JP2021044645A - 短絡検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力端子がプルアップされた状態でも出力端子と所定値以上の電圧(Highレベルの電圧)が印加される箇所との短絡を検出できる短絡検出回路を提供する。【解決手段】短絡検出回路は、オープンドレイン回路又はオープンコレクタ回路の出力信号を外部に出力する出力端子と、前記出力端子から第1定電流を引き抜く第1定電流源と、前記第1定電流源によって前記第1定電流が引き抜かれているときの前記出力端子の電圧に基づいて短絡を検出する第1検出部と、を備える。【選択図】図1A
Description
本発明は、短絡検出回路に関する。
近年、車両に搭載されるADAS(Advanced Driver Assistance System)などに用いられる部品に機能安全が求められている。例えば、部品の異常を検出したときに部品の誤動作を防止することで、部品の機能安全を実現することができる。したがって、近年、部品の異常検出技術の重要性は増している。
部品が半導体集積回路装置である場合、外部との電気的接続を確立するために半導体集積回路装置に設けられる端子の短絡は、部品の異常として検出されることが求められる事象になり得る。
オープンドレイン回路及びオープンドレイン回路の出力信号を外部に出力する出力端子を備える半導体集積回路装置では、例えばマイクロコンピュータ等へのリセット信号等の通知にオープンドレイン回路の出力信号を用いることがある。この場合、出力端子にプルアップ抵抗が外付け接続される(例えば特許文献1参照)。
従来、出力端子がプルアップされた状態と、出力端子と所定値以上の電圧(Highレベルの電圧)が印加される箇所とが短絡した状態とを判別することができなかった。このため、出力端子がプルアップされた状態になっていない起動時のBIST(Built In Self Test)以外で、出力端子と所定値以上の電圧(Highレベルの電圧)が印加される箇所との短絡を検出する技術は今まで確立されていなかった。
本発明は、出力端子がプルアップされた状態でも出力端子と所定値以上の電圧(Highレベルの電圧)が印加される箇所との短絡を検出できる短絡検出回路を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている短絡検出回路は、オープンドレイン回路又はオープンコレクタ回路の出力信号を外部に出力する出力端子と、前記出力端子から第1定電流を引き抜く第1定電流源と、前記第1定電流源によって前記第1定電流が引き抜かれているときの前記出力端子の電圧に基づいて短絡を検出する第1検出部と、を備える構成(第1の構成)である。
上記第1の構成の短絡検出回路において、前記第1検出部は、前記オープンドレイン回路又は前記オープンコレクタ回路を構成するトランジスタがオフ状態であるときの前記出力端子の電圧に基づいて短絡を検出する構成(第2の構成)であってもよい。
上記第1または第2の構成の短絡検出回路において、入力端子と、前記入力端子から第2定電流を引き抜く第2定電流源と、前記入力端子と前記第2定電流源との間に設けられる抵抗と、を備え、前記第1検出部は、前記第2定電流源によって前記入力端子から前記第2定電流が引き抜かれているときの前記第2定電流源と前記抵抗との接続ノードの電圧と、前記第1定電流源によって前記第1定電流が引き抜かれているときの前記出力端子の電圧とに基づいて、短絡を検出する構成(第3の構成)であってもよい。
上記第1または第2の構成の短絡検出回路において、前記出力端子の電圧をA/D変換する第1A/Dコンバータを備え、前記第1検出部は、前記第1A/Dコンバータの出力に基づいて短絡を検出する構成(第4の構成)であってもよい。
上記第4の構成の短絡検出回路において、入力端子と、前記入力端子の電圧をA/D変換する第2A/Dコンバータと、を備え、前記第1検出部は、前記第1A/Dコンバータの出力及び前記第2A/Dコンバータの出力に基づいて短絡を検出する構成(第5の構成)であってもよい。
