JPH0627944A - 自動演奏装置 - Google Patents
自動演奏装置Info
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- JPH0627944A JPH0627944A JP4179983A JP17998392A JPH0627944A JP H0627944 A JPH0627944 A JP H0627944A JP 4179983 A JP4179983 A JP 4179983A JP 17998392 A JP17998392 A JP 17998392A JP H0627944 A JPH0627944 A JP H0627944A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、曲の途中からの再生や曲の一部分
のみの繰り返し再生時にも、記録媒体の画像データと自
動演奏との同期再生を可能にすることを目的とする。 【構成】グラフィックス表示可能なコンパクトディスク
105には所定の曲のオーディオデータ及び画像データ
が記録されている。自動演奏メモリ208には、このオ
ーディオデータ及び画像データと同期して再生する為の
自動演奏データが記憶され、さらに、この自動演奏デー
タに対応してオーディオデータ及び画像データの記録位
置を示すデータもメモリ208に記憶されている。その
曲の途中から自動演奏とオーディオデータ及び画像デー
タの再生を同期して行う場合、その途中の時点における
メモリ208の位置データに基づいてコンパクトディス
ク105の頭出しをして、途中の時点でのメモリとコン
パクトディスクのオーディオデータ及び画像データの再
生開始時点をあわせるように制御する。
のみの繰り返し再生時にも、記録媒体の画像データと自
動演奏との同期再生を可能にすることを目的とする。 【構成】グラフィックス表示可能なコンパクトディスク
105には所定の曲のオーディオデータ及び画像データ
が記録されている。自動演奏メモリ208には、このオ
ーディオデータ及び画像データと同期して再生する為の
自動演奏データが記憶され、さらに、この自動演奏デー
タに対応してオーディオデータ及び画像データの記録位
置を示すデータもメモリ208に記憶されている。その
曲の途中から自動演奏とオーディオデータ及び画像デー
タの再生を同期して行う場合、その途中の時点における
メモリ208の位置データに基づいてコンパクトディス
ク105の頭出しをして、途中の時点でのメモリとコン
パクトディスクのオーディオデータ及び画像データの再
生開始時点をあわせるように制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データが少なくと
も記録されている記録媒体と、自動演奏データが記憶さ
れている記憶手段とを用いて、画像データの再生と自動
演奏データに基づく自動演奏とを同期した状態で行うこ
との可能な自動演奏装置に関する。
も記録されている記録媒体と、自動演奏データが記憶さ
れている記憶手段とを用いて、画像データの再生と自動
演奏データに基づく自動演奏とを同期した状態で行うこ
との可能な自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器に於ける自動演奏装置は、半導
体メモリに楽曲の各音符に対応した音高データおよび音
長データを曲の進行に応じて記憶させておき、この半導
体メモリから音高データおよび音長データを読み出して
音源回路に与え、これによって記憶させたとおりに楽曲
を自動的に再生させるものである。
体メモリに楽曲の各音符に対応した音高データおよび音
長データを曲の進行に応じて記憶させておき、この半導
体メモリから音高データおよび音長データを読み出して
音源回路に与え、これによって記憶させたとおりに楽曲
を自動的に再生させるものである。
【0003】この様な自動演奏装置は、使用者が演奏技
能を学習する場合に効果を発揮する。つまり、自分が演
奏した鍵の操作信号を自動演奏データとして記憶させ、
この自動演奏データによって自動演奏を行わせること
で、自身の演奏状態を客観的に判断できるからである。
能を学習する場合に効果を発揮する。つまり、自分が演
奏した鍵の操作信号を自動演奏データとして記憶させ、
この自動演奏データによって自動演奏を行わせること
で、自身の演奏状態を客観的に判断できるからである。
【0004】この場合、電子楽器の自動演奏に同期し
て、自動演奏される曲の楽譜画像や背景画像などを表示
することが考えられる。例えば、グラフィックス表示機
能をもったコンパクトディスク(CD−G)やレーザー
ディスク(LD)などの記録媒体に、自動演奏する曲そ
のもののオーディオデータもしくはマイナスワンの曲の
オーディオデータが記録されていて、そのオーディオデ
ータと対応して楽譜画像や背景画像等の画像データが記
録されているものとする。そして、この記録媒体の再生
開始と同時に、使用者は再生されているオーディオデー
タもしくは画像データのテンポに合わせて電子楽器の鍵
盤の演奏操作をし、自動演奏データを入力していく。次
に、同期再生を行う場合には、記録媒体の再生開始と自
動演奏の再生開始とを同時に実行する。
て、自動演奏される曲の楽譜画像や背景画像などを表示
することが考えられる。例えば、グラフィックス表示機
能をもったコンパクトディスク(CD−G)やレーザー
ディスク(LD)などの記録媒体に、自動演奏する曲そ
のもののオーディオデータもしくはマイナスワンの曲の
オーディオデータが記録されていて、そのオーディオデ
ータと対応して楽譜画像や背景画像等の画像データが記
録されているものとする。そして、この記録媒体の再生
開始と同時に、使用者は再生されているオーディオデー
タもしくは画像データのテンポに合わせて電子楽器の鍵
盤の演奏操作をし、自動演奏データを入力していく。次
に、同期再生を行う場合には、記録媒体の再生開始と自
動演奏の再生開始とを同時に実行する。
【0005】この操作によって、記録媒体に記録されて
いるオーディオデータと画像データとに同期して自動演
奏の再生が行われることになる。
いるオーディオデータと画像データとに同期して自動演
奏の再生が行われることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例で
は、自動演奏曲の先頭から再生させた場合に記録媒体の
画像データと同期するが、曲の途中から再生させる場合
や曲の一部分のみを繰り返し再生させる場合には、同期
再生が行えなくなるという問題点を有している。
は、自動演奏曲の先頭から再生させた場合に記録媒体の
画像データと同期するが、曲の途中から再生させる場合
や曲の一部分のみを繰り返し再生させる場合には、同期
再生が行えなくなるという問題点を有している。
【0007】本発明の課題は、曲の途中からの再生や曲
の一部分のみの繰り返し再生時にも、記録媒体の画像デ
ータと自動演奏との同期再生を可能とすることにある。
の一部分のみの繰り返し再生時にも、記録媒体の画像デ
ータと自動演奏との同期再生を可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動演奏装置
は、ランダムアクセスメモリ等の記憶手段に記憶されて
いる自動演奏データを読み出して、対応する楽音信号を
順次発生させることにより自動演奏を行う自動演奏手段
を有する。この自動演奏データは、例えばキーオン命
令、キーデータ、ウエイト命令、ウエイトデータ、キー
オフ命令、キーデータ、の組み合わせからなっており、
キーデータで指定される音高の楽音信号を発音させた
後、ウエイトデータで指定される時間経過後にキーオフ
するという制御を行うことで自動演奏動作を実行する手
段である。更にこれらの自動演奏データ、例えばキーオ
ン命令に対応させて、記録媒体の再生ポイントを示す位
置データが記憶されている。
は、ランダムアクセスメモリ等の記憶手段に記憶されて
いる自動演奏データを読み出して、対応する楽音信号を
順次発生させることにより自動演奏を行う自動演奏手段
を有する。この自動演奏データは、例えばキーオン命
令、キーデータ、ウエイト命令、ウエイトデータ、キー
オフ命令、キーデータ、の組み合わせからなっており、
キーデータで指定される音高の楽音信号を発音させた
後、ウエイトデータで指定される時間経過後にキーオフ
するという制御を行うことで自動演奏動作を実行する手
段である。更にこれらの自動演奏データ、例えばキーオ
ン命令に対応させて、記録媒体の再生ポイントを示す位
置データが記憶されている。
【0009】この記録媒体は、少なくとも画像データが
記録されており、更にこの画像データの記録位置を示す
位置データが記録されている。従って、再生手段で記録
媒体を再生すると、画像データが再生されるとともに位
置データも同時に再生され、また位置データを任意に指
定することで画像データの再生開始ポイントをアクセス
することが可能となる。記録媒体は、例えばCD(コン
パクトディスク)であり、CDのサブコードのパックデ
ータとして画像データが記録されている。画像データ
は、自動演奏と共に同期再生されるもので、自動演奏曲
の楽譜画像や歌詞、風景などの画像データが考えられ
る。この他、ビデオディスクやビデオテープ、CD−I
/CD−ROMなども本発明の対象となる。
記録されており、更にこの画像データの記録位置を示す
位置データが記録されている。従って、再生手段で記録
媒体を再生すると、画像データが再生されるとともに位
置データも同時に再生され、また位置データを任意に指
定することで画像データの再生開始ポイントをアクセス
することが可能となる。記録媒体は、例えばCD(コン
パクトディスク)であり、CDのサブコードのパックデ
ータとして画像データが記録されている。画像データ
は、自動演奏と共に同期再生されるもので、自動演奏曲
の楽譜画像や歌詞、風景などの画像データが考えられ
る。この他、ビデオディスクやビデオテープ、CD−I
/CD−ROMなども本発明の対象となる。
【0010】次に、設定手段を有する。この設定手段
は、自動演奏データの内の演奏開始点もしくは、記録媒
体の画像データの再生開始点を設定する。自動演奏デー
タ側の開始点を設定した場合には、記憶手段に自動演奏
データと対応して記憶されている位置データを検出し、
この検出されて位置データと一致する位置データを検索
手段が記録媒体の中から検索する。そして制御手段が、
設定された開始点からの自動演奏と、検索された位置デ
ータに対応する画像データからの再生とを同時に行うよ
うに制御する。また、画像データ側の開始点を設定した
場合には、検索手段がその位置データに対応して記憶手
段に記憶されている自動演奏データを検索する。そして
制御手段が、設定された開始点からの画像データ再生
と、検索された位置データに対応する自動演奏データか
らの再生とを同時に行うように制御する。
は、自動演奏データの内の演奏開始点もしくは、記録媒
体の画像データの再生開始点を設定する。自動演奏デー
タ側の開始点を設定した場合には、記憶手段に自動演奏
データと対応して記憶されている位置データを検出し、
この検出されて位置データと一致する位置データを検索
手段が記録媒体の中から検索する。そして制御手段が、
設定された開始点からの自動演奏と、検索された位置デ
ータに対応する画像データからの再生とを同時に行うよ
うに制御する。また、画像データ側の開始点を設定した
場合には、検索手段がその位置データに対応して記憶手
段に記憶されている自動演奏データを検索する。そして
制御手段が、設定された開始点からの画像データ再生
と、検索された位置データに対応する自動演奏データか
らの再生とを同時に行うように制御する。
【0011】
【作用】本発明では、自動演奏データに対応させて、記
録媒体の画像データ記録位置を示す位置データを記憶さ
せている。従って、設定手段で自動演奏曲の途中を設定
した場合でも、その途中の時点の位置データに対応する
画像データを検索することが可能となり、また設定手段
で記録媒体再生の途中を設定した場合でも、その位置デ
ータに対応する自動演奏データを検索することが可能と
なる。そのため、途中からの再生時にも自動演奏と画像
データ再生との同期を確実に取ることが出来る。
録媒体の画像データ記録位置を示す位置データを記憶さ
せている。従って、設定手段で自動演奏曲の途中を設定
した場合でも、その途中の時点の位置データに対応する
画像データを検索することが可能となり、また設定手段
で記録媒体再生の途中を設定した場合でも、その位置デ
ータに対応する自動演奏データを検索することが可能と
なる。そのため、途中からの再生時にも自動演奏と画像
データ再生との同期を確実に取ることが出来る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 {構 成} 第1図は、本発明に係る1実施例である電子鍵盤楽器
と、CDプレーヤを備えた自動演奏装置の全体的な回路
構成を示すブロック図である。
ついて説明する。 {構 成} 第1図は、本発明に係る1実施例である電子鍵盤楽器
と、CDプレーヤを備えた自動演奏装置の全体的な回路
構成を示すブロック図である。
【0013】第1図において、1点鎖線100で囲まれ
た部分がCDプレーヤ部、1点鎖線200で囲まれた部
分が電子鍵盤楽器部である。まず、CDプレーヤ部10
0のブロック構成について説明する。
た部分がCDプレーヤ部、1点鎖線200で囲まれた部
分が電子鍵盤楽器部である。まず、CDプレーヤ部10
0のブロック構成について説明する。
【0014】105はCDであり、CDプレーヤ部10
0のホルダー部(図示せず)にセットされる。なお、本
実施例のCDプレーヤ部100は、一般的な音楽用のC
Dを再生する他に、オーディオデータと共にサブコード
としてグラフィックスデータが記録されたグラフィック
ス仕様のコンパクトディスク(CD−G)を再生するこ
とが出来る。記録されるオーディオデータとして好適な
ものは、マイナスワン形式で記録された曲のオーディオ
データである。このマイナスワン形式の曲とは、例えば
ピアノのパートを除いた他の楽器のパートの演奏からな
る曲である。また記録されるグラフィックスデータとし
て好適なものはマイナスされているパートの楽譜や、こ
の曲のイメージにあった背景画像などが考えられる。
0のホルダー部(図示せず)にセットされる。なお、本
実施例のCDプレーヤ部100は、一般的な音楽用のC
Dを再生する他に、オーディオデータと共にサブコード
としてグラフィックスデータが記録されたグラフィック
ス仕様のコンパクトディスク(CD−G)を再生するこ
とが出来る。記録されるオーディオデータとして好適な
ものは、マイナスワン形式で記録された曲のオーディオ
データである。このマイナスワン形式の曲とは、例えば
ピアノのパートを除いた他の楽器のパートの演奏からな
る曲である。また記録されるグラフィックスデータとし
て好適なものはマイナスされているパートの楽譜や、こ
の曲のイメージにあった背景画像などが考えられる。
【0015】TOCメモリ101は、CD105をCD
プレーヤ部100にセットした際に自動的に読みとられ
るところのリードインエリアのTOC(Table of Conten
ts)データを記憶するメモリである。TOCデータにつ
いては後述する。
プレーヤ部100にセットした際に自動的に読みとられ
るところのリードインエリアのTOC(Table of Conten
ts)データを記憶するメモリである。TOCデータにつ
いては後述する。
【0016】102はCD操作部である。CD操作部1
02の構成を図2に示す。再生スイッチ1021 は、通
常のCDの再生指示のほか、後述するCD優先モードで
の再生指示も行う。停止スイッチ1022 は、CD再生
の停止を指示する。ポーズスイッチ1023 は、CD優
先モードにおいてCDの再生を開始する時点を指定す
る。早送りスイッチ1024 及び早戻しスイッチ102
5 は、同じくCD優先モードで再生を開始する時点への
移動を行う。「0」〜「9」のテンキー1026は、再
生を行うときの曲番を指定する。
02の構成を図2に示す。再生スイッチ1021 は、通
常のCDの再生指示のほか、後述するCD優先モードで
の再生指示も行う。停止スイッチ1022 は、CD再生
の停止を指示する。ポーズスイッチ1023 は、CD優
先モードにおいてCDの再生を開始する時点を指定す
る。早送りスイッチ1024 及び早戻しスイッチ102
5 は、同じくCD優先モードで再生を開始する時点への
移動を行う。「0」〜「9」のテンキー1026は、再
生を行うときの曲番を指定する。
【0017】CD制御部103は、例えばマイクロプロ
セッサであり、CDプレーヤ部100の全体の制御を行
う。このCD制御部103は、サブコード信号処理回路
110、楽器制御部201、及びTOCメモリ101等
との間で、各種データの授受を行う。また、CD制御部
103は、CD105を駆動する時に、サーボコントロ
ール回路104に対して駆動制御信号を出力する。
セッサであり、CDプレーヤ部100の全体の制御を行
う。このCD制御部103は、サブコード信号処理回路
110、楽器制御部201、及びTOCメモリ101等
との間で、各種データの授受を行う。また、CD制御部
103は、CD105を駆動する時に、サーボコントロ
ール回路104に対して駆動制御信号を出力する。
【0018】サーボコントロール回路104は、CD1
05を回転駆動させるディスクモータ106の回転数の
制御を行って、CD105の各トラックの線速度が一定
になるように駆動制御する。
05を回転駆動させるディスクモータ106の回転数の
制御を行って、CD105の各トラックの線速度が一定
になるように駆動制御する。
【0019】またサーボコントロール回路104は、C
D105のトラックにレーザー・ビームを照射する光ピ
ックアップ107の、フォーカス・サーボ及びトラッキ
ング・サーボを行う。上記のフォーカス・サーボは、上
記レーザー・ビームの反射光の状態からフォーカス誤差
を検出し、そのフォーカス誤差に基づいて、光ピックア
ップ107内の対物レンズを光軸方向に制御、駆動する
ものである。また、トラッキング・サーボはCD105
のトラック中央に対するレーザー・ビームのずれを検出
しながら、光ピックアップ107をピックアップ送りモ
ータ108によって半径方向に移動させ、またディスク
の偏芯等による微小なずれに対しては、光ピックアップ
107の内部のレンズ自体をトラックに追従させて動か
し、これによって光ピックアップ107から照射される
レーザー・ビームが、CD105のトラック中央に正確
に照射されるように制御するものである。
D105のトラックにレーザー・ビームを照射する光ピ
ックアップ107の、フォーカス・サーボ及びトラッキ
ング・サーボを行う。上記のフォーカス・サーボは、上
記レーザー・ビームの反射光の状態からフォーカス誤差
を検出し、そのフォーカス誤差に基づいて、光ピックア
ップ107内の対物レンズを光軸方向に制御、駆動する
ものである。また、トラッキング・サーボはCD105
のトラック中央に対するレーザー・ビームのずれを検出
しながら、光ピックアップ107をピックアップ送りモ
ータ108によって半径方向に移動させ、またディスク
の偏芯等による微小なずれに対しては、光ピックアップ
107の内部のレンズ自体をトラックに追従させて動か
し、これによって光ピックアップ107から照射される
レーザー・ビームが、CD105のトラック中央に正確
に照射されるように制御するものである。
【0020】CD105のレーザー・ビームが照射され
る面には、ピットと呼ばれる突起が刻まれており、この
ピットによりPCM信号( Palse Code Modulation信
号)が記録されている。そして、光ピックアップ107
は、照射したレーザー・ビームの反射光の光量に基づい
てピットの有無を検出しており、ピットの有無及びその
長さに対応した電気信号を復調回路109に出力する。
る面には、ピットと呼ばれる突起が刻まれており、この
ピットによりPCM信号( Palse Code Modulation信
号)が記録されている。そして、光ピックアップ107
は、照射したレーザー・ビームの反射光の光量に基づい
てピットの有無を検出しており、ピットの有無及びその
長さに対応した電気信号を復調回路109に出力する。
【0021】復調回路109は、光ピックアップ107
から出力される電気信号からフレーム同期信号を検出し
て各シンボルワードの区切りを識別し、さらに各フレー
ム内のEFM変調(Eight to Fourteen Modulation)さ
れている14ビットのシンボルワードを、EFM復調し
て8ビットのシンボルワードに変換する。そして、上記
EFM復調したシンボルワードのうち、オーディオデー
タを含むシンボルワードはオーディオデータ信号処理回
路111へ、サブコードを含むシンボルワードはサブコ
ード信号処理回路110へ出力する。
から出力される電気信号からフレーム同期信号を検出し
て各シンボルワードの区切りを識別し、さらに各フレー
ム内のEFM変調(Eight to Fourteen Modulation)さ
れている14ビットのシンボルワードを、EFM復調し
て8ビットのシンボルワードに変換する。そして、上記
EFM復調したシンボルワードのうち、オーディオデー
タを含むシンボルワードはオーディオデータ信号処理回
路111へ、サブコードを含むシンボルワードはサブコ
ード信号処理回路110へ出力する。
【0022】オーディオデータ信号処理回路111は、
入力されるオーディオデータを、RAM116に書込
み、リード・ソロモン符号に基づいて、誤り訂正処理を
行うと共に、デ・インタリーブ処理を行って、フレーム
単位で16ビットのデジタルオーディオデータの各サン
プルの復元を行う。そして、このデジタルオーディオデ
ータをD/A変換器112に出力する。
入力されるオーディオデータを、RAM116に書込
み、リード・ソロモン符号に基づいて、誤り訂正処理を
行うと共に、デ・インタリーブ処理を行って、フレーム
単位で16ビットのデジタルオーディオデータの各サン
プルの復元を行う。そして、このデジタルオーディオデ
ータをD/A変換器112に出力する。
【0023】D/A変換器112は、入力されたデジタ
ルオーディオデータを、アナログオーディオ信号に変換
して出力する。このアナログオーディオ信号は、サンプ
リング周波数の1/2 のカットオフ周波数を有するLPF
(ローパスフィルタ)113を介して、増幅器114及
びスピーカ115に与えられ、外部に放音される。
ルオーディオデータを、アナログオーディオ信号に変換
して出力する。このアナログオーディオ信号は、サンプ
リング周波数の1/2 のカットオフ周波数を有するLPF
(ローパスフィルタ)113を介して、増幅器114及
びスピーカ115に与えられ、外部に放音される。
【0024】サブコード信号処理回路110は、8ビッ
トのサブコードに対して、誤り検出及び訂正処理、更
に、デ・インタリーブ処理を行い、サブコードの復元を
行う。そして、その復元されたサブコードのコントロー
ルビット(P、Q)とユーザーズビット(R〜W)をC
D制御部103に出力する。なお、このコントロールビ
ット及びユーザーズビットについては後で詳述する。
トのサブコードに対して、誤り検出及び訂正処理、更
に、デ・インタリーブ処理を行い、サブコードの復元を
行う。そして、その復元されたサブコードのコントロー
ルビット(P、Q)とユーザーズビット(R〜W)をC
D制御部103に出力する。なお、このコントロールビ
ット及びユーザーズビットについては後で詳述する。
【0025】CD制御部103は、入力したコントロー
ルビット(P、Q)をもとにしてCDの選曲制御等を行
う。また、入力したユーザーズビット(R〜W)をもと
にして後述するパックデータを構築し、グラフィックス
モードのパックデータをグラフィックスデータ処理部1
17に出力する。グラフックスデータ処理部117は、
入力したパックデータ中のグラフィックスデータをグラ
フィックスメモリ118に書き込む処理を行う。このグ
ラフィックスメモリに書き込まれたグラフィックスデー
タは、表示駆動部119を介して表示部120で表示さ
れる。
ルビット(P、Q)をもとにしてCDの選曲制御等を行
う。また、入力したユーザーズビット(R〜W)をもと
にして後述するパックデータを構築し、グラフィックス
モードのパックデータをグラフィックスデータ処理部1
17に出力する。グラフックスデータ処理部117は、
入力したパックデータ中のグラフィックスデータをグラ
フィックスメモリ118に書き込む処理を行う。このグ
ラフィックスメモリに書き込まれたグラフィックスデー
タは、表示駆動部119を介して表示部120で表示さ
れる。
【0026】次に、鍵盤楽器部200のブロック構成に
ついて説明する。楽器操作部202は、図3に示される
ように、鍵盤2021 の他、モード切替スイッチ202
2 、スタートスイッチ2023 、ストップスイッチ20
24 、UPスイッチ2025 、DOWNスイッチ202
6 、Aスイッチ2027、Bスイッチ2028 及び数字
キー2029 を有する。これらについては後述する。
ついて説明する。楽器操作部202は、図3に示される
ように、鍵盤2021 の他、モード切替スイッチ202
2 、スタートスイッチ2023 、ストップスイッチ20
24 、UPスイッチ2025 、DOWNスイッチ202
6 、Aスイッチ2027、Bスイッチ2028 及び数字
キー2029 を有する。これらについては後述する。
【0027】楽器制御部201は、例えばマイクロプロ
セッサであり、電子鍵盤楽器部200の通常の演奏動作
(ノーマルモード)の他、後述するシーケンサライトモ
ードにおける自動演奏データの書き込み動作、後述する
シーケンサ優先モード又はCD優先モードにおける自動
演奏動作を制御する。
セッサであり、電子鍵盤楽器部200の通常の演奏動作
(ノーマルモード)の他、後述するシーケンサライトモ
ードにおける自動演奏データの書き込み動作、後述する
シーケンサ優先モード又はCD優先モードにおける自動
演奏動作を制御する。
【0028】トーン・ジェネレータ203は、楽音制御
部201からの演奏データに基づき、楽音信号を生成す
る。この楽音信号はD/A変換器204へ入力される。
D/A変換器204及びLPF(ローパスフィルタ)2
05によって、トーンジェネレータ203から出力され
る楽音信号がアナログの楽音信号に変換される。そし
て、その変換出力は、増幅器206及びスピーカ207
を介して外部に放音される。
部201からの演奏データに基づき、楽音信号を生成す
る。この楽音信号はD/A変換器204へ入力される。
D/A変換器204及びLPF(ローパスフィルタ)2
05によって、トーンジェネレータ203から出力され
る楽音信号がアナログの楽音信号に変換される。そし
て、その変換出力は、増幅器206及びスピーカ207
を介して外部に放音される。
【0029】タイマー回路209は、自動演奏に係る動
作を制御するために使用され、図4に示す構成を有す
る。この構成及び動作については後述する。表示部21
0は、特には図示しないが、後述するようにシーケンサ
優先モードにおいて、自動演奏開始時点のキーデータD
KYを表示する。 {CDの記録フォーマット} 次に、CD105におけるデジタルデータの記録フォー
マットについて説明する。
作を制御するために使用され、図4に示す構成を有す
る。この構成及び動作については後述する。表示部21
0は、特には図示しないが、後述するようにシーケンサ
優先モードにおいて、自動演奏開始時点のキーデータD
KYを表示する。 {CDの記録フォーマット} 次に、CD105におけるデジタルデータの記録フォー
マットについて説明する。
【0030】図5に示すように、デジタルデータはフレ
ームと呼ばれる単位で記録されており、各フレームと呼
ばれる単位で記録されており、各フレームには先頭から
順次、24チャネルビットのシンクパターン(同期パタ
ーン)301、1シンボル分のサブコード302、12
シンボル分のオーディオデータ303、4シンボル分の
パリティワード304、12シンボル分のオーディオデ
ータ305、4シンボル分のパリティワード306が配
置される。
ームと呼ばれる単位で記録されており、各フレームと呼
ばれる単位で記録されており、各フレームには先頭から
順次、24チャネルビットのシンクパターン(同期パタ
ーン)301、1シンボル分のサブコード302、12
シンボル分のオーディオデータ303、4シンボル分の
パリティワード304、12シンボル分のオーディオデ
ータ305、4シンボル分のパリティワード306が配
置される。
【0031】そして、上記フレーム形式のデータ列にお
