JP2013252633A - 印刷装置及びその制御方法とプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置において、用紙ライブラリに登録された用紙の種類数が多くなると、用紙を給紙段にアサインする際に用紙を特定する手間がかかり、またアサインミスが発生する可能性が高くなっていた。
【解決手段】 複数の給紙段を有する印刷装置とその制御方法であって、用紙の特性を示す特性情報と、当該用紙を割り当てることが許可された給紙段を示す給紙段情報を含む用紙情報を記憶しておき、ユーザの指定に基づいて複数の給紙段の中からいずれかの給紙段を選択し、記憶する用紙情報に基づいて、選択された給紙段に割り当てることが許可された用紙を表示し、その表示された用紙の中からユーザに指定された用紙を、その選択された給紙段に割り当てる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複数の給紙段を有し、その給紙段に用紙をアサインできる印刷装置及びその制御方法とプログラムに関する。
プリントオンデマンド(POD)やプロダクション等と呼ばれる印刷市場では、顧客からの注文に応じて印刷を行い、その印刷物或いはその印刷物に後処理を施した出力物を納期までに確実に顧客に納品するといったビジネス形態が取られる。このような印刷市場の現場では、大量の印刷を迅速に行うことが非常に重要となる。そのため印刷装置に対して、様々な操作を専門的に行うオペレータが配置されるケースが多い。オペレータは用紙の補給や交換及びアサイン、印刷ジョブの管理、ジョブチケットの編集、出力物の運搬、裁断や製本等の後工程の操作を専門的に行う。ここで言う用紙のアサインとは、印刷装置の各給紙段に対して、オペレータが補給或いは交換した用紙を特定する用紙情報をアサインする作業を指す。印刷装置は、こうして各給紙段にアサインされた用紙情報を基に、どの給紙段にどの用紙が収容されているかを判断する。オペレータの作業の中で、この用紙の補給や交換及びアサインは最も重要な作業である。なぜなら用紙の補給や交換及びアサインが適切になされなかった場合、印刷装置が、印刷ジョブの実行中に、指定された用紙に印刷できなくなったり、誤って別の用紙に印刷する等の事態が発生する恐れがあるためである。このような事態が発生すると、印刷装置は一旦印刷エンジンを停止して印刷処理を中断する。このように印刷処理が中断されると、必要な用紙が補給、交換及びアサインされるまで印刷処理を再開できないことはもちろん、印刷処理を再開した後も印刷エンジンの再加熱処理などを行うため、印刷可能になるまでに長い時間を要する(ダウンタイム)。オペレータは、このようなダウンタイムが発生しないように、実行予定の印刷ジョブに応じて、印刷開始前に用紙の補給や交換及びアサインを確実に行う必要がある。
一方、近年顧客の要望は多様化してきており、それに伴って印刷に使用される用紙の種類も多様化してきている。そのためオペレータは給紙段に用紙をアサインする際、多数の種類の用紙の中からアサインする用紙を選択する必要があり、操作ミスが生じる可能性も高くなっている。このような状況に対応するため、実行予定の印刷ジョブに応じてアサイン可能な用紙候補を絞り込む方法が提案されている。例えば特許文献1によれば、実行予定の印刷ジョブが使用する用紙のみがアサイン候補として表示されるため、オペレータが用紙のアサインを間違う可能性を少なくできる。また特許文献2に記載の方法によれば、給紙段が給紙不可能な紙種がアサイン候補から削除して表示されるため、オペレータが給紙段への用紙のアサインを間違う可能性を少なくできる。
特開2004−330781号公報 特開2008−055787号公報
上述した先行技術文献によれば、一定の条件で、自動的にアサインの候補となる用紙を絞り込むことができる。一方で実際の印刷現場では、これらの条件に加えて、各印刷現場で特有の運用を定め、給紙段に収容する用紙を限定しているケースがある。例えば給紙段の前面に、その給紙段に収容できる用紙を特定するラベルを貼り、オペレータは、そのラベルを参照して用紙を収容するといった運用がある。これにより、オペレータが給紙段に収容する用紙を間違う可能性を軽減できる。しかし、給紙段に用紙を収容した後、その給紙段に用紙情報をアサインする際、そのラベルで特定した用紙以外もアサイン候補として表示されるため、依然オペレータによるアサインミスが発生する可能性は残る。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、オペレータが給紙段に用紙をアサインする手間及びオペレータによるアサインミスの可能性を低減させることが可能となる印刷装置及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る印刷装置は以下のような構成を備える。即ち、
複数の給紙段を有する印刷装置であって、
用紙の特性を示す特性情報と、当該用紙を割り当てることが許可された給紙段を示す給紙段情報を含む用紙情報を記憶する記憶手段と、
ユーザの指定に基づいて前記複数の給紙段の中からいずれかの給紙段を選択する選択手段と、
前記記憶手段が記憶する用紙情報に基づいて、前記選択手段によって選択された給紙段に割り当てることが許可された用紙を表示する表示手段と、
前記表示手段によって表示された用紙の中からユーザに指定された用紙を、前記選択手段によって選択された給紙段に割り当てる割り当て手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、オペレータが給紙段に用紙をアサインする際に、アサインミスが発生する可能性を低減できる。
本発明の実施形態1に係る印刷システムの構成を示すブロック図。 実施形態1に係る印刷装置のソフトウェアモジュール構成を示す機能ブロック図(A)と、実施形態1に係る印刷装置で保存される、各給紙段へ用紙情報を設定する設定情報を説明する図(B)。 実施形態1に係る用紙ライブラリの一例を示す図(A)と、実施形態1に係る給紙段用紙アサイン情報一例を示す図(B)。 実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが用紙ライブラリを編集するための画面例を示す図。 実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが用紙属性を編集するための画面例を示す図。 実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが各給紙段に収容された用紙を、各給紙段にアサインするための用紙アサイン画面の一例を示す図。 実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが、予め選択された給紙段に対して、収容された用紙をアサインするためのアサイン設定画面例を示す図。 実施形態1に係る印刷装置の用紙アサイン設定部の動作を説明するフローチャート。 実施形態1において、選択された給紙段にアサインが許可されている用紙リストの一例を示す図。 実施形態2に係る印刷装置で保存される設定情報を説明する図(A)と、実施形態2に係る印刷装置で保存される給紙可能用紙情報を説明する図(B)。 実施形態2に係る印刷装置の用紙ライブラリ編集部の動作を説明するフローチャート。 実施形態2に係る印刷装置において、用紙属性を編集したことにより、その用紙をアサイン可能な給紙段が変更された状態を説明する図。 本発明の実施形態3に係る印刷システムの構成を示すブロック図。 実施形態3に係る印刷装置のソフトウェアモジュール構成を示す機能ブロック図(A)と、実施形態3に係る印刷装置に保存される給紙可能用紙情報の具体例を示す図(B)。 実施形態3に係る印刷装置における、用紙ライブラリ編集部の動作を説明するフローチャート。 本実施形態3において用紙属性の編集を行うための用紙属性編集画面がどのようにオペレータに表示されるかを表した図。 実施形態4に係る印刷装置に保存される設定情報を表す図(A)と、実施形態4に係る印刷装置に保存される給紙段特徴情報を説明する図(B)。 実施形態3に係る印刷システムにおいて、オペレータが用紙属性の編集を行うための画面例を示す図。 実施形態4に係る印刷装置に保存される用紙ライブラリの一例を示す図。 実施形態3に係る印刷装置における、用紙アサイン設定部の動作を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。尚、本実施形態の機能が実行されるのであれば、LAN,WAN等のネットワークを介して接続された機器で処理が行われるシステムであっても良い。