上記第4の構成の短絡検出回路において、入力端子と、前記入力端子から第2定電流を引き抜く第2定電流源と、前記入力端子と前記第2定電流源との間に設けられる抵抗と、前記第2定電流源と前記抵抗との接続ノードの電圧をA/D変換する第3A/Dコンバータと、前記第1検出部は、前記第1A/Dコンバータの出力及び前記第3A/Dコンバータの出力に基づいて短絡を検出する構成(第6の構成)であってもよい。
上記第1〜第6いずれかの構成の短絡検出回路において、前記出力端子と第1定電流源との間に設けられるスイッチを備える構成(第7の構成)であってもよい。
本明細書中に開示されている半導体集積回路装置は、上記第1〜第7いずれかの構成の短絡検出回路を備える構成(第8の構成)である。
上記第8の構成の半導体集積回路装置において、前記出力端子の電圧と定電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づいて前記出力端子のオープン又は地絡のいずれかが発生していることを検出する第2検出部と、を備える構成(第9の構成)であってもよい。
本明細書中に開示されている車両は、上記第8または第9の構成の半導体集積回路装置を備える構成(第10の構成)である。
本明細書中に開示されている短絡検出回路によれば、出力端子がプルアップされた状態でも出力端子と所定値以上の電圧(Highレベルの電圧)が印加される箇所との短絡を検出できる。
<1.実施形態に係る半導体集積回路装置>
図1Aは、実施形態に係る半導体集積回路装置100(以下、「半導体集積回路装置100」と略す)の構成を示す図である。
図1Aは、実施形態に係る半導体集積回路装置100(以下、「半導体集積回路装置100」と略す)の構成を示す図である。
半導体集積回路装置100及びその外付け部品によってスイッチング電源回路が構成される。スイッチング電源回路は、入力電圧VINを出力電圧VOUTに変換する。
半導体集積回路装置100は、スイッチング制御回路1と、スイッチング素子であるPチャネルMOSFET2と、スイッチング素子であるNチャネルMOSFET3と、内部電源部4と、プルダウン抵抗5と、オープンドレイン回路を構成するNチャネルMOSFET5と、ドライバ6と、を備える。また、半導体集積回路装置100は、定電流源7と、カレントミラー回路を構成するNチャネルMOSFET8〜10と、抵抗11と、スイッチ12と、コンパレータ13及び14と、基準電圧源15と、ロジック回路16と、を備える。さらに、半導体集積回路装置100は、外部との電気的接続を確立するための端子PVIN等の各端子を備える。ロジック回路16は、第1検出部16Aと、第2検出部16Bと、を備える。
半導体集積回路装置100には、例えば図1Aに示すように、インダクタL1、出力コンデンサC1、プルアップ抵抗R1、及び電圧源VS1が外付け接続される。
PチャネルMOSFET2のソースには、端子PVINを介して入力電圧VINが印加される。PチャネルMOSFET2のドレインは、NチャネルMOSFET3のドレインに接続される。NチャネルMOSFET3のソースには、端子PGNDを介してグランド電位が印加される。すなわち、PチャネルMOSFET2及びNチャネルMOSFET3は、入力電圧VINとグランド電位との間で直列に接続される。
PチャネルMOSFET2とNチャネルMOSFET3との接続ノードには、端子SWを介してインダクタL1の一端が接続される。インダクタL1の他端は出力コンデンサC1の一端に接続される。出力コンデンサC1の他端にはグランド電位が印加される。
インダクタL1と出力コンデンサC1との接続ノードに生じる出力電圧VOUTは負荷(不図示)に供給される。出力電圧VOUTは、端子VOUTSを介してスイッチング制御回路1にも供給される。なお、本実施形態とは異なり、出力電圧VOUTを分圧する分圧部を設けて、出力電圧VOUTの分圧をスイッチング制御回路1に供給する構成にしてもよい。上記の分圧部は、半導体集積回路装置100に内蔵してもよく、半導体集積回路装置100に外付けされてもよい。
スイッチング制御回路1は、出力電圧VOUTに基づきPチャネルMOSFET2及びNチャネルMOSFET3をスイッチング制御する。スイッチング制御回路1の制御方式は、特に限定されず、例えば、電圧モード制御方式、オン時間固定方式、オフ時間固定方式、ヒステリシス・ウィンドウ方式等を採用することができる。なお、本実施形態とは異なり、インダクタL1を流れる電流を検出する電流検出部を設けて、スイッチング制御回路1の制御方式を電流モード制御方式にしてもよい。上記の電流検出部は、半導体集積回路装置100に内蔵してもよく、半導体集積回路装置100に外付けされてもよい。
