JP2015229852A - 吊り足場における側壁立設工法及び装置 - Google Patents

吊り足場における側壁立設工法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高架構築物に沿って構築された吊り足場の側端部に側壁を立設するための工法及び装置を提供する。
【解決手段】高架構築物に多数の足場板3を索条により吊持すると共に、各足場板の妻側縁部に設けたフレームを前記高架構築物の延長方向に向けた状態で多数の足場板を所定ピッチで列設し、隣り合う足場板の妻側縁部を継手手段により相互に間隔調節可能に連結して成る吊り足場において、列設された足場板のうち複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板3,3のフレームに起立構成体9を立設する工程と、立設された複数の起立構成体9,9を相互に連結部材10により連結する工程と、立設された起立構成体9,9の間に壁面パネル体11を配設し、該壁面パネル体の両側縁部をそれぞれ起立構成体9,9に取着する工程により構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、高速道路や橋梁等の高架構築物の建設工事又は改修工事に際し、該高架構築物の延長方向に沿って構築される吊り足場において、該吊り足場の側端部に側壁を立設するための工法及び装置に関する。
従来、高架構築物の建設又は改修に際しては、高架構築物に多数の足場板を索条により吊持すると共に、各足場板の妻側縁部に設けたフレームを前記高架構築物の延長方向に向けた状態で、該延長方向に多数の足場板を所定ピッチPで列設し、相互に連結することにより、吊り足場を構築している。
従って、吊り足場は、高架構築物の延長方向に向けて延設され、これにより、建設工事又は改修工事のための作業床を提供する。
ところで、高速道路に代表されるように、高架構築物の延長方向は、必ずしも直線方向に限らず、カーブを描く曲線方向が含まれる。従って、吊り足場も、これに応じた方向に向けて構築する必要がある。
このため、隣り合う足場板の妻側縁部を継手手段により相互に間隔調節可能に連結している。前記継手手段は、隣り合う足場板のフレームの間に、相互に対向するソケットとプラグを設け、プラグをソケットに摺動自在に嵌入することにより連結している。
従って、隣り合う足場板は、継手手段により連結された状態で、前記プラグとソケットを摺動させることにより、相互に間隔を調節することができ、これにより、隣り合う足場板の桁側縁部の接合部を所定角度で傾斜させることが可能となり、直線方向のみならず曲線方向を含む所望の延長方向に向けて吊り足場を構築することができるように構成されている。
特公平7−103679号公報 特許第2647801号公報 特許第2647802号公報 特許第2664642号公報 特許第3012827号公報 特許第4106133号公報 特許第5399865号公報
上記の吊り足場は、高架構築物の延長方向に向けて構築され、建設工事又は改修工事のための作業床を提供するが、側方空間が開放されているので、工事中の騒音等が外部に放出され、近隣者の迷惑となる。
また、列設された足場板をチェーン等の索条により吊持しているので、強風等を受けたときに揺れ動く可能性があり、しかも、上述のように、隣り合う足場板は、継手手段により間隔調節可能に連結され、非剛体構造を構成しているので、揺動時に作業床がねじれを生じるおそれがある。
そこで、列設された各足場板の妻側縁部にパネル等による側壁を立設すれば、前記騒音等の問題を解決することが可能である。しかしながら、単に側壁を立設するだけでは、前記非剛体構造に関する問題は解決されない。
しかも、上述のように、吊り足場は、隣り合う足場板の桁側縁部の接合部を所定角度で傾斜させることにより、直線方向のみならず曲線方向に向けて構築される結果、足場板毎にパネルを立設したときは、隣り合うパネルが相互に屈折して隙間を形成するので、前記騒音等の問題解決のためには不十分である。
本発明は、上記課題を解決した吊り足場における側壁立設工法及び装置を提供するものである。
そこで、本発明の工法が手段として構成したところは、高架構築物に多数の足場板を索条により吊持すると共に、各足場板の妻側縁部に設けたフレームを前記高架構築物の延長方向に向けた状態で、該延長方向に多数の足場板を所定ピッチPで列設し、隣り合う足場板の妻側縁部を継手手段により相互に間隔調節可能に連結して成る吊り足場において、前記足場板の妻側縁部に沿って側壁を立設する方法であり、前記列設された足場板のうち複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板のフレームに起立構成体を立設する工程と、前記立設された複数の起立構成体を相互に連結部材により連結する工程と、前記立設された起立構成体の間に壁面パネル体を配設し、該壁面パネル体の両側縁部をそれぞれ起立構成体に取着する工程を含んで成る点にある。
