JP7023634B2 - システム、システムの制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷時に使用するシート情報をシート収納部に対して登録するシステム、そのシステムの制御方法及びプログラムに関する。
印刷管理システムにおける印刷部では、用紙の属性、即ち、サイズ、坪量、コート紙や上質紙などが異なる様々な用紙を使用して印刷することが可能である。これら用紙の属性は印刷管理システムの用紙データベースで管理されている。名称、用紙サイズ、坪量、コート紙や上質紙などの表面性、インデックス紙やパンチ済み紙などの形状などが用紙属性として管理されているだけでなく、画像位置調整や画像余白調整などの調整値も用紙の属性、即ち、種類ごとに管理されている。用紙をカセットや手差しトレイ、ペーパーデッキなど多種多様な給紙装置に収容するために、印刷で使用する用紙を給紙段に用紙データベースを用いて設定する。
給紙段のメカ的な特性や用紙搬送路の違いにより、同じ種類の用紙に対して、使用する給紙段ごとに調整値の設定を行うユースケースがあり、給紙段によって用紙の種類を変更するか、給紙段を変更するごとに調整値の設定を行うなどの必要があった。例えば、画像位置調整については、給紙段の構造的な違いにより、描画される印刷物の印字位置がずれてしまう場合がある。また、カール補正では、搬送経路の違いによる用紙の温度特性や水分特性の違いによって、用紙のカールの状態が変わったりする場合がある。
そこで、給紙段ごとに、その給紙段に設定可能な用紙の種類に応じた画像位置調整値を、用紙データベースに設定可能とする方法が知られている (特許文献1参照)。
特開2016-93943号公報
しかしながら特許文献1に記載の技術では、複数種類の用紙それぞれについて、それを設定可能な給紙段が複数ある場合、給紙段の指定、用紙の種類(以下「紙種」という。)の指定、調整値の設定を、複数の紙種または複数の給紙段ごとに行う必要があった。即ち、ある紙種についてそれを設定可能な給紙段が複数ある場合、給紙段の指定、紙種の指定、調整値の設定を、複数の給紙段ごとに行う必要があり、複数の給紙段についての調整値の設定操作が煩雑であった。また、ある給紙段に対して、それに設定可能な紙種が複数ある場合、給紙段の指定、紙種の指定、調整値の設定を紙種ごとに行う必要があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、シート情報が誤ったシート収納部に登録されることを抑制することができる仕組みを提供することにある。
上記目的を達成する本発明のシステムは以下の構成を備える。
複数のシート収納部のうちのいずれかのシート収納部に対してシート情報を登録するシステムであって、シートのシート情報として、前記シートに画像を印刷するために使用される設定値を受け付ける受付手段と、前記複数のシート収納部から前記シートが設定されるべきシート収納部を指定する指定手段と、前記受付手段によって受け付けた設定値前記指定手段によって指定されたシート収納部の識別情報を含むシート情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数のシート情報からシート情報を画面を介して選択する第1の選択手段と、前記複数のシート収納部からシート収納手段を選択する第2の選択手段と、を有し、前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部が前記第1の選択手段によって選択されたシート情報に含まれる前記識別情報に対応するシート収納部と同じである場合に、前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部に前記第1の選択手段によって選択されたシート情報を登録することを許可し、前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部が前記第1の選択手段によって選択されたシート情報に含まれる前記識別情報に対応するシート収納部と同じでない場合に、前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部に前記第1の選択手段によって選択されたシート情報を登録することを制限することを特徴とする。
本発明によれば、シート情報が誤ったシート収納部に登録されることを抑制することができる。
実施例1に係る印刷管理システムの全体構成例を示すブロック図。 画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 印刷制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 用紙管理アプリケーションのトップ画面例を示す図。 用紙管理アプリケーションの起動時の処理を示すフローチャート。 画像形成装置の起動時の処理を示すフローチャート。 使用可能用紙リストと用紙テンプレートのデータ構造を示す図。 用紙管理アプリケーションの用紙管理画面を示す図。 用紙管理アプリケーションの用紙データ編集画面を示す図。 用紙管理アプリケーションの用紙データ作成設定画面を示す図。 実施例1の用紙データ作成処理を示すフローチャート。 実施例1の使用給紙段設定処理を示すフローチャート。 用紙管理アプリケーションの給紙段選択画面を示す図。 用紙管理アプリケーションの画像位置調整画面を示す図。 実施例1の画像位置調整処理を示すフローチャート。 実施例1の給紙段への用紙設定処理のフローチャートおよび用紙設定時の警告画面を示す図。 実施例2の給紙段への用紙設定処理のフローチャートおよび用紙設定時の警告画面を示す図。 実施例3の用紙データ作成処理を示すフローチャート。 実施例4の用紙管理アプリケーションの用紙データ作成設定画面を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
なお、以下の各実施例の説明及び添付図面において、同一機能を有する構成要素については同一符号を付して、その重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷管理システム100の全体構成例を示すブロック図である。図1の印刷管理システム100は、画像形成装置103と、印刷制御装置102を備える。印刷管理システム100は、クライアントコンピュータ101と通信可能に接続されている。クライアントコンピュータ101と印刷制御装置102とは、例えば、イーサネット(登録商標)ケーブル109を使用してLAN(Local Area Network)110を介して通信可能に接続されている。また、印刷制御装置102と画像形成装置103とは、例えば、画像ビデオケーブル107及び制御ケーブル108を介して接続されている。
本実施例では、画像形成装置103は、LAN110に直接接続されていない。画像形成装置103とクライアントコンピュータ101とは、印刷制御装置102を介して通信する。なお、画像形成装置103は、LAN110に接続されても良い。即ち、画像形成装置103は、直接、クライアントコンピュータ101と通信可能に接続されていても良い。クライアントコンピュータ101は、アプリケーションを起動させて印刷管理システム100に印刷指示などを行う。印刷制御装置102は、画像形成装置103と連携して画像処理を行う。
画像形成装置103は種々の機能を有する複合機である。したがって、クライアントコンピュータ101や印刷制御装置102からの画像データの処理を行うだけでなく、スキャナ部104より読み込んだ画像データをコピーしたり、共有フォルダに送信したりすることが可能である。スキャナ部104で画像を走査する際には、操作部105の操作パネル上の各種キーを介して、ユーザから各種指示を受け付ける。また、操作部105はパネル上に、スキャン状態などの各種情報を表示する。後処理装置106は画像が形成された印刷用紙(以下「用紙」という。)を受け取り、受け取った用紙に対して後処理を行い排紙する。給紙装置として、長尺用紙を収容することができるペーパーデッキ116、手差しトレイ117、インサータ118が設けられている。
