JP6296403B2 - インバータユニットおよび電動車両 - Google Patents

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本発明は、インバータユニットおよび電動車両に関する。
従来、左右の駆動輪を有する電動車両(例えば三輪電動車両)が利用されている。また左右の駆動輪を回転させるためのモータとしては、例えば同一機構のインホイールモータが採用される。インホイールモータを採用することにより、ディファレンシャルギアを用いることによる駆動効率の低下が抑えられる。このような電動車両では、左右のモータの各々に対応して、モータを駆動させるためのインバータユニットが設けられる。なお特許文献1には、ハイサイドスイッチ/ローサイドスイッチ分離式素子並列接続型であって、各スイッチングモジュール間の電流ばらつきを防止しようとするインバータ装置が開示されている。
特開平8−126349号公報
上述したような電動車両では各モータの出力軸は左右対称となり、電動車両を適切に前進或いは後退させるためには、モータの回転方向を左右で逆向きにする必要がある。通常このようなことを実現させるためには、インバータユニットは、左側のモータの駆動に用いるもの(「左側対応品」とする)と右側のモータの駆動に用いるもの(「右側対応品」とする)とで逆回転の通電制御を行う必要がある。またインバータユニットを車体へ組み込む際には、左側対応品と右側対応品を外観等から区別する必要があり、電動車両の製造工程が煩雑となりコスト等の観点から好ましいとは言えない。なお特許文献1には、左側対応品と右側対応品を同じ機構とすることについては開示されていない。
本発明は上述した問題に鑑み、左側対応品と右側対応品を同じ機構とすることが容易となるインバータユニット、およびこれを備えた電動車両の提供を目的とする。
本発明に係るインバータユニットは、左側の駆動輪を回転させる左側モータおよび右側の駆動輪を回転させる右側モータを有する電動車両に使用され、前記左側モータを駆動させる左側インバータユニット、および、前記右側モータを駆動させる右側インバータユニットの任意の方として用いられ、前記左側インバータユニット用か、または前記右側インバータユニット用かを識別可能とする左右識別情報を前記電動車両側または外部から取得する識別情報取得部、を備え、前記左右識別情報に基づいて、自身が前記左側インバータユニットおよび前記右側インバータユニットの何れであるかを認識し、自身が前記左側インバータユニットであると認識したときは、駆動させるモータの正転方向を、所定の第1方向に設定し、自身が前記右側インバータユニットであると認識したときは、駆動させるモータの正転方向を、第1方向とは逆向きの第2方向に設定する。
本発明に係るインバータユニットによれば、左側対応品と右側対応品を同じ機構とすることが容易となる。
本発明の実施形態に係る電動車両の電気系統に関するブロック図である。 本発明の実施形態に係るEVC回路ユニットの周辺の構成図である 本発明の実施形態に係るインバータユニットの構成図である。 本発明の実施形態に係る電動車両の電気系統に関する構成図である。 起動モードにおけるインバータユニットの動作のフローチャートである。 通常モードにおけるインバータユニットおよびEVC回路ユニットの動作のフローチャートである。
本発明の実施形態に係る電動車両について、各図面を参照しながら以下に説明する。
なお電動車両は、電力を用いて走行可能な車両である限り、その種類は問わない。即ち例えば、電動車両は、バイク、自動車、自転車又はシニアカー(登録商標)に分類される車両であっても良い。電動車両に設けられる車輪の数は任意であって、その数は2又は4等であっても良いが、ここでは、3つの車輪を備えた三輪電動車両を例に挙げる。三輪電動車両は、1つの前輪と2つの後輪(駆動輪)を備えた三輪電動車両であっても良いし、2つの前輪(駆動輪)と1つの後輪を備えた三輪電動車両であっても良いが、ここでは前者の三輪電動車両を例に挙げる。
[電動車両の構成]
図1は、本発明の実施形態に係る電動車両9の主な電気系統に関するブロック図である。本図に示すように電動車両9は、バッテリ1、EVC[Electric Vehicle Controller]回路ユニット2、左側インバータユニット3L、右側インバータユニット3R、左側モータユニット4L、右側モータユニット4R、および各種電装品5(電動車両9に設けられたメータやライト等)を備えている。これらは電動車両9の部品として所定位置に配置されている。
なお後述する通り、左側インバータユニット3Lと右側インバータユニット3Rは同一の機構であり、左側モータユニット4Lと右側モータユニット4Rは同一の機構である。以下の説明では、左側インバータユニット3Lと右側インバータユニット3Rを「インバータユニット3」と総称し、左側モータユニット4Lと右側モータユニット4Rを「モータユニット4」と総称することがある。
