JP6294601B2 - 吊り足場用パネル、吊り足場用パネルの施工方法及び吊り足場用パネルユニット - Google Patents
吊り足場用パネル、吊り足場用パネルの施工方法及び吊り足場用パネルユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6294601B2 JP6294601B2 JP2013130067A JP2013130067A JP6294601B2 JP 6294601 B2 JP6294601 B2 JP 6294601B2 JP 2013130067 A JP2013130067 A JP 2013130067A JP 2013130067 A JP2013130067 A JP 2013130067A JP 6294601 B2 JP6294601 B2 JP 6294601B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parent
- tube
- scaffold
- panel
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
然しながら、係る従来の施工方法は、当該支保工を含む仮設式足場を形成するに要する部材の数が多すぎ、当該仮設式足場の組立には多大の作業時間と作業者の介入が必須となっていたことから、当該仮設式足場の設置及びその解体作業に要するコストが膨大なものとなり、経済的負担の大きい足場施工方法であった。
例えば、特許第4284225号公報(特許文献1)には、高速道路や橋梁等の高層構築物の下面部に、当該高層構築物の下面に設けられたH鋼からなる梁部材から垂下させた作業床部に作業者がのり、当該作業者により、当該梁部材に沿ってレール部材を取付け、当該レール部材に適宜の移動部を設けて、これに別途作成した足場パネルをワイヤーで吊りあげた後、ウインチ装置を併用して当該足場パネルを所定の部所まで移動させると言う方法を採用したものである。
係る方法は、多種の重量のある機器を使用すると共に、それらの重量を大きくなる上、施工方法が極めて多種多様で複雑であることから、施工期間も長期化し、施工に要するコストが増加すると言う問題を有している。
然しながら、係る吊り足場は、個々の寸法が、予め固定的に設計された幅と高さと長さを有するものである為、足場としては適用されるサイズが限定されるので、汎用性に欠け、その分コスト高となる問題が存在し、更に個々の施工にあたっては、クレーン等の重機の搬入も要求されるので、全体としてコスト高となる問題があった。
当該親管の第1の凹陥部の一部に、当該親管と直交する方向に、1本若しくは複数本のコロバシ管を、当該コロバシ管の第2の凹陥部を相互に嵌合する様に嵌め合わせて、当該隣接吊り足場用パネルの足場基底部となる仮組立枠体を形成する工程2、
当該仮組立枠体に於ける、当該親管の、当該仮組立枠体の前進進行方向側にある先端部(以下親管先端部という)から当該基礎足場側に向けて数えて1個目若しくは複数個目の、当該第1の凹陥部(1)とそれより当該基礎足場側に存在する他の第1の凹陥部(0)との間に存在する当該親管の表面部と当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に、当該仮組立枠体を後述する様に、空間中に延展させる為に当該仮組立枠体を前進させる為の機能を有すると共に当該仮組立枠体の重量を支える為の第1のロープを張設する工程3、
当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向と平行な方向に沿って、所定の距離に亘って、適宜の移動補助手段を使用して、一度に、若しくは段階的に徐々に所定の距離だけ前進させ、少なくとも、当該親管の当該ロープが取り付けられている部分若しくはその近傍部分が当該基礎足場の端縁部から空間に延展される様に移動させる工程4、
当該ロープが取り付けられている当該親管の表面部分よりも当該基礎足場の端縁部方向側に存在する当該親管の当該第1の凹陥部の内、当該ロープが取り付けられている当該親管の表面部分に最も接近している当該第1の凹陥部に、未使用の当該コロバシ管をその第2の凹陥部が当該親管の当該第1の凹陥部と嵌合する様に配置固定する工程5、
当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離を移動させるか、移動させないで、当該コロバシ管が配置固定されたばかりの当該親管の当該第1の凹陥部の当該基礎足場の端縁部方向側に存在する当該親管の別の表面部分、と当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に第1のチェーンを張設する工程6、
