JP6699480B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センサから出力される検出信号に対し所定の信号処理を行う信号処理装置に関する。
センサから出力される検出信号を処理し、その処理後のデータを外部に送信する信号処理装置は、信号送信先の電子制御装置(以下、ECUとも呼ぶ)毎に異なる通信方式で検出データを送信しなければならない場合がある。通信方式が異なると、信号処理および通信部のハードウェア構成も異なることになるため、個別の半導体集積回路(以下、ICとも呼ぶ)を用いる必要が生じる。
通信データの取り扱い方、例えば同期式と非同期式の切り替えや、双方向通信を前提として通信成立有無での切り替えに関する従来技術が存在する(例えば特許文献1参照)。しかし、この場合、ハードウェアは共通であり制御方法だけが異なるため、上述したハードウェア構成が異なるケースに適用することはできない。
特開平11−345386号公報
そこで、異なる通信方式の機能ブロックを複数設け、それら複数の機能ブロックからの出力を選択的に切り替えて1つの出力端子から出力するような構成とすることで、ハードウェアの共通化を図る、ということが考えられる。しかし、この場合、ハードウェアが異なる通信方式の切り替え時には、異なる出力方式の機能ブロック間で干渉が発生する可能性がある。
干渉が発生すると、例えば、信号処理回路での消費電流が大幅に増加し、その電源供給元のECUにおける電源電圧の低下を招くおそれがある。また、この場合、異常なデータが送信されてしまい、ECU側で信号判別が不可能となってデータの信頼性低下や誤動作を招くといった問題が生じるおそれもある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、1つの出力端子から互いに異なる通信方式に則った通信データを出力するとともに、異なる通信方式の通信部間での干渉を防止することができる信号処理装置を提供することにある。
請求項1に記載の信号処理装置(1、21、31、41)は、信号処理部(4)、複数の通信部(5〜7)および切替制御部(8、24)を備えている。信号処理部は、センサから出力される検出信号に対し、所定の信号処理を行う。複数の通信部は、信号処理部から出力される信号処理後のデータを互いに異なる通信方式に則った通信データに変換して同一の出力端子から出力する。切替制御部は、複数の通信部による通信データの出力動作を制御する。そして、切替制御部は、通信方式を選択する選択信号に基づいて複数の通信部のうちいずれか1つの出力動作を有効化する切替動作を実行するようになっている。上記信号処理装置は、さらに、出力端子に接続可能な内部負荷(14、22)と、内部負荷を出力端子に接続した状態で出力端子の電圧を検出し、その検出値と所定の閾値とを比較した結果に基づいて選択信号を生成する通信方式選択部(23)と、を備える。
このような構成によれば、例えば信号送信先のECU毎に異なる通信方式で検出データを送信しなければならない場合でも、個別のICを用いることなく、対応することが可能となる。さらに、この場合、切替制御部は、少なくとも切替動作を実行するタイミングには全ての通信部の出力状態をハイインピーダンス状態に設定するようになっている。そのため、通信方式を切り替える際、異なる通信方式の通信部間での干渉が生じることを未然に防止することができる。したがって、上記構成によれば、1つの出力端子から互いに異なる通信方式に則った通信データを出力するとともに、異なる通信方式の通信部間での干渉を防止することができるという優れた効果が得られる。
第1実施形態に係るもので、信号処理装置の構成を模式的に示す図 通信部の出力段の具体的な回路構成を模式的に示す図 各部の動作状態を示すタイミングチャート 第2実施形態に係るもので、信号処理装置の各部の動作状態を示すタイミングチャート 第3実施形態に係るもので、通信方式の種類とECUの通信端子の状態や抵抗値との関係を示す図 信号処理装置の構成を模式的に示す図 内部負荷および通信方式選択部の具体的な構成を模式的に示す図 通信方式を自動判別する第1の判別手法の流れを模式的に示す図 通信方式を自動判別する第2の判別手法の流れを模式的に示す図 内部負荷の構成を変更した変形例を示す図 第4実施形態に係るもので、信号処理装置の構成を模式的に示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示す信号処理装置1は、センサ2から端子P1を通じて与えられる検出信号を処理し、その信号処理後のデータを通信により、外部のECU3(図2参照)などに出力するもので、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成されている。センサ2は、例えば車両に搭載されるエンジンへの空気吸入量(吸気流量)を計測する吸気流量センサである。
