1が短絡している場合、上記と同様に、信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。
そして、短絡検知期間K1が終わると、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。そして、信号処理回路21は、出力を禁止する。つまり、信号処理回路21は、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM1をオフする。また、信号処理回路21は、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。
そして、出力禁止期間K2が終わる(時刻T24)と、上記と同様に、出力トランジスタM1がオンし、表示用発光ダイオードPD1が点灯する。
そして、受光信号DSがLレベルになる(時刻T25)と(遮光時)、信号処理回路21は、出力トランジスタM1をオフし、出力トランジスタM2をオンする。つまり、信号処理回路21は、出力トランジスタM1のゲート電圧VG1を低電位電圧GNDとする。そして、信号処理回路21は、短絡検知期間K1の開始から所定時間KV以上経過しているため、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を制限電圧VLMとする。
そして、短絡検知期間K1が終わる(時刻T26)と、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。また、カウンタ24は、Hレベルの短絡状態信号SD3を出力する。そして、信号処理回路21は、出力を禁止する。つまり、信号処理回路21は、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM2をオフ(OFF)する。
次いで、出力禁止期間K2が終わる(時刻T27)と、カウンタ24はHレベルの短絡検知期間信号SD1とLレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、信号SD1,SD2に基づいて、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM2をオン(ON)する。また、信号処理回路21は、Hレベルの短絡状態信号SD3に基づいて、表示用発光ダイオードPD1を点灯する。
この出力トランジスタM2のオンにより、外部端子TO2における状態を確認する。そして、外部端子TO2が短絡している場合、上記と同様に、信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。
そして、短絡検知期間K1が終わると、カウンタ24はLレベルの短絡検知期間信号SD1とHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、出力禁止期間K2を計測する。そして、信号処理回路21は、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を低電位電圧GNDとし、出力トランジスタM2をオフし、出力を禁止する。また、信号処理回路21は、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。
そして、外部端子TO1,TO2における短絡が解消すると(時刻T28)、Lレベルの短絡検知信号SD0が短絡検知回路23から出力され、その短絡検知信号SD0に基づいてLレベルの短絡状態信号SD3がカウンタ24から出力される。
次いで、出力禁止期間K2が終わる(時刻T29)と、カウンタ24はHレベルの短絡検知期間信号SD1とLレベルの出力禁止期間信号SD2を出力し、短絡検知期間K1を計測する。信号処理回路21は、信号SD1,SD2に基づいて、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を駆動電圧VRGとし、出力トランジスタM2をオン(ON)する。この出力トランジスタM2のオンにより、外部端子TO2における状態を確認する。
このとき、外部端子TO1,TO2は短絡していない。そして、信号処理回路21は、外部端子TO2の短絡が解消されたこと(たとえば、短絡状態信号SD3のHレベルからLレベルのへの変化)をたとえば内部レジスタに記憶している。これらにより、信号処理回路21は、出力トランジスタM2のゲート電圧VG2を駆動電圧VRGに維持する。
