JP6394704B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置に関し、特に電力変換用のパワー半導体素子と、このパワー半導体素子を駆動するとともにその異常時にパワー半導体素子を保護して警報を出力するように制御する制御IC(Integrated Circuit)とを備えた半導体装置に関する。
電力変換装置では、パワー半導体素子とこのパワー半導体素子を駆動する駆動回路および保護回路を内蔵した制御ICとを同一のパッケージに集約してIPM(Intelligent Power Module)として構成される半導体装置が使用されている。パワー半導体素子には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などが用いられている。
制御ICは、パワー半導体素子のチップ過電流、チップ過熱などの異常を検出してパワー半導体素子を保護するとともにパッケージに設けられた警報信号用の端子より外部へ警報を出力するような保護回路を備えている。この保護回路は、パワー半導体素子のチップが所定の電流、温度などを検出すると、パワー半導体素子の動作を停止してパワー半導体素子を過電流、過熱などの異常による破壊から保護するようにしている。
このような保護回路では、パワー半導体素子のチップに何らかの異常が発生したことを検出した場合、パワー半導体素子の動作を停止するため、パワー半導体素子のチップ破壊を回避することができる。しかし、このIPMを備えた電力変換装置を使用して構成されるシステムにおいては、その電力変換装置だけが突然停止したことによって、システム全体が停止してしまうことがある。
このような突然のシステム停止を回避するために、保護回路にIPMの異常発生を予告する機能を備え、突然のシステム停止となる前に、IPMの異常停止を招く要因を排除できるようにする技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この技術によれば、保護回路は、パワー半導体素子の異常を検出して警報を出力する前に、その前兆となる予告警報を出力するようにしている。このため、保護回路は、パワー半導体素子の異常を検出する機能を備え、IPMは、外部に予告警報を出力するようにしている。
特許第3635988号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、予告警報と警報を同じ端子から出力させるために、予告警報と警報を互いに異なるパルス幅のデジタル信号としている。この場合、パルス幅を計測してそれが何を意味するかを判断する受け手側の識別は、通常マイコンのソフトウェアによって行われるためある程度の処理時間を要し、即時性に欠けるという問題点がある。
また、複数のパワー半導体素子を用いる半導体装置においては、パワー半導体素子と同数の保護回路を用意してそれぞれが一つのパワー半導体素子に対応する構成とすることが通常である。この場合、それぞれの保護回路はそれぞれ個別の半導体集積回路(IC)として構成され、端子数および配線を節約するために全ての保護回路の警報出力端子のワイアードオア(警報ライン)をとって外部に接続する形態をとることが多い。この接続形態による従来の半導体装置では、各保護回路は警報ラインのレベルを監視して、他の保護回路から警報が出されたら半導体装置全体の安全のために自分が対象としているパワー半導体素子を停止させるようにしている。ところが、警報だけではなく、半導体装置を直ちに停止させる必要のない予告警報も同じ端子から警報と同じレベル(電圧)で出力するようにしてしまうと、各保護回路が適切な動作を行うことが難しくなってしまうという問題も生じる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、警報用の端子と予告警報用の端子とを共用することができ、即時性に優れ、複数のパワー半導体素子があるものにも柔軟に対応できる半導体装置を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、パワー半導体素子と、このパワー半導体素子を駆動するとともにその異常時にパワー半導体素子を保護して警報を出力するように制御する制御ICとを備えた半導体装置が提供される。この半導体装置の制御ICは、パワー半導体素子を制御するゲート制御回路と、パワー半導体素子の異常検出時に保護動作信号をゲート制御回路および警報信号出力端子に出力する保護警報出力回路と、パワー半導体素子の異常の前兆を検出し、保護動作信号とは異なる電圧レベルの予告警報信号を警報信号出力端子に出力する予告警報回路と、を備えていることを特徴とする。ここで、予告警報回路は、パワー半導体素子の異常を検出する閾値とは異なる閾値を有する比較器と、保護警報出力回路が出力する第1の信号と比較器が出力する第2の信号とから、通常時、予告警報時および保護動作時に対応して異なる電圧レベルの信号を生成して警報信号出力端子に出力するマルチレベル生成回路とを有している。そのマルチレベル生成回路は、警報信号出力端子とグランドとの間に接続された抵抗と第1のスイッチ素子との第1の直列回路と、警報信号出力端子とグランドとの間に接続されたツェナーダイオードと第2のスイッチ素子との第2の直列回路と、第1の信号を論理反転するNOT回路と、第2の信号とNOT回路の出力信号とを受けるAND回路とを有し、第1のスイッチ素子を第1の信号によって制御し、第2のスイッチ素子をAND回路の出力信号によって制御する。
このような半導体装置によれば、異常検出時の保護動作信号と予告警報信号とをレベルを変えて共通の警報信号出力端子に出力する。これにより、専用の端子を設けることなく予告警報信号を出力することができる。
