JP2013049213A - 画像形成装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】割り込み印刷が可能である場合に、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザに対する利便性を損なうことがないようにする。
【解決手段】画像形成装置は、現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する。用紙残量取得部208は印刷に用いられる用紙残量を検知し、用紙消費量算出部207は割り込み印刷ジョブで使用される消耗剤の第1の使用量と、一時中断された印刷ジョブで一時中断から印刷終了までに使用される消耗剤の第2の使用量とに応じて用紙残量が不足するか否かを判定する。そして、消耗剤残量が不足すると判定すると、用紙消費量算出部は操作パネルなどに割り込み印刷ジョブに関して警告を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、割り込み印刷が可能な画像形成装置、その制御方法、および制御プログラムに関する。
一般に、マルチファンクションプリンタ(MFP)などの画像形成装置(以下印刷装置ともいう)では、複数のユーザから同時に印刷ジョブを受け付けて印刷処理を行うことが可能である。この場合、印刷装置に備えられた印刷エンジンは一度に複数の印刷ジョブを印刷できない。よって、印刷装置は印刷ジョブを受け付け順番に処理する。
上記のように、受け付け順に印刷ジョブを処理すると、例えば、ページ数の非常に多い印刷ジョブが開始された場合には、緊急の印刷ジョブが次に存在しても、当該緊急の印刷ジョブは先の印刷ジョブの印字動作が終了するまで待たされることになる。
このような状況に対処するため、印刷装置において、処理中の印刷ジョブを一旦中断して、他の印刷ジョブを割り込ませるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の手法では、処理中の印刷ジョブを一時中断して、他の印刷ジョブを割り込ませて処理を行った後、一時中断した印刷ジョブを再開するようにしている。
特開平4−112070号公報
ところで、割り込み前の印刷ジョブは、割り込み印刷ジョブの終了後に処理が再開されるものの、割り込み処理の前後においてトナーなどの消耗剤の残量は割り込み印刷ジョブによって消耗剤が消費される関係上変化する。ここで消耗剤とは、例えば、印刷用紙、トナー、およびステープルの針などをいう。
このため、一時中断された印刷ジョブが再開された際、消耗剤が不足して、当該印刷ジョブに係る印刷が完了しないことがある。この場合には、一時中断された印刷ジョブは消耗剤が補給されるまでさらに中断されることになってしまう。このため、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザは消耗剤を補給しなければならない。
加えて、上記の消耗剤以外にも、例えば、パンチ屑・トリム屑・廃トナーなど所定の量を蓄積すると廃棄が必要なものがある。また、ドラム・ローラなど所定の使用頻度を超えると交換が必要な構成部品もある。そして、一時中断された印刷ジョブを再開する際に、上記の廃棄又は構成部品の交換を行わなければならないことがある。
例えば、割り込み印刷によって廃トナーの蓄積量が増加した結果、一時中断された印刷ジョブを再開した後に廃トナー容器が満杯になることがある。この場合には、廃トナー容器が交換されるまで、一時中断された印刷ジョブの再開が行われないことになる。よって、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザは廃トナー容器を交換しなければならない。
上述のように、割り込み印刷ジョブを許可すれば、例えば、緊急の印刷ジョブを直ちに印刷することが可能となるものの、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザにとっては、印刷の完了が遅延するばかりでなく、消耗剤補給作業又は廃棄・交換作業が必要となることがある。
このため、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザにとっては印刷ジョブを実行する際の手間および時間が増大して利便性が損なわれてしまう。
従って、本発明の目的は、割り込み印刷が可能である場合に、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザに対する利便性を損なうことのない画像形成装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像形成装置は、現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置であって、前記印刷に用いられる消耗剤の残量を消耗剤残量として検知する消耗剤残量検知手段と、前記割り込み印刷ジョブで使用される消耗剤の第1の使用量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに使用される消耗剤の第2の使用量とに応じて前記消耗剤残量が不足するか否かを判定する判定処理を行う第1の判定手段と、前記第1の判定手段によって前記消耗剤残量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告手段とを有することを特徴とする。
また、本発明による画像形成装置は、現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置であって、前記印刷で発生した廃棄物を蓄積する廃棄物コンテナの残容量を検知する廃残容量検知手段と、前記割り込み印刷ジョブで発生する廃棄物の第1の量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに発生する廃棄物の第2の量とに応じて前記残容量が不足するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記残容量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、割り込み印刷が可能である場合に、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザに対する利便性が損なわれることがない。