本実施形態1に係る印刷システムは、ホストコンピュータ101と印刷装置110とを有し、ホストコンピュータ101と印刷装置110は通信回線105によって互いに接続されている。尚、この印刷システムには、ホストコンピュータや印刷装置などが複数台接続されても良い。ホストコンピュータ101は、不図示の入力装置により、ユーザからの入力情報を取得し、印刷装置110に送信するプリントジョブを作成して印刷装置110に送信する。
次に印刷装置110の構成を説明する。ここで印刷装置110は、印刷機能、コピー機能、FAX機能、スキャン機能等を備えた多機能処理装置を例に説明するが、印刷機能単体の印刷装置であっても良い。制御部200は、各種データ処理を行い、印刷装置110の動作を制御する。操作パネル120は、タッチパネル方式でユーザからの各種操作を受け付ける。スキャナ130は、光学センサにより原稿をスキャンして読み取り、その原稿の画像データを取得する。給紙部140は、複数の給紙段を備え、指定された給紙段から用紙を給紙してプリンタエンジン150に搬送する。プリンタエンジン150は、イメージデータに基づいて、給紙部140から給紙された用紙に画像を印刷する。尚、160は、印刷された印刷結果(印刷物)を示す。
次に制御部200の構成について説明する。I/O制御部111は、外部ネットワークとの通信制御を行う。ROM112は、各種制御プログラムを記憶する。RAM113は、プログラムの実行時、ROM112に記憶された制御プログラムを記憶するのに使用される。またRAM113はCPU114の主メモリ、ワークメモリとしても機能する。CPU114は、RAM113に展開された制御プログラムを実行し、各種デバイスを統括的に制御する。HDD115は、画像データやプリントデータ等の大容量のデータを一時的或いは長期的に保持する。上述した各部はそれぞれシステムバス116を介して互いに接続される。更にシステムバス116は、制御部200と、操作パネル120やスキャナ130等の各デバイスとを互いに接続している。尚、また制御プログラム及びオペレーティングシステムは、ROM112の他にもHDD115に格納されても良い。
給紙部140は、複数の給紙段を有している。給紙部140には、印刷装置110本体に具備される給紙段の他に、オプション形式の外付け給紙段や手差し給紙段のような給紙段も含む。本実施形態1では、給紙段141〜給紙段146(以後それぞれ給紙段1〜6と呼ぶ)までの合計6つの給紙段が存在している。各給紙段は、複数枚の印刷用紙を収容でき、各給紙段は、収納された用紙の最上位の一枚の用紙を分離してプリンタエンジン150へ搬送する。
図2(A)は、実施形態1に係る印刷装置110のソフトウェアモジュール構成を示す機能ブロック図である。これらのソフトウェアモジュールは、ROM112或いはHDD115に格納され、RAM113に展開されたプログラムをCPU114が実行することにより実現される。
印刷ジョブ解析部201は、ホストコンピュータ101から送信された印刷ジョブや、印刷装置110で生成されたコピージョブなど、印刷装置110で受け付けた各種印刷ジョブを解析し、その印刷ジョブに含まれる印刷設定を読み出す。ここで言う印刷設定とは主に、印刷に使用される用紙サイズ、用紙タイプ、給紙段等の給紙に関する情報、片面及び両面印刷や、ステープルや製本設定等のフィニッシング処理に関する情報などを指す。印刷ジョブ解析部201によって読み出された印刷設定は、RAM113やHDD115等の記憶装置に一旦保存される。
印刷データ展開部202は、印刷装置110で受け付けた各種印刷ジョブに含まれる画像データを、プリンタエンジン150で印刷可能なビットマップデータに展開する。ホストコンピュータ101から送信された画像データは通常、ページ記述言語(PDL)等で記述され、そのPDLデータがビットマップデータに展開される。尚、画像データが予めホストコンピュータ101などでビットマップデータに展開されている場合は、印刷データ展開部202は、その画像データをプリントエンジン150に対応した色空間に変換する色変換処理を行う。また印刷装置110で生成されたコピージョブの場合は、スキャナ130で読み込まれたスキャン画像データをビットマップデータに展開する。印刷データ展開部202によって生成されたビットマップデータはRAM113やHDD115等の記憶装置に一旦保存される。
印刷装置110で受け付けた全ての印刷ジョブは、印刷ジョブ解析部201及び印刷データ展開部202で処理され、その情報が印刷キュー203へ送られて一元的に管理される。印刷キュー203では、管理する印刷ジョブに対して、その印刷順序を制御し、所定の順序に従って印刷処理を進める。ビットマップデータ転送部204は、給紙部140からプリントエンジン150に用紙が搬送されるタイミングに合わせて、印刷データ展開部203により生成されたビットマップデータをプリントエンジン150に転送する。
用紙ライブラリ編集部205は、用紙ライブラリの編集を行う。ここで用紙ライブラリとは、印刷装置110で扱う、全ての用紙情報(用紙の特性情報)を管理するデータベースのことである。この用紙ライブラリには、印刷装置110の出荷時に、予め一般的に使われる用紙の種類や特性等の用紙情報が登録されている。またオペレータなどが、必要に応じて用紙情報の追加や削除及び編集を行うことが可能となっている。用紙アサイン設定部206は、給紙部140の各給紙段に対して、各給紙段に収容された用紙の用紙情報をアサインする。ここでアサインされる用紙情報は、用紙ライブラリの中からオペレータによって選択される。
図2(B)は、実施形態1に係る印刷装置110で保存される、各給紙段へ用紙情報を設定する設定情報を説明する図である。この設定情報はHDD115に保存され、各ソフトウェアモジュールにより必要に応じて読み出し及び書き込みがなされる。
用紙ライブラリ210の詳細な構成は、図3(A)を参照して後述する。給紙段用紙アサイン情報211は、各給紙段に対して、アサインされた用紙情報を記憶している。この給紙段用紙アサイン情報211の詳細は、図3(B)を参照して後述する。
図3(A)は、実施形態1に係る用紙ライブラリ210の一例を示す図である。ここでは説明のため模式図を用いるが、実際には用紙ライブラリ210は、XMLやCSV等のデジタル情報で保存される。
