JP2008225025A - 画像形成装置、画像形成システム、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが意図する用紙を容易かつ確実に画像形成に使用できるようにする。
【解決手段】 プリンタ等の画像形成装置において、紙種のうち、ユーザが定義するカスタム紙種については、カスタム紙種の紙種名と、そのカスタム紙種が情報を引用する既定紙種を示す引用紙種情報と、そのカスタム紙種の用紙サイズとを設定しておく。そして、ある給紙トレイについてカスタム紙種が設定された場合、その給紙トレイから給紙する用紙に印刷を行う際の制御パラメータとして、設定されたカスタム紙種が引用する既定紙種の制御パラメータを、その給紙トレイから給紙する用紙のサイズとして、設定されたカスタム紙種と対応する用紙サイズをそれぞれ用いるようにした。
【選択図】 図6

Description

この発明は、複数の紙種(材質は必ずしも紙に限らない)を取扱い可能な画像形成装置、このような画像形成装置と情報処理装置とを備えた画像形成システム、コンピュータに画像形成装置を制御させるためのプログラム、コンピュータを上記の情報処理装置として機能させるためのプログラム、およびこれらのようなプログラムを記憶した記録媒体に関する。
従来から、複数の紙種を取扱い可能とし、例えば、画像を形成する用紙の厚さや材質に応じて定着条件を変えるといった制御を行う画像形成装置が知られている。そして、このような画像形成装置においては、出荷時に予め設定されている紙種の他、ユーザが新たに紙種を登録できるようにすることも提案されている。
このような画像形成装置については、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されている。
特開2002−29120号公報 特開2005−321469号公報
しかしながら、このような従来の画像形成装置において、ユーザが画像形成に使用する用紙を指定する際には、紙種に加えて用紙サイズも指定する必要があった。そして、この点で選択操作が煩わしく、用紙サイズの選択を誤った場合、紙種を正しく選択したとしても、印刷に意図しない用紙が使用されてしまうことがあるという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、ユーザが意図する用紙を容易かつ確実に画像形成に使用できるようにすることを目的とする。
この発明の画像形成装置は、上記の目的を達成するため、画像形成装置において、IDと対応させて、そのIDが示す既定紙種の名称である紙種名とその紙種の内容を示す紙種情報とを記憶する第1の記憶手段と、IDと対応させて、そのIDが示すカスタム紙種の名称である紙種名と、そのカスタム紙種が情報を引用する既定紙種を示す引用紙種情報と、そのカスタム紙種の用紙サイズを示すサイズ情報とを記憶する第2の記憶手段と、上記カスタム紙種のIDと対応する引用紙種情報及びサイズ情報の入力及び設定指示を受け付けるカスタム設定受付手段と、上記入力受付手段が設定指示を受け付けた引用紙種情報及びサイズ情報を、上記第2の記憶手段に登録する紙種登録手段とを設けたものである。
このような画像形成装置において、用紙を給紙する1以上の給紙手段を設け、その各給紙手段について、その給紙手段から給紙する用紙の紙種を示すID又は名称を記憶する第3の記憶手段と、上記各給紙手段について上記紙種のID又は名称の入力及び設定指示を受け付ける用紙設定受付手段と、上記入力受付手段が設定指示を受け付けたID又は名称を、上記第3の記憶手段に登録する用紙登録手段とを設けるとよい。
さらに、上記用紙設定受付手段がある給紙手段について上記カスタム紙種のID又は名称の入力を受け付けた場合に、その給紙手段と対応するサイズ情報として、その入力を受け付けたカスタム紙種のサイズ情報を表示手段に表示させる表示制御手段を設けるとよい。
さらに、ある給紙手段について上記カスタム紙種のID又は名称が入力された場合、その給紙手段についてのサイズ情報は、その入力を受け付けたカスタム紙種のサイズ情報から変更できないようにするとよい。
さらに、上記各給紙手段について、その給紙手段から給紙可能な用紙のサイズを示す対応サイズ情報を記憶する対応サイズ記憶手段を設け、上記用紙設定受付手段に、ある給紙手段について上記カスタム紙種のID又は名称の入力を受け付けた場合、その入力を受け付けたカスタム紙種のサイズ情報と上記ある給紙手段についての対応サイズ情報とを比較して、そのカスタム紙種のサイズの用紙をその給紙手段から給紙可能か否か判断し、可能でないと判断した場合には、上記入力を受け付けたカスタム紙種は設定できない旨のエラー通知を行う手段を設けるとよい。
あるいは、上記各給紙手段について、その給紙手段から給紙可能な用紙のサイズを示す対応サイズ情報を記憶する対応サイズ記憶手段を設け、上記用紙設定受付手段に、上記給紙手段のいずれかが選択された場合に、その給紙手段について設定可能な紙種のリストを上記表示手段に表示させるリスト表示手段を設け、そのリスト表示手段に、上記各カスタム紙種のサイズ情報と上記ある給紙手段についての対応サイズ情報とを比較して、各カスタム紙種のサイズの用紙をその給紙種段から給紙可能か否か判断し、可能でないと判断したカスタム紙種を上記リストから除外する手段を設けるとよい。
また、上記の各画像形成装置において、外部装置から自身に登録されている紙種を示す情報の送信を要求された場合に、上記外部装置に、上記第2の記憶手段に記憶している各カスタム紙種の紙種名及びサイズ情報を送信する送信手段を設けるとよい。
また、この発明の画像形成システムは、上記のいずれかの画像形成装置と、上記外部装置である情報処理装置とを備える画像形成システムにおいて、上記情報処理装置に、上記画像形成装置に対してその画像形成装置に登録されている紙種を示す情報の送信を要求する手段と、上記画像形成装置から受信した紙種名の情報を表示手段に表示させ、その紙種名を選択肢に含めて画像形成に使用させる紙種の選択を受け付ける紙種選択受付手段と、その紙種選択受付手段において上記画像形成装置から受信した紙種名が示す紙種が選択されている場合には、上記画像形成装置に対して画像形成の実行を指示する画像形成コマンドを送信する際に、紙種を指定する情報としてその紙種名を送信する手段とを設け、上記画像形成装置に、上記情報処理装置から紙種を指定する情報として上記紙種名を受信した場合、その紙種名を対応するIDに変換し、そのID及び、そのIDと対応する引用紙種情報及びサイズ情報に基づいてその画像形成装置における画像形成の制御を行う制御手段を設けたものである。
このような画像形成システムにおいて、上記情報処理装置に、上記紙種選択受付手段に、上記画像形成装置から受信した紙種名が示す紙種が選択された場合に、その紙種と対応する用紙サイズを表示手段に表示させる表示制御手段を設けるとよい。
さらに、上記情報処理装置において、上記紙種選択受付手段を、上記画像形成装置における画像形成に使用させる用紙サイズの選択も受け付ける手段とし、その紙種選択受付手段において、上記画像形成装置から受信した紙種名が示す紙種が選択された場合に、用紙サイズを、その紙種と対応する用紙サイズに固定して変更できないようにするとよい。
また、この発明のプログラムは、画像形成装置を制御するコンピュータに実行させてその画像形成装置を制御させることにより、その画像形成装置を上記のいずれかの画像形成装置として機能させるためのプログラムである。
また、この発明の別のプログラムは、コンピュータを、上記のいずれかの画像形成システムを構成する情報処理装置として機能させるためのプログラムである。
また、この発明の記録媒体は、これらのいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