本発明の好ましい実施形態において、前記起立構成体は、ベース起立構成体と、延長起立構成体とから成り、前記吊り足場の列設された足場板のうち複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板のフレームにベース起立構成体を立設する工程と、前記立設された複数のベース起立構成体を相互に連結部材により連結する工程と、前記立設されたベース起立構成体の間に壁面パネル体を配設し、該壁面パネル体の両側縁部をそれぞれベース起立構成体に取着する工程と、前記ベース起立構成体に前記延長起立構成体を連結することにより上向きに立設させる工程と、前記立設された延長起立構成体の間に壁面パネル体を配設し、該壁面パネル体の両側縁部をそれぞれ延長起立構成体に取着する工程を含んでいる。
前記ベース起立構成体に前記延長起立構成体を連設する際、前記吊り足場における足場板の上方空間に位置して、前記ベース起立構成体を介して作業床(F)を形成することが好ましい。
また、本発明の装置が手段として構成したところは、前記工法を実施する装置であり、前記起立構成体は、前記足場板のフレームに立設される主支柱と、該主支柱の側方に突出するアームと、前記主支柱の内側に配置される副支柱を設けており、前記主支柱は、該主支柱の下端部に前記足場板のフレームに着脱自在に固着可能な立設用固着具を備え、前記副支柱は、前記連結材の端部に設けられた連結用固着具を着脱自在に固着させるように前記主支柱の内側に離間して該主支柱と平行に固設され、前記アームは、前記主支柱の両側に壁面パネル体を配置した状態で、両壁面パネル体をそれぞれ取着する取着具を着脱自在に固着させるように前記支柱の両側方に向けて突設されて成る点にある。
好ましくは、前記主支柱の外側に位置して該主支柱の両側に張り出すカバー板を設けており、主支柱の両側に壁面パネル体を配置したとき、該壁面パネルの側縁部が前記カバー板と前記アームの間に介装されると共に、両側の壁面パネルの相互に対向する側縁部の外側を前記カバー板により被うように構成している。
前記主支柱は、隣接する足場板の前記継手手段の上方に位置して立設されるように構成されており、該主支柱の下端部から隣接する一対の足場板のフレームに沿って延びるベース体を設けると共に、前記ベース体を隣接する一対の足場板のフレームのそれぞれに着脱自在に固着する立設用固着具を設け、前記立設用固着具は、少なくとも縦軸廻りに回動自在な固着姿勢制御手段を介して前記ベース体に設けられていることが好ましい。
更に好ましくは、前記アームは、主支柱の両側に配置される壁面パネル体の側縁部の上下端部に臨むように構成され、前記壁面パネル体は、両側縁部の上下端部に該壁面パネル体の幅方向に延びる長孔を設けており、前記取着具は、前記アームに着脱自在に固着可能な固定用固着具と、該固定用固着具から延設されると共に前記長孔に挿通係止するピンを設けており、前記ピンを長孔に挿通係止した状態で、前記ピンと長孔により、前記壁面パネルを回動可能かつ幅方向に移動可能に係止する係止姿勢制御手段を構成している。
請求項1に記載の本発明によれば、複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板3のフレーム5に起立構成体9を立設し、立設した複数の起立構成体9を相互に連結部材10により連結する構成であるから、隣り合う起立構成体9、9の間で複数ピッチPnにわたり列設された複数枚の足場板3、3をユニットとして一体的に連結した剛体構造を形成することができ、吊り足場の保形性と剛体化に貢献すると共に、隣り合う起立構成体9、9の間に壁面パネル体11を配設し取着することにより、足場板3の列設方向に連なる側壁8を好適に形成することができるという効果がある。
請求項2に記載の本発明によれば、ベース起立構成体9aの立設と連結部材10による連結により、前記効果を奏する側壁8を形成すると共に、更に、前記ベース起立構成体9aに延長起立構成体9bを連設し、該延長起立構成体9bに壁面パネル体11を装着することにより、背の高い側壁8を形成することができるという効果がある。
請求項3に記載の本発明によれば、立設したベース起立構成体9aを介して、吊り足場における足場板3の上方空間に作業床Fを形成することにより、該ベース起立構成体9aに延長起立構成体9bを連設作業や、該延長起立構成体9bに壁面パネル体11を装着する作業が容易となる。
請求項4に記載の本発明によれば、主支柱12とアーム15と副支柱17を設けた起立構成体9を提供し、主支柱12を立設用固着具19により足場板3のフレーム5に立設し、副支柱17により連結部材10による連結を可能にし、アーム15に取着具26を固着することにより壁面パネル体11を取着するように構成しているので、請求項1に記載の側壁立設工法を好適に実施できる装置を提供することができる。
請求項5に記載の本発明によれば、起立構成体9の主支柱12の両側に配置された壁面パネル体11、11の相互に対向する側縁部は、外側からカバー板13により好適に被われるので、騒音等の漏洩防止効果に優れた側壁8を構築することができる。
