JP7177490B2 - 支柱支持具 - Google Patents
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Description
(1)ジャッキベースKが足場パネルAに固定されないため、横ずれが生じるなど安定性に欠ける。
(2)ジャッキベースKは作業スペースである足場板E上に設置せざるを得ないため、作業スペースが狭くなる。
(3)吊り足場上に設置する足場として鋼製布板等を用いる場合には、図12(b)に仮想線で示すように、ジャッキベースKを二列に平行に設置する必要があるが、この場合には作業スペースが更に狭くなる。
(4)高速道路の下など、吊り足場の上方側に床版を支える主桁があるような場合には、当該主桁が邪魔になり、ジャッキベースKを二列に設置できないことがある(図12(b))。
本発明の支柱支持具10の実施形態の一例を、図1~図8を参照して説明する。本発明の支柱支持具10はパイプを有する足場パネルの当該パイプに取付けて使用するものである。ここでは、足場パネルがフレームパイプCを備えた従来の足場パネルA(図10参照)の場合を一例とするが、足場パネルはパイプを備えたものであればこれ以外であってもよい。
前記実施形態の支柱支持具10では、既存のクランプ2を用いる場合を一例としているが、クランプ2には、図6(a)~(d)に示すような新規の単管クランプ20を用いることもできる。
本発明の支柱支持具10の第一の使用例を、図8(a)(b)を参照して説明する。この使用例は、本発明の支柱支持具10を用いて、吊り足場に落下防止パネルNを設置する場合の例である。図8(a)(b)において、Aは足場パネル、Hは架台(主桁)、Iは吊りチェーン、Nは落下防止パネル、Oは床版である。
(1)図8(a)に示すように、吊り足場を構成する足場パネルAの連結パイプCに本発明の支柱支持具10を取り付ける。図8(b)に示すように、支柱支持具10は、橋軸方向に間隔をあけて所望本数設置する。
(2)取り付けたそれぞれの支柱支持具10の支持軸1の上に縦支柱Lを被せ、隣接する縦支柱L間に先行手摺りPを配設する。縦支柱LはジョイントSを介して所望本数設置することができる。隣接する縦支柱Lの下方側は根がらみ(布材)Tで連結する。
(3)縦支柱Lに所望枚数の落下防止パネルNを固定し、作業を完了する。
本発明の支柱支持具10の第二の使用例を、図9(a)(b)を参照して説明する。この使用例は、本発明の支柱支持具10を用いて、吊り足場上に別の足場を組む場合の例である。図9(a)(b)において、Aは足場パネル、Hは架台(主桁)、Iは吊りチェーン、Oは床版である。
(1)図9(a)に示すように、吊り足場を構成する足場パネルAの連結パイプCに本発明の支柱支持具10を取り付ける。図9(b)に示すように、支柱支持具10は、橋軸方向に沿って所望数設置する。
(2)取り付けたそれぞれの支柱支持具10の支持軸1の上に縦支柱Lを被せ、隣接する縦支柱L間に先行手摺りPを配設する。
(3)取り付けた縦支柱Lよりも内側であって、吊り足場を構成する足場パネルAの足場板E上に敷板Jを設置し、当該敷板Jの凹部に載置式のジャッキベースKを設置する。図9(b)に示すように、載置式のジャッキベースKは橋軸方向に沿って所望数設置する。このとき、載置式のジャッキベースKは、足場パネルAの連結パイプCに取り付けた支柱支持具10の間隔と等間隔で、当該支柱支持具10と平行になるように設置する。
(4)設置したそれぞれの載置式のジャッキベースKのネジ棒K1の上に縦支柱Lを被せ、隣接する縦支柱L間に布材Uを配設する。縦支柱LはジョイントSを介して所望本数設置することができる。隣接する縦支柱Lの下方側は根がらみ(布材)Tで連結する。
(5)平面視横並びに設置された縦支柱L同士を横連結材Qで連結する。このとき、縦支柱Lの下方側は根がらみ(布材)Tで連結する。
(6)隣接する横連結材Q間に鋼製布板Rを設置し、作業を完了する。
1a 雄ネジ
1b 支持軸側ネジ部
2 クランプ
2a 固定部
2b 開閉片
2c ナット付き螺子棒
2d 連結棒
2e 係止部
2f 係止溝
2g 螺子棒
2h 締結ナット
3 調整具
3a 雌ネジ
3b 操作孔
4 ベース
4a ベース側ネジ部
4b 長孔
4c 予備ネジ孔
5 ワッシャ
6 固定ナット
10 支柱支持具
20 単管クランプ
20a 固定部
20b 開閉片
20c ナット付き螺子棒
20d 連結棒
20e 係止部
20f 係止溝
20g 螺子棒
20h 締結ナット
A 足場パネル
B 細長材
C 連結パイプ(フレームパイプ)
D 補強材
E 足場板
F 隙間
G 係止材
H 架台(主桁)
I 吊りチェーン
J 敷板
K ジャッキベース
K1 (ジャッキベースの)ネジ棒
L 縦支柱
M 操作棒
N 落下防止パネル
O 床版
P 先行手摺り
Q 横連結材
R 鋼製布板
S ジョイント
T 根がらみ(布材)
U 布材
Claims (5)