バッテリ1は、例えば二次電池であるリチウムイオンバッテリであり、電動車両9における電源としての役割を果たす。バッテリ1から得られる電源電力は、EVC回路ユニット2を通じて、電動車両9の各部へ供給される。
EVC回路ユニット2は、電動車両9を全体的にコントロールする役割を果たす。なおEVC回路ユニット2が行う主な動作については、後に改めて説明する。
左側インバータユニット3Lは、EVC回路ユニット2の指示に応じて、左側モータユニット4Lへの電力供給を行い、左側モータユニット4Lを駆動させる。すなわち左側インバータユニット3Lは、左側モータユニット4Lの駆動に用いるもの(左側対応品)である。左側モータユニット4Lは、電動車両9の左側の駆動輪を回転させる役割を果たす。
右側インバータユニット3Rは、EVC回路ユニット2の指示に応じて、右側モータユニット4Rへの電力供給を行い、右側モータユニット4Rを駆動させる。すなわち右側インバータユニット3Rは、右側モータユニット4Rの駆動に用いるもの(右側対応品)である。右側モータユニット4Rは、電動車両9の右側の駆動輪を回転させる役割を果たす。
なお電動車両9において、左側モータユニット4Lおよび右側モータユニット4Rとしては、共通の部品(同一機構のモータユニット4)が用いられる。モータユニット4は、例えば三相のインホイールモータとして構成されている。そして1台分の電動車両9の製造においては、当該共通の部品が二つ準備され、任意の一方が左側モータユニット4Lとして用いられ、他方が右側モータユニット4Rとして用いられる。
このように電動車両9を製造する場合には、左右のモータユニット(4L、4R)として、共通の部品が用いられる。そのため、モータユニットを左右で別々に用意する必要がある場合に比べ、製造コスト等の観点から有利である。また共通の部品であるモータユニット4は、左右の任意の方に用いることが可能であるため、車体へ取り付ける際に左側のものと右側のものを区別する必要が無い。そのためこのような区別を要する場合に比べ、製造工程の簡素化が可能である。
また電動車両9において、左側インバータユニット3Lおよび右側インバータユニット3Rとしては、共通の部品(同一機構のインバータユニット3)が用いられる。そして1台分の電動車両9の製造においては、当該共通の部品が二つ準備され、任意の一方が左側インバータユニット3Lとして用いられ、他方が右側インバータユニット3Rとして用いられる。
このように電動車両9を製造する場合には、左右のインバータユニット(3L、3R)として、共通の部品が用いられる。そのため、インバータユニットを左右で別々に用意する必要がある場合に比べ、製造コスト等の観点から有利である。また共通の部品であるインバータユニット3は、左右の任意の方に用いることが可能であるため、車体へ取り付ける際に左側のものと右側のものを区別する必要が無い。そのため、このような区別を要する場合に比べ、製造工程の簡素化が可能である。
なおインバータユニットには、任意の方法で左右識別情報(左側インバータユニット用か、または右側インバータユニット用かを識別可能とする情報)が与えられるようにすることが可能である。本実施形態ではその一例として、以下に説明する通り、インバータユニット3を左側コネクタ62または右側コネクタ63に接続させることによって、左右識別情報が与えられる。
ここで図2に、EVC回路ユニット2の周辺の構成図(インバータユニット3がEVC回路ユニット2へ接続される前の状態)を示す。図2に示すように、EVC回路ユニット2にはメインハーネス6が接続されている。各種電装品5は、メインハーネス6を介してEVC回路ユニット2に接続されている。
またメインハーネス6には、第1電源/通信ライン61が設けられている。第1電源/通信ライン61は、EVC回路ユニット2側からインバータユニット3への電源供給、および、EVC回路ユニット2とインバータユニット3の間のCAN[Controller Area Network]通信に用いられる。
なお第1電源/通信ライン61の先端には、左側インバータユニット3Lとの接続に用いられる左側コネクタ62、および、右側インバータユニット3Rとの接続に用いられる右側コネクタ63が設けられている。
左側コネクタ62には、左メイン端子62a、第1短絡端子62b、および第2短絡端子62cの各端子が設けられている。左メイン端子62aは、第1電源/通信ライン61を介してEVC回路ユニット2に繋がっている。また第1短絡端子62bと第2短絡端子62cの間は、左側コネクタ62に設けられた短絡線62sを用いて短絡されている。
