JP6293440B2 - ルアー - Google Patents

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この発明は、ルアーフィッシングに使用されるルアーに関する。
従来、プラグやジグを呼ばれるルアーにおいて、外形を魚体に似せて製作されたものが周知である。
例えば下記特許文献1に示すプラグ型のルアーは、金属又は合成樹脂の外殻と、その外殻の内部に充填された合成樹脂発泡体とを備えている。このルアーは、岸釣りに適しており通常、浅場でのフィッシングに好適に使用できるものの、船での沖釣りにおける深場を狙うフィッシングには不向きである。すなわちこのようなルアーは、軽量で比重が小さいため、沈降速度が遅く、ルアーを投入する際に、ルアーを目的の水深に到達させるまでの時間が長くなり、不満を感じてしまう。
一方、沖釣り等の深場でのフィッシングには、メタルジグと称されるルアーが多く用いられている。
例えば下記特許文献2に示すメタルジグ型のルアーは、細長い小魚形状のボディを備え、そのボディ全体が鉛やタングステン等の金属によって構成されている。このルアーは、高重量で比重が大きいため、沈降速度が速く、ルアーを投入する際に目的の水深まで短時間で到達させることができる。
特許第2807186号公報 特許第5117333号公報
ところで、魚(フィッシュイーター)がベイトにアタックする際の習性は、魚種によって異なるが、例えば太刀魚等のフィッシュイーターは、ベイトのほぼ真下から上向きに急上昇しながらアタックする習性を持っている。
一方、上記特許文献2に示す従来のルアーは、細長いボディの先端(頭部)にラインを結び付けるようになっているため、ルアー投入後にリトリーブして、フィッシュイーターを引きつける際には、ルアーは、その頭部を上にした上向きの姿勢で上昇し、あるいは潮の流れが強い場合でも斜め上向きの姿勢で上昇していくような挙動となる。このためこのようなルアーに対し、上記太刀魚のようなフィッシュイーターのアタックポイントは、ルアーの尾部の一点だけとなってしまい、魚の引き寄せ効果が不十分となり、魚の食い付きが悪いという課題が発生する。
なお、浅場でのルアーフィッシングでは、ロッド操作によってある程度、ルアーの姿勢や動作をコントロールすることができるが、深場でのルアーフィッシングでは、ルアーの姿勢や動作をコントロールすることは困難である。このため、既述したように深場でのルアーフィッシングでは、ロッド操作による魚の引き寄せ効果を向上させることには限界がある。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、魚の引き寄せ効果を十分に得ることができるとともに、沈降速度も速くて深場でのフィッシングにも難なく用いることができるルアーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を要旨とするものである。
[1]胴部と、その胴部の前端に取り付けられた頭部とを備え、背面側の前部にライン取付用のラインアイが設けられたルアーであって、
前記頭部は、重金属によって構成されるとともに、
前記胴部は、硬質合成樹脂によって構成され、
前記ラインアイにラインの張力が作用する際にルアーが水中でほぼ水平な姿勢に保持されるように、前記ラインアイの位置が設定されていることを特徴とするルアー。
[2]総重量が30g〜500gに調整されている前項1に記載のルアー。
[3]前記胴部は、中空構造に形成されている前項1または2に記載のルアー。
[4]前記胴部は、比重が一般的な海水の比重である1.03以下に設定されている前項1〜3のいずれか1項に記載のルアー。
[5]前記ラインアイが前記頭部に設けられている前項1〜4のいずれか1項に記載のルアー。
[6]前記胴部にフック等のパーツ取付用のアイが設けられている前項1〜5のいずれか1項に記載のルアー。
[7]前記胴部内に全長方向に沿って金属製の補強ワイヤーが埋設され、
前記胴部の複数の位置において、前記補強ワイヤーが部分的に外部に引き出されて、その補強ワイヤーの各引出部によってフック等のパーツ取付用のアイがそれぞれ形成されている前項1〜6のいずれか1項に記載のルアー。
[8]前記補強ワイヤーの前端部が、前記頭部内に埋設され、
前記頭部の背面側において、前記補強ワイヤーが部分的に外部に引き出されて、その補強ワイヤーの背面側の引出部によって前記ラインアイが形成されている前項7に記載のルアー。
[9]前記胴部の内部にウエイトが装着されている前項1〜8のいずれか1項に記載のルアー。
[10]前記頭部が前記胴部に対し着脱自在に取り付けられている前項1〜9のいずれか1項に記載のルアー。