印刷制御装置102の表示部111は、印刷制御装置102における情報を表示する。印刷制御装置102の操作ボタン部112は、操作されることで表示部111に表示されている情報の操作を行う。表示部111に表示される情報は、印刷制御装置102を操作する上で、最低限必要となる情報(電源操作やIPアドレスの確認)を表示する目的等で使用される。印刷制御装置102の外部表示装置113は、液晶モニタ等で構成される。入力装置として、キーボード114、マウス(登録商標)等のポインティングデバイス115が設けられている。
本実施例では、印刷制御装置102と画像形成装置103とを個別に設けて印刷管理システム100を構成した場合について説明する。一方、印刷制御装置102の機能を画像形成装置103の内部に包含し、印刷制御装置102を別途物理的に設けないようにしてもよい。また、表示装置113がタッチパッドのような位置入力機能を有し、ポインティングデバイス115の機能を兼ねる構成としても良い。
図2は画像形成装置103のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、CPU201は、ROM203または外部記憶装置211に記憶された制御プログラムに基づいて、システムバス204に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御する。さらに、印刷インターフェース207を介して接続される印刷部(以下「プリントエンジン」という。)210に出力情報としての画像信号を出力したり、読取インターフェース212を介して接続される読取部(以下「スキャナ」という。)213から入力される画像信号を制御したりする。CPU201は、LANコントローラ206を介して印刷制御装置102との通信処理が可能である。
RAM202は、主としてCPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ハードディスク(以下「HDD」という。)、ICカード等の外部記憶装置211は、ディスクコントローラ(DKC)208 によりアクセスが制御される。外部記憶装置211は、アプリケーションプログラム、フォントデータ、フォームデータ等を記憶したり、印刷ジョブ(以下「ジョブ」という。)を一時的にスプールし、スプールされたジョブを外部から制御するためのジョブ格納領域として使用される。さらに、スキャナ213から読み取った画像データやジョブの画像データをBOXデータとして保持したり、ネットワークから参照したり、印刷を行うことを可能とする、BOXデータ格納領域としても使用される。
本実施例においては、外部記憶装置211としてはHDDを使用するものとし、ジョブログ、画像ログ等各種ログを保持する。操作パネル205は、ユーザによりソフトウェアキーまたはハードウェアキーを介して各種情報を入力することが可能である。不揮発性メモリ209は、操作パネル205やネットワークを介して端末により設定される各種設定情報を記憶する。ビデオインターフェース214は印刷制御装置102から画像データを受信する。
図3は、印刷制御装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、CPU301は、ROM303または外部記憶装置309に記憶された制御プログラムに基づいて、システムバス304に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御する。また、CPU301は、LANコントローラ306を介して画像形成装置103と通信処理が可能である。さらに、CPU301は、LANコントローラ307を介して、ネットワーク上のクライアントコンピュータ101および画像形成装置103との通信処理が可能である。RAM302は、主としてCPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
ハードディスク(HDD)、ICカード等の外部記憶装置309は、ディスクコントローラ(DKC)308によりアクセスが制御される。外部記憶装置309は、アプリケーションプログラム、フォントデータ、フォームデータ等を記憶したり、ジョブを一時的にスプールする。また、外部記憶装置309は、スプールされたジョブがRIP(Raster Image Processor)処理されると、処理後のデータを再度保存するためのジョブ格納領域としても使用される。操作部305は、ユーザにより操作ボタン部112から各種情報を入力することが可能であり、入力された情報を表示部111へ表示することが可能である。
ビデオインターフェース310は、LANコントローラ306を介して画像形成装置103へRIP処理した画像データを送信する。キーボードコントローラ(KBC)311は、キーボード114、ポインティングデバイス115等からの情報などの入力に係る処理を行う。表示制御部(以下、「CRTC」という。)312は、内部にビデオメモリを有し、CPU301からの指示に従ってイメージデータをビデオメモリに描画すると共に、ビデオメモリに描画されたイメージデータをビデオ信号として表示装置113に出力する。
図4は、印刷制御装置102上で動作する用紙管理アプリケーションのトップ画面である。図4において、用紙管理アプリケーションのトップ画面401は、画像形成装置103の各給紙段の情報等を表示した状態を示す。トップ画面401は、CPU301からの指示に従って、CRTCのビデオメモリに描画されたイメージデータを、ビデオ信号として表示装置113に出力、表示したものである。
トップ画面401内のデバイス状況表示領域402は、画像形成装置103の給紙段情報を表示することができる。デバイス状況表示領域402内の画像403は、印刷制御装置102に接続されている画像形成装置103の、現在のハードウェアオプションの接続状況を表す。即ち、用紙管理アプリケーションは起動した際に、画像形成装置103のハードウェアオプション情報を取得し、このオプション情報に従い、正しい接続状況の画像を作成、表示する。本実施例の図4では、長尺デッキ、手差し、インサータ、フィニッシャが接続されている状態を表している。
画像403内には給紙段ボタン404~409が配置されており、デッキ1、デッキ2の給紙段ボタン404、405、長尺デッキの給紙段ボタン406、手差しトレイの給紙段ボタン407、インサータの給紙段ボタン408、409がある。用紙管理アプリケーションは、起動した際に取得した画像形成装置103の給紙段の情報を元に、これら給紙段ボタンを作成、配置する。画像410は用紙データベースの用紙情報を表示する用紙リスト表示画像である。用紙リスト表示画像410の各段には各用紙の属性情報が設定される。図4の例では、属性情報として、各段に、用紙の名称、サイズ、坪量が表示される。
表示されている用紙の属性情報以外の属性情報を表示したい場合は、スライダーバー411を操作することで表示可能となる。また、表示されている紙種以外の用紙を表示したい場合は、スライダーバー412を操作することで表示可能となる。用紙管理ボタン413は、用紙リストの用紙を管理するための画面を表示する。
図5は、印刷制御装置102上で用紙アプリケーションが起動した際の、トップ画面401の作成処理を示すフローチャートである。図5のフローチャートに係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。以下の説明において、符号Sはステップを示す。
用紙管理アプリケーションが起動すると、S501において、用紙管理アプリケーションは、用紙管理の対象となる画像形成装置103のモデルを判別する。用紙管理アプリケーションは、画像形成装置103のモデルを判別し、ハードウェアオプション画像403を作成する際や、モデルごとの仕様差を吸収する際に、この判別結果を使用する。ここでは、用紙管理アプリケーションは、画像形成装置103と通信を行い、後述の画像形成装置103の起動処理におけるS607で画像形成装置103から返信される情報から、モデル情報を取得する。用紙管理アプリケーションは、取得したモデル情報と、用紙管理アプリケーションが予め保持しているモデル判別情報とに基づき、画像形成装置103のモデルを判別する。
