JP2012080861A - ジグヘッドを使用した、交換可能な硬質性釣り用ルアー。 - Google Patents

Abstract

【課題】 いままでの軟質プラスチック製ソフトワーム（ソフトベイト）は安価であるが、耐久性にとぼしい。そして、一般的な、それ自身に重りや内部に複雑な構造を持った硬質プラスチック製ルアーはソフトベイトにくらべて耐久性はあるが高価である。
本発明は、安価で耐久性のある釣り用ルアーを目的とする。
【解決手段】 本発明は耐久性にとぼしい軟質性プラスチックに換わって、ジグヘッドと耐久性のある硬質性プラスチックを使用し、かつ、複雑な構造をもたない設計により低価格な釣り用ルアーを実現する。
【選択図】図１

Description

この発明は、ジグヘッドとハードワーム（ハードベイト）を使用した釣り用ルアーに関するするものである。

釣り用の疑似餌（以下ルアーと表記）において、様々な形態や素材が開発されてきた。それはまさに、いかに魚がルアーを本物の餌と誤認させて食い付かせられるかの研究開発だった。その一つに硬質素材で出来た、餌となる魚の泳ぎかたに近付けるべく内部や外部に複雑な構造をもったルアーがある。

一方、ルアーは消耗品なので安価であることが釣り人にとっては望ましい。
その一つに、ジグヘッドと軟質素材で出来たルアーがある。
ジグヘッドとは金属で出来た針付きの重りのことで、重りや釣り針の装着がそれ自身では困難な軟質素材で出来たソフトワーム（ソフトベイト）にジグヘッドを装着することにより、一体となったルアーを目的のポイントまで投入、及び、沈めることができる。

軟質性プラスチックであるソフトワームは耐久性に問題がある。
ジグヘッドを使用しない硬質プラスチックのルアーは構造が複雑で高価である。
軟質性プラスチックであるソフトワームには特性上、直接、釣り針を取り付けることができない

釣り用ルアーのプラスチック素材を大きく二つに分けると、硬質プラスチックと軟質性プラスチックに分けられる。
いままでの釣り用ルアー製品は、耐久性はあるが構造が複雑でそのために高価な硬質プラスチック製ルアー（木製を含む）と、耐久性はないが構造や製造が簡単で安価な軟質性プラスチック製品がほとんどである。
本発明は耐久性と低価格を兼ね備えた釣り用ルアーを提供する。［図１］

従来の軟質性プラスチックで製造したソフトワーム（ソフトベイト）などでは、魚が食いついた時に簡単にくいちぎられたり、釣り針をソフトワームに取り付ける際やジグヘッドに取り付ける時の損傷により数回の魚を釣りあげると使用不能になる。

硬質プラスチックで製造した、ジグヘッドを使用しないルアーでは、内部に重りや浮力を持たせるための複雑な構造が必要になってくる。
そのために、内部に複雑な構造を持たないソフトワームにくらべて高価になる。

一方、硬質プラスチックで製造するハードワーム（ハードベイト）では、軟質性プラスチックで製造されたソフトワームと同等の簡単な構造なので、低コストで製造することができる。

製造方法の一例として、硬質プラスチックのＡＢＳ樹脂を使用し、射出成形法により高熱のシリンダーによって溶かされたプラスチックの原料を金型に流し込み、冷却することでプラスチックが固められた成形品（ハードベイト）が完成する。（符号２）

また、ハードワームでは硬質プラスチック（強度のある金属や木材でもよい）で製造しているためソフトワーム（ソフトベイト）に比べて強度がある。
そのためソフトワームでは不可能であるワーム本体に釣り針を装着することが可能になる。［図１］４
これにより、ソフトワームでは難しかった最後部への釣り針の装着が可能になり釣果が向上する。［図２］２−ｂ

ジグヘッドの製造は鋳造金型に、ジグヘッドオスネジ部［図３］１−ｂとライン結束用アイ［図３］１−ａを結合させた金具を設置し、鉛などの比重の大きい金属で鋳造作成する。［図３］

ジグヘッドとハードワームは、それぞれ単体では釣り用ルアーとしては用をなさないので必ず、ジグヘッドとハードワーム一体の使用が求められる。［図１］
しかし、常に一体化した上記ルアーを使用するよりも、ジグヘッドとハードワームは取り外し交換が自由なように、脱着構造（［請求項２］と［請求項３］）を用いると釣りの状況に応じて、ジグヘッドとハードワームのサイズや色、及び形が自由に選択使用できる。もちろん、ジグヘッドとハードワームを最初から固着一体化した製品も可能である。

いままでのソフトワームでは、軟質性プラスチックで製造されているので、ジグヘッドに刺すだけでよかったが、硬質プラスチック製のハードワーム（ハードベイト）ではなんらかの強固な結合方法が必要になる。［図１］３［図４］３

その一例として、ネジ式を図２と図３に示す。
ジグヘッド側にオスネジ部［図３］１−ｂを作成し、ハードワーム部にメスネジ部［図２］２−ａを作成する。これにより、簡単で確実な結合が可能となる。
結合方法はネジ式に限らず、簡単で確実な結合方法は［請求項２］と［請求項３］の対象となる。

本発明は、低価格で耐久性のあるルアーを提供するとともに、ジグヘッドとハードワーム（ハードベイト）を釣りの状況に応じて、適宜交換することができる。

また、ハードワーム（ハードベイト）では、最後部に釣り針を装着できるため釣果の向上も期待できる。

本発明の側面図である。 ハードワーム（ハードベイト）の側断面図である。 ジグヘッドの側面図である。 本発明の上面図である。

以下、本発明を実施するための形態を図１〜図４で説明する。

図においては、１はジグヘッドで２のハードワーム（ハードベイト）と着脱可能とする。

２は、ハードワーム（ハードベイト）で硬質素材で製作する。

また、ジグヘッド１とハードワーム（ハードベイト）２を着脱可能３とする。

４は、ソフトワーム（ソフトベイト）では不可能だった、後部に釣り針を装着する。

（１）はジグヘッド
（２）はハードワーム（ハードベイト）
（３）は結合部
（４）は後部釣り針取り付け用アイ
（２−ａ）はハードワームメスネジ部
（２−ｂ）は後部釣り針
（１−ａ）はライン結束用アイ
（１−ｂ）はジグヘッドオスネジ部
（１−ｃ）はジグヘッド部釣り針

Claims (4)

1. ジグヘッドと硬質プラスチックを成形及び加工した釣り用ルアー。
2. ジグヘッドと硬質プラスチック部を着脱可能とした請求項１のジグヘッド。
3. ジグヘッドと硬質プラスチック部を着脱可能とした請求項１のハードワーム（ハードベイト）。
4. ジグヘッドを使用するハードワーム（ハードベイト）本体に釣り針を装着した釣り用ルアー。

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