発明[1]のルアーによれば、頭部が高比重の重金属、胴部が低比重の硬質樹脂によって構成されているため、ルアーを投入する際、つまりラインからの張力が加わっていない状態では、ルアーが頭部を下向きにしたほぼ垂直な姿勢となって沈降していく。このため、ルアーの水流抵抗が小さくなって沈降速度が速くなり、例えば深場でのフィッシングにも難なく採用することができる。さらに本発明のルアーは、リトリーブ時にラインの張力が加わると、ほぼ水平な姿勢に保持されて、活き餌や本物の小魚のような挙動をとり、魚の引き寄せ効果を向上させることができる。
発明[2]〜[4]のルアーによれば、沈降速度をさらに速くすることができるため、深場でのフィッシングに、より好適に採用することができる。
発明[5][6]のルアーによれば、上記の効果をより確実に得ることができる。
発明[7][8]のルアーによれば、強度を向上させることができるため、耐久性を向上させることができる。
発明[9][10]のルアーによれば、重量バランスの微調整を行うことができるため、上記沈降速度や魚の引き寄せ効果を、より確実に向上させることができる。
図1はこの発明の実施形態であるルアーを示す側面図である。 図2は実施形態のルアーを示す側面断面図である。 図3はこの発明の第1変形例であるルアーを示す側面断面図である。 図4はこの発明の第2変形例であるルアーを示す側面断面図である。 図5はこの発明の第3変形例であるルアーを示す側面断面図である。
図1はこの発明の実施形態であるルアー1を示す側面図、図2はそのルアー1を示す側面断面図である。なお本実施形態においては、発明の理解を容易にするために、図1の紙面に向かって左右方向を「前後方向」または「体長方向」とし、図1の上下方向を「上下方向」として説明する。さらに本実施形態いおいては、図1の上方側を「背面側」とし、下方側を「腹面側」として説明する。
両図に示すように、このルアー1は、外形が細長い小魚の形状を有するプラグ型に属しており、前端部を構成する頭部2と、その頭部2の後側に取り付けられる胴部3とを備えている。
本実施形態において、頭部2は、鉛製のものであり、後端部に後方に突出するように嵌合凸部25が形成されている。
頭部2内には、後に詳述するように金属製の補強ワイヤー4がその一部が頭部2の外部に引き出された状態で埋設されている。この頭部2は例えば、溶融した鉛を型内で凝固させて製作されるものであり、その型加工する際に補強ワイヤー4を頭部2内に埋設状態に固定するようにしている。
補強ワイヤー4は、頭部2の内部に埋設された頭部埋設部41と、頭部2の嵌合凸部25における後端面の上部から後方に引き出された上側胴部埋設部44と、嵌合凸部後端面の下部から後方に引き出された下側胴部埋設部45とを有している。
頭部埋設部41の一部は、頭部2の上面側(背面側)における胴部3の近傍から上方に引き出されて、逆U字状に下方に折り返されて頭部41内に埋入されており、その部分が頭部引出部42として構成されている。
下側胴部埋設部45は後方に延びてから下方に屈曲され、さらにU字状に上方に折り返されてから後方に屈曲されている。この下側胴部埋設部45のU字状に折り返された部分が、腹部引出部46として構成されている。
本実施形態においては、頭部引出部42が、ライン(釣り糸)を取り付けるためのラインアイ51として機能するものである。さらに後述するように胴部引出部46が、フック(釣り針)をとりつけるためのフックアイ55として機能するものである。
なお、ラインアイ51には、ライン以外のもを取り付けて良く、例えばヨリモドシやスプリットリング等のパーツを取り付けても良い。さらにフックアイ55には、フック以外のものを取り付けても良く、例えばブレード等のパーツを取り付けても良い。この点は、後述のフックアイ53,54においても同様である。本実施形態においては、これらのフックアイ53〜54は、パーツ取付用のアイを構成するものである。
本実施形態において、頭部2は、鉛によって構成されているが、それだけに限られず、本発明においては、重金属であれば、どのような金属で構成しても良い。ここで、重金属とは、比重が4以上の金属であり、本発明の頭部2に好適に採用できるものとしては、例えば鉛、タングステン、亜鉛、ビスマス、ステンレス等を例示することができる。
胴部3は、硬質合成樹脂の成形品(プラスチック成形品)によって構成されている。本実施形態において、胴部2は左右に分割可能な2つの半割体30を合体させて形成されている。2つの半割体30は、左右対称形状(鏡像対象形状)に形成されており、図2の断面図においては、一方の半割体30が取り外されて、他方の半割体30の内面側が示された状態となっている。
胴部3には、その前端部に前方に向けて開放する嵌合凹部35が形成されている。この嵌合凹部35の内周形状は、上記頭部2における嵌合凸部25の外周形状に対応して形成されており、嵌合凹部35内に嵌合凸部25を適合状態に嵌合できるようになっている。