請求項6に記載の本発明によれば、起立構成体9の主支柱12が隣接する足場板3、3の継手手段4の上方に立設され、一対の足場板3、3のフレーム5、5に沿って延びるベース体18に少なくとも縦軸廻りに回動自在な固着姿勢制御手段38を介して立設用固着具19を設けているので、足場板3が直線方向に列設されることにより一対のフレーム5、5を同一直線上に配置している場合と、足場板3が曲線方向に列設されることにより一対のフレーム5、5を屈折状態で配置している場合の何れにおいても、前記立設用固着具19をフレーム5に対して良好に固着することができ、起立構成体9を所望の位置に立設することが可能になる。
しかも、このように、左右一対の足場板3、3のフレーム5、5が相互に立設用固着具19、19とベース体18を介して連結されるので、間隔調節可能な継手手段4で連結された左右一対の足場板3、3の連結構造を剛性化できる効果がある。
請求項7に記載の本発明によれば、壁面パネル体11の側縁部は、ピン28と長孔25により、回動可能かつ幅方向に移動可能に係止する係止姿勢制御手段40を介して取着されるので、足場板3が直線方向に列設されることにより一対のフレーム5、5を同一直線上に配置している場合と、足場板3が曲線方向に列設されることにより一対のフレーム5、5を屈折状態で配置している場合の何れにおいても、前記壁面パネル体11をフレーム5に沿う姿勢として配設することが可能になる。
本発明が実施される吊り足場の1例を示し、(A)は吊り足場を破断した状態で示す斜視図、(B)は足場板の継手手段を分離した状態を示す斜視図、(C)は足場板の継手手段を連結した状態を示す斜視図である。 本発明の1実施形態に基づいて吊り足場に側壁を立設した状態を示す斜視図である。 本発明に係るベース起立構成体と延長起立構成体から成る起立構成体の1実施形態を示す斜視図である。 起立構成体の好ましい実施形態を構成するベース起立構成体を示す斜視図である。 前記ベース起立構成体と、該ベース起立構成体に取着される壁面パネル及び取着具の1実施形態を示す斜視図である。 前記ベース起立構成体と、連結部材を構成する水平材及び作業床を構成する支持部材並びに交差用固着具の1実施形態を示す斜視図である。 連結部材を構成する斜材の1実施形態を示す斜視図である。 吊り足場にベース起立構成体を立設する方法を示し、(A)は立設した状態を示す斜視図、(B)は立設した状態の下側部分を示す正面図である。 吊り足場に立設したベース起立構成体の下側部分を示す縦断面図である。 図9のA−A線断面図であり、(A)は接合部に傾斜角度が形成されていない足場板にベース起立構成体を立設した状態を示す断面図、(B)は接合部に傾斜角度が形成された足場板にベース起立構成体を立設した状態を示す断面図である。 吊り足場に立設したベース起立構成体に壁面パネル体を装着する方法を示し、(A)は装着した状態を示す斜視図、(B)は作業状態を示す説明図である。 ベース起立構成体に壁面パネルを装着した状態を示す縦断面図である。 図12のB−B線断面図であり、(A)は接合部に傾斜角度が形成されていない足場板に壁面パネル体を装着した状態を示す断面図、(B)は接合部に傾斜角度が形成された足場板に壁面パネル体を装着した状態を示す断面図である。 前記ベース起立構成体に延長起立構成体を連設すると共に壁面パネル体を装着する方法を示し、(A)は延長起立構成体に壁面パネル体を装着した状態を示す斜視図、(B)は作業状態を示す説明図である。 延長起立構成体に装着した壁面パネル体のロック機構を示し、(A)はロックの方法を示す斜視図、(B)はロックした状態を示す側面図、(C)はロックした状態を示す正面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(吊り足場の構成)
図1は、従来公知の吊り足場を示しており、吊り足場を構成する足場構築体1は、高速道路や橋梁等の高架構築物(完成後又は完成前を問わない)の剛体フレーム又は躯体等の構造物からチェーン等の索条2を介して足場板3を吊持すると共に、該足場板3を高架構築物の延長方向Eに向けて所定ピッチPで列設することにより構築されている。
図示のように、通常は、足場板3を密に列設しており、従って、この場合、所定ピッチPは、足場板3の妻側の幅寸法とほぼ等しい。
上述したように、高速道路等の高架構築物の延長方向は、直線方向と曲線方向を含んでいるので、これに応じた方向に向けて足場構築体1を構築するため、隣り合う足場板3、3の相互に桁側の縁部を接合した接合部3aを所定角度θで傾斜させた状態で連結可能とする継手手段4が設けられている。
図1(B)(C)に示すように、足場板3は、妻側縁部に丸パイプから成るフレーム5を固設し、該フレーム5を前記高架構築物の延長方向Eに向けて配置され、該フレーム5に前記継手手段4を設けている。フレーム5は、一端にパイプ端面を開放したソケット4aを設け、他端に該フレーム5から突設したプラグ4bを設け、列設された状態で隣り合う足場板3、3の相互において、プラグ4bをソケット4aに摺動自在に嵌入することにより前記継手手段4を構成している。
相互に嵌合したソケット4aとプラグ4bは、連結ピン6を貫通状態で挿着することにより抜止め保持されるが、連結ピン6の挿通孔を長孔7により形成し、該長孔7の範囲でプラグ4bとソケット4aの摺動を許すように構成しており、これにより、隣り合う足場板3、3の接合部3aの間隔を調節可能として、該接合部3aを所定角度θで傾斜させることが可能になるように構成されている。このため、所定角度θがゼロとなるように連結することにより直線方向に向けて足場板3を列設することができ、所定角度θが所望角度となるように連結することにより、隣り合う足場板3、3のフレーム5を屈折させ、曲線方向に向けて吊り足場板3を列設することができるように構成されている。尚、継手手段4は、図示のようなソケット4aとプラグ4bにより構成されたものでなくても良い。