本発明の第1の実施形態による画像形成装置が用いられた印刷システムの一例についてそのハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1に示す印刷装置のソフトウェアモジュールの構成の一例を示すブロック図である。 印刷ジョブの中止又は割り込みを行う場合に図1に示す操作パネルに表示されるメニュー画面の一例を示す図である。 図1に示す印刷装置において割り込み印刷が指示された際の動作を説明するためのフローチャートである。 割り込み印刷中に用紙切れが発生する場合に図1に示す操作パネルに表示される警告通知画面の一例を示す図である。 再開後の印刷中に用紙切れが発生する場合に図1に示す操作パネルに表示される警告通知画面の一例を示す図である。 図2に示す用紙残量取得部で取得される用紙残量を示す図であり、 (a)はその第1の例を示す図、(b)はその第2の例を示す図、(c)はその第3の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による印刷装置において割り込み印刷指示があった場合の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による印刷装置において、割り込み印刷指示があった場合の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施形態による印刷装置において、割り込み印刷指示があった場合の処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による画像形成装置について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像形成装置が用いられた印刷システムの一例についてそのハードウェアの構成を示すブロック図である。
図示の印刷システムは、ホストコンピュータ101および画像形成装置(以下印刷装置という)110を有している。そして、ホストコンピュータ101および印刷装置110は通信回線105によって相互に接続されている。
図示の例では、ホストコンピュータ101および印刷装置110はそれぞれ1台ずつ示されているが、印刷システムはホストコンピュータおよび印刷装置を複数備えるようにしてもよい。また、通信回線105として、例えば、LAN又はWANなどのネットワークを用いるようにしてもよい。
ホストコンピュータ101は、入力装置(図示せず)から印刷ジョブ要求が入力されると印刷ジョブを生成して印刷装置110に送信する。印刷装置110はコントローラボックス200を備えている。このコントローラボックス200は各種データ処理を行うとともに、印刷装置110の動作を制御する。
さらに、印刷装置110は操作パネル120を備えている。この操作パネル120は、例えば、タッチパネルを有し、ユーザによる各種操作を受け付ける。スキャナ130は光学センサを備えており、原稿文書をスキャンして、スキャン画像データを得る。
給紙装置部140は、複数の給紙段を備えており、これら給紙段にはそれぞれ記録用紙が収納されている。プリンタエンジン150は、イメージデータ(画像データ)に応じて記録用紙に印刷を行って、印刷結果160として出力する。
図示のように、にコントローラボックス200は、入出力(I/O)制御部111、ROM112、RAM113、CPU114、およびハードディスクドライブ(HDD)115を有している。これらI/O制御部111、ROM112、RAM113、CPU114、およびHDD115はシステムバス116を介して相互に接続されている。さらに、システムバス116には、操作パネル120、スキャナ130、給紙装置部140、およびプリンタエンジン150が接続されている。
I/O制御部111は外部ネットワークとの通信制御を行う。ROM112には各種制御プログラムが記憶されている。RAM113にはROM112に記憶された制御プログラムが読み出され、RAM113はCPU114の主メモリおよびワークメモリとして用いられる。
CPU114は、RAM113に読み込まれた制御プログラムを実行し、さらに、各種デバイスを統括的に制御する。HDD115には、画像データおよび印刷ジョブデータなどの大容量データが一時的又は長期的に保存される。
なお、制御プログラムおよびオペレーティングシステムはROM112に加えて、HDD115にも格納される。さらに、コントロールボックス200はNVRAM(不揮発性RAM:図示せず)を備えて、このNVRAMに操作パネル120から入力された印刷装置モード設定情報を記憶するようにしてもよい。
前述のように、給紙装置部140は複数の給紙段を有している。図示の例では、給紙装置部140は、6つの給紙段141〜146を備え、これら給紙段141〜146にはそれぞれ用紙残量センサ141a〜146a(検知センサ)が配置されている。
なお、図示はしないが、給紙装置部140は、給紙段141〜146の他にオプションである外付け給紙段および手差し給紙段を備えるようにしてもよい。
給紙段141〜146にはそれぞれ記録用紙(印刷用紙ともいう)が収納される。そして、用紙残量センサ141a〜146aはそれぞれ給紙段141〜146における用紙の残量を検知する。給紙段141〜146のうち選択された給紙段からプリンタエンジン150に印刷用紙が送られる。
図2は、図1に示す印刷装置110のソフトウェアモジュールの構成の一例を示すブロック図である。
図示のソフトウェアモジュールはROM112又はHDD115に格納され、必要に応じてRAM113に読み出されてCPU114によって実行される。
印刷ジョブ解析部201は、ホストコンピュータ101から送信された印刷ジョブ又は印刷装置110で生成された印刷ジョブなどを解析して、当該印刷ジョブに設定された印刷設定を読み出す。
ここで、印刷設定とは、例えば、印刷に用いられる用紙サイズ、用紙の種類、および給紙段などの給紙に関する給紙情報、片面・両面印刷およびステープル・製本設定などのフィニッシング処理に関する印刷情報をいう。印刷ジョブ解析部201によって読み出された印刷設定はRAM113又はHDD155に一旦保存される。
印刷データ展開部202は、印刷ジョブに含まれる印刷データ(画像データ)をプリンタエンジン150によって印刷可能なビットマップデータに展開する。ホストコンピュータ101から送信された印刷データは、通常ページ記述言語(PDL)などで記述されており、ここでは、印刷データ展開部202はPDLをビットマップデータに展開する。