また胴部3内における前端部には、上記補強ワイヤー4の胴部埋設部44,45に対応して、ワイヤー設置凹部31が形成されており、この凹部31内に、補強ワイヤー4の胴部埋設部44,45を設置できるようになっている。
本実施形態においては、ワイヤー設置凹部31内に補強ワイヤー4の胴部埋設部44,45を設置した状態では、補強ワイヤー4におけるU字状の腹部引出部46が胴部3の腹面側の腹びれに相当する位置から外部に引き出された状態となり、フックアイ52として機能するものである。
胴部3における後部の腹面側の尻びれに相当する位置には、フックアイ設置凹部36が形成されている。この凹部36に取り付けられるフックアイ53には、埋設リング531が一体に形成されており、この埋設リング531が胴部3のフックアイ設置凹部36に固定されて、フックアイ53が胴部3の腹面側から下方に引き出された状態に配置される。
また胴部3の後端部の尾びれに相当する位置には、フックアイ設置凹部37が形成されている。この凹部37に取り付けられるフックアイ54には、埋設軸541が一体に形成されており、この埋設軸541が胴部3のフックアイ設置凹部37に固定されて、フックアイ54が胴部3の後端部から後方に引き出された状態に配置される。
既述した通り、胴部3は2つの半割体30によって構成されており、本実施形態のルアー1の組付手順としてはまず、一方の半割体30の所定位置に、頭部2の嵌合凸部35、補強ワイヤー4、フックアイ53,54等の埋設部材をそれぞれ配置する。その後、他方の半割体30を一方の半割体30に重ね合わせて、両半割体30によって上記埋設部材を挟持し、その状態で両半割体30,30を互いに接着固定するものである。
こにれより、補強ワイヤー4の一部が胴部3内に実質的に埋設された状態となっている。さらに補強ワイヤー4の胴部埋設部44,45が胴部3のワイヤー設置凹部31に係止することによって、頭部2の胴部3からの抜け止めが図られている。
また両半割体30は、胴部3の外殻部を構成するものであり、胴部3は実質的に中空構造となっている。さらに本実施形態において、胴部3は、比重を一般的な海水の比重である1.03以下に調整するのが良く、より好ましくは1.00以下調整するのが良い。
本実施形態において、胴部3(半割体30)の材料として、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)が用いられているが、本発明において、この材料は特に限定されるものではない。例えばABS樹脂以外の材料としては、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)等を好適に用いることができる。また本発明においては、胴部3は、硬質合成樹脂の熱成形品によって構成されていれば良く、樹脂発泡品によって構成しても良い。
ここで、本実施形態のルアー1においては、ラインアイ51に結びつけられたラインによって、ルアー1が水中で吊持されて、ライン51による上向きの張力が加わった状態(リトリーブ時)に、水中でルアー1がほぼ水平な姿勢に保持されるように、ラインアイ51の頭部2に対する位置が設定されている。
例えばラインアイ51の取付位置が、ルアー1の重心にほぼ対応する位置からその後方にかけての位置に配置されている。
ここで本実施形態において、ルアー1がほぼ水平と言うのは、ルアー1の体長方向に平行な仮想線が、水平線に対し±35°以内、好ましくは±30°以内の場合である。
また本実施形態においては、アイ51〜54にフック等のパーツを取り付けた状態、つまり実使用状態において、リトリーブ時に水中でルアー1がほぼ水平に配置されるように構成するのが好ましい。もっとも、本発明においては、アイ51〜54に何も付けない状態や、いずれかのアイのみにフック等を取り付けた状態で、リトリーブ時に水中でルアー1がほぼ水平に配置されるように構成しても良い。
以上のように構成された本実施形態のルアー1は、前端部の頭部2が高比重の重金属によって構成されるとともに、後側の胴部3が低比重の樹脂成形品によって構成されて、重心が前端部に配置されている。このためこのルアー1を用いてルアーフィッシングを行う場合、ルアー1を投入する際には、ラインからの張力が加わっていないため、ルアー1が頭部2を下向きにした垂直な姿勢となって沈降していく。従ってルアー1の水流抵抗が小さくなるため、沈降速度が非常に速くなる。つまり船による沖釣りのように水深の深い深場で、ルアーフィッシングを行うような場合であっても、ルアー投入時にルアー1を目的の水深まで短時間で到達させることができ、ルアー投入時の不満を解消することができる。
ここで本実施形態のルアー1において、沈降速度を一層高めて、深場での使用を一層快適なものとするために、ルアー1の総重量を30g〜500gに調整するのが好ましい。すなわち重量が軽過ぎる場合には、十分な沈降速度を確保することが困難になるおそれがある。