信号処理装置1は、信号処理部4、3つの通信部5〜7、切替制御部8などを備えている。信号処理部4は、センサ2から出力される検出信号に対し、所定の信号処理を行うもので、物理量計測部9および補正処理部10を備えている。物理量計測部9は、端子P1を介して与えられる検出信号を増幅するとともに、A/D変換して出力する。補正処理部10は、物理量計測部9から出力されるデジタルデータに対し、センサ2が持つ非直線性を補正するための処理などの補正処理を施し、その処理後のデータを出力する。
通信部5〜7は、信号処理部4から出力される信号処理後のデータを互いに異なる通信方式に則った通信データに変換して同一の出力端子P2から外部に出力する。なお、通信部5〜7の通信方式としては、周波数出力型の通信、PWM出力型の通信、プッシュプル(簡易)型のSENT通信、曲線(エミッション低減)型のSENT通信、アナログ電圧出力型の通信、電流出力型の通信など、様々な通信方式が挙げられる。
ここでは、通信部5の通信方式を「通信A」と呼び、通信部6の通信方式を「通信B」と呼び、通信部7の通信方式を「通信C」と呼ぶこととする。なお、この場合、通信A〜Cのいずれかは、SENT通信(簡易)またはSENT通信(エミッション低減)となっている。
通信部5は、信号処理後のデータを通信Aのフォーマットに従った形式の通信データに変換し、その変換後のデータを出力段の回路を介して出力する。通信部6は、信号処理後のデータを通信Bのフォーマットに従った形式の通信データに変換し、その変換後のデータを出力段の回路を介して出力する。通信部7は、信号処理後のデータを通信Cのフォーマットに従った形式の通信データに変換し、その変換後のデータを出力段の回路を介して出力する。
通信部5〜7の出力段の回路(ハードウェア構成)は、互いに異なる構成となっている。通信部5〜7の出力段の具体的な構成としては、例えば図2に示すような構成を採用することができる。図2には、3つの出力段11〜13の具体的な構成を示している。出力段11は、周波数出力型または電流出力型の通信に用いることができる。出力段11は、出力端子P2と回路の基準電位GND(例えば0V)が与えられるグランド線Lgとの間に接続された低電位側駆動部14により構成されている。低電位側駆動部14は、出力する通信データに応じて、出力端子P2をグランド線Lgの電位である低電位側レベルに駆動する。
低電位側駆動部14は、その駆動能力が可変となっている。低電位側駆動部14は、出力端子P2とグランド線Lgとの間に互いに並列接続された複数のスイッチング素子(例えばNチャネル型MOSトランジスタ)を備えており、それらスイッチング素子の接続数を切り替えることで、駆動能力の可変を実現している。また、低電位側駆動部14は、スイッチング素子をオン駆動することで、出力端子P2からグランド線Lgへと一定の電流を流すことが可能な構成、つまり定電流制御される構成となっている。
出力段11は、低電位側駆動部14の駆動能力が可変であり且つ定電流制御される構成となっているため、電流出力型の通信への適用が可能となっている。また、出力段11は、低電位側駆動部14の駆動能力が可変であるため、適用される通信方式に応じた駆動能力(電流能力)を実現することが可能となっている。この場合、出力する通信データに対応した駆動信号により、低電位側駆動部14のスイッチング素子がオンオフ駆動される。
出力段12は、プッシュプル型のSENT通信またはPWM出力型の通信に用いられるものである。出力段12は、回路の電源電圧VDD(例えば5V)が与えられる電源線Ldと出力端子P2との間に接続された高電位側駆動部15と、低電位側駆動部14とにより構成される。高電位側駆動部15は、出力する通信データに応じて、出力端子P2を電源線Ldの電位である高電位側レベルに駆動する。高電位側駆動部15は、電源線Ldと出力端子P2との間に接続されたスイッチング素子(例えばPチャネル型MOSトランジスタ)を備えている。
出力段12は、低電位側駆動部14の駆動能力が可変となっているため、適用される通信方式に応じた駆動能力を実現することが可能となっている。この場合、出力する通信データに対応した駆動信号により、高電位側駆動部15のスイッチング素子および低電位側駆動部14のスイッチング素子が相補的にオンオフ駆動される。
出力段13は、曲線型のSENT通信またはアナログ電圧出力型の通信に用いられるものである。出力段13は、出力する通信データに応じたデータが入力されるD/A変換器であるDAC16と、DAC16の出力を増幅して出力端子P2に出力する駆動アンプ17と、を備えた構成である。駆動アンプ17は、非反転入力端子にDAC16の出力信号が入力されるOPアンプOP1と、OPアンプOP1の出力端子と反転入力端子との間に接続された抵抗R1と、から構成される。
図1に示すように、切替制御部8は、記憶部18を備えている。記憶部18は、例えば不揮発性のメモリであり、選択信号が記憶される。選択信号は、通信部5〜7の通信方式のうち、どの通信方式を選択するかを表す信号である。選択信号により選択される通信方式は、信号処理装置1の用途に応じて適宜決定されている。切替制御部8は、通信部5〜7による通信データの出力動作を制御する。
