JP2014101659A - 仮設足場及びその組み立て方法 - Google Patents

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【課題】隣家と接近して建築された建物の作業を室外側から行うときに用いる狭小地用の仮設足場及びその組み立て方法を提供する。
【解決手段】建物とこの建物に隣接する建物との間に設置され、建物の作業を行うために用いる仮設足場1である。間隔を置いて配置された一対の支柱2と、一対の支柱2にそれぞれ両端側が連結される梁枠体3と、梁枠体3上に固定される足場板6と、を備える。梁枠体3は、梁枠体3が長手方向に複数に分割された分割梁枠4,5が、相互に連結されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、狭小地に隣家と接近して建てられた建物の建築やメンテナンスの作業を室外側から行う際に用いられる仮設足場及びその組み立て方法に関する。
住宅等の建物の建築時や、建築後のメンテナンス時において、室外側から作業をおこなうために、建築足場が仮設される。
このような建築足場は、一般に、所定の間隔で立設された単管支柱と梁部材とを縦横に組み合わせ、梁部材に踏み板を仮設して構築している。
例えば、建物に近い内側位置に所定間隔で複数の支柱からなる第1の支柱列を立設配置し、建物から遠い外側位置に所定間隔で複数の支柱からなる第2の支柱列を立設配置し、2つの支柱列を建物の周りに平行に周回させ、内側と外側の支柱の間に梁部材を仮設し、更に隣接する梁部材に踏み板を仮設するようにし、直線状に連接された踏み板列をコーナー部で直交させるように配置するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2005−188023号公報
しかし、隣家との距離が例えば30〜50cm程度しかないような狭小地に、隣家と接近して建築された建物のメンテナンス等を行う際には、十分なスペースが確保できず、特許文献1の発明のような従来の建築足場を仮設することができなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、隣家と接近して建築された建物の作業を室外側から行うときに用いる狭小地用の仮設足場及びその組み立て方法を提供することにある。
前記課題は、請求項1によれば、建物と該建物に隣接する建物との間に設置され、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場であって、間隔を置いて配置された一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ両端側が連結される梁枠体と、該梁枠体上に固定される足場板と、を備え、前記梁枠体は、該梁枠体が長手方向に複数に分割された分割梁枠が、相互に連結されてなること、により解決される。
このように、梁枠体は、梁枠体が長手方向に複数に分割された分割梁枠が、相互に連結されてなるため、梁枠体を分割梁枠毎に、仮設足場の設置場所に持ち込むことができ、仮設足場の設置場所に持ち込む個々の部材の長さを短くすることができる。従って、建物と隣接する建物とが接近しており、仮設足場を設置するスペースが狭い場合であっても、仮設足場の設置が可能となる。特に、仮設足場を設置するスペースが狭いだけでなく、メンテナンス等の作業の対象となる建物の前の道路が狭い場合であっても、設置場所への仮設足場の搬入を容易に行うことができる。
このとき、前記梁枠体は、梁材が、水平方向において一列のみ配置されてなると好適である。
このように構成しているため、梁材を水平方向に二列備えた一般的な梁枠体よりも、幅の狭い梁枠体を実現できる。従って、一般的な仮設足場では、設置することができないような幅の狭い狭小地にも、仮設足場を設置することができる。
このとき、前記梁枠体の前記両端側には、前記梁枠体を前記支柱に連結するための連結部が設けられ、前記支柱は、地面上に立設されると共に、前記梁枠体を前記支柱に連結するための被連結部を、前記支柱の延長方向に沿って複数備えていると好適である。
このように、支柱が、地面上に立設されるため、支柱を建物に固定する必要がない。従って、建物に支柱を固定する場所を探す必要がないので、建物のメンテナンス時にも、場所を選ばず、便利である。
また、支柱は、梁枠体を支柱に連結するための被連結部を、支柱の延長方向に沿って複数備えているため、作業をする高さに応じて足場板を設置できる。また、上下に足場板を複数並列して設置することも可能となる。
このとき、前記分割梁枠には、該分割梁枠が他の前記分割梁枠と連結される端部に、前記梁材に対して角度を持った板体が固定され、該板体は、前記分割梁枠と前記他の分割梁枠とを連結するボルト孔を備えていると好適である。