(この段階で、当該基礎足場上に存在している当該複数本の親管で、未だ、当該コロバシ管が配置固定されていない、全ての当該第1の凹陥部内に、未使用の当該コロバシ管を嵌合して配置固定する工程7’を実行しても良い。)
その後、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離を移動させるか、移動させないで、当該ロープが係合されている当該親管に於ける当該表面部から当該親管の当該先端部方向に存在する未使用の当該第1の凹陥部の内で、当該ロープが係合されている当該親管に於ける当該表面部に最も接近している当該第1の凹陥部内に未使用の当該コロバシ管をその第2の凹陥部が当該親管の当該第1の凹陥部と嵌合する様に配置固定する工程7、
(この段階で、当該ロープを取り除き、新たな第2のチェーンと交換する工程を追加する事も出来る。)
更に、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離移動させるか、移動させないで、当該工程7に於いて、当該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に接続している表面部分の内で、当該親管先端側部分側に存在している当該親管の表面部分の内で該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に最も近接している当該表面部分と、当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に第3のチェーンを張設する工程8、
更に、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離移動させるか、移動させないで、当該第3のチェーンが取り付けられている当該親管に於ける当該表面部分よりも当該親管先端部分側に存在する当該第1の凹陥部のうちで当該第3のチェーンに最接近している当該未使用の第1の凹陥部内に、未使用の当該コロバシ管をその第2の凹陥部が当該親管の当該第1の凹陥部と嵌合する様に配置固定する工程9、
更に、当該工程9に於いて、当該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に接続している表面部分の内で、当該親管先端側部分側に存在している当該親管の表面部分の内で該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に最も近接している当該表面部分と、当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に第4のチェーンを張設する工程10、
その後、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離移動させるか、移動させないで、新たに張設されたチェーンが係合されている当該親管の当該表面部から当該親管先端部迄の間に当該コロバシ管が嵌入されていない当該未使用の第1の凹陥部の存在が無くなる迄、上記工程9及び工程10を繰り返す工程11、
当該工程10或いは当該工程11が終了後、当該新たな吊り足場用パネルの基礎部分となる当該仮組立枠体を吊り下がり状態で移動或いは摺動させて、当該仮組立枠体に於ける当該親管の当該基礎足場側に設けられている開口部を、当該基礎足場の先端縁部に設けられている、当該親管の当該開口部に嵌合しうる部材と嵌合させて双方を固定処理する工程12、
当該仮組立枠体表面部に、複数枚の長尺状の底板部を、当該親管の配列方向と平行都なる様に配列搭載し、適宜の固定手段により、当該各底板部を当該コロバシ管に接合固定すると共に、当該各底板部の長尺方向の一端部に設けられた底板継ピース(突起部)を当該基礎足場の先端縁部に設けられている孔部に挿入して固定する工程13、
当該複数個のコロバシ管の両端部に適宜の手摺柱支持部を取り付け、当該手摺柱支持部に係合された手摺柱の少なくとも一本の水平に配置される手摺部を適宜のクランプ手段を介して取り付ける工程14、
とから構成されている事を特徴とする吊り足場用パネルの施工方法である。