- パイプを有する足場パネルの当該パイプに取付けて使用する支柱支持具であって、
横長のベースと、
前記ベースの一面側に立設され、支柱を被せるための軸部を備えた支持軸と、
前記ベースの他面側の長手方向両端側に設けられ、前記足場パネルのパイプに固定可能なクランプと、
前記支持軸の外周に螺合され、当該支持軸の長手方向に移動可能であると共に、当該軸部に被せられた支柱の下端に当接して当該支柱を支持可能な調整具を備え、
前記クランプが前記足場パネルのパイプに固定されると、前記軸部に被せられた支柱が垂直又は略垂直に支持されるように、前記支持軸が足場パネルに対して垂直又は略垂直に立設する、
ことを特徴する支柱支持具。 - 請求項1記載の支柱支持具において、
クランプはベースの長手方向の位置を調節することができる、
ことを特徴とする支柱支持具。 - 請求項1又は請求項2記載の支柱支持具において、
ベースにベース側ネジ部が設けられ、
支持軸の一端側に前記ベース側ネジ部に螺合可能な支持軸側ネジ部が設けられ、
前記支持軸は前記支持軸側ネジ部が前記ベース側ネジ部に螺合されることによって当該ベースの一面側に立設された、
ことを特徴とする支柱支持具。 - 請求項3記載の支柱支持具において、
ベースに、支持軸側ネジ部を螺合可能なベース側ネジ部が二以上設けられ、
前記二以上のベース側ネジ部のうち少なくとも一つはベースの長手方向の中心からずれた偏心位置に設けられた、
ことを特徴とする支柱支持具。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の支柱支持具において、
クランプは固定部と開閉片とナット付き螺子棒と連結棒を備え、
前記固定部は足場パネルのパイプが収まる凹部を備え、
前記開閉片は前記固定部の一端側に回動可能に設けられ、
前記ナット付き螺子棒は前記開閉片の自由端側に回動可能に設けられ、
前記固定部の他端側に前記ナット付き螺子棒を係止する係止部が設けられ、
前記凹部に収まったパイプの外側に開閉片を被せて、当該開閉片に設けられたナット付き螺子棒を固定部に固定することによって前記パイプが保持される、
ことを特徴する支柱支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019190142A JP7177490B2 (ja) | 2019-10-17 | 2019-10-17 | 支柱支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019190142A JP7177490B2 (ja) | 2019-10-17 | 2019-10-17 | 支柱支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021063408A JP2021063408A (ja) | 2021-04-22 |
JP7177490B2 true JP7177490B2 (ja) | 2022-11-24 |
Family
ID=75487759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019190142A Active JP7177490B2 (ja) | 2019-10-17 | 2019-10-17 | 支柱支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7177490B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001241184A (ja) | 2000-02-24 | 2001-09-04 | Takao Suda | 足場建枠用脚柱延長具、およびそれに用いる補助延長具 |
JP2001349064A (ja) | 2000-06-05 | 2001-12-21 | Okabe Co Ltd | 仮設養生体の支持機構 |
JP2013087500A (ja) | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Takacho Kensetsu:Kk | パイプ支持金具 |
JP2015229852A (ja) | 2014-06-04 | 2015-12-21 | 株式会社杉孝 | 吊り足場における側壁立設工法及び装置 |
JP2016023425A (ja) | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 株式会社新成工業 | 親綱支柱 |
-
2019
- 2019-10-17 JP JP2019190142A patent/JP7177490B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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