上記構成の半導体装置は、予告警報と保護動作時とで警報信号出力端子に出力される電圧レベルを変えることで、予告警報と保護動作を1つの端子で構築することができ、即時性に優れるという利点がある。また、複数のパワー半導体素子を有する半導体装置においては、予告警報の場合に予告警報を受けた側の保護回路は自分のパワー半導体素子を直ちにオフさせる必要はないことが分かるので、複数のパワー半導体素子があるものにも柔軟に対応できるという利点がある。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は、本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。 IPMに接続される外部プルアップ回路を示す図であって、(A)は外部プルアップ回路の一例を示し、(B)は外部プルアップ回路の変形例を示している。 チップ過熱予告警報および保護動作時に警報信号出力端子に出力される警報信号のタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。 第3の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。 第4の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。 第5の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。 第6の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。 出力された警報信号を識別する識別回路の一構成例を示す回路図である。 警報信号出力端子から出力される警報信号と識別用の閾値との関係を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、パワー半導体素子にIGBTを使用したIPMに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。なお、各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
図1は第1の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図、図2はIPMに接続される外部プルアップ回路を示す図であって、(A)は外部プルアップ回路の一例を示し、(B)は外部プルアップ回路の変形例を示している。図3はチップ過熱予告警報および保護動作時に警報信号出力端子に出力される警報信号のタイミングチャートである。
第1の実施の形態に係る半導体装置は、IGBTチップ1と制御IC10とを備えている。なお、この図1では、1組のIGBTチップ1および制御IC10を示しているが、一般には、複数組のIGBTチップ1および制御IC10を備えて1つのIPMを構成している。
IGBTチップ1は、主電流が流れるメイン素子とこのメイン素子の電流を検出する電流センス素子とを備え(図1ではメイン素子と電流センス素子とを一つのIGBTシンボルで示し、エミッタ端子だけ区別して、メイン素子のエミッタ端子と電流センス素子のエミッタ端子の2つを示している。)、チップの表面には、温度検出用ダイオード2が形成されている。この温度検出用ダイオード2は、温度依存性のある順方向電圧をモニタすることによってメイン素子のチップ温度を検出するためのものである。
制御IC10は、制御信号入力端子Vin、ゲート信号出力端子OUT、過電流検出端子OC、過熱検出端子OH、制御電源電圧端子Vcc(当該端子の電圧もVccで表す)および警報信号出力端子ALMを備えている。
制御信号入力端子Vinには、IPMの外部よりIGBTチップ1をオン・オフ制御する制御信号が入力される。ゲート信号出力端子OUTは、IGBTチップ1のゲート端子に接続され、過電流検出端子OCは、IGBTチップ1の電流センス素子のエミッタ端子に接続され、過熱検出端子OHは、温度検出用ダイオード2のアノード端子に接続されている。温度検出用ダイオード2のカソード端子は、接地されている。警報信号出力端子ALMは、IPM内の異常およびその前兆の予告警報を表す警報信号を出力する。なお、この実施の形態では、IPMの保護機能として、IGBTチップ1の過熱保護について説明するが、これ以外にも、過電流保護、制御電源不足電圧保護やケース過熱保護を備えるIPMもある。
制御IC10は、ゲート制御回路11を備え、その入力は、制御信号入力端子Vinに接続され、出力は、ゲート信号出力端子OUTに接続されている。制御IC10の過電流検出端子OCは、過電流検出抵抗12の一方の端子と、比較器13の非反転入力端子とに接続されている。過電流検出抵抗12の他方の端子は、接地されている。比較器13は、その反転入力端子に基準電圧源14の正極端子が接続され、基準電圧源14の負極端子は、接地されている。比較器13の出力端子は、保護警報出力回路15の過電流検出入力に接続されている。
これにより、IGBTチップ1のメイン素子に流れる主電流に応じて電流センス素子に流れる電流は、過電流検出抵抗12に流れ、そのときの過電流検出抵抗12による電圧降下が比較器13に印加される。過電流検出抵抗12による電圧降下が基準電圧源14の電圧より小さい場合、比較器13は、ロー(L)レベルの信号を保護警報出力回路15に出力する。過電流が流れたことにより過電流検出抵抗12による電圧降下が基準電圧源14の電圧より大きくなると、比較器13は、ハイ(H)レベルの信号を保護警報出力回路15に出力する。このとき、保護警報出力回路15は、ゲート制御回路11にIGBTチップ1をオフ動作させる信号を出力し、IGBTチップ1のチップ破壊を回避することができる。
制御IC10の過熱検出端子OHは、一方の端子が制御電源電圧端子Vccに接続された定電流源16の他方の端子と、比較器17の反転入力端子とに接続されている。比較器17の非反転入力端子は、基準電圧源18の正極端子に接続され、基準電圧源18の負極端子は、接地されている。比較器17の出力端子は、保護警報出力回路15の過熱検出入力に接続されている。