(側壁の構成)
上記のような吊り足場に対して、本発明によれば、前記足場板3の妻側縁部に沿って、図2に示すような側壁8が立設される。
(側壁立設工法)
側壁8は、列設された足場板3のうち、複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板3のフレーム5に起立構成体9を立設する工程と、立設された複数の起立構成体9、9を相互に連結部材10により連結する工程と、立設された起立構成体9、9の間に壁面パネル体11を配設し、該壁面パネル体11の両側縁部をそれぞれ起立構成体9に取着する工程により構築される。
(側壁立設装置)
このような側壁8を立設するための装置は、以下に述べるような起立構成体9、連結部材10、壁面パネル体11と、その他の部材等により構成されている。
(起立構成体)
図示実施形態の場合、前記起立構成体9は、図3及び図4に示すように、ベース起立構成体9aと、該ベース起立構成体9aの上方に向けて連設可能とされる延長起立構成体9bにより構成されている。
ベース起立構成体9aと延長起立構成体9bは、両者に共通する構成として、足場板3のフレーム5に立設される角パイプから成る主支柱12と、該主支柱12の外側に位置して両側に張り出すカバー板13と、該主支柱12の内側にブラケット14を介して固設されると共に、該主支柱12の両側方に突出する丸パイプから成るアーム15を備えており、更に、主支柱12の内側にブラケット16を介して離間させられると共に、該主支柱12と平行状態で固設された丸パイプから成る副支柱17と、該副支柱17の両側方に突出する丸パイプから成る突出片17aを設けている。
前記ベース起立構成体9aは、更に、前記主支柱12の下端部に、後述するように隣り合う一対の足場板3、3のフレーム5、5に跨がって延びる角パイプから成るベース体18を固設しており、該ベース体18は、両端部の下面にクランプ締結具から成る一対の立設用固着具19を設けると共に、該立設用固着具19の内側に位置して一対の係止具20を設けている。
ベース起立構成体9aに設けられたアーム15は、壁面パネル体11の上下寸法H(図5参照)に対応する間隔Sをあけて上下に複数本(図例の場合は3本)が設けられ、これにより、ベース起立構成体9aに上下複数枚(図例の場合は2枚)の壁面パネル体11を配設可能とするように構成されている。尚、最下位に位置するアーム15aは、前記ベース体18に臨んで設けられている。
前記ベース起立構成体9aと延長起立構成体9bは、相互に主支柱12、12を着脱自在に嵌着可能とする主嵌着手段21と、相互に副支柱17、17を着脱自在に嵌着可能とする副嵌着手段22を設けている。
前記主嵌着手段21は、下側に配置される主支柱12の上端のパイプ端面を開放したソケット21aと、上側に配置される主支柱12の下端に突設したプラグ21bにより構成されている。また、前記副嵌着手段22は、上側に配置される副支柱17の下端のパイプ端面を開放したソケット22aと、下側に配置される副支柱17の上端に突設したプラグ22bにより構成されている。従って、ベース起立構成体9aに対して、上から下に向けて、前記プラグとソケットを嵌合させることにより、延長起立構成体9bを上向きに連設することができる。更に、図示から明らかなように、同様にプラグとソケットを嵌合させることにより、延長起立構成体9bの上に、同一構成とされた別の延長起立構成体9bを連設することが可能である。尚、図示のように、副嵌着手段22は、バネにより出没自在な係止爪をプラグ22bに設け、前記係止爪を係止させる係止孔をソケット22aに設けることが好ましい。
前記延長起立構成体9bをベース起立構成体9aに連設した状態で、該延長起立構成体9bのアーム15dは、ベース起立構成体9aの最上位に位置するアーム15cに対して、前記間隔Sを保持するように構成されている。
(壁面パネル体)
前記壁面パネル体11は、図5に示すように、矩形に枠組みされた額縁状の枠フレーム23にパネル板24を嵌着することにより構成され、両側縁部の上下端部に位置する4個所に該壁面パネル体11の幅方向に延びる長孔25を設けている。図例の場合、長孔25は、上下に位置する枠フレーム23と貫通して形成されているが、枠フレーム23とは別部材のブラケット等に設けても良い。
(取着具)
壁面パネル体11は、側縁部を起立構成体9の主支柱12の側面に臨ませ、カバー板13とアーム15の間に挿入した状態で、取着具26により取着される。図示実施形態の場合、取着具26は、図5に示すように、起立構成体9のアーム15に摺動自在に装着されると共に着脱自在に固着されるクランプ締結具から成る固定用固着具27と、該固定用固着具27から延設された上下方向に延びるピン28を設けており、該ピン28を前記壁面パネル体11の長孔25に挿通係止するように構成している。