301〜308はそれぞれ、用紙ライブラリ210に保存された各用紙の情報を示している。311〜316は各用紙に対し、オペレータなどにより指定された用紙属性を表している。311〜315はそれぞれ、用紙名称、用紙幅、用紙高、坪量、色を示している。また316は、各用紙ごとに、その用紙をアサインすることが許可された給紙段を示している。このようにこの用紙ライブラリ210は、市販されている用紙の種類ごとに、その属性情報と、印刷装置110の各給紙段にアサインできるかどうかを示す情報を登録している。
図3(B)は、実施形態1に係る給紙段用紙アサイン情報211の一例を示す図である。ここでは説明のため模式図を用いるが、実際には給紙段用紙アサイン情報211は、XMLやCSV等のデジタル情報で保存される。
ここでは、給紙段1〜6のそれぞれにアサインされた用紙の名称で、各給紙段にアサインされた用紙を特定している。ここでは、各給紙段にアサインされた用紙を特定する情報として、用紙の名称を用いているが、用紙の名称に限らず、例えば各用紙に割り振った特別な用紙ID等の、その用紙を特定できる情報であれば良い。尚、図3(A)(B)において、図3(A)で、各給紙段にアサインできる用紙と、図3(B)で実際に各給紙段にアサインされた用紙とは対応している。
以上のような構成の印刷システムにおいて、オペレータが各給紙段に用紙をアサインする際の処理の流れを説明する。
図4は、実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが用紙ライブラリ210を編集するための画面例を示す図である。
400は用紙ライブラリ編集画面全体を表す。用紙ライブラリ編集画面400は、CPU114が、用紙ライブラリ編集部205の機能を実行されることによって生成され、操作パネル120に表示される。用紙リスト410は、この用紙ライブラリ210に記憶された用紙のリストを表示している。用紙リスト410では、各用紙に対し列411〜415で示すような用紙属性が付随情報として、オペレータに向けて提示される。列411は各用紙の名称を表す。用紙の名称は、各用紙が互いに識別されるようにオペレータ等から指定される名称である。列412及び列413はそれぞれ、各用紙の幅及び高さを表す。列414は各用紙の坪量を表す。列415は各用紙の色を表す。また操作パネル120で、用紙リスト410の用紙が表示されている箇所に触れることで、その用紙を選択することが可能である。選択された用紙は、ハイライト表示(反転表示)される。図4では、一例として「DEF製紙 厚紙 LTR」が選択されている様子が表されている。また用紙ライブラリ210に登録されている用紙の数が、この用紙リスト410に一度に表示できる数よりも多い場合には、スクロールバー416が使用される。オペレータはスクロールバー416を操作することにより、用紙リスト410上で用紙の情報をスクロールして表示でき、所望の用紙を選択することが可能となる。
新規追加ボタン420は、用紙ライブラリ210に新しく用紙を追加するためのボタンである。編集ボタン421は、用紙リスト410で選択された用紙の用紙属性を編集するためのボタンである。新規追加ボタン420又は編集ボタン421が押されると、図5に示すような用紙属性の編集画面が表示される。削除ボタン423は、用紙リスト410で選択された用紙を用紙ライブラリ210から削除するためのボタンである。
図5は、実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが用紙属性を編集するための画面例を示す図である。
500は、この編集画面全体を表す。用紙属性編集画面500は、CPU114が、用紙ライブラリ編集部205の機能を実行することによって生成され、操作パネル120に表示される。501〜505はそれぞれ、用紙の名称、用紙幅、用紙高、坪量、色の各用紙属性を入力するためのテキストボックスである。これらテキストボックスへの入力は、不図示のソフトウェアキーボードや操作パネル120に備えられるテンキーなどによってなされる。510は、用紙をアサインすることが可能な給紙段を指定するためのチェックボックス群であり、各給紙段に対応するチェックボックス511〜516を有している。チェックボックス511〜516はそれぞれ、給紙段1〜給紙段6に対して現在編集中の用紙のアサインを許可するかどうかを表す。ここではチェックボックスがチェックされている場合、その給紙段に対して、現在編集中の用紙のアサインを許可したものとする。図5では、現在編集中の用紙(XYZ製紙C081)を、給紙段1と給紙段2と給紙段5にアサインするのを許可するように設定されている。編集終了ボタン520が押下されると、その時点で入力された用紙属性が確定されて用紙ライブラリ210に保存される。その後用紙属性編集画面500は閉じられ、用紙ライブラリ編集画面400へと戻る。キャンセルボタン521は、押下されると用紙属性の編集処理を中止し、用紙属性編集画面500を閉じて用紙ライブラリ編集画面400へ戻る。
図6は、実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが各給紙段に収容された用紙を、各給紙段にアサインするための用紙アサイン画面の一例を示す図である。
600は用紙アサイン画面全体を表す。用紙アサイン画面600は、CPU114が、用紙アサイン設定部206の機能を実行することによって生成され、操作パネル120に表示される。610〜615は、給紙段1〜6のそれぞれにアサインされた用紙を特定する情報を表示する給紙段情報表示部である。給紙段情報表示部610〜615はそれぞれ、印刷装置110における、各給紙段の物理的位置に対応して表示されている。給紙段情報表示部610〜615には、それぞれ、現在、各給紙段にアサインされている用紙を特定する情報として、用紙の名称及び用紙サイズが表示されている。ここでオペレータは、給紙段情報表示部610〜615の表示箇所にタッチすることにより、任意の給紙段を選択できる。選択された給紙段は、ハイライト表示(反転表示)される。図6では、給紙段4が選択されて、給紙段4の給紙段情報表示部613が反転表示されている。
用紙アサイン設定ボタン620は、選択された給紙段に対し、オペレータが用紙のアサインを開始するためのボタンである。用紙アサイン設定ボタン620が押されると、図7に示すような用紙アサイン設定画面700が表示される。用紙ライブラリ編集ボタン621が押下されると、図4で説明した用紙ライブラリ210を編集するための用紙ライブラリ編集画面400が表示される。
図7は、実施形態1に係る印刷システムにおいて、オペレータが、予め選択された給紙段に対して、収容された用紙をアサインするための用紙のアサイン設定画面例を示す図である。
700はアサイン設定画面全体を表す。この用紙のアサイン設定画面700は、CPU114が、用紙アサイン設定部206の機能を実行することによって生成され、操作パネル120に表示される。用紙リスト710は、用紙ライブラリ210に記憶された用紙の内、選択された給紙段に対してアサインできる用紙の一覧を表示する。この図7は、給紙段1が選択された場合の用紙のアサイン設定画面を示している。この用紙リスト710では、各用紙に対して、列711〜715で示すような用紙属性が付随情報として、オペレータに対して表示される。列711は用紙の名称を表す。列712及び列713はそれぞれ、用紙の幅及び高さを表す。列714は、用紙の坪量を表す。列715は、用紙の色を表す。
また操作パネル120で、この画面上で、用紙リスト710の任意の用紙が表示されている箇所にオペレータが触れることで、その用紙を選択できる。選択された用紙は、カーソルが付されて表示されているが、ハイライト表示(反転表示)でも良い。図7では、「XYZ製紙C081」が選択されている様子が表示されている。また用紙リスト710に表示すべき用紙の数が、用紙リスト710に一度に表示できる用紙の数よりも多い場合は、スクロールバー716が使用される。オペレータは、このスクロールバー716を操作することにより、用紙リスト710上で用紙の属性情報をスクロールして任意の用紙を選択することが可能となる。