これにより、温度検出用ダイオード2は、定電流源16により一定の電流が流されており、IGBTチップ1のチップ温度に応じた電圧が過熱検出端子OHに与えられている。このチップ温度に応じた電圧(チップ温度が高いほど低くなる。)は、比較器17においてチップ過熱保護温度に相当する基準電圧源18の電圧と比較される。チップ温度が低くてその温度に応じた電圧が基準電圧源18の電圧より大きい場合、比較器17は、ロー(L)レベルの信号を保護警報出力回路15に出力する。チップ温度がチップ過熱保護温度に達すると、比較器17は、ハイ(H)レベルの信号を保護警報出力回路15に出力する。このとき、保護警報出力回路15は、ゲート制御回路11にIGBTチップ1をオフ動作させる信号を出力し、IGBTチップ1のチップ破壊を回避することができる。
制御IC10の過熱検出端子OHは、また、過熱保護機能を拡張する予告警報回路19に接続されている。予告警報回路19は、比較器20を備え、その反転入力端子は、過熱検出端子OHに接続され、非反転入力端子は、基準電圧源21の正極端子に接続され、基準電圧源21の負極端子は、接地されている。比較器20の出力端子は、AND回路22の一方の入力端子に接続されている。AND回路22の他方の入力端子は、NOT回路23を介して保護警報出力回路15の警報出力に接続されている。保護警報出力回路15の警報出力は、また、スイッチ素子であるトランジスタN1のゲート端子に接続される。
トランジスタN1のドレイン端子は、抵抗24を介して警報信号出力端子ALMに接続され、ソース端子は、接地されている。AND回路22の出力端子は、スイッチ素子であるトランジスタN2のゲート端子に接続され、トランジスタN2のドレイン端子は、ツェナーダイオード25のアノード端子に接続され、ツェナーダイオード25のカソード端子は、警報信号出力端子ALMに接続されている。トランジスタN2のソース端子は、接地されている。なお、この予告警報回路19において、AND回路22、NOT回路23、抵抗24、ツェナーダイオード25およびトランジスタN1,N2は、マルチレベル生成回路を構成している。
この予告警報回路19は、チップ温度がチップ過熱保護温度よりも低い所定の予告警報動作温度に達したときに、チップ過熱保護温度に達する兆候があることを事前に外部に通知する機能を有する。
なお、この実施の形態では、予告警報回路19を動作させるのに必要なプルアップ回路を内蔵していないので、IPMの外部において、警報信号出力端子ALMに外部プルアップ回路を接続する必要がある。この外部プルアップ回路は、たとえば、図2の(A)に示すように、プルアップ抵抗26およびプルアップ電圧源27を直列に接続して警報信号出力端子ALMに接続したものとすることができる。すなわち、警報信号出力端子ALMには、プルアップ抵抗26の一端が接続され、プルアップ抵抗26の他端は、プルアップ電圧源27の正極端子に接続され、プルアップ電圧源27の負極端子は、接地されている。これにより、プルアップ電圧源27の電圧がプルアップ抵抗26を介して警報信号出力端子ALMに常時印加される。
また、外部プルアップ回路は、図2の(B)に示すように、IPMの外部において、制御電源電圧端子Vccと警報信号出力端子ALMとの間にプルアップ抵抗26を接続することによって構成することもできる。この場合は、警報信号出力端子ALMには、プルアップ抵抗26を介して制御電源電圧端子Vccの電圧が常時印加される。
次に、以上の構成のIPMにおけるチップ過熱時の動作について、図3を参照しながら説明する。図3の上のグラフはチップの温度そのものの変化を示すものであるが、定電流源16の定電流を温度検出用ダイオード2に流した状態でチップ温度が変化したときに制御IC10の過熱検出端子OHに現れる温度検出用ダイオード2の順方向電圧の特性は、このグラフを上下方向で反転させた形となる。
まず、チップ温度が予告警報動作温度に達していない通常時においては、過熱検出端子OHの電圧は、比較器20の基準電圧源21よりも高い電圧になっている。このとき、比較器17および比較器20は、いずれも、ロー(L)レベルの信号を出力している。保護警報出力回路15は、比較器17からロー(L)レベルの信号を受けた場合に、ロー(L)レベルの信号をトランジスタN1のゲート端子およびNOT回路23の入力端子に出力する。このため、ロー(L)レベルの信号をゲート端子に受けているトランジスタN1は、オフ状態になっている。また、保護警報出力回路15が出力しているロー(L)レベルの信号は、NOT回路23によって論理反転され、ハイ(H)レベルの信号となってAND回路22に入力される。このため、AND回路22は、比較器20からロー(L)レベルの信号を受け、NOT回路23からハイ(H)レベルの信号を受けているので、ロー(L)レベルの信号を出力する。これにより、ロー(L)レベルの信号をゲート端子に受けているトランジスタN2も、オフ状態になっている。
したがって、チップ温度が予告警報動作温度に達していない通常時においては、トランジスタN1,N2がオフ状態になっているので、警報信号出力端子ALMには、外部プルアップ回路によりプルアップされた高いレベルの電圧が出力される。この高いレベルの電圧は、外部プルアップ回路が図2の(A)に示す回路の場合、プルアップ電圧源27の電圧に等しく、図2の(B)に示す回路の場合、制御電源電圧端子Vccの電圧に等しい。また、図3に示すタイミングチャートにおいては、この高いレベルの電圧は、「通常時」で示したレベルの電圧に等しい。