即ち、図1(A)、(B)及び(C)は、本発明に係る吊り足場用パネル1の一具体例の構成の概略を説明する斜視図並びに側面図及び正面図をそれぞれ示す図であって、図中、吊り足場用パネル1であって、当該吊り足場用パネル1は、矩形状の平面を形成する足場基底部2と、少なくとも当該足場基底部2の相互に対向する2つの辺部3、3’に配置されている手摺部4と当該足場基底部2の少なくとも一部と当該吊り足場用パネル1の上部空間部5に於いて、橋脚、梁、鉄骨、壁面6等に固定的に設けられている鎖止部7との間に張設されて、当該足場基底部2を所望の空中部位に保持する為の親チェ−ン8とを含み、且つ、当該足場基底部2は、当該複数個の吊り足場用パネル1同士が長尺状に相互に連結されて吊り足場回廊を形成するに際しての当該連結方向に沿って相互に平行に配置される複数本の親管10と、当該親管10の当該配列方向と直交する方向で、相互に平行に配置される複数個のコロバシ管11と、当該親管10と当該コロバシ管11とにより形成された格子状の当該足場基底部2の基板面12上に当該親管10の配列方向と同一方向に相互に平行に(要すれば相互に隣接して)配置されている複数枚の当該配列方向に長尺軸を有する矩形状平面部からなる底板部13とから構成されており、更に、当該親管10には、当該親管10の長尺軸方向に沿って、複数個の第1の凹陥部14が形成されており、又、当該コロバシ管11には、当該コロバシ管11の長尺軸方向に沿って、当該第1の凹陥部14と嵌合し得る第2の凹陥部15が設けられており、且つ、当該親管10に於ける当該第1の凹陥部14が形成されている表面を除く表面部16に、当該親管10の長尺軸方向に沿って、当該チェーン8の一端部が係合される複数個の親管吊ピース17が設けられている事を特徴とする吊り足場用パネル1が示されている。
一方、当該親管10と当該コロバシ管11の太さも特に限定されるものではないが、例えば、当該親管10と当該コロバシ管11の直径或いは一辺の長さの一例として、50mm乃至60mm程度に設定する事が可能である。
又、当該親管10と当該コロバシ管11の長さも特に限定されるものではなく、使用される当該吊り足場用パネル1の単位長さや単位幅の長さに応答して決定する事が出来る。
一方、本発明に於いて使用される当該底板部13は、当該親管10の長尺軸と平行する長尺軸を持つ、長細い形状を呈し、当該複数個の底板部13は、当該親管10の配列方向と平行に、且つ当該親管10の表面部位を除いて、当該コロバシ管11の配列方向と平行する方向に相互に密接して或いは所定の間隔を介して相互に並列的に配置されるものである。
尚、当該底板部13の表面には、適宜の滑り止め形状或いは滑り止め構造が設けられている事は、好ましい具体例である。
図2(A)及び図2(B)は、本発明に於いて使用される当該親管10の構成の概要を説明する側面図及び斜視図であり、当該親管10は、その長尺軸方向に沿って、複数個の第1の凹陥部14が形成されている。
当該第1の凹陥部14は、当該親管10の上部表面部16から下方に向けて所定の幅で所定の深さを有する様に形成される。
係る深さは、後述する当該コロバシ管11に設けられる当該第2の凹陥部15の深さと同一とする事が望ましい。
これは、図6に示す通り、当該親管10と当該コロバシ管11との交錯点部の当該コロバシ管11の上部表平面16’が当該親管10の上部表面部16と同一平面を形成する様に、面一に構成する為に必要な構成である。
中空状の筒状体で構成されている場合には、当該第1の凹陥部14を形成することによって、当該凹陥部14の切除部分に開口孔部が形成されるが、係る開口孔部をそのままにしておくと、当該親管10の強度が極端に低下することから、当該開口孔部を適宜の閉鎖部材25によって閉鎖し、めくら状態を形成しておく事が望ましい。
図3(A)及び図3(B)は、本発明に於いて使用される当該コロバシ管11の構成の概要を説明する側面図及び斜視図であり、当該コロバシ管11は、その長尺軸方向に沿って、複数個の第2の凹陥部15が、当該コロバシ管11の下部表面部30に形成されている。
又、当該吊り足場用パネル1に於ける当該吊り足場用パネル1の当該足場基底部2に要求される強度を増加したい場合には、例えば、2本の当該コロバシ管11を隣接して並列配置する様に構成する事が可能となる。
当該第2の凹陥部15に於ける幅wは、当該親管10の幅Wと同じ寸法に設定される事が望ましく、又、当該第2の凹陥部15に於ける深さhは、当該コロバシ管11の高さの略半分の長さに設定される事が望ましい。
係る深さは、後述する当該親管10に設けられる当該第1の凹陥部14の深さと同一とする事が望ましい。
これは、当該親管10と当該コロバシ管11との交錯点部の当該コロバシ管11の上部表平面16’が当該親管10の上部表面部16と同一平面を形成する様に、面一に構成する為に必要な構成である。
本発明に於いては、図1に例示する様に、平行に所定の間隔で配置された当該親管10の選択された複数個の当該第1の凹陥部14に当該コロバシ管11に形成された当該第2の凹陥部15がそれぞれ嵌合する様に組み立てて、仮組立枠体を形成するものである。
この際、当該親管10と当該コロバシ管11との交差点部35は、そのままでも良いが、適宜の着脱自在の固定手段、例えば、ボルト・ナット等の固定手段を使用して、固定することが望ましい。
但し、本発明に於いては、当該底板部13は、当該親管10の上には配列する事が不可能であるので、この部分では、隣接配列は採用していない。