なお右側コネクタ63には、左メイン端子62aに相当する右メイン端子63aが設けられているが、第1短絡端子62bおよび第2短絡端子62cに相当する端子は設けられていない。右メイン端子63aは、第1電源/通信ライン61を介してEVC回路ユニット2に繋がっている。
また図3に、インバータユニット3の構成図を示す。図3に示すようにインバータユニット3は、マイコン31、インバータ回路32、定電圧源33、識別信号生成ライン34、接地ライン35、第2電源/通信ライン36、およびコネクタ37を備えている。
マイコン31は、インバータユニット3の各部の制御を含む各種処理を実行し、インバータユニット3を正しく動作させる役割を果たす。インバータユニット3が行う主な動作については、改めて詳細に説明する。
インバータ回路32は、モータユニット4との接続が可能であるモータ接続端子32aを有している。インバータ回路32は、マイコン31から受ける指示に従って、接続されているモータユニット4へ電力を供給し、これを駆動させる。
定電圧源33は、接続されている抵抗とともにプルアップ回路を形成しており、識別信号生成ライン34に所定電圧を印加する役割を果たす。また識別信号生成ライン34は、マイコン31の信号入力ポートに接続されている。なおマイコン31は、識別信号生成ライン34の電圧を、左右識別信号Sdとして検出する。この左右識別信号Sdは、自身が左側インバータユニット3Lおよび右側インバータユニット3Rの何れであるかを識別可能とする情報(左右識別情報)を含んだ信号である。左右識別信号Sdが左右識別情報を含む理由等については、後述する説明により明らかとなる。
接地ライン35は、マイコン31の接地ポートに接続される他、インバータユニット3における接地点(GND)に接続されている。第2電源/通信ライン36はインバータユニット3の各部に繋がっており、インバータユニット3内での供給電源の分配や、マイコン31が行うCAN通信に用いられる。
コネクタ37は、メイン端子37a、第1識別用端子37b、および第2識別用端子37cが設けられている。メイン端子37aは第2電源/通信ライン36に繋がっており、第1識別用端子37bは接地ライン35に繋がっており、第2識別用端子37cは識別信号生成ライン34に繋がっている。
またコネクタ37は、メインハーネス6に設けられた左側コネクタ62および右側コネクタ63の、何れにも取付可能であるように形成されている。コネクタ37は、電動車両9の製造工程において、左側コネクタ62と右側コネクタ63の何れか一方に取付けられることになる。
コネクタ37が左側コネクタ62に取付けられた場合には、そのコネクタ37を有するインバータユニット3は、左側インバータユニット3Lとして用いられることになる。また電動車両9の製造工程において、左側インバータユニット3Lのモータ接続端子32aLには、左側モータユニット4Lが接続される。
コネクタ37が右側コネクタ63に取付けられた場合には、そのコネクタ37を有するインバータユニット3は、右側インバータユニット3Rとして用いられることになる。また電動車両9の製造工程において、右側インバータユニット3Rのモータ接続端子32aRには、右側モータユニット4Rが接続される。
なおコネクタ37が左側コネクタ62に取付けられた場合、メイン端子37aが左メイン端子62aに、第1識別用端子37bが第1短絡端子62bに、第2識別用端子37cが第2短絡端子62cに、それぞれ接触する。
一方、コネクタ37が右側コネクタ63に取付けられた場合、メイン端子37aが右メイン端子63aに接触する。なおコネクタ37が右側コネクタ63に取付けられた場合には、左側コネクタ62に取付けられた場合とは異なり、第1識別用端子37bと第2識別用端子37cは解放状態(オープン)のままである。
図4は、EVC回路ユニット2、左右のインバータユニット(3L、3R)、および左右のモータユニット(4L、4R)が、それぞれ接続された状態を示している。なお左側インバータユニット3Lの各部(31L〜37L)および右側インバータユニット3Rの各部(31R〜37R)は、それぞれインバータユニット3の各部(31〜37)に対応している。
図4に示すように、左側インバータユニット3Lのコネクタ37Lは、メインハーネス6の左側コネクタ62に取付けられている。これにより左側インバータユニット3Lについては、第2電源/通信ライン36Lが第1電源/通信ライン61に接続されており、識別信号生成ライン34Lが、短絡ライン62sおよび接地ライン35を介して接地点(GND)に短絡している。
また右側インバータユニット3Rのコネクタ37Rは、メインハーネス6の右側コネクタ63に取付けられている。これにより右側インバータユニット3Rについては、第2電源/通信ライン36Rがメインハーネス6の第1電源/通信ライン61に接続されている。なお、左側コネクタ62に取付けられる場合とは異なり、識別信号生成ライン34Rは接地点(GND)に短絡していない。