(連結部材)
前記連結部材10は、前記複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板3、3に立設された起立構成体9、9を相互に連結するものであれば良く、特に限定すべき構成を必要とするものではないが、図示実施形態の場合、図11(A)に示すように、丸パイプから成る長尺の水平材29と、伸縮管により形成された斜材30により構成されている。
水平材29は、図6に示すように、起立構成体9の副支柱17に交差して水平に配置され、該交差部分29aを交差用固着具31により固着される。図示実施形態の場合、交差用固着具31は、X方向のパイプ材を着脱自在に固着可能とするクランプ締結具から成る第1固着具31aと、Y方向のパイプ材を着脱自在に固着可能するクランプ締結具から成る第2固着具31bを結合することにより形成されている。この際、第1固着具31aをX軸廻りに回動自在とし、第2固着具31bをY軸廻りに回動自在として、相互に枢結することが好ましい。
斜材30は、図7に示すように、伸縮自在かつ所望の伸縮状態で係止固定可能とされた伸縮管30a、30bにより構成され、起立構成体9の副支柱17に着脱自在に固着可能とされるクランプ締結具から成る連結用固着具32を前記伸縮管30a、30bのそれぞれの端部に設けている。この際、図示矢印で示すように、連結用固着具32は、斜材30の長手軸線に交差する軸廻りに回動自在に枢結されていることが好ましい。
(作業床の構成部材)
上記の他、図2及び図14に示すような作業床Fを形成するために、パイプ材から成る支持部材33と、該支持部材に搭載される床部材34が設けられている。支持部材33は、図6に示すように、上記水平材29に交差配置され、交差部分33aを前記交差用固着具31により固着される。尚、図示省略しているが、支持部材33は、高架構築物に向けて延長され、端部を該高架構築物の剛体フレーム又は躯体等の構造物に着脱自在に固着される。従って、支持部材33は、起立構成体9が立設状態を保持するように堅固に支持すると共に、作業床Fの床部材34を強固に支持する。
(側壁立設工法及び装置の具体的実施例)
吊り足場を構成する足場構築体1に対して、本発明の工法及び装置により、側壁8を構築する方法を具体的に説明する。
(起立構成体の立設)
図8(A)に示すように、列設された足場板3のうち、複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板3のフレーム5にベース起立構成体9aを立設する。
ベース起立構成体9aは、図8(B)に示すように、隣り合う一対の足場板3、3の接合部3aに対応する位置で継手手段4の上方に主支柱12を鉛直姿勢に配置し、該足場板3、3のフレーム5、5の上にベース体18を配置した状態で、立設用固着具19、19を該フレーム5、5に固着すると共に、係止具20、20を該フレーム5、5に係止することにより立設される。
前記係止具20は、図8(B)及び図9に示すように、ベース体18にブラケット37を介して上下移動自在に支持されたL形の係止ピン36をスプリング35により上向きに付勢し、該係止ピン36を前記ブラケット37の溝37aに進入させると共に、フレーム5の下面に弾接させ、これによりフレーム5を前記ブラケット37と係止ピン36により挟持した状態で抱持している。従って、万一、立設用固着具19のナット等が弛むことにより、ベース起立構成体9aが立設姿勢から転倒した場合でも、係止ピン36がフレーム5を抱持することにより係止しているので、該ベース起立構成体9aが足場構築体1から落下することを防止する。
前記立設用固着具19は、ベース体18の下面に少なくとも縦軸廻りに回動自在な固着姿勢制御手段38を介して取付けられている。図示実施形態の場合、ベース体18に固着されたU形のブラケット39に対して枢軸38aを介して立設用固着具19を回動自在に枢着することにより固着姿勢制御手段38を構成している。
従って、図10(A)に示すように、隣り合う足場板3、3が相互に接合部3aの傾斜角度θをゼロとして足場板3を直線方向に列設している場合、つまり、一対のフレーム5、5が同一直線上に配置されている場合と、図10(B)に示すように、隣り合う足場板3、3が接合部3aに傾斜角度θを形成することにより足場板3を曲線方向に列設している場合、つまり、一対のフレーム5、5が屈折状態で配置されている場合の何れにおいても、固着姿勢制御手段38の回動を介して、立設用固着具19をフレーム5に沿わせた姿勢で良好に固着することができる。
このように左右一対の足場板3、3のフレーム5、5に跨がってベース起立構成体9aを立設すると共に、立設用固着具19、19を固着することにより、フレーム5、5を相互にベース体18を介して連結するので、間隔調節可能な継手手段4で連結された左右一対の足場板3、3の連結構造が剛性化される。即ち、これにより継手手段4は、間隔調節不能とされ、固定した連結状態を形成する。
(起立構成体の連結)
図11(A)に示すように、複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板3のフレーム5に立設したベース起立構成体9a、9aを相互に連結部材10により連結する。