次に、チップ温度が予告警報動作温度を超えた予告警報時においては、過熱検出端子OHの電圧は、低下して比較器20の基準電圧源21よりも低い電圧になっている。このとき、比較器17は、ロー(L)レベルの信号出力を継続し、比較器20は、ハイ(H)レベルの信号を出力する。保護警報出力回路15は、比較器17から引き続きロー(L)レベルの信号を受けることで、ロー(L)レベルの信号をトランジスタN1のゲート端子およびNOT回路23の入力端子に出力している。このため、ロー(L)レベルの信号をゲート端子に受けているトランジスタN1は、オフ状態になっている。また、保護警報出力回路15が出力しているロー(L)レベルの信号は、NOT回路23によって論理反転され、ハイ(H)レベルの信号となってAND回路22に入力される。AND回路22は、NOT回路23および比較器20からハイ(H)レベルの信号を受けているので、ハイ(H)レベルの信号を出力する。これにより、ハイ(H)レベルの信号をゲート端子に受けているトランジスタN2は、オン状態になる。
したがって、チップ温度が予告警報動作温度を超えた予告警報時においては、トランジスタN1がオフ状態、トランジスタN2がオン状態になっているので、警報信号出力端子ALMには、ツェナーダイオード25のツェナー電圧が与えられることなる。このツェナー電圧は、通常時に警報信号出力端子ALMに出力される電圧と接地電圧との中間レベルの電圧である。この中間レベルの電圧は、図3に示すタイミングチャートにおいて「予告警報時」で示したレベルの電圧に等しい。
さらに、チップ温度が上昇してチップ過熱保護温度に達した保護動作時においては、過熱検出端子OHの電圧はさらに低下して、比較器17の基準電圧源18の電圧に達する。このとき、比較器17および比較器20は、いずれも、ハイ(H)レベルの信号を出力している。保護警報出力回路15は、比較器17からハイ(H)レベルの信号を受けると、ハイ(H)レベルの信号をトランジスタN1のゲート端子およびNOT回路23の入力端子に出力するとともに、ゲート制御回路11に対してIGBTチップ1をオフ動作させる信号を出力し、IGBTチップ1のチップ破壊を回避する。保護警報出力回路15が出力するハイ(H)レベルの信号は、トランジスタN1のゲート端子に供給されることで、トランジスタN1をオン状態にする。また、保護警報出力回路15が出力しているハイ(H)レベルの信号は、NOT回路23によって論理反転され、ロー(L)レベルの信号となってAND回路22に入力される。このため、AND回路22は、NOT回路23からロー(L)レベルの信号を受け、比較器20からハイ(H)レベルの信号を受けているので、ロー(L)レベルの信号を出力する。これにより、ロー(L)レベルの信号をゲート端子に受けているトランジスタN2は、オフ状態になる。
したがって、チップ温度がチップ過熱保護温度に達した保護動作時においては、トランジスタN1だけがオン状態になるので、警報信号出力端子ALMには、外部プルアップ回路のプルアップ抵抗26と抵抗24とが直列接続された状態となる。ここで、抵抗24は、プルアップ抵抗26よりも十分に小さな値を有するように設定してあるので、警報信号出力端子ALMには、ツェナーダイオード25のツェナー電圧より低いレベルの電圧が与えられることになる。この低いレベルの電圧は、外部プルアップ回路が図2の(A)に示す回路の場合、プルアップ電圧源27の電圧をプルアップ抵抗26と抵抗24との分圧比で分圧した電圧に等しい。また、外部プルアップ回路が図2の(B)に示す回路の場合、制御電源電圧端子Vccの電圧をプルアップ抵抗26と抵抗24との分圧比で分圧した電圧に等しい。なお、図3に示すタイミングチャートにおいては、この低いレベルの電圧は、「保護動作時」で示したレベルの電圧に等しい。
以上のように、チップ温度が上昇した場合、チップ温度がチップ過熱保護温度に達する前に、予告警報を発することができるので、チップ温度がチップ過熱保護温度に達するまでの間、チップ破壊を回避するような何らかの回避措置を執ることができる。なお、実際に、チップ温度がチップ過熱保護温度に達した場合、IGBTチップ1をオフさせて保護し、その後は、チップ温度が徐々に低下してチップ過熱保護解除温度になると、警報信号出力端子ALMの警報信号は、中間レベルの電圧になる。チップ温度がさらに低下して、予告警報動作温度より低下すると、通常時の低いレベルの電圧になる。
なお、第1の実施の形態において、外部プルアップ回路を設けずに、制御IC10の内部でプルアップするようにしてもよい。例えば、定電流源をプルアップ素子としてトランジスタN1のドレイン端子で接続すると、トランジスタN1,N2がともにオフしている通常時の警報信号出力端子ALMの警報信号は定電流源の電源電圧(すなわち制御IC10の電源電圧)Vccとなり、トランジスタN2のみがオンしている予告警報時の警報信号はツェナーダイオード25のツェナー電圧となり、トランジスタN1がオンしている保護動作時の警報信号は接地電位となる。
図4は第2の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。なお、図4において、図1に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。また、この図4では、過電流保護機能の部分とIGBTチップ1は省略して示している(以下同様)。
この第2の実施の形態に係る半導体装置においては、予告警報回路19の構成を第1の実施の形態に係る半導体装置のものと変更している。すなわち、この予告警報回路19は、警報信号出力端子ALMとグランドとの間に、トランジスタP1および抵抗28,29の直列回路が接続され、さらに、抵抗28には、トランジスタN3が並列に接続されている。このトランジスタN3のゲート端子には、保護警報出力回路15の出力が接続され、トランジスタP1のゲート端子には、抵抗30を介して制御電源電圧端子Vccが接続されるとともに比較器20の出力端子が接続されている。ここで抵抗30は比較器20の出力端子がオープンコレクタもしくはオープンエミッタとなっている場合に出力端子をプルアップするためのものであり、比較器20の出力端子がオープンコレクタもしくはオープンエミッタでない場合は、制御電源電圧端子VccとトランジスタP1のゲート端子とを結ぶ抵抗30を使った接続回路は省略してよい(以下同様)。なお、この実施の形態では、比較器20は、その非反転入力端子を過熱検出端子OHに接続し、反転入力端子を基準電圧源21に接続している。また、外部プルアップ回路については、図2の(B)に示す構成を採用している。