そして、短絡検知期間K1が終わると、外部端子TO1,TO2が短絡していないため、カウンタ24は、Lレベルの短絡検知信号SD0に基づいて次の出力禁止期間K2を計測しない。そして、信号処理回路21は、短絡状態信号SD3に基づいて、出力トランジスタM2に対する保護動作を終了する。
図5は、出力回路15の動作状態の変化を示す。
ステートST11,ST12,ST13は出力トランジスタM1に対する状態を示し、ステートST21,ST22,ST23は出力トランジスタM2に対する状態を示す。たとえば、ステートST11において、出力トランジスタM1をオンしている。そして、短絡検知期間信号SD1が「0」(Lレベル)の場合、このステートST11を維持する。そして、短絡検知期間信号SD1が「1」(Hレベル)になると、ステートST12へ遷移する。このステートST12は、「短絡検知」状態を示す。
ステートST12において、短絡検知期間信号SD1が「0」になると、ステートST11へ遷移する。ステートST12において短絡検知期間K1が終了すると出力禁止期間信号SD2が「1」になるため、ステートST13へ遷移する。ステートST13は「出力禁止」状態を示す。このステートST13において、出力禁止期間K2が終了すると出力禁止期間信号SD2が「0」となり、ステートST11へ遷移する。
ステートST11において、受光信号DSが「0」になると、ステートST21へ遷移する。このステートST21において、出力トランジスタM2をオンする。そして、短絡検知期間信号SD1が「0」(Lレベル)の場合、このステートST21を維持する。そして、短絡検知期間信号SD1が「1」(Hレベル)になると、ステートST22へ遷移する。このステートST22は、「短絡検知」状態を示す。
ステートST22において、短絡検知期間信号SD1が「0」になると、ステートST21へ遷移する。ステートST22において短絡検知期間K1が終了すると出力禁止期間信号SD2が「1」になるため、ステートST23へ遷移する。ステートST23は「出力禁止」状態を示す。このステートST23において、出力禁止期間K2が終了すると出力禁止期間信号SD2が「0」となり、ステートST21へ遷移する。ステートST21において、受光信号DSが「1」になると、ステートST11へ遷移し、出力トランジスタM1をオンする。
なお、図5において、ステートST11a,ST12a,ST13aは、それぞれ短絡状態信号SD3が「1」の場合(図2(a)(b)参照)を示す。同様に、ステートST21a,ST22a,ST23aは、それぞれ短絡状態信号SD3が「1」の場合(図2(a)(b)参照)を示す。これらのステートは、表示用発光ダイオードPD1を点滅させるために設定される。
たとえば、図2(a)に示す第1のモード(MODE:1)において、出力トランジスタM2をオンするとき、表示用発光ダイオードPD1を消灯する。このため、ステートST22aにおいて、表示用発光ダイオードPD1を点灯させる。これにより、出力トランジスタM2が接続された外部端子TO2が短絡しているときに、表示用発光ダイオードPD1を点滅させ、その短絡状態を報知することができる。なお、図2(b)に示す第2のモード(MODE:0)の場合、同様に、ステートST12aにおいて表示用発光ダイオードPD1を点灯することで、出力トランジスタM1が接続された外部端子TO1の短絡を報知する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)検出センサ10は、外部端子TO1,TO2に接続された出力トランジスタM1,M2を有している。マルチプレクサ22は、選択信号MDSに基づいて選択した出力トランジスタM1の端子電圧VT1または出力トランジスタM2の端子電圧VT2に応じた選択電圧VMを出力する。短絡検知回路23は、選択電圧VMに基づいて外部端子TO1,TO2の短絡を検知した短絡検知信号SD0を出力する。カウンタ24は、短絡検知信号SD0に基づいて、短絡検知期間と出力禁止期間を計測し、短絡検知期間に応じた短絡検知期間信号SD1と、出力禁止期間に応じた出力禁止期間信号SD2を出力する。信号処理回路21は、短絡検知期間信号SD1に応じて出力トランジスタM1,M2をオンし、出力禁止期間信号SD2に応じて出力トランジスタM1,M2をオフする。
したがって、選択した出力トランジスタM1,M2の端子電圧VT1,VT2に基づいて、その出力トランジスタM1,M2が接続された外部端子TO1,TO2が短絡しているか否かが判定される。そして、短絡を検知した場合には、選択した出力トランジスタM1,M2を短絡検知期間信号SD1に応じてオンすることで、出力トランジスタM1,M2が接続された外部端子TO1,TO2の状態を確認することができる。そして、選択した出力トランジスタM1,M2をオフすることで、過電流が流れるのを防止し、出力回路15を保護することができる。このような出力回路15は、論理回路等にて構成され、半導体装置(IC)化される。したがって、ディスクリート部品により保護回路等を構成する場合と比べ、検出センサ10に含まれる回路を小型化することができる。