印刷データが予めホストコンピュータ101でビットマップデータに展開されている場合には、印刷データ展開部202は印刷データをプリントエンジン150に対応した色空間に変換する色変換処理のみを行うことになる。
印刷装置110で生成されたコピージョブなどの印刷データの場合には、印刷データ展開部202はスキャナ130による読み込みの結果得られたスキャン画像データをビットマップデータに展開する。
印刷データ展開部202によって生成されたビットマップデータはHDD115に一旦保存される。
印刷データ解析部201および印刷データ展開部202による処理の結果得られた印刷設定およびビットマップデータは印刷キュー203に送られて、一元的に管理される。印刷キュー203においては、印刷ジョブに対してその印刷順序が調整され、所定の順序に従って印刷処理が進められる。
ビットマップデータ転送部204は、給紙装置部140からプリントエンジン150に印刷用紙が搬送されるタイミングに同期して、プリントエンジン150にビットマップデータを転送する。
印刷ジョブリスト表示部205は、操作パネル120に印刷キュー203で管理する印刷ジョブについて、印刷される順番にリスト表示する。割り込み印刷設定部206は、操作パネル120にリスト表示された印刷ジョブのうち割り込み印刷を行う印刷ジョブの指定を受け付ける。
用紙消費量算出部207は印刷ジョブに対して当該印刷ジョブが消費する印刷用紙の量を算出する。用紙残量取得部208は、給紙段装置部140と通信して給紙段141〜146に収納されている印刷用紙の用紙サイズ・用紙種類、および用紙残量などの用紙情報を取得する。
印刷ジョブ一時中断部209は、現在処理中の印刷ジョブを中断して、後で再開できるように当該印刷ジョブに関する各種情報をRAMなどのメモリに退避させる。印刷ジョブ再開部210は、印刷ジョブ一時中断部209によって中断された印刷ジョブの処理を再開する。再開された印刷ジョブは、印刷ジョブ一時中断部209によって中断された以後の印刷から再開される。
続いて、図1および図2で説明した印刷装置110における割り込み印刷に係る処理について説明する。
図3は、印刷ジョブの中止又は割り込みを行う場合に図1に示す操作パネル120に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。
印刷装置110に存在する印刷ジョブは、図3に示すメニュー画面300に表示される。このメニュー画面300は印刷ジョブリスト表示部205によって生成される。メニュー画面300には印刷ジョブリスト310が表示され、ここでは、印刷キュー203で管理される印刷ジョブが印刷ジョブリスト310にリスト表示される。図3に示す例では、印刷キュー203に計5つの印刷ジョブが蓄積されている。
印刷ジョブリスト310には、印刷順311、印刷ジョブ名称312、ページ数313、部数314、印刷済みページ数315、使用する用紙316、および印刷所要時間317が表示される。印刷順311は印刷ジョブが印刷される順番を示す。印刷ジョブ名称312は印刷ジョブの名称を示す。
印刷ジョブ名称312は、例えば、印刷ジョブ生成の際にユーザによって指定される名称である。ユーザによる指示がない場合に刃、プリントジョブNなどの名称が自動的に付与される(Nは1以上の整数である)。
ページ数313は印刷ジョブにおける1部あたりの印刷ページ数を示す。部数314は印刷ジョブにおける印刷部数を示す。印刷済みページ数315は印刷ジョブにおいて、現在印刷済みのページ数および総印刷ページ数を示す。使用する用紙316は印刷ジョブにおいて使用される用紙の種類および枚数を示す。印刷所要時間317は印刷ジョブにおいて印刷に要する時間予測を示す。
ユーザが印刷ジョブリスト310において印刷ジョブ(プリントジョブ)が表示されている箇所にタッチすると、CPU114は当該タッチした印刷ジョブを選択する。そして、図示のように、選択された印刷ジョブはハイライト表示(反転表示)される。図3に示す例では、プリントジョブ3が選択されている。
なお、スクロールボタン318を操作すると、印刷ジョブリスト310は上側又は下側に移動する。
キャンセルボタン320は印刷ジョブリスト310で選択された印刷ジョブの印刷中止を指示するためのボタンである。キャンセルボタン320がタッチされると、選択された印刷ジョブに係る印刷が中止され、たとえ印刷処理中であってもその印刷処理は中止される。そしてCPU114は印刷キュー203から当該印刷ジョブを削除する。この際、中止された印刷ジョブについて保存された印刷設定およびビットマップデータも削除される。
割り込み印刷ボタン321は、印刷ジョブリスト310で選択された印刷ジョブについて割り込み印刷を指示するためのボタンである。割り込み印刷ボタン321がタッチされると、CPU114は割り込みを行って、印刷ジョブリスト310で選択された印刷ジョブについて、現在印刷中の印刷ジョブに優先して印刷を行う。
図4は、図1に示す印刷装置110において割り込み印刷が指示された際の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートはCPU114上で動作するソフトウェアモジュールによって行われる。
図1〜図4を参照して、いま、印刷ジョブリスト表示部205によって操作パネル120に表示されたメニュー画面300から割り込み印刷が指示されると、割り込み印刷設定部206が当該割り込み印刷指示を受け付ける。そして、用紙消費量算出部207は、当該割り込み印刷ジョブで消費される用紙の量(第1の使用量)を算出する(ステップS401)。
ここでは、用紙消費量算出部207は、前述のページ数および印刷設定に応じて用紙消費量を算出する。なお、割り込み印刷ジョブにおいて、複数種類の用紙を使用する場合には、用紙消費量算出部207は用紙種類毎に用紙消費量を算出する。
続いて、用紙残量取得部208は用紙残量センサ141a〜146aからそれぞれ給紙段141〜146に収納された用紙の残量を用紙残量として取得する(ステップS402)。そして、用紙消費量算出部207は用紙消費量と用紙残量とを比較して、割り込み印刷ジョブを処理中に用紙切れが発生するか否かを判定する(ステップS403)。
なお、ここでは、給紙段141〜146にはそれぞれ異なる種類の印刷用紙が収納されているものとし、用紙消費量算出部207は、割り込み印刷ジョブで使用する用紙に対応する用紙が収納された給紙段の用紙残量と用紙消費量とを比較する。