以上のようなこの発明の画像形成装置または画像形成システムによれば、ユーザが意図する用紙を容易かつ確実に画像形成に使用できるようにすることができる。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータを画像形成装置又は情報処理装置として機能させ、上記の効果を得ることができる。
この発明の記録媒体によれば、上記のプログラムを記憶していないコンピュータにそのプログラムを読み出させて実行させ、上記の効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明の画像処理システムの実施形態であるプリントシステムの構成を示す。
この図に示すように、このプリントシステム1は、PC10a〜10e(以下、総称として符号「10」を用いる)と、プリンタ20とを、LAN(ローカルエリアネットワーク)40によって接続して構成している。
そして、プリントシステム1において、PC(パーソナルコンピュータ)10は、この発明の情報処理装置の実施形態であり、CPUにプリンタドライバプログラムを実行させることにより、ユーザからの印刷指示を受け付けると共にその指示に従った印刷コマンドをプリンタ20に送信する。また、プリンタ20は、この発明の画像形成装置の実施形態であり、PC10から受信した印刷コマンドに従った印刷を行う。
また、PC10は、ハードウェアとしては、CPU,ROM,RAM,HDD(ハードディスクドライブ)等を備えた公知のコンピュータでよい。
次に、図2に、図1に示したプリンタ20のハードウェア構成を示す。
この図に示すように、プリンタ20は、操作パネル21,プリンタエンジン22,プリンタコントローラ30を備えている。
このうち、操作パネル21は、液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)等による表示部と、種々のキーやボタン及びLCDに積層したタッチパネル等による操作部とを備える。そして、表示部には、プリンタ20の動作状態、設定内容、メッセージ、操作受付のためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)等を表示し、操作部では、プリンタ20に対するユーザの動作指示、設定指示等の操作を受け付ける。
プリンタエンジン22は、プリンタコントローラ20から伝送されるビデオ信号および制御信号に従い、電子写真方式で用紙に画像を形成する画像形成手段である。また、プリンタエンジン22は、給紙手段として複数の給紙トレイ(手差しのものでもよい)を備え、画像を形成する用紙をそこから給紙する。また、画像を形成する対象は、紙でなくても、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)シート等の任意のシートでよい。
プリンタコントローラ30は、プリンタ20の動作を制御する制御手段であり、PC10等の外部のホスト装置からプリントコマンドを受信した場合に、その時点でプリンタ20においてなされている各種の設定及び印刷コマンドで指定された内容に従って、プリントを指示された印刷データをビデオデータに変換し、プリンタエンジン22に出力して印刷を行わせる機能を有する。また、プリンタ20における設定の変更指示を受け付け、その指示に従って設定を変更する機能を有する。
具体的には、プリンタコントローラ30は、CPU31,ホストI/F(インタフェース)32,プログラムROM33,フォントROM34,パネルI/F35,RAM36,NVRAM37,エンジンI/F38を備え、これらをシステムバス39によって接続している。
そして、このうちCPU31は、プログラムROM33やNVRAM37に記録された種々のプログラムを実行することにより、プリンタ20の制御に関する種々の機能を実現する制御手段である。
ホストI/F32は、ホスト装置からプリンタ20への制御信号およびデータ、及びプリンタ20からホスト装置へのステータス信号のインターフェースである。例えば、プリンタ20をLAN40に接続し、イーサネット(登録商標)方式の通信を行うためのネットワークインタフェースとすることができる。
プログラムROM33は、プリンタコントローラ30内でのデータの処理及び管理や、周辺モジュールの制御等を行うためのプログラムを記憶する記憶手段である。
フォントROM34は、印刷に使用する様々なフォントのデータを記憶する記憶手段である。これらのプログラムROM33やフォントROM34を不揮発性メモリで構成し、プログラムやフォントデータをアップデートできるようにしてもよい。
パネルI/F35は、プリンタコントローラ30と操作パネル21とを接続するためのインタフェースである。
RAM36は、CPU31が種々の処理を実行する際に使用するワークメモリ、ホスト装置から受信した印刷データをページ単位で管理して一時記憶するバッファ、およびそのバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換して得たビデオデータを記憶するビットマップメモリ等として用いる記憶手段である。
NVRAM37は、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等の種々のデータを記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。後述する各種テーブルは、このNVRAM37に記憶させるとよい。
エンジンI/F38は、プリンタコントローラ30とプリンタエンジン22とを接続し、プリンタコントローラ30からプリンタエンジン22への制御信号やビデオ信号の伝送や、プリンタエンジン22からプリンタコントローラ30へのステータス信号の伝送を行うためのインタフェースである。
以上のようなプリンタ20において、ホスト装置からの印刷コマンドに応じて印刷を行う場合、ホストI/F32を通してホスト装置から印刷コマンドと共に送られてきた印刷データを、CPU31がプログラムROM33上のデータ解析プログラムにしたがって解析し、印字データおよび印字制御データ(SP, CR, LF, HT, VT, …等)とその他に分ける。
そして、印字データおよび印字制御データはRAM36上の受信バッファに一旦記憶する。その一旦記憶したデータは、CPU31がプログラムROM33上の制御プログラムを実行することにより一つずつ取り出して、その処理を行う。例えば、取り出したデータが文字コードであれば、印字位置、印字サイズ、文字コード、フォント情報等を備えた中間コードを作成し、RAM36上に設けられた中間バッファに収納する。
制御コードや、エスケープシーケンス等のコマンドであった場合、それらに予め定義された処理を行う。それは、例えば、印字位置の指定であったら、次に来た文字コードの位置を指定された位置にするとか、フォントの変更であった場合は、次に来た文字コードのフォント情報を指定されたフォントにするといった処理を行う。
こうして、ホスト装置からのプリント命令の処理を行うか、または処理を行ったデータが1ページ分を超えたら、CPU11は次に、中間バッファに貯えた中間コードを制御プログラムにしたがってビデオデータに変換する処理を行う。変換が終了したら、CPU31はエンジンI/F38を通してプリンタエンジン22にプリントスタートの命令を出し、それに同期してビデオデータを転送する。プリンタ22は、転送されてきたビデオデータに従って用紙に画像を印刷する。
以上のような一連の流れで、プリンタ20は、プリンタエンジン22によりホスト装置から受信する印刷データに基づく印刷を行うことができる。
次に、図3に、プリンタ20が備える制御機能の構成を示す。