上述のように、ベース起立構成体9a、9aに跨がって水平材29が交差配置され、交差用固着具31によりそれぞれの副支柱17に固着される。また、隣り合うベース起立構成体9a、9aの副支柱17、17の相互に一対の斜材30、30がクロスした状態で配置され、連結用固着具32によりそれぞれの副支柱17に固着される。
その結果、前記斜材30、30及び水平材29により、列設状態で立設されたベース起立構成体9a、9aが相互に堅牢に連結され、しかも、隣り合うベース起立構成体9a、9aの間で複数ピッチPnにわたり列設された複数枚の足場板3、3がユニットとして一体的に連結された剛体構造を形成し、しかも、前記水平材29により、前記ユニット間においても一体的に連結した剛体構造を形成する。
(壁面パネル体の装着)
図11(A)(B)に示すように、前記ベース起立構成体9a、9aの間に壁面パネル体11を配設し、該壁面パネル体11の両側縁部をそれぞれベース起立構成体9aに取着する。図示実施形態の場合、下段の壁面パネル体11aと上段の壁面パネル体11bが上下2段に装着される。
図12に示すように、下段の壁面パネル体11aは、ベース体18に載置される。そこで、取着具26をベース起立構成体9aの最下位に位置するアーム15aに取付け、該取着具26のピン28を下向きとして下段の壁面パネル体11aの下側の枠フレーム23の長孔25に挿通係止する。
上段の壁面パネル体11bは、前記下段の壁面パネル体11aの上に載置される。即ち、下段の壁面パネル体11aの上側の枠フレーム23の上に、上段の壁面パネル体11bの下側の枠フレーム23が載置され、相互に長孔25、25を連通させられる。このため、ベース起立構成体9aの上下中間に位置するアーム15bに1個の取着具26を取付けることにより、該取着具26のピン28を上向きとして前記連通する長孔25、25に挿通係止すれば良い。
このように、取着具26のピン28は上向きとして長孔25に挿通係止されるので、下段の壁面パネル体11aを装着した状態でその長孔25に前記ピン28を挿通係止しておけば、その後、上段の壁面パネル体11bは、下降させながら下段の壁面パネル体11aに載置すると同時に、その長孔25にピン28が自動的に挿通係止されることになる。
図13に示すように、壁面パネル体11の側縁部は、ベース起立構成体9aのカバー板13とアーム15の間に挿入され、前記ピン28を長孔25に挿通係止することにより取着される。この際、図13(A)に矢印で示すように、取着具26は、アーム15に沿って摺動した後に固着することにより、ピン28を長孔25の適切な位置に挿通係止することができる。
前記ピン28と長孔25は、壁面パネル体11を回動可能かつ幅方向に移動可能に係止する係止姿勢制御手段40を構成している。従って、図13(A)に示すように、隣り合う足場板3、3が接合部3aの間の傾斜角度θをゼロとして足場板3を直線方向に列設している場合、つまり、一対のフレーム5、5が同一直線上に配置されている場合と、図13(B)に示すように、隣り合う足場板3、3が接合部3aの間に傾斜角度θを形成することにより足場板3を曲線方向に列設している場合、つまり、一対のフレーム5、5が屈折状態で配置されている場合の何れにおいても、壁面パネル体11をフレーム5、5に沿う姿勢として装着することができる。
尚、図13に示すように、壁面パネル体11を装着するに先立ち、カバー板13の両側縁部に帯状の弾性パッキン13a、13aを貼着し、装着された壁面パネル体11が該弾性パッキン13aに密接するように構成することが好ましい。
(選択的構成)
上記のようにベース起立構成体9aに上下2段の壁面パネル体11a、11bを装着した状態で側壁8の立設を終了しても良い。この場合は、ベース起立構成体9aの最上位のアーム15cに取着具26を固着し、上段の壁面パネル体11bの上側の枠フレーム23の長孔25にピン28を挿通係止すると共に、後述するロック機構41を最上位のアーム15cに装着すれば良い。
しかしながら、本発明の選択可能な好ましい実施形態は、更に、壁面パネル体11を上方に連設可能とする延長起立構成体9bを設け、背の高い側壁8を立設可能とするように構成している。
(作業床)
背の高い側壁8を立設する作業を容易にするため、図14に示すように、ベース起立構成体9aの内側に作業床Fを形成する。
図6に基づいて上述したように、端部を高架構築物の構造物に固着される支持部材33を水平材29に交差配置すると共に交差用固着具31により固着し、該支持部材33の上に床部材34を搭載して固定することにより、作業床Fが形成される。そこで、作業者は、ベース起立構成体9aの突出片17aを梯子として利用することにより、作業床Fの上に登り、次の作業を行う。
(延長起立構成体9bの連設)
図14に示すように、先に立設したベース起立構成体9aの上に、延長起立構成体9bを上向きに連設する。上述のように、ベース起立構成体9aと延長起立構成体9bは、それぞれ、主嵌着手段21を介して相互に主支柱12、12を同軸上に連設し、副嵌着手段22を介して相互に副支柱17、17を同軸上に連設される。この状態で、延長起立構成体9bのアーム15dは、ベース起立構成体9aの最上位に位置するアーム15cに対して、前記壁面パネル体11の上下寸法Hに対応する間隔Sを保持する。
