JP6289599B2 - 自動分析装置及び試料分注プローブ洗浄方法 - Google Patents

自動分析装置及び試料分注プローブ洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、血液、尿、髄液など、複数種別の生体試料の定性・定量分析を行う自動分析装置に関する。
血液(血清や血漿など)、尿、髄液など、複数種別の生体試料を測定する自動分析装置では、試料間のキャリーオーバを防止するための手段として、試料を分注するために共通にて使用される分注ノズルに対して、分注後に水を用いて洗浄を行い、分注ノズルの外壁や内壁の洗浄を行うことが一般的である。
従来から、この試料分注ノズルの洗浄に関する技術として、洗浄方法や洗浄を行う洗浄槽に工夫を行い、試料間のキャリーオーバを低減する工夫がなされている。
一方、近年の自動分析装置においては、分析処理能力の向上が求められており、全体の分析処理能力を向上させるために試料分注時間の短縮が図られている。
その結果、試料分注ノズルの洗浄時間も短縮されることで、特に試料間の影響を受けやすい測定項目に対して、通常の洗浄動作だけではキャリーオーバを確実に回避することが難しい場合がある。
このような試料間へのキャリーオーバを回避するための従来技術として、測定項目単位毎に分注ノズルの洗浄動作を挿入するか否かを設定し、その項目を測定する試料の分注前に洗浄動作を挿入する技術がある。
また、特許文献1には、生化学項目を測定する装置と免疫項目を測定する装置を接続した装置構成において、感度の高い免疫項目に対して生化学装置側で試料間の汚染を防止するために、検体単位に特定の分析項目が含まれる場合には、特別洗浄処理を行う洗浄制御が開示されている。
特開2000−46844号公報
しかしながら、試料の種別ごとに濃度が大きく異なる分析項目の場合は、試料の種別の切り替わり時にキャリーオーバが発生してしまう可能性がある。
例えば、GLU(血糖)では、血清試料中に含まれる濃度は正常値として70〜109[mg/dL]であり、尿試料中に含まれる濃度は正常値として1〜2[mg/dL]となっており、分析項目の別の違いによって試料中に含まれる濃度が大幅に異なる。
そのため、同じ種別の試料間では、分注ノズルの内壁などに極めて微量の試料が残存したとしても試料間のキャリーオーバの影響は小さいが、高濃度の種別の試料から低濃度の種別の試料に対しては、残存する試料が極めて微量であったとしても、試料間のキャリーオーバの影響を大きく受け、測定結果に影響を与える可能性がある。
また、近年の自動分析装置では、試料のさらなる微量化も求められ、微量分注時のキャリーオーバの測定結果への影響が従来よりも増大している。
前述した測定項目単位毎に洗浄動作の要否を設定する方法では、影響を受ける測定項目に対して洗浄動作を設定することで、目的とする試料種別の切り替わりにおいて洗浄動作を挿入することにより、試料間のキャリーオーバの影響を防止することは可能である。
しかしながら、影響を受けない試料種別や、同じ試料種別が連続した場合にも洗浄動作を挿入してしまい、無駄な洗剤や水の浪費によるランニングコストの増加や分析効率の低下が発生する。
また、特許文献1に記載の方法を用いれば、例えば、目的とする種別を開始する先頭の試料に対してのみ洗浄制御の設定を行うことで上記のような無駄な洗浄動作の挿入は発生しない。
ところが、同一種別が続く間に緊急を要する別種別の試料の割り込みが入ってしまうと、洗浄制御を設定していない試料に影響をきたすことがある。
また、この緊急を要する別種別の試料の割り込みは不定期に投入されるものであり、設定時に予め予測することは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、試料の投入順序や分注位置への到着順序にかかわらず、必要最小限の洗浄動作で、種別の異なる低濃度の試料に対する試料間のキャリーオーバを抑制でき、測定結果の正確性を向上可能な自動分析装置及び試料分注プローブ洗浄方法を実現することである。
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成される。
複数種別の試料を分析する自動分析装置において、反応容器を保持する反応容器保持機構と、測定する試料を上記反応容器に分注する試料分注プローブと、
上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄槽と、分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との関係において、分析に影響をきたす組み合わせが存在する場合には、当該組み合わせに基づいて、予め洗浄液の種別からなる洗浄方法を設定可能な設定画面を表示する表示部と、当該設定画面で設定された情報及び分析依頼された測定試料の種別を格納する情報格納部と、上記情報格納部に格納された情報に基づいて上記試料分注プローブの洗浄方法を決定し、上記洗浄槽を用いた上記試料分注プローブの洗浄動作を行わせる制御部と、