(2)信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて出力トランジスタM1,M2を相補的にオンオフする。また、信号処理回路21は、受光信号DSに応じて選択信号MDSを生成する。この選択信号MDSに基づいてマルチプレクサ22により出力トランジスタM1,M2が選択される。したがって、オンした出力トランジスタM1,M2の端子電圧VT1,VT2を容易に選択することができ、オンした出力トランジスタM1,M2が接続された外部端子TO1,TO2の状態(短絡/非短絡)を容易に検知することができる。
(3)信号処理回路21は、受光信号DSに基づいて出力トランジスタM1,M2を相補的にオンオフする。また、信号処理回路21は、受光信号DSに応じて選択信号MDSを生成する。この選択信号MDSに基づいてマルチプレクサ22により出力トランジスタM1,M2が選択される。したがって、たとえば2つの外部端子TO1,TO2が短絡状態にあるとき、出力トランジスタM1,M2の何れか一方がオンされるとともに何れか他方がオフされる。オフされた出力トランジスタには、過電流が流れない。そして、オンされた出力トランジスタの端子電圧に応じて外部端子の短絡が検知される。したがって、2つの同じ導電型の出力トランジスタM1,M2を有する出力回路15において、それぞれ1つの短絡検知回路23とカウンタ24を用いて外部端子TO1,TO2の短絡を検知し、信号処理回路21において保護を行うことができる。このため、2つの出力トランジスタM1,M2のそれぞれに対応する保護のための回路を備える場合と比べ、出力回路15の回路規模を縮小し、ひいては検出センサ10の小型化を図ることができる。
(4)信号処理回路21は、Hレベルの短絡検知期間信号SD1から所定時間KV経過すると、出力トランジスタM1,M2のゲート電圧VG1,VG2を、駆動電圧VRGから制限電圧VLMまで低下させる。この制限電圧VLMにより出力トランジスタM1,M2に流れる電流が駆動電圧VRGの場合と比べて少なくなる。したがって、検出センサ10が接続されたコントローラにおける消費電力を低減することができる。
(5)スイッチ回路SW11には駆動電圧VRGと制限電圧VLMが供給され、低電位側の配線GNDに接続されている。スイッチ回路SW11は、Hレベルの出力制御信号OC11とLレベルの出力制御信号OC12に基づいて、駆動電圧VRGと等しいゲート電圧VG1を出力する。また、スイッチ回路SW11は、Lレベルの出力制御信号OC11とHレベルの出力制御信号OC12に基づいて、制限電圧VLMと等しいゲート電圧VG1を出力する。そして、スイッチ回路SW11は、Lレベルの出力制御信号OC11とLレベルの出力制御信号OC12に基づいて、低電位電圧GND(=0V)と等しいゲート電圧VG1を出力する。出力トランジスタM1は、制限電圧VLMに基づいてオンする。このとき、出力トランジスタM1のオン抵抗値は、駆動電圧VRGに基づくオン抵抗値よりも大きい。したがって、信号処理回路21は、Lレベルの出力制御信号OC11とHレベルの出力制御信号OC12により制限電圧VLMを出力トランジスタM1のゲート端子に供給することで、駆動電圧VRGと比べ、出力トランジスタM1に流れる電流を制限することができる。
同様に、スイッチ回路SW12には駆動電圧VRGと制限電圧VLMが供給され、低電位側の配線GNDに接続されている。スイッチ回路SW12は、Hレベルの出力制御信号OC21とLレベルの出力制御信号OC22に基づいて、駆動電圧VRGと等しいゲート電圧VG2を出力する。また、スイッチ回路SW12は、Lレベルの出力制御信号OC21とHレベルの出力制御信号OC22に基づいて、制限電圧VLMと等しいゲート電圧VG2を出力する。そして、スイッチ回路SW12は、Lレベルの出力制御信号OC21とLレベルの出力制御信号OC22に基づいて、低電位電圧GND(=0V)と等しいゲート電圧VG2を出力する。出力トランジスタM2は、制限電圧VLMに基づいてオンする。このとき、出力トランジスタM2のオン抵抗値は、駆動電圧VRGに基づくオン抵抗値よりも大きい。したがって、信号処理回路21は、Lレベルの出力制御信号OC21とHレベルの出力制御信号OC22により制限電圧VLMを出力トランジスタM2のゲート端子に供給することで、駆動電圧VRGと比べ、出力トランジスタM2に流れる電流を制限することができる。