尚、図4に示す様に、当該底板部13の長尺方向にある一方の端部53には、隣接する他の吊り足場用パネル1’に設けられている当該他の底板部13’との接続部を強化、安定化させる為に、適宜の形状、構成を持った底板継ピース51が設けられており、一方、当該底板部13の長尺方向にある他方の端部54には、当該底板継ピース51を受け入れる凹み部、即ち、底板継ピース受部52が設けられている事も望ましい具体例である。
この段階で、本発明に於ける当該吊り足場用パネル1が完成する。
上記した通り、本発明に於ける当該吊り足場用パネル1の構成上の特徴は、当該親管10の少なくとも一方の長尺方向端部27には、隣接して連結される他の吊り足場用パネル1’に於ける当該親管10’の他方の長尺方向端部28’と嵌合する親さや管21が着脱自在に或いは固定的に取り付けられているものである。
即ち、当該コロバシ管11の少なくとも一方の長尺方向端部27’には、隣接して連結される他の吊り足場用パネル1’に於ける当該コロバシ管11の他方の長尺方向端部28’と嵌合するコロバシさや管60が着脱自在に或いは固定的に取り付けられている事も好ましい具体例である。
但し、当該索条体係合部17’は、構成、機能が当該親管吊ピース17と略同じであるので、当該索条体係合部17’は、当該親管吊ピース17に一体的に構成されたものであっても良い。
尚、当該索条体160の他方の端部は、当該吊り足場用パネル1の上部空間部に存在する橋脚、梁、鉄骨、壁面等に固定的に設けられている適宜の係止具(図示せず)を介して作業者の作業位置近傍にとどめ置かれ、当該足場基底部2の仮組立枠体の摺動に使用されるものである。
更に、当該本発明に係る当該ユニットには、適宜の構成からなる索条体、ボルト・ナット類、親管補強PL、コロバシ管補強PL、底板補強アングル、底板タイPL、底板通し穴パイプ、コロバシ管止ボルト、底板止ボルト、底板継ピースボルト、さや管止ロットピン、直交クランプ、パイプジョイント等が含まれている事が望ましい。
即ち、本発明に於ける第2の態様としての当該吊り足場用パネル1の施行方法の基本的な技術思想としては、個別の当該吊り足場用パネル1の基礎的な部分である、当該親管10と一部の当該コロバシ管11とで仮に形成された仮組立枠体200を当該基礎足場300、即ち、予め固定的に形成された作業台若しくは、既に形成されている別の吊り足場用パネル1からなる基礎足場300上で組立てた後に、当該仮組立枠体200を所定の距離だけ、一時的に若しくは少しずつ段階的に、次の当該吊り足場用パネル1が配置される方向に、当該基礎足場300の一端部から、当該仮組立枠体200に於ける当該親管10の配列方向と平行となる様に、前方に摺動させ、その一部を空間に張り出させる。
更に、この操作に於いて、上記した様に、適宜の索条体16を当該仮組立枠体200と当該基礎足場300との間に張設して、当該仮組立枠体200の摺動操作を調整する事が好ましい。
上記の基本的な当該吊り足場用パネルの施行方法の一具体例を、図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明に係る当該足場用パネルの施行方法は、以下の方法に限定されるものではない。
つづいて、当該親管10の第1の凹陥部14の一部に、当該親管10と直交する方向に、1本若しくは複数本のコロバシ管11を、当該コロバシ管11の第2の凹陥部15を相互に嵌合する様に嵌め合わせて、当該隣接吊り足場用パネル1’の足場基底部300となる仮組立枠体200を形成する(工程2)。
この場合、当該コロバシ管11の嵌合部位は、当該親管10の後端部28の近傍にある適宜の第1の凹陥部14が選択される事が望ましい。
この場合、ロープRは、当該係止具400内を摺動する事が可能になる様に係合させると共に、その他方の端部を作業者が操作し易い当該基礎足場300の適宜の部位に係合固定させる事が望ましい。
当該仮組立枠体200を移動させる手段としては、上記したロープR(160)を使用して、当該仮組立枠体200を移動する様に構成したものであっても良く、或は、車輪の付いた板状体の上に当該仮組立枠体200を搭載して移動する様に構成したものであっても良く、更には従来公知の適宜の移動機構を採用することが可能である。
この段階で、当該基礎足場上に存在している当該複数本の親管で、未だ、当該コロバシ管が配置固定されていない、全ての当該第1の凹陥部内に、未使用の当該コロバシ管を嵌合して配置固定する工程7’を実行しても良い。
この段階で、当該ロープRを取り除き、新たな第2のチェーンC2と交換する工程を追加する事が好ましい。
とから構成されている吊り足場用パネルの施工方法である。
又、本発明に於ける当該吊り足場用パネルを解体する場合には、上記した各工程を逆に実行する様に構成すればよい。