を備え、上記制御部は、上記情報格納部に格納された、当該分析依頼された測定試料の種別における、分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との組合せと、上記情報格納部に格納された設定された情報と、に基づいて、洗浄方法を判断する前後測定試料判断部と、上記前後測定試料判断部が判断した洗浄方法における洗浄液の種別に基づいて、上記試料分注プローブを制御して洗浄させる試料分注機構制御部と、を有し、上記洗浄槽には洗浄液が収容され、上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量を固定量とする固定モードとするか、上記洗浄量を自動設定とする自動モードとするかを選択する入力機構を備え、上記制御部は、上記試料分注プローブが吸引した試料の吸引量のうちの最大吸引量を記憶する最大吸引量メモリを有し、上記自動モードが選択された場合は、上記最大吸引量メモリに記憶された最大吸引量を、上記試料分注プローブを洗浄するための必要最小限の洗浄量とし、上記固定モードが選択された場合は、上記洗浄方法のパターン別に設定された洗浄量を、上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量とする。
上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量を固定量とする固定モードとまた、自動分析装置の試料分注プローブ洗浄方法において、反応容器を保持する反応容器保持機構と、測定する試料を上記反応容器に分注する試料分注プローブと、上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄槽と、分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との関係において、分析に影響をきたす組み合わせが存在する場合には、当該組み合わせに基づいて、予め洗浄液の種別からなる洗浄方法を設定可能な設定画面を表示する表示部と、当該設定画面で設定された情報及び分析依頼された測定試料の種別を格納する情報格納部と、上記情報格納部に格納された情報に基づいて上記試料分注プローブの洗浄方法を決定し、上記洗浄槽を用いた上記試料分注プローブの洗浄動作を行わせる制御部と、を有し、上記制御部は、上記情報格納部に格納された、当該分析依頼された測定試料の種別における、分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との組合せと、上記情報格納部に格納された設定された情報と、に基づいて判断した洗浄方法における洗浄液の種別に従って上記試料分注プローブを制御して洗浄させ、するか、上記洗浄量を自動設定とする自動モードとするかを選択する入力機構によって、上記自動モードが選択された場合は、上記制御部は、上記試料分注プローブが吸引した試料の吸引量のうちの最大吸引量を、上記試料分注プローブを洗浄するための必要最小限の洗浄量とし、上記入力機構によって、上記固定モードが選択された場合は、上記制御部は、上記洗浄方法のパターン別に設定された洗浄量を、上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量とする

本発明によれば、試料の投入順序や分注位置への到着順序にかかわらず、必要最小限の洗浄動作で、種別の異なる低濃度の試料に対する試料間のキャリーオーバを抑制でき、測定結果の正確性を向上可能な自動分析装置及び試料分注プローブ洗浄方法を実現することができる。
本発明の一実施例が適用される自動分析装置の概略全体構成図である。 特別な洗浄動作を挿入するか否かを設定する画面の一例を示す図である。 試料の到着順及び種別によって検体分注プローブの制御を時系列に示した図である。 試料間におけるキャリーオーバを防止するための洗浄動作を挿入するか否かを判定する処理のフローチャートである。 検体分注プローブの洗浄動作を制御するための機能ブロック図である。 洗浄量の算出モードを切り替える設定画面の一例を示す図である。 図2の特別な洗浄動作を挿入するか否かを設定する画面の一例に加えて、分注が連続しないケースで実施する水洗浄の回数で洗浄不良とする設定を追加した図である。 図4の試料間におけるキャリーオーバを防止するための洗浄動作を挿入するか否かを判定する処理に、分注が連続しないケースで実施する水洗浄の回数により、洗浄動作を挿入するか否かを判定する処理を追加したフローチャートである。 分注が連続しないケースで実施する水洗浄の回数洗浄要否を判断する方式での、試料の到着順及び種別によって検体分注プローブの制御を時系列に示した図である。 分注サイクルが長く、通常の水による洗浄動作の代わりに図2に記載した画面により設定した洗浄動作実施できるシステムでの、試料の到着順及び種別によって検体分注プローブの制御を時系列に示した図である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施例は本発明の形態の一つであり、この形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例が適用される自動分析装置の概略全体構成図である。