(延長起立構成体に対する壁面パネル体の装着)
そこで、延長起立構成体9b、9bの間に壁面パネル体11cを配設し、該壁面パネル体11cの両側縁部をそれぞれ延長起立構成体9bに取着する。延長起立構成体9bに対して壁面パネル体11cを取着する方法は、ベース起立構成体9aに対して壁面パネル体11bを取着する上述の方法と同様である。
前記壁面パネル体11cは、ベース起立構成体9aに装着された上段の壁面パネル体11bに載置される。この際、前記上段の壁面パネル体11bは、上側の枠フレーム23の長孔25に該ベース起立構成体9aの最上位のアーム15cに取付けた取着具26のピン28を上向きに挿通係止している。従って、延長起立構成体9bに装着される壁面パネル体11cの側縁部の下端部は、前記上段の壁面パネル体11bに載置すると、自動的にその長孔25にピン28が挿通係止されることになる。
図15に示すように、壁面パネル体11cの側縁部の上端部は、延長起立構成体9bのアーム15dに取付けた取着具26のピン28を長孔25に対して上向きに挿通係止することにより取着される。
従って、延長起立構成体9bを介して壁面パネル体11cを配設した後、この状態で側壁8の立設を終了する場合、つまり、ベース起立構成体9aに装着した上下2段の壁面パネル体11a、11bと、延長起立構成体9bの1段の壁面パネル体11cによる合計3段により側壁8を構成する場合は、延長起立構成体9bのアーム15dにロック機構41を装着する。
ロック機構41は、前記アーム15dに嵌挿される保持部材42と、該保持部材42の上部及び下部から前記壁面パネル体11cに向けて突出する一対の係止片43a、43bを設けたロック具41aにより構成されている。前記保持部材42は、前記アーム15に挿入したとき自動的に抜止め係止されるスプリング付きの係止ピン44を設けていることが好ましい。
主支柱12の両側に突出するアーム15dの両端に一対の保持部材42を嵌挿したとき、何れかの係止片43a、43bが保持部材42の上側に位置して壁面パネル体11cの上側に臨み、該壁面パネル体11cの上動を阻止し、長孔25がピン28から脱することを防止する。従って、アーム15dの左右両端に取付けられる左右の保持ロック具41aは、同じ構成のものを使用することが可能である。これにより、強風等により煽られた場合でも、壁面パネル体11cが延長起立構成体9bから離脱することはない。
(選択的構成)
図示のように、延長起立構成体9bは、ベース起立構成体9aに上向きに連設された状態で、更に別の延長起立構成体9を上向きに連設させることが可能となるように構成されている。つまり、上述のような主嵌着手段21を主支柱12に設けると共に、副嵌着手段22を副支柱17に設けており、複数の延長起立構成体9を上下に連設可能とするように構成されている。
従って、更に背の高い側壁8を立設することが必要なときは、必要に応じて、複数の延長起立構成体9を上下に連設し、連設した延長起立構成体9に壁面パネル体11を装着することが可能である。そして、足場板3の列設方向に列設された複数の延長起立構成体9は、上述したような水平材29や斜材30から成る連結部材10により連結することが可能である。
(任意的構成)
上述の図示実施形態は、図8に示すように、ベース起立構成体9aを立設した状態で、支持部材33を設け、これによりベース起立構成体9aの堅固な起立姿勢を可能とした好ましい実施形態を示しているが、この支持部材33を設ける工程は、図14に示すように、ベース起立構成体9aに壁面パネル体11を装着した後、作業床Fを形成するときに実施しても良い。また、起立構成体9を立設する際に、連結部材10により連結する工程と、壁面パネル体11を装着する工程は、何れを先に実施しても良く、或いは、同時並行的に実施しても良い。
1 足場構築体
2 索条
3 足場板
3a 接合部
4 継手手段
5 フレーム
6 連結ピン
7 長孔
8 側壁
9 起立構成体
9a ベース起立構成体
9b 延長起立構成体
10 連結材
11、11a、11b、11c 壁面パネル体
12 主支柱
13 カバー板
13a 弾性パッキン
14 ブラケット
15、15a、15b、15c、15d アーム
16 ブラケット
17 副支柱
17a 突出片
18 ベース体
19 立設用固着具
20 係止具
21 主嵌着手段
21a ソケット
21b プラグ
22 副嵌着手段
22a ソケット
22b プラグ
23 枠フレーム
24 パネル板
25 長孔
26 取着具
27 固定用固着具
28 ピン
29 水平材
29a 交差部分
30 斜材
30a、30b 伸縮管
31 交差用固着具
31a 第1固着具
31b 第2固着具
32 連結用固着具
33 支持部材
33a 交差部分
34 床部材
35 スプリング
36 係止ピン
37 ブラケット
37a 溝
38 固着姿勢制御手段
38a 枢軸
39 ブラケット
40 係止姿勢制御手段
41 ロック機構
41a ロック具
42 保持部材
43a、43b 係止片
44 係止ピン

Claims (7)