このように構成しているため、隣接する分割梁枠を、ボルト締めにより相互に連結できるので、狭小地での仮設足場の組み立てを簡単に行うことができると同時に、分割梁枠同士の連結強度を十分保つことができる。
このとき、前記分割梁枠はそれぞれ、前記足場板を固定するための固定部材を少なくとも一対備え、前記足場板は、前記分割梁枠毎に設けられ、前記板体の上方には、前記足場板が配置されていると好適である。
このように構成しているため、個々の足場板を短いものとすることができ、仮設足場の設置場所に持ち込む個々の部材の長さを短くすることができる。その結果、仮設足場の狭小地への設置が容易になる。
また、板体の上方には、足場板が配置されているため、隣接する分割梁枠を連結する板体が、作業員側に露出されることがなく、誤って板体が作業員に踏まれて連結剛性が低下することを防止できる。
このとき、前記足場板は、幅が50cm以下であると好適である。
このように構成しているため、作業対象となる建物と隣接する建物との間のスペースが狭い狭小地でも、仮設足場の設置が可能となる。
このとき、前記分割梁枠は、上方の前記梁材と、該上方の梁材に対向して下方に設けられた下方の前記梁材と、該下方の梁材と前記上方の梁材とを橋渡す架橋部材と、が一体に形成されてなると好適である。
このように構成しているため、梁枠体を、鉛直方向に広がりを持った枠状に構成でき、梁枠体の剛性を向上できる。また、分割梁枠が使用中に回転することを防止できる。
前記課題は、請求項8によれば、建物と該建物に隣接する建物との間に、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場を設置する仮設足場の組み立て方法であって、一対の支柱を、相互に間隔を置いて地面上に設置する工程と、前記一対の支柱に、長手方向に複数に分割された分割梁枠が、相互に連結されてなる梁枠体の両端側を連結する連結工程と、前記梁枠体上に足場板を固定する足場板固定工程と、を備えること、により解決される。
このように、梁枠体は、梁枠体が長手方向に複数に分割された分割梁枠が、相互に連結されてなるため、梁枠体を分割梁枠毎に、仮設足場の設置場所に持ち込むことができ、仮設足場の設置場所に持ち込む個々の部材の長さを短くすることができる。従って、建物と隣接する建物とが接近しており、仮設足場を設置するスペースが狭い場合であっても、仮設足場の設置が可能となる。特に、仮設足場を設置するスペースが狭いだけでなく、メンテナンス等の作業の対象となる建物の前の道路が狭い場合であっても、設置場所への仮設足場の搬入を容易に行うことができる。
このとき、前記連結工程では、一方の前記支柱に、前記分割梁枠のうち、最初の前記分割梁枠を連結する工程と、前記支柱に既に連結された前記分割梁枠に、次の前記分割梁枠を順次連結する工程と、他方の前記支柱に、最後の前記分割梁枠を連結する工程と、を行い、前記足場板固定工程では、前記分割梁枠毎に、前記足場板を固定すると好適である。
本発明によれば、梁枠体は、梁枠体が長手方向に複数に分割された分割梁枠が、相互に連結されてなるため、梁枠体を分割梁枠毎に、仮設足場の設置場所に持ち込むことができ、仮設足場の設置場所に持ち込む個々の部材の長さを短くすることができる。従って、建物と隣接する建物とが接近しており、仮設足場を設置するスペースが狭い場合であっても、仮設足場の設置が可能となる。特に、仮設足場を設置するスペースが狭いだけでなく、メンテナンス等の作業の対象となる建物の前の道路が狭い場合であっても、設置場所への仮設足場の搬入を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る仮設足場を示す前面図である。 本発明の一実施形態に係る端部梁枠の前面図である。 本発明の一実施形態に係る中央梁枠と端部梁枠との連結状態を示す斜視説明図である。 本発明の一実施形態に係る中央梁枠の前面図である。 本発明の他の実施形態に係る仮設足場を示す前面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る仮設足場及びその組み立て方法について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る仮設足場を示す前面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る端部梁枠の前面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る中央梁枠と端部梁枠との連結状態を示す斜視説明図である。図4は、本発明の一実施形態に係る中央梁枠の前面図である。図5は、本発明の他の実施形態に係る仮設足場を示す前面図である。
(仮設足場)
