JP7131066B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換用のパワー半導体素子と、このパワー半導体素子を駆動するとともにその異常動作時にパワー半導体素子を保護する機能を有する制御IC(Integrated Circuit)とを備えた半導体装置に関する。
電力変換を行う装置として、パワー半導体素子と制御ICとを同一のパッケージに集約したIPM(Intelligent Power Module)と呼ばれる半導体装置が知られている。IPMは、その用途に応じて複数のパワー半導体素子を備えていることがあり、たとえば、三相モータ駆動用のIPMでは、6個のパワー半導体素子を内蔵している。それぞれのパワー半導体素子は、制御ICによって駆動および制御がなされる。
制御ICは、また、パワー半導体素子の過電流状態および過熱状態、電源電圧異常低下状態、パッケージのケース過熱状態などの異常を検出したときにパワー半導体素子のスイッチング動作を停止して、パワー半導体素子を破壊から保護する保護回路を備えている。保護回路としては、異常を検出したときにパワー半導体素子のスイッチング動作を停止するだけでなく、異常に近づいていることを検出して外部へ事前に通知するような機能を有しているものもある(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のIPMでは、パワー半導体素子としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を備え、そのIGBTチップには、温度検出用のダイオードが設けられている。IGBTチップの温度が警報温度に達すると、制御ICは、警報信号を外部へ出力する。IGBTチップの温度が警報温度よりも高い保護温度に達すると、制御ICは、保護信号を出力してIGBTのスイッチング動作を停止するとともに外部へ通知する。これにより、制御ICが警報信号を出力した段階で、IGBTの駆動能力を低減するなどの処置を施すことで、IGBTチップの温度上昇を抑制し、IGBTのスイッチング動作を停止することなく継続することができる。
ところで、IPMにおいては、その動作条件により、IGBTの温度が大きく上下すると、IGBTチップ表面のアルミワイヤ接合部が熱ストレスを受けてアルミワイヤ接合部の疲労および劣化が進行し、接合部に剥離などの故障が生じることがある。また、IGBTの温度が大きく上下すると、IGBTチップと絶縁基板とのはんだ接合部または絶縁基板とケース(銅ベース)とのはんだ接合部が劣化し、クラックなどによる故障が生じることがある。このような熱ストレスによる寿命は、パワーサイクル寿命と呼ばれ、そのパワーサイクル寿命の範囲内で使用している限り、IPMの信頼性が確保されている。
国際公開第2016/052011号
従来のIPMでは、制御ICが警報信号を出力してもIGBTのスイッチング動作を停止させないので、保護信号が出力される直前までIGBTのスイッチング動作を継続させることがある。このような使い方の場合、警報信号が出力されている間、IGBTの温度が上下してしまうことがあるので、その分、熱ストレスの発生回数が増えてパワーサイクル寿命が短くなってしまい、信頼性が損なわれることがあるという問題点がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、警報信号が出力されているときのパワーサイクル寿命を考慮して信頼性を向上させた半導体装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記の課題を解決するために、パワー半導体素子と、パワー半導体素子を駆動するとともにその異常動作時にパワー半導体素子を保護する機能を有する制御ICと、パワー半導体素子のチップ温度を検出するチップ温度検出素子と、パワー半導体素子、制御ICおよびチップ温度検出素子を内蔵するパッケージのケース温度を検出するケース温度検出素子とを備えた半導体装置が提供される。この半導体装置の制御ICは、チップ温度が第1の閾値より高いときにチップ過熱警報信号を出力し、チップ温度が第1の閾値より高く設定された第2の閾値より高いときにパワー半導体素子のスイッチング動作を停止させるチップ過熱保護信号を出力するチップ温度検出回路と、ケース温度が第3の閾値より高いときにケース過熱警報信号を出力し、ケース温度が第3の閾値より高く設定された第4の閾値より高いときにパワー半導体素子のスイッチング動作を停止させるケース過熱保護信号を出力するチップ温度検出回路と、チップ過熱警報信号またはケース過熱警報信号を受けているときにパワーサイクル寿命を算出し、パワーサイクル寿命が所定の値に達したときに、パワー半導体素子のスイッチング動作を停止させる保護信号を出力する異常時検出回路と、を備えている。