図3に示すように、プリンタ20は、種々の制御機能を有する制御部50を有する。なお、その制御機能は、CPU21が所要の制御プログラムを実行することにより実現されるものである。
そして、制御部50のうち、通信制御部51は、ホストI/F32を通じたPC10等の外部機器との通信を制御する機能を有する。この通信には、外部機器から印刷コマンドやプリンタ20に対する設定指示等を受信したり、外部機器に後述するカスタム紙種のデータやプリンタ20に対する設定指示を受け付けるためのGUI画面のデータ等を送信する動作を含む。
UI(ユーザインタフェース)制御部52は、操作パネル21の動作を制御し、プリンタ20の動作状態や設定内容、ユーザへのメッセージ等の表示を行わせたり、ユーザからの操作を受け付けたりする機能を有する。
機器情報管理部53は、後述するカスタム紙種の情報を始め、プリンタ20に設定され、動作に使用される種々の情報を管理する機能を有する。
ジョブ管理部54は、外部機器から受信した印刷コマンドに係るジョブの実行順を管理する機能を有する。
印刷制御部55は、プリンタエンジン22の動作を制御して印刷コマンドに従った印刷を実行させる機能を有する。
次に、図4に、PC10が備える制御機能の構成を示す。なお、この図には、プリンタ20に印刷コマンドを送信する機能に関連する部分の構成を示したが、PC10は、OS(オペレーティングシステム)及び、ブラウザ等の標準的なアプリケーションにより提供される機能についての図示は省略している。
PC10においては、CPUがプリンタ20を制御するためのプリンタドライバプログラムを実行することにより、図4にプリンタドライバ11として示す機能を実現する。そして、この機能には、通信制御部12,表示制御部13,操作受付部14,印刷データ作成部15の機能を含む。また、これらの各部の機能は、PC10に備える各種ハードウェアやそれを制御するためのドライバプログラムも適宜利用して実現されるものである。
そして、通信制御部12は、プリンタ20との間でデータを送受信する機能を有する。通信制御部12がプリンタ20に送信するデータとしては、上記の印刷コマンドや、プリンタ20においてなされている設定の内容の送信を要求するコマンドを始め、種々のコマンドが考えられる。また、プリンタ20から受信するデータとしては、これらのコマンドに対する応答として受信する、印刷実行結果やプリンタ20における設定内容等が考えられる。
表示制御部13は、ユーザからプリンタ20に実行させる印刷の内容に関する指示を受け付けるためのGUIをディスプレイ16に表示させる機能を有する。また、このGUIの内容、例えば受け付ける設定の項目やその選択肢は、プリンタ20から受信した情報に応じて定めることもできる。後述のカスタム紙種の表示に使用するテキストのデータを、印刷コマンドに記載させるために印刷データ作成部15に渡すこともできる。
操作受付部14は、表示制御部13が表示させたGUIに対してマウスやキーボード等からなる操作部17によりなされた操作を受け付ける機能を有する。また、その操作内容に応じてGUIの表示内容を変更させたり、印刷データ作成部15に印刷データの作成を指示したりすることもできる。
印刷データ作成部15は、ユーザが印刷実行を指示した場合に、プリンタ20に印刷させる画像の内容や、その印刷の際にプリンタ20に行わせる設定の内容を示す印刷コマンドを生成し、通信制御部12によりプリンタ20に送信させる機能を有する。なお、プリンタ20に印刷に使用させる用紙の種類やサイズを指定するデータも、印刷コマンドに記載することができる。
以上のようなプリントシステム1において、特徴的な部分は、プリンタ20が印刷に使用する用紙の種類及びサイズを示す情報の取扱い方、より具体的には、ユーザが定義するカスタム紙種及びその用紙サイズを示す情報の取扱い方である。そこで、以下、この点を中心に、PC10及びプリンタ20の動作について説明する。
プリンタ20においては、印刷に使用する用紙の種類の定義として、装置にデフォルトで設定しておく既定紙種(標準の紙種)と、ユーザが独自に設定するカスタム紙種(ユーザ定義紙種)とを使用できるようにしている。
そして、紙種毎に、その紙種に適した印刷制御パラメータを用意しておき、印刷時に、使用する紙種に適した印刷制御パラメータを用いてプリンタエンジン22の動作を制御することにより、使用する紙種によらず適切な印刷を行うことができるようにしている。
まず、図5に、既定紙種の情報を登録する既定紙種管理テーブルの例を示す。
この図に示す通り、既定紙種管理テーブルには、紙種ID,紙種名および印刷制御パラメータの情報を登録している。
このうち紙種IDは、紙種を管理するためのIDで、既定紙種とカスタム紙種とで、共通のデータ形式で付すものである。そして、プリンタ20においては、基本的には全て紙種IDにより紙種を把握するようにしている。
紙種名は、紙種の名称であり、ユーザが紙種を選択する際に紙種の内容をわかりやすくするためにつけるものである。そして、紙種のデータは、ユーザからの紙種の選択を受け付けるためのメニューの表示等に使用する。
印刷制御パラメータは、紙種IDが示す既定紙種の用紙に印刷を行う際にエンジン部29の制御に使用する定着温度や紙搬送速度等の印刷制御パラメータである。
なお、紙種毎に必ずしも印刷制御パラメータの値が異なる必要はない。例えば、「レターヘッド」として、ロゴや住所等が予め印刷された用紙を示す紙種を用意したとして、この用紙が、材質や厚さは「普通紙」と同じで、ロゴや住所等が予め印刷されているか否かという点のみで普通紙と異なる、という場合もあり得る。このような場合には、「レターヘッド」と「普通紙」とで、印刷制御パラメータが共通していてよい。もちろん、「レターヘッド」が、レター作成用で普通紙と異なる材質の用紙を示す場合もある。
プリンタ20において、以上のような既定紙種管理テーブルは、印刷制御部55がアクセスできる状態で第1の記憶手段として機能するNVRAM37に設け、電源がOFFされても内容を保存できるようにしている。また、既定紙種管理テーブルにおいて、紙種ID及び紙種名は基本的に固定とする一方、印刷制御パラメータについては、装置の経年劣化や部品交換等に応じて値を更新できるようにするとよい。
次に、図6に、カスタム紙種の情報を登録するカスタム紙種管理テーブルの例を示す。
この図に示すとおり、カスタム紙種管理テーブルには、紙種ID,紙種名,引用紙種,用紙サイズの情報を登録している。
このうち紙種IDは、上記の通り、既定紙種とカスタム紙種とで共通のデータ形式を持つ、紙種を管理するためのIDである。なお、紙種IDの番号範囲によって既定紙種とカスタム紙種を区別できるよう、これらの間で割り当てる番号を区分しておくとよい。ここでは、200番未満を既定紙種のID,200番台をカスタム紙種のIDとしている。
紙種名は、紙種IDが示す紙種の名称を示す情報である。この名称は、ユーザが設定するものであり、また、カスタム紙種管理テーブルに文字列として登録し、PC10やプリンタ20において、GUIに紙種がそのカスタム紙種である旨の表示を行うために使用することができるようにするとよい。
引用紙種は、カスタム紙種が印刷制御パラメータの情報を引用する引用先の既定紙種を示す情報であり、既定紙種の紙種名又はIDで引用先を示す。
用紙サイズは、カスタム紙種の用紙サイズを示す。
図6の例では、例えば紙種IDが201のカスタム紙種は、名称が「請求書1」で、この用紙に印刷を行う場合、規定紙種の「普通紙」と対応する印刷制御パラメータを用いてプリンタエンジン22を駆動し、この用紙はサイズがA5である、ということになる。
従って、プリンタ20におけるカスタム紙種は、既定紙種として登録されている紙種の特定のサイズの用紙に別の名前を付けることができるようにしたものであると言える。