図1において、自動分析装置はパーソナルコンピュータ112を備えており、検体の分析依頼は、パーソナルコンピュータ112のキーボード(入力機構)118から登録される。また、自動分析装置は、検体を分析する分析モジュール105を備え、この分析モジュール105の反応ディスク108上には反応容器113が配置されている。この反応ディスク108全体は保温槽によって所定の温度に保持されている。
検体供給部101に設置された検体ラック103に搭載された検体は、検体フィーダーライン102を通って分析モジュール105内の分注ライン106へ移送される。パーソナルコンピュータ112は、分注ライン106の動作を制御して、検体プローブ(試料分注プローブ)107が検体を分注する検体分注位置まで、検体ラック103を移動させる。
ラック103に搭載された検体は、パーソナルコンピュータ112内のメモリに記憶されている分析パラメータと検体の分析依頼に従って、検体プローブ(試料分注プローブ)107を用いて反応容器113に所定量分注される。
次に、検体が分注された反応容器113を、反応ディスク108を回転させ試薬分注位置へ移送する。
検体と混合して反応させるための試薬が充填された試薬容器117は、試薬ディスク110内に設置されている。試薬は、パーソナルコンピュータ112内のメモリに記憶されている分析パラメータに従って、試薬分注プローブ109を用いて、試薬容器117内の試薬が吸引され、反応ディスク108上の反応容器113へ所定量分注される。
その後、撹拌機構111で検体と試薬との撹拌が行われ、混合される。
この反応容器113が、反応ディスク108上の測光位置を横切る時、多波長光度計114により吸光度が測光される。測光された吸光度は、濃度データに変換される。
以上の測定原理において、ユーザは、測定に必要な種々のパラメータ設定や検体の登録、そして分析結果の確認をパーソナルコンピュータ112のキーボード118、表示画面でおこなうことができる。
また、本発明の検体プローブ107の洗浄に関する一般的な装置の構成として、検体プローブ107の回転軌跡上に、検体分注後に水による洗浄を行う洗浄槽115と、検体プローブ107の特別な洗浄を行うための洗浄液槽116が配置されている。洗浄液槽116は、複数種類の洗浄液を収容するため、複数の槽により構成される。ただし、単一種類の洗浄液を使用する場合は、洗浄液槽116は単一であってもよい。なお、参照番号104は検体収納部である。
次に、本発明の実施例における検体分注プローブ(試料分注プローブ)の洗浄について説明する。
図2は、互いに異なる試料種別の関係において、試料間のキャリーオーバを防止するために、特別な洗浄動作を挿入するか否かを設定する画面の一例である。この画面はパーソナルコンピュータ112の表示画面である。
図2の(A)は、現在測定しようとする試料(次に分注を行う試料)の種別と、以前の測定試料(分注を行った前試料)の種別との関係において洗浄タイプを設定する画面であり、図2の(B)は、洗浄タイプ別に洗浄方法を編集する画面である。
図2の(A)において、例えば、試料の種別が血清(前試料)から尿(現試料)へと切り替わる場合において、試料中に含まれる成分の濃度の範囲が異なり、尿の試料中に含まれる成分の濃度へ影響をきたす場合には、条件番号(201)の番号1に、前試料の種別(202)を「血清」、測定試料の種別(203)を「尿」と設定する。
自動分析装置のパーソナルコンピュータ112は、種別が設定されたことを検出すると、設定された種別の関係と装置の特性から、分注ノズルのキャリーオーバを除去するために最適な洗浄パターンを作成し、初期設定として推奨する(図2の(B))。条件番号1の場合は、洗浄タイプがパターン1であり、洗浄液1を用い、洗浄回数は1回となる。
この洗浄パターンは、洗浄液(洗剤、水など)、洗浄液を用いて洗浄する回数で構成され、ユーザの意思により、洗浄パターン編集画面(205)を用いて、キーボード(入力機構)118を用いて変更を可能とする。また、図2の(A)に示した洗浄タイプ設定画面もキーボード(入力機構)118を用いて変更を可能とする。
このように、各種別の関係において、影響をきたす組合せが存在する場合には、同様の手順にて設定を行う。
図2の(A)、(B)に示したその他の例は、前試料が血清で、現試料が髄液の場合は、条件番号が2で、洗浄タイプはパターン2となり、洗浄液1を用い、2回洗浄し、洗浄液2を用いて1回洗浄する。また、前試料が尿で、現試料が髄液の場合は、条件番号が3で、洗浄タイプはパターン3となり、洗浄液1を用い、1回洗浄し、洗浄液2を用いて1回洗浄し、さらに水を用いて1回洗浄する。
なお、パターン4の場合は、洗浄液1を用い、3回洗浄する。
次に、図3、図4、図5を用いて、上記図2の設定に基づき、測定中における検体プローブ107の洗浄動作制御に関して説明する。