具体的には、切替制御部8は、記憶部18に記憶された選択信号に基づいて、通信部5〜7のうちいずれか1つの出力動作を有効化する切替動作を実行する。また、詳細は後述するが、切替制御部8は、少なくとも切替動作を実行するタイミングには通信部5〜7の全てについて、その出力状態をハイインピーダンス状態に設定するようになっている。
信号処理装置1には、外部から端子P3を通じてリセット信号PORが与えられるようになっている。リセット信号PORは、装置への電源投入時、つまり起動時や、外乱ノイズが印加された際などに与えられる。信号処理装置1が備える各構成は、リセット信号PORが与えられると、初期状態にリセットされて動作を開始または再開するようになっている。そのため、切替制御部8は、リセット信号PORが与えられると、上述した切替動作を実行する。
次に、上記構成の作用について説明する。
ここでは、選択信号により選択される通信方式が「通信A」となっている場合を想定している。図3に示すように、時刻t0にてリセット信号PORが与えられると、信号処理装置1の各構成がリセットされる。この際、通信部5〜7の出力状態が、ハイインピーダンス状態(以下、Hiz状態と呼ぶ)に設定される。
この場合、出力端子P2は、負荷となるECU3において、プルアップ(以下、PUとも呼ぶ)またはプルダウン(以下、PDとも呼ぶ)されることになる。なお、このようなHiz状態への設定は、切替制御部8により行われるようになっている。また、通信部5〜7は、以下のようにすることで、その出力状態をHiz状態に設定することが可能となっている。
すなわち、通信部5〜7の出力段として出力段11を採用した場合には、低電位側駆動部14のスイッチング素子のオフ駆動することで、Hiz状態を実現することができる。また、通信部5〜7の出力段として出力段12を採用した場合には、高電位側駆動部15のスイッチング素子および低電位側駆動部14のスイッチング素子の双方をオフ駆動することで、Hiz状態を実現することができる。また、通信部5〜7の出力段の構成として出力段13を採用した場合には、OPアンプOP1の出力段を構成するハイサイド側およびロウサイド側の各スイッチング素子の双方をオフ駆動することで、Hiz状態を実現することができる。
図3に示すように、各構成がリセットされた後、切替制御部8は、記憶部18から選択信号を読み出し、その読み出した選択信号に基づいて通信方式を選定する。そして、時刻t1において、切替制御部8は、選択された通信方式(=通信A)に対応する通信部5のHiz状態を解除し、その出力動作を有効化する。
これにより、時刻t1以降、信号処理装置1では、信号処理部4から出力される信号処理後のデータが、通信部5を介して通信Aに則った通信データに変換されて出力端子P2から出力される。なお、時刻t1以降も、通信部6、7の出力状態は、Hiz状態のまま維持される。この場合、リセット信号PORが与えられた時刻t0から、通信方式の選定、ひいては通信部5の出力動作を有効化する切替動作が完了する時刻t1までの期間は、全ての通信部5〜7の出力状態がHiz状態となる。
また、信号処理装置1では、外乱ノイズなどに起因してリセット信号PORが与えられた場合も、上述した起動時と同様の動作となる。すなわち、時刻t2にてリセット信号PORが与えられると、信号処理装置1の各構成がリセットされるとともに、通信部5の出力状態が、Hiz状態に設定される。そして、各構成がリセットされた後、切替制御部8は、通信方式の選択を行い、時刻t3において、通信部5のHiz状態を解除し、その出力動作を有効化する。
これにより、時刻t3以降、信号処理装置1では、信号処理部4から出力される信号処理後のデータが、通信部5を介して通信Aに則った通信データに変換されて出力端子P2から出力される。なお、時刻t3以降も、通信部6、7の出力状態は、Hiz状態のまま維持される。この場合も、リセット信号PORが与えられた時刻t2から通信部5の出力動作を有効化する切替動作が完了する時刻t3までの期間は、全ての通信部5〜7の出力状態がHiz状態となる。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
通信部5〜7は、信号処理部4から出力される信号処理後のデータを互いに異なる通信方式に則った通信データに変換して同一の出力端子P2から出力する。また、通信部5〜7による通信データの出力動作を制御する切替制御部8は、通信方式を選択する選択信号に基づいて複数の通信部5〜7のうちいずれか1つの出力動作を有効化する切替動作を実行するようになっている。このような構成によれば、例えば信号送信先のECU3毎に異なる通信方式で検出データを送信しなければならない場合でも、個別のICを用いることなく、同一のASICにより対応することが可能となる。