設定ボタン720が押下されると、現在、この用紙リスト710上で選択されている用紙が、予め選択された給紙段にアサインされる用紙として確定される。図7の例では、「XYZ製紙C081」が給紙段1にアサインされる。これにより用紙アサイン設定部206は、給紙段用紙アサイン情報211を更新し、アサイン設定画面700を閉じて図6の用紙アサイン画面600へ戻る。キャンセルボタン721は、押下されると予め選択された給紙段に対する用紙のアサインを中止する。この場合、用紙アサイン設定部206は給紙段に対するアサイン情報を更新せず、用紙のアサイン設定画面700を閉じて図6の用紙アサイン画面600へ戻る。
このように実施形態1に係る印刷装置110では、印刷装置110で使用する用紙を用紙ライブラリ210として登録しておき、給紙段を選択すると、その給紙段にアサインが許可されている用紙だけを表示する。そして、その表示されている用紙のリストから、その給紙段にアサインする用紙を選択してアサインできるため、元々、その選択された給紙段に対してアサインが許可されていない用紙を誤ってアサインする恐れがなくなる。
図8は、実施形態1に係る印刷装置の用紙アサイン設定部206の動作を説明するフローチャートである。この処理は、CPU114が、RAM113に展開されたプログラムを実行することにより実現される。
まずS801で、CPU114は、操作部120に図6に示す用紙アサイン画面600を表示する。次にS802に進み、オペレータが、この用紙アサイン画面600を用いて給紙段を選択するのを待つ。つまり図6の用紙アサイン画面600において、用紙アサイン設定ボタン620が押下されるのを待つ。用紙アサイン設定ボタン620が押下されるとS803に進み、CPU114は、図7の用紙アサイン設定画面700に表示する用紙リストの作成を開始する。ここではまずS803で、CPU114は、用紙ライブラリ210から用紙を一つ選択し、その選択した用紙の用紙属性を確認する。そしてS804で、S802で選択された給紙段へ、その用紙をアサインすることが許可されているか否かを判定する。ここで用紙のアサインが許可されている場合はS805に進み、その用紙を用紙リストに追加してS806に進む。
一方、S804で、その用紙を、その選択された給紙段にアサインできない場合はS806に進む。S806では、用紙ライブラリ210に保存された全ての用紙について、S803〜S805の処理が終了したかを調べ、未だ終了していないときはS803に戻って前述の処理を続ける。こうして用紙ライブラリ210に保存された全ての用紙について、S803〜S805の確認処理が終了するとS807に進み、図7に示すような用紙アサイン設定画面700をオペレータに向けて表示する。ここで用紙リスト710には、S803〜S806で作成した用紙リストが表示される。
次にS808に進み、オペレータが用紙リスト710から所望する用紙を一つ選択するのを待つ。つまり用紙アサイン設定画面700において、設定ボタン720が押下されるのを待つ。ここでは説明のためオペレータが途中で作業をキャンセルすることなく、必ず用紙を選択するものとして説明を続ける。するとS809に進み、その選択された用紙を、S802で選択された給紙段にアサインする用紙として確定して、給紙段用紙アサイン情報211を更新する。こうして一連の用紙アサイン処理を終了する。
以下、図8で説明したフローチャートの動きを踏まえて、用紙アサイン設定画面700に表示される用紙リストを、具体例をあげて補足説明する。まず前提として、用紙ライブラリ210が図3(A)で示した用紙ライブラリであったものとする。
図9は、実施形態1において、選択された給紙段にアサイン(割り当て)が許可されている用紙リスト表示の一例を示す図である。
図9(A)は、図8のS802で給紙段1が選択された時に、S807で用紙アサイン設定画面700で表示される用紙リストを表す。図3(A)に示す用紙ライブラリ210では、給紙段1にアサインできる用紙は「ABC製紙 リサイクル1」、「ABC製紙 リサイクル2」、「XYZ製紙C081」、「XYZ製紙C082」である。そのため、図9(A)では、これら4種の用紙のみが用紙リストに表示される。
図9(B)は、図8のS802で給紙段3が選択された時に、S807において用紙アサイン設定画面700に表示される用紙リストを表す。図3(A)に示す用紙ライブラリ210では、給紙段3にアサインできる用紙は、「DEF製紙 厚紙 LTR」のみである。よって、図9(B)では、この1種の用紙のみが用紙リストに表示される。
図9(C)は、図8のS802で給紙段5が選択された時に、S807において用紙アサイン設定画面700に表示される用紙リストを表す。図3(A)に示す用紙ライブラリ210では、給紙段5にアサインできる用紙は、「XYZ製紙C081」、「XYZ製紙C082」、「ABC製紙コート紙2」である。よって図9(C)では、これら3種の用紙のみが用紙リストに表示される。
以上説明したように実施形態1によれば、用紙ライブラリに登録されている各用紙に対し、その用紙のアサインを許可する給紙段を設定しておき、給紙段へ用紙をアサインするときには、アサインが許可された用紙のみを選択肢としてオペレータに提示できる。これにより、オペレータが給紙段に用紙をアサインする際に、その給紙段に設定できない用紙を誤ってアサインするといったミスを防止できる。
[実施形態2]
前述の実施形態1では、給紙部の全ての給紙段に対して、用紙のアサインを許可するかどうかの設定を可能とした。しかし一般的に、給紙可能な用紙に関して、それぞれの給紙段で固有の制約がある場合が多い。例えば給紙段に収容可能な用紙サイズ(幅や高さ)には物理的な制約があり、用紙サイズがあるサイズ以上に大きくなると給紙段に収容することができなくなる。逆に、あるサイズ以下になると、用紙は収容できるが、その用紙の給紙ができなくなってしまう場合がある。このような用紙サイズの制約は、給紙段の物理的寸法や搬送能力によりそれぞれの給紙段で異なる。その他にも、用紙の坪量、表面性、厚さといった用紙属性に対しても、ある値を超えた用紙は給紙できなくなる場合があり、それらの条件もまた各給紙段によって異なる。また給紙段の物理的な制約以外にも、印刷装置の故障などを防ぐために、品質保証の観点から、各給紙段に対して、メーカがアサインできる用紙属性を限定するケースもある。
本実施形態2では、オペレータによって指定された用紙の属性によって、その用紙が給紙不可能となる場合に、実施形態1で指定したアサインの許可設定が無効となることをオペレータに通知するようにした例について説明する。尚、本実施形態2では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ構成のものについては同一の符号を用いて説明する。また、実施形態2に係る印刷システムのハードウェア概略構成及びソフトウェアモジュール構成は、前述の図1及び図2で説明したものと同様である。
図10(A)は、実施形態2に係る印刷装置110で保存される設定情報を説明する図である。これらの設定情報は、HDD115に保存され、各ソフトウェアモジュールにより必要に応じて読み出しや書き込みがなされる。尚、前述の図2(B)と共通する部分は同じ記号で示している。