但し、後者の方法では、当該仮組立枠体200の重量が大きくなるので、チェーンの本数は必然的に多くなり、又、当該仮組立枠体200の前進機構も強固なものとする必要がある。
2…足場基底部
3、3’
…辺部
4…手摺部
5…上部空間部
6…橋脚、梁、鉄骨、壁面
7…鎖止部
8…親チェーン
10…親管
11…コロバシ管
12…基板面
13…底板部
14…第1の凹陥部
15…第2の凹陥部
16…表面部
17…親管吊ピース
17’…索条体係合部
17−1、17−2…係止孔部
18…係止部材
20…端面開口部
21…親さや管
21’…開口部に嵌合しうる部材
23…固定孔部
25’…閉鎖部材
27、28…親管の両方の端部
30…下部表面部
31…手摺柱支持部、中空状筒体
32…手摺柱
33…手摺
33’…手摺パイプ
34…ネジ穴部
35…交差点部
36…嵌合孔部
50…開口部
51…底板継ピース
52…底板継ピース(突起部)
53…端部
54…端部
60…コロバシさや管
65…切欠部
160…索条体(親チェーン或いはロープ等)
200…仮組立枠体
300…基礎足場、吊り足場用パネル
301…基礎足場の端縁部
400…係止具
Claims (5)
- 吊り足場用パネルであって、当該吊り足場用パネルは、矩形状の平面を形成する足場基底部と、少なくとも当該足場基底部の相互に対向する2つの辺部に配置されている手摺部と当該足場基底部の少なくとも一部と当該吊り足場用パネルの上部空間部に於いて、橋脚、梁、鉄骨、壁面等に固定的に設けられている鎖止部との間に張設されて、当該足場基底部を所望の空中部位に保持する為の親チェ−ンとを含み、且つ、当該足場基底部は、当該複数個の吊り足場用パネル同士が長尺状に相互に連結されて吊り足場回廊を形成するに際しての当該連結方向に沿って相互に平行に配置される複数本の親管と、当該親管の当該配列方向と直交する方向で、相互に平行に配置される複数個のコロバシ管と、当該親管と当該コロバシ管とにより形成された格子状の当該足場基底部の基板部上に当該親管の配列方向と同一方向に相互に平行に(要すれば相互に隣接して)配置されている複数枚の当該配列方向に長尺軸を有する矩形状平面部からなる底板部とから構成されており、更に、当該親管には、当該親管の長尺軸方向に沿って、複数個の第1の凹陥部が形成されており、又、当該コロバシ管には、当該コロバシ管の長尺軸方向に沿って、当該第1の凹陥部と嵌合し得る第2の凹陥部が設けられており、且つ、当該親管に於ける当該第1の凹陥部が形成されている表面を除く表面部に、当該親管の長尺軸方向に沿って、当該親チェーンの一端部が係合される複数個の親管吊ピースが設けられており、更に、当該底板部のそれぞれに於ける、当該底板部の長尺方向に於ける一方の端部には、当該底板部の長尺方向に隣接して配置される他の当該底板部に於ける他方の端部に設けられている突起状に設けられた底板継ピースを受け入れる嵌合部としての底板継ピース受部が形成されており、又、当該底板部の長尺方向に於ける他方の端部には、当該底板部の長尺方向に隣接して配置される別の当該底板部に於ける一方の端部に設けられている当該底板継ピース受部に嵌入する、突起状に設けられた底板継ピース部が形成されている事を特徴とする吊り足場用パネル。
- 当該親管の少なくとも一方の長尺方向端部には、隣接して連結される他の吊り足場用パネルに於ける当該親管の一方の長尺方向端部と嵌合する親さや管が着脱自在に或いは固定的に取り付けられている特徴とする請求項1に記載の吊り足場用パネル。
- 当該コロバシ管の少なくとも一方の長尺方向端部には、隣接して連結される他の吊り足場用パネルに於ける当該コロバシ管の一方の長尺方向端部と嵌合するコロバシさや管が着脱自在に或いは固定的に取り付けられている特徴とする請求項1又は2に記載の吊り足場用パネル。
- 請求項1に記載された複数本の手摺部を構成する複数本の手摺パイプ、複数本の手摺柱及び複数個の手摺柱支持部、並びに、請求項1に記載された複数本の親管、複数本のコロバシ管、複数枚の底板部及び複数本の親チェ−ンを含み、さらに、請求項2に記載された複数本の親さや管を含む吊り足場用パネルユニット。
- 予め準備された適宜の足場上、若しくは、本発明に係る、既に組立完了状態にある吊り足場用パネル(以下単に「基礎足場」と言う)上に於いて、少なくとも2本の親管を、新たに組み立てる吊り足場用パネル(以下、隣接吊り足場用パネルという)を延長形成させたい方向に沿って互いに平行に所定の間隔を開けて配置する工程1、
当該親管の第1の凹陥部の一部に、当該親管と直交する方向に、1本若しくは複数本のコロバシ管を、当該コロバシ管の第2の凹陥部を相互に嵌合する様に嵌め合わせて、当該隣接吊り足場用パネルの足場基底部となる仮組立枠体を形成する工程2、