さらに、この場合、切替制御部8は、少なくとも切替動作を実行するタイミングには全ての通信部5〜7の出力状態をHiz状態に設定するようになっている。つまり、本実施形態では、全ての通信部5〜7がHiz状態に設定された状態から、それら通信部5〜7のうち選択信号に基づいて選択されたいずれか1つの出力動作だけが有効化されるようになっている。
そのため、本実施形態では、通信方式が切り替えられる際、異なる通信方式の通信部5〜7間での干渉が生じることがなく、干渉の発生に伴う様々な問題(データの信頼性低下、誤動作など)が発生することを未然に防ぐことができる。このように、本実施形態によれば、1つの出力端子P2から互いに異なる通信方式に則った通信データを出力するとともに、異なる通信方式の通信部5〜7間での干渉を防止することができるという優れた効果が得られる。
なお、上述した干渉を防止するためには、少なくとも、通信部5〜7のうち選択されたいずれか1つの出力動作が有効化されるタイミングにおいて全ての通信部5〜7がHiz状態に設定されていればよいが、上記タイミングに先立って通信部5〜7をHiz状態に設定しておけば、干渉防止の効果を一層確実に得ることができる。そこで、本実施形態では、切替制御部8は、リセット信号PORが与えられると、切替動作を実行するようになっており、リセット信号PORが与えられた時点(t0、t2)から切替動作が完了する時点(t1、t3)までの期間には全ての通信部5〜7の出力状態をHiz状態に設定するようにしている。このようすれば、通信部5〜7間で干渉が生じることを一層確実に防止することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図4を参照して説明する。
第2実施形態では、切替制御部8による通信部5〜7の動作制御の内容が、第1実施形態と異なっている。なお、信号処理装置1の構成は第1実施形態と共通するので、図1も参照しながら説明する。
この場合も、選択信号により選択される通信方式が「通信A」となっている場合を想定している。図4に示すように、時刻t0にてリセット信号PORが与えられると、信号処理装置1の各構成がリセットされる。この際、切替制御部8は、通信部5〜7の各出力が同じレベル、例えば5Vであるハイレベル(以下、Hレベルと呼ぶ)となるように通信部5〜7を制御する。
そして、各構成がリセットされた後、切替制御部8は、第1実施形態と同様に、記憶部18から選択信号を読み出し、その読み出した選択信号に基づいて通信方式を選定する。ここで、切替制御部8は、通信方式の選定が完了するよりも所定時間だけ前の時刻taにて、通信部5〜7の出力状態をHiz状態に設定する。
その後、通信方式の選定が完了した時刻t1において、切替制御部8は、選択された通信方式(=通信A)に対応する通信部5のHiz状態を解除し、その出力動作を有効化する。これにより、時刻t1以降、信号処理装置1では、信号処理部4から出力される信号処理後のデータが、通信部5を介して通信Aに則った通信データに変換されて出力端子P2から出力される。なお、時刻t1以降も、通信部6、7の出力状態は、Hiz状態のまま維持される。この場合、通信方式の選定が完了するよりも所定時間だけ前の時刻taから、通信方式の選定、ひいては通信部5の出力動作を有効化する切替動作が完了する時刻t1までの期間は、全ての通信部5〜7の出力状態がHiz状態となる。
また、信号処理装置1では、外乱ノイズなどに起因してリセット信号PORが与えられた場合も、上述した起動時と同様の動作となる。すなわち、時刻t2にてリセット信号PORが与えられると、信号処理装置1の各構成がリセットされるとともに、通信部5〜7の各出力がHレベルに設定される。
そして、各構成がリセットされた後、切替制御部8は、通信方式の選択を行う。ここで、切替制御部8は、通信方式の選定が完了するよりも所定時間だけ前の時刻tbにて、通信部5〜7の出力状態をHiz状態に設定する。その後、通信方式の選定が完了した時刻t3において、通信部5のHiz状態が解除され、その出力動作が有効化される。
これにより、時刻t3以降、信号処理装置1では、信号処理部4から出力される信号処理後のデータが、通信部5を介して通信Aに則った通信データに変換されて出力端子P2から出力される。なお、時刻t3以降も、通信部6、7の出力状態は、Hiz状態のまま維持される。この場合も、通信方式の選定が完了するよりも所定時間だけ前の時刻taから、通信方式の選定、ひいては通信部5の出力動作を有効化する切替動作が完了する時刻t1までの期間は、全ての通信部5〜7の出力状態がHiz状態となる。
以上説明した本実施形態によっても、切替制御部8は、少なくとも切替動作を実行するタイミングには全ての通信部5〜7の出力状態をHiz状態に設定するようになっている。つまり、本実施形態でも、全ての通信部5〜7がHiz状態に設定された状態から、それら通信部5〜7のうち選択信号に基づいて選択されたいずれか1つの出力動作だけが有効化されるようになっている。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について図5〜図10を参照して説明する。