給紙可能用紙情報1003は、各給紙段に対して給紙可能となる用紙属性の情報を記憶しており、印刷装置110の出荷時に保存される。また、この給紙可能用紙情報1003は、各給紙段のハードウェアに情報を持たせておき、印刷装置110が起動時に各給紙段から情報を収集するようにしてもよい。給紙可能用紙情報1003の詳細な構成については、図10(B)を参照して説明する。
図10(B)は、実施形態2に係る印刷装置110で保存される給紙可能用紙情報を説明する図である。これらの設定情報はHDD115に保存され、各ソフトウェアモジュールにより必要に応じて読み出しがなされる。
1011〜1016はそれぞれ、各給紙段において給紙可能である用紙属性の情報を表している。1021は、その給紙段で給紙可能である用紙幅の範囲を表す。1022は、その給紙段で給紙可能である用紙高の範囲を表す。1023は、その給紙段で給紙可能である坪量の範囲を表す。図10(B)に示す数値は、この範囲内であれば給紙可能であることを意味している。ここで用紙幅、用紙高、坪量のいずれか一つでも給紙可能でない要素があれば、その用紙は、その給紙段で給紙不可能と判断される。図10(B)では、用紙幅、用紙高、坪量の3つを、給紙可能かどうかを判断する要素として示したが、これら以外にも表面性や厚さなど他の用紙属性を加えてもよい。また或いは、用紙幅と用紙高だけで給紙可能かどうかを判断しても良い。
以上のような構成の印刷システムにおいて、オペレータが用紙属性を編集する際の処理の流れを説明する。
図11は、実施形態2に係る印刷装置の用紙ライブラリ編集部205の動作を説明するフローチャートである。この処理は、CPU114が、RAM113に展開されたプログラムを実行することにより実現される。
まずS1101で、CPU114が、図4に示す用紙ライブラリ編集画面400を表示する。次にS1102に進み、編集する用紙が新規に登録する用紙であるか、既存の用紙であるかを判断する。つまり用紙属性の編集が、用紙ライブラリ編集画面400の新規追加ボタン420を押下することにより開始されたのであれば、編集する用紙は新規用紙となる。一方、用紙属性編集が、編集ボタン421を押下することにより開始されたのであれば、編集する用紙は既存の用紙となる。ここで編集する用紙が新規の用紙であった場合はS1109に進む。一方、編集する用紙が既存の用紙であった場合はS1103に進み、その既存の用紙の用紙属性を用紙属性編集画面500に復元する。ここで復元するとは、既存の用紙(つまり用紙ライブラリ編集画面400で選択された用紙)の用紙属性を用紙属性編集画面500に表示することである。既存の用紙に対する用紙属性は、CPU114が、用紙ライブラリ210を参照することによって得られる。
次にS1104に進み、CPU114は、印刷装置110に装着された給紙段から給紙段を一つ選択する。次にS1105に進み、S1104で選択した給紙段において、S1103で復元した用紙が給紙可能か否かを判定する。ここで給紙可能かどうかは、給紙可能用紙情報1003を参照することにより得られる給紙可能な用紙サイズ及び坪量と、現在編集中の用紙の用紙サイズ及び坪量とを比較することにより判定できる。現在編集中の用紙属性が、給紙可能用紙情報1003に記憶された用紙サイズ及び坪量の範囲内であれば、その用紙は給紙可能と判断される。S1105で給紙可能と判断した場合はS1106に進み、対応する給紙段のチェックボックスを通常表示する。一方、S1105で給紙不可能と判断した場合はS1107に進み、対応する給紙段のチェックボックスをグレーアウト表示する。ここで通常表示と、グレーアウト表示の例については図12(A)(B)を参照して後述する。
こうしてS1106或いはS1107を実行するとS1108に進み、CPU114は、印刷装置110に装着された全ての給紙段に対してS1104〜S1108の処理が完了したかどうかを判断する。ここで、全ての給紙段に対する処理が未完了であると判断した場合はS1104に進み、残りの給紙段について同様の処理を行う。このようにして全ての給紙段について確認処理が終了するとS1109に進み、オペレータにより用紙属性の編集がなされたかを確認する。ここで用紙属性の編集がなされたと判定するとS1104に戻り、編集後の用紙属性を用いてS1104〜S1108の処理を行う。
一方、S1109で、用紙属性の編集がなされていないと判定するとS1110に進み、CPU114は、オペレータにより用紙属性編集の終了指示があったかどうかを確認する。ここでオペレータによって用紙属性編集の終了指示があったかどうかは、図5の編集終了ボタン520が押下されたかどうかで判断する。S1110で、用紙属性編集の終了指示があった場合はS1111に進み、現在、用紙属性編集画面500に入力された用紙属性を用紙ライブラリ210に登録する。その後メS1112に進み、用紙属性編集画面500を閉じて一連の処理を終了する。
一方、S1110で、用紙属性編集の終了指示がなかった場合はS1113に進み、オペレータにより用紙属性編集のキャンセル指示があったかどうかを確認する。ここでオペレータによって用紙属性編集のキャンセル指示があったかどうかは、図5のキャンセルボタン521が押下されたかどうかで判断する。S1113で、用紙属性編集のキャンセル指示があった場合はS1112に進み、用紙属性編集画面500を閉じて一連の処理を終了する。一方、S1113で、用紙属性編集のキャンセル指示がなかった場合はS1109に戻り、前述の処理を続ける。
以下、図11で説明したフローチャートの動きを踏まえて、用紙ライブラリ編集画面400がどのように表示されるかについて具体例をあげて補足説明する。まず前提として、用紙ライブラリ210及び給紙可能用紙情報1003がそれぞれ図3(A)、図10(B)で示したものであったとする。
ここで、図4の用紙ライブラリ編集画面400において、「XYZ製紙C081」が選択された状態で編集ボタン421が押下された場合、S1101において用紙ライブラリ編集画面400が表示される。次にS1102で、新規用紙の登録ではないと判断されてS1103に進み、「XYZ製紙C081」の用紙属性が復元される。次に、給紙段1〜6に対してS1104〜S1108の処理が行われる。ここで「XYZ製紙C081」は全ての給紙段で給紙可能であるため、給紙段に対応するチェックボックス511〜516全て通常表示され、図5に示したような用紙属性編集画面500が表示される。
ここでオペレータによって用紙属性が編集された場合について説明する。図5に示した用紙属性編集画面500で、オペレータにより坪量が「300」に変更されたとする。この場合は、S1109において用紙属性が編集されたと判断され、給紙段1〜6において再度S1104〜S1108の判断が行われる。このとき、「XYZ製紙C081」は坪量が変更されたことにより、給紙段1と給紙段2で給紙不可能になるとする。この場合は、図5の用紙属性編集画面500は、図12(A)に示すような表示となる。図12(A)では、給紙段1と給紙段2に対応するチェックボックス511,512がグレーアウト表示され、この用紙(XYZ製紙C081)は給紙段1と給紙段2にアサインできないことが分かる。
図12(B)は、図12(A)に示した用紙属性から更に、用紙幅が「120」に変更された場合を表す。この場合もS1109において用紙属性が編集されたと判断され、給紙段1〜6に対して、再度S1104〜S1108の処理が行われる。このとき、「XYZ製紙C081」は、用紙幅が変更されたことにより給紙段1と給紙段2に加えて給紙段3でも給紙不可能となる。そのため用紙属性編集画面500は図12(B)に示されるように、給紙段1と給紙段2,3に対応するチェックボックス511,512,513がグレーアウト表示され、この用紙(XYZ製紙C081)は給紙段1,2,3にアサインできないことが分かる。