本実施形態では、半導体集積回路装置100及びその外付け部品によって同期整流方式のスイッチング電源回路が構成されているが、ダイオード整流方式のスイッチング電源回路に変更してもよい。ダイオード整流方式のスイッチング電源回路に変更する場合には、NチャネルMOSFET3をダイオードに置換すればよい。また、本実施形態とは異なり、PチャネルMOSFET2及びNチャネルMOSFET3を半導体集積回路装置100の外付け部品にしてもよい。また、PチャネルMOSFET2の代わりにNチャネルMOSFETを用い、当該NチャネルMOSFETを駆動するためのブートストラップ回路を設けてもよい。また、MOSFETの代わりにバイポーラトランジスタを用いてもよい。
本実施形態では、半導体集積回路装置100及びその外付け部品によって降圧型のスイッチング電源回路が構成されているが、昇圧型のスイッチング電源回路や昇降圧型のスイッチング電源回路に変更してもよい。また、本実施形態では、半導体集積回路装置100及びその外付け部品によってスイッチング電源回路が構成されているが、リニア電源回路に変更してもよい。リニア電源回路は、出力トランジスタと、当該リニア電源回路の出力電圧に基づき出力トランジスタを制御する制御部と、を備える。リニア電源回路では、出力トランジスタ及び制御部の両方を半導体集積回路装置に内蔵してもよく、制御部を半導体集積回路装置に内蔵し出力トランジスタを半導体集積回路装置に外付けしてもよい。
電圧源VS1は電圧VDD1を端子AVINに供給する。電圧源VS1のグランド端及び端子AGNDにグランド電位が印加される。
電圧VDD2が端子AVIN2に印加される。言い換えると、端子AVIN2は電圧VDD2を入力する。電圧VDD2はプルアップ抵抗R1の一端にも印加される。プルアップ抵抗R1の他端は端子OUTに接続される。
内部電源部4は、端子AVINに印加される電圧VDDを用いて内部電源電圧VREGを生成する。内部電源電圧VREGは、スイッチング制御回路1及びロジック回路16の電源電圧として用いられる。
オープンドレイン回路を構成するNチャネルMOSFET5のドレインは端子OUTに接続される。NチャネルMOSFET5のソースは端子AGNDに接続される。ドライバ6は、ロジック回路16によって生成された通知信号に応じてNチャネルMOSFET5を駆動する。言い換えると、NチャネルMOSFET5は、通知信号に基づいてオン/オフ制御される。半導体集積回路装置100が外部に異常を通知する場合、通知信号がHighレベルになってNチャネルMOSFET5がオン状態になる。一方、半導体集積回路装置100が外部に異常を通知しない場合、通知信号がLowレベルになってNチャネルMOSFET5がオフ状態になる。ロジック回路16は、例えば半導体集積回路装置100内に設けられる過電流検出回路、過電圧検出回路、温度検出回路等(不図示)の検出結果に基づいて、外部に異常を通知するか否かを決定する。
定電流源7の一端は端子AVIN1に接続される。定電流源7の他端は、NチャネルMOSFET8〜10によって構成されるカレントミラー回路に接続される。具体的には、定電流源7の他端は、NチャネルMOSFET8のドレイン及びNチャネルMOSFET8〜10の各ゲートに接続される。NチャネルMOSFET8〜10の各ソースは端子AGNDに接続される。
NチャネルMOSFET9のドレインは、抵抗11の一端及びコンパレータ13の反転入力端子に接続される。抵抗11の他端は端子AVIN2に接続される。
NチャネルMOSFET10のドレインは、スイッチ12の一端に接続される。スイッチ12の他端は端子OUT、コンパレータ13の非反転入力端子、及びコンパレータ14の反転入力端子に接続される。
スイッチ12は、端子OUTから定電流を引き抜く必要がないときに開状態にする。スイッチ12の開閉は例えばロジック回路16が制御すればよい。なお、端子OUTから定電流を常時引き抜く構成にする場合、定電流源7を動作状態と非動作状態との切り替えが可能な電流源とし端子OUTから定電流を引き抜く必要がないときに定電流源7を非動作状態にする構成にする場合等では、スイッチ12を設けないようにすればよい。