また、異常時検出回路は、チップ過熱警報信号またはケース過熱警報信号が一定期間継続していることを算出する一定期間算出回路、チップ過熱警報信号またはケース過熱警報信号が入力された回数が規定回数に達したことを算出する規定回数算出回路およびチップ過熱警報信号またはケース過熱警報信号が入力されている期間の累積時間が指定時間に達したことを算出する累積時間算出回路の少なくとも1つを有している。さらに、一定期間算出回路は、発振回路と、発振回路が出力する信号が入力された回数をカウントしてカウントした値が所定の一定期間に相当する値に達したときに保護信号を出力するカウンタ回路と、チップ過熱警報信号またはケース過熱警報信号が入力されたときにカウンタ回路をリセットしてカウンタ回路のカウントを開始させるリセット回路とを有している。
上記構成の半導体装置は、異常時検出回路を備えたことにより、パワー半導体素子を高温で動作させ続けることにより加速する劣化具合を破壊前に知ることができることから、信頼性を向上させることができるという利点がある。
本発明の実施の形態に係る半導体装置を構成するIPMの一構成例を示す回路図である。 異常時検出回路の一構成例を示す図である。 IPMの動作を示すタイミングチャートである。 一定期間算出回路の一構成例を示す回路図である。 一定期間算出回路の動作を説明するための要部の論理値を示した図である。 一定期間算出回路の動作を示すタイミングチャートである。 規定回数算出回路の一構成例を示す回路図である。 規定回数算出回路の動作を説明するための要部の論理値を示した図である。 規定回数算出回路の動作を示すタイミングチャートである。 累積時間算出回路の一構成例を示す回路図である。 累積時間算出回路の動作を説明するための要部の論理値を示した図である。 累積時間算出回路の動作を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、パワー半導体素子にIGBTを使用したIPMに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一の符号で示される部分は、同一の構成要素を示している。また、以下の説明において、端子名とその端子における電圧、信号などは、同じ符号を用いることがある。
図1は本発明の実施の形態に係る半導体装置を構成するIPMの一構成例を示す回路図、図2は異常時検出回路の一構成例を示す図、図3はIPMの動作を示すタイミングチャートである。
図1に示したIPMは、IGBT1と、制御IC10と、ケース温度検出素子2とを備えている。なお、このIPMでは、1組のIGBT1および制御IC10を示しているが、IGBT1および制御IC10を複数組備えていることもある。
IGBT1は、IGBTチップ1aと、そのIGBTチップ1aに設けられたチップ温度検出素子1bとを有している。チップ温度検出素子1bとしては、ダイオードが使用されている。
ケース温度検出素子2は、IPMを構成するケースの温度を検出するもので、ここでは、ダイオードが使用されている。なお、ケース温度検出素子2としては、サーミスタのような感温素子を用いてもよい。
制御IC10は、駆動回路11を有している。駆動回路11は、入力信号が入力される入力端子INと、スイッチング停止信号が入力される保護信号入力端子STOPと、駆動信号が出力される出力端子OUTとを有している。この駆動回路11の出力端子OUTは、IGBTチップ1aのゲート端子に接続され、IGBTチップ1aのエミッタ端子は、グランドに接続されている。
制御IC10は、また、保護回路を有している。この制御IC10の保護回路は、チップ温度検出回路12、ケース温度検出回路13、チップ用の異常時検出回路14、ケース用の異常時検出回路15および論理和回路16,17,18を有している。
チップ温度検出回路12は、定電流回路12a、比較器12b,12cおよび基準電圧源12d,12eを有している。定電流回路12aの一方の端子は、内部電源Vccに接続され、定電流回路12aの他方の端子は、チップ温度検出素子1bのアノード端子と、比較器12b,12cの反転入力端子とに接続されている。チップ温度検出素子1bのカソード端子は、グランドに接続されている。比較器12b,12cの非反転入力端子は、それぞれ基準電圧源12d,12eの正極端子に接続され、基準電圧源12d,12eの負極端子は、グランドに接続されている。
なお、比較器12b,12cは、ヒステリシス特性を有している。したがって、基準電圧源12dは、保護検出閾値電圧Vthphと保護解除閾値電圧Vthplとを有し、基準電圧源12eは、警報検出閾値電圧Vthwhと警報解除閾値電圧Vthwlとを有している。