以上説明したように実施形態2によれば、オペレータが用紙属性を変更することによりその用紙がある給紙段で給紙不可能となる場合に、その旨をオペレータに明示することができる。これにより、ユーザが用紙の属性を変更する際、その変更により、その用紙をアサインができなくなった給紙段をオペレータが即座に確認できる。従って、ユーザが用紙ライブラリを変更した場合でも、その用紙がどの給紙段にアサインできるかを容易に認識できるため、誤って、その用紙をアサインできない給紙段に、その用紙をアサインするといった事態が発生するのを防止できる。
[実施形態3]
前述の実施形態1及び2では、各用紙の属性により、印刷装置に設けられた各給紙段に対して用紙のアサインを許可するかどうかを決定した。しかし一般的には、印刷装置で利用可能な給紙段は、給紙装置が追加されることにより増設できる可能性がある。給紙段が増設されると、オペレータはその度に、各用紙の用紙属性編集画面500を開き、増設された給紙段へ用紙のアサインを許可するかどうかを設定をする必要がある。本実施形態3では、印刷装置が現在装着していない給紙段に対しても、予め用紙のアサインを許可するかどうかを設定できる例について説明する。尚、本実施形態3では、前述の実施形態1,2と異なる部分のみ説明し、同じ構成のものについては同一の符号を用いて、その説明を省略する。
図13は、本発明の実施形態3に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
図13では、図1で説明した構成に加え、印刷装置110に増設可能な追加給紙部1300を具備している。追加給紙部1300は給紙部140と接続され、給紙部140を通じて印刷装置110の各部と様々な情報のやり取りが可能となる。また追加給紙部1300は複数の給紙段を備えている。実施形態3では給紙段1301〜給紙段1303(以後それぞれ給紙段7〜9と呼ぶ)までの合計3つの給紙段が存在するものとする。つまり印刷装置110には給紙段1〜6までの6つの給紙段が存在し、更に追加給紙部1300を接続することにより、給紙段7〜9の3つの給紙段が加わり、最大で9つの給紙段を装備できる。各給紙段では、収納された用紙の最上位の用紙一枚のみを分離してプリンタエンジン150へと搬送することが可能である。
図14(A)は、実施形態3に係る印刷装置110のソフトウェアモジュール構成を示す機能ブロック図である。これらのソフトウェアモジュールは制御部200に配置され、ROM112もしくはHDD115に格納され、必要に応じてRAM113に展開されてCPU114によって実行される。尚、図2(A)と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
図14(A)では、図2(A)で説明した構成に加え、印刷装置110に装着された給紙段の構成を検知するための給紙段構成検知部1401を備えている。この給紙段構成検知部1401は、各給紙部と通信を行うことにより、接続された給紙部の構成及び給紙段の構成を検知できる。尚、実施形態3において、印刷装置110に保存される設定情報は、図2(A)で説明したものと同じ構成である。
図14(B)は、実施形態3に係る印刷装置110に保存される給紙可能用紙情報1003の具体例を示す図である。給紙可能用紙情報1003は、HDD115に保存され、各ソフトウェアモジュールにより必要に応じて読み出される。
ここでは給紙段1〜9に対応して給紙可能となる用紙属性の情報を表している。1411〜1413は、前述の図10(B)で説明した1021〜1023と同様であるため説明を省略する。図14(B)では、用紙幅、用紙高、坪量の3つを、給紙可能かどうかを判断する要素として示したが、これら以外にも表面性や厚さなど他の用紙属性を加わえても良い。また或いは、用紙幅、用紙高だけで給紙可能かどうかを判断しても良い。
以上のような構成の印刷システムにおいて、オペレータが用紙属性を編集する際の処理の流れを説明する。
図15は、実施形態3に係る印刷装置における、用紙ライブラリ編集部205の動作を説明するフローチャートである。用紙ライブラリ編集部205はCPU114によって実行される。この処理は、CPU114が、ROM113からRAM113に展開されたプログラムを実行することにより実現される。
図15のS1501〜S1504までの処理は、図11のS1101〜S1104までの処理と同様であるので説明を省略する。図15のフローチャートでは、S1504で、給紙段の一つ選択する。ここで選択される給紙段は、給紙可能用紙情報1003に登録されている全ての給紙段が対象となる。つまり、その給紙段が印刷装置110に現在装着されているかどうかは関係なく、給紙段1〜9の全ての給紙段が対象となる。次にS1505に進み、S1504で選択された給紙段が印刷装置110に装着されているかどうかを判定する。ここで印刷装置110に装着されている給紙段は、給紙段構成検知部1401によって検知できる。ここで、選択された給紙段が印刷装置110に装着されている場合はS1506に進む。一方、選択された給紙段が印刷装置110に装着されていない給紙段であればS1508に進み、対応する給紙段のチェックボックスをグレーアウト表示する。その後、S1506〜S1514の処理は、図11のS1105〜S1113の処理と同様であるので、それらの説明を省略する。
図16(A)(B)は、本実施形態3において用紙属性の編集を行うための用紙属性編集画面500がどのようにオペレータに表示されるかを表した図である。ここではオペレータが用紙の新規追加を行うメニュー画面について説明する。
図16(A)は、印刷装置110に追加給紙部1300が接続されている場合の用紙属性編集画面500を表す。チェックボックス1601〜1609はそれぞれ、給紙段1〜給紙段9に対して編集中の用紙がアサインされることを許可するかどうかを表す。ここでは印刷装置110に給紙段1〜9の全てが装着された状態であるため、チェックボックス1601〜1609は全て通常表示されている。
図16(B)は、印刷装置110に追加給紙部1300が接続されていない場合の用紙属性編集画面500を表す。この場合、給紙段7〜9は印刷装置110に装着されていないため、チェックボックス1611〜1619の内、給紙段7〜9に対応するチェックボックス1617〜1619がグレーアウト表示される。
以上説明したように実施形態3によれば、印刷装置が現在装着していない給紙段に対しても、予め用紙のアサインを許可するかどうかを設定できる。そのためオペレータは、給紙段が増設される度に、各用紙に対して用紙属性編集画面を開き、増設された給紙段への用紙のアサインを許可するかどうかの設定をする必要がなくなり、利便性が向上する。
[実施形態4]
前述の実施形態1〜3では、給紙段毎に用紙のアサインを許可するかどうかを設定できる例で説明した。これにより各給紙段に対してきめ細かい設定が可能となるものの、印刷装置が装着しうる給紙段の数が多い場合には設定する項目が多くなり、設定に手間がかかる。
そこで実施形態4では、給紙段の特徴に応じて用紙のアサインを許可するかどうかを設定できる例について説明する。尚、本実施形態4では、前述の実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ構成のものについては同一の符号を用いて説明する。尚、実施形態4に係る印刷システムのハードウェア概略構成及びソフトウェアモジュール構成はそれぞれ実施形態1の図1、図2で説明したものと同様である。