図5に示すように、通信方式の種類に応じて、出力端子P2と通信線20を介して接続されるECU3の通信端子P21(図7参照)の状態(PU、PDなど)や抵抗値が異なる。
具体的には、アナログ電圧出力型の通信(以下、アナログ出力とも呼ぶ)の場合、通信端子P21はPUまたはPDとなり、その抵抗値は例えば180kΩ〜500kΩとなる。プッシュプル型のSENT通信(以下、SENTプッシュプルとも呼ぶ)および曲線型のSENT通信の場合、通信端子P21はPUとなり、その抵抗値は例えば10kΩ〜50kΩとなる。
周波数出力型の通信(以下、周波数出力とも呼ぶ)の場合、通信端子P21はPUとなり、その抵抗値は例えば2.2kΩとなる。PSI5などの電流出力型の通信(以下、電流通信とも呼ぶ)の場合、通信端子P21は、電源線に接続されている。そのため、この場合、通信端子P21の抵抗値としては、電源線のインピーダンス、つまり非常に小さい抵抗値(≒0Ω)となる。
このように、通信方式毎に通信端子P21の状態や抵抗値が異なることから、出力端子P2に所定の負荷を接続した際、出力端子P2に生じる電圧が通信方式毎に異なる電圧となる。本実施形態では、このような点に着目し、信号処理装置21に接続されるECU3に対応した通信方式を自動的に判別し、その判別した通信方式での通信を選択する、といった機能が追加されている。
図6に示すように、本実施形態の信号処理装置21は、第1実施形態の信号処理装置1に対し、内部負荷22および通信方式選択部23が追加されている点と、切替制御部8に代えて切替制御部24を備えている点とが異なる。内部負荷22は、出力端子P2に接続可能となっている。
通信方式選択部23は、内部負荷22を出力端子P2に接続した状態で出力端子P2の電圧を検出し、その検出値と所定の閾値とを比較した結果に基づいて通信方式を選択するための選択信号を生成する。切替制御部24は、切替制御部8と同様の動作を行う。ただし、この場合、切替制御部24は、通信方式選択部23から与えられる選択信号に基づいて通信方式の選定を行う。
上述した内部負荷22および通信方式選択部23の具体的な構成としては、例えば図7に示すような構成を採用することができる。図7に示すように、内部負荷22は、出力端子P2とグランド線Lgとの間に接続される電流源を備えている。また、その電流源は、電流値を可変することができる構成となっている。
これにより、互いにインピーダンス値の異なる複数の内部負荷を備えたものと同等の機能が実現されている。したがって、電流源の電流値を変更するということは、内部負荷22のインピーダンス値を変更することを意味する。この場合、内部負荷22の定電流は、通信方式選択部23により切り替えられる。なお、内部負荷22の定電流をゼロとすることも可能となっている。
通信方式選択部23は、比較器25、閾値電圧生成部26および選択信号生成部27を備えている。比較器25は、出力端子P2の電圧Voと、閾値電圧生成部26により生成される閾値電圧Vthとを比較する。なお、この場合、電圧Voが出力端子P2の電圧の検出値に相当し、閾値電圧Vthが閾値に相当する。
閾値電圧生成部26は、生成する閾値電圧Vthの電圧値を可変することが可能となっている。選択信号生成部27は、内部負荷22の定電流の設定、閾値電圧Vthの設定などを行うとともに、比較器25の出力に基づいて選択信号を生成する。このような構成の通信方式選択部23は、図示しない上位の制御部などから開始指示を表す信号が与えられると、内部負荷22の定電流および閾値電圧Vthを設定し、比較器25の出力に基づいて選択信号を生成する。なお、開始指示を表す信号は、例えば信号処理装置21の起動時などに与えられる。
次に、上記構成による通信方式の自動判別に関する2つの判別手法について説明する。なお、ここでは、アナログ出力、SENTプッシュプル(またはSENT曲線)、周波数出力および電流通信の4つの通信方式のうち、いずれの通信方式であるかを判別することを想定している。
[1]第1の判別手法
第1の判別手法では、内部負荷22の定電流は一定の電流値Iaとされ、閾値電圧Vthは、第1閾値V1、第2閾値V2および第3閾値V3の3段階に切り替えられる。各閾値V1〜V3は、下記(1)〜(4)式により表すことができる。
ただし、ECU3側の電源電圧をVDDとし、アナログ出力における通信端子P21の抵抗値をRaとし、SENTプッシュプルにおける通信端子P21の抵抗値をRsとし、周波数出力における通信端子P21の抵抗値をRfとする。
VDD−(Ia×Rf)<V1<VDD …(1)
VDD−(Ia×Rs)<V2<VDD−(Ia×Rf) …(2)
VDD−(Ia×Ra)<V3<VDD−(Ia×Rs) …(3)
V3<V2<V1 …(4)
図8に示すように、ステップS1にて、内部負荷22の定電流がゼロに設定される(定電流OFF)。ステップS2では、定電流OFFの状態における電圧Voが所定のPD判定値Vpdより大きいかどうかが判断される。判定値Vpdは、0Vまたは0Vに近い微小な電圧値に設定される。