割り込み印刷中に用紙切れが発生すると判定すると(ステップS403において、YES)、用紙消費量算出部207はその旨のダイアログを操作パネル120に表示してユーザに警告通知を行う(ステップS404)。
図5は、割り込み印刷中に用紙切れが発生する場合に図1に示す操作パネル120に表示される警告通知画面の一例を示す図である。
警告通知画面500には、メッセージによって割り込み印刷を実行中に用紙切れが発生する旨の警告が表示される。また、警告表示画面500には、テーブル501が表示され、このテーブル501には不足する用紙の枚数が用紙種類毎に表示される。
ユーザはこの警告通知によって不足する用紙を確認して、用紙の補給を行うことができる。割り込み印刷開始ボタン502を押し下げると、割り込み印刷が開始される。一方、中止ボタン503を押し下げると割り込み印刷が中止される。ユーザは警告表示画面500を確認して割り込み印刷を継続するか又は中止するかのいずれかを選択することができる。
ユーザは警告通知に応じて用紙の補給を行った後割り込み印刷を開始することができ、さらには、割り込み印刷を開始した後、用紙切れが発生してから用紙を補給することもできる。
続いて、印刷ジョブ一時中断部209は割り込み印刷の継続指示があったか否かを判定する。つまり、印刷ジョブ一時中断部209は割り込み印刷開始ボタン502が押し下げられたか否かを判定する(ステップS405)。
ここで、割り込み印刷の継続指示があったと判定すると(ステップS405において、YES)、印刷ジョブ一時中断部209は現在印刷中の印刷ジョブの一時中断をプリンタエンジン150に指示して(ステップS406)、割り込みジョブの印刷をプリンタエンジン150に指示する(ステップS407)。これによって、プリンタエンジン150によって割り込みジョブに係る印刷が実行される。
割り込み印刷ジョブの印刷が終了した後、印刷ジョブ再開部210はステップS406において一時中断した印刷ジョブに係る印刷の再開をプリンタエンジン150に指示する(ステップS408)。一時中断した印刷ジョブに係る印刷が再開されると、一連の割り込み印刷処理が終了して、以後通常の印刷処理が行われる。
割り込み印刷の中止指示があったと判定すると(ステップS405において、NO)、印刷ジョブ一時中断部209は割り込み印刷を中止して(ステップS409)、割り込み処理を終了する。
ステップS403において、割り込み印刷中に用紙切れが発生しない判定されると(ステップS403において、NO)、用紙消費量算出部207は現在印刷処理中の印刷ジョブにおいてその時点から印刷が終了するまでに使用される用紙の量(第2の使用量)を算出する(ステップS410)。
ここでは、用紙消費量算出部207は当該印刷ジョブの総印刷用紙枚数から現在までに印刷が終了した印刷用紙枚数を減算して、印刷が終了するまでに使用される用紙の量を求める。
続いて、用紙消費量算出部207は割り込み印刷が行われたと仮定して、当該割り込み印刷終了の後、一時中断した(つまり、現在印刷中の)印刷ジョブが再開された場合に、用紙切れが発生するか否かを判定する判定処理を行う(ステップS411)。
ここでは、用紙消費量算出部207はステップS401で得られた用紙枚数およびS410で得られた用紙枚数との総和とステップS402で得られた用紙残量とを比較して、用紙切れが発生するか否かを判定する。
ステップS402で得られた用紙残量が総和よりも少ないと、用紙消費量算出部207は印刷再開後に用紙切れが発生すると判定する(ステップS411において、YES)。そして、用紙消費量算出部207はその旨のダイアログを操作パネル120に表示してユーザに警告通知を行う(ステップS412)。
図6は、再開後の印刷中に用紙切れが発生する場合に図1に示す操作パネル120に表示される警告通知画面の一例を示す図である。
警告通知画面510には、メッセージによって再開後の印刷を実行中に用紙切れが発生する旨の警告が表示される。また、警告表示画面510には、テーブル511が表示され、このテーブル511には不足する用紙の枚数が用紙種類毎に表示される。
ユーザはこの警告通知によって不足する用紙を確認して、用紙の補給を行うことができる。割り込み印刷開始ボタン512を押し下げると、割り込み印刷が開始される。一方、中止ボタン513を押し下げると割り込み印刷が中止される。ユーザは警告表示画面510を確認して割り込み印刷を継続するか又は中止するかのいずれかを選択することができる。
ユーザは警告通知に応じて用紙の補給を行った後割り込み印刷を開始することができ、さらには、割り込み印刷を開始した後、用紙切れが発生してから用紙を補給することもできる。なお、ステップS412に続いてステップS405の処理が行われる。
印刷再開後に用紙切れが発生しないと判定する(ステップS411において、NO)、ステップS406の処理に移行して、印刷ジョブ一時中断部209が現在印刷中の印刷ジョブの一時中断をプリンタエンジン150に指示する。
いま、図3に示すプリントジョブ”3”が選択されて割り込み印刷を行うものとすると、プリントジョブ”3”では、用紙サイズがA4の普通紙が600枚使用される。
図7は、図2に示す用紙残量取得部208で取得される用紙残量を示す図である。そして、図7(a)はその第1の例を示す図であり、図7(b)はその第2の例を示す図である。また、図7(c)はその第3の例を示す図である。
図7(a)において、プリントジョブ”3”で使用するA4・普通紙は給紙段141に200枚、そして、給紙段143に240枚セットされている。その残量合計は440枚となる。従って、図4のステップS403では割り込み印刷中に用紙切れが発生すると判定されて、ステップS404において警告通知が行われる。そして、前述したように、ユーザの指示に応じて割り込み印刷の続行又は割り込み印刷の中止が決定される。
図7(b)において、プリントジョブ”3”で使用するA4・普通紙は給紙段141に300枚、そして、給紙段143に500枚セットされている。その残量合計は800枚となる。従って、図4のステップS403では割り込み印刷中に用紙切れが発生しないと判定される。
続いて、図4のステップS410で現在印刷中の印刷ジョブで使用する用紙の量が算出されるが、図3に示すように、現在実行中中の印刷ジョブはプリントジョブ”1”である。そして、プリントジョブ”1”ではプリントジョブ3と同様にA4・普通紙が使用される。