図17(A)は、実施形態4に係る印刷装置110に保存される設定情報を表す図である。これらの設定情報は、HDD115に保存され、各ソフトウェアモジュールにより必要に応じて読み出しや書き込みがなされる。
尚、図17(A)において、前述の図2(B)と共通する事項は同じ記号で示し、その説明を省略する。給紙段特徴情報1701は、各給紙段が持つ特徴情報を記憶しており、印刷装置110の出荷時に予め保存される。また、この給紙段特徴情報1701は、各給紙段のハードウェア側に情報を持たせておき、印刷装置110の起動時などに、各給紙段からその情報を収集するようにしてもよい。給紙段特徴情報1701の詳細な構成については、図17(B)を参照して後述する。
図17(B)は、実施形態4に係る印刷装置110に保存される給紙段特徴情報を説明する図である。これらの給紙段特徴情報は、特徴情報記憶手段であるHDD115に保存され、各ソフトウェアモジュールにより必要に応じて読み出しがなされる。
ここでは給紙段1〜6のそれぞれの特徴情報を表している。1711は、その給紙段が重送検知センサを備えるかどうかを表す。重送検知センサとは、複数枚の用紙が一度に給紙されたことを検知するためのセンサである。複数枚の用紙が一度に給紙されたことを検知することにより、その後の用紙詰まりや印刷不正を未然に検知できる。1712は、その給紙段が用紙サイズ検知センサを備えるかどうかを表す。用紙サイズ検知センサとは、給紙段に収容された用紙のサイズを検知するためのセンサである。給紙段に収容された用紙のサイズを検知することにより、異なるサイズの用紙に印刷されることを未然に防ぐことを可能となる。またオペレータが給紙段に収容した用紙サイズを、このセンサにより検知して自動で用紙サイズを設定することにより、給紙段にセットされた用紙サイズを設定する手間を省くことができる。1713は、その給紙段がエア給紙機構を備えるかどうかを表す。エア給紙機構とは、給紙段に収容された用紙から最上位の一枚を給紙するために、用紙に空気を吹きかけることで最上位の一枚を分離する給紙機構のことである。このエア給紙機構を持つ給紙段では、最上位の一枚を正しく分離できる精度が高く、一度に複数毎の用紙を給紙してしまう重送が発生する可能性が低くなる。
以上のような構成の印刷システムにおいて、オペレータが給紙段に用紙をアサインする際の処理の流れを説明する。
図18は、実施形態3に係る印刷システムにおいて、オペレータが用紙属性の編集を行うための画面例を示す図である。
1800は用紙属性編集画面全体を表す。用紙属性編集画面1800は、図4で説明した用紙ライブラリ編集画面400において、新規追加ボタン420又は編集ボタン421が押下されることにより表示される。用紙属性編集画面1800は、CPU114が、用紙ライブラリ編集部205の機能を実行することによって生成され、操作パネル120に表示される。
図18の1801〜1805はそれぞれ図5の501〜505と同様であるため説明を省略する。1810は、用紙をアサインすることが可能な給紙段を指定するためのチェックボックス群であり、1811〜1813のチェックボックスを備えている。チェックボックス1811は、重送検知センサを備える給紙段に対してのみ、現在編集中の用紙がアサインされることを許可する場合にチェックされる。チェックボックス1812は、用紙サイズセンサを備える給紙段に対してのみ、現在編集中の用紙がアサインされることを許可する場合にチェックされる。チェックボックス1813は、エア給紙機構を備える給紙段に対してのみ、現在編集中の用紙がアサインされることを許可する場合にチェックされる。ここではチェックボックスがチェックされている場合、そのチェックボックスで記述された特徴を持つ給紙段に対してのみ、オペレータが現在編集中の用紙のアサインを許可する。
図18では、現在編集中の用紙が、重送検知センサを備える給紙段と用紙サイズセンサを備える給紙段に対してのみアサインすることが許可されている。このように複数のチェックボックスが同時にチェックされた場合は、チェックされたチェックボックスで説明された特徴を全て兼ね備える給紙段へのアサインのみが許可されていることを表す。
編集終了ボタン1820が押下されると、その時点で入力された用紙属性が確定され、用紙ライブラリ210に保存される。その後、用紙属性編集画面1800は閉じられて図4の用紙ライブラリ編集画面400へ戻る。キャンセルボタン1821が押下されると、用紙属性の編集処理を中止し、用紙属性編集画面1800を閉じて用紙ライブラリ編集画面400へ戻る。
図19は、実施形態4に係る印刷装置のHDD115などに保存される用紙ライブラリ210の一例を示す図である。ここでは説明のため模式図を用いるが、実際には用紙ライブラリ210は、XMLやCSV等のデジタル情報で保存される。
図において、用紙ライブラリ210に保存された各用紙を表わしており、1911〜1916は各用紙に対し、オペレータなどにより指定された用紙属性を表している。1911〜1915はそれぞれ、用紙名称、用紙幅、用紙高、坪量、色の各用紙属性を表す。1916は各用紙をアサインすることが許可される給紙段の指定情報を表す。つまり1916は、図18の用紙属性編集画面1800において、チェックボックス1811〜1813のどれがチェックされたかの情報を表す。ここで「指定なし」は、どのチェックボックスもチェックされなかったことを表す。
図20は、実施形態3に係る印刷装置における、用紙アサイン設定部206の動作を説明するフローチャートである。この用紙アサイン設定部206はCPU114によって実行される。この処理は、CPU114が、RAM113に展開されたプログラムを実行することにより実現される。
図20のS2001〜S2003までの処理は、図8のS801〜S803までの処理と同様であるので、その説明を省略する。次にS2004で、CPU114は、S2003で選択した用紙に対してアサインを許可する給紙段の指定があるか否かを判定する。この指定があるかどうかの判断は、図19の用紙ライブラリ210の列1916を参照することによりなされる。列1916が「指定なし」の場合は、用紙のアサインを許可する給紙段の指定がないと判断してS2010に進み、その用紙を用紙リストに追加する。
一方、S2004で、アサインを許可する給紙段の指定がある場合はS2005に進み、その用紙が、重送検知センサを備える給紙段のみにアサインするように設定されているかを確認する。この用紙が重送検知センサを備える給紙段のみにアサインするように設定されているかどうかの判断は、用紙ライブラリ210の列1916を参照することによりなされる。重送検知センサを備える給紙段のみにアサインするように設定されていない場合はS2007に進む。一方、重送検知センサを備える給紙段のみにアサインするように設定されていればS2006に進み、S2002で選択された給紙段が重送検知センサを備えるかどうかを判断する。S2002で選択された給紙段が重送検知センサを備えるかどうかの判断は、図17(B)で説明した給紙段特徴情報1701を参照してなされる。S2002で選択された給紙段が重送検知センサを備えると判断されなかった場合はS2011へ進む。一方、S2002で選択された給紙段が重送検知センサを備えると判断した場合はS2007に進む。そして、その用紙が用紙サイズ検知センサを備える給紙段のみにアサインされるように設定されているかを確認する。この用紙サイズ検知センサを備える給紙段のみにアサインするように設定されているかどうかの判断は、用紙ライブラリ210の列1916を参照して行われる。用紙サイズ検知センサを備える給紙段のみアサイン許可されていると判断されなかった場合はS2009に進む。