いて、EFM変調が行われる前の段階では、図5におけ
る1シンボルは8ビットのデータで構成されている。一
方、CD105に記録されるべきオーディオデータは、
各サンプルが44.1 KHzでサンプリングされ16ビットで
量子化されたデジタルデータである。従って、1サンプ
ルは2シンボルで表される。そして、上述のように図5
の1フレームには計24シンボル分のオーディオデータ
303、305が記録されるため、1フレームには計1
2サップル分のオーディオデータが記録されることにな
る。また、パリティワード304、306は、CIRC
(クロス・インタリーブ・リードソロモン符号)と呼ば
れるパリティワードである。
いて、EFM変調が行われる前の段階では、図5におけ
る1シンボルは8ビットのデータで構成されている。一
方、CD105に記録されるべきオーディオデータは、
各サンプルが44.1 KHzでサンプリングされ16ビットで
量子化されたデジタルデータである。従って、1サンプ
ルは2シンボルで表される。そして、上述のように図5
の1フレームには計24シンボル分のオーディオデータ
303、305が記録されるため、1フレームには計1
2サップル分のオーディオデータが記録されることにな
る。また、パリティワード304、306は、CIRC
(クロス・インタリーブ・リードソロモン符号)と呼ば
れるパリティワードである。
【0032】図6にサブコード302を中心としたデー
タフォーマットを示す。1フレームあたり8ビットのサ
ブコード302のうちの各ビットは、P、Q、R、S、
T、U、V、Wと呼称される。そして、図6に示される
如く、8ビットのサブコードは98フレームを1つのサ
ブコーディングフレームとして組み立てられ、この98
フレーム中、第0フレームと第1フレームの各8ビット
のサブコードは、サブコーディングフレーム用のシンク
パターンとされ、このシンクパターンは図1のサブコー
ド信号処理回路110が第2フレーム〜第97フレーム
のサブコードP〜Wを識別するためのサブコーディング
フレーム認識用のパターンである。
タフォーマットを示す。1フレームあたり8ビットのサ
ブコード302のうちの各ビットは、P、Q、R、S、
T、U、V、Wと呼称される。そして、図6に示される
如く、8ビットのサブコードは98フレームを1つのサ
ブコーディングフレームとして組み立てられ、この98
フレーム中、第0フレームと第1フレームの各8ビット
のサブコードは、サブコーディングフレーム用のシンク
パターンとされ、このシンクパターンは図1のサブコー
ド信号処理回路110が第2フレーム〜第97フレーム
のサブコードP〜Wを識別するためのサブコーディング
フレーム認識用のパターンである。
【0033】第2フレーム〜第97フレームのビット
P、Qは、コントロールビットであり、システムコント
ロール用に使用されている。ビットR〜Wはユーザーズ
ビットである。このR〜Wの6ビットのグループをシン
ボルと称する。図6に示したように、サブコーディング
フレームは、第0〜第1フレームのシンクパターンによ
り同期がかけられており、第2〜第97フレームの96
フレーム分のサブコードがデータとして扱われる。図9
に示すように、この96フレーム中のR〜Wの96シン
ボルを4等分した各24シンボルを、パックと称する。
この96シンボル全体はパケットと称され、1パケット
は4パックから構成される。
P、Qは、コントロールビットであり、システムコント
ロール用に使用されている。ビットR〜Wはユーザーズ
ビットである。このR〜Wの6ビットのグループをシン
ボルと称する。図6に示したように、サブコーディング
フレームは、第0〜第1フレームのシンクパターンによ
り同期がかけられており、第2〜第97フレームの96
フレーム分のサブコードがデータとして扱われる。図9
に示すように、この96フレーム中のR〜Wの96シン
ボルを4等分した各24シンボルを、パックと称する。
この96シンボル全体はパケットと称され、1パケット
は4パックから構成される。
【0034】この1パックのゼネラルフォーマットを図
10に示す。1パックは第0〜第23シンボルからな
り、このパック全体を保護するために第20〜第23シ
ンボルには、(24、20)のリードソロモン誤り訂正
符号が付加されている(図10中のパリティP0〜P
3)。パックの最初の2シンボル(第0〜第1シンボ
ル)には、更に保護を行うために、第2〜第3シンボル
に(4、2)のリードソロモン誤り訂正符号が付加され
ている(図10中のパリティQ0〜Q1)。
10に示す。1パックは第0〜第23シンボルからな
り、このパック全体を保護するために第20〜第23シ
ンボルには、(24、20)のリードソロモン誤り訂正
符号が付加されている(図10中のパリティP0〜P
3)。パックの最初の2シンボル(第0〜第1シンボ
ル)には、更に保護を行うために、第2〜第3シンボル
に(4、2)のリードソロモン誤り訂正符号が付加され
ている(図10中のパリティQ0〜Q1)。
【0035】パックの最初の第0シンボルは、上位3ビ
ットのモードと、下位3ビットのアイテムにより構成さ
れる。定義されているモード−アイテムの組み合わせ
は、 モード アイテム 0(000) 0(000) :ゼロモード 1(001) 0(000) :ライングラフィックスモード 1(001) 1(001) :TVグラフィックスモード 7(111) 0(000) :ユーザーモード のようになっており、その他の未定義の組み合わせは、
将来の為に保留されている。また、第1シンボルはイン
ストラクションであり、第4〜第19シンボルからなる
データフィールドの種類記述用に用いられる。
ットのモードと、下位3ビットのアイテムにより構成さ
れる。定義されているモード−アイテムの組み合わせ
は、 モード アイテム 0(000) 0(000) :ゼロモード 1(001) 0(000) :ライングラフィックスモード 1(001) 1(001) :TVグラフィックスモード 7(111) 0(000) :ユーザーモード のようになっており、その他の未定義の組み合わせは、
将来の為に保留されている。また、第1シンボルはイン
ストラクションであり、第4〜第19シンボルからなる
データフィールドの種類記述用に用いられる。
【0036】この実施例では、CDのサブコードとして
グラフィックスデータが記録されたCD−Gを用いてお
り、モード−アイテムの組み合わせは1−1のTVグラ
フィックスモードを使用する。TVグラフィックスモー
ドに於けるパックのフォーマットを図11に示す。
グラフィックスデータが記録されたCD−Gを用いてお
り、モード−アイテムの組み合わせは1−1のTVグラ
フィックスモードを使用する。TVグラフィックスモー
ドに於けるパックのフォーマットを図11に示す。
【0037】TVグラフィックスモードでは、テキスト
やグラフィックスを表示することが出来る。TVグラフ
ィックスモードの場合、第4〜第19シンボルからなる
データフィールドには、グラフィックスデータが記録さ
れる。グラフィックスデータは6×16ビットで、この
中の6×12ビットに実際のテキストやグラフィックス
が記録される。この6×12ビットをフォントと称す
る。またグラフィックスデータの場合、1ビットはピク
セルと称する。ピクセルは絵素(ピクチャーエレメン
ト)の最小単位である。また、TVグラフィックスモー
ドに於けるインストラクションは、グラフィックスメモ
リに対してフォントデータを書き込む(00011
0)、グラフィックスメモリ上のフォントデータをスク
ロールする(010100)などが規定されている。
やグラフィックスを表示することが出来る。TVグラフ
ィックスモードの場合、第4〜第19シンボルからなる
データフィールドには、グラフィックスデータが記録さ
れる。グラフィックスデータは6×16ビットで、この
中の6×12ビットに実際のテキストやグラフィックス
が記録される。この6×12ビットをフォントと称す
る。またグラフィックスデータの場合、1ビットはピク
セルと称する。ピクセルは絵素(ピクチャーエレメン
ト)の最小単位である。また、TVグラフィックスモー
ドに於けるインストラクションは、グラフィックスメモ
リに対してフォントデータを書き込む(00011
0)、グラフィックスメモリ上のフォントデータをスク
ロールする(010100)などが規定されている。
【0038】インストラクションが(000110)の
場合の第4〜第19シンボルからなるグラフィックスデ
ータのフォーマットを図12に示す。6×12ピクセル
のフォントデータは、第8〜第19シンボルに割り当て
られる。第4シンボルの下位4ビットは後景色番号、第
5シンボルの下位4ビットは前景色番号を示し、フォン
トデータはこれらの色番号で規定された色で表示され
る。また、第6シンボルの下位5ビットと第7シンボル
の6ビットは、フォントデータのグラフィックスメモリ
上に於ける行(ROW)アドレスと列(COLUMN)
アドレスを示す。グラフィックスメモリは図13に示す
ように、50×18フォント分の容量を持ち、これらの
行/列アドレスで指定された位置にフォントデータの書
込みが行われる。
場合の第4〜第19シンボルからなるグラフィックスデ
ータのフォーマットを図12に示す。6×12ピクセル
のフォントデータは、第8〜第19シンボルに割り当て
られる。第4シンボルの下位4ビットは後景色番号、第
5シンボルの下位4ビットは前景色番号を示し、フォン
トデータはこれらの色番号で規定された色で表示され
る。また、第6シンボルの下位5ビットと第7シンボル
の6ビットは、フォントデータのグラフィックスメモリ
上に於ける行(ROW)アドレスと列(COLUMN)
アドレスを示す。グラフィックスメモリは図13に示す
ように、50×18フォント分の容量を持ち、これらの
行/列アドレスで指定された位置にフォントデータの書
込みが行われる。
【0039】本実施例で用いるCD−Gディスクは、こ
のようなTVグラフィックスモードで当該曲のオーディ
オに対応する楽譜画像、もしくは背景画像が記録されて
いる。
のようなTVグラフィックスモードで当該曲のオーディ
オに対応する楽譜画像、もしくは背景画像が記録されて
いる。
【0040】次に、図14に示すように、音楽を3曲収
めたCDを例にとって、コントロールビット(P、Q)
の役割りについて説明する。CDでは、図14に示す如
く、各種のデータはCD105の内周から外周に向かっ
て記録されるが、最内周の領域(直径が46mm〜50mm
の領域)はリードイン・エリアと呼ばれる。このエリア
のサブコード(第5図502)の一部として、TOC
(Table of Contents)と呼ばれる、CD1枚に収録され
ている全曲目の目次に相当する情報が記録される。
めたCDを例にとって、コントロールビット(P、Q)
の役割りについて説明する。CDでは、図14に示す如
く、各種のデータはCD105の内周から外周に向かっ
て記録されるが、最内周の領域(直径が46mm〜50mm
の領域)はリードイン・エリアと呼ばれる。このエリア
のサブコード(第5図502)の一部として、TOC
(Table of Contents)と呼ばれる、CD1枚に収録され
ている全曲目の目次に相当する情報が記録される。
【0041】このTOCの1曲分の目次情報におけるコ
ントロールビットQについて図7を用いて説明する。図
7において、Q1、Q2、・・・Q96は図6の第2フ
レーム、第3フレーム、・・・第97フレームのそれぞ
れのコントロールビットQに相当する。
ントロールビットQについて図7を用いて説明する。図
7において、Q1、Q2、・・・Q96は図6の第2フ
レーム、第3フレーム、・・・第97フレームのそれぞ
れのコントロールビットQに相当する。
【0042】この中で、Q1〜Q4のフラグはオーディ
オデータのチャンネル数や、エンファシスの有無などの
識別用に用いられ、次の4ビットは1、次の8ビットは
オール0である。次の8ビットはポイントで、トラック
番号(曲番号)に関するデータである。続く3つの8ビ
ットは、相対時間の分、秒、フレーム番号(後述する)
を表し、リードイン・エリアの開始時点を0として、リ
ードイン・エリア終了時点まで増加してゆくデータで、
内部のシテムに使われるが、外部には特に表示されな
い。
オデータのチャンネル数や、エンファシスの有無などの
識別用に用いられ、次の4ビットは1、次の8ビットは
オール0である。次の8ビットはポイントで、トラック
番号(曲番号)に関するデータである。続く3つの8ビ
ットは、相対時間の分、秒、フレーム番号(後述する)
を表し、リードイン・エリアの開始時点を0として、リ
ードイン・エリア終了時点まで増加してゆくデータで、
内部のシテムに使われるが、外部には特に表示されな
い。
【0043】次の8ビットはオール0、続く3組の8ビ
ットは絶対時間の分、秒、フレーム番号で、この3つの
時間情報を用いて、上記のポイント(曲番号)に対応す
るプログラム・エリア内の各曲の開始時点を、プログラ
ム・エリアの開始時点よりの経過時間として表してい
る。例えば、図14のように3曲分が記録されたCDで
あれば、ポイント01、02、03のそれぞれについ
て、各曲の先頭部分の絶対時間がデータ記録される。
ットは絶対時間の分、秒、フレーム番号で、この3つの
時間情報を用いて、上記のポイント(曲番号)に対応す
るプログラム・エリア内の各曲の開始時点を、プログラ
ム・エリアの開始時点よりの経過時間として表してい
る。例えば、図14のように3曲分が記録されたCDで
あれば、ポイント01、02、03のそれぞれについ
て、各曲の先頭部分の絶対時間がデータ記録される。
【0044】最後の16ビットは誤り検出符号(CRC
C符号)である。なお、このCRCCはCyclic Redunda
ncy Check Codeの略で、一定の数で情報ビットを割り算
して、その余りを検査ビットとして使う、誤り訂正符号
の一種である。
C符号)である。なお、このCRCCはCyclic Redunda
ncy Check Codeの略で、一定の数で情報ビットを割り算
して、その余りを検査ビットとして使う、誤り訂正符号
の一種である。
【0045】さらに、このリードイン・エリアに続くプ
ログラム・エリアには、図5に示したフレーム単位でオ
ーディオデータが記録される。そして、このフレーム中
のサブコードの中のコントロールビットP、Qが図14
のように記録される。コントロールビットPは、曲間、
曲中を示すデータで、そのフレームが曲間に相当し、オ
ーディオデータ303、305(図5参照)が存在しな
ければ「1」、曲中に相当しオーディオデータが存在す
れば「0」に設定される。
ログラム・エリアには、図5に示したフレーム単位でオ
ーディオデータが記録される。そして、このフレーム中
のサブコードの中のコントロールビットP、Qが図14
のように記録される。コントロールビットPは、曲間、
曲中を示すデータで、そのフレームが曲間に相当し、オ
ーディオデータ303、305(図5参照)が存在しな
ければ「1」、曲中に相当しオーディオデータが存在す
れば「0」に設定される。
【0046】また、コントロールビットQによって図8
に示す各種の時間情報が記録される。サブコードは、図
6で説明したように、98フレーム(1フレームの時間
は136.05μsec.)を1つのサブコーティングフレームと
して扱うため、1つのサブコーティングフレームの時間
(136.05μsec.×98)すなわち1/75秒単位の時間情
報を、コントロールビットQによって記録することがで
きる。
に示す各種の時間情報が記録される。サブコードは、図
6で説明したように、98フレーム(1フレームの時間
は136.05μsec.)を1つのサブコーティングフレームと
して扱うため、1つのサブコーティングフレームの時間
(136.05μsec.×98)すなわち1/75秒単位の時間情
報を、コントロールビットQによって記録することがで
きる。
【0047】図8において、最初と次のそれぞれの4ビ
ットは、図7で説明したTOCにおけるビットQの場合
と同じである。次の8ビットはトラック番号(曲番号)
を示し、次の8ビットはインデックスで、トラック番号
をさらに細分化したものである。続く3つの8ビットは
相対時間で、それぞれ各曲の開始時点からの経過時間を
分、秒、フレーム番号で表し、1/75秒毎にその表示
が更新される。次の8ビットはオール0である。続く3
つの8ビットは絶対時間で、図7で説明したTOCにお
ける場合と同じように、プログラム・エリアの開始時点
からそのサブコーティングフレームの時点までの経過時
間を、1/75秒の精度で表している。最後の16ビッ
トは誤り検出符号(CRCC符号)である。
ットは、図7で説明したTOCにおけるビットQの場合
と同じである。次の8ビットはトラック番号(曲番号)
を示し、次の8ビットはインデックスで、トラック番号
をさらに細分化したものである。続く3つの8ビットは
相対時間で、それぞれ各曲の開始時点からの経過時間を
分、秒、フレーム番号で表し、1/75秒毎にその表示
が更新される。次の8ビットはオール0である。続く3
つの8ビットは絶対時間で、図7で説明したTOCにお
ける場合と同じように、プログラム・エリアの開始時点
からそのサブコーティングフレームの時点までの経過時
間を、1/75秒の精度で表している。最後の16ビッ
トは誤り検出符号(CRCC符号)である。
【0048】さて、サブコードは図6で説明したよう
に、フレーム98個で1つのサブコーディングフレーム
を作っており、このサブコーディングフレーム1つは1
/75秒に相当するので、サブコーディングフレーム7
5個分の一連のデータは同一の秒データとなる。
に、フレーム98個で1つのサブコーディングフレーム
を作っており、このサブコーディングフレーム1つは1
/75秒に相当するので、サブコーディングフレーム7
5個分の一連のデータは同一の秒データとなる。
【0049】この同一の秒データ内の75個のサブコー
ディングフレームに、順次0から74までの番号をつけ
たのがサブコーディングフレーム番号で、これを略称し
たのが上述のフレーム番号である。
ディングフレームに、順次0から74までの番号をつけ
たのがサブコーディングフレーム番号で、これを略称し
たのが上述のフレーム番号である。
【0050】このように、図5で説明したTOCデータ
を全部読み取れば、各曲番のそれぞれに対応した各曲の
開始時点の絶対時間データが1サブコーディングフレー
ムの単位すなわち1/75秒の精度で検出することが可
能になる。
を全部読み取れば、各曲番のそれぞれに対応した各曲の
開始時点の絶対時間データが1サブコーディングフレー
ムの単位すなわち1/75秒の精度で検出することが可
能になる。
【0051】このため、後述するように、図1のCD制
御部103は、CD105に記憶されているところの各
曲のオーディオデータをアクセスする場合、TOCデー
タを読み取ることにより、任意の曲のオーディオデータ
の先頭位置を正確にアクセスすることができる。 {本実施例の概略動作} 次に、本実施例の概略動作について以下に説明する。な
お、以下の説明において、自動演奏データをシーケンス
データと表現する場合があるが、この両者は同じであ
る。
御部103は、CD105に記憶されているところの各
曲のオーディオデータをアクセスする場合、TOCデー
タを読み取ることにより、任意の曲のオーディオデータ
の先頭位置を正確にアクセスすることができる。 {本実施例の概略動作} 次に、本実施例の概略動作について以下に説明する。な
お、以下の説明において、自動演奏データをシーケンス
データと表現する場合があるが、この両者は同じであ
る。
【0052】使用者は、図2に示したCD操作部102
の1021 〜1026 の各スイッチを用いることによ
り、CDプレーヤ部100に対して通常のCDプレーヤ
としての動作を行わせることができる。
の1021 〜1026 の各スイッチを用いることによ
り、CDプレーヤ部100に対して通常のCDプレーヤ
としての動作を行わせることができる。
【0053】ここで再生するCDがTVグラフィックス
モードでグラフィックスデータが記録されたディスク
(CD−G)の場合には、オーディオデータの再生とと
もに、表示部120(図1)で画像の表示が行われる。
すなわち、図1のサブコード信号処理回路110で復元
されたサブコードP〜WはCD制御部103に与えられ
る。CD制御部103は、入力したサブコードをもとに
して図6で説明したサブコーディングフレームを構築
し、このサブコーディングフレーム中のP〜Qのコント
ロールビットをもとにしてCDの選曲制御を実行する。
また、CD制御部103は、サブコーディングフレーム
中のR〜Wのユーザーズビットをもとにして、図10の
パックフォーマットを構築しグラフィックスデータ処理
回路部117に送出する。グラフィックスデータ処理回
路部117は、入力したパックフォーマットのデータの
内、TVグラフィックスモードのデータ(図11参照)
に対して誤り訂正処理を行い、更に、インストラクショ
ン(図11第1シンボル)が(000110)の時、フ
ォントデータ(図12第8〜第19シンボル)をグラフ
ィックスメモリ118に書き込む動作を実行する。な
お、フォントデータのメモリアドレスは図12第6〜第
7シンボルの行/列アドレスで規定される。このように
してグラフィックスメモリ118に書き込まれたフォン
トデータは、表示駆動部119で表示駆動信号に変換さ
れ、表示部120で表示される。
モードでグラフィックスデータが記録されたディスク
(CD−G)の場合には、オーディオデータの再生とと
もに、表示部120(図1)で画像の表示が行われる。
すなわち、図1のサブコード信号処理回路110で復元
されたサブコードP〜WはCD制御部103に与えられ
る。CD制御部103は、入力したサブコードをもとに
して図6で説明したサブコーディングフレームを構築
し、このサブコーディングフレーム中のP〜Qのコント
ロールビットをもとにしてCDの選曲制御を実行する。
また、CD制御部103は、サブコーディングフレーム
中のR〜Wのユーザーズビットをもとにして、図10の
パックフォーマットを構築しグラフィックスデータ処理
回路部117に送出する。グラフィックスデータ処理回
路部117は、入力したパックフォーマットのデータの
内、TVグラフィックスモードのデータ(図11参照)
に対して誤り訂正処理を行い、更に、インストラクショ
ン(図11第1シンボル)が(000110)の時、フ
ォントデータ(図12第8〜第19シンボル)をグラフ
ィックスメモリ118に書き込む動作を実行する。な
お、フォントデータのメモリアドレスは図12第6〜第
7シンボルの行/列アドレスで規定される。このように
してグラフィックスメモリ118に書き込まれたフォン
トデータは、表示駆動部119で表示駆動信号に変換さ
れ、表示部120で表示される。
【0054】また、図3に示した楽器操作部202のモ
ード切替スイッチ2022 でノーマルモードを選択する
ことにより、電子鍵盤楽器部200に対して通常の電子
鍵盤楽器としての演奏操作を行わせることができる。
ード切替スイッチ2022 でノーマルモードを選択する
ことにより、電子鍵盤楽器部200に対して通常の電子
鍵盤楽器としての演奏操作を行わせることができる。
【0055】このほか、使用者は、CDプレーヤ部10
0でのCD105の各曲の再生動作に同期させて電子鍵
盤楽器部200で自動演奏動作を行わせることができ
る。まず、自動演奏データを記憶させる為に、使用者
は、楽器操作部202のモード切替スイッチ2022 に
よりシーケンサライトモードを選択する。このシーケン
サライトモードでは、CDプレーヤ部100でのCDの
再生曲や再生画像に合わせて使用者が楽器操作部202
の鍵盤2021 を用いて演奏することにより、自動演奏
データを自動演奏メモリ208に記憶させることができ
る。この場合、鍵のキーオン動作(押圧操作)が行われ
る毎に、図1の楽器制御部201が、CD制御部103
からその時点のCD絶対時間データを受け取り、その絶
対時間データを上記キーオンに対応する演奏データと共
に自動演奏メモリ208に記憶するようにしている。
0でのCD105の各曲の再生動作に同期させて電子鍵
盤楽器部200で自動演奏動作を行わせることができ
る。まず、自動演奏データを記憶させる為に、使用者
は、楽器操作部202のモード切替スイッチ2022 に
よりシーケンサライトモードを選択する。このシーケン
サライトモードでは、CDプレーヤ部100でのCDの
再生曲や再生画像に合わせて使用者が楽器操作部202
の鍵盤2021 を用いて演奏することにより、自動演奏
データを自動演奏メモリ208に記憶させることができ
る。この場合、鍵のキーオン動作(押圧操作)が行われ
る毎に、図1の楽器制御部201が、CD制御部103
からその時点のCD絶対時間データを受け取り、その絶
対時間データを上記キーオンに対応する演奏データと共
に自動演奏メモリ208に記憶するようにしている。
【0056】また、使用者は、楽器操作部202のモー
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるシーケンサ優先モードを選択することによ
り、以下の動作を行える。すなわち、使用者は、自動演
奏メモリ208に記憶されている自動演奏データのうち
の自動演奏を開始するタイミングを、楽器操作部202
のUPスイッチ2025 とDOWNスイッチ2026 に
よって表示部210を見ながら任意に選択することがで
きる。そして、使用者は、楽器操作部202のスタート
スイッチ2023 により、上述の選択したタイミングか
ら自動演奏を開始させると、それに同期してCD105
上のオーディオデータの対応するタイミングから楽曲の
再生が開始される。この制御は、自動演奏メモリ208
内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶対時間デ
ータを用いて、楽器制御部201が行う。なお、CD1
05の再生は行わずに自動演奏動作のみを行わせること
もできる。
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるシーケンサ優先モードを選択することによ
り、以下の動作を行える。すなわち、使用者は、自動演
奏メモリ208に記憶されている自動演奏データのうち
の自動演奏を開始するタイミングを、楽器操作部202
のUPスイッチ2025 とDOWNスイッチ2026 に
よって表示部210を見ながら任意に選択することがで
きる。そして、使用者は、楽器操作部202のスタート
スイッチ2023 により、上述の選択したタイミングか
ら自動演奏を開始させると、それに同期してCD105
上のオーディオデータの対応するタイミングから楽曲の
再生が開始される。この制御は、自動演奏メモリ208
内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶対時間デ
ータを用いて、楽器制御部201が行う。なお、CD1
05の再生は行わずに自動演奏動作のみを行わせること
もできる。
【0057】更に、使用者は、楽器操作部202のモー
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるCD優先モードを選択することにより、以
下の動作を行える。すなわち、使用者は、CD105に
記録されているオーディオデータ及び画像データを再生
させながら、自動演奏を開始するタイミングを、CD操
作部102の早送りスイッチ1024 又は早戻しスイッ
チ1025 (図2)を用いて任意に選択することができ
る。そして、使用者は、CD操作部102のポーズスイ
ッチ1023 を押して、オーディオデータ及び画像デー
タの再生を一時停止させた後、楽器操作部202のスタ
ートスイッチ2023 (図3)を押す。この操作によ
り、ポーズ状態にあるオーディオデータ及び画像データ
の再生が再開されると共に、それに同期させて自動演奏
メモリ208上の対応する演奏内容の対応するタイミン
グから自動演奏を開始させることができる。この制御
も、シーケンサ優先モードの場合と同様、自動演奏メモ
リ208内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶
対時間データを用いて、楽器制御部201により行われ
る。
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるCD優先モードを選択することにより、以
下の動作を行える。すなわち、使用者は、CD105に
記録されているオーディオデータ及び画像データを再生
させながら、自動演奏を開始するタイミングを、CD操
作部102の早送りスイッチ1024 又は早戻しスイッ