次いで、S502において、用紙管理アプリケーションは、画像形成装置103と通信し、後述のS609で画像形成装置103から返信される情報から、画像形成装置103に接続されているハードウェアオプションの情報を取得する。それにより、用紙管理アプリケーションは、画像形成装置103に接続されているハードウェアオプションを判別する。用紙管理アプリケーションは、ハードウェアオプション画像403を作成する際、給紙段の情報を特定する際、モデルごとの仕様差を吸収する際に、判別したハードウェアオプション情報を使用する。
S503において、用紙管理アプリケーションは、後述のS611で画像形成装置103と通信を行い、画像形成装置103の給紙段情報を取得する。この給紙段情報は、ペーパーデッキ、手差しトレイ、長尺デッキなどの給紙段構成を含むものとする。さらに、用紙管理アプリケーションは、用紙管理の対象となる画像形成装置103に接続されている給紙段の判別を行い、接続されている給紙段の数を特定する。
次いで、S504において、用紙管理アプリケーションは、画像形成装置103と通信を行い、後述のS611で画像形成装置103から返信される情報から、各給紙段に設定されている用紙についての情報を取得する。
次いで、S505において、用紙管理アプリケーションはハードウェアオプション画像403に表示する給紙段ボタン404~409の情報を作成する。
続くS506において、用紙管理アプリケーションは、画像形成装置103と通信を行い、後述のS613で画像形成装置103から返信される用紙リスト情報を取得する。
その後、S507において、用紙管理アプリケーションは、トップ画面401に表示する用紙リストの情報を作成する。
続くS508において、用紙管理アプリケーションは、画像形成装置103と通信を行い、後述のS615で画像形成装置103から返信される情報から各調整項目の調整値を取得する。これらの調整値は、後述する用紙管理画面、用紙データ編集画面の作成時に使用される。
次いで、S509では、S501、S502で取得した画像形成装置103のモデル、ハードウェアオプション情報、S505で作成した給紙段ボタン情報、S507で作成した用紙リスト情報に基づき、トップ画面401を作成する。
なお、本フローチャートは、用紙管理アプリケーション起動時の動作として説明した。しかし、画像形成装置103の給紙段情報、用紙リスト情報、調整値は用紙管理アプリケーション使用中に随時変更される可能性がある。したがって、用紙管理アプリケーションと画像形成装置との通信、それに伴う各情報の更新も、その動作が用紙管理アプリケーション、画像形成装置のいずれで行われたかに関わらず、必要に応じて行われる。また、用紙管理アプリケーションと画像形成装置間で情報は同期されるものとする。
図6は画像形成装置103の起動処理を示すフローチャートである。図6のフローチャートに係る画像形成装置103上で動作するプログラムは、例えば、図2の外部記憶装置211に格納されており、RAM202に読み出されCPU201によって実行される。
画像形成装置103は起動すると、S601 において当該装置のモデル情報を、例えば、外部記憶装置211より取得し、返信可能なデータとして作成する。
次いで、S602 において、画像形成装置103は当該装置に接続されているハードウェアオプション情報、各給紙段に設定されている用紙についての情報を、例えば、外部記憶装置211より取得し、返信可能なデータとして作成する。
次いで、S603において、画像形成装置103は当該装置の給紙段情報を、例えば、外部記憶装置211より取得し、返信可能なデータとして作成する。
次いで、S604 において、画像形成装置103は当該装置の用紙リスト情報を外部記憶装置211より取得し、返信可能なデータとして作成する。
続くS605において、画像形成装置103は各用紙の調整値情報を、例えば、外部記憶装置211より取得し、返信可能なデータとして作成する。この調整値の取得は画像形成装置103で実施可能な調整項目すべてに対して実施する。画像形成装置103は、用紙リスト情報と各用紙の調整値情報を、例えば、外部記憶装置211の用紙データベースに保持している。
続くS606 において、画像形成装置103は、印刷制御装置102よりモデル情報の問合せを受信したか否か判断する。上記用紙アプリケーションの起動処理のS501 によるモデル情報の問合せを受信していた場合は、S607に進み、S601 で作成したモデル情報を返信しS608 に進む。モデル情報の問合せを受信していない場合もS608に進む。
S608において、画像形成装置103は、印刷制御装置102よりハードウェアオプション情報の問合せを受信したか否か判断する。上記S502 によるハードウェアオプション情報の問合せを受信していた場合は、S609 に進み、S602 で作成したハードウェアオプション情報を印刷制御装置102に返信しS610に進む。ハードウェアオプション情報の問合せを受信していない場合もS610に進む。
S610 において、画像形成装置103は、印刷制御装置102より給紙段情報等の問合せを受信したか否か判断する。上記S503 、S504 による給紙段情報等の問合せを受信していた場合は、S611 に進み、画像形成装置103は印刷制御装置102に、S603で作成した給紙段情報等を返信しS612に進む。給紙段情報等の問合せを受信していない場合もS612に進む。
S612において、画像形成装置103は、印刷制御装置102より用紙リスト情報の問合せを受信したか否か判断する。上記S506 による調整値情報の問合せを受信していた場合は、S613 に進み、画像形成装置103は、S604で作成した給紙段情報を用紙管理アプリケーションに返信し、S614に進む。用紙リスト情報の問合せを受信していない場合もS614に進む。
S614において、画像形成装置103は印刷制御装置102より調整値情報の問合せを受信したか否か判断する。上記S508による調整値情報の問合せを受信していた場合は、S615に進み、画像形成装置103は、S605 で作成した給紙段情報を印刷制御装置102に返信しS606に進む。給紙段情報の問合せを受信していない場合もS606に進む。
なお、 画像形成装置103から受信したこれらの情報は、印刷制御装置102の、例えば、RAM302に格納するようにする。
また、本実施例における給紙デッキは給紙部の一例であり、その他の機構を有する給紙部であって良く、その形態は特に限定されない。
用紙管理アプリケーションで用いる、使用可能用紙リストと用紙テンプレートのデータ構造について図7を用いて説明する。用紙管理アプリケーションはS506、S508で取得した用紙リスト情報と調整値情報を、図7に示すデータ構造で、使用可能用紙リストおよび用紙テンプレートデータとして、例えば、外部記憶装置309に格納している。
図7(a)は、給紙段に割り当てることができる使用可能用紙の使用可能用紙リストのデータ構造を示している。ID701は、各用紙を区別するために使用可能用紙の紙種ごとに一意に設けられている。各項目702~717は用紙データの属性名、調整名を表示する。使用可能用紙の名称(項目702)は、各用紙に対して、例えば、63文字までの名称を付けることができる。坪量703は、各用紙の単位面積当たりの重さを表す。サイズ704は各用紙のサイズで、A3やレターといった定型サイズと任意サイズのカスタムサイズとを設定できる。表面性705は上質紙、コート紙、再生紙、フィルムなど各用紙の表面の性質を示す。形状706は通常の用紙の他にインデックス紙や、パンチ済み紙、ラベル紙など用紙の形状を示す。色707は各用紙の色を示す。
使用給紙段708は使用可能用紙を割り当てることのできる給紙段の属性を示し、デフォルトは「指定なし」であるが、各用紙を使用可能な任意の給紙段へ割り当てることができる。この使用給紙段属性(使用可能給紙段属性)は、用紙管理アプリケーションが用紙の調整や用紙の割り当てをする際に使用するもので、画像形成装置103にはない属性である。両面2面目709は、画像形成装置103で一度印刷した用紙を再度、同じ給紙段に入れて両面印刷するか否かを示す項目で、両面印刷する用紙については、ここでは1を設定する。