ここで、電圧Voが判定値VL以下であると判断されると(NO)、ステップS3に進む。ステップS3では、通信方式の判別結果として「アナログ出力」が記憶される。ステップS3の実行後は、ステップS4に進む。ステップS4では、記憶された判定結果に従い、通信方式が決定され、その決定した通信方式を表す選択信号が生成される。
ステップS2にて電圧Voが判定値VLより大きいと判断された場合(YES)、ステップS5に進む。ステップS5では、内部負荷22の定電流が電流値Iaに設定される(定電流ON)。続くステップS6では、閾値電圧Vthが第1閾値V1に切り替えられ、電圧Voとの比較が行われる。その結果、電圧Voが第1閾値V1よりも高いと判断されると(YES)、ステップS7に進む。ステップS7では、通信方式の判別結果として「電流通信」が記憶される。
ステップS6にて電圧Voが第1閾値V1以下であると判断された場合(NO)、ステップS8に進む。ステップS8では、閾値電圧Vthが第2閾値V2に切り替えられ、電圧Voとの比較が行われる。その結果、電圧Voが第2閾値V2よりも高いと判断されると(YES)、ステップS9に進む。ステップS9では、通信方式の判別結果として「周波数出力」が記憶される。
ステップS8にて電圧Voが第2閾値V2以下であると判断された場合(NO)、ステップS10に進む。ステップS10では、閾値電圧Vthが第3閾値V3に切り替えられ、電圧Voとの比較が行われる。その結果、電圧Voが第3閾値V3よりも高いと判断されると(YES)、ステップS11に進む。ステップS11では、通信方式の判別結果として「SENTプッシュプル」が記憶される。
ステップS10にて電圧Voが第3閾値V3以下であると判断された場合(NO)、ステップS3に進む。前述したように、ステップS3では、通信方式の判別結果として「アナログ出力」が記憶される。ステップS3、S7、S9またはS11の実行後は、ステップS4に進み、記憶された判定結果に従い、通信方式が決定され、その決定した通信方式を表す選択信号が生成される。
[2]第2の判別手法
第2の判別手法では、内部負荷22の定電流は、第1電流値I1、第2電流値I2および第3電流値I3の3段階に切り替えられ、閾値電圧Vthは一定の閾値Vaとされる。各電流値I1〜I3は、下記(5)〜(8)式により表すことができる。ただし、ECU3においてロウレベルであると判定する閾値をVILとする。なお、閾値VILは、通信データを受信する外部の制御装置における低電位側の判定閾値に相当する。
VIL<VDD−(I1×Ra)<Va …(5)
VIL<VDD−(I2×Rs)<Va …(6)
VIL<VDD−(I3×Rf)<Va …(7)
I1<I2<I3 …(8)
図9に示すように、ステップS1〜S5は、第1の判別手法と同様の内容である。この場合、ステップS5の実行後、ステップS21に進む。ステップS21では、定電流が第1電流値I1に切り替えられる。続くステップS22では、電圧Voが閾値Va未満であるか否かが判断される。その結果、電圧Voが閾値Va未満であると判断されると(YES)、ステップS3に進む。前述したように、ステップS3では、通信方式の判別結果として「アナログ出力」が記憶される。
ステップS22にて電圧Voが閾値Va以上であると判断された場合(NO)、ステップS23に進む。ステップS23では、定電流が第2電流値I2に切り替えられる。続くステップS24では、電圧Voが閾値Va未満であるか否かが判断される。その結果、電圧Voが閾値Va未満であると判断されると(YES)、ステップS25に進む。ステップS25では、通信方式の判別結果として「SENTプッシュプル」が記憶される。
ステップS24にて電圧Voが閾値Va以上であると判断された場合(NO)、ステップS26に進む。ステップS26では、定電流が第3電流値I3に切り替えられる。続くステップS27では、電圧Voが閾値Va未満であるか否かが判断される。その結果、電圧Voが閾値Va未満であると判断されると(YES)、ステップS28に進む。ステップS28では、通信方式の判別結果として「周波数出力」が記憶される。
ステップS28にて電圧Voが閾値Va以上であると判断された場合(NO)、ステップS29に進む。ステップS29では、通信方式の判別結果として「電流通信」が記憶される。ステップS3、S25、S28またはS29の実行後は、ステップS4に進み、記憶された判定結果に従い、通信方式が決定され、その決定した通信方式を表す選択信号が生成される。
以上説明したように、本実施形態の信号処理装置21は、接続されるECU3に対応した通信方式を自動的に判別する機能を有している。したがって、信号処理装置21は、例えば、元々想定されていた通信方式とは異なる通信方式のECU3が接続された場合でも、その異なる通信方式を自動的に判別し、その通信方式に対応した通信を行うことができる。また、信号処理装置21は、例えば、接続されていたECU3が、異なる通信方式のECU3に交換された場合でも、その交換後のECU3の通信方式を自動的に判別し、その通信方式に対応した通信を行うことができる。