チ1025 (図2)を用いて任意に選択することができ
る。そして、使用者は、CD操作部102のポーズスイ
ッチ1023 を押して、オーディオデータ及び画像デー
タの再生を一時停止させた後、楽器操作部202のスタ
ートスイッチ2023 (図3)を押す。この操作によ
り、ポーズ状態にあるオーディオデータ及び画像データ
の再生が再開されると共に、それに同期させて自動演奏
メモリ208上の対応する演奏内容の対応するタイミン
グから自動演奏を開始させることができる。この制御
も、シーケンサ優先モードの場合と同様、自動演奏メモ
リ208内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶
対時間データを用いて、楽器制御部201により行われ
る。
【0058】次に、使用者は、楽器操作部202のモー
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるシーケンサ優先リピートモードを選択する
ことにより、以下の動作を行える。すなわち、使用者
は、自動演奏メモリ208に記憶されている演奏内容の
うち自動演奏を開始するタイミングを、表示部210を
見ながら楽器操作部202のUPスイッチ2025 、D
OWNスイッチ2026(図3)で選択できる。この選
択内容は、Aスイッチ2027 (図3)を押すことによ
り確定できる。更に、使用者は自動演奏を終了するタイ
ミングを同様に選択でき、Bスイッチ2028 (図3)
でその選択内容を確定できる。また、その範囲を何回繰
り返して自動演奏させるかというリピート回数を数字キ
ー2029(図3)により決めることができる。そし
て、使用者は、楽器操作部202のスタートスイッチ2
023 (図3)により、上述のAスイッチ2027 で確
定したタイミングから自動演奏を開始すると、それに同
期させてCD105上のオーディオデータ及び画像デー
タの対応するタイミングから楽曲の再生を開始させるこ
とができ、上述のBスイッチ2028 で確定したタイミ
ングまで同期演奏を行える。この制御は、自動演奏メモ
リ208内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶
対時間データを用いて行われる。そして、この同期演奏
を上述の数字キー2029 で指定した回数だけ繰り返す
ことができる。
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるシーケンサ優先リピートモードを選択する
ことにより、以下の動作を行える。すなわち、使用者
は、自動演奏メモリ208に記憶されている演奏内容の
うち自動演奏を開始するタイミングを、表示部210を
見ながら楽器操作部202のUPスイッチ2025 、D
OWNスイッチ2026(図3)で選択できる。この選
択内容は、Aスイッチ2027 (図3)を押すことによ
り確定できる。更に、使用者は自動演奏を終了するタイ
ミングを同様に選択でき、Bスイッチ2028 (図3)
でその選択内容を確定できる。また、その範囲を何回繰
り返して自動演奏させるかというリピート回数を数字キ
ー2029(図3)により決めることができる。そし
て、使用者は、楽器操作部202のスタートスイッチ2
023 (図3)により、上述のAスイッチ2027 で確
定したタイミングから自動演奏を開始すると、それに同
期させてCD105上のオーディオデータ及び画像デー
タの対応するタイミングから楽曲の再生を開始させるこ
とができ、上述のBスイッチ2028 で確定したタイミ
ングまで同期演奏を行える。この制御は、自動演奏メモ
リ208内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶
対時間データを用いて行われる。そして、この同期演奏
を上述の数字キー2029 で指定した回数だけ繰り返す
ことができる。
【0059】更に、使用者は、楽器操作部202のモー
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるCD優先リピートモードを選択することに
より、以下の動作を行える。すなわち、使用者は、電子
鍵盤楽器部200の自動演奏を同期させて開始するタイ
ミングを、CD105に記録されているオーディオデー
タ及び画像データを再生しながら、CD操作部102の
早送りスイッチ102 4 又は早戻しスイッチ1025 を
操作した後にポーズスイッチ1023 (図2)を押すこ
とにより、任意に選択できる。この選択内容はAスイッ
チ2027 (図3)で確定できる。続いて、ポーズ時点
からオーディオデータ及び画像データが再び再生され、
これにより使用者は、電子鍵盤楽器部200の自動演奏
を同期させて終了するタイミングを、開始時点の選択時
と同様に選択できる。この選択内容はBスイッチ202
8 (図3)で確定できる。更に、シーケンサ優先リピー
トモードの場合と同様に、リピート回数を数字キー20
29 により決めることができる。その後、楽器操作部2
02のスタートスイッチ2023 (図3)を押すことに
より、上述のAスイッチ2027 で確定したタイミング
からオーディオデータ及び画像データの再生が再開され
ると共に、それに同期させて自動演奏メモリ208上の
対応する演奏内容の対応するタイミングから自動演奏を
開始させることができ、上述のBスイッチ2028 で確
定したタイミングまで同期演奏を行え、それを指定した
リピート回数だけ繰り返せる。この制御も、シーケンサ
優先リピートモードの場合と同様、自動演奏メモリ20
8内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶対時間
データを用いて行われる。
ド切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモード
の1つであるCD優先リピートモードを選択することに
より、以下の動作を行える。すなわち、使用者は、電子
鍵盤楽器部200の自動演奏を同期させて開始するタイ
ミングを、CD105に記録されているオーディオデー
タ及び画像データを再生しながら、CD操作部102の
早送りスイッチ102 4 又は早戻しスイッチ1025 を
操作した後にポーズスイッチ1023 (図2)を押すこ
とにより、任意に選択できる。この選択内容はAスイッ
チ2027 (図3)で確定できる。続いて、ポーズ時点
からオーディオデータ及び画像データが再び再生され、
これにより使用者は、電子鍵盤楽器部200の自動演奏
を同期させて終了するタイミングを、開始時点の選択時
と同様に選択できる。この選択内容はBスイッチ202
8 (図3)で確定できる。更に、シーケンサ優先リピー
トモードの場合と同様に、リピート回数を数字キー20
29 により決めることができる。その後、楽器操作部2
02のスタートスイッチ2023 (図3)を押すことに
より、上述のAスイッチ2027 で確定したタイミング
からオーディオデータ及び画像データの再生が再開され
ると共に、それに同期させて自動演奏メモリ208上の
対応する演奏内容の対応するタイミングから自動演奏を
開始させることができ、上述のBスイッチ2028 で確
定したタイミングまで同期演奏を行え、それを指定した
リピート回数だけ繰り返せる。この制御も、シーケンサ
優先リピートモードの場合と同様、自動演奏メモリ20
8内にキーオン命令と共に記憶されているCD絶対時間
データを用いて行われる。
【0060】以下、シーケンサライトモード及びCD優
先モード、シーケンサ優先リピートモード及びCD優先
リピートモードの各動作について、順次詳細に説明を行
ってゆく。 {シーケンサライトモードの動作} まず、シーケンサライトモードの動作について説明す
る。図16はこのモードの動作を示す動作フローチャー
ト、図15は自動演奏メモリ208のデータ構成を示し
た図であり、以下、これらの図面に沿って説明する。
先モード、シーケンサ優先リピートモード及びCD優先
リピートモードの各動作について、順次詳細に説明を行
ってゆく。 {シーケンサライトモードの動作} まず、シーケンサライトモードの動作について説明す
る。図16はこのモードの動作を示す動作フローチャー
ト、図15は自動演奏メモリ208のデータ構成を示し
た図であり、以下、これらの図面に沿って説明する。
【0061】使用者は始めに、楽器操作部202のモー
ド切替スイッチ2022 (図3)によりシーケンサライ
トモードを選択する。次に、使用者は、自動演奏に同期
させてCD105に記録されているオーディオデータ及
び画像データの再生を行わせたい場合には、以下の操作
を行う。すなわち、使用者は、CD操作部102のテン
キー1026 によって、自動演奏に同期させて再生を行
いたいCD105の曲番号を選択し、続いて再生スイッ
チ1021 を押しておく。このとき、CDプレーヤ部1
00においては、CD制御部103がTOCメモリ10
1をアクセスし、テンキー1026 の番号に対応する楽
曲の曲番データ及びCD絶対時間データを読み出す。そ
して、CD制御部103は、サーボコントロール回路1
04を介して光ピックアップ107を制御し、光ピック
アップ107を上述のCD絶対時間データに対応するC
D105上の位置に移動する。これにより、CD105
の楽曲の選曲及びその曲の先頭の頭出しが行われる。ま
た、CD制御部103は、TOCメモリ101から読み
出したCD絶対時間データを楽器制御部201に出力す
る。なお、この状態では、まだオーディオデータ及び画
像データの再生動作は行われない。
ド切替スイッチ2022 (図3)によりシーケンサライ
トモードを選択する。次に、使用者は、自動演奏に同期
させてCD105に記録されているオーディオデータ及
び画像データの再生を行わせたい場合には、以下の操作
を行う。すなわち、使用者は、CD操作部102のテン
キー1026 によって、自動演奏に同期させて再生を行
いたいCD105の曲番号を選択し、続いて再生スイッ
チ1021 を押しておく。このとき、CDプレーヤ部1
00においては、CD制御部103がTOCメモリ10
1をアクセスし、テンキー1026 の番号に対応する楽
曲の曲番データ及びCD絶対時間データを読み出す。そ
して、CD制御部103は、サーボコントロール回路1
04を介して光ピックアップ107を制御し、光ピック
アップ107を上述のCD絶対時間データに対応するC
D105上の位置に移動する。これにより、CD105
の楽曲の選曲及びその曲の先頭の頭出しが行われる。ま
た、CD制御部103は、TOCメモリ101から読み
出したCD絶対時間データを楽器制御部201に出力す
る。なお、この状態では、まだオーディオデータ及び画
像データの再生動作は行われない。
【0062】一方、使用者は、自動演奏に同期させてC
D105のオーディオデータもしくは画像データの再生
を行わせる必要がない場合には、上述のCD操作部10
2に対する操作は行わない。
D105のオーディオデータもしくは画像データの再生
を行わせる必要がない場合には、上述のCD操作部10
2に対する操作は行わない。
【0063】上述の動作の後、CD制御部103は、図
16の動作フローチャートをスタートさせる。まず、処
理ステップS701において、楽器操作部202のスタ
ートスイッチ2023 が押されたか否かが監視される。
16の動作フローチャートをスタートさせる。まず、処
理ステップS701において、楽器操作部202のスタ
ートスイッチ2023 が押されたか否かが監視される。
【0064】スタートスイッチ2023 が押されると、
次にステップS702において、予めCD操作部102
の再生スイッチ1021 が押されているか否かが判別さ
れる(ステップS702)。
次にステップS702において、予めCD操作部102
の再生スイッチ1021 が押されているか否かが判別さ
れる(ステップS702)。
【0065】使用者が、自動演奏に同期させてCD10
5のオーディオデータ及び画像データの再生を行わせる
ために、再生スイッチ1021 を予め押している場合、
ステップS702の判定がYESとなり、ステップS7
03に進む。
5のオーディオデータ及び画像データの再生を行わせる
ために、再生スイッチ1021 を予め押している場合、
ステップS702の判定がYESとなり、ステップS7
03に進む。
【0066】ステップS703では、自動演奏メモリ2
08のメモリアドレス1に、CD頭出し命令CTPが図1
5の如く書き込まれる。また、同じくメモリアドレス2
に、予めCD制御部103から送られてきている自動演
奏に同期させて再生すべきCD105の楽曲の先頭を示
すCD絶対時間データDATが図15の如く書き込まれ
る。更に、同じくメモリアドレス3に、CD再生命令C
PYが図15の如く書き込まれる。これらの機能について
は後述する。
08のメモリアドレス1に、CD頭出し命令CTPが図1
5の如く書き込まれる。また、同じくメモリアドレス2
に、予めCD制御部103から送られてきている自動演
奏に同期させて再生すべきCD105の楽曲の先頭を示
すCD絶対時間データDATが図15の如く書き込まれ
る。更に、同じくメモリアドレス3に、CD再生命令C
PYが図15の如く書き込まれる。これらの機能について
は後述する。
【0067】次に、ステップS704において、CD制
御部103に対してCD再生指示がなされる。これによ
り、CDプレーヤ部100においては、CD制御部10
3が、サーボコントロール回路104を介してディスク
モータ106を駆動する。これにより、使用者により予
め選曲頭出しされている楽曲のオーディオデータが、光
ピックアップ107、復調回路109及びオーディオデ
ータ信号処理回路111を介してCD105から読み出
され、D/A変換器112からLPF113、増幅器1
14を介してスピーカ115から再生される。
御部103に対してCD再生指示がなされる。これによ
り、CDプレーヤ部100においては、CD制御部10
3が、サーボコントロール回路104を介してディスク
モータ106を駆動する。これにより、使用者により予
め選曲頭出しされている楽曲のオーディオデータが、光
ピックアップ107、復調回路109及びオーディオデ
ータ信号処理回路111を介してCD105から読み出
され、D/A変換器112からLPF113、増幅器1
14を介してスピーカ115から再生される。
【0068】使用者は、このようにして再生されるCD
105の楽曲に合わせて、楽器操作部202の鍵盤20
21 で演奏を行う。これにより、ステップS705→S
706→S707→S705の繰り返し動作においてス
テップS705の処理が実行される毎に、鍵盤2021
より入力された演奏データが、シーケンスデータとして
図15の如く順次自動演奏メモリ208に書き込まれて
ゆく。シーケンスデータとしては、図15の如く、ウエ
イト命令CWTとウエイトデータDWT、キーオン命令CON
とキーデータDKY、キーオフ命令COFとキーデータ
DKY、CD絶対時間データDAT等がある。
105の楽曲に合わせて、楽器操作部202の鍵盤20
21 で演奏を行う。これにより、ステップS705→S
706→S707→S705の繰り返し動作においてス
テップS705の処理が実行される毎に、鍵盤2021
より入力された演奏データが、シーケンスデータとして
図15の如く順次自動演奏メモリ208に書き込まれて
ゆく。シーケンスデータとしては、図15の如く、ウエ
イト命令CWTとウエイトデータDWT、キーオン命令CON
とキーデータDKY、キーオフ命令COFとキーデータ
DKY、CD絶対時間データDAT等がある。
【0069】図15において、ウエイト命令CWTはウエ
イトデータDWTで示される時間だけ次の演奏データの実
行を待たせる命令であり、ウエイトデータDWTは図4に
示したタイマー回路209において生成される。今、或
る演奏操作が実行される毎に、楽器制御部201から図
4のオア回路2095 を介してタイマーカウンタ209
2 にリセット信号RSTが入力され、同カウンタがリセ
ットされる。これ以後、タイマーカウンタ2092 は、
基準クロックジェネレータ2091 からのクロックに従
ってカウントアップされる。そして、楽器制御部201
は、次の演奏データの入力時点で、タイマーカウンタ2
092 のカウント出力を、ウエイトデータDWTとして取
り込み、自動演奏メモリ208に書き込み、再び、リセ
ット信号RSTによりタイマーカウンタ2092 をリセ
ットする。以上の動作により、或る演奏操作から次の演
奏操作までの時間が計測され、ウエイトデータDWTとし
て自動演奏メモリ208に記憶される。ここで、図15
のメモリアドレス4のウエイト命令CWT及びウエイトデ
ータDWTは、使用者が楽器操作部202のスタートスイ
ッチ2023 を押した後、最初の鍵操作を行うまでの時
間を示している。
イトデータDWTで示される時間だけ次の演奏データの実
行を待たせる命令であり、ウエイトデータDWTは図4に
示したタイマー回路209において生成される。今、或
る演奏操作が実行される毎に、楽器制御部201から図
4のオア回路2095 を介してタイマーカウンタ209
2 にリセット信号RSTが入力され、同カウンタがリセ
ットされる。これ以後、タイマーカウンタ2092 は、
基準クロックジェネレータ2091 からのクロックに従
ってカウントアップされる。そして、楽器制御部201
は、次の演奏データの入力時点で、タイマーカウンタ2
092 のカウント出力を、ウエイトデータDWTとして取
り込み、自動演奏メモリ208に書き込み、再び、リセ
ット信号RSTによりタイマーカウンタ2092 をリセ
ットする。以上の動作により、或る演奏操作から次の演
奏操作までの時間が計測され、ウエイトデータDWTとし
て自動演奏メモリ208に記憶される。ここで、図15
のメモリアドレス4のウエイト命令CWT及びウエイトデ
ータDWTは、使用者が楽器操作部202のスタートスイ
ッチ2023 を押した後、最初の鍵操作を行うまでの時
間を示している。
【0070】次に、キーオン命令CONは、キーデータD
KYで示される音高の楽音の発音開始を指示する命令であ
る。逆に、キーオフ命令COFは、キーデータDKYで示さ
れる音高の楽音の発音停止を指示する命令である。
KYで示される音高の楽音の発音開始を指示する命令であ
る。逆に、キーオフ命令COFは、キーデータDKYで示さ
れる音高の楽音の発音停止を指示する命令である。
【0071】更に、CD制御部103は、鍵のキーオン
操作が行われる毎に、その時点でCD105から検出さ
れているCD絶対時間データDATをCD制御部103か
ら受け取り、キーオン命令CONに続くキーデータDKYの
次のメモリアドレスに書き込む。これにより、各キーオ
ン操作時にCDプレーヤ部100で再生されている楽曲
のタイミングが自動演奏メモリ208に記録されてゆ
く。
操作が行われる毎に、その時点でCD105から検出さ
れているCD絶対時間データDATをCD制御部103か
ら受け取り、キーオン命令CONに続くキーデータDKYの
次のメモリアドレスに書き込む。これにより、各キーオ
ン操作時にCDプレーヤ部100で再生されている楽曲
のタイミングが自動演奏メモリ208に記録されてゆ
く。
【0072】使用者が楽器操作部202のストップスイ
ッチ2024 (図3参照)を押すと、ステップS707
においてそれが検出され、ステップS708において自
動演奏メモリ208に図15の如くエンド命令CE が書
き込まれて、シーケンサライトモードを終了する。
ッチ2024 (図3参照)を押すと、ステップS707
においてそれが検出され、ステップS708において自
動演奏メモリ208に図15の如くエンド命令CE が書
き込まれて、シーケンサライトモードを終了する。
【0073】また、演奏中に自動演奏メモリ208の最
終メモリアドレスまでシーケンスデータが書き込まれる
と、ステップS706の判定がYESとなり、強制的に
シーケンサライトモードを終了する。
終メモリアドレスまでシーケンスデータが書き込まれる
と、ステップS706の判定がYESとなり、強制的に
シーケンサライトモードを終了する。
【0074】なお、使用者が、自動演奏に同期させてC
D105のオーディオデータ及び画像データの再生を行
わせる必要がない場合には、再生スイッチ1021 を予
め押していないため、ステップS702の判定がNOと
なる。このケースでは、CD頭出し命令CTP、曲の先頭
を示すCD絶対時間データDAT及びCD再生命令CPYは
自動演奏メモリ208に書き込まれず、また、CDプレ
ーヤ部100に対して再生指示も行われない。そして、
ステップS705の処理にジャンプし、シーケンスデー
タを自動演奏メモリ208に書き込む動作のみが実行さ
れる。また、ステップS705では、前述のキーオン命
令CON毎のCD絶対時間データDATの自動演奏メモリ2
08への書き込みも行われない。この動作は、従来から
ある自動演奏機能付電子楽器における自動演奏データの
書き込み動作に対応する。 {シーケンサ優先モードの動作} 上述の自動演奏データの書き込み動作の後、自動演奏動
作を行う場合の動作について、図17〜図20を参照し
ながら説明する。
D105のオーディオデータ及び画像データの再生を行
わせる必要がない場合には、再生スイッチ1021 を予
め押していないため、ステップS702の判定がNOと
なる。このケースでは、CD頭出し命令CTP、曲の先頭
を示すCD絶対時間データDAT及びCD再生命令CPYは
自動演奏メモリ208に書き込まれず、また、CDプレ
ーヤ部100に対して再生指示も行われない。そして、
ステップS705の処理にジャンプし、シーケンスデー
タを自動演奏メモリ208に書き込む動作のみが実行さ
れる。また、ステップS705では、前述のキーオン命
令CON毎のCD絶対時間データDATの自動演奏メモリ2
08への書き込みも行われない。この動作は、従来から
ある自動演奏機能付電子楽器における自動演奏データの
書き込み動作に対応する。 {シーケンサ優先モードの動作} 上述の自動演奏データの書き込み動作の後、自動演奏動
作を行う場合の動作について、図17〜図20を参照し
ながら説明する。
【0075】まず、使用者が楽器操作部202のモード
切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモードの
1つであるシーケンサ優先モードを選択した場合の動作
について説明する。
切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモードの
1つであるシーケンサ優先モードを選択した場合の動作
について説明する。
【0076】この場合、図1の楽器制御部201は、図
17〜図20の動作フローチャートを実行し、ステップ
S801(図17)の判定がYESとなる。まず、使用
者は、自動演奏メモリ208に図15の如く記憶されて
いる演奏内容のうち自動演奏を開始するタイミングを、
楽器操作部202のUPスイッチ2025 とDOWNス
イッチ2026 (図3)及び図1の表示部210を用い
て任意に選択する。この動作は、楽器制御部201の制
御下で、以下のようにして実現される。
17〜図20の動作フローチャートを実行し、ステップ
S801(図17)の判定がYESとなる。まず、使用
者は、自動演奏メモリ208に図15の如く記憶されて
いる演奏内容のうち自動演奏を開始するタイミングを、
楽器操作部202のUPスイッチ2025 とDOWNス
イッチ2026 (図3)及び図1の表示部210を用い
て任意に選択する。この動作は、楽器制御部201の制
御下で、以下のようにして実現される。
【0077】まず、ステップS802において、楽器操
作部202のUPスイッチ2025(図3)が押された
か否かが判別される。UPスイッチ2025 が押された
場合、ステップS802の判定がYESとなり、自動演
奏メモリ208上のメモリアドレスを示す特には図示し
ないアドレスカウンタ(以下、単にメモリアドレスと呼
ぶ)がインクリメントされ、次のキーオン命令CONが格
納されているメモリアドレスまで進む。すなわち、ステ
ップS803で自動演奏メモリ208のメモリアドレス
が+1ずつされながらステップS804でキーオン命令
CONが検出されるまで、メモリアドレスのインクリメン
トが繰り返される。
作部202のUPスイッチ2025(図3)が押された
か否かが判別される。UPスイッチ2025 が押された
場合、ステップS802の判定がYESとなり、自動演
奏メモリ208上のメモリアドレスを示す特には図示し
ないアドレスカウンタ(以下、単にメモリアドレスと呼
ぶ)がインクリメントされ、次のキーオン命令CONが格
納されているメモリアドレスまで進む。すなわち、ステ
ップS803で自動演奏メモリ208のメモリアドレス
が+1ずつされながらステップS804でキーオン命令
CONが検出されるまで、メモリアドレスのインクリメン
トが繰り返される。
【0078】キーオン命令CONが検出されるとステップ
S804の判定がYESとなり、ステップS809で現
在のメモリアドレスが+1され、自動演奏メモリ208
上のキーオン命令CONが格納されている次のメモリアド
レスに格納されているキーデータDKYが読み出される。
そして、このキーデータDKYが図1の表示部210に表
示される。これにより、使用者は、現在指示している自
動演奏メモリ208上のキーデータDKYを認識できる。
S804の判定がYESとなり、ステップS809で現
在のメモリアドレスが+1され、自動演奏メモリ208
上のキーオン命令CONが格納されている次のメモリアド
レスに格納されているキーデータDKYが読み出される。
そして、このキーデータDKYが図1の表示部210に表
示される。これにより、使用者は、現在指示している自
動演奏メモリ208上のキーデータDKYを認識できる。
【0079】続いて、ステップS810においてメモリ
アドレスが更に+1され、ステップS811において、
そのメモリアドレスにCD絶対時間データDATが存在す
るか否かが判別される。前述のシーケンサライトモード
において、使用者が、自動演奏に同期させてCD105
上の楽曲の再生を行わせるために、再生スイッチ102
1 を予め押してからシーケンスデータの自動演奏メモリ
208への書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ
208には図15の如く各キーオン命令CONに続くキー
データDKYの次のメモリアドレスにCD絶対時間データ
DATが記憶されている。従って、このような場合には、
ステップS811の判定はYESとなる。
アドレスが更に+1され、ステップS811において、
そのメモリアドレスにCD絶対時間データDATが存在す
るか否かが判別される。前述のシーケンサライトモード
において、使用者が、自動演奏に同期させてCD105
上の楽曲の再生を行わせるために、再生スイッチ102
1 を予め押してからシーケンスデータの自動演奏メモリ
208への書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ
208には図15の如く各キーオン命令CONに続くキー
データDKYの次のメモリアドレスにCD絶対時間データ
DATが記憶されている。従って、このような場合には、
ステップS811の判定はYESとなる。
【0080】これにより、ステップS812において、
現在表示部210に表示されているウエイトデータDWT
に対応するCD絶対時間データDATが自動演奏メモリ2
08から読み出され、CD制御部103に転送される。
これと共に、楽器制御部201はCD制御部103に対
してCD頭出し指示を行う。これにより、CD制御部1
03は、サーボコントロール回路104を介して光ピッ
クアップ107を制御し、上述のCD絶対時間データD
ATに対応するCD105上の位置の頭出しを行う。
現在表示部210に表示されているウエイトデータDWT
に対応するCD絶対時間データDATが自動演奏メモリ2
08から読み出され、CD制御部103に転送される。
これと共に、楽器制御部201はCD制御部103に対
してCD頭出し指示を行う。これにより、CD制御部1
03は、サーボコントロール回路104を介して光ピッ
クアップ107を制御し、上述のCD絶対時間データD
ATに対応するCD105上の位置の頭出しを行う。
【0081】一方、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD絶対時間
データDATは記憶されていない。従って、このような場
合には、ステップS811の判定はNOとなる。この場
合には、自動演奏時にCD105上の楽曲の再生は行う
必要がないため、ステップS812のCD頭出し指示は
行われない。