比較器12bの出力端子は、論理和回路16の一方の入力端子に接続され、比較器12cの出力端子は、チップ用の異常時検出回路14の入力端子およびチップ過熱警報信号を出力する出力端子Wtohに接続されている。論理和回路16の他方の入力端子は、チップ用の異常時検出回路14の出力端子に接続され、論理和回路16の出力端子は、チップ過熱保護信号を出力する出力端子Ptohおよび論理和回路16の一方の入力端子に接続されている。論理和回路16の出力端子は、論理和回路18の一方の入力端子に接続され、論理和回路18の出力端子は、駆動回路11の保護信号入力端子STOPに接続されている。
ケース温度検出回路13は、チップ温度検出回路12と同じ回路構成を有しているので、ここでは、内部の具体的な回路構成は省略している。すなわち、ケース温度検出回路13の入力端子は、ケース温度検出素子2のアノード端子に接続され、ケース温度検出素子2のカソード端子は、グランドに接続されている。ケース過熱保護信号を出力するケース温度検出回路13の出力端子は、論理和回路17の一方の入力端子に接続されている。ケース警報保護信号を出力するケース温度検出回路13の出力端子は、ケース用の異常時検出回路15の入力端子およびケース過熱警報信号を出力する出力端子Wcohに接続されている。論理和回路17の他方の入力端子は、ケース用の異常時検出回路15の出力端子に接続され、論理和回路17の出力端子は、ケース過熱保護信号を出力する出力端子Pcohおよび論理和回路18の他方の入力端子に接続されている。
異常時検出回路14は、図2に示したように、一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14b、累積時間算出回路14cおよび論理和回路14dを有している。一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cの入力端子は、チップ温度検出回路12の比較器12cの出力端子に接続されている。一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cの出力端子は、論理和回路14dの入力端子にそれぞれ接続され、論理和回路14dの出力端子は、論理和回路16の他方の入力端子に接続されている。
ここで、一定期間算出回路14aは、チップ過熱警報信号が一定期間継続していることを検出したときに、チップ過熱保護信号を出力するものである。規定回数算出回路14bは、チップ過熱警報信号が入力された回数が規定回数に達したときに、チップ過熱保護信号を出力するものである。そして、累積時間算出回路14cは、チップ過熱警報信号が入力された期間の累積時間が指定時間に達したときに、チップ過熱保護信号を出力するものである。
なお、この実施の形態では、異常時検出回路14は、一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cを有している。しかし、異常時検出回路14は、必要に応じて、一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bまたは累積時間算出回路14cだけでもよい。この場合、論理和回路14dは、不要である。または、異常時検出回路14は、一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cのうち、2つの組み合わせで構成してもよい。
異常時検出回路15は、異常時検出回路14と同じ構成を有することができる。または、異常時検出回路15は、異常時検出回路14と異なる算出回路の組み合わせで構成してもよい。
次に、以上の構成のIPMの動作について、図3を参照しながら説明する。IPMが使用開始されると、駆動回路11が入力信号を受けて出力端子OUTにパルス信号を出力し、IGBT1をオン・オフ駆動する。このとき、チップ温度検出回路12の定電流回路12aがチップ温度検出素子1bに定電流を流し、IGBTチップ1aの温度変化によるチップ温度検出素子1bの順方向電圧の変化を検出することで、IGBTチップ1aの接合温度Tjを監視している。
IGBTチップ1aの接合温度Tjが低いときには、チップ温度検出素子1bの検出電圧Vtjが基準電圧源12dの警報検出閾値電圧Vthwhよりも高いので、比較器12cは、ロー(L)レベルの信号を出力している。したがって、異常時検出回路14は、一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cのいずれもパワーサイクル寿命を算出しないので、Lレベルの信号を出力する。このとき、比較器12bも、Lレベルの信号を出力しているので、駆動回路11の保護信号入力端子STOPにハイ(H)レベルのスイッチング停止信号が入力されることはなく、入力信号による通常のスイッチング動作が行われる。