  1. 高架構築物に多数の足場板(3)を索条により吊持すると共に、各足場板の妻側縁部に設けたフレーム(5)を前記高架構築物の延長方向に向けた状態で、該延長方向に多数の足場板を所定ピッチPで列設し、
    隣り合う足場板の妻側縁部を継手手段(4)により相互に間隔調節可能に連結して成る吊り足場において、前記足場板の妻側縁部に沿って側壁(8)を立設する方法であり、
    前記列設された足場板のうち複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板(3,3))のフレーム(5)に起立構成体(9)を立設する工程と、
    前記立設された複数の起立構成体(9,9)を相互に連結部材(10)により連結する工程と、
    前記立設された起立構成体(9,9)の間に壁面パネル体(11)を配設し、該壁面パネル体の両側縁部をそれぞれ起立構成体(9,9)に取着する工程を含んで成ることを特徴とする吊り足場における側壁立設工法。
  2. 前記起立構成体(9)は、ベース起立構成体(9a)と、延長起立構成体(9b)とから成り、
    前記吊り足場の列設された足場板のうち複数ピッチPnに相当して離間する所定足場板(3,3)のフレーム(5)にベース起立構成体(9a)を立設する工程と、
    前記立設された複数のベース起立構成体(9a,9a)を相互に連結部材(10)により連結する工程と、
    前記立設されたベース起立構成体(9a,9a)の間に壁面パネル体(11)を配設し、該壁面パネル体の両側縁部をそれぞれベース起立構成体(9a,9a)に取着する工程と、
    前記ベース起立構成体(9a)に前記延長起立構成体(9b)を連設することにより上向きに立設させる工程と、
    前記立設された延長起立構成体(9b,9b)の間に壁面パネル体(11)を配設し、該壁面パネル体の両側縁部をそれぞれ延長起立構成体(9b,9b)に取着する工程を含んで成ることを特徴とする請求項1に記載の吊り足場における側壁立設工法。
  3. 前記ベース起立構成体(9a)に前記延長起立構成体(9b)を連設する際に、前記吊り足場における足場板の上方空間に位置して、前記ベース起立構成体(9a)を介して作業床(F)を形成することを特徴とする請求項2に記載の吊り足場における側壁立設工法。
  4. 請求項1に記載の側壁立設工法を実施する装置であり、
    前記起立構成体(9)は、前記足場板(3)のフレーム(5)に立設される主支柱(12)と、該主支柱の側方に突出するアーム(15)と、前記主支柱の内側に配置される副支柱(17)を設けており、
    前記主支柱(12)は、該主支柱の下端部に前記足場板のフレームに着脱自在に固着可能な立設用固着具(19)を備え、
    前記副支柱(17)は、前記連結材(10)の端部に設けられた連結用固着具(32)を着脱自在に固着させるように前記主支柱(12)の内側に離間して該主支柱と平行に固設され、
    前記アーム(15)は、前記主支柱(12)の両側に壁面パネル体(11,11))を配置した状態で、両壁面パネル体(11,11)をそれぞれ取着する取着具(26)を着脱自在に固着させるように前記主支柱(12)の両側方に向けて突設されて成ることを特徴とする吊り足場における側壁立設装置。
  5. 前記主支柱(12)の外側に位置して該主支柱の両側に張り出すカバー板(13)を設けており、
    主支柱の両側に壁面パネル体(11,11)を配置したとき、該壁面パネルの側縁部が前記カバー板(13)と前記アーム(15)の間に介装されると共に、両側の壁面パネル(11,11)の相互に対向する側縁部の外側を前記カバー板(13)により被うように構成して成ることを特徴とする請求項4に記載の吊り足場における側壁立設装置。
  6. 前記主支柱(12)は、隣接する足場板の前記継手手段(4)の上に位置して立設されるように構成されており、
    該主支柱(12)の下端部から隣接する一対の足場板のフレーム(5,5)に沿って延びるベース体(18)を設けると共に、前記ベース体を隣接する一対の足場板のフレームのそれぞれに着脱自在に固着する立設用固着具(19,19)を設け、
    前記立設用固着具(19)は、少なくとも縦軸廻りに回動自在な固着姿勢制御手段(38)を介して前記ベース体(18)に設けられて成ることを特徴とする請求項4又は5に記載の吊り足場における側壁立設装置。
  7. 前記アーム(15)は、主支柱(12)の両側に配置される壁面パネル体(11,11)の側縁部の上下端部に臨むように構成され、
    前記壁面パネル体(11)は、両側縁部の上下端部に該壁面パネル体の幅方向に延びる長孔(25)を設けており、
    前記取着具(26)は、前記アーム(15)に着脱自在に固着可能な固定用固着具(27)と、該固定用固着具から延設されると共に前記長孔に挿通係止するピン(28)を設けており、
    前記ピン(28)を長孔(25)に挿通係止した状態で、前記ピンと長孔により、前記壁面パネル(11)を回動可能かつ幅方向に移動可能に係止する係止姿勢制御手段(40)を構成して成ることを特徴とする請求項4、5又は6に記載の吊り足場における側壁立設装置。
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