図3は、測定中における試料の到着順と試料の種別によって、試料を分注する検体プローブ107の制御を時系列に示した図である。
図4は、到着した試料の分注開始前において、図2の設定を確認し、異なる種別の試料間におけるキャリーオーバを防止するための洗浄動作を挿入するか否かを判定する判定処理のフローチャートである。
図5は、検体分注プローブ107の洗浄動作を制御するためのパーソナルコンピュータ112の制御部の機能ブロック図であり、パーソナルコンピュータ112は、分析依頼された試料の種別を時系列に格納する分析依頼メモリ1121と、前後測定依頼判断部1122と、図2の(A)に示した洗浄タイプ設定画面で設定された情報を格納する試料種別間条件テーブル1123と、図2の(B)に示した洗浄タイプ別に設定された洗浄方法を格納するパターン別洗浄方法テーブル(洗浄タイプ別洗浄方法テーブル)1124と、試料分注機構制御部1125と、最大吸引量メモリ1126とを備えている。
自動分析装置において、試料の測定が開始されると、図1の搬送ライン(101、102、106)を経由して、検体分注プローブ107の検体分注位置へ試料が搬送され、試料1(血清)が分注位置へ到着する。試料1が到着すると、図4のステップ400において、前後測定試料判断部1122が、分析依頼メモリ1121に格納された試料分析依頼に基づいて、前回の測定試料があるか否かを判定する。
試料1の前には測定試料が無い場合は、ステップ407に進み、検体分注プローブ107の特別洗浄動作を行うことなく、試料1の検体の分注が実行される。
次に、試料1の分注完了後、試料2(血清)が分注位置へ到着すると、ステップ400において、前後試料判断部1122は、分析依頼メモリ1121の格納内容を確認する。前後試料判断部1122は、前試料1が存在しているので、ステップ401において、確認する条件番号を1に設定した後、ステップ402に進む。
ステップ402において、前後測定試料判断部1122は試料種別間条件テーブル1123を確認する。試料種別間条件テーブル1123の条件1は、前試料が血清であり、現在の試料が尿であるので、試料2(血清)の場合には、該当しない。この場合は、ステップ403からステップ405に進み、その他の確認条件2、3がテーブル1123に設定されているので、ステップ406に進み、確認条件を2とし、ステップ402に戻る。
条件2の場合は前試料が血清、現在の試料が髄液の場合であるので、試料2の場合は該当しない。よって、ステップ403からステップ405に進み、その他の確認条件3がテーブル1123に設定されているので、ステップ406に進み、確認条件を3とし、ステップ402に戻る。
条件3の場合は、前試料が尿の場合であるから、前試料1(血清)は条件3に該当しない。よって、ステップ402からステップ405に進み、条件3の次の条件が設定されていないので、ステップ407に進み、特別洗浄動作を行うことなく、試料2の分注動作が行われる。
次に、試料2の分注完了後、試料3(尿)が分注位置へ到着すると、ステップ400において、前後試料判断部1122は、分析依頼メモリ1121の格納内容を確認する。前後試料判断部1122は、前試料2が存在しているので、ステップ401において、確認する条件番号を1に設定した後、ステップ402に進む。
ステップ402において、前後測定試料判断部1122は試料種別間条件テーブル1123を確認する。試料種別間条件テーブル1123の条件1は、前試料が血清であり、現在の試料が尿であるので、試料3(尿)の場合には、条件1に該当する。このため、ステップ402、403からステップ404に進み、前後判定試料判断部1122は、条件1の洗浄タイプであるパターン1で洗浄を実施する指令を試料分注機構制御部1125に供給する。
洗浄パターン1による洗浄を実施する指令を受けた試料分注機構制御部1125は、パターン別洗浄方法テーブル1124を検索し、パターン1の洗浄方法を読み出し、それに従った洗浄方法で検体分注プローブ107を洗浄させる。この洗浄は、通常行われる検体分プローブの洗浄の他に、図2の条件1記載の洗浄動作を自動で実施し、試料3(尿)への前試料2(血清)のキャリーオーバの影響を防止させることで、試料3(尿)の測定結果の正確性を向上させる。この洗浄動作を実施した後、試料3の分注を開始する。
次に、試料3の分注完了後、試料4(尿)が分注位置へ到着する。試料4が到着すると、上述した図4に示す判定処理を実施する。ここでは、前試料は試料3(尿)であり、今回の測定試料は試料4(尿)であるから、条件1〜3のいずれにも該当しない。
よって、ステップ400、401、402、403、405、406の判断がなされた後に、ステップ407に進み、特別洗浄動作無しとし、試料4の分注を開始する。
次に、試料4の分注完了後、試料5(血清)が分注位置へ到着する。試料5が到着すると、上述した図4に示す判定処理を実施する。ここでは、前試料は試料4(尿)であり、今回の測定試料は試料5(血清)であるから、条件1〜3のいずれにも該当しない。
よって、ステップ400、401、402、403、405、406の判断がなされた後に、ステップ407に進み、特別洗浄動作無しとし、試料5の分注を開始する。