また、プリントジョブ”1”では総印刷ページ枚数500枚に対して現在120枚が印刷済みとなっている。つまり、割り込み印刷があった時点から印刷終了までにA4・普通紙を380枚使用することになる。
プリントジョブ”3”で使用する用紙はA4・普通紙600枚、プリントジョブ”1”で印刷再開後に使用する用紙はA4・普通紙380枚であるので、総和はA4・普通紙が980枚とされる。一方、図4のステップS402で取得したA4・普通紙の残量は800枚であるので、図4のステップS411では用紙切れが発生すると判定される。この結果、図4のステップS412において警告通知が行われる。そして、前述したように、ユーザの指示によって割り込み印刷の続行又は中止が決定される。
図7(c)において、プリントジョブ3で使用するA4・普通紙は給紙段141に500枚、そして、給紙段143に800枚セットされている。その残量合計は1300枚となる。従って、図4のステップS403では、割り込み印刷中に用紙切れが発生しないと判定される。
前述したように、プリントジョブ”3”で使用する用紙はA4・普通紙600枚、プリントジョブ”1”で印刷再開後に使用する用紙はA4・普通紙380枚で、総計はA4・普通紙が980枚となる。
一方、ステップS402で取得したA4・普通紙の残量は1300枚であるので、ステップS411では用紙切れが発生しないと判定されて、ステップS406において割り込み印刷が行われる。
このように、第1の実施形態では、割り込み印刷を行う際、現在実行中の印刷ジョブ(つまり、割り込まれた印刷ジョブ)を再開後に用紙切れが発生する場合には、ユーザに警告通知を行うようにしたので、ユーザは割り込み印刷を行うか否か決定する際の利便性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態による印刷装置について説明する。なお、第2の実施形態による印刷装置の構成は図1および図2に示す構成と同様であるので、説明を省略する。
前述の第1の実施形態においては、割り込み印刷を行う際、現在実行中の印刷ジョブ(つまり、割り込まれた印刷ジョブ)に関して印刷再開後に用紙切れが発生する場合には、その旨ユーザに警告通知を行う。
ところで、第1の実施形態では、割り込み印刷に拘わらず現在実行中の印刷ジョブに係る印刷で用紙切れが発生すると判定されれば、割り込み印刷の指示を行ったユーザに警告通知が行われることになる。
例えば、現在実行中の印刷ジョブが印刷終了までにA4・普通紙1000枚を使用するものとし、A4・普通紙の用紙残量が500枚であったとする。この状態で、A4・普通紙300枚を使用する印刷ジョブを割り込み印刷しようとすると、第1の実施形態では、図4のステップS412においてユーザに対して警告通知が行われる。
ところが、現在実行中の印刷ジョブに対して割り込み印刷が行われなくても、当該印刷ジョブの実行中で用紙切れが発生する。言い換えると、割り込み印刷が要因となって用紙切れが発生してしまう場合でなくても、割り込み印刷を指示したユーザに対して警告通知が行われることになる。
そこで、第2の実施形態では、現在実行中の印刷ジョブにおいて、割り込み印刷の指示がなくても用紙切れが発生する場合には、警告通知を行うことなく割り込み印刷を実行できるようにする。
ここでは、第1の実施形態と異なるステップについてのみ説明し、同一のステップについては同一の参照符号を用いて説明を省略する。
図8は、本発明の第2の実施形態による印刷装置110において、割り込み印刷指示があった場合の処理を説明するためのフローチャートである。
図1〜図3および図8を参照して、図4に関連して説明したように、印刷ジョブリスト表示部205によって操作パネル120に表示されたメニュー画面300から割り込み印刷が指示されると、割り込み印刷設定部206が当該割り込み印刷指示を受け付ける。そして、ステップS401〜S410の処理が行われる。
ステップS410において、現在印刷中の印刷ジョブについてその時点から印刷終了するまでに使用する用紙の量が算出された後、用紙消費量算出部207は割り込み印刷がない場合においても現在実行中の印刷ジョブにおいて用紙がなくなるか否かを判定する(ステップS711)。ここでは、割り込み印刷がないと仮定して、用紙消費量算出部207は現在実行中の印刷ジョブにおける印刷中に用紙切れが発生するかどうか否かを判定する。
図示の例では、用紙消費量算出部207は、ステップS402で取得した用紙残量とステップS410で求めた用紙の使用量とを比較して判定を行う。ステップS402で取得した用紙残量がステップS410で求めた使用量よりも少ない場合には、用紙消費量算出部207は割り込み印刷がなくても現在実行中の印刷ジョブの印刷中に用紙切れが発生すると判定する(ステップS711において、YES)。この判定によって、印刷ジョブ一時中断部209は、ステップS406において現在実行中の印刷ジョブの一時中断をプリンタエンジン150に指示する。
一方、割り込み印刷がなければ現在実行中の印刷ジョブの印刷中に用紙切れが発生しないと判定すると(ステップS711において、NO)、つまり、ステップS402で取得した用紙残量がステップS410で求めた使用量以上である場合には、用紙消費量算出部207はステップS411の処理に移行する。
このように、第2の実施形態では、割り込み印刷を行う際に、現在実行中の印刷ジョブにおいて印刷再開後に用紙切れが発生する場合にユーザに警告通知を行う。さらに、割り込み印刷がなくても現在実行中の印刷ジョブにおいて用紙切れが発生する場合には、警告通知することなく割り込み印刷を実行する。このため、ユーザにとっては割り込み印刷を行う際の利便性が向上する。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態による印刷装置について説明する。なお、第3の実施形態による印刷装置の構成は図1および図2に示す構成と同様であるので、説明を省略する。
前述の第1の実施形態においては、割り込み印刷を行う際、現在実行中の印刷ジョブ(つまり、割り込まれた印刷ジョブ)に関して印刷再開後に用紙切れが発生する場合には、その旨ユーザに警告通知を行う。
ところで、第1の実施形態では、警告通知を行うものの、用紙が不足してもユーザが指示すれば用紙の補給を行わなくても、割り込み印刷が開始される。このため、割り込まれた印刷ジョブを再開すると用紙切れが発生して、ユーザは消耗剤などを補給しなければならない。
そこで、第3の実施形態では、第1の実施形態で説明したように警告通知を行った後、ユーザが用紙を補給するまでユーザの指示があっても割り込み印刷の開始を停止する。