本実施の形態に係る仮設足場1は、隣家との距離が例えば30〜50cm程度しかないような狭小地に、隣家と接近して建築される建物において、建築作業やメンテナンス作業を室外側から行うときに用いられる狭小地用の仮設足場1である。
本実施形態の仮設足場1は、図1に示すように、一対の支柱2と、一対の支柱2に両端が連結される梁枠体3と、梁枠体3上に固定される足場板6と、を備えている。
支柱2は、図1に示すように、3階建て戸建て住宅の屋根に達する長さを備えた鋼製の丸パイプ状体からなり、メンテナンス対象の建物と、隣接する建物との隙間の地面の2カ所に固定される。支柱2には、梁枠体3の端部に形成された係止片45が係止される略筒状の係止ホルダー21が、支柱2の長さ方向に所定間隔を置いて複数設けられている。
係止ホルダー21は、図1に示すように、支柱2の水平方向の断面の周に沿って、90°ずつずらして4つずつ設けられており、支柱2のほぼ同じ高さに、相互に垂直になるように、4つの梁枠体3を連結可能に構成されている。
本実施形態では、梁枠体3は、長さ方向に3つに分割されており、一対の端部梁枠4と、一対の端部梁枠4に挟まれる中央梁枠5と、を備えている。端部梁枠4及び中央梁枠5が、特許請求の範囲の分割梁枠に該当する。
端部梁枠4は、図2に示すように、端部梁枠体41を主要構成要素としている。
端部梁枠体41は、鋼製の丸パイプ状の上梁材42と、上梁材42の下方で上梁材42に平行に延びる鋼製の丸パイプ状の下梁材43と、上梁材42と下梁材43とを架橋して連結する架橋部材44とが、溶接により一体に形成されてなる。
端部梁枠体41では、上梁材42及び下梁材43が、水平方向において一列のみ配置されている。
上梁材42及び下梁材43の長手方向の一端には、端部梁枠4を中央梁枠5に連結するための板体46が一体に溶接固定されている。板体46は、上梁材42及び下梁材43に対して垂直な略矩形の板体である。板体46には、矩形の4つの頂点よりも中央よりの4か所に、不図示のボルト孔が穿孔されている。この不図示のボルト孔に挿入された不図示の両切りボルトとナット46aにより、板体56に固定される。
上梁材42の他端には、端部梁枠4を支柱2に連結するための係止片45が、上梁材42に一体に設けられている。係止片45は、端部が下方を向いており、係止片45の端部側を支柱2の係止ホルダー21に挿入することにより、係止ホルダー21に係止される。
上梁材42の上面であって、係止片45よりも長手方向中央寄りの位置と、板体46よりも長手方向中央寄りの位置の2カ所には、図2に示すように、足場板6を固定するための足場板ホルダー36が不図示のボルトにより固定されている。
足場板ホルダー36は、図3に示すように、平板部36a及び平板部36aの両端が屈曲された一対の壁部36bを備えたコの字状部材36cと、コの字状部材36cの平板部36aと一対の壁部36bとに囲まれた領域に溶接固定された角パイプ36dとから形成されている。
一対の壁部36bは、上端側が、他方の壁部36bに近づくように若干傾斜して、平板部36aから立設されている。また、一対の壁部36bの間の距離は、足場板6の幅と同じ長さに形成されている。これにより、足場板6を足場板ホルダー36に載せたときに、足場板ホルダー36上に固定可能になっている。
足場板ホルダー36は、角パイプ36dの上面が水平になるよう、上梁材42上面にボルト締めされている。
なお、本実施形態では、足場板6を上梁材42,52に固定するための部材として、図2に示す足場板ホルダー36を備えているが、足場板ホルダー36は、足場板6を上梁材42,52に固定するための部材の一例であって、適宜、他の構成からなる部材を採用してもよい。
中央梁枠5は、図4に示すように、中央梁枠体51を主要構成要素としている。
中央梁枠体51は、鋼製の丸パイプ状の上梁材52と、上梁材52の下方で上梁材52に平行に延びる鋼製の丸パイプ状の下梁材53と、上梁材52と下梁材53とを架橋して連結する架橋部材54とが、溶接により一体に形成されてなる。
中央梁枠体51では、上梁材52及び下梁材53が、水平方向において一列のみ配置されている。
上梁材52及び下梁材53の長手方向の両端には、中央梁枠5を端部梁枠4に連結するための板体56が一体に溶接固定されている。板体56は、上梁材52及び下梁材53に対して垂直な略矩形の板体である。板体56は、板体46と同様の構成であるため、説明を省略する。
上梁材52の上面であって、板体56よりも長手方向中央寄りの位置の2カ所には、図4に示すように、足場板6を固定するための足場板ホルダー36が不図示のボルトにより固定されている。
足場板ホルダー36は、角パイプ36dの上面が水平になるよう、上梁材52上面にボルト締めされている。