基準電圧源15は基準電圧VREFをコンパレータ14の非反転入力端子に供給する。
第1検出部16Aは、コンパレータ13の出力VDET1に基づいて、端子OUTと所定値以上の電圧(Highレベルの電圧)が印加される箇所との短絡(天絡)を検出する。具体的には、第1検出部16Aは、コンパレータ13の出力VDET1がHighレベルであるときに、端子OUTの天絡を検出する。例えば、第1検出部16Aが端子OUTの天絡を検出すると、半導体集積回路装置100の動作を停止する等の措置をとることで、出力端子OUTの異常が放置されることを防止できる。
第2検出部16Bは、コンパレータ14の出力VDET2に基づいて、端子OUTのオープン及び地絡を検出する。具体的には、第2検出部16Bは、コンパレータ14の出力VDET2がHighレベルであるときに、端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることを検出する。例えば、第2検出部16Bが端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることを検出すると、半導体集積回路装置100の動作を停止する等の措置をとることで、出力端子OUTの異常が放置されることを防止できる。
半導体集積回路装置100は、NチャネルMOSFET5によって構成されるオープンドレイン回路の出力信号を外部に出力する端子OUTと、端子OUTから定電流を引き抜くNMOSトランジスタ10と、第1検出部16Aと、を含む短絡検出回路を備える。
ここで、スイッチ12を閉状態にしてオープンドレイン回路を構成するNチャネルMOSFET5が周期的にオン/オフを繰り返す場合を例に挙げて、上記短絡検出回路の動作等について説明する。なお、後述する図2A〜図2C中のVGはNチャネルMOSFET5のゲートに印加される電圧である。
図1Aに示すように端子OUTに異常がない場合、図2Aに示すように端子OUTから定電流を引き抜かれており且つ電圧VGがLowレベルであってNチャネルMOSFET5がオフ状態である期間P1において、電圧VDは基準電圧VREF以上電圧VC以下になる。つまり、端子OUTに異常がない場合に電圧VDが電圧VC以下になるように、プルアップ抵抗R1の抵抗値、抵抗11の抵抗値、及びNチャネルMOSFET9とNチャネルMOSFET10とのカレントミラー比(NチャネルMOSFET9とNチャネルMOSFET10とのサイズ比が設定される。言い換えると、端子OUTに異常がない場合に抵抗R1での電圧降下が抵抗11での電圧降下より大きくなるように、プルアップ抵抗R1の抵抗値、抵抗11の抵抗値、及びNチャネルMOSFET9とNチャネルMOSFET10とのカレントミラー比(NチャネルMOSFET9とNチャネルMOSFET10とのサイズ比が設定される。なお、上述した電圧VDは端子OUTに印加される電圧であり、上述した電圧VCは抵抗11とNチャネルMOSFET9との接続ノードの電圧である。
なお、本実施形態では、電圧VGがHighレベルであってNチャネルMOSFET5がオン状態である期間P2において、コンパレータ13は、比較結果を出力するのではなくロジック16からの指示に基づいて出力VDET1をLowレベルに固定する。同様に、本実施形態では、期間P2において、コンパレータ14は、比較結果を出力するのではなくロジック16からの指示に基づいて出力VDET2をLowレベルに固定する。
図1Bに示すように端子OUTがオープンである場合、図2Bに示すように期間P1において、電圧VDは基準電圧VREFより小さくなるので、コンパレータ14の出力VDET2はHighレベルになる。
図1Cに示すように端子OUTが天絡している場合、図2Cに示すように期間P1において、電圧VDは電圧VDD2と等しくなって電圧VCより大きくなるので、コンパレータ13の出力VDET1はHighレベルになる。
図1Dに示すように端子OUTが地絡している場合、図2Bに示すように期間P1において、電圧VDは基準電圧VREFより小さくなるので、コンパレータ14の出力VDET2はHighレベルになる。
<2.変形例に係る半導体集積回路装置>
図3は、変形例に係る半導体集積回路装置101(以下、「半導体集積回路装置101」と略す)の構成を示す図である。