このようなカスタム紙種の用途としては、例えばトレイにフォーマットの決まった用紙を入れる場合に、その用紙の紙種として「請求書」や「納品書」といったフォーマットの名称を表示させ、トレイを開けなくても用紙のフォーマットを把握できるようにしたり、フォーマットの指定によりそのフォーマットの用紙が入ったトレイを自動選択できるようにしたりすることが考えられる。また、「請求書」や「納品書」といったフォーマットは通常はサイズが決まっていると考えられるから、紙種に特定のサイズを対応付けておくことにより、誤ったサイズを指定して、用紙と画像のサイズが合わなくなるような事態を防止できる。
なお、カスタム紙種の初期値については、紙種名:ユーザ定義1,引用紙種:普通紙,用紙サイズ:A4、のように予め何らかの値を設定しておくことも考えられるが、ここではID204のようにNULLを初期値としている。
プリンタ20において、以上のような既定紙種管理テーブルは、機器情報管理部53がアクセスできる状態で第2の記憶手段として機能するNVRAM37に設け、電源がOFFされても内容を保存できるようにしている。
次に、図7に、カスタム紙種の設定を行うためのGUIであるカスタム紙種設定画面の表示例を示す。図8,図9は、それぞれ図7で示すカスタム紙種設定画面中で引用紙種及び用紙サイズを設定するためのプルダウンメニューの例を示す図である。
プリンタ20に対してカスタム紙種の設定を行う場合、ユーザは、プリンタ20の操作パネル21に、図7に示すようなカスタム紙種設定画面100を表示させて設定操作を行うことができる。
この画面は、ID毎にそのIDのカスタム紙種について現在の設定内容を表示すると共にその変更指示を受け付ける画面であり、ID表示部111に、画面中の各欄がどの紙種IDのカスタム紙種の内容を編集するための欄であるかを表示する。図に示した「カスタム紙種1設定」は、紙種IDが201のカスタム紙種に関する編集を行うための画面であることを示す表示であり、紙種IDが20iの場合、「カスタム紙種i設定」となる。
また、紙種名表示部112は、対応するカスタム紙種について設定されている紙種名を表示する表示部である。その内容は、図示しないソフトウェアキーボードを操作して編集することができる。
引用紙種名表示部113は、対応するカスタム紙種について設定されている引用紙種を表示する表示部である。その内容は、右端の下向き三角のボタンを押下し、図8に示すようなプルダウンメニュー112aで既定紙種の一覧を表示させ、その中から所望の紙種を選択することにより、変更することができる。
用紙サイズ表示部114は、対応するカスタム紙種について設定されている用紙サイズを表示する表示部である。その内容は、設定可能なサイズの一覧を表示する図9に示すプルダウンメニュー113aにより、引用紙種名表示部113の場合と同様に変更することができる。
これらの他、カスタム紙種を削除して未設定の状態に戻すボタンを設けてもよい。
次に、図10に、プリンタ20が実行する、カスタム紙種設定画面100の表示処理のフローチャートを示す。
プリンタ20のCPU31は、カスタム紙種設定画面100を表示する指示を受けた場合に、図10のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まずステップS21で、カスタム紙種設定画面100の枠を表示する。ID表示部111については、ここでは表示を「ユーザ定義紙種i」で固定としているので、枠と共に表示する。そして、ステップS22で、レジスタnにカスタム紙種の紙種IDの最小値である「201」を設定する。
次のステップS23で、ID=nのカスタム紙種は既に内容が設定されているものか否かを判断し、されていれば、ステップS24以下の、カスタム紙種の内容を配置する処理に進む。
この部分の処理では、まずステップS24で、図6に示したカスタム紙種管理テーブルからID=nの紙種についての紙種名のデータを取得し、ステップS25で、その取得した紙種名を、ID=nの紙種に関する紙種名表示部112に表示する。
また、ステップS26で、カスタム紙種管理テーブルからID=nの紙種についての引用紙種のデータを取得し、ステップS27で、その取得したデータに基づき、引用紙種の紙種名を、ID=nの紙種に関する引用紙種名表示部113に表示する。
また、ステップS28で、カスタム紙種管理テーブルからID=nの紙種についての用紙サイズのデータを取得し、ステップS29で、その取得した用紙サイズを、ID=nの紙種に関する用紙サイズ表示部114に表示する。
その後、ステップS30でnがカスタム紙種IDの最大値(例えば「210」)であるか否か、すなわち全てのカスタム紙種について表示が終わったか否かを判断し、NOであれば、ステップS31でnを1増加させ、ステップS23に戻って処理を繰り返す。YESであれば、処理を終了する。
また、ステップS23でNOの場合、ID=nのカスタム紙種のデータがないことがわかるため、ステップS32〜S34で、ID=nの紙種に関する紙種名表示部112,引用紙種表示部113,用紙サイズ表示部114に、このことを示す「未設定」を表示し、ステップS30に進んで以降の処理を行う。
以上の処理により、プリンタ20は図7に示したようなカスタム紙種設定画面100を表示することができる。
また、カスタム紙種設定画面100において、カスタム紙種の紙種名、引用紙種又は用紙サイズが変更指示がなされた場合、CPU31は、その指示に応じて画面の表示を変更後の内容に更新すると共に、カスタム紙種管理テーブルの内容を更新する。ユーザが所望の変更指示を全て行った後、OKボタンの押下等により変更確定の指示を行った時点で、カスタム紙種管理テーブルの内容を更新するようにしてもよい。
これらのカスタム紙種設定画面100の表示及びカスタム紙種管理テーブルの更新に関する処理において、CPU31がカスタム設定受付手段及び紙種登録手段として機能する。
また、以上のようなカスタム紙種を始め、プリンタ20における各種の設定の変更は、PC10等の外部のクライアント装置からウェブブラウザや専用のクライアントアプリケーション等を用いてプリンタ20にアクセスして行うこともできる。
図11に、この場合のPC10及びプリンタ20の動作シーケンスを示す。
この動作シーケンスにおいて、PC10は、ユーザからカスタム紙種設定画面100のようなGUI画面の表示指示を受け付けると、プリンタ20に対し、カスタム紙種設定画面表示要求を送信する(S11)。そして、プリンタ20は、この要求を受けると、現在の設定状況を反映させたGUI画面のデータを作成し、PC10に送信する(S12)。
そして、PC10はこの受け取ったデータに基づいてウェブブラウザの画面にGUI画面を表示させ、ユーザからの設定変更内容の入力を受け付ける(S13)。そして、設定変更実行の指示があると、変更後の内容をプリンタ20に保存させるべく、設定変更要求を送信する(S14)。
プリンタ20は、この要求を受信すると、カスタム紙種管理テーブル等に記憶している設定内容をPC10から指示された内容に変更して設定変更を実行し(S15)、設定変更後の内容を表示させるためのGUI画面データをPC10に送信する。
以上の手順によっても、プリンタ20はユーザの指示に従ってカスタム紙種の内容を設定することができる。この際、プリンタ20は、概ね図10に示したものと同様な処理により、PC20に表示させるGUI画面のデータを生成することができる。また、この場合でも、CPU31がGUI画面のデータによりPC10側の表示を制御し、また、最終的にカスタム紙種の内容変更の指示を受け付けるため、CPU31がカスタム設定受付手段及び紙種登録手段として機能する。
次に、給紙トレイに関する設定について説明する。