なお、上述した説明では、分注ライン106の分注位置に到着した試料に関して、図4に記載の判定を行うように記載してあるが、特に分注位置が分注ライン106上の位置である場合に限定する必要は無い。
例えば、反応容器113上で希釈が行われた試料を、検体分注プローブ107を用いて別の反応容器113へ分注する場合は、分注位置を反応容器113の配置位置とし、図4に記載した判定フローを実行することができる。
また、上述の希釈が行われた試料の後に、影響を及ぼす試料種別を分注するケースにおいて、試料を希釈することにより影響を及ぼす項目の濃度が少なくなり、洗浄動作を挿入しなくても影響を受けないと判断できるケースであれば、図2の洗浄設定条件に該当していても図2の(B)に記載した洗浄動作を実施せずに、試料の分注を行い、余分な洗浄動作による洗剤や水の浪費によるランニングコストの増加や、分析スループットの低下を防止させる方式でもよい。
また、上述の希釈が行われた試料のケースに限らず、再測定を行う試料の後に、影響を及ぼす試料種別を分注するケースにおいて、前回測定した結果から影響を及ぼす項目の濃度が少なく、洗浄動作を挿入しなくても影響を受けないと判断できるケースであれば、図2の洗浄設定条件に該当していても図2の(B)に記載した洗浄動作を実施せずに、試料の分注を行う方式でもよい。
なお、自動分析装置における検体分注プローブは、一般的に、分注が連続しないケースにおいて、検体分注プローブの分注ノズル先端の乾燥を防止することを目的として、水による分注ノズルの外壁、内壁の洗浄動作を実施している。そのため、図2の洗浄設定において、この分注ノズルの水による洗浄動作の洗浄回数でキャリーオーバの影響が回避可能か否かの設定を追加し、キャリーオーバの影響が回避可能であると判断可能な場合は、図2の洗浄設定条件に該当していても図2の(B)に記載した洗浄動作を実施せずに、水による分注ノズルの外壁、内壁の洗浄動作を一定回数実施した後に、試料分注を行い、分析スループットの低下を防止させる方式でもよい。
本方式を、図7、図8、図9を用いて説明する。
図7は、図2の洗浄設定画面に加えて、分注が連続しないケースで実施する水洗浄の回数で設定した洗浄パターンによる洗浄動作を不要とする設定706を追加した図である。
図7の(A)において、例えば、試料の種別が血清(前試料)から尿(現試料)と切り変わるまでに、分注ノズルの水洗浄を2回実施すれば、尿の試料中に含まれる成分の濃度への影響が回避される場合、水洗浄回数(706)に「2」を設定する。その他の条件に関しては、分注ノズルの水洗浄を複数回実施しても、影響が回避されない場合、水洗浄回避回数(706)に「0」を設定し、設定を無効とする。
図8は、図4の到着した試料の分注開始前において、異なる種別の試料間におけるキャリーオーバを防止するための洗浄動作を挿入するか否かを判定する判定処理のフローチャートに加えて、分注が連続しないケースで実施する水洗浄の回数を記憶する処理(802)、(805)と、図7で設定した水洗浄回数(706)を判定する処理(803)を追加したフローチャートである。図9は、本方式を用いた場合の、試料を分注する検体プローブ107の制御を時系列に示した図である。
図9において、測定を開始してから、試料1(血清)、試料2(血清)を分注するまでは、前述の図3の方式の説明と同様である。
次に、試料3(尿)の到着がなく、検体プローブ107の分注タイミングで、試料の分注がない場合、分注ノズルの水洗浄を実施する。この場合、図8に示す判定を行い、ステップ801の判定で、今回は試料の分注ではないため、ステップ802に進み、「水洗浄回数」を1加算し、終了する。
次のタイミングも、試料3(尿)の到着がなく、検体プローブ107の分注タイミングで、試料の分注がないため、分注ノズルの水洗浄を実施する。この場合も同様に、図8に示す判定を行い、ステップ801の判定で、今回は試料の分注ではないため、ステップ802に進み、「水洗浄回数」を1加算し、終了する。この結果。「水洗浄回数」が2となる。
次に、試料3(尿)が分注位置へ到着すると、ステップ801において、今回は試料の分注であるため、図4と同様に、確認する条件番号を1に設定し、試料種別間条件テーブル1123を確認する。試料種別間条件テーブル1123の条件1は、前試料が血清であり、現在の試料が尿であるので、試料3(尿)の場合には、条件1に該当し、追加したステップ803に進む。
ステップ803では、図7の水洗浄回避回数(706)が設定されているため、水洗浄回避回数(706)の2回と、現在の「水洗浄回数」2回を比較する。比較した結果、「水洗浄回数」が図7の水洗浄回避回数(706)は「2」に達しているため、ステップ804に進み、洗浄動作を行わず、試料の分注動作を開始する。
この結果、洗浄動作の挿入を行うことによる分析スループットの低下が発生せずに、効率よくキャリーオーバの影響を回避することができる。