ここでは、第1の実施形態と異なるステップについてのみ説明し、同一のステップについては同一の参照符号を用いて説明を省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態による印刷装置110において、割り込み印刷指示があった場合の処理を説明するためのフローチャートである。
図1〜図3および図9を参照して、図4に関連して説明したように、印刷ジョブリスト表示部205によって操作パネル120に表示されたメニュー画面300から割り込み印刷が指示されると、割り込み印刷設定部206が当該割り込み印刷指示を受け付ける。そして、ステップS401〜S410の処理が行われる。
ステップS411において、印刷再開後に印刷中に用紙切れが発生すると判定すると、前述したように、ステップS412で用紙消費量算出部207はその旨のダイアログを操作パネル120に表示してユーザに警告通知を行う。
警告通知が行われた後、用紙残量取得部208は警告通知に係る用紙の残量を用紙残量センサから取得する(ステップS813)。そして、用紙消費量算出部207は、用紙残量取得部208が取得した用紙残量に応じて警告通知に係る用紙(つまり、不足する用紙)が補充されたか否かを判定する(ステップS814)。つまり、用紙消費量算出部207は、用紙残量の変化に応じて用紙が補充されたか否かを判定することになる。
ステップS814においては、用紙消費量算出部207は、ステップS401で求めた用紙量(枚数)およびステップS410で求めた用紙量の総和と、ステップS813で得られた用紙残量とを比較する。そして、用紙消費量算出部207はその比較結果に応じて用紙が補充されたか否かを判定する。
ステップS813で得た用紙残量が上記の総和よりも少ないと、用紙消費量算出部207は不足する用紙が補充されていないと判定する(ステップS814において、NO)。そして、処理はステップS813に戻って、用紙消費量算出部207は用紙が補充されるまで待機する。
一方、ステップS813で得た用紙残量が上記の総和以上であると、用紙消費量算出部207は不足する用紙が補充されたと判定する(ステップS814において、YES)。これによって、印刷ジョブ一時中断部209はステップS406において現在実行中の印刷ジョブを中断する。そして、ステップS407およびS408の処理が行われる。
このように、第3の実施形態では、割り込み印刷を行う際に、現在実行中の印刷ジョブにおいて印刷再開後に用紙切れが発生する場合にユーザに警告通知を行う。さらに、警告通知を行った後、不足する用紙が補給されるまで割り込み印刷の開始を停止する。これによって、現在実行中の印刷ジョブを再開した後には用紙不足によって印刷が中断することがないので、ユーザにとっては割り込み印刷を行う際の利便性が向上する。
[第4の実施形態]
続いて、本発明の第4の実施形態による印刷装置について説明する。なお、第4の実施形態による印刷装置の構成は図1および図2に示す構成と同様であるので、説明を省略する。
第3の実施形態では、前述のように、割り込み印刷を行う際、現在実行中の印刷ジョブを再開した後に用紙切れが発生する場合にはユーザに警告通知を行う。そして、警告通知を行った後、不足する用紙が補給されるまで割り込み印刷の開始を停止する。
ところで、第3の実施形態では、割り込み印刷に係る印刷上が緊急に印刷を行う要がある印刷ジョブであったとしても、不足する用紙が補充されるまで割り込み印刷を開始することができない。
そこで、第4の実施形態においては、警告通知を行った後不足する用紙が補給されないとしても、割り込み印刷を開始できるようにする。ただし、ここでは、現在実行中の印刷ジョブ(つまり、割り込まれた印刷ジョブ)の再開後に用紙切れが発生しない範囲で割り込み印刷を許可する。
なお、ここでは、第1の実施形態および第3の実施形態と異なるステップについてのみ説明し、同一のステップについては同一の参照符号を用いて説明を省略する。
図10は、本発明の第4の実施形態による印刷装置110において、割り込み印刷指示があった場合の処理を説明するためのフローチャートである。
図1、図2、および図10を参照して、図4に関連して説明したように、印刷ジョブリスト表示部205によって操作パネル120に表示されたメニュー画面300から割り込み印刷が指示されると、割り込み印刷設定部206が当該割り込み印刷指示を受け付ける。そして、ステップS401〜S410の処理が行われる。
ステップS411において、印刷再開後に印刷中に用紙切れが発生すると判定すると、前述したように、ステップS412で用紙消費量算出部207はその旨のダイアログを操作パネル120に表示してユーザに警告通知を行う。
警告通知を行った後、用紙消費量算出部207は、ユーザに対して印刷可能な部数のみ割り込み印刷を行うか否かを確認する(ステップS913)。ステップS913において、用紙消費量算出部207は操作パネル120にダイアログなどを表示して当該確認を行う。
操作パネル120から割り込み可能な部数のみ割り込み印刷を行う旨の指示があると(ステップS913において、YES)、用紙消費量算出部207は割り込み印刷ジョブに係る部数を割り込み印刷可能な部数に変更する(ステップS914)。なお、割り込み印刷可能な部数とは、現在実行中の印刷ジョブを一時中断して印刷を再開した後に用紙切れが発生しない範囲で印刷可能な最大部数のことをいう。
例えば、割り込み印刷の部数が30部であったとする。この際、20部まで割り込み印刷を行っても、現在実行中の印刷ジョブを再開した後に用紙切れになることなく印刷を完了できれば、割り込み印刷可能な部数は20部となる。
上述のようにして、割り込み印刷ジョブの部数が変更された後、印刷ジョブ一時中断部209はステップS406において現在実行中の印刷ジョブを一時中断する。そして、ステップS407およびS408の処理が行われる。
一方、操作パネル120から割り込み可能な部数のみの割り込み印刷を行わない旨の指示があると(ステップS913において、NO)、図9に関連して説明したように、用紙残量取得部208がステップS813において警告通知に係る用紙の残量を用紙残量センサから取得する。そして、用紙消費量算出部207がステップS814の判定を行った後、ステップS406〜S408の処理が行われる。