プリンタ20においては、給紙トレイ毎に、その給紙トレイから給紙する用紙の紙種及びサイズを設定できるようにしている。
図12に、この設定を管理するためのトレイ管理テーブルの例を示す。
この図に示す通り、トレイ管理テーブルには、トレイID,紙種ID,設定用紙サイズ及び対応用紙サイズの情報を登録している。
このうちトレイIDは、給紙トレイを管理するためのIDである。
紙種IDは、トレイIDが示す給紙トレイから給紙する用紙の紙種を示す紙種IDであり、既定紙種であってもカスタム紙種であっても、同じようにIDを設定できる。そして、給紙トレイから給紙した用紙に印刷を行う際には、このトレイIDが示す紙種(カスタム紙種の場合には、そのカスタム紙種が引用する引用紙種)と対応する印刷制御パラメータに従った条件で印刷を行う。
設定用紙サイズは、トレイIDが示す給紙トレイから給紙する用紙のサイズを示す情報である。紙種が既定紙種の場合には、用紙サイズを紙種と独立して設定可能だが、カスタム紙種の場合には、設定した紙種と対応する用紙サイズを用いるため、トレイ管理テーブルに設定用紙サイズを登録しておく必要はない。ここでは、「定義なし」により、このことを示している。ただし、カスタム紙種が設定された場合に、カスタム紙種管理テーブルから用紙サイズをコピーしてトレイ管理テーブルに登録するようにすることも妨げられない。
対応用紙サイズは、給紙トレイから給紙可能な用紙サイズの範囲を示す。この値は、基本的には用紙載置部や給紙機構のサイズや性能の制限により定められるものであり、給紙トレイの取り付け時に適切な値を設定しておくことが好ましい。また、設定用紙サイズとして設定できるのは、対応用紙サイズの範囲内のサイズのみであり、これは、カスタム紙種と対応する用紙サイズの場合にも同様である。すなわち、あるカスタム紙種の用紙サイズがある給紙トレイの対応用紙サイズの範囲内にない場合には、その給紙トレイにそのカスタム紙種を設定できないようにしている。
プリンタ20において、以上のようなトレイ管理テーブルは、機器情報管理部53及び印刷制御部55がアクセスできる状態で第3の記憶手段として機能するNVRAM37に設け、電源がOFFされても内容を保存できるようにしている。
次に、図13に、給紙トレイから給紙する用紙に関する設定を行うためのGUIであるトレイ設定画面の表示例を示す。図14,図15は、それぞれ図13に示すトレイ設定画面中で用紙種類及び用紙サイズを設定するためのプルダウンメニューの例を示す図である。
プリンタ20に対して給紙トレイから給紙する用紙に関する設定を行う場合、ユーザは、プリンタ20の操作パネル21に、図13に示すようなトレイ設定画面200を表示させて設定操作を行うことができる。
この画面は、ID毎にそのIDの給紙トレイについて設定内容を表示すると共にその変更指示を受け付ける画面であり、ID表示部211に、画面中の各欄がどのトレイIDの給紙トレイに関する内容を編集するための欄であるかを表示する。図に示した「トレイ1」は、トレイIDが1の給紙トレイに関する編集を行うための画面であることを示す表示であり、トレイIDがjの場合、「トレイj」となる。
また、用紙種類表示部212は、対応する給紙トレイから給紙する用紙の種類として設定されている紙種の紙種名を表示する表示部である。その内容は、右端の下向き三角のボタンを押下し、図14に示すようなプルダウンメニュー212aで既定紙種とカスタム紙種の双方を含む紙種の一覧を表示させ、その中から所望の紙種を選択することにより、変更することができる。このとき、カスタム紙種については、用紙サイズの制限により設定できないものをメニューに表示しないようにしたり、このようなものが選択された場合に、ユーザに対し、設定できない旨のエラー通知を行うようにしたりしてもよい。
用紙サイズ表示部213は、対応する給紙トレイについて設定されている設定用紙サイズを表示する表示部である。その内容は、設定可能なサイズの一覧を表示する図15に示すプルダウンメニュー213aにより、用紙種類表示部212の場合と同様に変更することができる。このとき、プルダウンメニュー212aの場合と同様、用紙サイズの制限により設定できないものをメニューに表示しないようにしたり、このようなものが選択された場合に、ユーザに対し、設定できない旨のエラー通知を行うようにしたりしてもよい。
なお、図16に、用紙種類としてトレイ1にカスタム紙種である「請求書1」が設定された場合のトレイ設定画面200の表示例を示すが、この場合、用紙サイズ表示部213の表示を設定されたカスタム紙種と対応する用紙サイズに固定すると共に、その表示をグレーダウンし(図では網掛けによりこのことを示した)、用紙サイズの値が変更できないことを示している。
次に、図17に、プリンタ20が実行する、トレイ設定画面200の表示処理のフローチャートを示す。
プリンタ20のCPU31は、トレイ設定画面200を表示する指示を受けた場合、図17のフローチャートに示す処理を実行する。
そして、この処理においてはまず、ステップS41で、トレイ設定画面200の枠を表示する。ID表示部211については、ここでは表示を「トレイi」で固定としているので、枠と共に表示する。そして、ステップS42で、レジスタnにトレイIDの最小値である1を設定する。
次のステップS43で、図12に示したトレイ管理テーブルからID=nの給紙トレイに設定されている用紙種類を示す紙種IDを取得する(このIDの値をxとする)。そして、ステップS44で、取得した紙種IDがカスタム紙種のものか否か判断する。ここでは、既定紙種とカスタム紙種とで、紙種IDの番号範囲を区別しているため、これに基づいてステップS44の判断を行うことができる。
そして、NOであれば、トレイID=nの給紙トレイには既定紙種が設定されていることがわかるため、ステップS45に進み、既定紙種管理テーブルから紙種ID=xの紙種の紙種名を取得し、ステップS46でその取得した紙種名をID=nの給紙トレイに関する用紙種類表示部212に表示する。
また、ステップS47で、トレイ管理テーブルからID=nの給紙トレイの設定用紙サイズを取得し、ステップS48でその取得した用紙サイズをID=nの給紙トレイに関する用紙サイズ表示部213に表示する。
その後、ステップS49でnがトレイIDの最大値であるか否か、すなわち全ての給紙トレイについて表示が終わったか否かを判断し、NOであれば、ステップS50でnを1増加させ、ステップS43に戻って処理を繰り返す。YESであれば、処理を終了する。
また、ステップS44でYESの場合、トレイID=nの給紙トレイにはカスタム紙種が設定されていることがわかるため、ステップS51に進み、カスタム紙種管理テーブルから紙種ID=xの紙種の紙種名を取得し、ステップS52でその取得した紙種名をID=nの給紙トレイに関する用紙種類表示部212に表示する。
カスタム紙種の場合、用紙サイズについては、紙種と対応して設定されている値を用いるため、ステップS53で、カスタム紙種管理テーブルからID=xの紙種の用紙サイズを取得し、ステップS54でその取得した用紙サイズをID=nの給紙トレイに関する用紙サイズ表示部213に表示する。さらに、カスタム紙種が設定されている給紙トレイについては、用紙サイズは紙種と対応して設定されている値に固定するので、ステップS55で、ID=nの給紙トレイに関する用紙サイズ表示部をグレーダウンして変更不可状態とする。その後、ステップS49に進んで以降の処理を行う。
以上の処理により、プリンタ20は図13に示したようなトレイ設定画面200を表示することができる。また、ユーザ定義紙種を設定した場合でも、給紙トレイにその紙種と対応して設定される用紙サイズを確認することができる。さらに、ユーザ定義紙種を選択した場合、用紙サイズ表示部をグレーダウンするので、用紙サイズが固定であることを容易に認識できる。