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD絶対時間
データDATは記憶されていない。従って、このような場
合には、ステップS811の判定はNOとなる。この場
合には、自動演奏時にCD105上の楽曲の再生は行う
必要がないため、ステップS812のCD頭出し指示は
行われない。
【0082】続いて、ステップS813において、楽器
操作部202のスタートスイッチ2023 (図3)が押
されたか否かが判定され、押されていなければ再びステ
ップS802の処理に戻る。
操作部202のスタートスイッチ2023 (図3)が押
されたか否かが判定され、押されていなければ再びステ
ップS802の処理に戻る。
【0083】上述の動作に対して、前述のステップS8
02の判別で、楽器操作部202のUPスイッチ202
5 (図3)が押されていないと判別された場合、その判
定がNOとなりステップS805に進む。
02の判別で、楽器操作部202のUPスイッチ202
5 (図3)が押されていないと判別された場合、その判
定がNOとなりステップS805に進む。
【0084】ステップS805では、更に、楽器操作部
202のDOWNスイッチ2026(図3)が押された
か否かが判定される。DOWNスイッチ2026 が押さ
れた場合、ステップS805の判定がYESとなり、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスがデクリメント
され、1つ前のキーオン命令CONが格納されているメモ
リアドレスまで戻る。すなわち、ステップS807で自
動演奏メモリ208のメモリアドレスが「−1」ずつさ
れながらステップS808でキーオン命令CONが検出さ
れるまで、メモリアドレスのデクリメントが繰り返され
る。なお、メモリアドレスがデクリメントされた結果、
メモリアドレスが「0」になってしまった場合は、それ
以上デクリメントは行われず、ステップS813の処理
にジャンプする。
202のDOWNスイッチ2026(図3)が押された
か否かが判定される。DOWNスイッチ2026 が押さ
れた場合、ステップS805の判定がYESとなり、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスがデクリメント
され、1つ前のキーオン命令CONが格納されているメモ
リアドレスまで戻る。すなわち、ステップS807で自
動演奏メモリ208のメモリアドレスが「−1」ずつさ
れながらステップS808でキーオン命令CONが検出さ
れるまで、メモリアドレスのデクリメントが繰り返され
る。なお、メモリアドレスがデクリメントされた結果、
メモリアドレスが「0」になってしまった場合は、それ
以上デクリメントは行われず、ステップS813の処理
にジャンプする。
【0085】キーオン命令CONが検出されると、ステッ
プS808の判定がYESとなり、それ以後は、前述の
UPスイッチ2025 が押された場合と同様、ステップ
S809〜S813の動作が実行され、デクリメントさ
れたメモリアドレスの表示動作、CD105上の頭出し
動作及びスタートスイッチ2023 の検出動作が行われ
る。
プS808の判定がYESとなり、それ以後は、前述の
UPスイッチ2025 が押された場合と同様、ステップ
S809〜S813の動作が実行され、デクリメントさ
れたメモリアドレスの表示動作、CD105上の頭出し
動作及びスタートスイッチ2023 の検出動作が行われ
る。
【0086】以上のようにして、UPスイッチ2025
又はDOWNスイッチ2026 の何れかが押される毎
に、自動演奏メモリ208上のメモリアドレスがインク
リメント又はデクリメントされ、使用者が希望する位置
に自動演奏の開始時点を移動させることができる。
又はDOWNスイッチ2026 の何れかが押される毎
に、自動演奏メモリ208上のメモリアドレスがインク
リメント又はデクリメントされ、使用者が希望する位置
に自動演奏の開始時点を移動させることができる。
【0087】上述の動作は、楽器操作部202のスター
トスイッチ2023 (図3)が押されてステップS81
3の判定がYESとなるまで繰り返される。なお、スタ
ートスイッチ2023 及びDOWNスイッチ2026 の
何れも押されていない間は、ステップS802→S80
5→S813→S802の処理ループが繰り返され、何
れかのスイッチが押されるまで待機している。
トスイッチ2023 (図3)が押されてステップS81
3の判定がYESとなるまで繰り返される。なお、スタ
ートスイッチ2023 及びDOWNスイッチ2026 の
何れも押されていない間は、ステップS802→S80
5→S813→S802の処理ループが繰り返され、何
れかのスイッチが押されるまで待機している。
【0088】以上のようにして、使用者が、UPスイッ
チ2025 又はDOWNスイッチ2026 を操作して、
所望の位置に自動演奏の開始時点を移動させた後に、楽
器操作部202のスタートスイッチ2023(図3)を
押すことにより、以下のようにして電子鍵盤楽器部20
0での自動演奏動作及びCDプレーヤ部100での同期
再生動作が実行される。
チ2025 又はDOWNスイッチ2026 を操作して、
所望の位置に自動演奏の開始時点を移動させた後に、楽
器操作部202のスタートスイッチ2023(図3)を
押すことにより、以下のようにして電子鍵盤楽器部20
0での自動演奏動作及びCDプレーヤ部100での同期
再生動作が実行される。
【0089】すなわち、スタートスイッチ2023 が押
されると、ステップS813の判定がYESとなり、更
に、ステップS814において現在のメモリアドレスが
「0」を指しているか否かが判別される。
されると、ステップS813の判定がYESとなり、更
に、ステップS814において現在のメモリアドレスが
「0」を指しているか否かが判別される。
【0090】現在のメモリアドレスが「0」でない場
合、ステップS814(図18)の判定がNOとなり、
ステップS815に進む。ステップS815では、現在
のメモリアドレスを「−3」した値を楽器制御部201
内の特には図示しないバッファに保持する。今、現在の
メモリアドレスの内容は、前述のステップS804〜S
810の処理によりキーオン命令CONに続くキーデータ
DKYの次のCD絶対時間データDATが格納されているメ
モリアドレスを指している。従って、この値を「−3」
して得たバッファの内容は、使用者が指示したキーオン
命令CONの位置の1メモリアドレス前を指している。こ
の意味については後述する。
合、ステップS814(図18)の判定がNOとなり、
ステップS815に進む。ステップS815では、現在
のメモリアドレスを「−3」した値を楽器制御部201
内の特には図示しないバッファに保持する。今、現在の
メモリアドレスの内容は、前述のステップS804〜S
810の処理によりキーオン命令CONに続くキーデータ
DKYの次のCD絶対時間データDATが格納されているメ
モリアドレスを指している。従って、この値を「−3」
して得たバッファの内容は、使用者が指示したキーオン
命令CONの位置の1メモリアドレス前を指している。こ
の意味については後述する。
【0091】次に、ステップS816において、メモリ
アドレスの内容が「1」にセットされ、ステップS81
7において、メモリアドレス「1」にCD頭出し命令C
TPが存在するか否かが判別される。
アドレスの内容が「1」にセットされ、ステップS81
7において、メモリアドレス「1」にCD頭出し命令C
TPが存在するか否かが判別される。
【0092】前述のシーケンサライトモードにおいて、
使用者が、自動演奏に同期させてCD105に記録され
ているオーディオデータ及び画像データの再生を行わせ
るために、再生スイッチ1021を予め押してからシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス
「1」には図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶され
ている。従って、このような場合には、ステップS81
7の判定はYESとなる。これにより、ステップS81
8において、CD制御部103に対してCD105の再
生指示がなされる。この場合の再生開始タイミングは、
前述のステップS812において頭出しされた時点であ
る。
使用者が、自動演奏に同期させてCD105に記録され
ているオーディオデータ及び画像データの再生を行わせ
るために、再生スイッチ1021を予め押してからシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス
「1」には図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶され
ている。従って、このような場合には、ステップS81
7の判定はYESとなる。これにより、ステップS81
8において、CD制御部103に対してCD105の再
生指示がなされる。この場合の再生開始タイミングは、
前述のステップS812において頭出しされた時点であ
る。
【0093】上述の動作の後は、ステップS819にお
いて、前述のステップS815でバッファに保持された
アドレスデータがメモリアドレスに再度セットされる。
この内容は前述のように、使用者が指示したキーオン命
令CONの位置の1メモリアドレス前を指している。この
処理は、後述するステップS843の処理との整合性を
取るための処理である。
いて、前述のステップS815でバッファに保持された
アドレスデータがメモリアドレスに再度セットされる。
この内容は前述のように、使用者が指示したキーオン命
令CONの位置の1メモリアドレス前を指している。この
処理は、後述するステップS843の処理との整合性を
取るための処理である。
【0094】一方、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD頭出し命
令CTPは記憶されていない(図16ステップS702参
照)。従って、このような場合には、ステップS817
の判定はNOとなる。この場合には、自動演奏時にCD
105上の楽曲の再生は行う必要がないため、ステップ
S818のCD再生指示は行われない。
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD頭出し命
令CTPは記憶されていない(図16ステップS702参
照)。従って、このような場合には、ステップS817
の判定はNOとなる。この場合には、自動演奏時にCD
105上の楽曲の再生は行う必要がないため、ステップ
S818のCD再生指示は行われない。
【0095】上述の動作に対して、前述のステップS8
13の判定がYESとなった時点で、現在のメモリアド
レスが0である場合、ステップS814の判定がYES
となり、ステップS820の処理に進む。上述の場合
は、使用者が、楽器操作部202のモード切替スイッチ
2022 を操作してシーケンサ優先モードを選択した
後、一度もUPスイッチ2025 及びDOWNスイッチ
2026 を押さずにスタートスイッチ2023 を押した
場合、或いはUPスイッチ2025 を何回か押した後に
それと同じ回数だけDOWNスイッチ2026 を押して
ステップS806の判定がYESとなった場合の何れか
である。
13の判定がYESとなった時点で、現在のメモリアド
レスが0である場合、ステップS814の判定がYES
となり、ステップS820の処理に進む。上述の場合
は、使用者が、楽器操作部202のモード切替スイッチ
2022 を操作してシーケンサ優先モードを選択した
後、一度もUPスイッチ2025 及びDOWNスイッチ
2026 を押さずにスタートスイッチ2023 を押した
場合、或いはUPスイッチ2025 を何回か押した後に
それと同じ回数だけDOWNスイッチ2026 を押して
ステップS806の判定がYESとなった場合の何れか
である。
【0096】ステップS820では、現在のメモリアド
レスが「+1」され、ステップS821においてそのメ
モリアドレスにCD頭出し命令CTPが存在するか否かが
判別される。今、現在のメモリアドレスは「0」である
ため「+1」するとその内容は「1」になる。
レスが「+1」され、ステップS821においてそのメ
モリアドレスにCD頭出し命令CTPが存在するか否かが
判別される。今、現在のメモリアドレスは「0」である
ため「+1」するとその内容は「1」になる。
【0097】今、ステップS817の場合と同様、前述
のシーケンサライトモードにおいて、使用者が、自動演
奏に同期させてCD105の再生を行わせるために、再
生スイッチ1021 を予め押してからシーケンスデータ
の自動演奏メモリ208への書き込み動作を行った場
合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス「1」には
図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶されている。従
って、このような場合には、ステップS821の判定は
YESとなる。これにより、ステップS822におい
て、更にメモリアドレスの内容が「+1」され、その内
容が「2」となる。そして、メモリアドレス「2」に図
15の如く記憶されている自動演奏と共に再生すべき楽
曲の先頭を示すCD絶対時間データDATが自動演奏メモ
リ208から読み出され、CD制御部103に転送さ
れ、同時にCD制御部103に対してCD頭出し指示が
なされる。更に、ステップS823において、メモリア
ドレスの内容が「+1」され、その内容が「3」とな
る。そして、メモリアドレス「3」に記憶されているC
D再生命令CPYに基づいて、CD制御部103に対して
CD再生指示がなされる。この場合の再生開始タイミン
グは、前述のステップS822において頭出しされた楽
曲の先頭である。ここで、メモリアドレスの内容は、演
奏データに関するシーケンスデータが格納されている先
頭のメモリアドレス「4」の1メモリアドレス前を指し
ている。これは、使用者が楽曲の先頭を自動演奏の開始
タイミングとして指示したことによる。この関係は、前
述のステップS819の場合と同様である。
のシーケンサライトモードにおいて、使用者が、自動演
奏に同期させてCD105の再生を行わせるために、再
生スイッチ1021 を予め押してからシーケンスデータ
の自動演奏メモリ208への書き込み動作を行った場
合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス「1」には
図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶されている。従
って、このような場合には、ステップS821の判定は
YESとなる。これにより、ステップS822におい
て、更にメモリアドレスの内容が「+1」され、その内
容が「2」となる。そして、メモリアドレス「2」に図
15の如く記憶されている自動演奏と共に再生すべき楽
曲の先頭を示すCD絶対時間データDATが自動演奏メモ
リ208から読み出され、CD制御部103に転送さ
れ、同時にCD制御部103に対してCD頭出し指示が
なされる。更に、ステップS823において、メモリア
ドレスの内容が「+1」され、その内容が「3」とな
る。そして、メモリアドレス「3」に記憶されているC
D再生命令CPYに基づいて、CD制御部103に対して
CD再生指示がなされる。この場合の再生開始タイミン
グは、前述のステップS822において頭出しされた楽
曲の先頭である。ここで、メモリアドレスの内容は、演
奏データに関するシーケンスデータが格納されている先
頭のメモリアドレス「4」の1メモリアドレス前を指し
ている。これは、使用者が楽曲の先頭を自動演奏の開始
タイミングとして指示したことによる。この関係は、前
述のステップS819の場合と同様である。
【0098】一方、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD頭出し命
令CTPは記憶されていない(図16ステップS702参
照)。従って、このような場合には、ステップS821
の判定はNOとなる。この場合には、自動演奏時にCD
105の再生は行う必要がないため、ステップS822
のCD頭出し指示及びステップS823のCD再生指示
は行われない。この場合は、ステップS824におい
て、メモリアドレスの内容が「0」にセットされ直す。
この内容は、演奏データに関するシーケンスデータが格
納されているメモリアドレス「1」の1メモリアドレス
前を指している。この関係は、前述のステップS819
の場合と同様である。
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD頭出し命
令CTPは記憶されていない(図16ステップS702参
照)。従って、このような場合には、ステップS821
の判定はNOとなる。この場合には、自動演奏時にCD
105の再生は行う必要がないため、ステップS822
のCD頭出し指示及びステップS823のCD再生指示
は行われない。この場合は、ステップS824におい
て、メモリアドレスの内容が「0」にセットされ直す。
この内容は、演奏データに関するシーケンスデータが格
納されているメモリアドレス「1」の1メモリアドレス
前を指している。この関係は、前述のステップS819
の場合と同様である。
【0099】以上示したようにして、CDプレーヤ部1
00に対して再生指示がなされた後、ステップS843
〜S846→S843の繰り返しによりステップS84
3の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ208のメ
モリアドレスが、ステップS819、S823又はS8
24の処理でセットされたメモリアドレスから順次イン
クリメントされながら、各メモリアドレスからシーケン
スデータが読み出され、その内容に従って自動演奏動作
が実行される。この場合のインクリメントの動作は、後
述するタイマー回路209での動作に基づいて実行され
る。
00に対して再生指示がなされた後、ステップS843
〜S846→S843の繰り返しによりステップS84
3の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ208のメ
モリアドレスが、ステップS819、S823又はS8
24の処理でセットされたメモリアドレスから順次イン
クリメントされながら、各メモリアドレスからシーケン
スデータが読み出され、その内容に従って自動演奏動作
が実行される。この場合のインクリメントの動作は、後
述するタイマー回路209での動作に基づいて実行され
る。
【0100】例えば、楽器制御部201が、図15のメ
モリアドレス「6」からキーオン命令CONを読み出した
場合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、トーン
・ジェネレータ203に対して対応する音高で楽音の発
音開始を指示する。
モリアドレス「6」からキーオン命令CONを読み出した
場合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、トーン
・ジェネレータ203に対して対応する音高で楽音の発
音開始を指示する。
【0101】逆に、楽器制御部201が、例えば図15
のメモリアドレス「11」からキーオフ命令COFを読み
出した場合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、
トーン・ジェネレータ203に対して対応する音高で発
音中の楽音の消音を指示する。
のメモリアドレス「11」からキーオフ命令COFを読み
出した場合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、
トーン・ジェネレータ203に対して対応する音高で発
音中の楽音の消音を指示する。
【0102】更に、メモリアドレスのインクリメントの
動作は次のようにして実現される。すなわち、楽器制御
部201が、例えば図15のメモリアドレス「9」から
ウエイト命令CWTを読み出した場合、更にその次のウエ
イトデータDWTを読み出し、図4のタイマー回路209
内のウエイトレジスタ2093 にそのデータをセットす
る。これと共に、タイマー回路209において、後述す
るように前回のメモリアドレスのインクリメントのタイ
ミングでタイマーカウンタ2092 がリセットされる。
これ以後、図4のタイマーカウンタ2092 が基準クロ
ックジェネレータ2091 からのクロックに従って順次
カウントアップされる。これらタイマーカウンタ209
2 の出力とウエイトレジスタ2093 にセットされたウ
エイトデータDWTの内容とは、一致回路2094 におい
て比較される。そして、それらの内容が一致した時点
で、一致回路2094 から一致したことを示す信号がア
ドレスインクリメント信号INCとして出力される。こ
の信号は、楽器制御部201に出力され、これにより楽
器制御部201は自動演奏メモリ208からデータを読
み出すためのメモリアドレスをインクリメントする。ま
た、図4のタイマー回路209において、アドレスイン
クリメント信号INCは、オア回路2095 を介してタ
イマーカウンタ2092 をリセットすると共に、ウエイ
トレジスタ2093 をリセットし、次のウエイトデータ
DWTに対する処理に備える。以上の動作により、或る演
奏操作から次の演奏操作までのタイミングが計られ、自
動演奏が実現される。
動作は次のようにして実現される。すなわち、楽器制御
部201が、例えば図15のメモリアドレス「9」から
ウエイト命令CWTを読み出した場合、更にその次のウエ
イトデータDWTを読み出し、図4のタイマー回路209
内のウエイトレジスタ2093 にそのデータをセットす
る。これと共に、タイマー回路209において、後述す
るように前回のメモリアドレスのインクリメントのタイ
ミングでタイマーカウンタ2092 がリセットされる。
これ以後、図4のタイマーカウンタ2092 が基準クロ
ックジェネレータ2091 からのクロックに従って順次
カウントアップされる。これらタイマーカウンタ209
2 の出力とウエイトレジスタ2093 にセットされたウ
エイトデータDWTの内容とは、一致回路2094 におい
て比較される。そして、それらの内容が一致した時点
で、一致回路2094 から一致したことを示す信号がア
ドレスインクリメント信号INCとして出力される。こ
の信号は、楽器制御部201に出力され、これにより楽
器制御部201は自動演奏メモリ208からデータを読
み出すためのメモリアドレスをインクリメントする。ま
た、図4のタイマー回路209において、アドレスイン
クリメント信号INCは、オア回路2095 を介してタ
イマーカウンタ2092 をリセットすると共に、ウエイ
トレジスタ2093 をリセットし、次のウエイトデータ
DWTに対する処理に備える。以上の動作により、或る演
奏操作から次の演奏操作までのタイミングが計られ、自
動演奏が実現される。
【0103】上述の自動演奏の動作は、自動演奏中に自
動演奏メモリ208の最終メモリアドレスまでシーケン
スデータが読み出された場合、又は自動演奏中に自動演
奏メモリ208からエンド命令CE が読み出された場
合、或いは、使用者が楽器操作部202のストップスイ
ッチ2024 を押した場合の何れかにおいて、ステップ
S844、S845又はS846においてそれらが検出
されることによって、終了する。 {CD優先モードの動作} 次に、使用者が楽器操作部202のモード切替スイッチ
2022 によりシーケンサプレイモードの1つであるC
D優先モードを選択した場合の動作について図12を参
照しながら説明する。
動演奏メモリ208の最終メモリアドレスまでシーケン
スデータが読み出された場合、又は自動演奏中に自動演
奏メモリ208からエンド命令CE が読み出された場
合、或いは、使用者が楽器操作部202のストップスイ
ッチ2024 を押した場合の何れかにおいて、ステップ
S844、S845又はS846においてそれらが検出
されることによって、終了する。 {CD優先モードの動作} 次に、使用者が楽器操作部202のモード切替スイッチ
2022 によりシーケンサプレイモードの1つであるC
D優先モードを選択した場合の動作について図12を参
照しながら説明する。
【0104】この場合、図1の楽器制御部201は、図
17の動作フローチャートを実行し、ステップS801
の判定がYESとなり、更に図19のステップS825
の処理に移る。
17の動作フローチャートを実行し、ステップS801
の判定がYESとなり、更に図19のステップS825
の処理に移る。
【0105】ステップS825では、まず、メモリアド
レスの内容が「+1」される。今、メモリアドレスの内
容は、始めは「0」にリセットされているため、この処
理によりメモリアドレスの内容は「1」になる。
レスの内容が「+1」される。今、メモリアドレスの内
容は、始めは「0」にリセットされているため、この処
理によりメモリアドレスの内容は「1」になる。
【0106】続いて、ステップS826において、メモ
リアドレス「1」にCD頭出し命令CTPが記憶されてい
るか否かが判別される。今、前述のシーケンサライトモ
ードにおいて、使用者が、自動演奏に同期させてCD1
05のオーディオデータ及び画像データの再生を行わせ
るために再生スイッチ1021 を予め押してからシーケ
ンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作を
行った場合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス
「1」には図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶され
ている。従って、このような場合には、ステップS82
6の判定はYESとなる。一方、前述のシーケンサライ
トモードにおいて、使用者が、自動演奏に同期させてC
D105のオーディオデータ及び画像データの再生を行
わせる必要がないために、再生スイッチ1021 を予め
押さずにシーケンスデータの自動演奏メモリ208への
書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ208のメ
モリアドレス「1」にはCD頭出し命令CTPは記憶され
ていない。従って、このような場合には、ステップS8
26の判定はNOとなる。この場合には、自動演奏時に
CD105上の楽曲の再生は行う必要がなく、CD優先
モードにする意味がないため、何もせずに処理を終了す
る。
リアドレス「1」にCD頭出し命令CTPが記憶されてい
るか否かが判別される。今、前述のシーケンサライトモ
ードにおいて、使用者が、自動演奏に同期させてCD1
05のオーディオデータ及び画像データの再生を行わせ
るために再生スイッチ1021 を予め押してからシーケ
ンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作を
行った場合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス
「1」には図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶され
ている。従って、このような場合には、ステップS82
6の判定はYESとなる。一方、前述のシーケンサライ
トモードにおいて、使用者が、自動演奏に同期させてC
D105のオーディオデータ及び画像データの再生を行
わせる必要がないために、再生スイッチ1021 を予め
押さずにシーケンスデータの自動演奏メモリ208への
書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ208のメ
モリアドレス「1」にはCD頭出し命令CTPは記憶され
ていない。従って、このような場合には、ステップS8
26の判定はNOとなる。この場合には、自動演奏時に
CD105上の楽曲の再生は行う必要がなく、CD優先
モードにする意味がないため、何もせずに処理を終了す
る。
【0107】前者においてステップS825の判定がY
ESとなった場合、ステップS827に進み、現在のメ
モリアドレス「1」が更に「+1」されてその内容が
「2」になる。
ESとなった場合、ステップS827に進み、現在のメ
モリアドレス「1」が更に「+1」されてその内容が
「2」になる。
【0108】そして、ステップS828において、その
メモリアドレス「2」から自動演奏を行う場合に再生す
べきCD105の楽曲の先頭のCD絶対時間データDAT