なお、SENTプッシュプルとSENT曲線とは、出力端子P2の状態や抵抗値が同じであるため、本実施形態の自動判別の手法では、それらの判別はできない。そのため、SENTプッシュプルとSENT曲線の両方の通信方式が想定される場合には、第1実施形態のように、予め記憶部18に選択信号を記憶しておく方法を用いればよい。
内部負荷22の電流値(インピーダンス値)は、内部負荷22を出力端子P2に接続した状態における出力端子P2の電圧値が、通信データを受信する外部の制御装置であるECU3における閾値VILよりも高くなるように設定している。そのため、信号処理装置21が通信方式を判別している際、ECU3側でロウレベルのデータを受信したといった誤った判断がなされてしまうこと、つまり誤データの送信を防止することができる。
内部負荷22および通信方式選択部23の具体的構成としては、適宜変更可能である。例えば、通信部5〜7の出力段の回路として、図2に示した構成(少なくとも出力段11または出力段12を含む構成)を採用した場合、低電位側駆動部14を内部負荷22として機能させてもよい。
この場合、図10に示す信号処理装置31のように、低電位側駆動部14が内部負荷22としての機能を兼ねることになる。このような構成では、低電位側駆動部14の電流値を可変することで、内部負荷22のインピーダンスを可変することができる。このようにすれば、内部負荷22を別途設ける構成に比べ、回路規模を小さく抑えることができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について図11を参照して説明する。
図11に示すように、本実施形態の信号処理装置41は、湿度センサであるオプションセンサ42および例えば圧力センサであるオプションセンサ43から端子P41を通じて与えられる検出信号を処理し、その処理後のデータを通信により、外部のECU3などの出力する機能も備えている。
信号処理装置41は、第1実施形態の信号処理装置1に対し、通信部44およびデータ処理部45が追加されている。通信部44には、オプションセンサ42、43から出力される検出信号が与えられている。通信部44は、上記検出信号を表すデータを、例えばシリアル通信(I2C通信、SPI通信など)によって、データ処理部45に送信する。
データ処理部45は、通信部44から送信されたデータに対し、パリティやCRC等によるデータ信頼性チェックとデータフォーマットに合わせたデータ処理を行い、その処理後のデータを通信部5〜7に出力する。通信部5〜7のうち選択信号により選択されたいずれか1つの通信部は、データ処理部45から与えられたデータを、その通信方式のフォーマットに従った形式の通信データに変換し、その変換後のデータを出力段の回路を介して出力する。
このように、本実施形態の信号処理装置41によれば、吸気流量センサであるセンサ2から出力される検出信号に加え、湿度や圧力を検出するためのオプションセンサ42、43から出力される検出信号についても、所定の信号処理を行うとともに、その処理後のデータを通信によりECU3に出力することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態では、3つの通信部5〜7を備えた構成、つまり3つの通信方式に対応した構成を例に説明したが、2つの通信部を備えた2つの通信方式に対応した構成でもよいし、4つ以上の通信部を備えた4つ以上の通信方式に対応した構成でもよい。
第3実施形態において、第1の判別手法では、1つの比較器25を用い、その比較器25に入力する閾値電圧Vthを3段階に切り替えるようにしていたが、第1閾値V1〜第3閾値V3のそれぞれを入力する3つの比較器を用いてもよい。このようにすれば、通信方式を一括して判定することができる。また、閾値電圧Vthは、想定される通信方式の数に応じて適宜変更すればよく、例えば4段階以上に切り替えてもよい。
また、第3実施形態において、第2の判別手法では、内部負荷22の定電流を3段階に切り替えるようにしていたが、4段階以上に切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、通信方式の判別の精度を向上させることができる。また、電圧Voと閾値Vaの比較を順次繰り返すにあたって、例えばバイナリサーチの手法を用いてもよい。このようにすれば、通信方式の判別を一層早く完了することが可能となる。
第4実施形態の信号処理装置41では、2つのオプションセンサ42、43の信号処理が可能な構成となっていたが、1つのオプションセンサの信号処理が可能な構成でもよいし、3つ以上のオプションセンサの信号処理が可能な構成でもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1、21、31、41…信号処理装置、2…センサ、4…信号処理部、5〜7…通信部、8、24…切替制御部、P2…出力端子。