IGBTチップ1aの接合温度Tjが上昇して、比較器12cの反転入力端子に警報検出閾値電圧Vthwhよりも低い検出電圧Vtjが入力されると、比較器12cの出力信号が反転して、出力端子WtohにHレベルの信号が出力される。これにより、制御IC10は、出力端子Wtohを介してチップ過熱警報信号を外部に送出し、IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報レベルまで上昇したことを外部に通知する。このとき、異常時検出回路14は、Hレベルの信号が入力されると、パワーサイクル寿命の算出を開始する。
IGBTチップ1aの接合温度Tjがさらに上昇して、比較器12bの反転入力端子に入力される検出電圧Vtjが低下して保護検出閾値電圧Vthphに達すると、比較器12bの出力信号が反転され、出力端子PtohにHレベルのチップ過熱保護信号が出力される。このチップ過熱保護信号は、また、論理和回路18を介して駆動回路11の保護信号入力端子STOPにスイッチング停止信号として入力され、駆動回路11は、そのスイッチング動作を強制的に停止する。そのスイッチング動作が停止されている保護期間、駆動回路11は、出力端子OUTにパルス信号を出力しない。
IGBT1のスイッチング動作が停止されることによって、IGBTチップ1aの接合温度Tjが低下し、比較器12bの反転入力端子に入力される検出電圧Vtjが上昇して保護解除閾値電圧Vthplに達すると、比較器12bの出力信号が反転される。これにより、論理和回路16,18の出力がLレベルとなり、駆動回路11は、そのスイッチング動作を再開する。
IGBTチップ1aの接合温度Tjがさらに低下して、比較器12bの反転入力端子に入力される検出電圧Vtjが上昇して警報解除閾値電圧Vthwlに達すると、比較器12cの出力信号が反転されてLレベルとなり、出力端子WtohもLレベルとなる。このとき、異常時検出回路14は、Lレベルの信号が入力されることにより、パワーサイクル寿命の算出を中止または保留する。
一方、比較器12cがHレベルのチップ過熱警報信号を出力している過熱警報期間の間に異常時検出回路14がパワーサイクル寿命に達したことを算出すると、異常時検出回路14は、Hレベルのチップ過熱保護信号を出力する。このチップ過熱保護信号は、論理和回路16,18を介して駆動回路11に入力され、過熱警報期間であるにも拘わらず、駆動回路11は、そのスイッチング動作を強制的に停止する。
このIGBTチップ1aに対するチップ過熱警報およびチップ過熱保護動作は、ケース温度検出素子2、ケース温度検出回路13、異常時検出回路15および論理和回路17によるケース過熱警報およびケース過熱保護動作にも同様に適用される。したがって、ここでは、ケース過熱警報およびケース過熱保護動作の説明は、省略する。
このように、過熱警報期間でありながら、異常時検出回路14,15がパワーサイクル寿命に達したことを算出すると、駆動回路11がそのスイッチング動作を強制的に停止するので、IPMの信頼性をさらに向上させることができる。
次に、異常時検出回路14,15を構成している一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cの具体的な構成例について説明する。
図4は一定期間算出回路の一構成例を示す回路図、図5は一定期間算出回路の動作を説明するための要部の論理値を示した図、図6は一定期間算出回路の動作を示すタイミングチャートである。
一定期間算出回路14aは、図4に示したように、カウンタ回路21と、発振回路22と、論理反転回路23と、排他的論理和回路24と、論理積回路25とを有している。一定期間算出回路14aの入力端子は、チップ温度検出回路12の比較器12cの出力端子に接続され、一定期間算出回路14aの出力端子は、論理和回路14dの入力端子の1つに接続されている。