S2007で、用紙サイズ検知センサを備える給紙段のみアサイン許可されていると判断した場合はS2008に進み、S2002で選択された給紙段が用紙サイズ検知センサを備えるかどうかを判断する。S2002で選択された給紙段が用紙サイズ検知センサを備えるかどうかの判断は、図17(B)で説明した給紙段特徴情報1701を参照してなされる。S2002で選択された給紙段が用紙サイズ検知センサを備えない場合はS2011へ進む。
一方、S2002で選択された給紙段が用紙サイズ検知センサを備える場合はS2009に進み、その用紙がエア給紙機構を備える給紙段のみアサインするように設定されているかを判定する。この判断は、用紙ライブラリ210の列1916を参照することによってなされる。エア給紙機構を備える給紙段のみにアサインするように設定されていないときはS2010に進む。一方、エア給紙機構を備える給紙段のみにアサインするように設定いると判断した場合はS2010に進み、S2002で選択された給紙段がエア給紙機構を備えるかどうかを判断する。S2002で選択された給紙段がエア給紙機構を備えるかどうかの判断は、図17(B)で説明した給紙段特徴情報1701を参照することによってなされる。S2002で選択された給紙段がエア給紙機構を備えていないと判断した場合はS2011へ進む。一方、S2002で選択された給紙段がエア給紙機構を備えると判断した場合はS2010へ進む。その後、S2011〜S2014の処理は、図8のS806〜S809の処理と同様であるので、その説明を省略する。
以上説明したように実施形態3によれば、給紙段の特徴に応じて、用紙のアサインを許可するかどうかを設定できる。そのためオペレータは、印刷装置が装着できる給紙段の数が多い場合などでも、全ての給紙段に対して用紙のアサインを許可するかどうかを設定する必要がなくなり、利便性が向上する。
〔その他の実施形態〕
前記実施形態では、給紙可能用紙情報と給紙段特徴情報は別に管理される例を説明したが、これらが一つの情報としてまとめて管理されるようにしても、本発明を適応できることは言うまでもない。
また一つの用紙に対してアサイン許可給紙段情報を複数保持しておき、それらを「印刷装置を操作するオペレータ」や、「使用されるモード」などによって切り替えることが可能となるようにしてもよい。また給紙段へのアサイン許可設定を一時的に無効にし、用紙をどの給紙段へもアサインできるようにするスイッチを設けてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、オペレータが、給紙段に用紙をアサインする際に、アサインミスが発生する可能性を低減できる。またオペレータが用紙の用紙情報を変更することにより、ある給紙段での給紙が不可能となる場合に、その旨をオペレータに通知できる。そのためオペレータは、各給紙段に対して、その用紙をアサインできるか否かを即座に知ることができるため、利便性が向上する。
また印刷装置が、現在装着していない給紙段に対しても、アサインを許可する用紙を設定できる。そのためオペレータは、給紙段が増設される度に、その増設された給紙段に対して用紙をアサインする必要がなくなり、利便性が向上する。
また給紙段の特徴情報に応じて、その給紙段への用紙のアサインを許可するかどうかを設定できる。そのためオペレータは、印刷装置が装着し得る給紙段の数が多い場合などでも、全ての給紙段のそれぞれに対して、どの用紙をアサインするかどうかを設定する必要がなくなり、利便性が向上する。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. 複数の給紙段を有する印刷装置であって、
    用紙の特性を示す特性情報と、当該用紙を割り当てることが許可された給紙段を示す給紙段情報を含む用紙情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザの指定に基づいて前記複数の給紙段の中からいずれかの給紙段を選択する選択手段と、
    前記記憶手段が記憶する用紙情報に基づいて、前記選択手段によって選択された給紙段に割り当てることが許可された用紙を表示する表示手段と、
    前記表示手段によって表示された用紙の中からユーザに指定された用紙を、前記選択手段によって選択された給紙段に割り当てる割り当て手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 新たな用紙情報を生成する生成手段を更に備え、
    前記記憶手段は、前記生成手段によって生成された前記新たな用紙情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記表示手段は、前記新たな用紙情報を生成するための設定画面を更に表示し、
    前記生成手段は、前記設定画面においてユーザに指定された前記特性情報と前記給紙段情報とに基づいて、前記新たな用紙情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記設定画面において、前記新たな用紙情報が示す用紙を割り当てることを許可する給紙段を、前記複数の給紙段の中からユーザが指定することを特徴とすることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. ユーザによって指定された前記特性情報に基づいて、前記新たな用紙情報が示す用紙を割り当てることが可能な給紙段を前記複数の給紙段の中から特定する特定手段を更に備え、
    前記設定画面において、前記新たな用紙情報が示す用紙を割り当てることを許可する給紙段を、前記特定手段によって特定された給紙段の中からユーザが指定することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記記憶手段は、給紙段に給紙することが可能な用紙の条件を前記複数の給紙段のそれぞれについて更に記憶し、
    前記特性情報は、前記用紙の条件とユーザによって指定された前記特性情報に基づいて、前記新たな用紙情報が示す用紙を割り当てることが可能な給紙段を前記複数の給紙段の中から特定することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記特性情報は、用紙の名称、用紙のサイズ、坪量、用紙の色を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記記憶手段が記憶する用紙情報を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 複数の給紙段を有する印刷装置を制御する制御方法であって、
    記憶手段が、用紙の特性を示す特性情報と、当該用紙を割り当てることが許可された給紙段を示す給紙段情報を含む用紙情報をメモリに記憶する記憶工程と、
    選択手段が、ユーザの指定に基づいて前記複数の給紙段の中からいずれかの給紙段を選択する選択工程と、
    表示手段が、前記メモリが記憶する用紙情報に基づいて、前記選択工程によって選択された給紙段に割り当てることが許可された用紙を表示する表示工程と、
    割り当て手段が、前記表示工程で表示された用紙の中からユーザに指定された用紙を、前記選択工程によって選択された給紙段に割り当てる割り当て工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷装置として機能させるためのプログラム。
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