以上の構成の予告警報回路19において、チップ温度が予告警報動作温度に達していない通常時においては、比較器17は、ロー(L)レベルの信号を出力し、比較器20は、ハイ(H)レベルの信号を出力している。このとき、保護警報出力回路15は、ロー(L)レベルの信号をトランジスタN3のゲート端子に出力しているため、トランジスタN3は、オフ状態になっている。一方、トランジスタP1も、比較器20のハイ(H)レベルの出力信号を受けてオフ状態になっている。これにより、予告警報回路19は、警報信号出力端子ALMに高いレベルの電圧を出力する。この場合、高いレベルの電圧は、制御電源電圧端子Vccに印加される電圧Vccに等しい。
次に、チップ温度が予告警報動作温度を超えた予告警報時においては、比較器17は、ロー(L)レベルの信号の出力を継続し、比較器20は、その非反転入力端子に入力される電圧が基準電圧源21よりも低くなるので、ロー(L)レベルの信号を出力する。このとき、保護警報出力回路15は、引き続きロー(L)レベルの信号をトランジスタN3のゲート端子に出力し、トランジスタN3は、オフ状態のままである。一方、トランジスタP1は、比較器20が出力しているロー(L)レベルの信号によりオン状態になる。これにより、予告警報回路19は、警報信号出力端子ALMに中間レベルの電圧を出力する。この場合、中間レベルの電圧は、制御電源電圧端子Vccに印加される電圧をプルアップ抵抗26と抵抗28,29とで分圧した電圧に等しい。
次に、チップ温度がチップ過熱保護温度に達した保護動作時においては、比較器17は、ハイ(H)レベルの信号を出力し、比較器20は、ロー(L)レベルの信号を出力する。保護警報出力回路15は、比較器17からハイ(H)レベルの信号を受けると、ハイ(H)レベルの信号をトランジスタN3のゲート端子に出力するとともに、ゲート制御回路11に対してIGBTチップ1をオフ動作させる信号を出力し、IGBTチップ1のチップ破壊を回避する。保護警報出力回路15が出力するハイ(H)レベルの信号は、トランジスタN3をオン状態にし、抵抗28の両端を短絡する。一方、トランジスタP1は、比較器20が出力しているロー(L)レベルの信号によりオン状態のままである。これにより、予告警報回路19は、警報信号出力端子ALMに低いレベルの電圧を出力する。この場合、低いレベルの電圧は、制御電源電圧端子Vccに印加される電圧をプルアップ抵抗26と抵抗29とで分圧した電圧に等しい。
なお、この第2の実施の形態では、直列に接続された抵抗28,29のうち、抵抗28に並列にトランジスタN3を接続したが、抵抗29に並列にトランジスタN3を接続するようにしてもよい。
図5は第3の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。なお、図5において、図4に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第3の実施の形態に係る半導体装置においては、外部プルアップ回路を不要にした予告警報回路19にしている。すなわち、予告警報回路19は、プルアップ抵抗31とプルアップ電圧源32との直列回路を備え、この直列回路を警報信号出力端子ALMとグランドとの間に接続している。これにより、予告警報回路19は、内蔵されたプルアップ電圧源32により警報信号出力端子ALMをプルアップすることができる。その他の構成については、第2の実施の形態に係る半導体装置と同じであり、その作用も同じである。
図6は第4の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。なお、図6において、図4に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第4の実施の形態に係る半導体装置においては、予告警報回路19は、3レベルの電圧を生成する回路を、定電流源33と、抵抗30,34,35と、トランジスタP1,N3と、NOT回路36と、AND回路38とによって構成している。すなわち、直列接続した定電流源33および抵抗34,35を制御電源電圧端子Vccとグランドとの間に接続し、定電流源33および抵抗34との接続点を警報信号出力端子ALMに接続している。さらに、抵抗34,35には、これらと並列にトランジスタP1,N3を接続している。トランジスタP1のゲート端子は、NOT回路36を介して保護警報出力回路15の出力に接続され、トランジスタN3のゲート端子は、AND回路38の出力端子に接続されている。このAND回路38は、その一方の入力端子がNOT回路36の出力端子に接続され、他方の入力端子が比較器20の出力端子に接続されている。抵抗30は、その一端が制御電源電圧端子Vccに接続され、他端が比較器20の出力端子に接続されている。なお、この実施の形態では、比較器20は、その反転入力端子を過熱検出端子OHに接続し、非反転入力端子を基準電圧源21に接続している。また、抵抗34,35については、抵抗34の抵抗値を抵抗35の抵抗値よりも高い値に設定している。