(6)出力トランジスタM1,M2は、それぞれMOS型のトランジスタである。したがって、外部端子TO1,TO2の短絡検知のために、短絡検知回路23において選択電圧VM、すなわち出力トランジスタM1,M2の端子電圧VT1,VT2に基づいて短絡検知信号SD0を生成する。このような端子電圧VT1,VT2を得るために、バイポーラトランジスタのように抵抗を必要としないため、回路の小型化を図ることができる。
(7)信号処理回路21は、たとえば第1のモード(MODE:1)のとき、受光信号DSに基づいて、入光時に表示用発光ダイオードPD1を点灯し、遮光時に表示用発光ダイオードPD1を消灯する。このように、入光/遮光の状態を容易に報知する。そして、信号処理回路21は、短絡検知期間信号SD1に基づいて表示用発光ダイオードPD1を点灯し、出力禁止期間信号SD2に基づいて表示用発光ダイオードPD1を消灯する。したがって、外部端子TO1,TO2の短絡時に、表示用発光ダイオードPD1を点滅させることで、短絡状態を容易に報知することができる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態に対し、出力トランジスタM1,M2をPチャネルMOSトランジスタとしてもよい。
・出力トランジスタをNPNトランジスタまたはPNPトランジスタとすること。その場合、短絡検出のための抵抗をトランジスタに接続し、抵抗とトランジスタの間のノードの電圧、またはトランジスタのベース端子の電圧に基づいて短絡検知を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、2つの出力トランジスタM1,M2を相補的にオンオフしたが、同相にて出力トランジスタM1,M2をオンオフしてもよい。また、相補的な制御と同相の制御を設定可能としてもよい。
・上記実施形態では、短絡検知回路23を例えばコンパレータを含むものとしたが、出力トランジスタM1,M2の短絡検知が可能であればよく、構成を適宜変更してもよい。たとえば、アナログ−デジタル変換器(ADC)を含み、選択電圧VMを変換したデジタル値に基づいて、出力トランジスタM1,M2の短絡を検知するようにしてもよい。
・上記実施形態では、カウンタ24をアップカウンタとしたが、ダウンカウンタとしてもよい。たとえば、短絡検知期間K1において、Hレベルの短絡検知信号SD0に基づいて設定値をカウント値にセットし、クロック信号CLKに基づいてカウントダウンする。そして、カウント値がゼロ(「0」)になると、Lレベルの短絡検知期間信号SD1を出力するとともにHレベルの出力禁止期間信号SD2を出力する。出力禁止期間K2においても同様である。
・上記実施形態において、出力トランジスタM1,M2のゲート端子に対して、駆動電圧VRG,制限電圧VLM,低電位電圧GNDを供給する構成を適宜変更してもよい。たとえば、デジタルアナログ変換器(DAC)により出力トランジスタM1,M2のゲート電圧VG1,VG2を制御するようにしてもよい。DACは、信号処理回路21に接続する、または信号処理回路21に含めるようにしてもよい。
・上記実施形態では、制限電圧VLMの供給タイミングを信号処理回路21に含まれるタイマ回路により行うこととしたが、他の構成によりタイミングを設定してもよい。たとえば複数のバッファ回路やインバータ回路を直列に接続した遅延回路、カウンタ回路等を用いて制限電圧VLMの供給タイミングを設定してもよい。また、カウンタ24を用いて供給タイミングを設定してもよい。
・上記実施形態では、短絡検知期間K1において、出力トランジスタM1,M2のゲート端子に供給する電圧を駆動電圧VRGから制限電圧VLMに変化させるようにしたが、駆動電圧VRGを継続して供給するようにしてもよい。
10…検出センサ、13…受光回路、14…受光判定回路、15…出力回路、21…信号処理回路(制御回路)、24…カウンタ(計測回路)、23…短絡検知回路、22…マルチプレクサ(選択回路)、SW11,SW12…スイッチ回路(制御回路)、M1,M2…出力トランジスタ、TO1,TO2…外部端子(出力端子)GND…低電位電圧,配線(第1配線)、VG1,VG2…ゲート電圧、OC11,OC12,OC21,OC22…出力制御信号、PD1…表示用発光ダイオード(表示手段)、VRG…駆動電圧、VLM…制限電圧、SD0…短絡検知信号、SD1…短絡検知期間信号(第1期間信号)、SD2…出力禁止期間信号(第2期間信号)、SD3…短絡状態信号、K1…短絡検知期間、K2…出力禁止期間。

Claims (7)