また、上述した実施例においては、洗浄動作用の時間を確保していたが、分注サイクルが長いシステムにおいては、通常の試料分注後の水による洗浄動作の代わりに、図2に記載した画面により設定した洗浄動作を実施し、分析スループットの低下を防止させる方式でもよい。
図10は、分注サイクルが長く、通常の水による洗浄動作の代わりに、図2に記載した画面により設定した洗浄動作が実施できるシステムでの、試料を分注する検体プローブ107の制御を時系列に示した図である。
前述の方式では、図1の搬送ライン(101、102、106)を経由して試料が搬送され、試料が検体分注プローブ107の分注位置へ到着すると、図4のステップ400において、前後測定試料判断部1122が、分析依頼メモリ1121に格納された試料分析依頼に基づいて、前回の測定試料があるか否かを判定するが、本方式では、図10に示す試料分注中の水洗浄の開始タイミングに、到着が予定されている試料に対して、上記の判定を行う。
図10において、測定を開始してから、試料1(血清)、試料2(血清)を分注するまでは、前述の図3の方式の説明と同様である。
試料2(血清)を分注し、水洗浄を開始するタイミングにて、次に到着する試料を取得する。この場合、次に到着する試料は試料3(尿)となる。
ステップ400において、前後試料判断部1122は、分析依頼メモリ1121の格納内容を確認する。前後試料判断部1122は、前試料2が存在しているので、ステップ401において、確認する条件番号を1に設定した後、ステップ402に進む。
ステップ402において、前後測定試料判断部1122は試料種別間条件テーブル1123を確認する。試料種別間条件テーブル1123の条件1は、前試料が血清であり、現在の試料が尿であるので、試料3(尿)の場合には、条件1に該当する。このため、ステップ402、403からステップ404に進み、前後判定試料判断部1122は、条件1の洗浄タイプであるパターン1で洗浄を実施する指令を試料分注機構制御部1125に供給する。
洗浄パターン1による洗浄を実施する指令を受けた試料分注機構制御部1125は、パターン別洗浄方法テーブル1124を検索し、パターン1の洗浄方法を読み出し、通常行う水洗浄を、パターン1の洗浄方法に切り替えて検体分注プローブ107を洗浄させる。
この結果、試料3(尿)への前試料2(血清)のキャリーオーバの影響を防止しつつ、試料3(尿)の分注の開始を遅れることなく実施でき、分析スループットの低下を防止することができる。
また、上述した実施例においては、試料の分注位置への到着順に洗浄要否を判断する方式だが、試料の到着順を変更できる構成、あるいは、検体プローブ107が投入された試料に対してランダムにアクセスすることが可能な構成の自動分析装置であれば、事前に図2に記載した画面の洗浄動作を行わないように試料の到着順序や分注順序の並び替えを行い、余分な洗浄動作による洗剤や水の浪費によるランニングコストの増加や分析スループットの低下を防止させる方式でもよい。
また、上述した実施例においては、洗浄動作用の時間を確保していたが、分注サイクルが長いシステムにおいては、通常の試料分注後の水による洗浄動作の代わりに、図2に記載した画面により設定した洗浄動作を実施し、分析スループットの低下を防止させる方式でもよい。
次に、図2に記載の洗浄動作において使用する洗浄液の使用量の算出に関して説明する。
図6は、上記洗浄量の算出モードを切り替える設定画面の一例を示す図である。この設定画面は、パーソナルコンピュータ112の表示画面である。
図2に記載の洗浄動作における洗浄量の算出に関して、固定量で洗浄液を使用する「固定モード501」と、使用する洗浄液の低減を目的とした「自動算出モード502」とを備える。この2つのモードを、システム設定画面503にてキーボード(入力機構)118を用いて切り替え可能とする。
図6において、「固定モード501」が選択されて測定を開始した場合には、図3における試料3(尿)の分注開始前の洗浄動作で、洗浄パターンごとに指定された固定の洗浄量にて洗浄動作を実施する。なお、通常、この洗浄量はどの吸引量にも対応できるように、検体分注プローブ107としての最大吸引量が取られるケースが一般的である。
次に、図6において、「自動算出モード502」が選択されて測定を開始した場合には、試料種別の並び(測定開始順)に着目し、種別単位で試料を分注するごとに最大吸引量の記憶を行う。
図3において、例えば、試料1(血清)の分注で、10.0[ul]、試料2(血清)の分注で5.0[ul]の吸引を行った場合には、試料3(尿)の分注開始時点での血清種別としての最大吸引量は10.0[ul]としてパーソナルコンピュータ112内のメモリ(図5に示した最大吸引量メモリ1126)に記憶する(試料分注機構制御部1125が、最大吸引量を最大吸引量メモリ1126に記憶させる)。
続いて、試料3(尿)の分注開始時において、図4に示した判定を実施し、図2に示した洗浄動作を実施する必要有りと判定された場合、使用する洗浄量を、記憶した血清種別の最大吸引量10.0[ul]として算出し、洗浄動作を実施する。