梁枠体3は、中央梁枠5の両端に一対の端部梁枠4が固定されることにより構成される。中央梁枠5と一対の端部梁枠4との間の固定は、板体46と板体56とが、不図示の両切りボルトと一対のナット46a,56aにより締結されることで、行われる。
図1に示すように、仮設足場1の組み立て時、板体46と板体56の連結部の上方には、足場板6の端部付近が配置されている。
このように構成することにより、板体46と板体56との連結部が、上方に直接露出しないため、作業員に踏まれて連結剛性が低下することを防止できる。
足場板6は、幅約30cmからなり、公知の仮設足場で用いられる足場板と同様の構成からなる。なお、足場板6の幅は、本実施形態の仮設足場1が用いられる建物と隣接する建物との間の隙間に応じて、適宜選択可能である。
本実施形態の足場板6は、図1に示すように、長手方向の長さが、端部梁枠4及び中央梁枠5の長手方向の長さに近い長さとされ、端部梁枠4及び中央梁枠5それぞれの上方に一つずつ設置されている。
このように構成することにより、端部梁枠4,中央梁枠5及び足場板6の長さが概略統一され、搬送用のトラックに仮設足場1を載せる際の作業性が向上する。
なお、図5の足場板6´のように、一組の仮設足場1´に含まれる足場板6´の数と端部梁枠4及び中央梁枠5の合計数とを異なる数とし、隣接する足場板6´間の隙間と、端部梁枠4と中央梁枠5とを連結する板体46,56との位置を対応させないようにしてもよい。このとき、隣接する足場板6´間の隙間から、端部梁枠4と中央梁枠5とを連結する板体46,56が見えなくなる。
図5の例では、足場板6´は4つ設けられ、端部梁枠4と中央梁枠5の合計数が3つであるため、足場板6´の隙間と端部梁枠4と中央梁枠の連結位置とが、互い違いとなっている。
このように構成することにより、端部梁枠4と中央梁枠5の連結位置付近の上方には、足場板6´が長く延びて、隙間に露出しなくなる。端部梁枠4と中央梁枠5の連結位置付近の上方に足場板6´間の隙間が配置される場合よりも、剛性が高められる。
(仮設足場の組み立て方法)
次に、仮設足場1を組み立てる方法について説明する。
隣家と接近して建築された建物のメンテナンスを室外側から行うときには、まず、一対の支柱2を、メンテナンス対象の建物と、隣接する建物との間の隙間のうち、奥側と道路側の地面2カ所に固定する。
次いで、端部梁枠4を、隣接する建物との隙間の奥側の支柱2に隣接した位置に持ち込む。端部梁枠4の係止片45を、梁枠体3を設置したい高さに対応した係止ホルダー21に係止させる。
次いで、中央梁枠5を、隣接する建物との隙間に持ち込む。端部梁枠4の板体46の不図示のボルト孔に通してあった不図示の両切りボルトを、中央梁枠5の板体56の不図示のボルト孔に差し込み、ナット46a,56aで締める。これにより、奥側の支柱2に、奥側の端部梁枠4と中央梁枠5が連結された状態となる。
次いで、もう一つの端部梁枠4を、隣接する建物との隙間を通して、中央梁枠5に隣接した位置に持ち込む。中央梁枠5の板体56の不図示のボルト孔に通してあった不図示の両切りボルトを、端部梁枠4の板体46の不図示のボルト孔に差し込み、ナット46a,56aで締める。また、端部梁枠4の係止片45を、奥側の支柱2の係止高さに対応した手前側の支柱2の係止ホルダー21に係止させる。
これにより、一対の支柱2に、端部梁枠4,中央梁枠5,端部梁枠4が順次連結された状態となる。
次いで、端部梁枠4,中央梁枠5,端部梁枠4のそれぞれに固定された足場板ホルダー36に、足場板6を載せて、仮設足場1の組み立てを完了する。
作業者は、手前側の支柱2近くに配置した脚立等を用いて、手前側の端部梁枠4から足場板6上に上り、室外側から建物のメンテナンス作業を行う。
なお、本実施形態では、図1,図3のように、仮設足場1に、梁枠体3及び足場板6を一組のみ設置した例を示したが、各支柱2の複数の係止ホルダー21に梁枠体3を係止することにより、複数組の梁枠体3及び足場板6を上下に設置してもよい。例えば、建物の異なる階層に対応する係止ホルダー21に梁枠体3をそれぞれ設置することにより、各階での作業を円滑に行うことができる。
このように、梁枠体3及び足場板6を上下に複数組設置した場合、異なる高さの足場板6に移動するときには、一旦手前側の支柱2まで戻ってから、異なる高さの足場板6に上るか、一旦建物内に入って、建物内の階段等で昇降し、建物から異なる高さの足場板6に移る。
本実施形態の仮設足場1は、メンテナンス対象の建物と、隣接する建物との隙間に設置されるため、足場板6から直接地面に下りたり、異なる高さの足場板6に直接上り下りしたりするためのスペースが、足場板6と建物の間にないためである。
また、本実施の形態の仮設足場1は、狭小地のメンテナンス対象の建物及び隣接する建物と、足場板6との間に、数cm〜20cm程度までの隙間を持たせて設置される。従って、足場板6と建物の間に、作業員が足場板6から抜け落ちるだけのスペースがないため、仮設足場1は、手摺を備える必要がない。