  1. 第1の出力端子と第1配線との間に接続された第1の出力トランジスタと、
    第2の出力端子と前記第1配線との間に接続された第2の出力トランジスタと、
    検出対象に応じた判定信号に基づいて前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタとをオンオフ制御し、前記判定信号に応じた選択信号を出力する制御回路と、
    前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタのうち前記選択信号に基づいて選択した出力トランジスタの端子電圧を出力する選択回路と、
    前記選択回路の出力電圧に基づいて、前記選択した出力トランジスタが接続された出力端子の短絡を検知して短絡検知信号を出力する短絡検知回路と、
    前記短絡検知信号に基づいて短絡検知期間と出力禁止期間を交互に計測し、前記短絡検知期間に応じた第1期間信号と前記出力禁止期間に応じた第2期間信号を出力する計測回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記第1期間信号に応じて前記選択した出力トランジスタをオンし、前記第2期間信号に応じて前記選択した出力トランジスタをオフすること、
    を特徴とする検出センサ。
  2. 前記制御回路は、前記判定信号に応じて前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタを相補的にオンオフし、前記判定信号に応じて前記選択信号を生成すること、を特徴とする請求項1に記載の検出センサ。
  3. 前記制御回路は、前記第1期間信号に基づいて、前記短絡検知期間において、前記選択した出力トランジスタを介して前記出力端子から前記第1配線に流れる電流量を変更するように前記出力トランジスタを制御すること、を特徴とする請求項1または2に記載の検出センサ。
  4. 前記制御回路は、前記第1の出力トランジスタに対応する第1の出力制御信号及び第2の出力制御信号と、前記第2の出力トランジスタに対応する第3の出力制御信号及び第4の出力制御信号を生成する信号処理回路と、
    駆動電圧と前記駆動電圧より低い制限電圧が供給され、前記第1の出力制御信号に応じて前記駆動電圧を前記第1の出力トランジスタに供給し、前記第2の出力制御信号に応じて前記制限電圧を前記第1の出力トランジスタに供給する第1のスイッチ回路と、
    駆動電圧と前記制限電圧が供給され、前記第3の出力制御信号に応じて前記駆動電圧を前記第2の出力トランジスタに供給し、前記第4の出力制御信号に応じて前記制限電圧を前記第2の出力トランジスタに供給する第2のスイッチ回路と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の検出センサ。
  5. 前記出力トランジスタは、MOS型のトランジスタであること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の検出センサ。
  6. 表示手段を有し、
    前記制御回路は、前記判定信号に応じて前記表示手段をオンオフし、前記短絡検知回路により検出された前記出力端子の短絡期間において、前記第1期間信号に応じて前記表示手段をオンし、前記第2期間信号に応じて前記表示手段をオフすること、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の検出センサ。
  7. 検出対象の物理量に応じた検出信号を出力する検出回路と、前記検出信号に応じた判定信号を出力する判定回路と、第1の出力端子と第1配線との間に接続された第1の出力トランジスタと、第2の出力端子と前記第1配線との間に接続された第2の出力トランジスタと、を含み、前記判定信号に基づいて前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタをオンオフ制御する出力回路と、を有する検出センサの制御方法であって、
    前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタのうちのいずれか一方を選択し、その選択した出力トランジスタの端子電圧に基づいて、前記選択した出力トランジスタが接続された出力端子の短絡を検知して短絡検知期間と出力禁止期間を交互に計測し、前記短絡検知期間に前記選択した出力トランジスタをオンし、前記出力禁止期間に前記選択した出力トランジスタをオフする、ことを特徴とする検出センサの制御方法。
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