一定期間算出回路14aでは、カウンタ回路21は、n個のDフリップフロップDFF0-DFFn-1を用い、これらを縦続接続して構成されている。すなわち、DフリップフロップDFF0-DFFn-1は、それぞれ反転出力端子(QB)を入力端子(D)に接続し、クロック入力端子(CLK)をデータ入力端子、出力端子(Q)をデータ出力端子としている。初段のDフリップフロップDFF0のクロック入力端子は、発振回路22の出力端子に接続され、最終段のDフリップフロップDFFn-1の出力端子(Q)は、排他的論理和回路24の一方の入力端子に接続されている。DフリップフロップDFF0-DFFn-1のリセット入力端子(RST)は、論理反転回路23の出力端子に接続され、論理反転回路23の入力端子は、この一定期間算出回路14aの入力端子に接続されている。なお、この論理反転回路23は、この実施の形態では、リセット回路を構成している。この一定期間算出回路14aの入力端子は、また、排他的論理和回路24の他方の入力端子および論理積回路25の一方の入力端子に接続され、論理積回路25の他方の入力端子は、排他的論理和回路24の出力端子に接続されている。論理積回路25の出力端子は、この一定期間算出回路14aの出力端子を構成している。なお、一定期間算出回路14aが算出する一定期間は、発振回路22の発振周波数とカウンタ回路21の段数であるnの値とによって決められる。
この一定期間算出回路14aによれば、IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度よりも低い低温動作時では、図5および図6に示したように、比較器12cが出力するチップ過熱警報信号は、Lレベルである。したがって、このLレベルのチップ過熱警報信号が一方の入力端子に入力される論理積回路25は、Lレベルの過熱保護信号を出力する。
IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度に達して、比較器12cがHレベルのチップ過熱警報信号を出力すると、Hレベルのチップ過熱警報信号を入力する論理反転回路23は、Lレベルの信号を出力する。これにより、Lレベルの信号をリセット入力端子(RST)に受けるDフリップフロップDFF0-DFFn-1は、リセットされて、出力端子(Q)にLレベルの信号を出力し、反転出力端子(QB)にHレベルの信号を出力する。
次に、初段のDフリップフロップDFF0がクロック入力端子(CLK)に発振回路22からの出力信号を受けると、その信号の立ち上がりエッジのタイミングで入力端子(D)に反転出力端子(QB)のHレベルの信号を読み込んで保持する。これにより、DフリップフロップDFF0は、その出力端子(Q)にHレベルの信号を出力し、2段目のDフリップフロップDFF1のクロック入力端子(CLK)に供給する。これにより、2段目のDフリップフロップDFF1は、初段のDフリップフロップDFF0と同じ動作をし、この同じ動作は、最終段のDフリップフロップDFFn-1まで繰り返され、最終段のDフリップフロップDFFn-1は、Hレベルの信号を出力する。なお、ここでは、すべてのDフリップフロップDFF0-DFFn-1がリセット状態から出力端子(Q)にHレベルの信号を出力するまで、所定の遅延時間が存在するが、ここでは、その遅延時間の影響は、無視するものとする。
このとき、排他的論理和回路24は、Hレベルのチップ過熱警報信号およびDフリップフロップDFF0-DFFn-1の出力信号を入力しているので、Lレベルの信号を出力する。このため、このLレベルの信号を他方の入力端子に受ける論理積回路25は、Lレベルの信号を出力する。
その後、DフリップフロップDFF0-DFFn-1は、発振回路22の出力信号の立ち上がりエッジのタイミングに同期して発振回路22の出力信号を順次分周していく。チップ過熱警報信号が入力されてから一定期間を経過すると、カウンタ回路21がカウントアップして、最終段のDフリップフロップDFFn-1は、Lレベルの信号を出力する。これにより、排他的論理和回路24は、Hレベルのチップ過熱警報信号およびDフリップフロップDFFn-1のLレベルの信号を入力して、Hレベルの信号を出力する。このHレベルの信号は、Hレベルのチップ過熱警報信号とともに論理積回路25に入力されるので、論理積回路25からHレベルの過熱保護信号が出力される。
なお、チップ過熱警報信号が一定期間を経過する前にLレベルになると、その時点で、DフリップフロップDFF0-DFFn-1は、リセットされて制御IC10は、低温動作に戻る。
図7は規定回数算出回路の一構成例を示す回路図、図8は規定回数算出回路の動作を説明するための要部の論理値を示した図、図9は規定回数算出回路の動作を示すタイミングチャートである。なお、図7において、カウンタ回路を構成するDフリップフロップは、図4のカウンタ回路21のDフリップフロップDFF0-DFFn-1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
規定回数算出回路14bは、図7に示したように、カウンタ回路31と、リセット回路32と、DフリップフロップDFFと、論理反転回路33と、論理積回路34とを有している。規定回数算出回路14bの入力端子は、チップ温度検出回路12の比較器12cの出力端子に接続され、規定回数算出回路14bの出力端子は、論理和回路14dの入力端子の1つに接続されている。