図3は、変形例に係る半導体集積回路装置101(以下、「半導体集積回路装置101」と略す)の構成を示す図である。
半導体集積回路装置101は、NチャネルMOSFET9、抵抗11、コンパレータ13、コンパレータ14、及び基準電圧源15の代わりに第1A/Dコンバータ17を備える点並びに端子AVIN2を備えない点で半導体集積回路装置100と相違する。
第1A/Dコンバータ17は、端子OUTの電圧VDをA/D変換してデジタル電圧D1を生成する。第1検出部16Aは、デジタル電圧D1が予め設定している第1閾値より大きいときに端子OUTの天絡を検出する。第2検出部16Bは、デジタル電圧D1が予め設定している第2閾値より小さいときに端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることを検出する。なお、第2閾値は第1閾値より小さい。第1閾値及び第2閾値はそれぞれ正の値に設定される。
第1検出部16Aは、上述した期間P1、すなわち端子OUTから定電流を引き抜かれており且つ電圧VGがLowレベルであってNチャネルMOSFET5がオフ状態である期間において、端子OUTの天絡の検出を試みる。同様に、第2検出部16Bは、上述した期間P1において、端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることの検出を試みる。
<3.他の変形例に係る半導体集積回路装置>
図4は、他の変形例に係る半導体集積回路装置102(以下、「半導体集積回路装置102」と略す)の構成を示す図である。
図4は、他の変形例に係る半導体集積回路装置102(以下、「半導体集積回路装置102」と略す)の構成を示す図である。
半導体集積回路装置102は、NチャネルMOSFET9、抵抗11、コンパレータ13、コンパレータ14、及び基準電圧源15の代わりに第1A/Dコンバータ17及び第2A/Dコンバータ18を備える点で半導体集積回路装置100と相違する。
第1A/Dコンバータ17は、端子OUTの電圧VDをA/D変換してデジタル電圧D1を生成する。第2A/Dコンバータ18は、端子AVIN2の電圧VDD2をA/D変換してデジタル電圧D2を生成する。第1検出部16Aは、デジタル電圧D2からデジタル電圧D1を減算するデジタル演算を実行し、当該デジタル演算の結果が予め設定している第3閾値以下であるときに端子OUTの天絡を検出する。第2検出部16Bは、デジタル電圧D1が予め設定している第2閾値より小さいときに端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることを検出する。第3閾値は端子OUTに異常がない場合のプルアップ抵抗R1における電圧降下(絶対値)より小さい値に設定され、第2閾値は正の値に設定される。
第1検出部16Aは、上述した期間P1、すなわち端子OUTから定電流を引き抜かれており且つ電圧VGがLowレベルであってNチャネルMOSFET5がオフ状態である期間において、端子OUTの天絡の検出を試みる。同様に、第2検出部16Bは、上述した期間P1において、端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることの検出を試みる。
<4.更に他の変形例に係る半導体集積回路装置>
図5は、更に他の変形例に係る半導体集積回路装置103(以下、「半導体集積回路装置103」と略す)の構成を示す図である。
図5は、更に他の変形例に係る半導体集積回路装置103(以下、「半導体集積回路装置103」と略す)の構成を示す図である。
半導体集積回路装置103は、コンパレータ13、コンパレータ14、及び基準電圧源15の代わりに第1A/Dコンバータ17及び第3A/Dコンバータ19を備える点で半導体集積回路装置100と相違する。
第1A/Dコンバータ17は、端子OUTの電圧VDをA/D変換してデジタル電圧D1を生成する。第3A/Dコンバータ19は、抵抗11とNチャネルMOSFET9との接続ノードの電圧VCをA/D変換してデジタル電圧D3を生成する。第1検出部16Aは、デジタル電圧D3からデジタル電圧D1を減算するデジタル演算を実行し、当該デジタル演算の結果が予め設定している第4閾値以下であるときに端子OUTの天絡を検出する。第2検出部16Bは、デジタル電圧D1が予め設定している第2閾値より小さいときに端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることを検出する。第4閾値は、端子OUTに異常がない場合のプルアップ抵抗R1における電圧降下(絶対値)から抵抗11における電圧降下(絶対値)を減算した値より小さい値に設定され、第2閾値は正の値に設定される。