が読み出され、CD制御部103に転送される。これと
共に、楽器制御部201はCD制御部103に対してC
D頭出し指示を行う。これにより、CD制御部103
は、サーボコントロール回路104を介して光ピックア
ップ107を制御し、上述のCD絶対時間データDATに
対応するCD105上の楽曲の先頭の頭出しを行う。
メモリアドレス「2」から自動演奏を行う場合に再生す
べきCD105の楽曲の先頭のCD絶対時間データDAT
が読み出され、CD制御部103に転送される。これと
共に、楽器制御部201はCD制御部103に対してC
D頭出し指示を行う。これにより、CD制御部103
は、サーボコントロール回路104を介して光ピックア
ップ107を制御し、上述のCD絶対時間データDATに
対応するCD105上の楽曲の先頭の頭出しを行う。
【0109】更に、ステップS829で、メモリアドレ
スの内容が「+1」され、その内容が「3」となる。そ
して、メモリアドレス「3」に記憶されているCD再生
命令CPYに基づいて、CD制御部103に対してCD再
生指示がなされる。これにより、CDプレーヤ部100
においては、ステップS828で頭出しされた楽曲の先
頭からCD105の再生が開始される。
スの内容が「+1」され、その内容が「3」となる。そ
して、メモリアドレス「3」に記憶されているCD再生
命令CPYに基づいて、CD制御部103に対してCD再
生指示がなされる。これにより、CDプレーヤ部100
においては、ステップS828で頭出しされた楽曲の先
頭からCD105の再生が開始される。
【0110】この状態で使用者は、CD105に記録さ
れているオーディオデータ及び画像データを再生しなが
ら、電子鍵盤楽器部200の自動演奏を同期させて再生
開始するタイミングを、CD操作部102の早送りスイ
ッチ1024 又は早戻しスイッチ1025 (第2図)等
を用いながら任意に選択することができる。
れているオーディオデータ及び画像データを再生しなが
ら、電子鍵盤楽器部200の自動演奏を同期させて再生
開始するタイミングを、CD操作部102の早送りスイ
ッチ1024 又は早戻しスイッチ1025 (第2図)等
を用いながら任意に選択することができる。
【0111】これに対して楽器制御部201は、ステッ
プS830において、CD制御部103を介して、CD
操作部102のポーズスイッチ1023 (図2)が押さ
れたか否かを判別している。そして、使用者がCD操作
部102のポーズスイッチ1023 を押すと、CD制御
部103の制御によりオーディオデータ及び画像データ
の再生が一時停止する。
プS830において、CD制御部103を介して、CD
操作部102のポーズスイッチ1023 (図2)が押さ
れたか否かを判別している。そして、使用者がCD操作
部102のポーズスイッチ1023 を押すと、CD制御
部103の制御によりオーディオデータ及び画像データ
の再生が一時停止する。
【0112】これに続いてステップS831において、
楽器制御部201は、CD制御部103からポーズ時点
のCD絶対時間データDATを受け取り、特には図示しな
いラッチ回路に保持する。
楽器制御部201は、CD制御部103からポーズ時点
のCD絶対時間データDATを受け取り、特には図示しな
いラッチ回路に保持する。
【0113】以上の動作に続いて、ステップS832→
S833→S834→S835→S832の処理の繰り
返しにおいて、ステップS832の処理が実行される毎
にメモリアドレスの値が「+1」ずつされ、ステップS
833の処理が実行される毎に自動演奏メモリ208上
の上記メモリアドレスの内容がキーオン命令CONである
か否かが判別される。
S833→S834→S835→S832の処理の繰り
返しにおいて、ステップS832の処理が実行される毎
にメモリアドレスの値が「+1」ずつされ、ステップS
833の処理が実行される毎に自動演奏メモリ208上
の上記メモリアドレスの内容がキーオン命令CONである
か否かが判別される。
【0114】上述の繰り返し処理において、ステップS
833の処理でキーオン命令CONが検出された場合、そ
の判定がYESとなり、ステップS836の処理に進
む。ステップS836では、その命令が格納されている
メモリアドレスが「+2」される。このメモリアドレス
には、検出されたキーオン命令CONに対応するCD絶対
時間データDATが格納されている(例えば図15のメモ
リアドレス「8」)。
833の処理でキーオン命令CONが検出された場合、そ
の判定がYESとなり、ステップS836の処理に進
む。ステップS836では、その命令が格納されている
メモリアドレスが「+2」される。このメモリアドレス
には、検出されたキーオン命令CONに対応するCD絶対
時間データDATが格納されている(例えば図15のメモ
リアドレス「8」)。
【0115】そして、ステップS837で、検出された
キーオン命令CONに対応するCD絶対時間データDATが
上述のメモリアドレスから読み出され、それが前述のラ
ッチされたポーズ時点のCD絶対時間データを越えた
(大きい)か否かが判別される。越えない場合には、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスは、ポーズ時点
のタイミングに対応する位置にまで達していないため、
ステップS832に戻って再びステップS832〜S8
35の処理が繰り返され、自動演奏メモリ208上で、
更に先のキーオン命令CONが検索される。
キーオン命令CONに対応するCD絶対時間データDATが
上述のメモリアドレスから読み出され、それが前述のラ
ッチされたポーズ時点のCD絶対時間データを越えた
(大きい)か否かが判別される。越えない場合には、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスは、ポーズ時点
のタイミングに対応する位置にまで達していないため、
ステップS832に戻って再びステップS832〜S8
35の処理が繰り返され、自動演奏メモリ208上で、
更に先のキーオン命令CONが検索される。
【0116】なお、上述の繰り返し処理において、ステ
ップS834の処理が実行される毎に自動演奏メモリ2
08上のメモリアドレスが最終アドレス(メモリエン
ド)に達したか否か、またステップS835の処理毎に
自動演奏メモリ208からエンド命令CE が読み出され
たか否かが判別される。ステップS834又は935の
判定がYESとなると、自動演奏メモリ208上には対
応するシーケンスデータが存在しないため、電子鍵盤楽
器部200側では何もせずに処理を終了する。
ップS834の処理が実行される毎に自動演奏メモリ2
08上のメモリアドレスが最終アドレス(メモリエン
ド)に達したか否か、またステップS835の処理毎に
自動演奏メモリ208からエンド命令CE が読み出され
たか否かが判別される。ステップS834又は935の
判定がYESとなると、自動演奏メモリ208上には対
応するシーケンスデータが存在しないため、電子鍵盤楽
器部200側では何もせずに処理を終了する。
【0117】ステップS837において、自動演奏メモ
リ208上から検出されたキーオン命令CONに対応する
CD絶対時間データDATが、前述のラッチされたポーズ
時点のCD絶対時間データを越えた場合、その判定がY
ESとなり、ステップS838(図20)の処理に進
む。
リ208上から検出されたキーオン命令CONに対応する
CD絶対時間データDATが、前述のラッチされたポーズ
時点のCD絶対時間データを越えた場合、その判定がY
ESとなり、ステップS838(図20)の処理に進
む。
【0118】ステップS838では、上述の検出された
CD絶対時間データDATが前述のラッチに保持される。
なお、今までラッチ回路に保持されていた内容は必要な
くなったため消される。
CD絶対時間データDATが前述のラッチに保持される。
なお、今までラッチ回路に保持されていた内容は必要な
くなったため消される。
【0119】続いて、ステップS839で、現在のメモ
リアドレスが「−3」される。このメモリアドレスは、
ステップS836の処理により、例えば図15のメモリ
アドレス「8」の如く、ポーズ時点のCD絶対時間デー
タを初めて越えたCD絶対時間データDATが格納されて
いるアドレスを示している。従って、このメモリアドレ
スが「−3」されることにより、例えば図15のメモリ
アドレス「5」の如く、CD絶対時間データDATに対応
するキーオン命令CONが格納されているアドレスの1つ
前を指している。この処理は、後述するステップS84
3の処理との整合性を取るための処理である。なお、こ
の関係は前述のステップS819の場合と同様である。
リアドレスが「−3」される。このメモリアドレスは、
ステップS836の処理により、例えば図15のメモリ
アドレス「8」の如く、ポーズ時点のCD絶対時間デー
タを初めて越えたCD絶対時間データDATが格納されて
いるアドレスを示している。従って、このメモリアドレ
スが「−3」されることにより、例えば図15のメモリ
アドレス「5」の如く、CD絶対時間データDATに対応
するキーオン命令CONが格納されているアドレスの1つ
前を指している。この処理は、後述するステップS84
3の処理との整合性を取るための処理である。なお、こ
の関係は前述のステップS819の場合と同様である。
【0120】上述の動作の後に、ステップS840にお
いて、楽器操作部202のスタートスイッチ202
3 (図3)が押されるのを待つ。使用者がスタートスイ
ッチ2023 を押すと、ステップS840の判定がYE
Sとなり、ステップS841において、CD制御部10
3に対してCD105の楽曲の再生指示がなされる。
いて、楽器操作部202のスタートスイッチ202
3 (図3)が押されるのを待つ。使用者がスタートスイ
ッチ2023 を押すと、ステップS840の判定がYE
Sとなり、ステップS841において、CD制御部10
3に対してCD105の楽曲の再生指示がなされる。
【0121】これに続いて楽器制御部201は、ステッ
プS842において、CD制御部103がサブコード信
号処理回路110を介してCD105から順次検出する
CD絶対時間データを受け取り、それが前述のラッチの
内容と等しくなったか否かを判別する。このラッチに
は、前述のステップS838において、ポーズ時点を初
めて越えた自動演奏メモリ208上のCD絶対時間デー
タDATが保持されている。
プS842において、CD制御部103がサブコード信
号処理回路110を介してCD105から順次検出する
CD絶対時間データを受け取り、それが前述のラッチの
内容と等しくなったか否かを判別する。このラッチに
は、前述のステップS838において、ポーズ時点を初
めて越えた自動演奏メモリ208上のCD絶対時間デー
タDATが保持されている。
【0122】上述の動作の後に、前述のシーケンサ優先
モードの場合と同様にして、図18のステップS843
〜S846→S843の繰り返しによりステップS84
3の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ208のメ
モリアドレスが、ステップS819、S823又はS8
24の処理でセットされたメモリアドレスから順次イン
クリメントされながら、各メモリアドレスからシーケン
スデータが読み出され、その内容に従って自動演奏動作
が実行される。
モードの場合と同様にして、図18のステップS843
〜S846→S843の繰り返しによりステップS84
3の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ208のメ
モリアドレスが、ステップS819、S823又はS8
24の処理でセットされたメモリアドレスから順次イン
クリメントされながら、各メモリアドレスからシーケン
スデータが読み出され、その内容に従って自動演奏動作
が実行される。
【0123】以上のようにして、ポーズ状態にあったオ
ーディオデータ及び画像データの再生が再開されると共
に、それに同期させて自動演奏メモリ208上の対応す
る演奏内容の対応するタイミングから自動演奏を開始さ
せることができる。 {シーケンサ優先リピートモードの動作} 図16で示した自動演奏データの書き込み動作の後、リ
ピート状態で自動演奏動作を行う場合の動作について説
明する。
ーディオデータ及び画像データの再生が再開されると共
に、それに同期させて自動演奏メモリ208上の対応す
る演奏内容の対応するタイミングから自動演奏を開始さ
せることができる。 {シーケンサ優先リピートモードの動作} 図16で示した自動演奏データの書き込み動作の後、リ
ピート状態で自動演奏動作を行う場合の動作について説
明する。
【0124】まず、使用者が楽器操作部202のモード
切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモードの
1つであるシーケンサ優先リピートモードを選択した場
合の動作について説明する。
切替スイッチ2022 によりシーケンサプレイモードの
1つであるシーケンサ優先リピートモードを選択した場
合の動作について説明する。
【0125】この場合、図1の楽器制御部201は、図
21〜図25の動作フローチャートを実行する。まず、
使用者は、自動演奏メモリ208に図15の如く記憶さ
れている演奏内容のうち自動演奏を開始するタイミング
を、楽器操作部202のUPスイッチ2025 とDOW
Nスイッチ2026 (図3)及び図1の表示部210を
用いて任意に選択する。この動作は、図21のステップ
S901〜S914の処理として実現される。
21〜図25の動作フローチャートを実行する。まず、
使用者は、自動演奏メモリ208に図15の如く記憶さ
れている演奏内容のうち自動演奏を開始するタイミング
を、楽器操作部202のUPスイッチ2025 とDOW
Nスイッチ2026 (図3)及び図1の表示部210を
用いて任意に選択する。この動作は、図21のステップ
S901〜S914の処理として実現される。
【0126】まず、ステップS901において、楽器操
作部202のUPスイッチ2025(図3)が押された
か否かが判別される。UPスイッチ2025 が押された
場合、ステップS901の判定がYESとなり、自動演
奏メモリ208上のメモリアドレスを示す特には図示し
ないアドレスカウンタ(以下、単にメモリアドレスと呼
ぶ)がインクリメントされ、次のキーオン命令CONが格
納されているメモリアドレスまで進む。すなわち、ステ
ップS902で自動演奏メモリ208のメモリアドレス
が「+1」ずつされながらステップS903でキーオン
命令CONが検出されるまで、メモリアドレスのインクリ
メントが繰り返される。
作部202のUPスイッチ2025(図3)が押された
か否かが判別される。UPスイッチ2025 が押された
場合、ステップS901の判定がYESとなり、自動演
奏メモリ208上のメモリアドレスを示す特には図示し
ないアドレスカウンタ(以下、単にメモリアドレスと呼
ぶ)がインクリメントされ、次のキーオン命令CONが格
納されているメモリアドレスまで進む。すなわち、ステ
ップS902で自動演奏メモリ208のメモリアドレス
が「+1」ずつされながらステップS903でキーオン
命令CONが検出されるまで、メモリアドレスのインクリ
メントが繰り返される。
【0127】キーオン命令CONが検出されるとステップ
S903の判定がYESとなり、ステップS908で現
在のメモリアドレスが「+1」され、自動演奏メモリ2
08上のキーオン命令CONが格納されている次のメモリ
アドレスに格納されているキーデータDKYが読み出され
る。そして、このキーデータDKYが図1の表示部210
に表示される。これにより、使用者は、現在指示してい
る自動演奏メモリ208上のキーデータDKYを認識でき
る。
S903の判定がYESとなり、ステップS908で現
在のメモリアドレスが「+1」され、自動演奏メモリ2
08上のキーオン命令CONが格納されている次のメモリ
アドレスに格納されているキーデータDKYが読み出され
る。そして、このキーデータDKYが図1の表示部210
に表示される。これにより、使用者は、現在指示してい
る自動演奏メモリ208上のキーデータDKYを認識でき
る。
【0128】続いて、ステップS909においてメモリ
アドレスが更に「+1」され、ステップS910におい
て、そのメモリアドレスにCD絶対時間データDATが存
在するか否かが判別される。前述のシーケンサライトモ
ードにおいて、使用者が、自動演奏に同期させてCD1
05上の楽曲の再生を行わせるために、再生スイッチ1
021 を予め押してからシーケンスデータの自動演奏メ
モリ208への書き込み動作を行った場合に、自動演奏
メモリ208には図15の如く各キーオン命令CONに続
くキーデータDKYの次のメモリアドレスにCD絶対時間
データDATが記憶されている。従って、このような場合
には、ステップS910の判定はYESとなる。
アドレスが更に「+1」され、ステップS910におい
て、そのメモリアドレスにCD絶対時間データDATが存
在するか否かが判別される。前述のシーケンサライトモ
ードにおいて、使用者が、自動演奏に同期させてCD1
05上の楽曲の再生を行わせるために、再生スイッチ1
021 を予め押してからシーケンスデータの自動演奏メ
モリ208への書き込み動作を行った場合に、自動演奏
メモリ208には図15の如く各キーオン命令CONに続
くキーデータDKYの次のメモリアドレスにCD絶対時間
データDATが記憶されている。従って、このような場合
には、ステップS910の判定はYESとなる。
【0129】これにより、ステップS911において、
現在表示部210に表示されているウエイトデータDWT
に対応するCD絶対時間データDATが自動演奏メモリ2
08から読み出され、CD制御部103に転送される。
これと共に、楽器制御部201はCD制御部103に対
してCD頭出し指示を行う。これにより、CD制御部1
03は、サーボコントロール回路104を介して光ピッ
クアップ107を制御し、上述のCD絶対時間データD
ATに対応するCD105上の位置の頭出しを行う。
現在表示部210に表示されているウエイトデータDWT
に対応するCD絶対時間データDATが自動演奏メモリ2
08から読み出され、CD制御部103に転送される。
これと共に、楽器制御部201はCD制御部103に対
してCD頭出し指示を行う。これにより、CD制御部1
03は、サーボコントロール回路104を介して光ピッ
クアップ107を制御し、上述のCD絶対時間データD
ATに対応するCD105上の位置の頭出しを行う。
【0130】一方、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD絶対時間
データDATは記憶されていない。従って、このような場
合には、ステップS910の判定はNOとなる。この場
合には、自動演奏時にCD105の再生は行う必要がな
いため、ステップS911の処理は行われない。
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105のオ
ーディオデータ及び画像データの再生を行わせる必要が
ないために、再生スイッチ1021 を予め押さずにシー
ケンスデータの自動演奏メモリ208への書き込み動作
を行った場合、自動演奏メモリ208にはCD絶対時間
データDATは記憶されていない。従って、このような場
合には、ステップS910の判定はNOとなる。この場
合には、自動演奏時にCD105の再生は行う必要がな
いため、ステップS911の処理は行われない。
【0131】上述の動作の後、ステップS912では、
現在のメモリアドレスを「−3」した値を楽器制御部2
01内の特には図示しないバッファに保持する。今、現
在のメモリアドレスの内容は、前述のステップS903
〜S909の処理によりキーオン命令CONに続くキーデ
ータDKYの次のCD絶対時間データDATが格納されてい
るメモリアドレスを指している。従って、この値を「−
3」して得たバッファの内容は、使用者が指示したキー
オン命令CONの位置の1メモリアドレス前を指してい
る。この意味については後述する。
現在のメモリアドレスを「−3」した値を楽器制御部2
01内の特には図示しないバッファに保持する。今、現
在のメモリアドレスの内容は、前述のステップS903
〜S909の処理によりキーオン命令CONに続くキーデ
ータDKYの次のCD絶対時間データDATが格納されてい
るメモリアドレスを指している。従って、この値を「−
3」して得たバッファの内容は、使用者が指示したキー
オン命令CONの位置の1メモリアドレス前を指してい
る。この意味については後述する。
【0132】続いて、ステップS913において、楽器
操作部202のAスイッチ2027(図3)が押された
か否かが判定され、押されていなければ再びステップS
901の処理に戻る。
操作部202のAスイッチ2027(図3)が押された
か否かが判定され、押されていなければ再びステップS
901の処理に戻る。
【0133】上述の動作に対して、前述のステップS9
01の判別で、楽器操作部202のUPスイッチ202
5 (図3)が押されていないと判別された場合、その判
定がNOとなりステップS904に進む。
01の判別で、楽器操作部202のUPスイッチ202
5 (図3)が押されていないと判別された場合、その判
定がNOとなりステップS904に進む。
【0134】ステップS904では、更に、楽器操作部
202のDOWNスイッチ2026(図3)が押された
か否かが判定される。DOWNスイッチ2026 が押さ
れた場合、ステップS904の判定がYESとなり、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスがデクリメント
され、1つ前のキーオン命令CONが格納されているメモ
リアドレスまで戻る。すなわち、ステップS906で自
動演奏メモリ208のメモリアドレスが「−1」ずつさ
れながらステップS907でキーオン命令CONが検出さ
れるまで、メモリアドレスのデクリメントが繰り返され
る。なお、メモリアドレスがデクリメントされた結果、
メモリアドレスが「0」になってしまった場合は、それ
以上デクリメントは行われず、ステップS913の処理
にジャンプする。
202のDOWNスイッチ2026(図3)が押された
か否かが判定される。DOWNスイッチ2026 が押さ
れた場合、ステップS904の判定がYESとなり、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスがデクリメント
され、1つ前のキーオン命令CONが格納されているメモ
リアドレスまで戻る。すなわち、ステップS906で自
動演奏メモリ208のメモリアドレスが「−1」ずつさ
れながらステップS907でキーオン命令CONが検出さ
れるまで、メモリアドレスのデクリメントが繰り返され
る。なお、メモリアドレスがデクリメントされた結果、
メモリアドレスが「0」になってしまった場合は、それ
以上デクリメントは行われず、ステップS913の処理
にジャンプする。
【0135】キーオン命令CONが検出されると、ステッ
プS907の判定がYESとなり、それ以後は、前述の
UPスイッチ2025 が押された場合と同様、ステップ
S908〜S911の動作が実行され、デクリメントさ
れたメモリアドレスの表示動作、CD絶対時間データD
ATのリピートメモリA1への記憶動作、メモリアドレス
を「−3」する動作及びAスイッチ2027 の検出動作
が行われる。
プS907の判定がYESとなり、それ以後は、前述の
UPスイッチ2025 が押された場合と同様、ステップ
S908〜S911の動作が実行され、デクリメントさ
れたメモリアドレスの表示動作、CD絶対時間データD
ATのリピートメモリA1への記憶動作、メモリアドレス
を「−3」する動作及びAスイッチ2027 の検出動作
が行われる。
【0136】以上のようにして、UPスイッチ2025
又はDOWNスイッチ2026 の何れかが押される毎
に、自動演奏メモリ208上のメモリアドレスがインク
リメント又はデクリメントされ、使用者が希望する位置
に自動演奏の開始時点を移動させることができる。
又はDOWNスイッチ2026 の何れかが押される毎
に、自動演奏メモリ208上のメモリアドレスがインク
リメント又はデクリメントされ、使用者が希望する位置
に自動演奏の開始時点を移動させることができる。
【0137】上述の動作は、楽器操作部202のAスイ
ッチ2027 (図3)が押されてステップS913の判
定がYESとなるまで繰り返される。なお、スタートス
イッチ2023 及びDOWNスイッチ2026 の何れも
押されていない間は、ステップS901→S904→S
913→S901の処理ループが繰り返され、何れかの
スイッチが押されるまで待機している。
ッチ2027 (図3)が押されてステップS913の判
定がYESとなるまで繰り返される。なお、スタートス
イッチ2023 及びDOWNスイッチ2026 の何れも
押されていない間は、ステップS901→S904→S
913→S901の処理ループが繰り返され、何れかの
スイッチが押されるまで待機している。
【0138】以上のようにして、使用者が、UPスイッ
チ2025 又はDOWNスイッチ2026 を操作して、
所望の位置に自動演奏の開始時点を移動させた後に、楽
器操作部202のAスイッチ2027 (図3)を押すこ
とにより、ステップS913の判定がYESとなり、ス
テップS914に進む。ステップS914においては、
現在のメモリアドレスの内容が図1の楽器制御部201
内の特には図示しないリピートメモリA2に記憶され
る。ここで、メモリアドレスの内容は前述のステップS
912の処理により、使用者が指示した自動演奏メモリ
208上のキーオン命令CONの位置の1メモリアドレス
前を指している。これにより、自動演奏の開始時点のメ
モリアドレスが確定する。
チ2025 又はDOWNスイッチ2026 を操作して、
所望の位置に自動演奏の開始時点を移動させた後に、楽
器操作部202のAスイッチ2027 (図3)を押すこ
とにより、ステップS913の判定がYESとなり、ス
テップS914に進む。ステップS914においては、
現在のメモリアドレスの内容が図1の楽器制御部201
内の特には図示しないリピートメモリA2に記憶され
る。ここで、メモリアドレスの内容は前述のステップS
912の処理により、使用者が指示した自動演奏メモリ
208上のキーオン命令CONの位置の1メモリアドレス
前を指している。これにより、自動演奏の開始時点のメ
モリアドレスが確定する。
【0139】次に、使用者は、自動演奏メモリ208に
図15の如く記憶されている演奏内容のうち自動演奏を
終了するタイミングを、上述の自動演奏開始時点の指定
動作と同様にして、任意に選択する。この処理は、図2
2のステップS915〜S929の処理として実現され
る。
図15の如く記憶されている演奏内容のうち自動演奏を
終了するタイミングを、上述の自動演奏開始時点の指定
動作と同様にして、任意に選択する。この処理は、図2
2のステップS915〜S929の処理として実現され
る。
【0140】まず、使用者が、楽器操作部202のUP
スイッチ2025 又はDOWNスイッチ2026 (図
3)を操作することにより、自動演奏メモリ208上で
キーオン命令CONが検索されながらそのメモリアドレス
がインクリメント又はデクリメントされるが、この処理
はステップS915〜S921の処理として実行され
る。これらの処理は、各々、前述の自動演奏開始時点の
指定動作の場合のステップS901〜S907の処理と
殆ど同じである。但し、ステップS919でメモリアド
レスが「0」になってしまったことが検出された場合、
ステップS925にジャンプし、ここで「入力エラー、
再設定せよ」というエラー表示がなされ、その後、再び
ステップS915からの処理を繰り返す。これは、既に
自動演奏開始時点を指定しているので、メモリアドレス
が「0」になることはできないからである。
スイッチ2025 又はDOWNスイッチ2026 (図
3)を操作することにより、自動演奏メモリ208上で
キーオン命令CONが検索されながらそのメモリアドレス
がインクリメント又はデクリメントされるが、この処理
はステップS915〜S921の処理として実行され
る。これらの処理は、各々、前述の自動演奏開始時点の
指定動作の場合のステップS901〜S907の処理と
殆ど同じである。但し、ステップS919でメモリアド
レスが「0」になってしまったことが検出された場合、
ステップS925にジャンプし、ここで「入力エラー、
再設定せよ」というエラー表示がなされ、その後、再び
ステップS915からの処理を繰り返す。これは、既に
自動演奏開始時点を指定しているので、メモリアドレス
が「0」になることはできないからである。
【0141】次に、上述のメモリアドレスの移動が行わ
れる毎に、ステップS922の処理が実行される。ここ
では、移動されたメモリアドレスの内容が、リピートメ
モリA2の内容に「+1」した値を越えているか否かが
判別される。今、リピートメモリA2には、前述したよ
うに、使用者が指示した自動演奏開始時点における自動
演奏メモリ208上のキーオン命令CONの位置の1メモ
リアドレス前を指しているため、それに「+1」した内
容は、使用者が指示した自動演奏開始時点の自動演奏メ
モリ208上のキーオン命令CONが格納されているメモ
リアドレスとなる。そして、自動演奏の終了時点として
指定されたメモリアドレスは、自動演奏の開始時点とし
て指定されたメモリアドレスを越えることはできないた
め、ステップS922の判定がNOの場合、ステップS
925でエラー表示がなされ、再びステップS915か
らの処理を繰り返す。
れる毎に、ステップS922の処理が実行される。ここ
では、移動されたメモリアドレスの内容が、リピートメ
モリA2の内容に「+1」した値を越えているか否かが
判別される。今、リピートメモリA2には、前述したよ
うに、使用者が指示した自動演奏開始時点における自動
演奏メモリ208上のキーオン命令CONの位置の1メモ
リアドレス前を指しているため、それに「+1」した内
容は、使用者が指示した自動演奏開始時点の自動演奏メ
モリ208上のキーオン命令CONが格納されているメモ
リアドレスとなる。そして、自動演奏の終了時点として
指定されたメモリアドレスは、自動演奏の開始時点とし
て指定されたメモリアドレスを越えることはできないた
め、ステップS922の判定がNOの場合、ステップS
925でエラー表示がなされ、再びステップS915か
らの処理を繰り返す。
【0142】ステップS922の判定がYESの場合に
ステップS923に進み、ここで、前述の自動演奏開始
時点の指定動作の場合のステップS908の処理と同
様、現在のメモリアドレスが「+1」されて、自動演奏
メモリ208上のキーオン命令CONが格納されている次
のメモリアドレスに格納されているキーデータDKYが読
み出され、図1の表示部210に表示される。
ステップS923に進み、ここで、前述の自動演奏開始
時点の指定動作の場合のステップS908の処理と同
様、現在のメモリアドレスが「+1」されて、自動演奏
メモリ208上のキーオン命令CONが格納されている次
のメモリアドレスに格納されているキーデータDKYが読
み出され、図1の表示部210に表示される。
【0143】続いて、ステップS924において、楽器
操作部202のBスイッチ2028(図3)が押された
か否かが判定され、押されていなければ再びステップS
915の処理に戻る。
操作部202のBスイッチ2028(図3)が押された
か否かが判定され、押されていなければ再びステップS
915の処理に戻る。
【0144】以上のようにして、使用者が、UPスイッ
チ2025 又はDOWNスイッチ2026 を操作して、
所望の位置に自動演奏の終了時点を移動させた後に、楽
器操作部202のBスイッチ2028 (図3)を押すこ
とにより、ステップS924の判定がYESとなる。
チ2025 又はDOWNスイッチ2026 を操作して、
所望の位置に自動演奏の終了時点を移動させた後に、楽
器操作部202のBスイッチ2028 (図3)を押すこ
とにより、ステップS924の判定がYESとなる。
【0145】そして、図23のステップS926でステ
ップS919と同様に、メモリアドレスの内容が「0」
であるか否かが判別される。これは、UPスイッチ20
25及びDOWNスイッチ2026 (図3)が一度も押
されずに、ステップS915及びS918の判定が共に
NOとなった場合のための処理であり、その意味は、ス
テップS919と同様である。
ップS919と同様に、メモリアドレスの内容が「0」
であるか否かが判別される。これは、UPスイッチ20
25及びDOWNスイッチ2026 (図3)が一度も押
されずに、ステップS915及びS918の判定が共に
NOとなった場合のための処理であり、その意味は、ス
テップS919と同様である。
【0146】次に、ステップS927で現在のメモリア
ドレスの値が「−1」される。今、メモリアドレスは、
前述のステップS923の処理によりキーデータDKYが
格納されているメモリアドレス(図15参照)を指して
いるため、「−1」されることにより、自動演奏の終了
時点として指定された自動演奏メモリ208上のキーオ
ン命令CONが格納されているメモリアドレスとされる。
ドレスの値が「−1」される。今、メモリアドレスは、
前述のステップS923の処理によりキーデータDKYが
格納されているメモリアドレス(図15参照)を指して
いるため、「−1」されることにより、自動演奏の終了
時点として指定された自動演奏メモリ208上のキーオ
ン命令CONが格納されているメモリアドレスとされる。
【0147】更に、ステップS928でステップS92
2と同様に、メモリアドレスの内容がリピートメモリA
2に「+1」した値を越えているか否かが判別される。
これは、UPスイッチ2025 及びDOWNスイッチ2
026 (図3)が一度も押されずに、ステップS915
及びS918の判定が共にNOとなった場合のための処
理であり、その意味は、ステップS922と同様であ
る。
2と同様に、メモリアドレスの内容がリピートメモリA
2に「+1」した値を越えているか否かが判別される。
これは、UPスイッチ2025 及びDOWNスイッチ2
026 (図3)が一度も押されずに、ステップS915
及びS918の判定が共にNOとなった場合のための処
理であり、その意味は、ステップS922と同様であ
る。
【0148】以上の動作の後、ステップS929におい
て、現在のメモリアドレスの内容が図1の楽器制御部2
01内の特には図示しないリピートメモリBに記憶され
る。ここで、メモリアドレスの内容は前述のステップS
927の処理により、使用者が指示した自動演奏メモリ
208上のキーオン命令CONが格納されているメモリア
ドレスを指している。これにより、自動演奏の終了時点
のメモリアドレスが確定する。
て、現在のメモリアドレスの内容が図1の楽器制御部2
01内の特には図示しないリピートメモリBに記憶され
る。ここで、メモリアドレスの内容は前述のステップS
927の処理により、使用者が指示した自動演奏メモリ
208上のキーオン命令CONが格納されているメモリア
ドレスを指している。これにより、自動演奏の終了時点
のメモリアドレスが確定する。
【0149】以上のようにして、使用者は、自動演奏の
開始時点及び終了時点を指定したら、次に、その範囲で
自動演奏を繰り返すリピート回数を指定する。この処理
は、図23のステップS930及びS931の処理によ
り実現される。
開始時点及び終了時点を指定したら、次に、その範囲で
自動演奏を繰り返すリピート回数を指定する。この処理
は、図23のステップS930及びS931の処理によ
り実現される。
【0150】まず、ステップS930において、楽器操
作部202の「1」〜「9」の数字キー2029 (図
3)の何れかが押されるのを待つ。何れかが押された
ら、ステップS931において、その数字キー2029
に対応する置数データを、楽器制御部201内の特には
図示しないリピートメモリCに記憶する。
作部202の「1」〜「9」の数字キー2029 (図
3)の何れかが押されるのを待つ。何れかが押された
ら、ステップS931において、その数字キー2029
に対応する置数データを、楽器制御部201内の特には
図示しないリピートメモリCに記憶する。
【0151】上述の処理により、自動演奏の繰り返し回
数が指定される。以上の一連の操作の後、使用者は、楽
器操作部202のスタートスイッチ2023 (図3)を
押すことにより、以下のようにして、電子鍵盤楽器部2
00での自動演奏動作及びCDプレーヤ部100での同
期再生動作が実行される。
数が指定される。以上の一連の操作の後、使用者は、楽
器操作部202のスタートスイッチ2023 (図3)を
押すことにより、以下のようにして、電子鍵盤楽器部2
00での自動演奏動作及びCDプレーヤ部100での同
期再生動作が実行される。
【0152】すなわち、スタートスイッチ2023 が押
されると、ステップS932の判定がYESとなり、続
いて、図24のステップS933の処理として、メモリ
アドレスにリピートメモリA2の内容、すなわち使用者
が指示した自動演奏開始時点の自動演奏メモリ208上
のキーオン命令CONの位置の1メモリアドレス前の値が
セットされる。
されると、ステップS932の判定がYESとなり、続
いて、図24のステップS933の処理として、メモリ
アドレスにリピートメモリA2の内容、すなわち使用者
が指示した自動演奏開始時点の自動演奏メモリ208上
のキーオン命令CONの位置の1メモリアドレス前の値が
セットされる。
【0153】更に、ステップS934において、現在の
メモリアドレスが「0」を指しているか否かが判別され
る。現在のメモリアドレスが「0」でない場合、ステッ
プS934の判定がNOとなり、ステップS935に進
む。
メモリアドレスが「0」を指しているか否かが判別され
る。現在のメモリアドレスが「0」でない場合、ステッ
プS934の判定がNOとなり、ステップS935に進
む。
【0154】ステップS935では、メモリアドレスの
内容が「+3」され、この結果、メモリアドレスの内容
は、自動演奏開始時点の自動演奏メモリ208上のキー
オン命令CONに係るCD絶対時間データDATが格納され
ているアドレスを示す(図15参照)。
内容が「+3」され、この結果、メモリアドレスの内容
は、自動演奏開始時点の自動演奏メモリ208上のキー
オン命令CONに係るCD絶対時間データDATが格納され
ているアドレスを示す(図15参照)。
【0155】そして、ステップS936において、その
メモリアドレスにCD絶対時間データDATが存在するか
否かが判別される。前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105の再
生を行わせるために、再生スイッチ1021 を予め押し
てからシーケンスデータの自動演奏メモリ208への書
き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ208には図
15の如く各キーオン命令CONに続くキーデータDKYの
次のメモリアドレスにCD絶対時間データDATが記憶さ
れている。従って、このような場合には、ステップS9
36の判定はYESとなる。
メモリアドレスにCD絶対時間データDATが存在するか
否かが判別される。前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105の再
生を行わせるために、再生スイッチ1021 を予め押し
てからシーケンスデータの自動演奏メモリ208への書
き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ208には図
15の如く各キーオン命令CONに続くキーデータDKYの
次のメモリアドレスにCD絶対時間データDATが記憶さ
れている。従って、このような場合には、ステップS9
36の判定はYESとなる。
【0156】これにより、ステップS937において、
上記メモリアドレスから自動演奏開始時点の自動演奏メ
モリ208上のキーオン命令CONに係るCD絶対時間デ
ータDATが読み出され、CD制御部103に転送され
る。これと共に、楽器制御部201はCD制御部103
に対してCD頭出し指示を行う。これにより、CD制御
部103は、サーボコントロール回路104を介して光
ピックアップ107を制御し、上述のCD絶対時間デー
タDATに対応するCD105上の位置の頭出しを行う。
上記メモリアドレスから自動演奏開始時点の自動演奏メ
モリ208上のキーオン命令CONに係るCD絶対時間デ
ータDATが読み出され、CD制御部103に転送され
る。これと共に、楽器制御部201はCD制御部103
に対してCD頭出し指示を行う。これにより、CD制御
部103は、サーボコントロール回路104を介して光
ピックアップ107を制御し、上述のCD絶対時間デー
タDATに対応するCD105上の位置の頭出しを行う。
【0157】これに続き、ステップS938において、
CD制御部103に対してCD105の再生指示がなさ
れる。この場合の再生開始タイミングは、上述のように
使用者が指示した自動演奏の開始時点に同期したタイミ
ングである。
CD制御部103に対してCD105の再生指示がなさ
れる。この場合の再生開始タイミングは、上述のように
使用者が指示した自動演奏の開始時点に同期したタイミ
ングである。
【0158】上述の動作の後は、ステップS939にお
いて、リピートメモリA2の内容がメモリアドレスに再
度セットされる。この内容は前述のように、使用者が指
示した自動演奏開始時点の自動演奏メモリ208上のキ
ーオン命令CONの位置の1メモリアドレス前を指してい
る。このように1メモリアドレス前としたのは、後述す
るステップS946の処理との整合性を取るためであ
る。
いて、リピートメモリA2の内容がメモリアドレスに再
度セットされる。この内容は前述のように、使用者が指
示した自動演奏開始時点の自動演奏メモリ208上のキ
ーオン命令CONの位置の1メモリアドレス前を指してい
る。このように1メモリアドレス前としたのは、後述す
るステップS946の処理との整合性を取るためであ
る。
【0159】一方、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105の再
生を行わせる必要がないために、再生スイッチ1021
を予め押さずにシーケンスデータの自動演奏メモリ20
8への書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ20
8にはCD頭出し命令CTPは記憶されていない(図16
ステップS702参照)。従って、このような場合に
は、ステップS936の判定はNOとなる。この場合に
は、自動演奏時にCD105上の楽曲の再生は行う必要
がないため、ステップS937及びS938のCD再生
指示等は行われない。
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105の再
生を行わせる必要がないために、再生スイッチ1021
を予め押さずにシーケンスデータの自動演奏メモリ20
8への書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ20
8にはCD頭出し命令CTPは記憶されていない(図16
ステップS702参照)。従って、このような場合に
は、ステップS936の判定はNOとなる。この場合に
は、自動演奏時にCD105上の楽曲の再生は行う必要
がないため、ステップS937及びS938のCD再生
指示等は行われない。
【0160】上述の動作に対し、前述のステップS93
3でメモリアドレスにリピートメモリA2の内容がセッ
トされた時点で、現在のメモリアドレスが「0」である
場合、ステップS934の判定がYESとなり、ステッ
プS940の処理に進む。上述の場合は、使用者が、楽
器操作部202のモード切替スイッチ2022 によりシ
ーケンサ優先リピートモードを選択した後、一度もUP
スイッチ2025 及びDOWNスイッチ2026 を押さ
ずにAスイッチ2027 を押した場合、或いはUPスイ
ッチ2025 を何回か押した後にそれと同じ回数だけD
OWNスイッチ2026 を押してステップS905の判
定がYESとなった場合の何れかである。
3でメモリアドレスにリピートメモリA2の内容がセッ
トされた時点で、現在のメモリアドレスが「0」である
場合、ステップS934の判定がYESとなり、ステッ
プS940の処理に進む。上述の場合は、使用者が、楽
器操作部202のモード切替スイッチ2022 によりシ
ーケンサ優先リピートモードを選択した後、一度もUP
スイッチ2025 及びDOWNスイッチ2026 を押さ
ずにAスイッチ2027 を押した場合、或いはUPスイ
ッチ2025 を何回か押した後にそれと同じ回数だけD
OWNスイッチ2026 を押してステップS905の判
定がYESとなった場合の何れかである。
【0161】ステップS940では、現在のメモリアド
レスが「+1」され、ステップS941においてそのメ
モリアドレスにCD頭出し命令CTPが存在するか否かが
判別される。今、現在のメモリアドレスは0であるため
「+1」するとその内容は「1」になる。
レスが「+1」され、ステップS941においてそのメ
モリアドレスにCD頭出し命令CTPが存在するか否かが
判別される。今、現在のメモリアドレスは0であるため
「+1」するとその内容は「1」になる。
【0162】今、ステップS936の場合と同様、前述
のシーケンサライトモードにおいて、使用者が、自動演
奏に同期させてCD105の再生を行わせるために、再
生スイッチ1021 を予め押してからシーケンスデータ
の自動演奏メモリ208への書き込み動作を行った場
合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス「1」には
図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶されている。従
って、このような場合には、ステップS941の判定は
YESとなる。これにより、ステップS942におい
て、更にメモリアドレスの内容が「+1」され、その内
容が「2」となる。そして、メモリアドレス「2」に図
15の如く記憶されている自動演奏と共に再生すべき楽
曲の先頭を示すCD絶対時間データDATが自動演奏メモ
リ208から読み出され、CD制御部103に転送さ
れ、同時にCD制御部103に対してCD頭出し指示が
なされる。更に、ステップS943において、メモリア
ドレスの内容が「+1」され、その内容が「3」とな
る。そして、メモリアドレス「3」に記憶されているC
D再生命令CPYに基づいて、CD制御部103に対して
CD再生指示がなされる。この場合の再生開始タイミン
グは、前述のステップS942において頭出しされた楽
曲の先頭である。ここで、メモリアドレスの内容は、演
奏データに関するシーケンスデータが格納されている先
頭のメモリアドレス「4」の1メモリアドレス前を指し
ている。これは、使用者が楽曲の先頭を自動演奏の開始
時点として指示したことによる。この関係は、前述のス
テップS939の場合と同様である。
のシーケンサライトモードにおいて、使用者が、自動演
奏に同期させてCD105の再生を行わせるために、再
生スイッチ1021 を予め押してからシーケンスデータ
の自動演奏メモリ208への書き込み動作を行った場
合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス「1」には
図15の如くCD頭出し命令CTPが記憶されている。従
って、このような場合には、ステップS941の判定は
YESとなる。これにより、ステップS942におい
て、更にメモリアドレスの内容が「+1」され、その内
容が「2」となる。そして、メモリアドレス「2」に図
15の如く記憶されている自動演奏と共に再生すべき楽
曲の先頭を示すCD絶対時間データDATが自動演奏メモ
リ208から読み出され、CD制御部103に転送さ
れ、同時にCD制御部103に対してCD頭出し指示が
なされる。更に、ステップS943において、メモリア
ドレスの内容が「+1」され、その内容が「3」とな
る。そして、メモリアドレス「3」に記憶されているC
D再生命令CPYに基づいて、CD制御部103に対して
CD再生指示がなされる。この場合の再生開始タイミン
グは、前述のステップS942において頭出しされた楽
曲の先頭である。ここで、メモリアドレスの内容は、演
奏データに関するシーケンスデータが格納されている先
頭のメモリアドレス「4」の1メモリアドレス前を指し
ている。これは、使用者が楽曲の先頭を自動演奏の開始
時点として指示したことによる。この関係は、前述のス
テップS939の場合と同様である。
【0163】一方、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105上の
再生を行わせる必要がないために、再生スイッチ102
1 を予め押さずにシーケンスデータの自動演奏メモリ2
08への書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ2
08にはCD頭出し命令CTPは記憶されていない(図1
6ステップS702参照)。従って、このような場合に
は、ステップS941の判定はNOとなる。この場合に
は、自動演奏時にCD105上の楽曲の再生は行う必要
がないため、ステップS943のCD頭出し指示及びス
テップS942のCD再生指示は行われない。この場合
は、ステップS945において、メモリアドレスの内容
が「0」にセットされ直す。この内容は、演奏データに
関するシーケンスデータが格納されているメモリアドレ
ス「1」の1メモリアドレス前を指している。この関係
は、前述のステップS939の場合と同様である。
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105上の
再生を行わせる必要がないために、再生スイッチ102
1 を予め押さずにシーケンスデータの自動演奏メモリ2
08への書き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ2
08にはCD頭出し命令CTPは記憶されていない(図1
6ステップS702参照)。従って、このような場合に
は、ステップS941の判定はNOとなる。この場合に
は、自動演奏時にCD105上の楽曲の再生は行う必要
がないため、ステップS943のCD頭出し指示及びス
テップS942のCD再生指示は行われない。この場合
は、ステップS945において、メモリアドレスの内容
が「0」にセットされ直す。この内容は、演奏データに
関するシーケンスデータが格納されているメモリアドレ
ス「1」の1メモリアドレス前を指している。この関係
は、前述のステップS939の場合と同様である。
【0164】以上示したようにして、CDプレーヤ部1
00に対して再生指示がなされた後、図25に示すステ
ップS946及びS947の繰り返しによりステップS
946の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ208
のメモリアドレスが、ステップS939、S944又は
S945の処理でセットされたメモリアドレスから順次
インクリメントされながら、各メモリアドレスからシー
ケンスデータが読み出され、その内容に従って自動演奏
動作が実行される。この場合のインクリメントの動作
は、タイマー回路209での動作に基づいて実行され
る。
00に対して再生指示がなされた後、図25に示すステ
ップS946及びS947の繰り返しによりステップS
946の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ208
のメモリアドレスが、ステップS939、S944又は
S945の処理でセットされたメモリアドレスから順次
インクリメントされながら、各メモリアドレスからシー
ケンスデータが読み出され、その内容に従って自動演奏
動作が実行される。この場合のインクリメントの動作
は、タイマー回路209での動作に基づいて実行され
る。
【0165】例えば楽器制御部201が、図15のメモ
リアドレス「6」からキーオン命令CONを読み出した場
合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、トーン・
ジェネレータ203に対して対応する音高で楽音の発音
開始を指示する。
リアドレス「6」からキーオン命令CONを読み出した場
合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、トーン・
ジェネレータ203に対して対応する音高で楽音の発音
開始を指示する。
【0166】逆に、楽器制御部201が、例えば図15
のメモリアドレス「11」からキーオフ命令COFを読み
出した場合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、
トーン・ジェネレータ203に対して対応する音高で発
音中の楽音の消音を指示する。
のメモリアドレス「11」からキーオフ命令COFを読み
出した場合、更にその次のキーデータDKYを読み出し、
トーン・ジェネレータ203に対して対応する音高で発
音中の楽音の消音を指示する。
【0167】更に、メモリアドレスのインクリメントの
動作は次のようにして実現される。すなわち、楽器制御
部201が、例えば図15のメモリアドレス「9」から
ウエイト命令CWTを読み出した場合、更にその次のウエ
イトデータDWTを読み出し、図4のタイマー回路209
内のウエイトレジスタ2093 にそのデータをセットす
る。これと共に、タイマー回路209において、後述す
るように前回のメモリアドレスのインクリメントのタイ
ミングでタイマーカウンタ2092 がリセットされる。
これ以後、図4のタイマーカウンタ2092 が基準クロ
ックジェネレータ2091 からのクロックに従って順次
カウントアップされる。これらタイマーカウンタ209
2 の出力とウエイトレジスタ2093 にセットされたウ
エイトデータDWTの内容とは、一致回路2094 におい
て比較される。そして、それらの内容が一致した時点
で、一致回路2094 から一致したことを示す信号がア
ドレスインクリメント信号INCとして出力される。こ
の信号は楽器制御部201に出力され、これによって楽
器制御部201は自動演奏メモリ208からデータを読
み出すためのメモリアドレスをインクリメントする。ま
た、図4のタイマー回路209において、アドレスイン
クリメント信号INCは、オア回路2095 を介してタ
イマーカウンタ2092 をリセットすると共に、ウエイ
トレジスタ2093 をリセットし、次のウエイトデータ
DWTに対する処理に備える。以上の動作により、或る演
奏操作から次の演奏操作までのタイミングが計られ、自
動演奏が実現される。
動作は次のようにして実現される。すなわち、楽器制御
部201が、例えば図15のメモリアドレス「9」から
ウエイト命令CWTを読み出した場合、更にその次のウエ
イトデータDWTを読み出し、図4のタイマー回路209
内のウエイトレジスタ2093 にそのデータをセットす
る。これと共に、タイマー回路209において、後述す
るように前回のメモリアドレスのインクリメントのタイ
ミングでタイマーカウンタ2092 がリセットされる。
これ以後、図4のタイマーカウンタ2092 が基準クロ
ックジェネレータ2091 からのクロックに従って順次
カウントアップされる。これらタイマーカウンタ209
2 の出力とウエイトレジスタ2093 にセットされたウ
エイトデータDWTの内容とは、一致回路2094 におい
て比較される。そして、それらの内容が一致した時点
で、一致回路2094 から一致したことを示す信号がア
ドレスインクリメント信号INCとして出力される。こ
の信号は楽器制御部201に出力され、これによって楽
器制御部201は自動演奏メモリ208からデータを読
み出すためのメモリアドレスをインクリメントする。ま
た、図4のタイマー回路209において、アドレスイン
クリメント信号INCは、オア回路2095 を介してタ
イマーカウンタ2092 をリセットすると共に、ウエイ
トレジスタ2093 をリセットし、次のウエイトデータ
DWTに対する処理に備える。以上の動作により、或る演
奏操作から次の演奏操作までのタイミングが計られ、自
動演奏が実現される。
【0168】上述の自動演奏の1回分の動作は、シーケ
ンスデータのメモリアドレスがリピートメモリBの値を
越えたときに、ステップS947の判定がYESとなっ
て終了する。すなわち、リピートメモリBは、使用者が
指示した自動演奏終了時の自動演奏メモリ208上のキ
ーオン命令CONが格納されているメモリアドレスを指し
ているため、このキーオン命令CONまでがステップS9
46の処理で実行された後に、1回目の自動演奏を終了
する。
ンスデータのメモリアドレスがリピートメモリBの値を
越えたときに、ステップS947の判定がYESとなっ
て終了する。すなわち、リピートメモリBは、使用者が
指示した自動演奏終了時の自動演奏メモリ208上のキ
ーオン命令CONが格納されているメモリアドレスを指し
ているため、このキーオン命令CONまでがステップS9
46の処理で実行された後に、1回目の自動演奏を終了
する。
【0169】次に、ステップS948において、リピー
トメモリCの内容が「−1」される。リピートメモリC
には、使用者が指定した自動演奏の繰り返し回数が記憶
されており、1回分の自動演奏が終了する毎に、この内
容が「1」ずつ減らされてゆく。
トメモリCの内容が「−1」される。リピートメモリC
には、使用者が指定した自動演奏の繰り返し回数が記憶
されており、1回分の自動演奏が終了する毎に、この内
容が「1」ずつ減らされてゆく。
【0170】上述の動作の後、ステップS949におい
て、CD制御部103に対し再生動作の停止指示が出さ
れる。これにより、CDの再生動作がひとまず終了す
る。なお、CDプレーヤ部100での再生動作を行わな
いで電子鍵盤楽器部200で自動演奏動作を行わせた場
合には、この処理は実行されない。
て、CD制御部103に対し再生動作の停止指示が出さ
れる。これにより、CDの再生動作がひとまず終了す
る。なお、CDプレーヤ部100での再生動作を行わな
いで電子鍵盤楽器部200で自動演奏動作を行わせた場
合には、この処理は実行されない。
【0171】次に、ステップS950において、リピー
トメモリCの内容が「0」になったか否かが判別され
る。リピートメモリCの内容は、前述のステップS94
8の処理で、1回分の自動演奏が終了する毎に「1」ず
つ減算される。そして、この内容が「0」でなければ、
ステップS950の判定がNOとなり、再びステップS
933(図24)の処理に戻る。これにより、前述した
ようにして、同期自動演奏の処理が繰り返される。
トメモリCの内容が「0」になったか否かが判別され
る。リピートメモリCの内容は、前述のステップS94
8の処理で、1回分の自動演奏が終了する毎に「1」ず
つ減算される。そして、この内容が「0」でなければ、
ステップS950の判定がNOとなり、再びステップS
933(図24)の処理に戻る。これにより、前述した
ようにして、同期自動演奏の処理が繰り返される。
【0172】そして、リピートメモリCの内容が「0」
になった時点でステップS950の判別がNOとなっ
て、シーケンサ優先リピートモードの処理を終了する。 {CD優先リピートモードの動作} 次に、使用者が楽器操作部202のモード切替スイッチ
2022 によりシーケンサプレイモードの1つであるC
D優先リピートモードを選択した場合の動作について説
明する。
になった時点でステップS950の判別がNOとなっ
て、シーケンサ優先リピートモードの処理を終了する。 {CD優先リピートモードの動作} 次に、使用者が楽器操作部202のモード切替スイッチ
2022 によりシーケンサプレイモードの1つであるC
D優先リピートモードを選択した場合の動作について説
明する。
【0173】この場合、図1の楽器制御部201は、図
26〜図31の動作フローチャートを実行する。ステッ
プS1001(図26)では、まず、メモリアドレスの
内容が「+1」される。今、メモリアドレスの内容は、
始めは「0」にリセットされているため、この処理によ
りメモリアドレスの内容は「1」になる。
26〜図31の動作フローチャートを実行する。ステッ
プS1001(図26)では、まず、メモリアドレスの
内容が「+1」される。今、メモリアドレスの内容は、
始めは「0」にリセットされているため、この処理によ
りメモリアドレスの内容は「1」になる。
【0174】続いて、ステップS1002で、メモリア
ドレス1にCD頭出し命令CTPが記憶されているか否か
が判別される。今、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105の再
生を行わせるために、再生スイッチ1021 を予め押し
てからシーケンスデータの自動演奏メモリ208への書
き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ208のメモ
リアドレス「1」には図15の如くCD頭出し命令CTP
が記憶されている。従って、このような場合には、ステ
ップS1002の判定はYESとなる。一方、前述のシ
ーケンサライトモードにおいて、使用者が、自動演奏に
同期させてCD105の再生を行わせる必要がないため
に、再生スイッチ1021 を予め押さずにシーケンスデ
ータの自動演奏メモリ208への書き込み動作を行った
場合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス「1」に
はCD頭出し命令CTPは記憶されていない。従って、こ
のような場合には、ステップS1002の判定はNOと
なる。この場合には、自動演奏時にCD105上の楽曲
の再生は行う必要がなく、CD優先リピートモードにす
る意味がないため、何もせずに処理を終了する。
ドレス1にCD頭出し命令CTPが記憶されているか否か
が判別される。今、前述のシーケンサライトモードにお
いて、使用者が、自動演奏に同期させてCD105の再
生を行わせるために、再生スイッチ1021 を予め押し
てからシーケンスデータの自動演奏メモリ208への書
き込み動作を行った場合、自動演奏メモリ208のメモ
リアドレス「1」には図15の如くCD頭出し命令CTP
が記憶されている。従って、このような場合には、ステ
ップS1002の判定はYESとなる。一方、前述のシ
ーケンサライトモードにおいて、使用者が、自動演奏に
同期させてCD105の再生を行わせる必要がないため
に、再生スイッチ1021 を予め押さずにシーケンスデ
ータの自動演奏メモリ208への書き込み動作を行った
場合、自動演奏メモリ208のメモリアドレス「1」に
はCD頭出し命令CTPは記憶されていない。従って、こ
のような場合には、ステップS1002の判定はNOと
なる。この場合には、自動演奏時にCD105上の楽曲
の再生は行う必要がなく、CD優先リピートモードにす
る意味がないため、何もせずに処理を終了する。
【0175】前者においてステップS1002の判定が
YESとなった場合、ステップS1003に進み、現在
のメモリアドレス「1」が更に「+1」されてその内容
が「2」になる。
YESとなった場合、ステップS1003に進み、現在
のメモリアドレス「1」が更に「+1」されてその内容
が「2」になる。
【0176】そして、ステップS1004において、そ
のメモリアドレス「2」から自動演奏を行う場合に再生
すべきCD105の楽曲の先頭のCD絶対時間データD
ATが読み出され、CD制御部103に転送される。これ
と共に、楽器制御部201はCD制御部103に対して
CD頭出し指示を行う。これにより、CD制御部103
は、サーボコントロール回路104を介して光ピックア
ップ107を制御し、上述のCD絶対時間データDATに
対応するCD105上の楽曲の先頭の頭出しを行う。
のメモリアドレス「2」から自動演奏を行う場合に再生
すべきCD105の楽曲の先頭のCD絶対時間データD
ATが読み出され、CD制御部103に転送される。これ
と共に、楽器制御部201はCD制御部103に対して
CD頭出し指示を行う。これにより、CD制御部103
は、サーボコントロール回路104を介して光ピックア
ップ107を制御し、上述のCD絶対時間データDATに
対応するCD105上の楽曲の先頭の頭出しを行う。
【0177】更に、ステップS1005で、メモリアド
レスの内容が「+1」され、その内容が「3」となる。
そして、メモリアドレス「3」に記憶されているCD再
生命令CPYに基づいて、CD制御部103に対してCD
再生指示がなされる。これにより、CDプレーヤ部10
0においては、ステップS1004で頭出しされた楽曲
の先頭からCD105の再生が開始される。
レスの内容が「+1」され、その内容が「3」となる。
そして、メモリアドレス「3」に記憶されているCD再
生命令CPYに基づいて、CD制御部103に対してCD
再生指示がなされる。これにより、CDプレーヤ部10
0においては、ステップS1004で頭出しされた楽曲
の先頭からCD105の再生が開始される。
【0178】この状態で使用者は、電子鍵盤楽器部20
0の自動演奏を同期させてCD105のオーディオデー
タ及び画像データの再生を開始するタイミング(以下、
単に再生開始タイミングと呼ぶ)を、CD105を再生
しながら、CD操作部102の早送りスイッチ1024
又は早戻しスイッチ1025 を操作した後にポーズスイ
ッチ1023 (図2)を押すことにより、任意に選択で
きる。
0の自動演奏を同期させてCD105のオーディオデー
タ及び画像データの再生を開始するタイミング(以下、
単に再生開始タイミングと呼ぶ)を、CD105を再生
しながら、CD操作部102の早送りスイッチ1024
又は早戻しスイッチ1025 を操作した後にポーズスイ
ッチ1023 (図2)を押すことにより、任意に選択で
きる。
【0179】これに対して楽器制御部201は、ステッ
プS1006において、CD制御部103を介して、C
D操作部102のポーズスイッチ1023 (図2)が押
されたか否かを判別している。そして、使用者がCD操
作部102のポーズスイッチ1023 を押すと、CD制
御部103の制御によりオーディオデータ及び画像デー
タの再生が一時停止する。
プS1006において、CD制御部103を介して、C
D操作部102のポーズスイッチ1023 (図2)が押
されたか否かを判別している。そして、使用者がCD操
作部102のポーズスイッチ1023 を押すと、CD制
御部103の制御によりオーディオデータ及び画像デー
タの再生が一時停止する。
【0180】次に、ステップS1007において、使用
者が楽器操作部202のAスイッチ2027 (図3)を
押すのを待ち、Aスイッチ2027 を押すとその判定が
YESとなる。これにより、上述の動作で使用者が指示
した再生開始タイミングが確定する。
者が楽器操作部202のAスイッチ2027 (図3)を
押すのを待ち、Aスイッチ2027 を押すとその判定が
YESとなる。これにより、上述の動作で使用者が指示
した再生開始タイミングが確定する。
【0181】これに続いてステップS1008におい
て、楽器制御部201は、CD制御部103からポーズ
時点のCD絶対時間データDATを受け取り、特には図示
しないラッチ回路に保持する。
て、楽器制御部201は、CD制御部103からポーズ
時点のCD絶対時間データDATを受け取り、特には図示
しないラッチ回路に保持する。
【0182】以上の動作に続いて、図27に示すステッ
プS1009→S1010→S1011→S1012→
S1009の処理の繰り返しにおいて、ステップS10
09の処理が実行される毎にメモリアドレスの値が「+
1」ずつされ、ステップS1010の処理が実行される
毎に自動演奏メモリ208上の上記メモリアドレスの内
容がキーオン命令CONであるか否かが判別される。
プS1009→S1010→S1011→S1012→
S1009の処理の繰り返しにおいて、ステップS10
09の処理が実行される毎にメモリアドレスの値が「+
1」ずつされ、ステップS1010の処理が実行される
毎に自動演奏メモリ208上の上記メモリアドレスの内
容がキーオン命令CONであるか否かが判別される。
【0183】上述の繰り返し処理において、ステップS
1010の処理でキーオン命令CONが検出された場合、
その判定がYESとなり、図28のステップS1015
の処理に進む。ステップS1015では、その命令が格
納されているメモリアドレスが「+2」される。このメ
モリアドレスには、検出されたキーオン命令CONに対応
するCD絶対時間データDATが格納されている(例えば
図15のメモリアドレス「8」)。
1010の処理でキーオン命令CONが検出された場合、
その判定がYESとなり、図28のステップS1015
の処理に進む。ステップS1015では、その命令が格
納されているメモリアドレスが「+2」される。このメ
モリアドレスには、検出されたキーオン命令CONに対応
するCD絶対時間データDATが格納されている(例えば
図15のメモリアドレス「8」)。
【0184】そして、ステップS1016で、検出され
たキーオン命令CONに対応するCD絶対時間データDAT
が上述のメモリアドレスから読み出され、それが前述の
ラッチされたポーズ時点のCD絶対時間データを越えた
(大きい)か否かが判別される。越えない場合には、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスは、ポーズ時点
のタイミングに対応する位置にまで達していないため、
ステップS1009に戻って再びステップS1009〜
S1012の処理が繰り返され、自動演奏メモリ208
上で、更に先のキーオン命令CONが検索される。
たキーオン命令CONに対応するCD絶対時間データDAT
が上述のメモリアドレスから読み出され、それが前述の
ラッチされたポーズ時点のCD絶対時間データを越えた
(大きい)か否かが判別される。越えない場合には、自
動演奏メモリ208上のメモリアドレスは、ポーズ時点
のタイミングに対応する位置にまで達していないため、
ステップS1009に戻って再びステップS1009〜
S1012の処理が繰り返され、自動演奏メモリ208
上で、更に先のキーオン命令CONが検索される。
【0185】なお、上述の繰り返し処理において、ステ
ップS1011の処理が実行される毎に自動演奏メモリ
208上のメモリアドレスが最終アドレス(メモリエン
ド)に達したか否か、また、ステップS1012の処理
毎に自動演奏メモリ208からエンド命令CE が読み出
されたか否かが判別される。ステップS1011又はS
1012の判定がYESとなると、自動演奏メモリ20
8上には対応するシーケンスデータが存在しないため、
ステップS1013で「入力エラー、再設定せよ」とい
うエラー表示を行い、ステップS1014でメモリアド
レスを「0」にリセットした後、再度ステップS100
1の処理に戻り、使用者に再生開始タイミングを入力さ
せ直す。
ップS1011の処理が実行される毎に自動演奏メモリ
208上のメモリアドレスが最終アドレス(メモリエン
ド)に達したか否か、また、ステップS1012の処理
毎に自動演奏メモリ208からエンド命令CE が読み出
されたか否かが判別される。ステップS1011又はS
1012の判定がYESとなると、自動演奏メモリ20
8上には対応するシーケンスデータが存在しないため、
ステップS1013で「入力エラー、再設定せよ」とい
うエラー表示を行い、ステップS1014でメモリアド
レスを「0」にリセットした後、再度ステップS100
1の処理に戻り、使用者に再生開始タイミングを入力さ
せ直す。
【0186】ステップS1016において、自動演奏メ
モリ208上から検出されたキーオン命令CONに対応す
るCD絶対時間データDATが、前述のラッチされたポー
ズ時点のCD絶対時間データを越えた場合、その判定が
YESとなり、ステップS1017の処理に進む。
モリ208上から検出されたキーオン命令CONに対応す
るCD絶対時間データDATが、前述のラッチされたポー
ズ時点のCD絶対時間データを越えた場合、その判定が
YESとなり、ステップS1017の処理に進む。
【0187】ステップS1017では、上述の検出され
たCD絶対時間データDATが楽器制御部201内の特に
は図示しないリピートメモリA1に記憶される。続い
て、ステップS1018で、現在のメモリアドレスが
「−3」される。このメモリアドレスは、ステップS1
015の処理により、例えば図15のメモリアドレス
「8」の如く、再生開始タイミングでのポーズ時点のC
D絶対時間データを初めて越えたCD絶対時間データD
ATが格納されているアドレスを示している。従って、こ
のメモリアドレスが「−3」されることにより、例えば
図15のメモリアドレス「5」の如く、CD絶対時間デ
ータDATに対応するキーオン命令CONが格納されている
アドレスの1つ前を指す。この処理は、後述するステッ
プS1041の処理との整合性を取るための処理であ
る。なお、この関係は、前述のS912の場合と同様で
ある。
たCD絶対時間データDATが楽器制御部201内の特に
は図示しないリピートメモリA1に記憶される。続い
て、ステップS1018で、現在のメモリアドレスが
「−3」される。このメモリアドレスは、ステップS1
015の処理により、例えば図15のメモリアドレス
「8」の如く、再生開始タイミングでのポーズ時点のC
D絶対時間データを初めて越えたCD絶対時間データD
ATが格納されているアドレスを示している。従って、こ
のメモリアドレスが「−3」されることにより、例えば
図15のメモリアドレス「5」の如く、CD絶対時間デ
ータDATに対応するキーオン命令CONが格納されている
アドレスの1つ前を指す。この処理は、後述するステッ
プS1041の処理との整合性を取るための処理であ
る。なお、この関係は、前述のS912の場合と同様で
ある。
【0188】このメモリアドレスの内容は、次のステッ
プS1019においてリピートメモリA2に記憶され
る。これにより、再生開始タイミングのメモリアドレス
が確定する。
プS1019においてリピートメモリA2に記憶され
る。これにより、再生開始タイミングのメモリアドレス
が確定する。
【0189】続いて、ステップS1020において、C
D制御部103に対してCD105の再生指示が出さ
れ、前述のポーズ時点からオーディオデータ及び画像デ
ータが再び再生される。これにより使用者は、電子鍵盤
楽器部200の自動演奏を同期させてCD105の楽曲
の再生を終了するタイミング(以下、単に再生終了タイ
ミングと呼ぶ)を、開始時点の選択時と同様にして選択
できる。
D制御部103に対してCD105の再生指示が出さ
れ、前述のポーズ時点からオーディオデータ及び画像デ
ータが再び再生される。これにより使用者は、電子鍵盤
楽器部200の自動演奏を同期させてCD105の楽曲
の再生を終了するタイミング(以下、単に再生終了タイ
ミングと呼ぶ)を、開始時点の選択時と同様にして選択
できる。
【0190】この処理は、ステップS1021〜S10
33の処理によって実現され、前述の使用者による再生
開始タイミングの指示動作の場合のステップS1006
〜S1019の処理と殆ど同じである。
33の処理によって実現され、前述の使用者による再生
開始タイミングの指示動作の場合のステップS1006
〜S1019の処理と殆ど同じである。
【0191】但し、ステップS1008に対応するステ
ップS1023の処理の後にCD制御部103に対して
CD105の再生の停止指示がなされる。これにより、
楽曲の再生がひとまず停止する。
ップS1023の処理の後にCD制御部103に対して
CD105の再生の停止指示がなされる。これにより、
楽曲の再生がひとまず停止する。
【0192】また、ステップS1009に対応するステ
ップS1026の処理の前に、ステップS1025の処
理が実行され、メモリアドレスの内容が予め「+1」さ
れる。従って、ステップS1025とS1026の処理
により、メモリアドレスの内容は「+2」される。今、
ステップS1025の処理の前においては、メモリアド
レスの内容は、使用者によって指定された再生開始タイ
ミングのキーオン命令CONが格納されているメモリアド
レスの1つ前を指している(ステップS1018参
照)。従って、ステップS1025とS1026の処理
により、メモリアドレスの内容は、上記再生開始タイミ
ングのキーオン命令CONが格納されているメモリアドレ
スの次のアドレスとなる(ステップS1018の説明を
参照)。これにより、ステップS1027の処理で再生
開始タイミングのキーオン命令CONと同じキーオン命令
CONが検出されてしまうのを防いでいる。このような状
態は、例えば使用者が、ステップS1020の処理によ
るCD105の再生再開後、極めて瞬時にポーズスイッ
チ1023 を押した場合に起こり得る。
ップS1026の処理の前に、ステップS1025の処
理が実行され、メモリアドレスの内容が予め「+1」さ
れる。従って、ステップS1025とS1026の処理
により、メモリアドレスの内容は「+2」される。今、
ステップS1025の処理の前においては、メモリアド
レスの内容は、使用者によって指定された再生開始タイ
ミングのキーオン命令CONが格納されているメモリアド
レスの1つ前を指している(ステップS1018参
照)。従って、ステップS1025とS1026の処理
により、メモリアドレスの内容は、上記再生開始タイミ
ングのキーオン命令CONが格納されているメモリアドレ
スの次のアドレスとなる(ステップS1018の説明を
参照)。これにより、ステップS1027の処理で再生
開始タイミングのキーオン命令CONと同じキーオン命令
CONが検出されてしまうのを防いでいる。このような状
態は、例えば使用者が、ステップS1020の処理によ
るCD105の再生再開後、極めて瞬時にポーズスイッ
チ1023 を押した場合に起こり得る。
【0193】更に再生終了タイミングにおける自動演奏
メモリ208上のキーオン命令CONに対応するCD絶対
時間データDATは保持する必要はないため、ステップS
1016に対応するステップS1031の処理の後にス
テップS1017に対応する処理は実行されない。
メモリ208上のキーオン命令CONに対応するCD絶対
時間データDATは保持する必要はないため、ステップS
1016に対応するステップS1031の処理の後にス
テップS1017に対応する処理は実行されない。
【0194】ステップS1016に対応するステップS
1031の処理の後、ステップS1032において現在
のメモリアドレスの内容が「−2」される。今、メモリ
アドレスは、ステップS1030(ステップS1015
に対応する)の処理により、再生終了タイミングでのポ
ーズ時点のCD絶対時間データを初めて越えたCD絶対
時間データDATが格納されているアドレスを示してい
る。従って、このメモリアドレスが「−2」されること
により、CD絶対時間データDATに対応するキーオン命
令CONが格納されているアドレスとされる。
1031の処理の後、ステップS1032において現在
のメモリアドレスの内容が「−2」される。今、メモリ
アドレスは、ステップS1030(ステップS1015
に対応する)の処理により、再生終了タイミングでのポ
ーズ時点のCD絶対時間データを初めて越えたCD絶対
時間データDATが格納されているアドレスを示してい
る。従って、このメモリアドレスが「−2」されること
により、CD絶対時間データDATに対応するキーオン命
令CONが格納されているアドレスとされる。
【0195】以上の動作の後、ステップS1033にお
いて、上記メモリアドレスの内容が楽器制御部201内
の特には図示しないリピートメモリBに記憶される。こ
こで、メモリアドレスの内容は上述のように、使用者が
指示した再生終了タイミングでのポーズ時点のCD絶対
時間データを初めて越えたCD絶対時間データDATに対
応するキーオン命令CONが格納されているアドレスを指
している。これにより、再生終了タイミングのメモリア
ドレスが確定する。
いて、上記メモリアドレスの内容が楽器制御部201内
の特には図示しないリピートメモリBに記憶される。こ
こで、メモリアドレスの内容は上述のように、使用者が
指示した再生終了タイミングでのポーズ時点のCD絶対
時間データを初めて越えたCD絶対時間データDATに対
応するキーオン命令CONが格納されているアドレスを指
している。これにより、再生終了タイミングのメモリア
ドレスが確定する。
【0196】以上のようにして、使用者は、再生開始タ
イミング及び再生終了タイミングを指定したら、次に、
その範囲で自動演奏を繰り返すリピート回数を指定す
る。この処理は、図30のステップS1034及びS1
035の処理により実現され、前述のシーケンサ優先リ
ピートモードにおけるS930及びS931の処理と同
じである。これにより、楽器制御部201内の特には図
示しないリピートメモリCに自動演奏のリピート回数が
設定される。
イミング及び再生終了タイミングを指定したら、次に、
その範囲で自動演奏を繰り返すリピート回数を指定す
る。この処理は、図30のステップS1034及びS1
035の処理により実現され、前述のシーケンサ優先リ
ピートモードにおけるS930及びS931の処理と同
じである。これにより、楽器制御部201内の特には図
示しないリピートメモリCに自動演奏のリピート回数が
設定される。
【0197】以上の一連の操作の後、使用者は、楽器操
作部202のスタートスイッチ2023 (図3)を押す
ことにより、以下のようにして、CDプレーヤ部100
での同期再生動作とそれに同期した電子鍵盤楽器部20
0での自動演奏動作が実行される。
作部202のスタートスイッチ2023 (図3)を押す
ことにより、以下のようにして、CDプレーヤ部100
での同期再生動作とそれに同期した電子鍵盤楽器部20
0での自動演奏動作が実行される。
【0198】すなわち、スタートスイッチ2023 が押
されると、ステップS1036の判定がYESとなり、
続いて、ステップS1037において、リピートメモリ
A1の内容が読み出される。この内容は、再生開始タイ
ミングに対応する自動演奏メモリ208から読み出され
たCD絶対時間データDATである(ステップS1017
参照)。
されると、ステップS1036の判定がYESとなり、
続いて、ステップS1037において、リピートメモリ
A1の内容が読み出される。この内容は、再生開始タイ
ミングに対応する自動演奏メモリ208から読み出され
たCD絶対時間データDATである(ステップS1017
参照)。
【0199】続くステップS1038では、上記CD絶
対時間データDATがCD制御部103に転送されると共
に、CD制御部103に対してCD頭出し指示が行われ
る。これいより、CDプレーヤ部100側では上述のC
D絶対時間データDATに対応するCD105上の位置の
頭出しが行われる。
対時間データDATがCD制御部103に転送されると共
に、CD制御部103に対してCD頭出し指示が行われ
る。これいより、CDプレーヤ部100側では上述のC
D絶対時間データDATに対応するCD105上の位置の
頭出しが行われる。
【0200】更に、ステップS1039において、CD
制御部103に対してCD105の再生指示がなされ
る。この場合の再生開始タイミングは、前述のように使
用者が指示した再生開始タイミングに同期したタイミン
グである。なお、この場合、ステップS1038で自動
演奏メモリ208に記憶されたCD絶対時間データDAT
で頭出しが行われるため、使用者が指示したCD105
上での再生開始タイミングとは厳密には異なるが、聴感
上はほとんど差はない。
制御部103に対してCD105の再生指示がなされ
る。この場合の再生開始タイミングは、前述のように使
用者が指示した再生開始タイミングに同期したタイミン
グである。なお、この場合、ステップS1038で自動
演奏メモリ208に記憶されたCD絶対時間データDAT
で頭出しが行われるため、使用者が指示したCD105
上での再生開始タイミングとは厳密には異なるが、聴感
上はほとんど差はない。
【0201】その後、ステップS1040において、リ
ピートメモリA2の内容がメモリアドレスにセットされ
る。この内容は前述のように、使用者が指示した再生開
始時点の自動演奏メモリ208上のキーオン命令CONの
位置の1メモリアドレス前を指している。
ピートメモリA2の内容がメモリアドレスにセットされ
る。この内容は前述のように、使用者が指示した再生開
始時点の自動演奏メモリ208上のキーオン命令CONの
位置の1メモリアドレス前を指している。
【0202】以上の動作の後に、前述のシーケンサ優先
リピートモードの場合と同様にして、図31のステップ
S1041及びS1042の繰り返しによりステップS
1041の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ20
8のメモリアドレスが、ステップS1040の処理でセ
ットされたメモリアドレスから順次インクリメントされ
ながら、各メモリアドレスからシーケンスデータが読み
出され、その内容に従って自動演奏が実行される。
リピートモードの場合と同様にして、図31のステップ
S1041及びS1042の繰り返しによりステップS
1041の処理が実行される毎に、自動演奏メモリ20
8のメモリアドレスが、ステップS1040の処理でセ
ットされたメモリアドレスから順次インクリメントされ
ながら、各メモリアドレスからシーケンスデータが読み
出され、その内容に従って自動演奏が実行される。
【0203】上述の自動演奏の1回分の動作は、シーケ
ンサ優先リピートモードの場合と同様、シーケンスデー
タのメモリアドレスがリピートメモリBの値を越えたと
きに、ステップS1042の判定がYESとなって終了
する。すなわち、リピートメモリBは、使用者が指示し
た再生終了タイミングでのポーズ時点のCD絶対時間デ
ータを初めて越えたCD絶対時間データDATに対応する
キーオン命令CONが格納されているアドレスを指してい
るため、このキーオン命令CONまでがステップS104
1の処理で実行された後に、1回目の自動演奏を終了す
る。
ンサ優先リピートモードの場合と同様、シーケンスデー
タのメモリアドレスがリピートメモリBの値を越えたと
きに、ステップS1042の判定がYESとなって終了
する。すなわち、リピートメモリBは、使用者が指示し
た再生終了タイミングでのポーズ時点のCD絶対時間デ
ータを初めて越えたCD絶対時間データDATに対応する
キーオン命令CONが格納されているアドレスを指してい
るため、このキーオン命令CONまでがステップS104
1の処理で実行された後に、1回目の自動演奏を終了す
る。
【0204】以後、S948の場合と同様にステップS
1043において、リピートメモリCの内容が1回分の
自動演奏が終了する毎に「1」ずつ減らされてゆく。上
述の動作の後、ステップS1044においてS949の
処理と同様に、CD制御部103に対して再生動作の停
止指示が出され、ステップS1045においてS950
の処理と同様に、リピートメモリCの内容が「0」にな
ったか否かが判別される。そして、この内容が「0」で
なければ、ステップS1045の判定がNOとなって再
びステップS1037の処理に戻り、同期自動演奏の処
理が繰り返され、リピートメモリCの内容が「0」にな
った時点でステップS1045の判定がNOとなって、
CD優先リピートモードの処理を終了する。 {同期アジャスト処理の動作} 以上示した各種のシーケンサプレイモードでは、CDプ
レーヤ部100でのオーディオデータ及び画像データの
再生と電子鍵盤楽器部200での自動演奏を使用者が選
択した時点から同期させて開始した後は、使用者が選択
した時点で終了するまで、CD制御部103及び楽器制
御部201が互いに独立して、CD105の再生及び自
動演奏メモリ208のシーケンスデータによる自動演奏
を実行するようにしている。
1043において、リピートメモリCの内容が1回分の
自動演奏が終了する毎に「1」ずつ減らされてゆく。上
述の動作の後、ステップS1044においてS949の
処理と同様に、CD制御部103に対して再生動作の停
止指示が出され、ステップS1045においてS950
の処理と同様に、リピートメモリCの内容が「0」にな
ったか否かが判別される。そして、この内容が「0」で
なければ、ステップS1045の判定がNOとなって再
びステップS1037の処理に戻り、同期自動演奏の処
理が繰り返され、リピートメモリCの内容が「0」にな
った時点でステップS1045の判定がNOとなって、
CD優先リピートモードの処理を終了する。 {同期アジャスト処理の動作} 以上示した各種のシーケンサプレイモードでは、CDプ
レーヤ部100でのオーディオデータ及び画像データの
再生と電子鍵盤楽器部200での自動演奏を使用者が選
択した時点から同期させて開始した後は、使用者が選択
した時点で終了するまで、CD制御部103及び楽器制
御部201が互いに独立して、CD105の再生及び自
動演奏メモリ208のシーケンスデータによる自動演奏
を実行するようにしている。
【0205】これに対して、自動演奏中も、随時同期修
正を行うように構成することもできる。図32に、その
ための同期アジャスト処理の動作フローチャートを示
す。ここでの処理は、楽器制御部201によって実行さ
れる。
正を行うように構成することもできる。図32に、その
ための同期アジャスト処理の動作フローチャートを示
す。ここでの処理は、楽器制御部201によって実行さ
れる。
【0206】すなわち、楽器制御部201は、図18の
ステップS843、図25のステップS946又は図3
1のステップS1041からの自動演奏動作を開始した
後、自動演奏メモリ208からキーオン命令CONが読み
出される毎、或いはキーオン命令CONが複数回(例えば
5回程度)読み出される毎に、図32の同期アジャヤス
ト処理を実行するように構成できる。
ステップS843、図25のステップS946又は図3
1のステップS1041からの自動演奏動作を開始した
後、自動演奏メモリ208からキーオン命令CONが読み
出される毎、或いはキーオン命令CONが複数回(例えば
5回程度)読み出される毎に、図32の同期アジャヤス
ト処理を実行するように構成できる。
【0207】図32において、ステップS1101で
は、まず、自動演奏メモリ208からキーオン命令CON
が読み出された後、メモリアドレスが「+2」されて対
応するCD絶対時間データDATが読み出される(図15
参照)。これと同時に、楽器制御部201は、CD制御
部103がサブコード信号処理回路110を介してCD
105から順次検出するCD絶対時間データを受け取
る。そして、上述の両CD絶対時間データを比較する。
は、まず、自動演奏メモリ208からキーオン命令CON
が読み出された後、メモリアドレスが「+2」されて対
応するCD絶対時間データDATが読み出される(図15
参照)。これと同時に、楽器制御部201は、CD制御
部103がサブコード信号処理回路110を介してCD
105から順次検出するCD絶対時間データを受け取
る。そして、上述の両CD絶対時間データを比較する。
【0208】これらが等しければ何も処理を行わない
が、等しくない場合には、ステップS1102の処理が
実行される。ステップS1102では、楽器制御部20
1が、自動演奏メモリ208から読み出された上記CD
絶対時間データDATでCD制御部103をアクセスし、
そのタイミングで再生指示を行う。
が、等しくない場合には、ステップS1102の処理が
実行される。ステップS1102では、楽器制御部20
1が、自動演奏メモリ208から読み出された上記CD
絶対時間データDATでCD制御部103をアクセスし、
そのタイミングで再生指示を行う。
【0209】以上の同期アジャスト処理により、例えば
CD105に傷があり、CDの再生が途中でジャンプし
てしまったような場合においても、常に、電子鍵盤楽器
部200での自動演奏動作をCDプレーヤ部100での
楽曲再生動作に同期させることが可能となる。 {他の実施例} 以上示してきた各実施例では、シーケンサライトモード
において自動演奏メモリ208にCD絶対時間データD
ATを記憶する場合、キーオン命令CONが記憶されるタイ
ミングで記憶するようにしたが、それ以外にも、例えば
シーケンスデータとしてプログラムチェンジ(音色変
更)等の命令が記憶される場合には、これが記憶される
タイミングに合わせてCD絶対時間データDATが記憶さ
れるようにしてもよい。これにより、プログラムチェン
ジのタイミングから自動演奏とCD再生を同期させるこ
ともできる。そのほか、様々なシーケンスデータのタイ
ミングに合わせてCD絶対時間データDATを記憶させる
ようにしてもよい。さらに、CD絶対時間データDATに
かえて、CD曲番号とCD相対時間データを用いること
もできる。
CD105に傷があり、CDの再生が途中でジャンプし
てしまったような場合においても、常に、電子鍵盤楽器
部200での自動演奏動作をCDプレーヤ部100での
楽曲再生動作に同期させることが可能となる。 {他の実施例} 以上示してきた各実施例では、シーケンサライトモード
において自動演奏メモリ208にCD絶対時間データD
ATを記憶する場合、キーオン命令CONが記憶されるタイ
ミングで記憶するようにしたが、それ以外にも、例えば
シーケンスデータとしてプログラムチェンジ(音色変
更)等の命令が記憶される場合には、これが記憶される
タイミングに合わせてCD絶対時間データDATが記憶さ
れるようにしてもよい。これにより、プログラムチェン
ジのタイミングから自動演奏とCD再生を同期させるこ
ともできる。そのほか、様々なシーケンスデータのタイ
ミングに合わせてCD絶対時間データDATを記憶させる
ようにしてもよい。さらに、CD絶対時間データDATに
かえて、CD曲番号とCD相対時間データを用いること
もできる。
【0210】さらに、シーケンサ優先モードにおいて、
自動演奏とCDの再生との同期再生中において、再びU
Pスイッチ2025 もしくはDOWNスイッチ2026
を押して、任意のタイミングまでジャンプしてから再
度、同期再生をさせることも可能である。この場合に
は、図18ステップS843の処理中にUPスイッチ2
025 、DOWNスイッチ2026 が操作されると、割
込み処理が行われるようにする。そして、その時点で自
動演奏とCDの再生とを一旦停止させる。次に、図17
のステップS802以降の処理を行わせればよい。この
ようにすれば、「この部分はききたくないから早送りす
る」といった場合や、「あの部分をもう一度ききたいの
で巻戻す」といった場合にも対応できる。
自動演奏とCDの再生との同期再生中において、再びU
Pスイッチ2025 もしくはDOWNスイッチ2026
を押して、任意のタイミングまでジャンプしてから再
度、同期再生をさせることも可能である。この場合に
は、図18ステップS843の処理中にUPスイッチ2
025 、DOWNスイッチ2026 が操作されると、割
込み処理が行われるようにする。そして、その時点で自
動演奏とCDの再生とを一旦停止させる。次に、図17
のステップS802以降の処理を行わせればよい。この
ようにすれば、「この部分はききたくないから早送りす
る」といった場合や、「あの部分をもう一度ききたいの
で巻戻す」といった場合にも対応できる。
【0211】なお、CD優先モードにおいても同様の処
理が可能である。この場合には、図18ステップS84
3の処理中にCD操作部102内の早戻しスイッチ10
25、早送りスイッチ1024 が押されると割込み処理
が行われるようにする。そして、その時点で自動演奏と
CDの再生を一旦停止させる。また、早戻しスイッチ1
025 、早送りスイッチ1024 が押されている間は、
一般のCDプレーヤと同じくCDの早戻し/早送りを行
わせておく。その押圧が解除されると、その時点のCD
絶対時間データをラッチに記憶させる。そして、このラ
ッチに記憶されたCD絶対時間データをもとにして図1
9のステップS832以降の処理を行わせればよい。
理が可能である。この場合には、図18ステップS84
3の処理中にCD操作部102内の早戻しスイッチ10
25、早送りスイッチ1024 が押されると割込み処理
が行われるようにする。そして、その時点で自動演奏と
CDの再生を一旦停止させる。また、早戻しスイッチ1
025 、早送りスイッチ1024 が押されている間は、
一般のCDプレーヤと同じくCDの早戻し/早送りを行
わせておく。その押圧が解除されると、その時点のCD
絶対時間データをラッチに記憶させる。そして、このラ
ッチに記憶されたCD絶対時間データをもとにして図1
9のステップS832以降の処理を行わせればよい。
【0212】また、予め演奏者がシーケンサライトモー
ドにおいて、CD105の楽曲の再生に合わせて鍵盤2
021 (第3図)を演奏し、シーケンスデータを自動演
奏メモリ208に書き込むようにしているが、これに限
られるものではなく、予めROMカード、CDのサブコ
ードのユーザーズビット、CD−ROMの記録領域など
にシーケンスデータを記憶しておき、自動演奏時にそれ
らのシーケンスデータを自動演奏メモリ208に転送す
るようにしてもよい。ここで、記憶されるシーケンスデ
ータの形式・種類等も自動演奏する楽器に応じて任意に
変更できる。
ドにおいて、CD105の楽曲の再生に合わせて鍵盤2
021 (第3図)を演奏し、シーケンスデータを自動演
奏メモリ208に書き込むようにしているが、これに限
られるものではなく、予めROMカード、CDのサブコ
ードのユーザーズビット、CD−ROMの記録領域など
にシーケンスデータを記憶しておき、自動演奏時にそれ
らのシーケンスデータを自動演奏メモリ208に転送す
るようにしてもよい。ここで、記憶されるシーケンスデ
ータの形式・種類等も自動演奏する楽器に応じて任意に
変更できる。
【0213】また、リピートモードにおける自動演奏の
リピートは、演奏者が設定した2点間で行われる場合に
ついて説明したが、曲頭から任意の設定点まで、或いは
任意の設定点から曲末までがリピートされるようにして
もよい。また、ある曲が一曲分再生されながら自動演奏
された後に、演奏者が指定した特定のリフレイン部分が
繰り返されるようにしてもよい。その他、種々のリピー
トパターンを設定することができる。勿論、これらをプ
ログラム的に選択することも可能である。
リピートは、演奏者が設定した2点間で行われる場合に
ついて説明したが、曲頭から任意の設定点まで、或いは
任意の設定点から曲末までがリピートされるようにして
もよい。また、ある曲が一曲分再生されながら自動演奏
された後に、演奏者が指定した特定のリフレイン部分が
繰り返されるようにしてもよい。その他、種々のリピー
トパターンを設定することができる。勿論、これらをプ
ログラム的に選択することも可能である。
【0214】なお、本発明では、サブコードにグラフィ
ックスデータが記録されたCD(CD−G)以外にも、
オーディオデータと画像データの双方が記録できるレー
ザーディスク、CD−ROM、CD−I等の記録媒体及
び再生装置を用いることも可能である。この場合、オー
ディオデータが記録されていなくて画像データのみが記
録されている記録媒体でも良い。画像データとしては、
自動演奏する楽曲に対応した楽譜、背景画像(風景
等)、楽曲の歌詞や作曲者のプロフィール等の文字、楽
曲教習用の文字など種々のものが考えられる。
ックスデータが記録されたCD(CD−G)以外にも、
オーディオデータと画像データの双方が記録できるレー
ザーディスク、CD−ROM、CD−I等の記録媒体及
び再生装置を用いることも可能である。この場合、オー
ディオデータが記録されていなくて画像データのみが記
録されている記録媒体でも良い。画像データとしては、
自動演奏する楽曲に対応した楽譜、背景画像(風景
等)、楽曲の歌詞や作曲者のプロフィール等の文字、楽
曲教習用の文字など種々のものが考えられる。
【0215】更に、自動演奏させる楽器について、上述
の実施例においは、電子鍵盤楽器を用いて説明したが、
勿論これに限られることなく、例えば電子管楽器や電子
ギターなど、鍵盤を用いない電子楽器でもよい。
の実施例においは、電子鍵盤楽器を用いて説明したが、
勿論これに限られることなく、例えば電子管楽器や電子
ギターなど、鍵盤を用いない電子楽器でもよい。
【0216】また、上述の自動演奏させる楽器は、電子
楽器に限られることなく、従来のアコーステイック楽
器、例えばピアノにおいて、センサーを用いて音高デー
タやベロシティー・データなどの演奏データを出力さ
せ、それに応じてプランジャー・ソレノイドなどを用い
て、押鍵するようにすれば、例えばマイナスワンのCD
に合わせて、ピアノのパートを自動演奏させて、ピアノ
協奏曲を実演に近い感じで演奏することができる。
楽器に限られることなく、従来のアコーステイック楽
器、例えばピアノにおいて、センサーを用いて音高デー
タやベロシティー・データなどの演奏データを出力さ
せ、それに応じてプランジャー・ソレノイドなどを用い
て、押鍵するようにすれば、例えばマイナスワンのCD
に合わせて、ピアノのパートを自動演奏させて、ピアノ
協奏曲を実演に近い感じで演奏することができる。
【0217】
【発明の効果】本発明によれば、自動演奏曲の先頭から
再生させた場合だけでなく、曲の途中から再生させる場
合や曲の一部分のみを繰り返し再生させる場合にも、記
録媒体の画像データ再生と自動演奏との同期再生を行う
ことができ、画像表示の付加された自動演奏が実現され
る。
再生させた場合だけでなく、曲の途中から再生させる場
合や曲の一部分のみを繰り返し再生させる場合にも、記
録媒体の画像データ再生と自動演奏との同期再生を行う
ことができ、画像表示の付加された自動演奏が実現され
る。
【図1】本発明の1実施例の全体構成図である。
【図2】CD操作部の構成図である。
【図3】楽器操作部の構成図である。
【図4】タイマー回路の構成図である。
【図5】フレームの構成図である。
【図6】サブコーディングフレームの構成図である。
【図7】リードインエリア内のTOCにおけるビットQ
の構成図である。
の構成図である。
【図8】プログラムエリア内のビットQの構成図であ
る。
る。
【図9】パケットの構成図である。
【図10】パックのゼネラルフォーマット図である。
【図11】TVグラフィックスモードにおけるパックの
フォーマット図である。
フォーマット図である。
【図12】グラフィックスデータのフォーマット図であ
る。
る。
【図13】グラフィックスメモリにおける行アドレスと
列アドレスの関係図である。
列アドレスの関係図である。
【図14】リードインエリア及びプログラムエリアにお
けるビットP、Qの説明図である。
けるビットP、Qの説明図である。
【図15】自動演奏メモリのデータ構成図である。
【図16】シーケンサライトモードの動作フローチャー
トである。
トである。
【図17】シーケンサプレイモードの動作フローチャー
ト(その1)である。
ト(その1)である。
【図18】シーケンサプレイモードの動作フローチャー
ト(その2)である。
ト(その2)である。
【図19】シーケンサプレイモードの動作フローチャー
ト(その3)である。
ト(その3)である。
【図20】シーケンサプレイモードの動作フローチャー
ト(その4)である。
ト(その4)である。
【図21】シーケンサ優先リピートモードの動作フロー
チャート(その1)である。
チャート(その1)である。
【図22】シーケンサ優先リピートモードの動作フロー
チャート(その2)である。
チャート(その2)である。
【図23】シーケンサ優先リピートモードの動作フロー
チャート(その3)である。
チャート(その3)である。
【図24】シーケンサ優先リピートモードの動作フロー
チャート(その4)である。
チャート(その4)である。
【図25】シーケンサ優先リピートモードの動作フロー
チャート(その5)である。
チャート(その5)である。
【図26】CD優先リピートモードの動作フローチャー
ト(その1)である。
ト(その1)である。
【図27】CD優先リピートモードの動作フローチャー
ト(その2)である。
ト(その2)である。
【図28】CD優先リピートモードの動作フローチャー
ト(その3)である。
ト(その3)である。
【図29】CD優先リピートモードの動作フローチャー
ト(その4)である。
ト(その4)である。
【図30】CD優先リピートモードの動作フローチャー
ト(その5)である。
ト(その5)である。
【図31】CD優先リピートモードの動作フローチャー
ト(その6)である。
ト(その6)である。
【図32】同期アジャスト処理の動作フローチャートで
ある。
ある。
100 CDプレーヤ部 101 TOCメモリ 102 CD操作部 103 CD制御部 104 サーボコントロール回路 105 CD 106 ディスクモータ 107 光ピックアップ 108 ピックアップ送りモータ 109 復調回路 110 サブコード信号処理回路 111 オーィオデータ信号処理回路 112、204 D/A変換器 113、205 ローパスフィルタ(LPF) 114、206 増幅器 115、207 スピーカ 116 RAM 200 電子鍵盤楽器部 201 楽器制御部 202 楽器操作部 203 トーン・ジェネレータ 208 自動演奏メモリ 209 タイマー回路 210 表示部
Claims (10)
- 【請求項1】 画像データとこの画像データの記録位置
を示す位置データとが対応づけて記録されている記録媒
体を再生する再生手段と、 前記記録媒体の画像データと同期再生する為の一連の自
動演奏データを記憶すると共に、自動演奏データの再生
タイミングと同じ再生タイミングで再生すべき前記画像
データの記録位置を示す位置データを自動演奏データと
対応づけて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から自動演奏データを読み出して対応する
楽音信号を順次発生させることによって自動演奏を行う
自動演奏手段と、 前記記憶手段に記憶されている一連の自動演奏データの
中から再生開始点としての自動演奏データを設定する設
定手段と、 前記設定手段により設定された再生開始点としての自動
演奏データに対応する位置データを前記記憶手段の中か
ら検出し、この検出された位置データと一致する位置デ
ータを前記記録媒体の中から検索する検索手段と、 前記設定手段で設定された再生開始点としての自動演奏
データから自動演奏を行わせるように前記自動演奏手段
を制御すると共に、前記検索手段で検索された位置デー
タに対応する画像データから前記記録媒体の再生を行わ
せるように制御する制御手段と、 を有することを特徴とする自動演奏装置。 - 【請求項2】 前記設定手段は、前記記憶手段に記憶さ
れている一連の自動演奏データの中から再生終了点とし
ての自動演奏データを更に設定し、 前記制御手段は、前記設定手段で設定された再生開始点
としての自動演奏データから自動演奏を開始させると共
に、この自動演奏開始と同期して前記検索手段で検索さ
れた位置データに対応する画像データから前記記録媒体
の再生を開始させるように制御し、更に、前記設定手段
で設定された再生終了点としての自動演奏データによる
自動演奏が行われた時点で、自動演奏と記録媒体の再生
を同時に終了させる制御を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動演奏装置。 - 【請求項3】 前記設定手段は、更に設定した再生開始
点から再生終了点までのリピート再生回数を更に設定
し、 前記制御手段は、前記設定手段で設定された再生開始点
としての自動演奏データから自動演奏を開始させると共
に、この自動演奏開始と同期して前記検索手段で検索さ
れた位置データに対応する画像データから前記記録媒体
の再生を開始させるように制御し、更に、前記設定手段
で設定された再生終了点としての自動演奏データによる
自動演奏が行われた時点で、自動演奏と記録媒体の再生
を同時に終了させる一連の再生制御動作を実行し、この
再生制御動作を前記設定手段で設定されたリピート再生
回数だけ繰り返し実行する、 ことを特徴とする請求項2に記載の自動演奏装置。 - 【請求項4】 前記記憶手段に記憶される一連の自動演
奏データは、少なくとも楽音の発音開始を示すデータ
と、発音される楽音の音高を示すデータとを含んでお
り、前記位置データはこの発音開始データに対応づけて
記憶される、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動演奏装置。 - 【請求項5】 画像データとこの画像データの記録位置
を示す位置データとが対応づけて記録されている記録媒
体を再生する再生手段と、 前記記録媒体の画像データと同期再生する為の一連の自
動演奏データを記憶すると共に、自動演奏データの再生
タイミングと同じ再生タイミングで再生すべき前記画像
データの記憶位置を示す位置データを自動演奏データと
対応づけて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から自動演奏データを読み出して対応する
楽音信号を順次発生させることによって自動演奏を行う
自動演奏手段と、 前記記録媒体に記録されている画像データの中から再生
開始点を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された再生開始点に対応して前
記記録媒体に記録されている位置データを検出し、この
検出された位置データと一致する位置データを前記記憶
手段に記憶されている位置データの中から検索する検索
手段と、 前記設定手段で設定された再生開始点から前記記録媒体
の画像データの再生を行わせるように制御すると共に、
前記検索手段で検索された位置データに対応する自動演
奏データから自動演奏を行わせるように制御する制御手
段と、 を有することを特徴とする自動演奏装置。 - 【請求項6】 前記設定手段は、前記記録媒体に記憶さ
れている画像データの中から再生終了点を更に設定し、 前記制御手段は、前記設定手段で設定された再生開始点
から前記記録媒体の画像データの再生を開始させ、前記
検索手段で検索された位置データに対応する自動演奏デ
ータから自動演奏を開始させるように制御し、更に、前
記設定手段で設定された再生終了点に対応する画像デー
タの再生が行われた時点で、記録媒体の再生と自動演奏
とを終了させる制御を行う、 ことを特徴とする請求項5に記載の自動演奏装置。 - 【請求項7】 前記設定手段は、更に設定した再生開始
点から再生終了点までのリピート再生回数を設定し、 前記制御手段は、前記設定手段で設定された再生開始点
から前記記録媒体の画像データの再生を開始させ、前記
検索手段で検索された位置データに対応する自動演奏デ
ータから自動演奏を開始させるように制御し、更に、前
記設定手段で設定された再生終了点に対応する画像デー
タの再生が行われた時点で、記録媒体の再生と自動演奏
とを終了させる再生制御動作を行い、この再生制御動作
を前記設定手段で設定されたリピート再生回数だけ繰り
返し実行する、 ことを特徴とする請求項5に記載の自動演奏装置。 - 【請求項8】 前記記憶手段に記憶される一連の自動演
奏データは、少なくとも楽音の発音開始を示すデータ
と、発音される楽音の音高を示すデータとを含んでお
り、前記位置データはこの発音開始データに対応づけて
記憶される、 ことを特徴とする請求項5に記載の自動演奏装置。 - 【請求項9】 前記再生手段で記録媒体の再生を行って
いる間に、再生されている画像データにあわせて自動演
奏データを順次入力する入力手段と、 前記入力手段により自動演奏データの入力時点で再生さ
れている画像データに対応する位置データを検出する検
出手段とを更に有し、 前記記憶手段は、前記入力手段で入力された一連の自動
演奏データを順次記憶すると共に、前記検出手段で検出
された位置データを自動演奏データと対応づけて記憶す
る、 ことを特徴とする請求項1又は5の何れか1項に記載の
自動演奏装置。 - 【請求項10】 前記記録媒体には画像データと共にオ
ーディオデータが記録され、 前記再生手段は前記記録媒体の画像データ及びオーディ
オデータを再生する、 ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の
自動演奏装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179983A JPH0627944A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 自動演奏装置 |
US07/926,179 US5397853A (en) | 1989-12-18 | 1992-08-05 | Apparatus and method for performing auto-playing in synchronism with reproduction of audio data and/or image data |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179983A JPH0627944A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 自動演奏装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627944A true JPH0627944A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16075407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4179983A Pending JPH0627944A (ja) | 1989-12-18 | 1992-07-07 | 自動演奏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627944A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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