このようにして、過去の試料の最大吸引量を必要最小限の洗浄量として逐次算出することで、必要以上の洗浄液の使用を回避し、洗浄液の使用量を低減することができる。この場合でも、キャリーオーバの影響を抑制することができる。
以上のように、本発明の実施例によれば、連続して測定する試料の試料種別に応じて検体分注プローブの検体分注前洗浄方法を適切に切り換えることにより、試料の投入順序や分注位置への到着順序にかかわらず、必要最小限の洗浄動作で、種別の異なる低濃度の試料に対する試料間のキャリーオーバを抑制でき、測定結果の正確性を向上可能な自動分析装置及び試料分注プローブ洗浄方法を実現することができる。
101・・・検体供給部、102・・・検体フィーダーライン、103・・・検体ラック、104・・・検体収納部、105・・・分析モジュール、106・・・分注ライン、107・・・検体分注プローブ、108・・・反応ディスク、109・・・試薬分注プローブ、110・・・試薬ディスク、111・・・撹拌機構、112・・・パーソナルコンピュータ、113・・・反応容器、114・・・多波長光度計、115、116・・・検体分注プローブの洗浄槽、117・・・試薬容器、118・・・キーボード(入力機構)、201・・・条件番号、202・・・条件番号に対する前測定試料の種別設定列、203・・・測定試料の種別設定列、204・・・タイプ設定列、205・・・洗浄パターン編集画面、501・・・洗浄量を固定量使用モード、502・・・洗浄量自動算出モード、503・・・システムの設定切替画面、1121・・・分析依頼メモリ、1122・・・前後測定試料判断部、1123・・・試料種別間条件テーブル、1124・・・パターン別洗浄方法テーブル、1125・・・試料分注機構制御部、1126・・・最大吸引量メモリ、706・・・水洗浄回避回数

Claims (11)

  1. 複数種別の試料を分析する自動分析装置において、
    反応容器を保持する反応容器保持機構と、
    測定する試料を上記反応容器に分注する試料分注プローブと、
    上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄槽と、
    分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との関係において、分析に影響をきたす組み合わせが存在する場合には、当該組み合わせに基づいて、予め洗浄液の種別からなる洗浄方法を設定可能な設定画面を表示する表示部と、
    当該設定画面で設定された情報及び分析依頼された測定試料の種別を格納する情報格納部と、
    上記情報格納部に格納された情報に基づいて上記試料分注プローブの洗浄方法を決定し、上記洗浄槽を用いた上記試料分注プローブの洗浄動作を行わせる制御部と、
    を備え、
    上記制御部は、
    上記情報格納部に格納された、当該分析依頼された測定試料の種別における、分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との組合せと、上記情報格納部に格納された設定された情報と、に基づいて、洗浄方法を判断する前後測定試料判断部と、
    上記前後測定試料判断部が判断した洗浄方法における洗浄液の種別に基づいて、上記試料分注プローブを制御して洗浄させる試料分注機構制御部と、を有し、
    上記洗浄槽には洗浄液が収容され、上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量を固定量とする固定モードとするか、上記洗浄量を自動設定とする自動モードとするかを選択する入力機構を備え、
    上記制御部は、上記試料分注プローブが吸引した試料の吸引量のうちの最大吸引量を記憶する最大吸引量メモリを有し、上記自動モードが選択された場合は、上記最大吸引量メモリに記憶された最大吸引量を、上記試料分注プローブを洗浄するための必要最小限の洗浄量とし、上記固定モードが選択された場合は、上記洗浄方法のパターン別に設定された洗浄量を、上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量とすることを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    上記情報格納部は、上記分注を行った第一試料の種別及び次に分注を行う第二試料の種別の関係から決定された洗浄パターンと、該洗浄パターン毎に、洗浄液の種別による洗浄方法とが設定されたテーブルを有することを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    上記テーブルは、上記洗浄パターンが設定された試料種別間条件テーブルと、上記洗浄パターン毎に洗浄液の種類による洗浄方法が設定されたパターン別洗浄方法テーブルとを有することを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    上記入力機構は、上記試料種別間条件テーブル及び上記パターン別洗浄方法テーブルの設定内容を変更することができることを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    上記試料分注プローブが互いに異なる種別の第一試料および第二試料を上記反応容器に分注する場合、第一試料を分注してから第二試料を分注するまでの間に上記試料分注プローブが所定回数以上の洗浄を実施している場合、上記情報格納部に格納された設定された情報によらず上記第二試料を分注する前に上記洗浄槽を用いた洗浄動作を行わないことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    上記第一試料が上記試料分注プローブの分注位置に到着してから、上記次に分注を行う上記第二の試料が上記分注位置に到着するまでの分注サイクル中に、