以上の構成の予告警報回路19において、チップ温度が予告警報動作温度に達していない通常時においては、比較器17および比較器20は、いずれも、ロー(L)レベルの信号を出力している。このとき、保護警報出力回路15は、ロー(L)レベルの信号をNOT回路36の入力端子に出力しているので、NOT回路36により論理反転されたハイ(H)レベルの信号がトランジスタP1のゲート端子とAND回路38の一方の入力端子とに供給されている。このため、トランジスタP1は、オフ状態になっている。一方、AND回路38は、比較器20からロー(L)レベルの信号を受けているので、ロー(L)レベルの信号をトランジスタN3のゲート端子に供給し、トランジスタN3をオフ状態にしている。トランジスタP1,N3のいずれもオフ状態であるので、警報信号出力端子ALMには、高いレベルの電圧が出力される。この高いレベルの電圧は、直列接続された抵抗34,35に定電流源33の定電流が流れることにより生成される電圧に等しい。
次に、チップ温度が予告警報動作温度を超えた予告警報時においては、比較器17は、ロー(L)レベルの信号の出力を維持し、比較器20は、ハイ(H)レベルの信号を出力する。このとき、保護警報出力回路15は、引き続きロー(L)レベルの信号をNOT回路36の入力端子に出力するので、トランジスタP1は、オフ状態のままである。一方、比較器20の出力がハイ(H)レベルの信号になったことにより、AND回路38は、その両方の入力端子にハイ(H)レベルの信号が入力され、ハイ(H)レベルの信号を出力し、トランジスタN3をオン状態にする。これにより、直列接続された抵抗34,35の抵抗35がトランジスタN3により短絡され、その結果、警報信号出力端子ALMには、中間レベルの電圧が出力される。この中間レベルの電圧は、抵抗34に定電流源33の定電流が流れることにより生成される電圧に等しい。
次に、チップ温度がチップ過熱保護温度に達した保護動作時においては、比較器17および比較器20は、いずれも、ハイ(H)レベルの信号を出力する。保護警報出力回路15は、比較器17からハイ(H)レベルの信号を受けると、ハイ(H)レベルの信号をNOT回路36の入力端子に出力するとともに、ゲート制御回路11に対してIGBTチップ1をオフ動作させる信号を出力し、IGBTチップ1のチップ破壊を回避する。保護警報出力回路15が出力するハイ(H)レベルの信号は、NOT回路36で論理反転されることにより、ロー(L)レベルの信号となり、トランジスタP1をオン状態にし、抵抗34の両端を短絡する。一方、AND回路38は、その一方の入力端子がロー(L)レベルとなったことによりロー(L)レベル信号をトランジスタN3のゲート端子に出力して、トランジスタN3は、オフ状態になる。これにより、直列接続された抵抗34,35の抵抗34がトランジスタP1により短絡され、その結果、警報信号出力端子ALMには、低いレベルの電圧が出力される。この低いレベルの電圧は、抵抗34よりも抵抗値の小さな抵抗35に定電流源33の定電流が流れることにより生成される電圧に等しい。
以上のように、この実施の形態では、警報信号出力端子ALMに、IPMの通常の動作時では、高いレベルの電圧が出力され、予告警報時では、中間レベルの電圧が出力され、保護動作時では、低いレベルの電圧が出力される。
なお、この実施の形態では、トランジスタP1,N3によって抵抗34,35の両端を接続または開放しているが、トランジスタP1,N3が同時にオン状態とならないようにトランジスタP1,N3を排他的に制御するようにしている。排他的な制御が不要な場合は、比較器20の出力端子をトランジスタN3のゲート端子に直接接続すればよい。この場合、保護動作時にはトランジスタP1とN1がともにオンし、警報信号出力端子ALMの電位は接地電位となる。
図7は第5の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。なお、図7において、図6に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第5の実施の形態に係る半導体装置においては、予告警報回路19は、3レベルの電圧信号をD/Aコンバータ(Digital to Analog Converter)39によって生成している。すなわち、このD/Aコンバータ39は、保護警報出力回路15および比較器20からそれぞれ2値の論理信号を入力し、これらの論理信号に基づいて、3レベルの電圧信号を生成し、警報信号出力端子ALMに出力している。この場合、3レベルの中の低いレベルの電圧信号は、接地電位に設定することもできる。
図8は第6の実施の形態に係る半導体装置が構成されるIPMの一構成例を示す回路図である。なお、図8において、図1に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第6の実施の形態に係る半導体装置においては、予告警報回路19を、過電流検出回路に適用した場合を示している。この予告警報回路19は、図1に示したものと同じ回路構成を有しているが、比較器20の入力端子については、過熱検出端子OHではなく、過電流検出端子OCに接続している。また、比較器20は、比較器13に合わせて、その非反転入力端子を過電流検出端子OCに接続し、反転入力端子を基準電圧源21に接続している。
この第6の実施の形態における予告警報回路19は、第1の実施の形態の場合と同様に、チップ電流に応じて3レベルの電圧信号を警報信号出力端子ALMに出力する。すなわち、チップ電流が予告警報動作電流に達していない通常時には高いレベルの電圧信号が出力される。予告警報動作電流を超えた予告警報時には、中間レベルの電圧信号が出力され、チップ過電流保護電流に達した保護動作時に、低いレベルの電圧信号が出力される。
なお、この実施の形態では、チップ電流の過電流を予告する予告警報回路19について説明したが、第1ないし第5の実施の形態におけるチップ温度の過熱を予告する予告警報回路19と併用することができる。この場合、警報信号は、過電流の予告なのか、過熱の予告なのかを区別するために、4レベルの電圧信号にすることができる。さらに、予告警報回路19は、チップ過熱および過電流の予告警報検出の他に、制御電源電圧の異常低下を事前に予告するように構成することもできる。