このように、第4の実施形態では、割り込み印刷を行う際に、現在実行中の印刷ジョブにおいて印刷再開後に用紙切れが発生する場合にユーザに警告通知を行う。さらに、警告通知を行った後、不足する用紙がたとえ補給されなくとも、割り込み印刷可能な部数のみの割り込み印刷を行うことができる。これによって、割り込み印刷に係る印刷上が緊急に印刷を行う要がある印刷ジョブである場合には、とりあえず部数印刷をおこなうことができ、ユーザにとっては割り込み印刷を行う際の利便性が向上する。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、割り込み印刷が可能である場合に、一時中断された印刷ジョブを要求したユーザに対する利便性が損なわれることがない。
なお、本発明の実施の形態では、消耗剤として用紙を例に挙げて説明したが、消耗剤は印刷用紙、トナー、インク、ステープル針、製本のり、およびバインダーの少なくとも1つであればよく、トナー又はステープル針などの用紙以外のものであっても、その残量を検知することができれば、本発明の実施の形態を適用することができる。
さらには、消耗剤以外であっても、例えば、印刷用紙トリム屑、パンチ屑、廃トナー又はインク、廃ステープル針、廃製本のり、および廃バインダー屑の少なくとも1つであればよい。そして、パンチ屑、トリム屑、又は廃トナーなどのように一定量以上を蓄積すると廃棄が必要な廃棄物に対して、本発明の実施の形態を適応することも可能である。
この場合には、例えば、印刷で発生した廃棄物を蓄積する廃棄物コンテナの残容量を検知し、割り込み印刷ジョブで発生する廃棄物の第1の量と一時中断された印刷ジョブで一時中断から印刷終了までに発生する廃棄物の第2の量とに応じて残容量が不足するか否かを判定する。そして、残容量が不足すると判定されると、割り込み印刷ジョブに関して警告を行う。
また、上述の実施の形態においては、操作パネルに警告通知を表示するようにしたが、印刷ジョブがホストコンピュータから送信された場合には、ホストコンピュータ上のプリンタドライバ画面など他の装置に警告通知を行うようにしてもよい。この際には、ユーザはホストコンピュータから上述の各種指示を行うことになる。
上述の説明から明らかなように、図1および図2において、用紙残量取得部208および用紙残量センサが消耗剤残量検知手段として機能する。また、用紙消費量算出部207は第1の判定手段、第2の判定手段、第3の判定手段、第4の判定手段、および確認手段として機能し、さらに、用紙消費量算出部207および操作パネル120は警告手段として機能する。加えて、印刷ジョブ一時中断部209、印刷ジョブ再開部210、およびプリンタエンジン150はジョブ実行手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像形成装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、この制御プログラムを画像形成装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
この際、制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも消耗剤残量検知ステップ、判定ステップ、および警告ステップを有するか又は廃残容量検知ステップ、判定ステップ、および警告ステップを有することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 ホストコンピュータ
110 印刷装置
114 CPU
120 操作パネル
205 印刷ジョブリスト表示部
206 割り込み印刷設定部
207 用紙消費量算出部
208 用紙残量取得部
209 印刷ジョブ一時中断部
210 印刷ジョブ再開部

Claims (18)

  1. 現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置であって、
    前記印刷に用いられる消耗剤の残量を消耗剤残量として検知する消耗剤残量検知手段と、
    前記割り込み印刷ジョブで使用される消耗剤の第1の使用量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに使用される消耗剤の第2の使用量とに応じて前記消耗剤残量が不足するか否かを判定する判定処理を行う第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段によって前記消耗剤残量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記警告手段は、前記第1の判定手段によって前記消耗剤残量が前記第1の使用量と前記第2の使用量との総和よりも少ないと判定されると、前記警告を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記割り込み印刷ジョブを実行する際、前記消耗剤残量が不足するか否かを判定する第2の判定手段を有し、
    前記警告手段は、前記第2の判定手段によって前記消耗剤残量が不足すると判定されると、前記警告を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の判定手段は、前記第2の判定手段によって前記消耗剤残量が不足しないと判定されると、前記判定処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記警告手段による警告の後、割り込み印刷の開始が指示されると、前記現在実行中の印刷ジョブを中断した後、割り込み印刷ジョブを実行する割り込みジョブ実行手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記割り込み印刷が存在しない場合でも、前記消耗剤残量に応じて前記現在実行中の印刷ジョブで前記消耗剤残量が不足するか否か判定する第3の判定手段を有し、
    前記第1の判定手段は、前記第3の判定手段によって前記現在実行中の印刷ジョブで前記消耗剤残量が不足しないと判定されると、前記判定処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記第3の判定手段によって前記現在実行中の印刷ジョブで前記消耗剤残量が不足すると判定されると、前記現在実行中の印刷ジョブを中断した後、前記割り込み印刷ジョブを実行する割り込みジョブ実行手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記警告通知を行った後、前記消耗剤残量の変化に応じて前記消耗剤が補充されたか否かを判定する第4の判定手段と、