また、本実施形態では、梁枠体3が、長さ方向に3分割されているが、分割の数はこれに限定されるものではなく、2分割,4分割等、梁枠体3全体の長さと、メンテナンス対象の建物の大きさに応じて、適宜選択可能である。
更に、支柱2を、一直線上に載るように3本以上設置し、その間に梁枠体3をそれぞれ設置してもよい。この構成は、中央に設置した支柱2の両側の係止ホルダー21に、梁枠体3をそれぞれ連結することにより達成できる。このように構成すると、図1の梁枠体3が、間に支柱2を介して直線上に並ぶため、建物間の隙間が長い場合にも適用できる。
また、3本の支柱2を、直角三角形の頂点に位置するように配置し、直角三角形の直角を挟む2辺を構成するように、二つの梁枠体3を支柱2に取付けてもよい。この構成は、直角三角形の直角の頂点に位置する支柱2に互いに直角に設けられた係止ホルダー21に、梁枠体3をそれぞれ連結することにより達成できる。このように構成すると、図1の梁枠体3が、支柱2を中心にして垂直に曲がるため、建物間の隙間が垂直に曲がる場合にも適用できる。
1 仮設足場
2 支柱
3 梁枠体
4 端部梁枠
5 中央梁枠
6 足場板
21 係止ホルダー
36 足場板ホルダー
36a 平板部
36b 壁部
36c コの字状部材
36d 角パイプ
41 端部梁枠体
42,52 上梁材
43,53 下梁材
44,54 架橋部材
45 係止片
46,56 板体
46a,56a ナット
51 中央梁枠体

Claims (9)

  1. 建物と該建物に隣接する建物との間に設置され、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場であって、
    間隔を置いて配置された一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ両端側が連結される梁枠体と、該梁枠体上に固定される足場板と、を備え、
    前記梁枠体は、該梁枠体が長手方向に複数に分割された分割梁枠が、相互に連結されてなることを特徴とする仮設足場。
  2. 前記梁枠体は、梁材が、水平方向において一列のみ配置されてなることを特徴とする請求項1記載の仮設足場。
  3. 前記梁枠体の前記両端側には、前記梁枠体を前記支柱に連結するための連結部が設けられ、
    前記支柱は、地面上に立設されると共に、前記梁枠体を前記支柱に連結するための被連結部を、前記支柱の延長方向に沿って複数備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の仮設足場。
  4. 前記分割梁枠には、該分割梁枠が他の前記分割梁枠と連結される端部に、前記梁材に対して角度を持った板体が固定され、
    該板体は、前記分割梁枠と前記他の分割梁枠とを連結するボルト孔を備えていることを特徴とする請求項2又は3記載の仮設足場。
  5. 前記分割梁枠はそれぞれ、前記足場板を固定するための固定部材を少なくとも一対備え、
    前記足場板は、前記分割梁枠毎に設けられ、
    前記板体の上方には、前記足場板が配置されていることを特徴とする請求項4記載の仮設足場。
  6. 前記足場板は、幅が50cm以下であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の仮設足場。
  7. 前記分割梁枠は、上方の前記梁材と、該上方の梁材に対向して下方に設けられた下方の前記梁材と、該下方の梁材と前記上方の梁材とを橋渡す架橋部材と、が一体に形成されてなることを特徴とする請求項2乃至6いずれか記載の仮設足場。
  8. 建物と該建物に隣接する建物との間に、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場を設置する仮設足場の組み立て方法であって、
    一対の支柱を、相互に間隔を置いて地面上に設置する工程と、
    前記一対の支柱に、長手方向に複数に分割された分割梁枠が、相互に連結されてなる梁枠体の両端側を連結する連結工程と、
    前記梁枠体上に足場板を固定する足場板固定工程と、を備えることを特徴とする仮設足場の組み立て方法。
  9. 前記連結工程では、
    一方の前記支柱に、前記分割梁枠のうち、最初の前記分割梁枠を連結する工程と、
    前記支柱に既に連結された前記分割梁枠に、次の前記分割梁枠を順次連結する工程と、
    他方の前記支柱に、最後の前記分割梁枠を連結する工程と、を行い、
    前記足場板固定工程では、前記分割梁枠毎に、前記足場板を固定することを特徴とする請求項8記載の仮設足場の組み立て方法。
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