項目710は先端の画像位置調整値、項目711は左端の画像位置調整値、項目712はカール補正調整値、項目713は中綴じ印刷の折位置を調整するサドル折り調整値、項目714は中綴じ印刷のズレを補正するクリープ補正量調整値である。また、項目715は二次転写電圧調整値、項目716は二次転写除電バイアス調整値、項目717は一次転写電圧調整値である。ここで、各行718~720は、それぞれID001~003の使用可能用紙についてのデータを示す。
図7(b)は用紙テンプレートのデータ構造を示している。用紙テンプレートデータの使用可能用紙データとの違いは、サイズ704と使用給紙段708の項目がないことである。
<使用可能用紙リストへの用紙データの追加、編集>
用紙管理アプリケーションにおいて使用可能用紙データを作成し、使用可能用紙リストへ追加、編集する処理について、図8乃至11を参照して説明する。本処理に係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。
図4のトップ画面401において、用紙管理ボタン413が、例えば、ポインティングデバイス115等でタッチされると、用紙アプリケーションは用紙管理画面を表示する。なお、以降の説明では、ユーザによるボタンタッチ時等のアプリケーションの操作時に、ポインティングデバイス115等を使用するとの説明は省略するが、このような入力デバイスを使用して操作を行うことはいうまでもない。なお、表示装置113がタッチパッドのような位置入力機能を有している場合は、ユーザが表示装置113の画面を直接タッチして操作を行えることもいうまでもない。
図8(a)は、図4のトップ画面401において用紙管理ボタン413をタッチして表示される用紙管理画面801である。用紙管理画面801は、CPU301からの指示に従ってCRTCのビデオメモリに描画されたイメージデータが、ビデオ信号として表示装置113に出力、表示されたものであり、例えば、トップ画面401の前面に表示される。
用紙管理画面801には、使用可能用紙リスト802、用紙を印刷システムで使用できるようにするために用紙データを作成する新規作成ボタン803、既存の用紙データの編集を行う編集ボタン804がある。また、図7に示す使用可能用紙リストの用紙データまたは後述の用紙テンプレートの複製を行うボタン805、選択された用紙データを削除するボタン806、用紙管理画面を閉じるボタン807、用紙テンプレートリストを表示するためのボタン815がある。
さらに、用紙の名称、サイズや表面性などの属性名、調整名を表示する項目列808、用紙の属性や調整値を表示するためのスライダーバー809、表示されている紙種以外の用紙を表示するためのスライダーバー810がある。項目811から814は使用可能用紙データの例であり、図8の例では項目811で示す用紙名「厚紙」の用紙データが選択されている。
「用紙テンプレートへ」ボタン815がタッチされると、用紙管理アプリケーションは、図8(b)に示す用紙管理画面801を表示する。用紙管理画面801内の用紙テンプレートのリスト816には、図7(b)の用紙テンプレートデータ817、818、819、820等が表示されている。用紙テンプレートの属性は編集できないので、用紙管理アプリケーションは編集ボタン804をグレイアウトにする。「使用可能用紙リストへ」ボタン821がタッチされると、用紙管理アプリケーションは、用紙管理画面を図8(a)に示す使用可能用紙リスト802の表示に戻す。
新規作成ボタン803または用紙データ編集ボタン804をタッチすると開かれる用紙データ編集画面について図9を用いて説明する。用紙データ編集画面901は、CPU301からの指示に従ってCRTCのビデオメモリに描画されたイメージデータが、ビデオ信号として表示装置113に出力、表示されたものであり、例えば、用紙管理画面801の前面に表示される。
用紙データ編集画面901は、用紙名称、用紙属性を表示する用紙情報領域902を有し、その中には用紙の調整項目の表示領域903が含まれている。用紙データ編集画面901には、用紙データを用紙データベースに保存する保存ボタン904、キャンセルボタン905、用紙データ編集画面を閉じるボタン906がある。さらに、同時に複数の給紙段に対して用紙データを作成するときにチェックがなされるチェックボックス907、同時に複数の給紙段に対して用紙データを作成するための設定ボタン908がある。
また、用紙データ編集画面901には、用紙データの名称を入力、修正するテキストボックス909、用紙属性を入力、修正するテキストボックスまたはプルダウンメニュー910~915がある。さらに、作成、編集する用紙データを使用する給紙段を指定する使用給紙段のプルダウンメニュー916、画像位置調整やカール補正など用紙の調整値を設定するボタン917~924があり、各ボタンには現在の設定の状態が表示されている。
用紙アプリケーションは、用紙管理画面801において新規作成ボタン803がタッチされると、図9の用紙データ編集画面901を表示する。当該画面901においては、例えば、用紙名称を「新規用紙」とし、坪量や表面性などの用紙データ属性を用紙テンプレート818の「普通紙80」と同じ属性、調整値をすべて初期値の用紙情報に設定した、状態が表示される。その状態において、ユーザは、用紙情報領域902内のテキストボックス、プルダウンメニュー、ボタンを用いて新規用紙情報の設定を行う。
その後、保存ボタン904がタッチされると、用紙アプリケーションは、設定された新規用紙情報を使用可能用紙データとして保存する。具体的には、図7(a)に示す使用可能用紙データにおけるID701として、例えば、新規のID004を設定し、用紙情報領域902で設定された用紙情報、調整値を、対応する行721の各項目702~717に使用可能用紙データとして追加する。
図8(a)に示すように使用可能用紙リストが表示されているときに、編集ボタン804がタッチされると、用紙管理アプリケーションは、選択されている使用可能用紙の用紙データの用紙情報を用紙データ編集画面901に表示する。その状態において、用紙情報領域902内のテキストボックス、プルダウンメニュー、ボタンを用いて当該用紙情報の編集を行う。その後、保存ボタン904がタッチされると、用紙アプリケーションは、編集された用紙情報を使用可能用紙データとして上書き、保存する。それにより、図7(a)に示す使用可能用紙データにおける対応する用紙情報、調整値が編集後のデータにより更新される。
図8(a)の状態で複製ボタン805がタッチされた際には、用紙管理アプリケーションは、選択されている使用可能用紙データの用紙属性、調整値の用紙情報を用紙データ編集画面901に設定し、表示する。その場合の用紙名称は、例えば、「(選択された用紙の名称)の複製」とする。
なお、例えば、図8(b)の状態で複製ボタン805をタッチすると、「薄紙64」が選択されているので、用紙名称は「薄紙64の複製」とする。この場合、用紙テンプレートの用紙データにはサイズ情報が含まれていないので、用紙アプリケーションは、サイズ情報の有無を確認し、サイズ情報が入力されていない場合は警告を出す。それに応答して、ユーザは用紙情報領域902内のプルダウンメニューを用いてサイズを入力する。
保存ボタン904がタッチされると、用紙アプリケーションは、設定された用紙情報を図7(a)に示す使用可能用紙リストに設定、保存する。
次に、同時に複数の給紙段に対して使用可能用紙データを作成する際の処理について説明する。
図10は、用紙データ作成設定画面1001の一例を示す図である。用紙データ作成設定画面1001は、図9に示す用紙データ編集画面901において、同時に複数の給紙段に対して用紙データを作成する際に、ユーザにより「設定」ボタン908がタッチされることにより開かれる画面である。用紙データ作成設定画面1001内の使用給紙段設定領域1003は、複数の使用給紙段用に対する用紙データを作成する設定を行うものである。なお、1004は保存ボタン、1005はキャンセルボタンである。
使用給紙段設定領域1003には、画像形成装置103の給紙段の構成に合わせて対応するチェックボックスが設けられており、ユーザによりチェックがされると、その使用給紙段に対して、以下の様に使用可能用紙データを同時に作成するようにする。