    前記第4の判定手段によって前記消耗剤が補充されたと判定されると、前記現在実行中の印刷ジョブを中断した後、前記割り込み印刷ジョブを実行する割り込みジョブ実行手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記警告が行われた後、前記現在実行中の印刷ジョブを一時中断して印刷を再開した後に前記消耗剤残量が不足しない部数で前記割り込み印刷ジョブを実行するか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段によって前記割り込み印刷ジョブを実行することが確認されると、前記現在実行中の印刷ジョブを中断した後、前記部数で前記割り込み印刷ジョブを実行する割り込みジョブ実行手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記確認手段によって前記割り込み印刷ジョブを実行しないが確認されると、前記消耗剤残量の変化に応じて前記消耗剤が補充されたか否かを判定する第4の判定手段を有し、
    前記ジョブ実行手段は、前記第4の判定手段によって前記消耗剤が補充されたと判定されると前記現在実行中の印刷ジョブを中断した後、前記割り込み印刷ジョブを実行することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記消耗剤は、印刷用紙、トナー、インク、ステープル針、製本のり、およびバインダーの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置であって、
    前記印刷で発生した廃棄物を蓄積する廃棄物コンテナの残容量を検知する廃残容量検知手段と、
    前記割り込み印刷ジョブで発生する廃棄物の第1の量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに発生する廃棄物の第2の量とに応じて前記残容量が不足するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記残容量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記廃棄物は、印刷用紙トリム屑、パンチ屑、廃トナー又はインク、廃ステープル針、廃製本のり、又は廃バインダー屑の少なくとも1つであることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置は通信回線を介して外部装置に接続されて、前記外部装置から前記画像形成装置に対して前記印刷ジョブが送信され、
    前記警告手段は前記警告を前記外部装置に対して行うことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置の制御方法であって、
    検知センサによって前記印刷に用いられる消耗剤の残量を消耗剤残量として検知する消耗剤残量検知ステップと、
    前記割り込み印刷ジョブで使用される消耗剤の第1の使用量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに使用される消耗剤の第2の使用量とに応じて前記消耗剤残量が不足するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記消耗剤残量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  16. 現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置の制御方法であって、
    検知センサによって前記印刷で発生した廃棄物を蓄積する廃棄物コンテナの残容量を検知する廃残容量検知ステップと、
    前記割り込み印刷ジョブで発生する廃棄物の第1の量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに発生する廃棄物の第2の量とに応じて前記残容量が不足するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記残容量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  17. 現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像形成装置が備えるコンピュータに、
    検知センサによって前記印刷に用いられる消耗剤の残量を消耗剤残量として検知する消耗剤残量検知ステップと、
    前記割り込み印刷ジョブで使用される消耗剤の第1の使用量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに使用される消耗剤の第2の使用量とに応じて前記消耗剤残量が不足するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記消耗剤残量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
  18. 現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、別の印刷ジョブを割り込み印刷ジョブとして割り込ませて印刷を行い、前記割り込み印刷ジョブが終了した後、一時中断された印刷ジョブを再開する画像形成装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像形成装置が備えるコンピュータに、
    検知センサによって前記印刷で発生した廃棄物を蓄積する廃棄物コンテナの残容量を検知する廃残容量検知ステップと、
    前記割り込み印刷ジョブで発生する廃棄物の第1の量と、前記一時中断された印刷ジョブで前記一時中断から印刷終了までに発生する廃棄物の第2の量とに応じて前記残容量が不足するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記残容量が不足すると判定されると、前記割り込み印刷ジョブに関して警告を行う警告ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
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