第1検出部16Aは、上述した期間P1、すなわち端子OUTから定電流を引き抜かれており且つ電圧VGがLowレベルであってNチャネルMOSFET5がオフ状態である期間において、端子OUTの天絡の検出を試みる。同様に、第2検出部16Bは、上述した期間P1において、端子OUTのオープン又は地絡のいずれかが発生していることの検出を試みる。
<5.用途>
次に、先に説明した半導体集積回路装置100及び101の用途例について説明する。図6は、車両の外観図である。車両Y1は、半導体集積回路装置100及び101のいずれかである半導体集積回路装置X1と、半導体集積回路装置X1の外付け部品群X2と、バッテリX3と、を搭載している。
次に、先に説明した半導体集積回路装置100及び101の用途例について説明する。図6は、車両の外観図である。車両Y1は、半導体集積回路装置100及び101のいずれかである半導体集積回路装置X1と、半導体集積回路装置X1の外付け部品群X2と、バッテリX3と、を搭載している。
バッテリX3は半導体集積回路装置X1に入力電圧VINを供給する。半導体集積回路装置X1及び部品群X2によって入力電圧VINが出力電圧VOUTに変換される。出力電圧VOUTは例えば車両Y1に搭載されている周辺監視用カメラの撮影画像を処理する画像処理回路の電源電圧として利用される。
<6.その他>
なお、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
なお、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では半導体集積回路装置は電源回路の部品であったが、半導体集積回路装置は電源回路の部品に限定されない。また、上述した実施形態では半導体集積回路装置はオープンドレイン回路を備える構成であったが、オープンドレイン回路の代わりにオープンコレクタ回路を備える構成にしてもよい。
例えば、プルアップ抵抗R1の一端に印加される電圧VDD2と略同一値の電圧が半導体集積回路装置100の内部において存在する場合には、電圧VDD2と略同一値の電圧を抵抗11の一端に印加する構成にすることで半導体集積回路装置100から端子AVIN2を取り除くことができる。
例えば、半導体集積回路装置102において、第1A/Dコンバータ17及び第2A/Dコンバータ18の代わりに共用のA/Dコンバータを設けてもよい。この場合、当該共用のA/Dコンバータが、端子OUTの電圧VDをA/D変換してデジタル電圧D1を生成する処理と、端子AVIN2の電圧VDD2をA/D変換してデジタル電圧D2を生成する処理と、を時間的に分割して実行すればよい。
例えば、半導体集積回路装置103において、第1A/Dコンバータ17及び第3A/Dコンバータ19の代わりに共用のA/Dコンバータを設けてもよい。この場合、当該共用のA/Dコンバータが、端子OUTの電圧VDをA/D変換してデジタル電圧D1を生成する処理と、抵抗11とNチャネルMOSFET9との接続ノードの電圧VCをA/D変換してデジタル電圧D3を生成する処理と、を時間的に分割して実行すればよい。
また上述した実施形態では半導体集積回路装置の用途例として車両に搭載される半導体集積回路装置について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明に係る半導体集積回路装置は、あらゆる分野(家電分野、自動車分野、産業機械分野など)で利用することが可能である。
このように、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
7 定電流源
5、8、9、10 NチャネルMOSFET
11 抵抗
12 スイッチ
14 コンパレータ
15 基準電圧源
16A 第1検出部
16B 第2検出部
17 第1A/Dコンバータ
18 第2A/Dコンバータ