一方、本実施形態のルアー1を、ルアー投入後にリトリーブして、フィッシュイーターを誘う際には、ラインアイ51にラインの張力が加わってルアー1がほぼ水平な姿勢に保たれるため、ルアー1が活き餌や本物の小魚のような挙動をとるようになる。従って魚の引き寄せ効果が向上して、食い付きが良くなり、ルアーフィッシングを堪能することができる。
特に太刀魚のようにベイトの真下から上向きにアタックするようなフィッシュイーターをターゲットとする場合、ルアー1が水平に保持されていると、ルアー1に対するアタックポイントが広くなり、魚の引き寄せ効果を一層向上させることができ、より快適なルアーフィッシングを体感することができる。
さらにダートアクションを行った場合でも、ルアー1は水平姿勢、垂直姿勢、斜め姿勢等の多種多様な姿勢に繰り返し急速に変化することにより、本物の小魚が逃げ惑うような挙動と似通った挙動をとるため、魚の引き寄せ効果を、より一層向上させることができる。
また本実施形態のルアー1は、胴部3が硬質合成樹脂によって構成しているため、十分な耐久性を得ることができる。例えば軟質合成樹脂によって構成されるソフトベイト型のルアーでは、フィッシュイーターに食いちぎられることがあるが、本実施形態のルアー1は、胴部3が硬いため、胴部3が食いちぎられるような不具合を防止でき、胴部3の破損を防止することができ、十分な耐久性を得ることができる。
さらに本実施形態のルアー1は、胴部3が硬質合成樹脂によって構成されているため、ヒットした際には胴部3が振動することにより、その振動をラインおよびロッドを介して使用者(釣り人)が感じ取ることができる。つまり、使用者はヒットのタイミングを的確に把握でき、フッキングのタイミングを逃すような不具合を確実に防止することができる。
また本実施形態においては、ラインアイ51および腹びれ部のフックアイ52を、頭部2に埋設した補強ワイヤー4の一部によって構成しているため、これらのアイ51,52の強度を向上させることができ、耐久性を一層向上させることができる。
また本実施形態においては、胴部3を構成する2つの半割体30,30を分離させれば、頭部2を簡単に取り外すことができる。つまり頭部2は胴部3に対し着脱自在に取り付けられているため、必要に応じて、頭部2を、重量、大きさ、形状の異なる頭部2に付け替えることができる。このためこのルアー1は、使用場所等に応じて、重量や形状の変更を簡単に行うことができ、使い勝手が良く、汎用性を向上させることができる。
図3はこの発明の第1変形例であるルアー11を示す側面断面図である。同図に示すように、このルアー11は、補強ワイヤー4の下側胴部埋設部45が後端部まで延長されている点において、上記第1実施形態のルアー1と大きく相違する。
すなわちこのルアー11は、胴部3内において、補強ワイヤー4の下側胴部埋設部45が後方に延長されて、尻びれに相当する部分で下方に屈曲されて胴部3の下方に引き出されてからU字状に上方に折り返されて胴部3内に埋入されており、このU字状の折り返し部が尻部引出部47として構成されている。さらに補強ワイヤー4は、胴部3内において、尻部引出部47から後方に延長されて、胴部後端の尾びれに相当する部分で後方に引き出されてからU字状に折り返されて胴部3内に埋入されており、このU字状の折り返し部が尾部引出部48として構成されている。
そしてこの第1変形例のルアー11においては、尻部引出部47および尾部引出部48がそれぞれフックアイ53,54として機能するものである。
この第1変形例のルアー13において、他の構成は上記第1実施形態と実質的に同様であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。
この第1変形例のルアー11においても、上記と同様に同様の作用効果を得ることができる。
その上さらに、この第1変形例のルアー11は、金属製の補強ワイヤー4が胴部3の先端から後端まで配置されるとともに、このワイヤー4にアイ53,54も一体に形成されているため、胴部3およびアイ53,54の強度を向上させることができ、より一層耐久性を向上させることができる。
図4はこの発明の第2変形例であるルアー12を示す側面断面図である。同図に示すように、このルアー12は、胴部3における半割体30の内面側にウエイト設置凹部39が形成されており、この凹部39内に球状のウエイト(重り)6が設置されている。これにより、胴部3内にウエイト6が埋設されている。
この第2変形例のルアー12において、他の構成は上記第1実施形態と実質的に同様であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。
この第2変形例のルアー12においても、上記第1実施形態と同様に同様の作用効果を得ることができる。