当該仮組立枠体に於ける、当該親管の、当該仮組立枠体の前進進行方向側にある先端部(以下親管先端部という)から当該基礎足場側に向けて数えて1個目若しくは複数個目の、当該第1の凹陥部(1)とそれより当該基礎足場側に存在する他の第1の凹陥部(0)との間に存在する当該親管の表面部と当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に、当該仮組立枠体を後述する様に、空間中に延展させる為に当該仮組立枠体を前進させる為の機能を有すると共に当該仮組立枠体の重量を支える為の第1のロープを張設する工程3、
当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向と平行な方向に沿って、所定の距離に亘って、適宜の移動補助手段を使用して、一度に、若しくは段階的に徐々に所定の距離だけ前進させ、少なくとも、当該親管の当該ロープが取り付けられている部分若しくはその近傍部分が当該基礎足場の端縁部から空間に延展される様に移動させる工程4、
当該ロープが取り付けられている当該親管の表面部分よりも当該基礎足場の端縁部方向側に存在する当該親管の当該第1の凹陥部の内、当該ロープが取り付けられている当該親管の表面部分に最も接近している当該第1の凹陥部に、未使用の当該コロバシ管をその第2の凹陥部が当該親管の当該第1の凹陥部と嵌合する様に配置固定する工程5、
当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離移動させるか、移動させないで、当該コロバシ管が配置固定されたばかりの当該親管の当該第1の凹陥部の当該基礎足場の端縁部方向側に存在する当該親管の別の表面部分、と当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に第1のチェーンを張設する工程6、
その後、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離移動させるか、移動させないで、当該ロープが係合されている当該親管に於ける当該表面部から当該親管の当該先端部方向に存在する未使用の当該第1の凹陥部の内で、当該ロープが係合されている当該親管に於ける当該表面部に最も接近している当該第1の凹陥部内に未使用の当該コロバシ管をその第2の凹陥部が当該親管の当該第1の凹陥部と嵌合する様に配置固定する工程7、
更に、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離だけ移動させるか、移動させないで、当該工程7に於いて、当該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に接続している表面部分の内で、当該親管先端側部分側に存在している当該親管の表面部分の内で該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に最も近接している当該表面部分と、当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に第3のチェーンを張設する工程8、
更に、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離だけ移動させるか、移動させないで、当該第3のチェーンが取り付けられている当該親管に於ける当該表面部分よりも当該親管先端側部分側に存在する当該第1の凹陥部のうちで当該第3のチェーンに最も接近している当該未使用の第1の凹陥部内に、未使用の当該コロバシ管をその第2の凹陥部が当該親管の当該第1の凹陥部と嵌合する様に配置固定する工程9、
更に、当該工程9に於いて、当該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に接続している表面部分の内で、当該親管先端側部分側に存在している当該親管の表面部分の内で該コロバシ管が嵌入されて配置固定された当該第1の凹陥部に最も近接している当該表面部分と、当該吊り足場用パネルの上方空間部に設けられた適宜の係止具との間に第4のチェーンを張設する工程10、
その後、当該仮組立枠体を、当該吊り足場用パネルを新たに延長形成させたい方向に沿って、更に所定の距離移動させるか、移動させないで、新たに張設されたチェーンが係合されている当該親管の当該表面部から当該親管先端部迄の間に当該コロバシ管が嵌入されていない当該未使用の第1の凹陥部の存在が無くなる迄、上記工程9及び工程10を繰り返す工程11、
当該工程10或いは当該工程11が終了後、当該新たな吊り足場用パネルの基礎部分となる当該仮組立枠体を吊り下がり状態で移動或いは摺動させて、当該仮組立枠体に於ける当該親管の当該基礎足場側に設けられている開口部を、当該基礎足場の先端縁部に設けられている、当該親管の当該開口部に嵌合しうる部材と嵌合させて双方を固定処理する工程12、