なお、使用給紙段設定領域1003においては、画像形成装置103の給紙段の構成に合わせて給紙段のチェックボックスが表示される。ここでは、画像形成装置103に設けられた給紙段のうち、例えば、デッキ1,2に対応するチェックボックスにユーザによりチェックがされているものとする。なお、チェックがされると、用紙データ編集画面901のチェックボックス907にチェックが入るようにしてよい。
上記の用紙データ作成設定に基づく使用可能用紙データ作成処理について、図11のフローチャートおよび図10を用いて説明する。本フローチャートに係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。
先ず、上記したように、ユーザにより、「設定」ボタン908がタッチされて開かれ用紙データ作成設定画面1001内の使用給紙段設定領域1003においてチェックがされているものとする。
ユーザにより、画面901において用紙情報が設定された後、保存ボタン904がタッチされると(S1100 でYES)、用紙管理アプリケーションは、複数給紙段に対し用紙データを作成すべく、S1101でチェックボックス907の状態を調べる。チェックボックス907にチェックがされている場合にはS1103に進み、チェックがされていない場合にはS1102に進む。
S1102では、用紙管理アプリケーションは、用紙データ編集画面901に設定されている用紙情報を使用可能用紙データとして用紙データベースに保存し、用紙データ編集画面901を閉じて使用可能用紙データ作成処理を終了する。
チェックボックス907にチェックがされている場合は、S1103において、用紙管理アプリケーションは、図10の用紙データ作成設定画面1001を開く。ユーザによる使用給紙段設定領域1003の確認がされ、保存ボタン1004がタッチされると、用紙管理アプリケーションは、用紙データ作成設定画面1001を一旦閉じ、使用可能用紙データに新規の用紙データの設定をする。
具体的には、図7(a)の使用可能用紙リストにおけるID701として、例えば、新規のID004を設定し、図9の用紙情報領域902において設定された用紙情報、調整値を、対応する行721の各項目702~707、709~717に設定する。
S1104では、用紙管理アプリケーションは、使用給紙段設定領域1003でチェックがされ、メニュー916に設定されている給紙段、ここでは「デッキ1」を、図7(a)の行721の使用給紙段属性708に設定する。なお、メニュー916の使用給紙段属性については、S1100で保存ボタン904をタッチする際に、画面901に表示がされ、ユーザにより他の属性と共に確認がされているものとする。
S1105では、用紙管理アプリケーションは、用紙情報の名称(項目702)として設定されている用紙データの名称に、当該給紙段の名称を付加した名称を設定する。例えば、用紙名称が「厚紙157」であり、使用給紙段が「デッキ1」である場合には、「厚紙157_デッキ1」を、用紙情報領域902内の用紙データの名称(テキストボックス909)として設定する。
なお、S1105では、名称から使用給紙段を判別できるように、用紙データの名称に給紙段の名称を付加しているが、使用可能用紙データはID701で管理されているため、S1105のような名称設定は必須ではない。
S1106では、用紙管理アプリケーションは、保存ボタン904がタッチされると、用紙データ編集画面901に設定されているこれら用紙情報を使用可能用紙データとして追加、保存する。
S1107では、用紙管理アプリケーションは、使用給紙段設定領域1003でチェックがされている給紙段のうち、用紙データを作成していないものがあるか否かを調べ、なければ用紙データ編集画面901を閉じ、使用可能用紙データ作成処理を終了する。
未作成のものがある場合にはS1104に戻り、次の給紙段についてS1104 ~S1107 の処理を同様にして行う。
ここで、チェックがされた「デッキ2」について用紙データ未作成であるため、用紙管理アプリケーションは、S1104 ~S1107 の処理を行う。即ち、メニュー916の使用給紙段属性として「デッキ2」を表示し、図7(a)の使用可能用紙リストにおけるID701として、例えば、新規のID005を設定する。
次いで、図9の用紙情報領域902において設定されている用紙情報、調整値を対応する行722の各項目702~707、709~717に使用可能用紙データとして設定する。また「デッキ2」を、行722の使用給紙段属性708に設定し、例えば、「厚紙157_デッキ2」を、用紙情報領域902内の用紙データの名称(テキストボックス909)として設定する。最後に保存ボタン904がタッチされると、用紙データ編集画面901に設定されているこれら用紙情報を使用可能用紙データとして追加、保存する。
なお、図7(a)の使用可能用紙データにおける行721、722の新規ID004とID005は用紙情報、調整値が同一であるので、同一行の共通の新規ID004とし、使用給紙段属性708に「デッキ1」と「デッキ2」を併記するようにしても良い。
また、ここでは、同一の用紙情報、調整値を複数の給紙段に対して同時に設定する場合について説明したが、使用給紙段設定領域1003で設定された複数の給紙段に対して異なる用紙情報、調整値を設定するようにしても良い。その場合には、ユーザはS1106 にて保存ボタン904をタッチする前に、用紙情報領域902内の属性、調整値を変更、設定すればよい。
<使用給紙段属性に基づく用紙調整値情報の設定>
使用給紙段の属性等に基づく、用紙調整値情報の設定時の処理について、図12のフローチャート及び図13を用いて説明する。本フローチャートに係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。
ユーザが、図8(a)の使用可能用紙リスト802中の使用可能用紙データ、例えば、811で示す用紙名「厚紙」の用紙データを選択し、編集ボタン804をタッチすると、用紙管理アプリケーションは図9の用紙データ編集画面901 を開く。
ここでは用紙調整項目の一例として、画像位置調整を行う場合について説明するが、カール補正調整等も同様にして行われる。
ユーザにより画像位置調整のボタン917がタッチされると、S1201において、用紙管理アプリケーションは、選択された使用可能用紙データの用紙情報を使用可能用紙リスト802から取得する。
次いで、S1202では、用紙管理アプリケーションは、使用給紙段属性が「指定なし」か否かチェックし、指定なしの場合にはS1205に進み、それ以外の場合にはS1203に進む。なお、ここでは、選択された811で示す用紙データにおいては、使用給紙段属性が「指定なし」であるためS1205に進む。
S1203では、用紙管理アプリケーションは、使用可能用紙データの指定給紙段に対して、使用可能用紙データに該当する用紙が設定されているか否かをチェックする。設定されている場合にはS1208に進み、設定されていない場合にはS1204に進む。
S1204では、用紙管理アプリケーションは、指定給紙段に対して使用可能用紙データに該当する用紙を割り当てる。具体的には、用紙管理アプリケーションは、当該指定給紙段に用紙を設定する指示と、設定する使用可能用紙データのIDと、当該指定給紙段の情報とを、制御ケーブル108を介して画像形成装置103に送信する。
画像形成装置103のCPU201は、受信した情報に基づき、印刷インターフェース207を介してプリントエンジン210の指定された給紙段に、受信したIDの使用可能用紙の用紙情報を設定する。さらに、CPU201は、その結果を自己の用紙データベースに反映させると共に、印刷制御装置102に送信し、用紙管理アプリケーションは、その結果を給紙段情報に反映させる。S1204を終了するとS1208 に進む。
S1205では、用紙管理アプリケーションは、図13に示す給紙段選択画面1301を表示する。画面中の1302~1304は画像形成装置103の各給紙段を示す給紙段ボタン、1305はキャンセルボタン、1306は設定を確定するOKボタンである。
S1206では、用紙管理アプリケーションは、ユーザによる給紙段ボタンを用いた給紙段の設定がされるのを待ち、設定された場合はS1207に進み、されていない場合はS1206に戻る。
S1207では、用紙管理アプリケーションは、S1204と同様に、給紙段選択画面1301で設定された給紙段に対して使用可能用紙データに該当する用紙を割り当てる指示を、画像形成装置103に送信する。S1207を終了するとS1208 に進む。
以上の様に使用給紙段に用紙が設定された状態において、用紙管理アプリケーションは、S1208において、以下に説明するように、用紙調整画面(ここでは画像位置調整画面)を用いて画像位置調整を行う。
<用紙管理アプリケーションによる画像位置調整>
用紙調整項目の一例としての画像位置調整処理について、S1208の処理を詳細に説明する。
先ず、画像位置調整処理の概要を図14を用いて説明する。
図9の用紙データ編集画面901において、画像位置調整用のボタン917がタッチされると、図14の画像位置調整画面1401が表示される。ここでは、調整対象給紙段として「デッキ2」が選択された例を示している。
印刷用紙に対して印字される画像の、上下左右へのずれの調整値は、画像位置調整画面1401に対するユーザによる入力により決定する。
画像位置調整画面1401について以下に説明する。
1402は先端レジ位置の調整を行う項目であり、オモテ面、ウラ面のそれぞれの調整値を欄1403、1404に表示する。1405は左端レジ位置の調整を行う項目であり、オモテ面、ウラ面のそれぞれの調整値を欄1406、1407に表示する。調整値の入力はボタン1408によりなされる。ユーザによって調整を行いたい任意の項目(欄)が選択された状態で、+ボタンあるいは-ボタン1408がタッチされる毎に、表示制御部312は、選択されている項目の値を、+0.1mmあるいは-0.1mm変化する。なお、選択している項目の値を、キーボード114等から直接入力するようにすることも可能である。
「初期値へ戻す」ボタン1409はタッチされると、調整値欄1403、1404、1406、および1407の値をリセットするものである。キャンセルボタン1411はタッチされると、画像位置調整画面1401を閉じ、用紙データ編集画面901に戻すものである。
OKボタン1412はタッチされると、入力されている調整値欄1403、1404、1406、および1407の値を、使用可能用紙リスト802の、調整対象である用紙データの調整値として保存するものである。
次に、画像位置調整画面1401を用いた画像位置調整の具体的方法について、図15に示すフローチャート、図14を用いて説明する。本フローチャートに係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。
先ず、用紙データ編集画面901内の画像位置調整用のボタン917がタッチされると(S1501 でYES)、S1502 において用紙管理アプリケーションは、図14の画像位置調整画面1401を表示する。ここでは、用紙データ編集画面901内の使用給紙段のプルダウンメニュー916により給紙段として「デッキ2」が選択され、したがって、調整対象給紙段の欄1413において、調整対象給紙段として「デッキ2」が表示された例を示している。
ユーザにより、画像位置調整画面1401において確認ページ印刷ボタン1410がタッチされると(S1503 でYES)、用紙管理アプリケーションは、画像位置調整用確認ページを印刷する指示を画像形成装置103に対して行う。画像形成装置103は、位置調整用確認ページを選択された給紙段(ここではデッキ2)から指定された用紙を用いて、印刷する。
画像形成装置103が出力した確認ページを基準として、ユーザによって調整値が決定される。決定された調整値は、ユーザによって画像位置調整画面1401にて入力される(S1504 )。その後、ユーザによりOKボタン1412がタッチされると(S1505 でYES)、用紙管理アプリケーションは、画像位置調整画面1401を閉じて用紙データ編集画面901に戻す(S1506)。
用紙管理アプリケーションは、入力された調整値欄1403、1404、1406、1407の値を、上記したように、使用可能用紙リスト802および図7(a)の使用可能用紙リストに反映する。さらに、設定された調整値は、印刷制御装置102から画像形成装置103に通知され、外部記憶装置211内の用紙データベースの調整値情報に反映される。
以上の図12乃至15を用いて説明した処理は、図11における各給紙段に対する用紙データ設定処理において組み込むことができる。具体的には、S1100の前の用紙情報設定処理において、およびS1105 とS1106 の間の処理において実行してよい。それにより、同一の紙種に対する複数の使用可能な給紙段それぞれについての調整値情報を簡易な操作で一括して設定できる。
このように設定された画像位置調整値に基づく画像位置調整は、画像形成装置103のCPU201により実行される。即ち、CPU201は、保存された用紙データベースの調整値情報を基に、ユーザからの指示に応じて印刷される印刷データの画像位置調整を行う。CPU201は、印刷対象である給紙段に対して設定されている、用紙データの用紙調整値情報のうち、画像位置調整の調整値を用いて、位置ずれ補正処理を実行する。
一般的に位置調整のための補正手段として、画像形成装置103のプリントエンジン210において印刷データを処理する際に、補正値に基づいて画像データのレンダリング位置を調整する方法がある。また、画像形成装置103のプリントエンジン210において実行される、図示しない各デバイスの制御タイミングを補正値に基づいて調整する方法がある。
<用紙管理アプリケーションによる給紙段への用紙設定>
本実施例における印刷制御装置102での給紙段への用紙設定処理について、図16(a)に示すフローチャート等を用いて説明する。
なお、この用紙設定処理は、例えば、図12のS1204 およびS1207 において、指定給紙段に対して使用可能用紙データに該当する用紙を割り当てる処理にて実行されるようにして良い。
本フローチャートに係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。
用紙管理アプリケーションによる給紙段への用紙設定の方法としては、不図示の給紙段画面で用紙を選択し、設定変更、調整値の指定をして用紙を設定する方法や、用紙データ編集画面901から設定する給紙段を選択する方法など、複数種類の設定方法がある。しかし、用紙を給紙段に設定するためには、設定する用紙情報と設定する給紙段情報とが必要なことは共通であり、用紙管理アプリケーションの処理は用紙設定方法によらず共通である。
図16(a)において、先ず、S1601で用紙管理アプリケーションは、例えば、図8(a)の使用可能用紙リスト802から選択された用紙に対して図7(a)に示す使用可能用紙リストから用紙データ情報を取得する。
S1602では、用紙管理アプリケーションは、取得した用紙データ情報内の使用給紙段属性と、当該用紙データの設定対象である給紙段をチェックし、両者が一致する場合にはS1603に進み、異なる場合にはS1604に進む。
S1603では、用紙アプリケーションは、設定対象給紙段に当該用紙データを設定し、用紙設定処理を終了する。
一方、S1604では、用紙管理アプリケーションは、S1602では取得した用紙データ情報内の使用給紙段属性と、設定しようとしている給紙段とが異なることを警告する画面を表示する。図16(b)は、そのような警告画面の一例を示す。図16(b)においては、警告画面1601、警告メッセージ1602、OKボタン1603、キャンセルボタン1604がある。
S1605では、OKボタン1703がタッチされたときはS1603に進み、キャンセルボタン1604がタッチされたときは用紙の設定を中止する。なお、OKボタン1703がタッチされたときは、S1603において、警告を認識した上での用紙設定を行うものである。
なお、警告として、警告メッセージを表示する代わりに、またはそれと共に、音声メッセージを発するようにしてもよい。これは以下の実施例においても同様である。
以上のように、本実施例によれば、用紙管理アプリケーションから用紙データを作成する際に、各紙種に対して複数の給紙段を指定可能とし、用紙データ作成時に指定した給紙段を用紙の使用給紙段情報として保持する。さらに、各用紙データ毎の用紙属性の調整値を給紙段毎に設定可能とし、用紙データとして、各用紙データ毎にこれら調整値と対応する給紙段情報を有するようにした。言い換えれば、選択された複数の給紙段の属性と、選択された印刷用紙の用紙データと、これら各組み合わせに対して設定された調整値情報とをそれぞれ関連付けて用紙データベースに設定するようにした。それにより、各紙種に対して、給紙段毎に正しい調整値を適用した用紙データを使用して、給紙段毎に正しい調整値を適用した印刷を行うことができる。
また、本実施例によれば、同一の紙種に対する複数の使用可能な給紙段それぞれについての調整値情報を簡易な操作で一括して設定できるため、設定処理がより効率的に行える。
さらには、本実施例によれば、選択された紙種の用紙データが示す使用可能給紙段属性と、設定しようとする給紙段の属性とが異なる場合に警告が発せられる。したがって、選択された紙種に対して不適切な給紙段の設定による不完全な調整値等に基づく、好ましくない品質の印刷を回避することができる。
実施例1では、用紙データを給紙段に設定する際に、使用給紙段属性と用紙設定対象の給紙段とが異なる場合に警告を表示していたが、その場合でも、設定対象給紙段への用紙データ設定自体はOKボタン1603をタッチすることで可能である。一方、使用給紙段属性と一致しない設定対象給紙段への用紙データ設定を禁止するようにしてもよい。
そのような処理について図17(a)のフローチャート等を用いて説明する。本実施例に係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。
S1701で用紙管理アプリケーションは、S1601と同様に、用紙データ情報を取得する。S1702では、S1602と同様に、取得した用紙データ情報の使用給紙段属性と、用紙データ設定対象である給紙段をチェックし、両者が一致するある場合にはS1703に進み、異なる場合にはS1704に進む。S1703で用紙アプリケーションは、設定対象給紙段に当該用紙データを設定し、用紙設定処理を終了する。
一方、S1704では用紙管理アプリケーションは、使用給紙段属性と設定しようとしている給紙段とが異なっているため、設定できない旨を警告する画面を表示する。図17(b)は、そのような警告画面の一例を示す。図17(b)においては、警告画面1701、警告メッセージ1702、OKボタン1703がある。S1705では、OKボタン1703がタッチされたときは用紙の設定をせずに、用紙設定処理を終了する。
このように、本実施例によれば、使用給紙段属性と一致しない設定対象給紙段への用紙データ設定を禁止する。したがって、選択された紙種に対して不適切な給紙段の設定による不完全な調整値等に基づく、好ましくない品質の印刷を確実に回避することができる。
実施例1では、用紙データ作成設定画面1001で設定されている複数の使用給紙段について、同じ使用可能用紙データを同時に作成したが、用紙によっては特定の給紙段にその用紙を設定できない場合がある。そこで、用紙データを作成する際に、用紙情報の坪量、サイズなどの基本属性と使用給紙段属性に配慮して用紙データの作成設定を行う必要がある。
そのために、用紙データ作成する際に、用紙情報の基本属性から設定できない給紙段を判定し、設定不可な給紙段への用紙データの作成を禁止するようにして良い。それにより、ユーザは、用紙データを作成する際に給紙段の属性に特に配慮することなく用紙データの作成が可能になる。
図18のフローチャートを用いて本実施例の処理を説明する。本実施例に係る印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301よって実行される。
図9の用紙データ編集画面901において用紙情報が設定された後、保存ボタン904がタッチされると(S1800 でYES)、用紙管理アプリケーションはS1801でチェックボックス907の状態を調べる。チェックされているときはS1803に進み、チェックされていない場合にはS1802に進む。
S1802では、用紙管理アプリケーションは用紙データ編集画面901に設定されている用紙情報を使用可用紙データに保存し、用紙データ編集画面901を閉じて使用可能用紙データ作成処理を終了する。
S1803では、用紙管理アプリケーションは、作成している用紙データの用紙が使用給紙段に設定可能かどうかをチェックし、設定可能である場合にはS1804に進み、設定ができない場合にはS1808に進む。
設定可能かどうかを調べる方法としては、使用給紙段属性等から判断する方法の他、用紙データが給紙段に設定可能か否かを画像形成装置103に問い合わせる方法、実際に用紙データを一時的に給紙段に設定し、エラーが返るかどうかを調べる方法等がある。本実施例においては、これらの方法のいずれかを採用して良い。
S1804では、用紙管理アプリケーションは、用紙データ作成設定画面1001を開き、ユーザにより保存ボタン1004がタッチされると、使用可能用紙リストに用紙データを作成する。
S1805では、図11のS1104 と同様に、用紙管理アプリケーションは、用紙データ作成設定画面1001の使用給紙段にチェックがされている給紙段を、メニュー916の使用給紙段属性に設定する。S1806では、S1105 と同様に、用紙管理アプリケーションは、用紙情報の名称(テキストボックス909)に設定されている用紙データの名称に給紙段の名称を付加した名称を新たな名称(テキストボックス909)に設定する。
S1807では、用紙管理アプリケーションは、保存ボタン904がタッチされると、用紙データ編集画面901に設定されている用紙情報を使用可能用紙データとして保存し終了する。
S1808では、用紙管理アプリケーションは、使用給紙段設定領域1003でチェックがされている給紙段のうち、用紙データを作成していないものがあるか否かを調べ、なければ用紙データ編集画面901を閉じて本処理を終了する。未作成のものがある場合にはS1803に戻り、次の給紙段についてS1803 ~S1807の処理を行う。
なお、S1804 の処理は、実施例1の図11に示すフローチャートの場合と同様に、S1801とS1802 の間に行うようにしても良い。また、S1802 の処理においてもS1803 での、作成している用紙データの用紙が使用給紙段に設定可能か否かの判断を行うようにしても良い。
本実施例においても、図12乃至15を用いて説明した処理を、図18における各給紙段に対する用紙データ設定処理において組み込むことができる。具体的には、S1800の前の用紙情報設定処理において、およびS1806 とS1807 の間の処理において実行してよい。それにより、同一の紙種に対する複数の使用可能な給紙段それぞれについての調整値情報を簡易な操作で一括して設定できる。
このように、本実施例によれば、実施例1による図11に示す複数使用給紙段に対する用紙データ作成処理において、作成している用紙データの用紙が使用給紙段に設定可能か否かの判断を加え、設定不可の用紙データの作成を禁止している。したがって、使用給紙段に対する不適切な紙種の設定を回避でき、不完全な調整値等に基づく、好ましくない品質の印刷を確実に回避することができる。
実施例1では、用紙データ作成設定画面1001で設定されている複数の使用給紙段について、同じ使用可能用紙データを同時に作成していたが、これを複数の用紙サイズについても同時に作成するようにしても良い。
これにより、用紙サイズ毎に、複数の使用給紙段についての使用可能用紙データ作成処理を行う必要がなく、一度に、複数の用紙サイズに対して、複数の使用給紙段についての使用可能用紙データ作成処理ができる。
図19に、本実施例における用紙データ作成設定画面1901の一例を示す。用紙データ作成設定画面1001は、図9に示す用紙データ編集画面901において、同時に複数の用紙サイズに対して、複数の給紙段についての用紙データを作成する際に、「設定」ボタン908がタッチされることにより開かれる画面として良い。
用紙データ作成設定画面1901においては、複数の用紙サイズの設定を行う用紙サイズ設定領域1902があり、各用紙サイズに対応するチェックボックスが設けられ、チェックがされている用紙サイズの用紙データを同時に作成する。また、複数の使用給紙段の設定を行う使用給紙段設定領域1903があり、さらに、保存ボタン1904、キャンセルボタン1905がある。使用給紙段設定領域1903には、画像形成装置103の給紙段の構成に合わせて各給紙段のチェックボックスが設けられ、チェックがされている給紙段の使用可能用紙データを同時に作成する。
図19に示す用紙データ作成設定画面1901の場合、用紙サイズとして4種類(A4、A3、SRA3、B4)、使用給紙段として2種類(デッキ1、デッキ2)がチェックされている。したがって、各用紙サイズに対して2種類の給紙段についての使用可能用紙データが同時に作成されるもので、同時に8種類の使用可能用紙データが作成されることになる。
なお、用紙データ作成設定画面1901においてはチェックボックスを使用しているが、チェックボックスだけでなく、プリセットとして用紙データ作成設定領域を用意し、作成したプリセットの設定に基づいて使用可能用紙データを作成するようにしても良い。
本実施例においては、実施例1の図11に示すフローチャートにおいて、S1104 ~S1107 の処理を、選択された各給紙段毎に、選択された全ての用紙に対して実行するようにすれば良い。その場合、実施例1と同様に、図12乃至15を用いて説明した処理を、図11における各給紙段に対する用紙データ設定処理において組み込むことができる。具体的には、S1100の前の用紙情報設定処理において、およびS1105 とS1106 の間の処理において実行してよい。
なお、本実施例における印刷制御装置102上で動作するプログラムは、例えば、図3の外部記憶装置309に格納されており、RAM302に読み出されCPU301によって実行される。
本実施例によれば、同一の紙種に対する複数の使用可能な給紙段それぞれについての調整値情報を簡易な操作で一括して設定できる。それに加えて、同一給紙段に対する複数紙種それぞれについての調整値情報を簡易な操作で一括して設定できるため、設定処理がより一層効率的に行える。
なお、本実施例においては、実施例2または3を適用するようにして良い。
上記実施例では、同一の紙種についての用紙情報、調整値を複数の給紙段に対して同時に設定する場合について説明したが、同一の給紙段に対して異なる紙種についての用紙情報、調整値を同時に設定するようにしても良い。
その場合には、図9の画面901において設定ボタン908をタッチすると、図19に示す様な用紙サイズ設定領域1902を表示させて、複数の紙種を選択させる。さらに、画面901において、同一の給紙段に対して複数の紙種についての用紙データを同時に作成するチェックボックスを設ける。その上で、図11のフローチャートを、同一の給紙段に対して複数の紙種についての用紙データを同時に作成するよう修正すればよい。
なお、上記各実施例では、用紙管理アプリケーションは印刷制御装置102上で動くアプリケーションとして説明したが、それに限定されるものではない。例えば、用紙管理アプリケーションは、クライアントコンピュータ101または画像形成装置103において動作して、同様の作用効果を得るようにしてもよい。
また、本発明を図1に示すように、画像形成装置103と印刷制御装置102とを備えた印刷管理システム100について適用した例を説明した。しかし、本発明はこれに限らず、画像形成装置と印刷制御装置とが一体となった画像形成理システムについても適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 印刷管理システム
101 クライアントコンピュータ
102 印刷制御装置
103 画像形成装置

Claims (8)

  1. 複数のシート収納部のうちのいずれかのシート収納部に対してシート情報を登録するシステムであって、
    シートのシート情報として、前記シートに画像を印刷するために使用される設定値を受け付ける受付手段と、
    前記複数のシート収納部から前記シートが設定されるべきシート収納部を指定する指定手段と、
    前記受付手段によって受け付けた設定値前記指定手段によって指定されたシート収納部の識別情報を含むシート情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数のシート情報からシート情報を画面を介して選択する第1の選択手段と、
    前記複数のシート収納部からシート収納手段を選択する第2の選択手段とを有し、
    前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部が前記第1の選択手段によって選択されたシート情報に含まれる前記識別情報に対応するシート収納部と同じである場合に、前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部に前記第1の選択手段によって選択されたシート情報を登録することを許可し、
    前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部が前記第1の選択手段によって選択されたシート情報に含まれる前記識別情報に対応するシート収納部と同じでない場合に、前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部に前記第1の選択手段によって選択されたシート情報を登録することを制限することを特徴とするシステム。
  2. 前記登録された設定値に従ってシートに画像を印刷するジョブを実行する印刷装置をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記設定値は、転写電圧に関する設定値を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記第2の選択手段によって選択されたシート収納部が前記第1の選択手段によって選択されたシート情報に含まれる前記識別情報に対応するシート収納部と同じでないことに基づいて所定の通知を行う通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記指定手段は、前記シートが設定されるべき2以上のシート収納部を指定可能であり、
    前記記憶手段は、前記受付手段によって受け付けた設定値を含むシート情報と前記指定手段によって指定された2以上のシート収納部の識別情報を記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記登録された設定値に従ってシートに画像を印刷するジョブを実行する印刷装置と通信可能であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 複数のシート収納部のうちのいずれかのシート収納部に対してシート情報を登録するシステムの制御方法であって、
    シートのシート情報として、前記シートに画像を印刷するために使用される設定値を受け付ける受付工程と、
    前記複数のシート収納部から前記シートが設定されるべきシート収納部を指定する指定工程と、
    前記受付工程において受け付けた設定値前記指定工程において指定されたシート収納部の識別情報を含むシート情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶された複数のシート情報からシート情報を画面を介して選択する第1の選択工程と、
    前記複数のシート収納部からシート収納手段を選択する第2の選択工程とを有し、
    前記第2の選択工程において選択されたシート収納部が前記第1の選択工程において選択されたシート情報に含まれる前記識別情報に対応するシート収納部と同じである場合に、前記第2の選択工程において選択されたシート収納部に前記第1の選択工程において選択されたシート情報を登録することを許可し、
    前記第2の選択工程において選択されたシート収納部が前記第1の選択工程において選択されたシート情報に含まれる前記識別情報に対応するシート収納部と同じでない場合に、前記第2の選択工程において選択されたシート収納部に前記第1の選択工程において選択されたシート情報を登録することを制限することを特徴とするシステムの制御方法。
  8. コンピュータに請求項7に記載された制御方法を実行させるためのプログラム。
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