規定回数算出回路14bにおいて、リセット回路32は、抵抗35、コンデンサ36および論理反転回路37を有している。抵抗35の一方の端子は、内部電源Vccに接続され、抵抗35の他方の端子は、コンデンサ36の一方の端子と論理反転回路37の入力端子とに接続され、コンデンサ36の他方の端子は、グランドに接続されている。論理反転回路37の出力端子は、カウンタ回路31のDフリップフロップDFF0-DFFn-1およびDフリップフロップDFFのリセット入力端子に接続されている。カウンタ回路31の出力端子は、DフリップフロップDFFのクロック入力端子(CLK)および論理反転回路33の入力端子に接続されている。DフリップフロップDFFの出力端子(Q)および論理反転回路33の出力端子は、論理積回路34の入力端子に接続され、論理積回路34の出力端子は、この規定回数算出回路14bの出力端子を構成している。なお、規定回数算出回路14bが算出する規定回数は、カウンタ回路31の段数であるnの値によって決められる。
この規定回数算出回路14bによれば、電源投入時に、リセット回路32のコンデンサ36は、内部電源Vccから抵抗35を介して充電される。コンデンサ36への充電電圧が論理反転回路37の閾値電圧を超えると、リセット回路32は、Lレベルのリセット信号を出力する。このLレベルのリセット信号は、カウンタ回路31のDフリップフロップDFF0-DFFn-1およびDフリップフロップDFFのリセット入力端子(RST)に供給される。これにより、カウンタ回路31のDフリップフロップDFF0-DFFn-1およびDフリップフロップDFFは、それぞれリセットされる。このとき、論理積回路34は、DフリップフロップDFFからLレベルの信号が入力されるので、Lレベルの過熱保護信号を出力する。
ここで、IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度よりも低い低温動作時では、図8および図9に示したように、比較器12cが出力するチップ過熱警報信号は、Lレベルである。このLレベルのチップ過熱警報信号を受けているカウンタ回路31のDフリップフロップDFF0-DFFn-1およびDフリップフロップDFFは、それぞれリセット状態のままである。
IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度に達して、比較器12cがHレベルのチップ過熱警報信号を出力すると、そのチップ過熱警報信号は、規定回数算出回路14bに入力される。規定回数算出回路14bでは、チップ過熱警報信号は、カウンタ回路31のDフリップフロップDFF0のクロック入力端子(CLK)に入力される。DフリップフロップDFF0は、チップ過熱警報信号の立ち上がりエッジのタイミングで入力端子(D)に反転出力端子(QB)のHレベルの信号を読み込んで保持する。これにより、DフリップフロップDFF0は、その出力端子(Q)にHレベルの信号を出力し、2段目のDフリップフロップDFF1のクロック入力端子(CLK)に供給する。これにより、2段目のDフリップフロップDFF1も、初段のDフリップフロップDFF0と同じ動作をし、この同じ動作は、カウンタ回路31の出力端子に接続されたDフリップフロップDFFまで繰り返される。この結果、カウンタ回路31およびDフリップフロップDFFは、Hレベルの信号を出力する。
このとき、論理積回路34は、その一方の入力端子に論理反転回路33がカウンタ回路31の出力信号を論理反転したLレベルの信号を入力しているので、Lレベルの過熱保護信号を出力する。
その後、IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度より低下すると、比較器12cがLレベルの信号を出力する。この場合、Lレベルの信号が規定回数算出回路14bに入力されても、規定回数算出回路14bの動作に何も変化はない。
その後、再度、IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度に達して、比較器12cがHレベルのチップ過熱警報信号を出力すると、そのチップ過熱警報信号は、規定回数算出回路14bに入力される。規定回数算出回路14bでは、この2回目に入力されたチップ過熱警報信号の立ち上がりエッジのタイミングに同期して初段のDフリップフロップDFF0のみ出力の値を反転させる。
後は、IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度を超えるたびに、カウンタ回路31は、チップ過熱警報信号をクロック信号として入力し、チップ過熱警報信号の入力回数をカウントする。
チップ過熱警報信号の入力回数が規定回数Nに達すると、カウンタ回路31は、Lレベルの信号を出力する。これにより、論理積回路34は、DフリップフロップDFFからのHレベルの信号とカウンタ回路31の出力信号を反転した論理反転回路33からのHレベルの信号とを入力するので、Hレベルの過熱保護信号を出力する。
図10は累積時間算出回路の一構成例を示す回路図、図11は累積時間算出回路の動作を説明するための要部の論理値を示した図、図12は累積時間算出回路の動作を示すタイミングチャートである。
累積時間算出回路14cは、図10に示したように、規定回数算出回路14bに発振回路45および論理積回路46を追加した構成を有している。すなわち、累積時間算出回路14cは、規定回数算出回路14bと同じ構成のカウンタ回路41、リセット回路42、DフリップフロップDFF、論理反転回路43および論理積回路44と、発振回路45と、論理積回路46とを有している。累積時間算出回路14cの入力端子は、チップ温度検出回路12の比較器12cの出力端子に接続され、累積時間算出回路14cの出力端子は、論理和回路14dの入力端子の1つに接続されている。
累積時間算出回路14cの入力端子は、論理積回路46の一方の入力端子に接続され、論理積回路46の他方の入力端子は、発振回路45の出力端子に接続され、論理積回路46の出力端子は、カウンタ回路31のクロック入力端子(CLK)に接続されている。なお、累積時間算出回路14cが算出する累積は、発振回路45の発振周波数とカウンタ回路41の段数であるnの値とによって決められる。
この累積時間算出回路14cによれば、電源投入時では、チップ温度検出回路12の比較器12cからLレベルのチップ過熱警報信号を入力しているので、論理積回路46は、発振回路45の出力信号をカウンタ回路41に供給するのを阻止している。リセット回路42は、電源投入から所定時間後にLレベルのリセット信号を出力して、カウンタ回路31のDフリップフロップDFF0-DFFn-1およびDフリップフロップDFFをリセットする。これにより、カウンタ回路31およびDフリップフロップDFFは、Lレベルの信号を出力する。このとき、論理積回路44は、DフリップフロップDFFからLレベルの信号が入力されるので、Lレベルの過熱保護信号を出力する。
ここで、IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度よりも低い低温動作時では、比較器12cが出力するチップ過熱警報信号は、Lレベルのままである。したがって、このときのカウンタ回路41のDフリップフロップDFFn-1、DフリップフロップDFFおよび論理積回路44の出力信号は、図11および図12に示したように、Lレベルである。
IGBTチップ1aの接合温度Tjが警報検出閾値電圧Vthwhに相当する設定温度に達して、比較器12cがHレベルのチップ過熱警報信号を出力すると、そのチップ過熱警報信号は、論理積回路46の一方の入力端子に入力される。これにより、発振回路45の出力信号がカウンタ回路41に入力され、カウンタ回路41は、発振回路45の出力信号のカウントを開始する。発振回路45の出力信号のカウントは、Hレベルのチップ過熱警報信号が入力されている過熱警報期間、継続される。
次に、IGBTチップ1aの接合温度Tjが設定温度を超えたときには、論理積回路46が発振回路45の出力信号の通過を許可し、カウンタ回路41は、前回のカウント値に加える形でカウントを再開する。
このようにして、Hレベルのチップ過熱警報信号が入力されている過熱警報期間だけ、発振回路45の出力信号をカウントすることにより、過熱警報期間の累積を算出することができる。
ここで、発振回路45の出力信号をカウントしている期間に、指定した累積時間が経過すると、カウンタ回路41の最終段のDフリップフロップDFFn-1がLレベルの信号を出力する。これにより、論理積回路44は、DフリップフロップDFFn-1の出力信号を論理反転回路43で反転したHレベルの信号とDフリップフロップDFFが出力しているHレベルの信号とを入力しているので、Hレベルの過熱保護信号を出力する。
以上の一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cは、チップ過熱保護用の異常時検出回路14についてのものであるが、ケース過熱保護用の異常時検出回路15についても同じ構成である。
なお、この半導体装置の上記の実施の形態では、一定期間算出回路14a、規定回数算出回路14bおよび累積時間算出回路14cのカウンタ回路21,31,41を立ち上がりエッジトリガタイプのDフリップフロップで構成したが、これに限定されるものではない。たとえば、カウンタ回路21,31,41には、立ち下がりエッジトリガタイプのDフリップフロップ、JKフリップフロップなどで構成することができる。