当該仮組立枠体表面部に、複数枚の長尺状の底板部を、当該親管の配列方向と平行都なる様に配列搭載し、適宜の固定手段により、当該各底板部を当該コロバシ管に接合固定すると共に、当該各底板部の長尺方向の一端部に設けられた底板継ピース(突起部)を当該基礎足場の先端縁部に設けられている孔部に挿入して固定する工程13
当該複数個のコロバシ管の両端部に適宜の手摺柱支持部を取り付け、当該手摺柱支持部に係合された手摺柱の少なくとも一本の水平に配置される手摺部を適宜のクランプ手段を介して取り付ける工程14
とから構成されている事を特徴とする吊り足場用パネルの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013130067A JP6294601B2 (ja) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | 吊り足場用パネル、吊り足場用パネルの施工方法及び吊り足場用パネルユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013130067A JP6294601B2 (ja) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | 吊り足場用パネル、吊り足場用パネルの施工方法及び吊り足場用パネルユニット |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015004213A JP2015004213A (ja) | 2015-01-08 |
JP2015004213A5 JP2015004213A5 (ja) | 2016-09-29 |
JP6294601B2 true JP6294601B2 (ja) | 2018-03-14 |
Family
ID=52300319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013130067A Expired - Fee Related JP6294601B2 (ja) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | 吊り足場用パネル、吊り足場用パネルの施工方法及び吊り足場用パネルユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6294601B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104709673B (zh) * | 2015-03-06 | 2017-05-31 | 申锡机械有限公司 | 一种链条传动式吊篮提升装置 |
CN105926925A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-09-07 | 中天建设集团有限公司天津分公司 | 一种悬挂式脚手架的工字钢悬挑梁及施工方法 |
JP6928958B2 (ja) * | 2018-07-19 | 2021-09-01 | 株式会社新成工業 | 補助パイプ取付け具及び建地立設構造 |
CN109778713A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-05-21 | 中铁五局集团建筑工程有限责任公司 | 一种钢桁梁桥现场悬吊滑移拼装装置及方法 |
JP7323480B2 (ja) | 2020-02-27 | 2023-08-08 | 株式会社Ihiインフラシステム | 恒久足場の設置方法および裏面パネル |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940491U (ja) * | 1982-09-07 | 1984-03-15 | ワイケイケイ株式会社 | 組立格子 |
JP2510307Y2 (ja) * | 1990-07-31 | 1996-09-11 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 格子の連結構造 |
JP2924659B2 (ja) * | 1994-07-07 | 1999-07-26 | 雄一 堂上 | 組立式足場の施工方法 |
JP3248356B2 (ja) * | 1994-07-15 | 2002-01-21 | 豊和工業株式会社 | 格 子 |
JPH1113275A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-19 | Kawatetsu Kizai Kogyo Kk | 空中拡張式吊り足場およびその構築方法 |
JP3054035U (ja) * | 1998-05-13 | 1998-11-17 | ホリー株式会社 | 吊足場 |