19 第3A/Dコンバータ
100〜103、X1 半導体集積回路装置
AVIN2、OUT 端子
Y1 車両
5、8、9、10 NチャネルMOSFET
11 抵抗
12 スイッチ
14 コンパレータ
15 基準電圧源
16A 第1検出部
16B 第2検出部
17 第1A/Dコンバータ
18 第2A/Dコンバータ
19 第3A/Dコンバータ
100〜103、X1 半導体集積回路装置
AVIN2、OUT 端子
Y1 車両
Claims (10)
- オープンドレイン回路又はオープンコレクタ回路の出力信号を外部に出力する出力端子と、
前記出力端子から第1定電流を引き抜く第1定電流源と、
前記第1定電流源によって前記第1定電流が引き抜かれているときの前記出力端子の電圧に基づいて短絡を検出する第1検出部と、
を備える、短絡検出回路。 - 前記第1検出部は、前記オープンドレイン回路又は前記オープンコレクタ回路を構成するトランジスタがオフ状態であるときの前記出力端子の電圧に基づいて短絡を検出する、請求項1に記載の短絡検出回路。
- 入力端子と、
前記入力端子から第2定電流を引き抜く第2定電流源と、
前記入力端子と前記第2定電流源との間に設けられる抵抗と、
を備え、
前記第1検出部は、前記第2定電流源によって前記入力端子から前記第2定電流が引き抜かれているときの前記第2定電流源と前記抵抗との接続ノードの電圧と、前記第1定電流源によって前記第1定電流が引き抜かれているときの前記出力端子の電圧とに基づいて、短絡を検出する、請求項1または請求項2に記載の短絡検出回路。 - 前記出力端子の電圧をA/D変換する第1A/Dコンバータを備え、
前記第1検出部は、前記第1A/Dコンバータの出力に基づいて短絡を検出する、請求項1または請求項2に記載の短絡検出回路。 - 入力端子と、
前記入力端子の電圧をA/D変換する第2A/Dコンバータと、を備え、
前記第1検出部は、前記第1A/Dコンバータの出力及び前記第2A/Dコンバータの出力に基づいて短絡を検出する、請求項4に記載の短絡検出回路。 - 入力端子と、
前記入力端子から第2定電流を引き抜く第2定電流源と、
前記入力端子と前記第2定電流源との間に設けられる抵抗と、
前記第2定電流源と前記抵抗との接続ノードの電圧をA/D変換する第3A/Dコンバータと、を備え、
前記第1検出部は、前記第1A/Dコンバータの出力及び前記第3A/Dコンバータの出力に基づいて短絡を検出する、請求項4に記載の短絡検出回路。 - 前記出力端子と第1定電流源との間に設けられるスイッチを備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の短絡検出回路。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の短絡検出回路を備える、半導体集積回路装置。
- 前記出力端子の電圧と定電圧とを比較するコンパレータと、
前記コンパレータの出力に基づいて前記出力端子のオープン又は地絡のいずれかが発生していることを検出する第2検出部と、
を備える、請求項8に記載の半導体集積回路装置。 - 請求項8または請求項9に記載の半導体集積回路装置を備える、車両。
Priority Applications (1)
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JP2019164217A JP2021044645A (ja) | 2019-09-10 | 2019-09-10 | 短絡検出回路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115656876A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-01-31 | 上海海栎创科技股份有限公司 | 微短路测试电路及测试方法 |
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2019
- 2019-09-10 JP JP2019164217A patent/JP2021044645A/ja active Pending
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