その上さらに、この第2変形例のルアー12は、胴部3内にウエイト6を設置することにより、ルアー12全体の重量バランスを微調整することができ、ルアー投入時やリトリーブ時、特にリトリーブ時に、上記したようにルアー12を所望の適切な姿勢(挙動)に制御でき、魚の引き寄せ効果をなお一層向上させることができる。
なお本発明において、ウエイト6の取付位置は、特に限定されることなく、どの位置に取り付けても良いし、ウエイト6の取付個数も、特に限定されることなく、2個以上取り付けるようにしても良い。さらにウエイト6の形状も、特に限定されるものではなく、どのような形状のものも採用することができる。
図5はこの発明の第3変形例であるルアー13を示す断面図である。同図に示すように、このルアー13は、上記第1変形例のルアー11と同様に補強ワイヤー4が後方に延長されるとともに、上記第2変形例のルアー12と同様にウエイト6が取り付けられている。
この第3変形例のルアー13において、他の構成は上記第1実施形態等と実質的に同様であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。
この第3変形例のルアー13においても、上記第1実施形態、第1変形例および第2変形例と同様に同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記実施形態等においては、ラインアイ51を頭部2に配置する場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、胴部3の頭部近傍に配置するようにしても良い。
また本発明のルアーは、既述したとおり沖釣り、船釣り等に最適であるが、言うまでもなく、岸釣り、投げ釣り、川釣り、湖沼釣り等にも用いることができるとともに、水深の浅い浅場でのフィッシングにも用いることができる。
また上記実施形態においては、胴部が中空構造のルアーを例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、胴部に空洞がない中実構造のルアーにも適用することができる。
また上記実施形態においては、胴部3を2つの半割体30,30によって構成し、両半割体30,30で補強ワイヤー4やアイ53,54を挟み込むようにして取り付けるようにしているが、それだけに限られず、本発明において、胴部の形成方法は特に限定されるものではない。例えば補強ワイヤーやアイをインサート材として、インサート成形することによってワイヤーやアイを樹脂製胴部に固定するようにしても良い。
また言うまでもなく、本発明において、ルアーの外表面に、着色や描画等により化粧を施して、本物の小魚に一層近付けるように見せかけたり、光沢を付与したりして、魚の引き寄せ効果をさらに向上させるようにしても良い。
この発明のルアーは、船釣り等のルアーフィッシングに好適に用いることができる。
1,11,12,13:ルアー
2:頭部
3:胴部
4:補強ワイヤー
42,46〜48:引出部
51:ラインアイ
52〜54:フックアイ
6:ウエイト

Claims (5)

  1. 胴部と、その胴部の前端に取り付けられた頭部とを備え、背面側の前部にライン取付用のラインアイが設けられたルアーであって、
    前記頭部は、重金属によって構成されるとともに、
    前記胴部は、硬質合成樹脂によって構成され、
    前記ラインアイにラインの張力が作用する際にルアーが水中でほぼ水平な姿勢に保持されるように、前記ラインアイの位置が設定され
    総重量が30g〜500gに調整され、
    前記胴部は、中空構造に形成され、
    前記胴部は、比重が一般的な海水の比重である1.03以下に設定され、
    前記ラインアイが前記頭部に設けられ、
    前記胴部にフック等のパーツ取付用のアイが設けられていることを特徴とするルアー。
  2. 前記胴部内に全長方向に沿って金属製の補強ワイヤーが埋設され、
    前記胴部の複数の位置において、前記補強ワイヤーが部分的に外部に引き出されて、その補強ワイヤーの各引出部によってフック等のパーツ取付用のアイがそれぞれ形成されている請求項に記載のルアー。
  3. 前記補強ワイヤーの前端部が、前記頭部内に埋設され、
    前記頭部の背面側において、前記補強ワイヤーが部分的に外部に引き出されて、その補強ワイヤーの背面側の引出部によって前記ラインアイが形成されている請求項に記載のルアー。
  4. 前記胴部の内部にウエイトが装着されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のルアー。
  5. 前記頭部が前記胴部に対し着脱自在に取り付けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のルアー。
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