[インバータユニットおよびEVC回路ユニットの動作]
次に、インバータユニット3およびEVC回路ユニット2が行う主な動作について、以下に説明する。まずインバータユニット3が起動時に行う起動モードの動作(左側インバータユニット3Lと右側インバータユニット3Rに共通)について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
インバータユニット3(マイコン31)は、左右識別信号SdがH(High)レベルとL(Low)レベルの何れであるかを判別する(ステップS1)。そしてインバータユニット3(マイコン31)は、左右識別信号SdがHレベルであれば(ステップS1のH)、自身が右側インバータユニット3Rであることを認識する(ステップS2)。このようにHレベルの左右識別信号Sdは、インバータユニット3に右側インバータユニット3Rであることを識別させる左右識別情報を、含んでいると言える。
なお、右側コネクタ63に接続されているインバータユニット3においては、定電圧源33によって識別信号生成ライン34に所定電圧が印加されており、更に識別信号生成ライン34は接地点(GND)に短絡していないため、左右識別信号SdはHレベルである。そのため、右側コネクタ63に接続されているインバータユニット3は、左右識別信号Sdに基づいて、自身が右側インバータユニット3Rであると正しく認識することが可能である。このようにインバータユニット3は、右側コネクタ63に接続されることにより、右側インバータユニット3Rであることを識別させる左右識別情報を、右側コネクタ63(電動車両9の一部)から取得する。
またインバータユニット3(マイコン31)は、自身が右側インバータユニット3Rであると認識したときは、駆動させるモータユニット4の正転方向を所定の第1方向(本実施形態では、CW[Clock Wise:時計方向])に設定する(ステップS3)。なお第1方向は、電動車両9を前進させるように、右側モータユニット4Rが回転する方向である。ここまでの動作が完了したら起動モードは終了する。その後、インバータユニット3は通常モードに移行し、右側インバータユニット3Rとして機能する。
一方、インバータユニット3(マイコン31)は、左右識別信号SdがLレベルであれば(ステップS1のL)、自身が左側インバータユニット3Lであることを認識する(ステップS4)。このようにLレベルの左右識別信号Sdは、インバータユニット3に左側インバータユニット3Lであることを識別させる左右識別情報を、含んでいると言える。
なお、左側コネクタ62に接続されているインバータユニット3においては、定電圧源33によって識別信号生成ライン34に所定電圧が印加されているが、識別信号生成ライン34は接地点(GND)に短絡しているため、左右識別信号SdはLレベルである。そのため、左側コネクタ62に接続されているインバータユニット3は、左右識別信号Sdに基づいて、自身が左側インバータユニット3Lであると正しく認識することが可能である。このようにインバータユニット3は、左側コネクタ62に接続されることにより、左側インバータユニット3Lであることを識別させる左右識別情報を、左側コネクタ62(電動車両9の一部)から取得する。
またインバータユニット3(マイコン31)は、自身が左側インバータユニット3Lであると認識したときは、駆動させるモータユニット4の正転方向を第1方向とは逆向きの第2方向(本実施形態では、CCW[Counter Clock Wise:反時計方向])に設定する(ステップS5)。なお第2方向は、電動車両9を前進させるように、左側モータユニット4Lが回転する方向である。
このようにインバータユニット3は、自身が右側インバータユニット3Rであると認識したときと、自身が左側インバータユニット3Lであると認識した場合とでは、駆動させるモータユニット4の正転方向を逆向きに設定する。ここまでの動作が完了したら起動モードは終了する。その後、インバータユニット3は通常モードに移行し、左側インバータユニット3Lとして機能する。
次に、通常モードにおける左右のインバータユニット(3L、3R)およびEVC回路ユニット2が行う動作について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、左側インバータユニット3Lの通常モードでの動作について説明する。左側インバータユニット3L(マイコン31L)は、左側インバータユニット3Lであることを示す送信元ID(便宜的に、「左INV」とする)を含むCAN信号を、EVC回路ユニット2へ送信する(ステップS11)。ここで送信元ID「左INV」は、CAN信号の送信元が左側インバータユニット3LであることをEVC回路ユニット2に識別させ得る情報である限り、その形態は問わない。