    上記試料分注機構制御部は、
    上記第一の試料と上記第二の試料との組み合わせによる洗浄方法が上記情報格納部に格納されている場合は、上記情報格納部に格納された洗浄方法により、上記分注プローブを制御して洗浄させ、上記第一の試料と上記第二の試料との組み合わせによる洗浄方法が上記情報格納部に格納されていない場合は、水洗浄により、上記分注プローブを制御して洗浄させることを特徴とする自動分析装置。
  7. 反応容器を保持する反応容器保持機構と、
    測定する試料を上記反応容器に分注する試料分注プローブと、
    上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄槽と、
    分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との関係において、分析に影響をきたす組み合わせが存在する場合には、当該組み合わせに基づいて、予め洗浄液の種別からなる洗浄方法を設定可能な設定画面を表示する表示部と、
    当該設定画面で設定された情報及び分析依頼された測定試料の種別を格納する情報格納部と、
    上記情報格納部に格納された情報に基づいて上記試料分注プローブの洗浄方法を決定し、上記洗浄槽を用いた上記試料分注プローブの洗浄動作を行わせる制御部と、
    を有する自動分析装置の試料分注プローブ洗浄方法において、
    上記制御部は、
    上記情報格納部に格納された、当該分析依頼された測定試料の種別における、分注を行った第一試料の種別及びその次に分注を行う第二試料の種別との組合せと、上記情報格納部に格納された設定された情報と、に基づいて判断した洗浄方法における洗浄液の種別に従って上記試料分注プローブを制御して洗浄させ、
    上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量を固定量とする固定モードとするか、上記洗浄量を自動設定とする自動モードとするかを選択する入力機構によって、上記自動モードが選択された場合は、上記制御部は、上記試料分注プローブが吸引した試料の吸引量のうちの最大吸引量を、上記試料分注プローブを洗浄するための必要最小限の洗浄量とし、上記入力機構によって、上記固定モードが選択された場合は、上記制御部は、上記洗浄方法のパターン別に設定された洗浄量を、上記試料分注プローブを洗浄するための洗浄量とすることを特徴とする自動分析装置の試料分注プローブ洗浄方法。
  8. 請求項7に記載の試料分注プローブ洗浄方法において、
    上記情報格納部は、上記分注を行った第一試料の種別及び次に分注を行う第二試料の種別の関係から決定された洗浄パターンと、該洗浄パターン毎に、洗浄液の種別による洗浄方法とが設定されたテーブルを有することを特徴とする試料分注プローブ洗浄方法。
  9. 請求項8に記載の試料分注プローブ洗浄方法において、
    上記テーブルは、上記洗浄パターンが設定された試料種別間条件テーブルと、上記洗浄パターン毎に洗浄液の種別による洗浄方法が設定されたパターン別洗浄方法テーブルとを有することを特徴とする試料分注プローブ洗浄方法。
  10. 請求項9に記載の試料分注プローブ洗浄方法において、
    上記試料種別間条件テーブル及び上記パターン別洗浄方法テーブルの設定内容を入力機構により変更し、変更した設定内容により、上記制御部が上記試料分注プローブの洗浄動作を行うことを特徴とする試料分注プローブ洗浄方法。
  11. 請求項7に記載の試料分注プローブ洗浄方法において、
    上記第一試料が上記試料分注プローブの分注位置に到着してから、上記次に分注を行う上記第二の試料が上記分注位置に到着するまでの分注サイクル中に、
    上記制御部は、
    上記第一の試料と上記第二の試料との組み合わせによる洗浄方法が上記情報格納部に格納されている場合は、上記情報格納部に格納された洗浄方法により、上記分注プローブを制御して洗浄させ、上記第一の試料と上記第二の試料との組み合わせによる洗浄方法が上記情報格納部に格納されていない場合は、水洗浄により、上記分注プローブを制御して洗浄させることを特徴とする試料分注プローブ洗浄方法。
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