図9は出力された警報信号を識別する識別回路の一構成例を示す回路図、図10は警報信号出力端子から出力される警報信号と識別用の閾値との関係を説明する図である。
IPMは、その警報信号出力端子ALMから複数レベルの電圧信号を含む警報信号が出力されるが、その警報信号を上位の制御装置に通知するときには、識別回路が警報信号に含まれるレベルを識別し、予告警報信号および保護動作信号に分離して送出する。
図9に示す識別回路によれば、制御電源電圧端子Vccとグランド端子GNDとの間には、IPMの制御IC10に制御電源電圧を供給する制御電源電圧源41が接続される。警報信号出力端子ALMは、比較器42,43の反転入力端子にそれぞれ接続され、比較器42,43の非反転入力端子には、基準電圧源による閾値電圧が印加されている。この実施の形態では、比較器42の閾値は、10ボルト、比較器43の閾値は、5ボルトにしてある。
比較器42,43の出力は、NOT回路44,45および抵抗46,47を介してフォトカプラ48,49にそれぞれ接続されている。フォトカプラ48,49は、発光ダイオード48a,49aとフォトトランジスタ48b,49bとを備えている。発光ダイオード48a,49aは、そのアノード端子が制御電源電圧端子Vccに接続され、カソード端子が抵抗46,47に接続されている。フォトトランジスタ48b,49bは、そのコレクタ端子が上位の制御装置に接続され、エミッタ端子がフレームグランドに接続されている。
ここで、IPMの警報信号出力端子ALMから出力される警報信号は、図10に示したように、通常時に出力される電圧が15ボルト、予告警報時に出力される電圧が7ボルト、保護動作時に出力される電圧が0ボルトであるとする。
まず、警報信号出力端子ALMから通常時に出力される15ボルトの電圧が出力されている場合、比較器42,43は、いずれもそれらの閾値を超えた電圧が反転入力端子に入力されているので、ロー(L)レベルの信号を出力する。これらのロー(L)レベルの信号は、NOT回路44,45にてハイ(H)レベルの信号に変換され、抵抗46,47を介してフォトカプラ48,49の発光ダイオード48a,49aのカソード端子に印加される。これにより、発光ダイオード48a,49aは、電流が流れないため発光せず、したがって、フォトトランジスタ48b,49bは、オフ状態のままである。
次に、警報信号の電圧が低下して、比較器42の閾値である10ボルトを下回ると、比較器42は、ハイ(H)レベルの信号を出力し、比較器43の出力は、ロー(L)レベルのままである。比較器42の出力信号が反転されたことで、NOT回路44の出力は、ロー(L)レベルとなり、発光ダイオード48aに電流が流れて発光するようになる。この結果、フォトトランジスタ48bは、オン状態に切り替わり、一方、フォトトランジスタ49bは、オフ状態を継続している。フォトカプラ48は、そのフォトトランジスタ48bがオン状態になることで、予告警報信号を出力していることになる。
さらに、警報信号の電圧が低下して、比較器43の閾値である5ボルトをも下回ってしまうと、比較器43も、ハイ(H)レベルの信号を出力し、NOT回路45により論理反転されてロー(L)レベルの信号を出力する。これにより、フォトカプラ49は、その発光ダイオード49aに電流が流れて発光し、フォトトランジスタ49bがオン状態になることで、保護動作信号を出力することになる。このとき、フォトカプラ48は、そのフォトトランジスタ48bがオン状態のままなので、同時に予告警報信号を出力していることになる。
以上のように、警報信号出力端子ALMから出力される警報信号のレベルが変化して、出力電圧が10ボルトより高い場合、予告警報信号も保護動作信号も出力されない。出力電圧が5〜10ボルトの場合、予告警報信号のみが出力され、出力電圧が5ボルト未満の場合、予告警報信号および保護動作信号の両方が出力される。このように、1つの警報信号出力端子ALMから複数レベルの電圧が出力されたとしても、図9に示すような識別回路によって、予告警報信号および保護動作信号を区別して出力することができる。
また、保護動作が実行される前に予告警報を出すことができるので、予告警報が出てから保護動作が実行されるまでの間に、異常により停止する要因の排除を促すことが可能となり、これによって、システムの突然の停止を防止することができる。
さらに、この識別回路は、比較器42,43によって警報信号の電圧レベルを識別しているが、これに限定されるものではなく、たとえば、降伏電圧の異なるツェナーダイオードを利用して警報信号の電圧レベルを識別するようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態においては、トランジスタN1,N2,N3はNチャネルMOSトランジスタ、トランジスタP1はPチャネルMOSトランジスタを想定している。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 IGBTチップ
2 温度検出用ダイオード
10 制御IC
11 ゲート制御回路
12 過電流検出抵抗
13 比較器
14 基準電圧源
15 保護警報出力回路
16 定電流源
17 比較器
18 基準電圧源
19 予告警報回路
20 比較器
21 基準電圧源
22 AND回路
23 NOT回路
24 抵抗
25 ツェナーダイオード
26 プルアップ抵抗
27 プルアップ電圧源
28,29,30 抵抗
31 プルアップ抵抗
32 プルアップ電圧源
33 定電流源
34,35 抵抗
36 NOT回路
38 AND回路
39 D/Aコンバータ
41 制御電源電圧源
42,43 比較器
44,45 NOT回路
46,47 抵抗
48,49 フォトカプラ
48a,49a 発光ダイオード
48b,49b フォトトランジスタ
ALM 警報信号出力端子
GND グランド端子