また、この半導体装置は、異常時検出回路14,15のいずれにおいても、一定期間算出回路、規定回数算出回路および累積時間算出回路をすべて備える必要はなく、必要に応じてこれらを任意に選択して使用することができる。さらに、この半導体装置は、異常時検出回路14,15の両方を備えているが、いずれか一方だけを備えるようにしてもよい。
1 IGBT
1a IGBTチップ
1b チップ温度検出素子
2 ケース温度検出素子
10 制御IC
11 駆動回路
12 チップ温度検出回路
12a 定電流回路
12b,12c 比較器
12d,12e 基準電圧源
13 ケース温度検出回路
14 異常時検出回路
14a 一定期間算出回路
14b 規定回数算出回路
14c 累積時間算出回路
14d 論理和回路
15 異常時検出回路
16,17,18 論理和回路
21 カウンタ回路
22 発振回路
23 論理反転回路
24 排他的論理和回路
25 論理積回路
31 カウンタ回路
32 リセット回路
33 論理反転回路
34 論理積回路
35 抵抗
36 コンデンサ
37 論理反転回路
41 カウンタ回路
42 リセット回路
43 論理反転回路
44 論理積回路
45 発振回路
46 論理積回路
DFF0-DFFn-1,DFF Dフリップフロップ

Claims (3)

  1. パワー半導体素子と、前記パワー半導体素子を駆動するとともにその異常動作時に前記パワー半導体素子を保護する機能を有する制御ICと、前記パワー半導体素子のチップ温度を検出するチップ温度検出素子と、前記パワー半導体素子、前記制御ICおよび前記チップ温度検出素子を内蔵するパッケージのケース温度を検出するケース温度検出素子とを備えた半導体装置において、
    前記制御ICは、
    前記チップ温度が第1の閾値より高いときにチップ過熱警報信号を出力し、前記チップ温度が前記第1の閾値より高く設定された第2の閾値より高いときに前記パワー半導体素子のスイッチング動作を停止させるチップ過熱保護信号を出力するチップ温度検出回路と、
    前記ケース温度が第3の閾値より高いときにケース過熱警報信号を出力し、前記ケース温度が前記第3の閾値より高く設定された第4の閾値より高いときに前記パワー半導体素子のスイッチング動作を停止させるケース過熱保護信号を出力するケース温度検出回路と、
    前記チップ過熱警報信号または前記ケース過熱警報信号を受けているときにパワーサイクル寿命を算出し、前記パワーサイクル寿命が所定の値に達したときに、前記パワー半導体素子のスイッチング動作を停止させる保護信号を出力する異常時検出回路と、
    を備え、
    前記異常時検出回路は、前記チップ過熱警報信号または前記ケース過熱警報信号が一定期間継続していることを算出する一定期間算出回路、前記チップ過熱警報信号または前記ケース過熱警報信号が入力された回数が規定回数に達したことを算出する規定回数算出回路および前記チップ過熱警報信号または前記ケース過熱警報信号が入力されている期間の累積時間が指定時間に達したことを算出する累積時間算出回路の少なくとも1つを有し、
    前記一定期間算出回路は、発振回路と、前記発振回路が出力する信号が入力された回数をカウントしてカウントした値が所定の一定期間に相当する値に達したときに前記保護信号を出力するカウンタ回路と、前記チップ過熱警報信号または前記ケース過熱警報信号が入力されたときに前記カウンタ回路をリセットして前記カウンタ回路のカウントを開始させるリセット回路とを有している、
    導体装置。
  2. 前記規定回数算出回路は、入力された前記チップ過熱警報信号または前記ケース過熱警報信号が入力された回数をカウントしてカウントした値が所定の規定回数に相当する値に達したときに前記保護信号を出力するカウンタ回路と、電源投入時にリセット信号を生成して前記カウンタ回路をリセットするリセット回路とを有している、請求項記載の半導体装置。
  3. 前記累積時間算出回路は、発振回路と、前記発振回路が出力する信号が入力された回数をカウントしてカウントした値が所定の累積時間に相当する値に達したときに前記保護信号を出力するカウンタ回路と、電源投入時にリセット信号を生成して前記カウンタ回路をリセットするリセット回路と、前記発振回路と前記カウンタ回路との間に配置されて前記チップ過熱警報信号または前記ケース過熱警報信号が入力されているときだけ前記発振回路が出力する信号を前記カウンタ回路に入力させる論理積回路とを有している、請求項記載の半導体装置。
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