なおEVC回路ユニット2は、左側インバータユニット3LからのCAN信号受信に応じて、左側インバータユニット3Lへ指示信号としてのCAN信号を送信するように設定されている(後述する「ステップS35」の動作等を参照)。そこで左側インバータユニット3Lは、EVC回路ユニット2から受信した指示信号に応じて、左側モータユニット4Lを駆動させる(ステップS12)。
例えば左側インバータユニット3Lは、「正転」の指示信号を受信した場合には、正転するように左側モータユニット4Lを駆動させ、「逆転」の指示信号を受信した場合には、逆転するように左側モータユニット4Lを駆動させる。左側インバータユニット3Lは、ステップS11とS12の動作を繰り返すことにより、EVC回路ユニット2と協調してモータユニット4Lを駆動させる。
次に、右側インバータユニット3Rの通常モードでの動作について説明する。右側インバータユニット3R(マイコン31R)は、右側インバータユニット3Rであることを示す送信元ID(便宜的に、「右INV」とする)を含むCAN信号を、EVC回路ユニット2へ送信する(ステップS21)。ここで送信元ID「右INV」は、CAN信号の送信元が右側インバータユニット3RであることをEVC回路ユニット2に識別させ得る情報である限り、その形態は問わない。
なおEVC回路ユニット2は、右側インバータユニット3RからのCAN信号受信に応じて、右側インバータユニット3Rへ指示信号としてのCAN信号を送信するように設定されている(後述する「ステップS36」の動作等を参照)。そこで右側インバータユニット3Rは、EVC回路ユニット2から受信した指示信号に応じて、右側モータユニット4Rを駆動させる(ステップS22)。
例えば右側インバータユニット3Rは、「正転」の指示信号を受信した場合には、正転するように右側モータユニット4Rを駆動させ、「逆転」の指示信号を受信した場合には、逆転するように右側モータユニット4Rを駆動させる。右側インバータユニット3Rは、ステップS21とS22の動作を繰り返すことにより、EVC回路ユニット2と協調してモータユニット4Rを駆動させる。
次に、EVC回路ユニット2の動作について説明する。EVC回路ユニット2は、インバータユニット3からのCAN信号の受信を待機する(ステップS31)。EVC回路ユニット2はCAN信号を受信すると(ステップS31のY)、当該CAN信号に含まれる送信元IDに基づいて、左側インバータユニット3Lと認識しているインバータユニット3と右側インバータユニット3Rと認識しているインバータユニット3(以下、「左右一対のインバータユニット3」と称することがある)が揃っているか否かを判別する(ステップS32)。
例えばEVC回路ユニット2は、所定時間内において、送信元IDが「左INV」であるCAN信号と、送信元IDが「右INV」であるCAN信号の両方を受信したか否かを判断する。そしてEVC回路ユニット2は、これらの両方を受信した場合には左右一対のインバータユニット3が揃っている(左右一対のインバータユニット3の両方が存在する)と判別し、そうでない場合には左右一対のインバータユニット3が揃っていない(左右一対のインバータユニット3の少なくとも一方が存在しない)と判別する。
本来、電動車両9には左右一対のインバータユニット3が揃っているべきであり、揃っていない場合には、何らかの異常が生じたと想定される。また、左右一対のインバータユニット3が揃っていない状態のままモータユニット4を駆動させると、例えば左右の駆動輪が誤った方向に回転する(一方の駆動輪が電動車両9を前進させるように回転し、他方の駆動輪が電動車両9を後退させるように回転する)といった不具合が生じ得る。
そこでEVC回路ユニット2は、左右一対のインバータユニット3が揃っていないと判別された場合には(ステップS32のN)、所定のエラー処理を行い(ステップS33)、ステップS31〜S36の動作を終了する。これにより各モータユニット(4L、4R)が駆動しないようにされ、左右一対のインバータユニット3が揃っていない状態のままモータユニット4が駆動されることは防がれる。なお上述のエラー処理としては、例えば、所定のアラーム(表示或いは音声等)を出す処理などが行われる。
またEVC回路ユニット2は、左右一対のインバータユニット3が揃っていると判別された場合には(ステップS32のY)、インバータユニット3と協調動作を行うための動作を実行する。すなわちEVC回路ユニット2は、受信したCAN信号に含まれる送信元IDが「左INV」である場合には(ステップS34の「左INV」)、左側インバータユニット3Lと協調動作を行い(ステップS35)、「右INV」である場合には(ステップS34の「右INV」)、右側インバータユニット3Rと協調動作を行う(ステップS36)。