Claims (14)

  1. センサ(2)から出力される検出信号に対し、所定の信号処理を行う信号処理部(4)と、
    前記信号処理部から出力される信号処理後のデータを互いに異なる通信方式に則った通信データに変換して同一の出力端子(P2)から出力する複数の通信部(5〜7)と、
    前記複数の通信部による通信データの出力動作を制御する切替制御部(8、24)と、
    を備え、
    前記切替制御部は、通信方式を選択する選択信号に基づいて前記複数の通信部のうちいずれか1つの出力動作を有効化する切替動作を実行するようになっており、少なくとも切替動作を実行するタイミングには全ての前記通信部の出力状態をハイインピーダンス状態に設定し、
    さらに、
    前記出力端子に接続可能な内部負荷(14、22)と、
    前記内部負荷を前記出力端子に接続した状態で前記出力端子の電圧を検出し、その検出値と所定の閾値とを比較した結果に基づいて前記選択信号を生成する通信方式選択部(23)と、
    を備える信号処理装置。
  2. 前記切替制御部は、リセット信号が与えられると前記切替動作を実行するようになっており、前記リセット信号が与えられた時点から前記切替動作が完了する時点までの期間には全ての前記通信部の出力状態をハイインピーダンス状態に設定する請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記通信部は、前記出力端子を高電位側レベルに駆動する高電位側駆動部(15)と、前記出力端子を低電位側レベルに駆動する低電位側駆動部(14)と、を備えた構成であり、
    前記低電位側駆動部の駆動能力が可変である請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記低電位側駆動部は、定電流制御される構成となっている請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 前記通信部は、前記通信データに応じたデータが入力されるD/A変換器(16)と、前記D/A変換器の出力を増幅して前記出力端子に出力する駆動アンプ(17)と、を備えた構成である請求項1から4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  6. 前記通信方式には、SENT通信が含まれる請求項1から5のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  7. さらに、前記選択信号が記憶される記憶部(18)を備える請求項1から6のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  8. 前記通信方式選択部は、前記検出値と複数の閾値のそれぞれとを比較した結果に基づいて前記選択信号を生成する請求項1から7のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  9. 互いにインピーダンス値の異なる複数の前記内部負荷を備え、
    前記通信方式選択部は、前記複数の内部負荷のそれぞれを前記出力端子に接続した状態で前記検出値と前記閾値とを比較し、それらの比較結果に基づいて前記選択信号を生成する請求項1から7のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  10. 前記通信方式選択部は、前記検出値と前記閾値との比較を順次繰り返すにあたって、バイナリサーチの手法を用いる請求項に記載の信号処理装置。
  11. 前記通信方式選択部は、前記検出値と前記閾値との比較を順次繰り返すにあたって、前記内部負荷のうちインピーダンス値の高いものから順番に前記比較を行う請求項に記載の信号処理装置。
  12. 前記複数の内部負荷のインピーダンス値は、前記内部負荷を前記出力端子に接続した状態における前記出力端子の電圧値が、前記通信データを受信する外部の制御装置(3)における低電位側の判定閾値よりも高くなるように設定されている請求項から11のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  13. 前記通信部は、前記出力端子を高電位側レベルに駆動する高電位側駆動部(15)と、前記出力端子を低電位側レベルに駆動する低電位側駆動部(14)と、を備えた構成であり、
    前記低電位側駆動部(14)は、前記内部負荷としても機能する請求項から12のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  14. 前記センサは、吸気流量を検出する吸気流量センサである請求項1から13のいずれか一項に記載の信号処理装置。
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