また、トレイ設定画面200において、各給紙トレイについて用紙種類又は用紙サイズの変更指示がなされた場合、CPU31は、その指示に応じて画面の表示及びカスタム紙種管理テーブルの内容を更新する。
図18に、このうち用紙種類の変更に関する処理のフローチャートを示す。
図13に示したトレイ設定画面200において、用紙種類表示部212の右端の下向き三角のボタンが押下されると、プリンタ20のCPU31は図18のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まずステップS61で、標準紙種管理テーブル及びカスタム紙種管理テーブルを検索して紙種名のリストを作成し、そのリストを図14に示したようなプルダウンメニュー212aに表示する。内容がNULLのカスタム紙種については、このリストに含めなくてよい。そして、ステップS62で、ユーザが給紙トレイに設定する紙種をそのリストから選択する操作を行うのを待つ。
この操作があると、ステップS63でプルダウンメニューを消去し、ステップS64で、選択された紙種がカスタム紙種であるか否か判断する。この判断は、図17のステップS44の場合と同様、紙種IDの番号範囲により行うことができる。
ステップS64でNOであれば、既定紙種の設定が指示されたことがわかるため、用紙種類の設定に用紙サイズを考慮する必要はないから、ステップS65で、選択された紙種の紙種名を紙種選択中の給紙トレイに関する用紙種類表示部212に表示し、ステップS66で、紙種選択中の給紙トレイに関する用紙サイズ表示部213がグレーダウンされていればそれを解除して処理を終了する。
一方、ステップS64でYESであれば、カスタム紙種の設定が指示されたことがわかるため、ステップS67に進み、カスタム紙種管理テーブルから選択された紙種と対応する用紙サイズを取得する。また、ステップS68で、トレイ管理テーブルから、紙種選択中の給紙トレイに関する対応用紙サイズの情報を取得する。
そして、ステップS69でこれらを比較して、選択された紙種の用紙が紙種選択中の給紙トレイから給紙可能なサイズであるか否か判断する。
ここで給紙可能であれば、選択されたカスタム紙種を設定してよいため、ステップS70に進み、ステップS62で選択された紙種の紙種名を、紙種選択中の給紙トレイに関する用紙種類表示部212に表示する。また、ステップS71では、設定するカスタム紙種のサイズをユーザが認識できるよう、ステップS67で取得したカスタム紙種の用紙サイズを紙種選択中の給紙トレイに関する用紙サイズ表示部213に表示する。そして、ステップS72でその用紙サイズ表示部213をグレーダウンすると共に変更不可状態にして、処理を終了する。
また、ステップS69でNOであれば、ステップS62で選択されたカスタム紙種は、用紙サイズが合わないため紙種選択中の給紙トレイには設定できないので、ステップS73で、エラー表示を行ってユーザにその旨を通知し、処理を終了する。通知は、音、光、振動、電子メールの送信等、任意の手法で行ってよい。
以上の処理により、プリンタ20は、トレイ設定画面200における操作に基づいて、規定紙種とカスタム紙種のどちらの紙種でも、適切に設定することができる。
また、以上の処理において、選択されたカスタム紙種のサイズの用紙が、設定しようとする給紙トレイから給紙できない場合に、カスタム紙種の設定を行わないようにしているため、実際には給紙できない紙種を誤って設定してしまうことを防止できる。
以上のトレイ設定画面200の表示及びトレイ管理テーブルの更新に関する処理において、CPU31が用紙設定受付手段及び用紙登録手段として機能する。
なお、トレイ管理テーブルの更新は、紙種の選択がなされる度に行っても、変更確定の指示がなされた時点で行ってもよい。また、紙種が既定紙種からカスタム紙種に変更された場合、トレイ管理テーブルにおいて設定用紙サイズを「定義なし」に変更することが好ましいし、逆にカスタム紙種から既定紙種に変更された場合、設定用紙サイズとして何らかの値、例えば「A4」のような特定の値や、変更時点で用紙サイズ表示部213に表示されていた値、を設定する必要がある。
また、図18のステップS69及びS73の処理に代えて、ステップS61でリストを作成する時点で、各カスタム紙種の用紙サイズと、設定しようとする給紙トレイの対応用紙サイズとを比較し、給紙できない紙種については、リストから除外するようにしても、同様な効果を得ることができる。
また、以上のような用紙の設定も、上述のカスタム紙種の設定と同様、外部のクライアント装置からプリンタ20にアクセスして行うこともできる。
次に、PC10からプリンタ20に要求して印刷を実行させる場合のこれらの装置の動作について説明する。
図19に、この動作の概略を示す。PC10側の動作は、図4に示したプリンタドライバ11が実行するものである。
この図に示すとおり、PC10は、ユーザにより印刷を希望する旨の操作及び印刷に使用するプリンタの指定を受け付けると(S81)、そのプリンタ(ここではプリンタ20とする)に対し、プリンタが備えるハードウェアやプリンタにおいてなされている設定(カスタム紙種を含む)に関する情報の送信を要求するステータス要求コマンドを送信する(S82)。一方、プリンタ20は、このコマンドに対し、ステータス応答コマンドを送信して、PC10に対して必要な情報を提供する。
すると、PC10は、プリンタ20から通知されたステータスに基づき、プリンタ20が実行できる動作の範囲を認識し、その範囲で、プリンタ20に実行させる印刷の内容に関する指示を受け付ける(S84)。そして、印刷実行指示がなされると、それまでに指示された印刷内容で印刷を実行させるための印刷コマンドを生成し、プリンタ20に送信する。プリンタ20は、この印刷コマンドを受信すると、その内容に従った印刷を実行する。
以上の動作により、PC10は、ユーザからの指示に従った印刷をプリンタ20に実行させることができる。
プリントシステム1は、この動作を行う際の紙種の情報の取扱いに特徴を有する。そこで、この点についてさらに説明する。
まず、図20に、プリンタ20が図19のステップS83でPC10に送信するステータス応答の例を示す。
この図に示すように、ステータス応答には、符号Aで示すように、プリンタ20においてカスタム紙種管理テーブルに設定されているカスタム紙種(ユーザ定義紙種)の紙種名及び用紙サイズの情報を含む。また、符号Bで示すように、各給紙トレイについて設定されている用紙種類を示す紙種名と、用紙サイズの情報も含む。符号Cで示すのは、プリンタ20のハードウェア構成の情報である。
なお、PC10側のプリンタドライバ11は、通常はプリンタの機種に合わせてメーカーが供給するものであるから、既定紙種の情報についてはプリンタドライバ11に予め持たせておくことが可能であるため、図20に示す例では既定紙種の情報はステータス応答に含めていない。しかし、この情報も含めてもよい。
次に、図21及び図22に、PC10がステップS84で印刷内容の指示を受け付けるためのGUIである印刷設定画面の表示例を示す。
これらの図に示す印刷設定画面300においては、PC10は、給紙トレイ表示部301,用紙種類表示部302,原稿サイズ表示部303,用紙サイズ表示部304において、プリンタ20に印刷に使用させる給紙トレイ及び紙種,印刷させる原稿画像のサイズ,使用させる用紙のサイズを表示すると共に、プルダウンメニューによりこれらの内容の変更指示を受け付ける。
また、変倍表示部305では、原稿の変倍有無の指示を受け付け、ここが変倍有の場合のみ、用紙サイズ表示部304において用紙サイズの設定を受け付ける。
原稿方向表示部306,部数表示部307においては、印刷させる原稿の向き及び印刷部数を表示すると共に、これらの変更指示を受け付ける。