EVC回路ユニット2はステップS35の動作として、例えば、電動車両9を前進させるべき状況では、「正転」の指示信号(CAN信号)を左側インバータユニット3Lに送信し、電動車両9を後退させるべき状況では、「逆転」の指示信号を左側インバータユニット3Lに送信する。これにより左側インバータユニット3Lは、電動車両9が正しく前進或いは後退するように、左側モータユニット4Lを駆動させることとなる。
またEVC回路ユニット2はステップS36の動作として、例えば、電動車両9を前進させるべき状況では、「正転」の指示信号(CAN信号)を右側インバータユニット3Rに送信し、電動車両9を後退させるべき状況では、「逆転」の指示信号を左側インバータユニット3Rに送信する。これにより右側インバータユニット3Rは、電動車両9が正しく前進或いは後退するように、右側モータユニット4Rを駆動させることとなる。
上述のようにEVC回路ユニット2は、電動車両9を前進させる際には、何れのインバータユニット(3L、3R)にも「正転」の指示信号を出すだけでよく、電動車両9を後退させる際には、何れのインバータユニット(3L、3R)にも「逆転」の指示信号を出すだけでよい。すなわちEVC回路ユニット2は、電動車両9を前進或いは後退させる際に何れのインバータユニット(3L、3R)にも同じ指示を与えるだけでよく、それぞれに異なる指示を与える必要がある場合に比べて処理負担が軽減されている。
なおインバータユニット3およびEVC回路ユニット2の動作形態は、上述した内容に限られず、種々の変形を加えることが可能である。一例としてステップS32の動作は、電動車両9の起動時にだけ行われるようにしても良く、その後も継続して定期的或いは不定期的に行われるようにしても良い。ステップS32の動作が省略される場合、EVC回路ユニット2はインバータユニット3からCAN信号を受信すると(ステップS31のY)、ステップS34以降の動作を実行する。
[その他]
以上に説明した通りインバータユニット3は、左側の駆動輪を回転させる左側モータユニット4Lおよび右側の駆動輪を回転させる右側モータユニット4Rを有する電動車両9に使用され、左側モータユニット4Lを駆動させる左側インバータユニット3L、および、右側モータユニット4Rを駆動させる右側インバータユニット3Rの任意の方として用いられる。また更にインバータユニット3は、左側インバータユニット3L用か、または右側インバータユニット3R用かを識別可能とする左右識別情報を、左側コネクタ62または右側コネクタ63(電動車両9の一部)から取得する機能部(識別情報取得部)を備えている。なお識別情報取得部は、左右識別情報を、電動車両9側から取得するようになっていても良く、外部から取得するようになっていても良い。
そのためインバータユニット3によれば、左側インバータユニット3L(左側モータユニット4Lの駆動に用いるもの)と右側インバータユニット3R(右側モータユニット4Rの駆動に用いるもの)を同じ機構とすることが容易となっている。
またインバータユニット3は、左右識別情報に基づいて自身が左側インバータユニット3Lおよび右側インバータユニット3Rの何れであるかを認識し、自身が左側インバータユニット3Lであると認識したときは、駆動させるモータユニット4の正転方向を第1方向に設定し、自身が右側インバータユニット3Rであると認識したときは、駆動させるモータユニット4の正転方向を、第1方向とは逆向きの第2方向に設定する。そのため各インバータユニット(3L、3R)が、正転方向へ回転するようにモータユニット4を駆動させることにより、電動車両9を正しく前進させることが可能となっている。
また電動車両9は、左側の駆動輪を回転させる左側モータユニット4Lと、右側の駆動輪を回転させる右側モータユニット4Rと、左側インバータユニット3Lとして用いられるインバータユニット3、および、右側インバータユニット3Rとして用いられるインバータユニット3を備え、インバータユニット3の識別情報取得部に左右識別情報を与える情報提供部(本実施形態の場合は、左側コネクタ62および右側コネクタ63に相当する)を備えている。そのため電動車両9によれば、二つのインバータユニット3を用いて、左側モータユニット4Lと右側モータユニット4Rを適切に駆動させることが可能となっている。
なお電動車両9は、左側インバータユニット3Lとの接続に用いられる左側コネクタ62と、右側インバータユニット3Rとの接続に用いられる右側コネクタ63と、を備え、左側コネクタ62は、接続されたインバータユニット3に、左側インバータユニット3Lであることを識別させる左右識別情報を識別情報取得部に与えるように形成されており、右側コネクタ63は、接続されたインバータユニット3に、右側インバータユニット3Rであることを識別させる左右識別情報を識別情報取得部に与えるように形成されている。