N1,N2,N3 トランジスタ
OC 過電流検出端子
OH 過熱検出端子
OUT ゲート信号出力端子
P1 トランジスタ
Vcc 制御電源電圧端子
Vin 制御信号入力端子

Claims (6)

  1. パワー半導体素子と、前記パワー半導体素子を駆動するとともにその異常時に前記パワー半導体素子を保護して警報を出力するように制御する制御ICとを備えた半導体装置において、
    前記制御ICは、
    前記パワー半導体素子を制御するゲート制御回路と、
    前記パワー半導体素子の異常検出時に保護動作信号を前記ゲート制御回路および警報信号出力端子に出力する保護警報出力回路と、
    前記パワー半導体素子の異常の前兆を検出し、前記保護動作信号とは異なる電圧レベルの予告警報信号を前記警報信号出力端子に出力する予告警報回路と、
    を備え
    前記予告警報回路は、前記パワー半導体素子の異常を検出する閾値とは異なる閾値を有する比較器と、前記保護警報出力回路が出力する第1の信号と前記比較器が出力する第2の信号とから、通常時、予告警報時および保護動作時に対応して異なる電圧レベルの信号を生成して前記警報信号出力端子に出力するマルチレベル生成回路とを有し、
    前記マルチレベル生成回路は、前記警報信号出力端子とグランドとの間に接続された抵抗と第1のスイッチ素子との第1の直列回路と、前記警報信号出力端子とグランドとの間に接続されたツェナーダイオードと第2のスイッチ素子との第2の直列回路と、前記第1の信号を論理反転するNOT回路と、前記第2の信号と前記NOT回路の出力信号とを受けるAND回路とを有し、前記第1のスイッチ素子を前記第1の信号によって制御し、前記第2のスイッチ素子を前記AND回路の出力信号によって制御することを特徴とする半導体装置。
  2. パワー半導体素子と、前記パワー半導体素子を駆動するとともにその異常時に前記パワー半導体素子を保護して警報を出力するように制御する制御ICとを備えた半導体装置において、
    前記制御ICは、
    前記パワー半導体素子を制御するゲート制御回路と、
    前記パワー半導体素子の異常検出時に保護動作信号を前記ゲート制御回路および警報信号出力端子に出力する保護警報出力回路と、
    前記パワー半導体素子の異常の前兆を検出し、前記保護動作信号とは異なる電圧レベルの予告警報信号を前記警報信号出力端子に出力する予告警報回路と、
    を備え、
    前記予告警報回路は、前記パワー半導体素子の異常を検出する閾値とは異なる閾値を有する比較器と、前記保護警報出力回路が出力する第1の信号と前記比較器が出力する第2の信号とから、通常時、予告警報時および保護動作時に対応して異なる電圧レベルの信号を生成して前記警報信号出力端子に出力するマルチレベル生成回路とを有し、
    前記マルチレベル生成回路は、前記警報信号出力端子とグランドとの間に接続された第1のスイッチ素子と第1の抵抗と第2の抵抗との直列回路と、前記第1の抵抗または前記第2の抵抗に並列に接続された第2のスイッチ素子とを有し、前記第1のスイッチ素子を前記比較器の出力信号によって制御し、前記第2のスイッチ素子を前記第1の信号によって制御することを特徴とする半導体装置。
  3. パワー半導体素子と、前記パワー半導体素子を駆動するとともにその異常時に前記パワー半導体素子を保護して警報を出力するように制御する制御ICとを備えた半導体装置において、
    前記制御ICは、
    前記パワー半導体素子を制御するゲート制御回路と、
    前記パワー半導体素子の異常検出時に保護動作信号を前記ゲート制御回路および警報信号出力端子に出力する保護警報出力回路と、
    前記パワー半導体素子の異常の前兆を検出し、前記保護動作信号とは異なる電圧レベルの予告警報信号を前記警報信号出力端子に出力する予告警報回路と、
    を備え、
    前記予告警報回路は、前記パワー半導体素子の異常を検出する閾値とは異なる閾値を有する比較器と、前記保護警報出力回路が出力する第1の信号と前記比較器が出力する第2の信号とから、通常時、予告警報時および保護動作時に対応して異なる電圧レベルの信号を生成して前記警報信号出力端子に出力するマルチレベル生成回路とを有し、
    前記マルチレベル生成回路は、制御電源電圧端子とグランドとの間に接続された定電流源と第1の抵抗と第2の抵抗との直列回路と、前記第1の抵抗に並列に接続された第1のスイッチ素子と、前記第2の抵抗に並列に接続された第2のスイッチ素子とを有し、前記定電流源と前記第1の抵抗との接続点を前記警報信号出力端子に接続し、前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子を前記第1の信号および前記比較器の出力信号によって制御することを特徴とする半導体装置。
  4. 前記予告警報回路は、前記警報信号出力端子を電位的にプルアップするプルアップ回路を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記制御ICは、前記パワー半導体素子に形成された温度検出用ダイオードが検出するチップ温度の信号を入力して前記パワー半導体素子の過熱異常を検出し、前記予告警報回路が前記パワー半導体素子の過熱異常の前兆を検出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記制御ICは、前記パワー半導体素子の主電流が流れるメイン素子の電流を検出する電流センス素子が出力する電流信号を入力して前記パワー半導体素子の過電流異常を検出し、前記予告警報回路が前記パワー半導体素子の過電流異常の前兆を検出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体装置。
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