OKボタン308は、現在表示されている内容での印刷実行指示を受け付けるためのボタン、キャンセルボタン309は、印刷の中止指示を受け付けるためのボタンである。
このような印刷設定画面300において、PC10は、用紙サイズの選択を受け付ける場合、用紙種類表示部302のプルダウンメニューにおいて、図14に示したものと同じように、既定紙種とカスタム紙種の双方の紙種名を列挙した選択可能な紙種のリストを表示させる。カスタム紙種の内容は、プリンタ20側で随時変更可能なものであるが、図20に示したステータス応答で各カスタム紙種の内容が通知されるため、最新の設定内容に基づいてリストを作成することができる。
そして、PC10は、カスタム紙種が選択された場合、そのカスタム紙種を用紙種類表示部302に表示させると共に、ステータス応答からそのカスタム紙種の用紙サイズの情報を取得し、用紙サイズ表示部304に表示させると共に、図22に示すように用紙サイズ表示部304の表示をグレーダウンして、用紙サイズを変更不可状態とする。また、原稿サイズ表示部303に表示されている原稿サイズと、選択されたカスタム紙種の用紙サイズとが異なる場合、変倍表示部305は、自動的に変倍を行う旨の表示に変更する。これは、図18のステップS72と同趣旨の処理であり、このことにより、ユーザは、PC10側でも、カスタム紙種を選択するのみで、そのカスタム紙種と対応する用紙サイズを認識できると共に、カスタム紙種の選択後に用紙サイズを変更して誤った設定をしないようにすることができる。
以上の印刷設定画面300の表示及び印刷内容の設定受付に関する処理において、PC10のCPUが紙種選択受付手段として機能する。
また、PC10は、プリンタ20に印刷コマンドを送信する際、紙種を指定する情報を、紙種名として印刷コマンドに記載することができる。
そして、給紙トレイが「自動トレイ選択」の場合、プリンタ20は、印刷コマンドを受け取ると、用紙種類として通知された紙種名(用紙種類表示部302に表示されていたもの)をキーに既定紙種管理テーブル(図5)及びカスタム紙種管理テーブル(図6)を検索して対応する紙種IDを検索し、その紙種IDをキーにトレイ管理テーブル(図7)を検索して、指定された紙種が設定されている給紙トレイを給紙に使用する旨、決定する。
このとき、紙種がカスタム紙種であれば、紙種IDのみで給紙トレイを選択可能であるが、規定紙種の場合、PC10から通知された用紙サイズ(用紙サイズ表示部304に表示されていたもの)も適合するように給紙トレイを選択する。紙種がカスタム紙種である場合に、紙種を引用紙種と用紙サイズの組み合わせに置き換え、その組み合わせが設定されている給紙トレイを選択するようにすることも考えられる。
そして、紙種がカスタム紙種であれば、カスタム紙種管理テーブルに登録されている引用紙種及び用紙サイズに基づき、印刷制御パラメータや画像の拡大/縮小等を決定し、印刷動作を行う。既定紙種であれば、既定紙種管理テーブルに登録されている印刷制御パラメータ及びPC10から通知された用紙サイズ(用紙サイズ表示部304に表示されていたもの)に基づき、同様な動作を行う。
従って、ユーザは、カスタム紙種を使用する場合、PC10において紙種を選択するのみで、プリンタ20に所望のサイズの用紙での印刷を行わせることができ、設定の必要な項目数を減らして設定の手間を軽減すると共に、用紙サイズの誤設定を防止することができる。すなわち、意図する用紙を容易かつ確実に画像形成に使用できるようにすることができる。
以上で実施形態の説明を終了するが、以上説明してきた実施形態において、装置やシステムの構成、具体的な処理内容、データの形式や内容、画面の表示等が、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した実施形態では、プリンタ20がPC10に対してカスタム紙種の情報をステータス応答として通知する例について説明したが、PC10側からMIB(Management Information Base)等を用いてプリンタ20の情報を収集してもよい。また、カスタム紙種の情報を、紙種IDと対応させて通知するようにしてもよい。
また、PC10が印刷設定画面300において紙種の選択を受け付ける場合、プリンタ20における給紙トレイの情報を利用できるのであれば、プルダウンメニューには、いずれかの給紙トレイに設定されている紙種のみを表示させるようにしてもよい。
また、この発明において、画像形成装置は、プリンタに限られず、複写機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を兼ね備えたデジタル複合機等、シートに画像を形成する任意の装置として構成できる。画像形成方式も、電子写真方式でなく、インクジェット方式等の他の方式であってもよく、用意する印刷パラメータの内容は、画像形成方式に応じて異なるものになる。
情報処理装置も、PCに限られないことはもちろんである。また、画像形成装置と情報処理装置の間の通信も、USB(Universal Serial Bus)やセントロニクスを始め、有線、無線を問わず、任意の通信経路を用いて行うことができる。
また、以上述べてきた構成及び変形は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータに画像処理装置を制御させ、上述したような画像処理装置として機能させたり、コンピュータを上述したような情報処理装置として機能させたりするためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上説明してきたように、この発明の画像形成装置、画像形成システム、プログラム又は記録媒体によれば、ユーザが意図する用紙を容易かつ確実に画像形成に使用できるようにすることができる。
従って、この発明を適用することにより、利便性の高い画像形成装置を容易に提供することができる。
この発明の画像処理システムの実施形態であるプリントシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示したプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示したプリンタが備える制御機能の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示したPCが備える制御機能の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示したプリンタに設け、既定紙種の情報を登録する既定紙種管理テーブルの例を示す図である。
同じくカスタム紙種の情報を登録するカスタム紙種管理テーブルの例を示す図である。 図1に示したプリンタに表示させるカスタム紙種設定画面の表示例を示す図である。 図7に示した画面において引用紙種を設定するためのプルダウンメニューの例を示す図である。 同じく用紙サイズを設定するためのプルダウンメニューの例を示す図である。 図1に示したプリンタが実行する、カスタム紙種設定画面の表示処理のフローチャートである。
図1に示したPCがプリンタにアクセスしてプリンタにおける各種の設定の変更を行う場合の動作シーケンスを示す図である。 図1に示したプリンタに設け、給紙トレイの情報を登録するトレイ管理テーブルの例を示す図である。 図1に示したプリンタに表示させるトレイ設定画面の表示例を示す図である。 図13に示した画面において用紙種類を設定するためのプルダウンメニューの例を示す図である。 同じく用紙サイズを設定するためのプルダウンメニューの例を示す図である。