JP3761800B2 (ja) * | 2001-07-09 | 2006-03-29 | 有限会社コムラ組 | 足場用吊り金具、足場用吊り枠及び足場施工方法 |
JP5597161B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2014-10-01 | 株式会社新成工業 | 吊り足場組立て方法と、吊り足場構造と、足場連結材 |
-
2013
- 2013-06-20 JP JP2013130067A patent/JP6294601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015004213A (ja) | 2015-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6294601B2 (ja) | 吊り足場用パネル、吊り足場用パネルの施工方法及び吊り足場用パネルユニット | |
US10415262B2 (en) | Modular ledgers of an integrated construction system | |
US20230115437A1 (en) | Bearing Plate of an Integrated Construction System | |
JP5807253B2 (ja) | 伸縮式足場構造、及びこれを用いた吊り足場設置方法 | |
US11293194B2 (en) | Modular ledgers of an integrated construction system | |
JP6468612B2 (ja) | トンネル覆工コンクリート成形用の型枠支持装置の組み立て方法 | |
JP2021529275A (ja) | 建築用システム足場 | |
JP5090577B1 (ja) | 吊足場用吊枠 | |
JP4115472B2 (ja) | 橋梁構造物における足場の組立方法 | |
JP2014101659A (ja) | 仮設足場及びその組み立て方法 | |
JP2015004213A5 (ja) | ||
WO2020075511A1 (ja) | 移動用足場の設置方法 | |
JP5773469B1 (ja) | 吊足場 | |
CN114776339A (zh) | 一种快速安装预埋槽道的施工系统及方法 | |
JP5971878B1 (ja) | 骨組構造物用構造材及びこれを用いた骨組構造物 | |
CN215212255U (zh) | 悬挂式框架组合型高空操作平台 | |
KR101707037B1 (ko) | 조립식 시스템 비계와 그 설치 방법 | |
CN113235898A (zh) | 一种悬挑脚手架及其施工工艺 | |
JP2664643B2 (ja) | 吊り足場における側面防護壁組立て工法とそれに使用される吊り足場用側面防護パネル | |
JP6446075B2 (ja) | 養生ネットの架設方法 | |
JP6495846B2 (ja) | 法面のアンカー工事方法及びそれに用いるレールユニットセット | |
JP2664642B2 (ja) | 吊り足場の連結空間部被覆用カバーとそれを用いた連結空間部被覆構造 | |
JP6602003B2 (ja) | 仮設駐輪装置 | |
WO2019126187A1 (en) | Integrated construction system | |
WO2015190176A1 (ja) | 橋梁補修用吊足場及びその設置方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20141002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20141002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160620 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160620 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160722 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20160722 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170408 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6294601 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |