JP6289066B2 - 情報処理装置、方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、シート収納部にシート情報を関連付けることが可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
従来、シート収納部を備えた印刷装置を用いて印刷を行う際、シートの名称、シートのサイズ、シートの坪量、シートの表面性、及び、シートの色などといったシートの属性情報をシート収納部の設定値として事前に保存することが一般的に行われている。シート収納部の設定値としてシートの属性情報を保存するためには、シート収納部ごとにシートの属性情報を毎回入力する手間がかかる。そこで、これらのシートごとの属性情報を、シート管理データベースに事前に登録しておき、ユーザは、この中から所望のシートの属性情報を選択してシート収納部の設定値として保存する技術が知られている（特許文献１参照）。
特開２００７−２４１４２５号公報
上記特許文献１に記載の技術では、シート管理データベースに登録されているシートが増えた場合、大量に登録されているシートの中から、ユーザは所望のシートを毎回見つける手間がかかる。そのため、例えば、頻繁に使用するシートを複数のシート収納部に収納して運用する場合に、頻繁に使用するシートの属性情報を複数のシート収納部の設定値として設定するには、シート収納部ごとに設定していかなければならず煩雑であった。
本発明の目的の一つは、以下のとおりである。例えば、頻繁に使用するシートを複数のシート収納部に収納して運用する場合に、頻繁に使用するシート情報を複数のシート収納部に、まとめて容易に関連付けることができるようにした装置や方法等を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、複数のシート収納部に同一のシート情報をまとめて関連付ける指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって前記指示を受け付けたことに従って、前記複数のシート収納部に前記同一のシート情報を一括して関連付ける制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記複数のシート収納部のうち第１のシート収納部に複数のシート情報を関連付けることが可能であることを有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、頻繁に使用するシートを複数のシート収納部に収納して運用する場合に、頻繁に使用するシート情報を複数のシート収納部に、まとめて容易に関連付けることができる。
本発明の第１の実施形態に係るデジタル印刷システムを説明する図である。 第１の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。 第１の実施形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、ＨＤＤ部に格納されているデータを説明する図である。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、シート情報格納部に対し、シートの属性情報を登録する処理を説明するためのフローチャートである。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、シート情報格納部に対し、シートの属性情報を登録するための登録画面の一例を示す図である。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する処理を説明するためのフローチャートである。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、シートの属性情報を登録するトレイを変更する処理を説明するためのフローチャートである。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録するための登録画面の一例を示す図である。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、トレイに対応付けて登録するシートを追加するための追加画面の一例を示す図である。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に登録されたシートの属性情報の一例を示す図である。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報の登録に係る警告画面、及び、変更画面の一例を示す図である。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に登録されたシートの属性情報の一例を示す図である。 第１の実施形態に係る印刷装置において、給紙トレイや手差しトレイの設定値としてシートの属性情報を設定する処理を説明するためのフローチャートである。 第１の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に登録されたシートを検索する処理を説明するためのフローチャートである。 第２の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する処理を説明するためのフローチャートである。 第２の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報を登録することができるトレイを検索する処理を説明するためのフローチャートである。 第２の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録するための登録画面の一例を示す図である。 第２の実施形態に係るサーバにおいて、トレイに対応付けて登録するシートを追加するための追加画面の一例を示す図である。 第２の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報の登録に係る警告画面の一例を示す図である。 第２の実施形態に係るサーバにおいて、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録するための登録画面の一例を示す図である。 その他の実施形態に係る印刷装置において、トレイ情報格納部に対し、シートの属性情報の登録に係る確認画面の一例を示す図である。 その他の実施形態に係る印刷装置において、トレイ情報格納部に対し、トレイに対応付けて登録するシートを選択するための選択画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
［第１の実施形態］
＜デジタル印刷システム＞
本発明の第１の実施形態に係るデジタル印刷システムについて図１を用いて説明する。
第１の実施形態では、予め複数の給紙トレイや手差しトレイに対応付けてシートの属性情報を登録しておくようにする。そして、ユーザによって給紙トレイや手差しトレイにシートが収納された後、収納されたシートのサイズ等の属性情報を取得する。そして、取得したサイズ等の属性情報に基づき、そのトレイに対応付けて登録されたシートの他の属性情報を当該トレイの設定値として自動的に設定することができるようにしている。
即ち、頻繁に使用するシートを複数のトレイに収納して運用する場合に、頻繁に使用するシートの属性情報をそれぞれのトレイの設定値として、一括して容易に自動設定することができるようにしたものである。以下詳細に説明する。
デジタル印刷機（印刷装置）１０２は、スキャン、プリント、コピーなどの様々な機能を有する。サーバ１０１は、画像処理、印刷制御、ジョブ管理等の様々な機能を有する。また、情報処理装置（コンピュータ等）１０４は、アプリケーションファイルの編集や印刷指示を行う機能を有する。
このデジタル印刷システムでは、印刷装置１０２とサーバ１０１とが、ネットワーク１０５、及びビデオケーブル１０６を介して接続されている。また、サーバ１０１と情報処理装置１０４とが、ＬＡＮ、ＷＡＮなどのネットワーク１０３、あるいは無線ＬＡＮなどを介して通信可能に接続されている。ビデオケーブル１０６は印刷画像転送用に使われ、ネットワーク１０５はその他の情報のやりとりに用いられる。なお、特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、印刷装置１０２とサーバ１０１の接続に用いられるネットワークはＬＡＮ、ＷＡＮなどのネットワークでもよい。
なお、本発明の実施形態では、情報処理装置１０４はサーバ１０１を介して、印刷装置１０２と各種のデータのやり取りを行う。また、サーバ１０１は、ネットワーク１０３を介して接続される情報処理装置１０４から受け取った印刷ジョブを印刷装置１０２に転送する。ユーザは情報処理装置１０４を利用して、ジョブのステータス、サーバ１０１や印刷装置１０２の状況などを確認することができる。また、ユーザはサーバ１０１を直接またはリモートで操作することで、印刷装置１０２のシート収納部の設定値としてシートの属性情報を、例えば、印刷装置（シート管理装置とも呼ぶ）に保存することができる。
なお、情報処理装置１０４がサーバ１０１の動作の役割を担う場合は、情報処理装置１０４は印刷装置１０２と直接データやコマンドのやり取りを行っても構わない。そのような場合、情報処理装置１０４の構成は、ネットワーク１０５及びビデオケーブル１０６を介して印刷装置１０２と接続されていることを除いて、サーバ１０１の構成と同様となる。
＜サーバの構成＞
本発明の第１の実施形態に係るサーバ１０１の構成の一例について図２を用いて説明する。
ＮＩＣ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ Ｃａｒｄ）部２０１は、ネットワーク１０３を介して行われる通信を制御する第１のネットワークインタフェースである。一方、ＮＩＣ部２０４は、ネットワーク１０５を介して行われる通信を制御する第２のネットワークインタフェースである。なお、ＮＩＣ部２０１やＮＩＣ部２０４は、無線ＬＡＮを介して行われる通信を制御してもよい。
ＲＩＰ処理部２０２は、ＮＩＣ部２０１で受信したＰＤＬ（Ｐａｇｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｌａｎｇｕａｇｅ）データ等の印刷言語或いは特定のデータフォーマットをラスタイメージ化するための処理を行う。
エンコード部２０３は、ラスタイメージ化されたデータを印刷装置１０２がサポートする形式の印刷データ或いはデータフォーマットに変換するための処理を行う。
ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）部２０５は、ＮＩＣ部２０１で受信したＰＤＬデータを一時的に保管（スプール）する、または、ＲＩＰ後の圧縮データを一時的に保管する。また、ＨＤＤ部２０５には後述する図４のシート情報格納部４０１に格納されたデータ、及び図４のトレイ情報格納部４０２に格納されたデータのほか、後述する各種処理のためのシステムソフトウェアを保持している。なお、シート情報格納部４０１、及びトレイ情報格納部４０２に格納されたデータ等は、ＨＤＤ部２０５の代わりにＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）などの不揮発メモリに保持してもよい。
ＣＰＵ２０７は、このサーバ１０１が備える各種ユニットの処理や動作等を制御する。第１メモリ部２０６は、ＲＩＰ処理部２０２が画像展開処理をするために利用される。一方、第２メモリ部２０８は、ＣＰＵ２０７がデータ一時保存領域とするために利用される。
操作部２０９は、ボタンやキー、タッチパネル等を有し、サーバ１０１のオペレーションを行うために利用される。表示部２１０は、ユーザに画像や文字によって情報を伝えるための処理を行う。イメージインタフェースボード２１１、及び、イメージインタフェースボード２１１のためのコネクタ２１６は、画像データを作成し、専用の伝送路に転送するために使われる。スイッチ２１２は、ユーザによるシャットダウン、電源起動の操作を受けるものである。スイッチ２１２が操作されるとＣＰＵ２０７へ割り込みが入る。ＣＰＵ２０７は割り込みを検知すると状態にあわせて、電源制御部２１３を制御する。
情報処理装置１０４からサーバ１０１へのデータパケットは、ネットワーク１０３を伝搬し、コネクタ２１４を介してサーバ１０１へ取り込まれる。サーバ１０１の内部においてはＮＩＣ部２０１によってデータの受信処理が行われる。印刷データを受信すると、ＣＰＵ２０７の制御により、必要に応じてＨＤＤ部２０５へ受信データの書き込みが行われる。これはデータの転送速度を向上させること等を目的として一般的に行われているキューイング（スプール）である。ＨＤＤ部２０５に記憶されたデータは、ＣＰＵ２０７の指示によってＲＩＰ処理部２０２から読み出される。
続いて、データ形式変換手段として機能するエンコード部２０３で、予め設定されている印刷装置１０２で解釈可能なデータ形式と、受信したデータの形式とに基づいて、印刷装置１０２で解釈可能なデータ形式へのエンコードが行われる。エンコード後のデータは印刷装置１０２が解釈可能な形式である必要がある。
例えばその形式は印刷装置１０２が内蔵する解釈手段の能力によって異なるが、特定の印刷言語形式や、またはＪＢＩＧ等特定の方法で圧縮されたデータフォーマット等である。こうしてエンコードされたデータをネットワーク１０５へ送信するためにＮＩＣ部２０４によって再びデータパケット化され、コネクタ２１５から送出され、ネットワーク１０５を介して印刷装置１０２へ送られる。なお、エンコードされたデータをＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）などのローカルインタフェースによって印刷装置１０２へ送ってもよい。
このデータパケットを受信した印刷装置１０２は、自身が有する印刷処理手順に則り、シートなどの記録媒体への印刷処理を行う。
他のデータ転送方法としては、エンコード部２０３を介しイメージインタフェースボード２１１へ転送され、このデータがコネクタ２１６から送出される。そして、ビデオケーブル１０６を介して、印刷装置１０２へ送られる。サーバ１０１と印刷装置１０２の電源状態や正常起動状態かなどの状態を適時取得し、取得された電源状態や起動状態から判断して、情報処理装置１０４はサーバ１０１にデータパケットを送付する。一定時間の間隔でサーバ１０１と印刷装置１０２の電源状態や起動状態を取得するポーリングの実施することで、サーバ１０１や印刷装置１０２が送付する状態変更通知パケットを取得し、情報処理装置１０４の処理を変更している。一例として、情報処理装置１０４は、印刷装置１０２がシャットダウンした場合に送信する電源状態通知パケットを受信すると、ポーリングの実施を中止し、無用なトラフィックをネットワークに掛けない事が可能となる。
＜印刷装置の構成＞
本発明の第１の実施形態に係る印刷装置１０２の構成の一例について図３を用いて説明する。
印刷装置１０２は、シート収納部を複数備えている。なお、複数のシート収納部は、給紙段（給紙トレイ）３２２であっても、手差しトレイ３２７であってもよく、給紙段３２２と手差しトレイ３２７を併用して構成されていてもよい。なお、本実施形態では、８つの給紙段（給紙トレイ）３２２、及び、１つの手差しトレイ３２７によってシート収納部が構成されているものとして以降説明を進める。
給紙段３２２では、給紙段３２２に収納されているシートのサイズの検知（検出）を行うサイズ検知センサ３２５や、給紙段３２２に対する開閉動作の検知を行う開閉検知センサ３２６等を備えている。また、給紙段３２２に収納されているシートの残量を検出するためのセンサや、給紙段３２２に収納されているシートの色やシートの表面性等を検出するためのセンサを更に備えていてもよい。なお、給紙段３２２に収納されているシートのサイズは、印刷装置１０２の操作部３１８上でユーザから操作を受け付けることにより取得してもよい。もしくは、給紙段３２２に収納されているシートのサイズについて、情報処理装置１０４等の外部装置からインポートしてもよい。
一方、手差しトレイ３２７では、手差しトレイ３２７にシートが存在することを検知する不図示のセンサを備えている。また、手差しトレイ３２７では給紙段３２２と異なり、手差しトレイ３２７に収納されているシートが給紙されないと、シートのサイズを確定することができない。そのため、手差しトレイ３２７に収納されているシートを給紙する前における、手差しトレイに収納されているシートのサイズの決定は、印刷装置１０２の操作部３１８上で、ユーザからサイズの入力を受け付けて、サイズ情報を取得することによって行われる。もしくは、手差しトレイ３２７に収納されているシートのサイズについて、情報処理装置１０４等の外部装置からインポートしてもよい。
印刷装置１０２は、画像入力デバイスであるスキャナ３２０や画像出力デバイスであるプリンタエンジン３０１と接続し、画像データの読み取りやプリント出力のための制御を行う。また、印刷装置１０２は、ネットワークや電話回線やビデオケーブルと接続することで、画像情報やデバイス情報をネットワーク経由やビデオケーブル経由で入出力するための制御を行う。
ＣＰＵ３０２は、印刷装置１０２全体を制御するための中央処理装置である。ＲＡＭ３０３は、ＣＰＵ３０２が動作するためのシステムワークメモリであり、入力された画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。さらに、ＲＯＭ３０７は、ブートＲＯＭであり、システムのブートプログラムが格納されている。ＨＤＤ３０８は、ハードディスクドライブであり、後述する各種処理のためのシステムソフトウェア及び入力された画像データ等を格納する。また、ＨＤＤ３０８は、操作部３１８からの設定情報やサーバ１０１から受信した設定情報、及び、給紙段３２２や手差しトレイ３２７に収納されているシートのサイズ等の属性情報を保持している。なお、各種処理のためのシステムソフトウェア及び入力された画像データ等は、ＨＤＤ３０８の代わりにＳＳＤなどの不揮発メモリに保持してもよい。
操作部Ｉ／Ｆ３０４は、画像データ等を表示可能な表示画面を有する操作部３１８に対するインタフェース部であり、操作部３１８に対して操作画面データを出力する。また、操作部Ｉ／Ｆ３０４は、操作部３１８からユーザが入力した情報をＣＰＵ３０２に伝える役割をする。尚、操作部３１８は、不図示のタッチパネル部、及びキー入力部から構成されている。そして、第１の実施形態に係る印刷装置１０２の各種設定や操作などをユーザが行う場合の各種インタフェースを提供する。
ネットワークＩ／Ｆ３０５は、例えばＬＡＮカード等で実現され、ネットワークに接続して、外部装置との間で情報の入出力を行う。なお、印刷装置１０２と外部装置との間の情報の入出力は、ＬＡＮやＷＡＮなどのネットワークに限らず、無線ＬＡＮなどを介して行ってもよい。モデム３０６は、電話回線に接続し、外部装置との間で情報の入出力を行う。ビデオＩ／Ｆ３２４は、ビデオケーブルに接続して、外部装置との間で情報の入出力を行う。
以上のユニットがシステムバス３２３上に配置されている。
イメージバスＩ／Ｆ３０９は、システムバス３２３と画像バス３１９とを接続するためのインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス３１９は、画像データを高速で転送する。画像バス３１９上には、ラスタイメージプロセッサ（ＲＩＰ）３１１、デバイスＩ／Ｆ３１２、スキャナ画像処理部３１３、プリンタ画像処理部３１４、画像編集処理部３１５が接続される。
ＲＩＰ３１１は、ラスタイメージプロセッサであり、ページ記述言語（ＰＤＬ）をラスタイメージに展開する。
デバイスＩ／Ｆ３１２は、スキャナ３２０から入力した画像データをＨＤＤ３０８に転送する。また、デバイスＩ／Ｆ３１２は、プリンタエンジン３０１に画像データを転送する。なお、デバイスＩ／Ｆ３１２を介さずに、ＣＰＵ３０２からの指示によって、スキャナ３２０から入力した画像データをＨＤＤ３０８に転送するような実施形態であってもよい。同様に、デバイスＩ／Ｆ３１２を介さずに、ＣＰＵ３０２からの指示によって、プリンタエンジン３０１に画像データを転送するような実施形態であってもよい。
また、スキャナ画像処理部３１３は、スキャナ３２０から入力した画像データに対して、補正等の各種処理を行う。プリンタ画像処理部３１４は、プリント出力する画像データに対して、プリンタエンジンに応じた補正、解像度変換等の処理を行う。画像編集処理部３１５は、画像データの回転や、画像データの圧縮伸長処理等の各種画像処理を行う。
スイッチ３１７はユーザによるシャットダウンや電源起動の操作を受けるもので、スイッチ３１７が操作されると電源制御部３１６からＣＰＵ３０２へ割り込みが入る。ＣＰＵ３０２は割り込みを検知すると、状態にあわせて電源制御部３１６を制御する。
シート収納部制御部３２１は、給紙段３２２や手差しトレイ３２７にシートの属性情報を設定値として保存したり、シートの給紙を制御したりするモジュールである。そして、印刷装置１０２は、給紙段３２２や手差しトレイ３２７の設定値として保存されたシートの属性情報に基づいて印刷を制御する。シートの属性情報とは例えば、シートのサイズ、シートの坪量、シートの色、及び、シートの種別などの情報である。
例えば、印刷装置１０２は、印刷時に印刷ジョブで使用するシートのサイズに基づき、シートを給紙すべき給紙段３２２や手差しトレイ３２７を決定し、決定した給紙段３２２や手差しトレイ３２７からシートを給紙するよう制御する。また、印刷装置１０２は、シートの坪量やシートの種別に基づいて、シートの搬送速度や定着器の温度を制御する。シート収納部制御部３２１は、開閉検知センサ３２６から給紙段３２２の開閉動作に関する情報を取得し、開けられた状態の給紙段３２２が閉められたか否かを検知する。
本発明の実施形態では、シート情報格納部４０１、及び、トレイ情報格納部４０２は、図４に示すようにサーバ１０１のＨＤＤ部２０５に記憶領域として保持されている。なお、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５ではなく、印刷装置１０２のＨＤＤ３０８に記憶領域として保持する実施形態であってもよい。また、情報処理装置１０４が有する不図示の不揮発メモリに記憶領域として保持する実施形態であってもよい。そのような場合は、シート情報格納部４０１、及びトレイ情報格納部４０２に格納されているデータを、ネットワーク１０３を介して参照すればよい。
シート情報格納部４０１は、図６（Ａ）の属性情報テーブル６０２で示すように、ユーザによって登録されたシートの属性情報をリスト形式で保持している。尚、シート情報格納部４０１に登録されるシートの属性情報には、例えば、ＩＤ、シートの名称、シートのサイズ、シートの坪量、シートの色、及び、シートの種別を保持している。また、シート情報格納部４０１に登録対象とするシートとして、例えば、標準的に使用されるシートの他、プリンタメーカが評価済みのシート、及び、ユーザが標準シートや評価済みシートをカスタマイズしたユーザ定義のシートなどがある。シート情報格納部４０１に対し、シートの属性情報を登録する処理は図５を用いて後述する。
一方、トレイ情報格納部４０２には、図１１の属性情報テーブル１１００で示すように、給紙段３２２や手差しトレイ３２７に対応付けて登録されているシートの属性情報をリスト形式で保持している。尚、トレイ情報格納部４０２に登録されるシートは、対応付けられた給紙段３２２や手差しトレイ３２７において、ユーザがよく使用する所望のシートである。トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて登録する処理は図７を用いて後述する。
第１の実施形態では、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５に保持されたトレイ情報格納部４０２に対し、任意のシートの属性情報を登録対象とする給紙段３２２や手差しトレイ３２７を登録画面上で選択する。そして、トレイ情報格納部４０２に対し、選択された給紙段３２２や手差しトレイ３２７に対応付けて、当該シートの属性情報を登録する。なお、印刷装置（シート管理装置とも呼ぶ）が備える給紙トレイや手差しトレイのことを総称して、以降「トレイ」と呼ぶ。
そして、ユーザは、選択された当該トレイにシートを収納し、トレイ情報格納部４０２に登録されたシートの属性情報を一意に特定することで、特定された当該シートの属性情報を当該トレイの設定値として自動的に設定する場合について、以降説明を進める。なお、トレイの設定値として設定されるシートの属性情報は、トレイの設定値としてＨＤＤ３０８に仮で保存されるものである。そして、ユーザは、印刷装置１０２の操作部３１８上でトレイの設定値を確定させる操作をすることによって、トレイの設定値が確定されてＨＤＤ３０８に保存される。
まず、シート情報格納部４０１に対し、シートの属性情報を登録する処理を図５に示したフローチャートを用いて説明する。尚、図５、図７、図８、図１５〜図１７の処理は、サーバ１０１側で動作し、ＣＰＵ２０７が、ＨＤＤ部２０５から読み出されて第２メモリ部２０８に展開されたプログラムを実行することで達成される。なお、当該処理について、本発明の実施形態ではサーバ１０１側で動作する場合を説明するが、印刷装置１０２側で動作してもよい。印刷装置１０２側で動作する場合は、ＣＰＵ３０２が、ＨＤＤ３０８から読み出されてＲＡＭ３０３に展開されたプログラムを実行することでこの処理は達成される。一方、情報処理装置１０４がサーバ１０１の役割を担う場合は、情報処理装置１０４側で動作してもよい。
Ｓ５０１において、図６（Ａ）で示すような登録画面６００が呼び出されたか否かを判定する。尚、図６（Ａ）の登録画面６００はサーバ１０１の操作部２０９上に表示される。また、シートの属性情報として例えば、ＩＤ、シートの名称、シートのサイズ、シートの坪量、シートの色、及び、シートの種別であり、これらは登録画面６００によってリスト形式で登録される。
Ｓ５０１での判定の結果、登録画面６００が呼び出されたと判定されたならば、Ｓ５０２に進む。一方、登録画面６００が呼び出されるまで、Ｓ５０１の処理を繰り返す。
Ｓ５０２において、サーバ１０１の操作部２０９上に登録画面６００を表示し、登録画面６００上の追加ボタン６０１の押下を受け付けて、Ｓ５０３に進む。
Ｓ５０３において、サーバ１０１の操作部２０９上に、図６（Ｂ）で示すような追加画面６１０を表示する。そして、ユーザによって入力されたシートの属性情報（例えば、シートの名称、サイズ、坪量、色、及び、種別）を取得して、Ｓ５０４に進む。なお、シートの名称、サイズ、坪量、色、及び、種別などといった属性情報は、情報処理装置１０４や印刷装置１０２等の外部装置からインポートしてもよい。
Ｓ５０４において、図６（Ｂ）の追加画面６１０上の登録ボタン６１１が押下されたか否かを判定する。押下されたならば、Ｓ５０５に進む。一方、押下されるまで、Ｓ５０４の処理を繰り返す。
Ｓ５０５において、Ｓ５０３で取得したシートの属性情報をサーバ１０１のＨＤＤ部２０５に保持されたシート情報格納部４０１に登録する。そして、Ｓ５０５の処理の後、シート情報格納部４０１に対し、シートの属性情報を登録する一連の処理を終了する。
以上が、シート情報格納部４０１に対し、シートの属性情報を登録する一連の処理の詳細である。なお、印刷装置１０２側で動作する場合は、以下のように読み替えることで、サーバ１０１側で動作する場合と同様に説明できる。即ち、サーバ１０１の「ＣＰＵ２０７」、「操作部２０９」、及び「ＨＤＤ部２０５」はそれぞれ、印刷装置１０２の「ＣＰＵ３０２」、「操作部３１８」、及び「ＨＤＤ３０８」に読み替えればよい。
続いて、トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する処理を図７に示したフローチャートを用いて説明する。
Ｓ７０１において、図９（Ａ）に示すような登録画面９００がサーバ１０１の操作部２０９に呼び出されたか否かを判定する。呼び出されたと判定されたならば、Ｓ７０２に進む。一方、呼び出されるまで、Ｓ７０１の処理を繰り返す。
Ｓ７０２において、サーバ１０１の操作部２０９上に、図９（Ａ）の登録画面９００を表示して、Ｓ７０３に進む。
Ｓ７０３において、図９（Ａ）の登録画面９００上で、何らかのイベントが発生したか否かを判定する。イベントが発生したと判定されたならば、Ｓ７０４に進む。一方、何らかのイベントが発生するまで、Ｓ７０３の処理を繰り返す。
Ｓ７０４において、Ｓ７０３で発生したと判定されたイベントは、図９（Ａ）の登録画面９００上の登録ボタン９０４を押下するイベントであるか否かを判定する。登録ボタン９０４を押下するイベントでないと判定されたならば、Ｓ７０５に進む。
Ｓ７０５において、Ｓ７０３で発生したと判定されたイベントは、図９（Ａ）の登録画面９００上の追加ボタン９０２を押下するイベントであるか否かを判定する。追加ボタン９０２を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ７０６に進む。
Ｓ７０６において、シート情報格納部４０１に登録されているシートの中から、給紙段３２２や手差しトレイ３２７に対応付けて登録する対象とするシートを追加する為に、図１０の選択画面１０００を操作部２０９に表示して、Ｓ７０７に進む。
Ｓ７０７において、シート情報格納部４０１に登録されているシートの中から、選択画面１０００上でユーザによって選択された任意のシートの属性情報を取得して、Ｓ７０８に進む。尚、Ｓ７０７で取得されるシートの属性情報として、例えば、シートのサイズ、シートの坪量、シートの色、及び、シートの種別の少なくとも１つを含むような組み合わせである。なお、Ｓ７０７で取得されるシートの属性情報のうち、一部の属性情報（シートのサイズ、坪量、色、又は、種別など）の値を変更して用いてもよい。また、シートのサイズ、坪量、色、及び、種別などといった属性情報は、情報処理装置１０４や印刷装置１０２等の外部装置からインポートしてもよい。
Ｓ７０８において、Ｓ７０７で取得したシートの属性情報を図９（Ａ）の登録画面９００に追加する。
例えば、図９（Ａ）の登録画面９００には、サイズがＡ４である「Ａ社Ｃｕｓｔｏｍ」のシート９１１、サイズがＡ４である「ＭｙＰａｐｅｒ」のシート９１２、及び、サイズがＡ３である「Ｐａｐｅｒ２」のシート９１３が表示されている。ユーザは、図９（Ａ）の登録画面９００上で追加ボタン９０２を押下し、図１０の選択画面１０００をサーバ１０１の操作部２０９に表示する。そして、ユーザは、選択画面１０００上で、シートの属性情報が「名称：Ａ社Ｍｅｄｉａ２、サイズ：Ａ４、坪量：８０ｇ／ｍ２、色：Ｙｅｌｌｏｗ、種別：コート紙」であるシートを選択したとする。そのような場合は、シートの属性情報として「名称：Ａ社Ｍｅｄｉａ２、サイズ：Ａ４、坪量：８０ｇ／ｍ２、色：Ｙｅｌｌｏｗ、種別：コート紙」が取得される。そして、図９（Ｂ）の登録画面９００に示すように、「Ａ社Ｍｅｄｉａ２」のシート９１４の属性情報が追加して表示される。
Ｓ７０８の処理の後、Ｓ７０３に戻って以降の処理を進める。
一方、Ｓ７０５でＮＯと判定されたならば、Ｓ７０９に進む。
Ｓ７０９において、Ｓ７０３で発生したと判定されたイベントは、図９（Ａ）の登録画面９００上の選択ボタン９０１を押下するイベントであるか否かを判定する。選択ボタン９０１を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ７１０に進む。
Ｓ７１０において、選択ボタン９０１が押下されて、選択された給紙段３２２や手差しトレイ３２７をシートの属性情報の登録対象として指定する。例えば、図９（Ａ）の登録画面９００に示すように、「Ａ社Ｃｕｓｔｏｍ」のシート９１１の属性情報は、給紙トレイとしてのＴｒａｙ１、Ｔｒａｙ２、及び、Ｔｒａｙ３が登録対象として指定される。一方、「ＭｙＰａｐｅｒ」のシート９１２の属性情報は、手差しトレイが登録対象として指定される。また、「Ｐａｐｅｒ２」のシート９１３の属性情報は、すべてのトレイ（即ち、給紙トレイとしてのＴｒａｙ１、Ｔｒａｙ２、Ｔｒａｙ３、Ｔｒａｙ４、Ｔｒａｙ５、Ｔｒａｙ６、Ｔｒａｙ７、Ｔｒａｙ８、及び、手差しトレイ）が登録対象として指定される。Ｓ７１０の処理の後、Ｓ７０３に戻って以降の処理を進める。
一方、Ｓ７０９でＮＯと判定されたならば、Ｓ７１１に進む。Ｓ７１１において、ユーザによる操作に従ったその他の処理を実行する。なお、Ｓ７１１の処理としては、例えば、図９（Ａ）の登録画面９００上の削除ボタン９０３を押下することで、シートの属性情報の登録対象として指定されたトレイの解除といった処理が考えられる。Ｓ７１１の処理の後、Ｓ７０３に戻って以降の処理を進める。
一方、Ｓ７０４での判定の結果、Ｓ７０３で発生したと判定されたイベントは、図９（Ａ）の登録画面９００上の登録ボタン９０４を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ７１２に進む。
Ｓ７１２において、同一サイズの複数のシートが、同一のトレイに対応付けて登録されることになるか否かを判定する。なお、トレイ情報格納部４０２では、同一のトレイに対応付けて、サイズが同一である複数のシートを登録できないように制限されている。なぜなら、給紙段３２２や手差しトレイ３２７に収納されているシートのサイズの情報を用いて、トレイ情報格納部４０２から当該トレイに対応付けて登録されているシートを一意に決定することを可能にするためである。
例えば、図１１の属性情報テーブル１１００において、給紙トレイとしてのＴｒａｙ１には、シートの属性情報が「名称：Ａ社Ｃｕｓｔｏｍ、サイズ：Ａ４、坪量６２ｇ／ｍ２、色：Ｒｅｄ、種別：普通紙」であるシートが登録されている。そのため、シートの属性情報が「名称：Ａ社Ｍｅｄｉａ２、サイズ：Ａ４、坪量８０ｇ／ｍ２、色：Ｙｅｌｌｏｗ、種別：コート紙」であるシートは、給紙トレイとしてのＴｒａｙ１に追加登録することができない。なぜなら、サイズがＡ４の複数のシートが、給紙トレイとしてのＴｒａｙ１に対応付けられることになるからである。
なお、本実施形態では、給紙段３２２に備えられたサイズ検知センサ３２５がシートのサイズを検出可能である。また、手差しトレイ３２７に収納されているシートのサイズをユーザからの入力によって受け付けて、サイズ情報を取得することが可能である。そのため、トレイ情報格納部４０２では、同一の給紙段３２２や手差しトレイ３２７に対応付けて、サイズが同一であるシートは複数登録できないように制限されている場合について説明した。
一方、給紙段３２２に備えられたセンサが仮にシートの色、坪量、又は、種別等を検出可能であって、かつ、手差しトレイ３２７に収納されているシートの色、坪量、又は、種別等をユーザからの入力によって受け付けることが可能である場合について考える。このような場合では、シートの色、坪量、又は、種別等を基準として、同様な制限を実行してもよい。即ち、トレイ情報格納部４０２では、同一のトレイに対応付けて、色、坪量、又は、種別等が同一であるシートは複数登録できないように制限してもよい。
Ｓ７１２での判定の結果、同一サイズの複数のシートが、同一のトレイに対応付けて登録されることになると判定されたならば、Ｓ８００に進む。
続いて、シートの属性情報を登録するトレイを変更する処理（Ｓ８００）を図８に示したフローチャートを用いて説明する。
Ｓ８０１において、サーバ１０１の操作部２０９上に、図１２（Ａ）に示すような警告画面１２００を表示して、Ｓ８０２に進む。なお、警告画面１２００は、同一のトレイに対応付けて、サイズが同一である複数のシートの属性情報は登録できないために、シートの属性情報を登録するトレイを変更するようユーザに促す画面である。
Ｓ８０２において、警告画面１２００上で、何らかのイベントが発生したか否かを判定する。イベントが発生したと判定されたならば、Ｓ８０３に進む。一方、何らかのイベントが発生するまで、Ｓ８０２の処理を繰り返す。
Ｓ８０３において、Ｓ８０２で発生したと判定されたイベントは、警告画面１２００上の変更ボタン１２０１を押下するイベントであるか否かを判定する。変更ボタン１２０１を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ８０５に進む。一方、Ｓ８０３でＮＯと判定されたならば、Ｓ８０４に進む。
Ｓ８０４において、Ｓ８０２で発生したと判定されたイベントは、キャンセルボタン１２０２を押下するイベントであるか否かを判定する。キャンセルボタン１２０２を押下するイベントであると判定されたならば、シートの属性情報を登録するトレイを変更する処理（Ｓ８００）を終了し、図７のＳ７１２に戻って以降の処理を進める。一方、Ｓ８０４でＮＯと判定されたならば、Ｓ８０２に戻って以降の処理を進める。
Ｓ８０５において、サーバ１０１の操作部２０９上に、図１２（Ｂ）に示すような変更画面１２１０を表示して、Ｓ８０６に進む。
Ｓ８０６において、変更画面１２１０上で、何らかのイベントが発生したか否かを判定する。イベントが発生したと判定されたならば、Ｓ８０７に進む。一方、何らかのイベントが発生するまで、Ｓ８０６の処理を繰り返す。
Ｓ８０７において、Ｓ８０６で発生したと判定されたイベントは、変更画面１２１０上のＯＫボタン１２１２を押下するイベントであるか否かを判定する。ＯＫボタン１２１２を押下するイベントであると判定されたならば、シートの属性情報を登録するトレイを変更する処理（Ｓ８００）を終了し、図７のＳ７１２に戻って以降の処理を進める。一方、Ｓ８０７でＮＯと判定されたならば、Ｓ８０８に進む。
Ｓ８０８において、Ｓ８０６で発生したと判定されたイベントは、変更画面１２１０上の選択ボタン１２１１を押下するイベントであるか否かを判定する。選択ボタン１２１１を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ８０９に進む。
Ｓ８０９において、選択ボタン９０１が押下されて、選択された給紙段３２２や手差しトレイ３２７をシートの属性情報の登録対象として指定する。そして、Ｓ８０６に戻って以降の処理を進める。例えば、図１２（Ｂ）で示すように変更画面１２１０上で、サイズがＡ４である「Ａ社Ｃｕｓｔｏｍ」のシート９１１の属性情報を登録するトレイを変更することができる。同様に、変更画面１２１０上で、サイズがＡ４である「Ａ社Ｍｅｄｉａ２」のシート９１４の属性情報を登録するトレイを変更することができる。
一方、図７のＳ７１２での判定の結果、ＮＯと判定されたならば、Ｓ７１３に進む。
Ｓ７１３において、トレイ情報格納部４０２に対し、Ｓ７１０やＳ８０９で指定されたトレイに対応付けて、シートの属性情報を一括登録して、一連の処理を終了する。
続いて、トレイ情報格納部４０２に対し、トレイに対応付けてシートの属性情報を一括登録する事例について説明する。例えば、図９（Ａ）の登録画面９００に示すように、サイズがＡ４である「Ａ社Ｃｕｓｔｏｍ」のシート９１１の属性情報は、給紙トレイとしてのＴｒａｙ１、Ｔｒａｙ２、及びＴｒａｙ３が登録する対象として指定されている。一方、サイズがＡ４である「ＭｙＰａｐｅｒ」のシート９１２の属性情報は、手差しトレイが登録する対象として指定されている。また、サイズがＡ３である「Ｐａｐｅｒ２」のシート９１３の属性情報は、すべてのトレイが登録する対象として指定されている。即ち、同一サイズの複数のシートが、同一のトレイに対応付けて登録されることにならないので、Ｓ７１２でＮＯと判定されることになる。そして、Ｓ７１３において、「Ａ社Ｃｏｕｓｔｏｍ」、「ＭｙＰａｐｅｒ」、「Ｐａｐｅｒ２」の各シートの属性情報は、属性情報テーブル１１００に示すように、トレイ情報格納部４０２に対し、給紙段３２２や手差しトレイ３２７に対応付けて一括登録される。
一方、図９（Ｂ）の登録画面９００に示すように、サイズがＡ４である「Ａ社Ｍｅｄｉａ２」のシート９１４の属性情報は、給紙トレイとしてのＴｒａｙ１、及びＴｒａｙ５が登録する対象として指定されている。即ち、同一サイズ（Ａ４サイズ）の複数のシート（「Ａ社Ｃｏｕｓｔｏｍ」、及び「Ａ社Ｍｅｄｉａ２」）が、同一のトレイ（給紙トレイとしてのＴｒａｙ１）に対応付けて登録されることになるので、Ｓ７１２でＹＥＳと判定される。そこで、サーバ１０１の操作部２０９上に、図１２（Ａ）の警告画面１２００が表示され、図１２（Ｂ）の変更画面１２１０を更に呼び出す。そして、図１２（Ｂ）の変更画面１２１０上で、「Ａ社Ｍｅｄｉａ２」のシート９１４の属性情報の登録対象として指定された給紙トレイとしてのＴｒａｙ１を解除する。これにより、Ｓ７１２でＮＯと判定されることになる。そして、Ｓ７１３において、図１３の属性情報テーブル１３００に示すように、トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報がトレイに対応付けて一括登録される。
以上が、第１の実施形態に係るサーバ１０１において、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５に保持されたトレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する一連の処理の詳細である。
なお、印刷装置１０２側で動作する場合は、以下のように読み替えることで、サーバ１０１側で動作する場合と同様に説明できる。即ち、サーバ１０１の「ＣＰＵ２０７」、「ＨＤＤ部２０５」、及び「操作部２０９」は、印刷装置１０２の「ＣＰＵ３０２」、「ＨＤＤ３０８」、及び「操作部３１８」に読み替えればよい。
なお、同一サイズの複数のシートが同一のトレイに対応付けて登録されることになるとしても、図９（Ａ）の登録画面９００上では、シートの属性情報の登録対象として同一のトレイを指定することができる場合について説明したが、これに限らない。そもそも、同一サイズの複数のシートが同一のトレイに対応付けて登録されることにならないよう、図９（Ａ）の登録画面９００上では、シートの属性情報の登録対象として同一のトレイを指定することができないよう制限してもよい。即ち、図９（Ａ）の登録画面９００上で、「Ａ社Ｃｕｓｔｏｍ」のシートの属性情報の登録対象としてＴｒａｙ１を指定したならば、当該指定を解除しない限り、「ＭｙＰａｐｅｒ」のシートの属性情報の登録対象としてＴｒａｙ１を指定できないよう制限される。
続いて、第１の実施形態に係る印刷装置１０２において、給紙トレイや手差しトレイの設定値としてシートの属性情報を設定する一連の処理を、図１４に示したフローチャートを用いて説明する。この処理は、印刷装置１０２側で動作し、ＣＰＵ３０２が、ＨＤＤ３０８から読み出されてＲＡＭ３０３に展開されたプログラムを実行することで達成される。
まず、Ｓ１４０１において、シートを収納する対象は給紙トレイであるか、もしくは、手差しトレイであるかを判定する。なお、図３の開閉検知センサ３２６等から取得した情報によって、給紙トレイが開けられたことを検知した場合は、シートを収納する対象は給紙トレイであると判定される。一方、手差しトレイの不図示のセンサから取得した情報によって、手差しトレイに収納されているシートが存在しない状態からシートが存在する状態に変化したことを検知した場合は、シートを収納する対象は手差しトレイであると判定される。
Ｓ１４０１での判定の結果、シートを収納する対象は給紙トレイであると判定されたならば、Ｓ１４０２に進む。
Ｓ１４０２において、開けられた状態の給紙トレイが閉められたか否かを判定する。なお、Ｓ１４０２では、ジョブの実行に使用するシートを収納するために給紙トレイが開けられ、ユーザによってシートが収納された後、開けられた状態の給紙トレイが閉められるものとする。開けられた状態の給紙トレイが閉められたことは、開閉検知センサ３２６等から取得した情報によって判断可能である。
Ｓ１４０２での判定の結果、給紙トレイが閉められたと判定されたならば、Ｓ１４０３に進む。一方、給紙トレイが閉められるまで、Ｓ１４０２の処理を繰り返す。
Ｓ１４０３において、閉められた給紙トレイに収納されているシートのサイズを、図３のサイズ検知センサ３２５によって検出（取得）して、Ｓ１４０４に進む。
Ｓ１４０４において、閉められた給紙トレイを特定するための情報（例えば、給紙トレイの番号）、及び、Ｓ１４０３で検出（取得）されたシートのサイズについて、ネットワーク１０５を介してサーバ１０１に送信して、Ｓ１４０７に進む。なお、閉められた給紙トレイを特定するための情報は、トレイ情報格納部４０２において、給紙トレイに対応付けて登録されたシートを検索する際に、検索対象とする給紙トレイを特定するために必要な情報である。また、給紙トレイに収納されているシートのサイズは、検索対象とする給紙トレイに対応付けて登録されたシートの中から、シートを一意に特定するために必要な情報である。なお、Ｓ１４０４において印刷装置１０２が送信する情報は、後述の図１５のＳ１５０１においてサーバ１０１によって受信される。
一方、Ｓ１４０１での判定の結果、シートを収納する対象は手差しトレイであると判定されたならば、Ｓ１４０５に進む。
Ｓ１４０５において、印刷装置１０２の操作部３１８上で、手差しトレイに収納されているシートのサイズの入力をユーザから受け付けて、サイズ情報を取得したか否かを判定する。受け付けたと判定されたならば、Ｓ１４０６に進む。一方、受け付けるまで、Ｓ１４０５の処理を繰り返す。
Ｓ１４０６において、シートが収納されてシートのサイズが入力された手差しトレイを特定するための情報、及び、Ｓ１４０５で取得されたシートのサイズについて、ネットワーク１０５を介してサーバ１０１に送信して、Ｓ１４０７に進む。なお、手差しトレイを特定するための情報とは、手差しトレイを複数備える印刷装置１０２においては、例えば、手差しトレイの番号や手差しトレイの名称である。
なお、シートのサイズが入力された手差しトレイを特定するための情報は、トレイ情報格納部４０２において、手差しトレイに対応付けて登録されたシートを検索する際に、検索対象とする手差しトレイを特定するために必要な情報である。また、手差しトレイに収納されているシートのサイズは、検索対象とする手差しトレイに対応付けて登録されたシートの中から、シートを一意に特定するために必要な情報である。なお、Ｓ１４０６において印刷装置１０２が送信する情報は、後述の図１５のＳ１５０１においてサーバ１０１によって受信される。
Ｓ１４０７において、閉められた給紙トレイ、又は、シートのサイズが入力された手差しトレイを特定するための情報、及び、シートのサイズをサーバ１０１に送信した後、ネットワーク１０５を介してサーバ１０１から応答があったか否かを判定する。なお、Ｓ１４０７において印刷装置１０２が受信する情報は、後述の図１５のＳ１５０５においてサーバ１０１が送信する。
応答ありと判定されたならば、Ｓ１４０８に進む。一方、応答があるまで、Ｓ１４０７の処理を繰り返す。なお、所定の時間、サーバ１０１からの応答がない場合はタイムアウトして、閉められた給紙トレイ、又は、シートのサイズが入力された手差しトレイの設定値としてシートの属性情報を設定する処理から抜けてもよい。なお、その際、タイムアウトして当該処理から抜けた旨を、印刷装置１０２の操作部３１８上に表示することによりユーザに通知してもよい。また、タイムアウトした場合は、印刷装置１０２の操作部３１８上でユーザの操作を受け付けることによって、閉められた給紙トレイ、又は、シートのサイズが入力された手差しトレイの設定値として、任意のシートの属性情報を取得して設定できてもよい。もしくは、閉められた給紙トレイ、又は、シートのサイズが入力された手差しトレイの設定値として、デフォルトのシートの属性情報（例えば、「サイズ：Ａ４、坪量：７０ｇ／ｍ２、色：Ｗｈｉｔｅ、種別：普通紙」）を取得して設定できてもよい。Ｓ１４０８において、ネットワーク１０５を介して、サーバ１０１からシートの属性情報（例えば、シートのサイズ、坪量、色、種別等）を受信したか否かを判定する。なお、Ｓ１４０８において印刷装置１０２が受信する情報は、後述の図１５のＳ１５０４においてサーバ１０１が送信する。
受信したと判定されたならば、Ｓ１４０９に進む。一方、Ｓ１４０８でＮＯと判定されたならば、給紙段３２２、又は、手差しトレイ３２７の設定値として一意に特定したシートの属性情報を設定する処理を終了する。なお、その際、サーバ１０１からシートの属性情報を受信することなく当該処理から抜けた旨を、印刷装置１０２の操作部３１８上に表示することによりユーザに通知してもよい。また、サーバ１０１からシートの属性情報を受信しなかった場合は、操作部３１８上でユーザの操作を受け付ける事で、閉められた給紙トレイ、又はシートのサイズが入力された手差しトレイの設定値として、任意のシートの属性情報を取得して設定できてもよい。もしくは、閉められた給紙トレイ、又は、シートのサイズが入力された手差しトレイの設定値として、デフォルトのシートの属性情報（例えば、「サイズ：Ａ４、坪量：７０ｇ／ｍ２、色：Ｗｈｉｔｅ、種別：普通紙」）を取得して設定できてもよい。
Ｓ１４０９において、Ｓ１４０８でサーバ１０１から受信したシートの属性情報を、閉められた給紙トレイ、又は、シートのサイズが入力された手差しトレイの設定値として設定する。なお、Ｓ１４０９でトレイの設定値として設定されるシートの属性情報は、トレイの設定値としてＨＤＤ３０８に仮で保存されるものである。そのため、トレイの設定値として設定されたシートの属性情報が、仮にユーザの所望するものでない場合は、印刷装置１０２の操作部３１８上でユーザの操作を受け付けることにより、トレイの設定値として設定するシートの属性情報を変更することができる。そして、ユーザは、印刷装置１０２の操作部３１８上でトレイの設定値を確定させる操作をすることによって、トレイの設定値が確定されてＨＤＤ３０８に保存される。
Ｓ１４０９の処理の後、給紙トレイ、又は、手差しトレイの設定値としてシートの属性情報を設定する処理を終了する。
以上が、第１の実施形態に係る印刷装置１０２において、トレイ情報格納部４０２からシートを一意に特定し、給紙トレイや手差しトレイの設定値として当該シートの属性情報を設定する一連の処理の詳細である。
なお、給紙トレイが閉められたことに応じて、閉められた給紙トレイに収納されているシートのサイズを検出（取得）して、検出（取得）されたシートのサイズ等をサーバ１０１に送信し、以降の処理を進める場合について説明したが、これに限らない。仮に、給紙トレイが開けられている状態でも給紙トレイに収納されているシートのサイズを検出（取得）可能であるとする。その場合は、例えば、給紙トレイが開けられてから所定の時間が経過したことに応じて、検出（取得）されたサイズをサーバ１０１に送信し、以降の処理を進めても構わない。もしくは、給紙トレイに収納されているシートのサイズをサーバ１０１に送信するボタンを印刷装置１０２の操作部３１８上に設けることによって、当該ボタンが押下されたことに応じて、シートのサイズをサーバ１０１に送信し、以降の処理を進めても構わない。
次に、第１の実施形態に係るサーバ１０１において、トレイ情報格納部４０２に登録されたシートを検索する一連の処理を図１５に示したフローチャートを用いて説明する。
まず、Ｓ１５０１において、閉められた給紙トレイ、又は、シートのサイズが入力された手差しトレイを特定するための情報、及び、シートのサイズについて、ネットワーク１０５を介して印刷装置１０２から受信して、Ｓ１５０２に進む。なお、Ｓ１５０１においてサーバ１０１で受信される情報は、前述の図１４のＳ１４０４、又は、Ｓ１４０６において印刷装置１０２が送信する。
Ｓ１５０２において、Ｓ１５０１で受信した給紙トレイ又は手差しトレイを特定する為の情報に基づき、ＨＤＤ部２０５に保持されたトレイ情報格納部４０２から、特定された給紙トレイ又は手差しトレイに対応付けて登録されたシートに関する情報を取得する。そして、当該給紙トレイ、又は、当該手差しトレイに対応付けて登録されたシートは１つ以上有るか否かを判定する。有ると判定されたならば、Ｓ１５０３に進む。一方、Ｓ１５０２でＮＯと判定されたならば、Ｓ１５０５に進む。なお、この際、当該給紙トレイ、又は、当該手差しトレイに対応付けて登録されたシートは存在しない旨の応答を、ネットワーク１０５を介して印刷装置１０２に送信してもよい。
Ｓ１５０３において、Ｓ１５０１で受信したシートのサイズに基づき、当該給紙トレイ、又は当該手差しトレイに対応付けて登録されているトレイ情報格納部４０２に、収納されているシートのサイズと同一のサイズのシートが登録されているか否かを判定する。登録されていると判定されたならば、Ｓ１５０４に進む。一方、Ｓ１５０３でＮＯと判定されたならば、Ｓ１５０５に進む。なお、この際、当該給紙トレイ、又は、当該手差しトレイに収納されているシートのサイズと同一のサイズのシートが登録されていない旨の応答を、ネットワーク１０５を介して印刷装置１０２に送信してもよい。
Ｓ１５０４において、当該給紙トレイ、又は当該手差しトレイに対応付けて登録されているトレイ情報格納部４０２から、収納されているシートの属性情報（シートのサイズ、坪量、色、及び種別等）を、ネットワーク１０５を介して印刷装置１０２に送信する。なお、Ｓ１５０４においてサーバ１０１が送信する情報は、前述の図１４のＳ１４０８において印刷装置１０２が受信する。
Ｓ１５０４の処理の後、Ｓ１５０５に進み、サーバ１０１側の処理が完了した旨の応答を、ネットワーク１０５を介して印刷装置１０２に送信する。なお、Ｓ１５０５においてサーバ１０１が送信する情報は、前述の図１４のＳ１４０７において印刷装置１０２が受信する。Ｓ１５０５の処理の後、トレイ情報格納部４０２に登録されたシートを検索する処理を終了する。
以上が、第１の実施形態に係るサーバ１０１において、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５に保持されたトレイ情報格納部４０２に登録されたシートを検索する一連の処理の詳細である。なお、印刷装置１０２側で動作する場合は、以下のように読み替えることで、サーバ１０１側で動作する場合と同様に説明できる。即ち、サーバ１０１の「ＣＰＵ２０７」、及び「ＨＤＤ部２０５」はそれぞれ、印刷装置１０２の「ＣＰＵ３０２」、及び「ＨＤＤ３０８」に読み替えればよい。
以上説明したように第１の実施形態では、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５に保持されたトレイ情報格納部４０２に対し、給紙トレイや手差しトレイに対応付けてシートの属性情報を登録した。
ユーザは、給紙トレイにシートを収納し、当該給紙トレイを閉める。これによって、トレイ情報格納部４０２に対し、当該給紙トレイに対応付けて登録されたシートを一意に特定することができる。そして、一意に特定された当該シートの属性情報を当該給紙トレイの設定値として自動的に設定することができる。
また、ユーザは、手差しトレイにシートを収納し、当該シートのサイズを入力する。これによって、トレイ情報格納部４０２に対し、当該手差しトレイに対応付けて登録されたシートを一意に特定することができる。そして、一意に特定された当該シートの属性情報を当該手差しトレイの設定値として自動的に設定することができる。
即ち、頻繁に使用するシートを複数のトレイ（給紙段３２２や手差しトレイ３２７）に収納して運用する場合に、頻繁に使用するシートの属性情報をそれぞれのトレイの設定値として、一括して容易に自動設定することができる。そのため、ユーザの利便性を大幅に向上させることができる。
［第２の実施形態］
前述した第１の実施形態では、トレイ情報格納部４０２に対し、ユーザは、給紙トレイや手差しトレイを具体的に選択することによって、シートの属性情報を当該給紙トレイや当該手差しトレイに対応付けて一括登録する場合について説明した。
例えば、ユーザは、図９（Ａ）の登録画面９００上で給紙トレイとしてのＴｒａｙ１、Ｔｒａｙ２、Ｔｒａｙ３を具体的に選択することによって、これらの給紙トレイに対応付けて、「Ａ社Ｃｕｓｔｏｍ」のシート９１１の属性情報を一括登録することができる。
一方、例えば、頻繁に使用するシートの中でもとりわけ、ジョブで大量に使用されるシートについては、ジョブで使用するすべての枚数のシートを一つのトレイに収納しきれない。そこで、ジョブの実行を途中で止めないようにするためには、ジョブで使用するすべての枚数のシートを複数のトレイにまたがって予め収納しておく必要がある。そのような場合、当該シートの属性情報については、ユーザがトレイを具体的に選択して登録するのではなく、印刷装置１０２が備えるトレイのうち、ユーザが指定した個数だけのトレイに対応付けて一括登録できた方が良いこともある。
そこで、第２の実施形態では、図１８（Ａ）に示すような登録画面１８００上で、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する対象とするトレイの個数１８０１を、印刷装置１０２が備えるトレイの最大数を上限としてユーザから受付ける。そして、シートの属性情報を登録することができるトレイを検索し、ユーザの入力によって受付けたトレイの個数１８０１に従って、当該シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する場合について説明する。
第２の実施形態において、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５（印刷装置１０２のＨＤＤ３０８）に保持されているシート情報格納部４０１に対して、シートの属性情報を登録する処理を示すフローチャートは、第１の実施形態の図５と同様の為、説明は省略する。
また、印刷装置１０２において、トレイ情報格納部４０２からシートを一意に特定し、給紙トレイや手差しトレイの設定値として当該シートの属性情報を設定する処理を示すフローチャートは、第１の実施形態の図１４と同様の為、その説明は省略する。
また、第２の実施形態に係るサーバ１０１において、トレイ情報格納部４０２に登録されたシートを検索する処理を示すフローチャートは、第１の実施形態の図１５と同様の為、その説明は省略する。
一方、第２の実施形態に係るサーバ１０１において、トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する処理を示すフローチャートは、第１の実施形態の図７と異なる。そこで、第１の実施形態とは差分となる処理を中心に以降説明を進める。
第２の実施形態に係るサーバ１０１において、トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する処理を図１６に示したフローチャートを用いて説明する。
まず、Ｓ１６０１において、図１８（Ａ）に示すような登録画面１８００がサーバ１０１の操作部２０９に呼び出されたか否かを判定する。呼び出されたと判定されたならば、Ｓ１６０２に進む。一方、呼び出されるまで、Ｓ１６０１の処理を繰り返す。
Ｓ１６０２において、サーバ１０１の操作部２０９上に、図１８（Ａ）の登録画面１８００を表示して、Ｓ１６０３に進む。
Ｓ１６０３において、図１８（Ａ）の登録画面１８００上で、何らかのイベントが発生したか否かを判定する。イベントが発生したと判定されたならば、Ｓ１６０４に進む。一方、何らかのイベントが発生するまで、Ｓ１６０３の処理を繰り返す。
Ｓ１６０４において、Ｓ１６０３で発生したと判定されたイベントは、図１８（Ａ）の登録画面１８００上の登録ボタン１８０５を押下するイベントであるか否かを判定する。登録ボタン１８０５を押下するイベントでないと判定されたならば、Ｓ１６０５に進む。
Ｓ１６０５において、Ｓ１６０３で発生したと判定されたイベントは、図１８（Ａ）の登録画面１８００上の追加ボタン１８０３を押下するイベントであるか否かを判定する。追加ボタン１８０３を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ１６０６に進む。
Ｓ１６０６において、シート情報格納部４０１に登録されているシートの中から、給紙段３２２や手差しトレイ３２７に対応付けて登録対象とするシートを追加する為に、図１９の追加画面１９００を操作部２０９に表示して、Ｓ１６０７に進む。
Ｓ１６０７において、シート情報格納部４０１に登録されているシートの中から、追加画面１９００上でユーザによって選択された任意のシートの属性情報を取得して、Ｓ１６０８に進む。尚、Ｓ１６０７で取得されるシートの属性情報として、例えば、シートの名称、サイズ、坪量、色、及び種別の組み合わせである。なお、Ｓ１６０７で取得されるシートの属性情報のうち、シートのサイズ、坪量、色、種別などの一部の値を編集することで、シートの属性情報を変更して用いてもよい。また、シートの名称、サイズ、坪量、色、及び種別といった属性情報は、情報処理装置１０４や印刷装置１０２等の外部装置からインポートしてもよい。
Ｓ１６０８において、Ｓ１６０７で取得したシートの属性情報を図１８（Ａ）の登録画面１８００に追加する。
例えば、図１８（Ａ）の登録画面１８００には、サイズがＡ４である「Ａ社Ｍｅｄｉａ１」のシート１８１１が表示されている。ユーザは、図１８（Ａ）の登録画面１８００上で追加ボタン１８０３を押下し、図１９の追加画面１９００をサーバ１０１の操作部２０９に表示する。そして、ユーザは、追加画面１９００上で、シートの属性情報が「名称：Ｐａｐｅｒ１、サイズ：Ａ４、坪量：６４ｇ／ｍ２、色：Ｂｌｕｅ、種別：コート紙」であるシートを選択したとする。そのような場合は、シートの属性情報として「名称：Ｐａｐｅｒ１、サイズ：Ａ４、坪量：６４ｇ／ｍ２、色：Ｂｌｕｅ、種別：コート紙」が取得される。そして、図１８（Ｂ）の登録画面１８００に示すように、「Ｐａｐｅｒ１」のシート１８１２の属性情報が追加して表示される。
Ｓ１６０８の処理の後、Ｓ１６０３に戻って以降の処理を進める。
一方、Ｓ１６０５でＮＯと判定されたならば、Ｓ１６０９に進む。Ｓ１６０９において、Ｓ１６０３で発生したと判定されたイベントは、図１８（Ａ）の登録画面１８００上で、トレイの個数１８０１に係る増減ボタン１８０２を押下するイベントであるか否かを判定する。増減ボタン１８０２を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ１６１０に進む。
Ｓ１６１０において、増減ボタン１８０２が押下されて、指定された個数１８０１のトレイ（給紙段３２２や手差しトレイ３２７）をシートの属性情報の登録対象として決定する。例えば、図１８（Ａ）の登録画面１８００に示すように「Ａ社Ｍｅｄｉａ１」のシート１８１１の属性情報は、印刷装置１０２が備える３つのトレイが登録対象として決定される。Ｓ１６１０の処理の後、Ｓ１６０３に戻って以降の処理を進める。
一方、Ｓ１６０９でＮＯと判定されたならば、Ｓ１６１１に進む。Ｓ１６１１において、ユーザによる操作に従ったその他の処理を実行する。なお、Ｓ１６１１の処理としては、例えば、図１８（Ａ）の登録画面１８００上の削除ボタン１８０４を押下することで、シートの属性情報の登録対象として指定されたトレイの解除といった処理が考えられる。Ｓ１６１１の処理の後、Ｓ１６０３に戻って以降の処理を進める。
一方、Ｓ１６０４での判定の結果、Ｓ１６０３で発生したと判定されたイベントは、図１８（Ａ）の登録画面１８００上の登録ボタン１８０５を押下するイベントであると判定されたならば、Ｓ１７００に進む。
続いて、トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報を登録することができるトレイを検索する処理（Ｓ１７００）を図１７に示したフローチャートを用いて説明する。
Ｓ１７０１において、シートの属性情報を登録可能なトレイの個数をゼロに初期化して、Ｓ１７０２に進む。
Ｓ１７０２において、印刷装置１０２が備えるすべてのトレイ（給紙段３２２や手差しトレイ３２７）に対して、シートの属性情報を登録することができるトレイを検索する処理が完了したか否かを判定する。完了していないと判定されたならば、Ｓ１７０３に進む。
Ｓ１７０３において、印刷装置１０２が備えるすべてのトレイのうち、検索対象とするトレイを１つ決定して、Ｓ１７０４に進む。
Ｓ１７０４において、Ｓ１７０３で検索対象として決定した当該トレイに登録されているシートの属性情報を取得して、Ｓ１７０５に進む。例えば、図１３の属性情報テーブル１３００において検索対象が手差しトレイである場合、シートの属性情報として、「名称：ＭｙＰａｐｅｒ、サイズ：Ａ４、坪量１００ｇ／ｍ２、色：Ｙｅｌｌｏｗ、種別：タブ紙」が取得される。また、シートの属性情報として、「名称：Ｐａｐｅｒ２、サイズ：Ａ３、坪量８０ｇ／ｍ２、色：Ｗｈｉｔｅ、種別：普通紙」が取得される。
Ｓ１７０５において、Ｓ１７０３で検索対象として決定した当該トレイにシートの属性情報は登録可能であるか否かを判定する。なお、サイズが同一である複数のシートが、検索対象として決定した当該トレイに既に登録されている場合は、当該シートの属性情報を当該トレイに対応付けて登録することができない。なぜなら、給紙段３２２や手差しトレイ３２７に収納されているシートのサイズの情報を用いて、トレイ情報格納部４０２から当該トレイに対応付けて登録されているシートを一意に決定することを可能にするためである。
Ｓ１７０５での判定の結果、登録可能であると判定されたならば、Ｓ１７０６に進む。一方、Ｓ１７０５でＮＯと判定されたならば、Ｓ１７０２に戻って以降の処理を進める。
Ｓ１７０６において、シートの属性情報を登録可能なトレイの個数を１だけカウントアップして、Ｓ１７０２に戻って以降の処理を進める。
一方、Ｓ１７０２での判定の結果、完了したと判定されたならば、Ｓ１７０７に進む。
Ｓ１７０７において、シートの属性情報を登録可能なトレイを特定するための情報、及び、シートの属性情報を登録可能なトレイの個数を取得する。そして、トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報を登録することができるトレイを検索する処理（Ｓ１７００）を終了し、図１６のＳ１６１２に進む。
Ｓ１６１２において、シートの属性情報を登録することができるトレイは不足しているか否かを判定する。具体的には、図１８（Ａ）の登録画面１８００上でユーザが指定したトレイの個数１８０１と、Ｓ１７０７で取得されたシートの属性情報を登録可能なトレイの個数とを比較することによって判定が行われる。
Ｓ１６１２での判定の結果、不足すると判定されたならば、Ｓ１６１３に進む。
Ｓ１６１３において、サーバ１０１の操作部２０９上に、図２０に示すような警告画面２０００を表示して、Ｓ１６０３に戻って以降の処理を進める。なお、登録画面２１００は、シートの属性情報を登録することができるトレイが不足しているために、シートの属性情報を登録するトレイの個数を変更するようユーザに促す画面である。
例えば、図１８（Ｂ）の登録画面１８００に示すように、サイズがＡ４の「Ａ社Ｍｅｄｉａ１」のシート１８１１の属性情報を登録対象とするトレイの個数と、「Ｐａｐｅｒ１」のシート１８１２の属性情報を登録対象とするトレイの個数の合計は５つである。
一方、例えば、図１３の属性情報テーブル１３００において、給紙トレイとしてのＴｒａｙ４、Ｔｒａｙ６、Ｔｒａｙ７、Ｔｒａｙ８には、サイズがＡ４のシートの属性情報が登録されていない。そのため、サイズがＡ４である「Ａ社Ｍｅｄｉａ」のシート１８１１の属性情報を登録可能なトレイは、Ｔｒａｙ４、Ｔｒａｙ６、Ｔｒａｙ７、Ｔｒａｙ８の合計４つである。したがって、シートの属性情報を登録可能なトレイが１つ不足していることになるので、図２０の警告画面２０００が操作部２０９上に表示される。警告画面２０００を確認したユーザは、例えば、図１８（Ｂ）の登録画面１８００上で、サイズがＡ４の「Ｐａｐｅｒ１」のシート１８１２の属性情報を登録対象とするトレイの個数を２つから１つに減らす。このように、「Ａ社Ｍｅｄｉａ１」のシート１８１１の属性情報を登録対象とするトレイの個数と、「Ｐａｐｅｒ１」のシート１８１２の属性情報を登録対象とするトレイの個数の合計を４つにする。即ち、シートの属性情報を登録可能なトレイが不足しないよう、ユーザは指定する個数を調整すればよい。
一方、Ｓ１６１２での判定の結果、シートの属性情報を登録することができるトレイは不足しないと判定されたならば、Ｓ１６１４に進む。
Ｓ１６１４において、サーバ１０１の操作部２０９上に、図２１に示すような登録画面２１００を表示して、Ｓ１６１５に進む。例えば、図２１の登録画面２１００では、ラジオボタン２１０１を押下する事により、Ｔｒａｙ４、Ｔｒａｙ６、Ｔｒａｙ７、Ｔｒａｙ８の中から、「Ａ社Ｍｅｄｉａ１」のシート１８１１の属性情報を一括登録するトレイを３つ選択するようユーザに促している。また、Ｔｒａｙ４、Ｔｒａｙ６、Ｔｒａｙ７、Ｔｒａｙ８の中から、「Ｐａｐｅｒ１」のシート１８１２の属性情報を登録するトレイを１つ選択するようユーザに促している。
Ｓ１６１５において、図２１の登録画面２１００上の登録ボタン２１０２が押下されたか否かを判定する。なお、登録画面２１００上で、シートの属性情報を登録対象とする所定の数のトレイが正しく選択されていない場合は、登録ボタン２１０２はグレイアウトされて押下できないようになっている。
Ｓ１６１５での判定の結果、登録ボタン２１０２が押下されたと判定されたならば、Ｓ１６１６に進む。一方、登録ボタン２１０２が押下されるまで、Ｓ１６１５の処理を繰り返す。
Ｓ１６１６において、トレイ情報格納部４０２に対し、図２１の登録画面２１００上でユーザによって選択されたトレイに対応付けて、シートの属性情報を一括登録する。
例えば、図２１の登録画面２１００ではトレイ情報格納部４０２に対し、Ｔｒａｙ６、Ｔｒａｙ７、Ｔｒａｙ８に対応付けて「名称：Ａ社Ｍｅｄｉａ１、サイズ：Ａ４、坪量６２ｇ／ｍ２、色：Ｗｈｉｔｅ、種別：普通紙」のシートの属性情報が一括登録される。また、Ｔｒａｙ４に対応付けて、「名称：Ｐａｐｅｒ１、サイズ：Ａ４、坪量６４ｇ／ｍ２、色：Ｂｌｕｅ、種別：コート紙」のシートの属性情報が登録される。そして、Ｓ１６１６の処理の後、トレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する処理を終了する。
以上が、第２の実施形態に係るサーバ１０１において、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５に保持されたトレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録する一連の処理の詳細である。
なお、印刷装置１０２側で動作する場合は、以下のように読み替えることで、サーバ１０１側で動作する場合と同様に説明できる。即ち、サーバ１０１の「ＣＰＵ２０７」、「ＨＤＤ部２０５」、及び「操作部２０９」は、印刷装置１０２の「ＣＰＵ３０２」、「ＨＤＤ３０８」、及び「操作部３１８」に読み替えればよい。
以上説明したように第２の実施形態では、シートの属性情報を登録対象とするトレイの個数１８０１をユーザから受付ける。そして、シートの属性情報を登録することができるトレイを検索する。これにより、トレイ情報格納部４０２に対し、ユーザが指定したトレイの個数１８０１に従って、シートの属性情報をトレイに対応付けて一括登録することができる。
即ち、ジョブで大量に使用されるシートを複数のトレイ（給紙段３２２や手差しトレイ３２７）に収納して運用する場合に、ジョブで大量に使用されるシートの属性情報を複数のトレイの設定値として、一括して容易に設定することができる。そのため、ユーザの利便性を大幅に向上させることができる。
なお、前述した第２の実施形態では、図２１の登録画面２１００上で、シートの属性情報を登録対象とするトレイをユーザに選択させる場合について説明したが、このような場合に限らない。その他の実施形態としては、例えば、図２２の確認画面２２００を印刷装置１０２の操作部３１８に表示することによって、シートの属性情報を登録可能なトレイ情報２２０１をユーザに提示する。そして、シートの属性情報を登録可能なトレイのいずれかに対して、ユーザはシートを収納し、シートのサイズを検出（又は、サイズの入力を受け付けてサイズ情報を取得）したこと）に従って、図２３に示すような選択画面２３００を操作部３１８に表示させる。ユーザは、図２３の選択画面２３００上でラジオボタン２３０１を押下し、例えば、「名称：Ｐａｐｅｒ１、サイズ：Ａ４、坪量６４ｇ／ｍ２、色：Ｂｌｕｅ、種別：コート紙」のシートの属性情報を選択する。これによって、サーバ１０１のＨＤＤ部２０５に保持されたトレイ情報格納部４０２に対し、シートの属性情報をトレイに対応付けて登録することなく、シートの属性情報を登録可能なトレイの設定値として当該シートの属性情報を設定できるようにしてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形（各実施形態の有機的な組合せを含む）が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、給紙段や手差しトレイに収納されているシートの属性情報の一つとしてサイズを検出（取得）したが、属性情報としては一つだけでなく、複数の属性情報を取得して送信してもよく、これら複数の属性情報に基づき以降の処理を進めても構わない。
また、例えば、サーバ１０１に送信される情報は、給紙段や手差しトレイに収納されているシートのサイズであると説明したが、これに限らない。例えば、給紙段や手差しトレイに備えられたセンサが仮にシートの色、坪量、又は、種別等を検出可能であって、シート情報格納部４０１及びトレイ情報格納部４０２にシートの色、坪量、又は、種別等の情報も登録されている場合について考える。このような場合であれば、シートのサイズと合わせて、シートの色、坪量、又は、種別等の情報もサーバ１０１に送信して、シートのサイズと、シートの色、坪量、又は、種別等からシートを決定するようにしてもよい。また、シートのサイズではなく、例えば、シートの色の情報のみをサーバ１０１に送信して、シートの色のみからシートを決定するようにしてもよい。
即ち、トレイに収納されているシートの属性情報として、シートのサイズ、坪量、色、及び種別の少なくとも一つを含む属性情報を取得した場合に、取得した当該属性情報以外にも属性情報を少なくとも一つを含んで、トレイの設定値として設定する事ができる。
また、例えば、印刷装置１０２と外付けのサーバ１０１とをネットワーク１０５を介して接続した。しかし、このような場合に限らず、印刷装置１０２と、印刷装置１０２に内蔵する印刷制御装置としてのサーバ１０１によって上記各種制御の一部又は全部を実行可能に構成しても良い。また、印刷制御装置としてのサーバ１０１側の処理を介さずに印刷装置１０２のみによって、上記各種制御の一部又は全部を実行可能に構成しても良い。即ち、印刷制御装置としてのサーバ１０１は、印刷装置１０２に含まれていてもよいし、情報処理装置１０４に含まれていてもよい。また、印刷装置１０２と複数の情報処理装置１０４を、ＬＡＮ、ＷＡＮなどのネットワーク１０３、あるいは無線ＬＡＮなどを介して、上記各種制御の一部又は全部を実行可能に構成しても良い。
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
（その他の実施形態）
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述の実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を装置（又はシステム）に供給し、その装置（又はシステム）のコンピュータ（ＣＰＵ、ＭＰＵ）が記憶媒体に格納したプログラムコードを読出す処理である。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになる。また、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また前記記憶媒体は、例えば、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）であってもよい。さらに、前記記憶媒体は、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ）やＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）、Ｂｌｕ−ｒａｙ（登録商標） Ｄｉｓｃ、フラッシュメモリ、メモリカード等であってもよい。また、上述した実施例の１又は複数の機能は、１つのプロセッサによって実現されてもよいし、複数のプロセッサによって実現されてもよいし、ネットワーク上の複数のコンピュータによって実現されてもよい。
１０１ サーバ
１０２ 印刷装置
１０４ 情報処理装置
２０５ ＨＤＤ部
２０７ ＣＰＵ
３０２ ＣＰＵ
３０８ ＨＤＤ

Claims (12)

  1. 複数のシート収納部に同一のシート情報をまとめて関連付ける指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって前記指示を受け付けたことに従って、前記複数のシート収納部に前記同一のシート情報を一括して関連付ける制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記複数のシート収納部のうち第１のシート収納部に複数のシート情報を関連付けることが可能であることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第１のシート収納部に収納されたシートに対して検知した検知結果を基に前記第１のシート収納部に関連付けられた複数のシート情報から１つのシート情報を決定し、該決定されたシート情報を前記第１のシート収納部に収納されたシートの情報として設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
  3. 前記第１のシート収納部に収納されたシートからシートを給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段によって給紙されたシートに、前記設定手段により前記第１のシート収納部に設定されたシート情報に基づいて印刷を行う印刷手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、同一の検知結果を有するシート情報は、前記複数のシート収納部のうち同一のシート収納部に関連付けないように制御することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の情報処理装置。
  5. シート情報を関連付けるシート収納部を複数選択可能な選択手段をさらに備え、
    前記受付手段によって前記指示を受け付けたことに従って、前記制御手段は、前記選択手段によって選択された複数のシート収納部に同一のシート情報を一括して関連付けることを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
  6. 前記選択手段は、シート収納部を選択する選択画面を介して前記シート収納部を複数選択可能であり、
    前記受付手段は、前記指示を、前記選択画面を介して受け付けることを特徴とする請求項５に記載の情報処理装置。
  7. 前記選択画面には、シート収納部に関連付けられるシート情報の内容が表示されることを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
  8. 複数種類のシート情報からシート情報を指定する指定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記受付手段によって前記指示を受け付けたことに従って、前記複数のシート収納部に前記指定手段によって指定されたシート情報を一括して関連付けることを特徴とする請求項１乃至７のいずれか１項に記載の情報処理装置。
  9. 前記シート情報は、少なくとも、シートのサイズ、シートの坪量、シートの色、シートの種類の少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項に記載の情報処理装置。
  10. 前記複数のシート収納部は、給紙カセットと手差しトレイとを含むことを特徴とする請求項１乃至９のいずれか１項に記載の情報処理装置。
  11. 複数のシート収納部に同一のシート情報をまとめて関連付ける指示を受け付け、
    前記指示を受け付けたことに従って、前記複数のシート収納部に前記同一のシート情報を一括して関連付け、
    前記複数のシート収納部のうち第１のシート収納部に複数のシート情報を関連付けることが可能であることを特徴とする情報処理方法。
  12. 請求項１１に記載された方法を、情報処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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