用紙種類としてカスタム紙種が設定された場合のトレイ設定画面の表示例を示す図である。 図1に示したプリンタが実行する、トレイ設定画面の表示処理のフローチャートである。 同じく、トレイ設定画面における用紙種類の変更に関する処理のフローチャートである。 図1に示したPCからプリンタに要求して印刷を実行させる動作の概略を示す図である。 プリンタが図19のステップS83でPCに送信するステータス応答の例を示す図である。 図1に示したPCが図19のステップS84で印刷内容の指示を受け付けるための印刷設定画面の表示例を示す図である。 その別の表示例を示す図である。
符号の説明
10:PC,11:プリンタドライバ,12:通信制御部,13:表示制御部,
14:操作受付部,15:印刷データ作成部,16:ディスプレイ,17:操作部,
20:プリンタ,21:操作パネル,22:プリンタエンジン,
30:プリンタコントローラ,31:CPU,32:ホストI/F,
33:プログラムROM,34:フォントROM,35:パネルI/F,
36:RAM,37:NVRAM,38:エンジンI/F,39:システムバス,
50:制御部,51:通信制御部,52:UI制御部,53:機器情報管理部,
54:ジョブ管理部,55:印刷制御部,100:カスタム紙種設定画面,
200:トレイ設定画面,300:印刷設定画面

Claims (13)

  1. IDと対応させて、そのIDが示す既定紙種の名称である紙種名とその紙種の内容を示す紙種情報とを記憶する第1の記憶手段と、
    IDと対応させて、そのIDが示すカスタム紙種の名称である紙種名と、そのカスタム紙種が情報を引用する既定紙種を示す引用紙種情報と、そのカスタム紙種の用紙サイズを示すサイズ情報とを記憶する第2の記憶手段と、
    前記カスタム紙種のIDと対応する引用紙種情報及びサイズ情報の入力及び設定指示を受け付けるカスタム設定受付手段と、
    前記入力受付手段が設定指示を受け付けた引用紙種情報及びサイズ情報を、前記第2の記憶手段に登録する紙種登録手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    用紙を給紙する1以上の給紙手段を有し、
    その各給紙手段について、その給紙手段から給紙する用紙の紙種を示すID又は名称を記憶する第3の記憶手段と、
    前記各給紙手段について前記紙種のID又は名称の入力及び設定指示を受け付ける用紙設定受付手段と、
    前記入力受付手段が設定指示を受け付けたID又は名称を、前記第3の記憶手段に登録する用紙登録手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記用紙設定受付手段がある給紙手段について前記カスタム紙種のID又は名称の入力を受け付けた場合に、その給紙手段と対応するサイズ情報として、該入力を受け付けたカスタム紙種のサイズ情報を表示手段に表示させる表示制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    ある給紙手段について前記カスタム紙種のID又は名称が入力された場合、該給紙手段についてのサイズ情報は、該入力を受け付けたカスタム紙種のサイズ情報から変更できないようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像形成装置であって、
    前記各給紙手段について、その給紙手段から給紙可能な用紙のサイズを示す対応サイズ情報を記憶する対応サイズ記憶手段を設け、
    前記用紙設定受付手段が、ある給紙手段について前記カスタム紙種のID又は名称の入力を受け付けた場合、該入力を受け付けたカスタム紙種のサイズ情報と前記ある給紙手段についての対応サイズ情報とを比較して、そのカスタム紙種のサイズの用紙を該給紙手段から給紙可能か否か判断し、可能でないと判断した場合には、前記入力を受け付けたカスタム紙種は設定できない旨のエラー通知を行う手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3又は4に記載の画像形成装置であって、
    前記各給紙手段について、その給紙手段から給紙可能な用紙のサイズを示す対応サイズ情報を記憶する対応サイズ記憶手段を設け、
    前記用紙設定受付手段が、前記給紙手段のいずれかが選択された場合に、該給紙手段について設定可能な紙種のリストを前記表示手段に表示させるリスト表示手段を有し、
    該リスト表示手段が、前記各カスタム紙種のサイズ情報と前記ある給紙手段についての対応サイズ情報とを比較して、各カスタム紙種のサイズの用紙を該給紙手段から給紙可能か否か判断し、可能でないと判断したカスタム紙種を前記リストから除外する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    外部装置から自身に登録されている紙種を示す情報の送信を要求された場合に、前記外部装置に、前記第2の記憶手段に記憶している各カスタム紙種の紙種名及びサイズ情報を送信する送信手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置と、前記外部装置である情報処理装置とを備える画像形成システムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記画像形成装置に対して該画像形成装置に登録されている紙種を示す情報の送信を要求する手段と、
    前記画像形成装置から受信した紙種名の情報を表示手段に表示させ、該紙種名を選択肢に含めて画像形成に使用させる紙種の選択を受け付ける紙種選択受付手段と、
    該紙種選択受付手段において前記画像形成装置から受信した紙種名が示す紙種が選択されている場合には、前記画像形成装置に対して画像形成の実行を指示する画像形成コマンドを送信する際に、紙種を指定する情報としてその紙種名を送信する手段とを設け、
    前記画像形成装置に、
    前記情報処理装置から紙種を指定する情報として前記紙種名を受信した場合、その紙種名を対応するIDに変換し、そのID及び、そのIDと対応する引用紙種情報及びサイズ情報に基づいて当該画像形成装置における画像形成の制御を行う制御手段を設けたことを特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項8に記載の画像形成システムであって、
    前記情報処理装置において、
    前記紙種選択受付手段に、前記画像形成装置から受信した紙種名が示す紙種が選択された場合に、その紙種と対応する用紙サイズを表示手段に表示させる表示制御手段を設けたことを特徴とする画像形成システム。
  10. 請求項8又は9に記載の画像形成システムであって、
    前記情報処理装置において、
    前記紙種選択受付手段を、前記画像形成装置における画像形成に使用させる用紙サイズの選択も受け付ける手段とし、
    該紙種選択受付手段において、前記画像形成装置から受信した紙種名が示す紙種が選択された場合に、用紙サイズを、その紙種と対応する用紙サイズに固定して変更できないようにしたことを特徴とする画像形成システム。
  11. 画像形成装置を制御するコンピュータに実行させて該画像形成装置を制御させることにより、該画像形成装置を請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の画像形成システムを構成する情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項11又は12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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