すなわち識別情報取得部は、所定電圧が印加される識別信号生成ライン34および接地点を有し、識別信号生成ライン34の電圧Vd(本実施形態では、Hレベルが右側インバータユニット3Rであることに対応し、Lレベルが左側インバータユニット3Lであることに対応する)を検出することにより左右識別情報を取得する。そして左側コネクタ62および右側コネクタ63の何れか一方(本実施形態では、左側コネクタ62)は、接続されたインバータユニット3における識別信号生成ライン34と接地点の間を、短絡させるように形成されている。そのため電動車両9は、簡易な構成により、各インバータユニット(3L、3R)へ適切に左右識別情報を与えることが可能となっている。
またEVC回路ユニット2は、左側インバータユニット3Lと認識しているインバータユニット3と右側インバータユニット3Rと認識しているインバータユニット3の両方が存在しているか否かを判別する判別部としての役割も果たす。またEVC回路ユニット2は、左側インバータユニット3Lと認識しているインバータユニット3と右側インバータユニット3Rと認識しているインバータユニット3の少なくとも一方が存在しないと判別された場合には、左側モータユニット4Lおよび右側モータユニット4Rが駆動しないようにする。そのため電動車両9によれば、左右の駆動輪が誤った方向に回転すること等が防止される。
また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、各種の電動車両などに利用することができる。
1 バッテリ
2 EVC回路ユニット
3 インバータユニット
L 左側インバータユニット
R 右側インバータユニット
31 マイコン
32 インバータ回路
33 定電圧源
34 識別信号生成ライン
35 接地ライン
36 第2電源/通信ライン
37 コネクタ
4 モータユニット
L 左側モータユニット(左側モータ)
R 右側モータユニット(右側モータ)
5 各種電装品
6 メインハーネス
61 第1電源/通信ライン
62 左側コネクタ
63 右側コネクタ
9 電動車両

Claims (4)

  1. 電動車両の左側の駆動輪を回転させる左側モータを駆動させる左側インバータユニット、又は、前記電動車両の右側の駆動輪を回転させる右側モータを駆動させる右側インバータユニットとして用いられるインバータユニットであって、
    前記左側インバータユニットとして用いられるのか、又は、前記右側インバータユニットとして用いられるのかを識別可能とする識別情報を受け取る受付部と、
    前記識別情報に基づいて、前記左側インバータユニットとして用いられるときには駆動させるモータを第1方向に正転させ、前記右側インバータユニットとして用いられるときには駆動させるモータを前記第1方向とは逆向きの第2方向に正転させる制御部と、
    前記左側モータ、又は、前記右側モータに接続され、前記制御部の指示に従い、接続されているモータへ電力を供給するインバータ回路と、
    を備えたインバータユニット。
  2. 前記制御部は、前記電動車両をコントロールするEVC回路ユニットから正転の指示信号を受信した場合に、前記左側インバータユニットとして用いられるときには駆動させるモータを前記第1方向に正転させ、前記右側インバータユニットとして用いられるときには駆動させるモータを前記第1方向とは逆向きの前記第2方向に正転させる請求項1に記載のインバータユニット。
  3. インバータ側のコネクタをさらに備え、
    前記受付部は、前記インバータ側のコネクタに前記電動車両側の左側コネクタまたは右側コネクタが接続されることにより、前記左側インバータユニットとして用いられる場合と前記右側インバータユニットとして用いられる場合とで異なる電気信号を前記識別情報として受け付ける請求項1又は2に記載のインバータユニット。
  4. 左側の駆動輪を回転させる左側モータと、
    右側の駆動輪を回転させる右側モータと、
    前記左側モータを駆動させる左側インバータユニットとして用いられる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインバータユニット、および、前記右側モータを駆動させる右側インバータユニットとして用いられる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインバータユニットと、
    を備えた電動車両。
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